JP2002355500A - アイロン掛装置 - Google Patents

アイロン掛装置

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JP2002355500A
JP2002355500A JP2001166254A JP2001166254A JP2002355500A JP 2002355500 A JP2002355500 A JP 2002355500A JP 2001166254 A JP2001166254 A JP 2001166254A JP 2001166254 A JP2001166254 A JP 2001166254A JP 2002355500 A JP2002355500 A JP 2002355500A
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Japan
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ironing device
roller
steam
ironing
steam injection
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JP2001166254A
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Hiroshi Kurose
洋 黒瀬
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KUROSE TECHNICAL KK
Original Assignee
KUROSE TECHNICAL KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイロン掛作業を容易にし、それにより作業
効率を向上させることができるアイロン掛装置を提供す
る。 【解決手段】 布地と当接する当接部10が、布地と接
触しつつ回転する単数または所要数のローラRから構成
されてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイロン掛装置に
関する。さらに詳しくは、操作性が改善されてなるアイ
ロン掛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アイロン掛装置は、繊維製品の仕上機械
として既に50年以上の長きに亘って、家庭ばかりでな
く縫製加工業やクリーニング業などの業務にも広く用い
られている。このことは、アイロン掛装置の有用性が非
常に高いものであることを示し、また、このような長い
歴史の中でアイロン掛装置に関する様々な問題点も改良
・改善されており、技術的にはすでに完成の域に達して
いるものといえる。
【0003】しかしながら、このことは、従来型のいわ
ゆるアイロン掛装置に技術的な改善・改良の余地がそれ
ほど残されていないことをも意味している。したがっ
て、アイロン掛作業の自動化などの新しい技術要求に対
処するためには、もはや従来型のアイロン掛装置に部分
的な改良を加えるだけでは解決できないことも多い。
【0004】例えば、アイロン掛作業を自動化する場合
における課題の一つは、いかに布地に無理なくアイロン
掛装置を円滑に動かすかということである。この点に関
し、従来型のアイロン掛装置は、布地との当接面の一方
を尖らすことによって、布地を押圧しつつアイロン掛装
置を移動することを可能としている。ところが、このよ
うなアイロン掛装置の構造は、人の微妙な圧力調整動作
を介してはじめてアイロン掛装置を円滑に移動させるこ
とを可能とするものであって、このような高度な動作を
自動化することは、コスト的・技術的に得策ではない。
【0005】また、アイロン掛作業の対象となる衣類等
の表面状態は、ボタンやポケットが設けられるなど一様
ではない。したがって、従来型のアイロン掛装置では、
そのような障害物を避けるようにアイロン掛装置を移動
させる必要があり、この点においても大変高度な制御が
要求されることになる。
【0006】さらに、従来型のアイロン掛装置は、前述
したように布地当接面の一方を尖らせてその方向への移
動のみを容易としているので、自動化においてのみなら
ず手作業においても、頻繁なアイロン掛装置の持ち替え
や方向転換を必要とし、作業効率が悪いという問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、アイロン掛作業
を容易にし、それにより作業効率を向上させることがで
きるアイロン掛装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアイロン掛装置
は、布地と当接する当接部が、布地と接触しつつ回転す
る単数または所要数のローラから構成されてなることを
特徴とする。
【0009】より具体的には、本発明のアイロン掛装置
の第1形態は、ローラがその内部に供給される蒸気によ
り加熱されることを特徴とし、本発明のアイロン掛装置
の第2形態は、ローラがその内部に配設されたヒータに
より加熱されることを特徴とする。
【0010】本発明のアイロン掛装置においては、布地
に蒸気を噴射する蒸気噴射手段を備えてなるのが好まし
い。その場合、蒸気噴射手段がローラの前方に配設され
てなるのがさらに好ましい。
【0011】また、本発明のアイロン掛装置において
は、蒸気噴射手段がローラに蒸気噴射孔を形成すること
により構成されてもよい。その場合、ローラを回転可能
に支持する支持部材に蒸気が上方に飛散するのを防止す
る飛散防止カバーが配設されてなるのが好ましい。
【0012】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、蒸気噴射手段への蒸気流路に流量制御オリフィスが
介装されてなるのが好ましい。
【0013】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、ローラが支持部材により片持ち支持されてなるのが
好ましい。
【0014】さらに、本発明のアイロン掛装置の第1形
態においては、ローラの加熱温度を調節する温度調節装
置を備えてなるのが好ましい。その場合、ローラの加熱
温度を検出する温度センサを有してなるのがさらに好ま
しい。
【0015】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、蒸気噴射手段からの蒸気噴射を制御する制御装置を
備えてなるのが好ましい。
【0016】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、蒸気噴射手段がエア駆動バルブとされ、該エア駆動
バルブが制御装置により供給が制御される駆動エアによ
り駆動され、それにより蒸気噴射が制御されるのが好ま
しい。その場合、ローラおよび蒸気噴射手段を支持する
支持部が握持部を有し、該握持部に蒸気噴射手段による
蒸気噴射の開始および停止を指示するためのスイッチが
配設されていたり、制御装置が蒸気噴射手段による蒸気
噴射の間隔を制御するタイマー回路を有していたりする
のがさらに好ましい。
【0017】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、センタ割り用ガイドローラを備えてなるのが好まし
い。その場合、センタ割り用ガイドローラが蒸気加熱と
され、かつそのガイドローラに蒸気噴射孔が形成されて
いてもよい。
【0018】さらに、本発明のアイロン掛装置において
は、アイロン掛作業補助機構を備えてなるのが好まし
い。その場合、アイロン掛作業補助機構が、ローラを布
地に押し付ける付勢機構を備えていたり、アイロン掛装
置本体の姿勢を変更する姿勢変更機構を備えていたり、
アイロン掛装置本体をアイロン掛け作業終了後に初期位
置に復帰させるようにされていたりするのがさらに好ま
しい。
【0019】
【作用】本発明のアイロン掛装置は、当接部がローラと
されているので、布地の表面状態に拘わらず、アイロン
掛装置の前進・後退が自由になし得るため、極めて簡易
にアイロン掛装置を操作することができ、作業効率を大
幅に向上させることができる。
【0020】本発明の好ましい形態によれば、蒸気噴射
手段により布地に蒸気を噴霧しながらアイロン掛作業が
なし得るので、アイロン掛作業の作業効率のさらなる向
上が図られる。
【0021】本発明の別の好ましい形態によれば、蒸気
噴射手段による蒸気噴射を制御装置による制御によりな
しているので、熟練されていない作業者でも熟練者と同
様の品質でアイロン掛作業がなし得る。
【0022】本発明のさらに別の好ましい形態によれ
ば、アイロン掛作業補助機構を備えているので、作業者
の負担が著しく軽減される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0024】実施形態1 図1に、本発明の実施形態1に係るアイロン掛装置の要
部を概略図で示し、このアイロン掛装置Aは、図1
(a)の側面図および図1(b)の平面図で示すよう
に、布地当接部(以下、単に当接部ということもある)
10と、布地当接部10の前方に配設された蒸気噴射部
20と、布地当接部10および蒸気噴射部20を支持す
る支持部30と、握持部40とを主要構成要素として備
えてなるものとされる。
【0025】布地当接部10は、布地との接触により回
転しつつ布地を押圧するローラRから構成され、このロ
ーラRの直径は8mm〜100mmとされるとともに、
このローラRには、図2に示すように、中空軸11がそ
の両端部をローラR側面から突出させ、かつその軸心を
ローラRの軸心に一致させて配設されている。また、ロ
ーラR外周面には、いわゆる立体仕上げが可能なよう
に、綿およびテトロン(商品名)を素材とするローラカ
バーRCが装着されている。
【0026】中空軸11のローラR側端部に位置する部
分にはベアリングBが介装されるとともに、その内側に
は耐熱性OリングSが二段に介装され、ローラRが中空
軸11に気密かつ回転可能に支持されるとともに、中空
軸11のローラRの蒸気加熱室12に対応する個所には
蒸気噴射孔11aが所要数軸心に直交させて形成され、
蒸気加熱室12に蒸気が供給可能とされている。また、
中空軸11のローラR側面から突出させられている端部
にはねじが形成され、支持部30に螺着接続されて支持
部30に支持されている。なお、中空軸11の端部と支
持部30との接合はねじによる接合に限定されるもので
はなく、接続部を気密とできる各種形式とできる。
【0027】図2に示す例においては、中空軸11はい
わゆる1本ものとされているが、中空軸11の形態はこ
れに限定されるものではなく、例えば蒸気加熱室12に
対応する個所が切除された分割体の形態とされてもよ
い。つまり、ローラRの両側部のみに中空軸11が存在
する形態とされてもよい。ここで、図2中の符号Gはガ
スケットを示す。
【0028】蒸気噴射部20は、ノズル21が支持部3
0によりローラRの前方所定高さ位置に支持され、支持
部30および握持部40内部に設けられる蒸気流路13
を介してボイラから供給される蒸気をノズル21を介し
て布地に噴射するものとされる。
【0029】支持部30は、ローラRの幅より大きな所
定幅の枠状体からなる支持部本体31と、支持部本体3
1の各側部材の前端部より垂下される中空軸支持部材3
2,32と、支持部本体31の前部中央より突出される
逆L字状のノズル支持部材33とを備えてなるものとさ
れる。
【0030】中空軸支持部材32の下端部は、中空軸1
1の端部に形成されたねじと螺合可能に形成され、また
ノズル支持部材33はノズル21が装着可能に形成され
ている。
【0031】支持部30の内部には蒸気流路13が形成
され、この蒸気流路13および中空軸11を介してボイ
ラから供給される蒸気が蒸気加熱室12およびズル21
に供給されるとともに、中空軸11および蒸気流路13
を介してローラR加熱後の蒸気が外部に排出されるよう
にされている。
【0032】蒸気流路13は、具体的には、ローラRに
蒸気を供給する蒸気供給路131と、ローラRからの蒸
気を排出する蒸気排出路132とからなる。蒸気供給路
131の始端は支持部本体31の後辺中央の側面に開口
するともに、その終端は中空軸11の一端に連通し、蒸
気排出路132の終端は支持部本体31の後辺中央の側
面に蒸気供給路131の始端に隣接して開口するととも
に、その始端は中空軸11の他端に連通している。ま
た、蒸気供給路131には、ノズル21から噴射される
蒸気流量を制御する流量制御オリフィスORが介装され
た、ノズル21に連通する分岐流路133が分岐形成さ
れている(図3参照)。
【0033】ここで、ローラRの加熱温度は、布地の種
類に応じて40℃〜180℃の範囲で適宜調整される。
このため、使用する蒸気の圧力は、0.1kg/cmg
〜10kg/cmgの範囲で適宜調整される。
【0034】握持部40は、弾性および断熱性を有する
素材から構成され、内部に支持部30を構成するパイプ
状部材が挿通されるとともに、内部の下部適宜位置にス
イッチ40aが設けられて蒸気の供給をオン・オフ制御
できるようにされている。なお、スイッチ40aの位置
は下部に限定されるものではなく、握持部40の適宜位
置とでき、例えば前部側面とすることもできる。また、
この握持部40の終端面には、蒸気供給路131および
蒸気排出路132を構成する一対のパイプ状部材の蒸気
供給端および蒸気排出端が開口し、これら開口に蒸気供
給管51および蒸気排出管52がそれぞれ接続されてい
る。
【0035】図3にかかるアイロン掛装置Aをブロック
図で示す。図中、符号Cは制御装置、符号Pはドレンピ
ット、符号Tはドレントラップ、符号V1はオン・オフ
バルブをそれぞれ示し、オン・オフバルブV1のオン・
オフはスイッチ40aのオン・オフに基づいて制御装置
Cにより制御される。
【0036】図3に示すように、ボイラからの蒸気はオ
ン・オフバルブV1によりオン・オフ制御されて蒸気供
給管51および蒸気供給路131を介してローラRの蒸
気加熱室12に供給された後、蒸気排出路132および
蒸気排出管52を介してドレンピットPに排出される。
また、ノズル21には分岐流路133を介して蒸気が供
給されて布地に噴霧される。この場合、分岐流路133
には流量制御オリフィスORが介装されているので、ノ
ズル21から噴射される蒸気は所望量に制御される。
【0037】このように、この実施形態1のアイロン掛
装置Aは、主要部が前述した構成とされることによって
軽量化されているので、アイロン掛装置Aの取り扱いが
容易となり、例えばハンガ掛けの状態で、カシミヤ、ウ
ール、ビロードなどのデリケートな素材の繊維製品に対
して、蒸気噴射部20からの蒸気の噴射のみによるしわ
伸ばしを行うような作業が容易となる。
【0038】また、この実施形態1のアイロン掛装置A
においては、布地当接部10が、布地と接触しつつ回転
するローラRから構成されているので、ポケットやボタ
ンのある箇所などにおいてもアイロン掛装置Aを容易に
動かすことができ、アイロン掛装置Aの操作を極めて簡
易なものとすることができる。さらに、アイロン掛装置
Aの前進・後退も自由になし得るので、作業効率を飛躍
的に向上させることができる。
【0039】なお、布地当接部10の加熱源は、蒸気に
代えて電気ヒータを用いることも可能である。この場合
には、電気ラインELによりローラR内部に設けられる
電気ヒータに電力が供給される。また、布地当接部10
の内部に電気ヒータをローラR蒸気加熱室12の外側に
設けて、加熱源として蒸気および電気ヒータの両方を使
用できるようにしてもよい。
【0040】実施形態2 図4に、本発明の実施形態2のアイロン掛装置をブロッ
ク図で示す。このアイロン掛装置A1は実施形態1のア
イロン掛装置Aを改変してなるものであって、図4に示
すように、ローラRのロール面に蒸気噴射孔Raを設け
て蒸気噴射部20を形成してなるものである。この場
合、図5示すように、噴射された蒸気が上方に飛散する
のを防止するため、飛散防止カバー32aを設けるよう
にしてもよい。
【0041】なお、アイロン掛装置A1のその余の構成
は、実施形態1のアイロン掛装置Aと同様であるので、
その構成の詳細な説明は省略する。
【0042】このように、この実施形態2においては、
ローラRのロール面に蒸気噴射孔Raを設けて蒸気噴射
部20を形成するようにしたので、構成の簡素化を図り
ながら実施形態1と同様の効果が得られる。
【0043】実施形態3 図6および図7に本発明の実施形態3のアイロン掛装置
を示す。このアイロン掛装置A2は、布地当接部10
A、支持部30Aと、握持部40Aと、温度調節装置T
Cとを主要構成要素としてなる。
【0044】布地当接部10Aは、ローラR1から構成
される。ローラR1は、実施形態1のローラRと同様
に、支持部30Aに接続されて支持される中空軸11A
により回転自在に支持される。このローラR1内にはヒ
ータHおよびヒータHによるローラR1の加熱温度を検
出するための温度センサTSが配設され、このヒータH
はケーブルCAを介して供給される電流により加熱され
るようにされている。また、ローラR1の外周面には、
図示はされていないがローラカバーRCが装着されてい
る。
【0045】支持部30Aは、ローラR1の幅より大き
な所定幅の筒状体からなる支持部本体31Aと、支持部
本体31Aの両端部下部から垂下されている一対の中空
体からなるローラ支持部材32A,32Aと、支持部本
体31Aの中央上部から垂設されている中空体からなる
握持部材41Aと、ローラ支持部材32A,32A間の
ローラR1の上方適宜位置に配設された円弧状カバー3
2bとを備えてなるものとされる。
【0046】ローラ支持部材32Aの上端部は支持部本
体31A内に開口し、下端部はローラR1の中空軸11
Aの端部と気密に接合可能とされている。
【0047】握持部材41Aの下端部は支持部本体31
A内に開口し、上端部には明瞭には図示されていないが
キャップが装着されている。また、握持部材41Aの適
宜範囲には握持を補助するための適度の弾力性を有する
カバー41aが装着されている。
【0048】そして、この支持部30A内には、図示は
されていないが、前記キャップおよび握持部材41Aを
貫通して温度調節装置TCからの電力ケーブルおよび信
号ケーブルが配設されている。この電力ケーブルの端部
はローラR1の中空軸11を介してローラR1内に配設
されたヒータHに接続され、また信号ケーブルの端部は
ローラR1の中空軸11Aを介してローラR1内に配設
された温度センサTSに接続されている。
【0049】温度調節装置TCは温度調節器TC1と温
度設定手段TC2と表示手段TC3とを備えてなるもの
とされ、ローラR1の温度が温度設定手段TC2により
設定された温度となるようヒータHへの電流を制御する
とともに、温度センサTSにより検出されたローラR1
を表示手段TC3に表示するようにされてなるものとさ
れる。
【0050】図8にかかる機能を有する温度調節装置T
Cの操作面の一例を示す。図8において、符号Wは表示
手段TC3を構成する表示窓であり、符号BUは温度設
定手段TC2を構成するボタン群であって、上向き三角
形のボタンは設定温度を上げるものとされ、下向き三角
形のボタンは設定温度を下げるものとされ、符号SBは
設定温度をセットするセットボタンであり、符号MSは
電源スイッチである。
【0051】このように、この実施形態3によれば、ロ
ーラR1を所望温度としてアイロン掛けがなし得る。ま
た、この実施形態3によれば、ローラR1をヒータ加熱
としているので、アイロン掛装置A2の構成の簡素化が
図られる。
【0052】実施形態4 図9および図10に本発明の実施形態4のアイロン掛装
置を示す。このアイロン掛装置A3は、実施形態3のア
イロン掛装置A2を改変してなるものであって、図9お
よび図10に示すように、支持部30Bによる支持方式
を片持ちとしてなるものである。つまり、支持部30B
による布地当接部10Aの支持を片方の中空軸支持部材
32Bのみとしてなるものである。図中、符号32c,
32dは中空軸11Aの端部をカバーするカバー部材を
示す。
【0053】なお、実施形態4のその余の構成は実施形
態3と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0054】このように、この実施形態4によれば、支
持部30Bによる支持方式を片持ちとしてなるので、袖
の内側などのアイロン掛けが容易になし得る。
【0055】実施形態5 図11および図12に本発明の実施形態5のアイロン掛
装置を示す。このアイロン掛装置A4は、布地当接部1
0、蒸気噴射部20A、支持部30Cおよび握持部40
Bと、制御装置Cとを主要構成要素としてなる。
【0056】布地当接部10は、ローラRから構成され
る。ローラRは、実施形態1のローラRと同様に、支持
部30Cに接続されて支持される中空軸11により回転
自在に支持され、蒸気供給管51Aを介して供給される
蒸気が、支持部30C内の蒸気流路13および中空軸1
1内部を通過して蒸気加熱室12に導入され加熱される
ようにされるとともに、その外周面にはローラカバーR
Cが装着される。
【0057】蒸気噴射部20Aは、蒸気流路13により
供給される蒸気をノズル21Aから布地へ噴射するもの
とされる。このノズル21Aからの蒸気噴射は、制御装
置Cに設けられたタイマー回路C1により供給が制御さ
れるエア(駆動エア)により調節される(図12参
照)。
【0058】この蒸気噴射部20Aは、例えば図13に
示すように、段付き円筒状の本体22と、この円筒状の
本体22に内嵌されている蒸気噴射ノズル23と、この
蒸気噴射ノズル23を初期位置に吊り下げ保持するコイ
ルバネ24と、このコイルバネ24を保持しているバネ
保持部材25と、このバネ保持部材25を保持している
外筒26と、蒸気噴射ノズル23の先端部に螺着された
ノズルキャップ27とを備え、蒸気噴射ノズル23を噴
射位置まで降下させることにより蒸気噴射がなし得るも
のとされる。この蒸気噴射ノズル23の噴射位置まで降
下は外筒26の上部よりエア配管56を介して供給され
る駆動エアによりなされる。つまり、蒸気噴射部20A
は、一種のエア駆動バルブとされる。また、図13に示
す例においては、蒸気噴射ノズル23とノズルキャップ
27とによりノズル21Aが形成される。
【0059】本体22は、図13に示すように、上部2
2aおよび下部22cが小径の段部とからなるものとさ
れ、上部22aの外周に外筒26を螺着するねじが形成
され、中部22b側面の適宜位置に内部に連通する横孔
22dが形成され、また本体22内面の前記横孔22d
が開口している上方および下方の適宜位置には耐熱性の
OリングSa,Sbが装着されている。
【0060】蒸気噴射ノズル23は、本体22内面に装
着されているOリングSa,Sbと当接して気密が確保
できる大きさの外径の中実丸棒とされ、その一端(下
端)から他端(上端)に向けて蒸気流路23aが形成さ
れ、その側面には蒸気流路23aに連通する連通孔23
bが形成され、下端部外周にはノズルキャップ27を螺
着するためのねじ23cが形成されている。この連通孔
23bは、蒸気噴射ノズル23が初期位置にあるとき
に、横孔22dの上方に位置するOリングSaの上方所
定位置にあり、蒸気噴射ノズル23が噴射位置に降下さ
せられたときに、前記横孔22dを望む位置となるよう
にその形成位置が調節されている。
【0061】コイルバネ24は、コイルバネ本体24a
と、その一端(下端)に配設されたバネ受け24bと、
その他端(上端)に配設されたバネ受け24cとからな
るものとされ、バネ受け24bが蒸気噴射ノズル23の
上端に接合される一方、バネ受け24cはバネ保持部材
25に保持される。また、バネ受け24cの中央に上面
から下面に貫通する貫通孔24dが形成されている。こ
こで、コイルバネ本体24aのバネ定数は、タイマー回
路C1により制御されるエアにより蒸気噴射ノズル23
が下方に付勢された場合に、蒸気噴射ノズル23を噴射
位置に保持するように調整されている。
【0062】バネ保持部材25は、底部に段部が外方に
突出形成された有底円筒体とされ、その底部中央には外
面から内面(底面)に貫通する貫通孔25aが形成さ
れ、その外周にはOリングSが2段に配設されている。
そして、このバネ保持部材25の底面にバネ受け24c
が、貫通孔24dを貫通孔25aに連通させて固着され
る。すなわち、バネ受け24cがバネ保持部材25に保
持される。
【0063】外筒26は、バネ保持部材25に装着され
たOリングSによりシール可能な内径の底部に段部が外
方に突出形成された有底円筒体とされ、その底部中央に
は外面から内面(底面)に貫通する貫通孔26aが形成
され、その開放端部には本体22の上部22aの形成さ
れたねじ(雄ねじ)と螺合するねじ(雌ねじ)が形成さ
れている。この貫通孔26aの上端部には、図示はされ
ていないが、空気配管56を接合するための接合部が形
成されている。
【0064】ノズルキャップ27は、有底円筒体とさ
れ、その底部中央には外面から内面(底面)に貫通する
噴射孔27aが形成され、その内面には蒸気噴射ノズル
23の下端に形成されたねじ(雄ねじ)に螺合するねじ
(雌ねじ)が形成されている。噴射孔27aは、図6に
示すように、末広がりとされている。
【0065】しかして、かかる構成とされた部材からな
る蒸気噴射部20Aは、例えば次のようにして組立てら
れる。
【0066】(1)蒸気噴射ノズル23の上端にバネ受
け24bを接合する。
【0067】(2)コイルバネ24をバネ受け24c側
からバネ保持部材25に挿入してバネ保持部材25底面
にバネ受け24cを固着する。
【0068】(3)蒸気噴射ノズル23を下端から本体
22に上部22a側から挿入する。この場合、バネ保持
部材25はその下端を上部22aの上面に当接させた状
態で、蒸気噴射ノズル23が初期位置となるようその長
さが調整されている。
【0069】(4)外筒26を上部22aに螺着する。
【0070】(5)ノズルキャップ27を蒸気噴射ノズ
ル23の下部22cから突出している部分に螺着する。
これにより、蒸気噴射部20Aの組立てが完了する。
【0071】蒸気噴射部20Aがかかる構成とされてい
ることにより、エア配管56を介して供給される駆動エ
アによる蒸気噴射ノズル23の駆動(噴射位置への降
下)が可能となる。
【0072】蒸気噴射部20Aは、図13に示すものに
限定されるものではなく、例えば図14に示すように、
バネ保持部材25を上下動させ、それにより蒸気噴射ノ
ズル23を上下動させるように改変することもできる。
すなわち、図14に示すように、蒸気噴射ノズル23を
コイルバネ24内を挿通させてバネ保持部材25の底部
まで延伸させるとともに、蒸気噴射ノズル23の頂部に
形成された雄ねじ23mをバネ保持部材25の底部に形
成された雌ねじ25mに螺着する一方、コイルバネ24
の下端を本体22上端に形成されたバネ受け22mにま
で延伸降下させてなるものである。また、バネ保持部材
25の下端は所定の上下動を確保するため、上方に所定
量後退させられるとともに、外筒26の本体上端の若干
上方適宜位置にはバネ保持部材25の上下動を円滑にす
るため、空気の吸排気孔26mが形成されている。
【0073】さらに、図14に示す例においては、蒸気
噴射ノズル23は次のような改変もなされている。すな
わち、図14に示すように、蒸気噴射ノズル23の下部
に鍔部23nが形成されるとともに、下端部には凹部2
3oが形成されこの凹部23oにノズルチップ28が装
着されている。鍔部23nはその上端が本体下端に当接
した状態で蒸気噴射ノズル23が初期位置となるように
その形成位置が調整されている。
【0074】支持部30Cは、支持部本体31Cと、支
持部本体31Cの上面に設けられる握持部支持部材34
とから構成される。
【0075】支持部本体31Cは、水平部材311と、
水平部材311の両側端部中央から垂下される中空軸支
持部材312,312とからなるものとされる。中空軸
支持部材312の下端部は、中空軸11の端部に形成さ
れたねじと螺合可能に形成されている。
【0076】支持部本体31C内部には蒸気供給路13
1と蒸気排出路132とからなる蒸気流路13が形成さ
れ、蒸気供給路131の始端は水平部材311後面に蒸
気供給管51Aと接続可能に開口するととに、その終端
は一方の中空軸支持部材312を介して中空軸11の一
端に連通し、蒸気排出路132の終端は水平部材311
後面に蒸気供給路131の始端に隣接させて蒸気排出管
52Aと接続可能に開口するとともに、その始端は他方
の中空軸支持部材312を介して中空軸11の他端と連
通している。また、この蒸気供給路131は途中で分岐
され、その分岐流路134の端部は、水平部材311の
前面中央に開口している。この開口は連通管313によ
り蒸気噴射部20Aの横孔22dと連通している。この
場合、必要に応じて分岐流路134に流量制御オリフィ
スORを設けてもよく、蒸気供給路131の分岐点の下
流の適宜位置に流量制御オリフィスORを設けてもよ
く、あるいは両方の位置に流量制御オリフィスORを設
けてもよい。
【0077】そして、この蒸気供給路131および中空
軸11を介して蒸気供給管51Aから供給された蒸気が
蒸気加熱室12に供給されるとともに、中空軸11およ
び蒸気排出路132からの加熱後の蒸気が蒸気排出管5
2Aを介して外部に排出される(図12参照)。また、
蒸気供給路131、分岐流路134および連通管313
を介して蒸気供給管51Aから供給された蒸気が蒸気噴
射部20Aに供給される(図12参照)。なお、実施形
態5の蒸気圧力は実施形態1と同様とされている。
【0078】握持部支持部材34は、図11(a)に示
すように、L字状部材とされ、水平部34a外側が支持
部本体31C上面に垂直部34bを所定距離前方に突出
させ、例えばボルト留め固定される。この握持部支持部
材34の垂直部34bの上端部内側に握持部40Bが例
えばボルト接合されともに、垂直部34bの外側適宜位
置には蒸気噴射部20Aの適宜位置、例えば外筒26の
段部を固定しているバンド34cの両端部がビス留め固
定される。
【0079】握持部40Bは、例えば中央部が窪んだ円
筒体41bとされ、その内部下部にはタイマー回路C1
をオン・オフするスイッチ40aが埋設されている。な
お、このスイッチ40aの取付け位置は、内部下部に限
定されるものではなく、アイロン掛装置A4の使用態様
に応じて前部側方あるいは後部側方とすることもでき
る。
【0080】制御装置Cは、起動スイッチS1およびタ
イマー回路C1を備えてなるものとされる。また、制御
装置Cは、外部のボイラおよびコンプレッサの起動・停
止も制御するものとされる。
【0081】起動スイッチS1は、そのオンによりアイ
ロン掛装置A4を起動するとともにオン・オフバルブV
1をオンする一方、そのオフによりアイロン掛装置A4
を停止させるとともに、オン・オフバルブV1をオフす
る。この場合、起動スイッチS1がオンされてから所定
時間経過後にオン・オフバルブV1がオンされるように
されてもよく、また起動スイッチS1がオフされてから
所定時間経過後にオン・オフバルブV1がオフされるよ
うにされてもよい。
【0082】タイマー回路C1は、特開平9−1175
99号公報に開示されているタイマー回路と同様、蒸気
噴射部20Aから所定の周期で間欠的に蒸気を噴射させ
るよう制御するものとされる。
【0083】例えば、作業者が握持部40Bを所定強度
で握持するだけでスイッチ40aがオンされてタイマー
回路C1が起動し、それにより電磁弁V2が所定周期で
オン・オフされて蒸気ノズル23が噴射位置と所期位置
とを往復動させられて間欠的な蒸気噴射が自動的になさ
れる。一方、握持を解除するとスイッチ40aがオフさ
れてタイマー回路C1が停止し、それにより電磁弁V2
がオフされて間欠的な蒸気噴射が自動的に停止されるよ
う構成することができる。その場合、タイマー回路C1
の作動を独立して操作できるように、制御装置Cに作動
スイッチS2が設けられてもよい。
【0084】また、所定周期で繰り返される蒸気の噴射
時間および噴射停止時間を作業者が設定できるよう噴射
時間・噴射停止時間設定手段をタイマー回路C1に付加
して設けることも可能である。このような噴射時間・噴
射停止時間設定手段は、タイマー回路内で蒸気噴射時間
および噴射停止時間を規定している各変数データを、制
御装置Cに設けられる調節ダイヤルD1によりインタフ
ェースを介して調節可能とすることによって実現され
る。なお、設定可能な蒸気噴射時間および噴射停止時間
の範囲は、例えばそれぞれ0.1秒から99秒程度とさ
れる。
【0085】この実施形態5のアイロン掛装置A4は、
かかる構成とされていることにより、従来型の蒸気アイ
ロン掛装置のように、作業者が例えば指のスイッチ操作
で蒸気の噴射および噴射停止を繰り返し行いながらアイ
ロン掛作業を行う必要がなく、そのため熟練されていな
い作業者や非力な作業者であっても、容易にアイロン掛
作業を行うことが可能となる。また、予め最適な蒸気噴
射・噴射停止時間のデータを与えておけば、熟練者と同
様に過不足なく蒸気を噴射することが可能となる。した
がって、作業の質および効率を向上することができると
ともに、職業病ともいえる作業者の腱鞘炎の発症などを
抑制することも可能となる。
【0086】また、実施形態5のアイロン掛装置A4に
おいても、実施形態1のアイロン掛装置Aと同様に、布
地当接部10が布地と接触しつつ回転するローラRから
構成されているので、ポケットやボタンのある箇所にお
いてもアイロン掛装置A4を容易に動かすことができ、
当接部10の操作を極めて簡易なものとすることができ
る。さらには、当接部10の前進・後退も自由になし得
るので、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
【0087】なお、布地当接部10の加熱源として、蒸
気に代えて、電気ヒータ、または蒸気および電気ヒータ
の組み合わせが利用可能であることは、実施形態1と同
様である。
【0088】実施形態6 図15および図16に本発明の実施形態6のアイロン掛
装置を示す。このアイロン掛装置A5は、実施形態5の
アイロン掛装置A4にセンター割り用ガイドローラ15
を付加するよう改変してなるもので、その余の構成は実
施形態5のアイロン掛装置A4と同様とされる。以下、
実施形態6の実施形態5と異なる点を中心に説明する。
【0089】アイロン掛装置A5は、布地当接部10
と、蒸気噴射部20Aと、支持部30Dと、握持部40
Bと、制御装置Cとを備えるとともに、支持部30Dの
本体31Dに一対の支持部材35,35が前方に突出さ
せて設けられ、それにセンター割り用ガイドローラ15
両端部が支持されてなるものとされる。
【0090】センター割り用ガイドローラ15は、ズボ
ンの縫い合わせ部分などのセンタ割り作業に用いられる
菱樽形の小型ローラであって、加熱源として布地当接部
10のローラRに供給される蒸気が分流されて利用され
る。その幅は、蒸気噴射部20Aの幅よりも所定量広く
されていて、支持部材35による支持に支障がないよう
にされている。なお、センター割り用ガイドローラ15
の内部構成は、ローラRと同様とされている。
【0091】支持部材35は、中空の逆L字状部材とさ
れ、その水平部端部が本体31Dの前面に接合されると
ともに、その垂直部端部はセンター割り用ガイドローラ
15の中空軸16の端部に螺着されている。この支持部
材35の一方には蒸気供給路131から分岐された分岐
流路135が連通し、他方には蒸気排出路132から分
岐された分岐流路136が連通している(図16参
照)。また、分岐流路135から蒸気噴射部20Aへ連
通する分岐流路137が分岐されている。この分岐流路
137には蒸気噴射部20Aへの蒸気流量を制御する流
量制御オリフィスORが介装されている(図16参
照)。なお、流量制御オリフィスORは分岐流路135
の分岐流路137が分岐した下流側に設けられてもよ
く、あるいは蒸気供給路131の分岐流路135が分岐
した下流側にも設けられてもよい。
【0092】図16に示すように、ボイラからの蒸気は
オン・オフバルブV1によりオン・オフ制御されて蒸気
供給管51Aおよび蒸気供給路131を介してローラR
の蒸気加熱室12に供給される。この蒸気の一部は分岐
流路135により分流された後、さらに分岐流路137
により分流されて、センター割り用ガイドローラ15お
よび蒸気噴射部20Aにそれぞれ供給される。センター
割り用ガイドローラ15に供給された蒸気は、分岐流路
136により蒸気排出路132に合流されて蒸気排出管
52AによりドレンピットPに排出される。一方、蒸気
噴射部20Aに供給された蒸気は、タイマー回路C1の
制御により間欠噴射される。
【0093】このように、この実施形態6においては、
センター割り用ガイドローラ15が設けられているの
で、ズボンの縫い合わせ部分などのセンタ割り作業が同
時になし得、作業能率が向上するという実施形態4では
得られない効果も得られる。
【0094】実施形態7 図17に本発明の実施形態7に係るアイロン掛装置の要
部を概略図で示し、このアイロン掛装置A6は、実施形
態1のアイロン掛装置Aをいわゆる平面仕上げ用ないし
はプレス用に改変してなるものであって、布地当接部1
0Bと、蒸気噴射部20Bと、支持部30Eと、握持部
40Cと、制御装置Cとを備えてなるものとされる。
【0095】布地当接部10Bは、布地と接触しつつ回
転するローラR2から構成される。このローラR2の構
成は、実施形態1のローラRと同様とされている。
【0096】蒸気噴射部20Bは、図18に示すよう
に、菱樽形で中空の蒸気噴射用ローラ17とされ、この
蒸気噴射用ローラ17は、その外周壁171に蒸気噴射
孔172が多数穿設されている他、アイロン掛作業の際
のガイドローラとして兼用できるようにその幅はローラ
R2の幅より所定量狭くされている。また、蒸気噴射用
ローラ17は、支持部30Eに固定される中空軸173
により回転自在に支持されている。この蒸気噴射用ロー
ラ17のその余の構成は、実施形態6のセンター割り用
ガイドローラ15と同様とされている。
【0097】支持部30Eは、台形板状の本体部材31
Eと、本体部材31E上底の両側から垂下された一対の
蒸気噴射用ローラ支持部材321,321と、本体部材
31E下底の両側から垂下された一対のローラ支持部材
322,322とからなり、蒸気噴射用ローラ支持部材
321,321の下端部は中空軸173の端部に形成さ
れたねじと螺合できるようにされ、またローラ支持部材
322の下端部は中空軸(明瞭には図示されていない)
の端部に形成されたねじと螺合できるようにされてい
る。
【0098】本体部材31E内部およびローラ支持部材
322の内部には蒸気流路13が形成されている。すな
わち、図19に示すように、本体部材31Eからローラ
支持部材322の一方に連通する蒸気供給路131およ
び本体部材31Eからローラ支持部材322の他方に連
通する蒸気排出路132が形成され、また本体部材31
E内部および蒸気噴射用ローラ支持部材321の内部に
は、蒸気供給路131から分岐して蒸気噴射用ローラ支
持部材321の一方に連通する分岐流路138が形成さ
れている。なお、図中の符号ORは流量制御オリフィス
を示す。
【0099】握持部40Cは、本体部材31Eの上面適
宜位置に設けられ、作業者が下方向に力をかけやすい形
状とされている。例えば、握持部40Cは、図17に示
すように、上面中央部分に固着されたベース41eと、
このベース41eの中央部に垂設された支持管41f
と、この支持管41fに高さ調整可能に装着された支柱
41gと、この支柱41gに支持された先端が半球状と
された円筒状の握持部材41hとからなるものとされ
る。
【0100】また、実施形態7のアイロン掛装置A6に
おいては、図20に示すように、布地当接部10Cとし
て複数のローラR2,R3、R4を設けて、プレス作業
をより効率的に行えるよう構成することも可能である。
【0101】なお、他の全ての実施形態においても布地
当接部10を複数のローラで構成できることはいうまで
もない。
【0102】図21に図20に示す変形例の蒸気流路1
3をブロック図で示す。
【0103】さらに、ローラR2(R3,R4)の加熱
源は、蒸気供給管51Aを介してボイラから供給される
蒸気の他、電気ヒータ、または蒸気および電気ヒータの
組み合わせが利用可能である。
【0104】このように、この実施形態7によれば布地
を蒸気でむらしながらプレス作業がなし得るので、布地
のプレス作業が効率よくなし得る。また、ローラR2
(R3,R4)を用いてプレス作業がなされるので、ロ
ーラR2(R3,R4)の方向転換が容易になし得るた
めに作業能率が向上する。
【0105】実施形態8 図22および図23に、本発明の実施形態8に係るアイ
ロン掛装置を示し、このアイロン掛装置A7は、実施形
態7のアイロン掛装置A6と同様構成のアイロン掛装置
本体BAにアイロン掛作業補助機構60を付加してなる
ものであって、作業者がアイロン台TAの上でアイロン
掛装置本体BAの移動を誘導するだけでアイロン掛作業
を行えるようにしてなるものとされる。
【0106】アイロン掛作業補助機構60は、具体的に
は、アイロン掛装置本体BAを移動自在に支持するとと
もに、アイロン掛装置本体BAが所定の押圧力で布地を
押圧するよう下方向に付勢する付勢機構を備えた自在ア
ーム60Aを主要構成要素としてなる。
【0107】自在アーム60Aは、支柱61と、支柱6
1の上端部に支柱61を中心に旋回自在に設けられた第
1リンク62と、第1リンク62の先端部を中心に旋回
自在に設けられるとともに、付勢機構66が設けられた
第2リンク63と、第2リンク63の先端部に回動自在
に設けられアイロン掛装置本体BAを保持するととも
に、握持部40Dおよび姿勢変更機構70が設けられた
回転リンク64とから構成される。支柱61およびリン
ク62,64は中空構造とされ、内部に蒸気およびエア
配管ならびに信号ラインを挿通可能とされるとともに、
リンク63はパラレルリンクとされ、アイロン掛装置本
体BAを鉛直方向に移動自在としている。
【0108】また、自在アーム60Aは、一連のアイロ
ン掛作業が終了した時点にアイロン掛装置BAを作業開
始時の原点に復帰させる原点復帰機能を備えてなるもの
とされる。この原点復帰機能は、各リンク62,63の
関節部に設けられるスプリングの弾性力などを利用し
て、作業者が握持部40Dの握持を解除したときに復帰
力が作動するものとされる。
【0109】付勢機構66は、エアシリンダ67をアク
チュエータとして、鉛直方向に移動自在とされた第2リ
ンク63を所定圧で下方に引き下げるように作動する。
また、付勢機構66は、例えば握持部40Dに埋設され
る作動スイッチ40aのオン・オフにより制御装置Cの
制御により作動・不作動が切り替わるものとされてい
る。すなわち、作業者が握持部40Dを握持したときに
アイロン掛装置本体BAをアイロン台TAに押し付ける
よう作動し、握持が解除されたとにき不作動の状態に切
り替わるよう構成されている。
【0110】姿勢変更機構70は、制御装置Cの制御に
より回転リンク64に支持されるアイロン掛装置本体B
Aの姿勢を変更するものであって、例えばエアシリンダ
からなるアクチュエータ71を備え、アイロン掛装置本
体BAの姿勢を、回転リンク64とアイロン掛装置本体
BAとの連結部65を基点に蒸気噴射部20B側から上
方向に引き上げた垂直姿勢と、通常のアイロン掛作業を
行う際の水平姿勢との間で切り替えるように作動する。
これによって、通常のアイロン掛作業と、蒸気の噴射の
みによるしわ伸ばし作業の切り替えを容易に行うことが
できる。
【0111】かかる構成のアイロン掛装置A7において
は、ローラ式のアイロン掛装置本体BAを用いているた
め、付勢機構66によりアイロン掛装置本体BAを一定
圧力で布地に押圧しつけながら、作業者がアイロン掛装
置BAを移動させることが可能となる。すなわち、従来
型のアイロン掛装置は布地を平面当接部で面圧する構成
であるため、アイロン掛装置と布地との接触抵抗が大き
く、アイロン掛装置を円滑に動かすことはできない。
【0112】この点、ローラ式のアイロン掛装置本体B
Aでは、アイロン掛装置本体BAを一定の圧力で布地に
機械的に押し付けた状態で容易に移動させることができ
る。このため、作業者は、アイロン掛装置本体BAの移
動を誘導するだけでアイロン掛作業を行うことができ
る。また、ローラ式のアイロン掛装置本体BAにおいて
は、前進・後退が同様に可能であるから、従来型のアイ
ロン掛装置のように進行方向に応じて頻繁に方向転換す
る必要がなく、作業効率を大幅に向上させることも可能
となる。
【0113】なお、アイロン掛装置本体BAにおいて
も、布地当接部10Bの加熱源として、蒸気、電気ヒー
タ、および蒸気と電気ヒータとの組み合わせが利用可能
であること、布地当接部10Bを複数のローラで構成で
きる。
【0114】以上、本発明を実施形態に基づいて説明し
てきたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
はなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態3に
おいては、ケーブルのないコードレスタイプとすること
もできる。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
布地当接部が布地と接触しつつ回転するローラとされて
いるので、アイロン掛作業の対象となる繊維製品の表面
状態に拘わらず、極めて簡易にアイロン掛装置を操作し
得るという優れた効果が得られる。
【0116】本発明の好ましい形態によれば、蒸気噴射
手段により布地に蒸気を噴霧しながらアイロン掛作業が
なし得るので、アイロン掛作業の作業効率のさらなる向
上が図られるという優れた効果が得られる。
【0117】本発明の別の好ましい形態によれば、蒸気
噴射手段による蒸気噴射を制御装置による制御によりな
しているので、熟練されていない作業者でも熟練者と同
様の品質でアイロン掛作業がなし得るという優れた効果
が得られる。
【0118】本発明のさらに別の好ましい形態によれ
ば、アイロン掛作業補助機構を備えているので、作業者
の負担が著しく軽減されるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るアイロン掛装置の概
略構成を示す模式図であって、同(a)は側面図を示
し、同(b)は平面図を示す。
【図2】同実施形態のローラの長手方向断面図である。
【図3】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施形態2に係るアイロン掛装置のブ
ロック図である。
【図5】同実施形態の変形例の要部断面図である。
【図6】本発明の実施形態3に係るアイロン掛装置の概
略構成を示す模式図であって、同(a)は正面図を示
し、同(b)は側面図を示す。
【図7】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図であ
る。
【図8】同実施形態の温度調節装置の操作面の説明図で
ある。
【図9】本発明の実施形態4に係るアイロン掛装置の正
面図である。
【図10】同側面図である。
【図11】本発明の実施形態5に係るアイロン掛装置の
概略構成を示す模式図であって、同(a)は側面図を示
し、同(b)は平面図を示す。
【図12】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図で
ある。
【図13】同実施形態のアイロン掛装置の蒸気噴射部の
一例の縦断面図である。
【図14】同実施形態のアイロン掛装置の蒸気噴射部の
他の例の縦断面図である。
【図15】本発明の実施形態6に係るアイロン掛装置の
概略構成を示す模式図であって、同(a)は側面図を示
し、同(b)は平面図を示す。
【図16】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図で
ある。
【図17】本発明の実施形態6に係るアイロン掛装置の
概略斜視図である。
【図18】同実施形態の蒸気噴射用ローラの概略図であ
る。
【図19】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図で
ある。
【図20】同実施形態の変形例の概略斜視図である。
【図21】同変形例の要部ブロック図である。
【図22】本発明の実施形態7に係るアイロン掛装置の
概略図である。
【図23】同実施形態のアイロン掛装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 布地当接部 12 蒸気加熱室 13 蒸気流路 20 蒸気噴射部 30 支持部 40 握持部 40a スイッチ 60 アイロン掛作業補助機構 70 姿勢変更機構 A アイロン掛装置 C 制御装置 R ローラ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地と当接する当接部が、布地と接触し
    つつ回転する単数または所要数のローラから構成されて
    なることを特徴とするアイロン掛装置。
  2. 【請求項2】 ローラがその内部に供給される蒸気によ
    り加熱されることを特徴とする請求項1記載のアイロン
    掛装置。
  3. 【請求項3】 ローラがその内部に配設されたヒータに
    より加熱されることを特徴とする請求項1記載のアイロ
    ン掛装置。
  4. 【請求項4】 布地に蒸気を噴射する蒸気噴射手段を備
    えてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の
    アイロン掛装置。
  5. 【請求項5】 蒸気噴射手段がローラの前方に配設され
    てなることを特徴とする請求項4記載のアイロン掛装
    置。
  6. 【請求項6】 蒸気噴射手段がローラに蒸気噴射孔を形
    成することにより構成されてなることを特徴とする請求
    項4記載のアイロン掛装置。
  7. 【請求項7】 ローラを回転可能に支持する支持部材に
    蒸気が上方に飛散するのを防止する飛散防止カバーが配
    設されてなることを特徴とする請求項6記載のアイロン
    掛装置。
  8. 【請求項8】 蒸気噴射手段への蒸気流路に流量制御オ
    リフィスが介装されてなることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載のアイロン掛装置。
  9. 【請求項9】 ローラが支持部材により片持ち支持され
    てなることを特徴とする請求項1記載のアイロン掛装
    置。
  10. 【請求項10】 ローラの加熱温度を調節する温度調節
    装置を備えてなることを特徴とする請求項3記載のアイ
    ロン掛装置。
  11. 【請求項11】 ローラの加熱温度を検出する温度セン
    サを有してなることを特徴とする請求項10記載のアイ
    ロン掛装置。
  12. 【請求項12】 蒸気噴射手段からの蒸気噴射を制御す
    る制御装置を備えてなることを特徴とする請求項4記載
    のアイロン掛装置。
  13. 【請求項13】 蒸気噴射手段がエア駆動バルブとさ
    れ、該エア駆動バルブが制御装置により供給が制御され
    る駆動エアにより駆動され、それにより蒸気噴射が制御
    されることを特徴とする請求項12記載のアイロン掛装
    置。
  14. 【請求項14】 ローラおよび蒸気噴射手段を支持する
    支持部が握持部を有し、該握持部に蒸気噴射手段による
    蒸気噴射の開始および停止を指示するためのスイッチが
    配設されてなることを特徴とする請求項12記載のアイ
    ロン掛装置。
  15. 【請求項15】 制御装置が蒸気噴射手段による蒸気噴
    射の間隔を制御するタイマー回路を有してなることを特
    徴とする請求項12記載のアイロン掛装置。
  16. 【請求項16】 センタ割り用ガイドローラを備えてな
    ることを特徴とする請求項1記載のアイロン掛装置。
  17. 【請求項17】 センタ割り用ガイドローラが蒸気加熱
    とされ、かつそのガイドローラに蒸気噴射孔が形成され
    てなることを特徴とする請求項16記載のアイロン掛装
    置。
  18. 【請求項18】 アイロン掛作業補助機構を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のアイロン掛装置。
  19. 【請求項19】 アイロン掛作業補助機構が、ローラを
    布地に押し付ける付勢機構を備えてなることを特徴とす
    る請求項18記載のアイロン掛装置。
  20. 【請求項20】 アイロン掛作業補助機構が、アイロン
    掛装置本体の姿勢を変更する姿勢変更機構を備えてなる
    ことを特徴とする請求項18記載のアイロン掛装置。
  21. 【請求項21】 アイロン掛作業補助機構が、アイロン
    掛装置本体をアイロン掛け作業終了後に初期位置に復帰
    させるようにされてなることを特徴とする請求項18記
    載のアイロン掛装置。
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