JP2002355249A - 内視鏡用クリップ装置 - Google Patents
内視鏡用クリップ装置Info
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- JP2002355249A JP2002355249A JP2001164149A JP2001164149A JP2002355249A JP 2002355249 A JP2002355249 A JP 2002355249A JP 2001164149 A JP2001164149 A JP 2001164149A JP 2001164149 A JP2001164149 A JP 2001164149A JP 2002355249 A JP2002355249 A JP 2002355249A
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Abstract
させて、経内視鏡的な止血処置等を確実かつ容易に行う
ことができる内視鏡用クリップ装置を提供すること。 【解決手段】可撓性シース1の軸線位置に配置された操
作ワイヤ3の先端に係脱自在に連結されたクリップ2
と、クリップ2に係合することによりクリップ2を閉じ
た状態に維持するクリップ閉じリング6とが、可撓性シ
ース1の先端付近に可撓性シース1から離脱可能に配置
され、クリップ2に係合していない状態のクリップ閉じ
リング6を可撓性シース1の基端側からの遠隔操作によ
ってクリップ2に係合させるリング操作管7が可撓性シ
ース1内に挿通配置された内視鏡用クリップ装置におい
て、操作ワイヤ3を、超弾性合金製の単線により形成し
た。
Description
挿通チャンネルに通して使用されて、体内の止血等を行
うために用いられる内視鏡用クリップ装置に関する。
シースの軸線位置に配置された操作ワイヤの先端に係脱
自在に連結されたクリップと、そのクリップに係合する
ことによりクリップを閉じた状態に維持するクリップ閉
じリングが設けられている。
置させた状態で、クリップ閉じリングを可撓性シースの
基端側からの遠隔操作によりクリップに係合させること
により、血管を挟み付けた状態でクリップを留置できる
ようになっている。
だけでは、血管に対するクリップの向きがたまたまちょ
うどよい状態になったとき以外は、クリップで血管を適
切に挟み付けることができない。
に記載されているように、操作ワイヤを手元側から回転
させることができるようにして、クリップを任意の方向
に回転させることができるようにしたものがある。
26648号に記載された従来の内視鏡用クリップ装置
のように、操作ワイヤとして金属製ロープ状の撚り線が
用いられていると、操作ワイヤの途中の部分で回転ムラ
が発生するので、依然としてクリップを所望の方向に向
けることが困難な場合が少なくない。
「トルク伝達性を有する操作ワイヤ」と記載されている
が、特開平8−126648号の各図に図示されている
ような撚り線を用いる限りは、トルク伝達にムラが発生
することは避けられない。また、撚り線は使用を重ねる
と次第に撚りがほぐれて回転ムラが増大する。
望の向きに正確に回転させて、経内視鏡的な止血処置等
を確実かつ容易に行うことができる内視鏡用クリップ装
置を提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡用クリップ装置は、可撓性シースの
軸線位置に配置された操作ワイヤの先端に係脱自在に連
結されたクリップと、クリップに係合することによりク
リップを閉じた状態に維持するクリップ閉じリングと
が、可撓性シースの先端付近に可撓性シースから離脱可
能に配置され、クリップに係合していない状態のクリッ
プ閉じリングを可撓性シースの基端側からの遠隔操作に
よってクリップに係合させるリング操作管が可撓性シー
ス内に挿通配置された内視鏡用クリップ装置において、
操作ワイヤを、超弾性合金製の単線により形成したもの
である。
説明する。図1は内視鏡用クリップ装置の先端部分を示
しており、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャン
ネルに挿脱される可撓性シース1は、例えば四フッ化エ
チレン樹脂チューブによって形成されている。
ない操作部が連結されており、その操作部において軸線
方向の進退駆動と軸線周りの回転駆動の操作が行われる
操作ワイヤ3が、可撓性シース1の軸線位置にほぼ全長
にわたって挿通配置されている。なお、そのような操作
を行うための操作部の構造は特開平8−126648号
等によって公知のものなので、図示説明は省略する。
ッケル合金等のような超弾性合金製の単線が用いられて
いる。そのような超弾性合金製の単線ワイヤは、極めて
容易に曲げることができる柔軟性を有する一方で、軸線
周りの回転追従性は優れている。
結フック4がつなぎ部材5を介して連結され、クリップ
2の基端連結部2cがクリップ連結フック4の先端の鉤
状部分に引っ掛けられた状態に連結されている。
板材等を曲げて一つながりに形成されており、α状に形
成された基端連結部2cから広がって前方に延出した一
対の腕部2aの各先端部分に、爪状部2bが内方に曲げ
られて突出形成されている。
が実線で示されているが、可撓性シース1を内視鏡の処
置具挿通チャンネルに挿入する際には、二点鎖線で示さ
れるように、クリップ2を弾性変形して窄んだ状態で可
撓性シース1の先端内に格納しておく。
は、つなぎ部材5から突設された支持ピン5aに回転自
在に係合した状態に連結されているので、操作ワイヤ3
を前方に少し大きく送り出すことにより、クリップ連結
フック4の姿勢を傾かせてクリップ2に対する係合を容
易に解くことができる。
作される可撓性のリング操作管7が可撓性シース1の内
面に沿って配置されており、その先端には、クリップ2
の基端連結部2cを変形させるための短筒状のクリップ
閉じリング6が取り付けられている。なお、リング操作
管7は可撓性チューブによって形成されているが、密着
巻きコイル等を用いてもよい。
にリング操作管7の先端部分に嵌め込まれている。そし
て、クリップ2の基端連結部2cがクリップ閉じリング
6内に引き込まれることによりクリップ2が変形し、そ
れによって腕部2aが閉じられる。
結フック4の先端に連結されたクリップ2ががたつかな
いようにするための粘着性の低い粘着剤9が充填されて
いる。ただし、クリップ2がクリップ閉じリング6内に
引き込まれれば、それによって粘着剤9は内側へ押し出
される。
置においては、図示されていない内視鏡の処置具挿通チ
ャンネルに可撓性シース1を通し、クリップ2が可撓性
シース1の先端から前方に出た状態にする。
置された操作ワイヤ3が不規則に屈曲された状態になる
が、超弾性合金の単線ワイヤ製の操作ワイヤ3は柔軟に
屈曲し、曲がり癖も付かない。
先端から突出したら、可撓性シース1だけを手元側に引
き戻す(又は、可撓性シース1以外を前方に送り出す)
ことにより、図1に示されるようにクリップ2が広がっ
た状態になる。
から押し出す(又は、操作ワイヤ3を操作部側から牽引
する)ことによりクリップ2を閉じて血管等を挟み付け
るのであるが、その時、血管に対するクリップ2の向き
が適切であるとは限らない。
適切でない場合には、矢印Aに示されるように、手元側
から操作ワイヤ3を軸線周りに回転させることにより、
クリップ2が操作ワイヤ3の軸線を中心にして回動し、
その向きが変わる。
からなる操作ワイヤ3は、中間部分でムラを生じること
なく手元側の回転動作が先端側に伝達される。したがっ
て、クリップ2の向きを適切な状態に確実に調節するこ
とができ、微妙な調節であっても正確かつ容易に行うこ
とができる。
にセットしたら、一対の腕部2aの間に血管を位置さ
せ、クリップ閉じリング6を操作部側から押し出すと、
クリップ2の基端連結部2cが変形し、さらにクリップ
閉じリング6の先端がクリップ2の一対の腕部2aを背
側から押すことによって、一対の腕部2aが平行に閉じ
た状態になり、爪状部2bが血管100を挟み付けた状
態になる(図2参照)。
2から外して、可撓性シース1側の部分全体を手元側に
引き去ることにより、図2に示されるように、クリップ
閉じリング6と共にクリップ2が血管100に留置され
て止血される。
された操作ワイヤを、超弾性合金製の単線で形成したこ
とにより、操作ワイヤを介してクリップを手元側から所
望の向きに正確に回転させてその向きを任意に変えるこ
とができるので、経内視鏡的な止血処置等を確実かつ容
易に行うことができる。そして、超弾性合金製の単線の
操作ワイヤは容易に屈曲するがほつれることはないの
で、使用を繰り返しても操作ワイヤの回転ムラが発生せ
ず、クリップの方向制御性が低下しない。
部分の側面断面図である。
状態に移る際の先端部分の側面断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】可撓性シースの軸線位置に配置された操作
ワイヤの先端に係脱自在に連結されたクリップと、上記
クリップに係合することにより上記クリップを閉じた状
態に維持するクリップ閉じリングとが、可撓性シースの
先端付近に上記可撓性シースから離脱可能に配置され、
上記クリップに係合していない状態の上記クリップ閉じ
リングを上記可撓性シースの基端側からの遠隔操作によ
って上記クリップに係合させるリング操作管が上記可撓
性シース内に挿通配置された内視鏡用クリップ装置にお
いて、 上記操作ワイヤを、超弾性合金製の単線により形成した
ことを特徴とする内視鏡用クリップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164149A JP2002355249A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 内視鏡用クリップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164149A JP2002355249A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 内視鏡用クリップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002355249A true JP2002355249A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19007007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001164149A Withdrawn JP2002355249A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 内視鏡用クリップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002355249A (ja) |
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- 2001-05-31 JP JP2001164149A patent/JP2002355249A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
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A977 | Report on retrieval |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20101008 |