JP2002354461A - 画像サーバとこれを用いた画像サーバシステム、及び画像データ転送方法 - Google Patents

画像サーバとこれを用いた画像サーバシステム、及び画像データ転送方法

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JP2002354461A
JP2002354461A JP2001153516A JP2001153516A JP2002354461A JP 2002354461 A JP2002354461 A JP 2002354461A JP 2001153516 A JP2001153516 A JP 2001153516A JP 2001153516 A JP2001153516 A JP 2001153516A JP 2002354461 A JP2002354461 A JP 2002354461A
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JP2001153516A
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English (en)
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Kenichi Kikuchi
健一 菊地
Toshiyuki Kihara
寿之 木原
Kenji Koyanagi
憲二 小柳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワークを介して利用者がア
クセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適に操作する
ことができ、応答性が高く、操作中に撮影画像の概要が
分かり、迅速にこの画像データを端末装置に送出できる
画像サーバを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の画像サーバは、カメラ制御信号
を受信したら、画像信号に対して、符号化前処理部また
は画像信号符号化部のいずれかにおいてデータ量の低減
処理を施した後、符号化手段によって圧縮処理を行って
ネットワークへ送出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者がインター
ネット等のネットワークを介して撮像装置を迅速且つ快
適に遠隔操作しながら映像を撮影する画像データ転送方
法、画像サーバ、及び画像サーバと各端末装置とをネッ
トワークを介して接続した画像サーバシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置を遠隔制御して撮像角度
(パン、チルト)を変更するシステムが知られている。
しかし、この従来のシステムは、専用線を用いるものが
多く、ネットワークを用いて遠隔制御するにしても、撮
像装置側と制御装置側がそれぞれ独自のプロトコルや制
御形態を採用するもので、汎用性に欠けるものであっ
た。
【0003】ところが、最近の情報技術の革新は目覚し
く、インターネット等のネットワークが急速に普及して
きている。誰もが手軽に使えるインターネット等を使用
すれば、撮像装置の遠隔制御はきわめて汎用性の高いシ
ステムとして構築でき、大きな広がりが見込めるものと
なるはずである。
【0004】このような従来のシステムとして、特開平
11−265390で開示されたものがある。この従来
の技術は、インターネット等のネットワーク網において
閲覧者が見ることのできる画像データの更新を自動的に
行うとともに、画像データに関して閲覧者が必要とする
情報をも自動的に提供するネットワーク接続型画像取得
システムを提供するものである。撮像装置に撮像制御装
置が接続され、この撮像制御装置は通信アダプタを介し
てサーバ装置に接続される。サーバ装置には通信アダプ
タが接続され、ネットワーク網を介して提携先の複数の
端末装置が任意に接続できるようになっている。端末装
置からネットワーク網を介してサーバ装置に接続する
と、通常のブラウザソフトなどによりサーバ装置内に格
納されたファイルをディスプレイにより閲覧できるもの
である。
【0005】しかしながら、この従来の技術は、ネット
ワーク網を介して提携先の複数の端末装置が任意に接続
できるものではあったが、特殊なパスワードなどにより
特定の端末装置のみから撮影操作をすることを可能にす
るなど、操作面では閉鎖性の高いものであった。従っ
て、この従来の技術は複数のアクセスが集中したり、ネ
ットワーク上のトラフィック変動等によって応答性が問
題になるようなものではなかった。すなわち、撮像装置
をリアルタイムに操作しながら画像を撮影してデータを
取得するものではなく、所定時刻に自動撮影した画像を
まとめて送って後で閲覧するものにすぎず、ネットワー
ク上の遅延時間が問題になるようなものではなかった。
【0006】しかし、最近複数の利用者がネットワーク
を介し1つもしくは複数の撮像装置を共用し、それぞれ
自分の観点から操って各自の希望する映像を応答性高
く、リアルタイムに入手するニーズが高まっている。例
えば、現在高齢化社会を迎えて、在宅介護は一般に関心
の高いものの1つであるが、要介護者の情報を得るため
に撮像装置を設置したとしても、医者や、介護サービス
会社、防犯サービス等、複数の利用者が必要とする情報
は同じではなく、各自別々の情報をリアルタイムで入手
する必要がある。
【0007】この際、撮像装置をリアルタイムで遠隔操
作し、且つ画像を端末装置に転送するには、応答性が問
題になり、応答時間がきわめて重要になる。例えば、リ
アルタイムに撮影される撮像装置の取り込んだ映像を画
像圧縮するのに要する時間、画像データをインターネッ
ト等のプロトコルに適合した信号とするための処理時
間、ウェブ上の転送時間、端末装置で受信した画像信号
の伸張のために要する時間などが問題になる。中でも転
送時間は、通信経路の通信レートによって大きく影響さ
れる。インターネット等では一日の中でもトラフィック
変動が大きく、この不確定要素のため大きく遅延してし
まう。逆に、端末装置から撮像装置を遠隔操作するた
め、制御信号が端末装置からインターネット等を介して
撮像装置に到達するまでにも時間が必要であり、このと
きにも通信レートによって大きく影響される。
【0008】このように、撮像装置をリアルタイムに遠
隔操作し、画像を端末装置に転送するには、アクセス開
始から転送終了まで相当の時間がかかるものであった。
すなわちインターネット等では通信経路のフレームレー
トがトラフィック変動で変化し、操作と転送の時間が遅
延し、応答性が悪くなるものであった。また、リアルタ
イムの操作であるため、ネットワークを介して同時に複
数のアクセスが集中することが発生し、このために遠隔
操作が円滑に行えないものであった。
【0009】しかも、撮像装置を遠隔操作しているとき
に、操作角ごとに撮影画像を送出すると、転送するデー
タ量が大きく、トラフィック変動で操作と転送の応答性
が悪化し、操作の動きが鈍く、目的の位置の画像を得る
までにきわめて長い時間を必要とするものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
インターネット等を介してのリアルタイムに行う撮像装
置の遠隔操作では、アクセスしてから希望の画像を得る
まで相当の時間がかかり、この間に別の利用者からアク
セスが集中し、操作不能になる可能性が高く、操作性が
悪いという問題があった。さらに、ネットワークの通信
経路における通信レートが変動し、撮像装置の操作と画
像の転送が遅延し応答性が悪化するものであった。これ
からは、複数の利用者が1台もしくは複数台の撮像装置
を共用でき、ネットワークを介して各利用者が快適に操
作でき、応答性の高い画像取得システムが期待される。
【0011】また、特開平11−265390のネット
ワーク接続型画像取得システムは、リアルタイムの操作
で画像を入手するものではなく、仮に撮像装置を遠隔操
作して操作中に撮影画像を送出すると、転送するデータ
量が大きく、トラフィック変動で操作と転送が遅延し、
応答性が悪く、目的の位置の画像を得るまでにきわめて
長い時間が必要となり、また送られてきた画像と実体と
の乖離が大きく制御不能になるものであった。そして、
複数の利用者があたかも自分用に別々に設置した撮像装
置をそれぞれリアルタイムで操作し、リアルタイムの画
像を入手するという応答性の高い画像取得システムを提
供したものではなかった。
【0012】そこで、本発明は、ネットワークを介して
利用者がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適
に操作することができ、応答性が高く、操作中に撮影画
像の概要が分かり、迅速にこの画像データを端末装置に
送出できる画像サーバを提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、ネットワークを介して利
用者がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適に
操作することができ、ネットワークのトラフィック変動
などに強くて応答性が高く、操作中に撮影画像の概要が
分かり、迅速にこの画像データを端末装置に送出できる
画像サーバシステムを提供することを目的とする。
【0014】そして、本発明は、ネットワークを介して
利用者がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適
に操作することができ、応答性が高く、操作中に撮影画
像の概要が分かり、迅速にこの画像データを送出する画
像サーバからの画像データ転送方法を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の画像サーバは、カメラ制御信号を受信した
ら、画像信号に対して、符号化前処理部または画像信号
符号化部のいずれかにおいてデータ量の低減処理を施し
た後、符号化手段によって圧縮処理を行ってネットワー
クへ送出することを特徴とする。
【0016】これにより、ネットワークを介して利用者
がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適に操作
することができ、応答性が高く、操作中に撮影画像の概
要が分かり、迅速にこの画像データを端末装置に送出で
きる。
【0017】また、本発明の画像サーバシステムは、上
述の画像サーバと、画像サーバから送信されたデータを
表示でき、GUI入力によって画像サーバの撮像装置を
ネットワークを介して遠隔操作できるブラウザ手段と、
GUI手段から出力される操作信号からカメラ制御信号
を生成するカメラ制御信号送出手段とが設けられた端末
装置と、を備えたことを特徴とする。
【0018】これにより、ネットワークを介して利用者
がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適に操作
することができ、ネットワークのトラフィック変動など
に強くて応答性が高く、操作中に撮影画像の概要が分か
り、迅速にこの画像データを端末装置に送出できる。
【0019】そして、本発明の画像サーバからの画像デ
ータ転送方法は、カメラ制御信号を受信したら、カメラ
調整機構を調整するとともに画像サーバの撮像装置によ
って被写体を撮影し、該被写体像の画像信号に対して画
像入出部,符号化前処理部,画像信号符号化部の少なく
ともいずれかにおいてデータ量の低減処理を施し、その
後で画像信号符号化部の符号化手段によって圧縮処理を
行ってネットワークへ送出することを特徴とする。
【0020】これにより、ネットワークを介して利用者
がアクセスしたときに、撮像装置を迅速且つ快適に操作
することができ、応答性が高く、操作中に撮影画像の概
要が分かり、迅速にこの画像データを送出することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、画像信号に対して符号化の前処理を行う符号化前処
理部と、符号化前処理部で処理された画像信号に対して
圧縮処理を行う符号化手段を備えた画像信号符号化部
と、符号化されたデータをネットワークに送出し、端末
装置からのカメラ制御信号をネットワークより受信する
ネットワークインタフェースと、少なくとも符号化前処
理部または画像信号符号化部の制御を行うとともにカメ
ラ制御信号に基づきカメラ調整機構を制御するカメラ調
整手段を制御する制御部と、を備えた画像サーバであっ
て、カメラ制御信号を受信したら、画像信号に対して、
符号化前処理部または画像信号符号化部のいずれかにお
いてデータ量の低減処理を施した後、符号化手段によっ
て圧縮処理を行ってネットワークへ送出することを特徴
とする画像サーバであるから、カメラ調整機構を操作す
るときに送信するデータ量の低減処理を施すため、伝送
データ量が減少し、通信レートが上がり、表示画像のフ
レームレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ快適に操作
することができ、データ量は低減して画像劣化はそれほ
ど目立たず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答
性が高く、迅速且つ快適にデータをネットワークへデー
タ送出することができる。
【0022】なお、端末装置からカメラ制御信号を受信
すると、カメラ調整機構を調整するとともにこれをトリ
ガとしてデータ量の低減処理を行うほかに、動きベクト
ル等画像の動きを検知し、その情報によって、間接的に
カメラ調整機構を調整するのを知り、これをトリガとし
て低減処理を行うのもカメラ制御信号を受信したときに
低減処理するということに含まれるのは当然である。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、被写体
像を光電変換し画像処理して画像信号を出力する画像入
力部と、画像入力部から出力された画像信号を符号化の
前処理を行う符号化前処理部と、符号化前処理部で処理
された画像信号に対して離散コサイン変換を行うDCT
処理手段と、該DCT処理手段によって演算されたDC
T係数を量子化するための量子化テーブルと、該量子化
テーブルによってDCT係数を線形スカラ量子化する量
子化手段と、該量子化手段によって演算された量子化デ
ータを符号化して圧縮処理する符号化手段とから構成さ
れた画像信号符号化部と、符号化されたデータをネット
ワークに送出し、端末装置からのカメラ制御信号を受信
するネットワークインタフェースと、少なくとも符号化
前処理部または画像信号符号化部の制御を行うととも
に、カメラ制御信号に基づきカメラ調整機構を制御する
カメラ調整手段を制御する制御部と、を備えた画像サー
バであって、画像信号符号化部には、量子化テーブルの
各係数を所定倍する乗算手段が設けられ、制御部がカメ
ラ制御信号によってカメラ調整手段にカメラ調整を指示
するとともに、少なくとも調整開始から終了するまでの
間乗算手段に量子化テーブルの各係数を所定倍させ、量
子化データのデータ量を低減することを特徴とする画像
サーバであるから、ネットワークを介してアクセスした
ときに、乗算手段に量子化テーブルの各係数を所定倍さ
せ、量子化データのデータ量を低減するため、伝送デー
タ量が減少し、通信レートが上がり、表示画像のフレー
ムレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ快適に操作する
ことができ、データ量を低減しても画像劣化はそれほど
目立たず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答性
高く、迅速且つ快適にこの画像データを端末装置に送出
できる。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の画像サーバにおいて、画像信号符号化部に量子
化テーブルの各係数を所定倍する乗算手段が設けられる
のに代えて、符号化前処理部に、画像信号から離散化し
て標本化するサブサンプリング手段と、該サブサンプリ
ング手段によって標本化されたデータから画像を構成す
る画像構成手段とが設けられ、制御部による少なくとも
調整開始から終了するまでの間、サブサンプリング手段
の標本化と画像構成部による画像の構成で画像サイズを
縮小することを特徴とする画像サーバであるから、サブ
サンプリング手段によって離散化して標本化するためデ
ータ量が低減され、通信レートが上がり、画像構成部に
よる画像の構成で画像サイズを縮小するため、表示画像
のフレームレートは上昇し、縮小した画像を送るため画
像データの画像劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮
影画像の概要が分かり、迅速且つ快適にこの画像データ
を端末装置に送出できる。
【0025】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の画像サーバにおいて、サブサンプリング手段に
よって標本化されたデータから画像を構成する画像構成
手段が設けられるのに代えて、サブサンプリング手段に
よって標本化されたデータを補間して画像を構成する補
間手段が設けられ、制御部による少なくとも調整開始か
ら終了するまでの間、サブサンプリング手段によって標
本化されたデータから内挿によって情報を補間して画像
を構成することを特徴とする画像サーバであるから、サ
ブサンプリング手段と補間手段による補間によって画像
の構成を行うためデータ量が低減され、通信レートが上
がり、表示画像のフレームレートは上昇し、データ量は
少なくなったが操作中にも撮影画像の概要が分かり、迅
速且つ快適にこの画像データを端末装置に送出できる。
【0026】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
2記載の画像サーバにおいて、画像信号符号化部に量子
化テーブルの各係数を所定倍する乗算手段が設けられる
のに代えて、符号化前処理部に、画像入力部から出力さ
れた画像信号の高周波成分を低減する画像フィルタリン
グ手段が設けられ、制御部による少なくとも調整開始か
ら終了するまでの間、画像フィルタリング手段によって
データ量を低減することを特徴とする画像サーバである
から、画像フィルタリング手段によって高周波成分を低
減しデータ量を低減するため、通信レートが上がり、表
示画像のフレームレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ
快適に操作することができ、データ量が低減しても画像
劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮影画像の概要が
分かり、応答性高く、迅速且つ快適にこの画像データを
端末装置に送出できる。
【0027】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
2記載の画像サーバにおいて、画像信号符号化部に量子
化テーブルの各係数を所定倍する乗算手段が設けられる
のに代えて、符号化前処理部に、画像入力部から出力さ
れた画像信号の輝度信号または色信号のレベルを低減す
る信号レベル減衰手段が設けられ、制御部による少なく
とも調整開始から終了するまでの間、信号レベル減衰手
段によって信号レベルを減衰しデータ量を低減すること
を特徴とする画像サーバであるから、信号レベル減衰手
段によって信号レベルを減衰しデータ量を低減するた
め、通信レートが上がり、表示画像のフレームレートは
上昇し、撮像装置を迅速且つ快適に操作することがで
き、データ量が低減しても画像劣化はそれほど目立た
ず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答性高く、
迅速且つ快適にこの画像データを端末装置に送出でき
る。
【0028】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
2記載の画像サーバにおいて、画像信号符号化部に量子
化テーブルの各係数を所定倍する乗算手段が設けられる
のに代えて、画像入力部に、画像入力部から出力された
画像信号の輝度信号の輪郭に対する高周波成分を強調す
る輪郭補正処理を行う輪郭補正手段が設けられ、制御部
による少なくとも調整開始から終了するまでの間、輪郭
補正手段による輪郭に対する強調量を減衰することを特
徴とする画像サーバであるから、輪郭補正手段によって
高周波成分を強調する輪郭補正処理を行いデータ量を低
減するため、表示画像のフレームレートは上昇し、通信
レートが上がり、撮像装置を迅速且つ快適に操作するこ
とができ、データ量が低減しても画像劣化はそれほど目
立たず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答性高
く、迅速且つ快適にこの画像データを端末装置に送出で
きる。
【0029】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7記載の画像サーバと、画像サーバから送信された
データを表示でき、GUI入力によって画像サーバをネ
ットワークを介して遠隔操作できるブラウザ手段と、該
GUI入力を操作信号に変換するGUI手段と、GUI
手段から出力される操作信号からカメラ制御信号を生成
するカメラ制御信号送出手段とが設けられた端末装置
と、を備えたことを特徴とする画像サーバシステムであ
るから、ネットワークを介して利用者がアクセスしたと
きに、GUI手段によってカメラ制御信号送出手段から
カメラ制御信号を送出するため撮像装置を迅速且つ快適
に操作することができ、ネットワークのトラフィック変
動などに強く、画像劣化はそれほど目立たず、操作中に
も撮影画像の概要が分かり、応答性高く、迅速且つ快適
にこの画像データを端末装置に送出できる。
【0030】本発明の請求項9に記載の発明は、画像サ
ーバのカメラ調整機構を制御するためのカメラ制御信号
を受信したら、該カメラ調整機構を調整するとともに画
像サーバの撮像装置によって被写体を撮影し、該被写体
像の画像信号に対して画像入出部,符号化前処理部,画
像信号符号化部の少なくともいずれかにおいてデータ量
の低減処理を施し、その後で画像信号符号化部の符号化
手段によって圧縮処理を行ってネットワークへ送出する
ことを特徴とする画像サーバからの画像データ転送方法
であるから、画像サーバのカメラ調整機構を操作すると
きに送信するデータ量の低減処理を施すため、伝送デー
タ量が減少し、通信レートが上がり、表示画像のフレー
ムレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ快適に操作する
ことができ、データ量は低減して画像劣化はそれほど目
立たず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答性が
高く、迅速且つ快適にデータをネットワークへデータ送
出することができる。
【0031】なお、画像サーバが端末装置からカメラ制
御信号を受信すると、カメラ調整機構を調整するととも
にこれをトリガとしてデータ量の低減処理を行うほか
に、動きベクトル等画像の動きを検知し、その情報によ
って、間接的にカメラ調整機構を調整するのを知り、こ
れをトリガとして低減処理を行うのもカメラ制御信号を
受信したときに低減処理するということに含まれるのは
当然である。
【0032】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における画像サーバからの画像データ転送方法と、
そのために用いる画像サーバ及び画像サーバシステムに
ついて図面に基づいて説明を行う。図1は本発明の実施
の形態1における画像サーバ及び画像サーバシステムの
構成図である。
【0033】図1において、1は被写体を撮影して画像
データを転送する画像サーバ、2は利用者が画像サーバ
1から転送された画像を受信して表示するとともに、画
像サーバ1をカメラ制御信号で制御できるクライアント
PC等の端末装置、3はインターネット等のネットワー
クで、画像を転送したり、カメラ制御信号を伝送するこ
とができるものである。本実施の形態1の画像サーバシ
ステムは、画像サーバ1と端末装置2とネットワーク3
とから構成される。端末装置2については後述する。
【0034】4は画像サーバ1に設けられ、被写体を撮
影し、これを画像信号に変換して出力する撮像装置であ
り、4aは被写体像を光電変換するCCDあるいはCM
OS撮像素子等で構成されているカメラ部、4bはカメ
ラ部4aで光電変換された画像信号を各種信号処理を施
して画像データとして輝度(Y)と色差信号(Cb,C
r)に変換する画像処理回路である。4cはカメラ部4
aと画像処理回路4bから構成され、輝度信号と色差信
号からなる画像信号として出力する画像入力部である。
撮像装置4は、本実施の形態1においては画像サーバ1
に内蔵されているが、画像サーバ1とは別体として外付
けの撮像装置4としてもよい。
【0035】5は、画像入力部4cから出力された画像
信号を符号化する前に符号化に適した形態に前処理する
符号化前処理部である。例えば、フィルタリングした
り、信号レベルの補正、画像サイズの変更、ノイズの低
減などを行う。
【0036】6は、符号化前処理部5で処理された画像
信号を符号化し、ネットワーク送出できるようなデータ
にする画像信号符号化部である。6aは画像信号を周波
数成分(以下、DCT係数)で表現するために8×8単
位で離散コサイン変換するDCT(Discrete Cosine Tr
ansform)処理手段である。6bは、DCT処理手段6
aで演算したDCT係数を線形スカラ量子化する量子化
手段、6cはDCT係数を線形スカラ量子化するときに
使用する量子化テーブルである。量子化手段6bは、量
子化テーブル6cの係数をステップサイズとして係数単
位に線形スカラ量子化される。これは例えば、各DCT
係数を量子化テーブル6cの要素である各係数で割り算
することで実現できる。6dは、量子化テーブル6cに
よる量子化手段6bの量子化において、転送するデータ
量を低減するために量子化テーブル6cの係数を所定倍
するための乗算手段である。6eは量子化手段6bの量
子化によって演算された量子化係数をネットワークのフ
レームレートに合ったデータ量に符号化するための符号
化手段である。実施の形態1では、符号化手段6eがJ
PEG形式に符号化する圧縮処理を行うものとして説明
する。ただ、MPEG等他の形式に圧縮処理する場合で
も同様である。
【0037】そこで、本実施の形態1の符号化前処理部
5で具体的に量子化と符号化がどのようの行われるのか
説明する。図2(a)は本発明の実施の形態1における
画像信号符号化部が行う画像信号のデータ構成図、図2
(b)は本発明の実施の形態1における画像信号符号化
部が行うDCT係数図、図2(c)は本発明の実施の形
態1における画像信号符号化部が行う量子化で用いる基
本量子化テーブル図、図2(d)は図2(c)の基本量
子化テーブルを用いて画像信号符号化部が行った量子化
係数図、図2(e)は図2(c)の基本量子化テーブル
を定数倍した定数倍量子化テーブル図、図2(f)は図
2(e)の定数倍量子化テーブルを用いて画像信号符号
化部が行った量子化係数図である。
【0038】輝度信号や色差信号は各々所定の画素ブロ
ックとしてデータが構成されるが、本実施の形態では、
図2(a)の示すような8×8の画素ブロックのデータ
を一例に挙げ説明する。輝度信号または色差信号の符号
化前のデータは8×8の画素ブロックのデータとしてそ
れぞれ別個の信号としてDCT処理手段6aに送られ、
それぞれ2系統で並列して処理される(図9参照)。画
像信号符号化手段において輝度信号および色差信号はそ
れぞれ、まずDCT処理手段6aにより離散コサイン変
換され、図2(b)に示すようにDCT係数に展開され
る。このDCT係数を図2(c)に示す基本量子化テー
ブルで割り算すると、通常の量子化であれば図2(d)
のような量子化係数が得られ、これがデータ転送用に符
号化するため符号化手段6eに送られる。しかし、ネッ
トワークの方から撮像装置4の撮影方向等を調整するた
めのカメラ制御信号が送られてくると、後述する制御部
9によって乗算手段6dが量子化テーブル6cの各係数
を所定倍、図2(e)においては2倍にし、この乗算さ
れた量子化テーブル6cで図2(b)のDCT係数を割
ると、図2(f)に示すように、演算結果の量子化係数
は小さく、また0と評価されるものが増え、伝送される
データ量が低減される。ここで、DCT係数や基本量子
化テーブルは、輝度信号に対してと色差信号に対してそ
れぞれ別個独立に存在するが、基本量子化テーブルにつ
いては可能であれば、同一にするようにしてもよい。
【0039】このように、乗算手段6dが量子化テーブ
ル6cの各係数を所定倍できるから、撮像装置4を操作
中には送信するデータ量が低減され、通信速度が上が
り、操作中にも撮影画像の概要が分かり、迅速且つ快適
にこの画像データを端末装置に送出することができる。
なお、量子化テーブル6cについて所定倍するというの
は、全体を定倍化するだけでなく、係数に重み付け等を
行うことにより、画像観察上の劣化が少なく、量子化デ
ータ量の減少を効率的に行うことも可能である。また、
パン/チルトの調整スピードや移動量によって倍数を変
化させてもよい。さらに、輝度信号用量子化テーブルと
色差信号用量子化テーブルそれぞれに対し、別々の乗算
を行うことにより画質劣化の少ない量子化データの減少
が可能である。さらに、複数の量子化テーブル6cを用
いて、それを制御部10で切り換えるのでも同様であ
る。この場合、量子化テーブル6cを乗算して更新する
のではなく、複数の量子化テーブル6cから1つのテー
ブルを選んでデータ量を低減するものである。
【0040】次に、図1において7は撮像装置4のパン
位置、チルト位置等の撮像角度とズームや絞りを変更で
きるカメラ調整機構、8はカメラ調整機構7を制御する
カメラ調整手段である。なお、パンは撮像装置4の撮影
方向で、左右の首振り変更、チルトは上下方向の傾斜角
変位を意味し、カメラ調整機構7でパンを変更するのは
パニング用モータ、チルトを変更するのはチルト用モー
タ、ズーム変更を行うのはズーム用モータである。カメ
ラ調整手段8はパニング用モータ、チルト用モータ、ズ
ーム用モータの回転数と回転方向の制御や、絞り等の制
御を行う。
【0041】9はネットワークインタフェースであり、
符号化されたデータに対して、画像に応じてネットワー
クに適したヘッダーを付加し、ネットワークに適したフ
ォーマットに変換して送出する。10は、画像サーバ1
内の各部、少なくとも画像信号符号化部6、カメラ調整
手段8、撮像装置4の制御を行い、ネットワークの管理
を行う制御部である。
【0042】続いて、端末装置2の詳細について説明す
る。21は端末装置2のブラウザ手段で、画像サーバ1
のネットワークインタフェース9から画像データを受信
し、LCD等の表示画面上に表示する。また、ブラウザ
手段21はネットワーク3上の他のサーバに対しても、
対象であるデータの格納先が示されたURLに従って、
その情報を画面上に表示することができる。22は受信
した圧縮されたデータを伸長することができる画像信号
復号化部、23は端末装置2の各部を制御する制御手
段、24はネットワーク3と端末装置2の間のネットワ
ークインタフェースである。
【0043】25はブラウザ手段21の表示画面上に表
示され、1クリックごとに1所定回転角ごと小刻みに撮
像装置4の撮像角度を変更できる通常送りボタン、26
は撮像角度を大幅に変更するときに規定角変更信号を送
出する速送りボタンである。通常送りボタン25の1ク
リック、速送りボタン26の規定角変更が後述するGU
Iによる1調整単位である。27はブラウザ手段21に
よって表示された撮像装置4で撮影された画像、28は
GUI入力手段である。なお、図示はしないがブラウザ
手段21上の表示画面には、自動撮像モードにするため
の自動撮像データを画像サーバ1に送出する自動撮像ボ
タンと、これを停止する停止ボタン等が表示されてい
る。このように本実施の形態1では、通常送りボタン2
5と速送りボタン26等の画面上の表示によってGUI
入力するから、容易にカメラ調整機構7の撮像角度を操
作できる。ところで、通常送りボタン25の操作は、1
クリックごとに通常送りデータを送出するが、このボタ
ンを押し続ける時間により通常送りデータを連続して送
出するようにボタンの操作を容易化することもできる。
【0044】29は、GUI入力手段28からの入力に
基づき、画像サーバ1に送出する制御信号を生成するカ
メラ制御信号送信手段である。カメラ制御信号送信手段
29は、カメラ制御信号を作成し、このカメラ制御信号
はネットワークインタフェース24を介して画像サーバ
1に送られる。このような制御信号を送信する機能のほ
かに、カメラ制御信号送信手段29は、画像サーバ1か
らデータを受信したら受信通知を画像サーバに送信する
機能をもつ。
【0045】そこで、本実施の形態1の画像サーバシス
テムを利用して、利用者が端末装置2から画像サーバ1
に映像取得のアクセスを行ったとき、画像サーバ1が画
像のデータを送出するためどのような処理を行うのか、
以下説明する。
【0046】端末装置2のブラウザ手段21からGUI
入力で映像を画像サーバ1に要求すると、カメラ制御信
号送信手段29は画像サーバ1に画像要求信号を送出す
る。画像サーバ1は、ネットワークインタフェース9で
画像要求を受信し、制御部10がこれを把握し、カメラ
調整手段8に被写体を撮影するように指示する。これに
より、カメラ部4aは撮影を行い、画像信号が画像処理
回路4bに送られ、画像信号符号化部6でJPEG形式
等に圧縮され、データのほか撮像装置4の調整位置等の
関連情報を含むHTMLファイルとしてネットワークイ
ンタフェース9から端末装置2に送られ、端末装置2の
カメラ制御信号送信手段29は受信通知を画像サーバ1
に送り返す。画像サーバ1は、ネットワークインタフェ
ース9で受信通知を受信し、制御部10がこれを認識す
る。
【0047】端末装置2ではブラウザ手段21がデータ
を読み取って表示する。これをみて、ブラウザ手段21
から通常送りボタン25、速送りボタン26等によりG
UI入力で画像を画像サーバ1に1調整単位分の調整を
要求すると、カメラ制御信号送信手段29から画像サー
バ1にカメラ調整のためのカメラ制御信号を送出する。
【0048】制御部10は、この受信通知と1調整単位
分のカメラ制御信号を受信すると、カメラ調整手段8に
カメラ調整機構7を操作してカメラ部4aを制御して撮
影を行うよう指示するとともに、これと同期して乗算手
段6dに量子化テーブル6cの各係数を所定数倍するよ
うに指示して、量子化テーブル6cを更新する。そし
て、画像入力部4cから出力された画像信号は画像処理
回路4bに送られ、符号化前処理部5を介し、量子化テ
ーブル6cが更新された画像信号符号化部6でJPEG
形式等に圧縮され、端末装置2に送られる。端末装置2
では、ブラウザ手段21がデータを読み取って画像信号
復号化部22で画像伸長し、表示する。
【0049】このブラウザ手段21の表示をみて、利用
者は更なるカメラ調整を要求しようと思えば、画像サー
バ1に1調整単位分の調整を行うカメラ調整を要求し、
カメラ制御信号送信手段29から画像サーバ1にカメラ
調整のためのカメラ制御信号を送出し、これを繰り返せ
ばよい。最終調整位置でカメラ調整を伴わないで画像要
求を行うと、定数倍の量子化テーブル6cから基本の量
子化テーブル6cに切り換えられ、データ量の低減処理
をしないデータが送信され端末装置2に表示されること
になる。
【0050】本実施の形態1の画像サーバ1と画像サー
バシステムは、撮像装置4に対する1または数調整単位
分のカメラ制御信号を受信すると、カメラ調整手段8に
カメラ調整機構7を操作してカメラ部4aを制御して撮
影を行うよう指示するとともに、これと同期して乗算手
段6dに量子化テーブル6cの各係数を所定数倍するよ
うに指示して、量子化テーブル6cを更新するから、量
子化されたDCT係数は所定倍しない量子化テーブル6
cで量子化されたものに比較してデータが減少する。こ
れにより、量子化データ量は減少することになり、端末
装置2への伝送データ量も減少し、通信レートが上が
り、表示画像のフレームレートは上昇する。量子化ステ
ップを上げることにより画像の品質はある程度劣化する
が、カメラ調整中の動いている画面のため、端末装置2
側では画像劣化はそれほど目立たず、フレームレート上
昇による操作性向上が期待でき、応答性高く、撮像装置
4の快適な操作を行うことができる。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における画像サーバ及び画像サーバシステムの説明
を行う。実施の形態2の画像サーバ1は、実施の形態1
における画像サーバ1の符号化前処理部を変更したもの
である。図3は本発明の実施の形態2における画像サー
バ及び画像サーバシステムの構成図、図4(a)は本発
明の実施の形態2における画像サーバのサブサンプリン
グ前のデータ構成図、図4(b)は本発明の実施の形態
2における画像サーバのサブサンプリングしているとき
のデータ構成図、図4(c)は本発明の実施の形態2に
おける画像サーバのサブサンプリング後のデータ構成
図、図5は本発明の実施の形態2における画像サーバシ
ステムの端末装置の表示画面図である。なお、実施の形
態1における画像サーバ及び画像サーバシステムの符号
と同一の符号は、実施の形態2の画像サーバ及び画像サ
ーバシステムにおいても同一の部材を示すから、詳細な
説明は実施の形態1に譲って省略する。
【0052】図3において、5aは符号化前処理部5に
設けられた画像信号を所定のサンプリングレートにより
離散化して標本化するサブサンプリング手段、5bは、
制御部10が端末装置2からカメラ制御信号を受信する
と、カメラ調整機構7の制御と同期して、サブサンプリ
ング手段5aを介して画像サイズ変更の前処理を行う
か、画像サイズ変更を行わないで画像信号符号化部6の
画像信号を入力するかを切り換える切り換え手段であ
る。5cはサブサンプリング手段5aを構成する所定の
サンプリングレートによりサブサンプリングする主サブ
サンプリング手段、5dは主サブサンプリング手段5c
によってサブサンプリングした画像データによって画像
を再構成する画像構成手段である。
【0053】画像構成手段5dによって再構成された画
像は、これにより画像サイズが縮小されたものとなる。
例えば、図4(a),(b)に示すように、図4(a)
のようなデータ構成で、図4(b)のように縦横それぞ
れ1/2にサブサンプリングされた画像データは、図4
(c)に示すように画像サイズが縦1/2、横1/2に
なり、結果的に1/4の画像サイズとなることが分か
る。カメラ調整機構7を調整しているときは画像構成手
段5dによって再構成された縮小サイズの画像データを
送ることでデータ量が減少する。
【0054】制御部10はカメラ調整機構7を調整指示
がでているか否かを認識し、調整中には切り換え手段5
bによって画像サイズを縮小する処理を選択して前処理
を行った後に、また調整中以外の場合には画像サイズを
縮小しないで直接に、画像データを画像信号符号化部6
に入力する。この画像データは実施の形態1の画像サー
バ1と同様に画像信号符号化部6でDCT処理、量子化
処理、符号化処理されてネットワークに送出される。こ
こでは詳細は説明しない。
【0055】実施の形態2の画像サーバ1に画像要求を
行った場合の処理の説明を行う。実施の形態1と同様
に、端末装置2から画像を画像サーバ1に要求すると、
カメラ制御信号送信手段29は画像サーバ1に画像要求
信号を送信する。画像サーバ1は画像要求を受信し、制
御部10はカメラ調整手段8に被写体を撮影するように
指示する。これにより、カメラ部4aが撮影を行い、映
像信号が画像信号符号化部6で圧縮され、ネットワーク
インタフェース9から端末装置2に送られ、端末装置2
のカメラ制御信号送信手段29は受信通知を画像サーバ
1に送り返す。
【0056】端末装置2ではブラウザ手段21がデータ
を読み取って表示する。これをみて、ブラウザ手段21
から画像サーバ1にカメラ調整を要求すると、カメラ制
御信号送信手段29から画像サーバ1にカメラ調整のた
めのカメラ制御信号を送出する。
【0057】制御部10は、カメラ制御信号を受信する
と、カメラ調整機構7を操作してカメラ部4aを制御す
るように指示するとともに、これと同期して切り換え手
段5bによってサブサンプリング手段5aを介して画像
サイズの縮小処理をするように切り換える。これによ
り、サイズが縮小された画像データが画像信号符号化部
6で圧縮され、符号化されたデータが端末装置2に送ら
れる。端末装置2では、ブラウザ手段21がデータを読
み取って画像信号復号化部22で画像伸長し、表示す
る。
【0058】このブラウザ手段21の表示をみて、利用
者は更なるカメラ調整を要求しようと思えば、画像サー
バ1に1または数調整単位分の操作を行うカメラ調整を
要求し、カメラ制御信号送信手段29から画像サーバ1
にカメラ調整のためのカメラ制御信号を送出し、これを
繰り返すことになる。最終調整位置でカメラ調整を伴わ
ないで画像要求すると、サブサンプリング手段5aを介
さない直接の処理に切り換えられ、元のサイズのデータ
が送信されて端末装置2に表示される。
【0059】このように、画像サイズの小さなデータに
より量子化が実行されるため、結果的に量子化データ量
は減少することになり、端末装置2への伝送データ量も
減少し、表示画像のフレームレートは上昇する。カメラ
調整の動作が終わると符号化前処理部5は切り換え手段
5bにより再び切り換えられ、画像入力部4cから出力
された画像信号が直接、画像信号符号化部6に入力され
るようになる。これにより、カメラ調整が行われていな
いときは元の画像サイズの画像を端末装置2に表示する
ことができる。
【0060】サイズの変更を行ったときの表示の仕方と
して、この画像サイズを変更した符号化信号は端末装置
2側で切り換え前の画像と入れ替えて表示してもよい
し、図5に示すように切り換え前の画像を一旦フリーズ
し、撮像装置4の操作時のみ送出される小サイズの画像
を子画面として別に表示してもよい。また、カメラ調整
のスピードや移動量によってサブサンプリング割合(画
像の大きさ)を変えることもできる。
【0061】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3における画像サーバ及び画像サーバシステムの説明
を行う。実施の形態3の画像サーバ1は、実施の形態2
における画像サーバの符号化前処理部を変更したもので
ある。図4(d)は本発明の実施の形態3における画像
サーバのサブサンプリング後の補間処理したデータ構成
図、図6は本発明の実施の形態3における画像サーバ及
び画像サーバシステムの構成図である。なお、実施の形
態1,2における画像サーバ及び画像サーバシステムの
符号と同一の符号は、実施の形態3の画像サーバ及び画
像サーバシステムにおいても同一の部材を示すから、詳
細な説明は実施の形態1,2に譲って省略する。
【0062】図6において、5eは主サブサンプリング
手段5cがサブサンプリングしたデータを再構成すると
きデータの補間を行う補間手段である。言い換えるなら
実施の形態3の画像サーバは、実施の形態2における符
号化前処理手段5の画像構成手段5dが、補間手段5e
に変更されたものである。主サブサンプリング手段5c
にて画像データが一旦サブサンプリングされるが、サブ
サンプリングによって捨てられたデータを補間手段5e
で内挿して補うものである。内挿された画像信号は切り
換え手段5bへ入力される。詳細な説明は実施の形態
1,2に譲って省略する。
【0063】実施の形態3においても、サブサンプリン
グして内挿する際に、符号化されるデータ量が減少でき
る。例えば、図4(d)で示すように、B’=E’=F’=A
とし、D’=G’=H’=Cとし、J’=M’=N’=Iとし、L’=
O’=P’=Kとして所定の隣接データそのもので内挿する
のでも、隣接データを用いて平均するなど所定の演算で
内挿するのでもよく、これにより結果的にサブサンプリ
ング手段5aの出力を符号化した際に符号化データ量は
減少し、実施の形態2と同様な効果が得られる。さら
に、本実施の形態3においては、サブサンプリング手段
5aの出力で画像サイズが変わらないため、端末装置2
が撮像装置4の操作をした際に画面上のサイズが変化し
ないから操作性が向上する。また、実施の形態3におい
ても、カメラ調整のスピードや移動量によって、サブサ
ンプリング割合、補間の方法を変更するようにしてもよ
い。
【0064】(実施の形態4)実施の形態4の画像サー
バ1と画像サーバシステムは、実施の形態2,3におけ
る画像サーバ2の符号化前処理部5のサブサンプリング
手段5aを画像信号フィルタリング手段に変更したもの
である。図7は本発明の実施の形態4における画像サー
バ及び画像サーバシステムの構成図である。実施の形態
1,2,3における画像サーバ及び画像サーバシステム
の符号と同一の符号は、実施の形態4の画像サーバ及び
画像サーバシステムにおいても同一の部材を示すから、
詳細な説明は実施の形態1,2,3に譲って省略する。
本実施の形態4の場合にも画像入力部4cから符号化前
処理部5内に入力する画像信号は、輝度信号および色差
信号であり、それぞれ並行して処理される。
【0065】図7において、5fは画像フィルタリング
手段である。画像フィルタリング手段5fが行うフィル
タリングは、画像入力部4cから送られる画像信号の水
平方向または垂直方向または両方向の所定の高周波成分
を減衰あるいは除去するものである。このフィルタリン
グにより、画像フィルタリング手段5fから出力される
画像信号をDCT変換した際にDCT係数の高周波デー
タ値が減少し、結果的に符号化データ量を減少させるこ
とができる。
【0066】従って、端末装置2が撮像装置4のカメラ
調整の操作をした際に画像フィルタリング手段5fから
の出力信号に切り換え手段5bで切り換えれば、実施の
形態2と同様の作用効果が得られる。画像フィルタリン
グ手段5fは簡単なローパスフィルターで構成すること
ができる。
【0067】なお、画像フィルタリング手段5fは多段
フィルタを用いてフィルタ特性を切換えるようにすれ
ば、カメラ調整のスピードや移動量によって、状況に応
じて、端末装置2への伝送データ量を減少させて表示画
像のフレームレートを上昇させることもできる。
【0068】(実施の形態5)実施の形態5の画像サー
バ1と画像サーバシステムは、実施の形態2,3におけ
る画像サーバ2の符号化前処理部5のサブサンプリング
手段5aを画像信号レベル減衰手段に変更したものであ
る。図8は本発明の実施の形態5における画像サーバ及
び画像サーバシステムの構成図である。実施の形態1,
2,3における画像サーバ及び画像サーバシステムの符
号と同一の符号は、実施の形態5の画像サーバ及び画像
サーバシステムにおいても同一の部材を示すから、詳細
な説明は実施の形態1,2,3に譲って省略する。本実
施の形態5の場合にも画像入力部4cから符号化前処理
部5内に入力する画像信号は、輝度信号および色差信号
であり、それぞれ並行して処理される。
【0069】図8において、5gは画像信号レベル減衰
手段である。画像信号レベル減衰手段5gが行う信号レ
ベルの減衰は、画像入力部4cから送られる画像信号の
輝度信号あるいは色信号あるいはその両方のレベルを減
衰するものである。この信号レベルの減衰により、画像
信号レベル減衰手段5gから出力される画像信号をDC
T変換した際にDCT係数が全体的に減少し、結果的に
符号化データ量を減少させることができる。
【0070】従って、端末装置2が撮像装置4のカメラ
調整の操作をした際に、切り換え手段5bによって画像
信号レベル減衰手段5gからの出力信号に切り換えれ
ば、実施の形態2と同様の作用効果が得られる。例え
ば、画像信号レベル減衰手段5gによって、カメラ調整
の操作をした際に色差信号を減衰あるいは零にすること
により、画像の明るさは変わらないため、端末装置2は
操作に問題が無く、カメラ調整中であることも認識する
ことができる。なお、実施の形態5においては、符号化
前処理部5を通常の画像信号と画像信号レベル減衰手段
5gを介しての出力を切り換え手段5bによって切り換
える形態として説明したが、符号化前処理部5を制御部
10によってゲイン制御可能な可変減衰器(図示しな
い)で構成して信号レベルの減衰を図るのも有力であ
る。
【0071】(実施の形態6)次に、本発明の実施の形
態6における画像サーバ及び画像サーバシステムの説明
を行う。実施の形態6の画像サーバ1は、実施の形態1
における画像サーバ1の符号化前処理部を変更したもの
である。図9は本発明の実施の形態6における画像サー
バ及び画像サーバシステムの構成図である。なお、実施
の形態1における画像サーバ及び画像サーバシステムの
符号と同一の符号は、実施の形態6の画像サーバ及び画
像サーバシステムにおいても同一の部材を示すから、詳
細な説明は実施の形態1に譲って省略する。
【0072】図9において、4dは画像処理回路4bか
ら出力される輝度信号の輪郭をはっきりと見せるため、
輪郭部分で高周波成分を強調する輪郭補正手段、4eは
画像処理回路4bから出力される輝度信号を直接、符号
化前処理部5に出力するか、輪郭補正手段4dを介して
符号化前処理部5に出力するか、を切り換えることがで
きる切り換え手段である。カメラ調整のためのカメラ制
御信号を受信したら、制御部10からの支持で切り換え
手段4eにより輪郭補正手段4dを介さずに出力するよ
うに切り換えられる。これによって、カメラ部4aで撮
影した画像信号は、輪郭補正された部分で高周波成分が
強調され、輪郭補正されない部分の信号は輪郭補正され
ている信号に比較して高周波成分が少なくなるため、D
CT変換した際にDCT係数の高周波データ値が減少
し、結果として符号化データ量が減少する。
【0073】従って、端末装置2が撮像装置4の操作を
行っていないときは、切り換え手段4eによって輪郭補
正手段4dの出力を符号化して送出し、操作を行ってい
るときには輪郭補正していない信号を符号化して送出す
ることにより、実施の形態1と同様の効果が得られる。
本実施の形態6の画像サーバ1においては、画像処理回
路4bから出力される輝度信号を、通常の輝度信号と、
輪郭補正手段4dを介した出力とで切り換える形態とし
て説明したが、輪郭補正量を制御部10で制御可能な補
正量可変手段(図示しない)で構成して信号レベルの変
換を図るのも有力である。また、実施の形態6では輝度
信号の輪郭補正として説明したが、RGB処理における
RGB信号にそれぞれの輪郭補正をすることも同様に行
うことができる。
【0074】なお、それぞれの実施の形態において、画
像信号符号化部6はJPEGで符号化することで説明し
たが、他の画像圧縮のため符号化手段でも同様である。
また、画像入力部4cは画像サーバ1の内部に内蔵する
場合でも、外部に外付けして設置する場合の両方に適用
できる。
【0075】さらに、本発明は端末装置2から撮像装置
4を操作するカメラ制御信号に従って、データ減少する
ための各処理の切り換えを行っているが、動きベクトル
等画像の動きを検知しその情報によって切り換えること
もできる。
【0076】上述のように実施の形態1から6をそれぞ
れ分けて説明しているが、それぞれ単独に実施しなけれ
ばならないということはなく、それらの実施の形態を組
み合わせて使用することにより、最適な効果を得るよう
にすることも当然に可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の画像サーバ
は、カメラ調整機構を操作するときに送信するデータ量
の低減処理を施すため、伝送データ量が減少し、通信レ
ートが上がり、表示画像のフレームレートは上昇し、撮
像装置を迅速且つ快適に操作することができ、データ量
は低減して画像劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮
影画像の概要が分かり、応答性が高く、迅速且つ快適に
データをネットワークへデータ送出することができる。
【0078】本発明の請求項2に記載の画像サーバは、
画像信号符号化部に量子化テーブルの各係数を所定倍す
る乗算手段が設けられ、乗算手段に量子化テーブルの各
係数を所定倍させ、量子化データのデータ量を低減する
から、ネットワークを介してアクセスしたときに、乗算
手段に量子化テーブルの各係数を所定倍させ、量子化デ
ータのデータ量を低減するため、伝送データ量が減少
し、通信レートが上がり、表示画像のフレームレートは
上昇し、撮像装置を迅速且つ快適に操作することがで
き、データ量を低減しても画像劣化はそれほど目立た
ず、操作中にも撮影画像の概要が分かり、応答性高く、
迅速且つ快適にこの画像データを端末装置に送出でき
る。
【0079】本発明の請求項3に記載の画像サーバは、
サブサンプリング手段の標本化と画像構成部による画像
の構成で画像サイズを縮小するから、サブサンプリング
手段によって離散化して標本化するためデータ量が低減
され、通信レートが上がり、画像構成部による画像の構
成で画像サイズを縮小するため、表示画像のフレームレ
ートは上昇し、縮小した画像を送るため画像データの画
像劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮影画像の概要
が分かり、迅速且つ快適にこの画像データを端末装置に
送出できる。
【0080】本発明の請求項4に記載の画像サーバは、
サブサンプリング手段によって標本化されたデータから
内挿によって情報を補完して画像を構成するから、サブ
サンプリング手段と補間手段による補間によって画像の
構成を行うためデータ量が低減され、通信レートが上が
り、表示画像のフレームレートは上昇し、データ量は少
なくなったが操作中にも撮影画像の概要が分かり、迅速
且つ快適にこの画像データを端末装置に送出できる。
【0081】本発明の請求項5に記載の画像サーバは、
画像フィルタリング手段によってデータ量を低減するか
ら、画像フィルタリング手段によって高周波成分を低減
しデータ量を低減するため、通信レートが上がり、表示
画像のフレームレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ快
適に操作することができ、データ量が低減しても画像劣
化はそれほど目立たず、操作中にも撮影画像の概要が分
かり、応答性高く、迅速且つ快適にこの画像データを端
末装置に送出できる。
【0082】本発明の請求項6に記載の画像サーバは、
信号レベル減衰手段によって信号レベルを減衰しデータ
量を低減するから、信号レベル減衰手段によって信号レ
ベルを減衰しデータ量を低減するため、通信レートが上
がり、表示画像のフレームレートは上昇し、撮像装置を
迅速且つ快適に操作することができ、データ量が低減し
ても画像劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮影画像
の概要が分かり、応答性高く、迅速且つ快適にこの画像
データを端末装置に送出できる。
【0083】本発明の請求項7に記載の画像サーバは、
画像入力部から出力された画像信号の輝度信号の輪郭に
対する高周波成分を強調する輪郭補正処理を行う輪郭補
正手段が設けられたことを特徴とする画像サーバである
から、輪郭補正手段によって高周波成分を強調する輪郭
補正処理を行いデータ量を低減するため、表示画像のフ
レームレートは上昇し、通信レートが上がり、撮像装置
を迅速且つ快適に操作することができ、データ量が低減
しても画像劣化はそれほど目立たず、操作中にも撮影画
像の概要が分かり、応答性高く、迅速且つ快適にこの画
像データを端末装置に送出できる。
【0084】本発明の請求項8に記載の画像サーバシス
テムは、画像サーバと、画像サーバから送信されたデー
タを表示でき、GUI入力によって画像サーバの撮像装
置をネットワークを介して遠隔操作できるブラウザ手段
が設けられた端末装置と、を備えたことを特徴とするで
あるから、ネットワークを介して利用者がアクセスした
ときに、GUI手段によってカメラ制御信号送出手段か
らカメラ制御信号を送出するため撮像装置を迅速且つ快
適に操作することができ、ネットワークのトラフィック
変動などに強く、画像劣化はそれほど目立たず、操作中
にも撮影画像の概要が分かり、応答性高く、迅速且つ快
適にこの画像データを端末装置に送出できる。
【0085】本発明の請求項9に記載の画像サーバから
の画像データ転送方法は、画像サーバのカメラ調整機構
を操作するときに送信するデータ量の低減処理を施すた
め、伝送データ量が減少し、通信レートが上がり、表示
画像のフレームレートは上昇し、撮像装置を迅速且つ快
適に操作することができ、データ量は低減して画像劣化
はそれほど目立たず、操作中にも撮影画像の概要が分か
り、応答性が高く、迅速且つ快適にデータをネットワー
クへデータ送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【図2】(a) 本発明の実施の形態1における画像信
号符号化部が行う画像信号のデータ構成図 (b) 本発明の実施の形態1における画像信号符号化
部が行うDCT係数図 (c) 本発明の実施の形態1における画像信号符号化
部が行う量子化で用いる基本量子化テーブル図 (d) 前記(c)の基本量子化テーブルを用いて画像
信号符号化部が行った量子化係数図 (e) 前記(c)の基本量子化テーブルを定数倍した
定数倍量子化テーブル図 (f) 前記(e)の定数倍量子化テーブルを用いて画
像信号符号化部が行った量子化係数図
【図3】本発明の実施の形態2における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【図4】(a) 本発明の実施の形態2における画像サ
ーバのサブサンプリング前のデータ構成図 (b) 本発明の実施の形態2における画像サーバのサ
ブサンプリングしているときのデータ構成図 (c) 本発明の実施の形態2における画像サーバのサ
ブサンプリング後のデータ構成図 (d) 本発明の実施の形態3における画像サーバのサ
ブサンプリング後の補間処理したデータ構成図
【図5】本発明の実施の形態2における画像サーバシス
テムの端末装置の表示画面図
【図6】本発明の実施の形態3における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【図7】本発明の実施の形態4における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【図8】本発明の実施の形態5における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【図9】本発明の実施の形態6における画像サーバ及び
画像サーバシステムの構成図
【符号の説明】
1 画像サーバ 2 端末装置 3 ネットワーク 4 撮像装置 4a カメラ部 4b 画像処理回路 4c 画像入力部 4d 輪郭補正手段 4e 切り換え手段 5 符号化前処理部 5a サブサンプリング手段 5b 切り換え手段 5c 主サブサンプリング手段 5d 画像構成手段 5e 補間手段 5f 画像フィルタリング手段 5g 画像信号レベル減衰手段 6 画像信号符号化部 6a DCT処理手段 6b 量子化手段 6c 量子化テーブル 6d 乗算手段 6e 符号化手段 7 カメラ調整機構 8 カメラ調整手段 9 ネットワークインタフェース 10 制御部 21 ブラウザ手段 22 画像信号復号化部 23 制御手段 24 ネットワークインタフェース 25 通常送りボタン 26 速送りボタン 27 画像 28 GUI入力手段 29 カメラ制御信号送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 憲二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD06 CD09 CE06 CH09 5C022 AA01 AB62 AB65 AB66 5C054 AA02 CF05 CG08 DA09 EG01 EJ00 FC12 FE19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に対して符号化の前処理を行う符
    号化前処理部と、 前記符号化前処理部で処理された画像信号に対して圧縮
    処理を行う符号化手段を備えた画像信号符号化部と、 符号化されたデータをネットワークに送出し、端末装置
    からのカメラ制御信号をネットワークより受信するネッ
    トワークインタフェースと、 少なくとも前記符号化前処理部または前記画像信号符号
    化部の制御を行うとともに前記カメラ制御信号に基づき
    カメラ調整機構を制御するカメラ調整手段を制御する制
    御部と、を備えた画像サーバであって、 前記カメラ制御信号を受信したら、画像信号に対して、
    前記符号化前処理部または前記画像信号符号化部のいず
    れかにおいてデータ量の低減処理を施した後、前記符号
    化手段によって圧縮処理を行ってネットワークへ送出す
    ることを特徴とする画像サーバ。
  2. 【請求項2】被写体像を光電変換し画像処理して画像信
    号を出力する画像入力部と、 前記画像入力部から出力された画像信号を符号化の前処
    理を行う符号化前処理部と、 前記符号化前処理部で処理された画像信号に対して離散
    コサイン変換を行うDCT処理手段と、該DCT処理手
    段によって演算されたDCT係数を量子化するための量
    子化テーブルと、該量子化テーブルによってDCT係数
    を線形スカラ量子化する量子化手段と、該量子化手段に
    よって演算された量子化データを符号化して圧縮処理す
    る符号化手段とから構成された画像信号符号化部と、 符号化されたデータをネットワークに送出し、端末装置
    からのカメラ制御信号を受信するネットワークインタフ
    ェースと、 少なくとも前記符号化前処理部または前記画像信号符号
    化部の制御を行うとともに、前記カメラ制御信号に基づ
    きカメラ調整機構を制御するカメラ調整手段を制御する
    制御部と、を備えた画像サーバであって、 前記画像信号符号化部には、前記量子化テーブルの各係
    数を所定倍する乗算手段が設けられ、 前記制御部が前記カメラ制御信号によって前記カメラ調
    整手段にカメラ調整を指示するとともに、少なくとも調
    整開始から終了するまでの間前記乗算手段に前記量子化
    テーブルの各係数を所定倍させ、量子化データのデータ
    量を低減することを特徴とする画像サーバ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像サーバにおいて、画像
    信号符号化部に量子化テーブルの各係数を所定倍する乗
    算手段が設けられるのに代えて、前記符号化前処理部
    に、前記画像信号から離散化して標本化するサブサンプ
    リング手段と、 該サブサンプリング手段によって標本化されたデータか
    ら画像を構成する画像構成手段とが設けられ、 前記制御部による少なくとも調整開始から終了するまで
    の間、前記サブサンプリング手段の標本化と前記画像構
    成部による画像の構成で画像サイズを縮小することを特
    徴とする画像サーバ。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像サーバにおいて、サブ
    サンプリング手段によって標本化されたデータから画像
    を構成する画像構成手段が設けられるのに代えて、前記
    サブサンプリング手段によって標本化されたデータを補
    間して画像を構成する補間手段が設けられ、 前記制御部による少なくとも調整開始から終了するまで
    の間、前記サブサンプリング手段によって標本化された
    データから内挿によって情報を補間して画像を構成する
    ことを特徴とする画像サーバ。
  5. 【請求項5】請求項2記載の画像サーバにおいて、画像
    信号符号化部に量子化テーブルの各係数を所定倍する乗
    算手段が設けられるのに代えて、前記符号化前処理部
    に、前記画像入力部から出力された画像信号の高周波成
    分を低減する画像フィルタリング手段が設けられ、 前記制御部による少なくとも調整開始から終了するまで
    の間、前記画像フィルタリング手段によってデータ量を
    低減することを特徴とする画像サーバ。
  6. 【請求項6】請求項2記載の画像サーバにおいて、画像
    信号符号化部に量子化テーブルの各係数を所定倍する乗
    算手段が設けられるのに代えて、前記符号化前処理部
    に、前記画像入力部から出力された画像信号の輝度信号
    または色信号のレベルを低減する信号レベル減衰手段が
    設けられ、 前記制御部による少なくとも調整開始から終了するまで
    の間、前記信号レベル減衰手段によって信号レベルを減
    衰しデータ量を低減することを特徴とする画像サーバ。
  7. 【請求項7】請求項2記載の画像サーバにおいて、画像
    信号符号化部に量子化テーブルの各係数を所定倍する乗
    算手段が設けられるのに代えて、画像入力部に、前記画
    像入力部から出力された画像信号の輝度信号の輪郭に対
    する高周波成分を強調する輪郭補正処理を行う輪郭補正
    手段が設けられ、 前記制御部による少なくとも調整開始から終了するまで
    の間、前記輪郭補正手段による輪郭に対する強調量を減
    衰することを特徴とする画像サーバ。
  8. 【請求項8】請求項1〜7記載の画像サーバと、前記画
    像サーバから送信されたデータを表示でき、GUI入力
    によって前記画像サーバをネットワークを介して遠隔操
    作できるブラウザ手段と、該GUI入力を操作信号に変
    換するGUI手段と、前記GUI手段から出力される操
    作信号からカメラ制御信号を生成するカメラ制御信号送
    出手段とが設けられた端末装置と、を備えたことを特徴
    とする画像サーバシステム。
  9. 【請求項9】画像サーバのカメラ調整機構を制御するた
    めのカメラ制御信号を受信したら、該カメラ調整機構を
    調整するとともに前記画像サーバの撮像装置によって被
    写体を撮影し、該被写体像の画像信号に対して画像入出
    部,符号化前処理部,画像信号符号化部の少なくともい
    ずれかにおいてデータ量の低減処理を施し、その後で前
    記画像信号符号化部の符号化手段によって圧縮処理を行
    ってネットワークへ送出することを特徴とする画像サー
    バからの画像データ転送方法。
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