JP2002354269A - 画像符号化装置、画像符号化方法、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像符号化装置、画像符号化方法、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体

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JP2002354269A
JP2002354269A JP2001161811A JP2001161811A JP2002354269A JP 2002354269 A JP2002354269 A JP 2002354269A JP 2001161811 A JP2001161811 A JP 2001161811A JP 2001161811 A JP2001161811 A JP 2001161811A JP 2002354269 A JP2002354269 A JP 2002354269A
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JP2001161811A
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Yukiko Yamazaki
由希子 山崎
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期性を有する画像データに対して、1周期
内の複数画素を用いてユニットを構成し、ユニットを符
号化の単位とし、ユニットのパターンに応じたシンボル
を登録した辞書テーブルを用いて圧縮効率の高い符号化
を行う。 【解決手段】 画像符号化装置は、ディザ処理部10、
ユニット作成部11、辞書検索部12、可変長符号器1
3とを有し、ユニット作成部11は、ディザ処理部10
にてディザ処理した画像データに対して、1周期内の複
数画素を用いてユニットを構成し、ユニットを符号化の
単位とする。辞書検索部12は、ユニットのパターンに
応じたシンボルを登録した辞書テーブルを有し、該パタ
ーンと辞書テーブルのシンボルとを比較し、比較した結
果、該当するシンボルが登録されていた場合、当該シン
ボルを抽出し、辞書テーブルの先頭に移動させて辞書を
更新する。可変長符号器13は、先頭シンボルのインデ
ックスから順に短い符号を割り当て、符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置、
画像符号化方法、プログラム及び該プログラムを記録し
た記録媒体、より詳細には、画像データを符号化して圧
縮を行うことができる画像符号化装置、画像データを符
号化して圧縮を行う画像符号化方法、該方法をコンピュ
ータに実行させるプログラム及び該プログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディザ画像の符号化方法に関し
て、例えば、特開昭57−181270号公報に記載の
発明は、予測される発生頻度の高い組み合わせパターン
の場合、組み合わせパターンを表すモード符号と該モー
ド符号が連続したときに連続した回数を送り、また、デ
ィザ周期より長い白のラン、または黒のランが続いたと
きや発生頻度の低い組み合わせの場合、ランレングス符
号を送るものである。上記公報に記載の発明によると、
発生頻度が高いと予測されたパターンが実際に頻繁に発
生すれば効果があるが、パターンに登録されていない、
発生頻度が低いと予測されたデータに対しては、圧縮効
果が上がらない。また、組み合わせパターンのモード符
号が予め決められているため、その中で最も頻繁に発生
しているものに最短符号を割り当てられるとは限らな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、スキャナ、プリ
ンタ、デジタルカメラ等の画像を扱う分野では、高解像
度化が進み、画像1枚におけるデータ量、いわゆる画素
数は膨大なサイズとなってきている。その膨大なデータ
量を効率よくネットワーク上で転送することや、ハード
ディスク、メモリ等の記憶媒体に記憶するために処理速
度、圧縮率において効率の良い圧縮方法が求められてい
る。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、例えばディザ画像等において予測されうる全て
の組み合わせパターン(以下、シンボルという)を用意
し、かつ、テーブル更新型の辞書により画像中の現在処
理している領域において、発生頻度の高いものに短い符
号を割り当てるとともに、組み合わせるユニットを複数
画素とすることで、処理速度を向上させること、を目的
としてなされたものである。
【0005】より具体的には、複数画素をまとめて符号
化することにより、高速に符号化処理することが出来、
更にテーブル更新型の辞書により圧縮効率の高い符号化
を行うこと、
【0006】辞書の初期値として登録するシンボルを入
力画像データの特徴に合ったものにすることにより、辞
書の出力値を集約し、圧縮効率の高い符号化を行うこ
と、
【0007】辞書の初期値として登録するシンボルを統
計的に決定することにより、あらゆる画像において圧縮
効率の高い符号化を行うこと、
【0008】ユニットの構成位置をパラメータに基づい
て変えることにより、発生パターンを集約し、圧縮効率
の高い符号化を行うこと、
【0009】パラメータを入力画像データより習得し、
決定することにより、あらゆる画像において圧縮効率の
高い符号化を行うこと、
【0010】入力画像データの有する周期を利用するこ
とにより、効率良くパラメータを求めることが出来るよ
うにすること、
【0011】ユニット構成を入力画像データの有する周
期内で完結させ、各周期において同様のパターンのユニ
ットを作成することで、発生パターンを集約し、圧縮効
率の高い符号化を行うこと、
【0012】入力画像データの有する周期を該入力画像
データから習得し、あらゆる画像において圧縮効率の高
い符号化を行うこと、
【0013】複数画素をユニット化して、該ユニットに
対応する辞書のインデックスに対して符号化すること
で、高速に符号化処理を可能とすること、
【0014】さらにランレングス符号化を用いることに
より、発生するシンボル数を減らし、圧縮効率の高い符
号化を行うこと、
【0015】辞書のインデックスの出力とランレングス
の出力とをペアで出力することにより、さらに発生する
シンボル数を減らし、圧縮効率の高い符号化を行うこ
と、を目的としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、周期
性を有するデジタル画像データの1周期以内に属する複
数の画素を用いてユニットを構成し、該構成したユニッ
トを符号化の単位とし、符号化に用いるシンボルを予め
登録した辞書テーブルを有し、前記ユニットのパターン
と該辞書テーブルに登録されたシンボルとを比較し、比
較した結果、該辞書テーブルに該当するシンボルが登録
されていた場合、当該シンボルを抽出し、当該シンボル
を該辞書テーブルの先頭に移動させることを特徴とした
ものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記辞書テーブルの初期値として登録するシンボル
に前記デジタル画像データの特徴に合ったシンボルを予
め登録しておくことを特徴としたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記辞書テーブルの初期値として登録する
シンボルを前記デジタル画像データにおける任意のライ
ン分のユニットから習得し、決定することを特徴とした
ものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記デジタル画像データを構成する全ラインで前記
ユニットの構成位置が同一ではないことを特徴としたも
のである。
【0020】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記ユニットの構成位置を前記デジタル画像データ
から習得し、決定することを特徴としたものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記デジタル画像データの有する周期に基づいて前
記ユニットの構成位置を習得することを特徴としたもの
である。
【0022】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ユニットを構成する画素数を前記周期の約数と
することを特徴としたものである。
【0023】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記周期を前記デジタル画像データから習得し、決
定することを特徴としたものである。
【0024】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかの発明において、符号化を行う際に、前記辞書テ
ーブルから抽出されたシンボルに対応したインデックス
に対して符号化を行うことを特徴としたものである。
【0025】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、符号化を行う際に、前記辞書テーブルから抽出さ
れたシンボルに対応したインデックスに対して、更にラ
ンレングス符号化を行うことを特徴としたものである。
【0026】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、符号化を行う際に、前記辞書テーブルから出力
されたインデックスとランレングス符号化による出力デ
ータをペアにして符号化することを特徴としたものであ
る。
【0027】請求項12の発明は、周期性を有するデジ
タル画像データの1周期以内に属する複数の画素を用い
てユニットを構成し、該構成したユニットを符号化の単
位とし、符号化に用いるシンボルを予め登録した辞書テ
ーブルを有し、前記ユニットのパターンと該辞書テーブ
ルに登録されたシンボルとを比較し、比較した結果、該
辞書テーブルに該当するシンボルが登録されていた場
合、当該シンボルを抽出し、該辞書テーブルの先頭に移
動させることを特徴としたものである。
【0028】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記辞書テーブルの初期値として登録するシン
ボルに前記デジタル画像データの特徴に合ったシンボル
を予め登録しておくことを特徴としたものである。
【0029】請求項14の発明は、請求項12または1
3の発明において、前記辞書テーブルの初期値として登
録するシンボルを前記デジタル画像データにおける任意
のライン分のユニットから習得し、決定することを特徴
としたものである。
【0030】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記デジタル画像データを構成する全ラインで
前記ユニットの構成位置が同一ではないことを特徴とし
たものである。
【0031】請求項16の発明は、請求項15の発明に
おいて、前記ユニットの構成位置を前記デジタル画像デ
ータから習得し、決定することを特徴としたものであ
る。
【0032】請求項17の発明は、請求項16の発明に
おいて、前記デジタル画像データの有する周期に基づい
て前記ユニットの構成位置を習得することを特徴とした
ものである。
【0033】請求項18の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記ユニットを構成する画素数を前記周期の約
数とすることを特徴としたものである。
【0034】請求項19の発明は、請求項18の発明に
おいて、前記周期を前記デジタル画像データから習得
し、決定することを特徴としたものである。
【0035】請求項20の発明は、請求項12ないし1
9のいずれかの発明において、符号化を行う際に、前記
辞書テーブルから抽出されたシンボルに対応したインデ
ックスに対して符号化を行うことを特徴としたものであ
る。
【0036】請求項21の発明は、請求項20の発明に
おいて、符号化を行う際に、前記辞書テーブルから抽出
されたシンボルに対応したインデックスに対して、更に
ランレングス符号化を行うことを特徴としたものであ
る。
【0037】請求項22の発明は、請求項21の発明に
おいて、符号化を行う際に、前記辞書テーブルから出力
されたインデックスとランレングス符号化による出力デ
ータをペアにして符号化することを特徴としたものであ
る。
【0038】請求項23の発明は、請求項12ないし2
2のいずれかに記載の画像符号化方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムである。
【0039】請求項24の発明は、請求項23に記載さ
れたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体である。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される画像
符号化装置の内部構成例を示すブロック図で、図中、1
0は、ディザ処理部、11は、ユニット作成部、12
は、辞書検索部、13は、可変長符号器である。図2
は、ディザマトリクスの一例を示す図で、図中、1は、
20画素×20画素のマトリクスサイズからなるディザ
マトリクスで、ディザマトリクス1の各画素には、0〜
255までのいずれかの画素値が割り振られている。例
えば、8bit/pixelで構成される画像データ
は、ディザ処理部10において図2に示すディザマトリ
クス1に基づいてnbit/pixelに変換される。
本例では、変換された画像データを1bit/pixe
lとして説明する。次に、ユニット作成部11におい
て、複数の画素を集めてユニットを作成する。
【0041】図3は、本発明が適用されるユニットの作
成処理の一例を説明する図である。ここで、入力画像デ
ータには、図2に示した周期20画素のディザマトリク
ス1が施されているとする。図3(A)に示すユニット
の作成例は、ユニット構成画素をディザの周期(本例で
は、20画素とする。)内で集めた例を示し、図3
(B)に示すユニットの作成例は、ディザ周期20画素
毎に画素を集めてユニットを構成する例を示している。
ここで、ユニットの構成画素数について何画素でも構わ
ないが、本例では4画素を1ユニットとして、先頭から
4画素分、すなわち4bit分を1ユニットとし、順次
ユニットを作成していく。また、このように隣接する4
画素に限らず、ディザ周期内で任意に、例えば4画素、
または8画素を選んでユニットを構成することも出来
る。
【0042】次に、辞書検索部12において、辞書によ
るモデル化を行うが、本発明において用いる辞書とし
て、例えば、BSTWアルゴリズム(BSTW:Ben
tley−Sleator−Tarjan−Wei,1
985; United States Paten
t,No.4796003,Jan.3,1989 e
tal.)がある。このBSTWアルゴリズムは、辞書
を用いて情報源のモデル化を行うユニバーサル符号化の
一つである。このアルゴリズムは入力系列に含まれるシ
ンボルの辞書(メモリ、配列あるいはテーブル)を符号
化と復号化で共用し、入力シンボルが存在する辞書のイ
ンデックスを可変長符号化し、同時に入力シンボルを辞
書の先頭に移動させて辞書の更新を行う符号化方式であ
る。
【0043】従って、先頭移動を続けていくにつれて、
頻繁に出現するシンボルが辞書の最初のほうに置かれる
ことになり、辞書インデックスの若い番号の出現確率が
高くなるため、各シンボルの生起確率をあらかじめ知ら
なくても、このインデックスをハフマン符号等を用いて
可変長符号化することでデータ圧縮を行うものである。
図1に示した可変長符号器13は、上記ハフマン符号等
を用いて可変長符号化を行うものである。尚、符号化手
段は、これに限定されるものではない。
【0044】(実施例1)図1に示した辞書検索部12
では、辞書テーブルの初期値として辞書(シンボル)を
セットしておく必要がある。例えば、上記のように4b
it単位のデータが辞書検索部12の入力である場合、
インデックス“0”には辞書“0”、インデックス
“1”には辞書“1”、・・・、インデックス“15”
には辞書“15”というように、インデックスと辞書の
中身を同じ値にしたものを初期値とするのが一般的であ
る。しかし、このような辞書の場合、画像の先頭から暫
くの間は辞書の学習期間となり、出力が集約されず、さ
まざまな値が出力されてしまう。すなわちその間の圧縮
効率が悪いということにつながる。
【0045】図4は、図2に示したディザマトリクス1
が適用された画像データの一例を示す図で、図4(A)
中、2は、ディザマトリクス1を用いてディザ処理され
た画像データである。図5は、インデックスに対応した
辞書の一例を示す図である。画像の先頭から効率良く圧
縮するために、辞書の初期値としてあらかじめ出現確率
の高いものを上位のインデックスにセットしておく。例
えば、本例において入力画像は、図2に示したディザマ
トリクス1を用いてディザ処理されることが分かってい
るとする。
【0046】上記ディザマトリクス1を画素値128の
一律の画像データに施した場合、図4(A)に示すよう
な画像データ2が得られる。1ライン目のユニットは、
図4(B)に示すように、4画素を1ユニットとして、
各ユニットが0xF、0xF、0x8、0x7、0x
F、・・・という値となる。これらの1またはNライン
分の統計により、図5(A)に示す“インデックス”に
対応する辞書として“辞書1”が通常の設定とすると、
図5(B)に示す“辞書2”のように発生頻度の高かっ
たものから順にインデックスの上位にセットし、例え
ば、Golom−Rice Codeといった可変長符
号を用いてインデックスの上位から順に短い符号を割り
当てていく。上記図5(B)に示す例によると、発生頻
度の高かった辞書F、8、7の順にインデックスの上位
にセットされ、インデックスの上位から順番に短い符号
が割り当てられていく。
【0047】上記実施例では、辞書が予めディザ処理等
により入力画像に依存したものになっているため、画像
の先頭からインデックスの小さい値を出力することが出
来、効率良く圧縮出来る。しかし、予め想定されるディ
ザマトリクス1に依存した初期値となっているため、他
のディザマトリクスが施された画像が入力された場合、
無意味な初期値となってしまう。
【0048】図6は、本発明が適用される画像符号化装
置の他の内部構成例を示すブロック図で、図中、14
は、統計作成部、15は、辞書テーブル初期値作成部で
ある。本例における画像符号化装置は、図1に示した画
像符号化装置と同様にユニット作成部11、辞書検索部
12、可変長符号器13とを有する。図1に示した画像
符号化装置と異なる点は、図6に示すように辞書検索処
理を行う前に、統計作成部14にて入力画像のNライン
分のユニットの統計を取り、辞書テーブル初期値作成部
15にて発生頻度の高かったものをインデックスの上位
にセットして辞書の初期値を決定し、初期値決定後、ユ
ニット作成部11にて画像の先頭からユニットを作成
し、辞書検索部12、可変長符号器13の順に処理を行
う点である。こうすることにより、入力画像に依存せ
ず、あらゆる画像において、効率のよい圧縮を行うこと
ができる。
【0049】(実施例2)ハーフトーンディザマトリク
スの作成方法として、例えば、有理タンジェントスクリ
ーン(Rational Tangent Scree
n)というものがある。これは、所望のハーフトーン線
数、スクリーン角度を離散的なグリッド上で近似的に実
現する手法である。このとき、ディザマトリクスの形状
は、2つの自然数(x、y)をパラメータとして表現で
き、以下の式(1)、式(2)に示すような関係があ
る。 線数 = 解像度 × ( x2 + y2-1/2 ・・・式(1) 角度 = arctan( x/y ) ・・・式(2)
【0050】図7は、パラメータに基づいて変更された
ユニット構成の一例を示す図である。図7(A)に示す
ディザマトリクス1は、4画素を1ユニットとしてユニ
ット化されており、ユニット20、21、22、23と
を有し、図7(B)に示すディザマトリクス1は、同様
に4画素を1ユニットとしてユニット化されており、ユ
ニット20、21、24、25とを有する。上記式
(1)、(2)を用いて、解像度=1200dpi、線
数=190lpi、角度=18degとした場合、
(x、y)=(6,2)が得られる。すなわち、ディザ
マトリクス1の情報が分かれば、パラメータも同時に得
られることになる。また、得られたパラメータによる
と、図7(A)に示したようにy=2ライン単位に、x
方向に6画素シフトした繰り返しになっていることが分
かる。図7(A)に示す例だと、y=1,2ラインの先
頭を示す位置Aから並んだユニット20及びユニット2
1内のしきい値“250”と“245”は、y=3,4
ラインにおけるユニット22及びユニット23内の位置
A'から同様の順番で並んでいる。
【0051】このとき、前述した図3(A)に示したよ
うに各ラインの先頭から隣接するN画素、例えば、N=
4画素をユニット化する場合、3ライン目は1ライン目
のデータが6画素分x方向にシフトされているため、ユ
ニットの構成画素が1ライン目と3ライン目では異なっ
てしまう。すなわち、ユニットのパターンが増えること
になる。そこで、図7(B)に示す例では、取得したパ
ラメータに基づいてユニットの構成位置を変えるように
する。これは、y=1,2ラインの位置Aを先頭とする
ユニット20及びユニット21と同じユニット構成にな
るように、y=3,4ラインの位置A'をユニットの先
頭にして、ユニット24及びユニット25を構成する。
これにより、ユニット化されたデータは、全ラインにお
いて発生頻度の高い、すなわち相関のあるデータにする
ことが出来る。
【0052】しかしながら、上記例によると、予め想定
されるディザマトリクス1に依存したパラメータである
ため、他のディザマトリクスが施された画像が入力され
た場合、無意味なパラメータとなってしまう。そこで、
パラメータを入力画像データから習得して決定すること
ができるようにする。こうすることで、ディザマトリク
スに依存せず、あらゆる画像において、効率のよい圧縮
が可能となる。
【0053】図8は、本発明が適用されるパラメータの
習得処理の一例を説明する図である。図8(A)は、デ
ィザマトリクス1が適用された画像データ2の1ライン
目と2ライン目とのXORを求めた結果を示し、図中、
30は、XORの合計値で、図8(B)は、1ライン目
と2ライン目のデータを1画素シフトさせたデータとの
XORを求めた結果を示し、図中、31は、XORの合
計値である。図8は、1ラインのうちの数画素について
注目したものとなっているが、実際は1ライン分すべて
の画素について行う。あるいは、全ての画素ではなくて
も良いが、その画素数は、入力画像に施されたディザマ
トリクス1の周期以上の画素数でなくてはならない。ま
ず、1ライン目のデータと、2ライン目のデータとのX
ORをとり、その合計を出す。図8(A)に示す例によ
ると合計値30は、“4”である。次に、同じ1ライン
目のデータと2ライン目のデータを1画素シフトさせた
ものとのXORをとり、その合計を出す。図8(B)に
示す例によると合計値31は、“6”である。このよう
にして、全画素数分シフトして各々のXORの合計値を
出す。そして、最も合計値の小さかったシフト数をライ
ン毎に求めていけばパラメータを求めることが出来る。
【0054】例えば、2ライン目において、XORの合
計値が一番小さかったのがシフト=0の場合だったとす
る。3ライン目ではシフト=6だったとする。この場
合、パラメータは(6,2)だと分かる。また、上記の
ように全画素数分シフトさせてXORを求めていくと、
XORの合計値が小さくなるピークが数回発生する。こ
の一定周期で現れるピークがすなわちディザマトリクス
の周期となる。パラメータは、ディザマトリクスの周期
内の値となるため、2回目のピーク以降についてXOR
を算出する必要は無いといえる。このような無駄な処理
を省くため、予めディザマトリクスの周期が分かってい
れば、各ラインの先頭からディザマトリクスの周期まで
の画素において、上記のシフト処理を行うようにする。
このようにディザマトリクスの周期に基づいて算出すれ
ば、効率良くパラメータを求めることが出来る。
【0055】(実施例3)本実施例では、図1に示した
可変長符号器13において、ランレングス符号化を行
う。可変長符号器13への入力データは、辞書検索部1
2にて辞書検索処理されたものとなる。辞書検索された
データは、同じデータが続いたとき、あるいは、N種の
データが繰り返し発生したとき、例えば、2、3、4、
2、3、4、2、3、4といったように同じインデック
スを出力しつづける。これらを効率良く符号化するため
にランレングス符号化を用いる。可変長符号器13は、
インデックスとランに対して、発生頻度の高いものから
短い符号を割り当てる可変長符号化を行う。次に、出力
されるインデックスとランを個々に符号化するのではな
く、インデックスとランをペアにして出力するようにす
る。
【0056】図9は、本発明に係わる符号化処理の一例
を示す図である。図9(A)は、indexとrunl
engthの対応関係を示す表で、各indexとru
nlengthの交点を出力データnとして、この出力
データnが図9(B)に示す符号表の入力データnに対
応する。図9(A)及び図9(B)に示すように出力デ
ータnに対して順番に短い符号を割り当てていくが、こ
れはJPEGのAC係数の符号化で用いられているもの
と同様の考え方であり、発生頻度の高いものから順に短
い符号を割り当てるという考えに基づいている。図9
(A)に示す表は、説明の都合上インデックス及びラン
の値が最高7となっているが、実際には発生しうる値を
すべて考慮した表を作成する。この図9(A)に示す表
から出力された出力データnを図9(B)に示す符号表
を用いて符号化する。図9(B)に示す符号表は、Go
lomb−Rice codeとしたが、符号表はこれ
に限定されない。図9(B)に示す符号表中、2次〜1
6次におけるどの符号値を使用しても構わない。また、
ペアの作成方法として、ランは0のみとして、作成する
方法もある。この場合、インデックスの出力として0は
使わないので、図9(A)に示す表を図9(C)に示す
表に置換えて符号化する。このようにペアで出力するこ
とにより、事象数を減らすことが出来るため、圧縮効率
を向上させることが出来る。
【0057】(実施例4)次に、ユニットを構成する画
素をディザマトリクスの周期内のものとし、その数をデ
ィザ周期の約数、すなわち、ディザ周期が40画素であ
れば、2、4、8、20画素等に設定するというもので
ある。こうすることにより、データはディザ周期に基づ
いた繰り返しデータとなっているため、ディザ周期ごと
に区切ったユニットにした方が、ユニット間の相関が高
まる。すなわち、圧縮効率を向上させることが出来る。
【0058】図10は、画像周期の検出回路の構成例を
示す図である。利用するディザ周期を入力画像データか
ら習得して決定できるようにする。その方法は、前述し
た実施例2で示したXORの算出による方法で合計値が
最小となるピークからディザ周期を求めることが出来
る。また、図10に示すように、ある有限のディザ周期
N個(ここでは、40,48,56,64)を決めてお
き、注目画素から各々の周期分離れた画素の値に注目
し、図10に示す回路を1画素単位にシフトさせていき
ながらカウンタでXNORをとってカウントしていく。
その結果、N種のディザマトリクスのうち最もカウンタ
の値が大きかったものが、データの変化が少なく、デー
タが一番安定していたものとして、この画像のディザ周
期であると判断することができる。
【0059】図11は、本発明が適用される画像符号化
処理の一例を説明するフローチャートである。まず、符
号化対象のデジタル画像データ中に、該画像データの有
する周期に相当する画素数を設定する(ステップS
1)。ここで、設定する画素数は、ディザ画像の有する
周期に合わせて、例えば、図3に示したようにディザマ
トリクスのサイズ20画素に設定される。次に、ユニッ
ト化するために1周期(20画素)内にある複数画素を
順に切り出し、例えば、図3(A)に示したように4画
素を1つのユニットとして構成する(ステップS2)。
但し、ユニットを構成する画素数はこれに限定されず、
画像データの特徴に合わせて設定することができる。次
に、構成したユニットのパターンが、インデックスNの
辞書の中味と一致するかどうか判断する(ステップS
3)。本実施例のように、シンボルサイズが4ビットの
場合、辞書は16種全てを用意しているものとし、必ず
一致する。インデックス=0の辞書から順に比較し、一
致したNを符号化する。インデックスが一致した場合
(YESの場合)、当該シンボルを辞書テーブルの先頭
に移動させる(ステップS4)。
【0060】このことは、前述した通り、入力されたユ
ニットパターンに該当するシンボルを辞書テーブルの先
頭に移動させて辞書テーブルの更新を継続的に行うこと
で、よく出てくるシンボルが辞書テーブルの最初の方に
置かれることになり、辞書インデックスの小さい番号の
出現確率が高くなり、各シンボルの生起確率によらず、
この辞書インデックスをハフマン符号等を用いて可変長
符号化して、データの圧縮を行うことができる(ステッ
プS5)。
【0061】図12は、本発明が適用される画像符号化
処理の他の例を説明するフローチャートである。本例で
は、辞書検索処理を行う前に、前述した統計作成部14
にて入力画像のNライン分のユニットパターンの統計を
取り(ステップS11)、辞書テーブル初期値作成部1
5にて発生頻度の高かったユニットパターンに対応する
シンボルをインデックスの上位にセットして辞書(シン
ボル)の初期値を決定する(ステップS12)。以下、
図11に示した画像符号化手順と同様に、符号化対象の
デジタル画像データ中に、該画像データの有する周期に
相当する画素数を設定し(ステップS13)、ユニット
作成部11にて、例えば、画像データの1周期内に属す
る画素のうち複数の画素を用いてユニットを構成する
(ステップS14)。次に、構成したユニットのパター
ンが、インデックスNの辞書の中味と一致するかどうか
判断する(ステップS15)。本実施例のように、シン
ボルサイズが4ビットの場合、辞書は16種全てを用意
しているものとし、必ず一致する。インデックス=0の
辞書から順に比較し、一致したNを符号化する。インデ
ックスが一致した場合(YESの場合)、当該シンボル
を辞書テーブルの先頭に移動させる(ステップS1
6)。これにより、シンボルに対応した辞書インデック
スの小さい番号の出現確率が高くなり、各シンボルの生
起確率によらず、この辞書インデックスをハフマン符号
等を用いて可変長符号化して、画像データの圧縮を行う
ことができる(ステップS17)。本例によると、辞書
テーブルの初期値として登録するシンボルを統計的に決
定することで、入力画像に依存せず、あらゆる画像にお
いて、効率のよい圧縮を行うことができる。
【0062】以上、本発明における画像符号化装置の符
号化処理を中心に各実施形態を説明してきたが、本発明
は、上記画像符号化装置の各機能を方法としても説明し
たように、符号化処理を実現させるための画像符号化方
法としての形態も取りうる。また、本発明は、符号化処
理を実現するための画像符号化方法をコンピュータに実
行させるためのプログラムとしての形態も可能である。
【0063】本発明による画像符号化装置の符号化処理
を実現するためのプログラムやデータを記録した記録媒
体の実施形態を説明する。記録媒体としては、具体的に
は、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、
フロッピー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、
メモリカード、メモリスティック及びその他各種ROM
やRAM等が想定でき、これら記録媒体に上述した本発
明の各実施形態の機能をコンピュータに実行させて、画
像符号化装置の符号化処理を実現するためのプログラム
を記録して流通させることにより、当該機能の実現を容
易にする。そしてコンピュータ等の情報処理装置に上記
のごとくの記録媒体を装着して該情報処理装置によりプ
ログラムを読み出すか、若しくは情報処理装置が備えて
いるHDD等の記憶媒体に当該プログラムを記憶させて
おき、必要に応じて読み出すことにより、本発明に関わ
る符号化処理を実行することができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1、12、23、24の発明によ
ると、複数画素をまとめて符号化することにより、高速
に符号化処理することが出来、更にテーブル更新型の辞
書により圧縮効率の高い符号化を行うことができる。
【0065】請求項2、13の発明によると、辞書の初
期値として登録するシンボルを入力画像データの特徴に
合ったものにすることにより、辞書の出力値を集約し、
圧縮効率の高い符号化を行うことができる。
【0066】請求項3、14の発明によると、辞書の初
期値として登録するシンボルを統計的に決定することに
より、あらゆる画像において圧縮効率の高い符号化を行
うことができる。
【0067】請求項4、15の発明によると、ユニット
の構成位置をパラメータに基づいて変えることにより、
発生パターンを集約し、圧縮効率の高い符号化を行うこ
とができる。
【0068】請求項5、16の発明によると、パラメー
タを入力画像データより習得し、決定することにより、
あらゆる画像において圧縮効率の高い符号化を行うこと
ができる。
【0069】請求項6、17の発明によると、入力画像
データの有する周期を利用することにより、効率良くパ
ラメータを求めることが出来るようにすることができ
る。
【0070】請求項7、18の発明によると、ユニット
構成を入力画像データの有する周期内で完結させ、各周
期において同様のパターンのユニットを作成すること
で、発生パターンを集約し、圧縮効率の高い符号化を行
うことができる。
【0071】請求項8、19の発明によると、入力画像
データの有する周期を該入力画像データから習得し、あ
らゆる画像において圧縮効率の高い符号化を行うことが
できる。
【0072】請求項9、20の発明によると、複数画素
をユニット化して、該ユニットに対応する辞書のインデ
ックスに対して符号化することで、高速に符号化処理を
可能とすることができる。
【0073】請求項10、21の発明によると、さらに
ランレングス符号化を用いることにより、発生するシン
ボル数を減らし、圧縮効率の高い符号化を行うことがで
きる。
【0074】請求項11、22の発明によると、辞書の
インデックスの出力とランレングスの出力とをペアで出
力することにより、さらに発生するシンボル数を減ら
し、圧縮効率の高い符号化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像符号化装置の内部構
成例を示すブロック図である。
【図2】 ディザマトリクスの一例を示す図である。
【図3】 本発明が適用されるユニットの作成処理の一
例を説明する図である。
【図4】 図2に示したディザマトリクスが適用された
画像データの一例を示す図である。
【図5】 インデックスに対応した辞書の一例を示す図
である。
【図6】 本発明が適用される画像符号化装置の他の内
部構成例を示すブロック図である。
【図7】 パラメータに基づいて変更されたユニット構
成の一例を示す図である。
【図8】 本発明が適用されるパラメータの習得処理の
一例を説明する図である。
【図9】 本発明に係わる符号化処理の一例を示す図で
ある。
【図10】 画像周期の検出回路の構成例を示す図であ
る。
【図11】 本発明が適用される画像符号化処理の一例
を説明するフローチャートである。
【図12】 本発明が適用される画像符号化処理の他の
例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディザマトリクス、2…ディザ処理後の画像デー
タ、10…ディザ処理部、11…ユニット作成部、12
…辞書検索部、13…可変長符号器、14…統計作成
部、15…辞書テーブル初期値作成部、20、21、2
2、23、24、25…ユニット、30、31…合計
値。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期性を有するデジタル画像データの1
    周期以内に属する複数の画素を用いてユニットを構成
    し、該構成したユニットを符号化の単位とし、符号化に
    用いるシンボルを予め登録した辞書テーブルを有し、前
    記ユニットのパターンと該辞書テーブルに登録されたシ
    ンボルとを比較し、比較した結果、該辞書テーブルに該
    当するシンボルが登録されていた場合、当該シンボルを
    抽出し、当該シンボルを該辞書テーブルの先頭に移動さ
    せることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記辞書テーブルの初期値として登録す
    るシンボルに前記デジタル画像データの特徴に合ったシ
    ンボルを予め登録しておくことを特徴とする請求項1記
    載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記辞書テーブルの初期値として登録す
    るシンボルを前記デジタル画像データにおける任意のラ
    イン分のユニットから習得し、決定することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタル画像データを構成する全ラ
    インで前記ユニットの構成位置が同一ではないことを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記ユニットの構成位置を前記デジタル
    画像データから習得し、決定することを特徴とする請求
    項4記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記デジタル画像データの有する周期に
    基づいて前記ユニットの構成位置を習得することを特徴
    とする請求項5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記ユニットを構成する画素数を前記周
    期の約数とすることを特徴とする請求項1記載の画像符
    号化装置。
  8. 【請求項8】 前記周期を前記デジタル画像データから
    習得し、決定することを特徴とする請求項7記載の画像
    符号化装置。
  9. 【請求項9】 符号化を行う際に、前記辞書テーブルか
    ら抽出されたシンボルに対応したインデックスに対して
    符号化を行うことを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 符号化を行う際に、前記辞書テーブル
    から抽出されたシンボルに対応したインデックスに対し
    て、更にランレングス符号化を行うことを特徴とする請
    求項9記載の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 符号化を行う際に、前記辞書テーブル
    から出力されたインデックスとランレングス符号化によ
    る出力データをペアにして符号化することを特徴とする
    請求項10記載の画像符号化装置。
  12. 【請求項12】 周期性を有するデジタル画像データの
    1周期以内に属する複数の画素を用いてユニットを構成
    し、該構成したユニットを符号化の単位とし、符号化に
    用いるシンボルを予め登録した辞書テーブルを有し、前
    記ユニットのパターンと該辞書テーブルに登録されたシ
    ンボルとを比較し、比較した結果、該辞書テーブルに該
    当するシンボルが登録されていた場合、当該シンボルを
    抽出し、該辞書テーブルの先頭に移動させることを特徴
    とする画像符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記辞書テーブルの初期値として登録
    するシンボルに前記デジタル画像データの特徴に合った
    シンボルを予め登録しておくことを特徴とする請求項1
    2記載の画像符号化方法。
  14. 【請求項14】 前記辞書テーブルの初期値として登録
    するシンボルを前記デジタル画像データにおける任意の
    ライン分のユニットから習得し、決定することを特徴と
    する請求項12または13に記載の画像符号化方法。
  15. 【請求項15】 前記デジタル画像データを構成する全
    ラインで前記ユニットの構成位置が同一ではないことを
    特徴とする請求項12記載の画像符号化方法。
  16. 【請求項16】 前記ユニットの構成位置を前記デジタ
    ル画像データから習得し、決定することを特徴とする請
    求項15記載の画像符号化方法。
  17. 【請求項17】 前記デジタル画像データの有する周期
    に基づいて前記ユニットの構成位置を習得することを特
    徴とする請求項16記載の画像符号化方法。
  18. 【請求項18】 前記ユニットを構成する画素数を前記
    周期の約数とすることを特徴とする請求項12記載の画
    像符号化方法。
  19. 【請求項19】 前記周期を前記デジタル画像データか
    ら習得し、決定することを特徴とする請求項18記載の
    画像符号化方法。
  20. 【請求項20】 符号化を行う際に、前記辞書テーブル
    から抽出されたシンボルに対応したインデックスに対し
    て符号化を行うことを特徴とする請求項12ないし19
    のいずれかに記載の画像符号化方法。
  21. 【請求項21】 符号化を行う際に、前記辞書テーブル
    から抽出されたシンボルに対応したインデックスに対し
    て、更にランレングス符号化を行うことを特徴とする請
    求項20記載の画像符号化方法。
  22. 【請求項22】 符号化を行う際に、前記辞書テーブル
    から出力されたインデックスとランレングス符号化によ
    る出力データをペアにして符号化することを特徴とする
    請求項21記載の画像符号化方法。
  23. 【請求項23】 請求項12ないし22のいずれかに記
    載の画像符号化方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載されたプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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