JP2002351429A - 走査信号出力回路、ゲート駆動回路、表示装置、表示装置の製造方法 - Google Patents

走査信号出力回路、ゲート駆動回路、表示装置、表示装置の製造方法

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JP2002351429A
JP2002351429A JP2001161481A JP2001161481A JP2002351429A JP 2002351429 A JP2002351429 A JP 2002351429A JP 2001161481 A JP2001161481 A JP 2001161481A JP 2001161481 A JP2001161481 A JP 2001161481A JP 2002351429 A JP2002351429 A JP 2002351429A
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transistor
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signal
thin film
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English (en)
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Hiroshi Tomitani
央 富谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置において走査信号駆動回路の消費電
力を低減する。 【解決手段】 一端が第1の外部電源に接続されたと、
一端が直接的または間接的に接地され、他端が抵抗素子
12の他端と接続された、前記ハイレベルまたはローレ
ベルの入力により動作する薄膜トランジスタ11と、一
端が第2の外部電源に接続され、他端が前記画素駆動素
子のゲート容量を介して接地された、薄膜トランジスタ
11と抵抗素子12との接続点からの入力により動作す
る薄膜トランジスタ13と、薄膜トランジスタ13の他
端とゲート容量との間に設けられた、出力端子42とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば薄膜トラン
ジスタ等の画素駆動素子を用いた表示装置の駆動回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の薄膜トランジスタを用いた
液晶表示装置の一例を示す。
【0003】1は液晶表示装置の画素を駆動する薄膜ト
ランジスタでNチャンネルのトランジスタである。2は
画素の蓄積容量、3は液晶で容量性の負荷になる。4は
画素トランジスタ1のソース端子に接続するソース線
で、5は画素トランジスタ1のゲートに接続するゲート
線で、6は蓄積容量2、液晶の対向電極につながる共通
電極を接続した共通電極線を示している。7はゲート線
5に電圧を印加し、画素トランジスタ1のゲートを駆動
するゲート駆動回路である。8はソース電極4を駆動す
るソース駆動回路である。9はゲート駆動回路7、ソー
ス駆動回路8に入力される制御信号と画像データを示
す。
【0004】ゲート駆動回路はゲート線5を順に走査
し、同一のゲート線に接続された画素トランジスタをオ
ンさせる電圧をゲート線に印加し、ソース駆動回路が表
示したい画像データに応じた電圧をソース線に印加する
ことによって、画素トランジスタ1を介して蓄積容量2
と液晶3を所望の電圧に充電する。
【0005】次に、ゲート駆動回路7は、同一のゲート
線上の画素トランジスタをオフさせる電圧を印加する
と、画素トランジスタ1はオフし、蓄積容量2、液晶3
に印加された電圧は次の走査まで保持される。以下、順
番に走査をおこない、ゲート線5を順にオンさせていく
ことによって画面全体の表示をおこなう。
【0006】ゲート駆動回路7は、ほぼゲート線の本数
分の段数のシフトレジスタにより、走査データを順にシ
フトさせ、シフトレジスタの各段の出力それぞれに、図
4に示すようなゲート電極を駆動するための出力回路を
有しており、これにより画素トランジスタ1のゲート電
極を駆動するようになっている。
【0007】以下、従来の液晶表示装置のゲート駆動回
路における出力回路の動作について図4を見ながら説明
する。
【0008】41は従来の出力回路の入力端子で、ここ
にシフトレジスタの各段の出力が接続される。42は従
来の出力回路の出力で、図3のゲート線5が接続され
る。43は負荷容量で、画素トランジスタのゲート電極
にぶら下がる容量負荷を示している。44はNチャンネ
ルの薄膜トランジスタで、画素トランジスタと同一のプ
ロセスによって形成され、薄膜トランジスタ44におい
て、ゲートは入力端子41に、ソースは後述する抵抗素
子45および駆動回路の出力42にそれぞれ接続され、
またドレインは接地している。
【0009】次に、45は抵抗素子であり、画素トラン
ジスタを形成する同一のプロセスの中で同時に形成され
るものである。抵抗素子45の一端は薄膜トランジスタ
44のソース側に接続され、他端は接地している。この
駆動回路は入力信号をバッファし、画素トランジスタの
ゲート電極の負荷容量を高速に充電することにより、よ
り大きな駆動能力を得るためのものである。
【0010】薄膜トランジスタ44のしきい値電圧は約
2Vで、従来の駆動回路の電源は約15V程度である。
また、入力信号は電源電圧と同じ、約15Vの振幅であ
る。
【0011】以上のような構成を有する従来の出力回路
の動作は次のようなものである。
【0012】入力端子41にハイレベルの信号が加わる
と薄膜トランジスタ44はオンし、出力端子42の電圧
を引き下げる。これにより画素トランジスタをオフさせ
る電圧として、グランドレベルが、ゲート線5に印加さ
れる。
【0013】一方、入力端子41にローレベルの信号が
加わるとトランジスタ44はオフし、電源にプルアップ
された抵抗素子45によって出力端子42の電圧が引き
上げられる。これにより、画素トランジスタをオンさせ
る電圧として、電源電圧レベルがゲート線5に印加され
る。
【0014】図5に従来の出力回路のタイミング図を示
す。51は従来の出力回路への入力信号の波形を示し、
ゲート駆動回路を構成する、図示しないシフトレジスタ
の各段の出力が入力される。シフトレジスタは走査デー
タがあるときにローレベルを出力し、走査データが無い
場合にはハイレベルを出力する構成となっている。
【0015】52は従来の出力回路の出力信号の波形を
示す。入力端子41に加わる入力信号がハイレベルのと
きには出力端子42からの出力信号はローレベルを出力
し、入力信号がローレベルのときには出力信号はハイレ
ベルを出力するようになっている。出力信号の応答は、
画素トランジスタのゲート電極の配線容量と画素トラン
ジスタのゲート容量による負荷容量43と薄膜トランジ
スタ44、抵抗素子45の抵抗値による時定数によって
きまる。図3に示す液晶表示装置においては、各画素の
蓄積容量、液晶容量を画素トランジスタ1を介して、ソ
ース線4より所望の電圧に充電するためには、画素トラ
ンジスタ1のゲート線5を駆動する、薄膜トランジスタ
44の駆動能力、抵抗素子45の抵抗値を低インピーダ
ンスに設定する必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置を大画面
化すると、画素トランジスタのゲート電極に接続するゲ
ート線の負荷容量が大きくなり、従来の出力回路そのま
までは出力波形の鈍りが大きくなり、回路の応答が遅く
なる。
【0017】また、液晶表示装置の表示容量が増えると
ゲート線5の数が多くなり、個々のゲート線をオンさせ
る走査期間が短くなり、従来のゲート駆動回路そのまま
では出力波形の鈍りに対して走査期間が短く、十分な駆
動が行えない。これらの現象は、特に図5に示す出力波
形の立ち上がり時間において顕著となっている。
【0018】このような出力波形の立ち上がり応答を改
善するために、従来は抵抗素子45の抵抗値を低くする
などの対応を行っていたが、図4のような従来の回路構
成では、入力端子41にハイレベルが入力され、薄膜ト
ランジスタ44がオンとなって、ゲート線5に対しロー
レベルが出力されたとき、抵抗素子45に電流が流れる
こととなるため、消費電力を増大させる。
【0019】液晶表示装置においては、複数のゲート線
には走査された一本のゲート線のみハイレベルが印加さ
れ、残りのゲート線にはすべてローレベルが印加されて
いるため、ゲート駆動回路内の個々の出力回路の抵抗素
子に流れる電流が、液晶表示装置全体の消費電力の著し
い増加につながっていた。
【0020】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、低消費電力にて動作する走査信号出力回路、
ゲート駆動回路等を実現することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、格子状に配
置された走査信号配線および画像信号配線に接続され、
マトリックス状に配置された複数の画素駆動素子を有す
る表示装置において、所定のハイレベルまたはローレベ
ルの入力に基づき前記走査信号配線にON信号またはO
FF信号を出力するための走査信号出力回路であって、
一端が第1の外部電源に接続された第1のインピーダン
ス素子と、一端が直接的または間接的に接地され、他端
が前記第1のインピーダンス素子の他端と接続された、
前記ハイレベルまたはローレベルの入力により動作する
第1のスイッチング素子と、一端が第2の外部電源に接
続され、他端が前記画素駆動素子のゲート容量に接続さ
れた、前記第1のスイッチング素子と前記第1のインピ
ーダンス素子との接続点からの入力により動作する第2
のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の
他端と前記ゲート容量との間に設けられた、前記ON信
号またはOFF信号を出力する出力端子とを備えた走査
信号出力回路である。
【0022】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、一端が前記第2のスイッチング素子の他端と、前記
出力端子との間に接続され、他端が接地された第2のイ
ンピーダンス素子と、一端が前記第2のインピーダンス
と前記出力端子との間に接続され、他端が直接的または
間接的に接地された、前記ハイレベルまたはローレベル
の入力により動作する第3のスイッチング素子をさらに
備え、前記第1の外部電源と前記第2の外部電源は同一
電源である第1の本発明の走査信号出力回路である。
【0023】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、格子状に配置された走査信号配線および画像信号配
線に接続され、マトリックス状に配置された複数の画素
駆動素子と、前記走査信号配線の本数と実質同一数の、
請求項1または2に記載の走査信号出力回路および前記
所定のハイレベルまたはローレベルの出力を与えるシフ
トレジスタを有する、走査信号印加手段と、画像信号配
線に画像信号を印加する画像信号印加手段とを備えた表
示装置である。
【0024】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、第3の本発明の表示装置の製造方法であって、前記
第1、第2および/または第3のスイッチング素子と、
前記第1および/または第2のインピーダンス素子と、
前記画素駆動素子とを、同一基板上に同一のプロセスに
て形成する表示装置の製造方法である。
【0025】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、薄膜トランジスタを用いた表示装置の駆動回路であ
って、前記表示装置の画素トランジスタのゲートをオン
させる電圧をソースフォロワ構成の駆動回路で印加し、
前記画素トランジスタのゲートをオフさせる電圧をトラ
ンジスタスイッチにより印加することとする表示装置の
駆動回路である。
【0026】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、第5の本発明の表示装置の駆動回路の前記ソースフ
ォロワ構成の駆動回路を走査データをシフトさせるシフ
トレジスタの出力信号で駆動し、前記トランジスタスイ
ッチを前記走査データの反転信号で駆動する、薄膜トラ
ンジスタを用いた表示装置である。
【0027】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、第5の本発明の表示装置の駆動回路を画素トランジ
スタを形成する同一のプロセスを用いて同一ガラス基板
上に形成する、薄膜トランジスタを用いた表示装置の製
造方法である。
【0028】以上のような本発明は、その一例として、
薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置において、前記
液晶表示装置の画素トランジスタのゲートをオンさせる
電圧をソースフォロワ構成の駆動回路で印加し、前記画
素トランジスタのゲートをオフさせる電圧をトランジス
タスイッチにより印加することを特徴とする。
【0029】この構成によれば、ソースフォロワ構成の
駆動回路によってゲートをオンさせる電圧を出力する応
答速度を改善し、ゲートをオフさせる電圧を出力したと
きの電力を削減することで、低消費電力の液晶表示装置
を実現することができる。
【0030】また、本発明は、その一例として、前記ソ
ースフォロワ構成の駆動回路を走査データをシフトさせ
るシフトレジスタの出力信号で駆動し、前記トランジス
タスイッチを前記走査データの反転信号で駆動すること
を特徴とする。
【0031】この構成によれば、簡単な回路構成で前記
構成の駆動回路を制御することができる。
【0032】また、本発明は、その一例として、前記の
液晶表示装置の駆動回路を画素トランジスタを形成する
同一のプロセスを用いて同一ガラス基板上に形成するこ
とを特徴とする。
【0033】この構成によれば、部品点数を削減し、安
価な液晶表示装置を実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0035】(実施の形態1)図3、図1、図2を用い
て本発明の実施の形態1について説明する。
【0036】実施の形態1においても、液晶表示装置の
構成は従来例と同じであり、説明には図3を用い、重複
する説明は省略する。
【0037】実施の形態1では出力回路の構成を図1の
ようにした。以下、図1について説明する。従来の出力
回路を示す、図4と同じものには同一の符号を付した。
41は入力端子である。ここにゲート駆動回路を構成す
る、図示しないシフトレジスタの各段の出力信号が接続
される。42は出力端子である。ここにゲート電極が接
続される。43は、画素トランジスタのゲート電極にぶ
らさがる負荷容量を示す。11、13、15はNチャン
ネルの薄膜トランジスタで、画素トランジスタと同一の
プロセスで形成される。12、14は抵抗素子で、これ
も画素トランジスタと同一のプロセスのなかで形成され
る。
【0038】薄膜トランジスタ11において、ゲートは
入力端子41に、ソースは抵抗素子12の一端に接続さ
れ、ドレインは接地している。また、抵抗素子12にお
いて、一端は電源回路に接続され、他端は薄膜トランジ
スタ11のソースに接続されている。
【0039】また、薄膜トランジスタ13において、ゲ
ートは薄膜トランジスタ11と抵抗素子12との接続点
100aに、ソースは電源回路に接続され、ドレインは
抵抗素子14を介して接地している。ただし、抵抗素子
12に接続された電源回路と、薄膜トランジスタ13に
接続された電源回路とは、同一の電源回路である。
【0040】また、薄膜トランジスタ15において、ゲ
ートは入力端子41に、ソースは薄膜トランジスタ13
と抵抗素子14との接続点100bと、出力端子42と
の間に接続され、ドレインは接地している。また、抵抗
素子12において、一端は電源回路に接続され、他端は
薄膜トランジスタ11のソースに接続されている。
【0041】薄膜トランジスタ11と抵抗12は入力端
子41に入力された入力信号を反転し、入力反転信号を
発生させるインバータ回路101を形成する。インバー
タ回路101の出力負荷は薄膜トランジスタ13のゲー
ト容量になり、その負荷容量は、負荷容量43に比して
十分小さい。このため、抵抗12を高抵抗にしても、十
分な応答速度がえられ、電力の増加もわずかとなる。
【0042】また、薄膜トランジスタ13と抵抗14は
ソースフォロワ回路102を構成する。インバータ回路
101によって反転された、入力反転信号をバッファし
て、出力端子42が出力する出力信号を得る。
【0043】薄膜トランジスタ15は、入力端子41か
らの入力信号によって制御されるスイッチトランジスタ
である。
【0044】以上のような構成を有する、本発明の実施
の形態1による出力回路の動作を以下に説明する。
【0045】入力端子41からの入力信号がハイレベル
のときは、インバータ回路101によって入力信号は反
転され、ソースフォロワ回路101を形成する薄膜トラ
ンジスタ13のゲートにローレベルが印加されることに
よって、薄膜トランジスタ13はオフになる。出力端子
42の電圧は、ソースフォロワ回路102により、ロー
レベルに駆動される。
【0046】入力端子41からの入力信号がローレベル
のときは、インバータ回路101によって入力信号が反
転され、ソースフォロワ回路101を形成する薄膜トラ
ンジスタ13のゲートにはハイレベルが印加される。こ
のとき、薄膜トランジスタ13はソースフォロワ動作
し、出力端子42には、ハイレベル電圧からトランジス
タのしきい値電圧分下がった電圧が出力される。このと
きソースフォロワ回路101において、抵抗14には薄
膜トランジスタ13をソースフォロワ動作させるだけの
電流を流しておけばよい。一方、薄膜トランジスタ15
は、入力信号がローレベルのため、オフになっている。
【0047】次に、図2に実施の形態1の出力回路の動
作をしめすタイミング図を示し、その動作について説明
する。
【0048】図2において、21は入力端子41からの
入力信号の波形である。22はインバータ回路101に
よって反転された入力反転信号の波形である。23は出
力端子42からの出力信号の波形である。
【0049】出力信号のハイレベルはソースフォロワ回
路102により駆動され、図3のゲート線5から、画素
トランジスタのゲート端子を駆動し、画素トランジスタ
をオンさせる電圧になる。
【0050】入力反転信号の波形22と、出力信号端子
42からの出力信号の波形23とを比較すると、ソース
フォロワ回路102を用いることにより、入力信号のハ
イレベル電圧より、薄膜トランジスタ13のしきい値電
圧分、出力波形のハイレベル電圧低下しているが、低下
分は約2V程度と電源電圧に比較して小さく、従来例の
電源電圧から2V高くした17Vを電源電圧として駆動
し、画素トランジスタをオンさせる電圧を従来例と同じ
くして駆動することができる。ソースフォロワ回路10
2を用いることにより、従来の抵抗を用いるものに比べ
て低インピーダンス化でき、図5に示す出力信号の波形
52と比較して、出力波形の立ち上がりを早めて、回路
の応答速度を改善することができた。
【0051】出力信号のローレベルはスイッチトランジ
スタである薄膜トランジスタ15によって駆動され、図
3のゲート線5から、画素トランジスタのゲート端子を
駆動し、画素トランジスタをオフさせる電圧になる。一
方、薄膜トランジスタ15は出力信号を低インピーダン
スでローレベルにて駆動させ、出力信号の応答速度を改
善している。
【0052】実施の形態1では、課題であった出力回路
の応答に関して、出力波形の立ち上がりはソースフォロ
ワ回路を用い、出力波形の立下りはスイッチトランジス
タ回路を用いて駆動能力を低インピーダンス化し、出力
回路の応答速度を改善した。
【0053】また、ソースフォロワ回路とスイッチトラ
ンジスタによって出力負荷を駆動する構成のため抵抗1
4を高く設定することができ、出力回路の電力を減らす
ことができた。
【0054】なお、上記の説明においては、出力回路
は、抵抗素子12および薄膜トランジスタ11を有する
インバータ回路101と、薄膜トランジスタ13と抵抗
素子14を有するソースフォロワ回路102とスイッチ
ング素子15とを備えた構成として説明を行ったが、図
6に示すように、抵抗素子14およびスイッチング素子
15を省いた構成としてもよい。
【0055】この場合、入力端子41からハイレベルの
入力信号が薄膜トランジスタ11に印加されると、薄膜
トランジスタ11はオン状態となり、接続点100aの
電位はグランドレベルとなって、薄膜トランジスタ13
にはこのグランドレベルがオフレベルの電圧として印加
される。これにより、負荷容量43が放電後、画素トラ
ンジスタをオフさせるローレベルが、出力端子42から
ゲート線5へ印加される。
【0056】次に、入力端子41からローレベルの入力
信号が薄膜トランジスタ11に印加されると、薄膜トラ
ンジスタ11はオフ状態となり、接続点100aの電位
は、外部電源にプルアップされた抵抗素子45によって
引きあげられ、この外部電源からの電位がオンレベルの
電圧として、薄膜トランジスタ13に印加される。薄膜
トランジスタ13がオンになると、これに接続された外
部電源の電圧が、画素トランジスタをオンさせるハイレ
ベルとして、出力端子42からゲート線5へ印加され
る。
【0057】以上の動作において、出力端子42からゲ
ート線5にローレベルが印加されるときは、薄膜トラン
ジスタ13はオフ状態となるため、抵抗素子12の抵抗
値は高インピーダンスに設定すれば、電力消費を削減す
ることができる。
【0058】一方、出力端子42からゲート線5にハイ
レベルが印加されるときは、出力端子42からの出力信
号の応答は、負荷容量43と薄膜トランジスタ13の抵
抗値によって決まり、抵抗素子12は寄与しないため、
抵抗素子12を高インピーダンスに設定しても、出力信
号の立ち上がりの応答が遅くなることはない。
【0059】なお、上記の構成例において、立ち下がり
の応答を早めるためには、図1の薄膜トランジスタ15
のように、薄膜トランジスタ13のドレイン側と、出力
端子42との間に一端が接続され、他端が設定された、
入力端子41からの入力により動作するスイッチング素
子を設けるのが望ましい。
【0060】また、上記の構成例においては、抵抗素子
12に接続された電源回路と、薄膜トランジスタ13に
接続された電源回路とを互いに異なるものとしてしても
よい。
【0061】また、薄膜トランジスタ11は、直接接地
せず、間に抵抗素子等の素子を介して、間接的に接地し
ていてもよい。
【0062】(実施の形態2)実施の形態2では、実施
の形態1の出力回路をゲート駆動回路を構成するシフト
レジスタの出力信号を入力信号として接続し、実施の形
態1の出力回路の出力信号によってゲート信号を駆動す
るようにした。
【0063】これによって、おおむねローレベルを印加
する液晶表示装置のゲート駆動回路において、電流が流
れない駆動回路の構成とし、液晶表示装置の消費電力を
低減することができる。
【0064】(実施の形態3)実施の形態3では、実施
の形態1の出力回路を画素トランジスタを形成する同一
のプロセスを用いて同一ガラス基板上に形成する。
【0065】これによって、薄膜トランジスタ製造プロ
セスにおいて、画素トランジスタと本実施の形態1また
は2の出力駆動回路とを一括して製造することができ、
駆動回路を構成する部品を削減することができる。ま
た、画素トランジスタと駆動回路に使用するトランジス
タを同じNチャンネルのトランジスタで構成することが
できるため 薄膜トランジスタの種類を減らし、簡単な
薄膜トランジスタ製造プロセスで液晶表示装置を製造す
ることができる。また、基板はガラス基板のほか、SO
I技術を用いたシリコン基板、プラスチック基板であっ
てもよい。
【0066】(実施の形態4)実施の形態1〜3では画
素トランジスタと駆動回路で使用するトランジスタをN
チャンネルトランジスタとして説明したが、実施の形態
4では、Pチャンネルトランジスタを用いても、同様の
回路を構成することができ、上記各実施の形態と同様の
効果を得ることができる。
【0067】また、上記の各実施の形態において、出力
回路は本発明の走査信号出力回路、ゲート駆動回路の一
例であり、ゲート線5は本発明の走査信号配線の一例で
あり、画素トランジスタ1は本発明の画素駆動素子の一
例であり、薄膜トランジスタ11は本発明の第1のスイ
ッチング素子の一例であり、抵抗素子12は本発明の第
1のインピーダンス素子の一例であり、薄膜トランジス
タ13は本発明の第2のスイッチング素子の一例であ
り、抵抗素子14は本発明の第2のインピーダンス素子
の一例であり、負荷容量43は本発明のゲート容量の一
例であり、出力端子42から印加されるハイレベル、ロ
ーレベルは、それぞれ本発明のON信号、OFF信号の
一例であり、電源回路は本発明の外部電源の一例であ
り、ゲート駆動回路7は走査信号印加手段の一例であ
り、ソース駆動回路8は画像信号印加手段の一例であ
る。
【0068】ただし本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の第1,第2、第3のスイ
ッチング素子は、薄膜トランジスタの他に、シリコン基
板上のMOSFETであってもよい。また、本発明の第
1,第2のインピーダンス素子は、抵抗素子の他に、薄
膜トランジスタ、あるいは薄膜トランジスタで構成され
たダイオードであってもよい。
【0069】また、本発明は、液晶表示装置ばかりでな
く、格子状に配置された走査信号配線および画像信号配
線に接続され、マトリックス状に配置された複数の画素
駆動素子を有する表示装置であれば、プラズマディスプ
レイなど、他の表示装置に用いるものとしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、出力信
号の応答を改善するとともに、低消費電力の表示装置を
実現する出力回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における出力回路の構成
【図2】本発明の実施の形態1における出力回路の動作
をしめすタイミング図
【図3】液晶表示装置の構成図
【図4】従来の液晶表示装置における出力回路の構成図
【図5】従来の液晶表示装置における出力回路の動作を
しめすタイミング図
【図6】本発明の実施の形態1の他の構成例を示す図
【符号の説明】 1 画素トランジスタ 2 蓄積容量 3 液晶 4 ソース線 5 ゲート線 6 共通電極 7 ゲート駆動回路 8 ソース駆動回路 9 制御信号と画像データ 41 入力端子 42 出力端子 43 負荷容量 44 薄膜トランジスタ 45 抵抗素子 51 入力信号波形 52 出力信号波形 11 薄膜トランジスタ 12 抵抗素子 13 薄膜トランジスタ 14 抵抗素子 15 薄膜トランジスタ 21 入力信号波形 22 入力反転信号波形 23 出力信号波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 622 G09G 3/20 622B Fターム(参考) 2H089 HA16 TA01 TA03 TA07 TA09 2H093 NA16 NA31 NA41 NC01 NC22 NC34 ND39 NE01 5C006 AC22 AF42 AF50 BB16 BC03 BF34 FA14 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配置された走査信号配線および
    画像信号配線に接続され、マトリックス状に配置された
    複数の画素駆動素子を有する表示装置において、所定の
    ハイレベルまたはローレベルの入力に基づき前記走査信
    号配線にON信号またはOFF信号を出力するための走
    査信号出力回路であって、 一端が第1の外部電源に接続された第1のインピーダン
    ス素子と、 一端が直接的または間接的に接地され、他端が前記第1
    のインピーダンス素子の他端と接続された、前記ハイレ
    ベルまたはローレベルの入力により動作する第1のスイ
    ッチング素子と、 一端が第2の外部電源に接続され、他端が前記画素駆動
    素子のゲート容量に接続された、前記第1のスイッチン
    グ素子と前記第1のインピーダンス素子との接続点から
    の入力により動作する第2のスイッチング素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と前記ゲート容量と
    の間に設けられた、前記ON信号またはOFF信号を出
    力する出力端子とを備えた走査信号出力回路。
  2. 【請求項2】 一端が前記第2のスイッチング素子の他
    端と、前記出力端子との間に接続され、他端が接地され
    た第2のインピーダンス素子と、 一端が前記第2のインピーダンスと前記出力端子との間
    に接続され、他端が直接的または間接的に接地された、
    前記ハイレベルまたはローレベルの入力により動作する
    第3のスイッチング素子をさらに備え、 前記第1の外部電源と前記第2の外部電源は同一電源で
    ある請求項1に記載の走査信号出力回路。
  3. 【請求項3】 格子状に配置された走査信号配線および
    画像信号配線に接続され、マトリックス状に配置された
    複数の画素駆動素子と、 前記走査信号配線の本数と実質同一数の、請求項1また
    は2に記載の走査信号出力回路および前記所定のハイレ
    ベルまたはローレベルの出力を与えるシフトレジスタを
    有する、走査信号印加手段と、 画像信号配線に画像信号を印加する画像信号印加手段と
    を備えた表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示装置の製造方法で
    あって、 前記第1、第2および/または第3のスイッチング素子
    と、前記第1および/または第2のインピーダンス素子
    と、前記画素駆動素子とを、同一基板上に同一のプロセ
    スにて形成する表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 薄膜トランジスタを用いた表示装置の駆
    動回路であって、前記表示装置の画素トランジスタのゲ
    ートをオンさせる電圧をソースフォロワ構成の駆動回路
    で印加し、前記画素トランジスタのゲートをオフさせる
    電圧をトランジスタスイッチにより印加することとする
    表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の表示装置の駆動回路の前
    記ソースフォロワ構成の駆動回路を走査データをシフト
    させるシフトレジスタの出力信号で駆動し、前記トラン
    ジスタスイッチを前記走査データの反転信号で駆動す
    る、薄膜トランジスタを用いた表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の表示装置の駆動回路を画
    素トランジスタを形成する同一のプロセスを用いて同一
    ガラス基板上に形成する、薄膜トランジスタを用いた表
    示装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414338B1 (ko) * 2000-12-22 2004-01-07 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액정 표시 장치, 구동 회로, 구동 방법 및 전자기기
KR100435129B1 (ko) * 2000-12-28 2004-06-09 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액정 표시 장치, 구동 회로, 구동 방법 및 전자 기기
JP2005189680A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sony Corp バッファ回路、ディスプレイ装置の駆動回路、ディスプレイ装置

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