JP2002350901A - 液晶表示装置およびその修復方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその修復方法

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JP2002350901A
JP2002350901A JP2002038739A JP2002038739A JP2002350901A JP 2002350901 A JP2002350901 A JP 2002350901A JP 2002038739 A JP2002038739 A JP 2002038739A JP 2002038739 A JP2002038739 A JP 2002038739A JP 2002350901 A JP2002350901 A JP 2002350901A
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pixel
liquid crystal
substrate
electrode
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JP2002038739A
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Kenji Nakao
健次 中尾
Tsuyoshi Kamimura
強 上村
Junichi Kobayashi
淳一 小林
Yoshinori Tanaka
好紀 田中
Keisuke Tsuda
圭介 津田
Hideya Kawashima
秀弥 河島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生した欠陥画素を目立たなくすることがで
きる液晶表示装置およびその修復方法を提供する。 【解決手段】 画素基板、対向基板および両基板間に挟
持された液晶層を備え、画素基板は、互いに交差した複
数本のソース線301a、301bおよび複数本のゲー
ト線302a、302bと、これらの信号線により画定
された各画素領域内に配置された画素電極304と、ゲ
ート線302a、302bからの信号電圧に基づいてソ
ース線301a、301bから画素電極304への電圧
をスイッチングするスイッチング素子303と、所定電
圧を印加可能なゲート線302a、302bの間の補助
容量線308と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜
601とを備え、オーバラップ膜601は、少なくとも
一部において、画素電極304および補助容量線308
と重なり合うように配置されており、画素電極304
は、補助容量線308と絶縁されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦横に配列された
複数の画素を有する液晶表示装置およびその修復方法に
関し、より詳細には、レーザ照射により欠陥画素を修復
することができる液晶表示装置およびその修復方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型で消費電力の小さい表示装置
として、液晶表示装置が広く利用されており、表示され
る画像データの高精度化に適合するため、多画素化ある
いは画素構造の微細化に向けて開発が進められている。
しかし、液晶表示装置には以前よりその製造歩留まりに
課題があり、このことは、多画素化あるいは画素構造の
微細化が進められるにつれて、より顕著となる傾向にあ
る。
【0003】歩留まりを低下させる主要因の一つに、欠
陥画素の発生がある。欠陥画素とは、その画素を制御す
るためのTFTなどのスイッチング素子の異常動作や、
その画素の表示電圧を保持する補助容量の短絡などのた
めに、画面上に輝点または暗点として現れる画素であ
る。特に輝点の欠陥画素は目立ちやすいため、このよう
な欠陥画素を1つでも有すると表示デバイスとしての品
位が損なわれ、程度が著しい場合には不良品となってし
まう。そのため、輝点の欠陥画素を修復するための検討
が従来から行われている。
【0004】例えば、特開平4−324819号公報
(以下、「819号公報」という)には、輝点モードの
欠陥画素を黒点モードの欠陥画素に修正して目立たなく
する画素欠陥修正方法およびその表示体が開示されてい
る。819号公報よると、図21に示すように、著しく
画質品位を落とす輝点モードの欠陥画素が存在する場合
に、欠陥画素の画素トランジスタ1と修正用配線3とを
レーザ照射7によってショートさせ、画素電極5と導通
した修正用配線3に液晶のしきい値電圧より高い直流電
圧または交流電圧を印加することが示されている。そし
て、これにより、輝点モードの欠陥画素を黒点モードの
欠陥画素に修正して目立たなくすることができるとされ
ている。
【0005】上記の修復方法は、TN(Twisted Nemati
c)型液晶表示装置を想定されているが、最近では、視覚
特性や高速応答性の観点から、OCB(Optically Comp
ensated Birefringence)型液晶表示装置が注目されて
いる。
【0006】図1は、OCB型液晶表示装置の構成を概
略的に示した断面図である。ここで、図1(a)はスプ
レイ配向状態、図1(b)はベンド配向状態をそれぞれ
示している。
【0007】図示したように、OCB型液晶表示装置
は、複数の液晶分子101を有する液晶層105と、液
晶層105を挟持する画素基板102aおよび対向基板
102bとを備えている。そして、画素基板102aの
液晶層105と反対側の表面上には、位相差板103a
および偏光板104aが順に積層され、対向基板102
bの液晶層105と反対側の表面上には、位相差板10
3bおよび偏光板104bが順に積層されている。さら
に、図示されていないが、対向基板102bの液晶層1
05側の表面上には対向電極が形成され、画素基板10
2aの液晶層105側の表面上には複数の画素電極、T
FTなどのスイッチング素子、ソース線およびゲート線
などが形成されている。この複数の画素電極は、各画素
領域ごとに独立して形成され、それぞれが対向電極と対
となって、各画素領域における液晶層105に電圧を印
加する。
【0008】透過型液晶表示装置において、画素基板1
02aおよび対向基板102bは透明であり、画素基板
102aにはガラス基板などで形成されたアクティブマ
トリクス基板が用いられることが多い。また、位相差板
は、入射した光の透過と遮断との切り替えが効果的にな
されるように、入射光の各偏光成分間での位相差を調節
するものである。
【0009】このように構成されたOCB型液晶表示装
置において、液晶分子101は回転楕円体のような棒状
分子であり、その長軸は、上下の画素基板102aおよ
び対向基板102bに施されたラビング処理(パラレル
配向処理)により、ラビング方向(図面左右方向)に向
けられ、図示した断面に対して平行となっている。
【0010】そして、液晶分子101の配向状態は、液
晶層105に印加される電圧によって制御される。液晶
層105に電圧を印加しないスプレイ配向状態(図1
(a))では、液晶層105の中央付近における液晶分
子101は、画素基板102aおよび対向基板102b
と液晶層105との界面に対してほぼ水平となってい
る。この状態で、液晶層105に転移電圧を印加する
と、ベンド配向状態(図1(b))へと転移する。ベン
ド配向状態では、液晶層105の中央付近における液晶
分子101はスプレイ配向状態から大きく向きを変え、
画素基板102aまたは対向基板102bと液晶層10
5との界面に対してほぼ垂直となっている。この転移を
行うためには、比較的大きな転移電圧、例えば25V程
度を画素電極と対向電極との間に印加する。この転移電
圧やその印加時間は対象となる液晶表示装置によって異
なる。ベンド配向の状態の液晶分子101に駆動電圧を
更に印加することにより、液晶分子101を駆動して、
バックライトから液晶層105に入射する光の輝度を変
化させることができる。
【0011】OCB型液晶表示装置においては、電源を
オフにしている状態では、液晶層105の液晶分子10
1が、スプレイ配向状態をなしている。そして、電源を
オンにした際に、画素電極と対向電極との間に転移電圧
を印加してスプレイ配向状態をベンド配向状態に転移さ
せ、このベンド配向状態を用いて画面の表示を行う。そ
のため、OCB型液晶表示装置は、ツイスト配向状態を
用いる従来のTN(Twisted Nematic)型液晶表示装置
に比べて高速応答の特性に優れている。OCB型液晶表
示装置についてのより詳細な説明は、「社団法人電気通
信学会 信学技報 EDI98-144」の199頁を参考にされた
い。
【0012】このOCB型液晶表示装置においても、T
FTなどのスイッチング素子の異常動作や補助容量の短
絡を主要因として、上述のような欠陥画素が発生する。
【0013】一般に、表示する画像の種類によらず、発
生した欠陥画素を目立たなくするためには、欠陥画素の
表示を黒にすることが有効である。これは、白い(輝度
の高い)欠陥画素よりも黒い(輝度の低い)欠陥画素の
方が目立たないことによる。
【0014】特にOCB型液晶表示装置においては、欠
陥画素では電圧が印加されないため、ベンド配向からス
プレイ配向に戻ってしまう。このスプレイ配向状態で
は、特定の角度から観察したときに輝点として見えるの
で、スプレイ配向状態からベンド配向状態に転移させ、
さらに、ベンド配向状態の中でも輝度の低い状態に移行
させることが望ましい。
【0015】しかし、上述した819号公報等に記載さ
れた従来の修復方法をこのOCB型液晶表示装置の欠陥
画素に適用すると、欠陥画素の表示は黒ではなくグレー
となってしまう場合があり、欠陥画素を確実に修復でき
ないという課題を本発明者らは見いだした。以下、この
課題についてより詳細に説明する。
【0016】図2は、電圧(任意単位)−輝度(任意単
位)特性曲線を(a)ノーマリーホワイト型のTN型液
晶表示装置、(b)ノーマリーホワイト型のOCB型液
晶表示装置および(c)ノーマリーブラック型のOCB
型液晶表示装置について示したグラフである。
【0017】まず、図2(a)のノーマリーホワイト型
のTN型液晶表示装置における特性曲線201において
は、低電圧側のしきい値電圧Vt1と、高電圧側のしき
い値電圧Vt2とが存在する。そして、両しきい値電圧
の間では、液晶層に印加する電圧を高くするほど輝度は
低くなる。しかし、低電圧側のしきい値電圧Vt1以下
の電圧が印加されると、輝度が最も高い状態で一定とな
り、逆に、高電圧側のしきい値電圧Vt2以上の電圧が
印加されると、輝度が最も低い状態で一定となる。した
がって、液晶層に印加する電圧が高電圧側のしきい値電
圧Vt2以上であれば、欠陥画素の表示を確実に黒とす
ることができる。
【0018】したがって、TN型液晶表示装置では、例
えば、高電圧側のしきい値電圧Vt2が6.5〜7.5
V程度である場合でも、15V程度の比較的高い電圧を
欠陥画素の画素電極に印加することにより、特性曲線2
01に従って欠陥画素の表示を確実に黒とすることが可
能であった。そのため、819号公報においても、「画
素電極5と導通した修正用配線3に液晶のしきい値電圧
より高い直流電圧または交流電圧を印加する」と記載さ
れている。
【0019】これに対し、図2(b)のノーマリーホワ
イト型のOCB型液晶表示装置における特性曲線202
においては、画素の表示を白にするために最適な電圧
(以下、白表示電圧という)Vhと、画素の表示を黒に
するために最適な電圧(以下、黒表示電圧という)Vb
とが存在する。そして、白表示電圧Vhと黒表示電圧V
bとの間では、TN型液晶表示装置と同様に、液晶層に
印加する電圧を高くするほど輝度は低くなる。しかし、
ノーマリーホワイト型のOCB型液晶表示装置では、黒
表示電圧Vbにおいて輝度が最小となり、液晶層への印
加電圧が黒表示電圧Vb以上の領域では、印加電圧が高
くなると輝度が高くなる輝度浮き特性を有する。また、
液晶層への印加電圧が白表示電圧Vh以下である場合に
は、印加電圧が低下すると輝度が低下する特性を有す
る。OCB型液晶表示装置は、このような特性において
TN型液晶表示装置と異なる。
【0020】したがって、OCB型液晶表示装置では、
例えば、黒表示電圧Vbが6.5〜7.5V程度である
場合において、819号公報に記載されているようにT
N型液晶表示装置の時と同様に15V程度の比較的高い
電圧を欠陥画素の画素電極に印加すると、特性曲線20
2の輝度浮き特性により、輝度の再び上昇した領域が欠
陥画素の表示に適用されてしまう。そのため、欠陥画素
の表示は黒ではなくグレーとなってしまい、結果として
欠陥画素を修復できないことが判明した。
【0021】この問題は、ノーマリーブラック型のOC
B型液晶表示装置においても同様である。即ち、図2
(c)の特性曲線203においても、白表示電圧Vhと
黒表示電圧Vbとが存在する。そして、黒表示電圧Vb
と白表示電圧Vhとの間では、ノーマリーホワイト型の
場合とは逆に、液晶層に印加する電圧を高くすればする
ほど輝度は高くなる。また、黒表示電圧Vb以下の電圧
が印加されると、輝度が再び上昇し、また白表示電圧V
h以上の電圧が印加されると、輝度が再び低下する。
【0022】また、他の従来の技術として、特開平8−
328035号公報(以下、「035号公報」という)
には、図22に示すように、各画素領域に金属薄膜から
なるアイランド12を設け、隣接するアイランド12間
の上方に絶縁層を介してまたがる金属薄膜のブリッジ1
3を設けた液晶表示装置が開示されている。この液晶表
示装置によると、欠陥画素が発生したときに、レーザ光
でアイランド12とブリッジ13とを隔てる絶縁層を溶
融させて、アイランド12とブリッジ13とを接続し、
欠陥画素を隣接する画素と同電位にして目立たなくする
ことができるとされている。
【0023】しかし、上記のように隣接する画素間を接
続する修復方法では、オフィス等で使用されるワープロ
ソフトや図面作成ソフトなどの階調の少ない静止画像や
動きの遅い動画など、特定の表示画像には不向きな場合
があり、欠陥画素を目立たなくするのには限界があっ
た。また、XGAクラス未満の解像度のものでは効果が
低かった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題を解決するためになされたものであって、発生した欠
陥画素を目立たなくすることができる液晶表示装置およ
びその修復方法を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明に係る液晶表示装置は、画素基板と、画素基板に
対向する対向基板と、画素基板と対向基板との間に挟持
された液晶層とを備え、画素基板は、互いに交差してい
る複数本のソース線および複数本のゲート線と、マトリ
ックス状に配置された画素電極と、ゲート線から入力さ
れた信号電圧に基づいてソース線から画素電極に印加さ
れる電圧をスイッチングするスイッチング素子と、隣接
する2本のゲート線の間に形成されて所定電圧を印加可
能な補助容量線と、光吸収性材料からなるオーバラップ
膜とを備えており、対向基板は画素電極と対向する対向
電極を備えており、オーバラップ膜の少なくとも一部
は、画素電極および補助容量線と重なり合うように配置
され、画素電極と補助容量線との間が絶縁層により絶縁
されており、液晶層の輝度は、黒を表示する際に画素電
極と対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
際に最小値となり、画素電極と対向電極との間に黒表示
電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧を印加しても
液晶層の輝度は上昇し、補助容量線には、黒表示電圧と
ほぼ同じ電圧が印加されている。
【0026】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、欠陥画素となった
画素電極に重なり合うオーバラップ膜にレーザを照射し
て画素電極と補助容量線との間の絶縁層を溶融させるこ
とにより画素電極と補助容量線との間を接続させて、液
晶表示装置を修復することができる。上記目的を達成す
る第2の発明に係る液晶表示装置は、画素基板と、画素
基板に対向する対向基板と、画素基板と対向基板との間
に挟持された液晶層とを備え、画素基板は、互いに交差
している複数本のソース線および複数本のゲート線と、
マトリックス状に配置された画素電極と、ゲート線から
入力された信号電圧に基づいてソース線から画素電極に
印加される電圧をスイッチングするスイッチング素子
と、隣接する2本のゲート線の間に形成されて所定電圧
を印加可能な補助容量線と、光吸収性材料からなるオー
バラップ膜とを備えており、対向基板は画素電極と対向
する対向電極を備えており、オーバラップ膜の少なくと
も一部は、画素電極およびゲート線と重なり合うように
配置され、画素電極とゲート線との間が絶縁層により絶
縁されており、液晶層の輝度は、黒を表示する際に画素
電極と対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加し
た際に最小値となり、画素電極と対向電極との間に黒表
示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧を印加して
も液晶層の輝度は上昇し、スイッチング素子をオフにさ
せる信号電圧が黒表示電圧とほぼ同じ電圧である。
【0027】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、欠陥画素となった
画素電極に重なり合うオーバラップ膜にレーザを照射し
て画素電極とゲート線との間の絶縁層を溶融させること
により画素電極とゲート線との間を接続させて、液晶表
示装置を修復することができる。上記目的を達成する第
3の発明に係る液晶表示装置は、画素基板と、画素基板
に対向する対向基板と、画素基板と対向基板との間に挟
持された液晶層とを備え、画素基板は、互いに交差して
いる複数本のソース線および複数本のゲート線と、マト
リックス状に配置された画素電極と、ゲート線から入力
された信号電圧に基づいてソース線から画素電極に印加
される電圧をスイッチングするスイッチング素子とを備
えており、対向基板は画素電極と対向する対向電極を備
えており、液晶層の輝度は、黒を表示する際に画素電極
と対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した際
に最小値となり、画素電極と対向電極との間に黒表示電
圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧を印加しても液
晶層の輝度は上昇し、対向電極には、黒表示電圧とほぼ
同じ電圧が印加されている。上記目的を達成する第4の
発明に係る液晶表示装置は、画素基板と、画素基板に対
向する対向基板と、画素基板と対向基板との間に挟持さ
れた液晶層とを備え、画素基板は、互いに交差している
複数本のソース線および複数本のゲート線と、マトリッ
クス状に配置された画素電極と、ゲート線から入力され
た信号電圧に基づいてソース線から第1の接続部及び第
2の接続部に印加される電圧をそれぞれスイッチングす
る第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素
子と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜とを備え、
対向基板は、画素電極と対向する対向電極を備えてお
り、オーバラップ膜の少なくとも一部は、第1の接続
部、第2の接続部、及び画素電極と重なり合うように配
置され、第1の接続部と画素電極との間が電気的に接続
されており、第2の接続部と画素電極との間が絶縁層に
より絶縁されている。
【0028】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、ソース線と第1の
接続部とを接続する配線にレーザを照射することによ
り、第1のスイッチング素子を介したソース線と画素電
極との間の接続を切断し、第2の接続部と重なり合う部
分にレーザを照射して第2の接続部と画素電極との間を
電気的に接続することにより、第2のスイッチング素子
を介してソース線と画素電極との間を電気的に接続し
て、液晶表示装置を修復することができる。上記目的を
達成する第5の発明に係る液晶表示装置は、画素基板
と、画素基板に対向する対向基板と、画素基板と対向基
板との間に挟持された液晶層とを備え、画素基板は、互
いに交差している複数本のソース線および複数本のゲー
ト線と、マトリックス状に配置された画素電極と、ゲー
ト線から入力された信号電圧に基づいてソース線から画
素電極に印加される電圧をスイッチングするスイッチン
グ素子と、ゲート線と絶縁層を介して重なり合うように
配置された第1の補助容量膜及び第2の補助容量膜と、
光吸収性材料からなるオーバラップ膜とを備え、対向基
板は、画素電極と対向する対向電極を備えており、オー
バラップ膜の少なくとも一部は、第1の補助容量膜、第
2の補助容量膜、及び画素電極と重なり合うように配置
され、第1の補助容量膜と画素電極との間を電気的に接
続しており、第2の補助容量膜と画素電極との間が絶縁
層により絶縁されている。
【0029】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、第1の補助容量膜
と画素電極とを接続しているオーバラップ膜にレーザを
照射することにより第1の補助容量膜と画素電極との間
の接続を切断し、第2の補助容量膜に重なり合う部分の
オーバラップ膜にレーザを照射することにより第2の補
助容量膜と画素電極との間を電気的に接続して、液晶表
示装置を修復することができる。上記目的を達成する第
6の発明に係る液晶表示装置は、画素基板と、画素基板
に対向する対向基板と、画素基板と対向基板との間に挟
持された液晶層とを備え、画素基板は、互いに交差して
いる複数本のソース線および複数本のゲート線と、マト
リックス状に配置された主画素電極と、主画素電極と同
一層に近接して形成された第1の補助画素電極及び第2
の補助画素電極と、ゲート線から入力された信号電圧に
基づいてソース線から主画素電極に印加される電圧をス
イッチングするスイッチング素子と、ゲート線と絶縁層
を介して重なり合うように配置された第1の補助容量膜
及び第2の補助容量膜とを備え、対向基板は、画素電極
と対向する対向電極を備えており、第1の補助画素電極
と主画素電極との間が電気的に接続されており、第2の
補助画素電極と主画素電極との間が絶縁層により絶縁さ
れている。
【0030】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、第1の補助画素電
極と主画素電極との間にレーザを照射することにより第
1の補助画素電極と主画素電極との間の接続を切断し、
第2の補助画素電極または主画素電極にレーザを照射す
ることにより第2の補助画素電極と主画素電極との間を
接続して、液晶表示装置を修復することができる。上記
目的を達成する第7の発明に係る液晶表示装置は、画素
基板と、画素基板に対向する対向基板と、画素基板と対
向基板との間に挟持された液晶層とを備え、画素基板
は、互いに交差している複数本のソース線および複数本
のゲート線と、マトリックス状に配置された主画素電極
と、主画素電極と同一層に近接して形成された第1の補
助画素電極及び第2の補助画素電極と、ゲート線から入
力された信号電圧に基づいてソース線から第1の補助画
素電極及び第2の補助画素電極に印加される電圧をそれ
ぞれスイッチングする第1のスイッチング素子および第
2のスイッチング素子と、ゲート線と絶縁層を介して重
なり合うように配置されていると共にそれぞれ第1の補
助画素電極および第2の補助画素電極と接続している第
1の補助容量膜及び第2の補助容量膜とを備え、対向基
板は、画素電極と対向する対向電極を備えており、第1
の補助画素電極は主画素電極と接続されており、第2の
補助画素電極は主画素電極と絶縁されている。
【0031】そして、このような液晶表示装置において
画素電極が欠陥画素となった際には、 第1の補助画素
電極または主画素電極にレーザを照射して第1の補助画
素電極と主画素電極との間を絶縁することにより第1の
スイッチング素子を介したソース線と画素電極との間の
接続を切断し、第2の補助画素電極または主画素電極に
レーザを照射して第2の補助画素電極と主画素電極との
間を接続することにより第2のスイッチング素子を介し
てソース線と画素電極との間を接続して、液晶表示装置
を修復することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について、図面
を参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図3(a)は、実施の形態1に係る液
晶表示装置(第1の発明)における画素構成を概略的に
示した平面図であり、図4は、図3(a)のX1−X
1’断面における断面図である。実施の形態1に係る液
晶表示装置は、ソース線301a、301bと、このソ
ース線301a、301bにほぼ直交するゲート線30
2a、302bと、スイッチング素子となるTFT30
3と、画素電極304と、補助容量線308と、オーバ
ラップ膜601と信号制御配線604とを備えている。
【0033】図5(a)は、第1の発明における液晶表
示装置の画素構成を概略的に示した回路図である。な
お、図5(a)では、1つの画素領域についてのみ記載
されているが、このような画素がマトリクス状に配置さ
れている。このことは、以下の説明においても同様であ
る。
【0034】図示されているように、TFT303のソ
ース端子303xはソース線301aに接続され、ゲー
ト端子303yはゲート線302aに接続され、ドレイ
ン端子303zは画素電極304に接続されている。ま
た、補助容量線308は、隣接する2本のゲート線30
2a、302bの間に配置されている。
【0035】また、液晶層の容量である主容量(CLC
307は、画素電極304と対向電極306との間に形
成される。補助容量(Cst)305は、主容量(CLC
307を補助するものであり、隣り合う2本のゲート線
302a、302bの間に配置された補助容量線308
と画素電極304との間に形成される。
【0036】また、ソース線301a、301bにはソ
ース信号が伝送され、ゲート線302a、302bには
ゲート信号が伝送される。ソース信号は、各画素領域に
おける表示の輝度レベルに対応する信号であり、各画素
領域の画素電極304に所定の書込周波数で伝送され
る。ゲート信号は、各画素領域の画素電極304に対応
するソース信号を伝送するために、特定のタイミングで
TFT303のスイッチングを行う信号である。なお、
図3(a)では対向電極306は省略されている。
【0037】図示されているように、実施の形態1に係
る液晶表示装置におけるオーバラップ膜601は、画素
電極304および補助容量線308と重なり合うように
配置されており、図4に示されているように画素電極3
04と補助容量線308との間が絶縁層701により絶
縁されている。
【0038】実施の形態1では、TFT303の異常動
作等により画素電極304が欠陥画素になると、欠陥画
素のオーバラップ膜601にレーザを照射して、レーザ
を受けた溶融接続部Aにおいて、図4に示した画素電極
304と補助容量線308との間の絶縁層701を溶融
させ、画素電極304と補助容量線308との間を接続
する。
【0039】液晶表示装置の駆動時には、前記液晶層の
駆動を制御する駆動手段(図示せず)は、図5(b)お
よび図3(b)に示すように、欠陥画素の画素電極30
4に接続された補助容量線308に、黒表示電圧Vbに
調節された電圧を印加する。これにより、欠陥画素の表
示を確実に黒として、欠陥画素を目立たなくすることが
可能となる。実施の形態1では、補助容量線308に、
黒表示電圧Vbとして6.5V〜7.5Vの電圧を印加
する駆動条件が有効であり、欠陥画素を効果的に目立た
なくすることができた。
【0040】第1の発明に係る液晶表示装置によれば、
TFT303などのスイッチング素子の異常動作等によ
り欠陥画素が発生すると、欠陥画素の上記オーバラップ
膜601にレーザを照射して、画素電極304と補助容
量線308との間の絶縁層を溶融させ、画素電極304
と補助容量線308との間を接続させることにより、修
復することができる。これにより、補助容量線308を
介して画素電極304に所望の電圧を印加することがで
きる。そして、液晶表示装置の駆動時に、画素電極30
4及び対向電極306間に黒表示電圧Vbを印加するこ
とにより、欠陥画素の表示を確実に黒として目立たなく
することができる。OCB型の液晶表示装置の場合、位
相差板のリタデーション値などにもよるが、黒表示電圧
Vbは、6.5V〜7.5Vとなるのが一般的である。
一例を挙げると、対向電極306に印加する電圧を0V
の一定値とし、補助容量線308に印加する電圧を6.
5〜7.5Vの振幅で変動させれば良い。尚、補助容量
線308と対向電極306との間は、液晶層に所望の電
圧を印加するために、確実に絶縁されていることが必要
である。
【0041】画素電極304にはITO(Indium Tin O
xide)などの透明電極が用いられるのが一般的であり、
照射したレーザのエネルギーは画素電極304において
吸収され難いので、光吸収性材料からなるオーバラップ
膜601は照射するレーザの光エネルギーをよく吸収し
て溶融する金属などで形成されていることが望ましい。
【0042】オーバラップ膜601は、図4に示したよ
うな絶縁層701を挟まず画素電極304の上面に直接
配置されてもよい。これによっても上記と同様の効果を
得ることができる。
【0043】オーバラップ膜601は、ソース線301
a、301b形成時に残された金属層により、透明電極
からなる画素電極304と補助容量線308との間に配
置されてもよい。この場合、レーザは透明電極からなる
画素電極304を通過して画素電極304と補助容量線
308との間に配置された金属からなるオーバラップ膜
601によって吸収され、周囲の絶縁層を溶融して画素
電極304と補助容量線308との間を電気的に接続し
得る。
【0044】また、反射型液晶表示装置のように、画素
電極304をアルミニウム等から形成して反射電極とし
た場合、補助容量線308と重なり合う部分の画素電極
304はオーバラップ膜601の役割をも兼ねることに
なる。すなわち、この場合には、画素電極304とは別
個にオーバラップ膜601を形成する必要はない。な
お、反射型液晶表示装置に適したOCBモードの液晶と
しては、R−OCB(Refrective-OCB)が知られている。
【0045】画素の修復前においては、画素電極304
と補助容量線308との間が絶縁されており、両者の間
には補助容量(Cst)305が形成されている。この場
合、補助容量線308に印加する電圧を変化させると、
その影響を受けて、画素電極304の電位が変動する。
したがって、画素電極304に印加する電圧の書込周波
数と、補助容量線308に印加する電圧の修復周波数と
が一致すると、液晶表示装置における表示画面の上部と
下部で輝度が異なってしまう輝度傾斜が発生する場合が
ある。
【0046】そこで、第1の発明に係る液晶表示装置
は、前記液晶層の駆動を制御する駆動手段を更に備え、
前記駆動手段は、前記画素電極に印加する電圧の周波数
とは異なる周波数の電圧を、前記補助容量線に印加する
ことが好ましい。前記補助容量線に印加する電圧は黒表
示電圧Vbであることが好ましく、これにより輝度傾斜
の発生を防ぐことができる。
【0047】上述した輝度傾斜を避けるため実施の形態
1では、書込周波数を、1秒間に60枚の表示画面を正
および負の両極性で書き込む30Hzに設定した。そし
て、補助容量線308に印加する電圧を変化させる修復
周波数を、書込周波数より高周波の300Hzとした。
このように、前記駆動手段は、前記画素電極に印加する
電圧の周波数とは異なる周波数、特に書込周波数より高
い周波数の電圧を、前記補助容量線に印加することが望
ましい。なお、補助容量線308に印加する電圧の周波
数は、前記画素電極に印加する電圧の周波数である書込
周波数の5倍以上とすることで、良好な画面表示が得ら
れている。
【0048】前記補助容量線に印加する電圧の周波数
は、前記画素電極に印加する電圧の周波数の5倍以上と
することがより好ましい。これにより、画面のちらつき
を防止して、より良好な画面表示が得られる。
【0049】尚、前記補助容量の容量が十分でない場合
には、前記画素領域を画定する2本の前記ゲート線のい
ずれかと前記画素電極との間に追加補助容量を更に形成
することにより、容量を補うことができる。追加補助容
量を形成するゲート線は、当該画素領域に対応する前記
スイッチング素子と接続されていないゲート線である前
段ゲート線であることが好ましい。すなわち、図5
(a)において、補助容量(Cst)305の容量不足を
補うため、前段のゲート線302bと画素電極304と
の間に追加補助容量(図示せず)を更に形成し、これを
併用してもよい。これにより、前段のゲート線302b
における追加補助容量(図示せず)を併用することがで
き、補助容量線308における補助容量(Cst)305
を補うことが可能となる。
【0050】図示されているように、ゲート線302a
はTFT303のゲート端子を制御する。そして、信号
制御配線604は、第1TFT接続部602を介してT
FT303のソース端子をソース線301aに接続し、
画素電極接続部603を介してドレイン端子を画素電極
304に接続する。
【0051】TFT303の異常動作が発生すると、ゲ
ート線302aの制御が無効となり、ソース端子とドレ
イン端子とが導通する場合がある。このとき、ソース線
301aと画素電極304とがゲート信号のタイミング
によらず短絡するので、欠陥画素の修復時には、上述の
ように画素電極304と補助容量線308との間を接続
するとともに、TFT303による画素電極304とソ
ース線301aとの間の接続を切断して、故障したTF
T303を切り離しておくことが望ましい。
【0052】なお、上記実施の形態1においては、白表
示電圧Vhと黒表示電圧Vbとの間においては、画素電
極と対向電極との間に印加される駆動電圧を高電圧にす
るにつれて低下するノーマリーホワイトモードのOCB
型液晶表示装置を例に挙げて説明したが、図2(c)に
その特性が示されているノーマリーブラックモードのO
CB型液晶表示装置にも適用できる。この場合、白表示
電圧Vhと黒表示電圧Vbとの間においては、画素電極
と対向電極との間に印加される駆動電圧を低電圧にする
と輝度が低下し、黒表示電圧Vbにおいて最小値を有
し、さらに電圧を低電圧にすると輝度が上昇する。 (実施の形態2)図6(a)は、実施の形態2に係る液
晶表示装置(第2の発明)における画素構成を概略的に
示した平面図であり、図7は、図6(a)のX2−X
2’断面における断面図である。実施の形態2に係る液
晶表示装置は、ソース線301a、301bと、このソ
ース線301a、301bにほぼ直交するゲート線30
2a、302bと、スイッチング素子となるTFT30
3と、画素電極304と、オーバラップ膜801と、信
号制御配線604とを備えている。なお、図6(a)に
おいては、対向電極306等が省略されている。
【0053】図8(a)は、前記第2の発明に係る液晶
表示装置の画素構成を概略的に示した回路図である。図
8(a)に示す画素構成は、図5(a)に示す補助容量
線308がなく、補助容量(Cst)305aは、ゲート
線302bと画素電極304との間に形成される。その
他の構成は、図5(a)に示した構成と同様である。補
助容量(Cst)305aを形成するゲート線は、画素領
域を画定する2本のゲート線302a,302bのう
ち、当該画素領域に対応するスイッチング素子303が
接続されていないゲート線である前段ゲート線302b
であることが好ましい。
【0054】図示されているように、実施の形態2に係
る液晶表示装置におけるオーバラップ膜801は、前段
のゲート線302bおよび画素電極304と重なり合う
ように配置されており、図7に示されているように画素
電極304とオーバラップ膜801との間はオーバラッ
プ膜接続部Cにおいて接続されているが、前段のゲート
線302bとオーバラップ膜801との間は溶融接続部
Bで絶縁されている。なお、オーバラップ膜801の光
学的特性は実施の形態1と同様である。
【0055】実施の形態2では、TFT303の異常動
作等により欠陥画素が発生すると、欠陥画素のオーバラ
ップ膜801にレーザを照射して、レーザを受けた溶融
接続部Bにおいて、オーバラップ膜801を介した画素
電極304と前段のゲート線302bとの間の接続を絶
縁する絶縁層901およびオーバラップ膜801を溶融
させ、オーバラップ膜801と前段のゲート線302b
と間を接続する。オーバラップ膜801と画素電極30
4とは、オーバラップ膜接続部Cにおいて接続されてい
るので、結果として、前段のゲート線302bと画素電
極304との間を接続することとなる。
【0056】これにより、上述した輝度浮き特性のない
TN型液晶表示装置等を用いる別の実施の形態では、欠
陥画素の表示を確実に黒として、欠陥画素を目立たなく
することができる。
【0057】しかしながら実施の形態2では、上述した
OCB型液晶表示装置のように輝度浮き特性を有する液
晶表示装置、すなわち画素電極304と対向電極306
との間の電圧が無印加の状態で液晶分子がスプレイ配向
となり、転移電圧の印加によりベンド配向となって、駆
動電圧の印加によりベンド配向状態で駆動される。
【0058】上述したようにゲート線302a、302
bには、一般的にその絶対値が黒表示電圧より高い電圧
が印加されている。ゲート線302a、302bに印加
される電圧は、ほとんどの時間においてlowレベルで
あり、そのゲート線302a、302bに接続された画
素電極304を選択する場合のみhighレベルとな
る。そして、黒を表示すべき欠陥画素において、その輝
度に影響する印加電圧は、時間的平均化されてほぼlo
wレベルの−15V程度となるからである。
【0059】第2の発明に係る液晶表示装置によれば、
TFT303の異常動作等により画素電極304が欠陥
画素となると、この欠陥画素のオーバラップ膜801に
レーザを照射して、画素電極304と前段ゲート線30
2bとの間の絶縁層を溶融させ、画素電極304とゲー
ト線302bとの間を接続させることにより、修復する
ことができる。
【0060】一般的にゲート線302a、302bに
は、スイッチング素子303をオンにしている期間(こ
の期間では、ゲート線302aには+15V程度の電圧
が印加される)を除けば、スイッチング素子303をオ
フにするために−15V程度のように絶対値の大きな電
圧が印加されているので、ゲート線302a、302b
を欠陥画素の画素電極304に接続させると、上述した
輝度浮き特性のないTN型液晶表示装置等では、高電圧
側のしきい値電圧Vt2以上の電圧が印加されるので
(図2(a)参照)、欠陥画素の表示を確実に黒とし
て、欠陥画素を目立たなくすることができる。
【0061】これに対し、OCB型液晶表示装置におい
ては、黒表示電圧が6.5〜7.5Vであれば、その絶
対値が黒表示電圧より高い電圧が液晶層に印加されるの
で、輝度浮き特性(図2(b)参照)により欠陥画素を
黒表示にすることができない。そこで、図8(b)およ
び図6(b)に示すように、OCB型液晶表示装置に第
2の発明を適用する場合、スイッチング素子303をオ
フにする際にゲート線に印加する電圧を黒表示電圧に略
一致するように構成する。
【0062】これにより駆動時に、黒表示電圧以上の電
圧を、欠陥画素の画素電極304に接続されたゲート線
302bに印加することにより、欠陥画素の表示を確実
に黒として、欠陥画素を目立たなくすることができた。
特に、駆動手段からゲート線302bに印加される平均
電圧が15Vの場合において、液晶層のリタデーション
値と、位相差板のリタデーション値とのリタデーション
総和が30nm以下であるときに、欠陥画素を効果的に
目立たなくすることができた。この場合の駆動電圧は、
例えば、6.0〜7.0Vとすることが好ましく、これ
によって、液晶表示装置を良好に動作させることができ
た。
【0063】輝度浮き特性をより効果的に抑制するため
に、液晶層の駆動を制御する駆動手段(図示せず)を更
に備えると共に、画素基板又は対向基板の少なくとも一
方に位相差板(図示せず)を設けることが好ましい。
【0064】図1に示すOCB型液晶表示装置は、黒表
示電圧を印加したときに、液晶層105のリタデーショ
ン値と、画素基板102a及び対向基板102bにそれ
ぞれ配置された位相差板103a,103bのリタデー
ション値とが相殺された値であるリタデーション総和が
最小となるように設計される。即ち、黒表示電圧印加時
に、上記リタデーション総和の関数である輝度が最も低
くなるように設計されている。リタデーション値は、画
素基板102a又は対向基板102bの表面に垂直な方
向における屈折率異方性(Δn)と厚み(d)の積とし
て表すことができる。
【0065】また、液晶層のリタデーション値の印加電
圧による変化は、駆動電圧が高いほど緩やかになる。位
相差板のリタデーション値は印加電圧の影響を受けない
ので、輝度の印加電圧による変化も駆動電圧が高いほど
緩やかになる。そのため、駆動電圧を高くすることによ
り、図2の特性曲線202に示したような輝度浮き特性
を抑制することができる。
【0066】したがって、前記液晶層は、前記画素電極
及び対向電極間の電圧が無印加の状態で液晶分子がスプ
レイ配向となり、転移電圧の印加によりベンド配向とな
って、駆動電圧の印加によりベンド配向状態で駆動され
る液晶表示装置において、前記液晶層の駆動を制御する
駆動手段を更に備えると共に、前記画素基板又は前記対
向基板の少なくとも一方に位相差板が設けられているこ
とが好ましく、前記駆動手段から前記ゲート線に印加さ
れる平均電圧が15Vの場合において、前記液晶層のリ
タデーション値と、前記位相差板のリタデーション値と
のリタデーション総和が30nm以下であることが望ま
しい。これにより、修復した欠陥画素を目立たなくする
ことができる。この場合の駆動電圧は、例えば、6.0
〜7.0Vとすることが好ましく、これによって、液晶
表示装置を良好に動作させることができる。
【0067】また、前記液晶層は、前記画素電極及び対
向電極間の電圧が無印加の状態で液晶分子がスプレイ配
向となり、転移電圧の印加によりベンド配向となって、
駆動電圧の印加によりベンド配向状態で駆動される液晶
表示装置において、前記液晶層の駆動を制御する駆動手
段を更に備えると共に、前記画素基板又は前記対向基板
の少なくとも一方に位相差板が設けられていることが好
ましく、前記駆動手段から前記ゲート線に印加される平
均電圧が12.5V〜13.5Vの範囲において、前記
液晶層のリタデーション値と、前記位相差板のリタデー
ション値とのリタデーション総和が30nm以下である
ことが望ましい。この場合も、修復した欠陥画素を目立
たなくしつつ、液晶表示装置を良好に動作させることが
できる。
【0068】実施の形態2においては、リタデーション
総和を10〜30nmのいずれかの値とし、駆動時に、
ゲート線302a、302bに時間的平均値の絶対値が
14.5〜15.5Vのいずれかの値となる電圧を印加
し、駆動電圧を6.5〜7.5Vのいずれかの値とし
た。このとき、液晶パネルの上下には、それぞれ15n
mの位相差板を一枚ずつ画素基板および対向基板と重な
るように配置した。このように設計することにより、修
復した欠陥画素を目立たなくしつつ、液晶表示装置を通
常に動作をさせることができた。
【0069】また、液晶パネルの上下に、それぞれ10
nmの位相差板を一枚ずつ配置し、上記のリタデーショ
ン総和を20nm以下としてもよい。これにより映像表
示モードにおいても、欠陥画素の表示を確実に黒とし
て、欠陥画素を目立たなくすることができた。
【0070】このように、輝度浮き特性を抑制するため
には、例えば7.8という比較的大きい液晶層の誘電率
の異方性△εのために実効的な駆動電圧は低下するの
で、駆動電圧を調節するよりもリタデーション値を調節
する方が効果的である。
【0071】しかし、ゲート線302a、302bに印
加する電圧の絶対値を低下させ、黒表示電圧に近づける
こと、すなわち駆動電圧を調節することによって、輝度
浮き特性を抑制してもよい。この実施の形態の場合に
は、前記駆動手段から前記ゲート線に印加される平均電
圧が12.5V〜13.5Vの範囲において、前記液晶
層のリタデーション値と、前記位相差板のリタデーショ
ン値とのリタデーション総和が30nm以下とした。こ
のように設計することにより、修復した欠陥画素を目立
たなくしつつ、液晶表示装置を通常に動作をさせること
ができる。
【0072】また、オーバラップ膜801と前段のゲー
ト線302bとの間の容量を補助容量として利用しても
よい。これにより、補助容量を形成するために、限られ
た画素領域内の面積を有効に利用することができる。
【0073】なお、溶融接続部Bとオーバラップ膜接続
部Cとの配置を入れ替える、または、オーバラップ膜接
続部Cもレーザの照射により溶融する溶融接続部として
もよい。これにより、第2の発明を多種多様な製造プロ
セスに適合させることができる。
【0074】また、オーバラップ膜801は、画素電極
304の上面に直接形成されていてもよい。ソース線3
01a、301b形成時の金属層を残して、画素電極3
04の下層に形成されていてもよい。オーバラップ膜8
01は、画素電極304または、前段のゲート線302
bと一体化して形成されていてもよい。このように、第
2の発明は多種多様な製造プロセスに適合させることが
できる。
【0075】また、実施の形態2においては、前段のゲ
ート線302bに代えて、ソース線301a、301b
と画素電極304とを接続させることもできる。図示し
ていないが、このとき、オーバラップ膜(図示せず)
は、画素電極304およびソース線301a、301b
のそれぞれを覆い、レーザの照射により溶融して画素電
極とソース線とを電気的に接続させて、欠陥画素の修復
を行う。
【0076】ソース線には、表示画面において、縦方向
に配列された画素に関する表示データに対応したソース
信号が伝送される。このため、縦方向に配列された画素
の画素電極に印加される電圧の平均値が、その欠陥画素
に印加される。そのため、欠陥画素の表示を、明るい画
面では明るく、暗い画面では暗くすることができ、欠陥
画素の表示を画面の表示状態に合わせることができる。 (実施の形態3)この第3の発明は、OCB型液晶表示
装置のように液晶層の液晶分子の配向状態が、スプレイ
配向状態またはベンド配向状態をなす液晶表示装置にお
いて、液晶表示装置の駆動時に、対向電極に前記転移電
圧に略等しい電圧となる自発的黒表示電圧を印加するこ
とにより、スイッチング素子が導通せず画素電極に電圧
が印加されない欠陥画素が存在するときに、自発的にそ
の欠陥画素の表示を確実に黒として、欠陥画素を目立た
なくすることができる。
【0077】図2にその輝度−電圧特性を示したOCB
型液晶表示装置では、スイッチング素子が導通せず画素
電極に電圧が印加されないと、その電位は0Vとなるの
で、対向電極306に電圧が印加されないと、液晶分子
の配向状態は、図1の(a)に示したスプレイ配向状態
となり、欠陥画素が「輝点」として目立ってしまう。
【0078】そこで、対向電極に黒表示電圧Vbを常時
印加することにより、スイッチング素子が導通せず電圧
が印加されない欠陥画素である画素電極が存在する場合
であっても、液晶層に電圧を印加して液晶分子がスプレ
イ配向状態となるのを防ぐことができ、欠陥画素を目立
たなくすることができる。
【0079】ノーマリーブラック型のOCB型液晶表示
装置では、対向電極に印加する電圧は、周波数が25〜
35Hzの範囲で、電圧振幅が2.5Vの範囲にあるこ
とが好ましい。 (実施の形態4)画素を制御するTFTなどのスイッチ
ング素子の異常動作や、画素表示状態を保持する補助容
量の短絡に伴う欠陥画素の修復においては、欠陥画素の
表示を確実に黒とすることにより目立たなくすることが
できるが、より完全な修復を望む場合には、正常に動作
する良好な画素へと完全に修復することが好ましい。第
4の発明、第5の発明、第6の発明および第7の発明
は、このような観点からなされたものである。
【0080】実施の形態4では、TFTなどのスイッチ
ング素子の異常動作等により発生した欠陥画素におい
て、TFTそのものを新しいTFTに取り替えて欠陥画
素の修復を行う。即ち、欠陥画素の表示を目立たなくす
るのではなく、通常に動作する良好な画素へと完全に修
復する。
【0081】図9は、実施の形態4に係る液晶表示装置
(第4の発明)における画素構成を概略的に示した平面
図であり、図10は、図9のX3−X3’断面における
断面図であり、図11は、図9のX4−X4’断面にお
ける断面図である。
【0082】図示されているように、実施の形態4に係
る液晶表示装置(第4の発明)は、ソース線301a、
301bと、ゲート線302a、302bと、第1のス
イッチング素子及び第2のスイッチング素子である第1
TFT303aおよび第2TFT303bと、画素電極
304と、第1オーバラップ層1004と、信号制御配
線1001とを備えている。これらについては、図12
に示したものと同様であり、実施の形態4は上述した第
4の発明に係る実施の形態を示している。また、ここで
は省略しているが、対向電極306等も備えている。
【0083】信号制御配線1001は、信号制御配線接
続部1002でソース線301aに接続されており、第
1TFT303aおよび第2TFT303bは、ゲート
線から入力された信号電圧に基づいてソース線301a
から第1の接続部1003に印加される電圧、及びソー
ス線301aから第2の接続部502の信号制御配線1
001側に印加される電圧をそれぞれスイッチングす
る。
【0084】第1オーバラップ層1004は、金属のよ
うな光吸収性材料からなり、第1の接続部1003、第
2の接続部502、及び画素電極304と重なり合うよ
うに配置され、画素電極接続部1005を介して、第1
の接続部1003と画素電極304との間が電気的に接
続されている。また、第2の接続部502と画素電極3
04との間が図11に示した絶縁層1101により絶縁
されている。したがって、通常の状態においては、第1
TFT303aは、ソース線301aと画素電極304
との間をスイッチングする図8(a)に示したTFT3
03として動作する、これに対し第2TFT303b
は、第2の接続部502により画素電極304から切断
された状態となっている。
【0085】実施の形態4では、第1TFT303aの
異常動作等により欠陥画素が発生すると、まず、図9に
示した信号制御配線1001上の第1TFT切断部50
1にレーザを照射して、故障した第1TFT303aに
よるソース線301aと画素電極304との間の接続を
切断し、第2TFT303bを介したソース線301a
と画素電極304との間を絶縁する第2の接続部502
にレーザを照射して、新しい第2TFT303bにより
ソース線301aと画素電極304との間を接続する。
【0086】これにより、故障した第1TFT303a
を画素電極304から切断し、新しい第2TFT303
bを画素電極304に接続する処理を容易に行うことが
でき、スイッチング素子の異常に伴う欠陥画素を正常な
画素へと完全に修復することができる。このように、第
2の接続部502を信号制御配線1001と第1オーバ
ラップ層1004との間に設けることにより、レーザの
照射による接続が容易となる。
【0087】なお、第1TFT切断部501は、信号制
御配線1001のうちソース線301から第1TFT3
03aを介して第1TFT接続部1003に至るまでの
経路上、または、第1オーバラップ層1004のうち、
第1TFT接続部1003から画素電極接続部1005
に至るまでの経路上に、第2TFT303bを介してソ
ース線301から画素電極304に至る経路を保護しつ
つ設けるとよい。また、第2の接続部502は、ソース
線301と第2TFT303bとの間および第2TFT
303bと画素電極304との間のいずれかを絶縁し、
レーザの照射により溶融して絶縁箇所を接続するもので
あればよい。
【0088】図12は、第4の発明及び第5の発明を説
明するために、液晶表示装置の画素構成を概略的に示し
た回路図である。図示されているように、液晶表示装置
は、ソース線301a、301bと、ゲート線302a
と、前段のゲート線302bと、画素電極304と、対
向電極306とを備えており、これらについては、図5
(a)または図8(a)に示した液晶表示装置と同様で
ある。
【0089】第4の発明に係る液晶表示装置は、図8
(a)に示したTFT303に代えて、それぞれ第1の
スイッチング素子及び第2のスイッチング素子である第
1TFT303aおよび第2TFT303bを備えてい
る。第1TFT303aを介したソース線301aと画
素電極304との間は電気的に接続されており、第2T
FT303bを介したソース線301aと画素電極30
4との間は、第2TFT絶縁部502において絶縁され
ている。したがって、通常の状態においては、第1TF
T303aが図8(a)に示したTFT303として動
作する。
【0090】第1TFT303aの異常動作等により欠
陥画素が発生すると、ソース線301aと画素電極30
4とを接続する配線の任意の箇所にレーザを照射して、
第1TFT303aを介したソース線301aと画素電
極304との間の接続を切断する(図12の第1TFT
切断部501)。そして、第2TFT絶縁部502にレ
ーザを照射して、第2TFT303bを介したソース線
301aと画素電極304との間を電気的に接続する。
これにより、スイッチング素子の異常に伴う欠陥画素を
正常な画素へと完全に修復することができる。 (実施の形態5)実施の形態5は、補助容量の短絡によ
り発生した欠陥画素において、補助容量そのものを新し
い補助容量に取り替えて欠陥画素の修復を行う。即ち、
欠陥画素の表示を目立たなくするのではなく、通常に動
作する良好な画素へと完全に修復する。
【0091】図13は、実施の形態5に係る液晶表示装
置(第5の発明)における画素構成を概略的に示した平
面図であり、図14は、図13のX5−X5’断面にお
ける断面図であり、図15は、図13のX6−X6’断
面における断面図である。
【0092】実施の形態5に係る液晶表示装置(第5の
発明)は、ソース線301a、301bと、ゲート線3
02a、302bと、スイッチング素子となるTFT3
03と、画素電極304と、第2オーバラップ層130
3と、信号制御配線604とを備えている。なお、実施
の形態5では、前段のゲート線302bに代えて、補助
容量線308を用いているが、これらについては、図1
2に示したものと同様であり、実施の形態5は上述した
第5の発明に係る実施の形態を示している。また、ここ
では省略しているが、対向電極306等も備えている。
【0093】また、実施の形態5に係る液晶表示装置
(第5の発明)は、ゲート線302aと絶縁層1401
を介して重なり合うように配置された第1の補助容量膜
1301a及び第2の補助容量膜1301bを備えてい
る。そして、第1の補助容量膜1301aは、補助容量
線308との間に第1補助容量(Cst1)305bを形
成し、第2の補助容量膜1301bは、補助容量線30
8との間に第2補助容量(Cst2)305cを形成する
(図12参照)。
【0094】第2オーバラップ層1303は、光吸収性
材料からなり、第1の補助容量膜1301a、第2の補
助容量膜1301bおよび画素電極304と重なり合う
ように配置され、画素電極接続部1304を介して画素
電極340に接続されている。
【0095】また、図15に示されているように、第1
の補助容量膜1301aは、第1補助容量接続部130
2を介して第2オーバラップ層1303と接続されてい
るので、画素電極と接続されていることとなる。しか
し、第2の補助容量膜1301bと画素電極304との
間の接続が、第2補助容量絶縁部504で絶縁されてい
る。したがって、第1補助容量(Cst1)305bだけ
が補助容量として動作し、第2補助容量(Cst2)30
5cは切り離された状態となっている。
【0096】実施の形態5では、第1補助容量
(Cst1)305bの短絡により欠陥画素が発生する
と、第1の補助容量膜1301aと画素電極304との
間の第2オーバラップ層1303上に設けられた第1補
助容量切断部503にレーザを照射して、第1の補助容
量膜1301aと画素電極304との間の接続を切断
し、第2の補助容量膜1301bと画素電極304との
間を絶縁する第2オーバラップ層1303上に設けられ
た第2補助容量絶縁部504にレーザを照射して、第2
の補助容量膜1301bと画素電極304との間を接続
する。これにより、短絡した第1補助容量(Cst1)3
05bを切断し、第2補助容量(Cst2)305cを補
助容量として接続することができ、欠陥画素を通常に動
作する良好な画素へと完全に修復することができる。こ
のように、画素電極304と第1の補助容量膜1301
aとの間、および、画素電極304と第2補助容量絶縁
部504との間を接続する第2オーバラップ層1303
とを備えていることにより、レーザの照射による接続が
容易となる。
【0097】なお、第2補助容量絶縁部504は、第2
の補助容量膜1301bと画素電極304との間を絶縁
し、レーザの照射により溶融して絶縁箇所を接続するも
のであればよい。
【0098】なお、第1補助容量切断部503は、欠陥
画素の発生原因となる短絡した箇所を孤立させるため
に、第2オーバラップ層1303のうち、第1補助容量
接続部1302から画素電極接続部1304に至るまで
の経路上に、第2補助容量絶縁部504から画素電極接
続部1304に至る経路を保護しつつ設けるとよい。
【0099】また、第5の発明に係る液晶表示装置は、
第1の補助容量膜及び前記第2の補助容量膜を備えるこ
とにより、図8(a)に示した補助容量(Cst)305
aに代えて、第1補助容量(Cst1)305bおよび第
2補助容量(Cst2)305cを備えている。第1補助
容量膜1301aは画素電極304に電気的に接続され
ており、第2補助容量膜1301bと画素電極304と
の間は第2補助容量絶縁部504で絶縁されている。し
たがって、第1補助容量(Cst1)305bが図8
(a)に示した補助容量(Cst)305aとして動作す
る。
【0100】第1補助容量(Cst1)305bの短絡に
より欠陥画素が発生すると、第1補助容量(Cst1)3
05bを形成する第1の補助容量膜1301aと画素電
極304とを接続する配線の任意の箇所にレーザを照射
して、第1の補助容量膜と画素電極との間の接続を切断
する。そして、第2補助容量絶縁部504にレーザを照
射して、第2補助容量(Cst2)305cを形成する第
2の補助容量膜1301bと画素電極304との間を電
気的に接続する。これにより、補助容量の異常に伴う欠
陥画素を正常な画素へと完全に修復することができる。
尚、第1補助容量(Cst1)305bおよび第2補助容
量(Cst2)305cを、補助容量線308に代えて、
ゲート線302bと画素電極304との間に形成するこ
とも可能である。 (実施の形態6)図16は、実施の形態6に係る液晶表
示装置(第6の発明)における画素構成を概略的に示し
た平面図であり、図17は、図16のX7−X7’断面
における断面図である。
【0101】実施の形態5の場合と同様に、実施の形態
6に係る液晶表示装置(第6の発明)は、ソース線30
1a、301bと、ゲート線302a、302bと、ス
イッチング素子となるTFT303と、信号制御配線6
04とを備えている。なお、実施の形態6では、前段の
ゲート線302bに代えて、補助容量線308を用いて
いるが、これらについては、図12に示したものと同様
であり、実施の形態6は上述した第6の発明に係る実施
の形態を示している。また、ここでは省略しているが、
対向電極306等も備えている。
【0102】また、実施の形態6に係る液晶表示装置
(第6の発明)は、ゲート線302aと絶縁層1701
を介して重なり合うように配置された第1の補助容量膜
1601a及び第2の補助容量膜1601bを備えてい
る。そして、第1の補助容量膜1601aは、補助容量
線308との間に第1補助容量(Cst1)305bを形
成し、第2の補助容量膜1601bは、補助容量線30
8との間に第2補助容量(Cst2)305cを形成す
る。このことは実施の形態5と同様である。
【0103】しかし、実施の形態6に係る液晶表示装置
(第6の発明)は、各画素領域内に配置された主画素電
極304’と、主画素電極304’と同一層に近接して
形成された第1の補助画素電極304b及び第2の補助
画素電極304aとを備える。そして第1の補助画素電
極304bと主画素電極304’との間の切断線50
3’では、第1の補助画素電極304bと主画素電極3
04’との間は電気的に接続されており、第2の補助画
素電極304aと主画素電極304’との間の第2補助
容量絶縁部504では、第2の補助画素電極304aと
主画素電極304’との間が絶縁層により絶縁されてい
る。
【0104】そして、第1の補助容量膜1601aは、
第1補助容量接続部1602を介して主画素電極30
4’と接続された第1の補助画素電極304bに接続さ
れているが、第2の補助容量膜1601bは、主画素電
極304’と絶縁された第2の補助画素電極304aと
接続されており、図17に示されているように、第2の
補助画素電極304aと主画素電極304’との間は、
第2補助容量絶縁部504で絶縁されている。したがっ
て、第1補助容量(Cst1)305bだけが補助容量と
して動作する。なお、第2の補助画素電極304aは、
主画素電極304’と同時に形成されるとよい。
【0105】実施の形態6では、第1補助容量
(Cst1)305bの短絡により欠陥画素が発生する
と、第1の補助容量膜1601aに接続された第1の補
助画素電極304bと主画素電極304’との間に設け
られた第1補助容量切断部503にレーザを照射して、
短絡した第1の補助容量膜1601aに接続された第1
の補助画素電極304bを、主画素電極304’から切
り離す。
【0106】そして、次に第2の補助容量膜1601b
に接続された第2の補助画素電極304aと主画素電極
304’との間を絶縁する第2補助容量絶縁部504に
レーザを照射して、第2の補助容量膜1601bに接続
された第2の補助画素電極304aと主画素電極30
4’との間を接続する。
【0107】これにより、短絡した第1補助容量(C
st1)305bを切断し、第2補助容量(Cst2)305
cを補助容量として接続することができ、第1補助容量
(Cs t1)305bの短絡により発生した欠陥画素を通
常に動作する良好な画素へと完全に修復することができ
る。
【0108】このように主画素電極304’および第1
の補助画素電極304bとは別に第2の補助画素電極3
04aを配置することにより、主画素電極304’と第
1の補助画素電極304bとの間で切断を行い、主画素
電極304’と第2の補助画素電極304aとの間で接
続を行うことができるので、上述したオーバラップ層が
不要となる。これにより、各画素領域の開口を拡大させ
ることができ、また、製造工程を短縮化させることが可
能となる。
【0109】図12を参照すると、第6の発明に係る液
晶表示装置は、第1の補助画素電極1601aと画素電
極304に対応する主画素電極304’との間が電気的
に接続されているので、ゲート線302bと第1の補助
容量膜1601aとの間に第1補助容量(Cst1)30
5bが形成される。一方、第2の補助画素電極1601
bと主画素電極304’との間が絶縁層により絶縁され
ているので、第2補助容量(Cst2)305cと主画素
電極304’との間は第2補助容量絶縁部504で絶縁
されている。
【0110】第1補助容量(Cst1)305bの短絡に
より欠陥画素が発生すると、第1の補助画素電極304
bと主画素電極304’との間にレーザを照射して、第
1の補助画素電極304bと主画素電極304’との間
の接続を切断し、第2補助容量絶縁部504にレーザを
照射して、第2の補助画素電極304aと主画素電極3
04’との間を接続する。これにより、第1補助容量
(Cst1)305bを新しい第2補助容量(Cst2)30
5cに交換することができ、第1補助容量(Cs t1)3
05bの短絡により発生した欠陥画素を正常な画素へと
完全に修復することができる。 (実施の形態7)図18は、実施の形態7に係る液晶表
示装置(第7の発明)における画素構成を概略的に示し
た平面図である。図19は、図18のX8−X8’断面
における断面図である。
【0111】実施の形態4または6の場合と同様に、実
施の形態7に係る液晶表示装置(第7の発明)は、ソー
ス線301a、301bと、ゲート線302a、302
bと、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング
素子である第1TFT303aおよび第2TFT303
bと、信号制御配線1806とを備えている。これらに
ついては、図12に示したものと同様であり、実施の形
態7は上述した第7の発明に係る実施の形態を示してい
るが、実施の形態7では、図12に示した第1TFT切
断部501および第1補助容量切断部503を一体化し
て第1接続部5013に変更し、第2の接続部502お
よび第2補助容量絶縁部504を一体化して第2接続部
5024に変更した。
【0112】第1TFT303aおよび第2TFT30
3bは、ゲート線302aから入力された信号電圧に基
づいてソース線301aから第1接続部5013及び第
2接続部5024に印加される電圧をそれぞれスイッチ
ングするように配置されている。
【0113】しかし、実施の形態6の場合と同様に、実
施の形態7に係る液晶表示装置(第6の発明)は、各画
素領域内に配置された主画素電極304’と、主画素電
極304’と同一層に近接して形成された第1の補助画
素電極304b及び第2の補助画素電極304aとを備
える。そして第1の補助画素電極304bと主画素電極
304’との間の切断線5013’では、第1の補助画
素電極304bと主画素電極304’との間は電気的に
接続されており、第2の補助画素電極304aと主画素
電極304’との間の第2接続部5024では、第2の
補助画素電極304aと主画素電極304’との間が絶
縁層により絶縁されている。
【0114】したがって、第2TFT303bを介した
ソース線301aと主画素電極304’との間の接続
は、第2接続部5024で絶縁されており、第1TFT
303aだけがTFT303として動作する。詳細な接
続は以下の通りである。
【0115】第1の補助容量膜1801aは、画素電極
接続部1802を介して第1の補助画素電極304bに
接続された主画素電極304’に接続され、また、第1
TFT接続部1804を介して信号制御配線1806に
接続されている。信号制御配線1806は、第1TFT
303aを介してソース線301aに接続されている。
これに対し、第2の補助容量膜1801bは、画素電極
接続部1803を介して第2の補助画素電極304aに
接続され、また、第2TFT接続部1805を介して信
号制御配線1806に接続されている。そして、信号制
御配線1806は、第2TFT303bを介してとソー
ス線301aに接続されるように配置されている。しか
し、主画素電極304’と第2の補助画素電極304a
との間は第2接続部5024において絶縁されており、
第2TFT303bは、第2接続部5024により主画
素電極304’から切断された状態となっている。
【0116】一方、第1の補助容量膜1801aおよび
第2の補助容量膜1801bは、ゲート線302aと図
19に示した絶縁層1901を介して重なり合うように
配置されている。第1の補助容量膜1801aは、第1
補助容量接続部1802を介して主画素電極304’と
接続されているが、第2の補助容量膜1801bは、主
画素電極304’と絶縁された第2の補助画素電極30
4aと接続されている。したがって、第1補助容量(C
st1)305bだけが補助容量として動作する。
【0117】以上をまとめると、第1接続部5013は
第1の補助容量膜1801aを介して第1の補助画素電
極304bに接続され、第2の接続部5024は第2の
補助容量膜1801bを介して第2の補助画素電極30
4aに接続されており、第1の補助画素電極304bと
主画素電極304’との間が電気的に接続され、第2の
補助画素電極304aと主画素電極304’との間が絶
縁層1901により絶縁されている。
【0118】実施の形態7では、第1TFT303aの
異常動作または第1補助容量(Cst 1)305bの短絡
により欠陥画素が発生すると、第1の補助容量膜180
1aに接続された第1の補助画素電極304bと主画素
電極304’との間に設けられた第1接続部5013に
レーザを照射して、短絡した第1の補助容量膜1801
aおよび第1TFT303aのドレイン端子に接続され
た第1の補助画素電極304bを、主画素電極304’
から切り離す。
【0119】そして、次に第2の補助容量膜1801b
および第2TFT303bのドレイン端子に接続された
第2の補助画素電極304aと主画素電極304’との
間を絶縁する第2接続部5024にレーザを照射して、
第2の補助容量膜1801bに接続された第2の補助画
素電極304aと主画素電極304’との間を接続す
る。
【0120】これにより、第1補助容量(Cst1)30
5bを切断し、第2補助容量(Cst2)305cを補助
容量として接続することができるとともに、第1TFT
303aを主画素電極304’から切断し、新しい第2
TFT303bを主画素電極304’に接続する処理を
容易に行うことができる。これにより、第1補助容量
(Cst1)305bが短絡した場合にも、第1TFT3
03aが故障した場合にも、同じ処理により、欠陥画素
を通常に動作する良好な画素へと完全に修復することが
できるので、欠陥画素の修復処理を大きく簡略化するこ
とができる。
【0121】また、実施の形態6と同様に、主画素電極
304’と第1の補助画素電極304bとの間で切断を
行い、主画素電極304’と第2の補助画素電極304
aとの間で接続を行うことができるので、オーバラップ
層が不要となる。また、これにより各画素領域の開口を
拡大させることができ、また、製造工程を短縮化させる
ことが可能となる。
【0122】図12を参照すると、第7の発明に係る液
晶表示装置は、第1の補助画素電極304bと主画素電
極304’との間が電気的に接続されているので、ゲー
ト線302bと第1の補助容量膜304bとの間に第1
補助容量(Cst1)305bが形成される。一方、第2
の補助画素電極304aと主画素電極304’との間が
絶縁層により絶縁されているので、第2補助容量(C
st2)305cと主画素電極304’との間は第2補助
容量絶縁部504で絶縁されている。また、第1のスイ
ッチング素子である第1TFT303aを介したソース
線301aと主画素電極304’との間は、第1の補助
画素電極304b及び主画素電極304’間の接続によ
り電気的に接続されており、第2のスイッチング素子で
ある第2TFT303bを介したソース線301aと主
画素電極304’との間は、第2の補助画素電極304
a及び主画素電極304’間の絶縁により絶縁されてい
る。
【0123】第1補助容量(Cst1)305bの短絡又
は第1TFT303aの故障により欠陥画素が発生する
と、第1の補助画素電極304bと主画素電極304’
との間にレーザを照射して、第1の補助画素電極304
bと主画素電極304’との間の接続を切断し、第2補
助容量絶縁部504にレーザを照射して、第2の補助画
素電極304aと主画素電極304’との間を接続す
る。これにより、第1補助容量(Cst1)305b及び
第1TFT303aを、新しい第2補助容量(Cs t2
305c及び第2TFT303bに交換することがで
き、第1補助容量(C st1)305bの短絡又は第1T
FT303aの故障により発生した欠陥画素を正常な画
素へと完全に修復することができる。 (実施の形態8)実施の形態8では、欠陥画素の画素電
極と、隣接する正常な画素の画素電極とを接続すること
で、欠陥画素の修復を行う。すなわち実施の形態8は、
欠陥画素の表示を黒とするのではなく、周囲の良好な画
素とと同じ表示にすることによって点欠陥を見えにくく
することを目的とする。
【0124】図20は、本発明の実施の形態に係る液晶
表示装置における画素構成を概略的に示した平面図であ
る。図示されているように、実施の形態8に係る液晶表
示装置におけるオーバラップ膜2003は、ゲート線3
02bを越えて画素電極304および隣接する画素電極
304’のそれぞれをを覆い、オーバラップ膜接続部2
002を介して画素電極304と接続され、溶融接続部
2003により隣接する画素電極304’と絶縁される
ように配置されている。
【0125】実施の形態8では、TFT303の異常動
作等により欠陥画素が発生すると、オーバラップ膜20
03上の溶融接続部2003にレーザを照射して、隣接
する画素電極304’と補助容量線308との間の絶縁
層およびオーバラップ膜2003を溶融させ、オーバラ
ップ膜2003と隣接する画素電極304’とを接続さ
せる。これにより、画素電極304は隣接する画素電極
304’とともに、隣接するTFT303’によって制
御される。これにより、欠陥画素に周囲の良好な画素と
同じ表示をさせることができ、欠陥画素を目立たなくす
ることができる。
【0126】また、欠陥画素と周囲の良好な画素との間
で画素電極間を接続するとき、液晶表示装置がカラーフ
ィルタを有するカラー表示のディスプレイの場合には、
同一色の画素の画素電極間を接続する必要がある。その
ため、実施の形態8では、そのカラーフィルタが、画面
の縦方向に同一色の画素が並んだ方式であるストライプ
配列の液晶表示装置を用いた。カラーフィルタの配列に
は他の方式としてデルタ配列が存在するが、デルタ配列
においては、同一色が隣接しないので実施の形態8には
不向きである。
【0127】また、実施の形態8では、特にアナログ的
な映像が多いAV向け用途に有効であり、液晶TV等に
最適である。なお、ここで言う「アナログ的な映像」と
は、自然画や映画等の多階調、動きの激しい動画などの
一般的な画像をいい、会社のオフィス等で使用されるワ
ープロソフトやインターネット端末などのあまり階調表
示が必要でないような表示画像(いわゆるOA環境で使
用するような画像)は含まないという意味である。
【0128】また、解像度が高くXGAクラスの解像度
以上ではより効果が高い。ここでXGAクラスとは縦方
向表示線数が700本以上のものをいう。したがって、
実施の形態7において、液晶表示装置は、表示画面の縦
方向に対する表示画素数を700以上有することが望ま
しい。このような液晶表示装置では、特に隣接する画素
に接続させた欠陥画素が目立ちにくい。
【0129】なお、別の実施の形態では、溶融接続部2
003とオーバラップ膜接続部2002との配置を入れ
替える、または、両者をレーザの照射により溶融する溶
融接続部とする。これにより、多種多様な製造プロセス
に適合させることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明により、発生した欠陥画素を目立
たなくすることができる液晶表示装置およびその修復方
法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 OCB型液晶表示装置の構成を概略的に示し
た断面図である。ここで、図1(a)はスプレイ配向状
態、図1(b)はベンド配向状態をそれぞれ示してい
る。
【図2】 電圧(任意単位)−輝度(任意単位)特性曲
線を(a)ノーマリーホワイト型のTN型液晶表示装
置、(b)ノーマリーホワイト型のOCB型液晶表示装
置および(c)ノーマリーブラック型のOCB型液晶表
示装置について示したグラフである。
【図3】 図3(a)は、実施の形態1に係る液晶表示
装置(第1の発明)における画素構成を概略的に示した
平面図である。図3(b)は、ノーマリーホワイト型の
OCB型液晶表示装置における電圧(任意単位)−輝度
(任意単位)特性曲線である。
【図4】 図3(a)のX1−X1’断面における断面
図である。
【図5】 図5(a)は、第1の発明における液晶表示
装置の画素構成を概略的に示した回路図である。図5
(b)はノーマリーホワイト型のOCB型液晶表示装置
における電圧(任意単位)−輝度(任意単位)特性曲線
である。
【図6】 図6(a)は、実施の形態2に係る液晶表示
装置(第2の発明)における画素構成を概略的に示した
平面図である。図6(b)は、ノーマリーホワイト型の
OCB型液晶表示装置における電圧(任意単位)−輝度
(任意単位)特性曲線である。
【図7】 図6(a)のX2−X2’断面における断面
図である。
【図8】 図8(a)は、第2の発明に係る液晶表示装
置の画素構成を概略的に示した回路図である。図8
(b)はノーマリーホワイト型のOCB型液晶表示装置
における電圧(任意単位)−輝度(任意単位)特性曲線
である。
【図9】 実施の形態4に係る液晶表示装置(第4の発
明)における画素構成を概略的に示した平面図である。
【図10】 図9のX3−X3’断面における断面図で
ある。
【図11】 図9のX4−X4’断面における断面図で
ある。
【図12】 第4の発明及び第5の発明を説明するため
に、液晶表示装置の画素構成を概略的に示した回路図で
ある。
【図13】 実施の形態5に係る液晶表示装置(第5の
発明)における画素構成を概略的に示した平面図であ
る。
【図14】 図13のX5−X5’断面における断面図
である。
【図15】 図13のX6−X6’断面における断面図
である。
【図16】 実施の形態6に係る液晶表示装置(第6の
発明)における画素構成を概略的に示した平面図であ
る。
【図17】 図16のX7−X7’断面における断面図
である。
【図18】 実施の形態7に係る液晶表示装置(第7の
発明)における画素構成を概略的に示した平面図であ
る。
【図19】 図18のX8−X8’断面における断面図
である。
【図20】 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置に
おける画素構成を概略的に示した平面図である。
【図21】 従来技術である特開平4−324819号
公報の図1に記載された液晶表示装置の画素電極を示す
平面図である。
【図22】 従来技術である特開平8−328035号
公報の図1に記載された液晶表示装置の画素電極を示す
平面図である。
【符号の説明】
301a、301b ソース線 302a、302b ゲート線 303 TFT 303a 第1TFT 303b 第2TFT 304 画素電極 304’ 主画素電極 304a 第2の補助画素電極 304b 第1の補助画素電極 305、305a 補助容量(Cst) 305b 第1補助容量(Cst1) 305c 第2補助容量(Cst2) 306 対向電極 307 主容量(CLC) 308 補助容量線 501 第1TFT切断部 502 第2の接続部 503 第1補助容量切断部 504 第2補助容量絶縁部 5013 第1接続部 5013’ 切断線 5024 第2接続部 601 オーバラップ膜 602 第1TFT接続部 603 画素電極接続部 604 信号制御配線 701 絶縁層 801 オーバラップ膜 901 絶縁層 1001 信号制御配線 1002 信号制御配線接続部 1003 第1の接続部 1004 第1オーバラップ層 1005 画素電極接続部 1101 絶縁層 1301a 第1の補助容量膜 1301b 第2の補助容量膜 1302 第1補助容量接続部 1303 第2オーバラップ層 1304 画素電極接続部 1401 絶縁層 1601a 第1の補助容量膜 1601b 第2の補助容量膜 1602 第1補助容量接続部 1701 絶縁層 1801a 第1の補助容量膜 1801b 第2の補助容量膜 1802 画素電極接続部 1803 画素電極接続部 1804 第1TFT接続部 1805 第2TFT接続部 1806 信号制御配線 1901 絶縁層 A 溶融接続部 B 溶融接続部 C オーバラップ膜接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/35 G09F 9/35 H01L 29/786 H01L 29/78 612A (72)発明者 小林 淳一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 好紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 津田 圭介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河島 秀弥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA47 FA13 FA14 GA12 HA01 HA02 HA04 HA08 HA12 HA15 JA04 JA05 JA09 KA07 KA26 KA27 MA01 MA03 MA04 MA20 2H092 GA11 GA28 JA24 JB01 JB07 JB11 JB21 JB22 JB31 JB56 JB71 NA01 NA25 NA26 NA29 PA01 PA02 PA08 5C094 AA42 BA03 BA43 CA19 DA13 GB10 HA08 5F110 AA27 BB01 BB02 NN73 QQ30 5G435 AA17 BB12 CC09 HH12 KK05 LL06 LL07 LL08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素基板と、前記画素基板に対向する対
    向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持さ
    れた液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、隣接する2
    本の前記ゲート線の間に形成されて所定電圧を印加可能
    な補助容量線と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜
    とを備えており、 前記対向基板は前記画素電極と対向する対向電極を備え
    ており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記画素電極
    および前記補助容量線と重なり合うように配置され、前
    記画素電極と前記補助容量線との間が絶縁層により絶縁
    されており、 前記液晶層の輝度は、黒を表示する際に前記画素電極と
    前記対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
    際に最小値となり、前記画素電極と前記対向電極との間
    に前記黒表示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧
    を印加しても前記液晶層の輝度は上昇し、 前記補助容量線には、前記黒表示電圧とほぼ同じ電圧が
    印加されている、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶層は、前記画素電極と前記対向
    電極との間に印加される電圧が無印加の状態ではスプレ
    イ配向となり、前記画素電極と前記対向電極との間に転
    移電圧を印加することによりベンド配向となるOCBモ
    ードの液晶分子からなる、請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記液晶層の駆動を制御する駆動手段を
    更に備え、前記駆動手段は、前記画素電極に印加する電
    圧の周波数とは異なる周波数の電圧を、前記補助容量線
    に印加する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記補助容量線に印加する電圧の周波数
    は、前記画素電極に印加する電圧の周波数の5倍以上と
    する、請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記補助容量線に印加する電圧は6.5
    〜7.5Vである、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画素電極との間に追加補助容量を形
    成する追加補助容量線が、前記隣接する2本のゲート線
    の間に形成されている、請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 画素基板と、前記画素基板に対向する対
    向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持さ
    れた液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、隣接する2
    本の前記ゲート線の間に形成されて所定電圧を印加可能
    な補助容量線と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜
    とを備えており、 前記対向基板は前記画素電極と対向する対向電極を備え
    ており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記画素電極
    および前記補助容量線と重なり合うように配置され、前
    記画素電極と前記補助容量線との間が絶縁層により絶縁
    されており、 前記液晶層の輝度は、黒を表示する際に前記画素電極と
    前記対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
    際に最小値となり、前記画素電極と前記対向電極との間
    に前記黒表示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧
    を印加しても前記液晶層の輝度は上昇し、 前記補助容量線には、前記黒表示電圧とほぼ同じ電圧が
    印加されている液晶表示装置において画素電極が欠陥画
    素となった際に前記液晶表示装置を修復する方法であっ
    て、 欠陥画素となった前記画素電極に重なり合うオーバラッ
    プ膜にレーザを照射して前記画素電極と前記補助容量線
    との間の前記絶縁層を溶融させることにより前記画素電
    極と前記補助容量線との間を接続させる、液晶表示装置
    を修復する方法。
  8. 【請求項8】 画素基板と、前記画素基板に対向する対
    向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持さ
    れた液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、隣接する2
    本の前記ゲート線の間に形成されて所定電圧を印加可能
    な補助容量線と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜
    とを備えており、 前記対向基板は前記画素電極と対向する対向電極を備え
    ており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記画素電極
    および前記ゲート線と重なり合うように配置され、前記
    画素電極と前記ゲート線との間が絶縁層により絶縁され
    ており、 前記液晶層の輝度は、黒を表示する際に前記画素電極と
    前記対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
    際に最小値となり、前記画素電極と前記対向電極との間
    に前記黒表示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧
    を印加しても前記液晶層の輝度は上昇し、 前記スイッチング素子をオフにさせる前記信号電圧が前
    記黒表示電圧とほぼ同じ電圧である、液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記液晶層は、前記画素電極と前記対向
    電極との間に印加される電圧が無印加の状態ではスプレ
    イ配向となり、前記画素電極と前記対向電極との間に転
    移電圧を印加することによりベンド配向となるOCBモ
    ードの液晶分子からなる、請求項8に記載の液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】 前記液晶層の駆動を制御する駆動手段
    を更に備えると共に、前記画素基板又は前記対向基板の
    少なくとも一方に位相差板が設けられている、請求項8
    に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段から前記ゲート線に印加
    される平均電圧が15Vの場合において、前記液晶層の
    リタデーション値と、前記位相差板のリタデーション値
    とのリタデーション総和が30nm以下である、請求項
    10に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段から前記ゲート線に印加
    される平均電圧が12.5V〜13.5Vの範囲におい
    て、前記液晶層のリタデーション値と、前記位相差板の
    リタデーション値とのリタデーション総和が30nm以
    下である、請求項10に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、隣接する2
    本の前記ゲート線の間に形成されて所定電圧を印加可能
    な補助容量線と、光吸収性材料からなるオーバラップ膜
    とを備えており、 前記対向基板は前記画素電極と対向する対向電極を備え
    ており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記画素電極
    および前記ゲート線と重なり合うように配置され、前記
    画素電極と前記ゲート線との間が絶縁層により絶縁され
    ており、 前記液晶層の輝度は、黒を表示する際に前記画素電極と
    前記対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
    際に最小値となり、前記画素電極と前記対向電極との間
    に前記黒表示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧
    を印加しても前記液晶層の輝度は上昇し、 前記スイッチング素子をオフにさせる前記信号電圧が前
    記黒表示電圧とほぼ同じ電圧である液晶表示装置におい
    て画素電極が欠陥画素となった際に前記液晶表示装置を
    修復する方法であって、 欠陥画素となった画素電極に重なり合うオーバラップ膜
    にレーザを照射して前記画素電極と前記ゲート線との間
    の前記絶縁層を溶融させることにより前記画素電極と前
    記ゲート線との間を接続させる、液晶表示装置を修復す
    る方法。
  14. 【請求項14】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子とを備えてお
    り、 前記対向基板は前記画素電極と対向する対向電極を備え
    ており、 前記液晶層の輝度は、黒を表示する際に前記画素電極と
    前記対向電極との間に印加される黒表示電圧を印加した
    際に最小値となり、前記画素電極と前記対向電極との間
    に前記黒表示電圧よりも高い電圧を印加しても低い電圧
    を印加しても前記液晶層の輝度は上昇し、 前記対向電極には、前記黒表示電圧とほぼ同じ電圧が印
    加されている、液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から第1の接続部及び第2の接続
    部に印加される電圧をそれぞれスイッチングする第1の
    スイッチング素子および第2のスイッチング素子と、光
    吸収性材料からなるオーバラップ膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記第1の接
    続部、前記第2の接続部、及び前記画素電極と重なり合
    うように配置され、前記第1の接続部と前記画素電極と
    の間が電気的に接続されており、前記第2の接続部と前
    記画素電極との間が絶縁層により絶縁されている、液晶
    表示装置。
  16. 【請求項16】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線からそれぞれ配線を介して第1の
    接続部及び第2の接続部に印加される電圧をそれぞれス
    イッチングする第1のスイッチング素子および第2のス
    イッチング素子と、光吸収性材料からなるオーバラップ
    膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記第1の接
    続部、前記第2の接続部、及び前記画素電極と重なり合
    うように配置され、前記第1の接続部と前記画素電極と
    の間が電気的に接続されており、前記第2の接続部と前
    記画素電極との間が絶縁層により絶縁されている液晶表
    示装置において画素電極が欠陥画素となった際に前記液
    晶表示装置を修復する方法であって、 前記ソース線と前記第1の接続部とを接続する前記配線
    にレーザを照射することにより、前記第1のスイッチン
    グ素子を介した前記ソース線と前記画素電極との間の接
    続を切断し、 前記第2の接続部と重なり合う部分にレーザを照射して
    前記第2の接続部と前記画素電極との間を電気的に接続
    することにより、前記第2のスイッチング素子を介して
    前記ソース線と前記画素電極との間を電気的に接続す
    る、液晶表示装置を修復する方法。
  17. 【請求項17】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記ゲート
    線と絶縁層を介して重なり合うように配置された第1の
    補助容量膜及び第2の補助容量膜と、光吸収性材料から
    なるオーバラップ膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記第1の補
    助容量膜、前記第2の補助容量膜、及び前記画素電極と
    重なり合うように配置され、前記第1の補助容量膜と前
    記画素電極との間を電気的に接続しており、前記第2の
    補助容量膜と前記画素電極との間が絶縁層により絶縁さ
    れている、液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た画素電極と、前記ゲート線から入力された信号電圧に
    基づいて前記ソース線から前記画素電極に印加される電
    圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記ゲート
    線と絶縁層を介して重なり合うように配置された第1の
    補助容量膜及び第2の補助容量膜と、光吸収性材料から
    なるオーバラップ膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記オーバラップ膜の少なくとも一部は、前記第1の補
    助容量膜、前記第2の補助容量膜、及び前記画素電極と
    重なり合うように配置され、前記第1の補助容量膜と前
    記画素電極との間を電気的に接続しており、前記第2の
    補助容量膜と前記画素電極との間が絶縁層により絶縁さ
    れている液晶表示装置において画素電極が欠陥画素とな
    った際に前記液晶表示装置を修復する方法であって、 前記第1の補助容量膜と前記画素電極とを接続している
    オーバラップ膜にレーザを照射することにより前記第1
    の補助容量膜と前記画素電極との間の接続を切断し、 前記第2の補助容量膜に重なり合う部分のオーバラップ
    膜にレーザを照射することにより前記第2の補助容量膜
    と前記画素電極との間を電気的に接続する、液晶表示装
    置の修復方法。
  19. 【請求項19】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た主画素電極と、前記主画素電極と同一層に近接して形
    成された第1の補助画素電極及び第2の補助画素電極
    と、前記ゲート線から入力された信号電圧に基づいて前
    記ソース線から前記主画素電極に印加される電圧をスイ
    ッチングするスイッチング素子と、前記ゲート線と絶縁
    層を介して重なり合うように配置された第1の補助容量
    膜及び第2の補助容量膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記第1の補助画素電極と前記主画素電極との間が電気
    的に接続されており、前記第2の補助画素電極と前記主
    画素電極との間が絶縁層により絶縁されている、液晶表
    示装置。
  20. 【請求項20】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た主画素電極と、前記主画素電極と同一層に近接して形
    成された第1の補助画素電極及び第2の補助画素電極
    と、前記ゲート線から入力された信号電圧に基づいて前
    記ソース線から前記主画素電極に印加される電圧をスイ
    ッチングするスイッチング素子と、前記ゲート線と絶縁
    層を介して重なり合うように配置された第1の補助容量
    膜及び第2の補助容量膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記第1の補助画素電極と前記主画素電極との間が電気
    的に接続されており、前記第2の補助画素電極と前記主
    画素電極との間が絶縁層により絶縁されている液晶表示
    装置において画素電極が欠陥画素となった際に前記液晶
    表示装置を修復する方法であって、 前記第1の補助画素電極と前記主画素電極との間にレー
    ザを照射することにより前記第1の補助画素電極と前記
    主画素電極との間の接続を切断し、 前記第2の補助画素電極または前記主画素電極にレーザ
    を照射することにより前記第2の補助画素電極と前記主
    画素電極との間を接続する、液晶表示装置の修復方法。
  21. 【請求項21】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た主画素電極と、前記主画素電極と同一層に近接して形
    成された第1の補助画素電極及び第2の補助画素電極
    と、前記ゲート線から入力された信号電圧に基づいて前
    記ソース線から第1の補助画素電極及び第2の補助画素
    電極に印加される電圧をそれぞれスイッチングする第1
    のスイッチング素子および第2のスイッチング素子と、
    前記ゲート線と絶縁層を介して重なり合うように配置さ
    れていると共にそれぞれ前記第1の補助画素電極および
    第2の補助画素電極と接続している第1の補助容量膜及
    び第2の補助容量膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記第1の補助画素電極は前記主画素電極と接続されて
    おり、前記第2の補助画素電極は前記主画素電極と絶縁
    されている、液晶表示装置。
  22. 【請求項22】 画素基板と、前記画素基板に対向する
    対向基板と、前記画素基板と前記対向基板との間に挟持
    された液晶層とを備え、 前記画素基板は、互いに交差している複数本のソース線
    および複数本のゲート線と、マトリックス状に配置され
    た主画素電極と、前記主画素電極と同一層に近接して形
    成された第1の補助画素電極及び第2の補助画素電極
    と、前記ゲート線から入力された信号電圧に基づいて前
    記ソース線から第1の補助画素電極及び第2の補助画素
    電極に印加される電圧をそれぞれスイッチングする第1
    のスイッチング素子および第2のスイッチング素子と、
    前記ゲート線と絶縁層を介して重なり合うように配置さ
    れていると共にそれぞれ前記第1の補助画素電極および
    第2の補助画素電極と接続している第1の補助容量膜及
    び第2の補助容量膜とを備え、 前記対向基板は、前記画素電極と対向する対向電極を備
    えており、 前記第1の補助画素電極は前記主画素電極と接続されて
    おり、前記第2の補助画素電極は前記主画素電極と絶縁
    されている液晶表示装置において画素電極が欠陥画素と
    なった際に前記液晶表示装置を修復する方法であって、 前記第1の補助画素電極または前記主画素電極にレーザ
    を照射して前記第1の補助画素電極と前記主画素電極と
    の間を絶縁することにより前記第1のスイッチング素子
    を介した前記ソース線と前記画素電極との間の接続を切
    断し、 前記第2の補助画素電極または前記主画素電極にレーザ
    を照射して前記第2の補助画素電極と前記主画素電極と
    の間を接続することにより前記第2のスイッチング素子
    を介して前記ソース線と前記画素電極との間を接続す
    る、液晶表示装置を修復する方法。
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