JP2002349734A - 空気弁 - Google Patents
空気弁Info
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- JP2002349734A JP2002349734A JP2001154717A JP2001154717A JP2002349734A JP 2002349734 A JP2002349734 A JP 2002349734A JP 2001154717 A JP2001154717 A JP 2001154717A JP 2001154717 A JP2001154717 A JP 2001154717A JP 2002349734 A JP2002349734 A JP 2002349734A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミ等の夾雑物の影響で排気孔が完全に閉ま
らない状態になったとしても、液体の外部流出を防止す
ることができる空気弁を提供する。 【解決手段】 下部に配管への接続フランジ部1を有
し、上部に排気孔3を形成する弁座シート4を有する弁
箱5と、排気孔3を開閉する弁体6と、弁箱内部に配置
して浮力で弁体6を閉動方向に押圧するフロート11と
を備えた空気弁において、弁体6の下方に通気孔15a
を有するしぶきよけ15を配置し、しぶきよけ15の直
下に通気孔15aを開閉する補助フロート20を設け、
補助フロート20の外周部分に下方へ向けて突出するス
カート部20Aを形成した。
らない状態になったとしても、液体の外部流出を防止す
ることができる空気弁を提供する。 【解決手段】 下部に配管への接続フランジ部1を有
し、上部に排気孔3を形成する弁座シート4を有する弁
箱5と、排気孔3を開閉する弁体6と、弁箱内部に配置
して浮力で弁体6を閉動方向に押圧するフロート11と
を備えた空気弁において、弁体6の下方に通気孔15a
を有するしぶきよけ15を配置し、しぶきよけ15の直
下に通気孔15aを開閉する補助フロート20を設け、
補助フロート20の外周部分に下方へ向けて突出するス
カート部20Aを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気弁に関し、下
水配管において空気を排出する技術に係るものである。
水配管において空気を排出する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気弁として、図4〜図7に示
すものがある。この空気弁は下部に下水配管Aへの接続
用フランジ部1を有し、上部カバー2に排気孔3を形成
する弁座シート4を設けており、上部カバー2を弁箱5
固定している。排気孔3を開閉する弁体6は弁軸部分6
aの上端部にダイヤフラム7を固定しており、ダイヤフ
ラム7の上部に大気への圧力抜き孔8aを有する蓋部材
8を配置して、弁軸部分6aに貫設した小径空気孔9を
通して弁箱5の内部に連通する圧力室10を形成してい
る。
すものがある。この空気弁は下部に下水配管Aへの接続
用フランジ部1を有し、上部カバー2に排気孔3を形成
する弁座シート4を設けており、上部カバー2を弁箱5
固定している。排気孔3を開閉する弁体6は弁軸部分6
aの上端部にダイヤフラム7を固定しており、ダイヤフ
ラム7の上部に大気への圧力抜き孔8aを有する蓋部材
8を配置して、弁軸部分6aに貫設した小径空気孔9を
通して弁箱5の内部に連通する圧力室10を形成してい
る。
【0003】弁箱5の内部には液位の変動に応じて上下
動し、浮力で弁体6を閉動方向へ押圧するフロート11
を配置している。フロート11を支持するシャフト14
は長孔12において弁体6のピン13に係合し、弁体6
に対して上下方向に一定範囲内で相対移動可能に設けて
おり、シャフト14の上端面14aが空気孔弁座9aに
当接、離間することにより小径空気孔9を開閉する。
動し、浮力で弁体6を閉動方向へ押圧するフロート11
を配置している。フロート11を支持するシャフト14
は長孔12において弁体6のピン13に係合し、弁体6
に対して上下方向に一定範囲内で相対移動可能に設けて
おり、シャフト14の上端面14aが空気孔弁座9aに
当接、離間することにより小径空気孔9を開閉する。
【0004】上部カバー2の下方にはしぶきよけ15を
配置しており、しぶきよけ15には通気孔15aを形成
し、通気孔15aの上方にはストレーナ16を取り付け
ている。排気孔3の上方部を覆って配置する防護カバー
17には所定の開口部(図示省略)を形成している。
配置しており、しぶきよけ15には通気孔15aを形成
し、通気孔15aの上方にはストレーナ16を取り付け
ている。排気孔3の上方部を覆って配置する防護カバー
17には所定の開口部(図示省略)を形成している。
【0005】上記構成の空気弁の動作について説明す
る。配管Aへの充水時にはフロート11および弁体6が
下動し、排気孔3が開放されているので、配管A中の空
気は弁箱5の排気孔3を通して外部に多量排気される。
る。配管Aへの充水時にはフロート11および弁体6が
下動し、排気孔3が開放されているので、配管A中の空
気は弁箱5の排気孔3を通して外部に多量排気される。
【0006】充水が進行して弁箱5の内部の水位が上昇
すると、図5に示すように、フロート11に浮力が働い
てフロート11が上動し、シャフト14が上端面14a
で弁座9aに当接して小径空気孔9を閉じるとともに弁
体6を押し上げ、弁体6が排気孔3を閉じる。
すると、図5に示すように、フロート11に浮力が働い
てフロート11が上動し、シャフト14が上端面14a
で弁座9aに当接して小径空気孔9を閉じるとともに弁
体6を押し上げ、弁体6が排気孔3を閉じる。
【0007】充水完了後において、配管Aを流れる液体
中の空気が弁箱5へ流入して内部に溜まると液位が低下
し、液位の低下によってフロート11が下動する。これ
に伴って、図6に示すように、シャフト14も一緒に下
動し、その上端面14aが弁座9aから離間して小径空
気孔9を開放する。この小径空気孔9の開放により弁箱
5の内部圧力が小径空気孔9を通じて圧力室10に作用
し、ダイヤフラム7を介して下向きの力が弁体6に作用
する。
中の空気が弁箱5へ流入して内部に溜まると液位が低下
し、液位の低下によってフロート11が下動する。これ
に伴って、図6に示すように、シャフト14も一緒に下
動し、その上端面14aが弁座9aから離間して小径空
気孔9を開放する。この小径空気孔9の開放により弁箱
5の内部圧力が小径空気孔9を通じて圧力室10に作用
し、ダイヤフラム7を介して下向きの力が弁体6に作用
する。
【0008】このため、弁体6にはダイヤフラム7を介
して作用する下向きの力と、弁箱5の内部圧力によって
作用する上向きの力とが働き、図7に示すように、その
差分の力と弁体6およびフロート11の重量が弁体6を
押し下げ、排気孔3を通して弁箱5の内部に溜まった多
量の空気が排出される。
して作用する下向きの力と、弁箱5の内部圧力によって
作用する上向きの力とが働き、図7に示すように、その
差分の力と弁体6およびフロート11の重量が弁体6を
押し下げ、排気孔3を通して弁箱5の内部に溜まった多
量の空気が排出される。
【0009】空気の排出に伴って弁箱5の内部の水位が
上昇し、フロート11の上動によってシャフト14が上
端面14aで小径空気孔9を閉じるとともに弁体6を押
し上げる。弁体6は閉動によって排気孔3を閉じるとと
もにダイヤフラム7を押し上げ、圧力室10に溜まった
空気が圧力抜き孔8aを通して排出される。
上昇し、フロート11の上動によってシャフト14が上
端面14aで小径空気孔9を閉じるとともに弁体6を押
し上げる。弁体6は閉動によって排気孔3を閉じるとと
もにダイヤフラム7を押し上げ、圧力室10に溜まった
空気が圧力抜き孔8aを通して排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弁箱5の内
部の空気を排出するときには、空気に混じってゴミ等の
夾雑物が弁軸部分6aの小径空気孔9を通して圧力室1
0に流入し、その夾雑物が蓋部材8の圧力抜き孔8aに
詰まることがある。
部の空気を排出するときには、空気に混じってゴミ等の
夾雑物が弁軸部分6aの小径空気孔9を通して圧力室1
0に流入し、その夾雑物が蓋部材8の圧力抜き孔8aに
詰まることがある。
【0011】その結果、圧力室10の内圧を解除するこ
とができずにダイヤフラム7に下向きの力が作用しつづ
けることになり、弁体6が押し下げられて排気孔3が開
いたままの状態となり、弁箱5の内部の液体が外部へ流
出することになる。
とができずにダイヤフラム7に下向きの力が作用しつづ
けることになり、弁体6が押し下げられて排気孔3が開
いたままの状態となり、弁箱5の内部の液体が外部へ流
出することになる。
【0012】また、夾雑物が排気孔3の弁座に付着した
場合にあっても、弁体6が弁座シート4に密着できず、
排気孔3の一部が開いたままの状態となり、上記と同様
の問題がある。
場合にあっても、弁体6が弁座シート4に密着できず、
排気孔3の一部が開いたままの状態となり、上記と同様
の問題がある。
【0013】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、ゴミ等の夾雑物の影響で排気孔が完全に閉まらない
状態になったとしても、液体の外部流出を防止すること
ができる空気弁を提供することを目的としている。
り、ゴミ等の夾雑物の影響で排気孔が完全に閉まらない
状態になったとしても、液体の外部流出を防止すること
ができる空気弁を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1に係る本発明の空気弁は、下部に配管
への接続部を有し、上部に排気孔を形成する弁座シート
を有する弁箱と、排気孔を開閉する弁体と、弁箱内部に
配置して浮力で弁体を閉動方向に押圧するフロートとを
備えた空気弁において、弁体の下方に通気孔を有するし
ぶきよけを配置し、しぶきよけの直下に通気孔を開閉す
る補助フロートを設け、補助フロートの外周部分に下方
へ向けて突出するスカート部を形成したものである。
ために、請求項1に係る本発明の空気弁は、下部に配管
への接続部を有し、上部に排気孔を形成する弁座シート
を有する弁箱と、排気孔を開閉する弁体と、弁箱内部に
配置して浮力で弁体を閉動方向に押圧するフロートとを
備えた空気弁において、弁体の下方に通気孔を有するし
ぶきよけを配置し、しぶきよけの直下に通気孔を開閉す
る補助フロートを設け、補助フロートの外周部分に下方
へ向けて突出するスカート部を形成したものである。
【0015】上記した構成により、夾雑物の影響等の何
らかの理由で弁体が完全に閉栓せずに排気孔が開いたま
まの状態となったとしても、排気に伴なって弁箱内の液
位が一定以上に上昇すると、補助フロートが浮き上がっ
てしぶきよけの通気孔を塞ぐことで、弁箱内部の液体が
外部に流出することを防止できる。
らかの理由で弁体が完全に閉栓せずに排気孔が開いたま
まの状態となったとしても、排気に伴なって弁箱内の液
位が一定以上に上昇すると、補助フロートが浮き上がっ
てしぶきよけの通気孔を塞ぐことで、弁箱内部の液体が
外部に流出することを防止できる。
【0016】また、排気時に弁箱内部へ壁面に沿って勢
いよく流入してくる液体が補助フロートの下端面に付着
することをスカート部が抑制し、付着した液体はスカー
ト部を伝ってその下端縁において水切りされるので、補
助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気作用時
に吹き飛ばされて外部に排出されることがない。
いよく流入してくる液体が補助フロートの下端面に付着
することをスカート部が抑制し、付着した液体はスカー
ト部を伝ってその下端縁において水切りされるので、補
助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気作用時
に吹き飛ばされて外部に排出されることがない。
【0017】請求項2に係る本発明の空気弁は、下部に
配管への接続部を有し、上部に排気孔を形成する弁座シ
ートを有する弁箱と、排気孔を開閉する弁体と、弁箱内
部に配置して浮力で弁体を閉動方向に押圧するフロート
とを備えた空気弁において、弁体の下方に通気孔を有す
るしぶきよけを配置し、しぶきよけの直下に通気孔を開
閉する補助フロートを設け、補助フロートの下端面を外
周部ほど漸次に下方へ拡径するテーパー面に形成したも
のである。
配管への接続部を有し、上部に排気孔を形成する弁座シ
ートを有する弁箱と、排気孔を開閉する弁体と、弁箱内
部に配置して浮力で弁体を閉動方向に押圧するフロート
とを備えた空気弁において、弁体の下方に通気孔を有す
るしぶきよけを配置し、しぶきよけの直下に通気孔を開
閉する補助フロートを設け、補助フロートの下端面を外
周部ほど漸次に下方へ拡径するテーパー面に形成したも
のである。
【0018】上記した構成により、補助フロートの下端
面に付着した液体はテーパー面に案内されて下端縁に達
して水切りされるので、付着残量が非常に少なくなり、
補助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気作用
時に吹き飛ばされて外部に排出されることがない。
面に付着した液体はテーパー面に案内されて下端縁に達
して水切りされるので、付着残量が非常に少なくなり、
補助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気作用
時に吹き飛ばされて外部に排出されることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態における空気弁の基
本的な構成は図4〜図7に示したものと同じであるの
で、同様の作用を行う部材には同一番号を付してその説
明を省略する。
に基づいて説明する。本実施の形態における空気弁の基
本的な構成は図4〜図7に示したものと同じであるの
で、同様の作用を行う部材には同一番号を付してその説
明を省略する。
【0020】図1〜図3において、弁座シート4の下方
の弁箱5内部に設置したしぶきよけ15の直下には、弁
箱5の内部の液位が一定以上に達したときに浮上する補
助フロート20を昇降自在に配置している。補助フロー
ト20はしぶきよけ15の通気孔15aを塞ぐことが可
能な環状をなし、ゴムやプラスチックあるいは薄板金属
の中空体等からなる。
の弁箱5内部に設置したしぶきよけ15の直下には、弁
箱5の内部の液位が一定以上に達したときに浮上する補
助フロート20を昇降自在に配置している。補助フロー
ト20はしぶきよけ15の通気孔15aを塞ぐことが可
能な環状をなし、ゴムやプラスチックあるいは薄板金属
の中空体等からなる。
【0021】補助フロート20の上端の周縁部には径方
向外側へ突出する環状突片部20aを形成しており、環
状突片部20aに係合する補助フロート受け21を弁箱
5に固定して補助フロート20が一定高さ位置以下に落
下しないように受止めている。低圧下での止水性を高め
るために、補助フロート20の上端面もしくはしぶきよ
け15の通気孔15a周りには、軟質ゴム製のシール材
を接着することが望ましい。
向外側へ突出する環状突片部20aを形成しており、環
状突片部20aに係合する補助フロート受け21を弁箱
5に固定して補助フロート20が一定高さ位置以下に落
下しないように受止めている。低圧下での止水性を高め
るために、補助フロート20の上端面もしくはしぶきよ
け15の通気孔15a周りには、軟質ゴム製のシール材
を接着することが望ましい。
【0022】補助フロート20の外周部分には下方へ向
けて突出するスカート部20Aを一体に形成しており、
スカート部20Aはフロート11の上端部分と干渉しな
いように幅及び上下長さを設定している。スカート部2
0Aを除く補助フロート20の下端面は外周部ほど漸次
に下方へ拡径するテーパー面20Bに形成している。
けて突出するスカート部20Aを一体に形成しており、
スカート部20Aはフロート11の上端部分と干渉しな
いように幅及び上下長さを設定している。スカート部2
0Aを除く補助フロート20の下端面は外周部ほど漸次
に下方へ拡径するテーパー面20Bに形成している。
【0023】以下、上記した構成における作用を説明す
る。排気作用時において、空気に混じって圧力室10の
内部に流入したゴミ等の夾雑物が蓋部材8の圧力抜き孔
8aに詰まり、圧力室10の内圧を解除することができ
ずにダイヤフラム7に下向きの力が作用しつづけ、弁体
6が押し下げられて排気孔3が開いたままの状態とな
り、あるいは夾雑物が排気孔3の弁座に付着して弁体6
が弁座シート4に密着できずに排気孔3の一部が開いた
ままの状態となる場合にあっても、弁箱5の内部の液位
が一定以上に上昇すると、図2に示すように、補助フロ
ート20が浮き上がってしぶきよけ15の通気孔15a
を塞ぐことで、弁箱5の内部の液体が排気孔3を通して
外部へ多量に流出することを確実に防止できる。
る。排気作用時において、空気に混じって圧力室10の
内部に流入したゴミ等の夾雑物が蓋部材8の圧力抜き孔
8aに詰まり、圧力室10の内圧を解除することができ
ずにダイヤフラム7に下向きの力が作用しつづけ、弁体
6が押し下げられて排気孔3が開いたままの状態とな
り、あるいは夾雑物が排気孔3の弁座に付着して弁体6
が弁座シート4に密着できずに排気孔3の一部が開いた
ままの状態となる場合にあっても、弁箱5の内部の液位
が一定以上に上昇すると、図2に示すように、補助フロ
ート20が浮き上がってしぶきよけ15の通気孔15a
を塞ぐことで、弁箱5の内部の液体が排気孔3を通して
外部へ多量に流出することを確実に防止できる。
【0024】また、補助フロート20の下端面全域が図
1の仮想線に示すように平坦であると、弁箱5へ壁面に
沿って勢いよく流入してくる液体が補助フロート20の
下端面に多く付着し、付着した液体が次回の排気作用時
に吹き飛ばされて外部に排出される可能性がある。
1の仮想線に示すように平坦であると、弁箱5へ壁面に
沿って勢いよく流入してくる液体が補助フロート20の
下端面に多く付着し、付着した液体が次回の排気作用時
に吹き飛ばされて外部に排出される可能性がある。
【0025】しかし、本実施の形態では、排気時に弁箱
内部へ壁面に沿って勢いよく流入してくる液体が補助フ
ロート20の下端面に付着することをスカート部20A
が抑制し、付着した液体はテーパー面20Bに案内され
てスカート部20Aに達し、スカート部20Aを伝って
その下端縁において水切りされる。このため補助フロー
ト20の下端面に付着した液体が次回の排気作用時に吹
き飛ばされて外部に排出されることがない。
内部へ壁面に沿って勢いよく流入してくる液体が補助フ
ロート20の下端面に付着することをスカート部20A
が抑制し、付着した液体はテーパー面20Bに案内され
てスカート部20Aに達し、スカート部20Aを伝って
その下端縁において水切りされる。このため補助フロー
ト20の下端面に付着した液体が次回の排気作用時に吹
き飛ばされて外部に排出されることがない。
【0026】本実施の形態では、補助フロート20の外
周部分に幅の小さいスカート部20Aを一体に形成した
ものについて説明したが、図3に示すように、補助フロ
ート20の下端面の全域をテーパー面20Bに形成して
もよい。
周部分に幅の小さいスカート部20Aを一体に形成した
ものについて説明したが、図3に示すように、補助フロ
ート20の下端面の全域をテーパー面20Bに形成して
もよい。
【0027】この場合には、補助フロート20の下端面
に付着した液体はテーパー面20Bに案内されて下端縁
で水切りされる。
に付着した液体はテーパー面20Bに案内されて下端縁
で水切りされる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、補助フ
ロートによって排気孔よりも下部に設けたしぶきよけの
通気孔を塞ぐことで、弁箱内部の液体が不測に外部へ多
量流出することを確実に防止することができる。また、
排気時に弁箱内部へ流入してくる液体が補助フロートの
下端面に付着することをスカート部で抑制し、かつ付着
した液体をスカート部の下端縁において水切りすること
で、補助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気
作用時に吹き飛ばされて外部に排出されることを防止で
きる。また、補助フロートの下端面に付着した液体をテ
ーパー面で案内して下端縁で水切りすることで付着残量
を抑制し、補助フロートの下端面に付着した液体が次回
の排気作用時に吹き飛ばされて外部に排出されることを
防止でき、汚水の配管に設置して用いられる空気弁とし
て有効である。
ロートによって排気孔よりも下部に設けたしぶきよけの
通気孔を塞ぐことで、弁箱内部の液体が不測に外部へ多
量流出することを確実に防止することができる。また、
排気時に弁箱内部へ流入してくる液体が補助フロートの
下端面に付着することをスカート部で抑制し、かつ付着
した液体をスカート部の下端縁において水切りすること
で、補助フロートの下端面に付着した液体が次回の排気
作用時に吹き飛ばされて外部に排出されることを防止で
きる。また、補助フロートの下端面に付着した液体をテ
ーパー面で案内して下端縁で水切りすることで付着残量
を抑制し、補助フロートの下端面に付着した液体が次回
の排気作用時に吹き飛ばされて外部に排出されることを
防止でき、汚水の配管に設置して用いられる空気弁とし
て有効である。
【図1】本発明の実施の形態における空気弁の通常状態
を示す要部拡大断面図である。
を示す要部拡大断面図である。
【図2】同空気弁の補助フロートの作用を示す要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態における空気弁を示す
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図4】従来の空気弁の全体縦断面図である。
【図5】従来の空気弁の作用を示す要部拡大縦断面図で
ある。
ある。
【図6】従来の空気弁の作用を示す要部拡大縦断面図で
ある。
ある。
【図7】従来の空気弁の作用を示す要部拡大縦断面図で
ある。
ある。
1 接続フランジ部 3 排気孔 4 弁座シート 5 弁箱 6 弁体 7 ダイヤフラム 8 蓋部材 8a 圧力抜き孔 9 小径空気孔 10 圧力室 11 フロート 14 シャフト 15 しぶきよけ 15a 通気孔 20 補助フロート 20A スカート部 20B テーパー面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H055 AA01 AA22 CC03 CC15 DD03 DD26 DD37 EE05 EE08 GG02 GG09 GG26 GG37 JJ03
Claims (2)
- 【請求項1】 下部に配管への接続部を有し、上部に排
気孔を形成する弁座シートを有する弁箱と、排気孔を開
閉する弁体と、弁箱内部に配置して浮力で弁体を閉動方
向に押圧するフロートとを備えた空気弁において、 弁体の下方に通気孔を有するしぶきよけを配置し、しぶ
きよけの直下に通気孔を開閉する補助フロートを設け、
補助フロートの外周部分に下方へ向けて突出するスカー
ト部を形成したことを特徴とする空気弁。 - 【請求項2】 下部に配管への接続部を有し、上部に排
気孔を形成する弁座シートを有する弁箱と、排気孔を開
閉する弁体と、弁箱内部に配置して浮力で弁体を閉動方
向に押圧するフロートとを備えた空気弁において、 弁体の下方に通気孔を有するしぶきよけを配置し、しぶ
きよけの直下に通気孔を開閉する補助フロートを設け、
補助フロートの下端面を外周部ほど漸次に下方へ拡径す
るテーパー面に形成したことを特徴とする空気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154717A JP2002349734A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 空気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154717A JP2002349734A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 空気弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002349734A true JP2002349734A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18999018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001154717A Pending JP2002349734A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 空気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002349734A (ja) |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001154717A patent/JP2002349734A/ja active Pending
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