JP2002348949A - 建物の動的耐震性能評価システム - Google Patents

建物の動的耐震性能評価システム

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JP2002348949A
JP2002348949A JP2001152098A JP2001152098A JP2002348949A JP 2002348949 A JP2002348949 A JP 2002348949A JP 2001152098 A JP2001152098 A JP 2001152098A JP 2001152098 A JP2001152098 A JP 2001152098A JP 2002348949 A JP2002348949 A JP 2002348949A
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Kenichi Saito
憲一 斉藤
Terunori Maikuma
輝記 毎熊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単及び安価に建物の動的耐震性を評価す
る。 【解決手段】 建物内のNS方向に換振器Aを、EW方
向に換振器Bを、地盤のNS方向に換振器Cを、EW方
向に換振器Dを、それぞれセットし、各方向の常時微動
を測定し、測定値を増幅器で増幅して記録器を介してオ
シロスコープで測定する。この測定値を解析システムに
よりスペクトル解析し、解析値から特性値算出システム
により固有周期、共振度合及び増幅度を算出して、固有
周期、共振度合及び増幅度の積から耐震性劣化指数を求
めて耐震性を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物全ての耐震
性能を現地で測定し、そのデータを解析し、特性値を算
出して耐震性能の評価を行う建物の動的耐震性能評価シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅建物のような構造物は力を受けると
変形し、強度を越えるような大きな力を受けると大きく
変形してついには倒壊する。また、構造物は地震動のよ
うな振動性の外力を受けると、それの固有振動数の付近
で共振現象により大きく振動し、場合により、破壊にい
たることがある。また、地盤から建物基礎を通じて、地
震動のような外力が構造物に入力される場合には、建物
の剛性などそれの構造の性質に対応して振動が大きく増
幅されて大きな振幅になる。
【0003】従来、建物の耐震性能測定のためには高度
な技術を有する一部の専門家により、建築基準法によっ
て導きだされる諸構造基準や権威ある団体による基準値
を使用した目視による手法、また、非破壊検査などを併
用した数値判断を根拠にして、計算による構造解析を使
用した測定手法のみが行われている。この一例として、
特開平7−311126号公報に示されるものがある。
これに示されるものは、所定の限界伸び率を有しかつ導
電性を有する素材で線状体に形成した複数の検知素子を
一対の端子の間にそれぞれの感度用の長さを異ならせた
状態で並列的に固定して検出手段を構成し、柱や壁など
の構造要素の変形と比例的な引っ張り状態が各検知素子
に生じ、この引っ張り状態により各検知素子がそれぞれ
の感度用長さに応じて順次破断する状態にして、検出手
段を構造要素に取り付け、地震時に構造要素の生じた変
形を検知素子の順次的破断による端子間における電気抵
抗の変化として検出記録させ、これから得られる実変形
データと地震の規模についてのデータとから所定の計算
基準で建造物の耐震性を評価するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、高度な専門技術と高価な検査機器とを使
用すること、また、建物の構造躯体を調べる必要上、化
粧材等の仕上部材を剥すなどの作業を伴うため、検査、
調査の費用が高額となり、調査日数も相当数必要とする
という課題がある。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
のものである。すなわち、簡単な装置及び方法で、高度
な専門知識や高額な検査、調査費用を必要とせずに一定
の検査結果を入手することが可能な耐震性能の評価シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、概略、次のような方針をとる。地盤及び建物内
部の常時微動をそれぞれ測定する複数の換振器と、前記
測定された常時微動をそれぞれ増幅する増幅器と、該増
幅器からの値をそれぞれ記録する記録器と、記録器に記
録される値をモニターするオシロスコープと、前記増幅
器、前記記録器及び前記オシロスコープにそれぞれ電力
を供給するバッテリーと、により構成される常時微動測
定システムにより常時微動をそれぞれ測定し、該測定値
を解析システムによりスペクトル解析し、特性値算出シ
ステムにより前記解析システムにより得られたフーリエ
スペクトルから固有周期、共振度合及び増幅度を算出し
て、これらの積から耐震性劣化指数を求め、耐震性能の
評価を行う。
【0007】本発明のうち請求項1記載の発明では、地
盤及び建物内部の常時微動を常時微動測定システムによ
りそれぞれ測定し、該測定値を解析システムにより解析
し、特性値算出システムにより前記解析値から特性値を
算出して耐震性能の評価を行うことを特徴とする。
【0008】本発明のうち請求項2記載の発明では、前
記常時微動測定システムは、地盤及び建物内部にそれぞ
れ設置され、地盤及び建物内部の常時微動をそれぞれ測
定する複数の換振器と、前記測定された常時微動をそれ
ぞれ増幅する増幅器と、該増幅器からの値をそれぞれ記
録する記録器と、記録器に記録される値をモニターする
オシロスコープと、前記増幅器、前記記録器及び前記オ
シロスコープにそれぞれ電力を供給するバッテリーと、
により構成されることを特徴とする。
【0009】本発明のうち請求項3記載の発明では、請
求項1又は2記載の建物の動的耐震性能評価システムに
おいて、前記解析システムは、前記常時微動システムに
より測定された測定値のノイズを除去し、スペクトルア
ナライザーによりスペクトル解析するものであることを
特徴とする。
【0010】本発明のうち請求項4記載の発明では、請
求項1から3のうちいずれか記載の建物の動的耐震性能
評価システムにおいて、前記特性値算出システムは、前
記解析システムにより得られたフーリエスペクトルから
固有周期、共振度合及び増幅度を算出するものであるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明のうち請求項5記載の発明では、請
求項1から4のうちいずれか記載の建物の動的耐震性能
評価システムにおいて、前記耐震性能の評価は耐震性劣
化指数により行なわれることを特徴とする。
【0012】本発明のうち請求項6記載の発明では、請
求項4又は5記載の建物の動的耐震性能評価システムに
おいて、前記耐震性劣化指数は、前記固有周期、共振度
合及び増幅度の積により求められることを特徴とする。
【0013】本発明のうち請求項7記載の発明では、請
求項5又は6記載の建物の動的耐震性能評価システムに
おいて、前記耐震性劣化指数は、値が小さいほど劣化が
小さく、値が大きくなるにつれて劣化が大きくなるよう
に評価されることを特徴とする。
【0014】本発明のうち請求項8記載の発明では、請
求項1から7のうちいずれか記載の建物の動的耐震性能
評価システムにおいて、前記耐震性能の評価は、軽量鉄
骨コンクリート、軽量鉄骨、木質パネル及び木造軸組に
関して行なわれるものであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に本発明の建物の動的耐震性
能評価システムのフローチャートを示す。
【0016】まず、目的として2階建て住宅の振動特性
の検討を行うものとする(ステップ100)。次に、様
々な工法及び年代の住宅を選出する(ステップ11
0)。これにより、調査対象が決定されるため、対象物
件の設計資料を収集する。次に、常時微動測定システム
を用いて、調査対象のNS(南北)方向及びEW(東
西)方向の地盤及び2階の常時微動を測定する(ステッ
プ120)。次に、解析システムにより測定された常時
微動のノイズを除去し、スペクトルアナライザー30に
よりスペクトル解析を行う(ステップ130)。次に、
特性値算出システムにより、スペクトル解析によって得
られたフーリエスペクトルから固有周期、共振度合及び
増幅度の算出を行う(ステップ140)。次に、固有周
期、共振度合及び増幅度から耐震性能の評価を行い考察
する(ステップ150)。次に、結論を出す(ステップ
160)。
【0017】ステップ120における常時微動測定シス
テムを図2及び図3を用いて説明する。
【0018】図2に示されるように、2階建て戸建て住
宅の振動モデルは、1質点の串ダンゴ型モデルであり、
図示された1質点系運動方程式で表される。これに基づ
いて、常時微動測定システムにおいて、地盤及び2階の
NS(南北)方向及びEW(東西)方向の常時微動をそ
れぞれ測定することにより、2階建て戸建て住宅の耐震
性能の評価を行う上で必要なデータを得る。
【0019】そこで、図3に示されるように、常時微動
測定システムでは、2階のNS(南北)方向に換振器A
10を、2階のEW(東西)方向に換振器B12を、地
盤のNS(南北)方向に換振器C14を、地盤のEW
(東西)方向に換振器D16を、それぞれセットする。
換振器A10、換振器B12、換振器C14及び換振器
D16は、それぞれの方向の常時微動を測定し、これら
の値を増幅器18にそれぞれ出力する。増幅器18で
は、それぞれの常時微動を増幅して記録器20に出力す
る。記録器20では、入力された値を記録してオシロス
コープ22に出力する。増幅器18、記録器20及びオ
シロスコープ22はそれぞれバッテリー24に連結され
ており、バッテリー24から電力が供給される。
【0020】次に、ステップ130における解析システ
ムを図4を用いて説明する。
【0021】解析システムは、オシロスコープ22の測
定値を記録する記録機26と、記録機26の値を基に図
5に示される波形をアウトプットする線描きプロッター
28と、記録機26の値のノイズを除去し、スペクトル
解析するスペクトルアナライザー30と、により構成さ
れ、スペクトルアナライザー30の解析値が入力される
パソコン32は、ステップ140、150及び160を
構成する。線描きプロッター28は、図5に示されるよ
うに、地盤と2階の波形をそれぞれ描き、これにより波
形の確認を行うことができる。また、スペクトルアナラ
イザー30により、図6に示されるようなフーリエスペ
クトルが得られ、この場合、2階のNS方向の固有振動
数は、8.0Hzであることがわかる。
【0022】次に、ステップ140における特性値算出
システムについて説明する。
【0023】特性値算出システムは、スペクトル解析に
よって得られたフーリエスペクトルから固有周期T、共
振度合Q及び増幅度Rの算出を行うものであり、固有周
期Tは、T≒2π√(M/K)の式によって得られ、建
物の自重(M)と剛性(K)とを表す要素を包含する。
【0024】また、増幅度Rは、図7のように示され、
前記フーリエスペクトルにより示された2階のNS方向
の固有振動数8.0Hzの場合、11.4であり、2階
のEW方向の固有振動数6.0Hzの場合、10.8で
ある。増幅度Rは、地盤の振動が建物によってどれだけ
増幅されるかを示す倍率であり、この大きさと地震動に
よる振幅の大きさとは比例する。したがって、この値は
小さいほど耐震性があるとみなされる。
【0025】また、共振度合Qは、減衰定数hから求め
られ、減衰定数hは、図8に示される振動数と換算振幅
Xのグラフから図8に示される数式により得られる。減
衰定数hは減衰力の効果を評価するための指数であり、
大きいほど振動減衰の効果が大きい。前記のようにして
得られた減衰定数hを用いて共振度合Qが、図8に示さ
れる数式により得られる。共振度合Qは小さいほど耐震
性があるとみなされる。
【0026】次に、ステップ150における耐震性能の
評価を説明すると、特性値算出システムにおいて算出さ
れた、固有周期T、増幅度R及び共振度合Qを用いて、
耐震性劣化指数Cを、C=T×Q×Rの式にあてはめて
算出する。この耐震性劣化指数Cに基づいて耐震性能の
評価が行われ、耐震性劣化指数Cが小さいほど耐震性が
あると評価される。
【0027】ステップ160では、耐震性劣化指数Cに
基づいた耐震性能の評価と対象建物の構造関係資料など
の考察から、結論が出される。
【0028】次に、木造軸組、木質パネル、軽量鉄骨及
び軽量鉄筋コンクリートの下記の各建物に関して動的耐
震診断を行った際の固有周期Tを図9に、共振度合Qを
図10に、増幅度Rを図11に、耐震性劣化指数Cを図
12にそれぞれ示す。
【0029】図9に示されるように、固有周期Tは、木
造軸組の場合、NS方向とEW方向とによって多少差は
あるものの平均すると、木軸A、木軸B、木軸C、木軸
Dの順に小さくなっている。
【0030】また、木質パネルは、木造軸組に比べて固
有周期Tが小さく、木パA及び木パBとも、NS方向は
0.11弱、EW方向は0.13である。
【0031】次に、軽量鉄骨は、木質パネルに比べて固
有周期Tが若干大きいが、0.12〜0.16内に収ま
っている。
【0032】最後に、軽量鉄筋コンクリートは、全ての
建物の中で最も固有周期Tが小さく、NS方向が0.1
0弱、EW方向が0.12弱である。
【0033】また、図10に示されるように、共振度合
Q(Q−factor)は、木造軸組の場合、木軸Dが
最も大きく、次いで木軸A、木軸B、木軸Cの順に共振
度合Qが小さくなっている。
【0034】木質パネルは、木パAが木パBよりも大き
く、また、両方ともNS方向とEW方向とによって値に
大きな差が出ている。
【0035】次に、軽量鉄骨は、どれも7.0〜10.
0付近の値に収まっており、軽鉄Aと軽鉄CとはNS方
向とEW方向との値の差が大きく、軽鉄Bと軽鉄Dとは
NS方向とEW方向との値の差が小さい。
【0036】また、軽量鉄筋コンクリートは、EW方向
は6.0弱であるが、NS方向は12.0であり、方向
による値の差が大きい。
【0037】図11に示されるように、増幅度Rは、木
造軸組の場合、木軸AのNS方向の値は6.0で小さめ
であるが、EW方向は9.0と大きくなっている。ま
た、木軸Bは両方向とも値が8.0弱である。また、木
軸CはNS方向の値は5.0強で木造軸組の中では最も
小さいが、EW方向は10.0強であり、NS方向とE
W方向との値の差が大きい。最後に、木軸Dは、NS方
向の値が11.5、EW方向の値が10.5であり、木
造軸組の中では最も大きな値となっている。
【0038】木質パネルは、木パAのNS方向の値は
6.0強であり、EW方向の値は4.0である。また、
木パBのNS方向の値は7.0弱であるが、EW方向の
値は14.0強であり、方向によって値に大きな差が出
ている。
【0039】次に、軽量鉄骨は、軽鉄Aは両方向とも
7.0付近である。軽鉄BはNS方向は5.0弱である
が、EW方向は8.0強で少し大きめである。また、軽
鉄CはEW方向は6.0であるが、NS方向は10.0
と大きめである。最後に、軽鉄DはNS方向が11.0
強、EW方向が10.5であり、両方向とも値が大き
い。
【0040】また、軽量鉄筋コンクリートは、EW方向
が4.0弱であり、NS方向が5.0強であり、両方向
とも値が小さい。
【0041】図12に示されるように、耐震性劣化指数
Cは、図9〜図11の結果から導き出されるものであ
り、各工法の中で耐震性劣化指数Cが最も大きいのは木
造軸組であり、最も小さいのは軽量鉄筋コンクリートで
あることがわかる。したがって、木造軸組の耐震性が最
も小さく、軽量鉄筋コンクリートの耐震性が最も大きい
と評価される。また、木造パネルと軽量鉄骨は同じよう
な値を示しており、各工法ともNS方向とEW方向とで
は耐震性劣化指数Cの値が異なることがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、換振
器、増幅器、記録機、オシロスコープ、バッテリーとい
う簡単な装置により構成される常時微動測定システムに
より建物の常時微動を測定し、測定した値を解析システ
ムによりスペクトル解析し、解析値から特性値算出シス
テムにより固有周期、共振度合及び増幅度を算出して、
固有周期、共振度合及び増幅度から耐震性劣化指数を求
めて耐震性を診断するため、簡単な装置及び方法で、高
度な専門知識や高額な検査、調査費用を必要とせずに一
定の検査結果を入手することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物の動的耐震性能評価システムのフ
ローチャートである。
【図2】2階建て戸建て住宅の振動モデルを示す図であ
る。
【図3】常時微動測定システムの概要を示す図である。
【図4】解析システムと特性値算出システムを示す図で
ある。
【図5】線描きプロッターにより描かれた振動波形例を
示す図である。
【図6】解析システムにより得られたフーリエスペクト
ルの例を示す図である。
【図7】周波数と増幅度との関係を示す図である。
【図8】減衰定数及び共振度合の求め方を示す図であ
る。
【図9】各建物における固有周期を示す図である。
【図10】各建物における共振度合を示す図である。
【図11】各建物における増幅度を示す図である。
【図12】各建物における耐震性劣化指数を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 換振器A 12 換振器B 14 換振器C 16 換振器D 18 増幅器 20 記録器 22 オシロスコープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毎熊 輝記 埼玉県さいたま市大字上大久保440番地の 4

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤及び建物内部の常時微動を常時微動
    測定システムによりそれぞれ測定し、該測定値を解析シ
    ステムにより解析し、特性値算出システムにより前記解
    析値から特性値を算出して耐震性能の評価を行うことを
    特徴とする建物の動的耐震性能評価システム。
  2. 【請求項2】 前記常時微動測定システムは、地盤及び
    建物内部にそれぞれ設置され、地盤及び建物内部の常時
    微動をそれぞれ測定する複数の換振器と、前記測定され
    た常時微動をそれぞれ増幅する増幅器と、該増幅器から
    の値をそれぞれ記録する記録器と、記録器に記録される
    値をモニターするオシロスコープと、前記増幅器、前記
    記録器及び前記オシロスコープにそれぞれ電力を供給す
    るバッテリーと、により構成されることを特徴とする請
    求項1記載の建物の動的耐震性能評価システム。
  3. 【請求項3】 前記解析システムは、前記常時微動シス
    テムにより測定された測定値のノイズを除去し、スペク
    トルアナライザーによりスペクトル解析するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の建物の動的耐震
    性能評価システム。
  4. 【請求項4】 前記特性値算出システムは、前記解析シ
    ステムにより得られたフーリエスペクトルから固有周
    期、共振度合及び増幅度を算出するものであることを特
    徴とする請求項1から3のうちいずれか記載の建物の動
    的耐震性能評価システム。
  5. 【請求項5】 前記耐震性能の評価は耐震性劣化指数に
    より行なわれることを特徴とする請求項1から4のうち
    いずれか記載の建物の動的耐震性能評価システム。
  6. 【請求項6】 前記耐震性劣化指数は、前記固有周期、
    共振度合及び増幅度の積により求められることを特徴と
    する請求項4又は5記載の建物の動的耐震性能評価シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記耐震性劣化指数は、値が小さいほど
    劣化が小さく、値が大きくなるにつれて劣化が大きくな
    るように評価されることを特徴とする請求項5又は6記
    載の建物の動的耐震性能評価システム。
  8. 【請求項8】 前記耐震性能の評価は、軽量鉄骨コンク
    リート、軽量鉄骨、木質パネル及び木造軸組に関して行
    なわれるものであることを特徴とする請求項1から7の
    うちいずれか記載の建物の動的耐震性能評価システム。
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