JP2002348576A - コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体及びコークス炉 - Google Patents

コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体及びコークス炉

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JP2002348576A
JP2002348576A JP2001153869A JP2001153869A JP2002348576A JP 2002348576 A JP2002348576 A JP 2002348576A JP 2001153869 A JP2001153869 A JP 2001153869A JP 2001153869 A JP2001153869 A JP 2001153869A JP 2002348576 A JP2002348576 A JP 2002348576A
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coke oven
deck
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basic
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JP2001153869A
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Michinobu Nishitani
道暢 西谷
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎デッキ下部の基礎構造体に発生する熱応
力を軽減し、補修の必要性の判断が容易に行え、操業を
阻害することなく補修すること。 【解決手段】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
の、炉床又は煙道6によって加熱される部分5aと、空
気又は土によって放熱される部分5bとの境界部に目地
4を設けた。 【効果】 蓄熱炉等での操業条件を大幅に変更すること
なく、かつ、大がかりな装置を必要とせず、基礎構造体
に発生する熱応力を軽減し、経済的な断面とすることが
できる。加えて、補修必要性の判断が容易であり、か
つ、操業を阻害することなく補修が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉基礎デ
ッキ下部の基礎構造体、特に基礎デッキ上に炉床煉瓦が
直接構築されているコークス炉基礎デッキ下部の基礎構
造体、及び、この基礎構造体を有するコークス炉に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カールスチール炉、コッパー
ス炉、オットー炉、ウィルプット炉等の各種形式のコー
クス炉においては、その基礎デッキ上に直接炉床煉瓦が
載置された構造を有している。従って、コークス炉の操
業に際して、燃焼排ガスを吸引する場合や燃焼ガスや空
気を供給する場合の数百℃もの温度変化が、基礎デッキ
構築材としてのコンクリートに直接伝達されることにな
る。
【0003】この温度変化によるコンクリートの熱膨張
や熱収縮に起因する熱応力は比較的大きく、同時にどの
ような熱応力が作用するのかが予測できないので、基礎
構造体に悪影響を与えないように鉄筋の使用量を多くし
なければならなかった。また、オットー炉やウィルプッ
ト炉などでは、煙道が基礎構造体内に設けられているこ
とからこの空間部を作業空間として使用することもある
が、上記のように炉床煉瓦からの熱が基礎デッキに、さ
らにはデッキ下部の基礎構造体に直接伝達されるため、
上記空間内の温度が作業に適さない程高くなり、その解
決策が要望されていた。
【0004】そこで、これらの問題点を解決すべく、コ
ークス炉内からの熱伝達を抑制しようとするコークス炉
基礎デッキが、例えば特開昭51−64502号に開示
されている。この特開昭51−64502号に開示され
たコークス炉基礎デッキは、コークス炉の炉床煉瓦下部
と、基礎デッキ下部の基礎構造体内に、水又は空気など
の冷却媒体を流通させる冷却管を複数本埋設したもので
ある。
【0005】このような構造を採用した場合、コークス
炉内から基礎デッキさらにはデッキ下部の基礎構造体へ
の熱伝達を抑制できるものの、基礎デッキを冷却するた
めの大がかりな装置が必要となるのに加えて、蓄熱室や
燃焼室の温度も同時に低下するため、操業に悪影響を与
えるという問題がある。
【0006】加えて、コークス炉は数十年にわたって使
用され続けるものであるのに対して、コークス炉下のコ
ンクリート中に埋設された冷却管の補修必要性の判断は
容易ではない。そして、補修が必要な場合は操業を中断
する必要がある。
【0007】また、コークス炉基礎デッキ下部の基礎構
造体は複数の部分からなり、各部分の境界部は、コーク
ス炉の操業開始前から固定されている。特開昭51−6
4502号に記載されたコークス炉基礎デッキでは、従
来と比し冷却能を有し、基礎構造体に悪影響を与えない
ように鉄筋の使用量を削減するもののコークス炉の昇温
開始と同時に基礎デッキも昇温される一方、このコーク
ス炉昇温開始後の基礎デッキの昇温量は、コークス炉の
操業開始前から操業開始までの基礎デッキの温度上昇量
と比較して小さいので、前記固定されている境界部分に
大きな熱応力が発生するという問題もある。
【0008】一方、特公昭49−962号や特公昭57
−51877号には、炉の床板(支持板)と、この床板
を支持する基礎盤(底盤)との間に、炉団長手方向及び
炉団横方向で作用する弾性材を配置した形式のコークス
炉団用の耐震性基礎が記載されている。これらの耐震性
基礎には、床板部にリブが設けられているが、これらの
リブと床板との接合部にあたるコーナ部には、大きな熱
応力が発生するため、コーナ部を補強する必要がある。
【0009】また、床板と基礎盤間には、柱と同様の機
能を有し、鉛直力及び水平力を支持する補強リブが配置
されているが、この補強リブの一端には弾性材が設置さ
れているので、補強リブの支持構造は、一端はピン、他
端は固定となり、従来の弾性部材を設けない両端を固定
した柱よりも座屈長さが長くなって、補強リブの断面が
大きくなる。
【0010】加えて、特公昭49−962号、特公昭5
7−51877号、特開昭51−64502号に記載さ
れたコークス炉基礎デッキは、年間を通じて、外気温・
地温・水温等の環境変動に伴い、基礎デッキ下部の基礎
構造体の温度も変動するので、この変動時、同時に基礎
構造体への熱応力変動も発生していた。
【0011】また、コークス炉操業時と、コークス炉操
業中止時の温度変動によっても基礎構造体への熱応力変
動が発生していた。
【0012】さらに、コークス炉炉床煉瓦の直下に位置
する基礎構造体内の温度は構造体の厚さ方向に異なり、
熱を受ける上部表面近傍では最も温度が上昇している。
コンクリート温度と同様に、コンクリート劣化度も深さ
方向で異なり、温度が最も上昇する部分ではコンクリー
ト劣化が見られるが、温度が低い部分ではコンクリート
強度上問題の無い部分が含まれる。
【0013】一方、現状のコークス炉基礎デッキ下部の
基礎構造体はコンクリートが一体的に打設されているの
で、熱によって劣化したコンクリート部と健全なコンク
リート部を容易に分離することができず、コンクリート
撤去時には、健全部も含めてコンクリートを撤去し、ま
た、撤去時、コンクリート以外の鉄筋までも損傷してし
まうおそれがある。
【0014】またさらに、炉床煉瓦の加熱により、コン
クリート内の自由水及び結晶水の蒸発が生じる一方、基
礎構造体の地盤下に埋設された部分からは土中の水分を
汲み上げることになる。上述したようなコンクリートに
水分の出入りがあると、コンクリート内へ移送されるC
2 量が炉床煉瓦等の加熱をうけない常温・常圧条件下
と比較して多くなるため、コンクリートの中性化が促進
されることになる。
【0015】またさらに、基礎構造体内に煙道を載置し
た構造の場合には、煙道からCO2、SOX 、NOX
合物等のコンクリートにとって有害な成分が多く含まれ
る気体がコンクリート中へ移送されてしまうため、さら
にコンクリートの劣化が進展することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の諸問
題を解決すべくなされたもので、蓄熱炉などでの操業条
件を大幅に変化させることなく、基礎デッキ下部の基礎
構造体に発生する熱応力を軽減しようとするのに加え
て、補修の必要性の判断が容易に可能であり、かつ、操
業を阻害することなく補修を行うことができるコークス
炉基礎デッキ下部の基礎構造体及びこの基礎構造体を有
するコークス炉を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るコークス炉基礎デッキ下部の基礎
構造体は、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置さ
れた部分とそれ以外の部分との境界部に目地を設けてい
る。そして、このようにすることで、炉床煉瓦又は煙道
によって加熱される構造体と、空気又は土によって放熱
される構造体との境界部に発生する熱応力を抑制するこ
とができるようになる。
【0018】また、本発明に係るコークス炉は、上記し
た本発明に係る基礎デッキ下部の基礎構造体を有するよ
うにしたものである。そして、このようにすることで、
基礎構造体に発生する熱応力が軽減でき、加えて、補修
必要性の判断が容易で、かつ、操業を阻害することなく
補修が行えるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1のコークス炉基
礎デッキ下部の基礎構造体は、炉床煉瓦の直下に位置す
る又は煙道が載置された部分とそれ以外の部分の境界部
に目地を設けたものである。
【0020】上記した本発明に係る第1のコークス炉基
礎デッキ下部の基礎構造体では、炉床煉瓦の直下に位置
する又は煙道が載置された例えばコンクリート構造体と
それ以外の例えばコンクリート構造体との境界部に目地
を設けるので、目地を設けない従来のコークス炉基礎デ
ッキと比較し、急な温度勾配による熱応力の発生を軽減
することができるようになる。
【0021】加えて、熱応力の軽減分により、圧縮力が
作用する範囲におけるコンクリートの圧縮強度又は断面
積の低減、及び、引張力が作用する範囲における鉄筋の
引張強度又は断面積の低減が可能となり、経済的な構造
が得られることになる。さらに、目地部は基礎構造体の
外部に設けているので、補修必要性については容易に判
断がつき、操業を止めることなく補修することが可能で
ある。
【0022】本発明に係る第1のコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において採用する目地は、コークス炉
基礎デッキ下部の基礎構造体より熱伝導性の低い材料で
あれば特に限定されないが、例えば木質材、繊維材、プ
ラスチック材、ゴム、アスファルト等の板、又は、空気
層を設けたものを採用する。設ける目地の深さ及び幅
は、加熱及び放熱現象の温度条件によって異なるが、目
地底部における熱応力を加えた応力がコンクリート及び
鉄筋の許容応力内に収まるように設定する。
【0023】上記した本発明に係る第1のコークス炉基
礎デッキ下部の基礎構造体の内、炉床煉瓦の直下に位置
する又は煙道が載置された基礎構造体の下部の下面を断
熱材で被覆した場合には、基礎構造体の下部の表面と下
面の温度差がさらに小さくなり、温度勾配を緩和して熱
応力を小さくすることができる。これが本発明に係る第
2のコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体である。
【0024】本発明に係る第2のコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、設けられた断熱材は、コー
クス炉基礎デッキ下部の基礎構造体よりも熱伝導性が低
く耐熱性がある材料であれば特に限定されないが、例え
ばグラスウール、ロックウール、フォームポリスチレ
ン、押出発泡ポリスチレン、硬質ウレタンフォーム等の
断熱材、又は、石膏ボード等の天井材により空気層を設
けたものを採用する。
【0025】また、基礎構造体の上部の下面に空気層+
断熱材十石膏ボード等の天井材の組合せにより断熱材を
設けたものでもよい。これが本発明に係る第3のコーク
ス炉基礎デッキ下部の基礎構造体である。この断熱材に
より、コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体への熱伝
達を抑制し得るため、空間内での作業が可能な温度とな
る。
【0026】煙道を支持する基礎構造体の下部の下面を
断熱材で被覆する場合は、基礎構造体を含水率が低い地
下水位以上の位置に設けることが望ましい。もし、地下
水位下に基礎構造体を設置した場合、地下水の流れによ
り基礎構造体から発生する熱を多く奪って構造体を冷却
するために基礎構造体の下部の温度勾配が急となり、熱
応力に対応した補強が必要となる場合がある。これらの
断熱材は、例えばアスファルト層、ビニールシートによ
り防水する。
【0027】また、上記した本発明に係る第1、第2又
は第3のコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体におい
て、基礎構造体の上部と柱の接続部分にそれぞれ凸状部
と凹状部を設け、この凸状部と凹状部を嵌合させるよう
にした場合には、熱変動による基礎構造体の膨張・収縮
変動により自由に凸状部が凹状部内を移動し、熱変動に
よる基礎構造体の熱膨張・熱収縮変動を緩和することが
できるようになる。これが本発明に係る第4のコークス
炉基礎デッキ下部の基礎構造体である。
【0028】本発明に係る第4のコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体を構成する凸状部は、地震時の水平力
に耐えるような素材であれば特に限定されないが、例え
ば鉄板、鉄筋、鉛板等で形成することが望ましい。ま
た、凹状部は、凸状部から与えられる水平力によって維
持できる強度を確保していればよいが、鉄筋コンクリー
ト又は凹状部の内面又は外面を鉄板で補強したものが望
ましい。また、凹状部と凸状部間に断熱材を設け、加熱
される構造体から放熱される構造体への熱移動を少なく
することが望ましい。
【0029】また、上記した本発明に係る第4のコーク
ス炉基礎デッキ下部の基礎構造体における凹状部内へ充
填物を挿入するための孔を構造体に設けた場合には、凹
状部内への充填物の充填が可能となり、適切なタイミン
グで構造体を固定することが可能になる。これが本発明
に係る第5のコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体で
ある。
【0030】従って、凹状部内に充填物を挿入するため
の孔としては、外部から凹状部内への充填が可能となる
径であればよいが、例えば数cmの径の鉄製パイプを設
置することが望ましい。また、充填物としては、例えば
無収縮材、コンクリートが望ましい。これらの充填物を
充填する際、凹状部及び凸状部の温度が接着性を確保で
きるように温度管理をした施行をすることが望ましいこ
とは言うまでもない。
【0031】また、上記した本発明に係る第1〜第5の
何れかのコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体におい
て、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置された部
分と、それ以外の部分を目地部において緊結又は分離可
能となるように構成した場合には、基礎構造体温度が十
分上昇した時点で、両部分を機械的に緊結することが可
能となり、また、コークス炉操業中止時には、炉内温度
低下過程と同時に基礎構造体が収縮した場合に応力が発
生しないように、両部分を緊結していた部材の緊結をゆ
るめて、両部分を収縮方向へ移動させることが可能とな
る。これが本発明に係る第6のコークス炉基礎デッキで
ある。
【0032】本発明に係る第6のコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、基礎構造体を機械的に緊結
する方法としては、例えばアンカーボルトによる方法が
望ましい。また、両部分の収縮方向への移動を可能とす
るには、例えば一方の部分にはアンカーボルトを埋込
み、他方の部分には収縮方向へ長孔を設けた鉄板を埋込
み、両部分がアンカーボルトによって緊結されているも
の等を採用する。
【0033】また、上記した本発明に係る第1〜第6の
何れかのコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体におけ
る、基礎構造体の上部及び煙道、或いは、基礎構造体の
下部の所定深さの位置に、コンクリート固結後の分離を
容易とする材料を敷設した場合には、炉床煉瓦及び煙道
の加熱によって劣化して基礎構造体の補修が必要となっ
た場合は、基礎構造体の全体に衝撃を与えることによ
り、これらの材料が含まれる部分を境界面として、健全
部を損傷させることなく、補修すべき基礎構造体部分の
みを容易にはつりだすことができるようになる。これが
本発明に係る第7のコークス炉基礎デッキである。
【0034】コンクリート固結後の分離を容易とする材
料としては、メッシュ筋、スチールファイバ−、グラス
ファイバー、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、ポ
リエチレン、ビニロン等が望ましい。また、これらの材
料は、補強材料としても活用できる。
【0035】また、これらの材料を敷設する深さとして
は、炉床煉瓦及び煙道、或いは、炉床煉瓦又は煙道から
与えられる加熱温度、及び、基礎構造体の周辺温度条件
等により異なるが、例えばコンクリートの温度が80〜
100℃以上となる部分の境界部に敷設する。
【0036】また、上記した本発明に係る第1〜第7の
何れかのコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体におい
て、基礎構造体で地面と接する部分に防水層を設けた場
合には、炉床煉瓦の加熱によるコンクリート内の自由水
及び結晶水の蒸発に伴って、地盤下に埋設された部分を
介して汲み上げる土中の水分量を少なくし、コンクリー
トの中性化の促進を抑制することができるようになる。
これが本発明に係る第8のコークス炉基礎デッキ下部の
基礎構造体である。
【0037】防水層としては、例えばアスファルトやビ
ニールシート等が望ましい。但し、この防水層には、結
晶水を蒸発させない程度に部分的に土中からの水分を汲
み上げることができるように、開口部が含まれているこ
とが望ましい。
【0038】また、上記した本発明に係る第1〜第8の
何れかのコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体におい
て、煙道下の部分の表面に塗膜を形成させた場合には、
煙道から構造体コンクリートへのCO2 、SOX 、NO
X 化合物等のコンクリートにとって有害な成分が多く含
まれている気体の移送が抑制できるので、コンクリート
の劣化を抑制することができる。塗装としては、例えば
ウレタン塗装やエポキシ塗装などが望ましい。これが本
発明に係る第9のコークス炉基礎デッキである。
【0039】コークス炉において、上記した本発明に係
る第1〜第9の何れかに記載の基礎デッキ下部の基礎構
造体を有するようにした場合には、基礎構造体に発生す
る熱応力が軽減でき、加えて、補修必要性の判断が容易
で、かつ、操業を阻害することなく補修が行えるように
なる。これが本発明に係るコークス炉である。
【0040】
【実施例】以下、本発明に係るコークス炉基礎デッキ下
部の基礎構造体を図1〜図8に示す実施例に基づいて説
明する。
【0041】図1〜図8は本発明に係るコークス炉基礎
デッキ下部の基礎構造体を示す説明図で、図中1はカー
ルスチル形のコークス炉本体を示す。図示するように、
本発明に係るコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
は、この基礎構造体の下部5における炉床煉瓦2の直下
に位置する部分5aとそれ以外の部分5bとの境界部
に、目地4を設けるように構成している。
【0042】コークス炉の炉床煉瓦2を支持する基礎構
造体の上部3及び下部5のうち上部3直下に位置する部
分5aが炉床煉瓦2及び煙道6により加熱される一方、
下部5のうち空気又は土と接触する部分5bは放熱され
ている。従って、加熱領域と放熱領域の境界面において
は急な温度勾配となり、大きな熱応力が発生する。
【0043】本発明に係るコークス炉基礎デッキ下部の
基礎構造体では、この急な温度勾配部に目地4を設ける
ことにより、熱応力を緩和しようとするものである。さ
らに、この目地4を深くすることにより、目地4の底部
における温度勾配が緩やかになり、加熱側の部分5aに
作用する圧縮力、及び、非加熱側にある部分5bに作用
する引張力を軽減することができる。
【0044】また、図2に示すようにコークス炉下を空
間部7として使用する場合は、上部3と下部5との境界
部の柱8に目地4を設けることにより、炉床煉瓦2の下
方に位置し加熱される上部3に作用する圧縮力、及び、
放熱される柱8に作用する引張力を軽減することができ
る。
【0045】以上のように、本発明に係るコークス炉基
礎デッキ下部の基礎構造体では、熱応力の発生を軽減す
ることができるので、加熱部でのコンクリート及び非加
熱部での鉄筋材を大幅に節減することができるようにな
る。なお、図1及び図2中の9は炉内燃焼排ガス経路を
示す。
【0046】図3は、図1に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、基礎構造体の下部5の下面
に断熱材10を設置した例である。この断熱材10を設
置することにより、下部5における上下間の温度差が小
さくできて温度勾配が小さくなり、下部5に発生する熱
応力を軽減することができるようになる。このとき、煙
道6による加熱を受ける部分5aと放熱する部分5b間
の構造を分離するように目地4を設ければ、さらに下部
5における熱応力を軽減することができ、経済的な構造
となる。図3に示した実施例では煙道6の加熱によるコ
ンクリート中の水分を消失させないために、断熱層10
に開口部10aを設けたものを示している。
【0047】図4は、図2に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、上部3の下面に断熱材10
を設置した例である。この断熱材10を設置することに
より、上部3における温度差が小さくできて温度勾配が
小さくなり、上部3に発生する熱応力を軽減することが
できるようになる。このとき、上部3と柱8間の構造を
分離するように目地4を設ければ、さらに上部3におけ
る熱応力を軽減することができる。従って、上部3の断
面を小さくできると共に自重が減少することから基礎も
小さくすることができ、経済的な構造となる。さらに、
断熱材10により、上部3から空間部7へ伝達する熱量
を抑制することができるため、空間部7内の作業環境を
改善することができる。
【0048】図5は、図2に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体における目地4部の詳細構造を示した
図である。図5に示すように、上部3と柱8は、上シュ
ー4aと下シュー4bによって完全に縁が切られてお
り、上シュー4aと下シユー4bは熱の変動による上部
3の伸縮及び地震などの水平力に対し滑動する。また、
この目地4部における上部3には凸状部3aを、また、
柱8には凹状部8aを設け、凸状部3aを凹状部8a内
に挿入するようにしている。
【0049】このような構成の目地4では、凹状部8a
と凸状部3aとの間隙11ヘグラウトを注入する場合と
注入しない場合がある。すなわち、コークス炉の操業状
態にはいった場合でも、上部3の温度変化が激しく熱収
縮が大きい場合は、前記した間隙11へのグラウト注入
を行わないようにする。この際、地震による水平力に対
して十分に耐えるように、例えば凹状部8a内外面及び
凸状部3aを鉄板等により補強する。
【0050】一方、コークス炉は操業状態に入るまで昇
温し上部3も熱膨張していくが、操業に入れば上部3の
温度変動は極めて小さく、熱による上部3の歪みも極め
て小さいので、このような場合は、前記した間隙11ヘ
グラウト材を注入する。
【0051】従って、このような構成の目地4では、操
業状態にはいった後、例えば上部3に開設した注入ノズ
ル13から前記した間隙11にグラウト材を注入し、柱
8と上部3を固定する。
【0052】その結果、目地4部は固定されるので、両
端固定の柱となり、従来の操業開始前から柱と上部構造
を固定した熱応力を軽減する柱に相当する部材よりも小
断面の柱とすることができる。なお、図5における14
は上部3から前記した間隙11に至る空気孔であり、注
入ノズル13からグラウト材を注入する際、容易に注入
することができるようにすると共に、グラウト材が間隙
11に完全に注入されているかを、空気孔14から排出
されるグラウト材によって確認するものである。
【0053】図6は、図1に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、目地4部の詳細を示した図
である。図6に示した実施例は、煙道6によって加熱さ
れる部分5aと、空気及び土によって放熱される部分5
bの境界部に目地4を設けた上に、両部分5a,5bを
この目地4部においてアンカーボルト15によって緊結
し、かつ、5a,5bが伸縮方向へ移動可能なようにな
したものである。本実施例では、目地4部における5b
側にはアンカーボルト収納箱17が設置され、このアン
カーボルト収納箱17内に接合板16を装着している。
この接合板16は、建設完了後からコークス炉操業期間
中での下部5の熱伸縮を吸収できるように、長孔16a
を設けている。
【0054】また、アンカーボルト収納箱17は、アン
カーボルト15による締付け力に十分耐えるような強度
を持ち、断熱材10によって両部分5a,5bの温度勾
配を緩和することで熱応力を緩やかにする。アンカーボ
ルト15の締付けは、基本的に操業時のみ行う。操業開
始前の炉内温度上昇プロセス及び操業中止後の温度低下
プロセスにおいては、下部5の温度が100℃程度変動
するが、この大きな温度変動に耐える構造体を設置する
ことは不経済であるので、下部5がほぼ一定温度になっ
ている操業期間中のみ接合し、地震などの非常時の荷重
に対応するようにする。
【0055】図6に示すアンカーボルト収納箱17に取
付けられた蓋18は、アンカーボルト15の腐食防止、
アンカーボルト収納箱17の剛性確保のために無収縮材
等を充填できるように設けている。この蓋18は、供用
下においては溶接やボルトなどによって接合し、アンカ
ーボルト収納箱17の剛性を確保する。
【0056】図7は、図2に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、目地4部の詳細を示した図
である。図7に示した実施例は、炉床によって加熱され
る上部3と、空気によって放熱される柱8の境界部に目
地4を設けた上に、両部3,8をこの目地4部において
アンカーボルト15によって緊結し、かつ、両部3,8
が伸縮方向へ移動可能なようにしたものである。本実施
例では、目地4には、上部3と柱8に夫々支持板(加熱
側)4c,4dを設けて上部3を支持するようにしたも
のを示している。これら両支持板4c,4dには、上部
3の温度変動に伴って円滑に摺動してずれることができ
るように、例えばテフロン(登録商標)板や鉄板などが
各構造体に装着されている。
【0057】この実施例においても、上部3の温度変動
に伴う伸縮に対応するため、長孔16aを設けた接合板
16を、柱8に設置されているアンカーボルト収納箱1
7内に装着している。
【0058】図7に示す実施例において、アンカーボル
ト収納箱17の強度や締付け、断熱材10によって両部
3,8の温度勾配を緩和することで熱応力を緩やかにす
ること、上部3がほぼ一定温度になっている操業期間中
のみ接合すること、アンカーボルト収納箱17に取付け
られた蓋18の作用効果は図6に示した実施例と同じで
ある。
【0059】図8は、図3に示すコークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体において、下部5内にコンクリート固
結後の分離を容易とするメッシュ筋19を上側鉄筋20
aの表面に設置した構造を示す。図8に示したように、
煙道6による加熱を受け下部5において80〜100℃
以上となる部分に、メッシュ筋19を設置すれば、下部
5の上側表面に衝撃を与えると、健全部を損傷させるこ
となく、補修すべき部分のみ、容易にはつり出すことが
できるようになる。なお、上側鉄筋20aとメッシュ筋
19は、結束線(図示せず)によって結合されている。
また、図8中の20bは下側鉄筋を示す。
【0060】また、この実施例では、煙道6の下に位置
する下部5の表面に、塗膜21を設けたものを示してい
る。この塗膜21により、煙道6から排出されるコンク
リートにとって有害なCO2 、SOX 、NOX 成分が侵
入することを抑制でき、コンクリートの寿命を長く保つ
ことができる。
【0061】断熱材10を設けた場合には、下部5の上
下部間の温度差が小さくできるので、温度勾配が小さく
なり、断熱材10で覆われている部分の下部5に発生す
る熱応力を軽減することができるようになる。本実施例
では、断熱材10には、防水層としての役割も持たせて
おり、煙道6の加熱によるコンクリート中の水分を消失
させないために開口部10aを設けている。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、蓄
熱炉等での操業条件を大幅に変更することなく、かつ、
大がかりな装置を必要とせず、基礎構造体に発生する熱
応力を軽減し、経済的な断面とすることができる。加え
て、補修必要性の判断が容易であり、かつ、操業を阻害
することなく補修が行えるコークス炉基礎デッキ下部の
基礎構造体及びこの基礎構造体を有するコークス炉を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はカールスチル形コークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体の断面図、(b)は目地部の断面詳細
図である。
【図2】ウィルプット形コークス炉基礎デッキ下部の基
礎構造体の断面図である。
【図3】カールスチル形コークス炉基礎デッキ下部の基
礎構造体に断熱材を固着させた断面図である。
【図4】ウィルプット形コークス炉基礎デッキ下部の基
礎構造体に断熱材を固着させた断面図である。
【図5】(a)は図2における目地部の詳細を示す断面
図、(b)は(a)のA−A線に沿って見た平面図であ
る。
【図6】(a)はカールスチル形コークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体にアンカーボルトによる接合形式を採
用した断面詳細図、(b)は(a)のB−B線に沿って
見た平面図、(c)は(a)のC−C線に沿って見た断
面図である。
【図7】(a)はウィルプット形コークス炉基礎デッキ
下部の基礎構造体にアンカーボルトによる接合形式を採
用した断面詳細図、(b)は(a)のD−D線に沿って
見た平面図である。
【図8】図3に示すコークス炉基礎デッキ下部の基礎構
造体において、下部構造体内にコンクリート固結後の分
離を容易とするメッシュ筋を上側鉄筋の表面に設置した
下部を示す一部断面して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コークス炉本体 2 炉床煉瓦 3 上部 3a 凸状部 4 目地 4a 上シュー 4b 下シュー 4c 支持板 4d 支持板 5 下部 6 煙道 7 空間部 8 柱 8a 凹状部 9 炉内燃焼排ガス経路 10 断熱材 10a 開口部 11 間隙 13 注入ノズル 14 空気孔 15 アンカーボルト 16 接合板 16a 長孔 19 メッシュ筋 20a 上側鉄筋 20b 下側鉄筋 21 塗膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置さ
    れた部分とそれ以外の部分の境界部に目地を設けたこと
    を特徴とするコークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体。
  2. 【請求項2】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置さ
    れた基礎構造体の下部の下面を断熱材で被覆することを
    特徴とする請求項1記載のコークス炉基礎デッキ下部の
    基礎構造体。
  3. 【請求項3】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置さ
    れた基礎構造体の上部の下面を断熱材で被覆することを
    特徴とする請求項1記載のコークス炉基礎デッキ下部の
    基礎構造体。
  4. 【請求項4】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、炉床煉瓦の直下に位置する又は煙道が載置さ
    れた基礎構造体の上部と柱部の接続部分にそれぞれ凸状
    部と凹状部を設け、この凸状部と凹状部を嵌合させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコークス
    炉基礎デッキ下部の基礎構造体。
  5. 【請求項5】 凹状部内へ充填物を挿入するための孔を
    設けたことを特徴とする請求項4記載のコークス炉基礎
    デッキ下部の基礎構造体。
  6. 【請求項6】 目地部が緊結又は分離可能な構造である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコーク
    ス炉基礎デッキ下部の基礎構造体。
  7. 【請求項7】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、基礎構造体の下部内にコンクリート固結後の
    分離を容易とする材料を敷設することを特徴とする請求
    項1〜6の何れかに記載のコークス炉基礎デッキ下部の
    基礎構造体。
  8. 【請求項8】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、基礎構造体で地面と接する部分に防水層を設
    けたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のコ
    ークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体。
  9. 【請求項9】 コークス炉基礎デッキ下部の基礎構造体
    において、煙道下の部分の表面に塗膜を形成させたこと
    を特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のコークス炉
    基礎デッキ下部の基礎構造体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかに記載のコーク
    ス炉基礎デッキ下部の基礎構造体を有することを特徴と
    するコークス炉。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129687A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp コークス炉の基礎構造および施工方法
JP2015183373A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 新日鐵住金株式会社 設備基礎の補修方法

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