JP2002347327A - 隆起印刷物及びその製造方法 - Google Patents

隆起印刷物及びその製造方法

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JP2002347327A
JP2002347327A JP2001160415A JP2001160415A JP2002347327A JP 2002347327 A JP2002347327 A JP 2002347327A JP 2001160415 A JP2001160415 A JP 2001160415A JP 2001160415 A JP2001160415 A JP 2001160415A JP 2002347327 A JP2002347327 A JP 2002347327A
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raised
powder
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JP2001160415A
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English (en)
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Fumitaka Kan
文隆 冠
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 よく輝くとともに、ラメの粉の落ちがない隆
起印刷物及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 支持体1の表面に所望のパターンでニス
印刷して接着層2を形成した後、その接着層の上からバ
ーコ樹脂粉にラメの粉を混ぜた粉体3を振りかけ、バキ
ュームで不要な粉体3を取り除いてから、熱炉の中を通
して熱処理を行うことにより、溶融したバーコ樹脂を支
持体1に定着させて隆起部4を形成するとともに、その
隆起部に反射物質5の粒子を一部埋設状態で固着せしめ
る。支持体1の表面に接着層2を介してバーコ樹脂が肉
厚に隆起した隆起部4が形成され、その隆起部4に反射
物質5の粒子が一部埋設状態で固着しているので、反射
物質5の粒子が乱反射して輝きが良く、しかも粒子が埋
設状態であるので落ちることが殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光輝性のある隆起
印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の隆起印刷物を得る方法と
して、いわゆるバーコ印刷が知られている。これは通常
の印刷が終了した印刷物に追い刷りをかける形で盛り上
げようとする部分にニス印刷を施し、次にその表面に樹
脂パウダーをかけ、払ってから炉の中に入れて加熱、溶
融させた後、空冷して完成するものである。通常、盛り
上げ部には透明なものが使用され、印刷の下地になった
色をそのまま反映強調するという使われ方をする。
【0003】上記したバーコ印刷で、例えば、金色のバ
ーコ樹脂粉を使用した場合、樹脂粉であるため、炉の中
で約180℃の温度で瞬時に溶けて紙に完全に付着す
る。しかし、金の色は沈んだ色で輝きがなく金らしく見
えない。そこで、まず透明ニスを活版印刷かオフセット
印刷にて印刷して、その上にラメの粉(金、銀、ホログ
ラム等)を振りかけ、不要なラメの粉はバキュームで取
り除き、炉を通過させて定着させることが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた方
法で製造したラメ付着印刷物は、輝いてはいるが、ラメ
の粉がボロボロ落ちて対向面に付いたり、同じ面の他の
部分に付いたりする。また、流通過程でもラメの粉が落
ちたり他の製品に付く欠点があった。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、よく輝くと
ともに、ラメの粉の落ちがない隆起印刷物及びその製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の隆起印刷物は、支持体の表面に接着層を介
してバーコ樹脂が肉厚に隆起した隆起部が形成され、そ
の隆起部に反射物質の粒子が一部埋設状態で固着してい
ることを特徴とする。
【0007】そして、上記構成の隆起印刷物は、支持体
の表面に所望のパターンでニス印刷して接着層を形成し
た後、その接着層の上からバーコ樹脂粉にラメの粉を混
ぜた粉体を振りかけ、バキュームで不要な粉体を取り除
いてから、熱炉の中を通して熱処理を行うことにより、
溶融したバーコ樹脂を支持体に定着させて隆起部を形成
するとともに、その隆起部に反射物質の粒子を一部埋設
状態で固着せしめることで製造される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明に係る隆起印刷物の製造手順
を示す工程図、図2は製造ラインを示す説明図である。
【0010】図2の製造ラインに示すように、印刷用紙
等よりなる支持体1を搬送し、まず印刷部11におい
て、図1(a)に示す如く、支持体1の上にアルキッド
樹脂等のOPニスを所望のパターンで印刷して接着層2
を形成する。支持体1には絵柄等が印刷してあってもよ
いし無くてもよく、絵柄等の有無は印刷物のデザインに
応じて決めればよい。
【0011】次いで、接着層2を形成した支持体1を印
刷部11から搬送し、次の粉体付着部12において、図
1(b)に示す如く、生乾き状態の接着層2の上から、
バーコ樹脂粉(アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体よりなる樹脂粉)に反射物質としてラメの粉を混
ぜた粉体3を振りかけ、しかる後にバキュームで不要な
粉体を取り除く。
【0012】続いて、粉体3の付着した支持体1を粉体
付着部12から搬送し、次の熱炉13において約180
℃の温度で熱処理を行う。これにより、図1(c)に示
す如く、バーコ樹脂粉は溶融固着して断面が蒲鉾状の隆
起部4となり、その隆起部4に反射物質5としてのラメ
の粒子が一部埋設した状態で固着する。
【0013】このようにして製造される隆起印刷物は、
支持体1の表面に接着層2を介してバーコ樹脂が肉厚に
隆起した隆起部4が形成され、その隆起部4に反射物質
5の粒子が一部埋設状態で固着しているので、反射物質
5の粒子が乱反射して輝きが良く、しかも反射物質5の
粒子は一部が埋設して食いついた状態であるので落ちる
ことが殆どない。
【0014】本発明で使用するバーコ樹脂粉とラメの粉
の組合せとしては、1)金色樹脂粉と金色ラメ、2)金
色樹脂粉とホログラムラメ(ホログラムフィルムを微細
に粉砕したもの)、3)銀色樹脂粉と銀色ラメ、4)銀
色樹脂粉とホログラムラメ、5)金色樹脂粉とエメラル
ド色のラメ、6)金色樹脂粉とサファイア色のラメ、
7)銀色樹脂とエメラルド色のラメ、8)銀色樹脂とサ
ファイア色のラメ、等を挙げることができる。
【0015】上記のようにして製造される隆起印刷物の
用途としては、1)雑誌の表紙、口絵、広告頁等、2)
雑誌の付録としてのカード類、3)クリスマスカードや
バースディカードなどのグリーティングカード、ポスト
カード等、4)本のカバー、表紙、帯、ケース等、5)
ポスター(中吊、駅貼り、各種ポスター)、6)パンフ
レット、7)ダイレクトメール、を挙げることができ
る。
【0016】図3は本発明の隆起印刷物を女性向け雑誌
Mの広告頁Pに適用した場合を示している。具体的に
は、アイシャドウや口紅を付ける顔の部分を隆起部Rと
してあり、その隆起部Rに同じ色の反射物質の粒子を一
部埋設状態で固着している。したがって、ラメ入り化粧
品の広告として非常に効果的なものとなる。また、この
ような適用形態として、例えばマニキュアを付ける爪の
部分に利用しても効果的である。
【0017】図4は本発明の隆起印刷物を少女向け雑誌
Mの綴じ込み付録F(印刷した点線のところから切り取
る)に適用した例を示している。この例では、虹の部分
を隆起部Rで描いてあり、その隆起部Rにエメラルド色
等の反射物質を一部埋設状態で固着している。したがっ
て、虹が綺麗に見えて非常にメルヘンチックなものとな
る。
【0018】図5は本発明の隆起印刷物をクリスマスカ
ードCに適用した場合を示している。具体的には、文字
の部分を隆起部Rとしてあり、その隆起部Rに銀色の反
射物質の粒子を一部埋設状態で固着している。したがっ
て、文字の部分が銀色でキラキラして非常に幻想的なも
のとなる。
【0019】図6は本発明の隆起印刷物を旅行雑誌の表
紙Sに適用した場合を示している。具体的には、文字の
部分を隆起部Rとしてあり、その隆起部Rにエメラルド
色の反射物質の粒子を一部埋設状態で固着している。し
たがって、文字の部分がエメラルド色でキラキラし、店
頭にて非常に目立つ効果的なものとなる。
【0020】図7は本発明の隆起印刷物を上製本の帯T
に適用した場合を示している。具体的には、文字の部分
を隆起部Rとしてあり、その隆起部Rに金色の反射物質
の粒子を一部埋設状態で固着している。したがって、文
字の部分が金色でキラキラし、店頭にて非常に目立つ効
果的なものとなる。
【0021】図8は本発明の隆起印刷物を無線綴本のカ
バーHに適用した場合を示している。具体的には、文字
の部分を隆起部Rとしてあり、その隆起部Rに金色の反
射物質の粒子を一部埋設状態で固着している。したがっ
て、文字の部分が金色でキラキラして装丁が豪華な感じ
になり、高級感を与える効果的なものとなる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明による隆起印刷物及びその製造方法は、上
記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である
ことは当然のことである。
【0023】
【発明の効果】本発明の隆起印刷物は、支持体の表面に
接着層を介してバーコ樹脂が肉厚に隆起した隆起部が形
成され、その隆起部に反射物質の粒子が一部埋設状態で
固着した構成になっているので、反射物質の粒子が乱反
射して輝きが良く、しかもその粒子は埋設状態で落ちる
ことが殆どない。
【0024】また、本発明の隆起印刷物は、従来のバー
コ印刷の一貫ラインにて、バーコ樹脂にラメの粉を混ぜ
た粉体を振りかけるようにすればよいので、簡単に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面加工印刷物の一例を示す模式
断面図である。
【図2】製造ラインを示す説明図である。
【図3】本発明の隆起印刷物を女性向け雑誌の広告頁に
適用した例を示す説明図である。
【図4】本発明の隆起印刷物を少女向け雑誌の綴じ込み
付録に適用した例を示す説明図である。
【図5】本発明の隆起印刷物をクリスマスカードに適用
した例を示す説明図である。
【図6】本発明の隆起印刷物を旅行雑誌の表紙に適用し
た例を示す説明図である。
【図7】本発明の隆起印刷物を上製本の帯に適用した例
を示す説明図である。
【図8】本発明の隆起印刷物を無線綴製本のカバーに適
用した例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 接着層 3 粉体 4 隆起部 5 反射物質 11 印刷部 12 粉体付着部 13 熱炉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の表面に接着層を介してバーコ樹
    脂が肉厚に隆起した隆起部が形成され、その隆起部に反
    射物質の粒子が一部埋設状態で固着していることを特徴
    とする隆起印刷物。
  2. 【請求項2】 支持体の表面に所望のパターンでニス印
    刷して接着層を形成した後、その接着層の上からバーコ
    樹脂粉にラメの粉を混ぜた粉体を振りかけ、バキューム
    で不要な粉体を取り除いてから、熱炉の中を通して熱処
    理を行うことにより、溶融したバーコ樹脂を支持体に定
    着させて隆起部を形成するとともに、その隆起部に反射
    物質の粒子を一部埋設状態で固着せしめることを特徴と
    する隆起印刷物の製造方法。
JP2001160415A 2001-05-29 2001-05-29 隆起印刷物及びその製造方法 Pending JP2002347327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2349527A1 (es) * 2009-03-31 2011-01-04 Tecser Print. S.L.L. Procedimiento para la impresion con efecto brillante.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2349527A1 (es) * 2009-03-31 2011-01-04 Tecser Print. S.L.L. Procedimiento para la impresion con efecto brillante.

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