JP2002346433A - 振動式プラスチック選別方法および装置 - Google Patents

振動式プラスチック選別方法および装置

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JP2002346433A
JP2002346433A JP2001157994A JP2001157994A JP2002346433A JP 2002346433 A JP2002346433 A JP 2002346433A JP 2001157994 A JP2001157994 A JP 2001157994A JP 2001157994 A JP2001157994 A JP 2001157994A JP 2002346433 A JP2002346433 A JP 2002346433A
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vibrating electrode
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Nobuto Saeki
暢人 佐伯
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
Masanori Tsukahara
正徳 塚原
Hidehiko Maehata
英彦 前畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】混合物の粒子の径が小さくても高い分離精度が
得られる。 【解決手段】所定角度傾斜された振動電極板3aと、該
振動電極板3aの上方に分離空間6を介して配置された
針状電極31bとに高電圧を印加してイオン放電させ、
分離空間9に供給された混合物を帯電させ、振動電極板
3aに吸引させる。すると、導電材粒子は振動電極板3
aに接触することにより中和しさらに振動電極板3aと
同極性に帯電される。したがって、振動電極板3aが振
動されると、振動電極板3aに反発する導電材粒子は、
振動による搬送力をほとんど受けず、重力が大きく働い
て傾斜方向下方に滑落する。振動電極板3aに吸着付勢
されたプラスチック粒子は、振動電極板3aの振動を受
けて搬送方向に搬送される。これによりプラスチック粒
子と導電材粒子の搬送方向を別方向にして分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電により
混合物を帯電させて振動によりプラスチックと導電材
(金属類)とを分離する振動式プラスチック選別方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分離対象物を導電性物質と絶縁性物質と
に帯電させ分離するものが、たとえば特開2000−2
71509号CD-ROMに提案されている。この分離装置
は、図6に示すように、導電性の無端搬送ベルト52を
2つの大小回転ロータ51a,51b間に巻回し、搬送
ベルト上に投入した分離対象物に対して、回転ロータで
の転向手前位置に静電電極53とコロナ電極54とを配
置し、コロナ電極54により帯電させるとともに、静電
電極53により静電場を形成して分離対象物を搬送ベル
ト52に付勢する。導電性物質は帯電後に搬送ベルト5
2に接触して放電して分離トレイ55に落下し、絶縁性
物質は帯電して搬送ベルト52に吸着し、除去ユニット
56により絶縁物質を除電して搬送ベルト52から電離
トレイ57に落下して分離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記搬送ベル
ト52は、網目状の導電体(金属)から構成されるた
め、分離対象物が粒状の場合には、ある程度以下の粒子
を分離することができないという問題がある。またスラ
ットコンベヤベルトを使用しても、折り曲げ部があるた
め分離精度がよくないという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、粒子状の
混合物を高い分離精度で導電材粒子とプラスチック粒子
とに分離できる振動式プラスチック選別方法および装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の振動式プラスチック選別方法は、所定
角度傾斜して配置された振動電極板と、該振動電極板の
上方に分離空間にあけて配置されたコロナ放電電極とに
高電圧を印可して、コロナ放電電極をコロナ放電させ、
プラスチック粒子と導電材粒子の混合物を分離空間に供
給してコロナ放電により帯電させ、前記混合物を傾斜方
向下方と異なる分離方向に搬送するように振動電極板を
振動させ、前記プラスチック粒子を振動電極板に吸着さ
せることにより分離方向に搬送し、前記導電材粒子を振
動電極板に接触させて中和し振動電極板と同極性に帯電
させることにより、下電極板に反発させて重力により振
動電極板の傾斜方向下方に滑落させてプラスチック粒子
と導電材粒子とを分離するものである。
【0006】また請求項2記載の振動式プラスチック選
別装置は、所定角度傾斜された振動電極板と、該振動電
極板の上方に分離空間にあけて配置されたコロナ放電電
極と、前記振動電極板とコロナ放電電極に高電圧を印可
してコロナ放電電極をコロナ放電させる高電圧電源と、
プラスチック粒子と導電材粒子の混合物を前記分離空間
に供給する供給手段と、前記混合物を傾斜方向と異なる
分離方向に搬送するように振動電極板を振動させる振動
手段とを具備し、前記分離空間に投入された混合物をコ
ロナ放電により帯電させ、帯電されたプラスチック粒子
を振動電極板に吸着させることにより分離方向に搬送す
るとともに、帯電された導電材粒子を下電極板に接触さ
せて放電させるとともに振動電極板と同極性に帯電させ
ることにより、下電極板に反発させて重力により振動電
極板の傾斜方向下方に滑落させ、プラスチック粒子と導
電材粒子とを分離するように構成したものである。
【0007】上記構成によれば、混合物を振動電極板上
に投入し、コロナ放電電極から放電されたイオンにより
分離空間の混合物が帯電され、プラスチック粒子は電荷
により振動電極板に吸着されて効果的に振動を受け、分
離方向に搬送される。また絶縁材粒子は帯電されるが、
振動電極板に接触して放電されさらに振動電極板と同極
性に帯電されることから、反発力が生じて振動電極板の
振動が伝わらず、導電材粒子には、振動による搬送力よ
り重力の方が大きく作用して、傾斜方向下方に滑落され
る。したがって、混合物は長時間イオンシャワーを受け
て、振動電極板と接触されることから、振動により効果
的に分離されて精度よく選別される。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、コロナ放電
電極を、電極基板の底面に多数の針状電極を突設して形
成し、極基板と振動電極板に高電圧を印加することによ
り分離空間に静電界を形成し、電荷による吸引力と静電
力とによりプラスチック粒子を振動電極板に吸着させる
ように構成したものである。
【0009】上記構成によれば、電荷による吸引力に加
えて、静電場による静電力を作用させることができるの
で、1mm以下の微細な粒子が混在していても、プラス
チック粒子と導電材粒子とをより精度良く分離すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る振動式プラ
スチック選別装置の第1の実施の形態を図1〜図3に基
づいて説明する。
【0011】この選別装置は、基台1上にばねやリンク
機構などの振動許容する複数の弾性支持装置2を介して
傾斜底板3が所定角度θ傾斜して支持されている。傾斜
底板3は、底側の絶縁底板3bと、絶縁底板3bの上面
にほぼ全面に取付けられた振動電極板3aとで構成さ
れ、絶縁底板3bの底面中央部には、矢印Aで示すよう
に、傾斜面に垂直な面内で傾斜面より大きい傾斜角で振
動させて、傾斜方向の上方向かって搬送するように、所
定の周期および振幅で振動させる振動装置(振動手段)
4が取付けられている。
【0012】傾斜底板3の上方に一定高さの分離空間6
をあけて傾斜天板5が配置され、この傾斜天板5は、電
極基板31aの底面に一定間隔ごとに多数の針状電極3
1bが垂設されたコロナ放電電極31が配置されるとと
もに、電極基板5aの上面を覆う絶縁天板30が設けら
れている。そして分離空間6は、傾斜底板3の両側縁部
から立設された左右側板7R,7Lで囲まれて、傾斜方
向上位の上分離口6uと下分離口6dが形成され、上下
分離口6u,6dの外側下方にそれぞれ上下分離トレイ
11,12が配置されている。
【0013】なお、図では、傾斜天板5は傾斜底板3に
一体に取付けたように示されているが、傾斜天板5と傾
斜底板3とを別々に構成し、傾斜天板5を基板1にサポ
ート部材を介して固定してもよい。
【0014】傾斜天板5の傾斜方向中央部には、プラス
チック粒子を投入する投入口33が形成され、投入口3
3に混合物供給装置(供給手段)8の供給ダクト8aが
接続されている。この混合物供給装置8は、投入ホッパ
8bから投入された混合物粒子を供給ダクト8aから一
定量づつ切出す定量供給装置(たとえば振動フィーダ)
8cが設けられている。
【0015】10は前記振動電極板3aとコロナ放電電
極31に高電圧を印可する高電圧電源で、針状電極31
bをコロナ放電させて振動電極板3aにコロナイオンを
降り注ぎ分離空間6の混合物を帯電させるとともに、電
極基板31aと振動電極板3aの間の分離空間6に静電
界を形成する。またこの高電圧電源10は、たとえば−
極が針状電極31bに接続され、+極がアース接地され
るとともに振動電極板3aに接続され、針状電極31b
から陰極コロナを放電するように構成されるが、逆極性
に接続して針状電極31bから陽極コロナを放電するよ
うに構成してもよい。
【0016】ここで、振動電極板3aの傾斜角度θは、
振動電極板3a表面の静摩擦係数μ<tanθとなるよう
に設定され、これは傾斜面上に置いた物体が滑り出す角
度以上となるように設定されていることを示している。
すなわち、図3に示すように、傾斜角度θの傾斜面では
重量Wの物体に働く摩擦力F=μ×Wcosθであり、傾斜
角θが大きくなってWsinθが摩擦力Fより大きくなると
物体が滑り出す。
【0017】Wsinθ>μ×Wcosθ Wsinθ/Wcosθ>μ ∴tanθ>μ 上記構成において、定量供給装置8dから混合物粒子が
一定量づつ切り出されて投入口33から分離空間6の中
央部に投入される。そして振動装置4が作動されて傾斜
底板3が矢印A方向に振動されるとともに、高電圧電源
10により振動電極板3aとコロナ放電電極31とに高
電圧が印可されて針状電極31bがコロナ放電されると
同時に、振動電極板3aと電極基板31aにより分離空
間6に静電場が形成される。そしてコロナ放電電極31
から混合物粒子にコロナイオンが降り注がれてプラスチ
ック粒子および導電材粒子がコロナ放電電極31と同極
性に帯電される。これにより、各混合物粒子には、電荷
による吸引力と、静電場の静電力とがそれぞれ作用して
振動電極板3aに吸引される。
【0018】この時、導電材粒子は、振動電極板3aに
接触すると電荷が中和されさらに振動電極板3aと同極
性の電荷が帯電される。したがって、振動電極板3aと
異極性に帯電されたプラスチック粒子は、振動電極板3
aに対して吸引力が働くことから、振動電極板3aの振
動による搬送力が効果的に伝達されて搬送方向に搬送さ
れ、上分離口6uから上分離トレイ11に排出される。
一方、振動電極板3aと同極性の導電材粒子は、電荷の
極性と静電場による静電力により振動電極板3aに対し
て反発力が作用することから、振動電極板3aの振動に
より搬送力があまり伝達されず、重力の作用が大きく働
いて傾斜方向下方に滑落され、下分離口6dから下分離
トレイ12に排出される。
【0019】なお、第1の実施の形態の実験では、金属
破片粒子を含むプラスチック粒子混合物(たとえば電線
破砕片粒子)を分離した結果、上方に分離されたプラス
チック粒子の純度(上分離トレイ11に分離されたプラ
スチック粒子量/上分離トレイ11に分離された混合物
量)を99%以上、回収率(上分離トレイ11に分離さ
れたプラスチック粒子量/投入された全プラスチック粒
子量)を80%以上で分離回収することができた。
【0020】上記実施の形態によれば、プラスチック粒
子を振動電極板3a上に投入し、分離空間6で十分な時
間、イオン照射して帯電させることにより電荷と静電場
による吸着力を作用させ、振動により搬送力を与えるこ
とで、搬送力を受け難い金属などの導電材粒子と、搬送
力を効果的に受けるプラスチック粒子とに分離し、それ
ぞれの粒子を精度よく分離することができる。また分離
空間6で静電力を作用させることから、従来分離ができ
なかった1mm以下の微細粒子であっても、精度よく分
離することができる。
【0021】図4および図5は本発明に係る振動式プラ
スチック選別装置の第2の実施の形態を示す。なお、第
1の実施の形態と同一部材には同一の符号を付して説明
は省略する。
【0022】第1の実施の形態では、プラスチック粒子
を相対方向に搬送して分離するように構成したが、この
第2の実施の形態では、傾斜方向と直交する矢印B方向
に搬送するように振動付勢するものである。
【0023】すなわち、混合物供給装置8は、プラスチ
ック粒子を供給ダクト8aから傾斜底板3aの頂部で一
側部に投入可能に開口されてプラスチック粒子を供給す
るように構成されている。また振動装置4は、傾斜方向
に直交する方向にプラスチック片を送るように、矢印B
で示すように斜め側部上方に向かって傾斜底板3を所定
の周期および振幅で振動させるように構成されている。
【0024】なお、高電圧電源10は、+極がコロナ放
電電極31に接続され、−極が接地されるとともに振動
電極板3aに接続されている。また分離空間6に形成さ
れる分離口は、振動電極板3aの下縁部に沿って、供給
ダクト8aの直下方から第1分離口6aと第2分離口6
bと第3分離口6cが位置調整可能なセパレータ20
a,20bを介して形成され、それぞれ第1〜第3トレ
イ21〜23が配置されている。
【0025】上記構成において、振動装置4が作動され
て傾斜底板4が矢印B方向に振動され、高電圧電源10
により振動電極板3aとコロナ放電電極31に高電圧が
印可されて、針状電極31bからイオン放電されるとと
もに、分離空間6に静電場が形成される。そして、定量
供給装置8dにより混合物粒子が一定量づつ切り出され
て供給ダクト8aから分離空間6の頂部隅位置に投入さ
れる。
【0026】分離空間6では、針状電極31bから放電
されたイオンシャワーが混合物粒子に降り注いで帯電さ
れ、この電荷により各混合物粒子には、電荷による吸引
力と静電場による静電力とが作用して、振動電極板3a
に吸引される。この時、導電材粒子は、振動電極板3a
に接触すると、帯電電荷が中和されてさらに振動電極板
3aと同極性の電荷が帯電される。
【0027】プラスチック粒子は、振動電極板3aと異
極性で振動電極板3aに吸着され、さらに振動電極板3
aの振動が効果的に伝達されて搬送方向に搬送され、大
きい円弧状の分離経路Rを描いて第3分離口6cから第
3分離トレイ23に排出される。一方、振動電極板3a
と同極性の導電材粒子は、振動電極板3aに対して反発
力が作用することから、振動電極板3aの振動により搬
送力があまり伝達されず、重力の方が大きく作用するこ
とから、傾斜方向下方に近い分離経路Qを描いて滑り落
ち、第1分離口6aから第1分離トレイ21に排出され
る。さらに極性や帯電量が中間の粒子は、中間程度の円
弧状の分離経路を描いて、第2分離口6bから第2分離
トレイ22に排出される。第2分離トレイ22に排出さ
れたプラスチック粒子は混在しているので、再度混合物
供給装置8に循環させて再分離を行う。
【0028】なお、第2の実施の形態の実験では、金属
破片粒子を含むプラスチック片(たとえば電線破砕粒
子)を分離した結果、第3トレイ23に分離されたプラ
スチック粒子の純度を99%以上、回収率を90%以上
で分離回収することができた。また、従来では分離が困
難であった径または幅が1mm以下の粒子が混入してい
ても、プラスチック粒子の純度を90%以上、回収率を
80%以上で分離回収することができた。
【0029】上記実施の形態によれば、分離空間6で混
合物粒子がイオンシャワーを浴びる時間および静電場に
滞留する時間を十分にとれるので、十分な帯電量を確保
できて分離精度をより向上させることができる。また中
間の第2分離口6bにより、第1分離口6a,第3分離
口6cに分離されるプラスチックの分離精度を上げるこ
とができ、さらに粒子原料の性状や品質、周辺環境、分
離結果に合わせてセパレータ20a,20bの位置を調
整することで、第1〜第3分離口6a〜6cの幅を設定
することができ、これにより分離精度を向上できる。
【0030】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1または2記
載の発明によれば、混合物を振動電極板上に投入し、コ
ロナ放電電極から放電されたイオンにより分離空間の混
合物が帯電され、プラスチック粒子は電荷により振動電
極板に吸着されて効果的に振動を受け、分離方向に搬送
される。また絶縁材粒子は帯電されるが、振動電極板に
接触して放電されさらに振動電極板と同極性に帯電され
ることから、反発力が生じて振動電極板の振動が伝わら
ず、導電材粒子には、振動による搬送力より重力の方が
大きく作用して、傾斜方向下方に滑落される。したがっ
て、混合物は長時間イオンシャワーを受けて、振動電極
板と接触されることから、振動により効果的に分離され
て精度よく選別される。
【0031】さらに請求項3記載の発明によれば、電荷
による吸引力に加えて、静電場による静電力を作用させ
ることができるので、1mm以下の微細な粒子が混在し
ていても、プラスチック粒子と導電材粒子とをより精度
良く分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動式プラスチック選別装置の第
1の実施の形態を示す側面断面図である。
【図2】同プラスチック選別装置の概略斜視図である。
【図3】摩擦力と傾斜角度を説明する説明図である。
【図4】本発明に係る振動式プラスチック選別装置の第
2の実施の形態を示す側面断面図である。
【図5】同プラスチック選別装置の概略斜視図である。
【図6】従来のプラスチック選別装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 基台 2 弾性支持装置 3 傾斜底板 3a 振動電極板 4 振動装置 5 傾斜天板 6 分離空間 6u 上分離口 6d 下分離口 6a〜6c 第1〜第3分離口 7R,7L 左右側板 8 プラスチック粒子供給装置 8c 帯電装置 8d 定量供給装置 10 高電圧電源 21〜23 第1〜第3分離トレイ 31 コロナ放電電極 31a 電極基板 31b 針状電極 33 投入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 正徳 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 前畑 英彦 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 4D054 GA01 GA04 GB05 GB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定角度傾斜して配置された振動電極板
    と、該振動電極板の上方に分離空間にあけて配置された
    コロナ放電電極とに高電圧を印可して、コロナ放電電極
    をコロナ放電させ、 プラスチック粒子と導電材粒子の混合物を分離空間に供
    給してコロナ放電により帯電させ、 前記混合物を傾斜方向下方と異なる分離方向に搬送する
    ように振動電極板を振動させ、 前記プラスチック粒子を振動電極板に吸着させることに
    より分離方向に搬送し、 前記導電材粒子を振動電極板に接触させて中和し振動電
    極板と同極性に帯電させることにより、下電極板に反発
    させて重力により振動電極板の傾斜方向下方に滑落させ
    てプラスチック粒子と導電材粒子とを分離することを特
    徴とする振動式プラスチック選別方法。
  2. 【請求項2】所定角度傾斜された振動電極板と、 該振動電極板の上方に分離空間にあけて配置されたコロ
    ナ放電電極と、 前記振動電極板とコロナ放電電極に高電圧を印可してコ
    ロナ放電電極をコロナ放電させる高電圧電源と、 プラスチック粒子と導電材粒子の混合物を前記分離空間
    に供給する供給手段と、 前記混合物を傾斜方向と異なる分離方向に搬送するよう
    に振動電極板を振動させる振動手段とを具備し、 前記分離空間に投入された混合物をコロナ放電により帯
    電させ、帯電されたプラスチック粒子を振動電極板に吸
    着させることにより分離方向に搬送するとともに、帯電
    された導電材粒子を下電極板に接触させて放電させると
    ともに振動電極板と同極性に帯電させることにより、下
    電極板に反発させて重力により振動電極板の傾斜方向下
    方に滑落させ、プラスチック粒子と導電材粒子とを分離
    するように構成したことを特徴とする振動式プラスチッ
    ク選別装置。
  3. 【請求項3】コロナ放電電極を、電極基板の底面に多数
    の針状電極を突設して形成し、電極基板と振動電極板に
    高電圧を印加することにより分離空間に静電界を形成
    し、電荷による吸引力と静電力とによりプラスチック粒
    子を振動電極板に吸着させるように構成したことを特徴
    とする請求項2記載の振動式プラスチック選別装置。
  4. 【請求項4】振動手段は、振動電極板上のプラスチック
    粒子を傾斜方向上方に搬送するように構成されたことを
    特徴とする請求項2または3記載の振動式プラスチック
    選別装置。
  5. 【請求項5】振動手段は、振動電極板上のプラスチック
    粒子を傾斜方向に直交する方向に搬送するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項2または3記載の振動式プ
    ラスチック選別装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105921286A (zh) * 2016-07-05 2016-09-07 河北大学 一种干式微小颗粒分离装置
CN106179760A (zh) * 2016-07-05 2016-12-07 河北大学 一种干式微小颗粒分离方法
JP2018118223A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 Jx金属株式会社 電気電子部品屑の処理方法
JP2018192427A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 学校法人 芝浦工業大学 静電選別方法及び装置

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