JP3001578B1 - 静電分離装置 - Google Patents

静電分離装置

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JP3001578B1
JP3001578B1 JP11081238A JP8123899A JP3001578B1 JP 3001578 B1 JP3001578 B1 JP 3001578B1 JP 11081238 A JP11081238 A JP 11081238A JP 8123899 A JP8123899 A JP 8123899A JP 3001578 B1 JP3001578 B1 JP 3001578B1
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    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C7/00Separating solids from solids by electrostatic effect
    • B03C7/02Separators
    • B03C7/08Separators with material carriers in the form of belts

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Abstract

【要約】 【課題】 シート状物質を含む場合でも分離対象物を効
率良く導電性物質と絶縁性物質とに分離し得る静電分離
装置を提供すること。 【解決手段】 この静電分離装置の場合も、静電気力及
びコロナ放電の併用により分離対象物を導電性物質と絶
縁性物質とに分離する基本機能は従来通りであるが、二
つの回転ロータ2に搬送ベルト3が張架されて成る接地
電極ユニット1と、分離対象物の供給側より第1の静電
電極5,コロナ電極6,及び第2の静電電極7をこの順
で配備して成る対向電極ユニット4と、接地電極ユニッ
ト1に吸引された絶縁性物質を引き離して除去するため
の除去ユニット8とを備えた構成とし、各回転ロータ2
のホッパ11により分離対象物が供給される側の一方の
ものの半径を他方のものの半径に比べて小さいものと
し、搬送ベルト3を網目状の形状で導電性とし、除去ユ
ニット8を搬送ベルト3の内側に設置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてシート状
物質を含んだ分離対象物が含有する導電性物質(導電
体)と絶縁性物質(絶縁体)とを静電気力(クーロン
力)及びコロナ放電を併用して分離する静電分離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電分離装置としては、
例えば文献(大和田、電気的選別、「資源と素材」:V
ol.113、No.12、pp.920−923、1
997)に開示されたものが挙げられる。この静電分離
装置は、静電気力及びコロナ放電を併用して分離対象用
に供給される分離対象物を導電性物質と絶縁性物質とに
分離するもので、ローラ型の接地電極と、分離対象物の
供給側よりコロナ電極,並びに静電電極を配置して成る
対向電極とを備えた基本構成に加え、接地電極に吸引さ
れた導電性物質を除去するためのブラシが備えられて成
っている。
【0003】因みに、ここでの接地電極に適用可能な構
成として、特開昭50−60866に開示された静電分
離装置には接地電極にスチールベルトコンベアを用いた
構成が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した静電分離装置
の何れの場合も、静電気力及びコロナ放電を併用して分
離対象物を絶縁性物質と導電性物質とに分離するとき、
分離対象物にシート状物質が含まれていると分離の効率
が極めて低下していまうという問題がある。
【0005】具体的に言えば、静電気力及びコロナ放電
による分離を実施する際、絶縁性物質は接地電極と対向
電極との間で発生する静電界中で静電気力によって接地
電極に吸引されるが、導電性物質は接地電極との接触に
より接地電極と同電位になって接地電極に吸引されずに
絶縁性物質と分離されることになるため、静電分離を行
う場合には必須条件として静電界中で分離対象物を接地
電極に接触させる必要がある。
【0006】ところが、分離対象物中にシート状物質が
含まれていると、このシート状物質が導電性物質の接地
電極への接触を妨害するため、分離の効率が著しく低下
してしまう。これに加え、シート状物質が絶縁性物質を
多く含有すればその表面積が大きいために接地電極の表
面にシート状物質が強固に吸引されるため、従来の静電
分離装置に備えられるブラシによる除去では対応できな
くなってしまう。このように接地電極に吸引されたまま
のシート状物質を放置しておくと、連続的に供給される
分離対象物中の導電性物質が接地電極と接触するのを阻
害するだけでなく、絶縁性物質に対する吸引力を弱める
要因となるため、こうした場合には分離の効率が極めて
顕著に低下することになる。
【0007】このように、従来の静電分離装置ではシー
ト状物質を含んだ分離対象物を対象にして静電分離を行
うことが困難になっているため、こうした条件下でも対
応できる静電分離装置の開発が切望されている。
【0008】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、シート状物質を含
む場合でも分離対象物を効率良く導電性物質と絶縁性物
質とに分離し得る静電分離装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、分離対
象用に供給される分離対象物を静電気力及びコロナ放電
を併用して該分離対象物が含有する導電性物質と絶縁性
物質とに分離する静電分離装置において、複数の回転ロ
ータに搬送ベルトが張架されて成る接地電極ユニット
と、分離対象物の供給側より第1の静電電極,コロナ電
極,及び第2の静電電極をこの順で配備して成る対向電
極ユニットと、接地電極ユニットに吸引された絶縁性物
質を引き離して除去するための除去ユニットとを備えた
静電分離装置が得られる。
【0010】又、本発明によれば、上記静電分離装置に
おいて、複数の回転ロータは、二つの回転ロータから成
ると共に、該二つの回転ロータの半径が共に等しい静電
分離装置や、或いは複数の回転ロータは、二つの回転ロ
ータから成ると共に、分離対象物が供給される側の一方
のものの半径が他方のものの半径に比べて小さくなって
いる静電分離装置が得られる。
【0011】更に、本発明によれば、上記何れか一つの
静電分離装置において、搬送ベルトは導電性である静電
分離装置が得られる。
【0012】加えて、本発明によれば、上記静電分離装
置において、搬送ベルトは網目状である静電分離装置が
得られる。この静電分離装置において、除去ユニットは
網目状の導電性搬送ベルトの内側に設置されたことは好
ましい。
【0013】又、上記何れか一つの静電分離装置におい
て、除去ユニットは接地電極ユニットに吸引された絶縁
性物質に空気流を吹き付ける空気流吹き付け機構を備え
たこと、除去ユニットは正イオン及び負イオンのうちの
少なくとも一方を発生させるイオン発生機構を備えたこ
と、除去ユニットは減衰する交番電界を発生させる交番
電界発生機構を備えたこと、除去ユニットは空気を吸引
する空気吸引機構を備えたことはそれぞれ好ましい。
【0014】一方、本発明によれば、上記何れか一つの
静電分離装置において、接地電極ユニット,対向電極ユ
ニット,及び除去ユニットによる構成を静電分離ユニッ
トとし、且つ該静電分離ユニットを複数段備えて成る静
電分離装置が得られる。
【0015】他方、本発明によれば、上記何れか一つの
静電分離装置において、静電分離ユニットのうちの第一
段目となるものの接地電極ユニットは網目状の導電性搬
送ベルトを備えた静電分離装置が得られる。この静電分
離装置において、静電分離ユニットのうちの第二段目以
降となるものの接地電極ユニットは非網目状の導電性搬
送ベルトを備えたことは好ましい。
【0016】又、本発明によれば、上記何れか一つの静
電分離装置において、分離対象物には少なくとも1種類
以上のシート状物質が含まれた静電分離装置が得られ
る。
【0017】更に、本発明によれば、上記何れか一つの
静電分離装置において、対向電極ユニットにおける第1
の静電電極及び第2の静電電極は、棒状,ワイヤ状,楕
円状の何れかの形状である静電分離装置が得られる。
【0018】加えて、本発明によれば、上記何れか一つ
の静電分離装置において、対向電極ユニットにおけるコ
ロナ電極は、ワイヤ状又は針状の形状である静電分離装
置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の静
電分離装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係る静電分離
装置の基本構成を示した側面図である。この静電分離装
置の場合も、分離対象用に供給される分離対象物を静電
気力及びコロナ放電を併用して分離対象物が含有する導
電性物質と絶縁性物質とに分離する基本機能は従来通り
であるが、構成上においては二つの回転ロータ2に搬送
ベルト3が張架されて成る接地電極ユニット1と、分離
対象物の供給側より第1の静電電極5,コロナ電極6,
及び第2の静電電極7をこの順で配備して成る対向電極
ユニット4と、接地電極ユニット1に吸引された絶縁性
物質を引き離して除去するための除去ユニット8とを備
えている。
【0021】このうち、二つの回転ロータ2は、ホッパ
11により分離対象物が供給される側の一方のものの半
径が他方のものの半径に比べて小さくなっている。又、
一方の回転ロータ2の鉛直方向の下方には絶縁性物質回
収容器9が配備され、他方の回転ロータ2の鉛直方向の
下方には導電性物質回収容器10が配備されている。更
に、搬送ベルト3は網目状の導電性であり、除去ユニッ
ト8は搬送ベルト3の内側に設置されている。
【0022】各部の規格規定としては、一方の回転ロー
タ2の半径を75mm,長さを300mmとすると共
に、他方の回転ロータ2の半径を150mm,長さを3
00mmとし、各回転ロータ2の回転軸間の距離を50
0mmとした上で各回転ロータ2の回転数を50rpm
とする場合を例示できる。網目状の導電性搬送ベルト3
は、編み目サイズを5mmとし、材料として通常のステ
ンレス製とする場合を例示できる。対向電極ユニット4
において、第1の静電電極5及び第2の静電電極7は、
材質をステンレスとして直径30mmの棒状とする場合
を例示でき、コロナ電極6は、材質をステンレスとして
直径1mmのワイヤ状とする場合を例示できる。除去ユ
ニット8は、接地電極ユニット1に吸引された絶縁性物
質に空気流を吹き付ける空気流吹き付け機構と、コロナ
放電により正イオンを発生させるイオン発生機構とを備
え、空気流吹き付け機構には圧縮空気を利用したタイプ
のものを用い、イオン発生機構には除電用の市販のイオ
ナイザを用いる場合を例示できる。因みに、除去ユニッ
ト8には、正イオンを発生させるイオン発生機構の他、
負イオンを発生させるイオン発生機構や正イオン及び負
イオンを発生させるイオン発生機構を備えたり、或いは
減衰する交番電界を発生させる交番電界発生機構や空気
を吸引する空気吸引機構を選択的に備えるようにしても
良い。こうした各部の規格において、接地電極ユニット
1及び対向電極ユニット4間の電圧を20kVに設定し
て使用する場合を例示できる。
【0023】このように規格規定された静電分離装置に
おいて、接地電極ユニット1を駆動して各回転ロータ2
に張架された搬送ベルト3を回転方向Mに従って対向電
極ユニット4に向かって搬送させ、この状態でホッパ1
1より接地電極ユニット1上に分離対象物を供給する
と、分離対象物は対向電極ユニット4の第1の静電電極
5,コロナ電極6,第2の静電電極7により形成される
電界中を順次通過し、分離対象物中の絶縁性物質は搬送
ベルト3に吸引されて除去ユニット8で除去され、これ
により接地電極ユニット1の一端側近傍の下方に落下し
て絶縁性物質回収容器9で回収されるが、分離対象物中
の導電性物質は搬送ベルト3に吸引されずに重力により
接地電極ユニット1の他端側近傍の下方に落下して導電
性物質回収容器10で回収される。
【0024】ここで、分離対象物に1種類以上のシート
状物質が含まれているとすると、分離対象物中のシート
状物質は先ず対向電極ユニット4の第1の静電電極5と
接地電極ユニット1との間で形成される静電界で生じる
静電気力によって主にその長手方向が接地電極ユニット
1から第1の静電電極5に向かって配向することになる
ため、シート状物質によって接地電極ユニット1との接
触を妨害されていた分離対象物中の他の成分物質がシー
ト状物質に妨げられることなく効率的に接地電極ユニッ
ト1と接触することになる。
【0025】次に、分離対象物中の絶縁性物質はコロナ
電極6で発生したコロナ放電の負イオンの影響により強
く分極が促進されて接地電極ユニット1に吸引される
が、分離対象物中の導電性物質は接地電極ユニット1と
接触しているために接地電極ユニット1と同電位にな
り、これによって次の第2の静電電極7に向かって吸引
されるか、或いは接地電極ユニット1に吸引されずに重
力により落下して導電性物質回収容器10で回収され
る。
【0026】更に、接地電極ユニット1に吸引された絶
縁性物質は除去ユニット8の除去機能(イオン,空気
流,交番電界の除電効果,吸引等)によって適確に除去
されて絶縁性物質回収容器9で回収される。尚、搬送ベ
ルト3を網目状にした理由は、網目による絶縁部分でシ
ート状物質の表面と搬送ベルト3との間に発生する強固
な吸引力を緩和するためであり、これによって除去ユニ
ット8でシート状物質を接地電極ユニット1から容易に
引き剥がすことができる。
【0027】この静電分離装置の場合、接地電極ユニッ
ト1の搬送ベルト3が網目状の金属等の導電性であるた
め、シート状物質の搬送ベルト3への吸着力は比較的小
さく押さえられ、除去ユニット8によってシート状物質
を容易に除去可能となる。又、除去ユニット8は、空気
流を吹き付ける空気流吹き付け機構、正イオン及び負イ
オンのうちの少なくとも一方を発生させるイオン発生機
構、減衰する交番電界を発生させる交番電界発生機構、
及び空気を吸引する空気吸引機構等を有しているため、
基本的に静電気力によって吸引されている絶縁性物質を
接地電極ユニット1から除去することが容易となる。更
に、除去ユニット8は、搬送ベルト3の内側に位置され
ているため、一層効果的に吸着物を除去することが可能
となる。
【0028】従って、この静電分離装置の場合、シート
状物質を含む場合でも分離対象物を効率良く適確に導電
性物質と絶縁性物質とに分離した上で回収できる。
【0029】尚、上述した一実施例の静電分離装置で
は、対向電極ユニット4における第1の静電電極5及び
第2の静電電極7の形状を棒状であるとしたが、これに
以外にも例えばワイヤ状や楕円状等の他の形状にするこ
とが可能である。同様に対向電極ユニット4におけるコ
ロナ電極6をワイヤ状であるとしたが、これ以外にも例
えば針状等の他の形状にすることが可能である。又、接
地電極ユニット1は、二つの回転ロータ2に搬送ベルト
3が張架されて成るものとしたが、三つ以上の回転ロー
タ2に搬送ベルト3が張架されて成る構成とすることも
可能である。更に、図1のように回転ロータ2を二つ備
える場合や、或いは三つ以上備える場合の何れにおいて
も、各回転ロータ2の半径を共に等しくすることも可能
である。
【0030】図2は、図1に示す一実施例に係る静電分
離装置を用いた他の実施例に係る二段構成の静電分離装
置の基本構成を例示した側面図である。この静電分離装
置の場合、接地電極ユニット1,対向電極ユニット4,
及び除去ユニット8による構成を静電分離ユニットと
し、こうした静電分離ユニットを二段備えて構成されて
いる。
【0031】具体的に言えば、この静電分離装置の場
合、二つの回転ロータ2に搬送ベルト3が張架されて成
る接地電極ユニット1と、分離対象物の供給側より第1
の静電電極5,コロナ電極6,及び第2の静電電極7を
この順で配備して成る対向電極ユニット4と、接地電極
ユニット1に吸引された絶縁性物質を引き離して除去す
るための除去ユニット8とから構成される第一段目の静
電分離ユニットの下方に、第一段目の静電分離ユニット
と同等な構成の第二段目の静電分離ユニット、即ち、二
つの回転ロータ2´に搬送ベルト3´が張架されて成る
接地電極ユニット1´と、分離対象物の供給側より第1
の静電電極5´,コロナ電極6´,及び第2の静電電極
7´をこの順で配備して成る対向電極ユニット4´と、
接地電極ユニット1´に吸引された絶縁性物質を引き離
して除去するための除去ユニット8´とから構成される
第二段目の静電分離ユニットを設置し、且つ第一段目の
静電分離ユニットの除去ユニット8を搬送ベルト3の内
側に、第二段目の静電分離ユニットの除去ユニット8´
を搬送ベルト3´の外側に設置して構成されている。
【0032】但し、ここでは第一段目の接地電極ユニッ
ト1における搬送ベルト3が網目状の導電性となってお
り、第二段目の接地電極ユニット1´における搬送ベル
ト3´が非網目状の導電性となっている他、図1に示す
実施例の場合では第一段目の静電分離ユニットの各回転
ローラ2のうちの他方の大径の回転ローラ2の鉛直方向
の下方に配備された導電性物質回収容器10が第二段目
の静電分離ユニットの各回転ローラ2´のうちの他方の
大径の回転ローラ2の鉛直方向の下方に配備され、且つ
第二段目の静電分離ユニットの各回転ローラ2´のうち
の一方の小径の回転ローラ2の鉛直方向の下方に第一段
目の静電分離ユニットの各回転ローラ2のうちの一方の
小径の回転ローラ2の鉛直方向の下方に配備された絶縁
性物質回収容器9とは別個な絶縁性物質回収容器9´が
配備されている。
【0033】この多段構成の静電分離装置の場合、各接
地電極ユニット1,1´を駆動して各回転ロータ2,2
´に張架された各搬送ベルト3,3´をそれぞれ回転方
向M,M´に従って各対向電極ユニット4,4´に向か
って搬送させ、ホッパ11より接地電極ユニット1上に
分離対象物を供給した状態で第一段目の静電分離ユニッ
トで回収できなかった絶縁性物質を導電性物質と一緒に
第二段目の静電分離ユニットに供給し、その絶縁性物質
を搬送ベルト3´に吸引させて除去ユニット8´で除去
して絶縁性物質回収容器9´で回収すると共に、導電性
物質を導電性物質回収容器10で回収する。
【0034】各静電分離ユニットにおける各部の規格規
定としては、接地電極ユニット1並びに接地電極ユニッ
ト1´における回転ロータ2や回転ロータ2´の半径を
15mm〜500mmの範囲,長さを100mm〜30
00mmの範囲からそれぞれ選定し、回転数を10rp
m〜300rpm程度の範囲から選んで設定し、回転ロ
ータ2並びに回転ロータ2´のそれぞれの回転軸間の距
離を100mm〜1000mmの範囲から選定すること
が好ましい。又、網目状の導電性搬送ベルト3は網目サ
イズを1mm〜100mm程度とする範囲から選定する
ことが好ましく、搬送ベルト3並びに搬送ベルト3´の
材質は導電体であれば特に問題は無いが、導電率の高い
材質を用いることが好ましい。更に、回転ロータ2並び
に回転ロータ2´は二つ以上の構成数であれば良く、搬
送ベルト3や搬送ベルト3´の走行に支障が無い範囲で
増加させることも可能である。加えて、第1の静電電極
5,5´並びに第2の静電電極7,7´の形状は、棒
状,ワイヤ状,楕円状の何れかとし、コロナ電極6,6
´の形状はワイヤ状又は針状とすれば良く、特に第1の
静電電極5,5´の形状を棒状とした場合には第2の静
電電極7,7´の形状を楕円状にし、且つコロナ電極
6,6´の形状を針状にすることが好ましい。尚、第1
の静電電極5,5´、コロナ電極6,6´、及び第2の
静電電極7,7´は、それぞれ複数の電極により複合化
された構成のものを使用しても良い。このとき、複合化
電極の形状は全て同じとする必要は無く、例えば棒状電
極と楕円状電極とを複合化させたような形状のものも適
用可能である。
【0035】除去ユニット8,8´は、搬送ベルト3や
搬送ベルト3´に吸引された絶縁性物質を除去可能なも
のであれば適用でき、空気流を吹き付ける空気流吹き付
け機構、正イオン及び負イオンのうちの少なくとも一方
を発生させるイオン発生機構、減衰する交番電界を発生
させる交番電界発生機構、及び空気を吸引する空気吸引
機構等を選択して使用することが好ましい。但し、網目
状の導電性搬送ベルト3に対しては除去ユニット8を搬
送ベルト3の裏側に設置し、非網目状の導電性搬送ベル
ト3´に対しては除去ユニット8´を搬送ベルト3´の
表側に設置することが好ましい。
【0036】このように規格規定された静電分離ユニッ
トによる二段構成の静電分離装置は、分離対象物に含ま
れる1種類以上のシート状物質が絶縁性物質を多く含有
するときでも、第一段目の静電分離ユニットで大半のシ
ート状物質(絶縁性物質)が回収され、シート状以外の
絶縁性物質が第二段目の静電分離ユニットの接地電極ユ
ニット1´における非網目の導電性状搬送ベルトは3´
上に供給されて効率良く回収されるため、一層分離効率
を向上させることができる。
【0037】即ち、第一段目の静電分離ユニットでは一
実施例の場合と同じ動作を行い、これに継続する第二段
目の静電分離ユニットでは、第一段目の静電分離ユニッ
トで分離できなかった絶縁性物質と導電性物質とが混在
した形で供給されるが、絶縁性物質のシート状物質の大
部分は第一段目の静電分離ユニットで除去されているた
め、第二段目の静電分離ユニットに供給される絶縁性物
質は若干のシート状物質と非シート状物質とを含むこと
になる。ここで、絶縁性物質の非シート状物質を接地電
極ユニット1´に吸引させるためには、シート状物質に
比べて大きな静電気力が必要になるが、非網目状の導電
性搬送ベルト3´はこうした条件を満たすため、効果的
に絶縁性物質を回収することができる。
【0038】尚、他の実施例として説明した静電分離装
置は、静電分離ユニットによる二段構成としたが、三段
構成以上にすることも可能である。但し、この場合に
も、静電分離ユニットのうちの第一段目となるものの接
地電極ユニット1は網目状の導電性搬送ベルト3を備え
るものとし、第二段目以降となるものの接地電極ユニッ
ト1´は非網目状の導電性搬送ベルト3´を備えるもの
とし、第一段目の静電分離ユニットの除去ユニット8を
搬送ベルト3の内側に、第二段目以降の静電分離ユニッ
トの除去ユニット8´を搬送ベルト3´の外側に設置し
て構成する以外、最終段目の静電分離ユニットの各回転
ローラ2´のうちの他方の大径の回転ローラ2´の鉛直
方向の下方に導電性物質回収容器10を配備し、第一段
目の静電分離ユニットの各回転ローラ2のうちの一方の
小径の回転ローラ2の鉛直方向の下方に配備された絶縁
性物質回収容器9とは別個な絶縁性物質回収容器9´を
それぞれ各静電分離ユニットの各回転ローラ2´のうち
の一方の小径の回転ローラ2´の鉛直方向の下方に配備
する構成にすることが好ましい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の静電分離装
置によれば、複数の回転ロータに搬送ベルトが張架され
て成る接地電極ユニットと、分離対象物の供給側より第
1の静電電極,コロナ電極,及び第2の静電電極をこの
順で配備して成る対向電極ユニットと、接地電極ユニッ
トに吸引された絶縁性物質を引き離して除去するための
除去ユニットとを備えた基本構成としたり、或いはこれ
らの各部を静電分離ユニットとして複数段備えた構成と
した上、搬送ベルトに導電性の網目状のものや非網目状
のものを適宜採択すると共に、空気流を吹き付ける空気
流吹き付け機構、正イオン及び負イオンのうちの少なく
とも一方を発生させるイオン発生機構、減衰する交番電
界を発生させる交番電界発生機構、空気を吸引する空気
吸引機構の何れかを除去ユニットに備えて接地電極ユニ
ットに吸引された絶縁性物質(吸着物)の除去を容易に
して適確に行い得るように搬送ベルトに対する設置を工
夫しているので、従来装置では困難であったシート状物
質を含む場合でも分離対象物を効率良く導電性物質と絶
縁性物質とに分離し得るようになる。この結果、シート
状物質を含む分離対象物から導電性物質と絶縁性物質と
を効率的に分離回収できることにより、特に廃棄物のよ
うに多種多様な形状の物質が混在した分離対象物から有
価物を効率的に分離することが可能となり、適正なリサ
イクルや廃棄物処理への適用が有効となるため、工業上
極めて有益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る静電分離装置の基本構
成を示した側面図である。
【図2】図1に示す静電分離装置を用いた他の実施例に
係る二段構成の静電分離装置の基本構成を例示した側面
図である。
【符号の説明】
1、1´ 接地電極ユニット 2、2´ 回転ロータ 3、3´ 搬送ベルト 4、4´ 対向電極ユニット 5、5´ 静電電極 6、6´ コロナ電極 7、7´ 静電電極 8、8´ 除去ユニット 9、9´ 絶縁性物質回収容器 10 導電性物質回収容器 11 ホッパ M,M´ 回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 位地 正年 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 木地 徳一 東京都中央区晴海三丁目2番22号 三菱 製鋼株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−38941(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 7/00 - 7/12

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離対象用に供給される分離対象物を静
    電気力及びコロナ放電を併用して該分離対象物が含有す
    る導電性物質と絶縁性物質とに分離する静電分離装置に
    おいて、複数の回転ロータに搬送ベルトが張架されて成
    る接地電極ユニットと、前記分離対象物の供給側より第
    1の静電電極,コロナ電極,及び第2の静電電極をこの
    順で配備して成る対向電極ユニットと、前記接地電極ユ
    ニットに吸引された前記絶縁性物質を引き離して除去す
    るための除去ユニットとを備えたことを特徴とする静電
    分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電分離装置において、
    前記複数の回転ロータは、二つの回転ロータから成ると
    共に、該二つの回転ロータの半径が共に等しいことを特
    徴とする静電分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の静電分離装置において、
    前記複数の回転ロータは、二つの回転ロータから成ると
    共に、前記分離対象物が供給される側の一方のものの半
    径が他方のものの半径に比べて小さくなっていることを
    特徴とする静電分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の静電
    分離装置において、前記搬送ベルトは導電性であること
    を特徴とする静電分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の静電分離装置において、
    前記搬送ベルトは網目状であることを特徴とする静電分
    離装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の静電分離装置において、
    前記除去ユニットは、前記網目状の導電性搬送ベルトの
    内側に設置されたことを特徴とする静電分離装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一つに記載の静電
    分離装置において、前記除去ユニットは、前記接地電極
    ユニットに吸引された前記絶縁性物質に空気流を吹き付
    ける空気流吹き付け機構を備えたことを特徴とする静電
    分離装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか一つに記載の静電
    分離装置において、前記除去ユニットは、正イオン及び
    負イオンのうちの少なくとも一方を発生させるイオン発
    生機構を備えたことを特徴とする静電分離装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか一つに記載の静電
    分離装置において、前記除去ユニットは、減衰する交番
    電界を発生させる交番電界発生機構を備えたことを特徴
    とする静電分離装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか一つに記載の静
    電分離装置において、前記除去ユニットは、空気を吸引
    する空気吸引機構を備えたことを特徴とする静電分離装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れか一つに記載の
    静電分離装置において、前記接地電極ユニット,前記対
    向電極ユニット,及び前記除去ユニットによる構成を静
    電分離ユニットとし、且つ該静電分離ユニットを複数段
    備えて成ることを特徴とする静電分離装置。
  12. 【請求項12】 請求項6〜11の何れか一つに記載の
    静電分離装置において、前記静電分離ユニットのうちの
    第一段目となるものの前記接地電極ユニットは前記網目
    状の導電性搬送ベルトを備えたことを特徴とする静電分
    離装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の静電分離装置におい
    て、前記静電分離ユニットのうちの第二段目以降となる
    ものの前記接地電極ユニットは非網目状の導電性搬送ベ
    ルトを備えたことを特徴とする静電分離装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れか一つに記載の
    静電分離装置において、前記分離対象物には少なくとも
    1種類以上のシート状物質が含まれたことを特徴とする
    静電分離装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14の何れか一つに記載の
    静電分離装置において、前記対向電極ユニットにおける
    前記第1の静電電極及び前記第2の静電電極は、棒状,
    ワイヤ状,楕円状の何れかの形状であることを特徴とす
    る静電分離装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜14の何れか一つに記載の
    静電分離装置において、前記対向電極ユニットにおける
    前記コロナ電極は、ワイヤ状又は針状の形状であること
    を特徴とする静電分離装置。
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