JP2002345066A - マルチモードデバイス - Google Patents

マルチモードデバイス

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Publication number
JP2002345066A
JP2002345066A JP2001152443A JP2001152443A JP2002345066A JP 2002345066 A JP2002345066 A JP 2002345066A JP 2001152443 A JP2001152443 A JP 2001152443A JP 2001152443 A JP2001152443 A JP 2001152443A JP 2002345066 A JP2002345066 A JP 2002345066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
mode device
passive
present
magnetic circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001152443A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Abe
善幸 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型であって、かつ低域の再生能力を持った
マルチモードデバイスを得る。 【解決手段】 磁気回路と、振動板4と、前記振動板4
に固定されたコイルと、パッシブコーン8とで構成され
るマルチモードデバイスであって、前記振動板4が、前
記磁気回路から電磁力を受けない構成とし、かつ前記パ
ッシブコーン8の中央領域には、重り9が設置されたマ
ルチモードデバイスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器やテレビ
ゲーム、パーソナルコンピュータ等の一般家電製品にお
いて適用されるスピーカ機能を有した多機能型のマルチ
モードデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯機器において、スピーカ機能
を有するデバイスとして、マイクロスピーカあるいはマ
ルチモードデバイスが使用されていた。ここで、マルチ
モードデバイスは、低音域から高音域までの再生可能な
スピーカ機能を有するデバイスとして使用されていた。
ここで、従来のマイクロスピーカあるいはマルチモード
デバイスは、低域再生能力が数百Hzまでしか無いため
に、男性の低い声や音楽の低音は再生できなかった。ま
た、今後は携帯機器が小型化される上で、最低限の特性
を有する低域の再生能力を持ったスピーカは、Φ15m
m以上とされていた。このため、携帯機器の小型化を妨
げる原因となっていた。
【0003】また、これらのシステムで低域再生を実現
しようとすると、DSP(デジタル、シグナル、プロセ
ッサ)等の消費電力の大きなデバイスでの補正が不可欠
であり、結果として消費電力の増大、搭載するバッテリ
の大型化、システムコストの増大という障害を招いてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】なるべくシステムを小
型化したい、搭載するバッテリを小型化したい、システ
ムコストを低下させたい、という要求のある携帯機器に
おいて、このマイクロスピーカあるいはマルチモードデ
バイスの小型化と低域再生能力のバランスを如何に取る
かが課題となっていた。
【0005】従って、本発明の目的は、小型であって、
かつ低域の再生能力を持ったマルチモードデバイスを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための方法として、小口径でありながら、パッシブ型の
振動板を配し、低域再生能力を拡大したマルチモードデ
バイスを発明した。構成としては、マルチモードデバイ
スの裏側に、通常の振動板からボイスコイルを除いたパ
ッシブ型の振動板を配する構成とするものである。
【0007】しかし、通常の振動板単体のみのパッシブ
型の振動板を配したのでは振動板が発する事ができる周
波数領域がボイスコイル付き振動板と同じになってしま
うので低域の増強ができない。そこで、パッシブ型の振
動板の中心に重りを配する事によって、パッシブ型の振
動板の共振周波数を調整し、パッシブ型の振動板の単体
が発する音域を下げる。この事により、ボイスコイル付
き振動板とパッシブ型の振動板から発せられる音域が重
畳され、通常のマルチモードデバイスよりも低域再生領
域を伸ばす事が可能となる。
【0008】ここで、パッシブ型の振動板をマルチモー
ドデバイスの裏側に配した場合、これらの筐体は体積が
小さいために振動板が自由に動くことが可能な空気量が
限定されるという弊害が発生する。
【0009】そこで、マルチモードデバイスのプロテク
タについているボイスコイルの引き出し穴の口径を調整
する事によって、振動板が動くために必要な空気量を調
整するものである。
【0010】パッシブ型の振動板に付属させた重りとプ
ロテクタに付いているコイルの引き出し穴の口径を最適
に調整する事によって、音響コンプライアンスを最適に
保ち、かつ、通常のマルチモードデバイスよりも低域を
増強させる事が可能となるのである。
【0011】即ち、本発明は、磁気回路と、第1の振動
板と、前記第1の振動板に固定されたコイルと、第2の
振動板とで構成されるマルチモードデバイスにおいて、
前記第2の振動板が、前記磁気回路から電磁的力を受け
ない構成としたマルチモードデバイスである。
【0012】また、本発明は、前記第2の振動板の中央
領域には、重りが設置されたマルチモードデバイスであ
る。
【0013】また、本発明は、前記マルチモードデバイ
スにおいて、プロテクタの外壁に、前記コイルの引き出
し穴を設け、前記引き出し用穴の径を調整し、前記第1
の振動板の振動による空気量の出入れを所定の値に設定
したマルチモードデバイスである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態によ
るマルチモードデバイスの断面図である。また、図2
は、本発明の実施の形態によるマルチモードデバイスに
おける側面図である。
【0015】図1のマルチモードデバイスは、永久磁石
1と、ヨーク2と、プレート3とで構成される磁気回路
が、サスペンション6によって柔軟に支持され、また振
動板4には、ボイスコイル5が固定され、前記コイルは
磁気回路の空隙内に位置され、また、振動板4の磁気回
路を介した反対側には、パッシブコーン8がプロテクタ
10から固定されて配置されている。ここで、パッシブ
コーン8の中央部には重り9が設置されている。
【0016】ここで、本発明のマルチモードデバイスの
動作は、以下のごとくである。ボイスコイル5に電流が
流れることにより、ボイスコイル5が、磁気回路内で電
磁力を受けて振動し、これによって振動板4が振動す
る。ここで、マルチモードデバイス内の空気も振動する
ので、これによってパッシブコーン8も、それにつれて
振動するものである。
【0017】ここで、パッシブコーン8の中央部には、
重り9が設置されているので、この重りによって低域側
の振動が確保されるものである。
【0018】本発明によるマルチモードデバイスでは、
デバイスの裏面から発せられた音も利用するために、設
置される筐体のどこかに放音孔を設ける事が必要とな
る。但し、この放音孔は低域を配するための穴であるた
めに場所は筐体のどこであっても構わない。
【0019】そこで、本発明では、図2に示すごとく、
プロテクタ10の外壁に、前記ボイスコイル5の引き出
し線用の穴12aあるいは12bを設け、前記引き出し
線用の穴12aあるいは12bの径を調整し、前記振動
板4の振動による空気量の出入れを所定の値に設定した
マルチモードデバイスである。つまり、通常のスピーカ
とほぼ同等の使用方法が可能であるために、特に機器の
構成を変化させる事無く、コストの増加無しで機器に搭
載する事が可能である。
【0020】図3は、本発明の実施の形態によるマルチ
モードデバイスの周波数特性を示す特性図である。図3
に示す1の特性は、振動板のみの場合のマルチモードデ
バイスの周波数特性を示し、2の特性は、パッシブコー
ンのみの場合のマルチモードデバイスの周波数特性を示
し、3の特性は、振動板とパッシブコーンとの両者を備
えたマルチモードデバイスの周波数特性を示す。図3よ
り、本発明のマルチモードデバイスでは、周波数300
Hzから800Hzの範囲での低域特性が、改善されて
いることがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明によれば、小型であって、
かつ低域の再生能力を持ったマルチモードデバイスを提
供できるものである。更に、本発明によるマルチモード
デバイスと、機器の筐体の構造を使用すれば、最小の機
器体積から音楽鑑賞にも耐え得るような低域を再生する
事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるマルチモードデバイ
スの断面図。
【図2】本発明の実施の形態によるマルチモードデバイ
スにおける側面図。
【図3】本発明の実施の形態によるマルチモードデバイ
スの周波数特性を示す特性図。
【符号の説明】
1 永久磁石 2 ヨーク 3 プレート 4 振動板 5 ボイスコイル 6 サスペンション 7 スペーサ 8 パッシブコーン 9 重り 10 プロテクタ 11 端子台 12a,12b 引き出し線用の穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路と、第1の振動板と、前記第1
    の振動板に固定されたコイルと、第2の振動板とで構成
    されるマルチモードデバイスにおいて、前記第2の振動
    板が、前記磁気回路から電磁力を受けないことを特徴と
    するマルチモードデバイス。
  2. 【請求項2】 前記第2の振動板の中央領域には、重り
    が設置されたことを特徴とする請求項1に記載のマルチ
    モードデバイス。
  3. 【請求項3】 前記マルチモードデバイスにおいて、プ
    ロテクタの外壁に、前記コイルの引き出し穴を設け、前
    記引き出し用穴の径を調整し、前記第1の振動板の振動
    による空気量の出入れを所定の値に設定したことを特徴
    とする請求項1または2に記載のマルチモードデバイ
    ス。
JP2001152443A 2001-05-22 2001-05-22 マルチモードデバイス Pending JP2002345066A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101693448B1 (ko) * 2016-03-25 2017-01-05 제트복스 어쿠스틱 코포레이션 헤더를 구비하는 이어폰 장치

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