JP2002344748A - 画像圧縮装置、画像圧縮プログラムおよび電子カメラ - Google Patents

画像圧縮装置、画像圧縮プログラムおよび電子カメラ

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JP2002344748A JP2001147890A JP2001147890A JP2002344748A JP 2002344748 A JP2002344748 A JP 2002344748A JP 2001147890 A JP2001147890 A JP 2001147890A JP 2001147890 A JP2001147890 A JP 2001147890A JP 2002344748 A JP2002344748 A JP 2002344748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像データの出力環境や記録画素
数などの情報を画像圧縮時に有効利用して、画像圧縮処
理を適正化することを目的とする。 【解決手段】 画像データを周波数分解して変換係数を
求める変換部と、変換部で求めた変換係数を符号化処理
して圧縮データを生成する符号化部と、画像データの出
力環境の情報を外部から取得する情報取得部と、出力環
境の情報に応じて、符号化処理の方法を変更する符号化
調整部とを備えて、画像圧縮装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを画像
圧縮する画像圧縮装置に関する。本発明は、コンピュー
タを画像圧縮装置として機能させるための画像圧縮プロ
グラムに関する。本発明は、上記画像圧縮装置を搭載し
た電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを圧縮する規格とし
て、離散コサイン変換を利用したJPEG圧縮や、離散
ウェーブレット変換を利用したJPEG2000圧縮な
どがよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子カメラ
などで撮像された画像データは、プリンタやモニタなど
の出力機器を介して出力される。このとき、出力機器の
違いによって、出力される画像(以下『再生画像』とい
う)が微妙に異なる。例えば、同じ画像データであって
も、出力機器の種類が異なると、再生画像の鮮鋭感や色
の調子などが微妙に変化する。
【0004】また、同一の出力機器であっても、画像デ
ータの出力解像度を変えることにより、再生画像の見た
目の情報量が変化し、ディテール感や画面の立体感など
が微妙に変化する。さらに、画像データの記録画素数を
ユーザー選択可能な電子カメラも知られている。この記
録画素数によっても、再生画像の見た目の情報量が大き
く変化し、再生画像の鮮鋭感などが変化する。
【0005】さらに、画像データを出力機器に伝送する
経路としては、接続ケーブルのみならず、赤外線インタ
ーフェース、携帯電話、無線LAN、またはBlueTooth
などの無線伝送路の使用も想定される。この種の無線伝
送経路では、途中の障害物や電波状況によって伝送エラ
ーの生じる可能性があり、伝送エラーによって画像デー
タの品質が劣化したり、画像データの再生が不可能にな
るなどの問題があった。
【0006】そこで、本発明では、画像データの出力環
境や記録画素数などの情報を画像圧縮時に有効利用し
て、適切な画像圧縮を実行することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は下記のように構成される。
【0008】《請求項1》請求項1の画像圧縮装置は、
画像データを周波数分解して変換係数を求める変換部
と、変換係数を符号化処理して圧縮データを生成する符
号化部と、画像データの出力環境の情報を外部から取得
する情報取得部と、出力環境の情報に応じて、符号化処
理の方法を変更する符号化調整部とを備える。
【0009】《請求項2》請求項2の画像圧縮装置は、
請求項1に記載の画像圧縮装置において、符号化調整部
が、出力環境の情報から無線伝送路の有無を判断し、無
線伝送路がある場合は圧縮データのエラー耐性を強化
し、無線伝送路がない場合はエラー耐性を軽減すること
を特徴とする。
【0010】《請求項3》請求項3の画像圧縮装置は、
請求項1に記載の画像圧縮装置において、符号化調整部
が、出力環境の情報に応じて変換係数の量子化ステップ
幅を変更することを特徴とする。
【0011】《請求項4》請求項4の画像圧縮装置は、
請求項3に記載の画像圧縮装置において、出力環境の情
報は『出力環境における画像データの出力解像度』であ
り、符号化調整部は出力解像度に応じて変換係数の量子
化ステップ幅を変更することを特徴とする。
【0012】《請求項5》請求項5の画像圧縮装置は、
画像データを周波数分解して変換係数を求める変換部
と、変換係数を符号化処理して圧縮データを生成する符
号化部と、画像データの記録画素数の情報を取得する情
報取得部と、記録画素数の情報に応じて、符号化部にお
ける変換係数の量子化ステップ幅を変更する符号化調整
部とを備える。
【0013】《請求項6》請求項6の画像圧縮プログラ
ムは、コンピュータを、請求項1ないし請求項5のいず
れか1項に記載の変換部、符号化部、情報取得部、およ
び符号化調整部として機能させるプログラムコードを含
むことを特徴とする。
【0014】《請求項7》請求項7の電子カメラは、請
求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像圧縮
装置と、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像
部とを備え、画像圧縮装置は、撮像部で生成される画像
データを画像圧縮することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にか
かる実施形態を説明する。
【0016】《第1の実施形態》第1の実施形態は、請
求項1〜4、7に対応した電子カメラの実施形態であ
る。
【0017】[電子カメラの構成説明]図1は、本実施
形態における電子カメラ11の構成を示す図である。図
1において、電子カメラ11には、撮影レンズ12が装
着される。この撮影レンズ12の像空間には、撮像素子
13の受光面が配置される。この撮像素子13の出力
は、AD変換部14および信号処理部15を介して処理
された後、バッファメモリ16に記録される。このバッ
ファメモリ16のデータバスには、画像処理部17およ
び画像圧縮部18がそれぞれ接続される。
【0018】この画像圧縮部18は、下記のような構成
要件〜を備える。 色変換部21 ウェーブレット変換部22 量子化部23 ビットモデリング部24 算術符号化部25 ビットストリーム生成部26 ROI設定部27
【0019】このような画像圧縮部18において生成さ
れた圧縮ファイルは、記録部32および外部インターフ
ェース34に与えられる。記録部32は、この圧縮ファ
イルを、メモリカード33に記録保存する。一方、外部
インターフェース34には、コンピュータ、プリンタ、
モニタ、または無線通信機器35などが接続される。
【0020】さらに、電子カメラ11の筐体には、レリ
ーズ釦や設定釦などからなる操作部材38が設けられ
る。これらの操作部材38の出力信号は、電子カメラ1
1内のマイクロプロセッサ39に与えられる。このマイ
クロプロセッサ39は、電子カメラ11をシステム制御
するためのマイクロプロセッサであり、画像圧縮部1
8、記録部32および外部インターフェース34などと
信号線を介して接続される。
【0021】[発明との対応関係]ここで、請求項の記
載事項と、上述した電子カメラ11との対応関係につい
て説明する。なお、ここでの対応関係は、参考のために
一解釈を例示するものであり、本発明を徒らに限定する
ものではない。請求項記載の変換部は、ウェーブレット
変換部22に対応する。請求項記載の符号化部は、量子
化部23、ビットモデリング部24、算術符号化部25
およびビットストリーム生成部26に対応する。請求項
記載の情報取得部は、操作部材38、外部インターフェ
ース34、およびマイクロプロセッサ39の『出力環境
の情報を外部から取得する部分』に対応する。請求項記
載の符号化調整部は、マイクロプロセッサ39による
『出力環境の情報に応じて符号化処理を変更する部分』
に対応する。請求項記載の撮像部は、撮像素子13、A
D変換部14および信号処理部15に対応する。
【0022】[本実施形態の動作説明]以下、第1の実
施形態の動作について説明する。まず、撮像素子13で
生成されたアナログの画像データは、AD変換部14を
介してデジタル化された後、信号処理部15に与えられ
る。信号処理部15は、この画像データに、黒レベル補
正やガンマ補正などの信号処理を施す。信号処理後の画
像データは、バッファメモリ16に一時記録される。画
像処理部17は、このバッファメモリ16内の画像デー
タを処理単位ずつ読み出して、色補間処理などの2次元
画像処理を施す。
【0023】画像圧縮部18は、バッファメモリ16内
から、色補間処理後の画像データを読み出して、画像圧
縮処理を実施する。図2は、この画像圧縮処理を説明す
る流れ図である。以下、この図2に示すステップ番号に
沿って、本発明の特徴である画像圧縮処理を説明する。
【0024】ステップS1: マイクロプロセッサ39
は、画像データの出力環境に関する情報を外部から取得
する。 例えば、ここでの出力環境の情報は、次の項目〜を
適宜に含んで構成される。 プリント時または表示時のガンマ値 プリント時または表示時の色空間に関する情報 プリント時または表示時の画像加工条件(ハイライト
値、シャドー値、コントラスト調整の度合い、明度調整
の度合い、彩度調整の度合い、シャープネス調整の度合
い、記憶色調整の度合い、色バランス調整の度合いな
ど) プリント時または表示時の出力解像度 無線通信機器の有無 出力機器の種類(プリンタ、モニタ、プロジェクタ、
デジタルDPE装置など) 印刷用紙の大きさ、種類 表示画面の大きさ
【0025】一方、これら情報の取得経路としては、下
記A〜Cなどが適宜に選択使用される。 (A)ユーザーが操作部材38を操作して、出力環境の
情報を入力設定する。 (B)外部インターフェース34を介して、コンピュー
タや出力機器とデータ通信を行い、出力環境の情報を収
集する。 (C)出力機器やコンピュータ側でメモリカード33に
記録された出力環境の情報を、記録部32で読み取る。
【0026】ステップS2: マイクロプロセッサ39
は、出力環境の情報から無線伝送路の有無を判断する。
すなわち、通信待機状態(例えばオフフック状態)の無
線通信機器35が外部インターフェース34に接続され
ている場合、無線伝送路が存在すると判断する。この場
合、マイクロプロセッサ39は、ステップS3に動作を
移行する。一方、通信待機状態の無線通信機器35が接
続されていない場合、無線伝送路が存在しないと判断す
る。この場合、マイクロプロセッサ39は、ステップS
4に動作を移行する。
【0027】ステップS3: 無線伝送路が存在するの
で、マイクロプロセッサ39は、ビットストリーム生成
部26を『通信モード』に設定する。この設定動作の
後、マイクロプロセッサ39は、ステップS5に動作を
移行する。
【0028】ステップS4: 無線伝送路が存在しない
ので、マイクロプロセッサ39は、ビットストリーム生
成部26を『非通信モード』に設定する。
【0029】ステップS5: マイクロプロセッサ39
は、出力環境の情報から、プリント時(表示時)の出力
解像度をデータ抽出する。マイクロプロセッサ39は、
この出力解像度に応じて、変換係数の視覚重みを量子化
部23に設定する。図3は、この視覚重みの選択に使用
するデータテーブルであり、マイクロプロセッサ39の
内部メモリに予め格納される。このデータテーブルは、
変換係数の量子化歪みに対する人間の視覚感度を、画素
数換算の観察距離をパラメータとして実験的にまとめた
ものである。以下、図3を用いて、視覚重みの選択手順
を具体的に説明する。まず、ユーザーがプリント(モニ
タ画面)を観察する距離を、例えば25.4cm(10in
ch)と仮定する。ここで、出力解像度が170dpiの
場合、観察距離は、画素数換算で1700pixel相当と
なる。そこで、マイクロプロセッサ39は、図3中か
ら、観察距離1700pixelの視覚重みを選択する。こ
の観察距離1700pixelでは、画素一つ一つが比較的
はっきり見えるので、高域変換係数の視覚重みは大きく
設定される。一方、出力解像度が220dpiの場合、
観察距離は、画素数換算で2200pixel相当となる。
そこで、マイクロプロセッサ39は、図3中から、観察
距離2200pixelの視覚重みを選択する。この観察距
離2200pixelでは、画素一つ一つが小さくてはっき
り見えないので、高域変換係数の視覚重みは小さく設定
される。マイクロプロセッサ39は、このように選択さ
れた視覚重みを、量子化部23に設定する。
【0030】ステップS6: 色変換部21は、バッフ
ァメモリ16内から画像データを処理単位ごとに逐次読
み出す。色変換部21は、この画像データに、色座標変
換を施し、YCbCrなどの色コンポーネントに変換す
る。
【0031】ステップS7: ウェーブレット変換部2
2は、色コンポーネント毎に、画像データにウェーブレ
ット変換(周波数分解)を施し、図5に示すようなサブ
バンド分解された変換係数を求める。
【0032】ステップS8: 量子化部23は、適当な
符号化レートの下で、量子化歪みによる視覚的な画質劣
化を最小化するように、各サブバンドの変換係数の量子
化ステップ幅を最適化する。以下、この量子化ステップ
幅の最適化手法について、原理的に説明する。通常、サ
ブバンド毎の変換係数は、ラプラス分布によく似た確率
分布を示す。そこで、変換係数yの確率分布を下記のラ
プラス分布式で近似し、ラプラス分布を特定する変数α
を求める。
【数1】 このような変換係数を、量子化ステップ幅Qで量子化し
た場合、量子化後の変換係数がk番目の量子化値を取る
確率pkは、
【数2】 となる。このとき、量子化後の符号化レートR(Q)
は、理想的にはエントロピーに等しく、
【数3】 となる。一方、量子化歪みD(Q)は、2乗誤差を用い
て、
【数4】 と表される。ここで、i番目のサブバンドの量子化ステ
ップ幅をQiとし、そのときの符号化レートをRi(Q
i)とし、量子化歪みをDi(Ri)と表す。ここで
は、サブバンドの符号化レートの総和を目標レートにす
るという拘束条件のもとで、量子化歪みによる視覚的な
画質劣化を最小化する。そこで、ラグランジェの未定乗
数λを用いて、次の関数Jを導入する。
【数5】 この関数Jの式中において、γiは、サブバンドiに属
する変換係数の視覚重みに該当する。次に、この関数J
をRiで偏微分して、関数Jの第1項が停留値となる条
件式を求めると、
【数6】 となる。この式を変形することにより、
【数7】 が得られる。この[7]式に適当なλの値を与えて解く
ことにより、サブバンド毎のQiがそれぞれ求まる。こ
れらのQiに基づいて、
【数8】 を計算し、トータルの符号化レートRλを求める。この
符号化レートRλが目標符号化レートに一致するよう
に、未定乗数λを微調整することにより、量子化ステッ
プ幅Qiが確定する。(なお、上述した最適化の演算結
果をデータテーブルとして予めまとめておいてもよい。
この場合、量子化部23は、このデータテーブルを、変
数αおよび視覚重みに基づいて参照することにより、最
適な量子化ステップ幅を即座に決定することができ
る。)
【0033】ステップS9: 量子化部23は、最適化
した量子化ステップ幅Qiに従って、各サブバンドの変
換係数を量子化する。
【0034】ステップS10: ビットモデリング部2
4は、ROI設定部27に予め設定される選択領域のマ
スク画像を読み出す。ビットモデリング部24は、この
選択領域のマスク画像に基づいて、サブバンド毎に変換
係数が選択領域に含まれるか否かを判定する。ビットモ
デリング部24は、選択領域内の位置する変換係数に対
して、Sビット分だけビットシフトアップを施す。な
お、このSビットは、マックスシフト法に従って定めら
れるビット数である。
【0035】ステップS11: ビットモデリング部2
4は、変換係数をビットプレーンに分割する。ビットモ
デリング部24は、最上位のビットプレーンから順に3
通りの符号化パスを実行する。
【0036】ステップS12: 算術符号化部25は、
ビットモデリング部24から符号化データを処理単位ご
とに取得する。算術符号化部25は、この符号化データ
に対して、2値算術符号であるMQコーダーを用いて、
算術符号化を施す。
【0037】ステップS13: ビットストリーム生成
部26は、符号化データをSNRプログレッシブその他
の優先順位に並べ替え、ビットストリームを生成する。
【0038】ステップS14: ここで、ビットストリ
ーム生成部26は、通信モードの判定を行う。すなわ
ち、通信モードが設定されている場合、ビットストリー
ム生成部26はステップS15に動作を移行する。一
方、非通信モードが設定されている場合、ビットストリ
ーム生成部26は、エラー耐性を強化しないまま、ステ
ップS16に動作を移行する。
【0039】ステップS15: ビットストリーム生成
部26は、ビットストリームにエラー耐性符号(再同期
マーカー、セグメンテーションシンボル)を付加するな
どして、エラー耐性を強化する。
【0040】ステップS16: ビットストリーム生成
部26は、ビットストリームを圧縮データ(JPEG2
000の圧縮ファイル)として、出力する。記録部32
は、この圧縮データをメモリカード33に記録保存す
る。また、通信待機状態の無線通信機器35が外部イン
ターフェース34に接続されている場合、この圧縮デー
タは無線通信機器35を介して外部に無線伝送される。
上述した一連の動作により、電子カメラ11の撮像動作
および画像圧縮処理が完了する。
【0041】[第1の実施形態の効果など]以上説明し
たように、第1の実施形態では、出力環境中に無線伝送
路が存在するか否かを判断し、圧縮データのエラー耐性
を調整する。したがって、無線伝送路が存在する場合に
は、エラー耐性を強化して圧縮データの破壊をくい止め
ることが可能になる。また、無線伝送路が存在しない場
合には、圧縮データのエラー耐性を省略する。したがっ
て、エラー耐性符号の分だけ圧縮データの符号量を削減
することが可能になる。
【0042】さらに、第1の実施形態では、出力解像度
の情報に応じて、変換係数の量子化ステップ幅を最適化
する。したがって、出力解像度の情報によって圧縮デー
タ中の情報配分を適正化し、出力環境における再生画像
の画質を適切に高めることが可能になる。次に、別の実
施形態について説明する。
【0043】《第2の実施形態》第2の実施形態は、請
求項1,2,5,7に対応した電子カメラの実施形態で
ある。なお、第2の実施形態の構成は、第1の実施形態
(図1)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0044】図4は、第2の実施形態における画像圧縮
処理を示す図である。図4中に示すステップS1〜S
4、S6〜S16の動作については、第1の実施形態
(図2)と同様のため、ここでの説明を省略する。
【0045】第2の実施形態における動作上の特徴点
は、画像データの記録画素数に応じて、視覚重みを設定
している点である(図4中のステップS5a)。通常、
記録画素数の少ない画像データは、プリント時や表示時
に所定サイズに拡大するため、粗い出力解像度に設定さ
れることが多い。このような場合、画素一つ一つが大き
くはっきり見えるので、高域変換係数の視覚重みは比較
的大きく設定される。
【0046】逆に、記録画素数の多い画像データは、プ
リント時や表示時に所定サイズに収めるため、細かい出
力解像度に設定されることが多い。このような場合、画
素一つ一つが小さくなるので、高域変換係数の視覚重み
は比較的小さく設定することが許される。このような視
覚重みの設定を用いて、変換係数の量子化ステップ幅を
最適化することにより、圧縮データ中の情報配分を適正
化し、再生画像の画質を適切に高めることが可能にな
る。
【0047】《実施形態の補足事項》なお、上述した実
施形態において、出力環境のガンマ値、出力環境の色空
間、出力環境の画像加工条件、印刷用紙の種類、印刷用
紙の大きさ、表示画面の大きさ、または出力機器の種類
などを情報取得し、その情報に基づいて符号化処理を変
更してもよい。この場合、符号化処理において、出力環
境に適した処理を柔軟に実行したり、出力環境のくせを
打ち消すなどの処理を柔軟に実行することができる。
【0048】また、上述した実施形態では、出力環境の
情報に従って、エラー耐性や量子化ステップ幅を変更し
ている。しかしながら、本発明はこれに限定されるもの
ではない。一般には、符号化処理の方法を変更するもの
であればよい。例えば、出力環境の情報に従って、変換
係数の強調/抑制の度合いを変更してもよい。また、出
力環境の情報に従って、ロスレス圧縮/ロッシー圧縮を
切り替えてもよい。さらに、出力環境の情報に従って、
タイル分割の設定やROIの領域設定を変更してもよ
い。また、出力環境の情報に従って、ビットストリーム
作成時のプログレッシブの種類を変更してもよい。ま
た、出力環境の情報に従って、色座標変換を変更しても
よい。また、出力環境の情報に従って、階調変換を変更
してもよい。
【0049】また、上述した実施形態では、JPEG2
000に準拠した画像圧縮を行う場合について説明し
た。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでは
ない。本発明は、JPEGその他の画像圧縮処理全般に
適用可能である。なお、上述した実施形態では、本発明
を電子カメラ11に適用する場合について説明した。し
かしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上述した処理動作(例えば、図2または図4)
をプログラムコード化して、請求項6に対応する画像圧
縮プログラムを作成してもよい。この画像圧縮プログラ
ムをコンピュータに実行させることにより、上述した画
像圧縮処理をコンピュータ上で実行することが可能にな
る。
【0050】
【発明の効果】《請求項1》請求項1の画像圧縮装置で
は、画像データの出力環境の情報を外部から取得し、そ
の出力環境の情報に応じて、変換係数の符号化処理を変
更する。例えば、このような動作により、出力環境の情
報から画像再現時のくせを判別し、このくせを打ち消す
ように符号化処理を柔軟に変更することが可能になる。
この場合、出力環境のくせにさほど影響されずに、良質
な再生画像を安定して得ることが可能になる。また例え
ば、出力環境の情報から画像再現時に重要度の高い変換
係数を判別し、この重要度の高い変換係数を忠実に(も
しくは強調して)符号化処理することが可能になる。こ
の場合、出力環境の特性に合わせて再生画像の画質を効
果的に高めることが可能になる。また逆に、出力環境の
情報から画像再現時に重要度の低い変換係数を判別し、
この重要度の低い変換係数を適度に省いて(もしくは抑
制して)符号化処理することも可能になる。この場合、
その出力環境における再生画像の画質劣化を抑えつつ、
圧縮レートを無理なく下げることができる。より一般的
には、出力環境の情報から出力環境の特性を判別し、こ
の出力環境の特性に合わせて符号化処理を柔軟に実行す
ることが可能になる。
【0051】《請求項2》請求項2の画像圧縮装置で
は、出力環境の情報から無線伝送路が有ると判断する
と、圧縮データのエラー耐性を強化する。その結果、無
線伝送路において伝送エラーが発生しても、エラーの波
及範囲を縮小したり、エラー発生を容易に確認すること
が可能になる。したがって、無線伝送路の伝送エラーに
対して的確に対処することが可能になる。また、出力環
境の情報から無線伝送路が無いと判断すると、圧縮デー
タのエラー耐性を軽減する。この場合、エラー耐性を不
必要に強化することがなくなり、エラー耐性に伴う圧縮
符号量の増大を回避することが可能になる。
【0052】《請求項3》請求項3の画像圧縮装置で
は、出力環境の情報に応じて変換係数の量子化ステップ
幅を変更する。この量子化ステップ幅の変更により、変
換係数の情報配分を調整することが可能になる。したが
って、出力環境の特性に合わせて、変換係数の情報配分
を柔軟に変更することが可能になる。
【0053】《請求項4》請求項4の画像圧縮装置で
は、出力環境の出力解像度に応じて、変換係数の量子化
ステップ幅を変更する。このような動作により、例え
ば、出力解像度から出力環境において目立つ変換係数
(周波数成分)を判別し、この変換係数の情報配分を高
めることが可能になる。その結果、出力解像度に見合っ
た良質な再生画像を得ることが可能になる。また逆に、
出力解像度から出力環境において目立たない変換係数
(周波数成分)を判別し、この変換係数の情報配分を低
くすることが可能になる。この場合、出力解像度に見合
った再生画像を維持しつつ、圧縮レートを効果的に下げ
ることが可能になる。
【0054】《請求項5》請求項5の画像圧縮装置で
は、画像データの記録画素数の情報を取得し、その記録
画素数の情報に応じて変換係数の量子化ステップ幅を変
更する。このような動作により、例えば、記録画素数か
ら出力環境において目立つ変換係数(周波数成分)を推
測し、この変換係数の情報配分を高めることが可能にな
る。その結果、記録画素数に見合った良質な再生画像を
得ることが可能になる。また逆に、記録画素数から出力
環境において目立たない変換係数(周波数成分)を推測
し、この変換係数の情報配分を低くすることが可能にな
る。この場合、記録画素数に見合った再生画像を維持し
つつ、圧縮レートを効果的に下げることが可能になる。
【0055】《請求項6》請求項6の画像圧縮プログラ
ムは、コンピュータを、請求項1〜5のいずれかに記載
の変換部、符号化部、情報取得部、および符号化調整部
として機能させるプログラムコードを含む。したがっ
て、この画像圧縮プログラムを使用することにより、コ
ンピュータ上において、請求項1〜5のいずれかの画像
圧縮装置を実現することが可能になる。
【0056】《請求項7》請求項7の電子カメラは、請
求項1〜5のいずれかに記載の画像圧縮装置を搭載す
る。したがって、この電子カメラでは、撮像した画像デ
ータに対して、出力環境に応じた符号化処理を柔軟に施
すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子カメラ11の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態における画像圧縮処理を示す流
れ図である。
【図3】視覚重みの一例を示す図である。
【図4】第2の実施形態における画像圧縮処理を示す流
れ図である。
【図5】サブバンド分解された画像データを示す模式図
である。
【符号の説明】
11 電子カメラ 12 撮影レンズ 13 撮像素子 14 AD変換部 15 信号処理部 16 バッファメモリ 17 画像処理部 18 画像圧縮部 21 色変換部 22 ウェーブレット変換部 23 量子化部 24 ビットモデリング部 25 算術符号化部 26 ビットストリーム生成部 27 ROI設定部 32 記録部 33 メモリカード 34 外部インターフェース 35 無線通信機器 38 操作部材 39 マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA01 BA14 DA05 DA17 EA02 EA07 EM07 EM13 EM16 FB03 FC17 FE03 5C059 KK01 MA00 MA24 MC14 ME11 PP16 RF17 RF28 SS15 TA46 TB04 TC10 TC25 UA02 UA15 UA39 5C078 AA09 BA53 CA02 CA41 DA01 DB07 EA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを周波数分解して変換係数を
    求める変換部と、 前記変換係数を符号化処理して、圧縮データを生成する
    符号化部と、 前記画像データの出力環境の情報を外部から取得する情
    報取得部と、 前記出力環境の情報に応じて、符号化処理の方法を変更
    する符号化調整部とを備えたことを特徴とする画像圧縮
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記符号化調整部は、 前記出力環境の情報から無線伝送路の有無を判断し、無
    線伝送路がある場合は前記圧縮データのエラー耐性を強
    化し、無線伝送路がない場合は前記エラー耐性を軽減す
    ることを特徴とする画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記符号化調整部は、 前記出力環境の情報に応じて、前記変換係数の量子化ス
    テップ幅を変更することを特徴とする画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記出力環境の情報は、前記出力環境における前記画像
    データの出力解像度であり、 前記符号化調整部は、 前記出力解像度に応じて、前記変換係数の量子化ステッ
    プ幅を変更することを特徴とする画像圧縮装置。
  5. 【請求項5】 画像データを周波数分解して変換係数を
    求める変換部と、 前記変換係数を符号化処理して、圧縮データを生成する
    符号化部と、 前記画像データの記録画素数の情報を取得する情報取得
    部と、 前記記録画素数の情報に応じて、前記符号化部における
    前記変換係数の量子化ステップ幅を変更する符号化調整
    部とを備えたことを特徴とする画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータを、請求項1ないし請求項
    5のいずれか1項に記載の前記変換部、前記符号化部、
    前記情報取得部、および前記符号化調整部として機能さ
    せるための画像圧縮プログラム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の画像圧縮装置と、 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像部とを備
    え、 前記画像圧縮装置は、前記画像データを画像圧縮するこ
    とを特徴とする電子カメラ。
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