JP2002344378A - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末

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JP2002344378A
JP2002344378A JP2001150780A JP2001150780A JP2002344378A JP 2002344378 A JP2002344378 A JP 2002344378A JP 2001150780 A JP2001150780 A JP 2001150780A JP 2001150780 A JP2001150780 A JP 2001150780A JP 2002344378 A JP2002344378 A JP 2002344378A
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communication path
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研司 水戸
Toshihiro Tomaru
敏宏 外丸
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルートゥース無線通信端末間に設定された
同期接続型通信リンクにおいて、通信路の利用効率の向
上させ不要電波の送出を抑制し、かつ消費電力を低減し
たブルートゥース無線通信端末を提供する。 【解決手段】 同期接続型通信リンクにおいて伝送され
る音声信号を検出し、該信号が無い場合は一旦通信リン
クを切断し、音声信号を再検出したときに通信リンクを
再接続する。通信リンクの切断及び接続の指示は、例え
ば音声認識装置等に具備される発話釦などからの所定の
制御信号によって行っても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信端末が相
互に無線通信リンクを確立し、該通信リンクを介して信
号の伝送を行う無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の無線通信機器が1つの無線通信網
を構成し、該無線通信網内において通信リンクを確立し
て信号の送受信を行うシステムとしては、いわゆるブル
ートゥース(Bluetooth)無線通信システムが一般に知ら
れている。ブルートゥース(以下、単に「BT」と称す
る)無線通信システムは、極めて近距離に置かれる、例
えば携帯電話とノートパソコン或いは、ステレオ装置と
ヘッドフォンなどの端末機器相互間を、2.4GHz帯
域の微弱電波による無線通信リンクで接続してデータや
音声等の信号を無線伝送するものである。
【0003】BT無線通信システムでは、BTの仕様規
格を満足するモジュール(以下、単に「BTモジュー
ル」と称する)を内蔵する情報端末機器(以下、単に
「BT機器」と称する)間で信号伝送が行われる。そし
て、その内の1のBT機器が「マスター」と呼称され、
他のBT機器は「スレーブ」と呼称される。マスター
は、BT無線通信リンクの形成、及びその他の通信手順
を制御するものであり、スレーブはマスターの制御下に
おいて信号の伝送を行うことができる。
【0004】マスターとスレーブの両機能は、各々のB
T機器が内蔵するBTモジュールに固定して定められた
機能ではなく、各々のBTモジュールがかかる双方の機
能を具備しており、必要に応じて双方の機能を使い分け
ることが可能になっている。マスターとスレーブ間の信
号伝送の手順は、先ず、双方のBTモジュール間におい
てBT仕様に基づく無線通信リンクを形成し、続いて当
該無線通信リンクを介して信号の伝送が行われることに
なる。BTモジュール間の信号伝送は、時間軸上におけ
るタイムスロット(原則として625μS)を一単位と
し、かかるタイムスロットを相互に時分割して使用する
ことにより行われる。つまり、マスターとスレーブ間の
信号伝送は、送信と受信を相互に行う半二重通信の一種
であるTDD(Time Division Duplexing)方式が採用さ
れている。因みに、無線通信リンクの確立したBTモジ
ュール間における通信速度は最大1Mbpsである。
【0005】また、BT無線通信システムにおける変調
方式として周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式
を採用している。かかる変調方式は、通常の狭帯域変調
方式の搬送波周波数を短時間に切り換えていく方式であ
り、この周波数の切換を周波数ホッピングというのであ
る。BT無線通信システムでは、2.4GHz帯域にお
いて1MHz間隔で79波のホッピング周波数を有して
いる。また、前述のタイムスロット(625μS)毎に
かかる周波数ホッピングを行うので、毎秒1600回の
周波数ホッピングが行われる。
【0006】なお、如何なる順序で、如何なる周波数を
用いて周波数ホッピングを行うかの手順をホッピングパ
ターンといい、各BT機器固有の識別番号に相当するB
Tデバイスアドレスと、各BT機器の使用するクロック
の値から所定の手順に基づいて算出される。当然のこと
であるが、マスターとスレーブが相互にデータの伝送を
行うためには、同一のホッピングパターンを使用しなけ
ればならない。
【0007】ところで、BT無線通信システムにおける
無線通信リンクには、時間軸上で予め定められたタイム
スロットを予約して使用する同期接続型(Synchronous C
onnection Oriented)リンク(以下、単にSCOリンク
と称する)と、時間軸上のタイムスロットをランダムに
使用して通信を行う非同期接続型(Asynchronous Connec
tion Less)リンク(以下、単にACLリンクと称する)
の2つがある。SCOリンクは、いわゆる回線交換型の
無線通信リンクであり、主に伝送する信号のリアルタイ
ム性が要求される音声信号の伝送に用いられる。一方、
ACLリンクは、いわゆるパケット交換型の無線通信リ
ンクであり、伝送信号のリアルタイム性を強く要求され
ないデータ伝送に用いられる。
【0008】BT無線通信システムにおいては、かかる
2つの無線通信リンクを混用して使用することが可能で
ある。例えば、SCOリンクとして予約されていないタ
イムスロットに随時ACLリンクを挿入し、音声信号伝
送の合間を縫ってデータ信号の伝送を行うこともでき
る。また、SCOリンクで使用される音声信号伝送用の
パケットとしては、HV1,HV2,HV3の3種類が
ある。これらのパケットの相異は、各パケットに含まれ
る音声信号データのビット数と、これに対する誤り訂正
符号のビット数の割合の差によるものである。因みに、
HV1パケットは音声信号データ80ビットとそれに対
する誤り訂正符号160ビットを含み、HV2パケット
は音声信号データ160ビットと誤り訂正符号80ビッ
トを、HV3パケットは音声信号データのみ240ビッ
トを含んでいる。
【0009】また、BT無線通信システムにおいて用い
られる音声符号化方式としては、主に、8kHzのサン
プリングで8ビットの量子化を行う対数量子化方式と、
いわゆるΔ変調の原理を利用して、64kHzのサンプ
リングで1ビットの量子化を行うCVSD(Continuos V
ariable Slope Delta modulation)符号化方式が用いら
れている。
【0010】次式に示す如く、 対数量子化の場合…(80bit÷8bit)×1/8
kHz=1.25mS CVSD方式の場合…(80bit)×1/64kHz
=1.25mS となり、いずれの方式を用いても音声データ80ビット
分は、音声信号にして1.25mSの長さとなる。そし
て、これは、BT無線通信システムにおけるタイムスロ
ット(0.625mS)の2つ分の時間長に相当する。
【0011】従って、HV1パケットを用いて音声信号
の伝送を行った場合は、図1(a)に示す如く、2スロ
ット毎にHV1パケットをマスター及びスレーブ間で伝
送する必要がある。この場合、時間軸上におけるタイム
スロットは、マスターから送信されるHV1パケット、
続いてスレーブから送信されるHV1パケット、さらに
マスターからのHV1パケットというように、マスター
及びスレーブの双方から送信されるパケットにより完全
に埋め尽くされる。
【0012】一方、HV3パケットを用いて音声信号の
伝送を行った場合は、1つのパケットで240ビット、
即ち3.75mS分の音声信号データを伝送することが
できる。そして、この長さはBT無線通信システムにお
けるタイムスロット(0.625mS)で6スロット分
の時間長に相当する。従って、HV3パケットを用いて
音声信号の伝送を行った場合は、図1(b)に示すよう
に6スロット毎にHV3パケットをマスター及びスレー
ブの各々が送信すれば良い。即ち、時間軸上におけるタ
イムスロットは、6スロット中の2スロットのみが使用
され4スロット分の余裕が生じる。かかる空きスロット
には、ACLリンクを適宜設定して、伝送信号時系列の
リアルタイム性を要求しないデータ信号の伝送に利用し
ても良いし、また、更にHV3パケットを用いたSCO
リンクを2チャンネル設けて音声信号の伝送路を増やし
ても良い。
【0013】ところで、通常の電話回線において通話中
の回線に音声信号が存在する時間は、回線接続時間の内
の約40%程度であることが一般的に知られている。つ
まり、回線交換型のシステムでは、発呼並びに着呼の両
端末間を接続する回線は通話終了まで常に保持されてい
るが、回線接続期間中の約6割の期間は音声通信がなさ
れていないことになる。
【0014】これは、BT無線通信システムにおいて音
声信号の伝送を行う場合についても当てはまることであ
る。従って、マスターとスレーブが回線交換型のSCO
リンクを用いて音声信号の伝送を行った場合、前述の図
1(a)や(b)に示した如く、常にパケットを送信し
続ける必要があるが、この内の約6割のパケットには伝
送すべき音声信号が存在していないことになる。
【0015】かかる事態は、BT無線通信システムのタ
イムスロットを用いた時分割多重通信路の利用効率を著
しく低下させるものであり、また不要電波送出の原因と
もなる。さらにBT無線通信端末における消費電力の増
大にも繋がる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決するためになされたものであり、無用なパケット
の送信を停止して時分割通信路の利用効率を向上させ、
かつ無駄な消費電力の発生を抑えたBT無線通信端末を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、時分割された
タイムスロットを用いて信号を伝送する無線通信路を相
手側端末との間に設定し、該通信路を介して音声信号の
伝送を行う無線通信端末であって、前記無線通信路の設
定及び該通信路を介しての音声信号の伝送を担う無線通
信部と、前記無線通信部における通信路設定処理と該通
信路を介しての音声信号伝送処理を制御する制御部とを
有し、前記制御部は、前記無線通信路の設定後、所定の
切断指示信号及び再設定指示信号に基づいて、前記無線
通信部をして前記無線通信路の切断及び再設定の制御を
なすことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明について、第1の実施形態
による無線通信端末の構成を図2のブロック図に示す。
図2において、アンテナ10は、他の無線通信端末との
通信に際しBT無線システムの使用周波数である2.4
GHz帯域の電波の送受信を行うものである。
【0019】無線通信部11は、主に、BT仕様V1.
0等に規定された汎用のBTモジュールから構成され
る。ここで、BTモジュールの構成を概説すれば、アン
テナ10に接続された高周波処理部、周波数ホッピング
の算出を行うホップ周波数計算部、伝送パケットや無線
通信リンクの制御を行い、かつ伝送信号の誤り訂正やセ
キュリティ制御等の処理を司るベースバンド信号処理
部、そして以上の各部分を総括的に制御するCPU部、
フラッシュメモリ等の記憶部から成り立っている。
【0020】制御部12は、図2に示す無線通信端末全
体の制御を行うものであり、主にマイクロコンピュータ
(以下、単にμCPUと称する)及び、RAMやROM
等のメモリ部から構成されている。なお、本実施形態に
示すBT無線通信システムにおけるアプリケーションプ
ログラムは、かかるメモリ部に記憶されており前記μC
PU上で実行される。因みに、制御部12から無線通信
部11のBTモジュールを制御する際には、いわゆるR
S232CやUART等の汎用インターフェイスが用い
られ、その仕様はBT規格の中でHCI(Host Controll
er Interface)として規定されている。
【0021】音声信号入出力部13は、例えば、音声コ
ーデック(符号器/復号器)回路から構成されており、
マイクロフォン14から入力された音声信号をアナログ
/ディジタル変換して無線通信部11に供給し、また無
線通信部11から受け取った受信音声データをディジタ
ル/アナログ変換してスピーカ15に再生出力する回路
である。なお、音声信号入出力部13における音声符号
化及び復号化方式としては、前述の如く、対数量子化方
式或いはCVSD符号化方式等の方式が用いられてい
る。
【0022】音声信号検出部16は、音声入出力部13
の音声コーデック回路において、その音声入力部及び音
声出力部のいずれかに音声信号が在るか否かを検出する
部分である。なお、音声信号の検出は、アナログ信号に
ついて行う構成としても良いし、ディジタル信号につい
て行うものとしても良い。また、ノイズによる誤検出を
防止すべく、検出レベルや検出する音声信号の持続時間
等の条件について所定のマージンを設けるような構成を
取り入れても良い。音声信号検出部16は、音声信号の
有無を定期的に、或いは音声信号の検出又は非検出の変
化点毎に、制御部12に通知する。
【0023】また、図2に示す如く、無線通信部11に
は、前記音声信号入出力部13のみならず汎用インター
フェイスを介して、例えば、パソコンやカーナビゲーシ
ョン装置等の各種情報端末機器20を接続するようにし
ても良い。第1の実施形態における処理動作を以下の実
施例に基づいて説明する。因みに、以下の実施例では、
例えば、車両に搭載されたカーナビゲーション装置と、
かかる装置に付属する音声入出力用のリモート端末、例
えば、マイクロフォンとヘッドフォンを一体化したヘッ
ドセットの様なもの(以下、単にヘッドセットと称す
る)との間をBT無線通信システムで接続し、カーナビ
ゲーション装置の音声認識機能を利用して同装置を操作
運用する場合を想定している。
【0024】つまり、ヘッドセットからの音声入力によ
ってカーナビゲーション装置の各種機能を操作し、ま
た、カーナビゲーション装置から出力される各種の指示
並びに応答を音声出力としてヘッドセットに伝えるシス
テムを想定としたものである。ところで、音声信号の伝
送が行われるSCOリンクにおいて、伝送中の音声信号
の有無を検出し、該通信リンクの切断並びに再設定など
の制御を行う機能は、BT無線通信システムの両端末が
具備する必要はなく、一方の端末のみが備えていれば十
分である。そこで、本実施例では、ヘッドセット側に本
実施形態によるBT無線通信端末の構成を備えるものと
し、カーナビゲーション装置側は通常の端末構成を備え
るものとする。
【0025】つまり、ヘッドセット側のBT無線通信端
末としての構成は、図2に示す如く、アンテナ10と無
線通信部11及び制御部12の基本構成に加えて、音声
信号入出力部13、マイクロフォン14及びスピーカ1
5(本実施形態ではヘッドフォン)、音声信号検出部1
6を具備した構成となる。一方、カーナビゲーション装
置側では、前記の基本構成に加えて、情報端末機器20
としてカーナビゲーション装置を備えるのみでよい。
【0026】従って、ヘッドセット側のアプリケーショ
ンプログラムに本実施形態に基づくサブルーチンプログ
ラム(図3)が含まれており、カーナビゲーション装置
側には、通常のBT無線通信端末に用いられる汎用的な
アプリケーションプログラムが搭載されることになる。
ヘッドセット側のアプリケーションプログラムに含まれ
る、本実施形態に基づく処理サブルーチンを図3のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0027】なお、同サブルーチンプログラムは、前述
の如く図2に示す制御部12内のメモリ部に搭載されて
おり、制御部12のμCPUがこれを実行することにな
る。図3のフローチャートのステップ101において、
先ず、ヘッドセット側のBT無線通信端末と、その相手
機器側、即ちカーナビゲーション装置側のBT無線通信
端末との間でACLリンクの設定処理が行われる。これ
は、BT無線通信システムを機能させるにはACLリン
クを介して種々の制御情報を交換する必要があるためで
ある。
【0028】その後、ステップ102において、両BT
無線通信端末の間でSCOリンクの設定処理が行われ
る。かかる処理の起動は、いずれの機器側から成されて
も良く、例えばナビゲーション装置側から、その電源が
投入されたことによって起動されるようにしても良い。
また、ユーザーが音声入出力による機器操作を所望する
所定の設定操作を、ヘッドセット側或いはナビゲーショ
ン装置側で行うことによって起動されるようにしても良
い。これによって、両BT端末間のSCOリンクが設定
され、両BT機器間におけるSCOリンクを介した音声
信号の双方向通信処理が開始される(ステップ10
3)。
【0029】つまり、カーナビゲーション装置の音声認
識機能及び音声合成機能を利用して、ヘッドセットから
の音声信号による指令によりカーナビゲーション装置の
操作が行われ、また、同装置からの指示及び応答が音声
信号としてヘッドセットに伝えられることになる。な
お、以上のACLリンク及びSCOリンクの設定処理に
当たっては、相手側BT機器の存在を探知する「問い合
わせ」(Inquiry)や、相手側BT機器を呼び出す「呼び
出し」(Page)等の処理を必要とするが、これらは、いず
れもBT無線通信システムにおける通常の通信処理手順
であるためその説明は省略する。
【0030】一方、次のステップ104において、音声
信号による通信処理を終了するか否かの判断がなされ
る。これは、例えば、カーナビゲーション装置の電源が
切られたか否かを検出することにより行う構成としても
良いし、又は、機器ユーザーが音声認識機能を用いた操
作を終了する様な設定入力を行った場合に、音声信号に
よる通信の終了が為されるものと定めても良い。
【0031】音声信号による通信処理が終了したと判断
された場合は、ステップ105に移り、無線通信部11
のBTモジュールにSCOリンクの切断処理が指令さ
れ、BTモジュールにおいてかかる処理が実行される。
これによって、ヘッドセットとカーナビゲーション装置
間のSCOリンクが切断され、当然に該通信リンクを用
いたパケットの送信も停止されて、ヘッドセットとカー
ナビゲーション装置間の音声信号による通信処理は終了
する(ステップ106)。
【0032】一方、ステップ104で音声信号による通
信処理が終了していないと判断された場合は、ステップ
107に移り、SCOリンクを介して行っている通信処
理において音声信号が非検出か否かが判断される。これ
は、例えば、音声信号検出部16が、音声信号入出力部
13の音声コーデック回路の入出力を定期的に監視し、
所定の時間以上無音状態が続いたか否かを判断すること
によって行われる。
【0033】なお、通常の車両内においては、ロードノ
イズや、カーステレオ或いはカーラジオからの音楽、な
どの雑音が絶えず発生している。従って、音声信号検出
部16は、無音状態の検出に際して検出すべき音声レベ
ルに所定の閾値を設けたり、或いは検出すべき音声に所
定の周波数帯域制限を設ける等の処置を講じて、これら
の雑音による音声信号の誤検出を除去する構成としても
良い。
【0034】また、音声信号検出部16の内部に音声パ
ターンの認識部を設けることによって、音声信号誤検出
に伴う誤動作を防止することもできる。例えば、本実施
例の場合、カーナビゲーション装置を使用するユーザー
の声紋等の各種パラメータを予め音声認識部のメモリー
に登録しておき、音声信号検出部16は、検出した音声
パターンが登録したものと一致した場合のみユーザーの
音声を検出したと認識する構成としても良い。
【0035】ステップ107において無音状態でないと
判断された場合、即ち音声信号が検出された場合は、ス
テップ103に戻り前述のSCOリンクを用いた音声信
号の双方向伝送処理が継続される。一方、ステップ10
7で無音状態であると判断された場合、即ち音声信号が
非検出であった場合は、ステップ108に移って、前記
ステップ105の通信処理終了と同様のSCOリンク切
断処理が為される。
【0036】その後、次のステップ109に移行し、前
記ステップ104と同様に通信処理が終了したか否かが
判断される。前述の如く、カーナビゲーション装置の電
源が切られた場合や、ユーザーによって所定の通信終了
処理が為された場合は、通信処理の終了と判断されてス
テップ106に移り、ヘッドセットとカーナビゲーショ
ン装置間の音声通信処理は終了する。
【0037】一方、音声通信処理の終了が検出されない
ときは、次のステップ110に移行して再び無音状態か
否かが判断される。つまり、制御部12は、ステップ1
08におけるSCOリンクの切断後、再び両機器間で音
声信号による通信の開始が意図されているか否かを監視
するのである。そして、ステップ110において音声信
号が非検出の場合、即ち、相変わらず無音状態が継続し
ている場合は、ステップ109に戻り前述の監視処理を
繰り返す。
【0038】一方、ステップ110で音声信号を検出し
たときはステップ102に戻り、ヘッドセット側BT端
末と、カーナビゲーション装置側BT端末との間で、再
びSCOリンクの設定処理が為されることになる。次
に、図3に示したヘッドセット側の処理に対応した、カ
ーナビゲーション装置側のBT端末におけるアプリケー
ションプログラムの動作を、図4に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0039】なお、図4のフローチャートに示す処理
は、BT無線通信システムにおける一般的なSCOリン
クの制御手順に他ならないため、その概略のみを以下に
説明する。従って、カーナビゲーション装置側のBT端
末は、一般的な構成で十分であり、図2のブロック図に
示す音声信号検出部16を備える必要はない。先ず、図
4のフローチャートにおいて、処理の開始からACLリ
ンクの設定処理(ステップ201)、SCOリンクの設
定処理(ステップ202)、SCOリンクを介しての音
声通信処理(ステップ203)、及び通信の終了判断処
理(ステップ204)に関しては図3の場合と同様であ
る。そして、ステップ204において音声信号による双
方向通信処理が終了したと判断された場合は、ステップ
205に移行してSCOリンクの切断処理が行われ、相
手機器、即ちヘッドセット側との通信処理が終了する
(ステップ206)。
【0040】一方、ステップ204において、音声信号
による通信処理が終了していないと判断された場合は、
ステップ207に移り、ヘッドセット側のBT端末から
SCOリンクの切断要求がなされたか否かを判断する。
そして、SCOリンクの切断が為されていないときは、
ステップ203に戻り、前述の音声通信処理を繰り返
す。
【0041】一方、ステップ207において、ヘッドセ
ット側からSCOリンクの切断要求が為されたと判断さ
れた場合は、ステップ208に移行して、前記ステップ
204のときと同様に、再び音声信号による通信処理を
終了するのか否かが判断される。つまり、両機器間の音
声通信処理は継続中であるが、無音状態となったのでヘ
ッドセット側のアプリケーションプログラムが図3のフ
ローチャートに従ってSCOリンクを一時的に切断した
ものか、或いはヘッドセットとカーナビゲーション装置
間の音声通信処理の終了が実際に意図されたものである
かが判断されるのである。
【0042】ステップ208において両機器間における
音声信号による通信処理が終了したと判断された場合
は、ステップ206に移りヘッドセット側との音声信号
による通信処理を終了させる。一方、両機器間における
音声通信処理が未だ終了しない場合は、ステップ209
に移行して一旦切断されたSCOリンクの再設定要求
が、ヘッドセット側から来たか否かを判断する。そし
て、再設定要求が来ていた場合は、ステップ202に戻
って、再度ヘッドセット側のBTモジュールとの間でS
COリンクの設定処理を実行する。また、再設定要求が
来ない場合はステツプ208に戻り、前記の音声通信終
了の監視処理を繰り返すのである。
【0043】以上、図3及び図4に示すフローチャート
の説明で詳述したように、本実施形態によれば、BT端
末間のSCOリンクを用いた音声信号伝送において音声
の途切れる無音期間が所定の時間以上続いた場合は、一
旦そのSCOリンクを切断し、音声伝送が再開したとき
に改めてSCOリンクの再設定を行うものとしている。
従って、一般に通話時間の6割に及ぶといわれる無音期
間の間は、SCOリンクに伴うパケットが送出されるこ
とはなく、BTモジュールの消費電力を大幅に低減する
ことができる。
【0044】また、SCOリンクの切断期間中に生ずる
空きタイムスロットを利用してデータ伝送を目的とする
ACLリンクを設定すれば、BT無線通信システムにお
けるタイムスロットの利用効率が向上する。なお、SC
Oリンクの切断後に音声信号を検出してSCOリンクを
再設定する際に、音声信号検出及びSCOリンク設定の
処理動作による遅延時間が生ずることになる。このた
め、再設定されたSCOリンクを介して伝送される音声
信号の開始部分が欠落するいわゆる「話頭切断」を生ず
るおそれがある。
【0045】かかる不具合を防止するため、ヘッドセッ
ト側のBT端末の音声信号入出力部13において、例え
ば、前記遅延時間以上の容量を持つFIFO(First In
First Out)型のメモリを準備し、一定時間長の音声信号
を常に、かかるメモリに一旦蓄積した後に処理する構成
としても良い。続いて、第1の実施形態の変形例を図5
及び図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0046】かかる変形例は、図3に示す第1の実施形
態において、SCOリンクの一時切断処理(ステップ1
08)の後に音声信号の伝送が再開された場合、ヘッド
セットとカーナビゲーション装置との間におけるSCO
リンクの再設定を確実に行うための処理を加えたもので
ある。すなわち、第1の実施形態では、図3のステップ
108においてSCOリンクを一旦切断した後に、カー
ナビゲーション装置以外の他のBT機器、例えば、BT
端末を備えた携帯電話からSCOリンク設定の接続要求
があった場合、所定の条件が満たされれば、携帯電話と
ヘッドセットとの両BT端末間にSCOリンクが設定さ
れてしまう。このとき、新たに設定されたSCOリンク
がHV1パケットを使用するものである場合や、HV3
パケットを使用する3本のSCOリンクを設定した場合
は、SCOリンクを用いた音声通信チャンネルが全て塞
がってしまう。従って、その後カーナビゲーション装置
との間で再び音声通信を再開しようとしても、SCOリ
ンクを用いた音声通信チャンネルの空きが無くSCOリ
ンクの再設定を行うことが不可能となる。
【0047】かかる事態を防止するのが、本実施例に示
す第1の実施形態の変形例である。なお、以下に示す変
形例は、BT端末の制御部12におけるアプリケーショ
ンプログラムの変更のみで対応し得るものであり、BT
端末の構成自体は、第1の実施形態に示すものと同様で
ある。先ず、ヘッドセット側のBT端末における動作処
理を、図5のフローチャートに示す。
【0048】図5において、動作の開始からステップ3
08におけるSCOリンクの一時切断までの処理は、前
述の図3に示したフローチャートと同様であるためその
説明は省略する。すなわち、ヘッドセット側BT端末の
制御部12は、ステップ308で一旦SCOリンクを切
断後、次のステップ309において音声信号による通信
処理の終了指示が為されているか否かを判断し、終了の
場合は前記図3の場合と同様にステップ306の通信終
了動作に移行する。
【0049】一方、音声信号による通信処理が終了しな
い場合は、ステップ310に移り、無線通信部11のB
Tモジュールに対して、カーナビゲーション装置以外の
BT機器からSCOリンクによる接続要求が来ても、こ
れを拒絶するような指示を行うものとする。これによっ
てヘッドセット側のBTモジュールは、音声伝送が再開
された時、カーナビゲーション装置側BTモジュールと
の間のSCOリンクの再設定を担保することができるこ
とになる。
【0050】これを具体的に示せば、無線通信部11の
BTモジュールは、SCOリンクによる音声伝送を行っ
ているカーナビゲーション装置側のBTモジュールにつ
いて、そのBTデバイスアドレスを内部のフラッシュメ
モリ等に記憶する。そして、ステップ308におけるS
COリンクの切断後、他のBT機器からの呼び出し(Pag
e)を受けた場合、かかる呼び出し処理の過程において得
られた相手側BT機器のBTデバイスアドレスを照査し
て、メモリに記憶したBTデバイスアドレス以外のBT
機器との接続を拒絶するような構成とすればよい。
【0051】図5の説明に戻り、ステップ310におけ
るSCOリンク再設定担保処理が終了すると、制御部1
2は、無音状態の検出を行うステップ311に移行し、
その後は、図3の場合と同様の動作処理となる。なお、
BT無線通信システムにおけるSCOリンクの設定に際
しては、前述の如く、使用する音声伝送パケットの種別
に応じて設定可能な音声通信チャンネルの数が異なって
くる。従って、アプリケーションプログラムにおいて最
低限使用可能な音声通信チャンネルが1つになった時点
で、上記のステップ310によるSCOリンク再設定担
保処理を起動するような構成としても良い。
【0052】また、両BT機器間のSCOリンクの再設
定を担保するには、ヘッドセット側だけではなく、カー
ナビゲーション装置側のBT端末においてもSCOリン
クの再設定担保処理を行う必要がある。つまり、図4に
示したカーナビゲーション装置側の処理においても、S
COリンクの一時切断から再設定までの間、ヘッドセッ
ト以外のBT端末機器からの接続要求があってもこれを
拒絶し、ヘッドセットとの間のSCOリンクの再設定を
担保しておかなければならない。
【0053】SCOリンクの再設定担保処理に関するカ
ーナビゲーション装置側のBT端末における動作を、図
6のフローチャートに基づいて説明する。なお、図6の
処理は、前述の図4で説明したカーナビゲーション装置
側BT端末における動作処理とほぼ同一であるため、前
記図4のフローチャートと異なる部分のみを以下に説明
する。
【0054】すなわち、図6に示すステップ408(図
4のステップ208に相当)において、音声信号による
通信処理が終了していないと判断された場合は、ステッ
プ409に移行する。そして、制御部12から無線通信
部11のBTモジュールに対して、相手機器(即ち、ヘ
ッドセット)を除く他のBT機器からのSCOリンクの
接続要求があってもこれを拒絶する指令がセットされ
る。相手側BT機器の識別に関しては、前述した図5の
場合と同様に相手側機器のBTデバイスアドレスを利用
して行うようにすれば良い。
【0055】図6のフローチャートにおいて、ステツプ
409の処理を実行した後、或いは、ステップ408で
音声信号による通信処理が終了したと判断された後の処
理は前述した図4の場合と同様であるため省略する。な
お、図6に示すカーナビゲーション装置側におけるSC
Oリンクの再設定担保処理も、ヘッドセット側と同様に
最低限使用可能な音声通信チャンネルが1つになった時
点で起動される構成としても良い。
【0056】また、前述の図5に示すヘッドセット側の
処理において、ステツプ308におけるSCOリンク一
時切断の処理中或いは処理後に、SCOリンクの一時切
断信号を、例えば、ACLリンクを介してヘッドセット
側からカーナビゲーション装置側に伝送するようにして
も良い。カーナビゲーション装置側では、かかる信号を
利用して図6のステップ409に示すSCOリンクの再
設定担保処理を起動するようにしても良い。
【0057】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施形態の構成を図7のブロック図に示す。
同ブロック図は、図1に示す第1の実施形態と基本構成
は同じであるためその相違点のみを以下に説明する。本
実施形態は、図1の音声信号検出部16に代わって、操
作入力受入部17及び発話釦18を備えた構成となって
いる。つまり、本実施形態では、第1の実施形態におけ
る音声信号の検出結果に代わり発話釦18の操作処理に
よって、SCOリンクの切断・再設定処理を行うシステ
ムを想定したものである。
【0058】発話釦18は、ユーザーがカーナビゲーシ
ョン装置において音声認識による操作を所望する場合
に、ユーザーによって押下されるものであり、発話釦が
押されている間のみユーザからの発話がカーナビゲーシ
ョン装置の音声認識部に受け入れられる。操作入力受入
部17は、発話釦からの接点信号のON/OFF情報
を、制御部12に取り込むためのインターフェイス部で
あり、必要に応じて所定のラッチ回路や接点信号のチャ
タリング防止回路などを含む構成としても良い。
【0059】また、図7に示す発話釦18及び操作入力
受入部17を含む構成は、ヘッドセット側に設けても或
いはカーナビゲーション装置側に設けても良い。因み
に、発話釦が設けられたBT端末側のSCOリンク制御
に関するアプリケーションプログラムが、以下に説明す
る図8のフローチャートに示すものとなり、相手側端末
のアプリケーションプログラムは前述の図4に示したも
のと同じになる。
【0060】なお、以下に示す第2の実施形態では、発
話釦はヘッドセット側に設けられているものとして説明
を行う。第2の実施形態における動作処理を図8のフロ
ーチャートに示す。図8のフローチャートに示す動作
は、前述した図3の処理と基本的に同じであり、異なる
点は、図3のステツプ107の音声信号の非検出判断
が、図8でこれに対応するステップ507では発話釦O
FFの判断となっていることと、同じく図3のステツプ
110の音声信号非検出判断が、対応するステップ51
0では発話釦ONの判断となっていること、の2点のみ
である。
【0061】すなわち、第2の実施形態では、ステップ
504において音声信号による通信処理が終了されてい
ないものと判断されると、ステップ507に移行して発
話釦が離されているか、即ち発話釦がOFFとなってい
るか否かが判断される。そして、発話釦が離されていれ
ば、これはユーザーが音声認識処理による操作を一時中
断する意思表示であるとみなされ、次のステップ508
に移りSCOリンクの切断処理が為される。
【0062】一方、ステップ507において発話釦が離
されていなければ、つまり発話釦がONのままであれ
ば、ユーザーは、音声認識処理による操作を継続するこ
とが明らかであるため、ステップ503に戻りSCOリ
ンクを介しての音声信号の伝送処理が継続される。同様
にして、一旦SCOリンクが切断された後のステップ5
09において、音声信号による通信処理が終了されてい
ないものと判断されると、ステップ510に移り今度は
発話釦が押されたか、即ち発話釦がONとなったかが判
断される。発話釦が押されていれば、ユーザーが音声認
識処理による操作を再開したものと判断されるため、ス
テップ502に戻りSCOリンクの再設定処理が為され
る。
【0063】一方、ステップ510において発話釦が押
されていなければ、つまり発話釦がOFFのままであれ
ば、ステップ509に戻り、音声信号による通信処理の
終了監視を繰り返す。以上説明したように、第2の実施
形態においては、ユーザーによって発話釦が押されてい
る間のみヘッドセットとカーナビゲーション装置間の間
にSCOリンクが設定されるので、不要なパケットの送
信を防ぐことができる。特に、本実施形態においては、
発話釦のON/OFF信号によりSCOリンクの切断及
び再設定を行うためノイズを音声信号と誤認して誤動作
することがなく、また、通常は発話釦のON/OFFの
後に、ユーザーの発話が為されるためSCOリンクの再
設定時における話頭切断が生ずるおそれもない。
【0064】なお、前記第1の実施形態において、その
変形例として言及したSCOリンクの再設定担保処理を
含んだ実施形態(図5及び6)を、第2の実施形態に取
り込んで第2の実施形態の変形例として構成しても良
い。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、S
COリンクの接続時間の約6割以上を占める無音パケッ
トの送信を停止できるので、停止期間中のタイムスロッ
トを、例えばデータ伝送用のACLリンクに転用するな
どしてBT無線通信システムにおける伝送路の効率的利
用を図ることができる。
【0066】また、BT端末からの不要電波の送信を抑
制し、同時にその消費電力の低減も達成することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SCOリンクにおいて、各種モードのパケット
により音声信号を伝送した場合様子を示すタイムチャー
トである。
【図2】本発明の第1の実施形態によるブルートゥース
端末の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態によるブルートゥース端末にお
いて、SCOリンクの切断及び再設定の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】第1の実施形態によるブルートゥース端末と対
向して使用されるブルートゥース端末における、SCO
リンクの切断及び再設定の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】第1の実施形態の変形実施例におけるSCOリ
ンクの切断及び再設定の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第1の実施形態の変形実施例におけるブルート
ゥース端末と対向して使用されるブルートゥース端末に
おける、SCOリンクの切断及び再設定の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態によるブルートゥース
端末の構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施形態によるブルートゥース端末にお
いて、SCOリンクの切断及び再設定の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 …アンテナ 11 …無線通信部 12 …制御部 13 …音声信号入出力部 14 …マイクロフォン 15 …スピーカ 16 …音声信号検出部 17 …操作入力受入部 18 …発話釦 20 …情報端末機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 BA10 CA00 EA00 FA04 FA07 JA01 KA10 LA02 LA06 5K028 AA11 BB04 CC02 CC05 LL25 5K060 CC04 CC12 DD04 FF09 LL01 LL05 LL25 LL27 5K067 AA04 AA43 BB04 CC05 EE02 EE10 EE35 GG04 HH01 HH21 HH22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割されたタイムスロットを用いて信
    号を伝送する無線通信路を相手側端末との間に設定し、
    該通信路を介して音声信号の伝送を行う無線通信端末で
    あって、 前記無線通信路の設定及び該通信路を介しての音声信号
    の伝送を担う無線通信部と、 前記無線通信部における通信路設定処理と該通信路を介
    しての音声信号伝送処理を制御する制御部と、を含み、 前記制御部は、前記無線通信路の設定後、所定の切断指
    示信号及び設定指示信号に基づいて、前記無線通信部を
    して前記無線通信路の切断及び設定の制御をなすことを
    特徴とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】 前記無線通信路において音声信号の有無
    を検出する音声信号検出部を更に有し、 前記音声信号検出部は、前記無線通信路の設定後、該通
    信路において無音状態を検出した場合は前記切断指示信
    号を生成し、その後更に音声信号を検出した場合は前記
    設定指示信号を生成することを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信端末。
  3. 【請求項3】 前記無線通信路において音声信号の伝送
    を制御する操作入力受入部を更に有し、 前記操作入力受入部は、前記無線通信路の設定後、所定
    の操作入力に基づいて、前記切断指示信号及び設定指示
    信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信端末。
  4. 【請求項4】 相手側端末との間に設定された無線通信
    路の再設定を担保する通信路再設定部を更に有し、 前記切断指示信号によって相手側端末との間に設定され
    た無線通信路が切断された後、前記再設定指示信号が生
    成されるまでの間、前記通信路再設定部は、前記無線通
    信部をして前記相手側端末との間に設定されていた無線
    通信路の再設定を担保する制御をなすことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3に記載の無線通信端末。
  5. 【請求項5】 前記無線通信路としてブルートゥース無
    線システムにおける同期接続型通信リンクを使用し、前
    記無線通信部としてブルートゥース無線システムにおけ
    る無線端末モジュールを使用することを特徴とする請求
    項1乃至請求項4に記載の無線通信端末。
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