JP2002343968A - 半導体装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法

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JP2002343968A
JP2002343968A JP2001143380A JP2001143380A JP2002343968A JP 2002343968 A JP2002343968 A JP 2002343968A JP 2001143380 A JP2001143380 A JP 2001143380A JP 2001143380 A JP2001143380 A JP 2001143380A JP 2002343968 A JP2002343968 A JP 2002343968A
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diffusion layer
layer
conductivity type
semiconductor device
semiconductor substrate
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JP2001143380A
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Masanobu Tsuchiya
政信 土谷
Noboru Matsuda
昇 松田
Keiko Kawamura
圭子 河村
Akihiko Osawa
明彦 大澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表面のソース層から裏面のソース電極への電
流経路を有する横型DMOSにおいて、構造を見直して
オン抵抗を低減し、ゲート印加電圧に対する特性ばらつ
きを抑制する。 【解決手段】 高濃度不純物含有のP型半導体基板1上
に低濃度不純物含有のP型エピタキシャル層2を存在さ
せ、P型エピタキシャル層2の表面に、P型の拡散層3
を存在させ、P型拡散層3に内包してN型の拡散層(ソ
ース層)8を存在させる。そしてN型拡散層8、P型拡
散層3、P型エピタキシャル層2を貫いてP型半導体基
板1に達する金属体19を設け、N型拡散層8と金属体
19とを電気導通体で導通させる。これによりソース層
8から外部に流れる電流は、電気導通体から金属体を通
過し、P型半導体基板1を経て外部導線に導かれ、その
分オン抵抗を低減する。またN型拡散層8に内包してP
型の第2拡散層を存在させ、ゲート印加電圧のばらつき
なくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型DMOSのよ
うな構造を有する半導体装置およびその製造方法に係
り、特に、オン抵抗の低減に好適な半導体装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DMOS(double diffused MOS)セ
ルはプレーナ構造であるため、通常、チャネルがゲート
膜の下に水平方向に形成される(横型DMOS)。よっ
て、一般的には、セルの高密度化という点で、チャネル
が垂直方向に形成されるU−MOS(U-groove MO
S)などに比べ不利である。また、高密度化の困難性に
より、特にパワー系用途で必要なオン抵抗の低減が難し
いという性質がある。
【0003】しかしながら、オン抵抗の低減という意味
では、このような高密度化を進める以外にもDMOSに
は課題が存在する。ある種の横型DMOSにおいては、
ドレイン電極とソース電極と間のオン時の抵抗を決定づ
ける要素に、主として、LDD抵抗(lightly doped dr
ain 抵抗)にチャネル抵抗を加えたもの、ソース層の存
在する表面からサブストレートに達して形成されたP
拡散層の抵抗、サブストレートの抵抗の3者がある。
【0004】図6は、このような横型DMOSにおける
これらの抵抗を説明するための断面構造図である。同図
において、この横型DMOSデバイスは横方向にはさら
に同一の構造が繰り返されて、微細な横型DMOSセル
が例えば数万個の数並んでいる。また紙面垂直の方向に
は、いずれの断面も構造が変化しないように(すなわち
セルとしてはひとつ)形成されている。したがって、横
型DMOSセルそれぞれは、一方向に長い形状を有して
いる。これらの横型DMOSセルそれぞれのドレイン、
ソース、ゲートはおのおのひとつにまとめられて電気的
接続し、この横型DMOSデバイス全体としては、3端
子のデバイスとして機能する。
【0005】同図に示すように、P型半導体基板(サブ
ストレート)101上に形成されたP型エピタキシャル
層102には、ベース層103とソース層108とが2
重拡散で形成されている。ソース層108は、酸化膜で
あるゲート膜104、例えばポリシリコンからなるゲー
ト電極105の図上左右方向の端部をマスクとして利用
してイオンが注入されさらにこれを拡散させてゲート膜
104の下側に延びるように形成される。
【0006】また、LDD層106も、ゲート膜10
4、ゲート電極105の図上左右方向の端部をマスクに
利用して同様にゲート膜104の下側に延びるように形
成される。なお、上記のソース層108の形成は、この
LDD層106の形成を行ったあと、ドレイン層107
の形成と同時に行うことができる。
【0007】ソース層108、ベース層103、P型エ
ピタキシャル層102を貫く深いP 拡散層109は、
ソース層108から外部への電流経路をなすものである
が、P型半導体基板101に達して形成される。深いP
拡散層109の形成は、P型不純物濃度を増すように
ソース層108側から多量のイオン注入を行ったあとこ
れを拡散させて行う。
【0008】アルミニウム層111は、ソース層108
にコンタクトする電極であり、さらに、深いP拡散層
109とのコンタクトを仲介するものである。すなわ
ち、ソース層108からデバイス外部に向かう電流は、
ソース層108、アルミニウム層111、深いP拡散
層109、P型半導体基板101、裏面ソース電極11
4の経路で流れる。
【0009】ドレイン層107は、ドレイン電極113
にコンタクトし、ドレイン電極113からドレイン電流
が供給可能にされている。また、ドレイン層107、ゲ
ート電極105、ソース層108およびアルミニウム層
111は、互いに常圧CVD膜110と層間絶縁膜11
2とにより絶縁される。アルミニウム層111、ドレイ
ン電極113、常圧CVD膜110、層間絶縁膜112
の形成は、それぞれの全面堆積と選択エッチングを繰り
返すことによりなされる。
【0010】なお、各ゲート電極105同士の接続は、
図示していないが、図上紙面垂直方向の端部においてな
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明のようにこの
ような横型DMOSセルは、本来は、ソース、ゲート、
ドレインを同一のデバイス面からコンタクトし得るもの
であるが、P拡散層109を形成することによってソ
ース電流を裏面に導きソース電極114を裏面に設ける
ようにしたものである。このような横型DMOSでは、
前述したように、主として、LDD抵抗にチャネル抵抗
を加えた抵抗115、ソース層108の存在する表面か
らP型半導体基板101に達して形成されたP拡散層
109の抵抗116、P型半導体基板101の抵抗11
7の3者がオン抵抗として存在する。
【0012】このうちLDD抵抗にチャネル抵抗を加え
た抵抗115は、耐圧確保のため形成されているLDD
層106において、その耐圧仕様から求められるLDD
層106の長さと不純物濃度により決定され、その意味
で低減する余地がない。また、P型半導体基板101の
抵抗117は、その厚さをより薄くすれば低抵抗化が可
能であるが、もともと比抵抗が小さいことから抵抗減の
程度として大きくはなく、また機械的強度の確保のうえ
でもあまり薄くすることは好ましくない。これに対し、
拡散層109の抵抗116については、その形成方
法や構造自体を見直すことで低抵抗化の可能性がある。
【0013】本発明は、上記したような事情を考慮して
なされたもので、表面(ソース層)から裏面(ソース電
極)への電流経路を有する横型DMOSのような半導体
装置およびその製造方法において、その構造を見直しオ
ン抵抗を低減することが可能な半導体装置およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0014】また、そのようにオン抵抗を低減した上
で、ゲート印加電圧に対する特性ばらつきを抑制する半
導体装置およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る半導体装置は、ある高濃度の不純物を
含有する第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上
に形成され、ある低濃度の不純物を含有する第1導電型
のエピタキシャル層と、前記エピタキシャル層の表面か
らそのある深さまでかつ位置選択的に形成された第1導
電型の拡散層と、前記拡散層の表面からそのある深さま
でかつ位置的に前記拡散層に内包されて形成されている
第2導電型の拡散層と、前記第2導電型の拡散層と前記
第1導電型の拡散層と前記エピタキシャル層を貫くよう
にこれらの層に代えて前記第2導電型の拡散層の表面か
ら前記半導体基板まで存在する金属体とを有することを
特徴とする(請求項1)。
【0016】第1導電型は例えばP型であり、高濃度不
純物含有のP型半導体基板上に低濃度不純物含有のP型
エピタキシャル層が存在する。P型エピタキシャル層の
表面には、P型の拡散層(ベース層と呼ばれる層)があ
り、このP型拡散層に内包してN型の拡散層(ソース
層)がある。そして、N型拡散層、P型拡散層、P型エ
ピタキシャル層を貫いてP型半導体基板に達する金属体
を設ける。したがって、ソース層から外部に流れる電流
は、この金属体を通過し、P型半導体基板を経て外部導
線に導かれる。よって、ソース層から外部に電流を導く
ためP拡散層を用いず代わりに金属体を電流路として
設けたので、その分オン抵抗を低減することが可能にな
る。
【0017】金属体には、Al、Cu、W、Ru、Au
などを用いることができる。これらの材料であれば、比
抵抗が100μΩ・cm以下であり、P拡散層の比抵
抗に比較して10分の1程度以下である。よって、オン
抵抗に占めるP拡散層の抵抗分は、ほぼ無視し得るま
での金属の抵抗値で置きかえることができる。例えば、
これにより、オン抵抗全体の比較で3割程度はこれを小
さくし得る。
【0018】なお、比抵抗とは、単位断面積、単位長当
りの電気抵抗値のことであり、材料に固有の物性値であ
る。
【0019】また、ある高濃度の不純物を含有する第1
導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、
ある低濃度の不純物を含有する第1導電型のエピタキシ
ャル層と、前記エピタキシャル層の表面からそのある深
さまでかつ位置選択的に形成された第1導電型の拡散層
と、前記拡散層の表面からそのある深さまでかつ位置的
に前記拡散層に内包されて形成され、前記拡散層より濃
度の高い不純物を含有する第1導電型の第2拡散層と、
前記拡散層の表面から多くとも前記第2拡散層の深さま
でかつ位置的に前記拡散層に内包され前記第2拡散層を
取り囲んで形成されている第2導電型の拡散層と、前記
第1導電型の第2拡散層と前記第1導電型の拡散層と前
記エピタキシャル層を貫くようにこれらの層に代えて前
記第1導電型の第2拡散層の表面から前記半導体基板ま
で存在する金属体と、前記第2導電型の拡散層と前記金
属体と第1導電型の前記第2拡散層とに電気的接続する
電気導通体とを有することを特徴とする(請求項2)。
【0020】この場合も、オン抵抗低減の作用は、上記
の請求項1の場合とほぼ同様である。すなわち、第1導
電型は例えばP型であり、高濃度不純物含有のP型半導
体基板上に低濃度不純物含有のP型エピタキシャル層が
存在する。P型エピタキシャル層の表面には、P型の拡
散層(ベース層と呼ばれる層)があり、このP型拡散層
に内包してP型の第2拡散層がある。また、多くともP
型の第2拡散層の深さまでかつP型拡散層に内包しP型
第2拡散層を取り囲むようにN型拡散層(ソース層)が
存在する。そして、P型第2拡散層、P型拡散層、P型
エピタキシャル層を貫いてP型半導体基板に達する金属
体を設け、N型拡散層と金属体とは電気導通体で導通さ
れる。したがって、ソース層から外部に流れる電流は、
電気導通体からこの金属体を通過し、P型半導体基板を
経て外部導線に導かれる。よって、ソース層から外部に
電流を導くためP拡散層を用いず代わりに金属体を電
流路として設けたので、その分オン抵抗を低減すること
が可能になる。
【0021】また、この場合は、第1導電型の第2拡散
層の存在により、金属体、電気導通体、第1導電型の第
2拡散層を経由してベース層(第1導電型の拡散層)に
ソース電位を確実に伝えることができる。これにより、
ゲートに印加した電圧をばらつきなくベース層に対して
作用させることが可能になり、その特性ばらつきを低減
できる。
【0022】また、請求項1または2記載の半導体装置
は、前記金属体と前記第1導電型の拡散層との間にこれ
らに接触して存在する、ある高濃度の不純物を含有する
第1導電型の拡散層をさらに有してもよい。これによ
り、金属体、高濃度の第1導電型拡散層を介して前記第
1導電型拡散層(ベース層)にソース電位を伝えること
ができる。よって、ゲートに印加した電圧をばらつきな
くベース層に対して作用させることが可能になり、その
特性ばらつきを低減できる。
【0023】また、請求項1または2記載の半導体装置
において、前記金属体は、前記第2導電型の拡散層また
は前記第1導電型の第2拡散層と前記第1導電型の拡散
層と前記エピタキシャル層と接触する面側に存在する第
1の導電体と、前記第1の導電体以外の部位に存在する
第2の導電体とを具備するようにしてもよい。第1の導
電体の存在により、第2の導電体の材料選択の幅を広げ
ることができる。すなわち、第1の導電体として、第2
導電型の拡散層、第1導電型の第2拡散層、第1導電型
の拡散層、エピタキシャル層と反応しないものを選択し
た上で、第2の導電体として、これらの半導体との反応
性を除外して、導電率が高い、扱いやすいなどの要素に
より材料選択ができる。
【0024】また、請求項1または2記載の半導体装置
において、前記金属体は、その側面の形成角度が前記半
導体基板の主面に対して90度ないし110度とすると
都合がよい。これは、金属体の形成をウエハの上面から
溝に金属材料を満たして行う場合に、上面側の方が広く
空隙の発生を抑制できるからである。
【0025】また、請求項2記載の半導体装置は、前記
金属体と、前記第1導電型の第2拡散層、前記第1導電
型の拡散層、および前記エピタキシャル層との間にこれ
らに接触して存在する絶縁層をさらに有してもよい(請
求項7)。この絶縁層の存在により、金属体の材料選択
の幅を広げることができる。すなわち、金属体として、
第1導電型の第2拡散層、第1導電型の拡散層、および
エピタキシャル層との反応性のいかんを除外して、導電
率が高い、扱いやすいなどの要素により材料選択ができ
る。
【0026】また、請求項7記載の半導体装置におい
て、前記金属体は、前記第1導電型の第2拡散層と前記
第1導電型の拡散層と前記エピタキシャル層とに接触す
る面側に存在する第1の導電体と、前記第1の導電体以
外の部位に存在する第2の導電体とを具備してもよい。
この場合は、第1の導電体と絶縁層とにより、第2の導
電体として、第1導電型の第2拡散層、第1導電型の拡
散層、エピタキシャル層との反応性のいかんを除外し
て、導電率が高い、扱いやすいなどの要素により材料選
択ができる。
【0027】また、請求項7記載の半導体装置におい
て、前記金属体は、その側面の形成角度が前記半導体基
板の主面に対して90度ないし100度であると都合が
よい。これは、金属体の形成をウエハの上面から溝に金
属材料を満たして行う場合に、上面側の方が広く空隙の
発生を抑制できるからである。
【0028】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にある低濃度の不純物を含有する第1
導電型のエピタキシャル層を形成する工程と、前記エピ
タキシャル層の表面からそのある深さまでにかつ位置選
択的に第1導電型の拡散層を形成する工程と、前記拡散
層の表面からそのある深さにまでかつ位置的に前記拡散
層に内包して第2導電型の拡散層を形成する工程と、前
記第2導電型の拡散層と前記第1導電型の拡散層と前記
エピタキシャル層を貫くように前記第2導電型の拡散層
の表面から前記半導体基板まで達するトレンチを形成す
る工程と、前記トレンチ内に金属を埋め込み導電体を形
成する工程とを有することを特徴とする(請求項1
0)。
【0029】この製造方法を基本にすれば、請求項1ま
たは2に記載の半導体装置を製造することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施形態に係る半導体
装置の構成を示す断面構造図である。このうち図1
(a)は、この半導体装置の製造における途中経過を示
しており、図1(b)は、最終的な構造を示している。
【0032】この半導体装置は横型DMOSデバイスで
あり、横方向にはさらに同一の構造が繰り返されて、微
細な横型DMOSセルが例えば数万個の数並んでいる。
また紙面垂直の方向には、いずれの断面も構造が変化し
ないように(すなわちセルとしてはひとつ)形成されて
いる。したがって、セルそれぞれは、一方向に長い形状
を有している。これらの横型DMOSセルそれぞれのド
レイン、ソース、ゲートはおのおのひとつにまとめられ
て電気的接続し、この横型DMOSデバイス全体として
は、3端子のデバイスとして機能する。以下、製造工程
に沿ってこの半導体装置の構造を説明する。
【0033】まず、P型半導体基板1(比抵抗ρ=1m
Ω・cm)を用意し、この基板1にP型エピタキシャル
層2(ρ=5Ω・cm)を厚さ3μm程度に形成する。
次に、P型エピタキシャル層2の表面に選択的にベース
層3を形成する。ベース層3の形成は、イオン注入と拡
散とを順次適用して行う。イオン注入条件は、例えばイ
オン種をB、加速電圧を60keV、ドーズ量を1×1
13cm−2とし、拡散条件は、例えば拡散温度を1
000℃、拡散時間を120分、拡散雰囲気を窒素とす
ることができる。
【0034】次に、ゲート酸化膜4を例えば厚さ100
nm程度を形成し、さらにこのゲート酸化膜4の上に選
択的にゲート電極5を例えばポリシリコンにより形成す
る。
【0035】次に、このゲート電極5の図上左右方向の
一方の端部をマスクとして利用してイオン注入を行い、
さらに拡散を行ってLDD層6を形成する。このイオン
注入条件は、例えば、イオン種をP、加速速度を60k
eV、ドーズ量を1×10 cm−2とすることがで
き、拡散条件は、例えば、拡散温度1000℃、拡散時
間30分、拡散雰囲気を窒素とすることができる。
【0036】次に、ゲート電極5の図上左右方向の他方
の端部をマスクとして利用してイオン注入を行い、さら
に拡散を行ってソース層8を形成する。なお、ソース層
8の形成と同時にドレイン層7の形成も行うことができ
る。イオン注入条件は、例えばイオン種をAs、加速電
圧を40keV、ドーズ量を1×1015cm−2とす
ることができ、拡散条件は、例えば、拡散温度を100
0℃、拡散時間を20分、拡散雰囲気を酸素とすること
ができる。
【0037】次に、ソース層8、ベース層3、P型エピ
タキシャル層2を貫きP型半導体基板1まで到達するト
レンチ(溝)を例えば異方性エッチングにより形成す
る。さらに、この形成されたトレンチ内に斜め方向から
イオン注入を行いトレンチ側壁にP拡散層18を形成
する。
【0038】次に、例えばスパッタあるいはCVD(ch
emical vapor deposition)によりトレンチ側壁に例え
ばTiNのバリアメタル層を形成する。さらに、トレン
チを埋めるように、例えばスパッタ、CVD、またはメ
ッキにより金属を堆積する。このとき、特にスパッタ、
CVDによる金属の堆積の場合では、トレンチ以外の表
面にも金属が堆積するのでこれを例えば異方性エッチン
グまたはケミカルドライエッチングによりエッチバック
して除去する。この状態が図1(a)に示す構造にな
る。これは、トレンチメタルプラグ19によるP型半導
体基板1への電流路を有する構造である。なお、メタル
プラグ19とP拡散層18との接合面は、P拡散層
18の不純物濃度により障壁のないオーミック接合にす
ることができる。
【0039】次に、全面に常圧CVD法により厚さ例え
ば0.2μmの酸化膜10と厚さ例えば0.5μmのB
PSG(boro-phospho silicate glass)を生成する。
そして、この酸化膜10に対して、ソース層8・メタル
プラグ19とソース電極11との接触部位、ドレイン層
7とドレイン電極13との接触部位を形成するために選
択エッチングを行う。次に、これらの接触をアルミニウ
ムを用いて行う。なお、このとき、図では示されていな
いが、ゲート電極5それぞれを接続するゲート配線も同
時に形成することができる。このゲート配線は、図上紙
面垂直方向の端部においてなされる。
【0040】さらに、層間絶縁膜12を例えばプラズマ
CVDを用いて形成し、この層間絶縁膜12に対して、
ドレイン電極13と前記アルミニウムとの接触部位を形
成するために選択エッチングを行う。そして、ドレイン
電極13の残り部分を形成する。最後に裏面ソース電極
14をP型半導体基板1の裏面に形成する。これにより
図1(b)に示す構造の半導体装置が製造される。
【0041】このような構造の半導体装置によれば、ソ
ース層8から外部に導かれる電流は、メタルプラグ1
9、P型半導体基板1、裏面ソース電極14の経路で流
れ、メタルプラグ19の低抵抗性によりオン抵抗の低減
をもたらす。また、裏面ソース電極14電位を、オーミ
ック接合のメタルプラグ19とP拡散層18との接合
面を介してベース層3に伝えることができる。これによ
り、ゲート電極5に印加した電圧をばらつきなくベース
層3に対して作用させることが可能になる。
【0042】次に、本発明に係る半導体装置における実
施形態の他の例について図2を参照して説明する。図2
は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の構成を示
す断面構造図である。同図において、すでに説明した構
成要素と同一の機能または材料を表わす部位には同一の
番号を付してある。図2(a)は、この半導体装置の製
造における途中経過を示しており、図2(b)は、最終
的な構造を示している。
【0043】この半導体装置は、図1と同様に横型DM
OSデバイスであり、横方向に繰り返される構造および
紙面垂直の方向の構造については、すでに図1において
説明したデバイスと同様である。また、横型DMOSセ
ルそれぞれのドレイン、ソース、ゲートがおのおのひと
つにまとめられて電気的接続し、この横型DMOSデバ
イス全体として、3端子のデバイスとして機能すること
も、図1に示した実施形態と同様である。以下、製造工
程に沿って図2に示す半導体装置の構造を説明する。
【0044】まず、基板1にP型エピタキシャル層2の
形成、ベース層3の形成、ゲート酸化膜4の形成、ゲー
ト電極5の形成、LDD層6の形成、ソース層8の形
成、ドレイン層7の形成を、図1に示した実施の形態と
同様にして行う。
【0045】次に、全面に常圧CVD法により厚さ例え
ば0.2μmの酸化膜10と厚さ例えば0.5μmのB
PSGを生成する。そして、ソース層8上の常圧CVD
膜による酸化膜10を選択エッチングし、このエッチン
グに引き続き、ソース層8、ベース層3、P型エピタキ
シャル層2を貫きP型半導体基板1まで到達するトレン
チを例えば異方性エッチングにより形成する。さらに、
この形成されたトレンチ内に斜め方向からイオン注入を
行いトレンチ側壁にP拡散層18を形成する。
【0046】次に、酸化膜10に対して、ソース層8上
のエッチング壁を後退させ、かつドレイン層7とドレイ
ン電極13との接触部位を形成するために、選択エッチ
ングを行う。なお、このとき、図では示されていない
が、ゲート電極5それぞれを接続するゲート配線形成の
ための酸化膜10のエッチングも同時に行うことができ
る。このエッチングは、図上紙面垂直方向の端部におい
てなされる。
【0047】次に、例えばスパッタあるいはCVDによ
りトレンチ側壁に例えばTiNのバリアメタル層を形成
する。引き続き、トレンチを埋めるように、例えばスパ
ッタ、CVD、またはメッキにより金属を堆積するとと
もに、ソース電極11、ドレイン電極の一部を形成す
る。
【0048】なお、このとき、図では示されていない
が、ゲート電極5それぞれを接続するゲート配線も同時
に形成することができる。このゲート配線は、図上紙面
垂直方向の端部においてなされる。また、ソース電極1
1とドレイン電極の一部とは、最終的に分離するように
形成される。この状態が図2(a)に示す構造になる。
この構造は、トレンチメタルプラグ(ソース電極)11
によるP型半導体基板1への電流路を有する構造であ
る。なお、メタルプラグ11とP拡散層18との接合
面は、P拡散層18の不純物濃度により障壁のないオ
ーミック接合にすることができる。
【0049】図2(a)に示す状態から、さらに、層間
絶縁膜12を例えばプラズマCVDを用いて形成し、こ
の層間絶縁膜12に対して、ドレイン電極13と前記一
部ドレイン電極との接触部位を形成するために選択エッ
チングを行う。そして、ドレイン電極13の残り部分を
形成する。最後に裏面ソース電極14をP型半導体基板
1の裏面に形成する。これにより図2(b)に示す構造
の半導体装置が製造される。
【0050】このような構造の半導体装置によっても、
ソース層8から外部に導かれる電流は、ソース電極(と
メタルプラグ)11、P型半導体基板1、裏面ソース電
極14の経路で流れ、メタルプラグ11の低抵抗性によ
りオン抵抗の低減をもたらす。また、裏面ソース電極1
4電位を、オーミック接合のメタルプラグ11とP
散層18との接合面を介してベース層3に伝えることが
できる。これにより、ゲート電極5に印加した電圧をば
らつきなくベース層3に対して作用させることが可能に
なる。また、メタルプラグ11の形成をソース電極の形
成と同時に行うので、図1に示す実施形態に比較して工
程数を減らす効果がある。
【0051】次に、本発明に係る半導体装置における実
施形態のさらに他の例について図3を参照して説明す
る。図3は、本発明のさらに他の実施形態に係る半導体
装置の構成を示す断面構造図である。同図において、す
でに説明した構成要素と同一の機能または材料を表わす
部位には同一の番号を付してある。図3(a)は、この
半導体装置の製造における途中経過を示しており、図3
(b)は、最終的な構造を示している。
【0052】この半導体装置は、図1、図2と同様に横
型DMOSデバイスであり、横方向に繰り返される構造
および紙面垂直の方向の構造については、すでに図1に
おいて説明したデバイスと同様である。また、横型DM
OSセルそれぞれのドレイン、ソース、ゲートがおのお
のひとつにまとめられて電気的接続し、この横型DMO
Sデバイス全体として、3端子のデバイスとして機能す
ることも、図1に示した実施形態と同様である。以下、
製造工程に沿って図3に示す半導体装置の構造を説明す
る。
【0053】P型半導体基板1にP型エピタキシャル層
2を形成、およびP型エピタキシャル層2の表面に選択
的にベース層3を形成については、すでに図1において
説明したのと同様に行うことができる。
【0054】次にベース層3に囲まれた浅いP拡散層
20(ここで「浅い」とは、従来例である図6に示した
深いP拡散層109ほどに縦方向に深くないの意味)
をイオン注入と拡散を順次適用して選択的に形成する。
イオン注入条件は、例えば、イオン種をB、加速電圧を
60keV、ドーズ量を1×1015cm−2とするこ
とができ、拡散条件は、例えば、拡散温度1000℃、
拡散時間60分、拡散雰囲気窒素とすることができる。
【0055】次に、ゲート酸化膜4の形成、ゲート電極
5の形成、LDD層6の形成を、それぞれ、図1に示し
た実施の形態と同様に行い、さらに、ソース層8の形
成、ドレイン層7の形成を同時に行う。ソース層8の形
成も基本的には図1に示した実施の形態と同様である
が、この実施の形態ではソース層8の形成は浅いP
散層20を残すように行う。
【0056】次に、P拡散層20、ベース層3、P型
エピタキシャル層2を貫きP型半導体基板1まで到達す
るトレンチを例えば異方性エッチングにより形成する。
さらに、この形成されたトレンチ内に斜め方向からイオ
ン注入を行いトレンチ側壁にP拡散層18を形成す
る。
【0057】次に、例えばスパッタあるいはCVDによ
りトレンチ側壁に例えばTiNのバリアメタル層を形成
する。さらに、トレンチを埋めるように、例えばスパッ
タ、CVD、またはメッキにより金属を堆積する。この
とき、特にスパッタ、CVDによる金属の堆積の場合で
は、トレンチ以外の表面にも金属が堆積するのでこれを
例えば異方性エッチングまたはケミカルドライエッチン
グによりエッチバックして除去する。この状態が図3
(a)に示す構造になる。これは、トレンチメタルプラ
グ19によるP型半導体基板1への電流路を有する構造
である。
【0058】この後は、図1に示した実施形態と同様に
して、最終的に図3(b)に示す構造を得ることができ
る。その工程の内容は、すでに図1に示した実施の形態
で説明したものと基本的に同様である。ただし、図1に
示した実施形態では、ソース層8とメタルプラグ19と
が接続するようにソース電極11を形成したが、この実
施の形態では、ソース層8、メタルプラグ19、浅いP
拡散層20が接続するようにソース電極11を形成す
る。
【0059】このような構造の半導体装置によっても、
ソース層8から外部に導かれる電流は、ソース電極1
1、メタルプラグ19、P型半導体基板1、裏面ソース
電極14の経路で流れ、メタルプラグ19の低抵抗性に
よりオン抵抗の低減をもたらす。また、裏面ソース電極
14電位を、メタルプラグ19とP拡散層18との接
合面を介することなく、メタルプラグ19、ソース電極
11、P拡散層20、P拡散層18を介してベース
層3に伝えることができる。これにより、斜めイオン注
入によって形成されるP拡散層18のメタルプラグ1
9との接合品質によらず(すなわち、この接合に例え障
壁が生じる場合であっても)、ゲート電極5に印加した
電圧をよりばらつきなくベース層3に対して作用させる
ことが可能になる。
【0060】なお、この実施の形態は、浅いP拡散層
20をさらに有することによる図1に示した実施形態の
変形例と言えるものであるが、図2に示した実施の形態
においても同様に浅いP拡散層20をさらに有するよ
うに構成して、この浅いP拡散層20の効果を得るこ
ともできる。
【0061】次に、本発明に係る半導体装置における実
施形態のさらに他の例について図4を参照して説明す
る。図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る半導体
装置の構成を示す断面構造図である。同図において、す
でに説明した構成要素と同一の機能または材料を表わす
部位には同一の番号を付してある。図4(a)は、この
半導体装置の製造における途中経過を示しており、図4
(b)は、最終的な構造を示している。
【0062】この半導体装置は、図1、図2、図3と同
様に横型DMOSデバイスであり、横方向に繰り返され
る構造および紙面垂直の方向の構造については、すでに
図1において説明したデバイスと同様である。また、横
型DMOSセルそれぞれのドレイン、ソース、ゲートが
おのおのひとつにまとめられて電気的接続し、この横型
DMOSデバイス全体として、3端子のデバイスとして
機能することも、図1に示した実施形態と同様である。
以下、製造工程に沿って図4に示す半導体装置の構造を
説明する。
【0063】P型半導体基板1にP型エピタキシャル層
2を形成、およびP型エピタキシャル層2の表面に選択
的にベース層3を形成、については、図1に示した実施
形態と同様に行うことができる。
【0064】次にベース層3に囲まれたP拡散層30
をベース層3内に収まるようにイオン注入と拡散を順次
適用して選択的に形成する。イオン注入条件は、例え
ば、イオン種をB、加速電圧を60keV、ドーズ量を
1×1015cm−2とすることができ、拡散条件は、
例えば、拡散温度1000℃、拡散時間60分、拡散雰
囲気窒素とすることができる。
【0065】次に、ゲート酸化膜4の形成、ゲート電極
5の形成、LDD層6の形成を、それぞれ、図1に示し
た実施の形態と同様に行い、さらに、ソース層8の形
成、ドレイン層7の形成を同時に行う。ソース層8の形
成も基本的には図1に示した実施の形態と同様である
が、この実施の形態ではソース層8の形成はP拡散層
30を残すように行う。
【0066】次に、P拡散層30、ベース層3、P型
エピタキシャル層2を貫きP型半導体基板1まで到達す
るトレンチを例えば異方性エッチングにより形成する。
さらに、この形成されたトレンチ内に、酸化温度950
℃、H/O雰囲気で例えば厚さ50nmの酸化膜3
1を形成し、このうちトレンチ底部の酸化膜のみ選択的
に除去する。
【0067】次に、例えばスパッタによりトレンチ側壁
に例えばTiNのバリアメタル層19aを形成し、さら
に、トレンチを埋めるように、例えばスパッタにより金
属を堆積する。このとき、トレンチ以外の表面にも金属
が堆積するのでこれを例えば異方性エッチングまたはケ
ミカルドライエッチングによりエッチバックして除去す
る。この状態が図4(a)に示す構造になる。これは、
トレンチメタルプラグ19a、19bによるP型半導体
基板1への電流路を有する構造である。
【0068】この後は、図1に示した実施形態と同様に
して、最終的に図4(b)に示す構造を得ることができ
る。その工程の内容は、すでに図1に示した実施の形態
で説明したものと基本的に同様である。ただし、図1に
示した実施形態では、ソース層8とメタルプラグ19と
が接続するようにソース電極11を形成したが、この実
施の形態では、ソース層8、メタルプラグ19b、P
拡散層30が接続するようにソース電極11を形成す
る。
【0069】このような構造の半導体装置によっても、
ソース層8から外部に導かれる電流は、ソース電極1
1、メタルプラグ19b、P型半導体基板1、裏面ソー
ス電極14の経路で流れ、メタルプラグ19bの低抵抗
性によりオン抵抗の低減をもたらす。また、裏面ソース
電極14電位を、メタルプラグ19b、ソース電極1
1、P拡散層30を介してベース層3に伝えることが
できる。これにより、ゲート電極5に印加した電圧をよ
りばらつきなくベース層3に対して作用させることが可
能になる。
【0070】また、バリアメタル層19aの形成がトレ
ンチ側壁において一定せず必要な程度まで厚くならない
場合であっても、酸化膜31がシリコン層とメタルプラ
グ19bとの間に存在しこれらの間の避けるべき反応を
引き起こすことがない。これによりデバイスとして安定
に動作する。また、見方を変えるとメタルプラグ19b
の材料を、シリコン層との反応性のいかんを除外して、
導電率が高い、扱いやすいなどの要素により適切に選択
することができる。
【0071】次に、以上説明した図1ないし図4に示し
た本発明の実施の形態における変形例について図5を参
照して説明する。図5は、トレンチの形成を90度とは
異なる角度により行った場合の断面構造を示す図であっ
て、図1(a)におけるP拡散層18とメタルプラグ
19の形成前に相当する構造を示すものである。
【0072】図5に示すように、トレンチ50をP型半
導体基板1に対して90度を下回る角度で形成すると、
上斜め方向からのイオン注入によるP拡散層18形成
の確実性を増すことができる。これは、側壁に対してイ
オンが注入される角度がより深くなるからである。ま
た、トレンチ50の上開口部が広いので金属を埋め込み
形成する場合にも、より空隙の発生を抑制するように作
用する。
【0073】なお、上記の意味からはトレンチ形成角度
はより鋭角が好ましいが、あまり鋭角にし過ぎると図上
左右方向の低密度化を招く。このことから実際的には、
90度ないし80度あるいは70度程度が好ましいとい
える。これは、図2ないし図4に示した実施形態におい
ても同様である。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第2導電型拡散層、第1導電型拡散層、第1導電型エピ
タキシャル層を貫いて第1導電型半導体基板に達する金
属体を設けたので、ソース層から外部に流れる電流は、
この金属体を通過し第1導電型半導体基板を経て外部導
線に導かれる。よって、ソース層から外部に電流を導く
ためP拡散層を用いず代わりに金属体を電流路とした
ので、その分オン抵抗を低減することが可能になる。
【0075】また、第1導電型の第2拡散層を第2導電
型拡散層の内側に形成することにより、金属体、第1導
電型の第2拡散層を経由してベース層(第1導電型の拡
散層)にソース電位を確実に伝えることができる。これ
により、ゲートに印加した電圧をばらつきなくベース層
に対して作用させることが可能になり、その特性ばらつ
きを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を
示す断面構造図。
【図2】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の構成
を示す断面構造図。
【図3】本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面構造図。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面構造図。
【図5】図1中のトレンチの形成を90度とは異なる角
度により行った場合の断面構造を示す図。
【図6】従来の横型DMOSにおけるオン抵抗を説明す
るための断面構造図。
【符号の説明】
1…P型半導体基板 2…P型エピタキシャル層 3…
ベース層 4…ゲート酸化膜 5…ゲート電極 6…L
DD層 7…ドレイン層 8…ソース層 10…常圧C
VD膜 11…ソース電極またはメタルプラグ 12…
層間絶縁膜 13…ドレイン電極 14…裏面ソース電
極 18…P拡散層 19…メタルプラグ 19a…
バリアメタル層 19b…メタルプラグ 20…P
散層 30…P拡散層 31…酸化膜 50…トレン
フロントページの続き (72)発明者 河村 圭子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 大澤 明彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 4M104 BB02 BB04 BB09 BB18 BB30 CC01 FF02 GG09 GG18 HH16 5F033 HH01 HH08 JJ07 JJ08 JJ11 JJ13 JJ19 MM30 NN07 PP06 PP15 PP27 PP28 QQ16 WW00 XX10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある高濃度の不純物を含有する第1導電
    型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、ある低濃度の不純物を含
    有する第1導電型のエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層の表面からそのある深さまでかつ
    位置選択的に形成された第1導電型の拡散層と、 前記拡散層の表面からそのある深さまでかつ位置的に前
    記拡散層に内包されて形成されている第2導電型の拡散
    層と、 前記第2導電型の拡散層と前記第1導電型の拡散層と前
    記エピタキシャル層を貫くようにこれらの層に代えて前
    記第2導電型の拡散層の表面から前記半導体基板まで存
    在する金属体とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 ある高濃度の不純物を含有する第1導電
    型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、ある低濃度の不純物を含
    有する第1導電型のエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層の表面からそのある深さまでかつ
    位置選択的に形成された第1導電型の拡散層と、 前記拡散層の表面からそのある深さまでかつ位置的に前
    記拡散層に内包されて形成され、前記拡散層より濃度の
    高い不純物を含有する第1導電型の第2拡散層と、 前記拡散層の表面から多くとも前記第2拡散層の深さま
    でかつ位置的に前記拡散層に内包され前記第2拡散層を
    取り囲んで形成されている第2導電型の拡散層と、 前記第1導電型の第2拡散層と前記第1導電型の拡散層
    と前記エピタキシャル層を貫くようにこれらの層に代え
    て前記第1導電型の第2拡散層の表面から前記半導体基
    板まで存在する金属体と、 前記第2導電型の拡散層と前記金属体と第1導電型の前
    記第2拡散層とに電気的接続する電気導通体とを有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記金属体と前記第1導電型の拡散層と
    の間にこれらに接触して存在する、ある高濃度の不純物
    を含有する第1導電型の拡散層をさらに有することを特
    徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記金属体は、前記第2導電型の拡散層
    または前記第1導電型の第2拡散層と前記第1導電型の
    拡散層と前記エピタキシャル層と接触する面側に存在す
    る第1の導電体と、前記第1の導電体以外の部位に存在
    する第2の導電体とを具備することを特徴とする請求項
    1または2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記金属体は、その側面の形成角度が前
    記半導体基板の主面に対して90度ないし110度であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記金属体は、その比抵抗が100μΩ
    ・cm以下であることを特徴とする請求項1または2記
    載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記金属体と、前記第1導電型の第2拡
    散層、前記第1導電型の拡散層、および前記エピタキシ
    ャル層との間にこれらに接触して存在する絶縁層をさら
    に有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記金属体は、前記第1導電型の第2拡
    散層と前記第1導電型の拡散層と前記エピタキシャル層
    とに接触する面側に存在する第1の導電体と、前記第1
    の導電体以外の部位に存在する第2の導電体とを具備す
    ることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記金属体は、その側面の形成角度が前
    記半導体基板の主面に対して90度ないし100度であ
    ることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板上にある低濃度の不純物を
    含有する第1導電型のエピタキシャル層を形成する工程
    と、 前記エピタキシャル層の表面からそのある深さまでにか
    つ位置選択的に第1導電型の拡散層を形成する工程と、 前記拡散層の表面からそのある深さにまでかつ位置的に
    前記拡散層に内包して第2導電型の拡散層を形成する工
    程と、 前記第2導電型の拡散層と前記第1導電型の拡散層と前
    記エピタキシャル層を貫くように前記第2導電型の拡散
    層の表面から前記半導体基板まで達するトレンチを形成
    する工程と、 前記トレンチ内に金属を埋め込み導電体を形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103066059A (zh) * 2011-10-24 2013-04-24 飞思卡尔半导体公司 具有穿过衬底通路(tsv)的半导体结构及其形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103066059A (zh) * 2011-10-24 2013-04-24 飞思卡尔半导体公司 具有穿过衬底通路(tsv)的半导体结构及其形成方法
JP2013093579A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Freescale Semiconductor Inc 基板貫通バイアを有する半導体構造および製造方法

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