JP2002342764A - 行動履歴表現装置 - Google Patents

行動履歴表現装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの経験や行動履歴を、漫画などの視覚
情報に基づいてストーリー生成することが可能な行動履
歴表現装置を提供する。 【解決手段】 行動履歴表現装置100は、データ入力
部1010を介して、ユーザが行動を起こす以前に確定
している静的情報とユーザの行動履歴中に記録された動
的情報とを含む行動履歴情報を受け取る。演算処理部1
030は、漫画文法データベース1050、画像データ
ベース1060および文章データベース1070に格納
されたデータを使用して、行動履歴情報に基づいてスト
ーリ木を選択し、選択されたストーリ木と行動履歴情報
に基づいて、各コマに背景画を選択して割当て、かつ、
動的情報に基づいて、各コマに対してキャラクタ画像お
よび文章情報を選択して割当てることにより、行動履歴
を表現する漫画を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積されたユーザ
の経験や行動等の履歴情報を、表現するための行動履歴
表現装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】博物館の見学者や、学会での参加者等
に、個別的にガイド情報の提供を行ない、きめ細かな案
内を実現するためのロボットガイドシステム等が提案さ
れている。
【0003】文献1:角 康之他著「C−MAP:Cont
ext-awareな展示ガイドシステムの試作」、情報処理学
会誌、Vol.39,No.10,pp.2866-2878 」には、展示を見学
する見学者に対して、携帯ガイドシステムを提供し、ユ
ーザの見学履歴を取得することで、展示情報と複数の見
学者の見学履歴とを意味構造を有するグラフとしてグラ
フ表示する手法が開示されている。
【0004】このような手法を利用することで、見学者
同士は興味の近い他の見学者の存在や、自分がまだ知ら
なかった関連情報を発見することが可能となる。
【0005】一方で、同様にして、たとえばテーマパー
ク等において、複数のアトラクションを巡回したユーザ
においても、時系列として一連の行動履歴が得られるこ
とになる。
【0006】このような行動履歴を一覧性が高い形式
で、表示および記録することができれば、ユーザの思い
出を記憶に留めてもらったり、あるいはその記憶を後か
ら読み覚ますことが可能な視覚的な記憶媒体を提供でき
ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなユーザの経
験や行動履歴をコンピュータにより解析する技術として
は、物語生成に関係して、文字ベースの物語分析や、物
語自動生成関連の研究が存在している。これらの従来の
物語の自動生成は、既存の作品を手本に自動的にストー
リーを生成するという点で、上述したような経験や行動
履歴を表現するという技術に関連するが、基本的には最
終的に文字によって物語が表現される。
【0008】さらに、電子計算機を媒介とした、時間を
伴う事象の文字以外の表現に対する研究は、たとえば文
献2:Steiner, K. and Moher, T.: Graphic StoryWrit
er:An Interactive Environment for Emergent Storyte
lling, Proceedings of CHI'92, pp.357-363 (1992)に
開示されているような電子的なストーリーテリングの生
成ツールが報告されている。
【0009】また、漫画の手法を利用したコミュニケー
ション履歴の視覚化の研究としては、文献3:Kurlande
r, D., Skelly, T., and Salesin, D. H.: Comic Chat,
Proceedings of the 23rd annual conference on Comp
uter graphics, pp.225-236(1996)らの研究がある。さ
らに、ビデオによる時系列での非一覧性を解消するた
め、漫画のコマ割りをインデキシングに利用した研究と
して、文献4:Uchihashi, S., Foote, J., Girgensoh
n, A., and Boreczky, J.: Video Manga: Generating S
emantically Meaningful Video Summaries (1999)に
は、漫画コマ割りの持つ豊かな表現手法を応用した技術
が開示されている。
【0010】しかしながら、以上のような文献2〜4に
示されるような文字以外の視覚的な表現の研究は、いず
れもフォーマットとして漫画風の表現を利用することを
その第1目的としており、内容の自動生成という点まで
は踏込んで扱ってはいない。このため、視覚情報、たと
えば漫画を利用して、経験や行動履歴を電子計算機によ
り自動生成することはできないという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであって、その目的は、ユーザの
経験や行動履歴を、漫画などの視覚情報に基づいてスト
ーリー生成し、レイアウト表示および印刷物として表現
することが可能な行動履歴表現装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の行動履歴
表現装置は、ユーザの行動履歴を表現する漫画を自動生
成するための行動履歴表現装置であって、ユーザが行動
履歴の対象となる行動を起こす以前に確定している静的
情報と、ユーザの行動履歴中に記録された動的情報とを
含む行動履歴情報を受け取るデータ入力手段と、少なく
とも静的情報に応じて予め分類された複数のストーリ木
をそれぞれ表現する情報を格納する漫画文法格納手段
と、ストーリ木に対応する所定数のコマの各々を構成す
るために行動履歴に対応して予め用意された複数の背景
画像と、動的情報に対応して分類され予め用意された複
数のキャラクタ画像とを格納する画像データ格納手段
と、ストーリ木に対応する所定数のコマの各々を構成す
るために行動履歴に対応して予め用意され、かつ動的情
報に対応して分類された複数の文章情報を格納する文書
データ格納手段と、行動履歴情報に基づいてストーリ木
を選択し、選択されたストーリ木と行動履歴情報に基づ
いて、各コマに背景画を選択して割当て、かつ、動的情
報に基づいて、各コマに対してキャラクタ画像および文
章情報を選択して割当てることにより、漫画を生成する
演算手段とを備える。
【0013】請求項2記載の行動履歴表現装置は、請求
項1記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、行動履歴
情報は、ユーザが行動中に携行し、動的情報を逐次入力
する携帯端末に格納されており、ユーザの指示にしたが
って、データ入力手段に与えられる。
【0014】請求項3記載の行動履歴表現装置は、請求
項1記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、動的情報
は、ユーザの行動中の経験と経験に対するユーザの印象
の好悪の程度とを数値化したデータ関連づけたテーブル
を含む。
【0015】請求項4記載の行動履歴表現装置は、請求
項3記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、各背景画
像は、キャラクタ画像を配置するための予め定められた
位置情報と関連づけられて、画像データ格納手段に格納
される。
【0016】請求項5記載の行動履歴表現装置は、請求
項4記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、行動履歴
表現装置は、生成された漫画を印刷するための印刷処理
手段をさらに備える。
【0017】請求項6記載の行動履歴表現装置は、請求
項4記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、行動履歴
表現装置は、生成された漫画を情報伝達網に対して出力
するためのデータ通信手段をさらに備える。
【0018】請求項7記載の行動履歴表現装置は、請求
項3記載の行動履歴表現装置の構成に加えて、文章情報
は、選択されたストーリー木に対応して予め定められ固
定文章情報と、行動履歴に応じて指定され、固定文章情
報の所定部分に挿入される部分文章とを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】[行動履歴表現装置100の構
成]なお、以下では、本発明の実施の形態として、主と
して、学会参加者であるユーザの行動履歴を、漫画を用
いて視覚的に表現することが可能な行動履歴表現装置の
構成について説明する。
【0020】ただし、以下の説明で明らかとなるよう
に、本発明はこのような場合に限定されることなく、た
とえば、博物館の見学者やテーマパークの入場者のよう
に、各々のユーザが履歴情報、たとえば、「何を」、
「いつ」、「どこで」、展示物等に関する情報を獲得
し、かつその経験や履歴について「どのような」感想を
有しているかという情報を、視覚的に表現することが可
能な行動履歴表現に対して適用可能なものである。
【0021】図1は、本発明に係る行動履歴表現装置1
00の構成の概略を示す概略ブロック図である。
【0022】まず、ユーザ2は、携帯端末101を保持
して、学会参加時にホストコンピュータから、学会の講
演題目や講演会場等の情報を獲得し、かつ、学会の各講
演に対する自己の感想などの情報を入力する。このと
き、上述したC−MAPシステムと同様に、講演内容の
情報と複数の参加者の履歴とを意味構造を有するグラフ
として携帯端末101にグラフ表示させることができ
る。このような手法を利用することで、学会参加者同士
は興味の近い他の参加者の存在や、自分がまだ知らなか
った関連情報を発見することが可能となる。
【0023】したがって、携帯端末101は、ユーザ2
からの情報入力を受けるためのキーボード部と、ユーザ
2へ情報を提供するための表示部やガイド音声の出力部
を有しているものとする。なお、ユーザからの情報入力
を受ける構成としては、たとえば、音声入力を用いても
よい。
【0024】また、携帯端末101には、ユーザ2の氏
名、性別、年齢、参加する学会名や開催場所、開催日時
などのように、ユーザ2が学会に参加して、随時、携帯
端末101から感想等を入力していく以前に、既に確定
している情報(以下、「静的情報」と呼ぶ)が、予め入
力され格納されているものとする。一方、ユーザ2が、
学会に参加して、順次会場をまわっていく間に聴講する
講演内容、さらには、携帯端末101から入力されるユ
ーザ2の感想等のように、表現対象となる行動履歴の中
で随時新たに発生する情報を「動的情報」と呼ぶことに
する。
【0025】図1は、以上のようにして学会参加が終了
したユーザ2の携帯端末101内に格納された行動履歴
情報に基づいて、行動履歴表現装置100がその行動履
歴を漫画で表現するための構成を示している。
【0026】行動履歴表現装置100は、ユーザ2の携
帯端末101から行動履歴に関するデータを、たとえ
ば、無線により受け取るためのデータ入力部1010
と、行動履歴表現装置100と外部との間でのデータ授
受を制御するためのデータ入出力インタフェース部10
20と、携帯端末101中に蓄積されたデータに基づい
て、漫画の生成の演算処理を行うための演算処理部10
30と、ユーザ2および他のユーザの行動履歴を格納す
るための行動履歴データベース1040と、演算処理部
1030が漫画生成を行なうにあたり使用する漫画文法
ルールを格納する漫画文法データベース1050と、漫
画生成のためのキャラクタ画像や背景画像などの画像デ
ータを格納する画像データベース1060と、漫画に用
いられるセリフやト書きなどの文章情報を格納する文章
データベース1070と、データ入出力インターフェー
ス部1020を介して演算処理部1030から与えられ
るデータに基づいて、生成された漫画を表示するための
表示部(たとえば、平面ディスプレイ)1080と、表
示部1080に表示される漫画をユーザ2の要求にした
がって、印刷して出力するための印刷処理部1090
と、行動履歴表現装置100と外部の情報伝達網、たと
えば、インターネット200との間でデータのやり取り
を行うためのデータ通信部1100とを備える。
【0027】ユーザ2は、演算処理部1030の生成し
た漫画を、インターネット200などの情報伝達網を介
して、たとえば、ユーザ2の自宅の端末210で受け取
ることも可能である。
【0028】すなわち、本発明の行動履歴表現装置10
0では、個人の経験の文脈(コンテキスト)を考慮した
ガイドシステムにおける、個人の見学履歴に沿ったスト
ーリーを持つ漫画を自動生成するサービスを提供する。
【0029】この行動履歴表現装置100を用いた行動
履歴表現システムを通じて、経験や思い出といった表現
しにくいデータを、漫画というフォーマットを利用して
表現することが可能となる。この個人化された漫画生成
サービスは、学会の会場や展示会場等において、ユーザ
が見て感じたことをストーリー化し、その流れに沿い、
かつ親しみやすい表現手法である漫画を自動生成するこ
とによって提供される。このような漫画生成サービス
は、学会、展示会あるいはテーマパーク内での思い出を
よりユーザに留めてもらう効果を持った視覚的記憶媒体
を提供することになる。
【0030】より具体的には、上述したようなC−MA
Pシステムという個人化された展示ガイドシステムによ
って得られる個人的なサービス授受の時系列データや興
味データと、ユーザの行動履歴にかかわらず静的に判明
している会場データやタイムテーブル等を組合せること
で自動的にストーリーを生成する。この生成されたスト
ーリーに基づいて、漫画化を行ない、ディスプレイ10
80に表示したり、印刷物として個々のユーザに配布す
る。
【0031】このような経験や行動履歴という過去の状
況要約を目的とした場合に、漫画を利用する利点と欠点
をまとめると以下のとおりである。
【0032】まず、状況表現手段として漫画を利用する
利点を考えると以下のとおりである。
【0033】a) 親しみやすい b) 一覧性が高い c) 表現力が高い d) 時系列に沿った表現が可能である。
【0034】経験や行動履歴を表現するにあたり、対象
としているユーザの種類は広範囲に及ぶ。たとえば、C
−MAPシステムでは、さまざまな種類の展示会場や学
会におけるサービスの提供を対象としている。したがっ
て、ユーザの年齢層は広域に及ぶ。
【0035】さらに、テーマパークなどでの使用を想定
すると、一層、ユーザの年齢層は広域に及ぶことにな
り、訪れる多くの閲覧者に対して受入れやすい媒体であ
ることが必要である。
【0036】したがって、上述した特徴のうちaおよび
bのユーザに対する親和性を漫画という媒体が有してい
ることは有利である。
【0037】また当然のことながら、展示会場等での経
験を静的なメディアに写像するためには、上述したcお
よびdに代表される表現力も重要な要素となる。
【0038】ところで、経験や行動履歴を表現するため
の他の表現方法と比較して考えると、上述したa〜dの
特徴を同時に兼ね備えた表現という意味で、漫画は稀有
な存在であるといえる。たとえば、文章は、特徴cおよ
びdは確実に備えているが、特徴aおよびbに関しては
十分ではない。文章を箇条書きにすれば、bの特徴の部
分は文章でも達成可能となるが、その代わりに特徴cを
損なうことになってしまう。
【0039】また、1つの画像では、特徴dの要素が欠
如しており、動画は特徴a、cおよびdには長けている
が、特徴bの能力が致命的に低い。
【0040】これらの利点欠点は、文字や絵の固有の特
徴に起因するものであり、その両方を含んでいる漫画は
両者のよい点と悪い点を多重に継承しているといえる。
【0041】さらに、これらの利点と、何より漫画には
ストーリーを表現するための手法としての歴史的実績が
あるという点で、漫画は、ユーザの経験や行動履歴を表
現するに対して、信頼に足りる適切な表現方法であると
いえる。
【0042】ただし、一方で、漫画は、以下のような欠
点も有しているといえる。 e) 正確さに欠ける f) コマ数を制限すると、多くのことを表現できな
い。
【0043】ただし、上述したような欠点eおよびf
は、上述した特徴であるa〜dとトレードオフの関係に
あるといえる。ここで、経験や行動履歴に対応する漫画
を生成するという観点から見た場合、漫画にはより根本
的な以下の問題があるといえる。
【0044】g) 作製に専門的スキルを要する。 この問題gは、主に素材の作画とベースとなる物語生成
に分けることができる。本発明では、以下に説明すると
おり、素材の作画および物語生成のいずれに対しても、
予め用意された複数のパターン(テンプレート)を準備
することで、特別な専門的スキルを要することなく、経
験や行動履歴を漫画で表現することが可能なのである。
【0045】[全体の処理の流れ]図2は、以上のよう
な漫画による経験や行動履歴の表現を行なう際の全体の
処理の流れを説明するための概念図である。
【0046】たとえば、上述したC−MAPを導入した
学会の開催会場においては、ユーザは個人化されたさま
ざまなサービスを受けることができる。
【0047】まず、ユーザの胸などにつけられたバッジ
4から発せられる信号を会場内に設置されたセンサー6
が検知することで、その移動履歴が自動的にシステムに
取得される。
【0048】ユーザが聴講した講演や自身が発表した講
演の履歴は、そのままユーザの履歴情報として、携帯端
末101およびC−MAPシステムのホストコンピュー
タ300に蓄積される。同時に、ユーザは、各講演内容
に対する自己の評価結果を携帯端末101に入力する。
なお、行動履歴表現装置100自体が、このホストコン
ピュータ300の機能を果たしてもよい。
【0049】また、ユーザ2は、他のユーザ3との間
で、相互の携帯端末101および102の間で相手方を
特定するための情報、たとえば、氏名や所属などのデー
タを交換することで、電子的な名刺交換を行なうことも
できる。
【0050】さらに、ユーザ2は、学会会場の所定の場
所に設けられているエージェントサロンにおいて、他の
ユーザとの間で情報交換を行なうことが可能である。
【0051】第1のユーザ2および第2のユーザ3は、
携帯端末101および102により、それぞれ異なった
経路で学会の講演内容に対する案内情報を受けつつ、そ
の行動履歴を携帯端末101および102中に蓄積して
いる。エージェントサロンに二人のユーザがエントリす
ると、大画面ディスプレイ20上に各ユーザのエージェ
ントが乗り移り、各ユーザの履歴情報の比較結果に基づ
いて、ディスプレイ20上でこのエージェントが擬似的
な会話を行なう。これにより、各ユーザは他のユーザと
の興味や関心の共通点や相違点を容易に知ることが可能
となる。このようにして、各ユーザの履歴情報をユーザ
に共通に提供して、ユーザ同士の出会いや知識交換を促
進することができる。このとき、併せて、相手方の聴講
した講演について評価結果の情報を得ることができる。
【0052】行動履歴表現装置100では、このように
して、ユーザ2の行動履歴から、そのユーザ2に最も適
合すると予測する漫画を生成する。その際に、行動履歴
表現装置100は、そのユーザ2自身の情報だけではな
く、そのユーザと関連する他のユーザの情報や、イベン
ト全体の情報もストーリー生成に利用する。
【0053】図3は、上述した行動履歴情報について、
さらに詳しく説明するための概念図である。
【0054】ユーザm(m:ユーザを識別するための番
号)の行動履歴情報としては、まずユーザmが漫画の表
現対象となるイベントに参加する以前に予め確定してい
る情報、たとえば、氏名、性別、年齢、学会名、開催場
所、開催日時、ユーザm自身の発表題目、発表日時など
の「静的データ(静的情報)」がある。
【0055】さらに、行動履歴情報のうち「動的データ
(動的情報)」は、ユーザmの聴講履歴および聴講した
講演に対する個人的評価を含む情報であり、図3に示す
ように、行動の時間、聴講場所、聴講内容、行動態様な
どを関連づけたテーブルとして格納される。たとえば、
行動態様は、「聴講」のみを行なったのか、ユーザm自
身が発表を行なったのかに関する情報である。ユーザの
感想としては、たとえば、「面白い/まあまあ/あまり
興味ない」の3段階からユーザが携帯端末101に対し
て入力を行なったものが格納されている。なお、携帯端
末101を用いて、電子名刺交換やエージェントサロン
で情報交換を行った相手を特定するための情報もいっし
ょに格納される。
【0056】[漫画生成のためのモデル化]以下では、
図3のようにして得られた行動履歴情報に基づいて、漫
画を作成する方法について、さらに詳しく説明する。
【0057】漫画を定義するとすれば、「コマを構成単
位とする物語進行のある絵」と表現することができる。
これは、言い換えると、漫画には時間進行という概念が
内包されていることを示している。時間進行は、コマと
コマとの間にあることは無論のこと、1コマの中にも存
在する。また、表現する対象となる事象の時間は通常有
限である。
【0058】したがって、漫画の構造を表現するための
知識表現としては、意味的まとまりに順列があり、まと
まり同士が関連しているという特徴を利用することがで
きる。
【0059】図4は、このようなモデル化した漫画の構
成の概念を説明するための図である。
【0060】まず、表現したい事象を、ある意味的な順
列(時系列や後述する漫画文法ルール等)に沿って並ん
だ、ある意味単位のまとまり(以下、「クラスタ」と呼
ぶ)の集合として保持されるデータセットに分割する。
【0061】この各々のクラスタは、自分自身の中にま
たある順列で並んだクラスタへのポインタを複数持って
いる。つまり、下位のクラスタを構成しているクラスタ
群は、その親クラスタを含んだ上位クラスタに対して、
異なる粒度を持った意味的な集合となっている。このク
ラスタの木は、その最下層のフレームが1コマで表わす
ことが可能な方向へ伸びていく。以下では、このような
クラスタの木のことを「ストーリー木」と呼ぶことにす
る。
【0062】図4を参照して、このストーリー木におけ
る各階層のクラスタを、ある決定された漫画文法に従っ
て各クラスタごとにソートし、木の葉の部分を作画レイ
アウトとした結果が漫画であると考えることができる。
【0063】ここで、「漫画文法ルール」とは、物語を
表現する上で用いられる文法的手法のことであり、各階
層のクラスタが持っているものである。
【0064】たとえば、「漫画文法ルール」とは、まず
イントロダクションでハイライトの情景を見せ、その
後、それまでの経験を説明していく、というような時系
列に必ずしも即さないクラスタの並び方のことである。
ストーリー木の各階層のクラスタは、この漫画文法ルー
ルを、子クラスタのポインタの順列という形で各々保持
している。
【0065】上述のような内容生成以外にも、漫画を生
成する上での決定やモデル化が困難な部分はいくつか存
在する。
【0066】たとえば、ストーリー木より上位の概念で
ある、表現したい事象をどうやって形式化させるかとい
う問題や、逆に下位の概念である、葉の部分である1コ
マの中の作画をどのように決定させるのかというような
問題である。
【0067】ただし、上述したようなC−MAPのよう
な個人履歴や興味が蓄積されたデータベースと、ある程
度の専門家の知識を導入すれば、このような問題はその
内容作成の範囲を限定することで回避可能である。
【0068】上位プロセスの計算機による自動生成は、
本発明では、その対象が「経験や行動履歴の表現」であ
って、形式は「紙かWebかで提供される漫画」であ
り、作風はそれにふさわしい漫画文法であるところの
「絵日記漫画」ということが、予め決定されている。
【0069】したがって、表現の対象が規定されてお
り、かつ上位概念の表現の作風は、すくなくともその表
現対象に対応して予め定められているものとして扱うこ
とができる。仮に、表現対象が複数あるとしても、その
場合は、予めその表現対象に対応した作風を複数用意し
ておけばよい。
【0070】下位のプロセスである作画のための技巧
は、以下に説明するようなイラストレーションの自動生
成や自動配置等の技術を用いることができる。
【0071】たとえば、いくつかの絵日記漫画が適用し
ている慣習にならい、各コマは同じ大きさになると予め
決定しておくことで作画を単純化できる。また、たとえ
ばA4用紙1枚に収めるためコマ数は、たとえば、12
コマにするという制約条件を設けることでも作画を単純
化できる。
【0072】さらに、実際の場面やキャラクタの描画に
ついては、プロトタイプとして、予め描かれたイラスト
レーションの複数の組を用意しておく。
【0073】したがって、経験や行動履歴を漫画で表現
するというためには、上記上位プロセスと下位プロセス
の中間に位置する、ストーリ−の「内容と構造の決定」
を自動的に行なうことができればよい。
【0074】[データ構造]図3で説明したとおり、本
発明のシステムでは、ユーザの履歴やそれに付随する時
系列データがユーザの行動終了後に獲得されている。
【0075】また、フォーマットも、目的が聴講経験の
漫画化という理由から、絵日記漫画が適当であるため
に、ストーリー木の段数や漫画文法ルール、葉フレーム
の粒度は、このようなユーザの履歴に対応して予め決定
しておく。
【0076】たとえば、上位ルールとしては、学会参加
の行動を表現する12コマの漫画であれば、まず、最初
の1コマ目〜3コマ目まででストーリーの導入部を構成
する。
【0077】この導入部では、1コマ目にタイトルの文
字情報とタイトルバックのイラストおよび他の文字情報
が割当てられる。さらに、4コマ目〜11コマ目まで
が、行動履歴提示部に対応して、これの時系列的な提示
に割当てられる。さらに、最後の12コマ目に、いわゆ
る「オチ」の内容が割当てられる。
【0078】なお、このようなストーリー展開の全体的
な流れ(ストーリー木)については、予めいくつかの候
補を作成しておき、ユーザ2の静的情報(たとえば、年
齢や性別)と動的情報とを加工して得られる情報に対応
して、いずれかを選択する構成としておく。ここで、
「静的情報と動的情報とを加工して得られる情報」と
は、たとえば、「静的情報」と「動的情報」のうちいず
れか一方の情報そのものである場合だけでなく、さら
に、「どれくらい多くの発表を見学したかという情報」
や、「全体的に興味のある発表が多かったか少なかった
かという情報」のように、「静的情報」と「動的情報」
との少なくとも一方に対して何らかの加工を施した情報
をも意味するものである。
【0079】このようなストーリー展開の全体的な流れ
が決定されると、実際のコマの生成は、以下のように行
なわれる。
【0080】まず、クラスタを節と葉の2種類に分け
る。節は1段階の条件文(if文)とそれに対応する子
クラスタへのポインタのみを持っている。if文にはユ
ーザデータに対する条件が記述してある。たとえば、
「リクエストのあったユーザが学会全体にレーティング
した平均点が〜以上である。」などの条件がこれに当
る。
【0081】まず、このような全体的なユーザの感想に
基づいて、導入部に対して予め規定されている個別的な
ストーリ展開のうちから、当該ユーザの評価に相当する
ストーリー展開が選択される。さらに、このような全体
的なユーザの感想(評価)に応じて、導入部に展開され
るセリフ、キャラクタ等の選択が行なわれる。
【0082】また、各行動履歴ごとのユーザの感想に基
づいて、物語表現のための上位ルールにしたがって、行
動履歴提示部やオチの部分に展開されるセリフ、キャラ
クタ等の選択が行なわれる。
【0083】言い換えると、ユーザが持つ印象によって
漫画のストーリーが大幅に変わる仕組みになっている。
【0084】図5および図6は、上述した全体的なユー
ザの感想に基づいて、タイトルバックの図や、導入部や
行動履歴提示部でのキャラクタの選択が行なわれた場合
の漫画の例を示す図である。
【0085】図5においては、聴講履歴として、ユーザ
がよい印象を持った場合の例を示し、図6は、ユーザが
よい印象を持たなかった場合の例を示す。
【0086】なお、図5や図6に示したストーリー展開
において、自分が見なかった講演の中で人気があったも
のを紹介するコマを挿入することも可能である。
【0087】このようなコマは、ユーザ全体の評価の高
かったもののうち、そのユーザが参照しなかったものと
いう、そのユーザ以外から得られた情報を利用すること
で生成することができる。
【0088】図7は、コマの構成を示す概念図である。
ストーリー木の葉は、漫画のコマに当るので、同じよう
にif文とそれに対応する絵となるパーツへのポイン
タ、そして、そのパーツを置くコマの情報(パーツのコ
マに対する相対的な位置等のコマに関する情報)を持っ
ている。このようなコマの情報は、特に制限されない
が、たとえば、画像データベース1060に背景画像の
情報と関連づけて格納されている。
【0089】1コマは、背景、キャラクタ、キャラクタ
の台詞、文章という4つのレイヤに分かれている。各パ
ーツは、各々のレイヤごとに管理され、配置される。
【0090】たとえば、ユーザ2の学会全体への評価が
高かった場合、評価の高い講演が上から順に選択され
て、かつ時系列に配置されて、行動履歴提示部に割当て
られる。行動履歴提示部の各コマにおいて、各講演会場
の背景や背景内に配置するキャラクタ、セリフ、ト書き
は、各講演へのユーザの評価レベルやユーザの行動態様
に基づいて選択される。
【0091】また、オチの部分も予め規定されたものの
うち、ユーザ2の行動履歴や評価点の傾向に基づいて、
選択される。
【0092】図8は、キャラクタのレイヤに含まれるイ
ラスト例を示す概念図である。キャラクタとしては、予
め、ユーザの評価値と関わりなく用いられる共通キャラ
クタ、ユーザの評価が高い場合に用いられる好印象キャ
ラクタ、平均的なユーザの評価値に対応して用いられる
通常キャラクタ、ユーザ評価が低い場合に用いられる退
屈キャラクタなどが予め分類されて、画像データベース
1060に格納されている。
【0093】さらに、文章レイヤには、上記ストーリー
木に対応して、その流れに沿って予め文例が用意されて
いる。さらに、たとえば、各文例には「〜を見学しまし
た」などのように「〜」の部分について動的に文字を入
れることが可能な部分があり、ユーザ履歴データから補
完することができるように、そのための情報が文章デー
タベース1070に保持されている。このようなセリフ
やト書きの部分についても、キャラクタと同様に、ユー
ザの評価に応じて、複数の候補が分類されて、文章デー
タベース1070に格納されている。
【0094】[生成プロセス]漫画の生成プロセスを説
明すると、ユーザ2は、ユーザIDが入力された携帯端
末101を使い、行動履歴表現装置100にログインす
る。
【0095】行動履歴表現装置100は、ストーリー木
の中から、静的情報(たとえば、年齢や性別)に応じて
予め決めてあった分類をもとに、そのユーザに適した1
つのストーリ木の道筋を選択する。なお、このとき、こ
のような静的情報のみならず、たとえば、動的情報であ
る上述した「全体的なユーザの感想」も考慮にいれてス
トーリー木を予め分類して用意しておき、それらのスト
ーリ木から当該ユーザに適した1つのストーリ木の道筋
を選択する構成としてもよい。
【0096】その後、行動履歴表現装置100において
は、演算処理部1030が、行動履歴データベース10
40内のユーザIDから特定される履歴情報をもとに、
選択されたストーリー木に対応する基準にしたがってソ
ートされた葉フレームを構成する。演算処理部1030
は、このようにして構成されたフレーム情報列をもと
に、専門のイラストレーターによって予め描画された部
分的な絵を重ね合わせてコマを生成する。その後、それ
を順にレイアウトすることで、絵日記が生成される。
【0097】最後に、ユーザ2はそれをプリントアウト
して持ち帰り、後で個人的に思い返したり、他の人と参
照し合うことによって利用することが可能となる。
【0098】なお、このような絵日記の情報は、上述し
たように、ユーザ2が端末101からシステムにログイ
ンする場合だけではなく、たとえばユーザの家からイン
ターネットを介して画像データを受取るというようなサ
ービスを行なうことも可能である。
【0099】図9は、このようにして生成された12コ
マの漫画を示す図である。図9では、ユーザの全体印象
が平均よりも良かった場合の例を示す。
【0100】たとえば、導入部の1コマ目では、静的情
報をもとに、タイトルの表示が行なわれると共に、ユー
ザの全体印象が良かったことに対応して、背景の「おろ
ち」の画像が選択されるともに、この背景画像の所定の
位置に、ユーザの評価に基づいて選択された好印象キャ
ラクタが配置される。さらに、セリフも、の背景画像中
の所定の位置に、ユーザの評価に基づいて選択されたセ
リフが配置される。
【0101】また、3コマ目以降の行動履歴提示部にお
いては、たとえば、その3コマ目では、まず、行動履歴
として訪れた場所から選択されたのが「AgentSa
lon(エージェントサロン)」であることに対応し
て、その背景が選択される。さらに、行動履歴提示部の
冒頭のセリフとして、文例(テンプレート)のうち「そ
れでは、はじめに、「…」にいってみましょう。」が選
択されて、背景の所定位置である上部に配置される。さ
らに、行動履歴の情報に基づいて、セリフのうちの
「…」が、「AgentSalon」に置きかえられ
る。
【0102】また、ユーザ2の評価点にしたがって、選
択されたキャラクタが、背景の所定位置に配置される。
【0103】また、行動履歴提示部である7コマ目に
は、選択されたストーリー木の展開にしたがって、他の
ユーザの行動履歴とその評価に基づいて、たとえば、
「人気の高かった講演であって、ユーザ2が聴講してい
ない講演」という条件をみたす「memex」について
の紹介が行なわれる。
【0104】以上のような処理により、ユーザの経験や
行動履歴を、漫画などの視覚情報に基づいてストーリー
生成し、レイアウト表示および印刷物として表現するこ
とが可能となる。
【0105】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る行動
履歴表現装置によれば、学会や展示会場等での経験や行
動履歴を漫画的に表現して要約したものをユーザに漫画
として表示したり、印刷物として提供することが可能と
なる。したがって、ユーザは、親しみやすくかつ一覧性
が高い情報として、自己の経験や行動履歴を記録したも
のを受取ることが可能である。これにより、ユーザは自
己の行動履歴を容易に思い返したり、他のユーザと参照
し合うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る行動履歴表現装置100の構成
の概略を示す概略ブロック図である。
【図2】 漫画による経験や行動履歴の表現を行なう際
の全体の処理の流れを説明するための概念図である。
【図3】 行動履歴情報について説明するための概念図
である。
【図4】 モデル化した漫画の構成の概念を説明するた
めの図である。
【図5】 タイトルバックの図や導入部や行動履歴提示
部でのキャラクタの選択を行なって生成した漫画の例を
示す第1の図である。
【図6】 タイトルバックの図や導入部や行動履歴提示
部でのキャラクタの選択を行なって生成した漫画の例を
示す第2の図である。
【図7】 コマの構成を示す概念図である。
【図8】 キャラクタのレイヤに含まれるイラスト例を
示す概念図である。
【図9】 本発明により生成された12コマの漫画を示
す図である。
【符号の説明】
2 ユーザ、100 行動履歴表現装置、101 携帯
端末、200 インターネット、210 端末、101
0 データ入力部、1020 データ入出力インタフェ
ース部、1030 演算処理部、1040 行動履歴デ
ータベース、1050 漫画文法データベース、106
0 画像データベース、1070 文章データベース、
1080 表示部、1090 印刷処理部、1100
データ通信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 恵子 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 (72)発明者 角 康之 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 (72)発明者 間瀬 健二 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 Fターム(参考) 5B050 AA09 BA08 BA16 BA20 CA05 CA07 CA08 EA19 EA20 EA21 EA24 FA02 FA03 FA05 FA19 GA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの行動履歴を表現する漫画を自動
    生成するための行動履歴表現装置であって、 前記ユーザが前記行動履歴の対象となる行動を起こす以
    前に確定している静的情報と、前記ユーザの前記行動履
    歴中に記録された動的情報とを含む行動履歴情報を受け
    取るデータ入力手段と、 少なくとも前記静的情報に応じて予め分類された複数の
    ストーリ木をそれぞれ表現する情報を格納する漫画文法
    格納手段と、 前記ストーリ木に対応する所定数のコマの各々を構成す
    るために前記行動履歴に対応して予め用意された複数の
    背景画像と、前記動的情報に対応して分類され予め用意
    された複数のキャラクタ画像とを格納する画像データ格
    納手段と、 前記ストーリ木に対応する所定数のコマの各々を構成す
    るために前記行動履歴に対応して予め用意され、かつ前
    記動的情報に対応して分類された複数の文章情報を格納
    する文書データ格納手段と、 前記行動履歴情報に基づいて前記ストーリ木を選択し、
    選択された前記ストーリ木と前記行動履歴情報に基づい
    て、前記各コマに前記背景画を選択して割当て、かつ、
    前記動的情報に基づいて、前記各コマに対して前記キャ
    ラクタ画像および前記文章情報を選択して割当てること
    により、前記漫画を生成する演算手段とを備える、行動
    履歴表現装置。
  2. 【請求項2】 前記行動履歴情報は、前記ユーザが行動
    中に携行し、前記動的情報を逐次入力する携帯端末に格
    納されており、 前記ユーザの指示にしたがって、前記データ入力手段に
    与えられる、請求項1記載の行動履歴表現装置。
  3. 【請求項3】 前記動的情報は、前記ユーザの行動中の
    経験と前記経験に対する前記ユーザの印象の好悪の程度
    とを数値化したデータ関連づけたテーブルを含む、請求
    項1記載の行動履歴表現装置。
  4. 【請求項4】 各前記背景画像は、前記キャラクタ画像
    を配置するための予め定められた位置情報と関連づけら
    れて、前記画像データ格納手段に格納される、請求項3
    記載の行動履歴表現装置。
  5. 【請求項5】 前記行動履歴表現装置は、生成された前
    記漫画を印刷するための印刷処理手段をさらに備える、
    請求項4記載の行動履歴表現装置。
  6. 【請求項6】 前記行動履歴表現装置は、生成された前
    記漫画を情報伝達網に対して出力するためのデータ通信
    手段をさらに備える、請求項4記載の行動履歴表現装
    置。
  7. 【請求項7】 前記文章情報は、 前記選択されたストーリー木に対応して予め定められ固
    定文章情報と、 前記行動履歴に応じて指定され、前記固定文章情報の所
    定部分に挿入される部分文章とを含む、請求項3記載の
    行動履歴表現装置。
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