JP5009305B2 - 情報伝達物の作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は情報伝達物のオーサリングに関し、特に情報伝達物の制作、共有、プロダクションに関する。
物語の語り(storytelling)は昔ながらの芸術である。語り手はいろいろな形式で物語を語り、人間的な情報伝達のために物語の形式がある。しかし、物語の語りが他よりうまい人がいる。物語のうまい語り手とよりうまい語り手の違いは、よりうまい語り手は聞き手の記憶に残る方法で物語を語ることである。これを実現するため、よりうまい語り手は、聞き手が物語の状況的フレームワーク(contextual framework)を理解できるように物語を語るように気を配ることである。聞き手にとっては、より詳細を語ることにより、この状況的フレームワークが情報伝達物を生き生きとさせる。状況的フレームワークにより、情報伝達物(work of communication)が(著者の意図に沿って)正しく解釈しやすくなり、理解しやすくなる。さらに、制作者と聞き手の側で状況的記憶(contextual recollection)が容易であり完全であることが、情報伝達物がうまくいくかどうかに重要な貢献をすることが広く受け入れられている。
状況的フレームワークは一般的に文脈情報の形式をとる。文脈情報は、物語の話しの内容(narrative content)を伝えるには必ずしも必要ではないが、聞き手を物語に引きつけそれをよく理解できるようにする背景や環境などの詳細を付け加える情報である。物語のうまい語り手(effective storyteller)は、年齢、社会的なクラス、国籍、性別、人種の違いによる文脈的な相違を解消して、抽象的な情報だけでなく重要な情報をメッセージとして伝達する。例えば、ノリの効いたリネンシーツがあり、消毒用アルコールのにおいが満ち、リノリウム(linoleum)は古くてひびが入っている白い病室での会話であることが分かれば、状況的フレームワークの価値が分かる。コアメッセージは、単に(in the abstract)話された会話を再現するだけでは何も変わらないが、文脈情報により変わる。
状況的フレームワークにより情報伝達物が記憶に残りやすくなるもう一つの理由は、状況的フレームワークによりその情報伝達物が聞き手の経験と結びつくからである。例えば、上記の病室はパリの「左岸(Left Bank)」にある。パリの「左岸」に行ったことのある(またはその場所に間接的に行ったことのある)人にとっては、その情報を伝えられるとかかる経験に関係する記憶がよみがえってくる。これにより情報伝達物はより忘れられなくなる。
上記の点は当業者には周知であるが、物語の語り手(storyteller)がこれらの点を考慮して情報伝達物を作成するのを自動的に支援する技術的ソリューションはない。
具体的に、言うまでもなく物語の現代の語り手は、ビデオエディタ、ワードプロセッサ、オーディオミキサ等、物語を伝える情報伝達物の作成に使用できる様々なコンピュータその他のツールを有している。初心者の語り手であっても、こうしたツールにより様々な形式の情報伝達物を作ることができる。例えば、従来のパーソナルコンピュータを持っている現代の語り手は、印刷出力の形式や有体表現媒体に表した他の形式を取る情報伝達物を作成することができる。しかし、かかる語り手は、演技や人間またはコンピュータが作った物の再生に使用できる様々なデータ形式を作ることもできる。かかる語り手は、コンピュータゲーム、シミュレーション、アニメーション、その他のインターラクティブな体験に使用される文字、物語、情報伝達物等の他人に表示(present)できる出力を作成するプロセスで少なくとも部分的に使用できるデータを含む情報伝達物を作成することができる。従って、言うまでもなく、かかる語り手は、(これらには限定されないが)本、レクチャー、プレゼンテーション、映画、物語、音楽、会画、写真、ドラマ、アニメーション、コンピュータアニメーションやコンピュータ制作のビデオ、コンピュータシミュレーションデータ、及び/またはオーディオコンテンツ等を含む情報伝達物を作成できる。
しかし、語り手がかかる幅広い媒体を扱うことができる現代のオーサリングツールは、上記の問題を解決するものではなく、記憶しやすい情報伝達物を話し手が作成する役には立たない。従って、必要なのはかかる問題を解決するシステムと方法である。例えば、記憶しやすい物語を語る技術の使用の典型的な障害になるのは、多数の潜在的に重要なものの中から重要なものを抽出する点で一般的に人間の記憶が非常に効率的であることである。しかし、上手な記憶には、関連づけ、知識、及び想起に関するスキルが必要である。人間の記憶のこうした側面は不足したり正常に機能しなかったりする。これらの不足により、記憶しやすい情報伝達物の作成で使用する状況的情報を思い出す語り手の能力は限定されてしまう。このような現代の編集ツール等では、かかる状況の語り手を支援することはできない。同様に、現代のオーサリングツールは、聞き手にはすでに分かっている状況的フレームワークを考慮すれば分かるように、話し手が物語を語る役には立たない。
また、言うまでもなく、各物語が状況的情報と物語コンテンツを適切にミックスしたものであり、及び/または聞き手の状況的理解と一致(resonate)するように物語コンテンツを語るために、よい語り手は物語の作成に多大な時間を費やす。これには語り手側に大きなスキルがなければならず、語り手がプレゼンテーション(material for presentation)を時間と手間をかけて準備しなければならない。趣味の(casual and recreational)語り手の時間のうち現代の生活では時間がいくらあっても足りないので、かかる語り手にとっては、適切な分量とタイプの状況を情報伝達物に組み込む時間を短縮できるシステムと方法は有益である。
本発明は請求項に記載されている。本発明の広い態様によると、情報伝達物をオーサリングする方法とシステムを提供する。
以下は本発明の好ましい実施形態の詳細な説明である。図面を参照するが、各図面において同じ参照数字は同じ構成要素を示す。図1は、情報伝達物を作成する電子システム20の第1の実施形態を示す。図1の実施形態において、電子システム20はハウジング22と、コンテンツデータファイルソース24と、ユーザ入力システム26と、出力システム28とを含み、これらはプロセッサ34に接続されている。コンテンツ入力システム24と、ユーザ入力システム26または出力システム26と、プロセッサ34とは図示したようにハウジング22内にある。他の実施形態では、コンテンツ入力システム24、ユーザ入力システム26または出力システム28は一部または全部をハウジング22の外に配置することもできる。
コンテンツデータファイルソース24は、情報伝達物を提供した聞き手が見たり、効いたり、感じたりできる形式の出力を作成する少なくとも部分的に基礎として使用できる静止画像、ビデオグラフィックスを含むデジタルデータをプロセッサ34に供給できる電子回路その他のシステムを含む。コンテンツデータファイルソース24は、電子システム20にあるキャプチャデバイスを用いてコンテンツデータファイルで使用するコンテンツデータをキャプチャすることができ、及び/または他のデバイスを用いて用意したコンテンツデータファイルを取得できる。図1の実施形態では、コンテンツデータファイルソース24はセンサ38と、メモリ40と、通信システム54とを含む。
センサ38は任意であり、システム30の環境条件を検出して、この情報をシステム20のプロセッサ34が使用できる形式にこの情報を変換するために使用できる、既知の光センサ、バイオメトリックセンサ等を含む。センサ38は音声をキャプチャするように構成されたオーディオセンサ39を含んでいてもよい。センサ38は、無意識の肉体的及び精神的反応を測定するバイオメトリックセンサその他のセンサを含んでいてもよい。こうしたセンサには、声の抑揚、体の動き、目の動き、ひとみの拡張、体温、p4000波のセンサがあるが、これらに限定はされない。
メモリ40は固体、磁気、光その他のデータ記憶デバイスを含む従来のメモリデバイスが含まれる。メモリ40は、システム20に固定されていてもよいし、リムーバブルであってもよい。図1の実施形態において、図示したシステム20は、ハードドライブ42と、光・磁気・その他のディスクメモリ(図示せず)等のリムーバブルディスク用のディスクドライブ44と、リムーバブルメモリカード等のリムーバブルメモリ48を保持するメモリカードスロット46とを有し、リムーバブルメモリ48と通信するリムーバブルメモリインタフェース50を有する。制御プログラム、デジタル画像及びメタデータを含むデータは、パーソナルコンピュータ、コンピュータネットワークまたはその他のデジタルシステム等のリモートメモリシステム52に格納することもできる。
以下、自動パターン分類を説明する。言うまでもなく、本発明はこれらの目的に使用する具体的な技術には限定されない。例えば、パターン分類は、個別でも相対的でも、次のいずれかで行うことができる:ルールベースシステム、セマンティックナレッジネットワークアプローチ、フレームベースナレッジシステム、ニューラルネットワーク、ファジーロジックベースシステム、遺伝的アルゴリズムメカニズム、ヒューリスティックベースシステム。
図1に示した実施形態において、システム20は、リモートメモリシステム52、リモートディスプレイ56、リモート入力との通信に使用できる通信システム54を有する。リモート入力ディスプレイ56及び/またはリモート入力コントロール58(ここでは「リモート入力58」とも呼ぶ)を含むリモート入力ステーションは、通信システム54と図示したように無線で通信ができ、または有線で通信ができる。別の実施形態では、ローカルディスプレイ66及びローカル入力コントロール68のいずれかまたは両方を含むローカル入力ステーション(ここでは「ローカルユーザ入力68」とも呼ぶ)を、有線または無線接続を用いて通信システム54に接続できる。
通信システム54は、例えば、光信号、RF信号、またはその他の信号を用いてリモートメモリシステム52またはリモートディスプレイデバイス56等のリモートデバイスに搬送できる形式に画像その他のデータを変換できる、光、RF、またはその他のトランスデューサ回路、またはその他のシステムを有する。通信システム54を使用して、ホストまたはサーバコンピュータまたはネットワーク(図示せず)、リモートメモリシステム52、またはリモート入力58からデジタル画像その他のデータを受け取ることもできる。通信システム54はプロセッサ34に受信した信号の情報及び命令を供給する。一般的に、通信システム54は、従来の電気通信ネットワークやデータ転送ネットワーク(インターネット等)、セルラー、ピアツーピア、その他の形式のモバイル通信ネットワーク、有線または無線のローカルエリアネットワーク等のローカル通信ネットワーク、またはその他の任意の従来の有線または無線のデータ転送システム等の通信ネットワークにより、リモートメモリシステム52と通信するように構成されている。
ユーザ入力システム26は、情報伝達物の作者がプロセッサ34に命令する方法を提供する。これにより、情報伝達物の作成やその情報伝達物の出力形式の選択で使用するコンテンツデータファイルを指定させる。ユーザ入力システム26を他の様々な目的に使用することもできる。例えば、作者(author)は、情報伝達物に組み込むコンテンツデータファイルを整理・編集し、作者または聴き手(audience)に関する情報を提供し、音声及びテキストデータ等の注釈データを提供し、コンテンツデータファイル中のキャラクタを識別し、後で説明するその他のインターラクションをシステム20で実行することができる。
これに関して、ユーザ入力システム26は、ユーザから入力を受け取り、この入力をプロセッサ34が使用できる形式に変換することができる。例えば、ユーザ入力システム26は、タッチスクリーン入力、タッチパッド入力、4ウェイスイッチ、6ウェイスイッチ、8ウェイスイッチ、スタイラスシステム、トラックボールシステム、ジョイスティックシステム、音声認識システム、ジェスチャ認識システム、キーボード、リモコン、その他のシステムを有してもよい。図1に示した実施形態では、ユーザ入力システム26は、リモートキーボード58a、リモートマウス58b、リモコン58c、及びローカルキーボード68aとローカルマウス68bを含むローカル入力68を含む。
リモート入力58は、図1に示したリモートキーボード58a、リモートマウス58b、またはリモートコントロールハンドヘルドデバイス58cを含む(これには限定されない)様々な形式をとることができる。同様に、ローカル入力68は様々な形式をとることができる。図1の実施形態において、図示したローカルディスプレイ66とローカルユーザ入力68は直接プロセッサ34に接続されている。
図2Aに示すように、ローカルユーザ入力68は編集スタジオまたはキオスク70の形式をとることができる(以下、「編集エリア70」とも呼ぶ)。この例では、作者(author)72は、ローカルキーボード68a、マウス68b、ローカルディスプレイ66を含むコンソールの前に座っている。ローカルディスプレイ66には例えばマルチメディアコンテンツが表示できる。また、図2Aに示したように、編集エリア70は、オーサリングや制作中に作者72をモニタするカメラ、オーディオセンサ39、その他のセンサ(マルチスペクトルセンサ等)を含むセンサ38も含む。
図2Bに示したように、ローカルユーザ入力68は実演ステージ(performance stage)71の形式をとることもできる。この例では、作者(author)72は、ローカルキーボード68a、マウス68b、ローカルディスプレイ66を含むコンソールの前に座っている。ローカルディスプレイ66には例えばマルチメディアコンテンツが表示できる。また、図2Aに示したように、実演ステージ71は、オーサリングや制作中に作者72をモニタするカメラ、オーディオセンサ39、その他のセンサ38(マルチスペクトルセンサ等)を含むセンサ38も含む。また、図2Bに示したように、実演ステージ71は、コンテンツを聞き手(audience)75に表示する共有システム35(「プレゼンテーションシステム35」とも呼ぶ)と、表示したコンテンツに対する聞き手の反応をモニタするセンサ38の一部とを有する。言うまでもなく、聞き手75に表示したマテリアル(material)は共有出力32により別の場所にいる視聴者に表示(present)することもできる(後で詳細に説明する)。
出力システム28を用いて作成した情報伝達物を共有または保存する。これに関し、出力システム28は、この目的のために知られた従来の構成またはシステムを含み、プリンタ29、メモリライタ30、共有出力32を含むがこれに限定はされない。プリンタ29は、4色オフセットセパレーション印刷その他のコンタクト印刷、シルクスクリーニング、ドライ電子写真(例えば、米国ニューヨーク州ロチェスター市のイーストマンコダックカンパニーが販売しているNexPress2100で使用されているもの)、サーマル印刷技術、ドロップオンデマンドインクジェット技術、及び連続インクジェット技術を含むがこれに限定はされない様々な既知の技術を使用してレシーバ媒体に画像を記録する。以下、説明のために、プリンタ29はカラー画像を作成するタイプであるとして説明する。しかし、言うまでもなく、これは必須ではなく、請求項に記載した方法と装置は、白黒、グレースケール、またはセピアトーン画像等のモノトーン画像を印刷するプリンタ29で実施することができる。
メモリライタ30は、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部デバイス(図示せず)により、情報伝達物を表すデジタルデータを記録するメモリインタフェースまたはディスクドライブを含む。共有出力32は、聞き手が見ることができるマルチメディアディスプレイ等のプレゼンテーションシステム35に情報伝達物を表すデータを送信する通信チャンネルを使用して、その情報伝達物を表示するように構成された、通信デバイス等の任意の回路またはシステムを含む。共有出力32は、視聴者に聴覚及び/または視覚的反応以上の刺激を与えるように設計されたマルチセンサリデバイス(multisensory devices)に出力を供給し、作者、実演者、及び聴衆に測定可能な改善をもたらす任意の回路またはシステムを含む。かかるマルチセンサリデバイスの例としては、本技術分野で知られている触覚フィードバック、動きフィードバック、嗅覚フィードバックシステムが含まれるがこれには限定されない。
言うまでもなく、実施形態によっては、コンテンツデータファイルソース24とユーザ入力システム26と出力システム28とでコンポーネントを共有することもできる。例えば、通信システム54を使用して、共有出力32の一部として提供したり、リモートユーザ入力58を受信したりすることにより、通信をすることができる。他の例では、リムーバブルディスクドライブ44またはメモリインタフェース46をメモリライタ30として使用できる。
プロセッサ34は、ユーザ入力システム26、センサ38、メモリ40、及び通信システム54からの信号に基づきシステム20を動作させる。プロセッサ34は、プログラマブルデジタルコンピュータ、プログラマブルマイクロプロセッサ、プログラマブルロジックプロセッサ、一連の電子回路、集積回路化した一連の電子回路、一連のディスクリートコンポーネントを含み得るがこれらに限定はされない。
図3は、システム20の他の一実施形態を示す図である。本実施形態では、コンテンツデータファイルソース24は、ドッキングステーション74、断続的にリンクされる外部デジタルキャプチャ及び/またはディスプレイデバイス、有線電気通信システム78への接続76、携帯電話80、及び/またはワイヤレス電気通信ネットワーク84とのワイヤレス接続を提供するワイヤレスブロードバンドトランシーバ82を含む。ケーブルリンク86は、ケーブル通信ネットワーク88との接続を提供し、ディッシュ衛星システム90は、衛星通信システム92との接続を提供する。インターネットリンク94は、リモートサーバ96中のリモートメモリ52への通信接続を提供する。ディスクプレーヤ98は光ディスクに記録されたコンテンツへのアクセスを提供する。
本実施形態では、図示したコンテンツソース20は、システム20で供給されたフィルム等の印刷その他の媒体をスキャンできるキャプチャデバイスを有する。本実施形態では、このキャプチャデバイスは、写真フィルムスキャナ100と102を含む。この写真フィルムスキャナ100と102は、静止画フィルムや動画フィルム、ネガ、スライド、プリントをスキャンできる。フィルム、紙、その他の2次元または3次元のオブジェクトをスキャンできるスキャナ104を設けることができる。かかるスキャナ104を使用して、過去の文書(レポートカード、学校の成績表、手紙、医療及び軍関係の記録等を典型例とする文書)や写真、図面、その他の文字で書かれたものではない過去の(historical)文書を入力でき、写真フィルムを処理及びスキャンできる引き延ばしシステム106を設ける。最後に、本実施形態では、アナログ・デジタルコンバータ110を設けて、カセットプレーヤ108で再生できるビデオカセットやオーディオカセット等のアナログ形式で提供される画像信号を変換する。
図3に示した実施形態は、プリンタ29、引き延ばしプリンタ114、呼びプロジェクションシステム118を含む出力システム26を含む。
図4を参照するに、電子システム20を用いて情報伝達物をオーサリングする方法の第1の実施形態を示した。図4の実施形態によると、本プロセスは、最初に、プロセッサ34がコンテンツデータファイルの指定と情報伝達物の出力形式の選択とを含む指示を、情報伝達物の作者から受け取る。一般的には、作者72はかかる指示をユーザ入力システム26により与える。しかし、かかる指示は、通信システム54に送られる信号から受け取ることもできる(ステップ130)。
本発明の一実施形態では、プロセッサ34にコンテンツデータファイルにアクセスさせる情報とともにコンテンツデータファイルのリストを提供することにより、コンテンツデータファイルを指定できる。アクセス情報には、例えば、ファイル名と記憶場所情報(location information)が含まれ、任意的に、セキュアに記憶されたコンテンツデータファイルにアクセスさせる識別及び認証の情報が含まれる。あるいは、コンテンツデータファイルをグループとしてプロセッサに提供することにより、コンテンツデータファイル指定することができる。これは、例えば、一定のコンテンツデータ(the selected set of content data files)を記憶した光ディスクをリムーバブルディスクドライブ44にロードしたり、デジタルカメラやディスプレイデバイスをドッキングステーション74にロードしたりすることにより行う。
プロセッサ34は指定されたコンテンツデータファイルにアクセスする(ステップ132)。一般的には、これには、コンテンツデータファイルを表すデジタルデータをメモリ40にダウンロードして、情報伝達物の作成の際にすぐにアクセスできるようにすることが含まれる。上記の通り、かかるアクセスをするためには、プロセッサ34は、識別及び認証情報を提供することが必要であり、通信システム54と協働してデータを取得することが必要である。
プロセッサ34は、選択された出力形式に基づき、コンテンツデータファイルから物語コンテンツを決定する(ステップ134)。多くの場合、プロセッサ34は、物語コンテンツがコンテンツデータファイルのすべてのコンテンツを含むと判断する。しかし、場合によっては、作者は、選択された出力形式に組み込めるコンテンツをより多く供給することができる。かかる場合には、本システムはコンテンツデータファイルのコンテンツの一部を選択的に除外しなければならないこともある。
次に、プロセッサ34は、コンテンツデータファイルと個人情報から推論クエリを決定し(ステップ136−142)、その推論クエリを使用してコンテンツデータファイルソースから状況データファイル(以下、「CDF」とも呼ぶ)(context data file)を取得する(ステップ144)。
推論クエリを決定するプロセスの最初のステップとして、かかるコンテンツを特定するための状況フレームワークルール(contextual framework of rules)に基づき、アクセスするコンテンツデータファイルに状況インジケータを配置する。本実施形態では、状況インジケータは、コンテンツデータファイルの分析により発見できる幅広いタイプのデータを含む。かかる状況インジケータは、コンテンツデータファイルの状況(context)に関する有用な示唆を与えることができる情報(any of a number of different pieces of information)を与える。以下の説明は、概して、情報伝達物に対して1つの状況フレームワーク(contextual framework)の使用に関する。これは説明の便宜上のものである。追加される各状況フレームワークにより計算量が増えるが、それを条件により多くの状況フレームワークを使用することもできる。
様々なルールを使用してコンテントデータファイル中の状況インジケータを識別し、概念的に明確にするために、状況インジケータの識別に使用するルールを、関連する状況インジケータのカテゴリーの状況フレームワークとかかる状況インジケータを決定する関連ルールとに整理することができる。状況インジケータは、コンテンツファイル中のデータの一部の分析から決定されるセマンティック情報の要素である。「セマンティック情報」という用語は、ここでは見た人間が解釈できるデータの一部の位置を指す。例えば、セマンティック情報は、テキスト文書中の単語またはフレーズの意味や、画像中の光と影のパターンの解釈を指す。状況フレームワーク中の状況インジケータは、特定された状況に関係するとして関連ルールにより特定されたセマンティック情報である。このように、個々の状況フレームワークは、潜在的にコンテンツデータファイル中にあるセマンティック情報の一部を含み、他のセマンティック情報を除外する。以下に例で示すように、含まれたセマンティック情報の性質を、人間的な状況のカテゴリー(designation of a category of human contexts)を指示することにより示すことができる。
状況フレームワークの例として、時系列的状況フレームワーク、すなわち、状況データファイルの時系列的状況を特定する時系列に関するフレームワークルール(framework of rules)がある。例えば、あるルールにより、プロセッサ34は、コンテンツデータファイルを分析して、コンテンツファイルをキャプチャした日時の幅を決定する。他のルールにより、各コンテンツデータファイルを調べて、コンテンツデータファイルを一日のうちの時刻と関連づける。さらに、他のルールにより、プロセッサ34は、コンテンツデータファイルを分析して、あるイベントが発生した時刻を決定する。さらに他のルールにより、プロセッサ34は、コンテンツデータファイルが作成された時(time of year)を決定することができる。また、時系列的フレームワークには、プロセッサ34がコンテンツデータファイルが単一のイベントまたは一連のイベントを表すか判断し、及び/またはコンテンツデータファイルをイベントグループに整理するルールが含まれ得る。かかるコンテンツデータファイルのイベントベースクラスタリングをする方法は周知である。かかる時系列的インジケータは、選択されたコンテンツデータファイルに関連する日時情報等のメタデータ中にみつかるか、誕生日等の通過儀礼(rites of passage)を示す長い休暇やイベント等の時系列的発生を暗示することが知られている画像、テキスト、またはオーディオ要素等の時系列的インジケータのコンテンツデータファイルの内容を分析することにより見つかる。メタデータ及びコンテンツの分析は、状況フレームワークのルールにより与えられる追加情報とともに用いることができる。例えば、休日の表を含むルールを用いて日付情報をチェックできる。同じアプローチを他のタイプの状況フレームワークに適用する。
状況フレームワークの他の例として、コンテンツデータファイル内の環境的状況インジケータを探すルールを組み込んだ環境的状況フレームワークがある。かかる環境的状況インジケータは、一般に、物語を語る外部条件を決定するルールを記述する。例えば、天気、日差し、室内/室外を決定するルールを適用することができる。環境インジケータは、時系列インジケータと同様に、コンテンツのメタデータ及び分析により、またその他の外部情報の利用により決定できる。例えば、ホワイトバランスのメタデータは室内/室外を示し、露光レベルは屋外の明暗状態を示す。あるいは、日時情報は、GPS(Global Positioning System)により与えられるデータ等の位置情報と組み合わせて、天気情報の外部データベースにアクセスするルールと組み合わせて使用して、コンテンツを作成した時の天気状態を決定することができる。
状況フレームワークの他の例として、ロケーションのルール(rules for location)を規定する社会的フレームワークや、そこに写っている人々のグループ化等のコンテンツデータファイル中の社会的状況インジケータを含むが、これらに限定はされない。例えば、家族によるグループ分け、学校によるグループ分け、職業によるグループ分け等を適当なルールを用いて特定することができる。
他の状況フレームワークを設ける事もできる。例えば、政治的及び技術的状況フレームワークには、状況インジケータとして、それぞれ政界の大物(political figures)や技術的発展のしるしを含めることもできる。こうした状況インジケータは、場所、日付等の他の状況インジケータを用いて外部データベースにアクセスするルールにより選択できる。
他のタイプの状況フレームワークには、運動、教育、地理が含まれる。状況フレームワークは必要に応じて結合することも複数のタイプに分割することもできる。例えば、運動及び教育の状況フレームワークを設けることができる。同様に、運動的状況フレームワークをスポーツごとに別の状況フレームワークで置き換えることもできる。状況フレームワークはグローバルで、すなわち、すべての場合にすべてのユーザが使用できてもよいし、アプリケーションごとに限定されてもよい。例えば、作者、主題、情報伝達物のタイプ、制作方法、使用方法ごとに特有の状況フレームワークを設けることができる。
状況インジケータを決定及び優先順位付けする際に使用する状況ルールは、2値でも確率的でもよい。例えば、単一の状況ルールまたはルールのグループをベイジアンネットの形式で設けてもよい。状況ルール、及び状況フレームワークで使用する状況インジケータは、ユーリスティックに決定することも、遺伝アルゴリズム等を使用して自動化した分類方を使用して決定することもできる。これらの方法は当業者には周知である。
次に、推論クエリは、情報伝達物に何らかの関連を持つ人のナレッジベース(knowledge base)に、決定した状況インジケータを適用することにより得られる。かかる関連人物には、例えば、情報伝達物の作者、その情報伝達物を実演する実演者、またはその情報伝達物の実演への参加者、またはその情報伝達物の聴衆が含まれる。この目的のために、かかる関連人物には、例えば、情報伝達物に含まれる人物、架空のキャラクタ、その他の擬人化した表現を含む、情報伝達物に示されたキャラクタを含み得る。聴衆等の関連人物が一人以上いてもよい。説明を容易にするため、ナレッジベースを一人の人物に関してここでは説明する。
関連人物のナレッジベース(knowledge base)は、メモリ40、外部メモリ52、またはシステム20が通信できるその他のデータ記憶デバイスに記憶される。ナレッジベースは、その関連人物に関する参照情報を含み、決定された状況インジケータを用いてアクセスされる。参照情報には、教育情報、職業情報、社会的情報等を含むがこれには限定されない関連人物に関する経歴情報が含まれる。参照情報を状況インジケータと組み合わせて用いて、状況データファイルを検索するために用いる推論クエリを形成する。
例えば、参照情報には人物の教育履歴を含めることができる。教育履歴は、その人が通った学校と、通った年を特定する。状況インジケータがある年にコンテンツデータファイルをキャプチャしたことを示し、その関連人物がその年にある学校に通っていたことをナレッジデータベースが示すとき、その学校とその年にその学校に通った人とに関係するコンテンツデータファイルを求める推論クエリを生成することができる。
推論クエリを使って、コンテンツデータファイルソース20から状況データファイルを求める(ステップ140)。
次に、取得した状況データファイルの重要性を決定し、優先順位を割り当てる(ステップ142)。重要性の決定は、検索中に見つかった状況データファイルの性質と、関連人物との状況データファイルの関係に基づく。関連人物の関係が近いコンテンツを示すコンテンツデータファイルには高い優先順位が与えられる。このように、学校に関係した状況データファイルの検索では、学校の現在の姿を示すコンテンツを含む状況データファイルは、関連人物がその学校に通っていた年からの主題(subject matter)を提示する状況データファイルより優先順位が低いかも知れない。同様に、その時にその学校における関連人物を実際に示すコンテンツデータファイルの重要性は依然として高く、優先順位も高いであろう。
重要性を測る手段は多数ある。任意の重要性測定システムを使用できる。以下の説明は、かかるシステムの例に関するものである。ここでは、アブラハムH.マズロー著「Motivation and Personality」(1954年)に記載されたマズローの欲求階層(hierarchy of needs)等を用いて心理的重要性を測定する。次に、心理的重要性に強度、遍在性(ubiquity)、期間をかける。その積は絶対重要性と呼ばれる。留意すべきは、作者の必要性に応じて、他の重要性(社会的、経済的、歴史的、政治的等)の測り方が同等またはそれ以上に適していることもあり得る。
特に留意すべきことは、メモリ40に格納されたデータベースからの入力に加えて、システム20により、作者、実演者、聴衆、物語、及び物語中のキャラクタの重要度により、コンテンツデータファイルをすぐにソートできる。これにより編集エリア70は、連続的に動作し、センサとモニタに関して個人に表示する重要なイベントとオブジェクトを選択でき、これらのオブジェクトとイベントをキャプチャさもなければ記録する、個人的画像モニタ・サウンドキャプチャデバイスの形式でもよい。
状況データファイルは、見つかると、情報伝達物に含められる(ステップ144)。見つかった状況データファイルをすべて設けることもできるが、状況データファイルの数が非常に多くなってしまう。あるいは、含める状況データファイルは何らかの方法で制限できる。例えば、状況データファイルを、その数、全体のサイズ、または最小優先順位レベルより高い優先順位のものなど、所定の尺度で制限できる。使用する尺度はヒューリスティック(heuristically)に決定でき、状況フレームワーク、関連人物、主題、情報伝達物のタイプ、作成方法、使用方法等の要因に応じて変化し得る。図4の実施形態では、所定の優先順位の尺度に合う状況データファイルのみを情報伝達物に組み込む。これは、作者72が状況データファイルの中から好きな状況データファイルを手で選択して情報伝達物に組み込むように、かかる状況データファイルを作者72に提供することもできる。あるいは、所定の尺度に合う状況データファイルを、情報伝達物に自動的に組み込んで、必要に応じて状況(context)を設けることもできる。
システム20を使用する例では、作者72は図2Bに示した実演エリア71にいて、自分の人生における出来事を物語っている。作者72がしゃべると、オーディオキャプチャシステム39がボイス信号を検出して、そのボイス信号をコンテンツデータファイルに変換する。次に、プロセッサ34は、コンテンツデータファイルに関連する物語コンテンツを決定し、状況フレームワークのルールに従って、コンテンツデータファイルを分析して、状況インジケータを決定する(ステップ136)。次に、状況インジケータを作者72のナレッジベースに適用して、推論クエリを求め(ステップ138)、その推論クエリを使用して、関連人物(この場合は作者)にとって重要な状況データファイルを求める(ステップ140)。状況データファイルを探す方法に応じて、状況データファイルは物語の実演の物語コンテンツにとって重要である。この例では、状況データファイルは、自動的に情報伝達物に含められる媒体オブジェクトである(ステップ142)。例えば、図2Bに示したように作者72が実演ステージ71上で自分の話をする場合、これは、作者72がローカルディスプレイ66上にコンテンツデータファイルを表示して行う。かかるプレゼンテーションの一例を図5に示した。図5は、複数のコンテンツデータファイル79を作者72に表示するローカルディスプレイ66を示す。図6に示したように、作者72は、ローカルマウス68bまたはその他のユーザ入力デバイスにより駆動されるカーソルを使用して、コンテンツデータファイル79の1つを聴衆77と共有し、または物語の方向性を追加または変更することにより、コンテンツデータファイル79のプレゼンテーションに応答することができる。作者72は自分の経験を話しながら、地図、写真、文書、音声、その他のコンテンツデータファイル79を聴衆72にプレゼンテーションすることができる。これらの状況データファイルは作者72がクエリを作成(formulation of a query)しなくても設けられる。作者72は、プレゼンテーションしたコンテンツデータファイルを記憶の刺激として使用し、さらに物語を進め、プレゼンテーションしたコンテンツデータファイルを聴衆と共有でき、またはプレゼンテーションしたコンテンツデータファイルを無視でき、または1つの実演中の異なる時にこれらを行うことができる。
言うまでもなく、このように、システム20は、情報伝達物により話されている物語に価値やインパクトを与える方法に状況サポートを設けることができる。留意すべき点は、語り手が同じまたは類似した話しを物語るたびに、システム20は、物語の語りにおいて作者(または他の実演者)のニーズを予見するまたは満たすためにかかる履歴を使用する目的で、作者72、他の実演者(図示せず)、及び/または聴衆77によりなされる選択をキャプチャすることができる。
図7乃至図14は、データベースシステムを使用する情報伝達物の作成方法の一実施形態を示す図である。図7は、プロセッサ34がその関数に使用できる個人またはグループに関する基本情報を含むナレッジベース210の一例である。
図8及び図9は様々なコンテンツデータファイルデータベースを示す。
図10は情報伝達物の構成を規定する作品データベース230の一実施形態を示す。
図11は、情報伝達物である作品を制作するためのコンテンツデータファイルに関連するリンクデータベース240を示す。
図7において、図示されているのは、情報伝達物と関連する個人またはグループを記述するのに適当なナレッジベース構成200である。図7から分かるように、本実施形態では、ナレッジベース構成200は、バイオグラフィ及び社会的情報の一連のデータフィールド202を含む。各データフィールド202は、情報を直接格納できてもよいし、及び/または他のリポジトリの記憶データへの論理的リンクであってもよい。リンク204は他のリポジトリの記憶データへのヌル(null)の論理的リンクに使用するヌルリンクであってもよい。
データをナレッジベース構成に入力してエントリを直接及び間接的に作成することができる。直接法は、個人またはグループに質問をするか、個人またはグループに質問票に記入してもらうことを含む。間接法は、個人またはグループの公的な記録を検索し、その個人またはグループの行動をモニタして、刺激のタイプに対する自発的及び/または非自発的な応答を調べ、また、その他の情報からその個人またはグループに関する情報を演繹的に推論することを含む。行動的、心理的ナレッジベース構成200をプロセッサ34がアクセスできる任意のメモリに格納できる。
図8は、利用可能なコンテンツデータファイルのコンテンツを特徴づけるのに有用なコンテンツデータファイルデータベース210を示す。コンテンツデータファイルデータベースはリレーショナルテーブルとして図示し、説明する。これは説明を分かりやすくするためである。コンテンツデータファイルデータベース210で表された基準は、(データベース設計の分野の当業者には周知であるところの)「トップダウン」または「ボトムアップ」で作成された構造化(構造に関わらない)または非構造化リポジトリの検索基準としても同様に適当である。同様に、データは(SGML、HTML、及び同様の言語スキームで使用される)タグとして、コンテンツデータファイルに組み込んだメタタグとして、コンテンツデータファイルへのポインタとして、コンピュータ言語でコード化された関係として、またはシステム20が「急いで(on the fly)」規定したリンケージにより実施してもよい。
コンテンツデータデータベースファイル210中の各コンテンツデータファイルは一意的な識別子216を有している、または割り当てられており、そのため「ID」と呼ばれる。この一意的なIDには、システム20にコンテンツデータファイルを使用させるコンテンツデータファイルデータのフィールドが関連づけられている。コンテンツデータファイルデータベース210は基準212と関連フィールド214を有する。
基準の例としては、グループIDがある。一意的IDに加え、コンテンツデータファイルを他のコンテンツデータファイルとグループ化することができる。かかるグループは、情報伝達物の状況を定義するのに有用である。このグループ化は、コンテンツデータファイルデータベース210にグループIDを割り当てることにより行える。例えば、コンテンツデータファイルをグループ「誕生日」に割り当てる。かかるグループは必要に応じて「トップダウン」または「ボトムアップ」アプローチで求めても、または課してもよい。また、コンテンツデータファイルが属するグループの数や、グループが属するグループの数には論理的な制限はない。すなわち、1つのグループがコンテンツデータファイルやその他のコンテンツデータファイルのグループを制限無しに含んでいてもよい。例えば、「誕生日」は「ハッピータイム(happy times)」というより大きなグループに属していてもよい。
典型的な他の基準212と関連フィールドは、コンテンツデータファイルの性質を記述する。かかる記述には、例えば、mpegファイルオーディオ、「.mov」ビデオファイル、jpeg静止画、テキストファイル等があり、かかる基準212とフィールド214は、コンテンツデータファイルの解像度、サイズ、期間(必要に応じて)等や、コンテンツデータファイルの物理的方位を記述してもよい。一部のコンテンツデータファイルのタイプでは、持ち主と他の使用権を記述するフィールドがあってもよい。
コンテンツデータファイルは「イベントタイプ」基準と関連データフィールドとを含む。イベントタイプの例としては:仕事、学校、休暇、結婚、家族、幼年時代、子供時代、スポーツ、ゲーム、兵役がある。タイプは論理的にそれ自体、または他のタイプを含む。例えば、「楽しみ」のタイプは:遊び、スポーツ、音楽、パズル解き、ゲーム、狩りなどがある。
その他の有用な基準212は、作品または上演でコンテンツデータファイルを使用する基準212と関連フィールド214である。かかる基準212とフィールド214の典型的なもの(しかしすべてを含むものではない)は、コンテンツデータファイルの内容を記述するものである。かかる記述と特徴付けの例としては、景色、ペット、建築、母親などの記述が含まれる。上記の通り、フィールド214は、基本的エントリ、または1対多または多対多の双方向関係のより大きなグループに入っていることを示すエントリを含む。例えば、フィールド214は、「遊び」と友人のエントリに加えて、「犬(dog)」とグループ分け「ペット」、及びグルーピング「複数の犬(dogs)」を含む。
基準212の時間と場所は、コンテンツデータファイルの潜在的な需要性を測るのに有用である。時間と場所の基準は、コンテンツデータファイルの作成に限定されない。例えば、メディアオブジェクト(例えば自動車の画像)の使用権の日付と期間に加えて、画像中のコンテンツの期間(例えば、その自動車は1972−1973年のモデルである)や、所有していた期間(作者が1972−1992年に所有)、及び絶対的期間(1972−2002年に存在した)に関して基準を設けることができる。
データベース設計の分野の当業者は、様々な分類を必要に応じて適用して、具体的なアプリケーションをサポートできる。使用する分類法は状況フレームとして機能し、基準212に状況ルールを適用する式を用いて状況インジケータを決定する。式は、状況フレームワークのルールと同様に決定できる。
一般的な重要性は人数、インパクトの強さ、インパクトの時間的長さと変化に基づきコンテンツのインパクトにより決まる式の関数である。例としては始動しない自動車がある。インパクトを与える人数は一人かも知れないが、情報伝達物によっては、始動しない自動車(及び自動車の画像)は物語にとって重要ではないかも知れないし、そのイベントが物語のイベントの全体的な生起に非常に重要なインパクトを有しているかも知れない。例えば、車のエンジンがかからなかったので、教会で開かれる結婚式に出席できず、その人の人生が変わってしまうと、情報伝達物に対するその車の重要性は非常に高くなる。このように、コンテンツデータファイルデータベース210においては、コンテンツインジケータとしての重要性の評価は、人数、時間的変化、強さに基づきなされ、コンテンツデータファイルの状況的価値を測るために使用される。同様に、場所もコンテンツデータファイルのコンテンツの重要性を測るのに重要であり得る。
図9は、情報伝達物に組み込まれるように指定されたコンテンツデータファイル220のデータベースの一実施形態を示す。かかる指定コンテンツデータファイルデータベースは、図7で説明したばかりのコンテンツデータファイルデータベース210の特殊な場合である。言うまでもなく、これを別個のデータベースとして説明するのは説明がしやすいからであり、データは、多数のデータベースにあるそのデータの複数のビューを可能とする単一のデータベース内にあっても、そのリンクがここで説明する論理的な構成と機能的に同じものであればよい。
選択されたコンテンツデータファイルデータベース220内の基準222とフィールド224は、図8で説明した同じベースコレクション基準及びフィールドを含み、本実施形態は選択されたコンテンツデータファイルのグループが場合によっては有用であることを示している。
具体的に、有用なコンテンツデータファイルデータベース220の2つの例として、作者、実演者、物語中のキャラクタ、及び聴衆に対する相対的な重要性に基づきコンテンツデータファイルをソートすることにより組み立てられたデータベースがある。作者、実演者、キャラクタ、聴衆に対する既知の相対的な重要性は、本発明の目的にとって有用なので、ここで説明するデータベースの例には「パーソナル」データベースと「ローカル」データベースを含んでいる。
図9に示したタイプの指定コンテンツデータファイルデータベース220の一例は、「個人的なつながり(personal ties)」タイプのコンテンツデータファイルデータベースである。かかる「個人的なつながり」タイプの指定コンテンツデータファイルは、作者により作成され、本質的にその作者に最も近いもの、または作者が個人的コンテンツデータファイルに属するものとして選択したものを含む。例えば、かかるデータベースは、個人的な写真、映画、家族が出ている地元新聞からの切り抜き、個人的な芸術索引、個人または家族の成果に関する文書その他の記録、及びその他の作者の基準に合うコンテンツを含む。
図9に示したタイプの指定コンテンツデータファイルデータベース220の他の例として、「ローカル」データベース(図示せず)がある。これは、一般の人にはそれほど重要ではなく、作者、実演者、物語中のキャラクタ、聴衆には非常に重要でないと思われても、一般の人と比較して作者、実演者、キャラクタ、聴衆にはより重要であるコンテンツデータファイルを含む。例えば、作者の町の画像は、作者やキャラクタにとって、及び作者と同じ地域から来た実演者及び聴衆には重要であろう。特に、同じ時期にそこに住んでいた場合にはそうである。
かかるローカルデータベースは時間的な近さによりリンクされた個人のものであってもよい。同年代の人は、物理的に結びついていなくても、一般的には共通の体験をしていることが知られている。それゆえ、一般的な重要性のタイプを区別することは有用である。一般的重要性を関数(人数)×(強度)×(時間的長さ)=(全体的重要性)と定義すると、短い時間に多くの人に強く影響するコンテンツデータファイルの内容(例えば、ハリケーンのような災害や月面着陸のような成果)と、強度は弱いが多くの人に影響するコンテンツデータファイルの内容(例えば、長年内装に一般的に使用されている色や常に広告されている朝食のシリアルなどの製品)と、その中間のコンテンツ(例えば、人気のある映画、歌、テレビ番組)を区別することは、アプリケーションによっては有用である。さらに、言うまでもなく、同年代であるとか同様のライフステージを経験するとかの共通の特徴により、一般的な重要性のうちのどれが、作者、実演者、聴衆、及び情報伝達物中のキャラクタに対して具体的に重要であるかを特定する役に立つ。
最後に、繰り返しになるが、これらのデータベースの機能性は、一般的なデータベースであっても、データベース設計の分野の当業者には周知のフィールド、ビュー、メタタグ(metatags)、その他のツールを使用することにより実現でき、その選択は個別のアプリケーションの制作者ができる。
図10は情報伝達物の構成を規定する作品データベース230の一実施形態を示す。作品データベース230は、最小限、作品中のコンテンツデータファイルと作品中の様々なコンテンツデータファイルの包含状態との関係に関する構成を含む基準232とフィールド234、236を含む。
一般的に上記の通り、情報伝達物の典型的な構成原理はその基礎にある物語である。物語は、コンテンツデータファイルからのコンテンツを付加することにより、情報伝達物として具体化される、コンテンツデータファイルとイベントとの間の関係の時空に関するコレクションを規定する。これらの関係コンテンツデータファイルに使用する用語は、システムを適用する芸術形式や生じる関係のレベルに応じて変化する。例えば、ドラマはアクト(acts)とシーンよりなり、音楽は動機と節(passages)よりなる。そのため、ここでは「物語ノード(narrative nodes)」等の芸術形式に依存しない用語を使用する。各物語ノードは、物語に必要な、または状況に応じて任意的な複数のコンテンツデータファイルの一部(subset)である。
作品データベース230は、それゆえ、作品記述子フィールド234よりなり、その一つは作品の一意的ID238であり、作品内の各物語ノードの一意的ID239であり、プレゼンテーション、ビデオ、映画、及び音楽を編集するために使用される従来のソフトウェアアプリケーションにより現在一般的に行われる、ノードの作品全体に対する関係を管理する時間コードや同様の絶対的基準に潜在的に関連づけられている。
各ノードは、コンテンツデータファイル、またはコンテンツデータファイルのリポジトリへのリンク、またはヌル(null)のいずれかである。各リンクは必須(required)、任意的、またはインアクティブ状態である。例えば、情報伝達物がビデオ画像プレゼンテーションであるとき、システム20は、必要なコンテンツデータファイルを聴衆に表示するが、実演者には、作者/実演者の決定に応じて表示できる選択可能オブジェクトの形式で追加的オプションを実演者に提供する。システム20は、聴衆の行動(ブーイングや拍手)または作者/実演者の行動(言い回し、身体的反応、ジェスチャ等)に応じて任意的マテリアルを表示するように自動化してもよい。
各ノードはコンテンツデータファイルへのリンクを有し、それらのコンテンツデータファイルがコンテンツデータファイルへのリンクを有してもよい。例えば、作者/実演者は任意的なリンクを選択して、1955年におけるシカゴの湖岸のシーンを表示する。これにより、必須、任意、またはインアクティブな複数の追加的リンクが生じる。システム20は、物語の「先読み」をして、ノード、作者、実演者、そのノード中のキャラクタ、及び聴衆に対して潜在的な重要性を有する潜在的なコンテンツデータファイルをソートすることができる。これは具体的なアプリケーションやハードウェアプラットフォームの機能である。
作品データベース230は、基準232と、それに付随し、最低限「現実の」時空内のノードの時間と場所を記述するフィールドとを有する。すなわち、そのノードは、「シカゴ、1993年春から19994年秋」、「ニューヨーク、11月11日水曜日午前1時」、または「小さな町、夏の日」等の一般的なものとして記述される。
また、ノードは記述子基準232と、物語中のノードにより演じられる役割を示すフィールド234とを有してもよい。潜在的な関心のある役割には、状況設定、驚き、ドラマ、解決があるがこれらに限定はされない。かかる記述子フィールド234により、システム20は、関心を維持するために有用な美的基準でコンテンツデータファイルをソートすることができる。状況設定コンテンツデータファイルは、式で説明すると、幅広いエクスポージャ(exposure)があり、重要性が低いレベルであっても長期にわたるものである。ドラマチックなコンテンツデータファイルは、重要性が高いレベルであり、時間的には短いが近いもの、すなわち、関連する人物と近い関係にあるものに依存する。
作品データベース230は、システム20が作者や実演者の目標、及び聴衆の反応に応じて情報伝達物を素早く作成できるようにする、解決、外観、及びメディアタイプの好ましい特徴に関してノードを記述する、コンテンツデータファイルデータベース210中の基準とそれに付随するフィールドのような基準232とそれに付随するフィールド234とを有する。
また、作品データベース230は、情報伝達物を構成するコンテンツデータファイルのプレゼンテーション、編集、組立を管理する全体的なルールを含む、基準232とそれに付随するフィールドを有する。
図11は、リンクデータベース240の一実施形態を示す図である。リンクデータベース240は、コンテンツデータファイルに基づくソートの結果を保持する機能を実行する。リンクデータベースは、作品データベース230中の物語ノードを取る必要性を解決し、リンケージデータベース240に配置されるリンケージが常用性と状況的関連性の点で最適化されるように、それをコンテンツデータファイルデータベースに対する検索基準として適用する。
図8において示したオブジェクトデータベース210の一実施形態は、一般的重要性を測るコンテンツデータファイルの基準212とファイル214を有する。一般的重要性に加え、物語に対するコンテンツデータファイルの相対的な重要性を決定することもできる。この関係を記述するメタファーは遠近法である。一般的な重要性により、コンテンツデータファイルの内容が山やモグラ塚(molehill)であるかを比喩的に測ることができると言える。相対的な重要性により、モグラ塚が情報伝達物に十分近いか比喩的に測ることはできるが、作者、情報伝達物中のキャラクタ、実演者、聴衆などの情報伝達物に関連する人物が遠くの山と同じくらい重要に見える。
物語中のノードを説明することにより、コンテンツデータファイルを最初に一般的重要性により分類して、所与のノードと物語タイプとに分類し、必要に応じて物語ノードと物語タイプとに分類することができる。作者の説明をすることにより、作者に対する重要性を近似して追加的分類を行うことができる。さらに、聴衆に関する情報がある場合、システム70は、選択されたコンテンツデータファイルを聴衆に関する情報に基づき分類を試みることができる。最後に、システム20は、情報伝達物中の変化、作者、実演者、情報伝達物中のキャラクタ、及び聴衆に動的に応答し、実演者とその他の実演者と聴衆をマルチコンテンツデータファイルを用いて「ジャム(jam)」させることができる。
図12は、コンテンツデータファイルと関係者との間の関係を示す概略図である。この簡単な図形が示す原理は、コンテンツデータファイル管理の現在のシステムは、すべてのコンテンツデータファイルを本質的に同等に扱うが、これと比較して、相対的重要性のコンセプトを使用すると、個人が実際に世界を見ているその見方と同様に、すなわち個人的な観点の原理と同様にコンテンツデータファイルを整理(organize)することができる。
図13は、リンケージデータベース240において使用するリンケージを作成するためにコンテンツデータファイルと関連する人物との間の関係をいかに使用するかを示すフローチャートである。前に見たように、関連する人物(関係者)は個人またはグループを含み、動的であり可変であり潜在的には同時である役割を有する、作者、キャラクタ、実演者、及び聴衆であり得る。
本方法の最初のステップにおいて、(聴衆、実演者、及び作者のうちの一人またはそれ以上である)関連する人物を特定し(ステップ250)、その関連する人物のナレッジベース200を取得する。ナレッジベース200のデータを、CDFの分離率(degrees of separation)を測定する絶対的基準点を与えるのに便利なガイドライン(時間、場所)に変換する(ステップ252)。ステップ252に次いでステップ254に進み、相対的重要性を計算することにより、個人的、ローカル、及び一般的分類等のコンテンツデータファイルのコンテンツの分類基準として、分離率とCDFの絶対的重要性の式を構成する。
帰納的論理と演繹的論理と上に一般的に説明し、図4を参照してより具体的に説明した仮想的遠近法とを用いて、推論クエリを作成する(ステップ256)。しかし、本実施形態では、推論クエリを作るプロセスは2つの部分を有するプロセスであり、上記(ステップ256)のように、個人またはグループ(作者、キャラクタ、実演者、及び視聴者)に最も広く高い相対的重要性を有するものを検索する推論クエリを作るステップと、かかる推論クエリを、同様の計算により物語ラインのノードに対するコンテンツデータファイルの相対的重要性を計算することにより決定される同様の補足推論クエリと結合するステップ(ステップ258)とを含む。特に、本実施形態では、(以下により詳しく説明するように)物語のノードに対するコンテンツデータファイルの相対的重要性を計算するために、個人またはグループに対する最も広く高い相対的重要性のあるものを検索する推論クエリを、同様の計算により作成した補足推論クエリと繰り返し組み合わせて、合成推論クエリを作成する。
次に、ステップ258で作成した合成推論クエリを使用して、物語の作者とノードに対する状況的重要性を有する結果を返す(ステップ260)。例えば、合成推論クエリは、ノードで個人がどの本を読んだかに関するクエリを、ノードの時間の前後に個々のクエリを限定するクエリを組み合わせたものであってもよい。繰り返しは、本に関する情報を使用して、物語中のイベントに関連する本の場所とキャラクタに関する追加的な推論クエリを示唆する時に行う。
次に、ステップ260の結果を(例えば、相対的重要性の最小レベルの境界や、検索するCDFメディアのタイプを設定する)作品制作基準に照らし合わせてテストする。
テストに合格しないと、システムはステップ258に戻り、クエリを再構成してより満足のいく結果を作成する。テストに合格すると、その結果(許容できるCDFの場所)を潜在的作品のリンクデータベースに入力する(ステップ264)。
本プロセスを繰り返して(ステップ266)、絶対的重要性が低く分離率が低い(すなわち、物理的場所及び時間及び他の次元においてより近い)場合の推論クエリを求める。
判断ステップ267において、新しい値を(分解度が多い)一般的なものから(分解度がない)個人的なものに動かしながら、クエリを繰り返すかどうか判断する。
ステップ268において、個人またはグループと物語ラインのノードについてプロセスが完了すると、作品データベースに有用な方法でCDFとそのCDFへのリンクの記憶が必要か特定する。
決定ステップ269において、別の個人またはグループに対して追加的反復が必要か判断する。
ステップ270において、作者が選択した作品に、以前の反復により返された結果をランキングするのに有用なルールを適用する。例えば、そのルールは、相対的重要性が最も高いCDFを保持しその他を破棄するものであってもよい。
ステップ272でプロセスのCDF取得の部分が完了する。
本図では、絶対的重要性はすでに計算されているものとした。
言うまでもなく、実施形態によっては、ナレッジベース200は、関連する人物をある時間のある場所に関連づけるフィールドを含む。コンテンツデータファイルデータベース210、指定コンテンツデータファイルデータベース220、及び作品データベース230中の同様のフィールドにより、最初のレベルの関連づけが、コンテンツデータファイルに対して計算された絶対的重要性値に関して作成される。これに基づき、コンテンツの、作者、実演者、キャラクタ、視聴者に対する絶対的重要性と遍在性が最大のコンテンツデータファイル(主要な歴史的イベント、ポピュラーカルチャーの図、どこにでもある製品)を選択できる。
絶対的な人数が減少したことによる絶対的な重要性の低下を、遠近法により、インパクトを集中することにより、またはイベントやオブジェクトを小さいエリアに遍在させることにより、相対的重要性を大きくして補償して、相対的重要性をコンテンツデータファイルについて計算することができる。すなわち、コンテンツデータファイルに示されるイベントまたはオブジェクトの相対的重要性は、人数×重要性×時間的長さの絶対的計算からだけではなく、関心及び近さよりなる変数である重要性により得られる。この原理により、人数が少なくても、近さ(proximity)により体験の強度が倍になるので、全体的な相対的重要性は大きくなる。この原理は、世界の目にはモグラ塚であっても、個人的に起こることは、世界の別の場所で崩壊する山よりも、私たちには大きな重要性を有しているように見えるとの前記の観察事項を言い換えたものである。このように、グローバルレベルの重要性を有するコンテンツデータファイルのみではなく、グローバルな重要性は大きくなくてもローカルな重要性が大きいコンテンツデータファイル、すなわちその場所のその世代にはフォーマティブ(formative)、ノスタルジック、さもなければ重要な記憶に残るイベントやオブジェクトを、リンケージテーブルに入れる。
例えば、2005年に平均60歳であったシカゴからの聴衆等のグループの場合、シカゴに引っ越すまたはシカゴから引っ越したことにより時間的に遡るとその地域からの聴衆の数が減少するため、ローカルオブジェクトも減少するとの理解の下に、60年遡ってグローバル及びローカルのコンテンツデータファイルを選択する。
個人と作者を例にとると、同じ方法を用いても、個人の時間に対する場所の座標はすべての点で正確に分かるので、統計的な関連性が低下し、平均的な人々を考えた場合と同じになるという利益がある。また、ナレッジベース200を利用して、その個人にとって重要性が高いコンテンツデータファイルを予め選択してもよい。
上記の段落では重要な原理も説明した。隔たり度(degrees of separation)の原理は、誰でも世界中の誰とでも6次の隔たりよりは隔たっていないという原理として周知である。法則とは言えないが、経験的には十分に正しく、(あなたが経験した、(個人の家系的つながりにわたり)あなたの近しい人が経験した、あなたの知り合いの誰かが経験した、あなたの知り合いは誰も経験していない)イベントやオブジェクトの相対的重要性を測る手段として、また作者、実演者、及び聴衆にとって重要性が高くて思い出としての価値が高いであろうコンテンツデータファイルを見つけるのに有用であり、情報伝達物中のキャラクタの性質とバックグラウンドを示唆できる。
これは、システムの反復的能力も示唆している。本システムは作者に関する情報を利用して、その作者の情報伝達物中のノードである実際のイベントに係わった他のキャラクタを特定する。例えば、作者がある年に大学にいたことが分かっており、ある大学にいたことを示す写真がある。システムは、同じ時期にその大学にいた他の学生のコンテンツデータファイルを検索し、作者の画像を含む他の人が取った写真を特定する。写真を撮った人たちのプロファイルをこの作者の交友関係のリストと物語にリンクし、順に、さらに別のつながりや関係を示すその他のキャラクタやコンテンツデータファイルにつなげる。これは、物語に直接的重要性を有するコンテンツデータファイルと、物語中のキャラクタの性質を示すのに有用なコンテンツデータファイルとを明らかにするのに有用である。例として、システム20は、作者の大学からの友人はカリフォルニア出身でありサーファーであることを明らかにし、作者の大学の運動部の他のメンバーがノースカロライナ出身であり自動車のレースに出ていたことを明らかにする。
システム20はスケーラブルであるだけでなく、スケーリングをして自己最適化をすることに再度注意喚起をしておく。システム20は、作者とキャラクタ(characters)に関して少ない情報量から始め、この情報を利用して検索と推論をして、作者と個人に関してより多くの情報を集め、検索を表現する能力を強化する。この能力は、多くの人がシステム20を利用し、その人の話と参加者のリンクに貢献することによってのみ強化される。
図14はコンテンツデータファイルと物語のノードとの間の関係を示す概略図である。
例えば、個人的データベースが仮にシカゴのイリノイ工科大学のカレッジに関係するコンテンツデータファイルを含むものとする。システムは、この個人的コンテンツと聴衆との間に隔たり度(degrees of separation)が小さいことを知り、これらのコンテンツデータファイルが、絶対的重要度が同じだが隔たりが大きいコンテンツデータファイルよりも相互の相対的重要度が高くなる可能性を高くする。
相対的重要性が相互に高いコンテンツデータファイルを特定することにより、物語を改善する追加的ツールが得られる。想起における共有体験エイド(shared experiences aid in recollection)により、認識による興味を強め、強い状況的足場を提供する。どのコンテンツデータファイルが状況の支援のために優れており、よく知られているか特定することにより、反対を利用できるようにする。すなわち、システム20は、どちらのコンテンツデータファイルが知られておらず、驚きであるか評価できる。興味をそそるコンテンツデータファイルと驚かすコンテンツデータファイルを交互に組み合わせることは、エンターテインメント性を強め、情報伝達物の記憶呼び起こし機能を強化する有用な方法である。
図15は、物語ライン290に沿って配置された複数のノードNを示す概略図である。説明の便宜上、ノードNをまっすぐな物語ライン(narrative line)上に配置したが、多次元のメディアオブジェクト空間においてノード相互間の位置は任意である。
図16は、追加の推論クエリを作成するために、コンテンツデータファイルと物語の「ノード」との間の関係を調べる方法を示すフローチャートである。前述の通り、物語(narrative)のノードは作者72により定義されるか、コンテンツデータファイルで供給されたコンテンツを詳細に自動分析して前述の相対的遠近法の式を用いて計算することに基づいて定義される。
本方法の第1のステップにおいて、物語ラインと指示するコンテンツデータファイルを特定し(ステップ300)、その物語ラインの作品データベース210を求める。作品データベース210のデータを、指定されたコンテンツデータファイルの隔たり率を測定する絶対的基準点を提供するのに便利なガイドライン(時間、場所)に変換する(ステップ302)。次いで、ステップ304は、ステップ252と、隔たり度(degrees of separation)の式と、ノードの相対的重要性を計算することによる個人的、ローカル、及び一般的な分類等のコンテンツの分類基準として指定されたコンテンツデータファイルの絶対的重要性とを踏まえる。
上に一般的に説明したように、帰納的・演繹的論理と、仮想的遠近法とを用いて推論クエリを作成する(ステップ306)。最初に、相対的重要性が最も広く高い一般的なものを探す。
ステップ308において、物語に関連する個人と同様に、CDFの相対的重要性を計算する計算(図13)により作成された同様のクエリを繰り返し結合して、推論クエリを作成する。
次に、ステップ308で作成した追加の推論クエリを使用して、物語の作者とノードに対し状況的に重要な結果を返す(ステップ310)。
次に、ステップ310の結果を(例えば、相対的重要性の最小レベルの境界や、検索するコンテンツデータファイルのタイプを設定する)作品制作基準に照らし合わせてテストする。テストに合格しないと、システムはステップ308に戻り、クエリを再構成してより満足のいく結果を作成する。テストに合格すると、その結果(許容できるCDFの場所)を潜在的作品のリンクデータベースに入力する(ステップ314)。ステップ308−314を必要に応じて繰り返す(ステップ315)。
本開示のインターラクティブなカスタマイズしたバージョンで利用できる別の物語パス(narrative paths)を提供するノードについて定式化した推論クエリについて、本プロセスを繰り返す(ステップ316)。
すべての必要な繰り返しが終わると(ステップ319)、推論クエリを複数回繰り返した結果得られた結果をランキングするルールに基づき、結果全体を最終的にフィルタする。例えば、そのルールによると、すべてのノードにわたり相対的値が最高のコンテンツデータファイルが保持され、またはある範囲のノードだけが限定的に選択される。まだノードがあれば(ステップ321)、ステップ308に戻る。ノードがもう無ければ、終了する(ステップ322)。
図17は、情報伝達物の作者は、その情報伝達物とインターラクト(interact)するときに選択をするオプションを提供することもできることを示している。ノードNxを有する最初の物語ライン350に加えて、別のノードNyを有する別の物語ライン352を設け、プレゼンテーションや実演の時に別の物語ライン352を選択できるようにする。
例えば、物語中のノードでは、別の物語ラインに進む選択をすることもできる。ハワイ旅行の物語の場合、始めから終わりまでの物語ライン(narrative line)にこのシステムを制約する理由はない。物語ラインは、情報伝達物が許せば、別の任意のノードにリダイレクト(redirect)することができる。
図18は、システムがいかに仮想的視野(virtual perspective)360を再計算でき、その結果、状況データファイルをノードとし、状況計算を新しいノードと新しい物語364について繰り返すことを示す。
図18の下の図360、362には、オブジェクトをノードに対する相対的な重要性に基づき関連づけた、下の場合360、362を示す。362では、あるファイルが物語ノード要素として選択されており、どのコンテンツデータファイルを状況データファイルに使用するか決定するための境界条件が再計算される。これにより、作者は、実演またはプレゼンテーションの時にインターラクティブにナビゲーションできる広い知識ベース364を画成できる。ページ上部の図に示したように、新しいノードを使って新しい物語ライン362を作成、または新しいノード350を作成する状況オブジェクトを提供する。
例えば、聴衆はインターラクティブプレゼンテーション中のCDFに非常に興味を示すとする。プレゼンター(presenter)はそのCDFを選択する。その選択により、システムは作品を聴衆に表示し、別の物語ラインの表示をさせる別のノード(alternate set of nodes)をフェッチする。
図19は、図16に示した次のノード301を特定する方法を詳細に示している。判断ステップ370では、情報伝達物を選択してインターラクティブにするか、カスタム化するかに基づきパスを選択する。インターラクティブまたはカスタム化するかしない場合、ステップ372で図16のステップ318の出発点に戻る。カスタム化する場合、インターラクションとカスタム化の入力をステップ374で選択する必要がある。例えば、作者は事前に、聴衆、またはプレゼンターと聴衆を、プレゼンテーションの次のノードを選択するプロセスへの入力源であるとの製品定義(product definition)を選択する。
ステップ376において、選択された入力を集める。例えば、マイクロホンやカメラをモニタして聴衆の反応を捉える。決定ステップ378では、システムがルールを適用して、次のステップを実行するために十分な情報が集まったか判断する。まだなら、システムは判断ステップ380を実行して、情報の収集を続けるか終了するか判断する。例えば、情報を受け取らないか、矛盾する情報を受け取り、ルールにより入力収集を始めてから1分以内に継続の決定がされた場合、システムは入力収集をあきらめて、他の基準に基づき決定をする。
例えば、1分より長く情報を受け取らず(または矛盾する情報を受け取り)、決定は1分以内にしなければならない場合、システム20は入力収集を「あきらめ」て、決定を下す別の手段を実行する。
決定ステップ380がYESであれば、ステップ376に戻る。NOであれば、ステップ382に進み、デフォルトの動作をする。典型的に適切な動作を、作者が選択した次のノードに続けるか、または集まった入力に新しい基準を適用する。判断ステップ384は、ステップ374に戻ることにより次のノードの選択をするために複数の入力を収集するオプションを提供する。
すべてのソースから十分な入力が集まると、システムはステップ386に進み、プレゼンテーションの次の新しいノードを選択する。このステップに続き、プロセスは図9cを参照して前に説明したように図テップ301に進む。
説明では、各ノードがプレゼンテーションまたは実演と一定の関係にある情報伝達物において、次のノードはどれかを特定するプロセスは既存のノードリストと、一定のシーケンスで記憶されたノードの記録とを問い合わせ、印刷された記録または同等の活動を読み出す結果である。
インターラクティブな作品(work)の場合、次のノードはプレゼンテーションや実演の時の聴衆、実演者、作者からの入力による。システムは複数の個人を順次または同時に入力するように設計され、上記の役割の1つ、複数、またはすべてから入力してもよい。
聴衆の入力は、聴覚的キュー(拍手、叫び声、足を踏みならす音)、聴覚的キューと位置的キューの組み合わせ(他より騒いでいる聴衆)、動作(ジェスチャをしたり、マーカーをかざす)、またはカメラ、マイクロホン、または位置、圧力、重さセンサ等のセンサで容易に検出できる活動等の意図的なものであり得る。
聴衆からの入力は意図的でないものでもよく、例えば、体温、視点検出、頭部のトラッキング、瞳孔測定(pupilometrics)、心拍数測定、その他の刺激への非自発的な肉体的反応の測定等でもよい。同様な自発的入力と非自発的入力を利用して、実演者または作者はプレゼンテーションまたは実演する次のノードの選択を修正する。
入力を選択する際、システムは次にどのノードにするか決定する基準を満たすまで入力情報を収集する。情報収集ステップは、時間(所定時間中に情報が来なければ、システムはデフォルト動作を行う)、強度(拍手が弱くて閾値に届かない場合、システムは入力を無視することができる)、明瞭性(2つの矛盾する入力があった場合、次のノードをはっきりと選択できない)等の機能により、制限される。
デフォルト動作はどんなものでもよい。デフォルトノードに進む、システムに次のノードのルールベースの推奨をさせる、プロセスを停止する、作者/実演者に選択するように促す等は、すべてシステム設計の技術の分野の当業者により容易に実現できるオプションである。
入力が完了すると、システムが複数の入力を得ていなければ、選択が行われる。また、システムが生成した推奨を含む複数の入力からの情報をミックスしてノードを選択でき、または既存のノードをミックスしていままでなかったノードを作成することもできる。
本発明の方法は、最後に図6に示した作品テーブルにキャプチャされた物語のノードを利用する。物語ノードは、そのテーブルに含まれる物語により規定される情報伝達物を改善するために有用な、コンテンツデータファイルの選択のキーとして機能する。しかし、コンテンツデータファイルのすべてのソースの検索により非常に多数の結果が返され、それを手でソートしなければならない(またはまったく結果が返されないか、他の理由で不適当な結果が返される)従来のシステムとは異なり、本発明では、作者、実演者、キャラクタ、及び聴衆の重要性に基づきコンテンツデータファイルを予め選択している。例えば、物語ノードでは、魚のキーワード、キー画像、またはキー音声が使用される。システムは、作者にすべてのデータベースで適当な魚を検索させるのではなく、作者、実演者、聴衆、物語ノード及び物語ノード中のキャラクタの時間・場所を知っているので、本システムの具体例のビルダー(builder)が設けたルール(インターラクションスタイルの範囲から全自動、支援、完全なマニュアルを選択できる)により作者の選択を予測できる。このように、物語ノードが日本に設定されていることが分かれば、システムは、日本の鯉を含むコンテンツデータファイルをリストの最初にもってくる。
また、システムは、コンテンツの関連が物語ノードにより指定され、そのキャラクタが作者、実演者、及び聴衆の想起の刺激になる関連コンテンツデータファイルを示唆できる。例えば、物語ノードの場所と時間が分かると、作者と聴衆はシステムに鯉がいる池、芸術的な画像、日本の町の通りの写真を示唆させる。
システムは繰り返し最適化する能力を有していることを再度強調しておく。作者が選んだ個人的写真を、その作者に関する追加的な知識を利用してシステムにより分析できる(作者はある大学の学生であり、写真に写っている人はチームのユニフォームを着ている。そこで、システムはその写真が大学のチームメンバーであると推論し、かかるチームメンバーの写真の検索を開始し、その写真を作者の写真に写っている人を特定するために利用する)。
さらに、本システムは、状況データファイルとコンテンツデータファイルの比率を自動的に設定し、情報伝達物の前景(foreground)で機能するルールにより管理される。
さらにまた、本システムは、図8に示したように、コンテンツデータファイルデータベース210または220を用いてコンテンツデータファイルデータベースからコンテンツデータファイルを取り、(及び図7のナレッジベースパーソナルテーブルと図10の作品テーブル中のデータとともに)その重要性を最適化するために変更する。例えば、物語ノードには赤い自動車がある。図7の作者データからシステムは作者に1955年型青いビュイック(Buicks)を提示する。しかし、図7の一般データベースを検索すると、1955年型赤いビュイックしか出てこない。システムには、一般的なデータベースから得られたコンテンツデータファイルをパーソナルデータベース中のコンテンツの説明と一致するように変更し、失われたメディアオブジェクトコンテンツを提供するルールが設けられている。
この原理は図7に示したナレッジベース200と、図8の一般データベースと、図10の作品テーブルから得られたコンテンツデータファイルのすべての組み合わせに適用される。作者は、一組のコンテンツデータファイルを、他のデータベースに記載されているが失われているよりよいコンテンツデータファイルに変更させるルールを実装することもできる。例えば、55年型ビュイックを青に変えるのではなく、システムは聴衆がフォード(Ford)の自動車を好むことに合わせることもできる。あるいは、図10の作品テーブルの物語ノードを優先して、コンテンツデータファイルを変更して、2005年型黒のフェラーリ(Ferrari)の後に作者の画像を配置してもよい。
本システムは、失われているが潜在的に重要なコンテンツデータファイルを特定することができるので、必要性を満たすのに必要とされるコンテンツデータファイルを生成するように作られている。例えば、指定された日のシャルトル大聖堂(Chartres Cathedral)の画像はないが、適切な情報があれば、システムは天気と光の状態とを外挿して、仮想的だが作者と聴衆にとって重要なメディアオブジェクト(media object)を構成して、物語ノード、そのキャラクタ、及び必要な実演者の要求を満たす。
また、作者のスタイル的な要求を満たすために、問題のコンテンツデータファイルを図10の作品テーブルのルールに従って修正してもよい。例えば、状況データファイルは上記のように特定されるので、それを詳細でなくし(マンガ化)して一般的にするスタイル的な修正をすることができる。
最初のステップで物語の焦点を決定する。例えば、物語の焦点はパリでの休暇であってもよい。次に、作者は表現のモード、物語のノード、もしあればその他のキャラクタを決定する。この時点で、システム20は、コンテンツデータファイルを作者(または、情報伝達物の目的が実演である場合、作者、実演者及び聴衆)の記憶と想像力を増進するために表示させるトピック、場所、期間及び分類(個人的、一般的、ローカル、または遍在した)を与えることにより起動される。作者はプレゼンテーションされたコンテンツデータファイルから選択して、相互の物語関係に配置し、下になる物語を画成するノードをつくる。
このノードは、コンテンツデータファイルや、その他のコンテンツデータファイルを含む物語や、その他の物語でもよい。例えば、物語「パリでの休暇」には、エッフェル塔を表すメディアオブジェクトや、エッフェル塔に関する一連のイベント、オブジェクト、設定、またはキャラクタを伝える複数のコンテンツデータファイルよりなる物語であるノードを含む。作者は、中心となる一組のノードを選択すると、プレゼンテーション作成ソフトウェアプログラムで一般的にやられているように、それらのノードを順序立てることができる。順番は、単に時間的順番でも、空間的順番でも、作者ではなくその場所の歴史に関する順番でも、作者がよいと思うその他の任意のスキーマ(schema)でもよい。
また、作者は物語の出力を選択するように求められる。システムは、出力が印刷なのか、人間によるインターラクティブな実演なのか、コンピュータによるインターラクティブな実演なのか、フィルム、ビデオ、オーディオ、またはその他の現在または将来使われる何らかの形式なのかにより、使用する選択基準と組立原理が異なるからである。これは情報伝達物の作成用に設計された前述のプログラムとは異なることに留意せよ。これらのプログラムは一般的には特定のメディアの作品の作成を支援するように設計されている。例えば、印刷物を作成するためにはクォークエクスプレス(Quark Express)等のパブリッシングプログラムを使用し、ビデオの作成にはアドビプレミア(Adobe Premier)を使用し、インターラクティブなコンピュータ作品を作成するためにはマクロメディアディレクタ(Macromedia Director)を使用し、オーディオ作品を作成するにはサウンドフォージ(Soundforge)を使用する。その理由は、こうしたシステムが、作者がメディアのプレゼンテーションに関する具体的な情報を入力することに依拠しているからである。
ここに説明する様々な方法は、作者、キャラクタ、実演者及び聴衆に対するコンテンツデータファイルの関係を理解するように設計されているので、システム20は、組立の原理(principles of assemblage)を、基礎にあるコンテンツデータファイルの関係から、物語、その中のキャラクタ、作者、実演者、聴衆、及び作品である情報伝達物と密接な関係にあるその他のエリア(作品がプレゼンテーションされる場所、作品を送信や実行する具体的な機器、本発明の生産物である情報伝達物に係わるその他の総ての環境面)に外挿することができる。上記の理由により、作者は選択した出力のタイプに適切なツールを選択し、かかるツールの自動化レベル(完全マニュアルから完全自動化まで)を選択するように促される。ここでツールとは、情報伝達物の組み立てに使えるハードウェアとソフトウェアであり、作者の意図によりメディアのスキャン、変更、作成等の動作に変換する、一般的にはテンプレート、編集、変換、組立、補正ソフトウェア及びハードウェアである。
出力フォーマットを選択する際、システムは物語を分析して選択基準を外挿する。また、望ましい自動化レベルまたはシステムの設計に組み込まれた自動化レベルに応じて、システムは、どのコンテンツデータファイルがその物語、作者、実演者、及び聴衆に対してどういった重要性を有するかを予想できる構成を有しているので、追加的なコンテンツデータファイルや物語を推奨できる。
例えば、物語ノードを基本的な順番に配置する時、作者は、一部のノードを説明だけにすることができる。システムは、日時と場所が分かっているので、簡単な説明(「路上のパントマイム」)を解釈して、作者の基準に合うメディアオブジェクトを検索する。他の場合、システムの実装によっては、システム(作者、キャラクタ、実演者及び聴衆を知っている)と物語のアーク(arc)と出力形式は、そのメディアが物語の追加的ノードを示唆する組成ルール(compositional rules)に頼り、作者から知るだけでなく作者への補助教材として機能する。例えば、システムは、美術館と関係がある隣接ノードが多すぎることを判断し、聴衆の興味をそらさないようにレストランや歴史的場所に関係するノードを示唆する。聴衆が芸術よりも食事により多くのお金を払うことを示すプロファイルをシステムが有している場合は特にそうである。システムは、聴衆のアイデンティティに焦点をあてるために利用するキャラクタを示唆することもできる。
また、システムは、情報伝達物を組み立てるプロの語り手の行動を記録して、一人の作者から学んだものを他の作者への教示やヒントとして使用する。
あるいは、作者は刺激を受けることを選択し、作者の期待から幾分はずれた方法でシステムに応答させることを選択してもよい。作者は、他の作者のデータベースに基づき、情報伝達物のキャラクタのデータベースから、排他的に聴衆データベースに焦点を絞って、または刺激的な驚きの要素を組み込むためにある程度ランダム化して、システムにコンテンツデータファイルを組立させる選択をすることもできる。
システムは作者により提供されたノードのみに制約を受けないが、作者が提供しなかったノードを含む物語ノードへのシーケンス(sequence)を推奨する場合にも、システムに物語を推奨させる選択を作者がするかも知れない。例えば、システムは(上記の推論的方法で)よい物語に典型的な連想やパターンを検索でき、(卒業等の)人生における特別なイベントの画像(卒業証書の授与)が象徴的であり、状況設定に好ましいこと、画像がCDFによりサポートされておりそれゆえ好ましいことを作者に推奨(して案を提供)する。
明らかにすべきことは、作者に価値のある作品を予測するシステムの努力は、ルールベースのパターンマッチングか、またはニューラルネットワークの使用等の動的な反復パターン分類の分野の当業者には周知の方法のいずれかでの、このシステムの状況(context)を画成するデータベース中のパターンと連想の検索に依存している。すなわち、本システムは検索技術不可知論(search technology agnostic)である。これには、行動履歴を観察して行動を外挿するシステムを構成する分野における当業者に周知な手段を含む。この場合、記録される好ましい行動は、作者(、実演者、キャラクタ及び聴衆)が前に情報伝達物を構成した行動である。例えば、システムは、作者がジョージルーカスによる映画を好むことを知っており、作者が最初に選択したノードから示唆される物語だけではなく(ジョセフキャンベルから受けたルーカスの物語の刺激により)、ヒーローが出てくる物語を好むことを推論する。
本システムはコストリミットやその他の最終出力に関する情報(出力は個人利用か商用か、何人の人が作品を見るだろうか、この作品はどこで見られるか、作品は独自の知的財産または家族や個人的なサークルには自由な家宝か、その他の情報伝達物を作成するための質問)を作者に要求してもよい。
すべての入力を完了すると、システムは、作者がコンテンツデータファイルの主オファーと付加的またはバックアップのセレクションとを容易に選択できるように、作者の要求に対して適切な1つ以上のサンプルレイアウトで選択されたコンテンツデータファイルをプレゼンテーションする。例えば、作者は、システムが提案した最初の選択肢すなわちエッフェル塔のメディアオブジェクトに同意しないが、そのオブジェクトを意図的に選択することにより、または非自発的な応答により、システムは代替品(例えば、別のコンテンツデータファイルのスライドショーを流し選択基準に合わせる、サムネイルのマップを提供する、またはコンピュータヒューマンインタフェースデザインの分野の当業者に周知のその他の手段)をオファーできる。
また、作者は、システムに作者が与えた基準に合うオブジェクトの範囲を選択させ、情報伝達物を代替物の範囲をプレゼンテーションさせ、または代替物を表示する方法を変更させる。例えば、情報伝達物の最終バージョンは、物語の必要を満たしながら、作者の好み、キャラクタの性質を示唆するオブジェクト、実演者の好み、及び聴衆の好みにわたる範囲のコンテンツデータファイルを一定に回る画像を有する。
上記の方法を利用して、システム20を用いて、作者に重要なコンテンツデータファイルを探すことができる。例えば、(例えば情報伝達物のその他のキャラクタである)他の人たちは、作者がエッフェル塔に行った時に画像を撮ったかも知れない。時、日付、物語上の必要性、及び作者の外観、並びにその他の画像のキャプチャの時間と日付を知っているので、システムは、他の人々に、他の人が取った画像に作者または作者の一行が写っている画像を購入するかライセンスするオファーをできる、または他の一行が写っているが作者が持っている物の方がよい作者が持っている画像の権利と交換する。
オブジェクトを編集してから、作者は、情報伝達物の他の側面に適した他のツール(かかるツールの網羅的ではないリストを挙げるとすると)画像トラックへのオーディオ付加ツールや、反対にオーディオトラックへの画像付加ツールや、インターラクティブ性を追加するツール)を使用することもできる。
情報伝達物がライブパフォーマンス(work of live performance)でないとき、作者はシステムに情報伝達物の草案(場合によっては、プルーフ、ラッシュ、またはリハーサル)を作成させる。
物語草案がよいと作者が思えば、物語アウトラインの最終バージョンを作成する。
図19は、状況データファイルを有する情報伝達物中の個々のノードページの作成を作者がエンハンスする、本発明による方法を示すフローチャートである(この場合、選択される作品は個人的写真アルバムであるとする)。
物語が作成され、出力の性質に関する質問に答えると、作者は、物語のノードを選択し(この例では、かかるノードはエッフェル塔の写真である)、システムは各ノードに基づき状況データファイルをオファーする。
図21は、作者が個人的コンテンツを提供し、システムに物語ラインのノードを提供されたコンタクトから推論させる。それゆえ、本システムは、ノードの状況を設定するコンテンツデータファイルを返したクエリを構成することができた。
図21のステップ450は、ログオンした(システムに知られた)作者が例えば写真アルバムである作品を選択する。
決定ステップ452は、作者が本開示に適切な作成ツールを用いて作業をすること、推論クエリから得られた生の結果、または完全に自動化されたシステムの作品を無条件で受け入れて作成された作品のいずれかを受け入れることを要求する。
作者が編集ツールを使用すると決めると、決定ステップ456において、作者はマニュアルツールまたは完全に自動化されたツールを選択する。
(作者が同じノードページの競合するバージョンから最終バージョンを選択する編集を行うことを意図して)完全自動化のみ、または他のツールとの組み合わせ(ステップ458)をツールとして使用すると決定すると(ステップ456)、決定ステップ460に進む。
決定ステップ460に基づき、システムはルールベースのアプローチ(ステップ462)またはランダムアプローチ(ステップ464)をとる。留意すべきこととして、作品ノードページがシステムのルール、構成原理、マニュアル介入、ランダム構成を反映する程度を選択するオプションが黙示的にシステムには備わっている。
決定ステップ466は、上記の段落で説明したように、どのツールをどの程度使用するかを選択する作者の能力を反映する。
もっとツールを増やす決定をすると、フローはステップ456に戻り、他のツールの追加をさせる。作者は決定ステップ468に行き、システムに様々なサンプルレイアウトでノードページコンテンツをプレゼンテーションさせる(ステップ470)。また作者は、プレゼンテーション準備ソフトウェアの使用の当業者には周知の方法で、システムにテンプレートを提供させる(ステップ474)ことを選択することもできる(決定ステップ472)。本システムは、決定ステップ476も有し、システムが提供するヒントや示唆をオンにする(ステップ478)。留意すべき点として、状況ベースの推論をシステムが暗黙的に利用できることにより、制作支援のための周知のツールの適用及び機能の質を変えることができる。
作者がツールの種類とミックスの選択を完了すると(決定ステップ466)、システムはノードページのコンテンツを表示し、作者にそのノードページのコンテンツとインターラクトさせる(ステップ480)。典型的なインターラクションは、レイアウトのためにオブジェクトを移動、削除、サイズ変更することである。
また、システムは、決定ステップ482により、ノードページコンテンツを変更する能力をオファーする。留意すべき点として、コンテンツを変更する決定(ステップ484)はシステムにより一意的にエンハンスされる。「シトロエンの自動車の画像を青から赤に変更し、アメリカのショッピングモールと思われる背景から削除して、推論された状況に合わせる」等のヒントをオファーできる。
作者はいつでも、作品ノードページにされた新しい変化をキャプチャするドラフトを作成して(ステップ486)、そのドラフトをすでに作成した他のドラフトと比較する(ステップ488)オプションを有する。
競合するドラフトと比較するとき、決定ステップ490に到達し、作者は、編集プロセスが完了し最終出力を作成することを宣言する(ステップ492)か、または製品ノードページの追加的ドラフトを作成するためにステップ480に戻る。
例えば、パリで物語ラインが生じると、システムは、作者にオファーするために、パリの地図、最もよく知られた芸術作品と建築、パリの有名な音楽、エッフェル塔の歴史、塔の高さと重さを示す事実的イメージ、昔にエッフェル塔の上から取った写真等の標準的な状況画像をコンパイルしている。システムは、ドラマチックなコントラストを作り出すために、かかる画像とともに、作者の画像、当時の知事、パリの市長、当時その地域で起こった主要なニュース画像、及び本特許で一般的なものとした同様の選択とともに表示してもよい。留意すべき点として、物語中のキャラクタが見たように状況を見ることにより、興味深い関連を見つけることができる(作者が出席したのと同じ礼拝に出席するためパリ市長はノートルダムにいたことが分かる)。
また、システム20は一般的であるが、歴史的ではなく、遍在性のために興味深いコンテンツデータファイルを見つけるかも知れない。例えば、製品の広告のためにある時期ある場所によくあったビルボードや広告、洋服のスタイル、紙マッチとたばこ、飲み頃のワイン、自動車、遍在する格子と鍛造された鉄製のフェンス、食糧、ポピュラー音楽等である。
システム20は追加的コンテンツデータファイルと物語をオファーするので、作者の想起が刺激されて物語に新しいノードが追加されることが予想される。例えば、ローカルな通りの画像により作者は雨に降られてビストロに入ったことや、公園で道に迷った話しを思い出すかも知れない。
すでに説明したデータベース中の情報や、作者が選択したコンテンツデータファイル及び物語に基づき、システムは、上記のコンテンツデータファイルのクラスに属し、作者は無視して収集しなかったが、後から見るとコアの物語にニュアンスと詳細を追加し、一般的なメディアを個人的な物語に結びつけるコンテンツデータファイルを一般的にローカルとして推奨できる。例えば、作者がエッフェル塔にあるレストランで食事をしたことがあると、それによりシステム20は検索して、そのレストランのメニューの写真、料理の写真、シェフとスタッフや部屋の写真を作者にオファーし、特にシステムは、そのレストランと聴衆のメンバーに家系的なつながりがある時にそうする。同様に、システムは、作者の家系、情報伝達物中のキャラクタ、実演者、または聴衆を結びつける、エッフェル塔を背景としたパリの解放に関係する画像その他のコンテンツデータファイルを探して提供する。また、システムは、エッフェル塔の上から、作者、情報伝達物のキャラクタ/実演者、または聴衆の家の方向を向いて撮った画像をオファーする。チケット係の写真、ローカルの建物の適当にスケールした画像と比較したエッフェル塔の画像など、作者、キャラクタ、実演者、及び聴衆にとって適切な多くの例がある。適切な写真がなければ、システムはコンテンツを構成またはローカルの状況よその必要性に合うように修正する。
留意すべき点として、システム20は、上記の通り、センサやカメラ等の装置を含み、作者、キャラクタ、実演者または聴衆の側の興味、アピールまたはインパクトの現れに応答する注視方向、視標追跡、その他の非自発的行動を調べ、その情報を利用して、作者の明示的な指示がなくても作者の替わりになすべき検索やクエリを予測する。
作者が情報伝達物のドラフトをよいと思うと、最終的な情報伝達物が作成され、記憶され、実演される。
図22は、情報伝達物の他の作成方法を示すフローチャートである。図22では、本方法を、印刷した情報伝達物を作成するために利用するものとして説明する。具体的に、この実施形態では、情報伝達物の個々のページを作成するタスクを説明する。しかし、言うまでもなく、個々のページを作成するタスクは、情報伝達物全体を作成する場合に含まれる。そこで例として、図22の説明においては、写真アルバムページを組み立て、かかるページをより大きな写真アルバムのコンテキストにセットし、そのコンテキストを利用してさらにページに含まれるべきCDFの選択を洗練する。
留意すべき点として、物語を刺激し情報伝達物をエンハンスする効率に加えて、本開示に記載した方法は情報伝達物(アルバム、本、マンガ、グラフィックな小説、ウェブページ、すべての種類の電子的プレゼンテーション、ビデオ、フィルム、及び実演)の制作を簡単にする点で有用である。
図21に示したように、本プロセスは写真アルバムテンプレートを選択するステップ500で始まる。次は決定ステップ502であり、作者は個人的写真アルバムの印刷したバージョンを選択する。作者は、アルバムまたはアルバムページを作成するプロセス中のどの時点でもシステムに命令できることに留意すべきである(図20に示した)。
これらのステップは集合的にステップ506と呼ぶが、推論クエリを求める状況データファイルの評価プロセスを指す。このデータは表示されるコンテンツデータファイルの関係と相互関連を画成する。
システム20は、すべてのコンテンツデータファイルをレビューし、この作品のコンテンツデータファイルをリンクし、カテゴリーに関するレイアウトで組み立てる(ステップ508)。
ステップ510は、一意的なルールを有するページのテンプレート(表紙、裏表紙、中表紙、及び最初と最後のページ)を呼び出し、コンテンツデータファイルから推論される状況的関連を用いて、図22に示したように作者が使用するヒント、示唆、サンプルレイアウトを作成する。
ステップ512では、一意的なルールを有するページが好ましいコンテンツデータファイルを選択した後に残るコンテンツデータファイルを取り、そのコンテンツデータファイルを、印刷される写真アルバムの本体に配布する。これはノードに対する推論された関連を保って行うことができる。例えば、物語ラインがノードが時間的に順次的であるものの場合、すべてのコンテンツデータファイルを各ノードの周りに同様に整理する。
ステップ514では、個人的写真アルバムは各ページの注目の的として個人的写真を表示する。その結果、最大かつ最適に配置されたコンテンツデータファイルは各ノードに関連する個人的画像となる。本システムの利点は、個人的画像間の推論される関連性により、システムが状況を共有する画像を選択しアルバムのページ上に配置することができる。このステップは、作者が明示的にした選択と、個人的ナレッジベースと作品データベースから抽出したシステムが推論した選択とを保持して、すべての個人的画像が総てのページに配置されるまで繰り返される。
この反復アプローチは、他の情報伝達物に適用でき、ページ上の個人的画像の適切な配置の問題の制約を受けないが、状況データファイルを有する情報伝達物中の個人的画像の配置の優先順位やその他の扱いには制約を受ける。
ステップ516はステップ514と同じであり、違いは、本開示ですでに説明したように、システムが二次的な視覚的重要性を有する領域に相対的な重要性が「ローカル」であるコンテンツデータファイルを入れる点である。再度、推論された関連性により、他の制作システムでは無関係とされてしまう相対的重要性が高いコンテンツデータファイルを選択することができる。
ステップ518はステップ516と514と同じであるが、一般的としてシステム20に分類されたコンテンツデータファイルが三次的な視覚的重要性を有するページ領域に配置され、そのページの個人的及びローカルなコンテンツと比較するとサイズは小さい(または視覚的に逆強調される)。
集合的ステップ520は、最初に、システムが状況的推論の原理をシステムメモリに中の潜在的作品に適用させるオプションをシステムが作者に提供する。上で述べたように、作者はシステムをマニュアルで無効にするか、作品を構成するマニュアル及び自動的方法をミックスするオプションを与えられる。
作者はオファーを受けると、システムは作品中のコンテンツデータファイルのすべての関連性と配置をレビューし、他の状況的推論とその他の分析形式を利用して、ノードに与えられた状況のギャップを特定し、それに基づいて、ページ、新しいページレイアウト、新しい状況データファイルを提供する。
ステップ524は図21で詳細に説明した。ステップ520に関連して、システムは、図13と図19で規定された必要性と一致する状況データファイルを作成するオプションを作者にオファーすることに留意すべきである。例えば、システムは黒い1955年型シトロエン(Citroen)を見つけるが、個人的物語は赤い1955年型シトロエンを必要とする。作者がよければ、システムは、ローカルコンテンツデータファイルを自動的に変更して、作品にとってオリジナルな個人的コンテンツデータファイルを作成する。また、マンガスタイルまたは白黒の(変更または生成した画像を表示して)文体的手段を使用して、見つかったコンテンツデータファイルと区別する。
ステップ524は、作者によるレビューのための写真アルバム全体のドラフトを作成する最終ステップである。
この場合、作者は次のようなテンプレートを選択したと仮定する。すなわち、1ページあたり1物語ノードがあり、長さが15ページであり、解像度、サイズ及びストックが選択され、全体的なスタイルとコンテンツデータファイルの選択がシステムにより変更され、パワーポイント、エクセル、その他多数のソフトウェアで一般的に行われているように、選択されたスタイル(モダン)及び情報伝達物の作成の補助手段の他のすべての側面と一貫している。
言うまでもなく、システム20は、追加的コンテンツデータファイルを示唆し、それがコンテンツデータファイルであることを知っているので、作者、実演者によりアピールし、便利であり、聴衆に刺激を与えるように扱う。例えば、一般的に、表紙はアルバムの内容のすべての意味を担うものである。(例えば、エッフェル塔のストック写真を用いて)過去、一般的なシーンが選択されている。このシステムにより、作者の画像を背景から抽出し(かかる画像の作者と聴衆にとっての価値を知っているので)、ローカルな重要性を有するパリの画像と合成し、パリ市民のコンテキストを設定する一般的価値を有する小さな画像(歩道のカフェ、パン屋、公園、山)と合成し、テキストでアルバムのタイトルを表示する。
中表紙を次に作成する。例えば、パリの地図に、そのアルバムがカバーしている期間の作者の生長を示すラインを重ね、主要なメディアオブジェクトが作成された(大きな個人的写真が撮られた)場所を星印で示す。
裏表紙を次に作成する。例えば、表示の大学を裏表紙まで引き延ばすことができる。中裏表紙を、追加的状況データファイル(パリのタクシー運転手の小さな画像、フランスの通りの音声、オルリー国際空港の飛行機雲の画像、フランスでの最後の食事、その日のパリの新聞のニュースヘッドライン、適当な詩など)で(作者が飛行機に乗り込む)出発に関する主要メディアオブジェクト(大きな個人的写真等)により構成する。このように、重要性の知識と重要性のタイプである。
指摘しておくが、遍在する状況データファイル(洋服の典型的な仕立て、家具、または公共やプライベートな場所の装飾)は各ページに背景を与える際に有用であるかも知れない。例えば、ベアボーグ(Beauborg)からの画像60年代のポップなアートプリントと壁紙を思い出させる背景を有する。ベルサイユの画像があるページは、ルイ14世の時代を思い出させる背景を有する。
最初のページは、表紙、扉、後扉、後表紙のように、同様に特定のルールを有している。表紙のように、ページは、ページは大きな個人的画像と、タイトルと、説明のテキストと、中くらいのサイズのローカルな画像と、小さいサイズの一般的画像とを含み、すべての画像とテキストは画像の関係と重要性に応じて配置されている。また、スタイルの選択と遍在する画像は背景を形成し、それら総ては作者による最終的な修正を受ける。
最初と最後の間の残りのページは、同じ原理を用いて組み立てられ、選択されるページ数と選択されるノード数は、レイアウトの好ましいスタイル(自動、ヒント、ランダム等)とともに、テンプレートの選択と1ページごとの適切なノード数により調整され(各ノードはテキスト、書かれた音楽、写真、アートワーク等の個人的または個人的に選択された印刷可能なコンテンツデータファイルである)、次に各ノードを取り囲む画像とテキストを作者に選択させる。前述の通り、本発明のシステムは、(物語、作者、実演者、及び聴衆に対する重要性の程度とタイプを知ることにより)十分な情報を有し、聴衆と作者に関する審美的なレイアウトを行う可能性が高い。どの印刷可能コンテンツデータファイルをページの周辺やページの視覚的にインパクトが少ない場所に置くか、どの要素がより重要であり、他の印刷可能コンテンツデータファイルの前に配置するか、それをどの程度めだたなくするか等の審美的選択は、時間と場所の情報と共に試すことができる。
この例では、テンプレートは利き手を示し、ページレイアウトは完全に開いたアルバムの視覚的特性を利用する。すなわち、左右のページは1つのページとしては非対称だが、一緒に見ると対称であり、印刷可能コンテンツデータファイルは左右のページにわたって引き伸ばせるものと仮定する。例えば、パノラマ写真を両方のページにまたがって印刷しバインダに流しインパクトを与える。
言うまでもなく、システム20により、作者は、画像、テキスト、オーディオ、その他の利用可能なメディア要素を作成でき、作者はこれらのオブジェクトとそれを含むページに他の状況データファイルとウェブページへのリンクを配置することを支援される。この場合、システム20により、聴衆は他のサイトへの追加的リンクを示唆でき、そのサイトが今度は他のサイトのリンクのオブジェクトになる。このように、本システムは、聴衆が考えるものが状況要素とその重要性と要素のタイプとに関係する限り、聴衆によりコンテンツデータファイルを適切に評価するように「トレーニング」される。ネットワークされた環境では、本発明のシステムは、利用できるコンテンツデータファイルの数が多くなり、評価の質と数、リンクの豊富さの点でネットワークから利益を受ける。
システム20を利用して既存形式の情報伝達物を提供することができ、比較的新しい形式を可能とすることもできる。例えば、一実施形態では、システム20は、スクリプトが主要なノードに関係するコンテンツデータファイルを作者に促す物語を、作者と実演者に提供できる。また、システム2は作者または実演者にコンテンツデータファイルの一定のストリームをオファーして、彼らの想起を刺激する。例えば、ニュースアナウンサーや実演アーティストが一般的なトピックについて話している間に、メディアオブジェクト等のコンテンツデータファイルをプレゼンテーションし、ニュースアナウンサーまたは実演アーティストが、作者の後にいる聴衆に表示するそのコンテンツデータファイルを選択でき、そのテキストデータファイルにより拍車をかけられて即興で話す。
上記の一般的な説明の通り、実施形態によっては、聴衆は(作者と実演者により決められたコントロールのスライドスケールにより)状況データファイルを選択でき、平均化アルゴリズムが、物理的に近くにいるか、仮想的にネットワークされている聴衆にとって最も興味のあるCDFオブジェクトを選択し、それを作者に表示する。次に、作者は聴衆と実演者とともに経験を基本的に共にオーサリングして答える。これにより、複数の共同作者が物語を即興する可能性を広め、異なる芸術的原理を用いてマルチメディアオブジェクト即興セッションに等しい。すべて同じ基本的なオーサリングシステムを使用できるので、ダンサーの物語、ライターの物語、フィルムメーカーの物語を利用して、状況データファイルを刺激する想起を共有し、各作者と聴衆をインスパイアすることができる。
本システムは、フィルム作成、ビデオ編集、サウンドトラック作成、本の作成、コミックブックの作成、マンガの作成、コンピュータプレゼンテーション、アートギャラリーショー設計、建築等の任意のアプリケーションをサポートするように適応できる。また、歴史的、ドキュメンタリー、フィクション、空想的等、任意のタイプの情報伝達物に明らかに適用できる。また、任意のスタイルも等しくサポートされている。
添付した図面を参照して本発明の実施形態の以下の説明を読めば本発明の上記その他の特徴と目的、及びその達成方法が明らかになり、本発明をよりよく理解できるだろう。
システムの一実施形態を示す図である。 情報伝達物のオーサリングに使用するスタジオであるユーザ入力システム及びディスプレイの概略図である。 情報伝達物のオーサリングに使用する公演ステージであるユーザ入力システム及びディスプレイの概略図である。 システムの他の一実施形態を示す図である。 情報伝達物のオーサリング方法を示す図である。 コンテンツデータファイルを表示したディスプレイデバイスを示す図である。 コンテンツデータファイルの表示と、表示状況データファイル(representation context data files)の1つを選択するインジケータが表示されたディスプレイデバイスを示す図である。 関係者の知識ベースを示す図である。 コンテンツデータファイルに関連するデータの基準と関係フィールドを示す図である。基準とデータフィールドは他のコンテンツデータファイルの同様の基準とデータファイルを有するデータベースを設けるときに有用である。 情報伝達物で使用するように指定された複数のコンテンツデータファイルのうちの1つに関連する基準と関係データファイルを示す図である。この基準とデータフィールドは指定されたコンテンツデータファイルのうちの他のコンテンツデータファイルの同様の基準とデータフィールドを有するデータベースを設けるときに有用である。 一出力作品に関連する基準と関係データフィールドを示す図である。基準とデータフィールドは他の出力作品の同様な基準とデータファイルを有するデータベースを設けるときに有用である。 リンケージデータベースを示す図である。 コンテンツデータファイルと関係者との間の関係を示す概略図である。 コンテンツデータファイルと関係者との間の関係の関連づけを示すフローチャートである。 コンテンツデータファイルと物語中のノードとの間の関係を示す概略図である。 個人的重要性のベクトルと物語ライン(narrative line)を示す概略図である。 コンテンツデータファイルと物語のノードとの間の関係を示すフローチャートである。 本発明による個人的な情報伝達物を蓄積する方法を示すフローチャートである。 本発明による、情報伝達物の編集及び制作プロセスを状況データファイルでエンハンス(enhance)する方法を示すフローチャートである。 推論クエリを決定して使用する方法を示すフローチャートである。 情報伝達物を作成する方法の一実施形態を示すフローチャートである。 具体的な情報伝達物(フォトアルバム)を作成する方法の一実施形態を示すフローチャートである。

Claims (5)

  1. コンテンツデータファイルを処理して情報伝達物を作成するように構成された電子システムの動作方法であって、
    前記情報伝達物の作者から複数のコンテンツデータファイルの指定と前記情報伝達物の出力形式の選択とを含む指示を受け取る段階と、
    指定されたコンテンツデータファイルにアクセスする段階と、
    選択された出力形式に基づき前記複数のコンテンツデータファイルから物語コンテンツを決定する段階と、
    状況フレームワークに含まれる、状況インジケータを特定する状況フレームワークルールに基づき前記複数のコンテンツデータファイルから状況インジケータを決定する段階と、
    前記状況インジケータと、前記情報伝達物と関連する人物のナレッジベースとに基づき推論クエリを決定する段階と、
    前記推論クエリを用いてコンテンツデータファイルソースから状況データファイルを取得する段階と、
    前記関連する人物に対する前記状況データファイルの重要性に基づき、取得した状況データファイルに優先順位を付け、前記決定した物語コンテンツと組み合わせるために、割り当てられた優先順位が閾値優先順位よりも高い状況データファイルを提供して情報伝達物を作成する段階とを有し、
    前記状況データファイルは指定された前記複数のコンテンツデータファイルに限定されないコンテンツデータファイルを含む方法。
  2. 前記状況フレームワークは、コンテンツデータファイル中の時系列的インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の環境インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の社会的インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の文化的インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の政治的状況インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の技術的インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の運動的インジケータと、前記コンテンツデータファイル中の教育的インジケータと、選択された情報伝達物のタイプと、前記コンテンツデータファイル中の地理的インジケータとを特定するルールを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記物語コンテンツを決定する段階は、複数のノードを特定する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記関連する人物のナレッジベースは、前記関連する人物に関するバイオグラフィカル情報、社会的情報、職業的情報のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記決定した物語コンテンツと組み合わせるために、割り当てられた優先順位が閾値優先順位よりも高いコンテンツデータファイルを提供して情報伝達物を作成する段階は、
    取得したコンテンツデータファイルの表現を作者にプレゼンテーションする段階と、
    プレゼンテーションした状況データファイルの表現の前記作者の選択を検知する段階と、
    前記表現と関連する選択された状況データファイルのみを前記情報伝達物に組み込む段階とを有する、請求項1に記載の方法。
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