JP2002342714A - 携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の発行システム、携帯可能電子装置の発行方法及びアクセス管理方法 - Google Patents

携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の発行システム、携帯可能電子装置の発行方法及びアクセス管理方法

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JP2002342714A
JP2002342714A JP2001144129A JP2001144129A JP2002342714A JP 2002342714 A JP2002342714 A JP 2002342714A JP 2001144129 A JP2001144129 A JP 2001144129A JP 2001144129 A JP2001144129 A JP 2001144129A JP 2002342714 A JP2002342714 A JP 2002342714A
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portable electronic
electronic device
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Hajime Takeda
元 竹田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数のアプリケーションの中で各
個人毎に使用するアプリケーションが異なる場合でも効
率良く、かつ正確に発行することができる携帯可能電子
装置、その発行システム、その発行方法、及びアクセス
管理方法を提供する。 【解決手段】 ICカード1は、リーダライタ21から
アプリケーション選択コマンドを受信すると(ST3
2)、データメモリ16のDF使用フラグEF104に
基づいて、選択されたアプリケーションの使用/不使用
に関する設定を参照する(ST33)。「不使用」と設
定されたアプリケーションならば、ICカード1はリー
ダライタ21に対して選択されたアプリケーションは存
在しない旨等を示すエラーステータスを送信し(ST3
5)、「使用」と設定されたアプリケーションならば、
リーダライタ21に対して正常終了を示すステータスを
送信する(ST37)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアプリケー
ションを有する携帯可能電子装置、その発行システム、
その発行方法、及びアクセス管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な電子装置として、不揮
発性のデータメモリとそれを制御するためのCPU(セ
ントラル・プロセッシング・ユニット)を有するICチ
ップを内蔵した、いわゆるICカードが産業各方面で利
用されている。各種方面でICカードが採用されるよう
になると、複数のICカードを発行する必要があり、複
数のICカードに同一のデータを書き込む処理は容易に
できる。しかしながら、ICカードは個人を対象として
発行されることが多く、発行時に書込むデータが個人毎
で異なってくる。このように、複数のICカードに別個
のデータを書き込む処理は、取り間違うことなく効率良
く行うことは難しい。
【0003】近年、このような問題を解決するために、
特開平4−199391号公報に記載された発行装置が
提案されている。このICカード発行装置では、予めI
Cカードに書き込むべきデータにICカード識別コード
が付与されている。そして、ICカードに予め記憶(あ
るいは記録)されているICカード識別情報を読取り、
この識別情報に基づいて書込むべきデータを取りだし、
ICカードに書き込むようになっている。
【0004】しかしながら、上述したような従来の装置
では、確かに識別情報を読み出し、対応の発行データを
取り出してICカードに書き込む点では容易であるが、
事前の書込むべきデータを準備するという作業について
は何ら改善されていない。即ち、ICカード内に複数の
アプリケーションが記憶されるカードで、更には各カー
ド毎にサポートするアプリケーションが異なっている場
合には、カード毎に創成するアプリケーションのパター
ンを変更する必要がある。
【0005】特に、カード発行作業においては、一般的
にファイル創成(一次発行と称す)と、データ書込み
(二次発行と称す)とに分かれており、一次発行では個
人毎に異なるサポートアプリケーションに合わせてファ
イルを創成し、次にそれに対応したデータが設定された
二次発行用のデータを作成する必要が生じる。そして、
正しく一次発行されたICカードに対して、従来の装置
のように、二次発行作業を行うこととなり、ICカード
の利用が多様化する程にICカードの発行作業の煩雑化
を招いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたもので、複数のアプリケーションの中で各
個人毎に使用するアプリケーションが異なる場合でも効
率良く、かつ正確に発行することができる携帯可能電子
装置、その発行システム、その発行方法、及びアクセス
管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯可能電子装置は、外部から入力される
命令データを受信すると、この受信した命令データに対
する処理を実行し、この処理結果を示す情報を外部へ出
力する携帯可能電子装置において、複数のアプリケーシ
ョンの夫々に対応する複数のファイルと、この夫々のフ
ァイルが使用できるか否かを示す使用情報を記憶してい
る記憶手段と、外部からの命令コードを受信する受信手
段と、この受信手段によって受信された命令コードが上
記複数のアプリケーションのうちのいずれに対応するフ
ァイルを指定しているかを判定するファイル判定手段
と、上記記憶手段の使用情報に基づいて上記ファイル判
定手段によって命令データで指定されていると判定され
たアプリケーションのファイルが使用できるか否かを判
定する使用可否判定手段と、この使用可否判定手段によ
り使用できると判定されると上記受信した命令コードに
対応する所定の処理を実行する制御手段と、上記判定手
段により使用できないと判定されると外部へエラーを示
す応答情報を出力する出力手段と、を有することを特徴
とする。また、上記目的を達成するために、本発明の携
帯可能電子装置の発行システムは、上位装置と、この上
位装置から送信される発行情報を携帯可能記憶装置に書
込む発行装置とを有する携帯可能記憶装置の発行システ
ムにおいて、複数のアプリケーションの夫々に対応する
複数の発行情報を記憶する第1の記憶手段と、上記夫々
のアプリケーションが使用できるか否かを示す使用情報
を記憶している第2の記憶手段と、この第2の記憶手段
に記憶された使用情報を上記発行すべき携帯可能電子装
置に書込む書込手段と、上記第1の記憶手段に記憶され
た上記複数の発行情報を全て上記発行すべき携帯可能電
子装置に書込み、上記携帯可能電子装置における上記複
数のアプリケーション全てに対応するファイルを発行状
態とする発行手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
の携帯可能電子装置の発行システムは、上位装置と、こ
の上位装置から送信される発行情報を携帯可能記憶装置
に書込む発行装置とを有する携帯可能記憶装置の発行シ
ステムにおいて、複数のアプリケーションの夫々に対応
する複数の発行情報を記憶する第1の記憶手段と、上記
夫々のアプリケーションが使用できるか否かを示す使用
情報を記憶している第2の記憶手段と、この第2の記憶
手段に記憶された使用情報に基づいて、使用可能なアプ
リケーションに対応する発行情報を上記発行すべき携帯
可能電子装置に書込み、上記携帯可能電子装置における
上記使用可能なアプリケーションに対応するファイルを
発行状態とする発行手段と、を有することを特徴とす
る。また、上記目的を達成するために、本発明の携帯可
能電子装置の発行方法は、複数のアプリケーションの夫
々に対応する複数の発行情報を記憶する記憶手段を有
し、この発行情報を携帯可能記憶装置に書込むことによ
り上記携帯可能電子装置を発行する携帯可能記憶装置の
発行方法において、複数のアプリケーションの夫々に設
定された使用できるか否かを示す使用情報を上記発行す
べき携帯可能電子装置に書込むステップと、複数のアプ
リケーションの夫々に対応する複数の発行情報を全て上
記発行すべき携帯可能電子装置に書込み、上記携帯可能
電子装置における上記複数のアプリケーション全てに対
応するファイルを発行状態とするステップと、を有する
ことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
の携帯可能電子装置の発行方法は、複数のアプリケーシ
ョンの夫々に対応する複数の発行情報を記憶する記憶手
段を有し、この発行情報を携帯可能記憶装置に書込むこ
とにより上記携帯可能電子装置を発行する携帯可能記憶
装置の発行方法において、複数のアプリケーションの夫
々に設定された使用できるか否かを示す使用情報に基づ
いて使用できるアプリケーションであるか否かを判定す
るステップと、この判定の結果、使用可能なアプリケー
ションに対応する発行情報を上記発行すべき携帯可能電
子装置に書込み、上記携帯可能電子装置における上記使
用可能なアプリケーションに対応するファイルを発行状
態とするステップと、を有することを特徴とする。ま
た、上記目的を達成するために、本発明の携帯可能電子
装置のアクセス管理方法は、外部から入力される命令デ
ータを受信すると、この受信した命令データに対する処
理を実行し、この処理結果を示す情報を外部へ出力する
携帯可能電子装置のアクセス管理方法において、外部か
ら受信した命令コードが複数のアプリケーションの夫々
に対応する複数のファイルのいずれを指定しているかを
判定するステップと、上記記憶手段に記憶された夫々の
ファイルが使用できるか否かを示す使用情報に基づい
て、上記判定ステップにより命令データで指定されてい
ると判定されたアプリケーションのファイルが使用でき
るか否かを判定するステップと、この判定の結果、使用
できると判定されると上記受信した命令コードに対応す
る所定の処理を実行するステップと、上記判定の結果、
使用できないと判定されると外部へエラーを示す応答情
報を出力するステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図2は、本発明に係る携帯可能電子装置としてのI
Cカード1を用いた発行システムAを説明するための図
である。
【0011】図2に示すように、発行システムAは、図
示せぬ内部メモリを有する上位装置としてのホストコン
ピュータ4、及びこのホストコンピュータ4と接続して
いる補助記憶装置3と、発行装置2と、ディスプレイ装
置5と、キーボード6、プリンタ7とを有している。
【0012】ホストコンピュータ4は、データを一時的
に記憶する図示しないメモリ及び時計機構を内蔵し、周
辺機器の制御などを含むICカード1の発行に関する一
連の処理を実行する。補助記憶装置3は、本発行システ
ムAの全体を制御する発行システムプログラム31、環
境設定ファイル32等からなる発行システム自体のデー
タの他、ICカード1に書込むべきデータ(発行デー
タ)を保持するレコードが多数集まって構成されるデー
タファイル33を記憶する。
【0013】発行装置2は、複数台のリーダライタ21
と、未発行(発行前)のICカード1を複数枚一度にセ
ットするためのインプット部22と、発行済のICカー
ド1を複数枚格納するためのスタック部24と、インプ
ット部22から一枚ずつ取り出されたICカード1をリ
ーダライタ21を介してスタック部24へと搬送する搬
送部23と、エラーとなったICカード1を格納するリ
ジェクト部25とから構成される。
【0014】リーダライタ21は、ICカード1に記憶
されたデータを読取り、ホストコンピュータ4に送信す
るとともに、ホストコンピュータ4から受信したデータ
をICカード1に対して書込むものである。ディスプレ
イ装置5は、ホストコンピュータ4の制御のもとでIC
カード発行に関する操作手順や装置の作動状態を表示
し、オペレータに知らせるものである。キーボード6
は、ディスプレイ装置5に表示される指示に対応して、
オペレータにより操作入力されるものである。
【0015】プリンタ7は、ICカード1の発行記録を
残すために、発行日時、データファイル名称、個人識別
情報、総発行枚数、正常/異常発行枚数などをプリント
出力するものである。図3は、図2のシステムを構成す
るICカード1の機能ブロックを概略的に示す図であ
る。図3に示すように、ICカード1は、リード/ライ
ト部(R/W部)11と、暗証設定/暗証照合部12と、
暗号化/復号化部13などの基本機能を実行する部分
と、これらの基本機能を管理するスーパーバイザ14と
で構成されている。
【0016】リード/ライト部(R/W部)11は、デー
タメモリ等に対してデータの読み出し、書き込み、ある
いは消去を行う機能である。暗証設定/暗証照合部12
は、ユーザが設定した暗証番号の記憶及び読み出し禁止
処理を行うと共に、暗証番号の設定後にその暗証番号と
外部装置から入力した暗証番号との照合を行い、以後の
処理の許可を与える機能である。
【0017】暗号化/復号化部13は、例えば、通信回
線を介してあるいは無線通信によりリーダライタ21と
ICカード1との間でデータの送受信を行う場合の通信
データの漏洩、偽造を防止するため、送信データの暗号
化や、暗号化されたデータの復号化を行う機能である。
スーパーバイザ14は、リーダライタ21から入力され
た機能コード、もしくはデータの付加された機能コード
を解読し、実行させる機能である。
【0018】図4は、ICカード1の概略的な制御ブロ
ック図を示している。図4に示すように、無線式及び接
触式ICカードともに、図4に示すような諸機能を実行
するために、CPU等の制御素子15と、記憶手段とし
てのデータメモリ16、ワーキングメモリ17、プログ
ラムメモリ18、リーダライタ21と信号の授受を行な
うI/F部19とから構成されている。
【0019】I/F部19は、無線式のICカード1の
場合にはアンテナで構成され、リーダライタ21から送
信された変調波を非接触で受信したり外部へ変調波を発
信するようになっている。また、このアンテナ部19で
受信した変調波から内部回路に供給するための電源やク
ロックを生成するようになっている。
【0020】また、接触式のICカード1の場合にはコ
ンタクト部として構成され、リーダライタ21に設けら
れた図示せぬICカードI/F部(コンタクト部)と接
触することにより電源やクロックを得るようになってい
る。
【0021】そして、制御素子15により制御手段、及
び各種判定手段(使用可否判定手段、ファイル判定手
段)が構成される。また、I/F部19により受信手段
及び出力手段が構成される。これらの構成のうち、制御
素子15、データメモリ16、ワーキングメモリ17及
びプログラムメモリ18は1つのICチップ(あるいは
複数のICチップ)で構成されてICカード本体内に埋
設されている。
【0022】データメモリ16は、アプリケーションや
各種データの記憶に使用され、例えばEEPROMなど
の消去可能な不揮発性メモリで構成されている。また、
後述するDF使用フラグ104やアプリケーション用デ
ータ101、102、103などを格納している。
【0023】ワークメモリ17は、制御素子15が処理
を行なう際の処理データを一時的に保持するための作業
用のメモリであり、例えばRAM等の揮発性メモリで構
成されている。プログラムメモリ18は、例えばマスク
ROMで構成されており、上述するような各基本機能を
実現するサブルーチンを備えた制御素子15の制御プロ
グラム等を記憶している。
【0024】図5は、本発行システムAにおいて発行さ
れるICカード1のデータメモリ16における、一次発
行済み段階のファイル創成状態を示している。データメ
モリ16は、複数の同一あるいは異なる仕様を持つアプ
リケーションDF(Dedicated File)1
01、102、103とDF使用フラグ104とを有す
る。
【0025】本実施の形態では、データメモリ16は、
3つの異なる仕様を持つアプリケーションDFが創成さ
れている。DF1は例えばICクレジットとしてのアプ
リケーションA用のファイルである。DF2は例えば電
子財布としてのアプリケーションB用のファイルであ
る。DF3は例えばIDカードとしてのアプリケーショ
ンC用のファイルである。
【0026】DF101、102、103は、それぞれ
対応するアプリケーションにて使用されるWEF(Wo
rking Elementary File)101
a、102a、102b、103aやIEF(Inte
rnal Elementary File)101
b、102cを一括して管理するためのファイルであ
る。
【0027】WEF101a、102a、102b、1
03aはアプリケーションが使用するデータで、例えば
取引データ等のように必要に応じて読み書きするための
データを格納するファイルである。IEF101b、1
02cは例えば暗証番号等のキーデータを格納するファ
イルで、書込み/書換え/照合の対象になり、読出しは
できないようになっている。
【0028】DF使用フラグ104は、詳細は後述する
が、複数のアプリケーションの「使用」あるいは「不使
用」を示す情報である。本実施の形態では、アプリケー
ションを発行する二次発行時にICカード1のDF使用
フラグ104に対して「使用」「不使用」を示す情報を
書込むようになっている。
【0029】本発明は、ICカード1の一次発行(ファ
イルの創成)においては、複数のICカード1全てに対
して同じファイル創成を実施するものである。即ち、一
次発行において発行可能なアプリケーション全て(本実
施の形態では、アプリケーションA、B、C)に対応す
るファイルを全て創成するものである。その結果、複数
のICカードに関する一次発行を共通化して実施するこ
とができる。本発明は、このような一次発行を施された
複数のICカードに対して、以下、後述する発行処理を
実施するものである。
【0030】図6は、補助記憶装置3に記憶されている
ICカード発行用データファイル33の構成を示す図で
ある。ICカード発行用データファイル33は、DF使
用フラグデータ部330、アプリケーションA用個人デ
ータ部331、アプリケーションB用個人データ部33
2、アプリケーションC用個人データ部333からなる
個別データを1レコードとした個人データレコード群か
ら構成されている。
【0031】DF使用フラグデータ330は、個人デー
タに応じて複数のアプリケーションの「使用」あるいは
「不使用」を示す情報である。本実施の形態では、IC
カード1がサポートする同一あるいは異なる仕様を有す
るアプリケーションが3つの場合として6ビットの情報
からなる。
【0032】先頭2ビット(1、2ビット目)はアプリ
ケーションAの「使用」「不使用」を示し、「01」は
使用、「00」は不使用を示す。中間2ビット(3、4
ビット目)はアプリケーションBの「使用」「不使用」
を示し、「01」は使用、「00」は不使用を示す。最
後の2ビット(5、6ビット目)はアプリケーションC
の「使用」「不使用」を示し、「01」は使用、「0
0」は不使用を示す。
【0033】即ち、図7に示すように、件数「0000
01」の個人データレコードにおいて、DF使用フラグ
データ330は「010001」である。従って、個人
データ「000001」では、アプリケーションAは
「使用」と、アプリケーションBは「不使用」と、アプ
リケーションCは「使用」という状態を示している。
【0034】また、件数「000002」の個人データ
レコードにおいて、DF使用フラグデータ330は「0
10100」である。従って、個人データ「00000
2」では、アプリケーションAは「使用」と、アプリケ
ーションBは「使用」と、アプリケーションCは「不使
用」という状態をしめしている。
【0035】また、件数「000003」の個人データ
レコードにおいて、DF使用フラグデータ330は「0
10101」である。従って、個人データ「00000
1」では、アプリケーションAは「使用」と、アプリケ
ーションBは「使用」と、アプリケーションCは「使
用」という状態を示している。
【0036】(第1の実施例)次に、図8は、上述する
ような構成を用いたICカード1の発行処理の第1の実
施例について説明するためのフローチャート図である。
本発行システムAの電源が投入されると、補助記憶装置
3に記憶されている本発行システムA全体を制御するた
めの発行システムプログラム31がホストコンピュータ
4の図示しない内部メモリ上に展開される。続いて、ホ
ストコンピュータ4は、この内部メモリ上に展開された
発行システムプログラム31に基づいて発行に関する各
種制御を実行していく。
【0037】まず、オペレータによって、キーボード6
を介して、補助記憶装置3からこれから発行を行うIC
カード発行用データファイル33を指定し、場合によっ
ては指定したICカード発行用データファイル33内か
らこれから発行を行う件数と開始番号を指定する。する
と、ホストコンピュータ4は、指定されたデータファイ
ルを内部メモリに展開する(ST11)。
【0038】ST11の指定に基づいて、ホストコンピ
ュータ4は、指定されたデータファイル33の1件目の
個人データレコードに格納されたDF使用フラグデータ
部330からDF使用フラグ「010001」を読出
し、リーダライタ21へ送信する。発行装置2では、イ
ンプット部22から1枚のICカード1を取りだし、搬
送部23によってリーダライタ21まで搬送する。そし
て、リーダライタ21は、受信データ(DF使用フラグ
「010001」)をセットされたICカード1のDF
使用フラグEF104に書込む(ST12)。
【0039】ST12によりICカード1へのDF使用
フラグの書込みが終了すると、次に、ホストコンピュー
タ4は、アプリケーションA用個人データ部331から
「データ1A」を読出し、リーダライタ21へ送信す
る。リーダライタ21は、受信データ(アプリケーショ
ンA用個人データ「データ1A」)をICカード1のD
F1に書込むことにより、アプリケーションAの発行処
理を実行する(ST13)。
【0040】ST13におけるアプリケーションAの発
行処理が正常に終了すると(ST14)、次に、ホスト
コンピュータ4は、アプリケーションB用個人データ部
332から「データ1B」を読出し、リーダライタ21
へ送信する。リーダライタ21は、受信データ(アプリ
ケーションB用個人データ「データ1B」)をICカー
ド1のDF2に書込むことにより、アプリケーションB
の発行処理を実行する(ST15)。
【0041】ST15におけるアプリケーションBの発
行処理が正常に終了すると(ST16)、次に、ホスト
コンピュータ4は、アプリケーションC用個人データ部
333から「データ1C」を読出し、リーダライタ21
へ送信する。リーダライタ21は、受信データ(アプリ
ケーションC用個人データ「データ1C」)をICカー
ド1のDF3に書込むことにより、アプリケーションC
の発行処理を実行する(ST17)。
【0042】ST17におけるアプリケーションCの発
行処理が正常に終了すると(ST18)、発行装置2は
搬送部23によって発行済みICカード1をスタック部
24へ搬送し、正常カードとして集積する(ST1
9)。
【0043】ST14、ST16、ST18においてア
プリケーションの発行処理が正常に終了しなかった(エ
ラー)と判定された場合、発行装置2は、搬送部23に
よってエラーカードとしてICカードをリジェクト部2
5に搬送し、集積する(ST20)。
【0044】そして、ST11における指定されたファ
イル全件、あるいは指定件数の発行が終了すると、発行
処理を終了する。まだ発行すべき個人データレコードが
存在する場合には、次の個人データレコードの発行処理
へと進む(ST22)。
【0045】この図8に示す発行処理の第1の実施例で
は、DF使用フラグデータ部330に格納されているD
F使用フラグをそのままICカード1のデータメモリ1
6内にあるDF使用フラグEF104に書込むととも
に、ICカード1において一次発行時にファイル創成さ
れたアプリケーションDF全てに対して発行処理を実行
するようになっている。
【0046】即ち、図8の発行処理にて発行されたIC
カード1のファイル構造(図5参照)は、例えば個人デ
ータレコード番号「000001」のICカード1にお
いては、DF使用フラグEF104「010001」
で、アプリケーションA用のDF1(101)、アプリ
ケーションB用のDF2(102)、アプリケーション
C用のDF3(103)全てが発行された状態となって
いる。
【0047】図1は、図8の発行処理によって発行され
たICカード1に対するアクセス管理方法について説明
するフローチャート図である。本実施の形態では、個人
データレコード番号「000001」の発行済みICカ
ード1を用いて説明する。
【0048】まず、リーダライタ21によりICカード
1のリセットが解除されると、ICカード1は初期応答
データをリーダライタ21へ出力する。そして、ICカ
ード1は、I/F部19を介してリーダライタ21から
命令データを受信すると(ST31)、受信した命令デ
ータはアプリケーションを指定するコマンド(例えばア
プリケーション選択コマンド)であるかを判定する(ST
32)。
【0049】ST32で、アプリケーションを指定する
コマンドであるアプリケーション選択コマンドと判定さ
れると、ICカード1はデータメモリ16内のDF使用
フラグEF104を参照する(ST33)。このST3
3のDF使用フラグEF104において、ST31で選
択されたアプリケーションが「使用」と示されている
か、「不使用」と示されているかを判定する(ST3
4)。
【0050】ST34にて選択されたアプリケーション
は「不使用」と示されていると判定されると、ICカー
ド1はリーダライタ21に対して選択されたアプリケー
ションは存在しない旨等を示すエラーステータスを送信
し、次の指示待ちの状態となる(ST35)。
【0051】また、ST34にて選択されたアプリケー
ションは「使用」と示されていると判定されると、IC
カード1は、アプリケーション選択コマンドにて指定さ
れたアプリケーションを選択後(ST36)、リーダラ
イタ21に対して正常終了を示すステータスを送信し、
次の指示待ちの状態となる(ST37)。
【0052】ST32にてアプリケーション選択コマン
ド以外のコマンドであると判定されると、ICカード1
は、受信コマンドで指示された所定処理を実行後(ST
36)、リーダライタ21に対して正常終了を示すステ
ータスを送信し、次の指示待ちの状態となる(ST3
7)。
【0053】即ち、ST31にてアプリケーションA用
のDF1(101)を選択するアプリケーション選択コ
マンドが受信されると、ICカード1内のDF使用フラ
グEF104は「010001」であるから、アプリケ
ーションAに使用/不使用を示す最初の2ビットを参照
する。
【0054】最初の2ビットは「01」であることか
ら、アプリケーションAは「使用」できると設定されて
いるため、ICカード1は、アプリケーションA用のD
F1を選択し、リーダライタ21へ正常終了ステータス
を送信するようになっている。また、ST31にてアプ
リケーションB用のDF2(102)を選択するアプリ
ケーション選択コマンドが受信されると、ICカード1
内のDF使用フラグEF104は「010001」であ
るから、アプリケーションBに使用/不使用を示す中間
の2ビットを参照する。
【0055】中間の2ビットは「00」であることか
ら、アプリケーションBは「不使用」であると設定され
ている。従って、ICカード1は、アプリケーションB
用のDF2へのアクセスを禁止し、リーダライタ21へ
エラーステータスを送信するようになっている。
【0056】このように、発行処理の第1の実施例で発
行されたICカードにおいては、ICカード内の複数の
アプリケーションは全て発行状態にあるが、外部からア
クセスされた際に、DF使用フラグの情報を参照し、使
用状態に設定されたDF(アプリケーション)であるの
か、不使用状態に設定されたDF(アプリケーション)
であるのかを判断して、DFへのアクセス可否を制御し
ている。
【0057】従って、発行システムにおいては、複数あ
るICカードを発行する場合に、ICカード毎に個別に
ファイルを創成する必要はなく、複数のICカードに共
通してファイルを創成し、同じ(少なくとも1つ以上
の)アプリケーションを発行していくことができ、IC
カードの発行処理が共通化され、煩雑な作業工程がなく
なり、容易となる。
【0058】また、共通に発行されるICカードに対し
て、発行状態にある複数のアプリケーションファイルが
使用できるか否かを示す情報を書込むことにより、共通
に発行されたICカードを容易に個人向けに変更するこ
とができる。
【0059】また、ICカード内部では全てのアプリケ
ーションファイルが発行状態にあるが、DF使用フラグ
によって不使用と設定されたアプリケーションが選択さ
れると、選択されたアプリケーションに対するアクセス
を禁止するとともに、選択されたアプリケーションが存
在しない旨を示す等のエラーステータスを送信するよう
になっている。従って、外部からは当該アプリケーショ
ンが不使用状態と設定されているのか、発行されておら
ず存在していないのか全く判断できず、セキュリティ面
で高く保護されていると言える。
【0060】更に、本発明の具体的効果は、例えば、フ
ァイル創成(一次発行)を行うカードベンダから、カー
ド発行(二次発行)を行う複数の異なるカードビューロ
ーへICカードを供給する場合に、カードベンダはカー
ドビューロー毎に創成するファイルを変える必要はなく
なり、共通にファイル創成された1パターンのICカー
ドを供給することができる。
【0061】その結果、夫々のカードビューローにおけ
るカード発行(二次発行)時に、本発明の第1の実施例
のように、ICカード内にDF使用フラグを書込んで、
このDF使用フラグの情報を参照して、DFへのアクセ
ス可否を制御するため、使用できるアプリケーションの
組合せを変更することができ、特定個人向けのICカー
ドを発行することができる。
【0062】(第2の実施例)次に、図9は、上述する
ような構成を用いたICカード1の発行処理の第2の実
施例について説明するためのフローチャート図である。
本発行システムAの電源が投入されると、補助記憶装置
3に記憶されている本発行システムA全体を制御するた
めの発行システムプログラム31がホストコンピュータ
4の図示しない内部メモリ上に展開される。続いて、ホ
ストコンピュータ4は、この内部メモリ上に展開された
発行システムプログラム31に基づいて発行に関する各
種制御を実行していく。
【0063】まず、オペレータによって、キーボード6
を介して、補助記憶装置3からこれから発行を行うIC
カード発行用データファイル33を指定し、場合によっ
ては指定したICカード発行用データファイル33内か
らこれから発行を行う件数と開始番号を指定する。する
と、ホストコンピュータ4は、指定されたデータファイ
ルを内部メモリに展開する(ST41)。
【0064】ST41の指定に基づいて、ホストコンピ
ュータ4は、指定されたデータファイル33の1件目の
個人データレコードに格納されたDF使用フラグデータ
部330からDF使用フラグ「010001」を読出
し、参照する。そして、ST42にてDF使用フラグデ
ータで「使用」と設定されているアプリケーションに対
応する個人データ部にデータが存在するかを確認する
(ST42)。
【0065】ST42により、「使用」と設定されたア
プリケーションに対応する個人データ部にデータが存在
しないと判定されると、ホストコンピュータ4はデータ
エラー処理を実施し、次へと進む(ST44)。
【0066】ST42にて「使用」と設定されたアプリ
ケーションに対応する個人データ部全てにデータが存在
すると判定されると、ホストコンピュータ4は、「使
用」と設定されたアプリケーションに対応する個人デー
タ部からデータを読出し、リーダライタ21へ送信す
る。リーダライタ21は、受信したデータに基づいて対
応するICカード1のDFnに書込むことにより、所定
のアプリケーションの発行処理を実行する(ST4
5)。
【0067】ST45においてアプリケーションの発行
処理が正常に終了しなかった(エラー)と判定された場
合(ST46)、発行装置2は、搬送部23によってエ
ラーカードとしてICカードをリジェクト部25に搬送
し、集積する(ST47)。ST45におけるアプリケ
ーションの発行処理が正常に終了すると(ST46)、
発行装置2は搬送部23によって発行済みICカード1
をスタック部24へ搬送し、正常カードとして集積する
(ST48)。
【0068】そして、ST41において指定されたファ
イル全件、あるいは指定件数の発行が終了すると、発行
処理を終了する。まだ発行すべき個人データレコードが
存在する場合には、次の個人データレコードの発行処理
へと進む(ST50)。この図9に示す発行処理の第2
の実施例では、発行システムAは、ICカード発行用デ
ータファイルのDF使用フラグにて「使用」と設定され
たアプリケーションファイルのみ発行処理を実行するよ
うになっている。
【0069】即ち、図9の発行処理にて発行されたIC
カード1のファイル構造(図5参照)は、例えば個人デ
ータレコード番号「000001」のICカード1にお
いては、DF使用フラグデータ部330は「01000
1」なので、アプリケーションA用のDF1(101)
と、アプリケーションC用のDF3(103)が発行さ
れた状態となっており、アプリケーションB用のDF2
(102)は未発行の状態となっている。
【0070】従って、使用しないアプリケーションのフ
ァイルは発行処理しないので、ICカードの一次発行
(ファイルの創成)時においては複数の同一ICカード
を作成でき、更にはICカードの二次発行時には発行時
間を短く押さえることができる。
【0071】尚、図9に示すICカード1の発行処理の
第2の実施例においては、DF使用フラグデータ部33
0に格納されているDF使用フラグの情報を、ICカー
ド1のデータメモリ16内にあるDF使用フラグEF1
04に書込むと、上記効果の他に、更に図1に示すよう
なICカードにおけるファイルへのアクセス可否を判断
することができ、セキュリティが向上される。
【0072】また、図9に示すICカード1の発行処理
の第2の実施例において、DF使用フラグデータ部33
0に格納されているDF使用フラグの情報を、ICカー
ド1に書込まなくとも、使用できないアプリケーション
に対応するファイルは発行されていない状態であるた
め、図1のステップ33において、選択されたアプリケ
ーションが使用できないと判定される。
【0073】従って、第1、第2の実施例で発行された
ICカードは、ステップ33において、DF使用フラグ
データ104を参照するか、選択されたアプリケーショ
ンファイルが未発行であるかを判定する点が異なるのみ
で、基本的に図1の動作を実行する。
【0074】従って、発行システムにおいては、複数あ
るICカードの一次発行時に、ICカード毎に個別にフ
ァイルを創成する必要はなく、複数のICカードに共通
してファイルを創成し、二次発行時に使用するアプリケ
ーションを判別して、使用するアプリケーションのみ発
行処理が行われるため、煩雑な作業工程がなくなり、発
行処理が容易となる。
【0075】更に、本発明の具体的効果は、例えば、I
Cカード発行用のデータを作成するカードイシュアは、
予め各個人毎に必要なデータのみを設定した可変長のデ
ータを作成する必要はなくなり、常に固定形式のデータ
ファイルを作成しておくことにより対応することができ
る。その結果、カード発行(二次発行)を行うカードビ
ューローでは、発行システム内のDF使用フラグを参照
して、使用できるアプリケーションのファイルのみ発行
を行うため、発行時間を短縮することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のアプリケーションの中で各個人毎に使用するアプ
リケーションが異なる場合でも効率良く、かつ正確に発
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯可能電子装置に係り、本発明の発
行システム及び発行方法によって発行されたICカード
1に対するアクセス管理方法について説明するフローチ
ャート図
【図2】ICカード1及び発行装置2を用いた発行シス
テム構成Aを概略的に説明するための図。
【図3】ICカード1の基本的な機能ブロックを示す
図。
【図4】ICカード1の制御ブロックを示す図。
【図5】ICカード1のデータメモリ16における一次
発行済み段階のファイル創成状態を概略的に説明するた
めの図。
【図6】補助記憶装置3に記憶されているICカード発
行用データファイル33の構成を示す図。
【図7】DF使用フラグを説明する図。
【図8】ICカード1の発行処理の第1の実施例につい
て説明するためのフローチャート図。
【図9】ICカード1の発行処理の第2の実施例につい
て説明するためのフローチャート図。
【符号の説明】
A 発行システム 1 ICカード 2 発行装置 21 リーダライタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される命令データを受信す
    ると、この受信した命令データに対する処理を実行し、
    この処理結果を示す情報を外部へ出力する携帯可能電子
    装置において、 複数のアプリケーションの夫々に対応する複数のファイ
    ルと、 この夫々のファイルが使用できるか否かを示す使用情報
    を記憶している記憶手段と、 外部からの命令コードを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された命令コードが上記複数
    のアプリケーションのうちのいずれに対応するファイル
    を指定しているかを判定するファイル判定手段と、 上記記憶手段の使用情報に基づいて上記ファイル判定手
    段によって命令データで指定されていると判定されたア
    プリケーションのファイルが使用できるか否かを判定す
    る使用可否判定手段と、 この使用可否判定手段により使用できると判定されると
    上記受信した命令コードに対応する所定の処理を実行す
    る制御手段と、 上記判定手段により使用できないと判定されると外部へ
    エラーを示す応答情報を出力する出力手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 【請求項2】 上記出力手段は、上記受信した命令コー
    ドに関連するファイルが存在しない旨を示すエラー情報
    を応答情報として出力することを特徴とする請求項1記
    載の携帯可能電子装置。
  3. 【請求項3】 上位装置と、この上位装置から送信され
    る発行情報を携帯可能記憶装置に書込む発行装置とを有
    する携帯可能記憶装置の発行システムにおいて、 複数のアプリケーションの夫々に対応する複数の発行情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記夫々のアプリケーションが使用できるか否かを示す
    使用情報を記憶している第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された使用情報を上記発行す
    べき携帯可能電子装置に書込む書込手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された上記複数の発行情報を
    全て上記発行すべき携帯可能電子装置に書込み、上記携
    帯可能電子装置における上記複数のアプリケーション全
    てに対応するファイルを発行状態とする発行手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の発行シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上位装置と、この上位装置から送信され
    る発行情報を携帯可能記憶装置に書込む発行装置とを有
    する携帯可能記憶装置の発行システムにおいて、 複数のアプリケーションの夫々に対応する複数の発行情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 上記夫々のアプリケーションが使用できるか否かを示す
    使用情報を記憶している第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された使用情報に基づいて、
    使用可能なアプリケーションに対応する発行情報を上記
    発行すべき携帯可能電子装置に書込み、上記携帯可能電
    子装置における上記使用可能なアプリケーションに対応
    するファイルを発行状態とする発行手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の発行シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記第2の記憶手段に記憶された使用情
    報に基づいて使用可能なアプリケーションに対応する発
    行情報が上記第1の記憶手段に記憶されているかを判定
    する発行情報判定手段と、 この発行情報判定手段により対応する発行情報が記憶さ
    れていると判定されると、上記発行手段による発行を開
    始するよう制御する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項4記載の携帯可能電子
    装置の発行システム。
  6. 【請求項6】 上記第2の記憶手段に記憶された使用情
    報を上記発行すべき携帯可能電子装置に書込む書込手段
    を有することを特徴とする請求項4記載の携帯可能電子
    装置の発行システム。
  7. 【請求項7】 複数のアプリケーションの夫々に対応す
    る複数の発行情報を記憶する記憶手段を有し、この発行
    情報を携帯可能記憶装置に書込むことにより上記携帯可
    能電子装置を発行する携帯可能記憶装置の発行方法にお
    いて、 複数のアプリケーションの夫々に設定された使用できる
    か否かを示す使用情報を上記発行すべき携帯可能電子装
    置に書込むステップと、 複数のアプリケーションの夫々に対応する複数の発行情
    報を全て上記発行すべき携帯可能電子装置に書込み、上
    記携帯可能電子装置における上記複数のアプリケーショ
    ン全てに対応するファイルを発行状態とするステップ
    と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の発行方
    法。
  8. 【請求項8】 複数のアプリケーションの夫々に対応す
    る複数の発行情報を記憶する記憶手段を有し、この発行
    情報を携帯可能記憶装置に書込むことにより上記携帯可
    能電子装置を発行する携帯可能記憶装置の発行方法にお
    いて、 複数のアプリケーションの夫々に設定された使用できる
    か否かを示す使用情報に基づいて使用できるアプリケー
    ションであるか否かを判定するステップと、 この判定の結果、使用可能なアプリケーションに対応す
    る発行情報を上記発行すべき携帯可能電子装置に書込
    み、上記携帯可能電子装置における上記使用可能なアプ
    リケーションに対応するファイルを発行状態とするステ
    ップと、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の発行方
    法。
  9. 【請求項9】 上記使用情報に基づいて使用できると設
    定されたアプリケーションに対応する発行情報が上記記
    憶手段に記憶されているかを判定するステップと、 この判定の結果、対応する発行情報が上記記憶手段に記
    憶されていると判定されると、上記発行ステップによる
    発行を開始するよう制御するステップと、 を有することを特徴とする請求項8記載の携帯可能電子
    装置の発行方法。
  10. 【請求項10】 上記使用情報を上記発行すべき携帯可
    能電子装置に書込むステップを有することを特徴とする
    請求項8記載の携帯可能電子装置の発行方法。
  11. 【請求項11】 外部から入力される命令データを受信
    すると、この受信した命令データに対する処理を実行
    し、この処理結果を示す情報を外部へ出力する携帯可能
    電子装置のアクセス管理方法において、 外部から受信した命令コードが複数のアプリケーション
    の夫々に対応する複数のファイルのいずれを指定してい
    るかを判定するステップと、 上記記憶手段に記憶された夫々のファイルが使用できる
    か否かを示す使用情報に基づいて、上記判定ステップに
    より命令データで指定されていると判定されたアプリケ
    ーションのファイルが使用できるか否かを判定するステ
    ップと、 この判定の結果、使用できると判定されると上記受信し
    た命令コードに対応する所定の処理を実行するステップ
    と、 上記判定の結果、使用できないと判定されると外部へエ
    ラーを示す応答情報を出力するステップと、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置のアクセス
    管理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1315095C (zh) * 2004-03-09 2007-05-09 上海华虹集成电路有限责任公司 一种智能卡的配置方法
JP2007317076A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JP7439798B2 (ja) 2021-07-02 2024-02-28 大日本印刷株式会社 電子情報記憶媒体、アプリケーション選択処理方法、及びプログラム

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