JP2002342621A - メディアの配送システム、データ配信システム、端末装置およびサーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】希望する音楽や映像のメディア、あるいはそれ
らのデータを簡単に入手することができるシステムを提
供する。 【解決手段】曲や映像に対応してあらかじめ識別番号を
定めておき、テレビ１１で音楽番組を放送する場合、テ
レビ１１の画面上に、現在歌われている曲が収録されて
いるＣＤの識別番号を表示する。視聴者は、ある曲が気
に入った場合に、その曲に対応する識別番号を携帯電話
機４やＰＣ２を用いて入力する。この識別番号は、イン
ターネット１を介してサーバ６へ送信され、サーバ６で
はこの識別番号に対応するＣＤの配送を配送センターへ
指示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＣＤ（Compact Di
sk）やＤＶＤ（Digital Versatile Disk）等のメディア
を配送するシステム、および音楽や映像のデータを配信
するデータ配信システムに関し、またこれらのシステム
において用いられる端末装置およびサーバに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】テレビで放送される音楽番組において、
歌われている曲や演奏されている曲が気に入った場合、
視聴者はその曲が収録されたＣＤの購入を希望すること
がある。このような場合、従来は、視聴者がＣＤの販売
店まで出向いて、そこで該当するＣＤを探して購入して
いた。また、最近ではインターネットを利用して、ＰＣ
（Personal Computer）からＣＤ購入を受け付けるサイ
トへアクセスし、ネット上でＣＤを注文することも行な
われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＣＤの
販売店で購入する場合は、わざわざ店舗まで出向いて該
当するＣＤを探さなければならないので、手間を要する
とともに、店舗によっては該当するＣＤを置いていない
こともあり、確実に購入できる保証がなかった。また、
インターネットを利用して購入する方法では、店舗まで
出向く手間は省けるが、購入しようとするＣＤのタイト
ルが不明な場合は、検索によって該当するＣＤを見つけ
出す必要があり、別の意味で手間がかかることになる。

【０００４】本発明は、上記のような問題点を解決する
ものであって、その課題とするところは、希望する音楽
や映像のメディア、あるいはそれらのデータを簡単に入
手することができるシステムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のシステムでは、
曲や映像に対応してあらかじめ識別番号を定めておき、
たとえばテレビで音楽番組を放送する場合、テレビの画
面上に、現在歌われている曲が収録されているＣＤの識
別番号を表示する。視聴者は、ある曲が気に入った場合
に、その曲に対応する識別番号を携帯電話機やＰＣ等の
端末装置を利用して入力する。この識別番号は、ネット
ワークを介してサーバへ送信され、サーバではこの識別
番号に対応するメディアの配送を配送センター等へ指示
する。

【０００６】このようにすることで、視聴者はわざわざ
店舗へ出向いたり、ネット上で検索をしなくても、テレ
ビなどで自分の気に入った曲が見つかった場合に、その
曲に対応する識別番号を端末装置から入力するだけで、
ＣＤ等の注文をすることができ、購入のための手間が大
幅に削減される。ある調査結果によると、テレビ番組の
放送中は携帯電話機の使用率は低いが、ＣＭが始まると
携帯電話機の使用率が急激に増加するという傾向があ
り、このことは、携帯電話機を所持しながらテレビを見
ている視聴者が相当多いことを物語っている。したがっ
て、本発明のシステムを採用すれば、音楽番組のＣＭ放
送時間帯に、その直前に放送された曲のＣＤ等を希望す
る視聴者からの購入申込みが増加することが期待でき、
メディアの販売促進につなげることができる。

【０００７】本発明では、会員ＩＤを端末装置からサー
バへ送信して、サーバで会員ＩＤに基づく課金処理を行
なうようにしてもよい。また、端末装置では、入力され
た識別番号に対応する曲をサーバからダウンロードし
て、試聴できるようにしてもよい。

【０００８】識別番号を表示する表示手段の典型的なも
のはテレビであるが、本発明の表示手段はこれだけに限
定されない。たとえば、ラジオでアナウンサーが音声で
識別番号を知らせてもよい。また、こういった放送メデ
ィアだけでなく、雑誌、新聞、電車の吊り広告、ネオン
サイン、看板などに識別番号を表示して一般に知らせる
ようにしてもよい。さらに、コンサートのチケットやプ
ログラムに識別番号を印刷してもよい。いずれにせよ、
同じ曲や映像については、いずれの表示手段においても
同じ識別番号が表示される。この場合、識別番号は、そ
れぞれの曲や映像について統一的に定められた共通の番
号であってもよいし、サービス提供者ごとに個別に定め
られた番号であってもよい。

【０００９】表示手段がテレビである場合は、いわゆる
インターネットテレビを用いることも可能である。これ
によると、インターネットテレビで端末装置を兼用する
ことができるため、システムが簡略化される。

【００１０】本発明における端末装置としては、前述の
ように携帯電話機やＰＣが用いられるが、本発明の端末
装置はこれらだけに限定されない。たとえば、ＰＤＡ
（携帯情報端末）などを用いることも可能である。

【００１１】また、本発明におけるメディアとしては、
音楽メディアと映像メディアがある。音楽メディアの典
型的なものは、ＣＤやＭＤ（Mini Disk）などの音楽デ
ィスクであるが、これ以外にカセットテープやレコード
盤も含まれる。映像メディアの典型的なものは、ＤＶＤ
などの映像ディスクであるが、これ以外にビデオテープ
も含まれる。また、メディアの形態はディスクだけに限
らず、たとえばカード型やスティック型の半導体メモリ
であってもよい。

【００１２】また、本発明では、物品たるメディアを配
送することに代えて、識別番号に対応する曲や映像をデ
ータとして端末装置に配信することも可能である。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は、本発明に係るメディア配
送システムの実施形態を表したシステム構成図である。
１はインターネットであって、本発明におけるネットワ
ークを構成している。２は利用者が保有するＰＣであっ
て、プロバイダシステム３によりインターネット１へ接
続される。４は携帯電話機であって、通信事業者システ
ム５によりインターネット１へ接続される。ＰＣ２と携
帯電話機４は、いずれも本発明における端末装置を構成
している。６はＰＣ２や携帯電話機４からインターネッ
ト１を介してアクセスされるサーバであって、データフ
ァイル７を備えているとともに、別の課金用サーバ８と
接続されている。また、サーバ６は配送センターに設置
されているコンピュータ（図示省略）にも接続されてい
る。９は放送局であって、インターネット１を介してサ
ーバ６と接続可能となっているとともに、制作されたテ
レビ番組の電波を通信タワー１０から送信する。１１は
利用者が保有するテレビであって、通信タワー１０から
送信された放送電波を受信して、番組の映像を表示す
る。テレビ１１は、本発明における表示手段を構成して
いる。

【００１４】図２は、携帯電話機４のブロック図を示し
ている。３０は入力部であって、各種キーから構成され
る。３１は各部を制御する制御部であって、ＣＰＵを中
心に構成される。３２は表示部であって、液晶ディスプ
レイ等から構成され、各種の情報が表示される。３３は
通信部であって、図１の通信事業者システム５との間で
通信を行ない、携帯電話機４をサーバ６に接続する。３
４は音声出力部であって、スピーカ等から構成される。
３５は記憶部であって、ＲＯＭやＲＡＭ等から構成され
る。なお、ＰＣ２のブロック図も基本的には図２と同様
であるので、図示は省略する。

【００１５】図３は、上記のシステムにおいてＣＤを購
入する場合の概略手順を示したフローチャートである。
以下、携帯電話機４を用いたＣＤの購入を例にとって、
手順を説明する。視聴者は、まずテレビ１１で音楽番組
を視聴する（ステップＳ１）。このとき図４に示すよう
に、テレビの画面２１には、曲が歌唱・演奏されている
間、その曲の曲名２２と、曲に対応する識別番号２３と
が表示される。この識別番号２３は、あらかじめ業界等
で定められた共通の番号であって、図４では「光の中
に」という曲が収録されているＣＤの識別番号を表して
いる。この識別番号のことを、本明細書ではＣＤ番号と
呼ぶことにする。

【００１６】サーバ６のデータファイル７は、図５に示
したように、曲と対応してＣＤ番号が記憶されたテーブ
ル２０を備えている。放送局９は、音楽番組の放送時に
このテーブル２０からＣＤ番号を取得し、これを曲と対
応させて映像とともに送信する。その結果、テレビ１１
の画面２１にＣＤ番号２３が表示され、視聴者は、画面
２１を見ることで、現在歌唱・演奏されている曲のＣＤ
番号を取得する（ステップＳ２）。

【００１７】次に、気に入った曲があってそのＣＤの購
入を希望する場合は、取得したＣＤ番号を携帯電話機４
に入力し、サーバ６へアクセスして購入の申込みを行な
う（ステップＳ３）。携帯電話機４から入力されたＣＤ
番号は、インターネット１を介してサーバ６へ送られ、
サーバ６ではこのＣＤ番号に基づいてデータファイル７
を参照し、当該番号に対応するＣＤを検索する（ステッ
プＳ４）。そして、該当するＣＤが抽出されると、サー
バ６はそのＣＤの配送を配送センターに対して指示し、
ＣＤを配送する処理が行なわれて、利用者にＣＤが届け
られる（ステップＳ５）。

【００１８】図６は、図３のステップＳ３における携帯
電話機４での処理、およびステップＳ４におけるサーバ
６での処理を詳細に示したフローチャートである。携帯
電話機４でＣＤを申し込む場合は、まず、サーバ６が提
供するＣＤ購入受付サイトへ携帯電話機４を接続する
（ステップＳ１１）。続いて、図７（ａ）に示すよう
に、携帯電話機４の表示部３２の画面上において、ＣＤ
番号２３を入力する（ステップＳ１２）。そして、ＣＤ
番号の入力に続いて、図７（ｂ）に示すように、会員Ｉ
Ｄ２４を入力する（ステップＳ１３）。この会員ＩＤは
あらかじめ利用者に付与されている。なお、初めてＣＤ
を購入する利用者に対しては、会員ＩＤを発行するとと
もに、利用者の住所やクレジットカード番号等の個人情
報がサーバ側に記憶されるが、図６では省略してある。
また、初回の購入時に発行された会員ＩＤを端末側で記
憶しておくことで、２回目以降の購入時に会員ＩＤの入
力を省略するようにしてもよい。ＣＤ番号と会員ＩＤが
入力されると、これらの情報がインターネット１を介し
てサーバ６へ送信される（ステップＳ１４）。

【００１９】サーバ６では、携帯電話機４から送られて
きたＣＤ番号および会員ＩＤを受信すると（ステップＳ
１５）、まず、そのＣＤ番号に該当するものがあるかど
うかをデータファイル７を参照して検索する（ステップ
Ｓ１６）。そして、該当するＣＤが抽出されると（ステ
ップＳ１７）、次に、課金用サーバ８に対してＣＤ番
号、会員ＩＤ等のデータを送り、課金処理を行なわせる
（ステップＳ１８）。その後、サーバ６は、配送センタ
ーに設置されているコンピュータ（図示省略）に対し
て、申し込みのあったＣＤの配送を指示するメッセージ
を送信する（ステップＳ１９）。配送センターでは、こ
の指示に従って、ＣＤを宅配便などにより申込者に発送
する手続を行なう。サーバ６は、配送指示が終了する
と、ＣＤ購入の申込受付処理が完了したメッセージを、
インターネット１を介して携帯電話機４に送信する（ス
テップＳ２０）。携帯電話機４では、この受付処理完了
メッセージを受信すると（ステップＳ２１）、これを表
示部３２に表示して利用者に知らせる。

【００２０】図８は、図６に代わる他の実施形態を示し
たフローチャートである。この実施形態では、申し込ん
だＣＤの曲を試聴できるようになっている。以下、手順
について説明する。まず、サーバ６が提供するＣＤ購入
受付サイトへ携帯電話機４を接続する（ステップＳ３
１）。続いて、図９（ａ）に示すように、携帯電話機４
の表示部３２の画面上において、ＣＤ番号２３を入力す
る（ステップＳ３２）。このＣＤ番号は、インターネッ
ト１を介してサーバ６へ送信される（ステップＳ３
３）。続いて、ＣＤを試聴するか否かを選択する（ステ
ップＳ３４）。この選択は、図９（ｂ）に示すように、
表示部３２の画面上において行なう。ＣＤの試聴が選択
されると（ステップＳ３４；ＹＥＳ）、試聴要求の信号
がインターネット１を介してサーバ６へ送信される（ス
テップＳ３５）。

【００２１】一方、サーバ６では、携帯電話機４から送
られてきたＣＤ番号を受信すると（ステップＳ４１）、
そのＣＤ番号に該当するものがあるかどうかをデータフ
ァイル７を参照して検索する（ステップＳ４２）。そし
て、該当するＣＤが抽出されると（ステップＳ４３）、
次に、携帯電話機４から試聴の要求があるかどうかをみ
て（ステップＳ４４）、試聴要求があれば（ステップＳ
４４；ＹＥＳ）、試聴用の曲データをインターネット１
を介して携帯電話機４へ送信する（ステップＳ４５）。
この試聴用データは曲全部のデータではなく、曲の一部
分（たとえばサビの部分）を抽出したデータである。

【００２２】携帯電話機４では、サーバ６から試聴用の
曲データを受信すると、これを記憶部３５にダウンロー
ドして（ステップＳ３６）、音声出力部３４のスピーカ
から試聴曲を鳴らす。利用者は、これを聞いてそのＣＤ
を購入するか否かを決め、図９（ｃ）に示すように、表
示部３２の画面上で購入の有無を選択する（ステップＳ
３７）。購入が選択されると（ステップＳ３７；ＹＥ
Ｓ）、購入要求の信号がインターネット１を介してサー
バ６へ送信される（ステップＳ３８）。続いて、図９
（ｄ）に示すように、携帯電話機４の表示部３２の画面
上において、会員ＩＤ２４を入力すると（ステップＳ３
９）、この会員ＩＤがサーバ６へ送信される（ステップ
Ｓ４０）。また、ＣＤの購入が選択されなかった場合は
（ステップＳ３７；ＮＯ）、そのまま終了する。なお、
この実施形態においても、初回の購入時には会員ＩＤが
発行されるが、図８では省略してある。また、初回に会
員ＩＤを端末側で記憶しておくことで、２回目以降のＩ
Ｄ入力を省略してもよい。

【００２３】サーバ６では、携帯電話機４においてＣＤ
の購入が選択されたかどうかをみて（ステップＳ４
６）、購入が選択されなかった場合は（ステップＳ４
６；ＮＯ）、そのまま終了する。一方、ＣＤの購入が選
択された場合は（ステップＳ４６；ＹＥＳ）、携帯電話
機４から送られてくる会員ＩＤを受信し（ステップＳ４
７）、この会員ＩＤを課金用サーバ８に送って、課金処
理を行なわせる（ステップＳ４８）。その後、サーバ６
は、配送センターに設置されているコンピュータ（図示
省略）に対して、申し込みのあったＣＤの配送を指示す
るメッセージを送信する（ステップＳ４９）。配送セン
ターでは、この指示に従って、ＣＤを宅配便などにより
申込者に発送する手続を行なう。サーバ６は、配送指示
が終了すると、ＣＤ購入の申込受付処理が完了したメッ
セージを、インターネット１を介して携帯電話機４に送
信する（ステップＳ５０）。携帯電話機４では、この受
付処理完了メッセージを受信すると（ステップＳ５
１）、これを表示部３２に表示して利用者に知らせる。

【００２４】次に、本発明に係るデータ配信システムに
ついて説明する。この場合のシステム構成は、図１に示
したものと基本的に同じであるので、図示は省略する。
ただし、サーバ６は配送センターに設置されているコン
ピュータとは接続されていない。また、データファイル
７には、各ＣＤ番号に対応して配信用の音楽データが格
納される。

【００２５】図１０は、データ配信システムの動作を示
したフローチャートである。まず、サーバ６が提供する
ＣＤ購入受付サイトへ携帯電話機４を接続する（ステッ
プＳ６１）。続いて、図７（ａ）の場合と同様に、携帯
電話機４の表示部３２の画面上において、ＣＤ番号２３
を入力する（ステップＳ６２）。そして、ＣＤ番号の入
力に続いて、図７（ｂ）の場合と同様に、会員ＩＤ２４
を入力する（ステップＳ６３）。ここでも、初回購入時
における会員ＩＤの発行処理は省略してある。また、初
回購入時に会員ＩＤを記憶しておき、２回目以降はＩＤ
入力を省略することも可能である。ＣＤ番号と会員ＩＤ
が入力されると、これらの情報がインターネット１を介
してサーバ６へ送信される（ステップＳ６４）。

【００２６】サーバ６では、携帯電話機４から送られて
きたＣＤ番号および会員ＩＤを受信すると（ステップＳ
６５）、まず、そのＣＤ番号に該当するものがあるかど
うかをデータファイル７を参照して検索する（ステップ
Ｓ６６）。そして、該当するＣＤが抽出されると（ステ
ップＳ６７）、次に、課金用サーバ８に対してＣＤ番
号、会員ＩＤ等のデータを送り、課金処理を行なわせる
（ステップＳ６８）。その後、サーバ６は、データファ
イル７に格納されている該当ＣＤの音楽データを、イン
ターネット１を介して携帯電話機４に配信する（ステッ
プＳ６９）。携帯電話機４では、この音楽データを受信
すると、これを記憶部３５にダウンロードする（ステッ
プＳ７０）。

【００２７】こうして、本配信システムにおいては、希
望する曲をメディアではなく、データとして即時に購入
することができる。なお、この配信システムにおいて
も、図８の場合と同様に、購入する曲を試聴できるよう
な運用が可能である。

【００２８】以上説明した配送システム及び配信システ
ムでは、端末装置として携帯電話機４を利用する例を挙
げたが、携帯電話機４に代えて、ＰＣ２を用いることも
勿論可能である。特に、配信システムの場合は、大容量
のデータをダウンロードするので、記憶容量の大きなＰ
Ｃを用いるのが好ましい。

【００２９】また、以上の各実施形態では、音楽メディ
ア及び音楽データを取り扱ったが、本発明は音楽に限ら
ず、ＤＶＤのような映像メディアを配送したり、映像デ
ータを配信する場合にも適用することができる。この場
合も、ダウンロードするデータ量が膨大となるので、端
末装置としては、大容量のハードディスクを備えたＰＣ
が好ましい。

【００３０】また、上記実施形態では、表示手段として
普通のテレビを用いたが、インターネットテレビを用い
ることも可能である。インターネットテレビは、リモコ
ン操作によって画面上で情報を入力したり選択したりす
ることで双方向の通信ができるものであり、これを用い
ると、インターネットテレビで端末装置を兼用すること
ができ、システムが簡略化される。また、表示手段とし
てテレビ以外のものを利用してもよいことは、前述した
通りである。

【００３１】本発明は、この他にも種々の実施形態を採
用することができる。たとえば、図４では歌手が歌唱し
ている画面でＣＤ番号２３を表示しているが、ＣＭの放
映時にＢＧＭとしてＣＤの音楽を使用する場合には、Ｃ
Ｍの画面においてＣＤ番号を表示するようにしてもよ
い。

【００３２】また、上記実施形態では、識別番号をＣＤ
番号としたが、識別番号を個々の曲ごとに付与される曲
番号とし、サーバ側で曲番号に基づいてその曲が収録さ
れているＣＤを検索するようなシステムとしてもよい。

【００３３】また、図６、図８、図１０の例では、ＣＤ
番号を入力して購入申込みを行なう機能のみを携帯電話
機に持たせたが、これにＣＤを検索できる機能を追加し
てもよい。これによると、ＣＤ番号が判明している場合
は、直接ＣＤ番号を入力することで購入申込みができ、
ＣＤ番号が不明な場合は、検索を行なった上で購入申込
みをすることができる。

【００３４】また、ＰＣにインストール可能な試聴・購
入申込用のソフトウエアをあらかじめユーザに配付して
おき、このソフトウエアを用いてＰＣの画面上でＣＤ番
号を入力すると、直接ＣＤの販売サイトにアクセスでき
るような運用も可能である。

【００３５】さらに、上記実施形態では、課金サーバ８
によって課金処理を行なう例を示したが、ＣＤに対する
代金回収としては、配達時に利用者から現金で徴収する
方法、後日利用者から銀行口座へ振り込んでもらう方法
など、種々の態様が考えられる。

【００３６】

【発明の効果】本発明によれば、テレビ等に表示された
識別番号を端末装置から入力してサーバへアクセスする
ことで購入申込みができるようにしたので、店舗へ出向
いたり検索を行なったりしなくても、希望する音楽や映
像のメディア、あるいはそれらのデータを簡単に入手す
ることができる。このため、ユーザからみて利便性が向
上するとともに、企業や店舗にとっては販売促進を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るメディア配送システムのシステム
構成図である。

【図２】携帯電話機のブロック図である。

【図３】ＣＤを購入する場合の概略手順を示したフロー
チャートである。

【図４】識別番号が表示されたテレビ画面の例である。

【図５】ＣＤ番号が記憶されたテーブルの図である。

【図６】携帯電話機およびサーバでの処理を詳細に示し
たフローチャートである。

【図７】携帯電話機における表示部の画面の例である。

【図８】他の実施形態を示したフローチャートである。

【図９】他の実施形態における携帯電話機の画面の例で
ある。

【図１０】本発明に係るデータ配信システムの動作を示
したフローチャートである。

【符号の説明】

１ インターネット ２ ＰＣ ４ 携帯電話機 ６ サーバ ７ データファイル ８ 課金用サーバ ９ 放送局 １１ テレビ ２３ 識別番号 ３０ 入力部 ３２ 表示部 ３３ 通信部 ３４ 音声出力部 ３５ 記憶部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｈ０４Ｈ 1/00 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｍ Ｆターム(参考） 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE12 EE16 FF02 HH22 HH24 5K101 KK17 KK18 LL02 LL12 MM07 NN02 NN18 NN22 NN36 NN48 PP04 SS07

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】曲や映像に対応してあらかじめ定められた
   識別番号が表示される表示手段と、 この表示手段に表示された識別番号が入力される端末装
   置と、 前記端末装置とネットワークを介して接続され、端末装
   置において入力された識別番号を受信して、当該識別番
   号に対応するメディアの配送を指示するサーバと、を備
   えたことを特徴とするメディアの配送システム。
2. 【請求項２】請求項１に記載の配送システムにおいて、 前記端末装置は会員ＩＤをサーバへ送信し、サーバはこ
   の会員ＩＤに基づいて課金処理を行なうことを特徴とす
   るメディアの配送システム。
3. 【請求項３】請求項１に記載の配送システムにおいて、 前記端末装置は、入力された識別番号に対応する曲をサ
   ーバからダウンロードして試聴できることを特徴とする
   メディアの配送システム。
4. 【請求項４】請求項１に記載の配送システムにおいて、 前記表示手段がテレビであることを特徴とするメディア
   の配送システム。
5. 【請求項５】請求項４に記載の配送システムにおいて、 前記テレビがインターネットテレビであって、前記端末
   装置を兼用していることを特徴とするメディアの配送シ
   ステム。
6. 【請求項６】請求項１に記載の配送システムにおいて、 前記端末装置が携帯電話機であることを特徴とするメデ
   ィアの配送システム。
7. 【請求項７】請求項１に記載の配送システムにおいて、 前記端末装置がパーソナルコンピュータであることを特
   徴とするメディアの配送システム。
8. 【請求項８】請求項１ないし請求項７のいずれかに記載
   の配送システムにおいて、 前記メディアがＣＤ等の音楽ディスクであることを特徴
   とするメディアの配送システム。
9. 【請求項９】請求項１ないし請求項７のいずれかに記載
   の配送システムにおいて、 前記メディアがＤＶＤ等の映像ディスクであることを特
   徴とするメディアの配送システム。
10. 【請求項１０】曲や映像に対応してあらかじめ定められ
    た識別番号が表示される表示手段と、 この表示手段に表示された識別番号が入力される端末装
    置と、 前記端末装置とネットワークを介して接続され、端末装
    置において入力された識別番号を受信して、当該識別番
    号に対応する曲や映像のデータを配信するサーバと、を
    備えたことを特徴とするデータ配信システム。
11. 【請求項１１】請求項１０に記載の配信システムにおい
    て、 前記端末装置は会員ＩＤをサーバへ送信し、サーバはこ
    の会員ＩＤに基づいて課金処理を行なうことを特徴とす
    るデータ配信システム。
12. 【請求項１２】曲に対応してあらかじめ定められた識別
    番号を入力する入力部と、 前記入力部から入力された識別番号を、ネットワークを
    介してサーバへ送信する通信部と、 前記サーバからダウンロードされた前記識別番号に対応
    する試聴用の曲を格納する記憶部と、 前記ダウンロードされた試聴用の曲を出力する音声出力
    部と、を備え、 試聴した曲を購入する場合に、前記通信部からネットワ
    ークを介して購入要求をサーバへ送信することを特徴と
    する端末装置。
13. 【請求項１３】端末装置とネットワークを介して接続さ
    れたサーバであって、 曲や映像に対応してあらかじめ定められた識別番号を記
    憶したデータファイルを備え、 端末装置から受信した識別番号に基づいて前記データフ
    ァイルを参照し、当該識別番号に対応するメディアの配
    送を指示することを特徴とするサーバ。
14. 【請求項１４】端末装置とネットワークを介して接続さ
    れたサーバであって、 曲や映像に対応してあらかじめ定められた識別番号を記
    憶したデータファイルを備え、 端末装置から受信した識別番号に基づいて前記データフ
    ァイルを参照し、当該識別番号に対応する曲や映像のデ
    ータを配信することを特徴とするサーバ。