JP2002342416A - 生産管理方法および生産管理装置、生産管理ネットワークシステム、並びに生産管理プログラム - Google Patents

生産管理方法および生産管理装置、生産管理ネットワークシステム、並びに生産管理プログラム

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JP2002342416A
JP2002342416A JP2001143849A JP2001143849A JP2002342416A JP 2002342416 A JP2002342416 A JP 2002342416A JP 2001143849 A JP2001143849 A JP 2001143849A JP 2001143849 A JP2001143849 A JP 2001143849A JP 2002342416 A JP2002342416 A JP 2002342416A
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昌也 永田
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の製造および販売以外に、該部品を用い
た商品の製造および販売を行う場合に、部品が計画通り
に納入されない事態による売り上げの損失を最小限に抑
制できる生産管理方法および生産管理装置等を提供す
る。 【解決手段】 社外の需要に応じて販売する外販用部品
の発注数量b1,b2・・・と、社内の需要に応じて販
売する内販用部品の発注数量aと、該外販用部品の販売
単価pと、内販用部品を用いて製造し、販売する商品の
販売単価p3を取得して、上記外販用部品の販売単価p
に対する商品の販売単価p3の比prを算出し、上記算
出された比prを、内販用部品の発注数量aに乗じる演
算を行い、上記演算結果と外販用部品の発注数量b1,
b2・・・とを比較し、上記比較の結果、数量の多い順
に生産を優先して行う指示を生成する処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品の製造、販売
および該部品を用いた商品の製造、販売を管理する生産
管理方法および生産管理装置、並びに生産管理ネットワ
ークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】部品の製造、販売を管理する部品事業部
と、その部品を組み込んだ商品の製造、販売を管理する
商品事業部とを有する製造メーカにおいて、該部品事業
部により製造された部品は、外部の商品製造メーカに販
売されると共に、自社の商品事業部に内需として販売さ
れる場合がある。
【0003】以下、図9を基に、電子写真方式の画像形
成装置が商品2である場合について説明する。
【0004】製造メーカAの部品事業部A1は、部品1
として、画像形成装置の光学ユニットであるレーザ・ス
キャニング・ユニット(LSU)を製造し、該LSUを
製造メーカAの商品事業部A2および外部の商品製造メ
ーカBに販売する。
【0005】商品事業部A2および外部の商品製造メー
カBは、購入したLSUを用いて、それぞれ最終形態と
しての画像形成装置を製造、販売する。たとえば、商品
事業部A2は画像形成装置を製造し、外部の商品販売会
社Dに画像形成装置を販売する。
【0006】このとき、部品事業部A1からみれば、商
品事業部A2および外部の商品製造メーカBは共にLS
Uを購入する顧客であり、部品事業部A1は受注時期あ
るいは受注数量等を基に生産計画をたてて、LSUの製
造、販売を行う。
【0007】たとえば、商品事業部A2および外部の商
品製造メーカBからの受注時期にさしたる優位性がな
く、商品事業部A2および外部の商品製造メーカBから
のLSUの発注数量がそれぞれa,b(ただし、a<
b)である場合には、通常、商品製造メーカBからの注
文を優先して生産計画を立てる。
【0008】このようにすれば、商品事業部A2および
外部の商品製造メーカBに販売する部品1の販売価格が
同じであれば、部品事業部A1は、より多くの収益をよ
り早期に得ることができるからである。
【0009】ただ、例外として、a≪bであり、商品事
業部A2への納入を先にしても、外部の商品製造メーカ
Bに納入する納入時期に大して差がない(影響が及ばな
い)場合には、部品事業部A1の判断あるいは外部の商
品製造メーカBの了承の基に、商品事業部A2への納入
を先にすることも考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、製造メーカ
Aのように、部品1の製造および販売以外に、該部品1
を用いた商品2の製造および販売を行う場合に、部品1
の製造に必要な最小部品が計画通りに納入されないと、
商品2の売り上げに影響し、結果として製造メーカAの
全体的な売り上げが大幅に減少するという問題が起こ
る。この問題の起こる理由を、以下に具体的に説明す
る。
【0011】まず、部品事業部A1が製造するLSU
は、さらに、半導体レーザ、レンズ等の主要な最小部品
から構成される。
【0012】該最小部品を、外部の部品製造メーカCか
ら入手している場合において、該最小部品が計画通りに
外部の部品製造メーカCから納入されないと、納入され
ない分だけ部品事業部A1はLSUを製造することがで
きない。ここで、cを最小部品の必要数とし、LSUの
各発注数量a,bに一切の無駄がないとした場合、c=
a+bとなる。
【0013】より詳細に説明すると、商品製造メーカB
からの注文に応じて当初の計画を遂行すると、部品事業
部A1は、 PA1,B=b*p1 (1) という演算式に従う売り上げPA1,Bを商品製造メーカB
から上げることができる。ここで、p1は、製造メーカ
Bに対するLSUの販売単価である。
【0014】次に、自社の商品事業部A2からの注文に
応じてLSUの製造を開始する時点で、半導体レーザ等
の最小部品の少なくとも1つの納入が部品製造メーカC
から行われないと、商品事業部A2からは利益を得るこ
とができず、商品事業部A2から上げることのできる売
り上げPA1,A2 は、 PA1,A2 =a*p2 (2) =0 となる(∵a=0)。ここで、p2は、商品事業部A2
に対するLSUの販売単価である。
【0015】以上のようにして、部品事業部A1が得る
ことのできる売り上げ実績PA1,tot alは、 PA1,total=PA1,B + PA1,A2 =PA1,B (3) =b*p1 である。当初計画での売り上げ予定PA1,plan は、 PA1,plan =PA1,B + PA1,A2 (4) であるので、当初計画からすれば、 PA1,A2 =a*p2 だけ、売り上げ実績PA1,totalが減少することになる。
売り上げ実績PA1,totalの減少は、すなわち、損失の拡
大を意味する。
【0016】次に、商品事業部A2の売り上げ実績P
A2,totalは、 PA2,total=d*p3 (5) =0 となる。ここで、dは、画像形成装置の販売数量であ
り、また、p3は、該画像形成装置の販売単価である。
商品事業部A2が、部品1としてのLSUに関し在庫を
一切抱えない場合には、LSUの発注数量aと画像形成
装置の販売数量dとが等しくなるので、a=dとなる。
【0017】また、商品事業部A2の当初計画での売り
上げ予定PA2,plan は、 PA2,plan =d*p3 (6) であるので、a=0であれば、 PA2,plan =d*p3 だけ、売り上げが減少することになる。
【0018】次に、製造メーカAの全体の売り上げにつ
いて考えてみる。
【0019】該製造メーカAの全体の売り上げは、部品
事業部A1の売り上げと商品事業部A2の売り上げの和
であり、計画値:PA1,plan +PA2,plan に対し、 PA2,total=d*p3 (7) だけ、売り上げが減少することになる。
【0020】したがって、LSUの販売単価p1、p2
に関し、 p1=p2 (8) 画像形成装置の販売単価p3と、LSUの販売単価p1
との比率に関し、 p3=100*p1 (9) LSUの発注数量a、bと、画像形成装置の販売数量d
とに関し、 a=b=d (10) の場合を考えると、製造メーカAの当初計画に対する損
失は、 d*p3=b*(100*p1) =100*(b*p1) =100*PA1,B (11) となり、外部の商品製造メーカBに対し、現状の100
倍の数量のLSUを販売した場合の売り上げに匹敵す
る。
【0021】以上のように、部品の製造および販売以外
に、該部品を用いた商品の製造および販売を行う場合
に、部品の製造に必要な最小部品が計画通りに納入され
ないと、上記商品の売り上げに影響し、結果として製造
メーカの全体的な売り上げが大幅に減少する。
【0022】つまり、部品事業部と商品事業部とから構
成される製造メーカにおいては、一般に、事業部毎に独
立採算制を取り入れているところが多いが、製造メーカ
全体としての利益を考慮して個々の事業部の生産管理を
行う機能がなく、また、部品事業部は自己の利益にのみ
着目し、該利益ができるだけ最大となるように内販及び
外販についての割り振りを行っていたため、製造メーカ
内における製造フロー上、下流側に位置する商品事業部
の利益までも考慮することがなく、結果として製造メー
カ全体としての利益が減少してしまうといった虞があっ
た。
【0023】特に、内需として必要な部品の数と外需と
して必要な部品の数の差に係わらず、商品の外販に係わ
る売り上げと、部品の外販に係わる売り上げとの比が大
きい場合には、部品の内需及び外需、さらに該部品を用
いた商品の外販を行う製造メーカにとっての全体的な売
り上げは大幅に減少することになる。
【0024】以上の問題に鑑み、本発明は、最小部品を
用いて部品を製造し、該部品を内販及び外販し、かつ、
該内販用部品を用いて商品を製造する製造メーカにおい
て、最小部品の納入が計画通りに行われない場合であっ
ても、全体としての売上高を極力減少させることがない
ように部品及び商品の全体的な製造計画を管理し、各製
造計画を最適化する生産管理方法、生産管理装置、生産
管理ネットワークシステム等を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】・本発明の生産管理方法
は、上記の課題を解決するために、プログラムされたコ
ンピュータを用いて部品の製造、販売を管理する生産管
理方法において、社外の需要に応じて販売する外販用部
品の生産数量が入力されるステップと、社内の需要に応
じて販売する内販用部品の生産数量が入力されるステッ
プと、外販用部品の販売単価が入力されるステップと、
内販用部品を用いて製造し、販売する商品の販売単価が
入力されるステップと、上記外販用部品の販売単価に対
する商品の販売単価の比を算出するステップと、上記算
出された比を内販用部品の生産数量に乗じ、比較数量を
算出するステップと、上記比較数量と外販用部品の生産
数量とを比較するステップと、上記比較の結果、数量の
多い方の生産を優先して行う指示を生成するステップ
と、をコンピュータに実行させることを特徴としてい
る。
【0026】これによれば、キーボード等の入力デバイ
スから、外販用部品の生産数量、内販用部品の生産数
量、外販用部品の販売単価、内販用部品を用いて製造
し、販売する商品の販売単価がコンピュータに入力され
ることにより、CPU等の演算処理部は、上記外販用部
品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上
記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じ、比較数
量を算出し、上記比較数量と外販用部品の生産数量とを
比較し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先し
て行う指示を生成するという一連の処理を行うことが可
能となる。
【0027】つまり、内販用部品の生産数量は、内販用
部品を用いて製造する商品の生産数量に等しくなるた
め、内販用部品の生産数量に、外販用部品の販売単価に
対する商品の販売単価の比を乗じることによって算出し
た比較数量は、商品の売り上げを外販用部品の生産数量
に換算した値となる。
【0028】より具体的に説明すると、内販用部品の生
産数量a、販売単価p1、外販用部品の生産数量b、販
売単価p2、内販用部品を用いた商品の生産数量a、販
売単価p3とした場合に、比較数量はa×p3/p2で
表される。a×p3は、商品を生産数量aだけ販売した
ときの売り上げを表しているから、商品の売り上げを外
販用部品の販売単価で除算した比較数量は、結局、商品
の売り上げを外販用部品の生産数量に換算した値とな
る。
【0029】したがって、比較数量と外販用部品の生産
数量とを比較することで、外販用部品の生産数量という
同じ物差しを用いて、商品の売り上げと外販用部品の売
り上げとの大小比較を行うことができる。この結果、部
品を内販及び外販するとともに、該部品を用いて商品を
製造するメーカにおいては、商品の売り上げの方が大き
いのであれば、内販用部品の生産を優先し、外販用部品
の売り上げの方が大きいのであれば、外販用部品の生産
を優先するというように、全体としての利益を考慮した
生産計画を立てることができるようになる。
【0030】なお、比較数量の具体的な説明から分かる
ように、内販用部品の販売単価p1は、内販用部品と外
販用部品のどちらの生産を優先するかという決定には関
係しないので、任意の値を取り得る。すなわち、内販用
部品と外販用部品とは同一の部品で、かつ販売単価が内
販用か外販用かによらず一律に設定されていてもよい
し、内販用と外販用とで価格差を設けておいてもよい
し、異なる仕様で販売単価も異なる部品であったとして
も構わない。
【0031】このように、部品の販売単価と該部品を用
いて製造された商品の販売単価との比を用いて、内販用
と外販用との間で部品の発注数量に重み付けを行って生
産計画を立てるため、内販用の発注数量が少ない場合で
あっても、その部品を用いた商品の販売単価が高けれ
ば、該注文を優先して行うので、部品およびその部品を
用いて商品を製造するメーカにおいては、部品販売に不
具合が生じたときに、当初計画に対する損失を大幅に抑
制することができる。
【0032】なお、内販用部品の生産数量あるいは/及
び内販用部品を用いて製造し、販売する商品の販売単価
は、ネットワークを介して、たとえば、該部品を用いて
商品の製造を行う商品事業部に管理される他の端末から
入力される形態であってもよい。また、同様に、外販用
部品の生産数量は、さらに他の端末からネットワークを
介して入力される形態であってもよい。
【0033】また、部品生産の優先指示を生成する方法
は、生産管理方法を実行するコンピュータの表示部にそ
の旨を表示する形態であってもよいし、さらに、同コン
ピュータに有線または無線で通信可能に接続された他の
生産部門の端末等に、たとえば、e−mail等の手段
により通知する形態であってもよい。
【0034】また、各種入力値が入力される方法は、入
力デバイスに限らず、ネットワークに接続された端末か
ら通信手段によって入力される方法であってもよい。
【0035】・本発明の生産管理方法は、上記の課題を
解決するために、上記優先して行う優先生産の進行過程
において、内販用部品の現時点での残りの生産数量が入
力されるステップと、外販用部品の現時点での残りの生
産数量が入力されるステップと、上記算出された比を内
販用部品の残りの生産数量に乗じ、新たな比較数量を算
出するステップと、上記新たな比較数量と外販用部品の
残りの生産数量とを比較するステップと、上記新たな比
較の結果、新たな優先生産が現在の優先生産と異なる場
合に、該新たな優先生産に切り換える指示を生成するス
テップと、をコンピュータに実行させることを特徴とし
ている。
【0036】これによれば、上述した生産計画に従って
優先生産を開始した場合に、該優先生産の進行により変
化する、現在進行中の優先生産の現時点での残りの生産
数量を基に、新たな比較を行うので、該優先生産の進行
中においても、上記生産の再度の最適化及び見直しを行
うことができる。
【0037】なお、現在進行中の優先生産の現時点での
残りの生産数量は、入力デバイスにより直接入力する形
態に限られず、当初の生産数量から、実際に生産を行っ
た生産数量(実績値)を差し引くことにより簡単に取得
することができる。たとえば、本発明の生産管理方法を
実行するコンピュータと有線または無線で通信可能に接
続された、実際の生産を管理する他の管理端末から、現
時点での生産数量を取得し、該取得した値を用いてCP
U等の演算処理部が上記演算(減算)を行って取得する
形態であってもよい。
【0038】・本発明の生産管理方法は、上記の課題を
解決するために、上記新たな比較の結果、新たな優先生
産が現在の優先生産と異なる状態に達した時点から、現
在の優先生産による生産がさらに一定数量終了した場合
に、該新たな優先生産に切り換える指示を生成するステ
ップをコンピュータに実行させることを特徴としてい
る。
【0039】これによれば、新たな比較により新たな優
先生産が現在の優先生産と異なる状態に達した時点と
は、内販用部品の残りの生産数量に基づく新たな比較数
量と、外販用部品の残りの生産数量との大小関係が、現
在の優先生産を進行させた結果、逆転した時点である。
この逆転した時点において、現在の優先生産を新たな優
先生産に切り換えると、上記大小関係がすぐに再逆転し
てしまうことがある。
【0040】したがって、上記大小関係の逆転に応じて
優先生産をその都度切り換えると、生産の頻繁な変更に
起因した生産効率の低下あるいは生産ミスの誘発等の問
題が発生する虞がある。
【0041】これに対し、本発明によれば、新たな優先
生産に切り換える指示を行うタイミングは、上記大小関
係が逆転した時点から、現在の優先生産による生産がさ
らに一定数量終了した場合であるため、新たな比較数量
と外販用部品の残りの生産数量との大小関係が頻繁に逆
転するという不具合を抑制することができる。
【0042】すなわち、現在の優先生産が上記一定数量
の生産を余分に継続することによって、新たな優先生産
に切り換えられる場合に、現在の優先生産が該該一定数
量に相当する生産を終了するまでは、現在の優先生産が
優先条件を保持することになる。
【0043】なお、優先条件とは、内販用部品の残りの
生産数量に基づく比較数量と外販用部品の残りの生産数
量との比較の結果、数量の多い方の生産を優先生産とす
ることである。
【0044】したがって、これにより、生産の頻繁な変
更に起因した生産効率の低下あるいは生産ミスの誘発等
を防止することができる。
【0045】なお、余分に行う一定数量の生産数は事前
に設定されており、たとえば、該設定値はハードディス
ク等の記憶部に保存されている。また、演算処理部は、
該記憶部にアクセスを行い、該設定値を読み出すことで
実現できる。
【0046】・本発明の生産管理装置は、上記の課題を
解決するために、部品の製造、販売を管理する生産管理
装置において、社外の需要に応じて販売する外販用部品
の生産数量と、社内の需要に応じて販売する内販用部品
の生産数量と、該外販用部品の販売単価と、該内販用部
品を用いて製造し、販売する商品の販売単価とを入力す
る入力部と、上記外販用部品の販売単価に対する商品の
販売単価の比を算出し、上記算出された比を内販用部品
の生産数量に乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用
部品の生産数量とを比較し、上記比較の結果、数量の多
い方の生産を優先して行うことを指示する演算処理部
と、を有することを特徴としている。
【0047】これによれば、演算処理部が、外販用部品
の生産数量と、内販用部品の生産数量と、該外販用部品
の販売単価と、内販用部品を用いて製造し、販売する商
品の販売単価とを入力値として取り込み、上記外販用部
品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上
記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じる演算を
行い、上記演算結果と外販用部品の生産数量とを比較
し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行
うことを指示する一連の処理を行うことができるので、
上記入力部および演算処理部としてコンピュータを機能
させることによって、上述した生産管理方法をコンピュ
ータを用いて実現することができる。
【0048】このように、外販用部品の販売単価と内販
用部品を用いて製造された商品の販売単価との比を用い
て、部品の発注数量に重み付けを行うため、発注数量が
少ない場合であっても、内販用部品を用いた商品の販売
単価が高ければ、該注文を優先して部品生産を行うの
で、部品およびその部品を用いて商品を製造するメーカ
においては、部品販売に不具合が生じたときに、当初計
画に対する損失を大幅に抑制することができる。
【0049】・本発明の生産管理装置は、上記の課題を
解決するために、社外の需要に応じて販売する外販用部
品の生産数量と、社内の需要に応じて販売する内販用部
品の生産数量と、該外販用部品の販売単価と、内販用部
品を用いて製造し、販売する商品の販売単価とを記憶す
る記憶部にアクセスし、外販用部品の生産数量と、内販
用部品の生産数量と、外販用部品の販売単価と、商品の
販売単価との少なくとも1つを変更する変更手段と、上
記変更された値を用いて、上記外販用部品の販売単価に
対する商品の販売単価の比を算出し、上記算出された比
を内販用部品の生産数量に乗じる演算を行い、上記演算
結果と外販用部品の生産数量とを比較し、上記比較の結
果、数量の多い方の生産を優先して行うことを指示する
演算処理部と、を有することを特徴としている。
【0050】これによれば、変更手段が、記憶部に記憶
された外販用部品の生産数量と、内販用部品の生産数量
と、外販用部品の販売単価と、内販用部品を用いて製造
し、販売する商品の販売単価との少なくとも1つを変更
する。
【0051】また、演算処理部は、その変更された値を
用いて、上記外販用部品の販売単価に対する商品の販売
単価の比を算出し、上記算出された比を内販用部品の生
産数量に乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用部品
の生産数量とを比較し、上記比較の結果、数量の多い方
の生産を優先して行うことを指示する一連の処理を行
う。
【0052】したがって、変更手段により変更される様
々な各生産数量もしくは各販売単価に基づいて、内販用
部品と外販用部品のどちらを優先して行うとよいかをシ
ミュレーションすることが可能となる。
【0053】なお、記憶部は、変更手段がアクセス可能
に構成されていればよく、生産管理装置に対して内蔵型
か、外付け型かを問わず、また、接続形態も、生産管理
装置に対してネットワーク接続された他の端末等に接続
されている形態であってもよい。さらに、記憶部の数は
複数でもよく、各生産数量および販売単価を別々に、あ
るいは任意の組み合わせで分散して記憶する形態でもよ
い。さらに、記憶部を構成する記憶媒体は、記憶部に対
し固定型であっても、取り出し型あるいは交換可能型で
あってもよい。交換可能型等の場合には、ディスク形態
に限らず、スティック、チップ形態であってもよい。
【0054】なお、変更値はRAM等の揮発性メモリ手
段に一時的に保存しておくならば、実際の有効な値を変
更することなく、変更値を用いたシミュレーションを行
うことが可能となる。
【0055】さらに、該更新値を有効な値として設定す
る場合には、記憶部の記憶内容を更新すればよい。
【0056】・本発明の生産管理装置における上記演算
処理部は、優先して行うことを指示した優先生産の進行
中に、内販用部品の残りの生産数量および外販用部品の
残りの生産数量を新たに取得して、上記算出された比を
内販用部品の新たに取得した生産数量に乗じる演算を行
い、上記演算結果と外販用部品の新たに取得した生産数
量とを比較し、上記比較の結果、新たな優先生産が現在
の優先生産と異なる場合に、該新たな優先生産に切り換
える指示を生成することを特徴としている。
【0057】これによれば、演算処理部の指示に従って
優先生産を開始した場合に、該優先生産の進行により変
化する、現在進行中の優先生産の現時点での残りの生産
数量を基に、新たな比較を行うので、該優先生産の進行
中においても、上記生産の再度の最適化及び見直しを行
うことができる。
【0058】なお、現在進行中の優先生産の現時点での
残りの生産数量は、入力部より直接入力する形態に限ら
れず、当初の生産数量から、実際に生産を行った生産数
量(実績値)を差し引くことにより簡単に取得すること
ができる。たとえば、本発明の生産管理方法を実行する
生産管理装置と有線または無線で通信可能に接続され
た、実際の生産を管理する他の管理端末から、現時点で
の生産数量を取得し、該取得した値を用いて演算処理部
が上記演算(減算)を行って取得する形態であってもよ
い。
【0059】・本発明の生産管理ネットワークシステム
は、上記の課題を解決するために、部品の製造、販売を
管理する第1の生産管理装置と、該第1の生産管理装置
とネットワークにより接続され、上記部品を用いて製造
する商品の製造、販売を管理する第2の生産管理装置
と、によって構成される生産管理ネットワークシステム
において、上記第1の生産管理装置は、第2の生産管理
装置から少なくとも商品の販売単価を入手する通信部
と、社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量
と、社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量
と、該外販用部品の販売単価とを取得し、上記外販用部
品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上
記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じる演算を
行い、上記演算結果と外販用部品の生産数量とを比較
し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行
う指示を生成する演算処理部と、を有することを特徴と
している。
【0060】これによれば、第1の生産管理装置は、商
品の生産管理を行っている第2の生産管理装置から、少
なくとも商品の販売単価をネットワークおよび通信部を
介して入手し、その他、部品の販売単価等の部品の生産
計画に関する情報を、たとえば該通信部またはキーボー
ド等の入力手段を介して取得することにより、演算処理
部において部品の発注数量に重み付けを行うため、内販
用部品の発注数量が少ない場合であっても、その内販用
部品を用いた商品の単価が高ければ、該注文を優先して
行うので、部品およびその部品を用いて商品を製造する
メーカにおいては、部品販売に不具合が生じたときに、
当初計画に対する売り上げの減少を大幅に抑制すること
ができる。
【0061】なお、商品事業部に内販用部品を納入する
場合において、該商品事業部が自己の都合等により一定
の部品在庫を必要とする場合には、商品事業部が管理す
る第2の生産管理装置から内販用部品の数量もネットワ
ークを介して通信部にて取得する形態である方が好まし
い。これによって、商品事業部が必要とする部品の数
を、商品事業部が任意に部品事業部に提示することが可
能となる。
【0062】さらに、第1の生産管理装置と外部の商品
製造メーカ等が管理する他の端末とが、セキュリティの
十分に確保された状態で接続される場合には、外販用部
品の生産数量を外部の商品製造メーカ等が管理する他の
端末からネットワークを介して入力可能にする方法も可
能である。なお、この場合、外部の商品製造メーカに開
示する内容を、部品名称、部品コード等の部品を特定で
きる情報と、該部品に対する発注数のみに限定すること
により、必要以上の情報の開示をなくすことが好まし
い。
【0063】なお、第1の生産管理装置の演算処理部
は、上記比較の結果に基づいて、内販用部品の納期を算
出し、算出した納期を第2の生産管理装置に上記ネット
ワークを介して通知するように構成されていてもよい。
【0064】これによれば、第1の生産管理装置におい
て、外販用部品の生産数量と内販用部品の生産数量とに
対し、優先順位を考慮した生産計画が策定されるので、
商品の製造、販売を管理する第2の生産管理装置は、部
品および商品の全体の売り上げを最大効率で上げること
ができる内販用部品の納期を自動的に知ることができ、
さらに内販用部品の生産数量を変化させた場合の内販用
部品の納期に関するシミュレーション結果をも、第1の
生産管理装置から自動的に入手することができる。
【0065】この結果、商品の製造、販売を管理する管
理者は、第2の生産管理装置によって取得した内販用部
品の納期の情報に基づいて商品の最適な生産計画を策定
することが容易になる。
【0066】・本発明の生産管理プログラムは、本発明
の上記生産管理方法の各ステップを、コンピュータに実
行させることを特徴としている。
【0067】上記構成によれば、上記記録媒体に記録さ
れたプログラムを、サービス管理装置にロードすること
によって、生産管理方法を生産管理者に提供することが
できる。また、一般的なコンピュータを本発明の生産管
理装置として機能させることを実現できる。
【0068】なお、本発明の生産管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の
権利範囲に属することは言うまでもない。
【0069】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図を用いて、本
発明の実施形態について説明する。
【0070】図1は、図9に基づいて既に説明した前記
製造メーカAの部品事業部A1に設置される本発明の生
産管理装置のブロック図を示している。
【0071】端末3(生産管理装置)は、たとえば、パ
ーソナルコンピュータ(PC)、または、ワークステー
ション(WS)であり、演算処理部31と、入力部32
と、記憶部33と、出力部34とから構成されている。
【0072】演算処理部31は、入力部32から入力さ
れた情報に対して演算を行う部分であり、たとえば、C
PUおよびメモリである。メモリは、処理結果を一時的
に保存しておくためのRAM等のメモリである。演算処
理をソフトウエア的に行う場合には、処理手順を記した
プログラムを保存しておくための不揮発性メモリを用意
する。あるいは、後述する記憶部33にプログラムを保
存しておき、プログラム動作時に該記憶部33から読み
出し、RAM上で作業してもよい。
【0073】入力部32は、たとえば、キーボード、マ
ウス、ポインティングデバイス、イメージスキャナ、バ
ーコードスキャナ等であり、演算処理部31により演算
を行う際の入力値(外部に販売する部品の数量、内需と
して販売する部品の数量、該部品の単価及び内需として
販売した部品を用いて製造し、販売する商品の単価)を
入力するために用いられる。
【0074】記憶部33は、入力部32から入力された
情報及び演算処理部31により行われた演算結果を記憶
するための部分であり、たとえば、ハードディスク、光
ディスクである。記憶内容としては、上記入力部32か
ら入力された入力値、本発明による生産管理方法の処理
フローを記したアプリケーションプログラム等がある。
なお、記憶部33は、本発明の記録媒体に相当する。
【0075】なお、記憶部33の配設形態は、端末3に
対する内蔵型、外付け型を問わず、また、接続形態も、
端末3に対してネットワーク接続された他の端末に接続
されている形態であってもよい。さらに、記憶部33を
構成する記憶媒体は、記憶部33に対し固定型であって
も、取り出し型あるいは交換可能型であってもよい。交
換可能型等の場合には、ディスク形態に限らず、スティ
ック、チップ形態であってもよい。
【0076】出力部34は、上記演算結果を含む情報の
ソフトコピー及びハードコピーを担当し、前者に対して
はCRTあるいは液晶等のディスプレイが、また、後者
に対してはプリンタが該当する。
【0077】次に、図3および図9を用いて、端末3の
処理フローについて説明する。
【0078】端末3の管理者が、LSU(レーザ・スキ
ャニング・ユニット)等の部品1を製造するための生産
計画を立てるために、入力部32を介して生産管理プロ
グラムを起動すると、演算処理部31は、端末3に顧客
の発注数量が入力されているか否かを検出する(ステッ
プ1;以下S1と略記する)。該検出方法としては、演
算処理部31が、図5に示すように、記憶部33に保存
されている生産管理テーブルを読み出し、その発注数量
入力欄に情報が入力されているか否かを検出することに
より行うことができる。
【0079】図5(a)(b)は、液晶ディスプレイ等
の出力部34に、演算処理部31が生産管理テーブルの
内容を生産管理画面として表示した状態を示している。
同図(a)は、後述する演算において必要とされる全入
力値を表示した状態であり、同図(b)は、該画面に用
意される "計算" ボタンをクリックすることにより所定
の演算が行われた結果を示した図である。
【0080】該顧客としては、図9に示すように、たと
えば、製造メーカA内の内部顧客としての商品事業部A
2、製造メーカA外の外部顧客としての商品製造メーカ
B等がある。ここで、外部の商品製造メーカBとして、
複数の商品製造メーカB1、B2、・・・を想定し、各
メーカB1、B2、・・・からの発注数量をb1、b
2、・・・とし、また、自社の商品事業部A2からの発
注数量をaとする。
【0081】なお、部品1を自社内の内部顧客に販売す
ることを内販、社外の外部顧客に販売することを外販と
定義して区別する。したがって、自社内の内部顧客に販
売する部品1のことを内販用部品、社外の外部顧客に販
売する部品1のことを外販用部品と呼んでもよい。
【0082】S1で、発注数量a、b1、b2、・・・
の入力が行われていない場合、すなわち、上記生産管理
テーブルの発注数量入力欄が未入力の場合には、S9に
進み、出力部34等に、"発注数が入力されていませ
ん。入力して下さい。"等のエラーメッセージを表示す
ること等により、端末3の管理者に入力を催促する。
【0083】次に、演算処理部31は、部品1の販売単
価pが入力されているか否かを検出する(S2)。該検
出方法としては、図5(a)に示すように、演算処理部
31が記憶部33に保存されている生産管理テーブルを
読み出し、部品の販売単価入力欄に情報が入力されてい
るか否かを検出することにより行うことができる。該販
売単価pは、部品事業部A1により決定され、事前に取
得しておく。なお、部品1の外販の販売単価p1と内販
の販売単価p2が異なる場合には、それぞれについて値
を取得し、販売単価入力欄に情報を入力しておく。以後
では、説明の都合上、p1=p2=pとするが、本発明
の生産管理方法では、外販の販売単価p1と商品2の販
売単価p3との比を求めることが重要なので、p1≠p
2であって構わない。
【0084】部品1の販売単価pが入力されていない場
合、すなわち、上記生産管理テーブルの部品の販売単価
入力欄が未入力の場合には、S10に進み、上述したよ
うに、エラーメッセージを表示する等して入力を催促す
る。
【0085】さらに、商品事業部A2が製造した商品2
の販売単価p3が入力されているか否かを検出する(S
3)。該販売単価p3は、商品事業部A2により決定さ
れるため、事前に該商品事業部A2へ問い合わせること
により、あるいは商品事業部A2で管理されている端末
からローカルネットワークを介して取得しておく。
【0086】商品2の販売単価p3が入力されていない
場合、すなわち、上記生産管理テーブルの商品2の販売
単価情報欄が未入力の場合には、S11に進み、上述し
たように、エラーメッセージを表示する等して入力を催
促する。
【0087】次に、上記入力された情報を用いて、演算
処理部31は以下の演算を行う。該演算の実行は、図5
(a)に示したように、生産管理画面において提供され
る "計算" ボタンのクリックにより行うことができる。
【0088】演算1:部品1の販売単価pに対する商品
2の販売単価p3の比pr(通常、pr≫1)を算出す
る(S4)。
【0089】演算2:内販用の発注数量aと上記の比p
rとを用いて、a*prの演算(乗算)を行い、比較数
量を求める(S5)。
【0090】演算3:比較数量(a*pr)と外販用の
発注数量b1、b2、・・・との大小関係を比較する
(S6)。すなわち、外部の商品製造メーカBが複数存
在し、各商品製造メーカBからの発注数量が複数ある場
合には、それぞれに対して比較数量(a*pr)との大
小関係の判断を行う。
【0091】演算4:上記演算3の結果、演算処理部3
1は、大きい順から生産を開始するよう指示を出す(S
7)。たとえば、図5(b)は、表示部34に表示され
る生産指示結果の一例を示している。この例では、内販
の生産を優先して行う指示が演算処理部31によって生
成され、生産管理画面に表示されている。
【0092】これにより、部品事業部A1は、比較数量
(a*pr)と外販用の発注数量b1、b2、・・・と
の中で、大きい順に部品1を生産する生産計画を策定す
ることができる。
【0093】なお、図5(a)に示した演算に必要な各
入力値は、実際の値に限らず、仮想値を入力することに
よりシミュレーションを行うように利用することもでき
る。この場合、上記演算処理部31は、入力部32を介
して入力された発注数量または販売単価の新たな値によ
って記憶部33の記憶内容を更新する変更手段として機
能する。
【0094】たとえば、各入力値を記憶部33に保存し
ておき、変更を試みる入力値、たとえば、内販用の発注
数量aのみを変更し、変更を生じない他の入力値は記憶
部33から読み出すことにより、該変更した入力値を用
いて上記演算を行うことで実現できる。なお、上記変更
手段としての演算処理部31は、変更を試みる入力値に
よって記憶部33の変更前の入力値を書き換えるように
動作してもよいし、変更前の入力値を変更を試みる入力
値に演算上で置換するように動作してもよい。
【0095】これによれば、生産計画時点において、入
力値を多種に変化させた場合の個々の最適な生産計画を
シミュレートして確認できるので、後で詳細に述べるよ
うに、本発明の適用により優先される生産(優先生産)
が、頻繁に変更されることがない条件を見出す場合等に
非常に有効である。
【0096】上記S7における生産指示の後、必要に応
じて、外部の商品製造メーカB、商品事業部A1等の顧
客に対して納期等の連絡を行う(S9)。たとえば、計
画通りに生産を遂行することができる顧客に対しては、
通常の納期を連絡する。この納期の決定は、発注数量と
生産所要日数との対応関係を定めた演算式またはLUT
(ルックアップテーブル)等によって生産所要日数を求
め、現在日と生産所要日数とから納期を決定する処理を
演算処理部31に実行させるプログラムによって行うこ
とができる。
【0097】一方、上記生産の最適化を行うことにより
生産開始が後送りされた顧客に対しては、予想された通
常の納期に加え、該後送りに係わる日数を上乗せして納
期を決定し、顧客に連絡する。上記、納期あるいは生産
開始の連絡は、図5(b)に用意される "通知" ボタン
のクリックにより、図5(a)の生産管理画面に入力さ
れた発注数量a,b・・・に関わる顧客に対して自動的
に行うようにすることもできる。
【0098】以上のようにして生産を管理した場合の効
果について説明する。
【0099】前述した式(8)〜(10)の条件、すな
わち、部品1の内販用および外販用の販売単価p1、p
2に関する、 p1=p2 (8) 商品2の販売単価p3と、部品1の販売単価p1との比
率prに関する、 p3=100*p1(但し、pr=100) (9) 部品1の発注数量a、bと、商品2の販売数量dとに関
する、 a=b=d (10) において、a*pr=100*a>bという関係が成り
立つから、演算処理部31は、この条件に対して、商品
事業部A2の発注数量aの優先順位が、商品製造メーカ
Bの発注数量bの優先順位よりも高いと判断し、図5
(b)に示すように、「該条件では、内販を優先して下
さい。」というような指示を発する。この指示に従っ
て、部品事業部A1は発注数量a分の部品1を生産す
る。
【0100】すると、部品事業部A1の当初計画での売
り上げ予定PA1,plan (a*p1+b*p1)に対し
て、実際の売り上げ実績PA1,totalは、発注数量bの生
産を後送りしたことにより、PA1,total=a*p1とな
る。したがって、売り上げ実績PA1,totalと売り上げ予
定PA1,plan との関係は、 −b*p1=PA1,total−PA1,plan となって、売り上げ実績PA1,totalは当初計画をb*p
1だけ下回ることになる。
【0101】一方、商品事業部A2の売り上げは、部品
事業部A1から当初の計画通り、発注数量a分の部品1
の供給を受けることにより、商品2を予定通り生産し納
品することができるから、売り上げ実績PA2,totalと売
り上げ予定PA2,plan との関係は、 0=PA2,total−PA2,plan となって、差損が出ないことになる。
【0102】上記の結果、製造メーカAの全体の売り上
げは、計画値(PA1,plan +PA2,p lan )に対して、 b*p1=PA1,B (12) の減少となる。
【0103】もし、上式(8)〜(10)の条件で、商
品製造メーカBの発注数量bを優先させたとすると、既
に詳述して式(11)として示したように、 d*p3=100*PA1,B (11) だけの差損が、製造メーカAの全体の売り上げについて
発生する。
【0104】したがって、式(11)と式(12)とを
比較すれば分かるように、製造メーカAの全体としての
売り上げ(利益)を考慮せずに、単に、部品1の販売数
量に基づいて生産計画を立てたり、受注の順番どおりに
生産計画を立てたりしていた場合に比べ、損失(売り上
げ実績の売り上げ計画値からの減少分)を1/100に
抑えることができる。
【0105】なお、損失とは、売り上げの計画値から実
際の売り上げ(売り上げ実績)を差し引いた場合に、マ
イナスとなる場合に用い、 "予想していた計画値に対し
て"、の意である。
【0106】(実施の形態2)図2を用いて、他の実施
形態について説明する。但し、説明の便宜上、前記実施
の形態で説明した構成と同一の構成には同じ符号を付与
し、その重複する説明を省略する。
【0107】図2は、製造メーカAの部品事業部A1お
よび商品事業部A2に設置される生産管理装置のブロッ
ク図および生産管理ネットワークシステムの構成図を示
している。
【0108】部品事業部A1に設置される第1の端末3
(第1の生産管理装置)は、実施の形態1で説明した構
成に加え、以下に述べる第2の端末4(第2の生産管理
装置)とネットワーク接続するための通信部35を有し
ている。
【0109】該通信部35は、ネットワーク51に対し
て接続するためのものであり、電話回線の場合には、た
とえば、モデムである。また、ローカルネットワーク5
2に接続するための機能を有し、自社内の他部門とメー
ル、FAX等の送受を行えるようにしてもよい。
【0110】以上のように、上記第1の端末3は、商品
事業部A2に設置される第2の端末4と、ネットワーク
51を介して接続されている。
【0111】一方、第2の端末4は、たとえば、パーソ
ナルコンピュータ(PC)、ワークステーション(W
S)であり、第1の端末3と同様、演算処理部41と、
入力部42と、記憶部43と、出力部44と、通信部4
5とから構成されている。
【0112】該記憶部43には、商品2の販売単価p
3、販売数量および発注する部品1の発注数量a等の情
報が記憶されており、たとえば、商品管理ファイルとし
て形成しておくことができる。該商品管理ファイルは、
商品2の販売単価p3、販売数量および部品1の発注数
量a等の情報をひとまとめにして1つのファイルとして
形成してもよく、あるいは、商品2を特定するための固
有の情報を個々の商品2に付与し、該固有の情報に関連
付けて形成された商品販売単価テーブル、商品販売数量
テーブル及び発注部品数量テーブルを別々に作成し、該
固有の情報を共通キーとして、各上記情報が各商品2毎
に関連付けられる形態であってもよい。
【0113】次に、図4を用いて、第1の端末3の処理
フローについて説明する。
【0114】第1の端末3の管理者が、LSU等の部品
1を製造するための生産計画を立てるために、入力部3
2を介して生産管理プログラムを起動すると、あるいは
商品事業部A2の生産管理者が商品2を製造するために
部品1の発注を行った場合に、演算処理部31が通信部
35を介して部品1の発注を検出したことに基づいて生
産管理プログラムを起動すると、演算処理部31は、顧
客から部品1の外販の発注数量b1, b2, ・・・が入
力されているか否かの検出を行う(ステップ21;以下
S21と略記する)。該顧客としては、外部の商品製造
メーカBおよび自社の商品事業部A2がある。外部の商
品製造メーカB1、B2、・・・からの発注数量を外販
の発注数量b1、b2、・・・とし、また、自社の商品
事業部A2からの発注数量を内販の発注数量aとする。
【0115】外販の発注数量b1、b2、・・・の入力
が行われていない場合にはS30に進み、実施の形態1
で述べたように、演算処理部31は、表示部34、電
話、FAX、e−mail等の手段により、第1の端末
3の管理者、あるいは、該商品製造メーカB1、B2、
・・・に対し、入力を要求する。
【0116】なお、セキュリティの観点から、外部の商
品製造メーカBが第1の端末3へのアクセスによって発
注数量bを通知、登録する方法は控えたが、確実なセキ
ュリティが確保されるならば、商品事業部A2同様、第
2の端末4を用いてネットワーク51を経由して発注数
量bを通知、登録する方法を採用してもよい。
【0117】次に、演算処理部31は、部品1の販売単
価pが入力されているか否かを検出する(S22)。該
販売単価pは、部品事業部A1により決定される。入力
が行われていない場合にはS31に進み、表示部34、
電話、FAX、e−mail等の手段により第1の端末
3の管理者に対し、入力を要求する。
【0118】次に、演算処理部31は、商品事業部A2
の発注数量aが入力されているか否かを検出する(S2
3)。入力が行われていない場合にはS32に進み、第
2の端末4に対し、部品1の発注数量aの入力を要求す
る。具体的には、通信部35からネットワーク51およ
び通信部45を介して、e−mail等の手段により入
力を要求する。
【0119】なお、第2の端末4の演算処理部41は、
第1の端末3からの要求を受けた場合に、出力部44の
表示手段等を用いて第2の端末4の管理者に対し、ある
いは通信部45に接続されたローカルネットワーク53
を介して商品事業部A2の管理部門に対し、部品1の発
注数量aの入力を促す。
【0120】次に、演算処理部31は、商品2の販売単
価p3が入力されているか否かを検出する(S24)。
入力が行われていない場合にはS33に進み、第2の端
末4に対し、商品2の販売単価p3の入力を要求する。
該販売単価p3は、商品事業部A2により決定される。
【0121】次に、上記入力された情報を用いて、演算
処理部31が行う演算処理としてのS25〜29の内容
は、実施の形態1で説明したS4〜8の内容と同じなの
で、その説明を省略する。
【0122】このように、部品事業部A1および商品事
業部A2のそれぞれに生産管理装置としての第1の端末
3、第2の端末4を設置し、発注数量aの送受、部品1
の納期の連絡を行うようにすると、部品事業部A1およ
び商品事業部A2共に、それぞれに必要な情報を迅速か
つ簡便に入手することができる。
【0123】特に、第1の端末3において、外販の発注
数量b1,b2・・・と内販の発注数量aとの優先順位
を考慮した生産計画が策定されるので、商品事業部A2
は、製造メーカA全体の売り上げを最大効率で上げるこ
とができる部品1の納期を自動的に知ることができ、さ
らに発注数量aを変化させた場合の部品1の納期に関す
るシミュレーション結果を自動的に入手することができ
る。この結果、商品事業部A2は、取得した部品1の納
期の情報に基づいて商品2の最適な生産計画を策定する
ことが容易になる。
【0124】(実施の形態3)上述した生産計画によれ
ば、計画時点において、どの顧客に対する部品1の生産
を優先させればよいかの目安を与える上で非常に有効で
あった。
【0125】しかしながら、図6に示すように、優先し
た顧客の生産(図では、商品事業部A2に対する生産、
生産量x)が進行するにつれて、発注数量aが見かけ上
減少してa’となるため、a*pr>bの関係が逆転す
る境界値として、a’*pr=bを満たすa’の値が存
在する。したがって、そのまま商品事業部A2に対する
生産を続行していくと、製造メーカAの計画値に対する
売り上げが逆に減少する。
【0126】ここで、上記のa’をap(x)で表す。
ap(x)は、部品1の生産量xの関数であることを表
しており、また、商品事業部A2に対する生産を開始し
たことによって変動するある時点での見かけ上の発注数
量である。より具体的には、 ap(x)=a−(現時点での生産量x) で表され、生産量xの増加に伴い単調減少の特性を示
し、また、ap(x)の変域は、 0≦ap(x)≦a である。このとき、比pr及び外販の発注数量bは固定
値である。
【0127】したがって、本実施の形態においては、a
p(x)*pr=bを満たすap(x)の値(このとき
の生産量xをx’=a−a’とする)に到達した以降に
おいて、生産が保留された他の生産(ここでは、外部の
商品製造メーカBに対する生産)を開始することを特徴
とする。なお、該他の生産の開始は、全面的な移行であ
ってもよいし、あるいは、商品事業部A2に対する生産
を大幅に減産するものの一定数を維持するものであって
もよい。
【0128】次に、該他の生産の開始の時点について考
察すると、ap(x=x' )*pr=bを満たすap
(x)の値に到達した時点とすると、他の生産の開始に
よって、すぐに、 ap(x=x’)*pr>bp(x) (13) という条件になってしまう。ここで、bp(x)は、生
産量xの関数であることを表しており、また、外部の商
品製造メーカBに対する生産を開始したことによって変
動する現時点での見かけ上の発注数量であり、 bp(x)=b−(現時点での外部の商品製造メーカB
に対する生産量) で表され、単調減少の特性を示し、また、変域は、 0≦bp(x)≦b である。
【0129】この場合には、bp=b−1、すなわち、
外部の商品製造メーカBに対する部品1を1個生産した
ことによって、上記式(13)を満足してしまう。な
お、式(13)において、外部の商品製造メーカBに対
する生産に全面移行する場合には、ap(x)は固定値
となり、bp(x)のみが部品1の生産の進行により変
化し得る変数となる。
【0130】したがって、図6(b)に示すように、Δ
b>0となるΔbを用いて、 ap(x=a' )*pr<b−Δb (14) を満足する間、商品事業部A2に対する生産から外部の
商品製造メーカBに対する生産に切り換えるとよい。
【0131】これにより、商品製造メーカBに対する生
産が進行しても、上記式(14)を満足するまでは、Δ
bだけ商品製造メーカBに対する生産(したがって、該
生産完了後の納入)を行うことができる。Δbの値は、
本発明の目的である、製造メーカA全体としての利益を
損なうことがない限り、また、最適生産を実行するに当
たり、生産先の頻繁な変更によって生産性の悪化、生産
ミス等が生じない範囲において任意に設定可能である。
【0132】さらに、他の生産の移行及びその継続によ
って、見かけ上のbの値bp(x)が減少していくた
め、同様に、ある時点でA2に対する生産に戻ってもよ
い。
【0133】図7(a)に、 a=4 (千個) b=10(千個) pr=5 Δb=5(千個) Δa=2(千個) トータルの生産量x=a+b=14(千個) としたときの一例を示す。
【0134】なお、Δbは、商品事業部A2に対する生
産から外部の商品製造メーカBに対する生産に切り換え
るときの商品事業部A2に対する生産のヒステリシス
量、及びΔaは、外部の商品製造メーカBに対する生産
から商品事業部A2に対する生産に切り換えるときの商
品製造メーカBに対する生産のヒステリシス量としての
作用を奏する。
【0135】上記の条件で、比較数量(a*pr)と外
販の発注数量bとを比較すると、 a*pr=20(千個)>b=10(千個) となるので、商品事業部A2に対する生産が優先され、
開始される。
【0136】商品事業部A2に対する生産が進行する
と、 a*pr=b−Δb を満足するaは、 a=(b−Δb)/pr =1 と算出されるので、内販の発注数量aに対する生産を3
(千個)完了した時点で、外販に対する生産に切り換え
る。
【0137】たとえば、Δb=0の場合の切り替え条件
(図7(a)に実線で示す内販に対する生産のライン
と、一点鎖線で示す外販に対する生産のラインの交点Q
1で示したポイント): a=b/pr =2 に対し、内販に対する生産を1(千個)余分に生産する
ことになる。このとき、外販に対する生産に換算した値
は、さらに5倍(∵pr=5)となり、5(千個)に相
当する。
【0138】次に、交点Q2で示す時点では、 ap(x)=a−x=3−2=1 b=10 であるので、 ap(x)*pr+Δa=b を満足するbは、 b=7 となり、外販の発注数量bに対する生産を7(千個)完
了した時点(図7(a)中の交点Q4)で、内販に対す
る生産に切り換える。
【0139】たとえば、Δa=0の場合の切り替え条件
(図7(a)中に交点Q3で示す) b=ap(x)*pr =1*5 =5 に対し、外販に対する生産を2(千個)余分に生産する
ことになる。このときのトータルの生産量xは、10
(千個)である。
【0140】次に、内販に対する生産の残数1(千個)
を行って、内販の生産を完了する。続いて、外販に対す
る生産の残数3(千個)を行って、外販及び内販の生産
を全て完了する。
【0141】ここで、図7(a)の実線で表したグラフ
は内販に対する生産の進行具合を表しており、トータル
生産量でいえば、0〜3(千個)及び10〜11(千
個)において、生産が行われていることを示している。
また、一点鎖線で表したグラフは、外販に対する生産の
進行具合を表しており、トータル生産量でいえば、3〜
10(千個)及び11〜14(千個)において、生産が
行われていることを示している。
【0142】また、ヒステリシス量Δb及びΔaを設定
しているので、生産が頻繁に変更されることがなく、変
更に起因した生産効率の低下及び生産ミス等を低減する
ことができる。
【0143】また、図7(b)に、 a=4 (千個) b=10(千個) pr=2 Δb=2(千個) Δa=2(千個) トータルの生産量x=a+b=14(千個) としたときの一例を示す。
【0144】この場合には、比較数量(a*pr)と外
販の発注数量bとを比較すると、 a*pr=8(千個)<b=10(千個) となるので、外部の商品製造メーカBに対する生産が優
先され、開始される。
【0145】ここで、図7(b)の実線で表したグラフ
は内販に対する生産の進行具合を表しており、トータル
生産量でいえば、4〜6(千個)及び10〜12(千
個)において生産が行われていることを示している。ま
た、一点鎖線は、外販に対する生産の進行具合を表して
おり、トータル生産量でいえば、0〜4(千個)、6〜
10(千個)及び12〜14(千個)において行われて
いることを示している。
【0146】すなわち、Δa=0とした場合の、内販に
対する生産のラインと、外販に対する生産のラインとの
交点Q5における生産量を2(千個)超えて、外販に対
する生産量が4(千個)に達した交点Q6で、外販に対
する生産を内販に対する生産に切り換える。
【0147】さらに、Δb=0とした場合の、内販に対
する生産のラインと、外販に対する生産のラインとの交
点Q7における生産量を1(千個)超えて、内販に対す
る生産量が2(千個)に達した交点Q8で、内販に対す
る生産を外販に対する生産に再び切り換えるといった、
生産ラインの切り換えを、トータルの生産量が14(千
個)に達するまで繰り返す。
【0148】図8に、内販に対する生産が現在の優先生
産である場合のフローチャートの一例を示す。
【0149】まず、優先生産を行っている生産に関し、
現在の見かけ上の内販の発注数量ap(x)を取得する
(S41)。
【0150】次に、上記取得したap(x)を用いて、
比較数量ap(x)*prを算出し、その結果を外販の
発注数量bと大小比較する(S42)。
【0151】上記比較の結果、ap(x)*pr>bで
あれば、現在の生産を続行する(S45)。一方、ap
(x)*pr≦bであれば、b−Δbを算出し、その結
果を比較数量ap(x)*prと大小比較する(S4
3)。
【0152】S43における比較の結果、ap(x)*
pr<b−Δbであれば、S44に進み、他の生産、す
なわち、外販に対する生産に移行し、また、ap(x)
*pr≧b−Δbであれば、現在の生産を続行する(S
46)。
【0153】現在の優先生産が外販に対する生産である
場合にも、同様の処理プログラムで実現することができ
るので、詳細な説明は省略する。
【0154】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても、達成されることは言
うまでもない。
【0155】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0156】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,磁気テープ,不揮発
性のメモリカード,等を用いることができる。
【0157】また、上記プログラムコードは、通信ネッ
トワークのような伝送媒体を介して、他のコンピュータ
システムから端末3の記憶部33へダウンロードされる
ものであってもよい。
【0158】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0159】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0160】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0161】本発明は上述した各実施形態に限らず、請
求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
【0162】
【発明の効果】以上のように、実際の販売予定数に対
し、部品を用いた商品の販売単価と部品の販売単価との
比によって重み付けを行い、部品の生産計画、販売計画
を立てるので、部品の生産計画に問題が生じた場合にお
いても、企業全体としての損失を大幅に抑制することが
できる。
【0163】請求項毎に対応して述べれば、以下の通り
である。
【0164】・本発明の生産管理方法は、以上のよう
に、プログラムされたコンピュータを用いて部品の製
造、販売を管理する生産管理方法において、社外の需要
に応じて販売する外販用部品の生産数量が入力されるス
テップと、社内の需要に応じて販売する内販用部品の生
産数量が入力されるステップと、外販用部品の販売単価
が入力されるステップと、内販用部品を用いて製造し、
販売する商品の単価が入力されるステップと、上記外販
用部品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出す
るステップと、上記算出された比を内販用部品の生産数
量に乗じ、比較数量を算出するステップと、上記比較数
量と外販用部品の生産数量とを比較するステップと、上
記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行う指示
を生成するステップと、をコンピュータに実行させるこ
とを特徴としている。
【0165】これによれば、キーボード等の入力デバイ
スから、外販用部品の生産数量、内販用部品の生産数
量、外販用部品の販売単価、内販用部品を用いて製造
し、販売する商品の販売単価がコンピュータに入力され
ることにより、CPU等の演算処理部は、上記外販用部
品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上
記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じ、比較数
量を算出し、上記比較数量と外販用部品の生産数量とを
比較し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先し
て行う指示を生成するという一連の処理を行うことが可
能となる。
【0166】このように、部品の販売単価と該部品を用
いて製造された商品の販売単価との比を用いて、内販用
と外販用との間で部品の発注数量に重み付けを行って生
産計画を立てるため、内販用の発注数量が少ない場合で
あっても、その部品を用いた商品の販売単価が高けれ
ば、該注文を優先して行うので、部品およびその部品を
用いて商品を製造するメーカにおいては、部品販売に不
具合が生じたときに、当初計画に対する売り上げの減少
(損失)を大幅に抑制することができるという効果を奏
する。
【0167】・本発明の生産管理方法は、以上のよう
に、上記優先して行う優先生産の進行過程において、内
販用部品の現時点での残りの生産数量が入力されるステ
ップと、外販用部品の現時点での残りの生産数量が入力
されるステップと、上記算出された比を内販用部品の残
りの生産数量に乗じ、新たな比較数量を算出するステッ
プと、上記新たな比較数量と外販用部品の残りの生産数
量とを比較するステップと、上記新たな比較の結果、新
たな優先生産が現在の優先生産と異なる場合に、該新た
な優先生産に切り換える指示を生成するステップと、を
コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0168】これによれば、上述した生産計画に従って
優先生産を開始した場合に、該優先生産の進行により変
化する、現在進行中の優先生産の現時点での残りの生産
数量を基に、新たな比較を行うので、該優先生産の進行
中においても、上記生産の再度の最適化及び見直しを行
うことができるという効果を奏する。
【0169】・本発明の生産管理方法は、以上のよう
に、上記新たな比較の結果、新たな優先生産が現在の優
先生産と異なる状態に達した時点から、現在の優先生産
による生産がさらに一定数量終了した場合に、該新たな
優先生産に切り換える指示を生成するステップをコンピ
ュータに実行させることを特徴としている。
【0170】これによれば、新たな優先生産に切り換え
る指示を行うタイミングは、上記大小関係が逆転した時
点から、現在の優先生産による生産がさらに一定数量終
了した場合であるため、新たな比較数量と外販用部品の
残りの生産数量との大小関係が頻繁に逆転するという不
具合を抑制することができる。
【0171】したがって、生産の頻繁な変更に起因した
生産効率の低下あるいは生産ミスの誘発等を防止するこ
とができるという効果を奏する。
【0172】・本発明の生産管理装置は、以上のよう
に、部品の製造、販売を管理する生産管理装置におい
て、社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量
と、社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量
と、該外販用部品の販売単価と、該内販用部品を用いて
製造し、販売する商品の販売単価とを入力する入力部
と、上記外販用部品の販売単価に対する商品の販売単価
の比を算出し、上記算出された比を内販用部品の生産数
量に乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用部品の生
産数量とを比較し、上記比較の結果、数量の多い方の生
産を優先して行うことを指示する演算処理部と、を有す
ることを特徴としている。
【0173】これによれば、演算処理部が、外販用部品
の生産数量と、内販用部品の生産数量と、該外販用部品
の販売単価と、内販用部品を用いて製造し、販売する商
品の販売単価とを入力値として取り込み、上記外販用部
品の販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上
記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じる演算を
行い、上記演算結果と外販用部品の生産数量とを比較
し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行
うことを指示する一連の処理を行うことができるので、
上記入力部および演算処理部としてコンピュータを機能
させることによって、上述した生産管理方法をコンピュ
ータを用いて実現することができる。
【0174】このように、外販用部品の販売単価と内販
用部品を用いて製造された商品の販売単価との比を用い
て、部品の発注数量に重み付けを行うため、発注数量が
少ない場合であっても、内販用部品を用いた商品の販売
単価が高ければ、該注文を優先して部品生産を行うの
で、部品およびその部品を用いて商品を製造するメーカ
においては、部品販売に不具合が生じたときに、当初計
画に対する損失を大幅に抑制することができるという効
果を奏する。
【0175】・本発明の生産管理装置は、以上のよう
に、社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量
と、社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量
と、該外販用部品の販売単価と、内販用部品を用いて製
造し、販売する商品の販売単価とを記憶する記憶部にア
クセスし、外販用部品の生産数量と、内販用部品の生産
数量と、外販用部品の販売単価と、商品の販売単価との
少なくとも1つを変更する変更手段と、上記変更された
値を用いて、上記外販用部品の販売単価に対する商品の
販売単価の比を算出し、上記算出された比を内販用部品
の生産数量に乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用
部品の生産数量とを比較し、上記比較の結果、数量の多
い方の生産を優先して行うことを指示する演算処理部
と、を有することを特徴としている。
【0176】これによれば、変更手段が、記憶部に記憶
された外販用部品の生産数量と、内販用部品の生産数量
と、外販用部品の販売単価と、内販用部品を用いて製造
し、販売する商品の販売単価との少なくとも1つを変更
し、また、演算処理部は、その変更された値を用いて、
上記外販用部品の販売単価に対する商品の販売単価の比
を算出し、上記算出された比を内販用部品の生産数量に
乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用部品の生産数
量とを比較し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を
優先して行うことを指示する一連の処理を行う。
【0177】したがって、変更手段により変更される様
々な各生産数量もしくは各販売単価に基づいて、内販用
部品と外販用部品のどちらを優先して行うとよいかをシ
ミュレーションすることが可能となるという効果を奏す
る。
【0178】・本発明の生産管理装置における上記演算
処理部は、優先して行うことを指示した優先生産の進行
中に、内販用部品の残りの生産数量および外販用部品の
残りの生産数量を新たに取得して、上記算出された比を
内販用部品の新たに取得した生産数量に乗じる演算を行
い、上記演算結果と外販用部品の新たに取得した生産数
量とを比較し、上記比較の結果、新たな優先生産が現在
の優先生産と異なる場合に、該新たな優先生産に切り換
える指示を生成することを特徴としている。
【0179】これによれば、演算処理部の指示に従って
優先生産を開始した場合に、該優先生産の進行により変
化する、現在進行中の優先生産の現時点での残りの生産
数量を基に、新たな比較を行うので、該優先生産の進行
中においても、上記生産の再度の最適化及び見直しを行
うことができるという効果を奏する。
【0180】・本発明の生産管理ネットワークシステム
は、以上のように、部品の製造、販売を管理する第1の
生産管理装置と、該第1の生産管理装置とネットワーク
により接続され、上記部品を用いて製造する商品の製
造、販売を管理する第2の生産管理装置と、によって構
成される生産管理ネットワークシステムにおいて、上記
第1の生産管理装置は、第2の生産管理装置から少なく
とも商品の販売単価を入手する通信部と、社外の需要に
応じて販売する外販用部品の生産数量と、社内の需要に
応じて販売する内販用部品の生産数量と、該外販用部品
の販売単価とを取得し、上記外販用部品の販売単価に対
する商品の販売単価の比を算出し、上記算出された比を
内販用部品の生産数量に乗じる演算を行い、上記演算結
果と外販用部品の生産数量とを比較し、上記比較の結
果、数量の多い方の生産を優先して行う指示を生成する
演算処理部を有することを特徴としている。
【0181】これによれば、第1の生産管理装置は、商
品の生産管理を行っている第2の生産管理装置から、少
なくとも商品の販売単価をネットワークおよび通信部を
介して入手し、その他、部品の販売単価等の部品の生産
計画に関する情報を、たとえば該通信部またはキーボー
ド等の入力手段を介して取得することにより、演算処理
部において部品の発注数量に重み付けを行うため、内販
用部品の発注数量が少ない場合であっても、その内販用
部品を用いた商品の単価が高ければ、該注文を優先して
行うので、部品およびその部品を用いて商品を製造する
メーカにおいては、部品販売に不具合が生じたときに、
当初計画に対する売り上げの減少を大幅に抑制すること
ができるという効果を奏する。
【0182】・本発明の生産管理プログラムは、本発明
の上記生産管理方法の各ステップを、コンピュータに実
行させることを特徴としている。
【0183】上記構成によれば、上記記録媒体に記録さ
れたプログラムを、サービス管理装置にロードすること
によって、生産管理方法を生産管理者に提供することが
できる。また、一般的なコンピュータを本発明の生産管
理装置として機能させることを実現できる。
【0184】なお、本発明の生産管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の
権利範囲に属することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による生産管理装置の構成を概略的に示
すブロック図である。
【図2】本発明による生産管理ネットワークシステムの
構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】生産管理装置が発注数量に重み付けを行う場合
の処理フローを示すフローチャート図である。
【図4】生産管理装置の他の処理フローを示すフローチ
ャート図である。
【図5】(a)(b)は、本発明による生産管理方法に
基づく生産管理画面の一例を示した図である。
【図6】(a)(b)は、本発明による最適生産管理の
適用による生産の切り替えのタイミングを説明するため
の図である。
【図7】(a)(b)は、本発明による最適生産管理の
適用による生産の切り替えのタイミング及び個々の生産
の進行を示した図である。
【図8】本発明による最適生産管理の適用による生産の
切り替えの処理フローを示すフローチャート図である。
【図9】生産、販売システムにおける一般的な物流を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 部品(内販用部品、外販用部品) 2 商品 3 端末(生産管理装置および第1の生産管理装置) 4 端末(第2の生産管理装置) 31 演算処理部(変更手段) 32 入力部 33 記憶部 35 通信部 51 ネットワーク A 製造メーカ A1 部品事業部 A2 商品事業部 B 外部の商品製造メーカ p1 外部の商品製造メーカに対する部品の販売価格 p2 部品事業部に対する部品の販売価格 p3 商品の販売価格

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムされたコンピュータを用いて部
    品の製造、販売を管理する生産管理方法において、 社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量が入
    力されるステップと、 社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量が入
    力されるステップと、 外販用部品の販売単価が入力されるステップと、 内販用部品を用いて製造し、販売する商品の販売単価が
    入力されるステップと、 上記外販用部品の販売単価に対する商品の販売単価の比
    を算出するステップと、 上記算出された比を内販用部品の生産数量に乗じ、比較
    数量を算出するステップと、 上記比較数量と外販用部品の生産数量とを比較するステ
    ップと、 上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行う指
    示を生成するステップと、をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする生産管理方法。
  2. 【請求項2】上記優先して行う優先生産の進行過程にお
    いて、内販用部品の現時点での残りの生産数量が入力さ
    れるステップと、 外販用部品の現時点での残りの生産数量が入力されるス
    テップと、 上記算出された比を内販用部品の残りの生産数量に乗
    じ、新たな比較数量を算出するステップと、 上記新たな比較数量と外販用部品の残りの生産数量とを
    比較するステップと、 上記新たな比較の結果、新たな優先生産が現在の優先生
    産と異なる場合に、該新たな優先生産に切り換える指示
    を生成するステップと、をコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とする前請求項1に記載の生産管理方法。
  3. 【請求項3】上記新たな比較の結果、新たな優先生産が
    現在の優先生産と異なる状態に達した時点から、現在の
    優先生産による生産がさらに一定数量終了した場合に、
    該新たな優先生産に切り換える指示を生成するステップ
    をコンピュータに実行させることを特徴とする前請求項
    2に記載の生産管理方法。
  4. 【請求項4】部品の製造、販売を管理する生産管理装置
    において、 社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量と、
    社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量と、
    該外販用部品の販売単価と、該内販用部品を用いて製造
    し、販売する商品の販売単価とを入力する入力部と、 上記外販用部品の販売単価に対する商品の販売単価の比
    を算出し、上記算出された比を内販用部品の生産数量に
    乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用部品の生産数
    量とを比較し、上記比較の結果、数量の多い方の生産を
    優先して行うことを指示する演算処理部と、を有するこ
    とを特徴とする生産管理装置。
  5. 【請求項5】社外の需要に応じて販売する外販用部品の
    生産数量と、社内の需要に応じて販売する内販用部品の
    生産数量と、該外販用部品の販売単価と、内販用部品を
    用いて製造し、販売する商品の販売単価とを記憶する記
    憶部にアクセスし、外販用部品の生産数量と、内販用部
    品の生産数量と、外販用部品の販売単価と、商品の販売
    単価との少なくとも1つを変更する変更手段と、 上記変更された値を用いて、上記外販用部品の販売単価
    に対する商品の販売単価の比を算出し、上記算出された
    比を内販用部品の生産数量に乗じる演算を行い、上記演
    算結果と外販用部品の生産数量とを比較し、上記比較の
    結果、数量の多い方の生産を優先して行うことを指示す
    る演算処理部と、を有することを特徴とする生産管理装
    置。
  6. 【請求項6】上記演算処理部は、優先して行うことを指
    示した優先生産の進行中に、内販用部品の残りの生産数
    量および外販用部品の残りの生産数量を新たに取得し
    て、上記算出された比を内販用部品の新たに取得した生
    産数量に乗じる演算を行い、上記演算結果と外販用部品
    の新たに取得した生産数量とを比較し、上記比較の結
    果、新たな優先生産が現在の優先生産と異なる場合に、
    該新たな優先生産に切り換える指示を生成することを特
    徴とする前請求項4または5に記載の生産管理装置。
  7. 【請求項7】部品の製造、販売を管理する第1の生産管
    理装置と、該第1の生産管理装置とネットワークにより
    接続され、上記部品を用いて製造する商品の製造、販売
    を管理する第2の生産管理装置と、によって構成される
    生産管理ネットワークシステムにおいて、 上記第1の生産管理装置は、 第2の生産管理装置から少なくとも商品の販売単価を入
    手する通信部と、 社外の需要に応じて販売する外販用部品の生産数量と、
    社内の需要に応じて販売する内販用部品の生産数量と、
    該外販用部品の販売単価とを取得し、上記外販用部品の
    販売単価に対する商品の販売単価の比を算出し、上記算
    出された比を内販用部品の生産数量に乗じる演算を行
    い、上記演算結果と外販用部品の生産数量とを比較し、
    上記比較の結果、数量の多い方の生産を優先して行う指
    示を生成する演算処理部と、を有することを特徴とする
    生産管理ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生
    産管理方法の各ステップを、コンピュータに実行させる
    ための生産管理プログラム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の生産管理プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2019074808A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 山洋電気株式会社 受注管理システム、受注管理装置及び受注管理プログラム
JP2020154995A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社オービック データ生成装置、データ生成方法およびデータ生成プログラム

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