JP2002342017A - 光学式ナビゲーションシステムにおいて木目を取り除く方法 - Google Patents
光学式ナビゲーションシステムにおいて木目を取り除く方法Info
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Abstract
除く。 【解決手段】光学式ナビゲーションシステムにおいて、
画像を空間的にフィルタリングして木目を取り除く方法
が提供される。第1のフィルタを用いてナビゲートしつ
つ、相関値の順序付きコレクションを生成する。該順序
付きコレクションの値によって記述される相関面内にリ
ッジが存在するかどうか調べる。リッジが存在すれば、
第2のフィルタを用いてナビゲートを開始する。該ナビ
ゲートの間に、第2のフィルタを使用中の間に生成され
た相関値の順序付けされたコレクションが調べられる。
該調査がリッジ無しを示す間は、第2のフィルタでナビ
ゲートを継続し、リッジ有りを示すならば、第1のフィ
ルタでのナビゲートを再開する。第2のフィルタは、空
間的に互いに90°に配向された第3および第4のフィ
ルタのうち、最も効果的に前記示されたエッジに対処す
るフィルタが選択される。
Description
ションシステムに関する。
tical navigation)は、座標軸方向に沿った相対運動を
示す運動信号を生成するもので、次第に主流となりつつ
ある。これは、例えばコンピュータシステム用のウィン
ドウ化されたユーザインタフェースにおけるスクリーン
ポインタの位置制御のための従来のマウスやトラックボ
ールに代わり、マウスや指先のトラッキングデバイスに
用いられる。これは、埃を溜めたり、使用による機械的
な摩耗や破損を蒙る可動部をもたないなど、多くの長所
を有する。光学式マウスの他の長所は、それがマウスパ
ッドを必要としないということである。なぜならば、任
意の面上でのナビゲーションが、該面が光学的に単調で
ない限り、ほぼ可能だからである。
変位を追跡することによって動作する。面の一部の二次
元ビュー(view)が、光検出器のアレイ上に焦点を合わ
せられ、この光検出器の出力がデジタル化され、メモリ
の対応するアレイに基準画像として保存される。少し時
間をおいて、サンプル画像もまたデジタル化される。全
く動きがなかった場合、サンプル画像および基準画像は
同一(またはそれに非常に近いもの)となる。その意味
は、当然ながら、保存されたアレイどうしが一致するよ
うに見えるということである。他方、何らかの動きがあ
った場合、サンプル画像はその境界内でシフトされたよ
うに見え、デジタル化されたアレイはもはや一致しなく
なる(すなわち、それらの境界が合わせられたなら
ば)。このマッチング(突き合わせ)プロセスは「相
関」と呼ばれ、様々な方法で実行されることができる。
そのうちの一つが、ここで参照で取り入れる特許(米国
特許番号6057540号、5578813号、578
9804号)に記載されている。単独で考えると、相関
は、「これらの2つの画像が揃っているか」という狭い
質問に答えるものである。その答えが「否」であれば、
それは、何らかの方向に動きが介入したことが原因と考
えられ、「はい」または「ほとんど」という相関結果を
生成する変位の方向および量を見つけるために何らかの
付加的な機構が必要となる。なすべきことは、保存画像
のうちの一方(すなわち、基準画像)と、他方の(サン
プル)画像のシフトされたバージョンの集合との間の相
関を実行することである。これらのシフトは、シフト無
し、一つ横ずれ、一つ横ずれして一つ上昇、他の方向へ
の一つ横ずれ、などの8つの実際のシフトと1つの「ヌ
ル」シフトである。これらの9つの相関のうちの一つが
他のいずれにも勝り、そのシフトの方向と量が、上記の
介入動作を示すものとみなされる。
向)情報を保持する。新規なサンプルフレームを基準フ
レームに相関させるときは、予測されたシフトを、9つ
のシフトのための始点として用いることができる。この
仕組みを用いると、相関結果は、更新速度の一因とな
り、ちょうど予測した動きを承認または修正する。予測
を用いて基準フレームを「プレシフト(pre-shift)」
し、このことは、新規サンプルフレームが、シフトされ
た基準フレームの要部にオーバーラップしなくなる時点
まで続く。この時点で、新規な基準フレームが取られ
る。現在の速度が低いときは、予測を使用して、サンプ
ル周期を遅くして電力を節約することができる(光源を
パルス駆動する場合には、光源をサンプル間で消すこと
ができる)。
って画定される明および暗の領域として現れる画像を生
成するときは、非常によく機能する。境界は急峻である
必要はなく、段階的であってもよい。領域の形が十分に
非対称であったり不規則な場合は、境界についての閉要
件を緩和することができる。しかしながら、シフトおよ
び相関機構は、対称が多数あり、かつ閉境界が無いとき
に、困難に遭遇することがある。例えば、マウスが木目
の付いた机の上でナビゲートする場合である。このよう
な状況下では、相関器に呈示される画像が、一連の平行
線を表すように現れるであろう。線を横切る方向に動き
を検出することは容易であるが、線沿いの方向では容易
でない。その結果は、出し抜かれたマウスと苛立つユー
ザである。(木目の面は、たまにしか問題とならない。
多くは、特徴の方位だけでなく、特徴のサイズにも依存
する。平行した特徴は、その分離が光検出器間の間隔未
満だと、別々の実体として解像することができない。困
難なケースは、2つごとの光検出器、または3つごとの
光検出器に位置が合う平行した特徴について発生する。
一般に、特徴の分離がこれらの厄介なケースからはずれ
ればはずれるほど、その困難さは軽減される。面が木目
であるというそれだけの理由では、それが困難なケース
を生み出すことを意味しない)。
の解決策は、画像表示の解像度を増大させることであ
る。ある人は、画像を拡大し、ピクセル密度を増大さ
せ、または各ピクセルをより多くのビット数へとデジタ
ル化する。希望することは、最終的には規則正しい繰り
返しに見えようとも(よって識別不可能)、特徴が不規
則(よって互いに識別可能)となることである。これら
の解決策のそれぞれは、固有の欠点を抱えており、その
うち一つが費用と複雑さの増大である。よって、面上を
トラッキングする所与のレートを維持することのできる
よう、より速い速度が必要とされている。
他の手法は、画像を、その相関前に(空間的)にフィル
タリングすることである。この考え方は、相関されるべ
きアレイを修正して、データ内の規則パターンを少なく
とも一部抑制することである。これにより、相関機構の
応答は、画像の不規則な特徴にさらに多く基づくと共
に、動きに依拠しない強い相関を生成する規則的な繰り
返しの特徴により少なく基づくことができる。この考え
は、より弱い信号を再生するために、既知の強信号をフ
ィルタリングして取り除くことと似ている。このフィル
タリングは、対象とする位置の周囲に配置された対称的
に向かい合う位置の値の算術的な組合せに従って、アレ
イの様々な位置の値を変更することにより行われる。差
動増幅器を用いた共通モード除去によって干渉信号を除
去することが思い起こされるであろう。じきにその一例
が登場するが、この時点でさえ、この技術が、トラッキ
ングされている画像を歪めまたは変容することが懸念さ
れる。これが受け入れられるのは、そうした忠実度に特
別な関心を持っていないからである。すべての人にアレ
イの内容を画像として表示しようとするものではなく、
単にそれをトラッキングしたいのである。従来技術は、
まさに説明したやり方で有用な異なる空間フィルタを含
んでおり、一旦設計者によって適切なものが特定されれ
ば、それは恒久的な機能としてシステム内に簡単に組み
込まれてしまう。
ィルタが、たとえば木目から生ずる平行線の問題を扱う
従来の光学式マウスで用いられてきた。それは、(光セ
ンサのアレイが配置される空間パターンに対して)2つ
の直交方向においては効果的である。このフィルタを、
「標準」フィルタと呼ぶことにする。しかしながら、標
準フィルタを欺くこれらの2つの軸の中間の方位に相当
量の範囲が存在し、その箇所で長い平行した特徴に遭遇
した場合、再びマウスは混乱し始める。
ン機構のX軸およびY軸に対して約45°傾いている木
目のある面上で光学的ナビゲートする問題に対する解法
は、第1に、使用中の空間フィルタが、現在起こってい
る方位に不適当であることを検出することである。第2
に、該検出に続いて、他のさらに適切な空間フィルタを
用いることである。2つのさらなるフィルタが開発さ
れ、それらは、(X軸およびY軸に沿って配向された)
標準フィルタの約45°と135°の傾き(トラブルと
なる領域)に、それぞれ効果的である。ナビゲーション
処理に用いられる相関面(すなわち、下から見た場合に
椀状の)形状について試験を行なった。この試験は、相
関面(椀状体)内のリッジ(すなわち鞍状体)の存在を
用い、制御メトリックを生成する。この制御メトリック
の偏差が、使用中のフィルタを変更する制御システムに
よって追跡される。制御システムは、独立したランダム
な変化に対するスラッシング(thrashing)や過剰な反
応を防止するため、時定数を取り入れる。X軸とY軸に
対して照明が到達する方向は、ナビゲートされて知覚さ
れた特徴であるハイライトおよび陰影の見掛けのサイズ
および割合を変えることにより、フィルタの効果的な角
度範囲(例えば、Y軸に対して)に影響を及ぼす。例え
ば、光が、Y軸に対して本質的に平行な光線としてナビ
ゲーション面に入射した場合(一般的な事例)、X軸に
ついての標準フィルタの(木目の方位についての)処理
の角度範囲は、Y軸についての対応する範囲の約半分と
なることがある。処理範囲の同様の非対称性が、上記の
傾斜フィルタにも認められる。制御システムの動作は、
フィルタ処理の範囲のオーバーラップを確かなものとす
ることで強化されることができ、オーバーラップの欠如
が制御システムを不安定にしないようにする。フィルタ
範囲のオーバーラップは、照明がナビゲーション面に達
する方向を動的に変えることによって促進されることが
でき、これにより、照明が、使用中のフィルタに対応す
るよう、または該フィルタとの関係を変更するようにす
る。
ビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションに先立
ち、画像を空間的にフィルタリングして木目を取り除く
方法が提供される。該方法は、第1のフィルタを用いて
ナビゲートするステップを含む。該ナビゲートの間に、
相関値の順序付きコレクションが生成される。該生成さ
れた相関値の順序付きコレクションの値によって記述さ
れる相関面内にリッジが存在するかどうかについて、該
順序付きコレクションが調べられる。該調査がリッジの
存在を示すならば、第1のフィルタに代えて第2のフィ
ルタを用いてナビゲートを開始する。該第2のフィルタ
を用いたナビゲートの間に、相関値の順序付けされたコ
レクションが生成され、調べられる。該調査がリッジ無
しを示す間は、第2のフィルタを用いたナビゲートが継
続され、リッジ有りを示すならば、第1のフィルタの使
用を再設定し、該第1のフィルタを用いたナビゲートを
再開する。
に、課題を具体的に示すのが都合よい。その過程で、
「前」と「後」の良好な例示として働くいくつかの簡略
化された例を示す。これらの例は、さらに、以下に続く
説明において使用される有用な表記を提供することによ
り、我々を支援するであろう。明確な事例はまた、それ
が無い場合に所望の理解に悪影響を及ぼしかねない一部
の概念を取り除くであろう。
せず)から得られた25個のデジタル化された値(a〜
y)の5ピクセル(X1〜X5)×5ピクセル(Y1〜
Y5)の画像アレイ1が示されている。デジタル化画像
アレイ1は、二次元アレイとして編成されたメモリデー
タ構造に格納される25個の6ビット(または、8ビッ
ト)値として考えることができる。コンピュータ用のマ
ウスまたは他のポインティング入力装置用の好適なナビ
ゲーション回路では、実際のデジタル化画像は、好まし
くは16×16、または18×18である。知的な単純
化とは言い難いが(同じ問題が起こる)、ここでの説明
を5×5で進める選択をしたのは、図示される5×5の
場合のようなより小さな表現に実質的な利益を全く与え
ないとしても、実際の領域を描画する点および費やされ
る表記の点の両方で、実際の事例のサイズはあまりに大
きすぎて不都合だからである。
レイ(図示せず)上に焦点を合わせられ、デジタル化さ
れ、その後メモリに保存される光学画像を表す。これ
は、たった今取得された画像(サンプル画像)であって
もよく、または幾分か前に取得されて基準画像として用
いられているものであってもよい。
相関処理で用いられる前に、(空間的に)フィルタリン
グされる。画像が有限の大きさをもっているので、フィ
ルタリング処理が、画像のエッジにおいて何らかの過渡
的な挙動を示すことは予想できるであろう。相関機構に
対するこの影響を最小化するため、ここでは先ずフィル
タリングされるべき画像を拡大する。これを行なう方法
が、図2に示される。この拡大は、アレイの外側のエッ
ジを、必要に応じて各方向に1行または1列だけ外側へ
動かし、それに伴いもとの四隅はそれぞれ3回複製され
るということに注意されたい。こうして、図1のアレイ
1は図2の拡大アレイ2となり、7行7列を有する。例
えば、この拡大において、もとの値「a」(参照番号
3)が3個の「a」(4,5および6)に複製されるこ
とを見て欲しい。同じことが、他の隅における「e」,
「u」,「y」についても起こる。
付けた5個のX位置と、Y1からY5と名付けた5個の
Y位置とのカルテシアン積)を示すことに注意された
い。これらの25個の位置のそれぞれが、フィルタに対
する入力インスタンスとなる9個のメンバ(3×3)の
順序付きコレクション(ordered collection)を規定す
る。フィルタは、順位付けされた9つのメンバ(これら
は、多ビット数である)に作用し、3×3の中心に関連
付けられた1つの数値出力を生成する。
すべきではない。他のフィルタのサイズも用いることが
でき、また、非対称(例えば、3×4)のフィルタであ
ってもよい。
を、図3に示す。これは、X(1〜5)とY(1〜5)
の標示によって示される25個のフィルタ位置のそれぞ
れにおいて、拡大された画像上に位置づけられる9個の
係数のアレイ7である。これらの位置のそれぞれにおい
て、フィルタ内の係数によって乗算された、セルが寄与
するものの積算に従って、1つの出力値が生成される。
図4のアレイ8は、図2の拡大アレイ2に対する図3の
標準フィルタ7の適用から生成される、5×5のフィル
タリングされたアレイを正確に示している。
一つの付加的なフィルタ特性がある。デジタル化された
入力が8ビット値である場合、図4に示した算術では、
結果としての算術値を忠実に保存しようとすれば、該結
果の記録に10ビット値を必要とする。このことは出来
もするが、ここではそうしない。その代わりに、別の手
法を用いる。ここでは、画像を、それらのシフトされた
バージョンと相関したいのであるが、我々は、画像の
「陰影(shading)」に重きを置くことによるのと同じ
容易さで、画像の「形状(shape)」にのみ応答するこ
とによってそれを行ない得ることに気づいた。ここで
は、フィルタ出力としてのフィルタの数値結果の符号ビ
ットのみを取ることによって、これを達成する。(他の
実施形態では、何らかの中間のビット数を選択すること
もできる。)符号ビットだけを取ることで、時として少
量の確実性を犠牲にするかもしれないが、回路複雑性の
低減、サイズの低減および光学ナビゲーションICのコ
ストの低減、所与のクロックレートに対する演算速度の
増大の点で、非常に多くの利点を得ることができる。そ
の結果、フィルタに関連付けられ、図4の様々なセルに
示されるこれら演算について実際の算術結果の1ビット
符号を単に出力するフィルタが製作される。この仕組み
(後続の図において使用される)を用いると、フィルタ
出力としての1は、そのセルについての数値結果が負で
あったことを示し、フィルタ出力としてのゼロは、その
セルについての数値結果がゼロまたは正であったことを
示す。
適切なやり方で動作する単純化された従来技術の例が示
されている。図5の左側には、3個の入力画像9,1
4,19があり、変化していない画像上のマウスの一連
の動きが、矢印24および25で示してある。この動き
は、1ピクセルの「下降」(画像9から14へ)と1ピ
クセルの「横ずれ」(画像14から19へ)とによって
区別される。この画像は、4個の隣接する“1”の方形
をなす識別可能な特徴を含む(便宜上、それぞれ画像
9,14,19内の太線で囲った箱10,15,20で
のみ示されている)。これらのフィルタリングされてい
ない入力画像(9,14および19)は、水平な木目成
分(grain component)を含んでおり、これは、想定さ
れるように、フィルタリングしてこれが除去されること
を示すために付加されている。水平な木目成分は画像9
内の一番上の行の「1(複数)」であり、これらはその
後、入力画像14および19内の頂部から下降して次の
行となる。
招く可能性のある単純化を特定しておく必要がある。こ
こでは、入力アレイ9,14および19を占める値が多
ビット値であると述べた。しかしながら、図5から先の
図においては、単純化のため、1ビットシンボル「1」
および「0」を用いて、「明」および「暗」の状態だけ
をそれぞれ表わす必要があるとする。代わりに「L」お
よび「D」を用いることもできるが、その場合には、
「どうやってLおよびDについて算術を行えばよいの
か」と不平を漏らす者もいるであろう。「1」(L)を
より大きな多ビット数(整数)と考え、「0」(D)を
より小さな数と考え、フィルタがある種のAC結合を取
り入れることを考えればよい。代替的に、入力画像アレ
イを、1ビットにデジタル化されたかの如く、すなわち
明については1、暗については0であると考えることも
できる。実際にはそのようなことは行わないが、この単
純化は有効であり、ここでの例に役立つものである。フ
ィルタの出力側において1が負で0が非負を意味する符
号ビットを有することだけは忘れてはならず(これが混
乱の原因となる可能性がある)、このことは、入力の記
載方法と矛盾しているように見えるかもしれない。出力
表記が所望の単純化に達するけれども、これは、現実に
おいて使用する実際のものである。とは言え、「この数
値は負であるから、それ故に」という考えを利用するこ
とは決してない。上記(形状対陰影)に説明したよう
に、フィルタ出力の1と0は、最小の記述による2つの
シンボルそのものである。
上にセットされたシンボルに適用される算術の演算組合
せの規則である。これは、9個の隣接した入力値を、フ
ィルタリングされた出力において1つの値にマッピング
する。多くの異なる隣接したフィルタ位置が、フィルタ
リングされた出力画像を生成するのに用いられる。入力
または出力における近傍のシンボルを比較することがで
きるが、入力シンボル(例えば、1)が、フィルタを変
形することなく通過し、それまでと同じ種類のものとし
て異なる場所に現れる不可分の中核的実体である、と考
えるのは正しくない。確かに、基本的にそれらはすべて
数字であるが、これらの数字は、フィルタリングの前と
後とでは同じものではないことを意味する。そして、フ
ィルタの入力側における単一の「1」および「0」のみ
の使用(それは残念ながら出力側での「1」および
「0」の使用と同様である)が適切に理解されれば、
(多ビット数値の代わりに)それが極めて有用な便宜を
もたらすことを忘れてはならない。
された出力(11,16および21)を個々のフィルタ
リングされていない入力(9,14および19)にどう
関連付けるかに注目すべきである。ここでは、3つの重
要事項に注目する。第1に、入力の水平な木目が取り除
かれることである。このことが、標準フィルタの目的の
一つである。第2に、入力特徴10,15および20
(これらは、マウスの動きにより入力画像内の異なる位
置にあるが、実際には同一のものである)が、対応する
出力特徴12/13,17/18および22/23によ
ってマッチングされる。ここで、フィルタリングされた
出力画像11内の特徴12/13が、フィルタリングさ
れていない入力画像9内のもとの入力特徴10にほとん
どマッチしないことがわかる。実際、特徴10は、フィ
ルタを通過したときに変形された(「スプラット」にな
る(go splat;つぶれる))と言うことができる。どの
場合においても特徴は同じように変形される(スプラッ
トになる)ので、これはこれでよい。注意すべき第3の
より重要なことは、フィルタリングされた画像11,1
6および22内における変形された特徴の位置が、フィ
ルタリングされていない画像内の対応する入力特徴の変
形に伴い比例的に(厳密に1対1で)変化することであ
る。この良好に動作した対応関係により、それがあたか
も変形されなかった如くに容易に相関器は変形された画
像を追跡することができる。
クセルの「下降」の動き(矢印35)に続く1ピクセル
の「横ずれ」の動き(矢印42)をもった一連の3個の
フィルタリングされていない入力画像29,36および
43がある。すなわち、図5についてのマウスの動きが
図6についても同じであることに注意すべきである。こ
こでもまた、前と同じように、4個の隣接した1の(同
じ)入力特徴(太線で囲った四角30,37および44
によって示される)を有する。しかしながら、この場
合、「背景」として穏やかな斜めの木目(左上から右下
へ走る)が存在する。
38および45の、フィルタリングされていない部分に
対する対応関係が、矢印34、41および48によって
それぞれ示されていることに注意されたい。入力特徴
(30,37および44)は依然として「スプラット」
になるが、その挙動は良好でない。32/33の方位
は、39/40の方位とは異なり、46/47の方位と
も一致していないように見える。出力特徴32/33な
どは、入力特徴30の動きに対応しないように動く。
(ここでは、49,50,51における「1」の予想外
の異なる外観にも注目されたい。しかしながら、これら
は恐らく画像境界での拡大とこの例においてサイズを小
さくしたことのアーティファクト(artifact)であり、
フィルタの誤動作の証拠としてみるよりも、無視するこ
とができるものである。)要するに、図3の厄介な標準
フィルタ7が不安定で、我々を窮地に捨て置いたのであ
る。このことのすべてが、相関器を、注意散漫にさせて
いる(相関器が、どうしようもないほど混乱する)。こ
の発明は、このうんざりする状況を直そうとするもので
ある。
ングされていない入力画像内の斜めの木目によって図3
の標準フィルタ7が問題を引き起こす場合に使用するこ
とのできる2つのフィルタ52および53がそれぞれ示
されている。
抜いて相関器をまごつかせた上記の状況をどう扱うかに
ついて見てみる。そこで、図9を参照する。(標準フィ
ルタが機能しなくなった)図6の場合と同様に始める
が、代わりにフィルタQIを適用する。前と同様に、入
力特徴65,66および67を伴う3つの入力画像5
4,55および56がある(これらのすべては、図6の
29,36および33、30,37および44と同じで
ある)。1の下降(矢印63)と1の横ずれ(矢印6
4)というカーソルの動きも、図6と同様である。矢印
60,61および62は、フィルタリングされていない
入力画像を、フィルタリングされた画像57,58およ
び59にそれぞれ関連付ける。特徴65(方形パターン
における4個の隣接する1)がフィルタQIを通過する
と、依然としてスプラットになり、同数の1さえ持たな
い潰れて歪んだパターン68が出てくる。しかしなが
ら、フィルタQIは、それが意味をなす場合には良好に
動作する。パターン69および70が同様に潰れ歪めら
れることに注目すべきであり、かつまたそれらの位置
が、フィルタリングされていない画像内の元の特徴の位
置に追従していることに注目すべきである。図7のフィ
ルタQI52は、標準フィルタが機能しない状況におい
て効果的に動作する。
の注釈を整理しておく。平行な木目が現に存在すること
が既知であるとするならば、垂直線として現れるように
それを配置する。該垂直線を見た場合、その頂部は時計
の12時にあると言うことができる。他の位置もまた、
3時や9時のような位置にあると言うことができる。下
記の角度対応をとることとする。すなわち、12時は0
°、3時は90°、6時は180°、9時は270°な
どである。すべての他の値が、ここで述べたものの間に
あることは明らかであろう。画像における特徴の最も重
要な方向(1つある場合)を求め、それに、上記の取り
決めに従った角度方向を与える。第1象限(QI)は、
当然ながら角度0から90度までであり、これは、第3
象限を反射したものである。第2象限(QII)は、当然
ながら90度から180度の範囲であり、これは、第4
象限を反射したものである。図7に示すフィルタ52を
QIと呼ぶのは、上記の取り決めに従ったときに、第1
および第3象限のほぼ中心にその軸が置かれる特徴に対
して最良に動作するからである。そこで、例えば図9に
着目し、左上から右下へ走る斜めの木目を識別する。こ
こで、木目が垂直に見えるように特徴を約45°時計方
向に回転させる。1の集団(隣接する8個が存在する)
の主軸が第1象限にあるように現れているのに注意され
たい。この例では、フィルタQIの方が、その対の一方
のフィルタQIIよりも良好に動作する。図8のフィルタ
53をフィルタQIIと呼ぶのは、第2象限および第4象
限のほぼ中心にその軸が置かれる特徴に対して、それが
最も良く動作するからである。
準フィルタは機能しなくなるがフィルタQII53は機能
する例である。この図において、再び、3個のフィルタ
リングされていない画像71,72および73があり、
それぞれが、画像特徴(それぞれ77,78および7
9)を含んでいる。しかしながら、この場合、斜めの木
目は右上から左下へ流れ、特徴(太線の箱77,78お
よび79で強調されている4個の隣接する1)が若干異
なる位置から開始し、若干異なるパス(経路)に沿って
移動する。矢印86は、画像71から1ピクセルだけ下
方に移動して画像72になることを示し、矢印87は、
画像72が1ピクセル左に横ずれ移動して画像73にな
ることを示す(前の例では、右に移動した)。フィルタ
リングされていない入力(71,72および73)とフ
ィルタリングされた出力(74,75および76)間の
対応は、他の特徴に対するのと同じように、矢印83,
84および85で示されている。同様に、(たとえ「ス
プラット」になったとしても)規則正しく動き、良好に
動作した出力特徴80,81および82に注目された
い。これらは相関器を混乱させず、よってナビゲートさ
れることができる。
QII53は、たとえそれらの中間であっても、図3の標
準フィルタ7に完全に取って代わることはできない。す
なわち、好ましくない状況において使用した場合、標準
フィルタのように、それらは機能しなくなるであろう。
さらに、標準フィルタは座標軸沿いに(前記に規定した
ように、言わば垂直な木目と水平な木目について)非常
に良く動作する。しかし、これらの3つのフィルタによ
り、全体がカバーされる。そこで必要なのは、それらが
各々最も適する状況下で異なるフィルタを用いる方法で
ある。
る最良のフィルタを予測するツールが開発された。それ
が何であるか、そしてそれがどのように機能するかを説
明するために、ここで光学式ナビゲーション処理におけ
る次のステップについて若干述べる必要がある。すなわ
ち、予測と相関である。これらの概念のそれぞれは、別
個に評価するのが比較的簡単であり、ここに取り入れる
特許においてある程度議論されている。ここではそれを
詳細に長々と述べることはせず、話の進行に必要なこと
にのみ言及する。
度(速さと方向)を追跡し、その情報を用いて、使用中
の基準フレーム上のどこに次のサンプルフレームが収ま
るかを予測する。すなわち、相関処理に先立ち、次の
(フィルタリングされた)サンプルフレームが、(フィ
ルタリングされた)基準フレーム上のどこに中心合わせ
されるかを予測する。
と基準フレームとの間で、これらの位置のうちの一つに
おいて、画像が、他の位置よりも良好に揃う、すなわち
良好にマッチ(適合)するという考え方でもって、9つ
の比較(それ以上も可能だが、9が典型的である)を行
なうことを含む。9つの位置は、以下の通りである。変
更無し(予測を変更しないまま用いる)と、1ピクセル
上と、1ピクセル上で1ピクセル左と、1ピクセル上で
1ピクセル右と、1ピクセル左と、1ピクセル右と、1
ピクセル下と、1ピクセル下で1ピクセル左と、1ピク
セル下で1ピクセル右とである。ここで説明するシステ
ムでは、フィルタ出力は符号ビットだけであるので、相
関のための各試行位置における比較プロセスは比較的簡
単である。各試行位置において、2つの画像についての
対応位置間の差の数(または、代替的に1の数)を単に
計数する。その結果は、9つの数字であり、これらを、
これらを見出すのに用いられる異なる相関シフトに対応
するアレイ内に配置することができる。相関面を記述す
る効果は、好ましい状況下では、ある特性を有する。例
えば、ナビゲートしている面が、木目や他の有害なアー
ティファクトが無く、マウス速度は制限内にあり、すべ
てのものが概ね然るべく動作しているとする。そこで
は、最後の(直近の)予測が正しく、相関面のピークが
9個のセルのうち中心セルにあり、残りの8個のセルす
べてが実質的により小さい値を有することが予想され
る。この種の状況が図11に示されており、9個の相関
値(C51〜C59)のアレイ88は、表面からの高さ
として投影された場合に、頂点のある(峰のある)相関
面89を生成する。書き手の中には、ここで行なってい
る「上方」からとは反対に、「下方」から相関面を見て
いる者もいるであろう。下方から見たとき、良好に形成
された相関面は「椀(bowl)」に似ており、時にそう呼
ばれる。
た議論を単純なままに保つため、若干の余談を付け加え
ておく。)明らかに、5×5のサンプルフレームは、前
記の予測および相関を用いるシステムにおいては適して
いない。このような小型の基準フレームを持ち、3つの
横ずれおよび4つの上昇を相関するための次のサンプル
をどのように予測することができようか。相関するもの
の中にはどんなオーバーラップも存在しなくなるだろ
う。そこで、より大きなサンプルフレームの有用性を認
めることとなる。しかしたとえそうであっても、予測す
るためにシフトする際に、サンプルフレームの一部が基
準フレームにオーバーラップしない(従ってサンプルフ
レームが寄与しない)ことがある。さらに悪いことに、
幾つの試行シフトについては、他のものよりも、画像の
より大きな潜在的なオーバーラップが存在する。このこ
とは、これを修正するための何かを行わない限り、9個
の相関数値がすべて同じ単位を持つというわけではな
く、よって互いに適切に直接比較することができないこ
とを意味する。すなわち、フレーム境界間に大きめの誤
った位置合わせがある試行シフトについては、画像の良
好なマッチング(適合)に向けてまず最初に考慮すべき
ピクセル位置が少ない。そのため、相関処理プロセスは
相関数値を「正規化」し、これにより、それらの個別の
計算環境に関連するフレーム境界の不一致の程度の変動
によらず、それらがすべて同じの重み付けを有するよう
にする。相関面に用いられるのは、正規化されたこれら
の数値であり、これが、ナビゲーションプロセスを駆動
する。
こで用いられるツールが、相関面の形状を分析する。こ
のツールは、相関面89が、孤立した頂点(ピーク)を
持つということの代わりに、リッジ(ridge、尾根)を
明らかにする場合を検出する。リッジが2つの形態、す
なわち軸に位置合わせされる、および斜めに位置合わせ
されるという2つの形態で現れることがあるという点に
ついて注意されたい。そのことを念頭に、下記の2つの
メトリック(metric)を規定する。
つに平行な方向に走るリッジの存在を示す。ARの絶対
値が、ある閾値(たとえば、相関アレイ88内のセルの
最大値の15%または20%)を越える場合、使用中の
フィルタがどの程度良好に動作しているのかという疑念
が生ずることとなる。ARの「未処理(raw)」成分
(中括弧内の2つの差の合計)は、[数2]で表される
指数または自己回帰メカニズムによりフィルタリングさ
れ、適当な時定数によってその変動レートを遅らせる。
のに十分な小さい画像だけを、ARを計算するのに用い
る。この考え方は、ARをサーボ制御機構への入力とし
て用いることであるが、画像データは幾分雑音を含みや
すく、このサーボがデータ内の孤立したランダムな偏差
によって簡単に「おどかされ」すぎることは望ましくな
い。他方のメトリックDR(斜めリッジ用)は、軸に対
して斜め方向に走るリッジの存在を示すもので、制限さ
れた入力を用いて計算され、ARと同様の方法でフィル
タリングされる。これも、疑念を生じさせるための関連
付けられた閾値を有する。個別に考察したこれら二つの
メトリックから画像フィルタ選択機構を操作することが
できるが、これらを1つのインジケータ(指標)に結合
するのが好ましい。すなわち、
らかの大きさが大きくなるにつれ大きくなる。ARおよ
びDRの個々の値を表記する他の方法もあるが、RM
は、これら二つのメトリックの共通の意味を1つの指標
に統合するのに都合のよい方法である。しかし、ARと
DRについては未だ説明を終えていない。ここで、AR
とDRの符号が有益な情報を含むことに注目する。これ
まで説明してきたこの種のシステムにおいて、相関面が
リッジ(すなわち「椀」状で、下から見ると「凹」にな
る)を得ることができたとしても、適切に動作するシス
テムが、適切なフィルタリング後にはその相関面に非過
渡的な「凹」(すなわち、椀内のリッジ)を見いださな
い、ということも予想し得る。このことの厳密な証明を
述べるのは差し控えるが、これは全くの事実であり、相
関によるナビゲーションはこれに依存する。いずれにし
ろ、(前に述べた角度測定のやり方で)Y軸がCS2−
CS5−CS8の方向にあるとき、AR>0は、その軸
沿いにリッジが存在することを意味する。AR<0の場
合、それはX軸沿いにリッジが存在することを意味す
る。DRの符号は、2本の起こりうる斜めリッジを識別
するのに同様に解釈されることができる。
な光学式ナビゲーションシステムの状態図90であり、
これは、該光学式ナビゲーションシステムが、ここで述
べた技術を用いることで、ナビゲーションされるべき面
内の木目によって引き起こされる悪影響をどのように受
けにくくされるかについて示す。ある初期条件(起動、
リセットなど)の終わりに、遷移91「開始」が状態9
2「標準フィルタでナビゲートする」に移行する。この
状態にあっては、光学式ナビゲーションシステムは、大
半が従来のやり方で動作し、AR,DR,RMの計算お
よび監視を除き、標準フィルタ7を用いる。状態92か
ら自分自身への遷移93は、相関面89内にリッジが存
在しないことを示す値をRMが有する状況についてこれ
を示す。
とを示すようにRMの値が変化したと仮定する。現在使
用しているのが標準フィルタ7であるため、現れるのが
斜めリッジと仮定するのは、標準フィルタが軸方向のリ
ッジの除去に効果的であることを知っているからであ
る。しかしながら、斜めリッジが現れることのある2つ
の形態(左上から右下と、右上から左下)が存在し、一
実施形態ではフィルタQI52は左上から右下に行く斜
めの木目ついて最良に動作することが分かっており、右
上から左下へ行く斜めの木目に対してはフィルタQII5
3が最良に動作することが分かっている。この2つのケ
ースの違いは、前に説明したように、DRの符号によっ
て示される。従って、RMが十分に高く、DR<0の場
合は、遷移94により、状態95「フィルタQIIでナビ
ゲートする」になる。DR<0である限り、遷移100
は状態95を有効に保ち続ける。しかしながら、DRが
DR≧0に変化すると、遷移98により、状態92「標
準フィルタでナビゲートする」を再び有効にする。
く、DR≧0である間は、遷移96により、状態97
「フィルタQIでナビゲートする」になる。DR≧0で
ある限り、遷移101は状態97を有効に保ち続ける。
しかしながら、DRが符号をDR<0に変化させた場
合、遷移99は、状態92「標準フィルタでナビゲート
する」を再び有効にする。
の方向に対してナビゲート可能な特徴の角度方位を記述
するのに、取り決めを設けたことを思い出されたい。こ
の取り決めは、所与のフィルタについて、または異なる
フィルタについて、もとの状態に対して回転された木目
の位置を記述するのにも用いられることができる。
ビゲートされるべき面上にハイライトおよび陰影を生成
することが望ましい。これは、照明源からの光につい
て、低い入射角度すなわち入射の「かすめ」角(grazin
g angle)を生成することで最良に実施される。フィル
タQIとQIIを開発して用いた実施形態では、照明源
は、(上記の角度の取り決めに従って)180°の所に
配置された。得られたフィルタの有効範囲は互いに重複
しており、以下の表に示される選択された動作範囲より
も幾分か広かった。
95°,140°〜220°,265°〜275° フィルタQI; 40°〜85°,220°〜265° フィルタQII; 95°〜140°,275°〜320
° 上記の表から、標準フィルタがX軸周りにY軸周りとは
90°異なる動作範囲を有することが分かる。Y軸周り
のより広い動作範囲は、ブロードサイド照明(broadsid
e illumination;横型照明であり、軸に垂直に置かれ
る)によって木目の可視性が最大化されるX軸の場合と
比べ、エンドオン照明(end-on illumination;端を合
わせた照明であり、軸上に置かれる)によって最小化さ
れる木目の可視性から生ずる。X軸の場合への対処はす
べてフィルタに委ねられるが、Y軸の場合は、照明の仕
方がフィルタを支援する。
45°や135°にも、またそれらの延長である225
°や315°にも中心合わせされないことに注意された
い。この非対称性の理由は、フィルタQIとQIIそれ自
体の本質に根差している部分が多い。それにも拘わら
ず、これらは、標準フィルタによってはカバーされない
領域内で動作することで、標準フィルタと良好に協働す
る。例えば、標準フィルタは45°から80°までは動
作しないが、この領域は、フィルタQIの40°から8
5°のセクションによってカバーされる。この例は、そ
うした4つの事例のうちの一つである。
されたアルゴリズムに戻ると、状態95または97のう
ちの一方が有効な場合、斜めの木目が存在し、さらに該
二つの状態間のように、それらはそれぞれが最大限異な
る斜めの木目を表わす。そして、各状態について、木目
が悪化する(DRが状態95についてさらに負になる、
または状態97についてさらに正になる)ということが
起こるかもしれないが、それが一方の種類の斜めから他
方の種類への斜めへとどうやって急激に行き着く(DR
が符号を変化させる)のかを想像することは困難である
ことがわかる。DRが符号を変える場合、最も安全な行
為は標準フィルタに戻ることである。何故ならば、木目
の方向が著しく変化し(または、予期に反してユーザが
マウスを回転させ)ている場合、標準フィルタによって
カバーされる領域を次に通過するということは道理にか
なっているからである。他のどんな仕組みも、ループを
不安定にする危険性がある。
影響を低減するさらに別の方法が存在する。該方法は、
照明源の位置を動的に変え、それによってその軸の方向
に沿った木目を照明するようにする。木目が本質的に木
立ちのようになっていたり、またそれらに介在する肩の
ような部分になっている状況では、このやり方は、ブロ
ードサイド照明を行っている間に木目を露呈する長い糸
状の陰影(およびそれらの隣接する平行なハイライト)
を最小化する効果を持つことができる。そこで、ある状
況については、フィルタを変更する代わりに、照明につ
ての方向を変えることもできる。
Cなどを設定するために短い訓練期間をおそらく要する
のは事実だが、これらは短い時間しか必要でなく、また
光学式ナビゲーションは、この追加のオーバーヘッドに
異議を挟まれないような、非常に高速で(かつ十分に低
いデューティサイクルで)動作する。また、この方策に
伴って電力消費の増大の必要性はない。
た異なる位置の照明が利用可能であると仮定したとき
の、これを実装する仕方を示す。相関面に9個を上回る
セルが存在する場合、2種類の軸方向の粒状度および2
種類の斜めの粒状度よりも多くの粒状度を観察すること
となるが、照明について選択された位置の観点からいえ
ば、より改良された応答が可能となる。
が好ましく、それにより、使用中のフィルタを変更する
と共に、照明源の位置も変更されるようにする。例え
ば、ナビゲートされるべき面が、実際の木立の代わり
に、そのハイライトおよび陰影が組み合わさって木目を
合成する離散した孔や突起のパターンである木目を有す
るとする。孔や突起の離散的な本質は、それらが、照明
の方向に関係なくハイライトおよび陰影を生成し続ける
ことを意味する(それらは、木目として可視のままであ
る)。このように、空間フィルタに提示される画像の木
目の量は、照明の方向の関数として僅かだが変化する。
いて、ナビゲーションに先立ち、画像を空間的にフィル
タリングして木目を取り除く方法であって、(a)第1
のフィルタを用いてナビゲートするステップ(92)
と、(b)前記ステップ(a)に従ってナビゲートしつ
つ、相関値の順序付きコレクション(88)を生成する
ステップと、(c)前記ステップ(b)において生成さ
れた相関値の順序付きコレクションの値によって記述さ
れる相関面(89)内を、該順序付けされたコレクショ
ンにおける値によって記述される相関面(89)内にリ
ッジが存在するかどうかについて調べるステップと、
(d)前記ステップ(c)がリッジの存在を示すなら
ば、前記第1のフィルタに代えて第2のフィルタを用い
てナビゲートを開始するステップ(94,96)と、
(e)前記ステップ(d)に従うナビゲート(95,9
7)の間に、前記第2のフィルタを使用中の間に生成さ
れた相関値の順序付けされたコレクションを調べるステ
ップと、を含み、該ステップ(e)は、さらに、(e
1)前記ステップ(e)の調査がリッジ無しを示す間
は、前記ステップ(d)に従ってナビゲート(100,
101)を継続するステップと、(e2)前記ステップ
(e)の調査がリッジ有りを示すならば、前記第1のフ
ィルタの使用を再設定(98,99)し、前記ステップ
(a)に従ってナビゲートを再開するステップと、を含
む、画像を空間的にフィルタリングして木目を取り除く
方法。
いに90°に配向された第3および第4のフィルタ(5
2,53)のうちの選択された一方を含み、前記ステッ
プ(c)は、さらに、前記第3および第4のフィルタの
うちのどちらが最も効果的に前記示されたエッジに対処
するかを判定するステップを含む、上記(1)に記載の
方法。
いて、ナビゲーション時に木目の影響を最小化する方法
であって、(a)第1の位置にある第1の照明源を用い
てナビゲートするステップ(103)と、(b)前記ス
テップ(a)に従ってナビゲートしつつ、相関値の順序
付けされたコレクション(88)を生成するステップ
と、(c)前記ステップ(b)において生成された相関
値の順序付きコレクションの値によって記述される相関
面(89)内にリッジが存在するかどうかについて、該
順序付きコレクションを調べるステップと、(d)前記
ステップ(c)がリッジを示すならば、前記第1の照明
源に代えて第2の照明源を用いてナビゲートを開始(1
04)するステップと、(e)前記ステップ(d)に従
うナビゲート(105)の間に、前記第2の照明源の使
用中の間に生成された相関値の順序付けされたコレクシ
ョンを調べるステップと、(e1)前記ステップ(e)
の調査がリッジ無しを示す間、前記ステップ(d)に従
ってナビゲートを継続するステップ(106)と、(e
2)前記ステップ(e)の調査がリッジ有りを示すなら
ば、前記第2の照明源を消灯(107)し、前記第1の
照明源の使用を再設定し、前記ステップ(a)に従って
ナビゲートを再開するステップと、を含む、ナビゲーシ
ョン時に木目の影響を最小化する方法。
記示されたリッジのエンドオン照明を最大にするよう選
択される、上記(3)に記載の方法。
学式ナビゲーションシステムのための25個のセルのデ
ジタル化された画像を表わす図。
人工的に拡大された画像の図。
めの木目に遭遇したときに問題を引き起こすフィルタの
図。
ルタリングの算術結果を示す図。
可能なフィルタリング結果を示す図。
と、標準フィルタからの使用不可能な結果の生成を示す
図。
れることのできるフィルタを示す図。
いられることのできる別のフィルタを示す図。
ルタリングされて生成された使用可能な結果を示す図。
いた図。
を示す図。
て生ずる悪影響を避けるため、光学式ナビゲーション中
に実施されることのできる、相関面の形状に基づくフィ
ルタ選択プロセスを示す状態図。
の形状を調べることによって制御される照明位置の変更
を組み入れた図。
位置を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】光学式ナビゲーションシステムにおいて、
ナビゲーションに先立ち、画像を空間的にフィルタリン
グして木目を取り除く方法であって、 (a)第1のフィルタを用いてナビゲートするステップ
(92)と、 (b)前記ステップ(a)に従ってナビゲートしつつ、
相関値の順序付きコレクション(88)を生成するステ
ップと、 (c)前記ステップ(b)において生成された相関値の
順序付きコレクションの値によって記述される相関面
(89)内にリッジが存在するかどうかについて、該順
序付きコレクションを調べるステップと、 (d)前記ステップ(c)がリッジの存在を示すなら
ば、前記第1のフィルタに代えて第2のフィルタを用い
てナビゲートを開始するステップ(94,96)と、 (e)前記ステップ(d)に従うナビゲート(95,9
7)の間に、前記第2のフィルタを使用中の間に生成さ
れた相関値の順序付けされたコレクションを調べるステ
ップと、を含み、該ステップ(e)は、さらに、 (e1)前記ステップ(e)の調査がリッジ無しを示す
間は、前記ステップ(d)に従ってナビゲート(10
0,101)を継続するステップと、 (e2)前記ステップ(e)の調査がリッジ有りを示す
ならば、前記第1のフィルタの使用を再設定(98,9
9)し、前記ステップ(a)に従ってナビゲートを再開
するステップと、 を含む、画像を空間的にフィルタリングして木目を取り
除く方法。
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