JP2002341938A - ガイドセンサ装置及び走行体 - Google Patents

ガイドセンサ装置及び走行体

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JP2002341938A
JP2002341938A JP2001151280A JP2001151280A JP2002341938A JP 2002341938 A JP2002341938 A JP 2002341938A JP 2001151280 A JP2001151280 A JP 2001151280A JP 2001151280 A JP2001151280 A JP 2001151280A JP 2002341938 A JP2002341938 A JP 2002341938A
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sensor
output value
guide
comparator
magnetic sensor
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JP2001151280A
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Naoki Yokoie
直樹 横家
Setsuro Mori
節朗 森
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Toyota Industries Corp
Holon Co Ltd
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Toyota Industries Corp
Holon Co Ltd
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、低コストでありながら位置ずれ
やガイド外れを正確に判断して安定した走行を実現する
ことができるガイドセンサ装置及び走行体を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 誘導路5が相対的に第1の磁気センサ1
と第2の磁気センサ2の中点MRより左方に位置する
と、第2の磁気センサ2の出力値が第1の磁気センサ1
の出力値を越えるため、第1のコンパレータ6からLレ
ベルの右ずれ検知信号が発せられ、誘導路5が相対的に
第1の磁気センサ1と第3の磁気センサ3の中点MLよ
り右方に位置すると、第3の磁気センサ3の出力値が第
1の磁気センサ1の出力値を越えるため、第2のコンパ
レータ7からLレベルの左ずれ検知信号が発せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガイドセンサ装
置及び走行体に係り、特にレールレスの走行体を非接触
の誘導路に沿って走行させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】倉庫や工場の内部において省スペースを
図るために、複数の移動棚を並置し、これらの移動棚を
例えば電動式で互いに接近/離間するように移動して任
意の移動棚の間に選択的に作業通路を開く移動棚システ
ムが用いられている。特に、既設の倉庫に対しては、大
がかりなレールの敷設工事が不要なレールレスタイプの
移動棚の使用が好まれている。従来、この種のレールレ
ス移動棚においては、床に敷設された磁気棒等からなる
誘導路を走行体である移動棚に設置されたセンサによっ
て検知することにより走行のガイドが行われていた。し
かし、1本の誘導路を一つの磁気センサで検知したので
は、敷設条件や温度環境等によって磁気が変動するた
め、誘導路からの位置ずれやガイド外れを正確に判断す
ることが困難であった。
【0003】そこで、例えば特開平7−134613号
公報に開示された装置では、互いに平行な2本の誘導路
を床面に敷設し、これらの誘導路をそれぞれ別個の磁気
センサで検知し、双方の磁気センサの出力値からガイド
信号を得ている。各磁気センサの出力値の加算値によっ
て各磁気センサの出力値のレベルを調整し、調整された
出力値の差分をガイド信号として出力している。従っ
て、温度環境等によって双方の磁気センサで検出される
磁気が変動しても、各磁気センサの出力値が調整され、
位置ずれやガイド外れを正確に判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2本の
誘導路をそれぞれ別個の磁気センサで検知するため、双
方の誘導路から発生される磁界の強弱が互いに異なった
り、双方の誘導路の敷設条件が互いに異なると、二つの
磁気センサの出力値が必然的に相違し、正確なガイド信
号を得ることができず、安定した走行の実現が困難にな
るという問題があった。また、2本の誘導路を使用する
ために敷設工事に手間がかかると共にコストが高くつく
という問題もあった。この発明はこのような問題点を解
消するためになされたもので、低コストでありながら位
置ずれやガイド外れを正確に判断して安定した走行を実
現することができるガイドセンサ装置及び走行体を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガイドセ
ンサ装置は、1本の誘導路が敷設された走行路上を移動
する走行体に搭載されるガイドセンサ装置であって、誘
導路と直交する方向に互いに間隔を隔てて並設され且つ
それぞれ共通の誘導路を非接触で検知する複数のセンサ
を有するセンサ部と、複数のセンサの出力値の大小関係
に基づいて誘導路からの位置ずれを検知する判断部とを
備えたものである。
【0006】なお、センサ部が、誘導路の近傍に配置さ
れた第1のセンサと、第1のセンサの左右にそれぞれ配
置された第2及び第3のセンサとを含み、判断部が、第
2のセンサの出力値が第1のセンサの出力値を越えてい
るときに右ずれ検知信号を発する第1のコンパレータ
と、第3のセンサの出力値が第1のセンサの出力値を越
えているときに左ずれ検知信号を発する第2のコンパレ
ータとを含むように構成することができる。この場合、
第1のセンサの出力値が基準値より小さいときにガイド
外れ検知信号を発する第3のコンパレータを判断部に含
ませてもよい。
【0007】あるいは、センサ部が、誘導路を挟むよう
に誘導路の左右に配置された第1及び第2のセンサを含
み、判断部が、第1のセンサの出力値が第2のセンサの
出力値を越えているときに右ずれ検知信号を発すると共
に第2のセンサの出力値が第1のセンサの出力値を越え
ているときに左ずれ検知信号を発する第1のコンパレー
タを含むように構成することもできる。この場合、第1
のセンサの出力値を基準値と比較する第2のコンパレー
タと、第2のセンサの出力値を基準値と比較する第3の
コンパレータと、第2及び第3のコンパレータの出力端
に接続されたゲート回路とを判断部に含ませ、第1のセ
ンサの出力値及び第2のセンサの出力値が共に基準値よ
り小さいときにゲート回路からガイド外れ検知信号を発
するようにしてもよい。
【0008】さらに、温度検出器で検出された温度に基
づいて基準値を温度補償するように判断部を構成した
り、各センサの出力値が所定の範囲を越えたときに故障
検知信号を発する故障検知回路を備えることもできる。
また、この発明に係る走行体は、上述したようなガイド
センサ装置を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係るガ
イドセンサ装置のセンサ部10を示す。三つの磁気セン
サ1〜3が床面4に埋設された磁気棒からなる誘導路5
と直交する方向に互いに間隔を隔てて同一水平面上に並
設されている。このセンサ部10は、床面4上をレール
レスで走行する図示しない走行体に搭載されている。第
1の磁気センサ1は誘導路5の近傍に配置され、この第
1の磁気センサ1の左側に間隔aを隔てて第2の磁気セ
ンサ2が配置されると共に第1の磁気センサ1の右側に
間隔bを隔てて第3の磁気センサ3が配置されている。
これら第1〜第3の磁気センサ1〜3はそれぞれ誘導路
5から発生される磁界を非接触で検出し、誘導路5との
相対位置に応じてそれぞれ図2に示されるような出力S
1〜S3を得る。
【0010】図2に示されるように、センサ部10の磁
気センサ1〜3には判断部11が接続されている。判断
部11は、第1及び第2の磁気センサ1及び2に接続さ
れた第1のコンパレータ6と、第1及び第3の磁気セン
サ1及び3に接続された第2のコンパレータ7と、第1
の磁気センサ1及び基準電源8に接続された第3のコン
パレータ9とを有している。
【0011】ここで、第1のコンパレータ6の出力は、
第1の磁気センサ1の出力値が第2の磁気センサ2の出
力値以上のときにはHレベルに、逆に第2の磁気センサ
2の出力値が第1の磁気センサ1の出力値を越えている
ときにはLレベルになる。また、第2のコンパレータ7
の出力は、第1の磁気センサ1の出力値が第3の磁気セ
ンサ3の出力値以上のときにはHレベルに、逆に第3の
磁気センサ3の出力値が第1の磁気センサ1の出力値を
越えているときにはLレベルになる。さらに、第3のコ
ンパレータ9の出力は、第1の磁気センサ1の出力値が
基準電源8により形成された基準値Vs以上のときには
Hレベルに、基準値Vsより小さいときにはLレベルに
なる。
【0012】次に、この実施の形態1に係るガイドセン
サ装置の動作について説明する。まず、図1に示される
ように、第1の磁気センサ1の直下に誘導路5が位置す
る場合には、第1の磁気センサ1の出力値が第2の磁気
センサ2の出力値及び第3の磁気センサ3の出力値を越
えているため、第1のコンパレータ6の出力及び第2の
コンパレータ7の出力は共にHレベルとなる。
【0013】ここで、走行体が走行し、図1においてセ
ンサ部10が床面4に対して右方へずれると、相対的に
誘導路5が左方すなわち第2の磁気センサ2の方向へ移
動し、第1の磁気センサ1の出力値が次第に低下すると
共に代わりに第2の磁気センサ2の出力値が次第に大き
くなる。そして、誘導路5が相対的に第1の磁気センサ
1と第2の磁気センサ2の中点MRより左方に位置する
と、今度は第2の磁気センサ2の出力値が第1の磁気セ
ンサ1の出力値を越えるため、第1のコンパレータ6の
出力はLレベルとなる。すなわち、第1のコンパレータ
6の出力がLレベルとなったことで、これを右ずれ検知
信号として、センサ部10が第1の磁気センサ1と第2
の磁気センサ2の間隔aの半値a/2より右へずれたこ
とを認識することができる。なお、このとき、第1の磁
気センサ1の出力値の方が第3の磁気センサ3の出力値
より大きいため、第2のコンパレータ7の出力はHレベ
ルのままである。
【0014】一方、図1においてセンサ部10が床面4
に対して左方へずれると、相対的に誘導路5が右方すな
わち第3の磁気センサ3の方向へ移動し、第1の磁気セ
ンサ1の出力値が次第に低下すると共に代わりに第3の
磁気センサ3の出力値が次第に大きくなる。そして、誘
導路5が相対的に第1の磁気センサ1と第3の磁気セン
サ3の中点MLより右方に位置すると、今度は第3の磁
気センサ3の出力値が第1の磁気センサ1の出力値を越
えるため、第2のコンパレータ7の出力はLレベルとな
る。すなわち、第2のコンパレータ7の出力がLレベル
となったことで、これを左ずれ検知信号として、センサ
部10が第1の磁気センサ1と第3の磁気センサ3の間
隔bの半値b/2より左へずれたことを認識することが
できる。なお、このとき、第1の磁気センサ1の出力値
の方が第2の磁気センサ2の出力値より大きいため、第
1のコンパレータ6の出力はHレベルのままである。
【0015】以上説明したような右ずれ検知信号または
左ずれ検知信号が発せられると、走行体は位置ずれを認
識し、例えば走行姿勢を修正して位置ずれをなくす作業
が行われる。このとき、何らかの原因で走行姿勢が修正
されずに誘導路5に対するセンサ部10の位置ずれがま
すます大きくなると、第1の磁気センサ1の出力値がさ
らに低下し、ついには第1の磁気センサ1の出力値が基
準電源8により形成された基準値Vsを下回るようにな
る。これにより、第3のコンパレータ9の出力がそれま
でのHレベルからLレベルに変化する。すなわち、第3
のコンパレータ9の出力がLレベルとなったことで、こ
れをガイド外れ検知信号として、センサ部10が右方ま
たは左方へ大きくずれて誘導路5を見失ったことを認識
することができる。そこで、第3のコンパレータ9から
ガイド外れ検知信号が発せられた場合には、走行体の暴
走を防ぐために走行体の走行が強制的に停止される。
【0016】実施の形態2.図3に実施の形態2に係る
ガイドセンサ装置のセンサ部20を示す。二つの磁気セ
ンサ12及び13が床面4に埋設された磁気棒からなる
誘導路5を挟むように誘導路5の左右に並設されてい
る。このセンサ部20は、床面4上をレールレスで走行
する図示しない走行体に搭載されている。第1及び第2
の磁気センサ12及び13はそれぞれ誘導路5から発生
される磁界を非接触で検出し、誘導路5との相対位置に
応じてそれぞれ図4に示されるような出力S4及びS5
を得る。
【0017】図4に示されるように、センサ部20の磁
気センサ12及び13には判断部21が接続されてい
る。判断部21は、第1及び第2の磁気センサ12及び
13に接続された第1のコンパレータ14と、第1の磁
気センサ12及び基準電源15に接続された第2のコン
パレータ16と、第2の磁気センサ13及び基準電源1
5に接続された第3のコンパレータ17と、第2及び第
3のコンパレータ16及び17の出力端に接続されたゲ
ート回路18とを有している。
【0018】ここで、第1のコンパレータ14の出力
は、第1の磁気センサ12の出力値が第2の磁気センサ
13の出力値を越えているときにはLレベルに、逆に第
2の磁気センサ13の出力値が第1の磁気センサ12の
出力値を越えているときにはHレベルになる。また、第
2のコンパレータ16の出力は、第1の磁気センサ12
の出力値が基準電源15により形成された基準値Vs以
上のときにはLレベルに、基準値Vsより小さいときに
はHレベルになる。同様に、第3のコンパレータ17の
出力は、第2の磁気センサ13の出力値が基準電源15
により形成された基準値Vs以上のときにはLレベル
に、基準値Vsより小さいときにはHレベルになる。さ
らに、ゲート回路18の出力は、第2のコンパレータ1
6の出力及び第3のコンパレータ17の出力が共にHレ
ベルの場合にのみHレベルとなり、他の場合にはLレベ
ルとなる。
【0019】次に、実施の形態2に係るガイドセンサ装
置の動作について説明する。図3において、センサ部2
0が床面4に対して右方へずれたために相対的に誘導路
5が第1の磁気センサ12と第2の磁気センサ13の中
点Mより左方すなわち第1の磁気センサ12の方向へ移
動すると、第1の磁気センサ12の出力値が第2の磁気
センサ13の出力値を越えるので、第1のコンパレータ
14の出力はLレベルとなる。一方、センサ部20が床
面4に対して左方へずれたために相対的に誘導路5が第
1の磁気センサ12と第2の磁気センサ13の中点Mよ
り右方すなわち第2の磁気センサ13の方向へ移動する
と、今度は第2の磁気センサ13の出力値が第1の磁気
センサ12の出力値を越えるので、第1のコンパレータ
14の出力はHレベルとなる。
【0020】すなわち、第1のコンパレータ14の出力
がLレベルとなったことで、これを右ずれ検知信号とし
てセンサ部20が右へずれたことを認識し、逆に第1の
コンパレータ14の出力がHレベルとなったことで、こ
れを左ずれ検知信号としてセンサ部20が左方へずれた
ことを認識することができる。
【0021】これらの右ずれ検知信号または左ずれ検知
信号が発せられると、走行体は位置ずれを認識し、例え
ば走行姿勢を修正して位置ずれをなくす作業が行われ
る。このとき、何らかの原因で走行姿勢が修正されずに
誘導路5に対するセンサ部20の位置ずれがますます大
きくなると、第1の磁気センサ12の出力値及び第2の
磁気センサ13の出力値が共に低下し、ついにはいずれ
の出力値も基準電源15により形成された基準値Vsを
下回るようになる。これにより、第2のコンパレータ1
6及び第3のコンパレータ17の出力が共にHレベルと
なり、ゲート回路18の出力がそれまでのLレベルから
Hレベルに変化する。すなわち、ゲート回路18の出力
がHレベルとなったことで、これをガイド外れ検知信号
として、センサ部20が右方または左方へ大きくずれて
誘導路5を見失ったことを認識することができる。そこ
で、ゲート回路18からガイド外れ検知信号が発せられ
た場合には、走行体の暴走を防ぐために走行体の走行が
強制的に停止される。
【0022】実施の形態3.実施の形態3に係るガイド
センサ装置は、上述した実施の形態1または2の装置に
おいて、温度検出器をさらに備え、判断部11または2
1が温度検知器で検出された温度に基づいて基準電源8
または15により形成された基準値Vsを温度補償する
ものである。一般に、誘導路5から発生される磁界は環
境温度に応じて変動するため、例えば実施の形態1にお
いて第1の磁気センサ1と誘導路5との相対位置が変わ
らなくても、温度によって第1の磁気センサ1の出力値
は変化する。これに対して、基準電源8により形成され
る基準値Vsは、この種のガイドセンサ装置の使用温度
範囲である−40〜40℃程度では大きく変化すること
はない。このため、第3のコンパレータ9からガイド外
れ検知信号を発するガイド外れの検知位置が温度に応じ
て変動してしまい、信頼性のあるガイド外れ検知を行う
ことが困難になる怖れがある。
【0023】そこで、この実施の形態3では、温度検知
器で温度を検出し、その温度に基づいて基準電源8によ
り形成された基準値Vsを温度補償することにより、温
度が変化してもガイド外れの検知位置が変わらないよう
にしている。同様に、実施の形態2の装置に対しても、
温度検知器で検出された温度に基づいて基準電源15に
より形成された基準値Vsを温度補償することにより、
温度が変化してもガイド外れの検知位置が変わらないよ
うにする。なお、基準電源8または15により形成され
た基準値Vsを温度補償する代わりに、実施の形態1の
装置においては第1の磁気センサ1の出力値を、実施の
形態2の装置においては第1及び第2の磁気センサ12
及び13の出力値をそれぞれ温度補償するように構成す
ることもできる。
【0024】実施の形態4.実施の形態4に係るガイド
センサ装置は、上述した実施の形態1〜3の装置におい
て、各磁気センサの出力値が所定の範囲を越えたときに
故障検知信号を発する故障検知回路をさらに備えたもの
である。図5に故障検知回路の構成を示す。この故障検
知回路は、各磁気センサ及び第1の電源31に接続され
たコンパレータ32と、各磁気センサ及び第2の電源3
3に接続されたコンパレータ34と、双方のコンパレー
タ32及び34の出力端に接続されたゲート回路35と
を有している。
【0025】第1の電源31は、正常な磁気センサの出
力Viとしてあり得る下限値V1を形成しており、コン
パレータ32の出力は、磁気センサの出力Viが下限値
V1以上のときにはLレベルに、下限値V1より小さい
ときにはHレベルになる。一方、第2の電源33は、正
常な磁気センサの出力Viとしてあり得る上限値V2を
形成しており、コンパレータ34の出力は、磁気センサ
の出力Viが上限値V2以下のときにはLレベルに、上
限値V1より大きいときにはHレベルになる。さらに、
ゲート回路35の出力Voは、双方のコンパレータ32
及び34の出力が共にLレベルの場合にのみLレベルと
なり、コンパレータ32及び34のうち一方の出力がH
レベルの場合にはHレベルとなる。
【0026】すなわち、図6に示されるように、磁気セ
ンサの出力Viが下限値V1以上で且つ上限値V2以下
である場合には、双方のコンパレータ32及び34の出
力が共にLレベルとなるのでゲート回路35の出力Vo
はLレベルになる。一方、磁気センサの出力Viが下限
値V1より小さいか、または上限値V2より大きい場合
には、コンパレータ32及び34のうち一方の出力がH
レベルとなるのでゲート回路35の出力VoはHレベル
になる。従って、ゲート回路35の出力がHレベルとな
ったことで、これを故障検知信号として、磁気センサが
何らかの原因で異常となったことを認識することができ
る。このようにゲート回路35から故障検知信号が発せ
られた場合には、走行体の走行を強制的に停止すること
が好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1本の誘導路と直交する方向に互いに間隔を隔てて
複数のセンサを並設し、これら複数のセンサの出力値の
大小関係に基づいて誘導路からの位置ずれを検知するよ
うにしたので、誘導路から発生される磁界が変動した
り、誘導路と複数のセンサとのギャップ長が変化しても
位置ずれやガイド外れを正確に判断して安定した走行を
実現することが可能となる。また、誘導路が1本である
ので、敷設工事が容易でコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るガイドセンサ
装置のセンサ部と誘導路との位置関係を示す断面図であ
る。
【図2】 実施の形態1に係るガイドセンサ装置の構成
及び出力信号を示す図である。
【図3】 実施の形態2に係るガイドセンサ装置のセン
サ部と誘導路との位置関係を示す断面図である。
【図4】 実施の形態2に係るガイドセンサ装置の構成
及び出力信号を示す図である。
【図5】 実施の形態4に係るガイドセンサ装置で用い
られた故障検知回路の構成を示す回路図である。
【図6】 実施の形態4に係るガイドセンサ装置で用い
られた故障検知回路の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1,12 第1の磁気センサ、2,13 第2の磁気セ
ンサ、3 第3の磁気センサ、4 床面、5 誘導路、
6,14 第1のコンパレータ、7,16 第2のコン
パレータ、8,15 基準電源、9,17 第3のコン
パレータ、10,20 センサ部、11,21 判断
部、18,35 ゲート回路、31 第1の電源、3
2,34 コンパレータ、33 第2の電源。
フロントページの続き (72)発明者 森 節朗 京都府京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正 寺町334番地 日昇ビル ホロン株式会社 内 Fターム(参考) 2F063 AA02 BA11 CA02 CB01 DA01 DA21 DD03 GA00 2F069 AA17 DD02 EE02 GG04 GG06 GG58 GG71 5H301 AA02 AA09 BB08 CC03 CC06 EE05 GG23 GG29 HH01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の誘導路が敷設された走行路上を移
    動する走行体に搭載されるガイドセンサ装置であって、 誘導路と直交する方向に互いに間隔を隔てて並設され且
    つそれぞれ共通の誘導路を非接触で検知する複数のセン
    サを有するセンサ部と、 前記複数のセンサの出力値の大小関係に基づいて誘導路
    からの位置ずれを検知する判断部とを備えたことを特徴
    とするガイドセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ部は、誘導路の近傍に配置さ
    れた第1のセンサと、第1のセンサの左右にそれぞれ配
    置された第2及び第3のセンサとを含み、 前記判断部は、第2のセンサの出力値が第1のセンサの
    出力値を越えているときに右ずれ検知信号を発する第1
    のコンパレータと、第3のセンサの出力値が第1のセン
    サの出力値を越えているときに左ずれ検知信号を発する
    第2のコンパレータとを含む請求項1に記載のガイドセ
    ンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記判断部は、第1のセンサの出力値が
    基準値より小さいときにガイド外れ検知信号を発する第
    3のコンパレータを含む請求項2に記載のガイドセンサ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ部は、誘導路を挟むように誘
    導路の左右に配置された第1及び第2のセンサを含み、 前記判断部は、第1のセンサの出力値が第2のセンサの
    出力値を越えているときに右ずれ検知信号を発すると共
    に第2のセンサの出力値が第1のセンサの出力値を越え
    ているときに左ずれ検知信号を発する第1のコンパレー
    タを含む請求項1に記載のガイドセンサ装置。
  5. 【請求項5】 前記判断部は、第1のセンサの出力値を
    基準値と比較する第2のコンパレータと、第2のセンサ
    の出力値を基準値と比較する第3のコンパレータと、第
    2及び第3のコンパレータの出力端に接続されたゲート
    回路とを含み、第1のセンサの出力値及び第2のセンサ
    の出力値が共に基準値より小さいときにゲート回路から
    ガイド外れ検知信号を発する請求項4に記載のガイドセ
    ンサ装置。
  6. 【請求項6】 温度検出器をさらに備え、前記判断部は
    前記温度検出器で検出された温度に基づいて前記基準値
    を温度補償する請求項3または5に記載のガイドセンサ
    装置。
  7. 【請求項7】 各センサの出力値が所定の範囲を越えた
    ときに故障検知信号を発する故障検知回路をさらに備え
    た請求項1〜6のいずれか一項に記載のガイドセンサ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のガ
    イドセンサ装置を備えた走行体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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