JP2002341653A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2002341653A
JP2002341653A JP2001149542A JP2001149542A JP2002341653A JP 2002341653 A JP2002341653 A JP 2002341653A JP 2001149542 A JP2001149542 A JP 2001149542A JP 2001149542 A JP2001149542 A JP 2001149542A JP 2002341653 A JP2002341653 A JP 2002341653A
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Japan
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developing
roller
toner
developing roller
image
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JP2001149542A
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Takashi Hodoshima
隆 程島
Hajime Koyama
一 小山
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラと感光体の接触の履歴による異常
画像の発生を防止すると共に、カラー画像形成に対応可
能な現像装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像装置(3)又は供給ローラ(30
4)に対する、現像ローラ(303)の位置を移動可能
とし、非作像時には、現像ローラ(303)を感光体
(1)から退避させる。又、作像動作終了後に、現像ロ
ーラ(303)から供給ローラ(304)にトナーを移
動させる電界を生じさせるバイアスを現像ローラ(30
3)、供給ローラ(304)に印加し、現像ローラ(3
03)上のトナーを供給ローラ(304)に回収させ
る。更に、感光体(1)の暗部電位VD、露光後電位V
L、現像バイアス電圧VBに関して、0<|VD|−|
VB|<|VD−VL|<400Vを満たすように設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファッ
クス、複写機等の電子写真方式の現像装置及び画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体である感光体表面の静電潜像
にトナーを付着させて顕像化する電子写真方式の現像方
式は、用いる現像剤により、トナーのみを用いる1成分
現像方式と、トナーとキャリアからなる現像剤を用いる
2成分現像方式に大別される。
【0003】1成分現像方式は、トナー担持体である現
像ローラの周囲に均一薄層化されたトナーを、感光体表
面の潜像に付着させて顕像を生成する。現像ローラ周囲
のトナーの薄層は、現像ローラに対して現像剤担持体で
ある供給ローラによりトナーを付着させた後、薄層化ブ
レードにより所定量に規制されて形成される。現像ロー
ラを感光体に対して接触させて現像を行う接触1成分現
像方式では、潜像に対して忠実な現像が行えるので、高
画質な画像が得られ、高解像度化に対しても有利であ
る。しかし、1成分現像方式では、現像装置内でトナー
のみを攪拌しつづけるためにトナーの劣化が進みやす
く、画像品質の経時安定化が困難である。また、弾性体
の現像ローラに対して、スポンジローラ等の供給ローラ
や、薄層化ブレードが摺接しているので、現像ローラの
摩耗や、トナー固着(フィルミング)が生じるために、
装置自体の耐久性も長期間維持することが難しい。
【0004】2成分現像方式は、内部にマグネットを内
蔵する現像ローラ(マグネットローラ)の周囲に、トナ
ーとキャリアからなる2成分現像剤をブラシ状に担持し
た磁気ブラシを形成し、感光体表面の潜像に、磁気ブラ
シ中のトナーを付着させて顕像を得る。2成分現像方式
は、画像品質に関して、潜像に忠実な現像という点で
は、接触1成分現像方式に対して劣るが、耐久性、安定
性の面では1成分現像方式よりも優れている。
【0005】これら1成分現像方式、2成分現像方式の
長所を組合わせる目的で、特公平05−204237号
公報では、2成分磁気ブラシにより、現像ローラ上にト
ナー薄層を形成し、現像ローラ上のトナー薄層により、
感光体の潜像を顕像化するという方式が提案されてい
る。
【0006】2成分磁気ブラシにより現像ローラ上にト
ナー薄層を形成する方式では、薄層形成時の現像ロー
ラ、トナーへのストレスが1成分方式に比べて少なく、
現像ローラ、トナーの劣化が低減される。現像装置内で
の攪拌は、2成分現像方式と同じなので、2成分現像方
式と同等レベルの耐久性が得られる。また、感光体上の
潜像をトナーで現像する工程は、現像ローラを感光体に
接触させる接触1成分現像方式と同じなので、1成分現
像方式と同等レベルの高画質を得ることができる。
【0007】一方、接触1成分現像方式では、現像ロー
ラを感光体に接触させておくことにより、現像ローラ又
は感光体に接触部の履歴が残り、画像上に現れてしまう
という課題がある。現像ローラの材質は、弾性ゴム材料
や非弾性の金属材料が用いられ、ベルト感光体に対する
接触1成分現像の場合は、どちらでも可能であるが、ド
ラム感光体に対しては弾性ゴム材料からなる現像ローラ
を用いる。弾性ゴム材料からなる現像ローラは、非作像
時に感光体に接触させていた部分の変形が、作像時にす
ぐに元に戻らないために、画像上で他の部分と異なる濃
度になってしまうことがある。また、ベルト感光体の場
合であっても、非作像時に、現像ローラにトナー薄層が
残ったままで感光体に接触させておくことで、現像ロー
ラ、感光体にトナーの固着が生じることがある。特に昨
今、画像形成装置の定着装置でオイル塗布を無くす為に
ワックスを含有したトナーを用いる場合や、定着エネル
ギーを抑制するための低温定着対応トナーを用いる場合
には、このような問題が顕著になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明では、2成分磁気ブラシにより現像ローラ上にトナ
ー薄層を形成する方式の現像装置及び画像形成装置に於
いて、現像ローラと感光体の接触の履歴による異常画像
の発生を防止すると共に、カラー画像形成に対応可能な
現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明は、周囲にトナーを担持
し、感光体に接触しながら、感光体表面に形成された静
電潜像にトナーを付着させて顕像化する現像ローラと、
周囲に2成分現像剤磁気ブラシを形成し、現像ローラに
対してトナーを供給する供給ローラとを備える現像装置
に於いて、現像ローラの位置を移動可能とし、感光体上
の潜像にトナーを付着させる作像動作を行わない非作像
時には、現像装置に対して現像ローラを変位させて、現
像ローラを感光体から退避させることを特徴とする現像
装置とする。請求項2に記載の本発明は、現像ローラを
供給ローラの方向に移動させて、感光体から退避させる
ことを特徴とする請求項1記載の現像装置とする。請求
項3に記載の本発明は、現像ローラを、現像装置に設け
た軸を中心に回転させて、非作像時に、感光体から退避
させることを特徴とする請求項1記載の現像装置とす
る。請求項4に記載の本発明は、現像ローラを、供給ロ
ーラ軸を中心に回転させて、非作像時に、感光体から退
避させることを特徴とする請求項1記載の現像装置とす
る。請求項5に記載の本発明は、作像動作終了後に、現
像ローラから供給ローラにトナーを移動させるバイアス
を現像ローラと供給ローラとの間に印加し、現像ローラ
上のトナーを供給ローラに回収させることを特徴とする
請求項1から4の何れかに記載の現像装置とする。
【0010】請求項6に記載の本発明は、ワックスを含
有するトナーを用いる請求項1から5の何れかに記載の
現像装置とする。請求項7に記載の本発明は、請求項1
から6の何れかに記載の現像装置を用いる画像形成装置
とする。請求項8に記載の本発明は、感光体の暗部電位
VD、露光後電位VL、現像バイアス電圧VBに関し
て、 0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400V を満たすことを特徴とする画像形成装置とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て説明する。図1は、本発明の現像装置を用いる画像形
成装置のドラム状感光体回りを示す概略図である。感光
体(1)は帯電装置(2)により表面を一様に帯電され
た後、不図示の光学装置により露光(4)され、静電潜
像が形成される。現像装置(3)は現像ローラ(30
3)により装置内のトナーを感光体(1)と対向する現
像ニップ領域(A)へ搬送し、感光体(1)上に形成さ
れている静電潜像にトナーを付着させ顕像化する。顕像
化されたトナー像は感光体(1)と転写装置(5)が対
向する転写領域(B)において転写紙(8)に転写され
転写紙上の画像となる。クリーニング装置(6)は、転
写紙(8)に転写し切れずに感光体(1)上に残ったト
ナーを、クリーニングブレード(601)により除去す
る。クリーニング装置(6)を通過した感光体(1)表
面は、その後、帯電装置(2)により表面を一様に帯電
され、次の画像形成工程を繰返す。
【0012】現像装置(3)は、現像ケーシング(30
1)の内部に現像ローラ(303)、供給ローラ(30
4)、現像剤規制部材(305)、現像剤攪拌部材(3
07)を有している。供給ローラ(304)、現像剤規
制部材(305)、現像剤攪拌部材(307)のある領
域には、2成分現像剤を収容しており、2成分現像剤
は、現像剤攪拌部材(307)により、キャリアとトナ
ーが混ぜ合わされ、摩擦帯電によりトナーの電荷量を立
ち上げながら、供給ローラ(304)へと搬送される。
【0013】供給ローラ(304)は内部に固定磁石を
有し、その周囲を円筒状のスリーブが回転する。スリー
ブはアルミ等の非磁性の金属で形成されている。2成分
現像剤は磁力によりスリーブに引き寄せられ、スリーブ
の回転に伴って搬送される。供給ローラ(304)の周
囲の2成分現像剤は現像剤規制部材(305)によりそ
の層厚を規制され、現像剤規制部材(305)通過後は
所定の厚さの磁気ブラシ(306)となって搬送され
る。供給ローラ(304)自体と現像ローラ(303)
は非接触で所定の間隙が設定されているが、磁気ブラシ
(306)は現像ローラ(303)に接触している。供
給ローラ(304)、現像ローラ(303)には、所定
の電位差が生じるようにバイアス電圧が掛けられてお
り、ローラ間に生じる電界により、磁気ブラシ内のトナ
ーが現像ローラ(303)表面に移動し、現像ローラ上
にトナー薄層が形成される。現像ローラ(303)は、
感光体(1)との対向領域に於いて、感光体(1)に接
触しながら回転し、感光体(1)表面の潜像にトナーを
付着させて顕像化する。
【0014】上記のような、2成分磁気ブラシにより現
像ローラ上にトナー薄層を形成する方式では、2成分現
像方式と同等レベルの耐久性、1成分現像方式と同等レ
ベルの潜像に忠実な高画質が得られる。また、ドラム感
光体のように非弾性材質の感光体を用いる場合、接触さ
せる現像ローラとしては、ゴム等の弾性部材で形成した
現像ローラを用いるのが通常である。
【0015】図2は、本発明の現像装置を用いるフルカ
ラー画像形成装置のベルト状感光体回りを示す概略図で
ある。感光体(1)は帯電装置(2)により、表面を一
様に帯電された後、不図示の光学装置により露光され、
静電潜像が形成される。現像装置(3)は感光体(1)
上に形成されている静電潜像にトナーを付着させ顕像化
する。トナー像は中間転写装置(7)に転写され、感光
体(1)上に残ったトナーはクリーニング装置(6)に
より除去される。クリーニング装置(6)を通過した感
光体表面は、その後、帯電装置(2)により表面を一様
に帯電され、次の画像形成工程を繰返す。現像装置
(3)は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各
色に応じて4台備えてあり、出力する画像の色数に応じ
て、帯電、露光、現像、中間転写、感光体クリーニン
グ、の工程が繰り返され、中間転写装置(7)上に各色
の重なったトナー像が形成される。中間転写装置(7)
上のトナー像は、転写装置(5)により、転写紙に転写
された後、定着装置(9)により、転写紙に定着され
る。
【0016】図3は図2の現像装置の詳細図である。図
1と図2では、現像装置(3)に対する感光体(1)表
面の進行方向が逆であり、それに合わせて、現像ローラ
(303)の回転方向が逆になっているが、図3以降
は、図2のフルカラー画像形成装置の現像装置で説明す
る。ベルト感光体を用いた場合、現像ローラの材質は弾
性材料である必要はなく、金属や樹脂からなる非弾性ロ
ーラを用いることが可能である。もちろん弾性材料の現
像ローラも使用可能である。
【0017】本発明では、ドラム感光体を用いた場合、
感光体(1)に対して現像ローラ(303)を接触させ
ると、弾性材である現像ローラ(303)の接触部は少
なからず変形しており、変形状態が長く続いた場合、次
の作像時にその変形が回復せず、画像上に濃度ムラとな
って現れることがある。ベルト感光体を用いた場合は、
現像ローラ(303)の変形はそれ程問題にならない
が、トナーを介して、現像ローラ(303)と感光体
(1)が接触していることで、感光体(1)又は現像ロ
ーラ(303)が変質したり、トナー自体が変質するこ
ともある。ワックスを含有したトナーを用いる場合や、
低温定着対応トナーを用いる場合には、更に顕著にな
る。そこで本発明は、2成分磁気ブラシにより現像ロー
ラ上にトナー薄層を形成し、現像ローラを感光体に接触
させて現像を行う現像装置及び画像形成装置に関して、
現像装置が感光体上の潜像にトナーを付着させる必要の
ない非作像時には、現像ローラを感光体と非接触の状態
に保持することで、感光体、現像ローラ及びトナーの変
形や変質を防止する。
【0018】図4に示すように、(a)作像時には現像
ローラ(303)を感光体(1)に接触させているが、
(b)非作像時には現像ローラ(303)を供給ローラ
(304)側に移動させ、感光体(1)に非接触とす
る。現像ローラ(303)と供給ローラ(304)の間
には0.2〜1mmの間隔を設けてあるので、供給ロー
ラ(304)側に現像ローラ(303)を移動すること
で、感光体(1)との非接触状態を生じることができ
る。現像ローラ(303)の移動方向は、供給ローラ
(304)中心方向に限らず、方向をずらすことで、移
動距離を稼ぐことも可能である。
【0019】尚、作像時に現像ローラ(303)の感光
体(1)への寸法上の食い込み量が現像ローラ(30
3)と供給ローラ(304)との間隙と同等で、非作像
時に供給ローラ(304)側への現像ローラ移動により
現像ローラ(303)と感光体(1)を非接触に出来な
いことがあるが、その場合は非作像時に現像ローラ(3
03)の感光体(1)への食い込み寸法を少なくするだ
けでも非接触にする狙いの効果が得られる。又、非作像
状態が長時間に及んで食い込み寸法を少なくする狙いの
効果が得られない場合でも、作像前に短時間現像ローラ
を予備回転させることで変形やトナーの軽い固着等の圧
痕は容易に解消できる。換言すれば、非作像時には現像
ローラと感光体との当接圧を作像時よりも軽減すること
によって、非作像時の変形を軽減することができる。非
作像時の現像ローラと感光体の当接圧ゼロの状態が上述
の非接触の状態である。
【0020】図5では、現像ローラ(303)を、供給
ローラ(304)軸を中心に対して揺動可能とし、供給
ローラ(304)に対して回転させて、感光体(1)か
ら退避するようにしている。この場合は、図4の構成に
比べて、現像ローラ(303)の退避距離を多くするこ
とができる。現像ローラ(303)を揺動させる中心
は、供給ローラ(304)に限らず、現像装置(3)に
供給ローラ(304)とは別に、回転中心軸を設けても
良い。現像ローラ(303)を供給ローラ(304)側
に直線移動させる場合も、供給ローラ(304)又は現
像装置(3)に対して揺動させる場合も、少なくとも画
像形成装置の可動時には、現像装置(3)自体は、画像
形成装置本体に対して固定しておくことになる。
【0021】本発明では、非作像時に現像ローラ(30
3)を感光体(1)に接触させないために、現像装置
(3)全体を感光体(1)から退避させる。図2のよう
に、1つの感光体(1)に対して複数の現像装置(3)
で作像を行い、カラー画像を形成する画像形成装置で
は、混色を避けるために、作像を行わない現像装置
(3)を感光体(1)から退避させておくことが元々必
要であり、従来から、現像装置(3)全体を感光体
(1)から退避させることが行われている。現像装置
(3)全体を移動させるには、現像装置(3)の重量に
応じて動作力が必要となり、構成部品の強度も必要にな
るが、本発明のように、2成分磁気ブラシにより現像ロ
ーラ上にトナー薄層を形成し、現像ローラを感光体に接
触させて現像を行う現像装置において、現像ローラ(3
03)のみを移動させる場合には、必要な力も少なくて
済み、そのための機構も簡略化、小型化することが可能
となる。
【0022】本発明では、作像動作終了後に、現像ロー
ラ(303)から供給ローラ(304)にトナーを移動
させる電界を生じさせるバイアスを現像ローラ(30
3)、供給ローラ(304)に印加し、現像ローラ(3
03)上のトナーを供給ローラ(304)に回収させる
ようにする。必要時以外は、現像ローラ(303)にト
ナーをつけておかないことで、トナー及び現像ローラ
(303)の変質を防ぐことになる。又、現像ローラ
(303)の退避距離が小さい場合、非作像時に現像ロ
ーラ(303)上のトナーが感光体(1)に付着し、混
色となることも防止できる。現像ローラ(303)から
トナーを回収するタイミングは、作像動作終了後であれ
ば、現像ローラ(303)を感光体(1)から退避させ
る前であっても、後であってもどちらでも良い。
【0023】本発明の現像装置は、感光体(1)の暗部
電位VD、露光後電位VL、現像バイアス電位VBに関
して、 0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400V の式を満たす。|VD−VL|<400Vは感光体
(1)の露光部分とそうでない部分の放電を避けるため
にパッシェンの放電則より設定したものである。本発明
の現像装置は、電子写真方式で乾式トナーを用いた作像
システム全般において高画質が得られるが、感光体
(1)の帯電電位の絶対値を低くした低電位の作像プロ
セスにも適している。低電位作像プロセスの実現は、感
光体の寿命を延ばすことと、高画質化につながる。感光
体の帯電電位の絶対値を低くすることは、感光体の帯電
・露光という繰り返しによる通電電荷量による静電疲労
を低減できるので、感光体の寿命に対して大きな効果を
もたらす。また、転写工程でも低電位差で転写が行える
ことから、転写効率が高く、静電ハザードによる転写の
散りも発生しにくい。感光体の帯電電位を低くすること
は、現像ポテンシャルを少なくすることになるが、接触
1成分現像方式は、少ない現像ポテンシャルで飽和現像
量を得ることができるので、低電位作像プロセスに対し
て有利である。
【0024】本発明の現像装置を、感光体帯電電位の絶
対値を低くした低電位の作像プロセスに用いることで、
低電位作像システムのメリットが得られると共に、現像
ローラと感光体が接触することによる不具合が防止で
き、カラー画像形成に有利な画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0025】<実施例>感光体の帯電(露光前)電位V
Dを−350V、露光後電位VLを−50Vとして現像
バイアス電圧VBを−250Vすなわち現像ポテンシャ
ル(VL−VB=200V)として現像工程を行い、良
好な画像を得た。この時、 |VD|−|VB|=100V |VD−VL|=300V となり、 0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400V の条件内であった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から4に
記載の本発明によれば、現像ローラと感光体の接触履歴
による異常画像の発生を防ぐことができ、又、現像ロー
ラと感光体の非接触状態を生じさせるために必要とする
力が、現像装置を感光体から退避させる場合に比べて少
なくて済み、機構、部品が簡略化できる現像装置を提供
することができる。更に、請求項5に記載の本発明によ
れば、非作像時にトナーが現像ローラに固着、融着する
ことを防止できる現像装置を提供することができる。更
に、請求項6に記載の本発明によれば、ワックスを含有
したトナーを用いる画像形成装置に於いても、現像ロー
ラと感光体の接触履歴による異常画像の発生を防止し、
非作像時にトナーが現像ローラに固着、融着することを
防止できる現像装置及び画像形成装置を提供することが
できる。又、請求項7に記載の本発明によれば、異常画
像を防止し、機構、部品が簡略化できる画像形成装置を
提供することができる。更に、請求項8に記載の本発明
によれば、低電位作像システムにより、感光体寿命向上
等の利点が得られるとともに、高精細画像を得ることが
できる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を用いた画像形成装置のドラ
ム状感光体回りを示す概略図である。
【図2】本発明の現像装置を用いたフルカラー画像形成
装置のベルト状感光体回りを示す概略図である。
【図3】図2の現像装置の詳細図である。
【図4】現像ローラの移動を示す概略図である。
【図5】現像ローラの回転による移動を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電装置 3 現像装置 4 露光 5 転写装置 6 クリーニング装置 7 中間転写装置 8 転写紙 9 定着装置 301 現像ケーシング 302 2成分現像剤 303 現像ローラ 304 供給ローラ 305 現像剤規制部材 306 磁気ブラシ 307 現像剤攪拌部材 501 転写ベルト 601 クリーニングブレード 602 トナー回収スクリュ 801 転写紙搬送経路 A 現像領域 B 転写領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/08 507C Fターム(参考) 2H005 AA06 CA14 FA02 2H027 DA02 DA04 DE05 EA01 EA05 EC07 EC14 ED08 EF06 EF13 2H073 AA02 BA02 BA13 BA23 BA43 CA03 CA22 2H077 AB14 AB15 AB18 AC04 AC12 AC16 AD01 AD06 AD13 AD18 BA03 BA07 CA19 DB08 EA03 GA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲にトナーを担持し、感光体に接触し
    ながら、感光体表面に形成された静電潜像にトナーを付
    着させて顕像化する現像ローラと、周囲に2成分現像剤
    磁気ブラシを形成し、現像ローラに対してトナーを供給
    する供給ローラとを備える現像装置に於いて、 現像ローラの位置を移動可能とし、 感光体上の潜像にトナーを付着させる作像動作を行わな
    い非作像時には、現像装置に対して現像ローラを変位さ
    せて、現像ローラを感光体から退避させる ことを特徴
    とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像ローラを供給ローラの方向に移動さ
    せて、感光体から退避させる ことを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 現像ローラを、現像装置に設けた軸を中
    心に回転させて、非作像時に、感光体から退避させる
    ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像ローラを、供給ローラ軸を中心に回
    転させて、非作像時に、感光体から退避させる ことを
    特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 作像動作終了後に、現像ローラから供給
    ローラにトナーを移動させるバイアスを現像ローラと供
    給ローラとの間に印加し、現像ローラ上のトナーを供給
    ローラに回収させる ことを特徴とする請求項1から4
    の何れかに記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 ワックスを含有するトナーを用いる こ
    とを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から4の何れかに記載の現像装
    置を用いる画像形成装置。
  8. 【請求項8】 感光体の暗部電位VD、露光後電位V
    L、現像バイアス電圧VBに関して、 0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400V を満たす ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成
    装置。
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