JP2002337837A - Pet二層延伸ブロー成形容器 - Google Patents
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- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】PET廃棄物を成形材料として再使用しても、
人体に害を及ぼす危険性がなく、内容物に異臭や変質な
どの影響を及ぼすことがなく、外観性も良好なPET二
層延伸ブロー成形容器を提供する。 【解決手段】前もって、外層シェルをプリフォーム用射
出成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、
外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形して二
層プリフォームを作製し、この二層プリフォームを二軸
延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器であ
って、内層シェル200 の成形材料が、バージンの成形材
料であり、外層シェル100 の成形材料が、再生の成形材
料であり、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度を、
外層シェルの成形材料の極限粘度と同じか又は大きくす
る。
人体に害を及ぼす危険性がなく、内容物に異臭や変質な
どの影響を及ぼすことがなく、外観性も良好なPET二
層延伸ブロー成形容器を提供する。 【解決手段】前もって、外層シェルをプリフォーム用射
出成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、
外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形して二
層プリフォームを作製し、この二層プリフォームを二軸
延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器であ
って、内層シェル200 の成形材料が、バージンの成形材
料であり、外層シェル100 の成形材料が、再生の成形材
料であり、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度を、
外層シェルの成形材料の極限粘度と同じか又は大きくす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PET廃棄物を成
形材料として再使用したPET二層延伸ブロー成形容器
に関するものである。
形材料として再使用したPET二層延伸ブロー成形容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天然水、果汁飲料、清涼飲料、食
用油、ソースなどの食品に、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を二軸延伸ブロー成形したPETボトル
が、広い食品分野にわたって使用されていた。このPE
Tボトルは、一般的には、射出成形された単層のプリフ
ォーム(試験管状の予備成形物)を、二軸延伸ブロー成
形した単層のボトルであった。
用油、ソースなどの食品に、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を二軸延伸ブロー成形したPETボトル
が、広い食品分野にわたって使用されていた。このPE
Tボトルは、一般的には、射出成形された単層のプリフ
ォーム(試験管状の予備成形物)を、二軸延伸ブロー成
形した単層のボトルであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、環境保全の
立場から、容器包装リサイクル法の完全施行が2000
0年4月より実施され、企業は再資源化の義務を負うこ
とになった。しかしながら、PET廃棄物を粉砕又はペ
レット化して再生の成形材料を作製し、この再生の成形
材料を用いて二軸延伸ブロー成形した単層のPETボト
ルは、再生の成形材料中に、人体に対して害を及ぼす危
険性のある異物、異臭や不快感を与える物質が混入して
いる可能性があった。このため、再生の成形材料は、従
来では、食品用途のボトルに使用することができなかっ
た。
立場から、容器包装リサイクル法の完全施行が2000
0年4月より実施され、企業は再資源化の義務を負うこ
とになった。しかしながら、PET廃棄物を粉砕又はペ
レット化して再生の成形材料を作製し、この再生の成形
材料を用いて二軸延伸ブロー成形した単層のPETボト
ルは、再生の成形材料中に、人体に対して害を及ぼす危
険性のある異物、異臭や不快感を与える物質が混入して
いる可能性があった。このため、再生の成形材料は、従
来では、食品用途のボトルに使用することができなかっ
た。
【0004】本発明は、上述のPET廃棄物の再資源化
における従来の問題を解決するものであり、PET廃棄
物を成形材料として再使用しても、人体に害を及ぼす危
険性がなく、内容物に異臭や変質などの影響を及ぼすこ
とがなく、外観性も良好なPET二層延伸ブロー成形容
器を提供するものである。
における従来の問題を解決するものであり、PET廃棄
物を成形材料として再使用しても、人体に害を及ぼす危
険性がなく、内容物に異臭や変質などの影響を及ぼすこ
とがなく、外観性も良好なPET二層延伸ブロー成形容
器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、前もって、外層シェルをプリフォーム用射出
成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、前
記外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形して
二層プリフォームを作製し、この二層プリフォームを二
軸延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器で
あって、前記内層シェルの成形材料が、バージンの成形
材料であり、前記外層シェルの成形材料が、再生の成形
材料であり、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度を
Aとし、外層シェルの成形材料の極限粘度をBとしたと
きに、A≧Bであることを特徴とするPET二層延伸ブ
ロー成形容器である。
の発明は、前もって、外層シェルをプリフォーム用射出
成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、前
記外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形して
二層プリフォームを作製し、この二層プリフォームを二
軸延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器で
あって、前記内層シェルの成形材料が、バージンの成形
材料であり、前記外層シェルの成形材料が、再生の成形
材料であり、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度を
Aとし、外層シェルの成形材料の極限粘度をBとしたと
きに、A≧Bであることを特徴とするPET二層延伸ブ
ロー成形容器である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、前もって、
外層シェルをプリフォーム用射出成形金型の雌型のキャ
ビティ面に密着させて固着し、前記外層シェルの内側に
内層シェルを一体に射出成形して二層プリフォームを作
製し、この二層プリフォームを二軸延伸ブロー成形した
PET二軸延伸ブロー成形容器であって、前記内層シェ
ルの成形材料が、バージンの成形材料であり、前記外層
シェルの成形材料が、再生の成形材料とバージンの成形
材料とを混合した成形材料であり、かつ、内層シェルの
成形材料の極限粘度をAとし、外層シェルの成形材料の
極限粘度をBとしたときに、A≧Bであることを特徴と
するPET二層延伸ブロー成形容器である。
外層シェルをプリフォーム用射出成形金型の雌型のキャ
ビティ面に密着させて固着し、前記外層シェルの内側に
内層シェルを一体に射出成形して二層プリフォームを作
製し、この二層プリフォームを二軸延伸ブロー成形した
PET二軸延伸ブロー成形容器であって、前記内層シェ
ルの成形材料が、バージンの成形材料であり、前記外層
シェルの成形材料が、再生の成形材料とバージンの成形
材料とを混合した成形材料であり、かつ、内層シェルの
成形材料の極限粘度をAとし、外層シェルの成形材料の
極限粘度をBとしたときに、A≧Bであることを特徴と
するPET二層延伸ブロー成形容器である。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、そして、本
発明の第3の発明は、内層シェルの成形材料の極限粘度
が、0.7μg/L以上であることを特徴とする第1又
は第2の発明に記載のPET二層延伸ブロー成形容器で
ある。
発明の第3の発明は、内層シェルの成形材料の極限粘度
が、0.7μg/L以上であることを特徴とする第1又
は第2の発明に記載のPET二層延伸ブロー成形容器で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のPET二層
延伸ブロー成形容器は、まず、再生の成形材料で射出成
形した図1に示す試験管状の底部にゲート用貫通孔(1
10)がある外層シェル(100)を、プリフォーム用
射出成形金型の雌型のキャビティ面に、前もって、密着
させて固着し、外層シェルの内側に内層シェル(20
0)を、バージン(virgin,新品の成形材料)の
成形材料で一体に射出成形して、二層プリフォーム(1
0)を作製し、次に、この二層プリフォームを用いて二
軸延伸ブロー成形した容器である。なお、二層プリフォ
ーム(10)のゲート(11)位置は、内層シェル(2
00)の底部中央である。
延伸ブロー成形容器は、まず、再生の成形材料で射出成
形した図1に示す試験管状の底部にゲート用貫通孔(1
10)がある外層シェル(100)を、プリフォーム用
射出成形金型の雌型のキャビティ面に、前もって、密着
させて固着し、外層シェルの内側に内層シェル(20
0)を、バージン(virgin,新品の成形材料)の
成形材料で一体に射出成形して、二層プリフォーム(1
0)を作製し、次に、この二層プリフォームを用いて二
軸延伸ブロー成形した容器である。なお、二層プリフォ
ーム(10)のゲート(11)位置は、内層シェル(2
00)の底部中央である。
【0009】次に、本発明の他の一実施形態のPET二
層延伸ブロー成形容器は、まず、再生の成形材料とバー
ジンの成形材料とを混合した成形材料で射出成形した図
1に示す試験管状の底部にゲート用貫通孔(110)が
ある外層シェル(100)を、プリフォーム用射出成形
金型の雌型のキャビティ面に、前もって、密着させて固
着し、外層シェルの内側に内層シェル(200)を、バ
ージンの成形材料で一体に射出成形して、二層プリフォ
ーム(10)を作製し、次に、この二層プリフォームを
用いて二軸延伸ブロー成形した容器である。
層延伸ブロー成形容器は、まず、再生の成形材料とバー
ジンの成形材料とを混合した成形材料で射出成形した図
1に示す試験管状の底部にゲート用貫通孔(110)が
ある外層シェル(100)を、プリフォーム用射出成形
金型の雌型のキャビティ面に、前もって、密着させて固
着し、外層シェルの内側に内層シェル(200)を、バ
ージンの成形材料で一体に射出成形して、二層プリフォ
ーム(10)を作製し、次に、この二層プリフォームを
用いて二軸延伸ブロー成形した容器である。
【0010】そして、内層シェルのバージンの成形材料
の極限粘度(Intrinsic Viscosity)は、0.7μg/
Lより大きくするものであり、また、外層シェルの再生
の成形材料の極限粘度と同じか又は外層シェルの再生の
成形材料の極限粘度より大きくするものである。内層シ
ェルの成形材料の極限粘度が、外層シェルの成形材料の
極限粘度より小さいと、二軸延伸ブロー成形するための
予備加熱の工程で、内層シェルの結晶化が外層シェルよ
り早く進み、内層シェルに白化現象を発生して、二軸延
伸ブロー成形した容器の外観が白化現象により損なわれ
る。
の極限粘度(Intrinsic Viscosity)は、0.7μg/
Lより大きくするものであり、また、外層シェルの再生
の成形材料の極限粘度と同じか又は外層シェルの再生の
成形材料の極限粘度より大きくするものである。内層シ
ェルの成形材料の極限粘度が、外層シェルの成形材料の
極限粘度より小さいと、二軸延伸ブロー成形するための
予備加熱の工程で、内層シェルの結晶化が外層シェルよ
り早く進み、内層シェルに白化現象を発生して、二軸延
伸ブロー成形した容器の外観が白化現象により損なわれ
る。
【0011】外層シェルの再生の成形材料は、PET廃
棄物を粉砕した粉砕物であるもの、または、PET廃棄
物の粉砕物をペレット化したペレット(pellet,
小塊状の成形材料)である。さらに、これらの再生の成
形材料を、固相重合(固相のままで重合させる方法)に
より極限粘度を高めたものである。この固相重合は、再
生の成形材料を窒素雰囲気下で、一定時間、一定温度で
加温することで、再生の成形材料の極限粘度を高めるも
のである。なお、固相重合にされた再生の成形材料は、
極限粘度が均一化され、成形性が安定し、また、成形物
の剛性などの品質が安定する。また、同時に、再生の成
形材料中の異臭の原因となる残留揮発成分を除去するこ
ともできる。
棄物を粉砕した粉砕物であるもの、または、PET廃棄
物の粉砕物をペレット化したペレット(pellet,
小塊状の成形材料)である。さらに、これらの再生の成
形材料を、固相重合(固相のままで重合させる方法)に
より極限粘度を高めたものである。この固相重合は、再
生の成形材料を窒素雰囲気下で、一定時間、一定温度で
加温することで、再生の成形材料の極限粘度を高めるも
のである。なお、固相重合にされた再生の成形材料は、
極限粘度が均一化され、成形性が安定し、また、成形物
の剛性などの品質が安定する。また、同時に、再生の成
形材料中の異臭の原因となる残留揮発成分を除去するこ
ともできる。
【0012】本発明のPET二層延伸ブロー成形容器
は、PET廃棄物からの再生の成形材料を外層シェルに
使用し、内層シェルには、バージンのPET成形材料を
使用しているため、内容物は、再生の成形材料を使用し
た外層シェルとは全く接触することがない。したがっ
て、本発明のPET二層延伸ブロー成形容器は、再生の
成形材料に起因する人体に害を及ぼす危険性や、また
は、内容物に対して異臭や変質などの影響を及ぼすこと
がない。また、外層シェルと内層シェルは、成形材料が
PETであるので、内層シェルを射出成形したときに、
外層シェルの内面に内層シェルが一体に熱融着する。ま
た、内層シェルの成形材料の極限粘度が、0.7μg/
Lより大きく、外層シェルの成形材料の極限粘度より同
じか又は大きいため、二層延伸ブロー成形して得られた
容器に白化現象がなく、外観が良好となる。
は、PET廃棄物からの再生の成形材料を外層シェルに
使用し、内層シェルには、バージンのPET成形材料を
使用しているため、内容物は、再生の成形材料を使用し
た外層シェルとは全く接触することがない。したがっ
て、本発明のPET二層延伸ブロー成形容器は、再生の
成形材料に起因する人体に害を及ぼす危険性や、また
は、内容物に対して異臭や変質などの影響を及ぼすこと
がない。また、外層シェルと内層シェルは、成形材料が
PETであるので、内層シェルを射出成形したときに、
外層シェルの内面に内層シェルが一体に熱融着する。ま
た、内層シェルの成形材料の極限粘度が、0.7μg/
Lより大きく、外層シェルの成形材料の極限粘度より同
じか又は大きいため、二層延伸ブロー成形して得られた
容器に白化現象がなく、外観が良好となる。
【0013】
【実施例】<実施例>廃棄物のPETボトルをクラッシ
ャーで粉砕し、この粉砕物をペレタイザーで溶融して造
粒し、極限粘度が0.70μg/Lの再生のペレットを
作製し、この再生のペレットを用いて射出成形して平均
肉厚が4mmの外層シェルを作製し、この外層シェル
を、前もって、プリフォーム用射出成形金型の雌型のキ
ャビティ面に密着させて固着し、極限粘度が0.80μ
g/LのPETのバージンのペレットを用いて、外層シ
ェルの内側に平均肉厚が1mmの内層シェルを一体に射
出成形して二層プリフォームを作製し、この二層プリフ
ォームを用いて二軸延伸ブロー成形法により実施例の二
層のPETボトルを作製した。
ャーで粉砕し、この粉砕物をペレタイザーで溶融して造
粒し、極限粘度が0.70μg/Lの再生のペレットを
作製し、この再生のペレットを用いて射出成形して平均
肉厚が4mmの外層シェルを作製し、この外層シェル
を、前もって、プリフォーム用射出成形金型の雌型のキ
ャビティ面に密着させて固着し、極限粘度が0.80μ
g/LのPETのバージンのペレットを用いて、外層シ
ェルの内側に平均肉厚が1mmの内層シェルを一体に射
出成形して二層プリフォームを作製し、この二層プリフ
ォームを用いて二軸延伸ブロー成形法により実施例の二
層のPETボトルを作製した。
【0014】<比較例>実施例と同様にして作製した極
限粘度が0.70μg/Lの再生のペレット用いて射出
成形して平均肉厚が4mmの外層シェルを作製し、この
外層シェルを、前もって、プリフォーム用射出成形金型
の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、極限粘度が
0.65μg/LのPETのバージンのペレットを用い
て、外層シェルの内側に平均肉厚が1mmの内層シェル
を一体に射出成形して二層プリフォームを作製し、この
二層プリフォームを用いて二軸延伸ブロー成形法により
比較例の二層のPETボトルを作製した。
限粘度が0.70μg/Lの再生のペレット用いて射出
成形して平均肉厚が4mmの外層シェルを作製し、この
外層シェルを、前もって、プリフォーム用射出成形金型
の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、極限粘度が
0.65μg/LのPETのバージンのペレットを用い
て、外層シェルの内側に平均肉厚が1mmの内層シェル
を一体に射出成形して二層プリフォームを作製し、この
二層プリフォームを用いて二軸延伸ブロー成形法により
比較例の二層のPETボトルを作製した。
【0015】<評 価>次に、作製した実施例のPET
ボトルと比較例のPETボトルについて、外観性及び内
容物に対する容器の影響を調べた。実施例のPETボト
ルには、白化現象は皆無であったが、比較例のPETボ
トルには、内層シェルの成形樹脂の極限粘度が外層シェ
ルの成形樹脂の極限粘度より小さいため、胴部の内層シ
ェルに白化現象がみられ、外観性が損なわれていた。内
容物に対する容器の影響については、共に食品衛生上、
異臭、変質の問題がなかった。
ボトルと比較例のPETボトルについて、外観性及び内
容物に対する容器の影響を調べた。実施例のPETボト
ルには、白化現象は皆無であったが、比較例のPETボ
トルには、内層シェルの成形樹脂の極限粘度が外層シェ
ルの成形樹脂の極限粘度より小さいため、胴部の内層シ
ェルに白化現象がみられ、外観性が損なわれていた。内
容物に対する容器の影響については、共に食品衛生上、
異臭、変質の問題がなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明のPET二層延伸ブロー成形容器
は、内層シェルの成形樹脂の極限粘度が規制されてお
り、成形工程で内層シェルに白化現象を起こすことがな
く、外観性が良好である。
は、内層シェルの成形樹脂の極限粘度が規制されてお
り、成形工程で内層シェルに白化現象を起こすことがな
く、外観性が良好である。
【0017】また、本発明のPET二層延伸ブロー成形
は、内容物と接触しない外層シェルに、PET廃棄物か
らの再生の成形樹脂を使用し、内容物と接触する内層シ
ェルには、PETのバージンの成形樹脂を使用している
ため、人体に害を及ぼす危険性や 内容物に対して異臭
や変質などの影響を及ぼすことがない。
は、内容物と接触しない外層シェルに、PET廃棄物か
らの再生の成形樹脂を使用し、内容物と接触する内層シ
ェルには、PETのバージンの成形樹脂を使用している
ため、人体に害を及ぼす危険性や 内容物に対して異臭
や変質などの影響を及ぼすことがない。
【図1】一例の二層プリフォームの構造を示す断面図で
ある。
ある。
10……二層プリフォーム 11……ゲート 100……外層シェル 110……ゲート用貫通孔 200……内層シェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 67:00 B29L 22:00 105:26 B65D 1/00 BSMC B29L 9:00 BRD 22:00 B (72)発明者 関 武邦 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 和田 潔 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E033 BA18 BB01 BB08 FA02 FA03 4F208 AA24C AA50C AG03 AG07 AH55 LA02 LA04 LB22 LG06 LG28
Claims (3)
- 【請求項1】前もって、外層シェルをプリフォーム用射
出成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、
前記外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形し
て二層プリフォームを作製し、該二層プリフォームを二
軸延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器で
あって、前記内層シェルの成形材料が、バージンの成形
材料であり、前記外層シェルの成形材料が、再生の成形
材料であり、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度を
Aとし、外層シェルの成形材料の極限粘度をBとしたと
きに、A≧Bであることを特徴とするPET二層延伸ブ
ロー成形容器。 - 【請求項2】前もって、外層シェルをプリフォーム用射
出成形金型の雌型のキャビティ面に密着させて固着し、
前記外層シェルの内側に内層シェルを一体に射出成形し
て二層プリフォームを作製し、該二層プリフォームを二
軸延伸ブロー成形したPET二軸延伸ブロー成形容器で
あって、前記内層シェルの成形材料が、バージンの成形
材料であり、前記外層シェルの成形材料が、再生の成形
材料とバージンの成形材料とを混合した成形材料であ
り、かつ、内層シェルの成形材料の極限粘度をAとし、
外層シェルの成形材料の極限粘度をBとしたときに、A
≧Bであることを特徴とするPET二層延伸ブロー成形
容器。 - 【請求項3】内層シェルの成形材料の極限粘度が、0.
7μg/L以上であることを特徴とする請求項1又は2
記載のPET二層延伸ブロー成形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001150555A JP2002337837A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | Pet二層延伸ブロー成形容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001150555A JP2002337837A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | Pet二層延伸ブロー成形容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002337837A true JP2002337837A (ja) | 2002-11-27 |
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ID=18995546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001150555A Pending JP2002337837A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | Pet二層延伸ブロー成形容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002337837A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7275289B2 (en) | 2002-12-09 | 2007-10-02 | Confer Plastics Inc. | Indented female blow-molded connector and male connector and method |
JP2014527924A (ja) * | 2011-08-25 | 2014-10-23 | プラスチパック パッケージング,インコーポレイテッド | 押出成形されたpetパリソン、容器、および方法 |
CN104755250A (zh) * | 2012-10-31 | 2015-07-01 | 株式会社吉野工业所 | 双轴拉伸吹塑成型容器 |
JP2021116112A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 大日本印刷株式会社 | ポリエステル容器およびポリエステルプリフォーム |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001150555A patent/JP2002337837A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7526841B2 (en) | 2002-12-09 | 2009-05-05 | Confer Plastics, Inc. | Indented female blow-molded connector and male connector and method |
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