JP2002337605A - 車両用周辺視認装置 - Google Patents

車両用周辺視認装置

Info

Publication number
JP2002337605A
JP2002337605A JP2001149377A JP2001149377A JP2002337605A JP 2002337605 A JP2002337605 A JP 2002337605A JP 2001149377 A JP2001149377 A JP 2001149377A JP 2001149377 A JP2001149377 A JP 2001149377A JP 2002337605 A JP2002337605 A JP 2002337605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
imaging
display screen
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001149377A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Tomita
隆之 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001149377A priority Critical patent/JP2002337605A/ja
Publication of JP2002337605A publication Critical patent/JP2002337605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画像上で、自車がどちらの方向に動き出そ
うとしているかのが容易に把握できる車両用周辺視認装
置を提供する。 【解決手段】 この車両用周辺視認装置1Aは、車両内
に設置された表示装置5と、例えば車両後部に設置さ
れ、表示装置5の表示画面5aに映り込む範囲よりも広
角な範囲の車両後方側景色を撮像する撮像装置3と、撮
像装置3により撮像された画像内で、表示画面5aに映
し出す範囲を、車両のステアリング舵角に応じて車両後
進方向の景色部分が表示画面5aの中央に映るように変
移させつつ、その範囲の画像を表示装置5に表示する処
理部9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両外部に設置し
た撮像装置により車両周辺の死角景色を撮像し、撮像し
た景色を車両内に設置した表示装置に表示する車両用周
辺視認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用周辺視認装置では、例えば
車両後方側の死角領域を撮像するものでは、撮像装置
を、その撮像方向を車両真後ろ方向に向け、且つその撮
像方向を固定して車両後部に設置し、その撮像装置によ
り車両真後ろの景色のみを撮像し、撮像したその車両真
後ろの景色のみを車両内に設置した表示装置に表示して
いる。
【0003】そして、運転者は、車両後進時に、表示装
置に表示されたその車両真後ろの景色を見ながらハンド
ル操作を行い、車両を後進させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
車両用周辺視認装置では、表示装置には、常に車両真後
ろの景色が表示されるだけなので、車両後進時に、運転
者がその表示画像を見ながら右左折しようとした際、そ
の表示画像の中で、自車がどちらの方向に動き出そうと
しているのかが把握し難くいという欠点がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、表示画像上に
おいて自車がどちらの方向に動き出そうとしているかが
容易に把握できる車両用周辺視認装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、請求項1に記載の発明は、車両内に設置された表
示装置と、前記車両に設置され、前記表示装置の表示画
面に映り込む範囲よりも広角な範囲の前記車両周辺景色
を撮像する撮像装置と、前記撮像装置により撮像された
画像内で、前記表示画面に映し出す範囲を、前記車両の
ステアリング舵角に応じて車両進行方向の景色部分が前
記表示画面の中央に映るように変移させつつ、その範囲
の画像を前記表示装置に表示する処理手段と、を備える
ものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、車両に設置さ
れ、その撮像方向を方向転換して前記車両の周辺景色を
撮像する撮像装置と、前記撮像装置の撮像方向を車両進
行方向に変更するための駆動機構と、前記車両のステア
リング舵角に応じて前記駆動機構を制御して前記撮像装
置の撮像方向を前記車両進行方向に変移させる制御手段
と、前記車両内に設置され、前記撮像装置により撮像さ
れた景色を表示する表示装置と、を備えるものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車両用周辺視認装置であって、前記撮像装置は、その
向きが方向転換自在に前記車両に設置されており、前記
駆動機構は、前記撮像装置の向きを変更することで、前
記撮像装置の撮像方向を前記車両進行方向に変移させる
ものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の車両用周辺視認装置であって、前記撮像装置は、撮像
素子と、該撮像素子の前側に配置された結像レンズとを
備えており、前記駆動機構は、前記結像レンズの向きを
変更することで、前記撮像装置の撮像方向を前記車両進
行方向に変移させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る車両用周辺視認装置の構
成概略図であり、図2は、その車両用周辺視認装置を構
成する処理部の動作を説明する図であり、図3は、図1
の車両用周辺視認装置の車両への設置例を示す図であ
る。
【0011】この実施の形態に係る車両用周辺視認装置
1Aは、図1及び図3に示す如く、例えば車両2の後部
2bに設置され、その車両2の後方側景色を撮像する撮
像装置3と、その車両2内の例えばダッシュボード2c
に設置された表示装置5と、その車両2のステアリング
舵角を検出するステアリング舵角検出センサ7と、撮像
装置3で撮像した画像W内で、表示装置5に映し出す範
囲S(図2)を、ステアリング舵角検出センサ7で検出
したステアリング舵角に応じて車両後進方向の景色部分
が表示装置5の画面中央に映るように変移させつつ、そ
の範囲Sの画像を表示装置5に表示する処理部(処理手
段)9とを備えて主構成される。
【0012】撮像装置3は、例えばCCDイメージセン
サ等の撮像素子3aと、その撮像素子3aの前方に配置
された結像レンズ3bとを備えて主構成される。この撮
像素子3aには、その撮像面3cの寸法(縦横の画素
数)が、表示装置5の表示画面5aの寸法(縦横の画素
数)と比べて、例えば、縦幅(縦の画素数)が同じで横
幅(横の画素数)が表示装置5よりも長く形成されたも
の(多く備えたもの)が使用される。
【0013】また、この撮像装置3は、より詳細には、
その撮像方向Aを車両2の真後ろ方向に向け、且つその
撮像方向Aを固定して車両後部2bに設置され、この状
態で、その車両真後ろの景色を中心としてその左右両側
の景色を含めた広角な範囲Wの車両後方側景色を結像レ
ンズ3bを介して取り込み撮像素子3aで撮像する。そ
して、その撮像した画像を、所定の信号処理を施した
後、例えばNTSC信号形式の画像データに変換して処
理部9に出力する。
【0014】処理部9は、図2に示す如く、撮像装置3
の撮像素子3aの撮像面3cに対応した2次元のビット
マップ方式の画像メモリ11を備えており、この画像メ
モリ11上に、撮像装置3の撮像素子3aで撮像される
車両後方側景色の画像を、撮像素子3aの撮像面3cの
一面分ずつ上書き更新して逐次記憶する。ここでは、例
えば、車両後方側景色の画像の全範囲Wのうち、車両右
半側の景色の範囲WR側が画像メモリ11の右半領域1
1R側に対応され、車両左半側の景色の範囲WL側が画
像メモリ11の左半領域11L側に対応されて記憶され
る。
【0015】また、この処理部9は、画像メモリ11の
矩形領域の読み出し範囲S(即ち表示画面5aに映し出
す範囲)における読み出し開始位置Ps及び読み出し終
了位置Peを、上記ステアリング舵角に応じて画像メモ
リ11の横軸方向Hに変位させることで、画像メモリ1
1内で、読み出し範囲Sを上記ステアリング舵角に応じ
て横軸方向Hに変移させる。これにより、読み出し範囲
Sを、撮像装置3で撮像した画像の範囲W上で、ステア
リング舵角に応じて車両後進方向の景色部分が読み出し
範囲Sの中央に来るように変移させる。
【0016】例えば、上記ステアリング舵角がゼロの場
合は、読み出し範囲Sを画像メモリ11の中央に変移
し、車両真後ろ方向の景色部分QSを相対的に読み出し
範囲Sの中央に移行させ、また、上記ステアリング舵角
が左(右)回りに増加した場合(ハンドルが左に回され
た場合)は、読み出し範囲Sをそのステアリング舵角に
応じて横軸方向Hの左(右)側に変移し、車両左(右)
半側の景色の範囲WL(WR)側にある車両後進方向の
景色部分、例えばQL(QR)を相対的に読み出し範囲
Sの中央に移行させる。
【0017】そして、処理部9は、上記の如く画像メモ
リ11に逐次上書き記憶される各画像の全範囲Wの中か
ら読み出し範囲S内の画像データだけを読み出して表示
装置5に出力する。そして、表示装置5では、その画像
データが、読み出し範囲Sの左右(左右各辺SL,SR
側)が表示画面5aの左右(左右各辺5L,5R側)に
対応するようにして表示画面5aに表示される。即ち、
表示画面5aの左(右)側に、車両後方左(右)側の景
色が映るように表示される。
【0018】次に、この車両用周辺視認装置1Aの動作
を説明する。
【0019】撮像装置3により撮像された車両後方側景
色は、処理部9(画像メモリ11)で上述の通り処理さ
れて、表示装置5において、その景色の車両後方左側方
向,車両後方右側方向がそれぞれ表示画面5a上の左
側,右側に対応するように表示される。例えば、ステア
リング舵角がゼロの場合は、車両真後ろ方向の景色が表
示画面5a中央に映され、車両後方左右側方向の各景色
WL,WRがそれぞれ表示画面5a上の左右側に映され
る。
【0020】そして、運転者がハンドルを左(右)に回
すと、その際のステアリング舵角がステアリング舵角検
出センサ7で検出され、検出されたステアリング舵角に
応じて、画像メモリ11の読み出し範囲Sが画像メモリ
11上において左側(右側)に変移され、車両後進方向
の景色、例えばQL(QR)が相対的に読み出し範囲S
の中央に移行し、これにより、表示画面5a上では、表
示画像全体が右側(左側)に移行し、車両後進方向の景
色、例えばQL(QR)が表示画面5aの左側(右側)
から中央に移行される。即ち、表示画像の中心が車両後
進方向に向けられる。この状況では、表示画像の移行動
作により、表示画像上における車両の動き出す側が示さ
れ、表示画面5a上には、車両後進方向を中心とした車
両後方側景色が映し出される。
【0021】以上のように構成された車両用周辺視認装
置1Aによれば、車両後部2bに設置された撮像装置3
により、表示装置5の表示画面5aに映り込む範囲より
も広角な範囲の車両後方側景色が撮像され、処理部9
(画像メモリ11)により、撮像装置3で撮像した画像
の中で、表示画面5aに映し出す範囲を、車両2のステ
アリング舵角に応じて車両後進方向の景色部分が表示画
面5aの中央に映るように変移させつつ、その範囲の画
像を表示装置5に表示させるため、ステアリング舵角に
応じて表示画像の中心を車両後進方向に移行させること
ができ、この際の表示画像の移行動作により、表示画像
上における車両2の動き出す側を運手者に正確に把握さ
せることができる。
【0022】更に、表示画面5a上には、ステアリング
舵角に応じて常に車両後進方向を中心とした車両後方側
景色が映し出されるため、車両後進方向の状況を把握し
やすく表示できる。
【0023】なお、この実施の形態では、撮像素子3a
として一般的にそれ自身に任意画素の読み出し機能が搭
載されないCCDイメージセンサを用いたため、外部に
画像メモリ11を用意し、この画像メモリ11を用いる
ことで、撮像素子3aで撮像した画像の中から車両後進
方向の景色を中心とした景色部分だけを読み出したが、
撮像素子3aとしてCMOSイメージセンサのように、
それ自体に任意画素の読み出し機能が搭載されているも
のを使用する場合は、それ自身の読み出し機能に対して
画像メモリ11と同様の動作を行わせることで、画像メ
モリ11を省略した構成としても構わない。この場合
も、撮像素子3aとしてCCDイメージセンサを用いた
場合の効果と同様の効果を奏することができる。
【0024】なお、この実施の形態では、撮像装置3で
撮像した景色を、その景色内の車両後方左(右)側方向
が表示画面5a上で左(右)側に対応するように表示し
た場合で説明したが、その景色内の車両後方左(右)側
方向が表示画面5a上で右(左)側に対応するように表
示しても構わない。
【0025】<第2の実施の形態>図4は、本発明の第
2の実施の形態に係る車両用周辺視認装置の構成概略図
であり、図5は、図4の車両用周辺視認装置の車両への
設置例を示す図である。
【0026】この実施の形態に係る車両用周辺視認装置
1Bは、図4及び図5に示す如く、例えば車両2の後部
2bに位置し、その向き(即ち撮像方向A)が車両2の
真後ろ方向を中心に車両後方左右側に方向転換自在に車
両2に設置された撮像装置15と、撮像装置15を左右
に方向転換させるための駆動機構17と、上記車両2の
ステアリング舵角を検出するステアリング舵角検出セン
サ7と、ステアリング舵角検出センサ7で検出したステ
アリング舵角に応じて駆動機構17を制御して撮像装置
15の撮像方向Aを車両後進方向に移行させる制御部1
9と、車両2内の例えばダッシュボード2cに設置さ
れ、撮像装置15により撮像された景色を表示する表示
装置5とを備えて主構成される。ここで、撮像装置15
は、例えばCCDイメージセンサ等を備えて構成され
る。
【0027】この車両用周辺視認装置1Bでの動作は、
上記ステアリング舵角がゼロの場合は、制御部19によ
り撮像装置15の撮像方向Aが車両真後ろ方向に向けら
れ、撮像装置15により車両真後ろ方向を中心とした車
両後方側景色が撮像され、その撮像された画像が表示装
置5に映し出される。上記ステアリング舵角が左(右)
回りに増加した場合(ハンドルが左(右)に回転された
場合)は、制御部19により、撮像装置15の撮像方向
Aがそのステアリング舵角に応じた角度分車両左(右)
側に移行されて車両後進方向に向けられ、撮像装置15
により、その間の移り行く景色が撮像され、その撮像さ
れた画像が表示装置5に映し出される。即ち、表示装置
5の表示画面5a内の景色が、ステアリング舵角に応じ
て画面横方向に移り行き、車両後進方向の景色が表示画
面5aの中央に映される。即ち、表示画像の中心が車両
後進方向に向けられる。この状況では、表示画像の移行
動作により、表示画像上における車両の動き出す側が示
され、表示画面5a上には、車両後進方向を中心とした
車両後方側景色が映し出される。
【0028】以上のように構成された車両用周辺視認装
置1Bによれば、撮像装置15が、車両後部2bに位置
され、その向き(即ち撮像方向A)が車両真後ろ方向を
中心に左右に方向転換自在に車両2に設置され、その撮
像装置15の撮像方向Aが、制御部19によりステアリ
ング舵角に応じて車両後進方向に移行されるため、表示
画面5a上において、ステアリング舵角に応じて車両後
進方向の景色を表示画面5aの中心に移行させて映すこ
とができ、この際の表示画像の移行動作により、表示画
像上における車両2の動き出す側を運手者に正確に把握
させることができる。
【0029】更に、表示画面5a上には、ステアリング
舵角に応じて常に車両後進方向を中心とした車両周辺景
色が映し出されるため、車両後進方向の状況を把握しや
すく表示できる。
【0030】更に、撮像装置15自体の向きを回転させ
て撮像方向Aを方向転換させるため、比較的に容易な構
成で実現できる利点がある。
【0031】<第3の実施の形態>第2の実施の形態で
は、撮像装置15自身の向きを左右に方向転換すること
で、その撮像方向Aを車両後進方向に移行させる場合で
説明したが、撮像装置15が、結像レンズと撮像素子と
を備え、その結像レンズを介してその撮像素子により車
両後方側景色を撮像する場合は、撮像装置15自身の向
きを方向転換させる代わりに、その結像レンズの向きを
左右に方向転換させることで、その撮像方向Aを車両後
進方向に移行させることができる。
【0032】即ち、その場合(第3の実施の形態)の車
両用周辺視認装置1Cは、図5及び図6に示す如く、例
えば車両2の後部2bに固定して設置され、車両後方側
景色を撮像する撮像装置15Cと、撮像装置15C内の
結像レンズ15aの向きを車両後方左右側に方向転換さ
せるための駆動機構17と、車両2のステアリング舵角
を検出するステアリング舵角検出センサ7と、ステアリ
ング舵角検出センサ7で検出されたステアリング舵角に
応じて駆動機構17の駆動量を制御する制御部19と、
車両2内の例えばダッシュボード2cに設置され、撮像
装置15Cにより撮像された景色を表示する表示装置5
とを備えて主構成される。
【0033】撮像装置15Cは、車両真後ろ方向を向い
て配置された例えばCCDイメージセンサ等の撮像素子
15bと、この撮像素子15bの前方に位置され、その
レンズ面の向きが車両真後ろ方向を中心に車両後方左右
側に方向転換自在に配設された上記結像レンズ15aと
を備える。ここでは、結像レンズ15aは、例えば、そ
のレンズ面内の上下方向に走る中央軸回りに回転自在に
撮像装置15C内に取り付けられ、これにより、その中
央軸を中心に車両後方左右側に回転自在にされる。
【0034】この撮像装置15Cでは、結像レンズ15
aの向きが車両後方右(左)側に方向転換されると、結
像レンズ15aによる屈折により、撮像面15c上に結
像した車両後方側景色の像が全体的に車両後方左(右)
側に変移する。従って、結像レンズ15aの特性により
車両後方側景色が左右反転して結像することを考慮する
と、車両後方側景色における車両後方左(右)側の部分
が、撮像面15c上において車両後方右(左)側から中
央に移行し、中央に結像する。即ち、その撮像方向Aが
車両後方左(右)側に方向転換されたことになる。な
お、ここでは、結像レンズ15aの特性により上下反転
して結像することは便宜上無視している(上下反転に関
しては、図示省略された所定の処理部により適宜に処理
されるもとのする)。
【0035】制御部19は、結像レンズ15aの回転量
に対する結像レンズ15aでの屈折量を考慮し、ステア
リング舵角に応じて駆動機構17を介して結像レンズ1
5aの向きを適宜角度回転させて、撮像装置15Cの撮
像方向Aを車両後進方向に移行させる。
【0036】この車両用周辺視認装置1Cでの動作は、
上記ステアリング舵角がゼロの場合は、制御部19によ
り結像レンズ15aの向きが車両真後ろ方向に向けら
れ、撮像装置15Cにより車両真後ろ方向を中心とした
車両後方側景色が撮像され、その撮像された画像が表示
装置5に映し出される。上記ステアリング舵角が左
(右)回りに増加した場合(ハンドルが左(右)に回転
された場合)は、制御部19により、結像レンズ15a
の向きがそのステアリング舵角に応じた角度分車両後方
右(左)側に向けられ、上記の理由で、撮像方向Aが車
両後進方向(即ち車両後方左方向)に向けられ、撮像装
置15Cにより、その間の移り行く景色が撮像され、そ
の撮像された画像が表示装置5に映し出される。即ち、
表示装置5の表示画面5a内の景色が、ステアリング舵
角に応じて画面横方向に移り行き、車両後進方向の景色
が表示画面の中央に映し出される。即ち、表示画像の中
心が車両後進方向に向けられる。この状況では、表示画
像の移行動作により、表示画像上における車両の動き出
す側が示され、表示画面5a上には、車両後進方向を中
心とした車両後方側景色が映し出される。
【0037】以上のように構成された車両用周辺視認装
置1Cによれば、結合レンズ15aが、その向きが車両
真後ろ方向を中心に車両後方左右側に方向転換自在に撮
像装置15C内に設置され、その結像レンズ15aの向
きが、制御部19により駆動機構17を介してステアリ
ング舵角に応じて適宜角度回転されることで、撮像方向
Aが車両後進方向に移行されるため、ステアリング舵角
に応じて表示画像の中心を車両後進方向に移行させるこ
とができ、この際の表示画像の移行動作により、表示画
画像上における車両2の動き出す側を運手者に正確に把
握させることができる。
【0038】更に、表示画面5a上には、ステアリング
舵角に応じて常に車両後進方向を中心とした車両周辺景
色が映し出されるため、車両後進方向の状況を把握しや
すく表示できる。
【0039】更に、結像レンズ15aの回転だけで撮像
方向Aを方向転換させるため、撮像方向Aを方向転換さ
せるのに必要な回転スペースが小さくて済む利点があ
る。
【0040】なお、この実施の形態において、結像レン
ズ15aの向きを回転させる際は、結像レンズ15aで
の屈折により生じる画像の歪みを考慮し、その歪みが許
容できる範囲で結像レンズ15aの向きを回転させるこ
とが望ましい。
【0041】なお、第2及び第3の実施の形態では、特
に指定しなかったが、撮像装置15,15Cで撮像した
景色は、その景色内の車両後方左(右)側方向が表示画
面5a上で左(右)側に対応するように表示してもよ
く、また、その景色内の車両後方左(右)側方向が表示
画面5a上で右(左)側に対応するように表示しても構
わない。
【0042】なお、第1乃至第3の実施の形態では、撮
像装置3,15,15Cを車両後部2bに設置した場合
で説明したが、車両後部2bに限定するものではない。
撮像する方向(車両前方,側方又は後方)に応じて車両
外部又は車両内部等の適宜車両部位に設置すればよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両に
設置した撮像装置により、表示装置の表示画面に映り込
む範囲よりも広角な範囲の車両周辺景色が撮像され、処
理手段により、撮像装置で撮像した画像の中で、表示画
面に映し出す範囲を、車両のステアリング舵角に応じて
車両進行方向の景色部分が表示画面の中央に映るように
変移させつつ、その範囲の画像を表示装置に表示させる
ため、ステアリング舵角に応じて表示画面の中心を車両
後進方向に移行させることができ、この際の表示画像の
移行動作により、表示画像上における車両の動き出す側
を運手者に正確に把握させることができる。
【0044】更に、表示画面上には、ステアリング舵角
に応じて常に車両後進方向を中心とした車両周辺景色が
映し出されるため、車両後進方向の状況を把握しやすく
表示できる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、撮像装置
がその撮像方向を方向転換して車両の周辺景色を撮像で
きるように車両に設置され、制御手段により、撮像装置
の撮像方向がステアリング舵角に応じて車両進行方向に
移行されるため、表示装置の表示画面において、ステア
リング舵角に応じて車両進行方向の景色を前記表示画面
の中心に移行させて映すことができ、この際の表示画像
の移行動作により、表示画像上における車両の動き出す
側を運手者に正確に把握させることができる。
【0046】更に、表示画面上には、ステアリング舵角
に応じて常に車両後進方向を中心とした車両周辺景色が
映し出されるため、車両後進方向の状況を把握しやすく
表示できる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、撮像装置
の向きを変更することで、撮像装置の撮像方向を車両進
行方向に移行させるため、比較的容易に実現できる利点
がある。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、結像レン
ズの向きを変更することで、撮像装置の撮像方向を車両
進行方向に移行させるため、撮像方向を方向転換させる
ために必要な方向転換スペースが小さくて済む利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用周辺視
認装置の構成概略図である。
【図2】図1の車両用周辺視認装置を構成する処理部の
動作を説明する図である。
【図3】図1の車両用周辺視認装置の車両への設置例を
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る車両用周辺視
認装置の構成概略図である。
【図5】図4及び図6の車両用周辺視認装置の車両への
設置例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る車両用周辺視
認装置の構成概略図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 車両用周辺視認装置 3,15,15C 撮像装置 3a,15b 撮像素子 3b,15a 結像レンズ 5 表示装置 5a 表示画面 7 ステアリング舵角検出センサ 9 処理部 11 画像メモリ 17 駆動機構 19 制御部 W 撮像装置により撮像された画像の範囲 S 表示画面に映り込む範囲
フロントページの続き (72)発明者 冨田 隆之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5C022 AA04 AB45 AC42 5C054 AA01 AA05 CC02 CC05 FD00 HA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に設置された表示装置と、 前記車両に設置され、前記表示装置の表示画面に映り込
    む範囲よりも広角な範囲の前記車両周辺景色を撮像する
    撮像装置と、 前記撮像装置により撮像された画像内で、前記表示画面
    に映し出す範囲を、前記車両のステアリング舵角に応じ
    て車両進行方向の景色部分が前記表示画面の中央に映る
    ように変移させつつ、その範囲の画像を前記表示装置に
    表示する処理手段と、を備えることを特徴とする車両用
    周辺視認装置。
  2. 【請求項2】 車両に設置され、その撮像方向を方向転
    換して前記車両の周辺景色を撮像する撮像装置と、 前記撮像装置の撮像方向を車両進行方向に変更するため
    の駆動機構と、 前記車両のステアリング舵角に応じて前記駆動機構を制
    御して前記撮像装置の撮像方向を前記車両進行方向に変
    移させる制御手段と、 前記車両内に設置され、前記撮像装置により撮像された
    景色を表示する表示装置と、を備えることを特徴とする
    車両用周辺視認装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用周辺視認装置で
    あって、 前記撮像装置は、その向きが方向転換自在に前記車両に
    設置されており、 前記駆動機構は、前記撮像装置の向きを変更すること
    で、前記撮像装置の撮像方向を前記車両進行方向に変移
    させることを特徴とする車両用周辺視認装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の車両用周辺視認装置で
    あって、 前記撮像装置は、撮像素子と、該撮像素子の前側に配置
    された結像レンズとを備えており、 前記駆動機構は、前記結像レンズの向きを変更すること
    で、前記撮像装置の撮像方向を前記車両進行方向に変移
    させることを特徴とする車両用周辺視認装置。
JP2001149377A 2001-05-18 2001-05-18 車両用周辺視認装置 Pending JP2002337605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149377A JP2002337605A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 車両用周辺視認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149377A JP2002337605A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 車両用周辺視認装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002337605A true JP2002337605A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18994557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001149377A Pending JP2002337605A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 車両用周辺視認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002337605A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1480451A2 (en) * 2003-05-19 2004-11-24 Delphi Technologies, Inc. Multiple-view imaging system
WO2009104675A1 (ja) * 2008-02-20 2009-08-27 クラリオン株式会社 車両周辺画像表示システム
WO2011070640A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 クラリオン株式会社 車両周辺画像表示システム
CN103237685A (zh) * 2010-12-30 2013-08-07 明智汽车公司 盲区显示装置及方法
JP2014119279A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 画像処理システム
CN109606266A (zh) * 2018-12-26 2019-04-12 苏州智华汽车电子有限公司 一种流媒体影像视角随后视镜转动而变化的方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1480451A2 (en) * 2003-05-19 2004-11-24 Delphi Technologies, Inc. Multiple-view imaging system
EP1480451A3 (en) * 2003-05-19 2007-08-15 Delphi Technologies, Inc. Multiple-view imaging system
WO2009104675A1 (ja) * 2008-02-20 2009-08-27 クラリオン株式会社 車両周辺画像表示システム
US8624977B2 (en) 2008-02-20 2014-01-07 Clarion Co., Ltd. Vehicle peripheral image displaying system
JP5421788B2 (ja) * 2008-02-20 2014-02-19 クラリオン株式会社 車両周辺画像表示システム
WO2011070640A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 クラリオン株式会社 車両周辺画像表示システム
CN102714710A (zh) * 2009-12-07 2012-10-03 歌乐牌株式会社 车辆周边图像显示系统
CN103237685A (zh) * 2010-12-30 2013-08-07 明智汽车公司 盲区显示装置及方法
JP2014119279A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 画像処理システム
CN109606266A (zh) * 2018-12-26 2019-04-12 苏州智华汽车电子有限公司 一种流媒体影像视角随后视镜转动而变化的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6719540B2 (ja) 車両環境を撮影するためのビューシステム
JP4766841B2 (ja) 車両に搭載されるカメラ装置及び車両周辺監視装置
JP5003946B2 (ja) 駐車支援装置
JP4639753B2 (ja) 運転支援装置
JP4945177B2 (ja) 車両の運転支援装置
US20080055407A1 (en) Apparatus And Method For Displaying An Image Of Vehicle Surroundings
US8477191B2 (en) On-vehicle image pickup apparatus
US20150224927A1 (en) Device for monitoring an environment of a vehicle
JP2005110202A (ja) カメラ装置及び車両周辺監視装置
JP2011055480A (ja) 車両周辺画像生成装置
JP5036891B2 (ja) 車両に搭載されるカメラ装置及び車両周辺監視装置
JP2007022176A (ja) 車両周辺視認装置
JP2011095321A (ja) 車両用画像表示装置
JP4274785B2 (ja) 運転支援画像生成装置
JP2005186648A (ja) 車両用周囲視認装置および表示制御装置
JP2010006129A (ja) 車両後方情報表示装置および車両後方情報表示方法
JP2002369186A (ja) 車両後方画像表示装置、車両周囲画像表示方法
JP2008037320A (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法及び駐車支援プログラム
JP2004182121A (ja) 運転支援装置
JP2008162308A (ja) 車両用撮像装置及び車両用画像処理装置
JP2002337605A (ja) 車両用周辺視認装置
JP2006178652A (ja) 車両周辺認識システム及び画像処理装置
JP2005145151A (ja) 車両周辺確認補助装置および車両周辺映像表示方法
JP2004051063A (ja) 車両周辺視認装置
JP2001294086A (ja) 車両周辺視認装置