JP2002335253A - アドホック・ネットワークにおける装置発見遅延の低減方法、装置及びコンピュータ・プログラム製品 - Google Patents

アドホック・ネットワークにおける装置発見遅延の低減方法、装置及びコンピュータ・プログラム製品

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JP2002335253A
JP2002335253A JP2002039044A JP2002039044A JP2002335253A JP 2002335253 A JP2002335253 A JP 2002335253A JP 2002039044 A JP2002039044 A JP 2002039044A JP 2002039044 A JP2002039044 A JP 2002039044A JP 2002335253 A JP2002335253 A JP 2002335253A
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    • H04W40/24Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同時照会を有するシステムにおいて、
性能を維持しながら、従来技術よりも速い照会応答の交
換を可能にする装置発見プロシージャを提供すること。 【解決手段】 周波数ホッピング・ベースのアドホック
・ネットワークにおいて、装置発見遅延を低減する方法
が開示される。この方法によれば実行されている活動
が、他の装置からの照会メッセージを所定時間走査する
ために周期的に中断される。ランダム時間枠の満了後
に、受信された照会メッセージが、特定の周波数ホッピ
ング・ベースのアドホック・ネットワークに適用可能
な、正規プロシージャに従い処理される。所定時間の終
わりに、元の活動に戻される。本方法を実現する、周波
数ホッピング・ベースのアドホック・ネットワークで使
用される装置、及びこうした装置のためのコンピュータ
・プログラム製品についても開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス装置が
通信するためのBluetooth(商標)デファクト・スタン
ダードに従い実現されるような、周波数ホッピング・ベ
ースのアドホック・ネットワークに関する。特に本発明
は、装置発見のプロセス、並びにこうしたプロセスにお
ける遅延の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】最近ワイヤレス通信において、通信及び
コンピュータ装置(PC、ページャ、モバイル電話な
ど)が、柔軟な操作性及びモダリティを有するように、
固定のまたは加入ベースのセルラ・ネットワークから解
放されるアドホック・ネットワークへの傾向が見られ
る。
【0003】Bluetooth(商標)ウェブ・サイト(http:
\\bluetooth.com)上で掲載されるこうした例は、"th
ree-in-one"であり、これは家庭内でコードレス電話と
して機能し、屋外ではモバイル(セルラ)電話として機
能し、また双方向携帯用無線電話機(walkie talkie de
vice)としても機能する。これは形成される無線リンク
のアドホック特性を表す。
【0004】以下ではBluetooth(商標)を重点的に扱
うが、本発明は他の形態の周波数ホッピング・ベースの
アドホック・ネットワークにも一般に適用される。
【0005】(前記のウェブサイトから)Bluetooth
(商標)コア仕様書(ボリューム1、バージョン1.0
B)を参照することができる。
【0006】Bluetooth(商標)技術は、ピコネットと
呼ばれるネットワークの形成、及びこうしたネットワー
クの相互接続(スキャタネットと呼ばれる)を、中央イ
ンフラストラクチャの関与無しにアドホックに可能にす
る。これは照会及びページングのための分散アルゴリズ
ムを用いて可能になる。本明細書において、用語"装置
発見(device discovery)"は、照会プロシージャを用
いて、近隣装置のBluetooth(商標)アドレス及びクロ
ックを獲得するプロセスを指し示す。
【0007】Bluetooth(商標)物理層は、2.4GH
zのISM帯域に対するFCC規制に適合する周波数ホ
ッピングを使用し、各ホップが1MHzを占有する79
ホップ・システムを使用する。これらの制限は、装置発
見プロセスに関して意味を持つ。すなわち、1つは、装
置が照会メッセージを走査するためにウェイク・アップ
するとき、装置は固定の専用の周波数でウェイク・アッ
プすることができない。代わりに、ウェイク・アップ周
波数は照会ホッピング・シーケンスにおいて、32個の
周波数のいずれかである。使用される実際の周波数は、
走査装置のクロックに依存し、これは照会側にはわから
ない。更に、新たな装置を見い出す責任は、意図的に照
会側に課せられるので走査装置は連続走査を行わない。
従って、照会プロシージャにおいて、走査装置が聴取
(listen)する時刻及び周波数は不確かである。
【0008】Bluetooth(商標)バージョン1.0仕様
のベースバンド仕様は、照会及び照会走査を用いる装置
発見プロシージャ(以下、BTアルゴリズムと呼ぶ)を
規定する。そこでは照会側は、その周辺の装置のアドレ
ス及びクロックに関する情報を有さない。同時照会が存
在しない場合、プロシージャはうまく機能する。しかし
ながら、複数の同時照会が存在する場合には、性能を予
測することは困難である。
【0009】前記要因により、照会プロシージャは、照
会を実施する装置にとって、時間及びエネルギを消費す
ることになる。エラーフリーのすなわちエラーのない環
境でも、照会装置が全ての応答を収集するために10.
24秒を要する。これらの遅延は、個々の接続及びアド
ホック・ネットワークをセット・アップする上でボトル
ネックとなる。Bluetooth(商標)において想定される
多くのアプリケーションの状況が、重複する領域で動作
する非常に多数の端末を要求する。こうした状況の下で
は、平均遅延さえも増加し、これらのアプリケーション
のための技術の利用を妨げる。従って、これらの遅延を
低減することにより、こうしたアプリケーションを使用
可能にする、装置発見アルゴリズムの変更が必要とされ
る。
【0010】照会の間の幾つかの装置の対話により、遅
延分散または平均遅延であっても、見い出すことは容易
ではない。これらの遅延は、照会プロシージャに参加す
る装置の数、照会装置の数、照会のために予約される帯
域幅、及び照会から要求される応答の数などに依存す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の同時照会を有するシステムにおいて、性能を維持しな
がら、従来技術よりも速い照会応答の交換を可能にする
装置発見プロシージャを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネット
ワークにおいて、装置発見遅延を低減する方法が提供さ
れる。この方法は、装置により実行される活動を周期的
に中断し、他の装置からの照会メッセージを所定時間走
査するステップと、別の装置からの照会メッセージの受
信に際して、前記活動をランダム時間枠継続するように
復帰し、前記ランダム時間枠の満了時に、前記照会メッ
セージを特定の周波数ホッピング・ベースのアドホック
・ネットワークに適用可能な正規プロシージャに従い処
理するステップと、前記所定時間の満了時に、前記活動
を継続するように復帰するステップとを含む。
【0013】本発明の別の態様によれば、周波数ホッピ
ング・ベースのアドホック・ネットワークにおいて使用
される装置が提供される。この装置は、該装置により実
行される活動を周期的に中断し、他の装置からの照会メ
ッセージを所定時間走査する手段と、別の装置からの照
会メッセージの受信に際して、前記活動をランダム時間
枠継続するように復帰し、前記ランダム時間枠の満了時
に、前記照会メッセージを特定の周波数ホッピング・ベ
ースのアドホック・ネットワークに適用可能な正規プロ
シージャに従い処理する手段と、前記所定時間の満了時
に、前記活動を継続するように復帰する手段とを含む。
【0014】更に本発明の別の態様によれば、周波数ホ
ッピング・ベースのアドホック・ネットワークの装置の
ためのコンピュータ・プログラムを記録する、コンピュ
ータ可読媒体を組み込むコンピュータ・プログラム製品
が提供される。このコンピュータ・プログラム製品は、
前記装置により実行される走査活動を周期的に中断し、
他の装置からの照会メッセージを所定時間走査するコン
ピュータ・プログラム・コード手段と、別の装置からの
照会メッセージの受信に際して、前記活動をランダム時
間枠継続するように復帰し、前記ランダム時間枠の満了
時に、前記照会メッセージを特定の周波数ホッピング・
ベースのアドホック・ネットワークに適用可能な正規プ
ロシージャに従い処理するコンピュータ・プログラム・
コード手段と、前記所定時間の満了時に、前記活動を継
続するように復帰するコンピュータ・プログラム・コー
ド手段とを含む。
【0015】本発明の実施例によれば、周波数ホッピン
グ・ベースのアドホック・ネットワークが、Bluetooth
(商標)デファクト・スタンダードに従い実現され、中
断される活動が装置発見の1つである。他の装置からの
照会メッセージを走査するために、周期的な中断が好適
には毎2.56秒に少なくとも1度発生し、受信照会メ
ッセージを処理する前に、中断された活動を継続するた
めのランダム時間枠が、好適には1.28秒以下であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】定義: 照会プロシージャ:他の装置を発見するために、ある装
置により実行されるプロシージャ。
【0017】照会走査プロシージャ:自身が発見される
ように、装置により実行されるプロシージャ。
【0018】装置発見プロシージャ:分散形式で実行さ
れる、前記2つのプロシージャの組み合わせ。
【0019】GIAC:汎用照会アクセス・コード(G
IAC:General Inquiry Access Code)は、全ての装
置に共通な照会アクセス・コードである。照会に応答し
たい全ての装置は、GIACを含むIDパケットに応答
する。
【0020】DIAC:専用照会アクセス・コード(D
IAC:Dedicated Inquiry AccessCode)は、共通の特
性を共有するBluetooth(商標)ユニットの専用グルー
プに共通である。
【0021】照会ホッピング・シーケンス:79MHz
に渡り、期間長32で分散される32個の特定のウェイ
クアップ周波数。GIACはこのシーケンスを導出する
ために使用される。
【0022】照会応答ホッピング・シーケンス:現照会
ホッピング・シーケンスと1対1に対応する、32個の
応答周波数。GIACはこのシーケンスを導出するため
に使用される。
【0023】照会遅延:装置が照会プロシージャを開始
してから、次の2つの事象の早い方、すなわちMax_resp
onses(最大受信応答数)または照会タイムアウトまで
の経過時間。
【0024】装置発見遅延:装置が任意の他の装置を発
見するための、アドホック環境における平均遅延。アド
ホック環境内の装置は、既にネットワークの一部である
かもしれないし、そうでないかもしれない。'n'個の装
置が存在する環境における装置発見遅延は、次式で与え
られる。
【数1】
【0025】ここで、dabは、装置'a'が装置'b'を発
見するための平均遅延である。
【0026】非常に多数の同一の装置を有する環境で
は、装置発見遅延及び照会遅延の両方が、1単位時間当
たりに受信される応答数に関連付けられる。ここで'n'
個の装置のこうした環境において、時間T内にN個の応
答が存在し、各装置が照会を行うのに費やす時間を'f'
とする。この時、常に平均nf個の照会装置が存在す
る。照会タイムアウトが発生しない場合、平均照会遅延
は(Max_responses)x(Tnf/N)であり、平均装
置発見遅延は(Tnf/N)x(n/2)である。従っ
て、1単位時間当たりの応答数(N/T)の増加は、平
均遅延の低減を保証するのに十分と言える。
【0027】ピコネット:マスタと最大7個のアクティ
ブ・スレーブとの間の、1ポイント対複数ポイント接
続。これはBluetooth(商標)における基本ネットワー
ク単位である。ピコネット内の全ての装置は、マスタ装
置のクロックから導出されるチャネル・ホッピング・シ
ーケンスと呼ばれる、同一のホッピング・シーケンスを
使用する。
【0028】スキャタネット:ブリッジ装置により、2
つ以上のピコネットを接続することにより形成されるピ
コネットのネットワーク。各ピコネットは異なるホッピ
ング・シーケンスを使用する。
【0029】照会プロシージャで使用されるパラメー
タ: Twinqscan=照会走査ウィンドウ=18スロット(1ス
ロット=625マイクロ秒) Tinqscan=連続照会走査ウィンドウの開始間の時間=
2.56秒 inquiryTO=最大照会期間 inqrespTO=ユニットが照会応答モードである最大時
【0030】Bluetooth(商標)(BT)照会プロシー
ジャ:Bluetooth(商標)において、装置発見のために
使用される照会プロシージャについて、図1に関連して
簡単に述べることにする。
【0031】上部のタイムラインは照会装置を示す。3
2個の照会ホップ周波数は、各々が16個の周波数を有
する2つのトレインに分割される。トレイン内の周波数
は、照会者のクロックにより決定される。第1のトレイ
ン内の16個の周波数は、第2のトレインが開始する前
に256回繰り返される。毎偶数スロットでは、2個の
周波数が送信され、毎奇数スロットでは、これらの周波
数で走査する装置からの応答が待機される。
【0032】図1の上部のタイムラインからわかるよう
に、トレインBはトレインAと完全に相補的ではない。
なぜなら、2つの周波数のオーバラップが存在するから
である。すなわち、Aトレイン内の周波数が0乃至15
と列挙される場合、Bトレイン内の周波数は、18乃至
31、0乃至1と列挙される。従って、周波数0及び1
がオーバラップする。オーバラップの理由は、後述のよ
うに2つの連続照会走査の間で、走査周波数が2つ変化
するからである。
【0033】第2のタイムラインは、走査装置を示す。
時間的な不確実性δ及び周波数Xが存在し、これらは照
会者にはわからない。走査装置は2.56秒毎に、18
スロットのウィンドウを走査する。走査の間の照会ホッ
ピング・シーケンスの位相がCLKN16-12により、す
なわち走査装置の固有クロックのビット12乃至16に
より決定される。これは1.28秒毎に変化し、走査は
2.56秒毎に発生するので、走査装置は、図1におい
てX、X+2、X+4及びX+6により示されるよう
に、ホッピング・シーケンスにおいて、別の周波数で走
査を行う。
【0034】エラーが存在しない場合、走査装置は第2
の照会走査ウィンドウが終了する時刻までに照会パケッ
トを受信する。しかしながら、走査装置は応答をすぐ次
のスロットで送信せずに、前の状態(スタンバイまたは
接続)に戻り、最大1023スロットのランダム期間待
機し、照会走査に戻り、同一の周波数で聴取(listen)
する。照会パケットが再度受信されると、走査装置はそ
のアドレス及びクロック情報を含むFHSパケット、従
って、装置をページングするために必要な周波数ホッピ
ング・シーケンス(FHS:Frequency Hopping Sequen
ce)を獲得する手段を送信する。このプロシージャで
は、たとえ環境がエラーフリーで、FHSパケットの衝
突が無視されても、発見遅延は依然10.24秒程度で
ある。しかしながら、2つ以上の照会装置が存在する場
合、遅延は更に大きくなり予測することが困難である。
【0035】任意の2つの装置の最大装置発見遅延は、
1照会者が存在するエラーフリー環境では、10.24
秒程度である。複数の照会者が存在する環境では、問題
は次のように悪化する。 1)'照会'状態の装置が、照会遅延期間の間、他の装置
による発見のために使用不能になる。その結果、全ての
照会装置にとって平均照会遅延が増加する。 2)2つの装置がお互いを発見する機会を有する場合、
両方の装置間の接続セットアップ遅延が低減される。装
置の一方が照会に移行すると、他方の装置によるこの装
置の発見は、長い時間不可能になる。 3)照会を同時に行う装置は、それらの'照会'状態がオ
ーバラップする限り、お互いを発見することができな
い。このことは装置発見遅延を増加させる。
【0036】前記指摘から、BTアルゴリズムは2つ以
上の照会者が存在する場合、あまりうまく機能しないこ
とが明らかである。しかしながら、改善には次の要因が
考慮されるべきである。すなわち、 1)2.4GHzのISM帯域での周波数ホッピングに
適用されるFCC規制。 2)アイドル・モード(スタンバイ)での装置のオン・
デューティ・サイクルが増加されるべきでない。このこ
とは、照会走査ウィンドウが18スロットを超えて増加
すべきでないことを意味する。従って、仕様により規定
されるように、照会ホッピング・シーケンスが2つのト
レインに分割されるべきである。 3)周波数ホッピング・カーネル、並びに周波数ホッピ
ング・カーネル内で異なる状態に対して使用される制御
ワードが、好適には不変であるべきである。平均遅延を
低減するために、最大遅延が特定のケースにおいて無制
限になるべきでない。例えば、1照会者が存在するエラ
ーフリー環境での最大装置発見遅延は、10.24秒を
上回るべきでない。
【0037】前記制約1)及び2)を考慮すると、最悪
の場合の遅延は、照会プロシージャそのものを大幅に変
更することなしには、容易には改善することができな
い。装置発見アルゴリズムの変更により、平均遅延を改
善する手段が提案され、これは状態の切り替えにより性
能改善を達成する。装置発見アルゴリズムは、リンク・
マネージャで実行される。
【0038】遅延の低減のためのアルゴリズム:アルゴ
リズムの基本原理は次のようである。すなわち、 1)装置発見に参加している全ての装置は、装置が照会
走査の間にどの状態にあるかに拘わらず、毎2.56秒
に少なくとも1度、照会走査を実行すべきである。 2)1)の結果、照会状態の装置は照会を中断しなけれ
ばならないかもしれない。なぜなら、照会状態は一般に
2.56秒以上継続するからである。
【0039】前記2)の背景にある動機付けは、前記列
挙した問題に対処することである。元来のBTアルゴリ
ズムでは、照会装置が長い時間発見のために使用不能と
なる。僅かの時間だけ照会走査を実行することにより、
装置は発見される機会を与えられる。毎2.56秒に1
8スロットの間、照会を周期的に中断する単純な方式で
も十分のように思われるが、前記の要因にもとづく幾つ
かの問題点が存在する。特に、同期の場合には、際限の
ない遅延が引き起こされるかもしれない。後述のよう
に、1.28秒の周期内にランダムな照会走査を実行す
る装置は、5.12秒以内に1照会者から照会メッセー
ジを受信することが保証される。
【0040】改善されたアルゴリズムのインプリメンテ
ーションは、照会装置の変更を要求するだけである。す
なわち、照会装置の発見遅延を低減するために、照会装
置が通信する任意の他の装置に関連する変更は不要であ
る。
【0041】このアルゴリズムについて考えると、装置
発見に参加し、'照会'以外の状態にある全ての装置は、
毎Tinqscan時間ごとにTwinqscan時間枠、周期的に照
会走査に移行する。
【0042】アルゴリズムの説明において、装置の固有
クロックの現在値(スロット数により表現される)がNO
Wにより示され、unif(a、b)は、インターバル
[a、b]内に均一に分散された整数を表す。変数'Sta
te'は、装置の現状態を表す。inquiryTOはスロットで規
定される。SlotTimeはスロットの期間である。
【0043】照会を開始するコマンドは、Max_Response
sパラメータと共に、ホスト・コントローラ・インタフ
ェース(HCI)から到来する。提案されるアルゴリズ
ムは、コマンドの受信時に開始する。すなわち、 1)HCI_inquiryコマンドの受信。 prev_state=State 照会タイムアウト・タイマ(Tinq)を(NOW+inquiryT
O)にセット。タイマT1を(NOW+1.28/SlotTim
e)にセット。 2)State=照会走査に割当て。 ケース1:装置が18スロット内に照会メッセージを受
信。 3a)(まだスタートされていない場合、)照会応答タ
イマをタイムアウト=inqrespTOにてスタートし、最大
1023スロットまでランダム・バックオフを実行。バ
ックオフの間、照会状態に移行。バックオフの後、Blue
tooth(商標)ベースバンド仕様に記載の照会応答プロ
シージャに則する。照会応答タイマがタイムアウト後、
State=照会にセット。 ケース2:装置が18スロット内に照会メッセージを受
信しない。 3b)State=照会に割り当て。
【0044】T1のタイマ・ハンドラ(タイマT1がオ
フするときに呼び出される)。 i)タイマT1を再度(NOW+1.28/SlotTime)にオ
フするようにセット。 ii)照会応答プロシージャが現在実行されていない場
合、タイマT2を(NOW+unif(0、((1.28/Slo
tTime)−18))にオフするようにセットし、アルゴ
リズムのステップ3bに移行。 タイマT2がオフするとき、装置は照会状態から抜け出
す。照会応答プロシージャが現在実行されている場合、
タイマT2はスケジュールされないが、タイマT1は
1.28秒後にオフするように、自己スケジュールす
る。
【0045】T2のタイマ・ハンドラ(タイマT2がオ
フするとき呼び出される)。 i)ステップ2に移行 タイマT2はタイマT1によりスケジュールされる。タ
イマT1は1.28秒毎に自己スケジュールするので、
タイマT2のハンドラの呼び出しが保証される。
【0046】Tinqのタイマ・ハンドラ(Tinqがオフす
るとき呼び出される)。 i)State=prev_state ii)アルゴリズムの終了。
【0047】前記ケース2のアルゴリズムが、図2に示
される。スロットタイムは625マイクロ秒に設定され
る。HCI_inquiryコマンドの受信時に、装置は即時に照
会状態には移行せず、18スロットの間、照会走査状態
に移行する。また、Δ=1.28秒後にタイマT1をオ
フするようにセットする。この期間中に装置に対する照
会メッセージが受信されない場合、装置は照会状態に移
行し、タイマT1がオフするまでその状態に留まる。装
置は次に、0と(2047−18)との間に均一に分散
されるランダム整数'rand'を選択し、タイマT2を'ran
d'スロット後にオフするようにセットする。ここで、2
047スロットは1.28秒に対応し、18スロットは
11.25ミリ秒の照会走査ウィンドウに対応する。T
2がオフするとき、状態は再度18スロットの間、照会
走査にセットされる。タイマT1は1.28秒毎にオフ
する。
【0048】図3乃至図9は、本発明のアルゴリズムの
実施例を使用するアドホック・システムを、仕様記述言
語(SDL:Specification and Description Languag
e)にもとづきグラフィック表現で示すものである。図
3乃至図9は完全な仕様を表すものではなく、単にアル
ゴリズムを説明することを目的とする。特に、ワイヤレ
ス伝送媒体を表す中間(Medium)ブロック302のモデ
ル化、及び照会メッセージ信号(INQ)の生成は、示
されていない。
【0049】図3は、システム・レベル・エージェン
ト、アドホック・システムを示す。
【0050】図4は、システム・レベル・エージェン
ト、アドホック・システムの信号及び信号リストの定義
を示す。
【0051】図5は、Bluetooth(商標)装置をモデル
化するBT装置(BT_device)301、及びワイヤレス
伝送媒体をモデル化する中間ブロック302を含むシス
テム・ブロックを示す。
【0052】図6は、BT_devプロセス305を含むBT
装置ブロック301の構造を示す。
【0053】図7乃至図9は、本発明のアルゴリズムの
実施例であるBT_devプロセス305を示す。陰影付き背
景のステートメントは、標準BTアルゴリズムに対する
変更を示す。BT_devプロセス305はメイン・ルーチン
と、多数のタイマ・ハンドラ・ルーチンとを含む。
【0054】メイン・ルーチン:図7乃至図9を参照す
ると、システムは、ステップ312でHCI_inquiryコマ
ンドがホスト・コントローラ・インタフェースから受信
されるまで、スタンバイ接続モードに留まる(ステップ
310)。
【0055】ステップ314では、装置の現状態が記憶
され、照会応答タイマ(inq_RespTO_timer)がリセット
され、照会タイムアウト・タイマ(inqTO_timer)が最
大照会期間(inquiryTO)に従い初期化され、タイマT
1が、提案されるランダム照会走査インターバルに相当
する1.28秒に初期化される。照会走査開始時刻が記
憶され、照会走査タイマ(t3_timer)が、照会走査期間
を表す18スロットにセットされる。照会タイムアウト
・タイマ(inqTO_timer)は照会プロシージャにおいて
使用され、照会応答タイマ(inq_RespTO_timer)は照会
応答プロシージャにおいて使用される。提案されるアル
ゴリズムは、照会装置がこれら2つのプロシージャ間を
トグルすることを要求するので、2つのタイマは同時に
走行できる。
【0056】次にステップ316で、装置は照会走査モ
ードにセットされる。
【0057】ステップ318及び真下の3角状括弧内の
条件は、遷移のための制約トリガをSDLで表す。従っ
て、装置が照会走査を実行しており(ステップ31
6)、照会メッセージが18スロット内に受信される場
合、処理はステップ320に進む。
【0058】ステップ319で、照会走査タイマ(t3_t
imer)がリセットされる。
【0059】バックオフ・フラグの状態がステップ32
0で判断される。バックオフ・フラグが偽の場合、0乃
至1023の範囲のランダム変数がステップ322で生
成される。
【0060】ステップ324では、バックオフ・タイマ
(backoff_timer)が、ステップ322で生成されたラ
ンダム変数に従いバックオフ期間を計時するように初期
化され、バックオフ・フラグが真にセットされる。更
に、照会応答タイマ(inq_RespTO_timer)がまだセット
されていない場合には、このタイマが、照会応答を受信
するための最大期間(inqRespTimeout)を計時するよう
に初期化される。
【0061】次にステップ326で、装置は照会モード
にセットされる。
【0062】ステップ320で、バックオフ・フラグが
真の場合、装置はステップ328で、そのアドレス及び
クロック情報を含むFHSパケットを送信する。
【0063】次にステップ330で、0乃至1023の
範囲のランダム変数が生成される。
【0064】次にステップ332で、ステップ330で
生成されたランダム値に従い、バックオフ・タイマ(ba
ckoff_timer)が初期化され、バックオフ・フラグが偽
にクリアされる。
【0065】装置はステップ334で照会モードにセッ
トされる。
【0066】タイマ・ハンドラ・ルーチンT1、ステッ
プ340乃至349は、1.28秒毎に満了するタイマ
T1のハンドラ・ルーチンを表す。タイマ・ハンドラは
タイマT1の満了時に、ステップ340で呼び出され
る。
【0067】ステップ342で、タイマT1が1.28
秒に再初期化される。この値は、提案されるランダム照
会走査のインターバルに相当する。
【0068】判定ステップ344で、バックオフ・フラ
グが偽の場合、0乃至(2047−18)の間のランダ
ム値が生成される。この値はステップ348でタイマT
2を初期化するために使用される。ここで2047スロ
ットは、照会走査ウィンドウの11.25ミリ秒に対応
する。
【0069】ステップ349で、装置は照会モードにセ
ットされる。
【0070】判定ステップ344で、バックオフ・フラ
グが真の場合には、ステップ346乃至ステップ349
を実行することなく、T1タイマ・ハンドラ・ルーチン
がステップ345で直接終了される。
【0071】T2タイマ・ハンドラ・ルーチン:ステッ
プ350乃至354は、タイマT2のタイマ・ハンドラ
・ルーチンを表す。このルーチンはタイマT2が満了す
るとき、ステップ350で呼び出される。
【0072】次にステップ352で、照会走査開始時刻
が記憶され、照会走査タイマ(t3_timer)が、照会走査
期間を表す18スロットにセットされる。
【0073】ステップ354で、装置が照会走査モード
にセットされ、これは18タイム・スロットの間、継続
する。
【0074】バックオフ・タイマ・ハンドラ・ルーチ
ン:ステップ360乃至364は、バックオフ・タイマ
のタイマ・ハンドラ・ルーチンを表す。ルーチンは、バ
ックオフ・タイマが満了するとき、ステップ360で呼
び出される。
【0075】次にステップ362で、照会走査開始時刻
が記憶され、照会走査タイマ(t3_timer)が、照会走査
期間を表す18スロットにセットされる。
【0076】ステップ364で、装置が照会走査モード
にセットされる。
【0077】照会タイマ・ハンドラ・ルーチン:ステッ
プ370乃至374は、照会T0タイマのタイマ・ハン
ドラ・ルーチンを表す。このタイマ・ハンドラ・ルーチ
ンは、照会タイマT0が満了するとき、ステップ370
で呼び出される。
【0078】次にステップ372で、バックオフ・タイ
マ、照会応答T0タイマ、及びT1及びT2タイマがリ
セットされる。また、バックオフ・フラグも偽にクリア
される。
【0079】ステップ374で、処理が前の状態(ステ
ップ314で記憶された状態)に戻る。
【0080】照会応答タイマ・ハンドラ・ルーチン:ス
テップ380乃至384は、照会応答タイマT0のタイ
マ・ハンドラ・ルーチンを表す。このタイマ・ハンドラ
・ルーチンは、照会応答タイマが満了するとき、ステッ
プ380で呼び出される。
【0081】次にステップ382で、バックオフ・フラ
グが偽にクリアされる。
【0082】装置がステップ384で照会モードにセッ
トされる。
【0083】照会走査タイマ・ハンドラ・ルーチン:ス
テップ386乃至388は、照会走査タイマ(t3_time
r)のタイマ・ハンドラ・ルーチンを表す。このタイマ
・ハンドラ・ルーチンは、照会走査タイマが満了すると
き、ステップ386で呼び出される。
【0084】装置が照会走査を実行しているときに、タ
イマが満了すると、装置はステップ388で照会モード
にセットされる。
【0085】比較例:次に、本発明のアルゴリズムと、
従来のBluetooth(商標)アルゴリズムとの比較を示
す。この例では、以下のものが存在する。すなわち、 装置の数:2乃至14 最大応答(Max_responses):1乃至12 照会タイムアウト:10.24秒 照会応答タイムアウト:1秒 照会のために確保される帯域幅:10%(装置が照会状
態において費やす総時間の割合) シミュレーション時間:10乃至50秒
【0086】仮定: 1)パケットのエラーフリー受信。 2)無視できる伝播遅延。 3)装置発見に参加する装置が毎2.56秒に少なくと
も1度、照会走査を行う。しかしながら、BTアルゴリ
ズムでは、照会状態が照会走査のために中断されない。 4)考慮される全ての装置が、お互いの有効範囲内にあ
る。 5)全ての装置が照会を行うために、10%の帯域幅を
確保する。
【0087】性能メトリック: 1)装置の数が変化する状況での1単位時間当たりの有
効応答数。装置は照会メッセージに何度も応答できるの
で、最初の(有効)応答だけがカウントされる。 2)照会遅延が、照会プロシージャが継続する平均時間
である。照会タイムアウトが10.24秒に指定される
ので、これがこの遅延の上限となる。 3)Max_responsesの数の応答が10.24秒以内に受
信されないと、照会タイムアウトが発生する。
【0088】図10、図11及び図12は、テスト時間
がそれぞれ50秒、30秒、及び10秒の場合の、'有
効応答数'対'装置数'の関係(50テスト・サイクルに
渡る平均)を示す。
【0089】図13は、タイムアウト回数及び照会遅延
の両者を、最大応答の関数として示す(34回の観測の
平均)。但し、テスト時間は50秒である。
【0090】結果は、提案されるアルゴリズムが同一の
状況での有効応答の比率を、最大60%増加することを
示している。所与のMax_responsesの数において、照会
遅延及びタイムアウト回数が50%低減されることがわ
かる。従って、提案されるアルゴリズムは複雑さを増す
ことなく、装置発見遅延を改善する。全てのタイプのホ
ッピング・シーケンスにおいて、周波数ホッピング・カ
ーネルへの入力は不変である。このアルゴリズムはBlue
tooth(商標)ベースのシステムの事前接続オーバヘッ
ドを低減し、より広い帯域幅を通信のために使用可能に
する。
【0091】ランダム照会走査による装置発見のための
必要条件:次のセクションでは、照会メッセージが5.
12秒以内に受信されなければならない場合、照会走査
のランダム化アルゴリズムが、最大でも1.28秒の周
期Pを有するべきことを示す。
【0092】図14の時間対周波数の関係は、照会者が
時刻=5.12秒まで送信する間の周波数を示す。走査
周波数は1.28秒毎に変化し(CLKN16-12が1.
28秒毎に変化する)、交互の遷移が照会装置のトレイ
ン切り替えと同期するものと仮定する。図示のように、
走査の周期Pは1.28秒よりも大きい。時間は16ス
ロットのインターバルで離散化される。図示のインパル
スは、周期P内の走査ウィンドウの位置を示す。図か
ら、P>1.28秒であるこの特定のケースでは、装置
が5.12秒以上の間、お互いを発見しないことが明ら
かである。
【0093】従って、前述のランダム化アルゴリズムに
おいて、5.12秒以内に装置を突き止めるための必要
条件は、P≦1.28秒である。しかしながら、前述の
例では、CLKN12刻時が照会者のトレイン切り替えと
同期すると仮定した。以下では、この仮定が緩和され、
任意の開始走査周波数において、5.12秒以内の発見
を保証するのに、P=1.28秒で十分であることが証
明される。
【0094】図9は最も一般的なケースを示す。一般性
を失うことなく、照会を行う装置は時刻t=0で開始
し、最初のAトレイン内の周波数は、0乃至15と番号
付けされる。別の装置は時刻ΔISに周期Pで、ランダム
照会走査を開始する。t=0の後のこの装置の最初のC
LKN12刻時が、Δ12で発生する。
【0095】δ=ΔIS−Δ12と表すと、全ての開始周波
数f0及び全てのδにおいて、走査装置はΔIS+5.1
2秒以内に発見される。
【0096】最初の4つの照会走査i=0、1、2、3
が開始する瞬間は、次式で与えられる。
【数2】Si=ΔIS+iΔ+ti (A1)
【0097】ここで、Δは1.28秒で、tiはP=Δ
ウィンドウ内のランダム時刻、すなわちtiのインター
バルは[0、1.28]秒である。任意の時刻tにおけ
る走査周波数fIS(t)は、次式で与えられる。
【数3】
【0098】従って、走査が実際に発生する時刻S
i(i=0、1、2、3)における走査周波数Fi ISは、
次式で与えられる。
【数4】
【0099】照会トレインの開始周波数は、2.56秒
毎に変化し、次式で与えられる。
【数5】 Finq(t)=2k+16(k mod 2) (A4)
【0100】ここで、kは次のように示される。
【数6】
【0101】前記式でのt=Siの置換は、照会走査が
開始する瞬間における開始照会者周波数Fi inq(i=
0、1、2、3)を生成する。すなわち、
【数7】 F0 inq=0、ΔIS+t0<2Δ、F0 inq=18、ΔIS+t0>2Δ(A5.1) F1 inq=0、ΔIS+t1<Δ、F1 inq=18、ΔIS+t1>Δ (A5.2) F2 inq=18、ΔIS+t2<2Δ、F2 inq=4、ΔIS+t2>Δ (A5.3) F3 inq=18、ΔIS+t3<Δ、F3 inq=4、ΔIS+t3>Δ (A5.4)
【0102】トレインは周波数Fi inq乃至(Fi inq+1
5)mod32を含む。Fi ISがこの範囲内にあれば、走査
装置は瞬間Siに開始する走査の間に発見される。ここ
で前記式(A3)及び(A5)を用いることにより、f
0の全ての可能な値に対してFi ISがi=0、1、2、3
の少なくとも1つの値において、前記範囲内にあること
を示すことにする。
【0103】定義により、Pr(i番目の走査での発
見)=piである。
【0104】ケース1:1≦f0≦14 式(A3)から、i=0において、Fi IS=f0またはf
0+1である。従って、この場合、0≦F0 IS≦15とな
る。もしΔIS<Δならば、ΔIS+t0<2Δなので、式
(A5.1)から、F0 inq=0及び(F0 inq+15)=
15である。F 0 ISはこの範囲内に入るので、p0=1で
ある。
【0105】式(A3)から、i=3において、Fi IS
=f0+3またはf0+4である。従って、この場合、4
≦F3 IS≦18となる。もしΔIS>Δならば、ΔIS+t3
>Δなので、式(A5.4)から、F3 inq=4及び(F
3 inq+15)=19である。F3 ISはこの範囲内に入る
ので、p3=1である。
【0106】ケース2:17≦f0≦30 式(A3)から、i=2において、Fi IS=f0+2また
はf0+3である。この場合、範囲F2 ISは19乃至3
1、0乃至1である。もしΔIS<Δならば、ΔI S+t2
<2Δなので、式(A5.3)から、F2 inq=18及び
(F2 inq+15)mod32=1である。F2 ISはこの範囲内
に入るので、p2=1である。
【0107】式(A3)から、i=1において、Fi IS
=f0+1またはf0+2である。この場合、範囲F1 IS
は18乃至31、及び0である。もしΔIS>Δならば、
ΔIS+t1>Δなので、式(A5.4)から、F1 inq
18及び(F1 inq+15)mod32=1である。F1 ISはこ
の範囲内に入るので、p3=1である。
【0108】ケース3:f0=0、31、16、15 f0=0では、f0及びf0+1が、最初のAトレインと
最初のBトレインとの間のオーバラップ周波数であり、
従って、p0=1である。
【0109】f0=31では、(f0+1)mod32及び
(f0+2)mod32が、最初のAトレインと最初のBト
レインとの間のオーバラップ周波数であり、従って、p
1=1である。
【0110】f0=16では、f0+2及びf0+3が、
最初のBトレインと第2のAトレインとの間のオーバラ
ップ周波数であり、従って、p2=1である。
【0111】実施:図16は、典型的なBluetooth(商
標)装置1030のブロック図であり、下位ソフトウェ
ア層を示す。ホスト・コントロール・インタフェース
(HCI)ファームウェア1040が、Bluetooth(商
標)ホスト1010から、物理バス・ハードウェア及び
ファームウェア1020を介して、Bluetooth(商標)
ベースバンド機能をアクセスする手段を提供する。本発
明のアルゴリズムは、リンク・マネージャ・ファームウ
ェア1050内で実現される。ホスト・コントローラ・
インタフェース・ファームウェア1040は、本発明の
実現のために変更を必要としない。
【0112】以上、本発明の幾つかの構成及び実施例に
ついて述べてきたが、当業者であれば、本発明の趣旨及
び範囲から逸れることなく、様々な変更及び変形が可能
であることが理解できよう。
【0113】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0114】(1)周波数ホッピング・ベースのアドホ
ック・ネットワークにおいて、装置発見遅延を低減する
方法であって、装置により実行される活動を周期的に中
断し、他の装置からの照会メッセージを所定時間走査す
るステップと、別の装置からの前記照会メッセージの受
信に際して、前記活動をランダム時間枠継続するように
復帰し、前記ランダム時間枠の満了時に、前記照会メッ
セージを、特定の周波数ホッピング・ベースのアドホッ
ク・ネットワークに適用可能な正規プロシージャに従い
処理するステップと、前記所定時間の満了時に、前記活
動を継続するように復帰するステップとを含む、方法。 (2)走査のための前記所定時間が、前記装置による他
の装置からの所定数の照会メッセージの受信により低減
される、前記(1)記載の方法。 (3)中断される前記活動が装置発見の1つである、前
記(1)記載の方法。 (4)前記周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネ
ットワークが、Bluetooth(商標)デファクト・スタン
ダードに従い実現される、前記(1)記載の方法。 (5)中断される前記活動が装置発見の1つである、前
記(4)記載の方法。 (6)前記活動の前記周期的な中断が、毎2.56秒に
少なくとも1度発生する、前記(4)記載の方法。 (7)別の装置から受信される前記照会メッセージを処
理する前に、中断された前記活動を継続する前記ランダ
ム時間枠が、1.28秒以下に制限される、前記(6)
記載の方法。 (8)周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネット
ワークにおいて使用される装置であって、前記装置によ
り実行される活動を周期的に中断し、他の装置からの照
会メッセージを所定時間走査する手段と、別の装置から
の前記照会メッセージの受信に際して、前記活動をラン
ダム時間枠継続するように復帰し、前記ランダム時間枠
の満了時に、前記照会メッセージを特定の周波数ホッピ
ング・ベースのアドホック・ネットワークに適用可能な
正規プロシージャに従い処理する手段と、前記所定時間
の満了時に、前記活動を継続するように復帰する手段と
を含む、装置。 (9)走査のための前記所定時間が、前記装置による他
の装置からの所定数の照会メッセージの受信により低減
される、前記(8)記載の装置。 (10)中断される前記活動が装置発見の1つである、
前記(8)記載の装置。 (11)前記周波数ホッピング・ベースのアドホック・
ネットワークが、Bluetooth(商標)デファクト・スタ
ンダードに従い実現される、前記(8)記載の装置。 (12)中断される前記活動が装置発見の1つである、
前記(11)記載の装置。 (13)前記活動の前記周期的な中断が、毎2.56秒
に少なくとも1度発生する、前記(11)記載の装置。 (14)別の装置から受信される前記照会メッセージを
処理する前に、中断された前記活動を継続する前記ラン
ダム時間枠が、1.28秒以下に制限される、前記(1
3)記載の装置。 (15)周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネッ
トワークの装置のためのコンピュータ・プログラムを記
録する、コンピュータ可読媒体を組み込むコンピュータ
・プログラム製品であって、前記装置により実行される
走査活動を周期的に中断し、他の装置からの照会メッセ
ージを所定時間走査するコンピュータ・プログラム・コ
ード手段と、別の装置からの前記照会メッセージの受信
に際して、前記活動をランダム時間枠継続するように復
帰し、前記ランダム時間枠の満了時に、前記照会メッセ
ージを、特定の周波数ホッピング・ベースのアドホック
・ネットワークに適用可能な正規プロシージャに従い処
理するコンピュータ・プログラム・コード手段と、前記
所定時間の満了時に、前記活動を継続するように復帰す
るコンピュータ・プログラム・コード手段とを含む、コ
ンピュータ・プログラム製品。 (16)走査のための前記所定時間が、前記装置による
他の装置からの所定数の照会メッセージの受信により低
減される、前記(15)記載のコンピュータ・プログラ
ム製品。 (17)中断される前記活動が装置発見の1つである、
前記(15)記載のコンピュータ・プログラム製品。 (18)前記周波数ホッピング・ベースのアドホック・
ネットワークが、Bluetooth(商標)デファクト・スタ
ンダードに従い実現される、前記(15)記載のコンピ
ュータ・プログラム製品。 (19)中断される前記活動が装置発見の1つである、
前記(18)記載のコンピュータ・プログラム製品。 (20)前記活動の前記周期的な中断が、毎2.56秒
に少なくとも1度発生する、前記(18)記載のコンピ
ュータ・プログラム製品。 (21)別の装置から受信される前記照会メッセージを
処理する前に、中断された前記活動を継続する前記ラン
ダム時間枠が、1.28秒以下に制限される、前記(2
0)記載のコンピュータ・プログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】Bluetooth(商標)照会プロシージャに関連す
る時刻表を示す図である。
【図2】本発明によるアルゴリズムの効果を示す時刻表
を示す図である。
【図3】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、システム・レ
ベル・エージェント、'アドホック・システム'を示す図
である。
【図4】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、システム・レ
ベル・エージェント、アドホック・システムの信号及び
信号リストの定義を示す図である。
【図5】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、Bluetooth
(商標)装置をモデル化するBT装置、及びワイヤレス
伝送媒体をモデル化する中間ブロックを含むシステム・
ブロックを示す図である。
【図6】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、BT_devプロセ
スを含むBT装置ブロックの構造を示す図である。
【図7】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、本発明のアル
ゴリズムの実施例であるBT_devプロセスを示す図であ
る。
【図8】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、本発明のアル
ゴリズムの実施例であるBT_devプロセスを示す図であ
る。
【図9】本発明のアルゴリズムを使用するアドホック・
システムの、仕様記述言語(SDL)にもとづくグラフ
ィック表現を示す図であり、具体的には、本発明のアル
ゴリズムの実施例であるBT_devプロセスを示す図であ
る。
【図10】テスト時間が50秒の場合の、本発明のアル
ゴリズムと、標準Bluetooth(商標)アルゴリズムとの
テスト比較結果を示す図である。
【図11】テスト時間が30秒の場合の、本発明のアル
ゴリズムと、標準Bluetooth(商標)アルゴリズムとの
テスト比較結果を示す図である。
【図12】テスト時間が10秒の場合の、本発明のアル
ゴリズムと、標準Bluetooth(商標)アルゴリズムとの
テスト比較結果を示す図である。
【図13】テスト時間が50秒の場合のタイムアウト回
数及び照会遅延の両者を、最大応答の関数として示し
た、本発明のアルゴリズムと、標準Bluetooth(商標)
アルゴリズムとのテスト比較結果を示す図である。
【図14】走査の開始時刻が走査期間内でランダムに分
散される場合、1.28秒よりも大きい走査期間では、
5.12秒以内に装置の発見を保証するのに不十分であ
ることを証明する、時間対周波数の関係を示す図であ
る。
【図15】走査の開始時刻が走査期間内でランダムに分
散される場合、1.28秒の走査期間が、任意の開始走
査周波数において、5.12秒以内に装置の発見を保証
するのに十分であることを証明する、時間対周波数の関
係を示す図である。
【図16】本発明のアルゴリズムが実現されるBluetoot
h(商標)装置のブロック図である。
【符号の説明】
301 BT装置(BT_device) 302 中間ブロック 305 BT_devプロセス 1010 Bluetooth(商標)ホスト 1020 物理バス・ハードウェア及びファームウェア 1030 Bluetooth(商標)装置 1040 ホスト・コントロール・インタフェース(H
CI)ファームウェア 1050 リンク・マネージャ・ファームウェア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アプルバ・クマー インド110029、ニューデリ、サフダージャ ン・エンクレーブ ビィ4/230 (72)発明者 ラジーブ・ショレイ インド110029、ニューデリー、サフダージ ャン・エンクレーブ ビィ2/149 Fターム(参考) 5K033 DA01 DA19 EA03 EA07 EC02 5K067 AA21 BB04 BB21 DD11 DD51 EE02 EE16 EE72 FF02 GG01 GG11 HH11 HH22

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数ホッピング・ベースのアドホック・
    ネットワークにおいて、装置発見遅延を低減する方法で
    あって、 装置により実行される活動を周期的に中断し、他の装置
    からの照会メッセージを所定時間走査するステップと、 別の装置からの前記照会メッセージの受信に際して、前
    記活動をランダム時間枠継続するように復帰し、前記ラ
    ンダム時間枠の満了時に、前記照会メッセージを、特定
    の周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネットワー
    クに適用可能な正規プロシージャに従い処理するステッ
    プと、 前記所定時間の満了時に、前記活動を継続するように復
    帰するステップとを含む、方法。
  2. 【請求項2】走査のための前記所定時間が、前記装置に
    よる他の装置からの所定数の照会メッセージの受信によ
    り低減される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】中断される前記活動が装置発見の1つであ
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記周波数ホッピング・ベースのアドホッ
    ク・ネットワークが、Bluetooth(商標)デファクト・
    スタンダードに従い実現される、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】中断される前記活動が装置発見の1つであ
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】前記活動の前記周期的な中断が、毎2.5
    6秒に少なくとも1度発生する、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】別の装置から受信される前記照会メッセー
    ジを処理する前に、中断された前記活動を継続する前記
    ランダム時間枠が、1.28秒以下に制限される、請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】周波数ホッピング・ベースのアドホック・
    ネットワークにおいて使用される装置であって、 前記装置により実行される活動を周期的に中断し、他の
    装置からの照会メッセージを所定時間走査する手段と、 別の装置からの前記照会メッセージの受信に際して、前
    記活動をランダム時間枠継続するように復帰し、前記ラ
    ンダム時間枠の満了時に、前記照会メッセージを特定の
    周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネットワーク
    に適用可能な正規プロシージャに従い処理する手段と、 前記所定時間の満了時に、前記活動を継続するように復
    帰する手段とを含む、装置。
  9. 【請求項9】走査のための前記所定時間が、前記装置に
    よる他の装置からの所定数の照会メッセージの受信によ
    り低減される、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】中断される前記活動が装置発見の1つで
    ある、請求項8記載の装置。
  11. 【請求項11】前記周波数ホッピング・ベースのアドホ
    ック・ネットワークが、Bluetooth(商標)デファクト
    ・スタンダードに従い実現される、請求項8記載の装
    置。
  12. 【請求項12】中断される前記活動が装置発見の1つで
    ある、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】前記活動の前記周期的な中断が、毎2.
    56秒に少なくとも1度発生する、請求項11記載の装
    置。
  14. 【請求項14】別の装置から受信される前記照会メッセ
    ージを処理する前に、中断された前記活動を継続する前
    記ランダム時間枠が、1.28秒以下に制限される、請
    求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】周波数ホッピング・ベースのアドホック
    ・ネットワークの装置のためのコンピュータ・プログラ
    ムを記録する、コンピュータ可読媒体を組み込むコンピ
    ュータ・プログラム製品であって、 前記装置により実行される走査活動を周期的に中断し、
    他の装置からの照会メッセージを所定時間走査するコン
    ピュータ・プログラム・コード手段と、 別の装置からの前記照会メッセージの受信に際して、前
    記活動をランダム時間枠継続するように復帰し、前記ラ
    ンダム時間枠の満了時に、前記照会メッセージを、特定
    の周波数ホッピング・ベースのアドホック・ネットワー
    クに適用可能な正規プロシージャに従い処理するコンピ
    ュータ・プログラム・コード手段と、 前記所定時間の満了時に、前記活動を継続するように復
    帰するコンピュータ・プログラム・コード手段とを含
    む、コンピュータ・プログラム製品。
  16. 【請求項16】走査のための前記所定時間が、前記装置
    による他の装置からの所定数の照会メッセージの受信に
    より低減される、請求項15記載のコンピュータ・プロ
    グラム製品。
  17. 【請求項17】中断される前記活動が装置発見の1つで
    ある、請求項15記載のコンピュータ・プログラム製
    品。
  18. 【請求項18】前記周波数ホッピング・ベースのアドホ
    ック・ネットワークが、Bluetooth(商標)デファクト
    ・スタンダードに従い実現される、請求項15記載のコ
    ンピュータ・プログラム製品。
  19. 【請求項19】中断される前記活動が装置発見の1つで
    ある、請求項18記載のコンピュータ・プログラム製
    品。
  20. 【請求項20】前記活動の前記周期的な中断が、毎2.
    56秒に少なくとも1度発生する、請求項18記載のコ
    ンピュータ・プログラム製品。
  21. 【請求項21】別の装置から受信される前記照会メッセ
    ージを処理する前に、中断された前記活動を継続する前
    記ランダム時間枠が、1.28秒以下に制限される、請
    求項20記載のコンピュータ・プログラム製品。
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