JP2002334044A - データ伝送システム及び情報通信端末 - Google Patents

データ伝送システム及び情報通信端末

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JP2002334044A
JP2002334044A JP2001137632A JP2001137632A JP2002334044A JP 2002334044 A JP2002334044 A JP 2002334044A JP 2001137632 A JP2001137632 A JP 2001137632A JP 2001137632 A JP2001137632 A JP 2001137632A JP 2002334044 A JP2002334044 A JP 2002334044A
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JP2001137632A
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Koichi Ito
伊藤  公一
Kazuo Shimizu
一男 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールなどの情報データに簡易な秘匿効
果を持たせ、これにより面倒なロック操作などを必要と
せずに他人による情報データの盗み見を困難にする。 【解決手段】 送信側の携帯端末MS1において、メー
ルを送信する際に、メール本文の文字データを予め入力
設定された分割単位文字数ごとに分割してブロック化し
たのち並べ替え規則に従い文字ブロックの並べ替えを行
い、この並べ替え処理後のメール本文を宛先の携帯端末
MS2に向け送信する。またその際、メールヘッダには
復元のための変換制御情報を付加し、受信側の携帯端末
MS2において、ユーザが入力した変換制御情報を上記
ヘッダにより受信された変換制御情報と照合する。そし
て、両者が一致した場合に、上記入力された変換制御情
報に従い受信メール本文の文字データを復元して表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールやメ
ッセージなどの情報データを伝送する機能を備えたデー
タ伝送システム及び情報通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに代表される通信
ネットワークの拡充と、パーソナル・コンピュータや携
帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital A
ssistants)などの情報通信端末の普及に伴い、情報伝
達手段として電子メールが広く用いられるようになって
いる。
【0003】電子メールの配信は例えば次のように行わ
れる。すなわち、第1の端末において作成された電子メ
ールは、この端末から通信ネットワークを介してメール
サーバに転送され蓄積される。なお、電子メールには文
書ファイルや画像ファイルなどの添付ファイルを添付す
ることが可能である。メールサーバは、電子メールを受
信すると宛先の端末に対し着信通知を送る。この着信通
知は端末に表示される。この着信通知に対し受信側の端
末においてユーザが電子メールの取得操作を行うと、当
該端末からメールサーバに対し電子メールのダウンロー
ド要求が送出され、この要求に応じてメールサーバから
要求元の端末へ電子メールがダウンロードされて表示器
に表示される。
【0004】電子メールを使用すると、端末ユーザにと
っては通信相手の状況によらずいつでも情報を送信する
ことができ大変便利である。特に、携帯電話機などの移
動通信端末を使用すると、時間ばかりでなく場所を選ば
ずに情報を送信することができるので、その利便性はき
わめて高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に電子
メールは、端末においてメーラと呼ばれる電子メール表
示ソフトウエアを起動することで簡単に表示することが
可能である。このため、1台の端末を複数のユーザが共
用している場合や、個人の端末であっても他人に一時的
に貸したり机の上に放置した場合に、電子メールの内容
を他人が簡単に盗み見ることができるという問題点があ
る。
【0006】そこで、メーラに表示ロック機能を持た
せ、電子メールごとにロックを設定することで他人が簡
単に読むことができないようにすることも行われてい
る。しかし、このような手段は、ユーザ自身が多くの電
子メールの中から必要な電子メールを選択してロックを
設定しなければならず、その操作が面倒であると共に設
定し忘れると効果がまったく得られないと云う問題点が
あった。
【0007】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、電子メールなどの情報
データに簡易な秘匿効果を持たせることができ、これに
より面倒なロック操作などを必要とせずに他人による情
報データの盗み見を困難にしたデータ伝送システムとそ
の情報通信端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、送信側の情報通信端末において、送信
対象の文字データを複数の文字ブロックに分割して、こ
れらの文字ブロックの配列位置を所定の変換規則に従い
変換し、この配列位置が変換された複数の文字ブロック
を含むデータを受信側の情報通信端末に宛てて通信チャ
ネルへ送信するようにしたものである。
【0009】したがってこの発明によれば、送信文字デ
ータが文字ブロック単位でスクランブルされて伝送され
ることになる。このため、受信側の情報通信端末におい
て、第三者が受信メールの内容を盗み見ようとしても内
容を容易に判読することは難しくなる。また受信端末の
ユーザは、例えば受信メールに対し読み出し表示を禁止
するためのロック設定操作を行う必要がなくなり、これ
により操作性も向上される。
【0010】またこの発明は、受信側の情報通信端末に
おいて、受信する情報通信端末において、送信側の情報
通信端末から通信チャネルを介して伝送されたデータを
受信し、この受信されたデータに含まれる複数の文字ブ
ロックの配列位置を、第1の端末で使用した変換規則に
従い変換して文字データを復元する復元手段を備えるこ
とも特徴とする。
【0011】したがってこのような情報通信端末によれ
ば、スクランブルされた受信文字データを文字データに
自動的に復元して表示することが可能となる。このた
め、第2の端末ユーザは、例えば緊急の電子メールを受
信した場合のようにメール本文の判読を急ぐ必要がある
場合には、復元された受信文字データから内容を即時把
握することができる。
【0012】一方第2の発明は、送信側の情報通信端末
において、送信対象の画像データを複数の画像ブロック
に分割して、これらの画像ブロック相互の位置関係を所
定の変換規則に従い変換し、この位置関係が変換された
後の複数の画像ブロックを含むデータを受信側の情報通
信端末に宛てて通信チャネルへ送信するようにしたもの
である。
【0013】したがってこの発明によれば、送信画像デ
ータが画像ブロック単位でその位置を並べ替えられて伝
送されることになる。このため、先に述べた第1の発明
と同様に、受信側の情報通信端末において第三者が受信
画像データの内容を盗み見ようとしても、その内容を容
易に判読することは困難となる。また受信端末のユーザ
は、例えば受信メールに対し読み出し表示を禁止するた
めのロック設定操作を行う必要がなくなり、これにより
操作性も向上される。
【0014】またこの発明は、受信側の情報通信端末装
置において、送信側の情報通信端末から通信チャネルを
介して伝送されたデータを受信し、この受信されたデー
タに含まれる複数の画像ブロック相互の位置関係を第1
の端末で使用した変換規則に従い変換して原画像データ
を復元する復元手段を備えることも特徴とする。
【0015】このように構成することで、スクランブル
された受信画像データを原画像データに自動的に復元し
て表示することが可能となる。このため、第2の端末ユ
ーザは、例えば画像ファイルが添付された緊急メールを
受信した場合のように画像ファイルの判読を急ぐ必要が
ある場合には、復元された受信画像データからその内容
を即時把握することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、この
発明に係わるデータ伝送システムの第1の実施形態であ
る移動通信ネットワークシステムの概略構成図である。
システムがカバーするサービスエリアには複数の基地局
BS1〜BSnが分散して配設されており、これらの基
地局BS1〜BSnはそれぞれセルと呼ばれる無線ゾー
ンを形成している。また、基地局BS1〜BSnはそれ
ぞれ有線回線を介して移動通信網NWに接続されてい
る。この移動通信網NWは、図示しない有線通信網や、
インターネットなどのコンピュータ・ネットワークに接
続される。
【0017】携帯端末MS1,MS2,…は、上記無線
ゾーン内において当該無線ゾーンを形成する基地局BS
1〜BSnに無線チャネルを介して接続され、この基地
局BS1〜BSnからさらに移動通信網NWに接続され
る。そして、この移動通信網NWにより交換制御される
ことで、システム内の他の携帯端末、或いは有線通信網
に接続された他の有線端末に接続され、これらの端末と
の間で例えば通話が可能となる。
【0018】移動通信網NWは、上記交換制御機能に加
えて、電子メール配信サービスを行うためにメール配信
サービス機能を備えている。このメール配信サービス機
能は、携帯端末MS1,MS2,…が送信元或いは宛先
となる電子メール(Eメール)を例えばTCP/IPプ
ロトコルに従い転送及び配信するもので、この電子メー
ルの配信のためにメールサーバSVを備えている。メー
ルサーバSVは、送信側の端末から送られた電子メール
を受信して一旦蓄積し、この電子メールを宛先の携帯端
末へ配信する。
【0019】ところで、上記携帯端末MS1,MS2,
…は次のように構成される。図2はその機能構成を示す
ブロック図である。基地局BS1〜BSnから送信され
た無線周波信号は、アンテナ1で受信されたのちアンテ
ナ共用器2(DUP)を介して受信回路(RX)3に入
力される。受信回路3では、上記無線周波信号が周波数
シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局部発振
信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変換され
る。なお、上記周波数シンセサイザ4から発生される受
信局部発振信号の周波数は、制御部12Aからの制御信
号SYCによって指示される。
【0020】上記受信中間周波信号は、CDMA信号処
理部6において、受信チャネルに割り当てられた拡散符
号により逆拡散処理が施されたのち、例えばQPSK変
調方式に対応する直交復調が行われ、これによりデータ
レートに応じた所定のフォーマットの復調データに変換
される。そしてこの変換された復調データは圧縮伸張処
理部7に入力される。
【0021】圧縮伸張処理部7は、上記CDMA信号処
理部6から出力された復調データに対し、制御部12A
から通知される受信データレートに応じた伸長処理を施
したのち、ビタビ復号などを用いた復号処理及び誤り訂
正復号処理を行って、ベースバンドの受信音声データ又
は受信パケットデータを再生する。そして、受信音声デ
ータはPCM符号処理部8へ、また電子メールなどの受
信パケットデータは制御部12Aへそれぞれ出力する。
【0022】PCM符号処理部8は、圧縮伸張処理部7
から出力された受信音声ディジタルデータをPCM復号
してアナログ受話信号を出力する。このアナログ受話信
号は、受話増幅器9にて増幅されたのちスピーカ10よ
り拡声出力される。
【0023】制御部12Aは、上記圧縮伸張処理部7か
ら出力された電子メールなどの受信パケットデータをデ
パケットして記憶部13に格納すると共に、入力部14
によるユーザの表示操作に従い記憶部13から読み出し
て表示部15に表示する。なお、携帯端末MS1,MS
2,…にノート型パーソナル・コンピュータなどのパー
ソナル・コンピュータが接続されている場合には、上記
受信パケットデータを図示しない外部インタフェースを
介してこのパーソナル・コンピュータへ出力することも
可能である。
【0024】一方、音声通信時においてマイクロフォン
11に入力された話者の入力音声信号は、送話増幅器1
8により適正レベルまで増幅されたのち、PCM符号処
理部8にてPCM符号化処理が施され、送信音声データ
として圧縮伸張処理部7に入力される。また、制御部1
2Aにおいて作成された電子メールなどのパケットデー
タは、制御部12Aから圧縮伸張処理部7に入力され
る。
【0025】圧縮伸張処理部7は、音声通信時には、P
CM符号処理部8から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信音声デー
タを上記データレートに応じたフォーマットの信号に圧
縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちCDMA
信号処理部6へ出力する。これに対し、パケットデータ
送信時には、制御部12Aから出力された送信パケット
データに対し誤り訂正符号化処理を施してCDMA信号
処理部6へ出力する。
【0026】CDMA信号処理部6は、上記圧縮伸張処
理部7において圧縮された送信データにより搬送波信号
を例えばQPSK変調し、この変調された搬送波信号に
対して、送信チャネルごとに割り当てられたPN符号を
用いてスペクトラム拡散処理を施す。そして、この拡散
符号化された送信信号を送信回路(TX)5へ出力す
る。
【0027】送信回路5は、上記拡散符号化された送信
信号を、周波数シンセサイザ4から発生される送信局部
発振信号と合成して無線周波信号に周波数変換する。そ
して、送信回路5は、制御部12Aにより通知される送
信データレートに基づいて、上記無線周波信号の有効部
分だけを高周波増幅し、送信無線周波信号として出力す
る。この送信回路5から出力された送信無線周波信号
は、アンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給され、
このアンテナ1から接続中の基地局へ向けて送信され
る。
【0028】入力部14には、ダイヤルキーや発信キ
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ーなどのキー群が設けられている。また表示部15に
は、LCD表示器やLEDランプが設けられている。L
CD表示器には、通信相手の端末の電話番号や自端末の
動作状態をはじめ、送受信メールなどが表示される。ま
たLEDランプは、バッテリ16のDischarge 状態を表
示するために使用される。なお、17は電源回路であ
り、バッテリ16の出力をもとに所定の動作電源電圧V
ccを生成して各回路部に供給する。
【0029】ところで、制御部12Aはマイクロプロセ
ッサを主制御部として有する。制御機能としては、発着
信に応じて基地局との間に通信リンクを開設するための
通信リンク制御機能や、音声通信時に相手話者の音声を
記憶部13を用いて録音/再生する制御機能などの通常
の制御機能に加え、この発明に係わる新たな制御機能と
して、第1の並べ替えメール送信制御機能12aと、第
1の並べ替えメール受信表示制御機能12bと、第1の
変換制御情報設定制御機能12cとを備えている。
【0030】第1の並べ替えメール送信制御機能12a
は、メール送信モードにおいてユーザの入力操作により
メール本文が作成された場合に、このメール本文の文字
データを所定の文字数ごとに分割して複数の文字ブロッ
クを生成した後、これらの文字ブロックを予め設定され
た並べ替え規則に従い並べ替え、この並べ替え処理後の
メール本文をヘッダ及び添付ファイルと共に送信する。
またその際、上記分割文字数及び並べ替え規則を含む変
換制御情報を上記ヘッダに付加して送信する。
【0031】第1の並べ替えメール受信表示制御機能1
2bは、メールが受信された場合に、この受信メールを
表示部15にそのまま一旦表示する。また、上記受信メ
ールが並べ替えメールであれば、ユーザにより変換制御
情報の入力を待ち、この入力された変換制御情報を上記
受信メールのヘッダとともに受信された並べ替え制御情
報と照合する。この照合の結果、両情報が一致した場合
に、上記入力された変換制御情報に従い上記受信された
メール本文を逆に並べ替えて原メール本文を復元し、こ
の復元されたメール本文を上記表示中の復元前のメール
本文に代えて表示部15に表示する。
【0032】第1の変換制御情報設定制御機能12c
は、上記第1の並べ替えメール送信制御機能12aにお
いてメール本文の文字データ分割処理に使用する分割単
位文字数の入力設定を行うと共に、上記並べ替え処理に
使用する並べ替え規則を乱数カウンタ19の出力をもと
に生成する。
【0033】次に、以上のように構成された携帯端末に
よる並べ替えメールの送受信動作を説明する。なお、こ
こでは携帯端末MS1から携帯端末MS2へ並べ替えメ
ールを送信する場合を例にとって説明を行う。
【0034】送信側の携帯端末MS1では、先ず並べ替
えのための変換制御情報の入力設定が行われる。図3は
その制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、待ち受け状態においてユーザは、変換制御情
報を入力設定するために、入力部14を操作してメール
設定モードを選択したのち分割単位文字数を入力する。
【0035】そうすると携帯端末MS1の制御部12A
は、ステップ3aからステップ3bに移行して、ここで
ユーザが入力した分割単位文字数を受け付ける。続いて
制御部12Aは、ステップ3cにおいて乱数カウンタ1
9で生成された乱数を取り込み、この乱数を並べ替え規
則として設定する。そして、上記入力された分割単位文
字数と上記並べ替え規則を、変換制御情報として制御部
12A内のメモリに格納する。
【0036】さて、この状態で携帯端末MS1のユーザ
が、並べ替えメールを作成し送信するためにメール作成
モードを選択したとする。そうすると携帯端末MS1の
制御部12Aは、次のように並べ替えメール送信制御動
作を実行する。図4はその制御手順と制御内容を示すフ
ローチャートである。
【0037】すなわち、制御部12Aはステップ4aか
らステップ4bに移行して、ここで先ずメールのヘッダ
及び本文の入力を受け付ける。そして、ヘッダ及び本文
の入力が終了すると、制御部12Aは続いてステップ4
dに移行し、ここで本文の文字データを、先に入力設定
された分割単位文字数に従い分割して複数の文字ブロッ
クを生成する。すなわち、文字データを一定の文字数ご
とにブロック化する。次に制御部12Aは、ステップ4
eで上記複数の文字ブロックを、先に設定された並べ替
え規則に従い並べ替える。
【0038】例えば、いま分割単位文字数が「3」に設
定され、かつ並べ替え規則が「5」に設定されている状
態で、ユーザが図6(a)に示す本文を作成したとす
る。この場合、上記本文の文字データは先ずステップ4
dにおいて図6(b)に示すように3文字ごとに分割さ
れてブロック化され、続いてこの複数の文字ブロックの
配列順序がステップ4eにおいて図6(c)に示すよう
に5ブロック単位で反転するように並べ替えられる。か
くして、図7に示すような並べ替え処理後のメール本文
が生成される。
【0039】そうして並べ替え処理が終了すると、制御
部12Aは次にステップ4fでヘッダに前記変換制御情
報を付加したのち、ステップ4gでこのヘッダ及び上記
並べ替え処理後の本文を並べ替えメールとして宛先であ
る携帯端末MS2に向け送信する。
【0040】これに対し受信側の携帯端末MS2は、次
のようにメール受信表示動作を実行する。図5はその制
御手順と制御内容を示すフローチャートである。すなわ
ち、自己宛のメールが到来すると携帯端末MS2の制御
部12Aは、ステップ5aからステップ5bに移行し
て、ここで受信メールを記憶部13に格納すると共に、
表示部15に表示させる。このため、受信したメールが
並べ替えメールであれば、表示部15にはこの並べ替え
処理がなされたメール本文がそのまま表示されることに
なる。例えば、いま送信側の携帯端末MS1が図7に示
したメール本文を送信したとすれば、この文字配列がブ
ロック単位で並べ替えられた本文が表示される。
【0041】したがって、このとき第三者が表示された
メールを盗み見ても、内容を容易に判読することは困難
となる。これに対し受信ユーザは、例えば送信端末ユー
ザからの事前の通知などにより変換制御情報の内容を知
っていれば、上記表示された並べ替えメールから文字デ
ータの内容を自力で解読することが可能である。また、
変換制御情報を知らされていなくても、ユーザが例えば
ゲーム感覚で文字データの並べ替えを行って元の文字デ
ータを復元することも可能である。
【0042】一方、緊急メールを受信した場合のよう
に、並べ替えメールの本文の判読を急ぐ必要がある場合
もある。この場合には、制御部12Aにおいて復元処理
が行われる。すなわち、制御部12Aはステップ5cで
受信メールが並べ替えメールであるか否かを判定する。
この判定は、受信メールヘッダに含まれている変換制御
情報の有無をもとに行われる。
【0043】受信メールが並べ替えメールであれば、制
御部12Aはステップ5dでユーザによる変換制御情報
の入力を受け付ける。そして、入力が終了するとステッ
プ5eからステップ5fに移行し、ここでユーザが入力
した変換制御情報を、上記受信メールのヘッダとともに
受信された変換制御情報と照合する。この照合の結果両
者が一致すると、ステップ5gからステップ5hに移行
して、ここで上記受信されたメール本文の復元処理を行
う。なお、ユーザが変換制御情報の入力を誤った場合に
は、制御部12Aはステップ5jで誤入力である旨のメ
ッセージを表示部15に表示させ、ユーザに再入力を促
す。
【0044】上記復元処理は、上記入力された変換制御
情報、つまり並べ替え規則と分割単位文字数とをもと
に、送信側の携帯端末MS1が行った並べ替え処理と逆
の手順で行われる。例えば、受信メール本文が図7であ
ったとすれば、先ず分割単位文字数「3」及び並べ替え
規則「5」に従い文字データが図6(c)から図6
(b)に逆に並べ替えられ、次に文字データの結合が行
われる。かくして、図6(a)に示す文字データが復元
される。
【0045】制御部12Aは、この復元された文字デー
タをステップ5iにより、表示中の復元前のメール本文
(図7)に代えて表示部15に表示させる。したがって
受信端末ユーザは、自力で並べ替え処理を行わなくて
も、受信メール本文の内容を判読することが可能とな
る。なお、記憶部13に保存されている並べ替えメール
を上記復元されたメール本文に書き換える処理は行わな
い。このようにすると、第三者が受信履歴をもとに記憶
部13から受信メールを読み出して再表示させた場合に
も、判読の困難性を維持することができる。
【0046】以上述べたように第1の実施形態では、送
信側の携帯端末MS1において、メールを送信する際
に、メール本文の文字データを予め入力設定された分割
単位文字数ごとに分割してブロック化したのち並べ替え
規則に従い文字ブロックの並べ替えを行い、この並べ替
え処理後のメール本文を宛先の携帯端末MS2に向け送
信するようにしている。
【0047】このため、受信側の携帯端末MS2では、
文字データがブロック単位で並べ替えられたメール本文
が表示されることになる。したがって、このとき第三者
が表示されたメールを盗み見ても、内容を容易に判読す
ることは困難となる。また受信ユーザは、受信メールに
対し個々に読み出し制限のためのロックを設定する必要
がなくなり、その分操作性が向上する。
【0048】また、送信側の携帯端末MS1において、
並べ替えメールを送信する際にそのヘッダに復元のため
の変換制御情報を付加して送信し、受信側の携帯端末M
S2において、ユーザが入力した変換制御情報を上記受
信された変換制御情報と照合する。そして、両者が一致
した場合に、上記入力された変換制御情報に従い受信メ
ール本文の文字データを復元して表示するようにしてい
る。
【0049】したがって、受信端末ユーザは、自力で並
べ替え処理を行わなくても、受信メール本文の内容を判
読することが可能となる。このため、緊急メールを受信
した場合のように、並べ替えメールの本文の判読を急ぐ
必要がある場合にも、受信メールの内容を短時間のうち
に判読することができる。なお、入力された変換制御情
報を受信された変換制御情報と照合し、一致した場合に
のみ自動復元するようにしているので、受信メール本文
を第三者が故意に復元させて盗み見ようとしてもこれを
防止することができる。
【0050】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、送信側の携帯端末において、電子メールを送信
する際に、当該メールの本文を画像データに変換し、こ
の画像データを予め設定された変換制御情報に従い複数
の画像ブロックに分割したのち各ブロックの位置の並べ
替えを行う。そして、この並べ替え処理後のメール本文
の画像データを、添付ファイルとしてメール送信するよ
うにしたものである。
【0051】図8は、この第2の実施形態における携帯
端末の機能構成を示すブロック図である。なお、同図に
おいて前記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。また、システム構成については、前記
第1の実施形態において述べた図1の構成と同一なの
で、ここでの説明は省略する。
【0052】制御部12Bは、この発明に係わる新たな
制御機能として、第2の並べ替えメール送信制御機能1
2dと、第2の並べ替えメール受信表示制御機能12e
と、第2の変換制御情報設定制御機能12fとを備えて
いる。
【0053】第2の並べ替えメール送信制御機能12d
は、メール送信モードにおいてユーザの入力操作により
メール本文が作成された場合に、このメール本文を画像
データに変換したのちこの画像データを所定の分割比に
従い複数の画像ブロックに分割し、これらの画像ブロッ
クを予め設定された並べ替え規則に従い並べ替える。そ
して、この並べ替え処理後のメール本文の画像データ
を、添付ファイルとしてヘッダ及び白紙の本文に添付し
て送信する。またその際、上記分割比及び並べ替え規則
を含む変換制御情報を上記ヘッダに付加して送信する。
【0054】第2の並べ替えメール受信表示制御機能1
2eは、メールが受信された場合に、そのヘッダ及び添
付ファイルを表示部15にそのまま表示する。また、上
記受信メールが並べ替えメールであれば、ユーザにより
変換制御情報の入力を待ち、この入力された変換制御情
報を上記受信メールのヘッダとともに受信された並べ替
え制御情報と照合する。この照合の結果、両情報が一致
した場合に、上記入力された変換制御情報に従い上記受
信された添付ファイルの画像データを逆に並べ替えて原
画像データを復元し、この復元された原画像データを上
記表示中の復元前の添付ファイルに代えて表示部15に
表示する。
【0055】第2の変換制御情報設定制御機能12f
は、上記第2の並べ替えメール送信制御機能12dにお
いて画像データの分割比の入力設定を行うと共に、上記
並べ替え処理に使用する並べ替え規則を乱数カウンタ1
9の出力をもとに生成する。
【0056】次に、以上のように構成された携帯端末に
よる並べ替えメールの送受信動作を説明する。なお、こ
こでも携帯端末MS1から携帯端末MS2へ並べ替えメ
ールを送信する場合を例にとって説明を行う。
【0057】先ず、送信側の携帯端末MS1における変
換制御情報の入力設定は次のように行われる。図9はそ
の制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、待ち受け状態においてユーザは、変換制御情
報を入力設定するために、入力部14を操作してメール
設定モードを選択したのち、画像をブロック化するため
の分割比を入力する。
【0058】そうすると携帯端末MS1の制御部12B
は、ステップ9aからステップ9bに移行して、ここで
ユーザが入力した画像ブロックの分割比を受け付ける。
続いて制御部12Bは、ステップ9cにおいて乱数カウ
ンタ19で生成された乱数を取り込み、この乱数を並べ
替え規則として設定する。そして、上記入力された分割
比と上記並べ替え規則を、変換制御情報として制御部1
2B内のメモリに保存する。
【0059】さて、この状態で携帯端末MS1のユーザ
が、並べ替えメールを作成して送信するためにメール作
成モードを選択したとする。そうすると携帯端末MS1
の制御部12Bは、次のように並べ替えメール送信制御
動作を実行する。図10はその制御手順と制御内容を示
すフローチャートである。
【0060】すなわち、制御部12Bはステップ10a
からステップ10bに移行して、ここで先ずメールのヘ
ッダ及び本文の入力を受け付ける。そして、ヘッダ及び
本文の入力が終了すると、制御部12Bは続いてステッ
プ10dに移行し、ここで先ずメール本文を画像データ
に変換する。次に、この画像データを先に入力設定され
た分割比に従い複数の画像ブロックに分割する。続いて
制御部12Bは、ステップ10eで上記複数の画像ブロ
ックを、先に設定された並べ替え規則に従い並べ替え
る。
【0061】例えば、いま分割比が「縦3:横3」に設
定され、かつ並べ替え規則が「5」に設定されている状
態で、ユーザが図12(a)に示す本文を作成したとす
る。この場合、上記本文は画像データに変換されたの
ち、ステップ10dにおいて図12(b)に示すように
縦3及び横3に分割される。続いて、この分割により生
成された9個の画像ブロックの配置関係が、ステップ1
0eにおいて図13に示すように5ブロック単位で並べ
替えられる。かくして、図14に示すような並べ替え処
理後の画像データが生成される。
【0062】そうして並べ替え処理が終了すると、制御
部12Bは次にステップ10fでヘッダに前記変換制御
情報を付加する。また、ステップ10gで、上記並べ替
え処理後の画像データを添付ファイルとして上記ヘッダ
及び白紙化された本文に添付する。そして、このように
編集したメールを並べ替えメールとして宛先である携帯
端末MS2に向け送信する。
【0063】これに対し受信側の携帯端末MS2は、次
のようにメール受信表示動作を実行する。図11はその
制御手順と制御内容を示すフローチャートである。すな
わち、自己宛のメールが到来すると携帯端末MS2の制
御部12Bは、ステップ11aからステップ11bに移
行して、ここで受信メールを記憶部13に格納すると共
に、表示部15に表示させる。このため、受信したメー
ルが並べ替えメールであれば、表示部15にはこの並べ
替え処理がなされた添付ファイルの画像データがそのま
ま表示されることになる。例えば、いま送信側の携帯端
末MS1が図14に示した画像データの添付ファイルを
送信したとすれば、この画像データがブロック単位で並
べ替えられたままの状態で表示される。
【0064】したがって、このとき第三者が表示された
添付ファイルの画像データを盗み見ても、内容を容易に
判読することは困難となる。これに対し受信ユーザは、
例えば送信端末ユーザからの事前の通知などにより変換
制御情報の内容を知っていれば、上記並べ替えられた画
像データから原画像データ、つまりメール本文の内容を
自力で解読することが可能である。また、変換制御情報
を予め知らされていなくても、ユーザが例えばゲーム感
覚で画像ブロックの並べ替えを行って元の画像データを
復元することも可能である。
【0065】一方、緊急メールを受信した場合のよう
に、並べ替えメールの本文の判読を急ぐ必要がある場合
もある。この場合には、制御部12Bにおいて復元処理
が行われる。すなわち、制御部12Bはステップ11c
で受信メールが並べ替えメールであるか否かを判定す
る。この判定は、受信メールヘッダに含まれている変換
制御情報の有無をもとに行われる。
【0066】受信メールが並べ替えメールであれば、制
御部12Bはステップ11dでユーザによる変換制御情
報の入力を受け付ける。そして、入力が終了するとステ
ップ11eからステップ11fに移行し、ここでユーザ
が入力した変換制御情報を、上記受信メールのヘッダに
より受信された変換制御情報と照合する。この照合の結
果両者が一致すると、ステップ11gからステップ11
hに移行して、ここで上記受信された添付ファイルの復
元処理を行う。なお、ユーザが変換制御情報の入力を誤
った場合には、制御部12Bはステップ11jで誤入力
である旨のメッセージを表示部15に表示させ、ユーザ
に再入力を促す。
【0067】上記復元処理は、上記入力された変換制御
情報、つまり並べ替え規則と分割比とをもとに、送信側
の携帯端末MS1が行った並べ替え処理と逆の手順で行
われる。例えば、受信メールの添付ファイルが図14に
示す画像データであったとすれば、先ず分割比「縦3:
横3」に従い受信画像データが図13に示すようにブロ
ック単位に分離されたのち、これらの画像ブロックが並
べ替え規則「5」に従い5ブロックを一つの並べ替え単
位として図12(b)に示すように並べ替えられる。か
くして、図12(a)に示す原画像データが復元され
る。
【0068】制御部12Bは、この復元された原画像デ
ータ(図12)をステップ11iにより、表示中の復元
前の添付ファイル(図14)に代えて表示部15に表示
させる。したがって受信端末ユーザは、自力で並べ替え
処理を行わなくても、受信メール本文の内容を判読する
ことが可能となる。なお、記憶部13に保存されている
並べ替えメールの添付ファイルを上記復元された添付フ
ァイルに書き換える処理は行わない。このようにするこ
とで、第三者が受信履歴をもとに記憶部13から受信メ
ールを読み出して再表示させた場合にも、添付ファイル
の判読の困難性を維持することができる。
【0069】以上述べたように第2の実施形態では、送
信側の携帯端末MS1において、メールを送信する際
に、メール本文を画像データに変換したのち、この画像
データを予め入力設定された分割比に従い複数の画像ブ
ロックに分割し、これらの画像ブロックの相互位置を並
べ替え規則に従い並べ替える。そして、この並べ替え処
理後のメール本文の画像データを添付ファイルとして宛
先の携帯端末MS2に向け送信するようにしている。
【0070】このため、受信側の携帯端末MS2では、
画像データがブロック単位で並べ替えられた添付ファイ
ルが表示されることになる。したがって、このとき第三
者が表示された添付ファイルの画像データを盗み見て
も、内容を容易に判読することは困難となる。また受信
ユーザは、受信メールに対し個々に読み出し制限のため
のロックを設定する必要がなくなり、その分操作性が向
上する。
【0071】また、送信側の携帯端末MS1において、
並べ替えメールを送信する際にそのヘッダに復元のため
の変換制御情報を付加して送信し、受信側の携帯端末M
S2において、ユーザが入力した変換制御情報を上記受
信された変換制御情報と照合する。そして、両者が一致
した場合に、上記入力された変換制御情報に従い受信メ
ールの添付ファイルを復元して表示するようにしてい
る。
【0072】したがって、受信端末ユーザは、自力で並
べ替え処理を行わなくても、受信メール本文の内容を判
読することが可能となる。このため、緊急メールを受信
した場合のように、並べ替えメールの本文の判読を急ぐ
必要がある場合にも、受信メールの内容を短時間のうち
に判読することができる。なお、入力された変換制御情
報を受信された変換制御情報と照合し、一致した場合に
のみ自動復元するようにしているので、受信メールの添
付ファイルを第三者が故意に復元させて盗み見ようとし
てもこれを防止することができる。
【0073】(その他の実施形態)前記第1及び第2の
実施形態ではそれぞれ、文字データ及び画像データをブ
ロック化して並べ替えたのち伝送する場合について述べ
たが、文字データをブロック化して並べ替えたのち伝送
する機能と、画像データをブロック化して並べ替えたの
ち伝送する機能の両方を備え、これらの機能を選択的に
実行させることも可能である。
【0074】また前記第1及び第2の実施形態では、送
信側の端末において、すべての送信メールを並べ替えメ
ールとして送信するようにしたが、メール作成手順の前
或いは後に送信メールを通常メールとして送信するか並
べ替えメールとして送信するかをユーザが指定入力する
ための手順を設け、並べ替えメールが指定された場合に
のみメール本文の文字データ或いは画像データの並べ替
え処理を行って送信するようにしてもよい。
【0075】また前記第1及び第2の実施形態では、受
信側の端末において、受信ユーザが送信ユーザから事前
に知らされている変換制御情報を入力し、この入力され
た変換制御情報がメールヘッダに付されて受信された変
換制御情報と一致した場合に、並べ替えメールの復元表
示処理を実行するようにした。しかしそれに限らず、変
換制御情報の代わりに、受信ユーザがパスワードを入力
してこれを予め端末に登録したパスワードと照合し、両
パスワードが一致した場合に並べ替えメールの復元表示
処理を実行するようにしてもよい。このようにすると、
送信側ユーザから通知された変換制御情報を忘れた場合
でも、並べ替えメールの復元表示処理を実行することが
できる。なお、パスワードとしては必ずしも4桁以上の
本格的なコードを使用する必要はなく、ユーザが任意に
設定した1桁又は2桁程度の簡易なものでもかまわな
い。
【0076】さらに、復元前のメール本文又は画像デー
タの表示開始後、一定時間以内にユーザが正しい変換制
御情報またはパスワードを入力できなかった場合には、
入力者がユーザ本人ではないと判断して並べ替えメール
の復元表示処理を禁止するようにしてもよい。
【0077】さらに前記第2の実施形態では、復元した
画像データをそのまま添付ファイルとして表示するよう
にしたが、画像データを文字データに再変換してこの文
字データをメール本文として表示するようにしてもよ
い。
【0078】さらに前記各実施形態では、電子メールの
本文についてその文字データ又は画像データをブロック
化して並べ替えたのち伝送する場合を例にとって説明し
たが、添付ファイルとして添付される文書データやイメ
ージデータ、さらには静止画像データについてブロック
化して並び替えたのち伝送するようにしてもよい。ま
た、電子メールにより伝送されるデータに限らず、その
他の伝送フォーマットにより伝送される文書データやイ
メージデータ、画像データについてブロック化して並び
替えたのち伝送するようにしてもよい。
【0079】さらに前記各実施形態では、文字ブロック
又は画像ブロックの並び順序を逆転させる場合を例にと
って説明したが、ランダムに順序を入れ替えるようにし
てもよい。その他、文字データの分割単位文字数、画像
データの分割比や分割後の画像ブロックの形状や大き
さ、並べ替えを行う単位ブロック数(並べ替え単位)、
並べ替えの順序などについても、如何様にも設定可能で
ある。
【0080】その他、情報通信端末としては、携帯端末
や携帯情報端末(PDA:PersonalDigital Assistanc
e)、携帯が可能なノートタイプ或いはサブノートタイ
プのパーソナル・コンピュータなどの移動通信端末の他
に、固定設置されるパーソナル・コンピュータやワーク
ステーションなどの有線ネットワーク系の情報通信端
末、インターネットなどの通信ネットワークへのアクセ
ス機能を有する固定電話機やテレビジョン受信装置、カ
ーナビゲーション端末機器なども含まれる。
【0081】その他、通信ネットワークの種類や構成、
情報通信端末の構成などについても、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、送
信側の情報通信端末において、送信対象の文字データを
複数の文字ブロックに分割して、これらの文字ブロック
の配列位置を所定の変換規則に従い変換し、この配列位
置が変換された複数の文字ブロックを含むデータを受信
側の情報通信端末に宛てて通信チャネルへ送信するよう
にしている。
【0083】また第2の発明では、送信側の情報通信端
末において、送信対象の画像データを複数の画像ブロッ
クに分割して、これらの画像ブロック相互の位置関係を
変換規則に従い変換し、この位置関係が変換された複数
の画像ブロックを含むデータを受信側の情報通信端末に
宛てて通信チャネルへ送信するようにしている。
【0084】したがって第1及び第2の発明によれば、
送信文字データ及び画像データがそれぞれ文字ブロック
単位、画像ブロック単位でスクランブルされて伝送され
ることになる。このため、電子メールなどの情報データ
に簡易な秘匿効果を持たせることができ、これにより面
倒なロック操作などを必要とせずに他人による情報デー
タの盗み見を困難にしたデータ伝送システム及び情報通
信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるデータ伝送システムの第1
の実施形態である移動通信ネットワークシステムの概略
構成図。
【図2】 この発明に係わる情報通信端末の第1の実施
形態である携帯端末の機能構成を示すブロック図。
【図3】 図2に示した携帯端末において実行される並
べ替え制御情報設定制御手順と内容を示すフローチャー
ト。
【図4】 図2に示した携帯端末において実行される並
べ替えメール送信制御の手順と内容を示すフローチャー
ト。
【図5】 図2に示した携帯端末において実行される並
べ替えメール受信表示制御の手順と内容を示すフローチ
ャート。
【図6】 図4に示した並べ替えメール送信制御による
文字データの並べ替え処理の一例を示す図。
【図7】 図6に示した並べ替え処理により作成された
並べ替えメール本文を示す図。
【図8】 この発明に係わる情報通信端末の第2の実施
形態である携帯端末の機能構成を示すブロック図。
【図9】 図8に示した携帯端末において実行される並
べ替え制御情報設定制御手順と内容を示すフローチャー
ト。
【図10】 図8に示した携帯端末において実行される
並べ替えメール送信制御の手順と内容を示すフローチャ
ート。
【図11】 図8に示した携帯端末において実行される
並べ替えメール受信表示制御の手順と内容を示すフロー
チャート。
【図12】 図10に示した並べ替えメール送信制御に
よるメールヘッダと本文の画像ブロック化処理の一例を
示す図。
【図13】 図12の画像ブロック化処理により生成さ
れた画像ブロックの並べ替え処理を説明するための図。
【図14】 図13に示した並べ替え処理により作成さ
れた並べ替え画像データを示す図。
【符号の説明】
NW…移動通信網 BS1〜BSn…基地局 MS1,MS2…携帯端末 SV…メールサーバ 1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…圧縮伸張処理部 8…PCM符号処理部 9…受話増幅器 10…スピーカ 11…マイクロホン 12A,12B…制御部 12a…第1の並べ替えメール送信制御機能 12b…第1の並べ替えメール受信表示制御機能 12c…第1の並べ替え規則設定制御機能 12d…第2の並べ替えメール送信制御機能 12e…第2の並べ替えメール受信表示制御機能 12f…第2の並べ替え規則設定制御機能 13…記憶部 14…入力部 15…表示部 16…バッテリ 17…電源回路 18…送話増幅器 19…乱数カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C075 AB90 CA03 EE03 5K067 AA30 BB04 DD51 DD52 EE02 FF02 FF23 HH23 KK15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端末から第2の端末へ通信チャネ
    ルを介して文字データを伝送するデータ伝送システムに
    おいて、 前記第1の端末は、 送信対象の文字データを複数の文字ブロックに分割し
    て、これらの文字ブロックの配列位置を所定の変換規則
    に従い変換する配列変換手段と、 この配列変換手段により配列位置が変換された複数の文
    字ブロックを含むデータを、前記通信チャネルへ送信す
    る送信手段とを備え、 前記第2の端末は、 前記第1の端末から通信チャネルを介して伝送されたデ
    ータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    文字ブロックの配列位置を、前記変換規則に従い変換し
    て文字データを復元する復元手段とを備えたことを特徴
    とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 送信対象の文字データを複数の文字ブロ
    ックに分割して、これらの文字ブロックの配列位置を変
    換規則に従い変換する配列変換手段と、 この配列変換手段により配列位置が変換された後の複数
    の文字ブロックを含むデータを、通信チャネルへ送信す
    る送信手段とを具備したことを特徴とする情報通信端
    末。
  3. 【請求項3】 前記配列変換手段は、送信対象の文字デ
    ータを受信側との間で予め定義した文字数ごとに分割し
    て複数の文字ブロックを生成し、これらの文字ブロック
    の配列位置を受信側との間で予め定義した並べ替え規則
    に従い並び替えることを特徴とする請求項2記載の情報
    通信端末。
  4. 【請求項4】 前記配列変換手段は、送信対象の文字デ
    ータを送信側で独自に定めた文字数ごとに分割して複数
    の文字ブロックを生成し、これらの文字ブロックの配列
    位置を独自に定めた並べ替え規則に従い並び替え、 前記送信手段は、前記配列変換手段により配列位置の並
    び替えがなされた後の複数の文字ブロックと、前記独自
    に定めた分割文字数及び並べ替え規則を表す変換制御情
    報とを含むデータを、通信ネットワークへ送信すること
    を特徴とする請求項2記載の情報通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の情報通信端末が送信した
    データを受信する機能を備える情報通信端末において、 送信側の情報通信端末から通信チャネルを介して伝送さ
    れたデータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    文字ブロックの配列位置を、前記変換規則に従い変換し
    て文字データを復元する復元手段とを具備したことを特
    徴とする情報通信端末。
  6. 【請求項6】 前記復元手段は、ユーザによる前記変換
    規則の入力を待ち、入力された変換規則に従い、前記受
    信された複数の文字ブロックの配列位置を変換して文字
    データを復元することを特徴とする請求項5記載の情報
    通信端末。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の情報通信端末が送信した
    データを受信する機能を備える情報通信端末において、 送信側の情報通信端末から通信チャネルを介して伝送さ
    れたデータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    文字ブロックの配列位置を、当該文字ブロックと共に受
    信された前記変換制御情報により表される分割文字数及
    び並べ替え規則に従い並べ替えて文字データを復元する
    復元手段とを具備したことを特徴とする情報通信端末。
  8. 【請求項8】 前記受信手段により受信されたデータに
    含まれる復元前の複数の文字ブロックを表示器に表示
    し、この状態でユーザにより特定の復元指示が入力され
    たことに応じて、前記復元手段により復元された文字デ
    ータを前記表示器に表示する表示制御手段を、さらに具
    備したことを特徴とする請求項5又は7記載の情報通信
    端末。
  9. 【請求項9】 第1の端末から第2の端末へ通信チャネ
    ルを介して画像データを伝送するデータ伝送システムに
    おいて、 前記第1の端末は、 送信対象の画像データを複数の画像ブロックに分割し
    て、これらの画像ブロック相互の位置関係を変換規則に
    従い変換する位置変換手段と、 この位置変換手段により位置関係が変換された後の複数
    の画像ブロックを含むデータを、第2の端末に向けて前
    記通信チャネルへ送信する送信手段とを備え、 前記第2の端末は、 前記第1の端末から通信チャネルを介して伝送されたデ
    ータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    画像ブロックの位置関係を、前記変換規則に従い変換し
    て原画像データを復元する復元手段とを備えたことを特
    徴とするデータ伝送システム。
  10. 【請求項10】 送信対象の画像データを複数の画像ブ
    ロックに分割して、これらの画像ブロック相互の位置関
    係を変換規則に従い変換する位置変換手段と、 この位置変換手段により位置関係が変換された後の複数
    の画像ブロックを含むデータを、第2の端末に向け通信
    チャネルへ送信する送信手段とを具備したことを特徴と
    する情報通信端末。
  11. 【請求項11】 前記位置変換手段は、送信対象の画像
    データを受信側との間で予め定義した分割形態に従い複
    数の画像ブロックに分割し、これらの画像ブロック相互
    の位置関係を受信側との間で予め定義した並べ替え規則
    に従い並び替えることを特徴とする請求項10記載の情
    報通信端末。
  12. 【請求項12】 前記位置変換手段は、送信対象の画像
    データを自己の端末において独自に定めた分割形態に従
    い複数の画像ブロックに分割し、これらの画像ブロック
    相互の位置関係を独自に定めた並べ替え規則に従い並び
    替え、 前記送信手段は、前記位置変換手段により位置関係の並
    び替えがなされた後の複数の画像ブロックと、前記独自
    に定めた分割形態及び並べ替え規則を表す変換制御情報
    とを含むデータを、受信側の情報通信端末に向け通信ネ
    ットワークへ送信することを特徴とする請求項10記載
    の情報通信端末。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の情報通信端末が送信
    したデータを受信する機能を備える情報通信端末におい
    て、 送信側の情報通信端末から通信チャネルを介して伝送さ
    れたデータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    画像ブロック相互の位置関係を、前記変換規則に従い変
    換して画像データを復元する復元手段とを具備したこと
    を特徴とする情報通信端末。
  14. 【請求項14】 前記復元手段は、ユーザによる前記変
    換規則の入力を待ち、入力された変換規則に従い、前記
    受信された複数の画像ブロック相互の位置関係を変換し
    て画像データを復元することを特徴とする請求項14記
    載の情報通信端末。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の情報通信端末が送信
    したデータを受信する機能を備える情報通信端末におい
    て、 送信側の情報通信端末から通信チャネルを介して伝送さ
    れたデータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータに含まれる複数の
    画像ブロック相互の位置関係を、当該画像ブロックと共
    に受信された前記変換制御情報により表される分割形態
    及び並べ替え規則に従い並べ替えて画像データを復元す
    る復元手段とを具備したことを特徴とする情報通信端
    末。
  16. 【請求項16】 前記受信手段により受信されたデータ
    に含まれる複数の画像ブロックを表示器に表示し、この
    状態でユーザにより復元指示が入力されたことに応じ
    て、前記復元手段により復元された画像データを前記表
    示器に表示する表示制御手段を、さらに具備したことを
    特徴とする請求項13又は15記載の情報通信端末。
  17. 【請求項17】 文字データからなる電子メール本文を
    画像データに変換し、この画像データを複数の画像ブロ
    ックに分割した後、これらの画像ブロック相互の位置関
    係を変換規則に従い変換する位置変換手段と、 この位置変換手段により位置関係が変換された後の複数
    の画像ブロックを、添付ファイルとして前記電子メール
    に添付して通信チャネルへ送信する送信手段とを具備し
    たことを特徴とする情報通信端末。
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