JP2002333885A - 発音操作装置及びこれを用いた電子楽器 - Google Patents

発音操作装置及びこれを用いた電子楽器

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JP2002333885A
JP2002333885A JP2001137101A JP2001137101A JP2002333885A JP 2002333885 A JP2002333885 A JP 2002333885A JP 2001137101 A JP2001137101 A JP 2001137101A JP 2001137101 A JP2001137101 A JP 2001137101A JP 2002333885 A JP2002333885 A JP 2002333885A
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signal
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pitch
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Akira Nakada
晧 中田
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電子楽器及びアコースティック楽器で
は実現することができない新しい奏法を可能とした電子
楽器を提案する。 【解決手段】 一方の手で音程を決め、他方の手で発音
操作を実行する。他方の手には何も道具を持たず、素手
で全ての動作を電気的に検出し、得られた検出信号を音
の発音情報に使う構成とした電子楽器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基本奏法は弦楽器
族に近いが、弓、ピック、バチ、爪等を使わずに素手で
全ての音楽表現を行うことができる発音操作装置及びこ
れを用いた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明で提案する電子楽器に近い従来
の電子楽器をしいて挙げるとすればシンセサイザ等と呼
ばれている電子鍵盤楽器がある。図17に従来の電子鍵
盤楽器の概略の構成を示す。従来の電子鍵盤楽器は鍵盤
1と、この鍵盤1で選択された音程を表すスイッチの接
点信号によりその選択された音程に対応した周波数の電
気信号を発生する音源2と、この音源2で発生した電気
信号を増幅する増幅器3及びスピーカ4からなる拡声装
置5とによって構成される。
【0003】音源2には各種の設定器2Aと、音響効果
を付加する音響効果付加器2B等が接続される。設定器
2Aとしては例えば発音したい音を何れの楽器の音にす
るかを設定する楽器選択、音の立上りの速度、立上り時
の音の大きさ及び立下りの速度を決める設定、音色の設
定などが存在する。また音響効果付加器2Bには発音し
ている音にピッチベンドを与える機能とか、或いは音量
を繰返し変動させる操作を行う機能などが存在する。上
述したように従来の電子鍵盤楽器では例えば音の立上り
の速度、立上り時の音の大きさ、立下りの速度等は予め
設定器2Aに設定されるため、演奏者は鍵盤1を押鍵操
作する具合によって音の立上りの速度、立上り時の音の
振幅、立下りの速度を自由に操ることはできない。つま
り、従来から言われているように、従来の電子鍵盤楽器
は演奏者独自の感情を表現することに乏しい欠点があ
る。
【0004】これらの欠点を解消するために、従来より
各種の試みがなされている。その一例としては鍵盤1の
押下速度を検出し、その検出速度に応じて発生音の立上
りの音量を制御する方法が考えられている。つまり、強
く(早く)押下操作するほど、発生する音の振幅を増大
させ、音量を大きくする機能を付加した電子鍵盤楽器が
存在する。この機能を付加したことにより、演奏者は打
鍵操作の具合により感情の一部を表現することが可能と
なったが、100%満足するものでなかった。
【0005】従来の電子鍵盤楽器の機能上の欠点を列挙
すると、 (イ) タッチレスポンス機能の欠点。 従来の電子鍵盤楽器では鍵盤接点の時間差による速度検
出を行っている為、早いパッセージをピアニシモで演奏
することが原理的に出来ない。 (ロ)レガート・スラー奏法が出来ない。 鍵盤の押鍵ごとにエンベロープジェネレーターが働き、
再発音を繰返す為、弦楽器、管楽器のような本当の意味
のレガート・スラー奏法が出来ない。電子鍵盤楽器に限
らず全ての鍵盤楽器はレガート・スラー奏法を行うこと
は出来ない。
【0006】(ハ) デターシェ奏法が出来ない。 一音一音をきちっと切って弾く、という意味で、音の立
上りが速く、立下りも速い奏法で、電子鍵盤楽器ではデ
ターシェ用のエンベロープジェネレーターが必要とな
る。それ故に、テヌート・マルカート・デターシェ等の
基本奏法の差が得られない。 (ニ) 速い装飾音及び速いトリルが出来ない。 電子鍵盤楽器に限らずあらゆる鍵盤楽器では、半音又は
全音の隣鍵を押鍵・離鍵を交互に確実に繰返す必要があ
る。10ミリ〜12ミリの鍵盤ストロークを速く弾き抜
くことは、人間工学上難しい。弦・管楽器では一つの動
作で二音交互に発音し、二倍速になる。
【0007】(ホ) 速いスタッカートをピアニシモで
奏法できない。 先に述べたエンベロープジェネレータ及びタッチレスポ
ンスの欠点に加え、押鍵時、発音位置まで押し切らない
と発音しないため、速いスタッカートの演奏が出来な
い。 (ヘ) キーオフ時のコントロールが出来ない。 上述したように、従来は電子鍵盤楽器は元より、アコー
スチック楽器、例えば、ピアノ・バイオリン・フルート
・トランペット等を見ても必ず欠点がある。「こういう
音楽をこういう表現で、ああいう音をこういう奏法で出
したい。」と作曲家・演奏家が求めても、楽器の発音原
理から、物理的に不可能である場合が多い。例えばピア
ノにバイオリンの様な持続音を出せとか、バイオリンに
ピアノの様な和音を出せなどの要求はもともと無理な要
求である。
【0008】この発明の目的は、従来の電子鍵盤楽器に
こだわらず、アコースチック楽器をも含めあらゆる奏法
を可能とする電子楽器を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の最も特徴とす
る点は発音したい音の音程を選択する音程操作装置と、
この音程選択操作で選択された音程の音を発音するため
の発音操作装置を全く独立して設けた構造の電子楽器と
した点である。つまり、一方の手で音程の選択操作を行
わせ、他方の手で発音のための操作を行わせる構造とし
たものである。この構造とすることにより、音程操作装
置で選択した音を出す、出さないは他方の手で操作する
発音操作装置で制御することができる。従って、例えば
発音操作装置で音を出す状態に保持したまま、音程操作
装置側で音程の変更を行うことにより、容易にレガート
或いはスラーの演奏を行うことができる。
【0010】以下この発明の特徴とする構成を各請求項
毎に列挙する。この発明の請求項1では、ボディ及びこ
のボディから突出して支持された指板部と、この指板部
に装着され、発生音の音程を選択して決定する音程操作
装置と、この音程操作装置で決定された音程に定められ
た周波数の電気信号を発生する信号源と、この信号源が
出力する電気信号を断続する断続制御、断状態から続状
態に制御する場合の電気信号の立上り時の振幅の制御、
続状態の持続時間の制御、続状態における電気信号の振
幅制御、続状態から断状態に制御する場合の電気信号の
立下り時間等の第1発音制御を実行する発音制御回路
と、音程操作部とは別に設けられ、音程の選択操作とは
独立して発音制御回路に電気信号の断続制御、立上り時
の振幅の制御、持続時間の制御、持続状態における振幅
の制御、立下り時間の制御等の第1発音制御を実行させ
るための発音制御信号を生成する発音操作装置と、によ
って構成した電子楽器を提案する。
【0011】この発明の請求項2では、請求項1記載の
電子楽器において、1つの音の音程を決定する音程操作
装置と、この音程操作装置が決定した音程に対応する周
波数の電気信号を発生する信号源と、この信号源が発生
した電気信号を断続制御、立上り時間の制御、持続時間
の制御、立下り時間等の第1発音制御を実行する発音制
御回路、この発音制御回路に制御信号を印加する発音操
作装置とによって1チャンネル分の発音装置を構成し、
この1チャンネル分の発音装置を複数備えた構成とした
電子楽器を提案する。
【0012】この発明の請求項3では、請求項1又は2
記載の電子楽器の何れかにおいて、ボディに一端側が回
動自在に軸支され、他端側に発音操作装置が装着された
レバーを設け、このレバーの回動位置に応じて電気信号
に第2発音制御を施す構成とした電子楽器を提案する。
この発明の請求項4では、請求項3記載の電子楽器にお
いて、第2制御とは音量制御、ピッチベンド、音色制御
の何れか一つを実行する構成とした電子楽器を提案す
る。
【0013】この発明の請求項5では、請求項3記載の
電子楽器において、第2発音制御とは音量制御、ピッチ
ベンド、音色制御の何れか二つ又は全部を実行する構成
とした電子楽器を提案する。この発明の請求項6では、
請求項1、2、3、4、5記載の電子楽器の何れかにお
いて、音程操作装置は指板部の表面に線状に配列した複
数のスイッチによって構成した電子楽器を提案する。こ
の発明の請求項7では、請求項1、2、3、4、5記載
の電子楽器の何れかにおいて、音程操作装置は指板部の
表面に配置した抵抗層とこの抵抗層とわずかな間隔で対
向して配置された導電層とによって構成した電子楽器を
提案する。
【0014】この発明の請求項8では、請求項1、2、
3、4、5記載の電子楽器の何れかにおいて、音程操作
部は指板部の長手方向に順次配列した複数の導電性フレ
ットと、この導電性フレットの配列方向に架張した導電
性弦とによって構成した電子楽器を提案する。この発明
の請求項9では、長方形状の板状態によって構成され、
一端側がベースに回動自在に支持され、遊端側がバネの
偏倚力によって一方向に弾性偏倚され、一対のストッパ
ーによって所定の回動角範囲を回動操作されるメインレ
バーと、このメインレバー上のメインレバーの支点側に
おいて一端側が回動自在に支持され、バネの偏倚力によ
ってメインレバーと同一方向に弾性偏倚力を受け、一対
のストッパーによって所定の回動角範囲を回動操作さ
れ、メインレバーより形状が小さく、高速操作が可能な
クイックレバーと、メインレバーの押下量に比例した電
圧信号を出力する第1センサと、クイックレバーの押下
量に比例した電圧信号を出力する第2センサと、によっ
て構成した発音操作装置を提案する。
【0015】この発明の請求項10では、請求項9記載
の発音操作装置において、メインレバーとクイックレバ
ーと、第1センサ及び第2センサからなる組合せを1組
とし、この組合を複数組装備した構成とした発音操作装
置を提案する。この発明の請求項11では、請求項9、
10記載の発音操作装置の何れかにおいて、クイックレ
バーの表面にこのクイックレバーの支点と遊端とを結ぶ
方向に複数の凹凸を形成した構成とした発音操作装置を
提案する。この発明の請求項12では、請求項9、1
0、11記載の発音操作装置の何れかにおいて、メイン
レバー上にクイックレバーを複数設けた構成とした発音
操作装置を提案する。
【0016】この発明の請求項13では、請求項9、1
0、11、12記載の発音操作装置の何れかにおいて、
メインレバーの遊端側の短辺方向のほぼ中央に上向に突
出した突起部を設けた構成とした発音操作装置を提案す
る。この発明の請求項14では、請求項9、10、1
1、12記載の発音操作装置の何れかにおいて、第1セ
ンサと第2センサの各検出信号を乗算した結果を発音操
作装置の出力信号とする構成とした発音操作装置を提案
する。この発明の請求項15では、請求項9、10、1
1、12、13記載の発音操作装置の何れかにおいて、
メインレバーの上面に接触センサを設け、この接触セン
サの検出信号と第1センサの検出信号を乗算した結果を
発音操作装置の出力信号とする構成とした発音操作装置
を提案する。
【0017】この発明の請求項16では、請求項9、1
0、11、12、13記載の発音操作装置の何れかにお
いて、メインレバーの押下速度を検出し、押下速度に比
例した振幅を持つ電圧信号を発生する速度センサと、メ
インレバーの上面に設けた接触センサの検出信号を乗算
した結果を発音操作装置の出力信号とする構成とした発
音操作装置を提案する。この発明の請求項17では、請
求項9、10、11、12、13記載の発音操作装置の
何れかにおいて、メインレバーの押下速度に比例した振
幅の電圧信号を発生する速度センサと、メインレバーの
復帰時に発生する衝撃力に比例した電圧信号を出力する
衝撃センサとを設け、これら速度センサの検出信号と、
衝撃センサの検出信号を乗算した結果を出力信号とする
構成とした発音操作装置を提案する。
【0018】この発明の請求項18では、請求項11、
12、13記載の発音操作装置の何れかにおいて、複数
のクイックレバーのそれぞれに押下量に比例した電圧信
号を発生する第2センサを設け、これら第2センサの各
検出信号の加算結果と、メインレバーの押下量に比例し
た電圧信号を出力する第1センサの検出信号を乗算した
結果を発音操作装置の出力信号とする構成とした発音操
作装置を提案する。この発明の請求項19では、請求項
9、10、11、12、13記載の発音操作装置の何れ
かにおいて、メインレバーの上面に設けた接触センサ
と、メインレバーの復帰時に発生する衝撃力を検出する
衝撃センサと、メインレバーの押下操作を解除した時点
からメインレバーの下部に配置されたベースに押下力が
与えられるまでの時間を計測し、この計測した時間に逆
比例した電圧信号を出力するはじきセンサとを設け、こ
れらの各センサの検出信号を乗算した結果を出力信号と
する構成とした発音操作装置を提案する。
【0019】この発明の請求項20では、請求項14、
15、16、17、18、19で規定した出力信号の全
てを出力する発音操作装置を提案する。この発明の請求
項21では、ボディと、ボディから突出して支持した指
板部と、この指板部に装着した音程操作装置と、請求項
9記載の発音操作装置とによって構成した電子楽器を提
案する。作用 この発明の請求項1〜8で提案した電子楽器によれば音
程操作装置と、発音操作装置は独立して別々に操作する
構成としたから、音程の選択操作に制限されることな
く、発音のための操作を独立して行うことができる。
【0020】この結果、速いパッセージをピアニシモで
演奏することができる。またレガート、スラー等の奏法
を実現することができる。更に、この発明の発音操作装
置によれば、特に請求項9で提案したように形状が小さ
く高速操作を可能とした第2レバーを設けたから、従来
技術の欠点(ハ)として指摘したデターシェ奏法を実現
することができる。また、請求項11で提案した発音操
作装置によれば、クイックレバーの上面に支点と遊端間
の方向に複数の凹凸を設けたから、この凹凸を指でこす
ることにより従来技術の欠点(ニ)で指摘した速い装飾
音及び速いトリルを演奏できる。更に速いスタッカート
をピアニシモで演奏することができる。
【0021】また、請求項19では、はじきセンサを設
けたから、音の立下りの時間を自由に制御することがで
きる。このように、この発明によれば従来では全く不可
能であった各種の奏法を実現することができる全く新し
い楽器を提供することができる利点が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の特徴とする構成を図1
に示す電気ブロック図によって説明する。図中100は
発音したい音の音程を決定する音程操作装置、200は
発音したい音を出す出さない及び発音したい音の立上り
の音量(振幅)、音の持続時間、音の立下りの速度等を
制御する発音操作装置、300は音程操作装置100で
選択した音程に対応した周波数の電気信号を発生する信
号源、400は発音操作装置200から出力される発音
制御信号により信号源300から出力される電気信号を
断続制御することと振幅を制御する発音制御回路、50
0は増幅器501とスピーカ502とによって構成され
る拡声装置を示す。
【0023】発音制御回路400は信号源300から出
力される電気信号と発音操作装置200から出力される
発音制御信号とを乗算する乗算手段で構成することがで
きる。具体的には例えば可変利得制御増幅器を用いるこ
とができる。図1に示すように、この発明の特徴とする
構成は音程操作装置100と発音操作装置200とを独
立して設けた点である。その特徴とする構成により得ら
れる全く新規な作用効果は、以下に説明する実施例によ
り明らかにされるであろう。図2にこの発明による電子
楽器の外観構造の一例を示す。図2Aでは比較小型に構
成し、アルト或いはソプラノ型の電子楽器とした場合を
示す。この場合には楽器をベルト5で首から吊り下げて
支持し、立ち歩きが可能な状態で演奏することを目指し
た例を示す。
【0024】図2Bに示す例では比較的大形に構成し、
楽器の重量は支持棒6で支えて演奏する。この場合は座
奏が中心である。図3を用いてこの発明による電子楽器
の概略の構成を示す。図3において、11はボディを示
す。図3に示す例では一般的な弦楽器のボディと類似し
た形状とした場合を示すが、必ずしもその必要はない。
ボディ11から突出して指板部12が設けられる。この
指板部12も通常の弦楽器のネックと呼ばれる部材と同
様の構造とすることができる。指板部12に音程操作装
置100が装着される。図3に示す例では導電性の弦1
01と指板部12に配列した導電性フレット102とに
よって音程操作装置100を構成した例を示す。
【0025】13は一端側をボディ11に回動自在に軸
支したレバーを示す。レバー13の他端側に図1に示し
た発音操作装置200を装着する。レバー13の回動支
点13Aには後に説明するように例えば音量調整用の可
変抵抗器、或いはピッチベント用の可変抵抗器が装着さ
れ、レバー13の回動角に応じて音量調整或いはピッチ
ベント操作を実行できるように構成される。音程操作装
置100は先にも説明したように導電性弦101と導電
性フレット102とによって構成した場合を示す。導電
性弦101の本数は楽器の性格に応じて4〜6本程度に
選定される。つまりギター族の楽器を想定する場合は6
本、バイオリン族では4本、三味線の場合は3本とな
る。図3に示す例ではバイオリン族の楽器を想定し、弦
を4本とした場合を示す。
【0026】音程の選択は導電性弦101を導電性フレ
ット102に押し付け、その導通により、どの弦とどの
フレットが接触したかにより音程を決定する。従って、
導電性弦101は通常の楽器のように所定の周波数で共
振する強度に張力を与える必要はない。音程操作装置1
00の他の例としては図4に示すように指板部12の表
面に例えばメンブレンスイッチ103(積層されたシー
ト間に接点を配置して構成するスイッチ)を線状に配列
し、このメンブレンスイッチ103を押下操作して音程
を決定する構造とするか、或いは図5に示すように指板
部12の前面に抵抗層104を形成すると共に、この抵
抗層104と対抗して絶縁シート106を配置し、この
絶縁シート106の裏面に各弦と対応して細条の導電層
105を形成し、絶縁シート106を押下して導電層1
05を抵抗層104に接触させることにより、抵抗層1
05から位置に応じた電圧信号を得、この電圧信号によ
り音程を決定する構造も考えられる。
【0027】何れの構造の音程操作装置100を用いる
としても、音程の決定方法は通常の弦楽器の音程の決定
方法に類似し、違和感なく演奏を行うことができる。
尚、図3に示す例ではボディ11の内部にスピーカ50
2を装着し、ボディ11の内部に拡声装置500(図1
参照)を組み込んだ例を示しているが、ボディ11の内
部に拡声装置500を組み込むことはこの発明の必修要
件でないことは容易に理解できよう。また、図1に示し
た信号源300と発音制御回路400をボディ11の内
部に格納するか、ボディ11の外部に別体に設置するか
も自由に選択することができる。
【0028】次に、発音操作装置200の構成を図6乃
至図8を用いて説明する。図6乃至図8において、21
は発音操作装置200を覆うカバー、22は発音操作装
置200の各構成要素を支持するためのベース、23は
発音操作装置200の基本となるメインレバー、24は
この発明の特徴とするクイックレバーを示す。先ず、メ
インレバー23の構造について説明する。メインレバー
23は平面形状がほぼ長方形の板状体によって構成さ
れ、その一端側が板バネ231によってベース22に連
結され、板バネ22の偏倚力によって他端側に上向のプ
リテンションを与える。この上向のプリテンションはベ
ース22の裏側に配置したレバーストッパ226とメイ
ンレバー23から下向きに突出して設けたレバーストッ
パ232により受け止められ、所定の姿勢に維持され
る。尚、レバーストッパ226は、後で説明する衝撃セ
ンサ227を支持する板バネ225に取り付けられたク
ッション材によって構成され、レバーストッパ232が
直接板バネ225に接触することを回避する構造として
いる。また板バネ225とベース22との間にもクッシ
ョン材からなるレバーストッパ224を介挿し、板バネ
225がベース22に直接接触することを回避する構造
としている。
【0029】一方、レバーストッパ232はレバースト
ッパ226とは反対側にも延長され、ベース22の裏側
に装着した第1センサ223のアクチュエータとしても
作用する。第1センサ223は光学式距離測定素子(ホ
トインターラプタ)で構成される。つまり、この光学式
距離測定素子とは発光素子と受光素子と、インバータな
どによって構成され、メインレバー23の押下量に比例
した大きさの電圧信号を出力する。221はメインレバ
ー23を押下操作した場合にメインレバー23を受け止
めるレバーストッパであり、クッション材によって構成
される。
【0030】228はメインレバー23の押下操作の速
度を検出する速度センサを示す。この速度センサ228
は常閉接点と常開接点とを有して構成され、メインレバ
ー23を押下操作すると常閉接点がオフとなり、オフ信
号の発信タイミングから常開接点がオン信号を発信する
までの時間を計測する。メインレバー23の操作面には
接触センサ234が設けられる。この接触センサ234
はメインレバー23の操作面に導電板によって構成した
電極を被着するか或いは導電性のメッキ層を形成し、こ
の導電層に演奏者の指が接触した時点で、演奏者から印
加されるノイズ、或いは静電容量の変化等を検出し、演
奏者の指がメインレバー23に接触したことを検知す
る。
【0031】メインレバー23の端部と対抗する下側に
はベース22に接触センサで構成したはじきセンサ22
9が装着されて配置される。このはじきセンサ229
も、導電板で構成した電極或いは導電性のメッキ層等に
よって構成することができる。はじきセンサ229に演
奏者の指が触れたことを例えばノイズの増加或いは静電
容量の変動等により検知し、接触センサ234から指が
離れたタイミングから、はじきセンサ229に指が触れ
るまでの間の時間を計測し、その時間に逆比例した値を
持つ電圧信号を生成させる。つまり、演奏者の指が接触
センサ234からはじきセンサ229に至る時間が短い
程、電圧値が大きい電圧信号を発信する。速度センサ2
28と第1センサ223は従来より良く知られている構
成であるから、ここではこれ以上の詳細説明は省略する
ことにする。
【0032】次にこの発明の特徴とするクイックレバー
24の構成を説明する。図6に示す例では1本のメイン
レバー23上に2本のクイックレバー24A、24Bを
装着した例を示すが、必ずしも2本がこの発明の必修要
件でなく、1本でもよいし、また3本としてもよい。こ
こでは1本のメインレバー23上に2本のクイックレバ
ー24A、24Bを装着した例を説明する。各クイック
レバー24A、24Bはメインレバー23より形状が小
さく形成され、高速操作に応答できるように構成する。
つまり、各クイックレバー24A、24Bの後端側は板
バネ241とスペーサ242を通じてメインレバー23
に連結され、メインレバー23上において、クイックレ
バー24A、24Bの各遊端側に上向に働くプリテンシ
ョンを与える。これと共に、各クイックレバー24A、
24Bの裏側から下向に突出したレバーストッパ243
がメインレバー23の裏側に設けたストッパ245に当
接して受け止められ、これによりクイックレバー24
A、24Bの静止位置が位置決めされる。244はクイ
ックレバー24A、24Bを押下操作した場合のストッ
パを示し、メインレバー23上に取り付けられたクッシ
ョン材によって構成される。
【0033】レバーストッパ243の折曲がり部分と対
向するメインレバー23の裏側に第2センサ246が装
着される。この第2センサ246は先に説明した第1セ
ンサ223と同様に光学式距離測定素子とインバータな
どによって構成することができ、各クイックレバー24
Aと24Bの押下量に比例した電圧信号を発生する。以
上は主に、メインレバー23とクイックレバー24A、
24Bに付加した各種のセンサについて説明した。次に
メインレバー23とクイックレバー24A、24Bに付
した形状の特徴について説明する。メインレバー23に
はその操作面(接触センサ234を付した部分)に短辺
方向のほぼ中央に突起233を形成した形状を特徴とす
るものである。図6に示す例では両側の長辺から短辺方
向のほぼ中央に向って漸次高くなる傾斜面を付し、中央
部分で最高となる突起233を形成した例を示す。この
突起233を形成したメインレバー23を複数本並列に
配置することによりメインレバー23の配列方向に鋸歯
状の凹凸を複数形成することができる。この凹凸の配列
方向に指を指摺動させることにより各メインレバー23
を順序良く押下操作することができる。これによりギタ
ーのコード奏法が可能となる。
【0034】クイックレバー24A、24Bの各上面に
は各クイックレバー24A及び24Bのそれぞれの支点
と遊端を結ぶ方向に複数の凹凸を形成する。この凹凸も
望ましくは鋸歯状に形成すると操作性を向上することが
できる。つまり、この凹凸の配列方向(回りに示す矢印
Bの方向)に指を滑らせることによりクイックレバー2
4A、24Bを高速で上下動させることができる。従っ
て同音連打を容易に演奏することができる。更に、クイ
ックレバーを24Aと24Bの2本設けることにより、
この2本のクイックレバー24Aと24Bを2本の指で
交互に操作(凹凸を使って行う操作)することにより従
来の鍵盤楽器では考えられないほどの速度で同音連打を
演奏することができる利点が得られる。
【0035】図8は上述したメインレバー23とクイッ
クレバー24A、24Bを1組とする組を4組設けた発
音操作装置200の外観構造の一例を示す。メインレバ
ー23とクイックレバー24A、24Bの組を4組設け
たことにより、4つの音を同時に発音することができ
る。これらの音は指の操作に完全に同期しており、原理
的に指の操作に対して遅れなく発音させることができ
る。図9は上述した4チャンネル型の電子楽器の全体の
電気回路の構成を示す。音程操作装置100で選択され
た音程により信号源110A、110B、110C、1
10Dを構成する例えば電圧制御発振器が各音程に対応
する周波数の電気信号を発生する。弦101がフレット
102に押さえ付けられていないチャンネルは開放弦に
対応する音程の信号が発生される。
【0036】音程操作装置100から出力された各音程
を決める制御信号は信号源300に供給され、信号源3
00を構成する例えば電圧制御発振器VCOで、音程操
作装置100で選択された音程の周波数を持つ信号に変
換される。信号源300で発生した電気信号は発音制御
回路400を構成する、例えば可変利得制御増幅器VC
Aの例えば利得制御入力端子に入力される。可変利得制
御増幅器VCAの各信号入力端子には発音操作装置20
0の出力信号を入力する。従って、この構成によれば信
号源300から選択された音程の周波数を持つ電気信号
が可変利得制御増幅器VCAの各利得制御入力端子に入
力されても、発音操作装置200から発音制御信号が入
力されていなければ発音制御回路400から信号が出力
されることはなく、発音操作装置200を構成するメイ
ンレバー23又はクイックレバー24A、24Bを押下
操作することにより初めて音が発生されることになる。
この明細書ではこの発音制御を第1発音制御と称するこ
とにする。
【0037】図9に示す構成から明らかなように、音程
操作装置100を構成する各弦101で定められるチャ
ンネルと、発音操作装置200を構成するメインレバー
23で定められるチャンネルとが対応付けされる。選択
した音程の弦で定まるチャンネルに対応したメインレバ
ー23又はクイックレバー24A、24Bを押下操作す
ることにより、その選択した音程の音を発音させること
ができる。図9に示す600はトータル操作装置を示
す。このトータル操作装置600により発音制御回路4
00を構成する各可変利得制御増幅器VCAから出力さ
れる楽音信号をミキシングし、そのミキシングした信号
を拡声装置500に送り出す動作を実行する。このトー
タル操作装置600に図3で説明したレバー13の回動
支点13Aに設けた可変抵抗器601、602、603
が接続され、これらの可変抵抗器601、602、60
3により拡声装置500に送り出す信号のレベル或い
は、周波数をシフトさせて音量を制御したり、或いはピ
ッチベント奏法、さらには音色制御等を実行することが
できる。このためにはレバー13を回動操作する際に、
音量調整用と、ピッチベント用と、音色制御用の区別を
付すために、レバー13を例えば前方に押し出すことな
く、そのまま平行に回動操作した場合は可変抵抗器60
1のみが回動操作されて音量のみが制御され、前方(演
奏者から見た前方)に少し押し出した姿勢でレバー13
を操作した場合はピッチベント用の可変抵抗器602の
みが回動操作され、最も前方に押し出して回動操作した
場合には、音色制御用の可変抵抗器603が回動操作さ
れて音色のみが制御されるように構成することができ
る。この明細書ではレバー13で施す音響付加制御を第
2発音制御と称することにする。
【0038】尚、レバー13の操作量を検出するセンサ
としては図9に示した可変抵抗器601、602、60
3に限らず、回転スピード、角速度、各加速度を検出す
るセンサを用いることもできる。これらの出力信号によ
りクレシェンド、デクレシェンド、スフォルツアンド、
ブライト、メロウ等の全体制御を行わせることにより、
より豊かな表現を実現することができる。以上によりこ
の発明による電子楽器の構造について理解されよう。以
下では上述した各部の構造により実現が可能となった各
種の演奏方法について説明する。
【0039】 (イ) 小さい音で早いパッセージが演奏できる理由。 この発明では形状が小さく高速操作が可能なクイックレ
バー24A、24Bを設けると共に、更にこのクイック
レバー24A、24Bをメインレバー23に設置したか
ら、小さい音で速いパッセージが演奏できる利点が得ら
れる。図10にその演奏を実現するための回路構成を示
す。音程操作装置100からは図11Aに示す一定振幅
の信号SA−1が出力され、この一定振幅の信号SA−
1が発音制御回路300として動作する可変利得制御増
幅器の例えば利得制御入力端子に供給される。
【0040】尚、音程操作装置100から出力される一
定振幅の信号SA−1の周波数は音程操作装置100で
選択した音程に対応している。一方、速いパッセージで
演奏するにはこの発明ではクイックレバー24を用い
る。クイックレバー24は1本のクイックレバーを同じ
指で繰返し操作(図7に示す矢印A参照)しても、クイ
ックレバー24は高速に応答するから速いパッセージで
演奏できる。然もそのとき、発音操作装置200の出力
信号としてはクイックレバー24の押下量を検出する第
2センサ246の検出信号SB−1(図11B参照)
と、メインレバー23の押下量を検出する第1センサ2
23の検出信号SC−1を乗算器250で乗算した乗算
信号SD−1(図11D参照)であるから、この乗算信
号SD−1の振幅はメインレバー23の押下力に比例す
ることになる。
【0041】つまり、メインレバー23を支持している
板バネ231のバネ力F1とクイックレバー24を支持
している板バネ241のバネ力F2をF1>F2の関係
に設定すれば、クイックレバー24を小さい力で高速操
作することができる。然も、クイックレバー24を小さ
い力で操作するからメインレバー2つに与える押下量を
小さく出来るため、メインレバー23の押下量は微小値
になる。この結果、乗算器250から出力する乗算信号
SD−1の振幅は小さくなり、この乗算信号SD−1を
発音制御回路400に入力すれば、その出力信号SE−
1(図11E参照)の振幅は小さくなる。従って高速操
作であるにも係わらず小さい振幅の信号SE−1を発生
させることができ、高速で然もピアニシモの音を発生さ
せることができることになる。
【0042】更に、この構成によればクイックレバー2
4を少しずつ強く弾いていくとメインレバー23も少し
ずつ深く動くため第1センサ223の出力も次第に大き
くなるため、乗算信号SDの振幅も次第に大きくなって
速くて大きい出力が得られ、表現に富んだ演算を行うこ
とができる。 (ロ) スラー・レガート奏法が実現できる理由。 この発明ではメインレバー23上に接触センサ234を
設け、この接触センサ234の検出信号を利用すること
により、従来の電子鍵盤楽器では実現できなかった、ス
ラー及びレガートを演奏することができる。
【0043】図12はスラー・レガートの演奏時の回路
構成を示す。図12において、音程操作装置100のあ
るチャンネルである音程を選択している状態とする。発
音操作装置200では、音程操作装置100で音程を選
択しているチャンネルに相当するメインレバー23を押
下操作すると、接触センサ234が接触を検知し、この
検知信号SF−2により乗算器251を導通状態に制御
する。これと同時にメインレバー23の押下量に比例し
た信号SC−2が第1センサ223から出力されるか
ら、その信号SC−2と接触センサ234の検知信号S
F−2の乗算信号SD−2が発音操作装置200の出力
信号として出力される。
【0044】接触センサ234の出力信号SF−2は常
時一定レベルの例えば「1」論理の値で与えられるか
ら、乗算信号SD−2としてはメインレバー23の押下
量に比例した電圧信号となる。従って、発音制御回路4
00は信号源300から供給された信号を、メインレバ
ー23の押下量に対応した振幅で出力する。これと同時
に、音程操作装置100で同一のチャンネルにおいて音
程の変更を行うと、音が跡切れることなく音程が変更さ
れ、スラー・レガートの演奏を行うことができる。
【0045】(ハ) デターシェ奏法が行える理由。 図13はデターシェ奏法を行う場合の回路構成を示す。
この場合にはメインレバー23の押下速度を検出する速
度センサ228の検出信号をエンベロープジェネレータ
252に入力し、エンベロープジェネレータ252から
メインレバー23の押下速度に比例した振幅を持つ信号
を発生させる。つまり、速度センサ228はメインレバ
ー23の押下速度に比例した振幅を持つ電圧信号又はデ
ジタル値を出力する。エンベロープジェネレータ252
はその入力信号の値に比例した振幅(立上り時の振幅)
を持つ信号を出力する。立上りから以後のエンベロープ
の変化は予めエンベロープジェネレータ252に設定さ
れた特性に従って変化する。
【0046】ここで、メインレバー23から指が離れる
とエンベロープジェネレータ252の電圧が如何なる電
圧にあったとしても、接触センサ234の検知信号がゼ
ロになるから、発音操作装置200の出力信号はその時
点で急激にゼロとなる。この結果、発音制御回路400
から出力される信号はオフとなり、速く音が切れる。す
なわち、テヌート・マルカート奏法との違いが明確に出
せることになる。 (ニ) 速い装飾音・トリラーを演奏できる理由。
【0047】この演奏は図10に示した回路構成で実現
することができる。つまり、クイックレバー24の押下
力によりメインレバー23にも押下力を与える。これに
より第1センサ223からその押下量に比例した電圧信
号が得られる。これと共に、クイックレバー24も押下
操作しているから、第2センサ246からも検出信号が
出力される。従って、乗算器250からそれぞれの押下
量を乗算した乗算信号SD−1が得られ、この乗算信号
SD−1により発音制御回路300が制御され、音程操
作装置100で選択している音程の音に対応する電気信
号を出力することができる。
【0048】この状態で音程操作装置100で音程の選
択操作を行うことにより、速い装飾音・トリラーを演奏
することができる。これは管・弦楽器と同じ速さで同質
の装飾音・トリラーである。 (ホ) 速いスタッカートをピアニシモで演奏できる理
由。 この演奏は図12と同じ回路構成で実現することができ
る。つまり、接触センサ234の検出信号と、第1セン
サ223から出力されるメインレバー23の押下量を検
出する信号との乗算信号により発音制御回路400を開
閉(導通、非導通)制御することができるから、音程操
作装置100から出力される信号を速い速度で断続操作
することができる。この場合、メインレバー23を大き
く押下操作しなければ弱い音で短く区切ったスタッカー
トをピアニシモで演奏することができる。
【0049】(ヘ) レバーオフ時のコントロール。 図14はレバーオフ時のコントロールを行うための回路
構成を示す。ここでは、図7で説明した衝撃センサ22
7と、速度センサ228とが用いられる。衝撃センサ2
27の出力はインバータ254により極性反転される。
従って、衝撃センサ227の出力が無信号の状態では乗
算器253に「1」論理の信号が与えられている。この
ために、速度センサ228の検出信号はエンベロープジ
ェネレータ252を通じてストレートで発音制御回路4
00に供給される。つまり、発音制御回路400はメイ
ンレバー23の押下速度に比例した振幅の信号を出力す
る。
【0050】メインレバー23から指が離れ、メインレ
バー23が板バネ231の復帰力に従って元の位置に戻
ると、そのとき衝撃センサ227はその復帰力に比例し
た大きさの電圧信号を発生する。乗算器253に与えら
れていた「1」論理の信号がほぼゼロになれば、乗算器
253は遮断状態となる。この結果、音はメインレバー
23の復帰力に比例して急激に減衰する。つまり、メイ
ンレバー23の離し方でディケイ(信号の立下りの速
度)をコントロールすることができる。
【0051】ここまでは、従来の電子鍵盤楽器では演奏
できなかった既存の奏法が、この発明によって実現でき
た例を説明した。ここからは、従来にない新たな奏法が
この発明で実現できる点について説明する。 (A) 同音連打奏法。 図15はそのための回路構成を示す。この場合にはメイ
ンレバー23と、2本のクイックレバー24A、24B
の押下量を検出する二つの第2センサ246Aと246
Bの出力は加算回路254で加算され、乗算器253に
入力される。乗算器253の他方の入力端子にはメイン
レバー23の押下量を検出する第1センサ223の検出
信号を入力する。同一のメインレバー23上に装着した
2本のクイックレバー24A、24Bを2本の指で交互
に押下する操作を繰返すことにより、最低でもピアノの
2倍の速さで同音連打が可能である。現実には2〜4倍
程度の速度で連打が可能となる。
【0052】(B) 超高速同音連打奏法。 この場合にはクイックレバー24に形成した凹凸を利用
して演奏を行う。指をクイックレバー24上で凹凸の配
列方向に摺動させることにより、クイックレバー24は
凹凸に従って上下動する。この上下動の繰返し速度は指
の摺動速度で制御することができ、指を速く動かすこと
により高速の断続信号を生成することができる。特に2
本の指で同一のメインレバー上に装着されている2本の
クイックレバー24A、24Bを交互に摺動することに
より超高速の同音連打を演奏することができる。この同
音連打の速度は過去において全く聞くことができなかっ
た速度である。
【0053】(C) パーカッシブ奏法。 図16はパーカッシブ奏法を演奏するに必要の回路構成
を示す。この場合には接触センサ234と、衝撃センサ
227と、はじきセンサ229が用いられる。接触セン
サ234の検出信号はインバータ255で極性反転され
て乗算器253の一方の入力端子に入力される。衝撃セ
ンサ227の検出信号はエンベロープジェネレータ25
6に入力され、エンベロープジェネレータ256の出力
を乗算器253の他方の入力端子に入力する。
【0054】はじきセンサ229の検出信号はインバー
タ257を通じて乗算器258の一方の入力端子に供給
し、この乗算器258の他方の入力端子には乗算器25
3の出力信号を入力する。このように構成することによ
り、指がメインレバー23に接触しているときはインバ
ータ255により乗算器253は閉状態であり、指を
“ピン”とはじくと衝撃センサ227に出力が得られ、
エンベロープジェネレータ256がエンベロープを発生
し、乗算器253に入力されるが、このとき接触センサ
234から指が離れているので、インバータ255は出
力が出て、乗算器253は開状態となりエンベロープジ
ェレータ256の発生通りの信号が乗算器258の入力
まで伝達される。一方、はじきセンサ229は図6及び
図7に示したようにメインレバー23を押し切った真下
のベース22の一部に設置してある。
【0055】従って、メインレバー23を指で“ピン”
とはじいた後、(図7に示す矢印C)はじきセンサ22
9に接していない状態でははじきセンサ229は出力は
得られず、インバータ257により乗算器258は開い
た状態である。従って、エンベロープジェネレータ25
6の信号通りの発音がなされる。はじきセンサ229に
指が接したときははじきセンサ229出力は、インバー
タ257により極性反転されて乗算器258に入力され
るから、乗算器258は閉じた状態となり、エンベロー
プジェネレータ256の出力は減衰途中で切れる。つま
り、音は減衰中にダンプされ消える。従って、はじきセ
ンサ229の制御の仕方を変えることにより音の減衰中
のダンプの仕方を操ることができる。
【0056】今まで説明してきた音楽用語、奏法、効果
のほかにソステヌート・マルカート・クレシェンド・デ
クレシェンド・スホルツアンド等々、基本的な奏法・効
果はまだ沢山あるがここではこれ以上の説明は省略する
ことにする。また、上述の実施例ではボディ11の内部
に信号源300と発音制御回路400と拡声装置500
を全て組込んだ例を説明したが、ボディ11にはこれら
信号源300と発音制御回路400と拡声装置500を
格納せずに外部に設置してもよい。この場合、電子楽器
としては音程操作装置100と発音操作装置200を装
備すればよいことになる。このような構成の電子楽器と
することにより、従来から存在する電子楽器用の音源装
置を利用して演奏を行うことができる利点が得られる。
【0057】尚、上述では1本のメインレバー23上に
小型のクイックレバー24A、24Bを設けた例を説明
したが、このメインレバー23の上に中型のレバーと、
この中型のレバーの上に小型のクイックレバーとを設け
てもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
音程操作と発音操作とを独立して行わせる構造としたか
ら、音程の選択操作に制限されることなく発音の制御を
行うことができる。この結果、演奏上の自由度が向上
し、表現の豊かな演奏を行うことができる利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子楽器の特徴を説明するため
のブロック図。
【図2】この発明による電子楽器の全体の外観構造の一
例を説明するための正面図。
【図3】この発明による電子楽器の構造上の特徴を説明
するためのAは正面図、Bは側面図である。
【図4】図3に示したこの発明の電子楽器に用いられる
音程操作装置の変形実施例を説明するための平面図。
【図5】図3に示したこの発明の電子楽器に用いられる
音程操作装置の他の変形例を説明するための拡大断面
図。
【図6】この発明の特徴とする発音操作装置の一例を説
明するための一部を断面とした斜視図。
【図7】図6と同様の断面図。
【図8】この発明による電子楽器に用いる発音操作装置
の全体の外観構造の一例を説明するための斜視図。
【図9】この発明による電子楽器の電気回路の全体を説
明するためのブロック図。
【図10】この発明による電子楽器によって演奏するこ
とが可能となった奏法の一例を説明するためのブロック
図。
【図11】図10の動作を説明するための波形図。
【図12】この発明による電子楽器によって演奏するこ
とが可能となった奏法の一例を説明するためのブロック
図。
【図13】図12と同様のブロック図。
【図14】図12と同様のブロック図。
【図15】図12と同様のブロック図。
【図16】図12と同様のブロック図。
【図17】従来の電子鍵盤楽器の概要を説明するための
ブロック図。
【符号の説明】
11 ボディ 12 指板部 13 レバー 100 音程操作装置 101 導電性弦 102 導電性フレット 200 発音操作装置 21 カバー 22 ベース 23 メインレバー 24、24A、24B クイックレバー 221 レバーストッパ 223 第1センサ 227 衝撃センサ 228 速度センサ 229 はじきセンサ 234 接触センサ 246 第2センサ 300 信号源 VCO 電圧制御発振器 400 発音制御回路 VCA 可変利得増幅器 500 拡声装置 600 トータル操作装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.ボディ及びこのボディから突出して
    支持された指板部と、 B.この指板部に装着され、発生音の音程を選択して決
    定する音程操作装置と、 C.この音程操作装置で決定された音程に定められた周
    波数の電気信号を発生する信号源と、 D.この信号源が出力する電気信号を断続する断続制
    御、断状態から続状態に制御する場合の上記電気信号の
    立上り時の振幅の制御、続状態の持続時間の制御、続状
    態における電気信号の振幅制御、続状態から断状態に制
    御する場合の上記電気信号の立下り時間の第1発音制御
    を実行する発音制御回路と、 E.上記音程操作部とは別に設けられ、音程の選択操作
    とは独立して上記発音制御回路に上記電気信号の断続制
    御、立上り時の振幅の制御、持続時間の制御、持続状態
    における振幅の制御、立下り時間を制御する第1発音制
    御を実行させるための発音制御信号を生成する発音操作
    装置と、 によって構成したことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子楽器において、1つ
    の音の音程を決定する音程操作装置と、この音程操作装
    置が決定した音程に対応する周波数の電気信号を発生す
    る信号源と、この信号源が発生した電気信号を断続制
    御、立上り時間の制御、持続時間の制御、立下り時間の
    第1発音制御を実行する発音制御回路と、この発音制御
    回路に発音制御信号を印加する発音操作装置とによって
    1チャンネル分の発音装置を構成し、この1チャンネル
    分の発音装置を複数備えた構成としたことを特徴とする
    電子楽器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子楽器の何れか
    において、上記ボディに一端側が回動自在に軸支され、
    他端側に上記発音操作装置が装着されたレバーを設け、
    このレバーの回動位置に応じて上記電気信号に第2発音
    制御を施す構成としたことを特徴とする電子楽器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子楽器において、上記
    第2発音制御は音量制御、ピッチベンド、音色制御の何
    れか一つを実行する構成としたことを特徴とする電子楽
    器。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電子楽器において、上記
    発音制御は音量制御、ピッチベンド、音色制御の何れか
    二つ又は全部を実行する構成としたことを特徴とする電
    子楽器。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4、5記載の電子楽
    器の何れかにおいて、上記音程操作装置は上記指板部の
    表面に線状に配列した複数のスイッチによって構成した
    ことを特徴とする電子楽器。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5記載の電子楽
    器の何れかにおいて、上記音程操作装置は上記指板部の
    表面に配置した抵抗層とこの抵抗層とわずかな間隔で対
    向して配置された導電層とによって構成したことを特徴
    とする電子楽器。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5記載の電子楽
    器の何れかにおいて、上記音程操作部は上記指板部の長
    手方向に順次配列した複数の導電性フレットと、この導
    電性フレットの配列方向に架張した導電性弦とによって
    構成したことを特徴とする電子楽器。
  9. 【請求項9】 A.長方形状の板状態によって構成さ
    れ、一端側がベースに回動自在に支持され、遊端側がバ
    ネの偏倚力によって一方向に弾性偏倚され、一対のスト
    ッパーによって所定の回動角範囲を回動操作されるメイ
    ンレバーと、 B.このメインレバー上の上記メインレバーの支点側に
    おいて一端側が回動自在に支持され、バネの偏倚力によ
    って上記メインレバーと同一方向に弾性偏倚力を受け、
    一対のストッパーによって所定の回動角範囲を回動操作
    され、上記メインレバーより形状が小さく、高速操作が
    可能なクイックレバーと、 C.上記メインレバーの押下量に比例した電圧信号を出
    力する第1センサと、 D.上記クイックレバーの押下量に比例した電圧信号を
    出力する第2センサと、 によって構成したことを特徴とする発音操作装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の発音操作装置におい
    て、上記メインレバーとクイックレバーと、第1センサ
    及び第2センサからなる組合せを1組とし、この組合を
    複数組装備した構成としたことを特徴とする発音操作装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9、10記載の発音操作装置の
    何れかにおいて、上記クイックレバーの表面にこのクイ
    ックレバーの支点と遊端とを結ぶ方向に複数の凹凸を形
    成した構成としたことを特徴とする発音操作装置。
  12. 【請求項12】 請求項9、10、11記載の発音操作
    装置の何れかにおいて、上記メインレバー上に上記クイ
    ックレバーを複数設けた構成としたことを特徴とする発
    音操作装置。
  13. 【請求項13】 請求項9、10、11、12記載の発
    音操作装置の何れかにおいて、上記メインレバーの遊端
    側の短辺方向のほぼ中央に上向に突出した突起部を設け
    た構成としたことを特徴とする発音操作装置。
  14. 【請求項14】 請求項9、10、11、12記載の発
    音操作装置の何れかにおいて、上記第1センサと第2セ
    ンサの各検出信号を乗算した結果を発音操作装置の出力
    信号とする構成としたことを特徴とする発音操作装置。
  15. 【請求項15】 請求項9、10、11、12、13記
    載の発音操作装置の何れかにおいて、上記メインレバー
    の上面に接触センサを設け、この接触センサの検出信号
    と上記第1センサの検出信号を乗算した結果を発音操作
    装置の出力信号とする構成としたことを特徴とする発音
    操作装置。
  16. 【請求項16】 請求項9、10、11、12、13記
    載の発音操作装置の何れかにおいて、 上記メインレバーの押下速度を検出し、押下速度に比例
    した振幅を持つ電圧信号を発生する速度センサと、上記
    メインレバーの上面に設けた接触センサの検出信号を乗
    算した結果を発音操作装置の出力信号とする構成とした
    ことを特徴とする発音操作装置。
  17. 【請求項17】 請求項9、10、11、12、13記
    載の発音操作装置の何れかにおいて、上記メインレバー
    の押下速度に比例した振幅の電圧信号を発生する速度セ
    ンサと、上記メインレバーの復帰時に発生する衝撃力に
    比例した電圧信号を出力する衝撃センサとを設け、これ
    ら速度センサの検出信号と、衝撃センサの検出信号を乗
    算した結果を出力信号とする構成としたことを特徴とす
    る発音操作装置。
  18. 【請求項18】 請求項11、12、13記載の発音操
    作装置の何れかにおいて、上記複数のクイックレバーの
    それぞれに押下量に比例した電圧信号を発生する第2セ
    ンサを設け、これら第2センサの各検出信号の加算結果
    と、上記メインレバーの押下量に比例した電圧信号を出
    力する第1センサの検出信号を乗算した結果を発音操作
    装置の出力信号とする構成としたことを特徴とする発音
    操作装置。
  19. 【請求項19】 請求項9、10、11、12、13記
    載の発音操作装置の何れかにおいて、上記メインレバー
    の上面に設けた接触センサと、メインレバーの復帰時に
    発生する衝撃力を検出する衝撃センサと、上記メインレ
    バーの押下操作を解除した時点からメインレバーの下部
    に配置されたベースに押下力が与えられるまでの時間を
    計測し、この計測した時間に逆比例した電圧信号を出力
    するはじきセンサとを設け、これらの各センサの検出信
    号を乗算した結果を出力信号とする構成としたことを特
    徴とする発音操作装置。
  20. 【請求項20】 請求項14、15、16、17、1
    8、19で規定した出力信号の全てを出力する発音操作
    装置。
  21. 【請求項21】 ボディと、このボディから突出して支
    持された指板部と、この指板部に装着した音程操作装置
    と、請求項9記載の発音操作装置とによって構成したこ
    とを特徴とする電子楽器。
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