JP2002333572A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002333572A
JP2002333572A JP2001140407A JP2001140407A JP2002333572A JP 2002333572 A JP2002333572 A JP 2002333572A JP 2001140407 A JP2001140407 A JP 2001140407A JP 2001140407 A JP2001140407 A JP 2001140407A JP 2002333572 A JP2002333572 A JP 2002333572A
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JP
Japan
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calculation
accumulation
ccd
time
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001140407A
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English (en)
Inventor
Toshimi Watanabe
利巳 渡邉
Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
Hidehiko Aoyanagi
英彦 青柳
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積型光電変換素子の蓄積データが無駄に廃
棄されることのないカメラの提供。 【解決手段】 被写体光を蓄積型の光電変換素子である
CCDセンサで受光し、その光電変換素子の出力に基づ
いて測光および焦点検出を行うカメラに適用される。C
CDセンサからのデータ転送およびそのデータのAD変
換の最中に、レリーズボタンが全押しされて撮影動作が
開始された場合には、データ転送およびAD変換の処理
を中断することなく、撮影動作と並行して継続処理され
る。データ転送およびAD変換処理が終了したならば、
そのデータに基づいてAE演算を行う。このAE演算結
果は次回の撮影動作の際に使用される。そのため、CC
D蓄積結果が無駄にならず、被写体輝度の変化への追従
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD素子やCM
OS素子等の蓄積型光電変換素子を用いて焦点検出およ
び測光を行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CCD素子やCMOS素子等
の蓄積型光電変換素子を用いて焦点検出および測光を行
うカメラが知られている。光電変換素子に蓄積された信
号はアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器
に転送され、AD変換器によりデジタルデータに変換さ
れる。このデジタルデータはAF/AE演算装置に入力
され、デジタルデータに基づいて焦点検出および測光に
関する演算が行われる。
【0003】これらのCCD蓄積、転送およびAD変
換、AF/AE演算は図11に示すようにシーケンシャ
ルに行われ、これらの処理中にレリーズボタンが全押し
された場合には、直ちに処理が中断されてレリーズ動作
が開始される。例えば、図11の時刻TAにレリーズボ
タンの全押し操作が行われた場合、メインミラーのミラ
ーアップ動作が行われて光電変換素子に被写体光を導く
サブミラーが光路外に外れる。そのため、光電変換素子
による蓄積動作が中断され、レリーズ処理が行われる。
【0004】転送およびAD変換処理が行われている最
中の時刻TBに全押し操作がされた場合には、転送およ
びAD変換処理を中断してレリーズ処理を行う。また、
AF/AE演算中の時刻TCに全押し操作がされた場合
にも、AF/AE演算を中断してレリーズ処理が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時刻T
BやTCの全押し操作時には、既に光電変換素子による
蓄積動作が終了しているので、従来のように各処理を中
断すると蓄積データが無駄になる。また、そのデータに
基づくAE演算が行われないため、被写体輝度の変化に
対する追従性が悪くなるという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、蓄積型光電変換素子を用
いて焦点検出や測光を行うカメラにおいて、蓄積型光電
変換素子の蓄積データが無駄に廃棄されることのないカ
メラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1および図4に対応付けて説明する。 (1)図1および図4に対応付けて説明すると、請求項
1の発明は、撮影光学系1を通過した被写体光の少なく
とも一部を受光して、光電変換により蓄積された電荷を
電気信号として出力する蓄積型光電変換素子4bと、光
電変換素子4bからのデータ転送および転送されたデー
タのアナログデジタル変換を行うデータ処理部5,6
と、データ処理部5,6の処理結果に基づいて焦点検出
演算および測光演算を行う演算部6とを備えるカメラに
適用され、データ処理部5,6によるデータ処理中tb2
に撮影動作が開始された場合であっても、データ処理部
5,6によるデータ処理を継続して、演算部6による演
算の結果を撮影動作の間または撮影動作の終了後に求め
るように制御する制御手段6を備えて上述の目的を達成
する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにお
いて、撮影動作と並行して行われたデータ処理の処理結
果に基づいて、測光演算を撮影動作と並行して行うよう
にしたものである。 (3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにお
いて、演算中に撮影動作が開始されると演算を中断し、
測光演算のみを撮影動作と並行して演算するようにした
ものである。
【0008】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態
の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態
に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明によるカメラの一実施
の形態を示す図であり、カメラの概略構成を示す。図1
において、撮影レンズ1からの被写体光は、ハーフミラ
ーで構成されたメインミラー2により透過光と反射光と
に分割される。メインミラー2の裏面側には、透過被写
体光の一部を焦点検出センサモジュール4へと反射する
サブミラー3が設けられている。焦点検出センサモジュ
ール4には再結像光学系4aおよびCCDセンサ4bが
設けられており、焦点検出センサモジュール4はセンサ
駆動回路5により制御される。
【0010】6はCPU、7は撮影レンズ1の焦点調節
状態を制御するためのレンズ駆動制御回路であり、9は
シャッタ、10は銀塩フィルム、11は銀塩フィルム1
0の給送および巻き戻しを行うフィルム給送回路であ
る。12は焦点板、13はペンタプリズム、14はAE
センサであり、AEセンサ14にはフォトダイオードが
用いられる。AEセンサ14の出力はCPU6に入力さ
れる。操作部8は、半押しスイッチSW1および全押し
スイッチSW2を備えている。
【0011】半押しスイッチSW1は不図示のレリーズ
ボタンが第1ストロークまで押し込まれるとオンとなる
スイッチであり、半押しスイッチSW1がオンとされる
と撮影レンズ1の焦点調節が開始される。全押しスイッ
チSW2はレリーズボタンが第2ストロークまで押し込
まれるとオンとなるスイッチであり、全押しスイッチS
W2がオンされるとCPU6からレリーズ信号が発生さ
れて一連のレリーズ動作が実行される。
【0012】メインミラー2を透過した被写体光の光軸
付近の光束はサブミラー3で反射され、焦点検出センサ
モジュール4に導かれる。焦点検出センサモジュール4
に入射した光束は再結像光学系4aによりCCDセンサ
4b上に結像される。CCDセンサ4bで光電変換され
て出力される電気信号は、センサ駆動回路5を介してC
PU6に転送される。CPU6では、CCDセンサ4b
からのアナログ電気信号がデジタル信号にA/D変換さ
れ、その信号に基づいて撮影レンズ1の焦点調節状態の
検出(AF演算)および被写体の輝度情報の算出(AE
演算)が行われる。A/D変換後のデータや演算結果
は、CPU6のメモリ(不図示)に記憶される。なお、
CCDセンサ4aには撮影領域の中心部分に設けられた
一つの焦点検出エリアに対応する撮像領域を有してお
り、この焦点検出エリア内の被写体光に基づいてAF演
算・AE演算が行われる。
【0013】一方、メインミラー2で反射された被写体
光は、フィルム面と共役な位置に設けられた焦点板12
に結像する。この被写体像はペンタプリズム13により
正立像に変換され、撮影者はこの成立像を不図示の接眼
レンズを通して観察する。被写体光の一部はペンタプリ
ズム13を介してAEセンサ14に導かれ、AEセンサ
14により電気信号に変換される。この電気信号はCP
U6に入力され、CPU6において輝度情報が算出され
る。
【0014】なお、本実施の形態のカメラでは、CCD
4bの出力信号に基づく測光とAEセンサ14による測
光とが別々に行われ、それぞれの輝度情報を用いてシャ
ッタスピードおよび絞り値が算出される。このとき、被
写体の明るさに応じて各情報に重みを付けて演算が行わ
れる。一般的に、明るい場合にはAEセンサ14による
情報の重みを増し、逆に暗い場合にはCCD4bによる
情報の重みを増す。
【0015】全押しスイッチSW2がオンされると、レ
リーズ信号が発生されメインミラー2およびサブミラー
3を光路中から待避させるミラーアップ動作が行われ
る。ミラーアップ動作が完了すると、シャッタ9の開閉
動作を行ってフィルム10を露光させる。露光終了後
は、メインミラー2およびサブミラー3を元に位置に戻
すミラーダウン動作が行われる。その後、フィルム給送
回路11によりフィルム10が給送される。
【0016】CCDセンサ4bの出力を用いて焦点検出
および測光を行う場合には、図2のタイムチャートに示
すようにCCD蓄積、データ転送およびAD変換、AF
/AE演算がシーケンシャルに行われる。この一連の処
理(CCD蓄積→転送およびAD変換→AF/AE演
算)は繰り返し実行される。図2のタイムチャートは、
全押しスイッチSW2のオン操作が無いときのタイムチ
ャートを示したものである。一方、図2の処理の最中に
全押しスイッチSW2のオン操作があった場合には、オ
ン操作の行われるタイミングに応じて図3〜5のような
タイムチャートで表される。
【0017】《タイムチャートの説明》図3は、全押し
スイッチSW2のオン操作がCCD蓄積の最中に行われ
た場合のタイムチャートを示す。図3のタイムチャート
は、図示上から順に全押しスイッチSW2のオン・オフ
状態S1、CCDセンサ4bの蓄積動作状態を表す蓄積
状態S2、データ転送およびAD変換の処理状態S3、
AF/AE演算の処理状態S4、ミラーアップ動作状態
S5、蓄積許可状態S6の各チャートを示している。
【0018】蓄積状態S2は、CCDセンサ4bによる
電荷蓄積動作が行われているか否かを表すものである
が、所定量の電荷蓄積が完了すると状態S2は蓄積中か
ら非蓄積中に変化する。この所定量の電荷蓄積の完了を
決定する方法には、ハードAGCと呼ばれるものと、ソ
フトAGCと呼ばれるものとの2種類ある。ハードAG
Cでは、CCDセンサ上にモニターセンサを設け、その
モニターセンサ部分の出力レベルが予め設定した所定値
に達すると自動的に蓄積を終了する。そして、蓄積が所
定値に達しときに、モニターセンサからの信号を蓄積完
了信号に用いる。一方、ソフトAGCでは、前回行った
蓄積時の出力と蓄積時間とを用いて、今回の最適な蓄積
時間を演算し、算出された蓄積時間に基づいて蓄積完了
が判断される。本実施の形態では、蓄積完了の判定にハ
ードAGCまたはソフトAGCのいずれを用いても良
い。
【0019】蓄積許可状態S6が禁止状態の場合には、
CCDセンサ4bによる蓄積が禁止される。図1のメイ
ンミラー2がミラーアップ動作中は、サブミラー3も撮
影光路から退避されるので、CCDセンサ4bによる正
常な電荷蓄積動作を行うことができない。そのため、全
押しスイッチSW2がオンとなってメインミラー2がミ
ラーアップ動作中は、蓄積許可状態S6は禁止状態とさ
れる。
【0020】図3に示す例では、時刻ta1でCCD蓄積
動作が開始され、CCD蓄積動作の終了予定時刻ta3よ
りも前の時刻ta2にレリーズボタンが全押し操作されて
いる。時刻ta2に全押しスイッチSW2がオフからオン
に変化すると、CCD蓄積動作が強制的に終了されてミ
ラーアップ動作が開始される。この場合、時刻ta2より
も前の時刻ta0〜ta1の間に行われたAF/AE演算の結
果に基づいて、シャッタースピードや絞り値が計算さ
れ、その値で撮影動作が実行される。
【0021】なお、全押し状態S1は全押しスイッチS
W2のオン操作によりオン状態となり、ミラーアップ動
作が完了してミラーアップ状態S5がダウン状態に戻っ
たときにオフ状態となる。また、全押しスイッチSW2
がオンされた後、ミラーアップ状態S5がダウン状態に
戻る時刻ta4までは蓄積許可状態S6は禁止状態になっ
ている。そのため、時刻ta2から時刻ta4の間ではCCD
蓄積動作は行われず、時刻ta4にCCD蓄積動作が開始
される。
【0022】図4は、全押しスイッチSW2のオン操作
がデータ転送・AD変換の最中に行われた場合のタイム
チャートを示す。時刻tb1,tb3はデータ転送・AD変換
の開始時刻および終了時刻である。データ転送・AD変
換中の時刻tb2に全押しスイッチSW2がオンとなって
ミラー動作が開始されても、データ転送・AD変換を中
断せず時刻tb3まで所定の処理を継続して行う。時刻tb3
にデータ転送・AD変換が終了すると、そのデータに基
づいてAE演算が行われる。このときのAE演算は、図
4のようにデータ転送・AD変換の終了直後に行うのが
好ましいが、必ずしも終了直後でなくても良い。なお、
図4の場合も、ミラーアップ信号S5がダウン状態に戻
る時刻tb4にCCD蓄積動作が開始される。
【0023】この場合、ミラーアップ動作時にAF/A
E演算を同時処理するのは負荷的に重すぎるので、AF
演算に比べて演算負荷の軽いAE演算のみが時刻tb3か
ら同時処理される。そのため、ミラーアップ状態S5が
ダウン状態となった時刻tb4の直後に全押しスイッチS
W2がオンされた場合には、ミラーアップ時に行われた
AE演算に基づいて撮影動作が行われる。そのため、デ
ータ転送・AD変換を中断して時刻tb1以前に得られた
AE演算を用いていた従来に比べ、被写体の輝度変化に
対する追従性が向上する。
【0024】図5は、全押しスイッチSW2のオン操作
がAF/AE演算の最中に行われた場合のタイムチャー
トを示す。tc1はAF/AE演算の開始時刻でありtc3は
AF/AE演算の終了予定時刻である。時刻tc2に全押
しスイッチSW2がオンとなると、その時点でAF/A
E演算は中断し、図4の場合と同様にミラーアップ動作
後の時刻tc21〜tc22の間にAE演算が実行される。その
ため、時刻tc4の直後に全押しスイッチSW2がオンさ
れた場合には、ミラーアップ時に行われたAE演算に基
づいて撮影動作が行われる。その結果、被写体の輝度変
化に対する追従性が従来よりも向上する。ミラーアップ
状態S5が時刻tc4でダウン状態となると、蓄積許可状
態S6が許可状態となり、CCDセンサ4bによるCC
D蓄積動作が開始される。この場合も、AE演算はミラ
ーアップ直後に行うのが好ましいが、必ずしも直後でな
くても良い。
【0025】《カメラの動作説明》図6,7はカメラの
電源がオンとされたときにCPU6で実行される処理手
順を示すフローチャートであり、図6はメインルーチン
のフローチャート、図7は全押しスイッチSW2のオン
信号で割り込み実行されるレリーズ動作のルーチンを示
すフローチャートである。まず、図6のフローチャート
について説明する。
【0026】図6のステップS101では、CCDセン
サ4bによる蓄積動作開始が許可状態か否か、すなわち
図3の蓄積許可状態S6が許可状態か否かを判定する。
蓄積許可状態S6が禁止状態のときにはステップS10
1が繰り返し実行され、許可状態と判定されると、ステ
ップS102へ進んでCCDセンサ4bによる蓄積を開
始する。ステップS103では、CCD蓄積中に全押し
スイッチSW2がオンされたか否か、すなわち図3の全
押し状態S1がオン状態か否かを判定する。図3のタイ
ムチャートのように全押しスイッチSW2がオンされ全
押し状態S1がオフ状態からオン状態へと変化すると、
ステップS103からステップS104へ進んで蓄積動
作を中止してステップS101へ戻る。一方、ステップ
S103においてオフ状態と判定されるとステップS1
05へ進む。
【0027】ステップS105はCCD蓄積が終了した
か否か、すなわちCCD蓄積状態S2が非蓄積中に変化
したか否かを判定する。ステップS105において蓄積
中と判定されるとステップS103へ戻り、蓄積終了と
判定されるとステップS106へ進む。ステップS10
6では、CCDセンサ4bからの信号の転送およびAD
変換が開始される。
【0028】ステップS107では、転送およびAD変
換中に全押しスイッチSW2が全押しされたか否かの判
定が行われる。図4のように転送およびAD変換中に全
押しスイッチSW2がオンされて状態S1がオン状態と
判定されると、ステップS108へ進んでフラグ1をセ
ットし、その後ステップS101へ戻る。一方、ステッ
プS107において全押しスイッチSW2が全押しされ
ていないと判定されると、ステップS109へ進んでA
F/AE演算を開始する。
【0029】ステップS110では、AF/AE演算中
に全押しスイッチSW2が全押しされたか否かの判定が
行われる。図5のようにAF/AE演算中に全押しされ
て全押し状態S1がオン状態と判定されると、ステップ
S110からステップS111へ進んでAF/AE演算
が中止され、その後ステップS101へ戻る。一方、ス
テップS110において全押しスイッチSW2が全押し
されていないと判定されると、ステップS112へ進
む。ステップS112ではAF/AE演算が終了したか
否かが判定され、状態S4が演算中から非演算中に変化
して終了と判定されるとステップS113へ進み、演算
中と判定されるとステップS110へ戻る。
【0030】ステップS113では、レリーズボタンが
半押しされたか否かが判定され、半押しされたと判定さ
れるとステップS114へ進んで撮影レンズ1を駆動し
て焦点調整が行われ、その後ステップS101へ戻る。
一方、ステップS113で半押しされていないと判定さ
れると、ステップS101へ戻る。
【0031】次に、図7に示すの全押し割り込みで実行
されるフローチャートについて説明する。図7の処理は
全押しスイッチSW2がオンされるとスタートする。ス
テップS201ではフラグ1がセットされたか否かが判
定される。図6のフローチャートから分かるように、図
4のように転送およびAD変換動作中に全押しスイッチ
SW2がオンされてステップS107からステップS1
08へ進んだ場合にフラグ1がセットされる。すなわ
ち、ステップS201では、転送およびAD変換動作中
に全押しスイッチSW2がオンされた場合にYESと判
定されて、ステップS202へ進む。一方、ステップS
201でNOと判定されるとステップS204へ進む。
【0032】ステップS202ではCCDセンサ4bか
らの信号の転送およびAD変換が終了したか否かを判定
し、終了と判定されるとステップS203へ進み、図4
のようにAE演算を行う。ステップS204では、AE
演算の結果に基づいてシャッタースピード、絞り値をセ
ットする。ここで、図4のように全押し動作後にAE演
算が行われた場合には、このAE演算結果に基づいてス
テップS204の処理がなされる。一方、図3および図
5のようなタイムチャートに基づいて撮影動作が行われ
る場合には、全押しスイッチSW2がオンされる以前に
算出されたAF/AE演算(直前のAF/AE演算)に
基づいてステップS04の処理が行われる。続くステッ
プS205では、ミラーアップ動作やシャッタ開閉動作
等の撮影動作に関する一連動作が実行され、撮影動作が
終了すると図7の割り込み処理が終了する。
【0033】[変形例1]上述した実施の形態では焦点
検出のエリアが一つの場合について説明したが、本発明
は焦点検出エリアが複数ある場合、例えば、図8に示す
A1,A2,A3のように焦点検出エリアが3つある場
合にも同様に適用できる。図8のA1,A2,A3は撮
影領域20における焦点検出エリアの配置を示したもの
である。CCDセンサ4bには各焦点検出エリアA1,
A2,A3に対応する撮像領域が存在し、個々の撮像領
域は独立して蓄積制御が可能である。
【0034】図9は、各焦点検出エリアA1,A2,A
3の撮像領域の電荷蓄積動作状態とCCD蓄積状態S2
との関係を示す図である。図9に示す例では、時刻t1
1に各焦点検出エリアA1,A2,A3における蓄積動
作が開始される。各焦点検出エリアA1,A2,A3に
おける蓄積動作時間は各エリアの被写体輝度によって異
なり、暗い領域のエリアほど蓄積時間が長くなる。時刻
t12にエリアA2の蓄積動作が終了し、時刻t13に
エリアA1の蓄積動作が終了し、時刻t14にエリアA
3の蓄積動作が終了する。全てのエリアA1〜A3の蓄
積動作が終了する時刻t14に、CCD蓄積状態S2も
蓄積中から非蓄積中に変化する。
【0035】なお、図9に示したタイムチャートでは、
各エリアの蓄積を同時に開始するように制御している
が、必ずしも同時である必要はなく、例えば、蓄積中の
中心時刻を同じにしたり、蓄積終了時刻が同じになるよ
うにしたり、シーケンシャルに行われるように制御して
も良い。
【0036】[変形例2]上述した実施の形態では、銀
塩フィルムを使用して撮影を行うカメラに本発明を適用
して説明したが、銀塩フィルムに代えてCCD等の撮像
素子を用いて被写体像の撮像を行う電子カメラにも本発
明は同様に適用できる。図10は電子カメラの概略構成
を示す図であり、図1のフィルム10に代えてCCD撮
像素子40が配設され、フィルム給送回路11に代えて
撮影用CCD撮像素子40からの画像信号をデジタル信
号に変換するとともに各種画像処理を行う画像処理回路
41を設ける。この画像処理回路41には、デジタル信
号に変換された画像データを一次的に記憶するバッファ
メモリ42が設けられる。また、画像処理後の画像デー
タはメモリカード等の記録媒体43に記憶される。タイ
ムチャートに関しては上述した図3〜5と全く同様であ
り、カメラの動作については説明を省略する。
【0037】なお、本実施の形態における「焦点検出」
とは、デフォーカス量を求める方式のほか、いわゆるコ
ントラスト方式であっても構わない。また、電子カメラ
のようにCCD撮像素子を用いて焦点検出を行う構成の
場合、撮影動作と並行してデータ処理を行うだけでな
く、画像の記録等の撮影動作が終了した後にデータ処理
を行うようにしても良い。この場合、制御装置の処理負
荷が軽減される。
【0038】以上説明したように、本実施の形態のカメ
ラでは、CCD蓄積の最中に全押しスイッチSW2がオ
ンされてCCD蓄積が中断される場合以外は、CCDセ
ンサ4bからの信号の転送およびAD変換およびAE演
算が必ず行われる。そのため、続けて全押しスイッチS
W2がオンされた場合、すなわち図3〜5の時刻ta4,t
b4,tc4の直後に全押しスイッチSW2がオンされた場
合でも、上述のAE演算に基づいてシャッタスピードや
絞り値の設定が成されるため、被写体輝度に対する追従
性が向上する。なお、上述した実施の形態では、CCD
センサ4bおよびAEセンサ14の2つのセンサを用い
て別個に測光を行っているが、AEセンサ14は無くて
も良い。
【0039】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、撮影レンズ1は撮影光学系
を、CCDセンサ4bは蓄積型光電変換素子を、CPU
6は演算部および制御部を、センサ駆動回路5およびC
PU6がデータ処理部をそれぞれ構成する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ処理部によるデータ処理の最中に撮影動作が開始
された場合でも、従来のようにデータ処理を中断せず
に、撮影動作と並行してデータ処理を継続する。そのた
め、そのデータ処理の処理結果を用いて、請求項2の発
明のように測光演算を行うことができ、光電変換素子で
蓄積されたデータが無駄にならない。また、この測光演
算結果を次回の撮影動作に使用することにより、被写体
輝度に対する追従性が向上する。さらに、請求項3の発
明では、焦点検出および測光演算中に撮影動作が開始さ
れると、演算を一旦中断した後に演算負荷の比較的軽い
測光演算のみが行われる。そのため、その演算結果を次
回の撮影動作に使用することができ、被写体輝度に対す
る追従性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施の形態を示す図で
あり、カメラの概略構成を示す。
【図2】CCD蓄積、A/D変換および転送、AF/A
E演算の各タイミングを示すタイムチャートである。
【図3】全押しスイッチSW2のオン操作がCCD蓄積
の最中に行われた場合のタイムチャートを示す。
【図4】全押しスイッチSW2のオン操作がデータ転送
・AD変換の最中に行われた場合のタイムチャートを示
す。
【図5】全押しスイッチSW2のオン操作がAF/AE
演算の最中に行われた場合のタイムチャートを示す。
【図6】メインルーチンのフローチャートである。
【図7】全押しスイッチSW1のオン信号で割り込み実
行されるレリーズ動作のルーチンを示すフローチャート
である。
【図8】第1の変形例を説明する図であり、撮影領域2
0における焦点検出エリアA1,A2,A3の配置図で
ある。
【図9】各焦点検出エリアA1,A2,A3の撮像領域
の電荷蓄積動作状態とCCD蓄積状態S2との関係を示
す図である。
【図10】第2の変形例を説明する図であり、カメラの
概略構成図である。
【図11】CCD蓄積、転送およびAD変換、AF/A
E演算の動作タイミングを示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 メインミラー 3 サブミラー 4 焦点検出センサモジュール 4a 再結像光学系 4b CCDセンサ 5 センサ駆動回路 6 CPU 7 レンズ駆動制御回路 8 操作部 9 シャッタ 10 銀塩フィルム 11 フィルム給送回路 12 焦点板 13 ペンタプリズム 14 AEセンサ 20 撮影領域 40 CCD撮像素子 41 画像処理回路 42 バッファメモリ 43 記録媒体 A1,A2,A3 焦点検出エリア SW1 半押しスイッチ SW2 全押しスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 英彦 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H002 DB02 DB20 JA02 2H011 AA01 BA21 BB02 BB04 BB05 DA01 2H051 AA01 BA02 BA14 CE02 CE06 DA07 EA25 EA28 EB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を通過した被写体光の少なく
    とも一部を受光して、光電変換により蓄積された電荷を
    電気信号として出力する蓄積型光電変換素子と、前記光
    電変換素子からのデータ転送および転送されたデータの
    アナログデジタル変換を行うデータ処理部と、前記デー
    タ処理部の処理結果に基づいて焦点検出演算および測光
    演算を行う演算部とを備えるカメラにおいて、 前記データ処理部によるデータ処理中に撮影動作が開始
    された場合であっても、前記データ処理部によるデータ
    処理を継続して、前記演算部による演算の結果を前記撮
    影動作の間または前記撮影動作の終了後に求めるように
    制御する制御手段を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラにおいて、 前記演算部は、前記撮影動作と並行して行われたデータ
    処理の処理結果に基づいて、前記測光演算を前記撮影動
    作と並行して行うことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカメラにおいて、 前記演算部は、演算中に撮影動作が開始されると演算を
    中断し、測光演算のみを前記撮影動作と並行して演算す
    ることを特徴とするカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013064799A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Nikon Corp 焦点検出装置、撮像装置
JP2015166780A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

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