JP2002333112A - 火葬炉の主燃室用バーナー - Google Patents
火葬炉の主燃室用バーナーInfo
- Publication number
- JP2002333112A JP2002333112A JP2001137146A JP2001137146A JP2002333112A JP 2002333112 A JP2002333112 A JP 2002333112A JP 2001137146 A JP2001137146 A JP 2001137146A JP 2001137146 A JP2001137146 A JP 2001137146A JP 2002333112 A JP2002333112 A JP 2002333112A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- combustion chamber
- air
- main body
- main combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 火葬炉の施工が容易で施工費用が安くて済
み、首振り操作が容易になると共に、燃焼騒音値を低下
することのできる火葬炉の主燃室用バーナーを提供する
ことである。 【解決手段】 炉本体１の後壁２に開けた抜穴３に燃料
燃焼用のバーナー本体６を、主熱室１０に向けて首振り
自在に支持し、抜穴３内にはバーナー本体６の首振り領
域９の周囲に沿ってエアーノズル４を配置してあること
を特徴とする火葬炉の主燃室用バーナー。
み、首振り操作が容易になると共に、燃焼騒音値を低下
することのできる火葬炉の主燃室用バーナーを提供する
ことである。 【解決手段】 炉本体１の後壁２に開けた抜穴３に燃料
燃焼用のバーナー本体６を、主熱室１０に向けて首振り
自在に支持し、抜穴３内にはバーナー本体６の首振り領
域９の周囲に沿ってエアーノズル４を配置してあること
を特徴とする火葬炉の主燃室用バーナー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、火葬炉の主燃室用
バーナーに関する。
バーナーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の火葬炉の主燃室用バーナーは、燃
料と過剰空気を内部で混合して燃焼させるものが用いら
れていた。過剰空気としては、燃料を完全燃焼させる分
と、棺、遺体及び副葬品等を完全燃焼させる分とが、本
来必要であるが、内部への空気の供給量を一定限度以上
に増やすと、空気の勢いで火焔が消えてしまう。従っ
て、内部に供給できる過剰空気では、燃料を完全燃焼す
ることはできても、棺、遺体及び副葬品等を完全燃焼す
ることができず、不足分の空気は図６に示すように、炉
本体の側壁や底壁等に開けた通穴９１から別途、供給す
ることになった。
料と過剰空気を内部で混合して燃焼させるものが用いら
れていた。過剰空気としては、燃料を完全燃焼させる分
と、棺、遺体及び副葬品等を完全燃焼させる分とが、本
来必要であるが、内部への空気の供給量を一定限度以上
に増やすと、空気の勢いで火焔が消えてしまう。従っ
て、内部に供給できる過剰空気では、燃料を完全燃焼す
ることはできても、棺、遺体及び副葬品等を完全燃焼す
ることができず、不足分の空気は図６に示すように、炉
本体の側壁や底壁等に開けた通穴９１から別途、供給す
ることになった。
【０００３】ところが、通穴の形成や通穴への空気供給
配管設備の取付けなどは煩雑であり、施工費用が嵩む要
因となっている。また、従来の主燃室用バーナー９２は
図７に示すように多重管構造で、火焔を消さないように
しながらも過剰空気を多く送り込めるようにしてあった
ことから、口径が太くなって重量が重くなり、首振り操
作が厄介であった。さらに、混合が管内という狭い空間
で行われるので、燃焼騒音値が高くなっていた。
配管設備の取付けなどは煩雑であり、施工費用が嵩む要
因となっている。また、従来の主燃室用バーナー９２は
図７に示すように多重管構造で、火焔を消さないように
しながらも過剰空気を多く送り込めるようにしてあった
ことから、口径が太くなって重量が重くなり、首振り操
作が厄介であった。さらに、混合が管内という狭い空間
で行われるので、燃焼騒音値が高くなっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して創作されたもので、その目的は、火葬炉の施工が
容易で施工費用が安くて済み、首振り操作が容易になる
と共に、燃焼騒音値を低下することのできる火葬炉の主
燃室用バーナーを提供することである。
慮して創作されたもので、その目的は、火葬炉の施工が
容易で施工費用が安くて済み、首振り操作が容易になる
と共に、燃焼騒音値を低下することのできる火葬炉の主
燃室用バーナーを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、炉本体の後壁
に開けた抜穴に燃料燃焼用のバーナー本体を、主燃室に
向けて首振り自在に支持し、抜穴内にはバーナー本体の
首振り領域の周囲に沿ってエアーノズルを配置してある
ことを特徴とする。
に開けた抜穴に燃料燃焼用のバーナー本体を、主燃室に
向けて首振り自在に支持し、抜穴内にはバーナー本体の
首振り領域の周囲に沿ってエアーノズルを配置してある
ことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の火葬炉の主燃室用バーナ
ーは図１及び図２に示すように、炉本体１の後壁２の抜
穴３に取り付けるもので、エアーノズル４付きのエアー
ボックス５を抜穴３の後方に取り付け、エアーボックス
５に燃料燃焼用のバーナー本体６を、ベアリング７を介
して首振り可能に取り付けてある。
ーは図１及び図２に示すように、炉本体１の後壁２の抜
穴３に取り付けるもので、エアーノズル４付きのエアー
ボックス５を抜穴３の後方に取り付け、エアーボックス
５に燃料燃焼用のバーナー本体６を、ベアリング７を介
して首振り可能に取り付けてある。
【０００７】エアーボックス５は図２及び図３に示すよ
うに、その外側には後壁２への固定片８を有し、抜穴３
に通じる小穴９を中央部分に開け、小穴９がバーナー本
体６の首振り領域となり、その首振り領域９の外周に沿
って複数のエアーノズル４を突出してある。図１及び図
２に示すように抜穴３は主燃室１０に向かって下方に広
がっているので、エアーノズル４はその抜穴３の形状に
合わせて、上側のものは水平に突出し、下側のものは下
方に向かって傾斜している。また、空気は、図示してな
い送風機からエアーボックス５の吸入口１１に送り込
み、内部に導いた後に各エアーノズル４から主燃室１０
に向かって噴射することになる。なお、過剰空気率は例
えば１．２以上２．０以下の範囲内で設定する。
うに、その外側には後壁２への固定片８を有し、抜穴３
に通じる小穴９を中央部分に開け、小穴９がバーナー本
体６の首振り領域となり、その首振り領域９の外周に沿
って複数のエアーノズル４を突出してある。図１及び図
２に示すように抜穴３は主燃室１０に向かって下方に広
がっているので、エアーノズル４はその抜穴３の形状に
合わせて、上側のものは水平に突出し、下側のものは下
方に向かって傾斜している。また、空気は、図示してな
い送風機からエアーボックス５の吸入口１１に送り込
み、内部に導いた後に各エアーノズル４から主燃室１０
に向かって噴射することになる。なお、過剰空気率は例
えば１．２以上２．０以下の範囲内で設定する。
【０００８】図４に示すバーナー本体６は、ガスで燃焼
するタイプで、ガスを送り込むパイプ１２の先部に口径
の大きな保焔筒１３を付け、パイプ１２内に点火プラグ
の配線１４を通して、パイプ１２の先部に点火プラグ１
５を配置したものである。
するタイプで、ガスを送り込むパイプ１２の先部に口径
の大きな保焔筒１３を付け、パイプ１２内に点火プラグ
の配線１４を通して、パイプ１２の先部に点火プラグ１
５を配置したものである。
【０００９】また、図５に示すバーナー本体６は、オイ
ルで燃焼するタイプで、二重管１６の外側に沿って点火
プラグの配線１４を保焔筒１３内まで導き、二重管１６
の先端近くに点火プラグ１５を配置したものである。二
重管１６は、内管１７の先端が閉鎖されているが、内管
１７と外管１８が先端部の通穴１９で連通している。従
って、内管１７に高圧空気を供給し、外管１８にオイル
を供給すると、通穴１９を経て外管１８から噴射される
高圧空気にオイルが自然と引き寄せられて、空気とオイ
ルが混合した状態で噴射される。なお、符号２０は、配
線１４を二重管１６に固定する為の板体で、二重管１６
と配線１４を通す穴２１が開けてある。
ルで燃焼するタイプで、二重管１６の外側に沿って点火
プラグの配線１４を保焔筒１３内まで導き、二重管１６
の先端近くに点火プラグ１５を配置したものである。二
重管１６は、内管１７の先端が閉鎖されているが、内管
１７と外管１８が先端部の通穴１９で連通している。従
って、内管１７に高圧空気を供給し、外管１８にオイル
を供給すると、通穴１９を経て外管１８から噴射される
高圧空気にオイルが自然と引き寄せられて、空気とオイ
ルが混合した状態で噴射される。なお、符号２０は、配
線１４を二重管１６に固定する為の板体で、二重管１６
と配線１４を通す穴２１が開けてある。
【００１０】また、ベアリング７にはボールベアリング
を用い、ボールの内部には図２に示すようにバーナー本
体６のみを通すか、図５に示すようにバーナー本体６と
配線１４の双方を通すかして固定してある。なお、抜穴
３をベアリング７で塞いであるので、燃焼騒音が外部に
漏れ難くなる。
を用い、ボールの内部には図２に示すようにバーナー本
体６のみを通すか、図５に示すようにバーナー本体６と
配線１４の双方を通すかして固定してある。なお、抜穴
３をベアリング７で塞いであるので、燃焼騒音が外部に
漏れ難くなる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の火葬炉の主燃室用バーナーは、
バーナー本体の首振り領域の周囲にエアーノズルを配置
してあるので、エアーノズルから棺等を燃焼するための
過剰空気を噴射しても、噴射空気が火焔に直に当たら
ず、それ故に火焔が消えるおそれはない。従って、従来
の火葬炉のように炉本体の側壁や底に空気の通穴や空気
供給配管設備を設けなくとも、過剰空気が十分に供給で
きることから、抜穴にエアーノズルとバーナー本体を取
り付けるだけで施工が完了し、施工費用が安くて済む。
また、バーナー本体内には、点火に必要なだけ空気を供
給すればよく、従来のように多量の過剰空気を供給せず
に済むので、バーナー本体の直径が小さくなり、それに
伴って重量も軽くなることから、首振り操作が容易にな
る。また、エアーノズルから主燃室という広い空間に過
剰空気を供給することから、燃焼騒音値が激減する。
バーナー本体の首振り領域の周囲にエアーノズルを配置
してあるので、エアーノズルから棺等を燃焼するための
過剰空気を噴射しても、噴射空気が火焔に直に当たら
ず、それ故に火焔が消えるおそれはない。従って、従来
の火葬炉のように炉本体の側壁や底に空気の通穴や空気
供給配管設備を設けなくとも、過剰空気が十分に供給で
きることから、抜穴にエアーノズルとバーナー本体を取
り付けるだけで施工が完了し、施工費用が安くて済む。
また、バーナー本体内には、点火に必要なだけ空気を供
給すればよく、従来のように多量の過剰空気を供給せず
に済むので、バーナー本体の直径が小さくなり、それに
伴って重量も軽くなることから、首振り操作が容易にな
る。また、エアーノズルから主燃室という広い空間に過
剰空気を供給することから、燃焼騒音値が激減する。
【図１】火葬炉を示す縦断面図である。
【図２】本発明の火葬炉の主燃室用バーナーを示す要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図３】本発明の火葬炉の主燃室用バーナーを示す主燃
室側から見た正面図である。
室側から見た正面図である。
【図４】ガスで燃焼するタイプのバーナー本体を示す断
面図である。
面図である。
【図５】オイルで燃焼するタイプのバーナー本体を示す
断面図である。
断面図である。
【図６】従来の火葬炉を示す縦断面図である。
【図７】従来の主燃室用バーナーを示す断面図である。
１ 炉本体 ２ 後壁 ３ 抜穴 ４ エアーノズル ６ バーナー本体 ９ 首振り領域（小穴） １０ 主燃室
Claims (1)
- 【請求項１】 炉本体（１）の後壁（２）に開けた抜穴
（３）に燃料燃焼用のバーナー本体（６）を、主燃室
（１０）に向けて首振り自在に支持し、抜穴（３）内に
はバーナー本体（６）の首振り領域（９）の周囲に沿っ
てエアーノズル（４）を配置してあることを特徴とする
火葬炉の主燃室用バーナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001137146A JP2002333112A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 火葬炉の主燃室用バーナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001137146A JP2002333112A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 火葬炉の主燃室用バーナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002333112A true JP2002333112A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18984296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001137146A Pending JP2002333112A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 火葬炉の主燃室用バーナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002333112A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132530A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Takamitsu Kogyo Kk | 火葬炉用オイルバーナ |
| CN102353080A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-02-15 | 蚌埠市添利厨房设备有限公司 | 低噪音燃气炉膛 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06272829A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-27 | Nagoya Hakuai Shisetsu Kk | 火葬炉の首振り式バーナ装置 |
-
2001
- 2001-05-08 JP JP2001137146A patent/JP2002333112A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06272829A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-27 | Nagoya Hakuai Shisetsu Kk | 火葬炉の首振り式バーナ装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132530A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Takamitsu Kogyo Kk | 火葬炉用オイルバーナ |
| CN102353080A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-02-15 | 蚌埠市添利厨房设备有限公司 | 低噪音燃气炉膛 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080204 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100514 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101109 |