JP2002332910A - 自動車用制御装置間の通信システム - Google Patents

自動車用制御装置間の通信システム

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JP2002332910A
JP2002332910A JP2001135181A JP2001135181A JP2002332910A JP 2002332910 A JP2002332910 A JP 2002332910A JP 2001135181 A JP2001135181 A JP 2001135181A JP 2001135181 A JP2001135181 A JP 2001135181A JP 2002332910 A JP2002332910 A JP 2002332910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の動力を制御する一対の制御装置間の
専用通信線による通信に異常が生じても自動車を走行さ
せることが可能で、且つ、その専用通信線での通信デー
タ量を低減可能な自動車用制御装置間の通信システムを
提供する。 【解決手段】 通信によりデータを共有してハイブリッ
ド自動車の動力源を制御するHV−ECU10とエンジ
ンECU20とが、専用の通信線15を介して一対一に
接続されると共に、その通信線15とは別のLAN用通
信線50を介して、他のECU30,40とも通信を行
う通信システムにおいて、ECU10とECU20は、
LAN用通信線50に夫々接続されており、互いが共有
するデータのうち、高いリアルタイム性が要求される特
定のデータを通信線15で通信すると共に、それ以外の
データをLAN用通信線50で通信し、更に通信線15
による通信の異常を検知すると、上記特定のデータもL
AN用通信線50で通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る複数の制御装置間の通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車においては、複数の制
御装置(以下、ECUとも記す)が通信によりデータを
共有して制御対象を制御する、様々な形態の制御装置間
通信システムが構築されている。そして、例えば、電気
モータとガソリンエンジンとを動力源として備えた所謂
ハイブリッド自動車では、図7に示すような自動車用制
御装置間の通信システムが採用されていた。
【0003】まず、図7において、HV−ECU10
は、エンジン制御用のECU(エンジンECU)20と
共にハイブリッド自動車の動力を制御するECUであ
り、自動車の運転状態に応じた電気モータの必要パワー
とエンジンの必要パワーとを算出して、電気モータを制
御すると共に、エンジンの必要パワーを示すパワー要求
やエンジンの目標回転数などのデータを、エンジンEC
U20へ送信する。
【0004】そして、エンジンECU20は、エンジン
回転数や水温などを検出して、それら検出値のデータを
HV−ECU10へ送信すると共に、HV−ECU10
からの上記パワー要求や目標回転数などのデータに従っ
て、エンジンのスロットル開度などを制御する。尚、こ
のエンジンECU20からHV−ECU10へ送信され
るエンジン回転数などのデータは、HV−ECU10に
て電気モータとエンジンの各必要パワーなどを算出する
のに用いられる。
【0005】また、図7において、メータECU30
は、車室内のメータやランプ類を制御するECUであ
り、エアコンECU40は、エアコン装置(空気調和装
置)を制御するECUである。ここで、HV−ECU1
0とエンジンECU20は、当該両ECU10,20に
専用の通信線15を介して一対一に接続されている。
尚、通信線15は、HV−ECU10からエンジンEC
U20への送信用線と、エンジンECU20からHV−
ECU10への送信用線とからなっている。
【0006】また、エンジンECU20と、メータEC
U30と、エアコンECU40は、自動車内でLAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)を形成するための
LAN用通信線50に接続されている。そして、この図
7の通信システムにおいて、HV−ECU10とエンジ
ンECU20は、通信線15を介した一対一のシリアル
通信によって、互いが共有すべきデータ(上記パワー要
求,目標回転数,エンジン回転数,水温など)をやり取
りしている。
【0007】また、HV−ECU10と、メータECU
30やエアコンECU40との間でもデータが共有さ
れ、そのデータについては、エンジンECU20が、通
信線15による通信系とLAN用通信線50による通信
系とのゲートウエイになって共有を実現している。また
更に、エンジンECU20と、メータECU30やエア
コンECU40との間でも、LAN用通信線50を介し
た通信により、エンジン回転数や水温などの所定のデー
タが共有される。
【0008】つまり、この図7の通信システムでは、通
信線15を用いたシリアル通信により、HV−ECU1
0とエンジンECU20とで共有するデータ、及び、H
V−ECU10とメータECU30やエアコンECU4
0とで共有するデータが送受信される。そして、LAN
用通信線50を用いた所定の調停手順(アービトレーシ
ョン)を伴うLAN通信により、HV−ECU10とメ
ータECU30やエアコンECU40とで共有するデー
タ、及び、エンジンECU20とメータECU30やエ
アコンECU40とで共有するデータが送受信される。
【0009】尚、この通信システムにおいて、HV−E
CU10とエンジンECU20との間に専用の通信線1
5を設けているのは、HV−ECU10とエンジンEC
U20との間では、自動車の動力を制御するための重要
な情報(例えばパワー要求やエンジン回転数)が共有さ
れると共に、そのような情報のデータを、何等かの調停
手順が伴うLAN通信でやり取りするように構成する
と、リアルタイム性が不足して満足な制御ができないか
らである。また、リアルタイム性とは、送信相手に届く
データが最新の値に変更される度合いを意味しており、
リアルタイム性を高めるためには、そのデータの送受信
頻度を高くする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図7の
通信システムにおいて、HV−ECU10とエンジンE
CU20との間では、自動車の動力を制御するための情
報が通信線15を介してやり取りされるため、その通信
線15による通信に異常が発生すると、自動車を走行さ
せることができなくなってしまうという問題がある。
【0011】また、図7の通信システムにおいては、前
述したように、エンジンECU20が、通信線15によ
る通信系とLAN用通信線50による通信系とのゲート
ウエイになって、HV−ECU10と、メータECU3
0やエアコンECU40といった他のECUとの間のデ
ータ共有を実現させているため、ただでさえ高速なデー
タ通信が要求されるHV−ECU10とエンジンECU
20との間の通信線15による通信での通信データ量が
増えてしまい、自動車の動力を制御する上で好ましくな
い。そして、その結果、エンジンECU20での通信処
理が肥大化するという問題がある。
【0012】尚、多重通信異常時の従来技術として、例
えば特開平8−79313号公報のように、2線式通信
線を用いて接続された各装置が、正常時には、2本の通
信線の差電圧を使って通信し、一方の通信線が異常な時
には、正常な他方の通信線のみで通信を実現するもの
や、特開平11−41261号公報のように、1つの制
御装置に2系統の通信バスが接続された通信システムに
おいて、一方の通信バス系に異常が生じた場合に、その
通信バス系をシステムから切り離すことで、正常な通信
バス系への影響をなくすようにしたものがある。しか
し、その何れの技術でも上記各問題を解決することはで
きない。
【0013】そこで、本発明は、自動車の動力を制御す
る一対の制御装置間の専用通信線による通信に異常が生
じても自動車を走行させることが可能で、且つ、その専
用通信線による通信での通信データ量を低減可能な自動
車用制御装置間の通信システムを提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1記載の自動車用制御
装置間の通信システムでは、図7に示した従来の通信シ
ステムと同様に、互いが通信によりデータを共有して自
動車の動力を制御する第1の制御装置と第2の制御装置
とが、当該両制御装置に専用の通信線(以下、専用通信
線という)を介して一対一に接続されると共に、その専
用通信線とは別のLAN用通信線を介して、該LAN用
通信線に接続された他の制御装置とも通信を行う。
【0015】尚、第1の制御装置と第2の制御装置は、
図7に例示したHV−ECU10とエンジンECU20
のように、自動車のエンジンや電気モータといった動力
源自体を制御するものでも良いし、そのような動力源と
トランスミッションなどのパワートレインを制御するも
のでも良い。
【0016】ここで特に、請求項1の通信システムにお
いて、第1の制御装置と第2の制御装置は、LAN用通
信線に夫々接続されている。そして、第1の制御装置と
第2の制御装置は、互いが共有するデータのうち、LA
N用通信線を介した通信よりも高いリアルタイム性が要
求される特定のデータを、専用通信線を介して通信し、
前記特定のデータ以外のデータを、LAN用通信線を介
して通信する。
【0017】そして更に、第1の制御装置と第2の制御
装置は、専用通信線による通信に異常が発生したことを
検知すると、前記特定のデータも、LAN用通信線を介
して通信するように構成されている。このような請求項
1の通信システムにおいて、第1の制御装置と第2の制
御装置は、互いが共有するデータのうち、LAN用通信
線を介した通信よりも高いリアルタイム性が要求される
特定のデータだけを、両制御装置間の専用通信線を介し
て通信し、その特定のデータ以外のデータは、LAN用
通信線を介して通信する。また、第1の制御装置と第2
の制御装置は、その何れか一方が専用通信線による通信
系とLAN用通信線による通信系とのゲートウエイにな
るのではなく、各々が他の制御装置とLAN用通信線を
介して通信する。
【0018】よって、第1の制御装置と第2の制御装置
との間の専用通信線上には、第1の制御装置と第2の制
御装置とで共有されるデータのうち、高いリアルタイム
性が必要なデータだけが流れることとなり、その専用通
信線による通信での通信データ量を低減することができ
る。このため、第1の制御装置と第2の制御装置との通
信処理も軽減することができる。尚、LAN用通信線に
は、第1の制御装置と第2の制御装置とで共有されるデ
ータのうちで高いリアルタイム性が必要の無いデータ
と、第1の制御装置と他の制御装置とで共有されるデー
タ及び第2の制御装置と他の制御装置とで共有されるデ
ータとが流れることになる。
【0019】しかも、請求項1の通信システムにおい
て、第1の制御装置と第2の制御装置は、専用通信線に
よる通信に異常が発生したことを検知すると、その専用
通信線で通信していた上記特定のデータもLAN用通信
線を介して通信するようになっているため、上記専用通
信線が切れる等して、その専用通信線による通信が不能
となっても、第1の制御装置と第2の制御装置は、上記
特定のデータを本来のリアルタイム性は得られないもの
の最低限共有することができる。
【0020】よって、第1の制御装置と第2の制御装置
との間の専用通信線による通信に異常が生じても、自動
車の動力が制御不能とならず、自動車の最低限の走行を
可能にすることができる。以上のように、請求項1の通
信システムによれば、自動車の動力を制御する一対の制
御装置間の専用通信線による通信での通信データ量を低
減することができると共に、その専用通信線による通信
に異常が生じても自動車を走行させることが可能にな
る。
【0021】ところで、第1の制御装置と第2の制御装
置との各々は、専用通信線による通信に異常が発生した
ことを検知した場合に、請求項2に記載の如く、上記特
定のデータのうち、固定値では自動車を退避走行させる
ことができないデータ(即ち、固定値では自動車の動力
を制御することができないデータ)だけを、LAN用通
信線を介して通信するように構成することができる。
【0022】そして、このようにすれば、専用通信線に
よる通信に異常が生じた場合のLAN用通信線でのトラ
フィック増加を抑えることができる。つまり、専用通信
線による通信に異常が生じた場合には、それまで専用通
信線で通信されていたデータがLAN用通信線で通信さ
れることとなるため、そのLAN用通信線での通信デー
タ量あるいは通信頻度が増加することとなるが、その増
加分を極力抑えつつ、自動車の退避走行(所謂リンプホ
ーム)を可能にすることができる。
【0023】次に、請求項3記載の自動車用制御装置間
の通信システムでは、請求項1,2の通信システムにお
いて、第1の制御装置と第2の制御装置との各々は、L
AN用通信線から上記特定のデータ(即ち、本来は専用
通信線で通信されるデータ)を受信したと判断したなら
ば、専用通信線による通信に異常が発生していることを
検知しているか否かを確認して、異常の発生を検知して
いる場合にのみ、上記LAN用通信線から受信した特定
のデータを制御に用いるように構成されている。
【0024】そして、このような請求項3の通信システ
ムによれば、専用通信線による通信が本当は正常である
にもかかわらず、第1の制御装置と第2の制御装置との
何れかが、ノイズなどの影響によってLAN用通信線か
ら上記特定のデータを受信したと判断しても、そのよう
な不確かな受信データが制御に用いられてしまうことが
なく、その結果、制御の信頼性を高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の自動車用制御装置間の通信システムについて、図面
を用いて説明する。まず図1は、実施形態の自動車用制
御装置間の通信システムを表す構成図である。尚、本実
施形態の通信システムも、前述した図7の通信システム
と同様に、電気モータとガソリンエンジンとを動力源と
して備えたハイブリッド自動車に搭載されるものであ
る。そして、図1において、図7と同様のものについて
は、同じ符号を付しているため、詳細な説明は省略す
る。
【0026】図1に示すように、本実施形態の通信シス
テムでは、図7の通信システムと比較すると、エンジン
ECU20だけでなく、HV−ECU10もLAN用通
信線50に接続されている点が異なる。そして、HV−
ECU10とエンジンECU20は、互いが共有するデ
ータのうち、高いリアルタイム性が必要でLAN用通信
線50を介した通信ではリアルタイム性が足らない特定
のデータ(以下、第1種データという)は、両ECU1
0,20間に設けられた専用通信線15を介して通信
し、その第1種データ以外のデータ(即ち、高いリアル
タイム性が必要なく、リアルタイム性の面においてLA
N用通信線50を介した通信でも十分なデータであり、
以下、こうしたデータを第2種データという)は、LA
N用通信線50を介して通信する。
【0027】具体例を挙げると、本実施形態において、
HV−ECU10からエンジンECU20へは、エンジ
ンの必要パワーを示すパワー要求,トランスミッション
の変速状態を示すシフト情報,エンジンの目標回転数,
エンジンへの燃料カットを指示する燃料カット要求,エ
ンジンの吸排気バルブの開閉タイミングを変更させるた
めのVVT進角要求,エアコンの動作を許可したことを
示すエアコン許可信号,ラジエータファンの駆動を指示
するラジエータファン駆動要求,エンジンECU20に
よる通信線15へのデータ送信に異常が生じていること
を示すエンジンECU送信異常情報などの各データが送
信される。
【0028】そして、それらデータのうち、パワー要
求,シフト情報,目標回転数,燃料カット要求,及びエ
ンジンECU送信異常情報の各データは、上記第1種デ
ータとして、通信線15を介しエンジンECU20へと
送信され、その他のVVT進角要求,エアコン許可信
号,及びラジエータファン駆動要求などの各データは、
上記第2種データとして、LAN用通信線50を介しエ
ンジンECU20へと送信される。
【0029】また逆に、エンジンECU20からHV−
ECU10へは、エンジン回転数,エンジンの冷却水
温,エンジンの吸気温度,エンジンへの燃料カットを実
行している最中であることを示す燃料カット実行中情
報,HV−ECU10による通信線15へのデータ送信
に異常が生じていることを示すHV−ECU送信異常情
報などの各データが送信される。
【0030】そして、それらデータのうち、エンジン回
転数,燃料カット実行中情報,及びHV−ECU送信異
常情報の各データは、上記第1種データとして、通信線
15を介しHV−ECU10へと送信され、その他の冷
却水温,及び吸気温度などの各データは、上記第2種デ
ータとして、LAN用通信線50を介しHV−ECU1
0へと送信される。
【0031】尚、本実施形態の通信システムにおいて
は、HV−ECU10とメータECU30やエアコンE
CU40との間、及び、エンジンECU20とメータE
CU30やエアコンECU40との間でも、LAN用通
信線50を介した通信によりデータが共有される。例え
ば、HV−ECU10からエアコンECU40へ、LA
N用通信線50を介して、エアコン装置を制御するため
のデータが送信され、また、HV−ECU10からメー
タECU30へ、LAN用通信線50を介して、車速デ
ータなどが送信される。そして、エアコンECU40
は、HV−ECU10からのデータに応じてエアコン装
置を制御し、メータECU30は、上記車速データに応
じて車速メータの表示を制御する。また例えば、エンジ
ンECU20からメータECU30へ、LAN用通信線
50を介して、冷却水温などのデータが送信される。そ
して、メータECU30は、エンジンECU20からの
冷却水温データに応じて水温メータの表示を制御する。
【0032】そして更に、本実施形態の通信システムに
おいて、HV−ECU10とエンジンECU20は、通
信線15による通信に異常が発生したことを検知する
と、上記第1種データのうちの一部を、LAN用通信線
50を介して通信するようになっている。
【0033】そこで次に、HV−ECU10とエンジン
ECU20とで夫々実行される通信のための処理につい
て、図2〜図6を用いて説明する。尚、以下の説明にお
いては、LAN用通信線50介して行う通信のことを、
LAN通信と言う。まず図2は、専用通信線15による
一対一のシリアル通信(以下単に、シリアル通信ともい
う)の受信処理を表すフローチャートであり、この受信
処理は、シリアル通信の受信毎(即ち、通信線15から
データを受信する毎)に実行される。
【0034】図2に示すように、この受信処理では、ま
ずステップ(以下単に「S」と記す)110にて、シリ
アル通信の受信異常(換言すれば、通信相手の送信異
常)を検出するための受信間隔カウンタをクリアする。
そして、続くS120にて、今回受信したシリアル通信
のデータを、制御で使用するデータ用に解凍する。具体
的には、受信したデータから実質的なデータ部分を抽出
して、それをRAMなどの記憶手段に格納する。そし
て、このS120の処理により、通信相手からの第1種
データが自分側の記憶手段に格納され、その後、当該受
信処理が終了される。
【0035】次に、図3は、シリアル通信の異常検出処
理を表すフローチャートであり、この処理は所定時間毎
(例えば16ms毎)に実行される。図3に示すよう
に、この異常検出処理では、まずS210にて、前述の
受信間隔カウンタをインクリメント(+1)する。
【0036】そして、続くS220にて、受信間隔カウ
ンタが、予め設定された所定値N以上であるか否かを判
定し、所定値N以上でなければ、正常であると判断し
て、そのまま当該異常検出処理を終了する。これに対
し、S220にて、受信間隔カウンタが所定値N以上で
あると判定した場合には、「当該異常検出処理の実行周
期T×所定値N」の間、通信線15からデータを受信し
ていないということであり、この場合には、通信線15
によるシリアル通信に異常が発生したと判断して、S2
30に進む。そして、このS230にて、受信異常情報
のフラグをセットし、その後、当該異常検出処理を終了
する。
【0037】そして更に、HV−ECU10とエンジン
ECU20との各々は、上記S230で受信異常情報の
フラグをセットすると、通信線15によるシリアル通信
と、LAN用通信線50によるLAN通信との両方で、
通信相手のECUへ、そのECUにシリアル通信の送信
異常が生じていることを示す送信異常情報を送信する。
例えば、HV−ECU10側にて、上記受信異常情報の
フラグがセットされた場合には、HV−ECU10から
エンジンECU20へ、前述のエンジンECU送信異常
情報がシリアル通信とLAN通信との両方で送信され、
逆に、エンジンECU20側にて、上記受信異常情報の
フラグがセットされた場合には、エンジンECU20か
らHV−ECU10へ、前述のHV−ECU送信異常情
報がシリアル通信とLAN通信との両方で送信される。
【0038】つまり、本実施形態の通信システムにおい
て、HV−ECU10とエンジンECU20との各々
は、少なくとも上記「T×N」の間に1回は、通信線1
5にデータを送出するようになっているため、各ECU
10,20は、異常検出処理(図3)のS220にて、
上記「T×N」の間、通信線15からデータを受信して
いないことを検知した場合に、通信線15によるシリア
ル通信に異常が発生したと判断して、自己のECU内で
は、通信相手のECUからシリアル通信のデータを受信
できない旨を示す受信異常情報のフラグをセットし、ま
た、通信相手のECUへは、その通信相手のECUがシ
リアル通信のデータを正常に送信していない旨を知らせ
るための送信異常情報を送信するようにしている。
【0039】次に、図4は、LAN通信の送信データを
作成するための送信データ作成処理を表すフローチャー
トであり、この処理は所定時間毎(例えば8ms毎)に
実行される。図4に示すように、この送信データ作成処
理では、まずS310にて、LAN通信で送信する通常
のデータ(即ち、前述した第2種データと、メータEC
U30やエアコンECU40との間で共有する汎用性の
高いデータ)を、LAN通信の送信データとして作成す
る。
【0040】具体的には、当該ECUにて算出したデー
タに、そのデータの種別を表すIDを付け、そのIDを
付したデータを、送信データとして、所定の送信データ
用アドレスにコピーする。尚、本実施形態において、送
信データ用アドレスとしては、一定時間毎に送信(以
下、この送信を定期送信という)すべきデータが夫々格
納される定期送信データ用アドレスと、値が変化した時
に送信(以下、この送信をイベント送信という)すべき
データが夫々格納されるイベント送信データ用アドレス
との2種類があり、S310の処理では、定期送信すべ
きデータにIDを付したものは、上記定期送信データ用
アドレスのうち、予め当該データ種に割り当てられたア
ドレスにコピーし、イベント送信すべきデータにIDを
付したものは、上記イベント送信データ用アドレスのう
ち、予め当該データ種に割り当てられたアドレスにコピ
ーする。そして、定期送信データ用アドレスの各々に格
納された各データは、一定時間毎に実行される定期送信
処理(図示省略)により、LAN用通信線50へ定期的
に送出され、イベント送信データ用アドレスの各々に格
納された各データは、後述する図5のイベント送信処理
により、そのデータ値が変化したと判定された時に、L
AN用通信線50へと送出される。
【0041】次に、S320にて、通信相手のECUか
ら、前述した送信異常情報(本処理を実行するのがHV
−ECU10であれば、エンジンECU20からのHV
−ECU送信異常情報であり、本処理を実行するのがエ
ンジンECU20であれば、HV−ECU10からのエ
ンジンECU送信異常情報)が送信されて来ているか否
かにより、自己のシリアル送信(即ち、通信線15への
データ送信)に異常が発生しているか否かを判定する。
【0042】ここで、送信異常情報が送信されて来てい
ない場合には、異常無しと判断して、そのまま当該送信
データ作成処理を終了するが、送信異常情報が送信され
て来ている場合には、通信線15への自己のシリアル送
信に異常が発生していると判断して、S330に進む。
【0043】そして、S330にて、通常はシリアル通
信で送信している第1種データのうち、固定値では自動
車を退避走行させることができないデータ(即ち、固定
値では自動車の動力を制御することができないデータで
あり、以下、最重要データという)を、LAN通信の送
信データとして作成する。
【0044】具体的には、S310の処理と同様に、当
該ECUにて算出した最重要データに、そのデータの種
別を表すIDを付け、そのIDを付したデータを、送信
データとして、イベント送信データ用アドレスのうち、
予め当該データ種に割り当てられたアドレスへコピーす
る。そして、このS330の後、当該送信データ作成処
理を終了する。
【0045】尚、本実施形態にいおいて、HV−ECU
10からエンジンECU20への最重要データは、パワ
ー要求,シフト情報,及び目標回転数であり、エンジン
ECU20からHV−ECU10への最重要データは、
エンジン回転数である。また、HV−ECU10とエン
ジンECU20との各々は、図3のS220でシリアル
通信に異常が発生したと判断した場合、通信相手から受
け取るはずの上記最重要データ以外の第1種データにつ
いては、異常になる前の値または予め定められたフェイ
ルセーフ値(デフォルト値)といった固定値を制御に用
いる。
【0046】次に、図5は、LAN通信のイベント送信
処理を表すフローチャートであり、この処理は所定時間
毎(例えば4ms毎)に実行される。図5に示すよう
に、このイベント送信処理では、まずS410にて、イ
ベント送信対象の各データが格納されているイベント送
信データ用アドレスの先頭のアドレスを、検索アドレス
としてセットする。
【0047】次に、続くS420にて、検索アドレスの
データ値が前回から変化しているか否かを判定し、変化
している場合には、S430に進んで、その検索アドレ
スのデータを、イベント送信するために送信バッファへ
セット(コピー)する。すると、その送信バッファから
LAN用通信線50へデータが送出されることとなる。
【0048】このようなS430の処理により、検索ア
ドレスのデータをイベント送信したならば、次のS44
0にて、検索アドレスを、1送信データ分だけ次のアド
レスに更新し、続くS450にて、検索アドレスが終了
した(即ち、検索アドレスが、イベント送信データ用ア
ドレスの最終アドレスを越えた)か否かを判定する。そ
して、検索アドレスが終了していなければ、上記S42
0以降の処理を再度行い、検索アドレスが終了していれ
ば、当該イベント送信処理を終了する。
【0049】また、上記S420にて、検索アドレスの
データ値が前回から変化していないと判定した場合に
は、その検索アドレスのデータについてはイベント送信
する必要がないので、そのままS440に進む。つま
り、このイベント送信処理では、イベント送信データ用
アドレスの各々を先頭から順にサーチして、格納されて
いるデータの値が前回から変化していれば、そのデータ
をLAN用通信線50へと送出するようにしている。
【0050】このため、図4のS320でシリアル送信
が異常であると判断されて、S330の処理により、最
重要データがLAN通信の送信データとしてイベント送
信データ用アドレスの何れかに格納されるようになれ
ば、当該イベント送信処理にて、その最重要データの値
が前回から変化したと判定される毎に、その最重要デー
タがLAN用通信線50へと送出されることとなる。
【0051】次に、図6は、LAN通信の受信処理を表
すフローチャートであり、この受信処理は、LAN通信
の受信毎(即ち、LAN用通信線50からデータを受信
する毎)に実行される。図6に示すように、この受信処
理では、まずS510にて、LAN用通信線50から受
信したデータが、通常のデータか、シリアル通信の異常
時にだけ送信される第1種データ(詳しくは前述の最重
要データ)かを、その受信データに付されているIDか
ら判別する。
【0052】そして、受信したデータが通常のデータで
あれば、そのままS530に移行して、その受信データ
に対してデータ解凍処理を行う。具体的には、受信した
データから実質的なデータ部分を抽出して、そのデータ
が自己のECUにおける制御に必要なデータであれば、
それをRAMなどの記憶手段に格納して制御に用いられ
るようにする。
【0053】そして、このS530で上記データ解凍処
理を行った後、当該受信処理を終了する。一方、上記S
510にて、LAN用通信線50から受信したデータ
が、シリアル通信の異常時にだけ送信される第1種デー
タ(最重要データ)であると判別した場合には、S52
0に進む。
【0054】このS520では、図3のS230でセッ
トされる受信異常情報のフラグを参照することにより、
当該ECUにてシリアル通信の異常を検知しているか否
かを確認する。そして、受信異常情報のフラグがセット
されていれば、当該ECUにてシリアル通信の異常を検
知しており、LAN用通信線50から今回受信したデー
タは、通信線15を介したシリアル通信相手のECUか
らLAN用通信線50へ送出された本当の第1種データ
(最重要データ)であると判断できるため、S530に
進んで、前述のデータ解凍処理を行う。よって、この場
合には、LAN用通信線50から受信した最重要データ
が、RAMなどの記憶手段に格納されて制御に用いられ
ることとなる。
【0055】これに対し、上記S520で、当該ECU
にてシリアル通信の異常を検知していない(即ち、受信
異常情報のフラグがセットされていない)と判定した場
合には、S530のデータ解凍処理を行うことなく、そ
のまま当該受信処理を終了する。つまり、この場合に
は、LAN用通信線50から第1種データ(最重要デー
タ)が送信されて来るはずがないためである。
【0056】尚、本実施形態では、HV−ECU10と
エンジンECU20とのうち、一方が、第1の制御装置
に相当し、他方が、第2の制御装置に相当している。そ
して、メータECU30とエアコンECU40との各々
が、LAN用通信線に接続された他の制御装置に相当し
ている。
【0057】以上のような本実施形態の通信システムで
は、ハイブリッド自動車の動力を制御するHV−ECU
10とエンジンECU20とが、LAN用通信線50に
も夫々接続されている。そして、その両ECU10,2
0は、互いが共有するデータのうち、LAN用通信線5
0を介した通信よりも高いリアルタイム性が要求される
第1種データだけを、専用の通信線15を介してシリア
ル通信し、その第1種データ以外の第2種データは、L
AN用通信線50を介して通信するようになっている。
また更に、HV−ECU10とエンジンECU20は、
その何れか一方が通信線15による通信系とLAN用通
信線50による通信系とのゲートウエイになるのではな
く、各々が他のECU30,40とLAN用通信線50
を介して通信するようになっている。
【0058】よって、HV−ECU10とエンジンEC
U20との間の専用通信線15上には、その両ECU1
0,20で共有されるデータのうち、高いリアルタイム
性が必要な第1種データだけが流れることとなり、その
専用通信線15によるシリアル通信での通信データ量を
低減することができる。このため、HV−ECU10と
エンジンECU20との通信処理も軽減することができ
る。
【0059】しかも、本実施形態の通信システムにおい
て、HV−ECU10とエンジンECU20との各々
は、所定時間(=T×N)以上継続して通信線15から
データを受信できない場合に、通信線15によるシリア
ル通信に異常が発生したと判断して(S220:YE
S)、その旨を示す送信異常情報を相手のECUに送信
するようになっている(S230)。そして、HV−E
CU10とエンジンECU20とのうち、相手からの送
信異常情報を受けた方は、通信線15で送信していた第
1種データをLAN用通信線50で送信し(S320:
YES,S330)、送信異常情報を送った方は、LA
N用通信線50から第1種データを受信して、制御に用
いるようにしている(S510〜S530)。
【0060】このため、通信線15が切れる等して、そ
の通信線15によるシリアル通信が不能となっても、H
V−ECU10とエンジンECU20は、第1種データ
を本来のリアルタイム性は得られないものの最低限共有
することができ、自動車の動力が制御不能とならず、そ
の結果、自動車の最低限の走行(退避走行)を可能にす
ることができる。
【0061】また特に、HV−ECU10とエンジンE
CU20との各々は、通信線15によるシリアル通信に
異常が発生したことを検知した場合に、第1種データの
全てではなく、そのうち、固定値では自動車を退避走行
させることができない最重要データだけを、LAN用通
信線50を介して通信するようにしているため、通信線
15によるシリアル通信に異常が生じた場合のLAN用
通信線50でのトラフィック増加(LAN用通信線50
での通信データ量あるいは通信頻度の増加)を抑えるこ
とができる。
【0062】そして更に、本実施形態の通信システムに
おいて、HV−ECU10とエンジンECU20との各
々は、通信線15で本来通信される最重要データをLA
N用通信線50から受信したと判断したならば(S51
0:シリアル通信異常時のみ送信されるデータ)、通信
線15によるシリアル通信に異常が発生していることを
検知しているか否かを確認して(S520)、異常の発
生を検知している場合にのみ、LAN用通信線50から
受信した最重要データを制御に用いるようにしている
(S520:YES,S530)。
【0063】このため、通信線15によるシリアル通信
が本当は正常であるにもかかわらず、両ECU10,2
0の何れかが、ノイズなどの影響によってLAN用通信
線50から最重要データを受信したと判断しても、その
ような不確かなデータが制御に用いられてしまうことが
なく、制御の信頼性を高めることができる。
【0064】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、 上記実施形態の通信システムでは、
HV−ECU10とエンジンECU20とが、自動車の
動力源自体(電気モータ及びガソリンエンジン)を制御
するものであったが、自動車の動力を制御する一対の制
御装置としては、エンジン等の動力源を制御するECU
とトランスミッションなどのパワートレインを制御する
ECUでも良い。
【0065】また、上記実施形態の通信システムにおい
て、HV−ECU10とエンジンECU20との各々
が、LAN用通信線50による第2種データの通信に異
常が発生したことを検知すると、その第2種データを通
信線15でシリアル通信する、といったフェイルセーフ
機能を追加すれば、信頼性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の自動車用制御装置間の通信システ
ムを表す構成図である。
【図2】 HV−ECUとエンジンECUとの夫々で実
行されるシリアル通信の受信処理を表すフローチャート
である。
【図3】 HV−ECUとエンジンECUとの夫々で実
行されるシリアル通信の異常検出処理を表すフローチャ
ートである。
【図4】 HV−ECUとエンジンECUとの夫々で実
行されるLAN通信の送信データ作成処理を表すフロー
チャートである。
【図5】 HV−ECUとエンジンECUとの夫々で実
行されるLAN通信のイベント送信処理を表すフローチ
ャートである。
【図6】 HV−ECUとエンジンECUとの夫々で実
行されるLAN通信の受信処理を表すフローチャートで
ある。
【図7】 従来の自動車用制御装置間の通信システムを
表す構成図である。
【符号の説明】
10…HV−ECU、15…通信線、20…エンジンE
CU、30…メータECU、40…エアコンECU、5
0…LAN用通信線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 DA31 EB00 EB02 5K033 AA06 BA06 CB01 DA01 DB01 DB16 DB20 EA02 EA04 EB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いが通信によりデータを共有して自動
    車の動力を制御する第1の制御装置と第2の制御装置と
    が、当該両制御装置に専用の通信線を介して一対一に接
    続されると共に、前記専用の通信線とは別のLAN用通
    信線を介して、該LAN用通信線に接続された他の制御
    装置とも通信を行う自動車用制御装置間の通信システム
    において、 前記第1の制御装置と前記第2の制御装置は、前記LA
    N用通信線に夫々接続されており、互いが共有するデー
    タのうち、前記LAN用通信線を介した通信よりも高い
    リアルタイム性が要求される特定のデータを、前記専用
    の通信線を介して通信すると共に、前記特定のデータ以
    外のデータを、前記LAN用通信線を介して通信し、 更に、前記第1の制御装置と前記第2の制御装置は、前
    記専用の通信線による通信に異常が発生したことを検知
    すると、前記特定のデータも、前記LAN用通信線を介
    して通信するように構成されていること、 を特徴とする自動車用制御装置間の通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用制御装置間の
    通信システムにおいて、 前記第1の制御装置と前記第2の制御装置との各々は、 前記専用の通信線による通信に異常が発生したことを検
    知した場合に、前記特定のデータのうち、固定値では自
    動車を退避走行させることができないデータだけを、前
    記LAN用通信線を介して通信するように構成されてい
    ること、 を特徴とする自動車用制御装置間の通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    制御装置間の通信システムにおいて、 前記第1の制御装置と前記第2の制御装置との各々は、 前記LAN用通信線から前記特定のデータを受信したと
    判断したならば、前記専用の通信線による通信に異常が
    発生していることを検知しているか否かを確認して、異
    常の発生を検知している場合にのみ、前記受信した特定
    のデータを制御に用いるように構成されていること、 を特徴とする自動車用制御装置間の通信システム。
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