JP2002331990A - ブロック移動定盤 - Google Patents

ブロック移動定盤

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JP2002331990A
JP2002331990A JP2001136831A JP2001136831A JP2002331990A JP 2002331990 A JP2002331990 A JP 2002331990A JP 2001136831 A JP2001136831 A JP 2001136831A JP 2001136831 A JP2001136831 A JP 2001136831A JP 2002331990 A JP2002331990 A JP 2002331990A
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JP
Japan
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block
blocks
moving
surface plate
side direction
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JP2001136831A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Murayama
宏 村山
Hiroshi Nakao
浩 中尾
Naoki Ooyabe
直樹 大矢部
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撓みが発生したり、ブロックが転倒したりせ
ずに、ブロックを安定して支持できるブロック移動用定
盤を得る。 【解決手段】 組立られた2個のブロックを組立定盤上
で1個に接合するために、固定した一方のブロックに他
方のブロックを近接移動させて、両方のブロックの接合
予定面を突き合わせるためのブロック移動定盤であっ
て、前記移動させるブロックを同一水平面で受けるよう
に、一定の間隔を置いて並行に配置された一対の長方形
の受台1aおよび1bと、それぞれの受台を受台の長辺
方向に連動して水平移動させる長辺方向移動手段と、そ
れぞれの受台を受台の短辺方向に連動して水平移動また
は旋回させる短辺方向移動手段とから構成されるブロッ
ク移動定盤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶の建造にお
いて、船体の一部となる大型のブロック2個を、定盤上
で接合して1個にするときに使用するブロック移動定盤
に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶を建造するときには、船体を複数に
区分したブロックを組み立て、組み立てた2個のブロッ
ク同士を接合してさらに大きなブロックに組み立てると
いう工法が行われている。
【0003】従来この工法において、2個のブロックを
接合するときには、図7に示すように、一方のブロック
21を複数の支柱22で構成される水平固定盤上に置
き、他方のブロック23を、ブロックを前後、左右、上
下に移動させることのできる3台のジャッキ24からな
るブロック移動定盤に置く。
【0004】そして、ブロック23を3台のジャッキ2
4により、前後、左右、上下に移動させて、双方のブロ
ックの接合予定面21aと23aを一致させた後、接合
を開始するようにしている。
【0005】図8は、上述した従来のブロック移動定盤
に使用するブロック移動用ジャッキ24を示す図であ
り、(a)は正面図、(b)は平面図図である。
【0006】このブロック移動用ジャッキ24は、台3
1上に上下方向に作動する上下シリンダ−32が配置さ
れている。上下シリンダ−32は支持台33により支持
され、この支持台33は台31上に固定して設けられた
X方向押しシリンダ−34およびY方向押しシリンダ−
35により、X方向およびY方向に移動することができ
るようになっている。なお、支持台33の台31と接触
する面には、移動が円滑に行えるように、テフロン(登
録商標)板36が取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のブロック移動定盤には、次のような問題点があ
る。 (1)ブロックを前後、左右、上下に移動可能にしなけ
ればならないので、装置に費用がかかる。 (2)縦横20m×20m程度のブロックを3点で支持
するため、ブロックに撓みが生じる。 (3)3点支持であるため、ブロックが転倒する危険性
がある。
【0008】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、撓みが発生し
たり、転倒したりしたりせずに、ブロックを安定して支
持でき、製作費用も安価であるブロック移動定盤を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るブロック
移動定盤は、組立られた2個のブロックを組立定盤上で
1個に接合するために、固定した一方のブロックに他方
のブロックを近接移動させて、両方のブロックの接合予
定面を突き合わせるためのブロック移動定盤であって、
前記移動させるブロックを同一水平面で受けるように、
一定の間隔を置いて並行に配置された一対の長方形の受
台と、それぞれの受台を受台の長辺方向に連動して水平
移動させる長辺方向移動手段と、それぞれの受台を受台
の短辺方向に連動して水平移動または旋回させる短辺方
向移動手段とから構成されるものである。
【0010】この発明に係るブロック移動定盤において
は、移動させるブロックを一対の長方形の受台により、
同一水平面で受けるようにしているので、ブロックの上
下方向の位置の調整を行う必要がなく、製作費用を安く
抑えることができるとともに、作業時間を短縮すること
ができる。
【0011】また、ブロックを一定間隔をおいて平行に
配置された一対の長方形の受台により支持するので、ブ
ロックが撓んだり、転倒したりすることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。図1は本発明のブロック移動定盤の実
施の形態の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図である。このブロック移動定盤
は、組立られた2個のブロックを組立定盤上で1個に接
合するために、固定した一方のブロックに他方のブロッ
クを近接移動させて、両方のブロックの接合予定面を突
き合わせるためのブロック移動定盤であり、移動させる
ブロックを同一水平面で受けるように、一定の間隔を置
いて並行に配置された一対の長方形の受台1aおよび1
bと、それぞれの受台1aおよび1bを受台の長辺方向
に連動して水平移動させる長辺方向移動手段と、それぞ
れの受台1aおよび1bを受台の短辺方向に連動して水
平移動または旋回させる短辺方向移動手段とから構成さ
れている。
【0013】なお、このブロック移動定盤の受台1aと
受台1bとは、受台の構造および受台の移動手段とも同
じであるので、受台を共通の符号1で表して、以下にそ
の構成を詳述する。受台1はH形鋼で構成されており、
そのフランジ面でブロックを支持するようになってい
る。受台1はそれぞれ基盤2の上に、4本のH形鋼3で
構成された5本の支柱4a、4b、4c、4dおよび4
eでフランジ面が水平面となるように支持されている。
【0014】支柱4a、4b、4c、4dおよび4eの
それぞれと、受台1の下面側フランジとの間には、受台
1が移動するときに、その滑り面を受ける滑り面受け台
5が設けられている。この滑り面受け台5の四周部に
は、一定高さの縁部が設けられており、中にグリ−スが
充填されている。
【0015】受台1の下面には、図2に示すように、接
続部材6を介してテフロン板7が4枚固着されており、
このテフロン板7がグリ−スを充填した滑り面受け台5
上で滑ることにより、受台1は移動できるようになって
いる。
【0016】受台1を支持する5つの支柱のうち、受台
1の両端に位置する支柱4aと支柱4eには、受台1を
受台1の長手方向と直交する方向に移動させる駆動シリ
ンダ−(以下、左右駆動シリンダ−という)が、また中
央部に位置する支柱4cには、受台1を受台1の長手方
向に移動させる駆動シリンダ−(以下、前後駆動シリン
ダ−という)が設けられている。
【0017】図3は、左右駆動シリンダ−の説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。左右駆動
シリンダ−8は、支柱を構成する4本のH形鋼3の間
に、接続部材9を介して、受台1の長手方向と直交する
方向を向くように取り付けられている。この左右駆動シ
リンダ−8のシリンダ−ロッド8aの先端には、ジョイ
ント部材8bが取り付けられており、このジョイント部
材8bが受台1に設けた接続部材10に接続されて、受
台1が受台1の長手方向と直交する方向に移動すること
ができる。なお、左右駆動シリンダ−8の接続部材9へ
の接続部は、ピンで回動可能に接続されており、受台1
が受台1の長手方向移動しても、左右駆動シリンダ−8
が追従して移動できるようになっている。
【0018】図4は、前後駆動シリンダ−の説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。前後駆動
シリンダ−11は、支柱を構成する4本のH形鋼3の間
に、接続部材12を介して、受台1の長手方向を向くよ
うに取り付けられている。この前後駆動シリンダ−11
のシリンダ−ロッド11aの先端には、ジョイント部材
11bが取り付けられており、このジョイント部材11
bが受台1に設けた接続部材13に接続されて、受け台
1が受台1の長手方向に移動することができる。
【0019】なお、前後駆動シリンダ−11の接続部材
12への接続部は、ピンで回動可能に接続されており、
受台1が受台1の長手方向と直交する方向に移動して
も、前後駆動シリンダ−11が追従して移動できるよう
になっている。
【0020】次に、本発明のブロック移動定盤を使用し
て、2個のブロックの接合予定面を合わせる方法を、図
5および図6により説明する。図5に示すように、2列
の支柱列とそれぞれの支柱列に支持された受台とからな
り、ブロック移動定盤とブロックの受面が同一水平面上
になるように構成された固定定盤14上に、固定する方
のブロック15を、ブロック移動定盤16上に移動する
方のブロック17をそれぞれ置く。そして、ブロック移
動定盤16の受台1aおよび1bを連動して前後、左右
および旋回させて、固定ブロック15の接合予定面に、
移動ブロック17の接合予定面を合わせる。
【0021】図6は、ブロック移動定盤16の移動モ−
ドを示す図であり、(a)前後または左右の移動モ−ド
を、(b)は旋回の移動モ−ドを示す。図中、とは
受台1aの左右駆動シリンダ−、は受台1aの前後駆
動シリンダ−、とは受台1bの左右駆動シリンダ
−、は受台1aの前後駆動シリンダ−を表す。 (1)ブロックの前後方向への移動は、とを連動し
て同一方向に駆動する{図6(a)}。 (2)ブロックの左右方向への移動は、、、およ
び連動して同一方向に駆動する{図6(a)}。 (3)ブロックの旋回は、をを連動して左方向(ま
たは右方向)に駆動し、とを連動して右方向する
か、をを連動し右方向に駆動し、とを連動して
左方向する{図6(b)}。
【0022】
【発明の効果】本発明のブロック移動定盤は、ブロック
を前後、左右および旋回させるだけで、2個のブロック
の接合予定面を合わせることができ、従来のようにブロ
ックの上下方向の位置調整が不要となる。したがって、
装置の構成を単純することができ、装置の製作費を安く
することができるとともに、作業時間を短縮することが
できる。また、1対の受台でブロックを支持するので、
支持面積が大きくなり、ブロックが撓んだり、転倒した
りすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック移動定盤の実施の形態の説明
図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
側面図である。
【図2】本発明のブロック移動定盤の滑り面受け台部分
の詳細図である。
【図3】本発明のブロック移動定盤の左右駆動シリンダ
−の説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図4】本発明のブロック移動定盤の前後駆動シリンダ
−の説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図5】本発明のブロック移動定盤を使用して、2個の
ブロックの接合予定面を合わせる方法の説明図である。
【図6】本発明のブロック移動定盤の移動モ−ドを示す
図であり、(a)前後または左右の移動モ−ドを、
(b)は旋回の移動モ−ドを示す。
【図7】従来のブロック移動定盤を使用して、2個のブ
ロックの接合予定面を合わせる方法の説明図である。
【図8】従来のブロック移動定盤に使用するジャッキを
示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図図であ
る。
【符号の説明】
1、1a1b 受台 2 基盤 3 H形鋼 4a、4b、4c、4d、4e 支柱 5 滑り面受け台 6 接続部材 7 テフロン板 8 左右駆動シリンダ− 9 接続部材 10 接続部材 11 前後駆動シリンダ− 12 接続部材 13 接続部材 14 固定定盤 15 ブロック 16 ブロック移動定盤 17 ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大矢部 直樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立られた2個のブロックを組立定盤上
    で1個に接合するために、固定した一方のブロックに他
    方のブロックを近接移動させて、両方のブロックの接合
    予定面を突き合わせるためのブロック移動定盤であっ
    て、前記移動させるブロックを同一水平面で受けるよう
    に、一定の間隔を置いて並行に配置された一対の長方形
    の受台と、それぞれの受台を受台の長辺方向に連動して
    水平移動させる長辺方向移動手段と、それぞれの受台を
    受台の短辺方向に連動して水平移動または旋回させる短
    辺方向移動手段とから構成されることを特徴とするブロ
    ック移動定盤。
JP2001136831A 2001-05-08 2001-05-08 ブロック移動定盤 Pending JP2002331990A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101987652A (zh) * 2009-08-07 2011-03-23 上海外高桥造船有限公司 船体总段移位方法

Cited By (1)

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