JP2002331877A - オートキャンプ用ルーフラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構によって、オートキャンプ等に居
住性の良いハウスの設置のためのオートキャンプ用ルー
フラックとその操作にかかるシステムを提供すること。 【解決手段】 オートキャンプ用ルーフラックは自動車
の吊金具支持レール及び吊金具支持延長レール上に沿っ
て吊金具を適宜な位置でロックにより停止し、綱を介し
て該折りたたみのハウスの吊金具によりハウスの吊り上
げ吊り降ろしをして、設置、収容、積載操作が容易にで
きるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は自動車の屋根に必要
時に、オートキャンプ用折りたたみ式ハウスを積み下ろ
しする為のルーフラックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ルーフラックへの積載にはハウス
のような大きな一体の荷物は少人数で積み下ろしは困難
であり他の方法に頼る必要があった。

【０００３】またはハウスを各々の部品に分割してルー
フラックに積載しキャンプ場等現場で組み立て使用する
方法が行われていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の簡
易ハウス等の設置には面倒な手間を有していた。

【０００５】そこで自動車の屋根にハウスを折りたたん
だ状態で積載し、使用時には自動車の一面に連結して設
置する簡易ハウスが開発されている。そこで同様機能を
有する技術として特開２０００−１４２５５６Ａ公報に
開示されている多機能ルーフラックを挙げることができ
る。

【０００６】この提案では自動車の屋根に搭載したルー
フラックから丁番を介して構成された折りたたみ式ハウ
スの側壁面にガイドレールをスライドして降下、該自動
車の側面に設置し次に巻き取り式幌を引き出し側壁面上
部に被覆して屋根部を構成している。

【０００７】またこの簡易ハウスは自動車のルーフラッ
クに連結して更に搭載のルーフラックに固定している。

【０００８】他の多くのオートキャンプ用等簡易ハウス
のように床部および完全な施錠のできる出入口、窓の必
要が生じる。上記のように自動車の一部に簡易ハウスを
連結固定設置すると自動車はその間動くことができなく
なる。

【０００９】屋根部（側壁上部）を幌でを被覆した場合
日除けにはなるが夏季等は熱がこもると云う難点が生じ
る。

【００１０】この発明は上記のような事情に鑑みなされ
たもので設置、収容がより簡単でかつハウス内の温度の
管理もし易く出入口や窓に施錠のできる折りたたみハウ
スを操作するためのオートキャンプ用ルーフラック３と
その操作にかかるシステムの提供を目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明にかかる請求項１に記載のオートキャンプ用
ルーフラック３は自動車１、の屋根２、に搭載するオー
トキャンプ用ルーフラック３の一部の吊金具支持レール
４から自動車の水平方向に吊金具支持延長レール５を形
成し又は撤去するように構成されている。

【００１２】上記吊金具支持レール４、吊金具支持延長
レール５上に沿って移動する吊金具６を配置し尚吊金具
６は吊金具支持レール４及び吊金具支持延長レール５上
の適宜な位置で停止するためのロック機能を備えてい
る。

【００１３】オートキャンプ用ルーフラック３を手動ウ
インチ８で綱１６及び吊金具６を介して操作するよう構
成されている。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明にかかるオートキャンプ用
ルーフラック３をその実施の形態の一例を示した図に基
づいて詳細に説明する。

【００１５】図２において自動車１、の屋根２、に搭載
されているオートキャンプ用ルーフラック３の上部中央
位置に構成した吊金具支持レール４から図１のように吊
金具５を延長。

【００１６】さらに補強のため吊金具支持レール支持の
ための支持柱７を取り付け、ジャッキベース１７で設置
地面との支持柱７の長さを調節して、オートキャンプ用
ルーフラック３から図１、図３、図４のように吊金具支
持延長レール５が平行になるようにして、レール支持柱
７にウインチ８及び綱１６を取り付け、図１で示す次の
工程に移行する。

【００１７】ハウス３をオートキャンプ用ルーフラック
に積載するときは、延長された吊金具支持延長レール５
の適宜な位置に吊金具６の水平移動を固定させて、吊金
具フック１５と折りたたんだハウス３を連結し、ウイン
チ８の可動で綱１６を介してハウス３を巻き上げ（適宜
な高さ迄吊り上げ）続いて吊金具６の水平移動ロックを
解除し、さらに吊金具６の吊荷保持のロックをして、綱
１６を弛め手動でハウス３をオートキャンプ用ルーフラ
ック内に押し込み、図２に示すように吊金具支持レール
支持柱７及び吊金具支持延長レール５を撤去して積載は
完了する。

【００１８】図１においてその逆の操作でハウス３を手
動で適宜に、自動車の側面に引き出し、図５、図６に示
すような床面板体１０、壁面板体１１、屋根面板体１
２、を丁番１３で構成したハウス３のウインチを弛めて
一旦設置地面に降下させ、ハウスロック金具１４を解除
し再度ロープ１６を巻き上げてこの時、床面板体１０、
部分は設置面に残り屋根面板体１２、は丁番１３の作用
で壁面１１を開きながら図３、図４、に示すようにハウ
スの設置が完成するものである。

【００１９】

【発明の効果】オートキャンプ用ルーフラック３から自
動車１の側面に向かって水平一方向に吊金具支持延長レ
ール５を構成することによって、該レールに沿って吊金
具を移動させ適宜な位置でウインチ８の可動でオートキ
ャンプ用ハウス９の積載や設置及び収容を容易にするこ
とが可能になった。

【００２０】ハウスの設置後吊金具接ぎ手フック１５を
切り外すことで自動車はハウスから切り離されキャンプ
中にも自由に動くことができる効果がある。

【００２１】壁、屋根の全体を板体のパネルで構成し更
に断熱材を採用することにより、季節や昼夜の寒暖の差
も少なく又出入口、窓等開口部にアルミサッシ等を採用
することにより錠も掛けることができ、オートキャンプ
場等での安心、安全が一層約束される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかるルーフラック実施の形態作業工
程の背面図である。

【図２】図１の工程を経過してルーフラックに折りたた
みハウスを積載したことを示す背面図である。

【図３】自動車側面にハウスを設置したことを示す背面
図である。

【図４】図４は、自動車の側面にハウスを設置したこと
を示す斜視図である。

【図５】ハウスを折りたたみ又開くための丁番とハウス
と板体との作用を示す図である。

【図６】ハウスを折りたたみ又開くための丁番とハウス
と板体との作用を示す図である。

【符号の説明】

１ 自動車 ２ 自動車の屋根部 ３ オートキャンプ用ルーフラック ４ 吊金具支持レール ５ 吊金具支持延長レール ６ 荷物吊り上げ保持装置付移動式吊金具 ７ 吊金具支持レール支持柱 ８ ウインチ ９ ハウス １０ 床面板体 １１ 壁面板体 １２ 屋根面板体 １３ 丁番 １４ ハウスロック金具 １５ 吊金具接手フック １６ 綱 １７ ジャッキベース

フロントページの続き (72)発明者 森 美智子 福岡県北九州市門司区花月園１−33 (72)発明者 田野 文子 大阪府平野区平野西４−10−４ (72)発明者 久保 良一 大阪府泉南郡岬町深日2605 Ｆターム(参考） 3D020 AA02 AB02 AC07 AD05 AD23

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車1の屋根２に搭載されたオートキャ
   ンプ用ルーフラック３において吊金具支持レール４から
   伸縮、折りたたみ等で脱着自在な吊金具支持延長レール
   ５を構成したことを特徴とする請求項１に記載のオート
   キャンプ用ルーフラック３。
2. 【請求項２】吊金具支持レール４と吊金具支持延長レー
   ル５のレール上を水平に移動する、吊り上げ保持装置付
   移動式吊金具６（以下吊金具と云う）を適宜な位置に停
   止させ板体面からなるオートキャンプ用折りたたみハウ
   ス９を自動車の走行時には折りたたんでオートキャンプ
   用ルーフラック３内に積載し、使用時には自動車側部へ
   開いて設置する機能と操作システムを特徴とする請求項
   １に記載のオートキャンプ用ルーフラック３。