JP2002331283A - 運転支援システム - Google Patents

運転支援システム

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JP2002331283A JP2001138916A JP2001138916A JP2002331283A JP 2002331283 A JP2002331283 A JP 2002331283A JP 2001138916 A JP2001138916 A JP 2001138916A JP 2001138916 A JP2001138916 A JP 2001138916A JP 2002331283 A JP2002331283 A JP 2002331283A
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Kazunari Tokunaga
一成 徳永
Ryuzo Sugii
杉井  隆造
Akio Sato
明雄 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常状態から正常状態への回復速度が速い運
転支援システムを得る。 【解決手段】 本発明の運転支援システムは、データ蓄
積部2からのデータをもとにプラントの異常状態を判定
する状態判定部4と、正常時モデルパラメータ設定部5
と並列に配置されデータ蓄積部からのデータをもとに異
常発生時のモデルパラメータの値を設定する異常時初期
モデルパラメータ設定部6とを備えているまた、データ
蓄積部2からのデータと異常時初期モデルパラメータ設
定部6のデータをもとに異常状態から正常状態へのモデ
ルパラメータ変化推移を計算するモデルパラメータ変更
部7を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市下水や産業廃
水のように、汚水を浄化する活性汚泥法、嫌気・好気汚
泥処理法による水処理の運転支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】都市下水処理、工場廃水などの処理プロ
セスは、微生物の動作状態、気候などから運転方法を決
定する必要がある。図2は従来の運転支援システムとそ
の周辺との接続状況を示すブロック図である。図におい
て、1は施設条件設定部、2はデータ蓄積部、3は条件
設定部、5は正常時モデルパラメータ設定部、8は予測
処理部、9は評価処理部、10は操作変数設定部であ
る。まず、下水処理場の処理概要を説明する。下水処理
場では、流入した下水は、最初沈殿池100、反応槽1
01、最終沈殿池102の順に流れて処理される。汚濁
物質を含む下水は、最初沈澱池100に導入され、汚濁
物質の中の沈降しやすいものを沈降分離して上澄水を反
応槽101に流出する。反応槽101には最終沈澱池1
02の汚泥の一部が返送汚泥ポンプによって返送されて
おり、反応槽101はその返送汚泥と最初沈殿池100
の上澄水を処理する。反応槽101では、ブロワー(図
示せず)から圧送された空気が曝気槽内の散気管によっ
て放出されており、汚濁物質は活性汚泥により吸着、分
解されて最終沈澱池102に導かれる。最終沈澱池10
2では活性汚泥を沈降分離し、沈降汚泥は余剰汚泥ポン
プ(図示せず)により汚泥処理系(図示せず)に排出さ
れ、清澄水は処理水として滅菌槽(図示せず)を経て放
流される。つぎに、この運転支援システムの動作につい
て説明する。 施設条件設定部1により、水質の予測に必要な反応槽
の体積、管路などの処理場土木構造を設定し、予測処理
部5へ出力する。 データ蓄積部2により、図2の下水プロセスの各ポイ
ントから反応槽、処理水の水質予測に必要な情報(流
量、SS、pH、風量、気象データ、DOなど)を収集・蓄積
し、予測処理部5へデータを出力する。ここで収集され
るデータはリン酸態リン濃度、硝酸態窒素濃度、アンモ
ニア態窒素濃度、Total-COD、溶解性CODなどの富栄養化
問題の対象となっている水質である。 条件設定部3により、空気量、返送汚泥量などの下水
プロセスの運転に必要な操作変数をオペレータが手動で
設定するか、またはオペレータが設定した値を基準に計
算機が順番に設定する。すなわち、反応槽101の最終
端のDO濃度を、例えば約3mg/Lから約0.5mg/Lまで減少さ
せる。水質が維持できていれば、次に最終端のDO濃度を
0.5mg/Lに固定し、1つ手前のタンクのDO濃度を、約3mg
/Lから0.5mg/Lまで減少させ、水質の維持が可能なDO濃
度まで下げる。このようにDO濃度を反応槽最終端から順
番に設定する。返送汚泥量は、最終沈殿池102から反
応槽101へ返送する汚泥量をポンプ能力の最大値から
最小能力まで汚泥量を順次、変動させる。余剰汚泥量
は、最終沈殿池102から引き抜く汚泥量をポンプ能力
の最大値から最小能力まで汚泥量を順次、変動させる。
循環量は、反応槽101の最終端から無酸素槽へ循環す
る汚泥量を、ポンプ能力の最大値から最小能力まで汚泥
量を順次、変動させる。 正常時モデルパラメータ設定部5により、シミュレー
ションする際に使用するモデルのパラメータを手動、ま
たは遺伝子アルゴリズムなどにより自動で設定する。そ
のモデルには下水処理プロセスの生化学反応を数式によ
って表現した各種のものが提案されている。その数式
は、下水や活性汚泥混合液中の汚濁成分をいくつかに分
類し、それらの間の反応プロセスを表現してモデル化さ
れたものである。このモデルは生物学的窒素、リン除去
に加えて、リン除去に広く用いられている凝集沈殿も扱
っており、広範な対象に適用が可能である。このモデル
を使用するためには硝化菌の増殖速度など、約50個も
のパラメータを運転員または計算機が設定する。 予測処理部8により水質予測を行う。施設条件設定部
1で設定された土木構造などのプラント仕様データと、
データ蓄積部2に蓄積された分析データのうち下水処理
場の入口に流入する水質データと、モデルパラメータ設
定部3で設定されたパラメータと、条件手動設定部8で
設定された条件とを入力し、反応槽内、処理水の窒素・
リンなどの水質予測を行う。その予測計算に用いる式は
10数個あり、その1つを例示すると、例えば発酵生成
物濃度の計算は、つぎの(1)式を用いて行われる。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、 SA (i):i時点の対象タンクの発酵生成物濃度(gCOD/m3) SA(i)R:i時点の対象タンクの化 学反応に
よる変化量を考慮に入れた発酵生成物濃度(gN/m3) SA(i)in:i時点の対象タンクに流入する発酵生成物濃度
(gCOD/m3) SA(i)out:i時点の対象タンクか ら流出す
る発酵生成物濃度(gCOD/m3) V:対象タンクの体積(m3) Qin:対象タンクへ流入する量(m3/h) Qout:対象タンクから流出する量(m3/h) T:対象タンクから流入・流出する時間(h) i:シミュレーション予測間隔(h) 但し各変数は(2)式から(9)式で計算される。 (2) (3)
【0005】
【数2】
【0006】但し、 SA(i):i時点の対象タンクで増殖・減少した発酵生成物
(gCOD/m3) ρ5:SAによる好気的増殖(gCOD/d) ρ7:SAによる無酸素的増殖と脱窒(gCOD/d) ρ8:発酵(gCOD/d) ρ10:ポリヒドロキシアルカノエートの蓄積(gCOD/d) ρ15:ポリヒドロキシアルカノエートの分解(gCOD/d) データ蓄積部2から入力される分析データは以下の通り
である。 SO2:溶存酸素濃度(gO2/m3) SNH4:溶解性のアンモニア濃度(gN/m3) SNO3:溶解性の硝酸性窒素濃度(gN/m3) SPO4:無機溶解性リン酸性リン濃度(gP/m3) SALK:アルカリ度(mole HCO3/m3) SF:易分解性有機物濃度(gCOD/m3) SA:発酵生成物濃度(gCOD/m3) XAUT:硝化菌濃度(gCOD/m3) XH:従属栄養微生物(gCOD/m3) XPHA:ポリヒドロキシアルカノエート(gCOD/m3) XPP:ポリリン酸(gP/m3) XPAO:リン酸蓄積細菌(gCOD/m3) 正常時モデルパラメータ設定部5で設定されるモデルパ
ラメータは以下の通りである。 uH:基質の最大増殖速度(1/d) ηNO3:硝酸性窒素濃度の無酸素状態の加水分解による
減少係数(-) KA:発酵生成物濃度飽和係数(gO2/m3) KO2:酸素飽和係数(gO2/m3) KF:易分解性基質増殖飽和係数(gCOD/m3) KNO3:硝酸性窒素飽和係数(gN/m3) 注)このシミュレー
ションでは亜硝酸性窒素と硝酸性窒素を同じ物質として
扱う。 KNH4:アンモニア飽和係数(gN/m3) KP:リン酸性リン飽和係数(gP/m3) KALK:アルカリ度飽和係数(mole HCO3/m3) Kfe:SFの発酵飽和濃度(gCOD/m3) qfe:発酵の最大速度(1/d) KPP:ポリリン酸の飽和濃度(gPP/gPAO) qPHA:ポリヒドロキシアルカノエート蓄積速度(gCOD/(g
PAO・d) bPHA:ポリヒドロキシアルカノエート分解速度(1/d) 予測処理部8では、上記のように硝酸性窒素だけでな
く、リン酸性リン濃度、アルカリ度、アンモニア性窒素
濃度なども同時に計算される。その予測結果を評価処理
部9に出力する。 評価処理部9は、予測処理部8によって予測を行った
結果を入力し、SRT、DOなどの操作変数変更時の水質、
電気量、汚泥量などの評価を行う。水質については、予
測処理部8の処理水質が基準値をクリアしているか否か
を評価する。電気量については、予測処理部8による結
果が水質基準値をクリアしているかチェックを行い、基
準値をクリアした水質予測を導き出した操作変数設定値
の中で最も低い電力量を検出し、操作変数設定部10へ
出力する。汚泥量については、予測処理部8による結果
が水質基準値をクリアしているかチェックを行い、基準
値をクリアした水質予測を導き出した操作変数設定値の
中で最も低い汚泥発生量を検出し、操作変数設定部10
へ出力する。予測処理部8の結果が水質の基準値を超え
たり、コストがかかるなど不満足なものであれば、条件
設定部3の値を再設定し、再度予測処理部8にて水質予
測を行う。 操作変数設定部10により、評価処理部9で求められ
た最適な操作変数(送風量、ポンプ台数など)を実プラ
ントへ出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の運転支援システムによるシミュレーションで
は、毒物混入、雨水の大量流入などでプラントに異常が
起きた場合、異常時の条件入力を考慮していないため、
実測値と予測値が一致しなくなり、運転支援システムと
して使用できなくなるという問題があった。そこで、本
発明は、異常状態になった時、異常状態のモデルパラメ
ータに変更してシミュレーションすることにより、異常
状態から正常状態への回復速度が速い運転支援システム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1記載の運転支援システムは、最初沈殿池、
反応槽、最終沈殿池を有した下水処理場に設置され、処
理場の土木構造等の施設の条件を設定する施設条件設定
部と、水質予測に必要な流量、風量、気象データ、水質
データ等を蓄積するデータ蓄積部と、下水プロセスの運
転に必要な操作変数を設定する条件設定部と、シミュレ
ーションに使用するモデルのパラメータを設定する正常
時モデルパラメータ設定部と、前記施設条件設定部およ
び前記データ蓄積部の出力を基に各部の水質を予測する
予測処理部と、前記予測処理部の結果がプラント運転の
適否を判断する評価処理部と、前記評価処理部で求めら
れた最適な操作変数を実プラントへ出力するための設定
を行う操作変数設定部とを有した運転支援システムにお
いて、前記データ蓄積部からのデータをもとにプラント
の異常状態を判定する状態判定部と、正常時モデルパラ
メータ設定部と並列に配置され前記データ蓄積部からの
データをもとに異常発生時のモデルパラメータの値を設
定する異常時初期モデルパラメータ設定部とを備えた構
成にしている。請求項1記載の運転支援システムによれ
ば、異常状態のモデルパラメータを設定することでシミ
ュレーションが可能となり、異常時の最適操作変数を求
めることができるため、プラントの正常状態への回復を
短時間に行うことができる。請求項2記載の運転支援シ
ステムは、前記データ蓄積部からのデータと前記異常時
初期モデルパラメータ設定部のデータとをもとに異常状
態から正常状態へのモデルパラメータ変化推移を計算す
るモデルパラメータ変更部を備えた構成にしている。請
求項2記載の運転支援システムによれば、異常発生時の
モデルパラメータと時間変化時のモデルパラメータを設
定することでより詳細なシミュレーションが可能とな
り、異常時から回復途中の最適操作変数を求めることが
できるため、プラントの正常状態への回復を短時間に行
うことができる。請求項3記載の運転支援システムは、
前記モデルパラメータ変更部は、異常時と正常時のモデ
ルパラメータの差を演算するモデルパラメータ変化量演
算処理部と、異常発生時から正常状態に回復するまでの
時間を設定する状態安定期間設定部と、モデルパラメー
タ変化量演算処理部のデータと状態安定期間設定部のデ
ータをもとに各時刻のモデルパラメータの値を演算する
モデルパラメータ演算部と、モデルパラメータ演算部で
演算されたデータを保存するモデルパラメータ保存部で
構成されたモデルパラメータ変更部からなる。請求項3
記載の運転支援システムによれば、時間変化時のモデル
パラメータを設定することでより詳細なシミュレーショ
ンが可能となり、異常発生時から回復途中の最適操作変
数を求めることができるため、プラントの正常状態への
回復を短時間に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の運転支援システム
の構成とその周辺との接続状況を示すブロック図であ
る。図において、4は状態判定部、6は異常時初期モデ
ルパラメータ設定部、7はモデルパラメータ変更部であ
る。モデルパラメータ変更部7は、モデルパラメータ変
化量演算処理部71、状態安定期間設定部72、モデルパラ
メータ演算部73、モデルパラメータ保存部74からなる。
その他の符号は、従来技術で述べたものと同じであるた
め省略する。つぎに、本発明の運転支援システムの動作
について説明する。 [1]施設条件設定部1による処理、[2]データ蓄積部2に
よる処理、[3]条件設定部3による処理は従来と同じで
ある。 [4]状態判定部4により、データ蓄積部2から得られた
データをもとに窒素、リンなどの水質が正常値と大きく
異なっているか否かを判定する。正常であれは、正常時
モデルパラメータ設定部5にて正常状態のモデルパラメ
ータを設定し、異常であれば、異常時初期モデルパラメ
ータ設定部6にて異常状態のモデルパラメータを設定す
る。 [5]正常時モデルパラメータ設定部5による処理は、従
来と同じである。 [6]異常時初期モデルパラメータ設定部6により、プラ
ントから得られたデータをもとに異常発生時のモデルパ
ラメータを決定する。モデルパラメータの値を求める方
法としていくつか考えられる。1つは、微生物の増殖速
度、死滅速度などのモデルパラメータを分析して決定す
る。もう1つは、予測値と実測値が合うようにモデルパ
ラメータを手動または自動で設定することである。具体
的には(4)式の計算式中のKA、KO2などのモデルパラメー
タを決めることになる。予測値ΔSAが異常時の水質ΔSA
と一致するようにモデルパラメータKA、KO2などを手動
または自動で変更する。 [7]モデルパラメータ変更部7により、異常状態から正
常状態へのモデルパラメータ変化推移を計算する。この
構成は、異常時と正常時のモデルパラメータの差を演算
するモデルパラメータ変化量演算処理部71と、異常発
生時から正常状態に回復するまでの時間を設定する状態
安定期間設定部72と、モデルパラメータ変化量演算処
理部のデータと状態安定期間設定部のデータをもとに各
時刻のモデルパラメータの値を演算するモデルパラメー
タ演算部73と、モデルパラメータ演算部で演算された
データを保存するモデルパラメータ保存部74からな
る。モデルパラメータ変化量演算処理部71は、異常時
初期モデルパラメータ設定部6で設定された異常発生時
のモデルパラメータと正常状態との差を以下の(10)式に
て計算する。 (10) μdiff:異常時と正常時のモデルパラメータの差 μaccident:異常時のモデルパラメータ値 μnormal:正常時のモデルパラメータ値 状態安定期間設定部72は、異常の発生後、水質が正常
状態に回復するまでの時間:Tを蓄積したデータをもと
にオペレータまたは計算機が設定する。モデルパラメー
タ演算部73は、異常発生時から正常時まで時間単位で
変化するモデルパラメータの変化推移を以下の(11)式の
計算式にて計算する。
【0010】
【数3】
【0011】μ:現時刻のモデルパラメータ T:水質回復時間 モデルパラメータ保存部74は、モデルパラメータ演算
部で演算された現時刻のモデルパラメータを保存し、予
測処理部8に出力する。 [8]予測処理部8による処理、[9]評価処理部9による処
理、[10]操作変数設定部10による処理は、従来と同じ
である。本発明の運転支援システムでは、異常時のシミ
ュレーションが可能となり、異常時の最適な操作変数を
シミュレーションによって求めることができるため、正
常状態への回復を短時間に行うことが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
ラントの異常状態を判定する状態判定部と異常発生時の
モデルパラメータの値を設定する異常時初期モデルパラ
メータ設定部と異常状態から正常状態へのモデルパラメ
ータ変化推移を計算するモデルパラメータ変更部とを備
えた構成にしたので、異常時の最適な操作変数をシミュ
レーションによって求めることができ、異常状態から正
常状態への回復が速い運転支援システムを得る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運転支援システムとその周辺との接続
状況を示すブロック図である。
【図2】従来の運転支援システムとその周辺との接続状
況を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 施設条件設定部 2 データ蓄積部 3 条件自動設定部 4 状態判定部 5 正常時モデルパラメータ設定部 6 異常時初期モデルパラメータ設定部 7 モデルパラメータ変更部 71 モデルパラメータ変化量演算処理部 72 状態安定期間設定部 73 モデルパラメータ演算部 74 モデルパラメータ保存部 8 予測処理部 9 評価処理部 10 操作変数設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 110 G06F 19/00 110 (72)発明者 佐藤 明雄 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 Fターム(参考) 4D028 AB00 BB06 CA01 CB05 CC01 CE03 5H004 GA07 GA15 GB08 HA04 HB02 HB04 KC27 KD67 LA11 LB06 LB10 5H223 AA01 BB01 CC08 DD03 DD07 EE06 FF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初沈殿池、反応槽、最終沈殿池を有し
    た下水処理場に設置され、処理場の土木構造等の施設の
    条件を設定する施設条件設定部と、水質予測に必要な流
    量、風量、気象データ、水質データ等を蓄積するデータ
    蓄積部と、下水プロセスの運転に必要な操作変数を設定
    する条件設定部と、シミュレーションに使用するモデル
    のパラメータを設定する正常時モデルパラメータ設定部
    と、前記施設条件設定部および前記データ蓄積部の出力
    を基に各部の水質を予測する予測処理部と、前記予測処
    理部の結果がプラント運転の適否を判断する評価処理部
    と、前記評価処理部で求められた最適な操作変数を実プ
    ラントへ出力するための設定を行う操作変数設定部とを
    有した運転支援システムにおいて、 前記データ蓄積部からのデータをもとにプラントの異常
    状態を判定する状態判定部と、正常時モデルパラメータ
    設定部と並列に配置され前記データ蓄積部からのデータ
    をもとに異常発生時のモデルパラメータの値を設定する
    異常時初期モデルパラメータ設定部とを備えていること
    を特徴とする運転支援システム。
  2. 【請求項2】前記データ蓄積部からのデータと前記異常
    時初期モデルパラメータ設定部のデータとをもとに異常
    状態から正常状態へのモデルパラメータ変化推移を計算
    するモデルパラメータ変更部を備えている請求項1記載
    の運転支援システム。
  3. 【請求項3】 前記モデルパラメータ変更部は、異常時
    と正常時のモデルパラメータの差を演算するモデルパラ
    メータ変化量演算処理部と、異常発生時から正常状態に
    回復するまでの時間を設定する状態安定期間設定部と、
    モデルパラメータ変化量演算処理部のデータと状態安定
    期間設定部のデータをもとに各時刻のモデルパラメータ
    の値を演算するモデルパラメータ演算部と、モデルパラ
    メータ演算部で演算されたデータを保存するモデルパラ
    メータ保存部とからなる請求2記載の運転支援システ
    ム。
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