JP2002331193A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP2002331193A
JP2002331193A JP2001140231A JP2001140231A JP2002331193A JP 2002331193 A JP2002331193 A JP 2002331193A JP 2001140231 A JP2001140231 A JP 2001140231A JP 2001140231 A JP2001140231 A JP 2001140231A JP 2002331193 A JP2002331193 A JP 2002331193A
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JP
Japan
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tank
tub
shaft
washing machine
water tank
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Pending
Application number
JP2001140231A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
Eiji Watanabe
英治 渡邊
Hideaki Maeyama
英明 前山
Takashi Yamamoto
隆史 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構部分の簡素化による低コスト・高信頼性
を保ちながら、全高を低く抑えられる全自動洗濯機を提
供する。 【解決手段】 外箱内に弾性支持された水槽3と、この
水槽の底部外側に上下方向に互いに離間して設けられた
2つの軸受7、8と、上記水槽の底部を貫通するように
設けられ、上記2つの軸受により上記水槽に対し回転自
在に支承された槽軸6と、この槽軸の上端部に固着され
上記水槽内で回動する回転槽5と、この回転槽の内部に
一体的に設けられ該回転槽内に収容される水を攪拌し得
る攪拌体10と、上記2つの軸受の間に配設され、ロー
タ15が上記槽軸に固着され、ステータ16が上記水槽
に対して固定された駆動モータ14とを備えるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用に好
ましく用いられる全自動洗濯機に関し、特に洗濯兼脱水
を行う回転槽を減速機構を介さずに駆動モータによって
直接駆動する方式の全自動洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5、図6及び図7は、例えば特開20
00−279692号公報に示された従来のモータ直接
駆動(所謂「ダイレクト・ドライブ」、DD)方式の全
自動洗濯機を示すもので、図5は回転伝達機構部分を示
す縦断面図、図6は全体構成を概略的に示す側面縦断面
図、図7は駆動モータと回転伝達機構部分を示す縦断面
図である。図において、1は全自動洗濯機の本体、2は
外箱、2aは外箱2上部に設けられた開閉蓋、2bは外
箱2上部に設けられたトップカバー、3は上記外箱2内
に懸架手段4を介して弾性支持されている水槽、5はこ
の水槽3内に設けられ、脱水時に一方向に高速回転する
回転槽である。
【0003】上記回転槽5は、水槽3の底部を貫通する
ように設けられた中空の槽軸6の上部に、しまりばめ等
により嵌合固着された支持部材6aの上端部に形成され
たフランジ部6bに結合され、水槽3の底部外側に設け
られた2つの軸受7、8を介して水槽3に対して回転自
在に支承され、水槽3内で回転し得るようになってい
る。なお上記槽軸6と一体に回転する支持部材6aの水
槽3底部貫通部は水槽シール9により水密構造が確保さ
れている。
【0004】10は洗濯、すすぎ時に回転槽5内で正逆
反転動作を行なう攪拌翼からなる攪拌体であり、槽軸6
の中空部を貫通するように設けられ、2つの軸受スリー
ブ11、11を介して槽軸6に支承されている攪拌軸1
2の上部に一体的に結合されている。13は攪拌軸12
の上部と支持部材6aの上部内側に設けられ、水槽3内
の水をシールする軸シール部材である。攪拌軸12の下
端部にはインバータ駆動される駆動モータ14のロータ
15が連結されている。なお、トップカバー2b内には
水槽3への給水機構、洗剤等の投入装置、操作パネル及
び制御装置などが配置されているが、何れも図示を省略
している。
【0005】上記駆動モータ14は、何れも図示を省略
するリング状で外周向きの各ティース部に巻線16aを
巻いたステータ16と、薄肉円筒容器様形状ヨークの内
向きに磁石15aを配し、中央のボス部材17と共に樹
脂で一体成形されたロータ15とからなり、所謂アウタ
ーロータの構成が採られている。18は水槽3の底部に
一体的に形成された上ハウジングであり、上記上側の軸
受7を保持している。19は上記上ハウジング18と外
周部分で結合され、水槽3に対し固定された下ハウジン
グであり、上記下側の軸受8を保持している。上記ステ
ータ16はその内周部分で上記下ハウジング19にねじ
締結されている。
【0006】上記ロータ15はボス部材17の内径セレ
ーションが攪拌軸12下端部の外径セレーションと噛み
合わされた状態で締結されているので攪拌軸12及び攪
拌体10は常にロータ15と一体で回転する。槽軸6下
端部の外径セレーション6cには、クラッチ20の上部
内径セレーション20aが軸方向(上下方向)に移動可
能に噛み合っている。クラッチ20の上方には、該クラ
ッチ20を下方へ付勢するコイルばね21が設けられ、
さらに水槽3の排水弁22の開閉と連動して、該排水弁
22が閉のときにコイルばね21のばね力に抗してクラ
ッチ20を上方へ押し上げるレバー機構23が設けられ
ている。
【0007】排水弁22が開のとき、コイルばね21に
よりクラッチ20は下方へ移動し、下部内径セレーショ
ン24がロータ15のボス部材17の外径セレーション
部17aと噛み合うことにより、クラッチ20を介して
ロータ15と槽軸6が連結されるので、攪拌軸12に結
合された攪拌体10と槽軸6に結合された回転槽5は駆
動モータ14によって一体駆動され、一方向に高速回転
の脱水動作を行なう。一方、排水弁22が閉のときは、
クラッチ20はレバー機構23によりコイルばね21の
ばね力に抗して押し上げられ、上部外周の嵌合部25が
下ハウジング19に固着された共回り防止部材26の嵌
合部27と噛合うことにより、槽軸6はクラッチ20、
下ハウジング19を介して水槽3に対する回転が規制さ
れるので、槽軸6に結合された回転槽5が静止した状態
で攪拌軸12に結合された攪拌体10が駆動モータ14
に正逆反転駆動され、洗濯、あるいはすすぎ動作を行な
う。
【0008】なおこの変形例として、外向き磁石を配し
たロータを、内向きティースに巻線を巻いたステータの
内側に組み合わせた、所謂インナーロータ型の駆動モー
タを用いたものも知られている。図8はインナーロータ
型で、例えば特開2000−254389号公報に示さ
れた第二の従来例の要部を拡大して示す概略断面図で、
ロータ15と締結された攪拌軸12と槽軸6との連結/
離脱をクラッチ20が上下することにより行なうように
なっている点は上記図5ないし図7に示した例と同様で
あるが、軸受7、8の間の部分には、外箱上部の蓋を開
けたときに回転槽5を停止させるためのブレーキ装置2
8が設けられている。なお、その他の符号については、
各図を通じて同一もしくは相当部分に同一符号を付して
いるので説明を省略する。
【0009】上記第二の従来例においては、クラッチ2
0は、コイルばね21により下方に押しつけられている
とき、攪拌軸12と一体となったボス部材17と槽軸6
との連結を行ない、ソレノイド29によって引上げられ
たときに、槽軸6と下ハウジング19との連結により回
転槽5の回転を規制する以外に、ボス部材17とも下ハ
ウジング19とも噛合わない中間の位置で止められるよ
うなソレノイド29の通電状態を設定することにより、
槽軸6と回転槽5とがフリーとなり、攪拌体10の水流
に追従して回転槽5が回転するようなモードで洗濯ある
いはすすぎができるようになっている。
【0010】図9は例えば特開平8−309086号公
報に示された、第三の従来例を示す縦断面図である。槽
軸6の上端部に取付けられた回転槽5を下端部のロータ
15によって駆動することにより正逆反転あるいは高速
回転させて洗濯/すすぎ/脱水のすべての動作を行なわ
せるようになっており、攪拌軸とその連結切替えを行な
うためのクラッチ機構を廃止している。このほか、特開
平11−137891号公報などにも洗濯槽と攪拌体を
一体化した洗濯機が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】槽軸6を支持する二つ
の軸受7、8間の距離は、脱水時に回転槽5内の衣類に
偏りが生じたときの遠心力によるモーメント負荷を支持
するために極端に短くすることはできず、用いる軸受の
定格荷重に見合ったスパンが必要である。上記第一、第
二の従来例においては、槽軸6と攪拌軸12の連結切替
えのためのクラッチ20をこの軸受スパン外の下方に設
けなければならないため、上下方向の寸法が長くなり、
その分は洗濯機本体1の全高が高くなるという問題点が
あった。また、上記第三の従来例では、槽軸と攪拌軸の
二重軸構造を廃することによりクラッチ機構を不要とし
ているが、下側の軸受8のさらに下部において槽軸6に
ロータ15を固定しているので、洗濯機本体の全高が高
いという問題があった。
【0012】また、回転槽5の外面等に洗剤や汚れが付
着して黒かびが発生するのを抑えるため、回転槽5はス
テンレス化が図られているが、従来は回転槽5の下部と
攪拌体10は樹脂製のことが多かったので、黒かび発生
の可能性がある部分が極少化されているとは言い難かっ
た。
【0013】本発明は上述の従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、機構部分の簡素化による低コスト・高
信頼性を保ちながら、全高を低く抑えられる全自動洗濯
機を提供することを第1の目的としている。
【0014】また、衣類と触れる部分に黒かびが発生す
るのを抑制した全自動洗濯機を提供することを第2の目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の全自動洗濯機
は、外箱内に弾性支持された水槽と、この水槽の底部外
側に上下方向に互いに離間して設けられた2つの軸受
と、上記水槽の底部を貫通するように設けられ、上記2
つの軸受により上記水槽に対し回転自在に支承された槽
軸と、この槽軸の上端部に固着され上記水槽内で回動す
る回転槽と、この回転槽の内部に一体的に設けられ該回
転槽内に収容される水を攪拌し得る攪拌体と、上記2つ
の軸受の間に配設され、ロータが上記槽軸に固着され、
ステータが上記水槽に対して固定された駆動モータとを
備えたものである。
【0016】また、水槽の下部に固定して設けられ、中
央部で上側の軸受を保持する上ハウジングと、この上ハ
ウジングの下側に空間を設けて配設され、中央部で下側
の軸受を保持し、周囲部が上記水槽の下部に対して固定
されている下ハウジングとを備え、駆動モータが上記上
ハウジングと下ハウジングの間の空間に配設されてなる
ものである。
【0017】また、回転槽と攪拌体を一体成形されてな
るものである。
【0018】さらに、回転槽と攪拌体はステンレス材か
らなるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図3は
この発明の実施の形態1になる全自動洗濯機を示すもの
で、図1は主要構成を示す断面図、図2は駆動機構の部
分を詳細に示す要部断面図、図3は洗濯機としての全体
構成を概略的に示す断面図である。図において、3は外
箱2内に懸架手段4により弾性支持された水槽である。
18はこの水槽3の底部に取り付けられた上ハウジン
グ、19はこの上ハウジング18を介して水槽3に固定
された下ハウジング、7、8は上ハウジング18と下ハ
ウジング19の各々中央部に上下方向に互いに所定距離
離間して取付けられた軸受、6はこれら2つの軸受7、
8に回転自在に支承された槽軸である。6aは焼き嵌め
等により槽軸6に緊結され、槽軸6と一体的に回動する
支持部材、5はこの支持部材6aのフランジ部6bに固
着して取り付けられ、上記槽軸6と一体的に回動する回
転槽である。上記軸受7、8としては、例えば転がり軸
受などを好ましく用いることができる。
【0020】なお、上記水槽3は排水孔を有し、さらに
この排水孔に接続される配水管、この配水管の流路を開
閉する電磁バルブ、回転槽の回転を止めるブレーキ装置
などを具備しているが、それらは従来装置と全く同様で
あるので図示、及び説明を省略する。また、上記回転槽
5の周囲部には、脱水時に洗濯物から遠心力で分離され
た水を回転槽5内から水槽3の方向に排出する多数の貫
通孔が設けられているが、その点も従来装置と同様であ
るので、図示を省略している。
【0021】14は上記2つの軸受7、及び8の間にお
ける、上ハウジング18と下ハウジング19の間の空間
に配設されている駆動モータであり、この駆動モータ1
4を構成するステータ16は上ハウジング18に対して
締結され、ロータ15は槽軸6に一体的に固定されてい
る。上記槽軸6は駆動モータ14の出力軸となってお
り、上記ステータ16の発生する回転磁界によりロータ
15が回転駆動されることにより、回転槽5が一体的に
回転駆動される。9は軸受7の上部に配設され、水槽3
の中央底部の貫通部3aと支持部材6a周面との間の水
密性を保持する水槽シール、10は水槽3の底部内側に
設けられ、支持部材6aの上端部に固着された攪拌翼様
形状の攪拌体、5aは回転槽5の上縁部に取付けられた
流体バランサーである。なお、上記回転槽5はステンレ
ス材から形成され、攪拌体10はプラスチック材から形
成されている。
【0022】図2において、16bはステータコア、1
6c、16dはステータコア16bと一体に成形された
樹脂の部分で、16cはステータコア16bを絶縁する
ためのインシュレーション部、16dはステータコア1
6b外周部でステータ16を上ハウジング18に固定す
るための取付部、16aはステータコア16bのティー
スにインシュレーション部16cを介して巻回された巻
線、15bは板金素材を円筒容器様形状に成形したロー
タヨーク、15cはロータ15の樹脂部、15aはロー
タヨーク15b外周面に接着及び樹脂部15cにより一
体化された永久磁石、17はロータヨーク15b中央開
口部でロータヨーク15bと間隔をおいて樹脂部15c
により一体化されたボス部材である。30は槽軸6にロ
ータ15を固着保持するためのナット、31は内径がボ
ス部材17と槽軸6の噛合部と同一形状でボス部材17
とナット30との間に介装された座金、32はころがり
軸受8の封入潤滑材が漏れるのを防ぐためのOリングで
ある。なお、その他の符号は上記従来装置と同一部分も
しくは相当部分に同一符号を用いているので説明を省略
する。
【0023】本実施の形態1に用いた上記駆動モータ1
4は図示しないインバータによって駆動され、出力軸で
ある槽軸6に結合された回転槽5を減速機構等を介さず
に直接駆動する。例えば洗濯及びすすぎ時には、回転槽
5を100rpm前後の正逆反転動作を行うように制御
され、脱水時には回転槽5を900〜1000rpm程
度の高速回転を行なうように制御される。なお、このよ
うな駆動モータの制御手段としては、公知の各種インバ
ータ制御手段を特別の制限無しに適宜選択して用いるこ
とができるものであるので、具体的な回路図、制御方法
などは図示を省略している。
【0024】上記のように構成された本実施の形態1に
なる全自動洗濯機では、回転槽5及び従来の攪拌翼に相
当する攪拌体10が両方とも槽軸6に対して一体的に固
定されており、駆動モータ14により直接駆動されるよ
うにしたので、回転槽と攪拌翼を別々に駆動するための
二重軸構造をとる必要がなくなっている。このため、洗
濯/すすぎ時と脱水時の伝動切替えを行なうためのクラ
ッチ機構も不要である。従って、駆動機構部の簡素化が
実現され、製造が簡単となる他、信頼性の向上を図るこ
とができ、さらに製造コストを低減できるという付随効
果も得られるものである。
【0025】なお、この種のクラッチ機構は、二重軸の
外側の槽軸が内側の攪拌軸と連結されて回転するか、も
しくは静止部分と連結されて回転規制されるかを切替え
るためのものなので、槽軸6を支持する二つの軸受7、
8の内、下側の軸受8よりも下方に突き出た槽軸6の端
部に設ける必要があった。この発明の実施の形態1では
これが不要となったため、軸受スパンより下方にクラッ
チ機構を設けるために必要だったスペース部分は不要と
なり、その分、駆動機構部の位置を下げることができ、
全体の高さを短縮することができるという効果が得られ
る。また、従来と同じ高さとする場合には洗濯容量を増
大させた全自動洗濯機を提供することもできる効果があ
る。
【0026】さらにまた、二重軸構造ではロータ15は
内側の攪拌軸の方に取付けられるので、クラッチ機構の
さらに下方にロータと攪拌軸の締結部分がスペースを占
め、それにともない駆動モータ配置の軸方向位置につい
ても制約があった。コストや強度面から、ロータの攪拌
軸への固定位置より極端に上方にステータを取付けるの
は困難であったが、上記実施の形態においては、回転槽
5と攪拌体10はともに槽軸6に対して一体的に取付け
られているので、ロータ15を2つの軸受7、8間で槽
軸6に直接固定することができ、軸受スパンより下方に
ロータと槽軸を固定するためのスペースも不要となり、
この分も駆動機構部の位置を下げることが可能となって
いる。
【0027】実施の形態2.上記攪拌体10の材質をス
テンレス材に変えた他は、上記図1ないし図3に示す実
施の形態1と全く同様に構成した全自動洗濯機を得た。
なお、ステンレス材としては、例えば日本工業規格で定
められているものの中から例えば、強度、耐食性、加工
性、コストなどを考慮して適宜選択して用いることがで
きる。
【0028】上記実施の形態2による全自動洗濯機にお
いては、実施の形態1と同様に駆動機構部の部品数が削
減され、しかも洗濯機全体の高さを抑制できる他、洗濯
時に攪拌体10と一体的に回転槽5も反転動作を行なう
ようにして、水槽3に水が溜っているときに回転槽5が
回る過程が加わったことに加えて、回転槽5と攪拌体1
0をステンレス素材としたことにより、洗濯物と触れる
部分に樹脂製の部品をなくしたので、黒かび発生の原因
となる洗剤や汚れの付着が抑制できる。
【0029】以上のように、この発明の実施の形態2に
よれば、実施の形態1の場合の効果に加えて、回転槽5
と攪拌体10をステンレス素材としたことにより、黒か
び発生を抑制できる効果がある。
【0030】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3に係る全自動洗濯機の主要部を示す断面図である。
図4において、水槽3の底部に配設された上ハウジング
18と軸受7、ステータ16とロータ15からなる駆動
モータ14、下ハウジング19と軸受8、槽軸6および
水槽シール9、流体バランサー5a等については上記実
施の形態1と全く同様の構成となっているが、攪拌翼に
相当する攪拌体10は回転槽5の底部の一部としてプレ
ス加工時に一体的に成形加工されている。また、上記回
転槽5および攪拌体10の材質はステンレス素材を用い
ている。その他の符号は同一部分もしくは相当部分に同
一符号を付しているので説明を省略する。
【0031】この実施の形態3においては、攪拌翼に相
当する攪拌体10が回転槽5の底部の一部として一体的
に成形加工されていることにより、更に部品点数が削減
され、加工工程も短縮できる。また、攪拌体10が回転
槽5と別体になっている場合には、相互の当接部に生じ
る隙間に、洗濯物に付着した遺物が残留したり、攪拌体
10と回転槽5との間の空間が、洗濯物で擦られること
がないので長期の使用で汚れを発生することがあった
が、そのような問題も解消し、清潔な状態を保持でき
る。
【0032】以上のようにこの実施の形態3によれば、
上記実施の形態1と同様、回転槽5を軸受7、8間の駆
動モータ14により直接駆動するようにしたので、従来
クラッチ機構とロータ締結に要していたスペースの分、
駆動機構部の軸方向位置を下げることができ、さらに実
施の形態2と同様、衣類などの洗濯物と触れる部分をス
テンレス素材化したことにより、黒かびの発生を抑制で
きる。さらに、攪拌体10を回転槽5の底部を兼ねるよ
うに一体成形したことにより、部品点数を削減し、加工
の工程数をさらに削減することができ、これにより部
品、組立のコスト低減を図ることができる効果がある。
【0033】ところで、上記各実施の形態では駆動モー
タ14として永久磁石を有するロータがステータ内部で
回転する方式のものを用いたが、特にこれに限定される
ものではなく、ロータがステータの外方で回転する方式
の駆動モータ、その他、回転槽5を直接駆動できるもの
であれば各種方式の駆動モータを用いても同様の効果を
得ることができる。また、上ハウジング18、下ハウジ
ング19の構成、取り付け方などは、上記実施の形態の
ものに限定されないことは当然である。さらに、攪拌体
10を設ける位置、大きさ、形状なども上記実施の形態
に限定されるものではなく、例えば、攪拌効果を上げる
ために攪拌体を回転槽5の底部中央部から周囲部に跨っ
て形成し、あるいは回転方向、もしくは径方向に複数分
散して設けることなども差し支えない。
【0034】また、注水、洗濯、すすぎ、脱水等の動作
は公知のシーケンサ、マイクロプロセッサ等を用いて、
所望の組み合わせ、パターンで運転制御できることは言
うまでもない。さらに、この発明の全自動洗濯機は家庭
向けとして好ましく用いられるが、それのみに限定され
ないことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、回転槽
を固定している槽軸を支承する二つの軸受間に駆動モー
タを設けるように構成したので、駆動部の高さ方向の寸
法を小さくすることができ、全高を低く抑えられる全自
動洗濯機を提供することができる効果がある。
【0036】また、回転槽と攪拌体をステンレスとした
ので、洗剤や汚れの付着を抑制して黒かびの発生を防い
だ全自動洗濯機を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による全自動洗濯機の主
要構成を示す断面図、
【図2】本発明の実施の形態1による全自動洗濯機の駆
動機構の部分を詳細に示す要部断面図、
【図3】本発明の実施の形態1による全自動洗濯機の全
体構成を概略的に示す断面図、
【図4】本発明の実施の形態3による全自動洗濯機の主
要部を示す断面図、
【図5】第一の従来例における全自動洗濯機の回転伝達
機構部分を示す縦断面図、
【図6】第一の従来例の全体構成を概略的に示す側面縦
断面図、
【図7】第一の従来例の駆動モータと回転伝達機構部分
を示す縦断面図、
【図8】第二の従来例の洗濯機を示す要部概略断面図、
【図9】第三の従来例を示す洗濯機の側方断面図、
【符号の説明】
1 本体、 2 外箱、 2a 開閉蓋、 2b トップカバー、 3 水槽、 3a 貫通孔、 4 懸架手段、 5 回転槽、 5a 流体バランサー、 6 槽軸、 6a 支持部材、 6b フランジ部、 6c 外径セレーション、 7、8 軸受、 9 水槽シール、 10 攪拌体、 11 軸受スリーブ、 12 攪拌軸、 13 軸シール部材、 14 駆動モータ、 15 ロータ、 15a 磁石、 15b ロータヨーク、 15c 樹脂部、 16 ステータ、 16a 巻線、 16b ステータコア、 16c インシュレーション部、 16d 取付部、 17 ボス部材、 17a 外径セレーション、 18 上ハウジング、 19 下ハウジング、 20 クラッチ、 20a 上部内径セレーション、 21 コイルばね、 22 排水弁、 23 レバー機構、 24 下部内径セレーション、 25 嵌合部、 26 共回り防止部材、 27 嵌合部、 28 ブレーキ装置、 29 ソレノイド、 30 ナット、 31 座金、 32 Oリング、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前山 英明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山本 隆史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 BB02 BB05 BB19 CB06 DB14 GC01 GC10 HB02 HB03 HB10 HB17 MA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外箱内に弾性支持された水槽と、この水槽
    の底部外側に上下方向に互いに離間して設けられた2つ
    の軸受と、上記水槽底部を貫通するように設けられ、上
    記2つの軸受により上記水槽に対し回転自在に支承され
    た槽軸と、この槽軸の上端部に固着され上記水槽内で回
    動する回転槽と、この回転槽の内部に一体的に設けられ
    該回転槽内に収容される水を攪拌し得る攪拌体と、上記
    2つの軸受の間に配設され、ロータが上記槽軸に固着さ
    れ、ステータが上記水槽に対して固定された駆動モータ
    とを備えたことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】水槽の下部に固定して設けられ、中央部で
    上側の軸受を保持する上ハウジングと、この上ハウジン
    グの下側に空間を設けて配設され、中央部で下側の軸受
    を保持し、周囲部が上記水槽の下部に対して固定されて
    いる下ハウジングとを備え、駆動モータが上記上ハウジ
    ングと下ハウジングの間の空間に配設されてなることを
    特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】攪拌体は回転槽と一体成形されてなること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の全自動洗濯
    機。
  4. 【請求項4】回転槽及び攪拌体はステンレス材からなる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記
    載の全自動洗濯機。
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