JP2002330880A - 水切りかご - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皿、グラス等の食器や鍋、ざる、ボウル等の
調理道具の収納性および水切り性の良い水切りかごの提
供。 【解決手段】 皿等の食器を少なくとも一側面から保持
する突起部１８を有する側面線材Ａと、前記皿等の食器
を底面で保持する底面線材Ｂとからなり、前記底面線材
の一部１９を外むきに凸状に形成している。したがっ
て、上記発明によれば、小皿から大皿までの径が違う皿
を立てて水切りすることができる。また、グラスや湯呑
み等の径の小さいものでも、出っ張りを気にせずどこに
でも伏せて置くことができる。さらに、鍋やざる、ボウ
ル等のかさばる調理道具も、出っ張りを気にせず多数置
くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は流し台の水槽内等に
設けて使用する水切りかごに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の線材で構成した水切りか
ごは、図７に示すように、皿が立てられるが底面の線材
１が内むきに凸状に形成されたもの、もしくは図８に示
すように、底面線材２を凹凸なく単純にしたものが一般
的であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の前者の水切りかごでは、皿などを立てる時には安定
して良いが、底面の線材１が内むきに凸状に出っ張って
いるため、鍋、ざる等のかさのある調理道具を置くと多
くのものが入らないという課題があった。また、グラ
ス、湯飲み等の径の小さい食器３は出っ張りによって倒
れやすく、ふせた状態で安定して置くことができないと
いう課題があった。

【０００４】さらに、後者の水切りかごは底面線材２が
凹凸のない単純な形状のため、鍋、ざる等は置きやすい
が、皿４を水切りする時には底面に伏せて重ねて水切り
するしかなく、伏せているために水切れが悪くかつ一番
下に置いたものを取りたい場合には取りにくいという課
題があった。

【０００５】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、皿、グラス等の食器や鍋、ざる、ボウル等
の調理道具の水切れがよく、かつ、安定して収納でき
る、収納性のよい水切りかごを提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、側面線材に突起を設けるとともに底面線材
の一部を外むきに凸状に形成した構成としてある。

【０００７】これにより皿などの食器は突起部を設けた
側面線材と前記底線材とで立てた状態で保持することが
でき、また、グラス、湯のみ、調理道具などは、内むき
に凸状の出張りがないので安定してふせて置くことが出
来る。

【０００８】

【発明の実施の形態】請求項１に記載の発明は、皿等の
食器を少なくとも一側面から保持する突起部を有する側
面線材と、前記皿等の食器を底面で保持する底面線材と
からなり、前記底面線材の一部を外むきに凸状に形成し
たものである。

【０００９】上記発明によれば、突起部を有する側面線
材と底面線材の凸状部で皿を保持して径が違う皿を立て
て水切りすることができる。また、底面線材の一部が外
むきに凸状になっているのでグラスや湯呑み等の径の小
さいものでも、出っ張りを気にせずどこにでも伏せて安
定した状態で多数置くことができる。さらに、鍋やざ
る、ボウル等のかさばる調理道具も、出っ張りを気にせ
ず多数置くことができる。

【００１０】

【実施例】以下本発明の実施例について図１から図６を
用いて説明する。

【００１１】まず図２を用いて本発明実施例の水切りか
ごを用いた厨房装置の一例を説明すると、この厨房装置
５は壁６に設置され、天板７、水槽８、フロアキャビネ
ット９を備えている。そして水槽８には、カラン１０が
設置できる平面部１１とこれよりもう一段落しこみを設
けた周縁部１２を設けている。

【００１２】次にこの厨房装置５の水槽８に設置されて
使用される水切りかごを図１により説明していくと、こ
の水切りかご１３は第１線材１４とこの第１線材１４と
交差する第２線材１５とこれら第１、第２線材１４、１
５の周縁を連結する第３線材１６とを組合せてかご状に
形成してある。そして上記第１、第２線材１４、１５の
周縁は外方に折曲して支持部１７を構成し、この支持部
１７を前記水槽８の周縁部１２に載置するようにしてあ
る。また第１線材１４で構成する側面線材Ａの少なくと
も一側面がわには段部を折曲形成して突起部１８を形成
し、底面線材Ｂにはその一部に外向きの凸部１９を形成
してある。更に底面線材Ｂの底面四隅と適所には上記凸
部１９より外向きに大きく突出する足部２０が形成して
あり、天板７上や出窓などの棚に置いたり、水槽８の奥
行きが深い場合には水槽面にも置くことができるように
してある。

【００１３】なお、図３〜図７に示す２１は中皿、２２
は大皿、２３は小皿、２４はグラスや湯呑み等の食器、
２５は鍋、２６はボウル、２７はざるで、水切りかご１
３内に設置した状態を示している。

【００１４】次に動作、作用について説明すると、図３
に示すように、中皿１８から大皿１９までの大きさの皿
は第２線材１５の底面線材Ｂ同士間に立てかけることに
より第１線材１４の側面線材Ｂとなる一側面の突起部１
６と底面線材Ｂとなる第１線材１４の凸部１９によって
支えられ、立てかけた状態で収納し水切りすることがで
きる。また、図４に示すように、径の小さい小皿２０の
場合、皿裏面の糸底の厚みが底面線材Ｂとなる第１線材
１４の底面部の凸部１９あるいは水平部のいずれかの線
材上にのり、かつ傾斜した皿の下方部が、同凸部１９に
よって支えられるようになる。

【００１５】さらに、底面部の線材Ｂは内側へ出っ張り
がないので、図５に示すように、グラスや湯呑み等の食
器２４をどこにでもふせて安定した状態で多数置くこと
ができる。また、図６に示すように鍋２５やボウル２６
やざる２７等の調理道具も重ねて、多数置くことができ
る。

【００１６】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、小皿から大皿までの径が違う皿を立てて水
切りすることができるので水切れもよく、ならべやす
く、取り出しやすい。また、グラスや湯呑み等の径の小
さいものでも、出っ張りを気にせずどこにでも伏せて安
定して置くことができる。さらに、鍋やざる、ボウル等
のかさばる調理道具も、出っ張りを気にせず多数置くこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の水切りかごを示す外観斜視図

【図２】同水切りかごを設置した厨房装置の外観斜視図

【図３】同水切りかごに皿を立てた状態を示す説明図

【図４】同水切りかごに小皿を立てた状態を示す説明図

【図５】同水切りかごにグラス立てた状態を示す説明図

【図６】同水切りかごに、鍋、ざる、ボウルを置いた状
態を示す説明図

【図７】従来の第一の水切りかごを示す説明図

【図８】従来の第二の水切りかご示す外観斜視図

【符号の説明】

１７ 支持部 １８ 突起部 １９ 凸部 Ａ 側面線材 Ｂ 底面線材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 皿等の食器を少なくとも一側面から支持
   する突起部を有する側面線材と、前記皿等の食器を底面
   で保持する底面線材とからなり、前記底面線材の一部を
   外むきに凸状に形成したことを特徴とする水切りかご。