JP2002330817A - 容器開閉時の音をコントロールした化粧料 - Google Patents

容器開閉時の音をコントロールした化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好ましい聴覚的刺激を有する化粧料容器を提
供し、以て、化粧料の総合的な効果を向上させる手段を
提供する。 【解決手段】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めると
きの音において、次に示す3条件の少なくとも1つの条
件を満たす化粧料容器、特に好ましくは、3つの条件を
全て満たす化粧料用の容器に化粧料組成物を充填し、化
粧料とする。1)周波数の分布が低い帯域に分布してい
る。2)周波数の分布におけるピークが連峰型である。
3)波形解析で本振動前の波が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料用の容器、
該容器に化粧料組成物を充填してなる化粧料及び化粧料
用の容器の評価法に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料は、ブランドや化粧料自体への信
頼感など、使用者のメンタル的な要因も含めて、その内
容物である化粧料組成物の薬学的特性、物理化学的特
性、容器の外観とそれによって創り出されるイメージ、
使用実感、見た目の化粧実感など、多面的な因子の組合
わさった効果によって、その化粧映えの美しさや、使用
者をより美しく演出する等の効果を発揮することが知ら
れている。この様な例としては、同じ化粧料組成物であ
っても、それを充填する容器が異なることにより、化粧
料としての効果が異なってくることが挙げられる。この
為、化粧料においては、容器のデザインなどには種々の
創意工夫が施されている。又、化粧料組成物の物理化学
的特性にも、より大きな心理的な効果が得られるような
設計が為されている。いわば、化粧料とは、その化粧料
という媒体を通じて、五感、感性を刺激し、美という生
物学的な効果をその使用者にもたらすものであるといえ
る。
【0003】この様な化粧料がもたらす5感への刺激の
内、香りとしての嗅覚的刺激、容器の見た目の形状や組
成物の色としての視覚的刺激、容器の手触り、内容物を
塗布するときの使用感としての触覚的刺激は検討が多く
為されているが、味覚的刺激と聴覚的刺激については、
化粧料の設計上何も為されていないのが現状であると言
わざるを得ない。この様な感覚を使用者にとって好まし
く刺激する化粧料の開発は望まれているものの、どの様
な刺激が好ましい刺激であるか全く知られていないた
め、具現化されていない。
【0004】従って、かん合構造を有する蓋を装備した
化粧料用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉
めるときの音において、次に挙げる3条件を満足するこ
とを特徴とする、化粧料用の容器が、この様な好ましい
聴覚的刺激を有することも全く知られていない。加え
て、この様な視点で化粧料或いは化粧料容器を評価する
ことにより、より好ましい効果を有する化粧料が得られ
ることも全く知られていない。 1)周波数の分布が低い帯域に分布している。 2)周波数の分布におけるピークが連峰型である。 3)波形解析で本振動前の波が小さい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、好ましい聴覚的刺激を有する
化粧料容器を提供し、以て、化粧料の総合的な効果を向
上させる手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、好ましい聴覚的刺激を有する化粧料容器を求め、鋭
意研究努力を重ねた結果、次に挙げる3条件を満足する
ことを特徴とする、化粧料用の容器が、この様な好まし
い聴覚的刺激を有することを見出し発明を完成させるに
至った。その3条件とは、1)「周波数の分布が低い帯
域に分布している。」2)「周波数の分布におけるピー
クが連峰型である。」3)「波形解析で本振動前の波が
小さい。」の3つである。即ち、本発明は以下に示す技
術に関するものである。 (1)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めるときの音に
おいて、周波数の分布が低い帯域に分布していることを
特徴とする、化粧料用の容器。 (2)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めるときの音に
おいて、周波数の分布におけるピークが連峰型であるこ
とを特徴とする、化粧料用の容器。 (3)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めるときの音に
おいて、波形解析で本振動前の波が小さいことを特徴と
する、化粧料用の容器。 (4)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めるときの音に
おいて、次に挙げる3条件を全て満足することを特徴と
する、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料用の容
器。1)周波数の分布が低い帯域に分布している。2)
周波数の分布におけるピークが連峰型である。3)波形
解析で本振動前の波が小さい。 (5)(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料用の容
器に化粧料組成物を充填してなる、化粧料。 (6)メークアップ化粧料であることを特徴とする、
(5)に記載の化粧料。 (7)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
の評価法であって、前記蓋を開けるとき及び/又は閉め
るときの音を指標とする、化粧料用の容器の評価法。 (8)指標としての音が、周波数分布及び/又は波形に
よって分析されることを特徴とする、(7)に記載の化
粧料用の容器の評価法。 (9)かん合構造を有する蓋を装備した化粧料用の容器
の評価法であって、前記蓋を開けるとき及び/又は閉め
るときの音の周波数分布と波形とを指標とする(7)又
は(8)に記載の化粧料用の容器の評価法。 (10)音の周波数分布と波形とを次の3つの基準によ
り評価することを特徴とする請求項9に記載の化粧料用
の容器の評価法。1)周波数の分布が低い帯域に分布し
ているか高い帯域に分布しているか。2)周波数の分布
におけるピークが連峰型であるか単一峰型であるか。
3)波形解析で本振動前の波が小さいか大きいか。 以下、本発明について実施の形態を中心に更に詳細に説
明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の特徴であ
る聴覚的刺激と本発明の化粧料用の容器 本発明の化粧料は、聴覚的刺激として、容器における、
かん合構造を有する蓋をあけるとき及び/又は閉めると
きにでる音がコントロールされていることを特徴とす
る。ここに言うコントロールとは、次に示す3つのポイ
ントについてのコントロールである。その3つのポイン
トとは、1)「周波数の分布が低い帯域に分布してい
る。」2)「周波数の分布におけるピークが連峰型であ
る。」3)「波形解析で本振動前の波が小さい。」の3
点である。ここで、「周波数の分布が低い帯域に分布し
ている。」とは後記実施例に示す如く、容器における、
かん合構造を有する蓋をあけるとき及び/又は閉めると
きにでる音を採取して、高速フーリエ変化し、周波数分
布に表した場合において、周波数分布の中心部(ピーク
の内最も高いものの存在周波数又は分布のピークの90
%が収まる範囲の中心部の周波数の内の高い方)が35
00Hz以下、更に好ましくは、3000Hz以下にあるこ
とを意味し、「周波数の分布が高い帯域に分布してい
る。」とは、前記周波数分布の中心部が3000Hzより
大きい位置、更に好ましくは3500Hzより大きい位置
に位置していることを意味する。又、「周波数の分布に
おけるピークが連峰型である。」とは、一般的な音のピ
ークの出方は、マルチプルピーク型とシングルピーク型
の2種類存在すると言われているが、前記の如く、かん
合構造を有する蓋をあけるとき及び/又は閉めるときに
でる音を採取して、高速フーリエ変化し、周波数分布に
表した場合において、マルチプルピーク型を取ることを
意味する。具体的には、前記高速フーリエ変換を行って
周波数分布に表した場合、最大ピーク高さの50%の位
置で水平に線を引いた場合に於いて、この線と交わるピ
ークが少なくとも4本存在するか、最大ピークのピーク
面積が全ピーク面積の50%以下であることを意味す
る。これにあたらない場合がシングルピーク型、本発明
で言う単一峰型ピークであるといえる。更に加えて、
「波形解析で本振動前の波が小さい。」とは波形解析に
おいて、最大振幅の前にベースラインから識別できる本
振動前の位置に存在することを意味する。ベースライン
から識別できるとは、ベースラインの揺らぎの平均振幅
の3倍以上の振幅の波或いは存在する波の最大振幅の2
%以上の振幅の波が、本振動の前の位置に存在すること
を意味する。これらの3つの要素は化粧料の効果の向上
に好ましい、かん合構造を有する蓋をあけるとき及び/
又は閉めるときにでる音を形成する為の独立した3つの
要因であり、これらの3つの条件を全て満たした音の状
況が、化粧料の効果を最も高める聴覚的な刺激であると
いえる。これら3つの条件を1つ満足するものは、全て
満たさないものよりも好ましい聴覚的刺激を有し、2つ
満たすものは唯一種満たすものよりも好ましい聴覚的刺
激を提供するものである。この様な好ましい聴覚的刺激
が蓋を開けるときに存在することにより、気持ちがポジ
ティブになり、化粧動作が安定し、化粧乗りや化粧映え
が向上し、化粧持ちが向上する効果を創出するし、蓋を
閉じたときにこの様な聴覚的な刺激が存在することによ
り、次の行動への積極性の喚起がなされ、次なる行動の
効率や正確性の向上をも誘起する。この様な効果は、化
粧料そのものが持っている、気持ちをポジティブにする
作用を更に高めることができ、人間行動をも改善させる
ことができる。この様な効果が、特に期待できるのは、
ファンデーションなどのメークアップ化粧料である。こ
れは、化粧仕上がりや化粧映えなどのメークアップの出
来が、メークアップを行う人間の心理的なバックグラウ
ンドの影響を受けやすい為である。従って、本発明のか
かる技術は、メークアップ化粧料に適用されることが特
に好ましい。本発明の化粧料用の容器は、この様な好ま
しい聴覚的刺激を有するものである。この様な好ましい
聴覚的な刺激を有する容器を設計するためには、次のよ
うな点に留意して設計を行えばよい。即ち、1)容器の
横幅をできうる限り長くすること。2)容器のかん合部
の蓋の構成が、上、下それぞれ一つの部品のみで構成さ
れるのではなく、二つ以上の部品で構成されているこ
と。3)フック部の形状と材質の組み合わせにおいて、
過剰な摩擦が生じないこと。の3点である。これらの指
針を元に音の特性を試行錯誤して調整することにより本
発明の化粧料用の容器は製造できる。
【0008】(2)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記本発明の化粧料用の容器に、化
粧料用の組成物を充填してなることを特徴とする。化粧
料用の組成物としては、化粧料用の任意成分を常法によ
り処理して得られるものであり、かかる化粧料用の任意
成分としては、例えば、スクワランや流動パラフィン、
固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコンやフェメ
チコンなどのシリコーン類、ホホバ油やゲイロウなどの
エステル類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸
類、ベヘニルアルコールやセタノール、オレイルアルコ
ールなどの高級アルコール類、牛脂やオリーブオイル等
のトリグリセライド類、ステアリン酸モノグリセリド、
ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレート、ポリオキシエチレンステアレート等
の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート
などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム
塩等のカチオン界面活性剤類、1,3−ブタンジオー
ル、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール
などのグリセリンやポリエチレングリコール以外の多価
アルコール類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロ
キサン等の粉体類、キサンタンガムやヒドロキシプロピ
ルセルロースなどの増粘剤、ハイドロジェンメチルポリ
シロキサンやメチルポリシロキサン焼き付けなどの表面
処理されていても良い、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
鉄、群青、紺青、チタンマイカ、マイカ、セリサイト、
チタンセリサイト、カオリン、タルクなどの粉体類、ビ
タミンやグリチルリチンなどの有効成分などが好ましく
例示できる。本発明の化粧料の形態で特に好ましいもの
は、前述の如く、メークアップ化粧料であり、更に好ま
しくはファンデーションであり、ファンデーションの中
でも、パウダーファンデーション、プレストパウダー、
モイストファンデーションなどの粉体成形タイプのファ
ンデーションが特に好ましく例示できる。
【0009】(3)本発明の化粧料用の容器の評価法 本発明の、化粧料用の容器の評価法は、化粧料として好
ましい聴覚刺激を有した化粧料用の容器であるか否かを
評価するものであり、その評価原理は、上記化粧料に好
ましい聴覚刺激の特性を利用するものである。即ち、
1)「周波数の分布がどの程度低い帯域に分布してい
る。」2)「周波数の分布におけるピークが連峰型であ
る程度。」3)「波形解析で本振動前の波がどの程度小
さいか。」の3点を指標として評価するものである。こ
の様な評価によって化粧料としてどの程度好ましい聴覚
刺激を有する容器かを鑑別できる。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にの
み限定されないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1>容器の材質と形状を変えて、
かん合部を有する蓋を装備した22種のパウダーファン
デーション用の容器を試作した。これらの容器の開け閉
めの音を録音し、波形を調べ、更に波形を高速フーリエ
変換し周波数分析を行った。フーリエ変換(FFT)に際
しては、ハニング窓関数を用い、直流成分を除去し、1
5KHz以下のローパスフィルターをかけた。又、別途、
これらの音について女性パネラー28名(39〜53
歳、平均46.3歳)を用いて、好ましさを評定した。
好ましさは、「音の上質感がどの程度感じられるか」
(5段階評価;スコア5:上質感が感じられた、スコア
4:やや上質感が感じられた、スコア3:どちらでもな
い、スコア2:あまり上質感が感じられなかった、スコ
ア1:上質感が感じられなかった)という設問で評価し
てもらった。それぞれの容器について、平均スコアを求
めたところ、最高スコアのものは図1に示す構造の容器
(容器1)であり、平均スコアは4.2であった。この
ものの波形とFFT解析結果を図2、3に示す。この波形
乃至はFFT解析結果と似た特性を有しながら、このもの
よりスコアの低かった容器(3種、容器2〜4)を抽出
し、波形或いはFFTの特性の何処に違いがあるのかを比
較検討した。これら3種の容器の波形とFFTの結果を図
4〜9に示す。ここにおいて、容器2は容器1に比して
周波数の分布が高い帯域に分布していることが、容器3
は容器1に比較して、周波数の分布におけるピークが連
峰型ではなく、単一峰型であることが、容器4は容器1
に比して波形において、本振動の前に小さな前振動が存
在することがわかる。このことは、言い換えれば、開け
閉めの音の特性として、1)「周波数の分布が低い帯域
に分布している。」2)「周波数の分布におけるピーク
が連峰型である。」3)「波形解析で本振動前の波が小
さい。」の3点の特徴を有していることが、化粧料の容
器として好ましい容器であることがわかる。
【0012】<実施例2>上記実施例1の容器1〜4と
実施例1の検討で用いた22種の容器の内、1)「周波
数の分布が低い帯域に分布している。」2)「周波数の
分布におけるピークが連峰型である。」3)「波形解析
で本振動前の波が小さい。」の3点を全てを満たさない
容器(容器5;開閉時の音の特性は図10、11に示
す。)の5つの容器に下記に示すパウダーファンデーシ
ョンを成形、充填し、化粧料1〜5を作成した。この5
種の化粧料を20名のパネラーに1ヶ月間かけて、交互
の比較使用による評価を行ってもらった。評価は、化粧
映え、化粧持ち、総合評価の3項目で、スコア5:良
い、スコア4:やや良い、スコア3:普通、スコア2:
やや悪い、スコア1:悪いの5段階で評価してもらっ
た。結果を表1に平均スコアとして示す。これより、音
の好ましさに従って、化粧料の評点が高いことが明白で
あり、この様な開閉時の音が化粧料の重要な要素である
こともわかる。 (ファンデーション) シリコーン処理セリサイト 30 重量部 シリカ 10 重量部 シリコーン処理マイカ 20 重量部 シリコーン処理タルク 10 重量部 シリコーン処理チタンセリサイト 20 重量部 金属石けん処理鉄ドープ二酸化チタン 3 重量部 シリコーン処理酸化鉄 6 重量部 シリコーン処理群青 1 重量部 ジメチコン 5 重量部 オレイン酸オクチルドデシル 5 重量部
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、好ましい聴覚的刺激を
有する化粧料容器を提供し、以て、化粧料の総合的な効
果を向上させる手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の容器1の形状を示す図面である。
【図2】 実施例1の容器1の音の特性値(波形)を示
す図である。
【図3】 実施例1の容器1の音の特性値(周波数分
布)を示す図である。
【図4】 実施例1の容器2の音の特性値(波形)を示
す図である。
【図5】 実施例1の容器2の音の特性値(周波数)を
示す図である。
【図6】 実施例1の容器3の音の特性値(波形)を示
す図である。
【図7】 実施例1の容器3の音の特性値(周波数)を
示す図である。
【図8】 実施例1の容器4の音の特性値(波形)を示
す図である。
【図9】 実施例1の容器4の音の特性値(周波数)を
示す図である。
【図10】 実施例2の容器5の音の特性値(波形)を
を示す図である。
【図11】 実施例2の容器5の音の特性値(周波数)
をを示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めると
    きの音において、周波数の分布が低い帯域に分布してい
    ることを特徴とする、化粧料用の容器。
  2. 【請求項2】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めると
    きの音において、周波数の分布におけるピークが連峰型
    であることを特徴とする、化粧料用の容器。
  3. 【請求項3】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めると
    きの音において、波形解析で本振動前の波が小さいこと
    を特徴とする、化粧料用の容器。
  4. 【請求項4】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器であって、蓋を開けるとき及び/又は閉めると
    きの音において、次に挙げる3条件を全て満足すること
    を特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料
    用の容器。1)周波数の分布が低い帯域に分布してい
    る。2)周波数の分布におけるピークが連峰型である。
    3)波形解析で本振動前の波が小さい。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料
    用の容器に化粧料組成物を充填してなる、化粧料。
  6. 【請求項6】 メークアップ化粧料であることを特徴と
    する、請求項5に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器の評価法であって、前記蓋を開けるとき及び/
    又は閉めるときの音を指標とする、化粧料用の容器の評
    価法。
  8. 【請求項8】 指標としての音が、周波数分布及び/又
    は波形によって分析されることを特徴とする、請求項7
    に記載の化粧料用の容器の評価法。
  9. 【請求項9】 かん合構造を有する蓋を装備した化粧料
    用の容器の評価法であって、前記蓋を開けるとき及び/
    又は閉めるときの音の周波数分布と波形とを指標とする
    請求項7又は8に記載の化粧料用の容器の評価法。
  10. 【請求項10】 音の周波数分布と波形とを次の3つの
    基準により評価することを特徴とする請求項9に記載の
    化粧料用の容器の評価法。1)周波数の分布が低い帯域
    に分布しているか高い帯域に分布しているか。2)周波
    数の分布におけるピークが連峰型であるか単一峰型であ
    るか。3)波形解析で本振動前の波が小さいか大きい
    か。
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