JP2000116785A - 携帯形健康器具 - Google Patents

携帯形健康器具

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JP2000116785A
JP2000116785A JP10328773A JP32877398A JP2000116785A JP 2000116785 A JP2000116785 A JP 2000116785A JP 10328773 A JP10328773 A JP 10328773A JP 32877398 A JP32877398 A JP 32877398A JP 2000116785 A JP2000116785 A JP 2000116785A
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Japan
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portable health
signal
display
health appliance
frequency
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JP10328773A
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English (en)
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Shoichiro Yoshioka
昭一郎 吉岡
Yukinami Yo
征南 楊
Shichu Cho
仕忠 趙
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APOLLO MEC KK
Original Assignee
APOLLO MEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体信号に基づく健康管理や健康増進を手軽
に行なえる携帯形健康器具を提供すること。 【解決手段】 携帯形健康器具の本体ケース1には液晶
(LCD)を用いた表示器2、操作スイッチ3を設け、
右脳と左脳の生体信号を検出するセンサ6a、6bを設
けたヘッド6、バイオフードバックされる音声信号を出
力するレシーバ7、外部コンピュータ8を接続する。本
体ケース1内には電源の電池が収納され、また制御装置
が設けられている。制御装置は、センサ6a、6bで検
出された右脳と左脳の生体信号を直接またはFFTを通
して周波数解析を実行し、解析結果をRAMに記憶す
る。この解析結果は、右脳と左脳について各周波数成分
を連続波またはα波とβ波のいずれかをグラフにより表
示器2に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運びが便利で
野外でも使用できる携帯形健康器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】人の肉体的、精神的な健康状態と、脳波
(生体信号)には強い相関関係があるといわれている。
このため、健康に対する関心が高まってきている最近の
状況にあって、人の健康状態のバロメータ値として生体
信号の測定、その解析を行うことの重要性が改めて認識
されている。
【0003】脳波は、周知のように周波数に応じてβ
波、α波、θ波、δ波の4種類に分類される。β波は1
4〜25Hzの周波数で、緊張しているときや心配事の
あるときに現れる脳波である。α波は8〜13Hzの周
波数で、精神を集中して物事に没頭しているときや精神
状態が安定しているときに現れる脳波である。θ波は4
〜7Hzの周波数で、睡眠を始めて間もない浅い眠りの
状態のときに現れる脳波である。δ波は0.5〜3Hz
の周波数で、熟睡時の深い眠りの状態のときに現れる脳
波である。
【0004】このように、周波数に応じて4種類の異な
る脳波が現れるが、脳に刺激を与えることにより、前記
のように精神状態の安定に関連性の大きなα波の割合が
大きくなるように誘導することができれば、人の健康状
態の改善ないしは増進が図れることになる。
【0005】ところで、光や音、針等による刺激を生体
に与え、この刺激を脳に伝えることにより上記4種類の
脳波の発生割合が変化することが知られている。このた
め、脳波(生体信号)を測定して制御装置に入力し、制
御装置は測定された生体信号を解析して、それに対応し
た適切な刺激、例えば音の刺激を人(生体)に与えるこ
とにより、特定の生体信号の成分が所定の割合で発生す
るように誘導する「生体信号誘導装置」が開発されてい
る。このような生体信号誘導装置は、一種の健康器具と
して位置づけられるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】生体信号誘導装置は、
測定した生体信号を解析して、最適な生体信号の成分が
所定の割合で発生するように、生体に刺激を与える構成
としている。このような生体信号の演算処理においては
高性能のコンピュータを用いる必要があるので、コスト
が高く、特定の個所にのみ設置されている。このため、
一般の人が家庭や野外で生体信号誘導装置を用いて生体
信号に基づく健康管理や健康増進を手軽に実施すること
ができないという問題があった。
【0007】本発明はこのような問題に鑑み、生体信号
に基づく健康管理や健康増進を手軽に行なえる携帯形健
康器具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
係る発明において携帯形健康器具を、右脳と左脳の生体
信号を検出するセンサを設けたヘッドと、生体刺激信号
をバイオフィードバックする手段と、葉書サイズないし
B6判サイズの大きさに選定した本体ケースとを備え、
前記本体ケースには、センサで検出された生体信号を周
波数解析する制御装置と、動作モードの切り替えと選択
を行なう複数の操作スイッチと、周波数解析された右脳
と左脳の生体信号を同時に表示すると共に、選択された
動作モードを動画で表示する表示器とを設ける構成とす
ることによって達成される。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の携帯形健康器具において、前記選択された動作モ
ードを表示器に反転表示する構成としている。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の携帯形健康器具において、前記表
示器の表示画面をタッチパネルで構成している。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記制御装置には、センサで検出されてデジタル信
号に変換された生体信号を直接周波数解析する第1の演
算処理部と、センサで検出されてデジタル信号に変換さ
れた生体信号を高速フーリエ変換して周波数解析する第
2の演算処理部と、第1の演算処理部の演算結果を記憶
する第1の記憶部と、第2の演算処理部の演算結果を記
憶する第2の記憶部と、音声信号を記憶する第3の記憶
部とを設ける構成としている。
【0012】また、請求項5に係る発明は、請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記操作スイッチにより再生モードを設定して、第
1の記憶部または第2の記憶部に記憶されている演算結
果を読み出して、所定の処理を実行する構成としてい
る。
【0013】また、請求項6に係る発明は、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記第1の演算処理部で周波数解析された右脳と左
脳の生体信号を、連続波で表示する構成としている。
【0014】また、請求項7に係る発明は、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記第2の演算処理部で周波数解析された右脳と左
脳の生体信号を、連続波で表示する構成としている。
【0015】また、請求項8に係る発明は、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記第2の演算処理部で周波数解析された右脳と左
脳のα波またはβ波の生体信号を、グラフで表示する構
成としている。
【0016】また、請求項9に係る発明は、請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載の携帯形健康器具におい
て、前記第1の演算処理部または第2の演算処理部で周
波数解析された結果に基づいてバイオフィードバック制
御を実行し、第3の記憶部に記憶されている生体刺激信
号を適正信号に書き替える構成としている。
【0017】また、請求項10に係る発明は、請求項1
ないし請求項9のいずれかに記載の携帯形健康器具にお
いて、前記制御装置を外部のコンピュータと接続する構
成としている。
【0018】また、請求項11に係る発明は、請求項1
ないし請求項10のいずれかに記載の携帯形健康器具に
おいて、前記本体ケースに駆動用の電池を収納する構成
としている。
【0019】また、請求項12に係る発明は、請求項1
ないし請求項11のいずれかに記載の携帯形健康器具に
おいて、前記センサと生体との接触不良を判定してその
旨を表示器に表示する構成としている。
【0020】また、請求項13に係る発明は、請求項1
ないし請求項12のいずれかに記載の携帯形健康器具に
おいて、前記生体刺激信号として音声信号を用いてレシ
ーバにより生体にバイオフィードバックする構成として
いる。
【0021】また、請求項14に係る発明は、請求項1
ないし請求項13のいずれかに記載の携帯形健康器具に
おいて、前記音声信号にリズム変調した外部音声出力装
置の音声出力を混合して生体にバイオフィードバックす
る構成としている。
【0022】また、請求項15に係る発明は、請求項1
ないし請求項14のいずれかに記載の携帯形健康器具に
おいて、前記表示器の表示画面をグラフィック型液晶表
示モジュールで構成している。
【0023】このような請求項1に記載の構成とするこ
とにより、本体ケースの大きさを葉書サイズないしB6
判サイズの大きさに選定しているので誰もが簡単に持ち
運びができ、いつでも、どこでも健康状熊を確認し、精
神的にも肉体的にも安定な健康状態を維持することがで
きる。また、周波数分析された右脳および左脳の生体信
号を分離してそれぞれ個別に表示器に表示しているの
で、よりキメ細かな健康管理を行なうことができる。更
に、選択した動作モードを動画で表示しているので、親
近感をもって携帯形健康器具を取り扱うことができる。
【0024】請求項2に記載の構成とすることにより、
選択した動作モードを反転表示しているので、選択した
動作モードの確認を確実に行なえる。
【0025】請求項3に記載の構成とすることにより、
表示器の表示画面をタッチパネルで構成しているので、
携帯形健康器具が操作しやすくなる。
【0026】請求項4に記載の構成とすることにより、
センサで検出された生体信号を直接に、またはFFT処
理して周波数解析して記憶しているので、直接処理また
はFFT処理したいずれのデータも使用することがで
き、携帯形健康器具の使用形態を拡大することができ
る。
【0027】請求項5に記載の構成とすることにより、
安定な健康状態におけるデータを再生して使用すること
ができ、データの処理時間を短縮できる。
【0028】請求項6に記載の構成とすることにより、
直接処理した周波数の解析結果を連続波で表示するの
で、各周波数の成分を簡単に視認できる。
【0029】請求項7に記載の構成とすることにより、
FFT処理した周波数の解析結果を連続波で表示するの
で、各周波数の成分の特徴的な傾向を簡単に視認でき
る。
【0030】請求項8に記載の構成とすることにより、
FFT処理して周波数解析された右脳と左脳のα波また
はβ波の生体信号を、グラフで表示するので、特徴を強
調して表示することができる。
【0031】請求項9に記載の構成とすることにより、
バイオフィードバックされる生体刺激信号を安定な健康
状態における適正信号と常に置き換えているので、安定
した健康状態に到達するまでの時間を短縮することがで
きる。
【0032】請求項10に記載の構成とすることによ
り、処理能力が大きな外部のコンピュータにデータを転
送し、外部のコンピュータをリモートコントロールする
ことにより詳細にデータを解析して表示画面に表示する
処理を行なうことが可能となる。この場合には、表示画
面が大きな外部のコンピュータにより詳細に周波数解析
した生体信号を表示しているので、特徴が判断しやすく
なる。
【0033】請求項11に記載の構成とすることによ
り、野外等の商用電源が使用できない場所においても、
携帯形健康器具を手軽に利用することができる。
【0034】請求項12に記載の構成とすることによ
り、センサで検出される生体信号の検出不良を確認で
き、適切な対応を取ることができる。
【0035】請求項13に記載の構成とすることによ
り、レシーバにより音声信号をバイオフードバックして
いるので、対象者は違和感なく携帯形健康器具を利用す
ることができる。
【0036】請求項14に記載の構成とすることによ
り、対象者はリラックスした状態でバイオフードバック
を実施することができる。
【0037】請求項15に記載の構成とすることによ
り、表示器に生体信号を鮮明なグラフで表示することが
できるので、生体信号の特徴を視覚により瞬時に確認す
ることを可能とし、また、動画を表示することができる
ので、表示器の表現力を豊富にすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯形健康器
具の実施の形態について図により説明する。図1は携帯
形健康器具の概略のブロック図である。図1において、
1は携帯形健康器具の本体ケースで、例えばB6判サイ
ズ程度の大きさに構成される。2は液晶(Liquid
Crystal Disply、LCD)を用いた表
示器、3は操作スイッチ、4は電源コード、4aは充電
器、6はヘッドで右脳と左脳の生体信号を検出するセン
サ6a、6bを設けている。7はバイオフードバックさ
れる音声信号を出力するレシーバ、8は外部コンピュー
タ、9はテープレコーダ等の外部音声出力装置、10は
対象となる生体である。本体ケース1には、電源装置と
制御装置が設けられている。
【0039】電源コード4は、商用電源の交流100V
のプラグに差し込まれて充電器4aに装着されている二
次電池を充電する。充電された二次電池を携帯形健康器
具の電源とする。また、一次電池を携帯形健康器具の電
源とすることも可能である。さらに、本体ケース1内に
AC−DCインバータを設けておき、給電された交流を
直流に変換して携帯形健康器具の電源とすることもでき
る。
【0040】上記のような携帯形健康器具の電源となる
二次電池または一次電池を収納するために、本体ケース
1の表示部2とは反対側の裏面に携帯ラジオ等と同様の
電池収納部を設け、蓋を開閉して電池の収納、交換を行
なう。電源装置には電源スイッチが設けられている。
【0041】図2は、本体ケース1内に設けられている
制御装置5のブロック図である。図5において、5a
は、後述するような各種の演算を行い、信号を形成する
中央処理装置(以下CPUと略記する)、5bは管理プ
ログラム等が格納されているROM、5cはセンサ6
a、6bで検出された生体信号のデータや音声信号を格
納するRAMである。
【0042】5dはセンサ6a、6bで検出された右脳
と左脳の生体信号を増幅する増幅器、5eは増幅器5d
のアナログの出力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器、5fはA/D変換器5eの出力信号をフーリエ
変換する高速フーリエ変換器(Fast Fourie
r Transform、FFT)、5gは音声信号を
形成する信号処理部、5hはタイマ、5iは音声信号制
御回路である。
【0043】次に、制御装置5の動作について説明す
る。センサ6a、6bは、一定時間間隔で生体10の右
脳と左脳のアナログの生体信号をサンプリングする。こ
のサンプリング周期は、一例として(1/3)秒間に1
28個のデータをサンプリングする。センサ6a、6b
により検出されたアナログの生体信号は、増幅器5dに
入力される。
【0044】増幅器5dは、入力されたアナログの生体
信号の雑音成分をフィルタにより除去してから増幅して
A/D変換器5eに入力する。A/D変換器5eは、ア
ナログ信号の生体信号をデジタル信号に変換し、信号線
S1からCPU5aに出力する。また、信号線S2から
FFT5fに出力する。
【0045】信号線S1よりCPU5aに入力された生
体信号の大きさが所定のレベル以下であれば、センサ6
a、6bと生体10との接触状態が不良であるものと判
定して、その旨を表示器2に表示し、センサ6a、6b
の再装着を促す。センサ6a、6bが生体10に正常に
装着されていて、入力された生体信号のレベルが所定の
大きさ以上であれば、CPU5aは生体信号の周波数解
析を行いβ波、α波、θ波、δ波の4種類に分割処理
し、アドレスを指定してRAM5cに格納する。
【0046】生体10とセンサ6a、6bとの接触不良
の検出について説明する。生体10とセンサ6a、6b
との間に、定期的に標準電圧を印加して、この際に流れ
る接触電流値を検出する。印加電圧と接触電流から接触
抵抗を演算し、この接触抵抗値が一定値以上であれば生
体10とセンサ6a、6bとは接触不良であるものと判
定する。
【0047】信号線S2よりFFT5fに入力された生
体信号は、所定のFFT処理を行い、CPU5aに入力
する。FFT5fによる生体信号の分解能は、例えば
0.1Hzとする。CPU5aは、FFT5fから入力
された生体信号に対しても周波数解析を行いβ波、α
波、θ波、δ波の4種類に分割処理し、アドレスを指定
してRAM5cに格納する。
【0048】また、CPU5aはRAM5cに格納され
ている音声信号を読み出し、上記生体信号の解析結果に
基づいて信号処理部5gにより最適のバイオフィードバ
ック信号を形成して、レシーバ7に出力する。信号処理
部5gの処理は、RAM5cから読み出された音声信号
に対するオン、オフ周期を制御するものである。この音
声信号に対するオン、オフ周期の制御は、1ビットのオ
ン、オフ信号により実行される。レシーバから音声信号
を聞き取ることは、音楽テープを聞く場合のように一般
的に行われているので、対象者は違和感なく生体刺激信
号としての音声信号を聞くことができる。
【0049】CPU5aは、操作スイッチ3の操作で入
力される信号に対応して、表示器2に種々の情報を表示
する。図3に示されているように、操作スイッチ3に
は、携帯形健康器具の運転、停止を指示するスイッチ3
a、表示器2の表示画面を切り替えて動作モードを表示
するスイッチ3b、表示器2に表示された設定画面の選
択を決定するスイッチ3c、設定画面の動作モードを実
行するか(OK)取消すか(NG)を選択するスイッチ
3dが設けられている。
【0050】LCDで構成される表示器2は、グラフィ
ック型液晶表示モジュールを採用し、例えば、128×
128画素数のものを用いている。表示器2の表示画面
には、例えば「動作モードの設定画面」、「連続波によ
る生体信号表示画面」、「FFTにより処理された連続
波による生体信号表示画面」、「棒グラフによるα波拡
大表示画面」、「棒グラフによるβ波拡大表示画面」、
「生体信号分析結果のメモリへの保存画面」、「保存さ
れた生体信号の再生モードの設定画面」、「バイオフー
ドバック時間選択画面」、「バイオフードバック実施画
面」、「パソコン接続画面」、「センサ接触不良画面」
等の動作モードが表示される。
【0051】次に、表示器2と操作スイッチ3の操作例
について図3〜図9の表示画面の説明図を参照して説明
する。図3は、表示器2に「動作モードの設定画面」を
表示する例である。図3において、スイッチ3aをオン
にして携帯形健康器具の動作を開始する。
【0052】この際の表示器2の表示画面2Aには、
「脳波測定」(A1)、「バイオフイードバック」(A
2)、「再生」(A3)、「パソコン接続」(A4)の
選択項目が表示される。この表示画面において切替スイ
ッチ3bを押す毎に、順次A1、A2、A3、A4の選
択項目の背景画面が反転する。
【0053】ここで、「脳波測定」(A1)を選択して
決定スイッチ3cを押すと、表示器2の画面は、図4の
表示画面2Bに変わる。表示画面2Bには、「脳波直接
表示」(B1)、「脳波FFT表示」(B2)、「α脳
波表示」(B3)、「β脳波表示」(B4)、「前画面
に戻る」(B5)の選択項目が表示される。
【0054】「脳波直接表示」(B1)を選択し、決定
スイッチ3cを押して選択項目を確定する。このように
して選択した動作モードは反転表示されているので、選
択した動作モードの確認が確実に行なえる。次に、実行
スイッチ(OK)3dを押すと、携帯形健康器具は脳波
直接表示のジョブを実行する。この処理においては、セ
ンサ6a、6bにより検出された右脳と左脳の生体信号
は、A/D変換器5eより信号線S1で直接にCPU5
aに入力される。この生体信号は、CPU5aで周波数
分析がなされてからRAM5cの所定のエリアに格納さ
れる。
【0055】図5は、この際の表示器2の表示画面2C
を示すものである。図5において、例えば画面C1は右
脳の生体信号、C2は左脳の生体信号を表示する。表示
器2は、前記のようにグラフィック型液晶表示モジュー
ルを採用しているので、生体信号をグラフ化した画像で
表示することができる。このため、生体信号の特徴を視
覚により瞬時に確認することができる。
【0056】この画面の横軸には周波数FHzを、縦軸
にはそのレベルVを表示する。表示画面2Cの表示は、
センサ6a、6bによる生体信号の測定周期毎に、例え
ば1/3秒毎に更新する。生体の右脳および左脳の生体
信号は、生体毎に特徴が相違しているので、図5のよう
に右脳および左脳の生体信号を分離してそれぞれ表示す
ることにより、キメ細かな健康管理を行なえる。
【0057】図4において、「脳波FFT表示」(B
2)を選択すると、表示器2は図6の表示画面2Dに切
り替わる。この際にも、図5の表示画面と対応させて画
面D1には右脳の生体信号、D2には左脳の生体信号を
表示する。この処理においては、センサ6a、6bによ
り検出された右脳と左脳の生体信号は、A/D変換器5
eより信号線S2からFFT5fに入力されて所定のF
FT処理が実行され、周波数帯域のスペクトル成分が求
められ、CPU5aを通してRAM5cの所定のエリア
に格納される。当該RAM5cの所定のエリアに格納さ
れた生体信号の周波数帯域のスペクトル成分が表示画面
に表示される。
【0058】なお、図6の脳波FFT表示においては前
記スペクトル成分の平均値が表示される。この際に表示
する周波数帯域は3〜30Hzとし、周波数分解能は
0.1Hz、画面は生体信号の測定周期毎に更新する。
また、マーカを周波数の最大ピークの位置に合わせ、こ
の周波数の数値を画面の右上に表示する構成とすること
ができる。
【0059】図4において、「α脳波表示」(B3)を
選択すると、表示器2は図7の表示画面2Eに切り替わ
る。この際には、図6の表示画面と対応させて画面E1
には右脳の生体信号、E2には左脳の生体信号をFFT
処理をしてα波の周波数帯域を拡大して棒グラフで表示
する。また、図4において「β脳波表示」(B4)を選
択すると、FFT処理をしたβ波の周波数帯域を拡大し
て棒グラフで表示する。これらの表示画面は生体信号の
測定周期毎に更新される。
【0060】なお、上記したように図7の例では生体信
号のα波の周波数帯域を拡大して二次元の棒グラフで表
示しているが、本発明においては表示器の表示画面に
は、α波またはβ波の生体信号を折線グラフや三次元の
棒グラフで表示する構成とすることもできる。このよう
な各種のグラフは、生体信号に基づき適宜の画像変換処
理を行なうことにより、表示することができる。
【0061】最近の技術の進展により、マイクロプロセ
ッサやメモリが小型で高性能のものが実用化されてきた
ことにより、本発明の携帯形健康器具においては、外形
がB6判程度の大きさであるにも拘らず図5、図6、図
7に示したような生体信号の周波数分析や画面表示のリ
アルタイムの処理が可能となっている。
【0062】図8は、図5〜図7の生体信号の周波数分
析結果をRAM5cに保存する処理の表示画面2Fを示
すものである。後述するようなバイオフィードバックを
実行している際の、良好な波形の周波数分析結果を保存
しておくことにより、次回の操作において当該保存され
ているデータを再生して、基準信号として用いることが
できる。
【0063】この表示画面2Fには、「脳波チャンネル
1」(F1)、「脳波チャンネル2」(F2)、「脳波
チャンネル3」(F3)、「前画面に戻る」(F4)の
項目が表示される。脳波チャンネル1〜3は、RAM5
cの記憶領域を指定するものである。各データには、タ
イマ5hにより測定日時が設定されてRAM5cの記憶
領域に記憶される。
【0064】各記憶領域の使用形態としては、生体信号
の測定、処理毎にデータを順次脳波チャンネル1に記憶
させ、データの蓄積量が脳波チャンネル1の記憶容量を
超えると次にデータを脳波チャンネル2に記憶させると
いうように、各脳波チャンネルに連続してデータを記憶
させる形態をとることができる。
【0065】また、一日の時間帯毎に分けて脳波チャン
ネル1〜3を使用することができる。例えば、朝のデー
タは脳波チャンネル1、昼のデータは脳波チャンネル
2、夜のデータは脳波チャンネル3を使用する。さら
に、測定場所に応じて脳波チャンネル1〜3を選定する
こともできる。例えば、家庭内のデータは脳波チャンネ
ル1、職場の休憩時のデータは脳波チャンネル2、野外
のデータは脳波チャンネル3を使用する。このように、
種々の状況に応じて測定、処理したデータの記憶領域を
分けておくことにより、最適な健康状態のチュックを容
易に行なうことができる。
【0066】図9は、図3において「バイオフィードバ
ック」(A2)の項目を選択した場合の表示画面2Gを
示すものである。この際には、レシーバ7に音声信号を
出力するバイオフィードバックの時間を、5分間隔で
「5分間」(G1)〜「25分間」(G5)の5項目で
表示する。
【0067】このバイオフィードバックの処理は、生体
信号の周波数解析結果に基づいて、特にα中心周波数の
成分が多くなるように、RAM5cから読み出した音声
信号のオン、オフ周期を制御するものである。音声信号
の制御の具体例としては、例えば発信音の基本周波数を
400Hzとして、断続音でレシーバ7に音声信号を出
力する。
【0068】このようなバイオフィードバックを実行中
に、センサ6a、6bにより生体信号が検出され、前記
したような周波数解析が行われる。最初にこの携帯形健
康器具を使用する際には、一般的な生体信号の周波数成
分のパターンが基準信号としてRAM5cに記憶されて
いるので、生体信号がこの基準信号に近づくように音声
信号のオン、オフ周期を制御する。
【0069】但し、安定した状態の生体信号の周波数成
分のパターンには個人差がある。このため、対象者が精
神的に落ち着いて快適な状態が得られた段階でそのとき
のデータを前記のように格納領域を指定してメモリに記
憶させる。またこのときの音声信号データをRAM5c
の音声信号記憶領域に書き込み、次回からは、メモリに
記憶されている各個人に特有の安定状態のデータに生体
信号を誘導するようにバイオフィードバックの制御を行
なう。
【0070】このように、一種の学習効果を持たせるこ
とにより、より早く精神的な安定状態に誘導することが
できる。バイオフィードバックの実施中には、表示器2
の表示画面に例えば、「現在バイオフィードバック実施
中です。眼を閉じてレシーバからの音声を聞きながらリ
ラックスするように努力して下さい。」という文言を表
示し、対象者の注意を促す構成とすることができる。
【0071】断続音の音声信号のバイオフィードバック
を実施する際に、テープレコーダ等の外部音声出力装置
9から音楽や自然音等のバックグランドミュージック
(BGM)を音声信号制御回路5iを介して取り込み、
前記音声信号と混合してレシーバから出力することがで
きる。このようなBGMを出力することにより、対象者
はリラックスした状態でバイオフィードバックを実施す
ることができる。この際に、図示を省略しているが対象
者は本体ケースに設けたボリュームを調整して前記バッ
クグランドミュージック(BGM)のリズムを早めたり
遅くしたりして、すなわちBGMのリズムを変調して、
最適のリラックスした状態が得られるように操作するこ
とができる。このようなBGMのリズムの変調は、音声
信号制御回路5iにおいて外部音声出力装置9から入力
されたアナログの音声信号をデジタル信号に変換し、所
定の信号処理を行なうことにより実現することができ
る。
【0072】なお、上記の例では音声信号をバイオフィ
ードバックしているが、バイオフィードバックされるの
は音声には限られない。本発明においては、前記のよう
に光の強弱で眼を刺激するバイオフィードバックや、針
で皮膚を刺激するバイオフィードバックとするものにも
適用することができる。
【0073】測定された生体信号を更に詳細に解析して
表示画面に表示することや、データの蓄積が必要な場合
には、携帯形健康器具に外部のコンピュータ8を専用の
ケーブルで接続して、データを転送して外部のコンピュ
ータ8をリモートコントロールすることにより前記各処
理を行なう。
【0074】この処理は、図3の表示画面2Aにおいて
「パソコン接続」(A4)の項目を選択する。「パソコ
ン接続」(A4)を選択すると、携帯形健康器具で測
定、処理されたデータは外部のコンピュータ8に転送さ
れ、外部のコンピュータ8でデータの解析を行なう。こ
の解析されたデータを表示画面に表示し、外部のコンピ
ュータ8のメモリに記憶する。なお、外部のコンピュー
タ8のメモリに記憶されたデータを携帯形健康器具で読
み出して、携帯形健康器具で表示や必要な処理を行なう
こともできる。
【0075】このように、携帯形健康器具と外部のコン
ピュータ8を専用のケーブルで接続してデータを転送
し、リモートコントロールすることにより外部のコンピ
ュータ8で前記処理を実行する際には、表示器2の表示
画面には例えば、「現在外部のパソコンと接続して、デ
ータ処理の制御モード実施中です。」という文言を表示
する。
【0076】図3の表示画面2Aにおいて、「再生」
(A3)の項目を選択すると、図8と同様のデータの記
憶領域を脳波チャンネル1〜3で表示した画面に切り替
わる。適宜の脳波チャンネル1〜3を選択することによ
り、当該脳波チャンネルに記憶されているデータを基準
信号として読み出し、この信号に基づいてバイオフィー
ドバック制御を行なう。
【0077】図3の表示画面2Aにおいて、「脳波測
定」(A1)の項目を選択してセンサ6a、6bから生
体信号を検出する際に、検出信号のレベルが一定の値に
達していない場合には、表示画面2Aには例えば、「装
着したセンサ6a、6bの接触不良です。再度センサ6
a、6bを装着して測定をやり直して下さい。」という
文言が表示される。
【0078】上記の例では、表示画面に表示された動作
モードは決定スイッチ3cを押すことにより選択してい
るが、表示画面をタッチパネルで構成して、表示画面に
表示された項目にタッチすることにより前記動作モード
の選択を行なう構成とすることもできる。このようにタ
ッチパネルにより動作モードを選択すると、表示項目の
選択がやりやすくなり、携帯形健康器具の誤操作を防止
できる。
【0079】上記の例では、表示器2の表示画面には動
作モードを文字で表示し、選択された動作モードはその
項目を反転表示しているが、本発明においては選択する
動作モードを動画で表示して、より親近感のある構成と
することができる。図10、図11は、選択された動作
モードを動画で表示画面に表示する例を示す説明図であ
る。図10、図11において、動作モードの項目は図3
の例と対応させており、表示画面2Hには選択項目H1
〜H4が表示される。
【0080】各選択項目H1〜H4のhaの位置には、
人の顔を模擬した人形やフロッピーデスク等のキャラク
タが配置される。また、hbの位置には、hcの位置に
位置に表示される動作モードを記号で表示している。こ
の記号は、「脳波測定」であれば波形を、また、「バイ
オフィードバック」であれば方向を反転する矢印で表示
し、動作モードと関連付けた記号を表示して、視覚によ
り動作モードが判断できる構成としている。
【0081】ここで、haの位置に配置されているキャ
ラクタは、対応する動作モードが選択されていない場合
には眼と口を閉じて待機状態とする。切り替えスイッチ
3bにより星印sをH1〜H4の位置に順次移動させ、
選択した動作モードに対応する位置で星印sを停止させ
る。次に、決定スイッチ3cで当該の動作モードの選択
を決定すると、対応するキャラクタは眼と口を開け、笑
顔に変化する。
【0082】すなわち、haの位置に配置されているキ
ャラクタは、対応する動作モードが選択されるかどうか
で表情を変化させる動画として作用させている。本発明
においては、表示器2としてグラフィック型液晶表示モ
ジュールを用いており、画像処理技術を適用することに
より、表示画面に前記の動画を表示することを可能とし
ている。このような動画を表示することにより、対象者
が親近感をもって携帯形健康器具を使用することができ
る。
【0083】上記の例では携帯形健康器具の外形寸法
は、B6判(182mm×128mm)程度の大きさに
形成されるものとして説明したが、本発明の携帯形健康
器具外形寸法は携帯の利便性を考慮して適宜に設定する
ことができる。例えば、葉書サイズ(145mm×10
0mm)程度の大きさとすることも可能である。したが
って、本発明の携帯形健康器具の外形寸法は、葉書サイ
ズないしB6判サイズの大きさのものを対象とするもの
であり、一例として携帯形健康器具の外形寸法を160
mm×110mmに選定する。
【0084】本発明においては、最近のコンピュータ技
術や半導体技術の進展により、小型で高性能なマイクロ
プロセッサやメモリが安価に提供されていることから、
葉書サイズないしB6判サイズの大きさとしているにも
拘らず、従来の生体信号誘導装置と同様の機能を有する
携帯形健康器具を実現したものである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の構
成とすることにより、本体ケースの大きさを葉書サイズ
ないしB6判サイズの大きさに選定しているので、誰も
が簡単に持ち運びができ、いつでも、どこでも健康状態
を確認し、精神的にも肉体的にも安定な健康状態を維持
することができる。また、周波数分析された右脳および
左脳の生体信号を分離してそれぞれ個別に表示器に表示
しているので、よりキメ細かな健康管理を行なうことが
できる。更に、選択した動作モードを動画で表示してい
るので、親近感をもって携帯形健康器具を取り扱うこと
ができる。
【0086】請求項2に記載の構成とすることにより、
選択した動作モードを反転表示しているので、選択した
動作モードの確認を確実に行なえる。
【0087】請求項3に記載の構成とすることにより、
表示器の表示画面をタッチパネルで構成しているので、
携帯形健康器具が操作しやすくなる。
【0088】請求項4に記載の構成とすることにより、
センサで検出された生体信号を直接に、またはFFT処
理して周波数解析して記憶しているので、直接処理また
はFFT処理したいずれのデータも使用することがで
き、携帯形健康器具の使用形態を拡大することができ
る。
【0089】請求項5に記載の構成とすることにより、
安定な健康状態におけるデータを再生して使用すること
ができ、データの処理時間を短縮できる。
【0090】請求項6に記載の構成とすることにより、
直接処理した周波数の解析結果を連続波で表示するの
で、各周波数の成分を簡単に視認できる。
【0091】請求項7に記載の構成とすることにより、
FFT処理した周波数の解析結果を連続波で表示するの
で、各周波数の成分の特徴的な傾向を簡単に視認でき
る。
【0092】請求項8に記載の構成とすることにより、
FFT処理して周波数解析された右脳と左脳のα波また
はβ波の生体信号をグラフで表示するので、特徴を強調
して表示することができる。
【0093】請求項9に記載の構成とすることにより、
バイオフィードバックされる生体刺激信号を安定な健康
状態における適正信号と常に置き換えているので、安定
した健康状態に到達するまでの時間を短縮することがで
きる。
【0094】請求項10に記載の構成とすることによ
り、処理能力が大きな外部のコンピュータにデータを転
送し、外部のコンピュータをリモートコントロールする
ことにより詳細にデータを解析して表示画面に表示する
処理を行なうことが可能となる。この場合には、表示画
面が大きな外部のコンピュータにより詳細に周波数解析
した生体信号を表示しているので、特徴が判断しやすく
なる。
【0095】請求項11に記載の構成とすることによ
り、野外等の商用電源が使用できない場所においても、
携帯形健康器具を手軽に利用することができる。
【0096】請求項12に記載の構成とすることによ
り、センサで検出される生体信号の検出不良を確認で
き、適切な対応を取ることができる。
【0097】請求項13に記載の構成とすることによ
り、レシーバにより音声信号をバイオフードバックして
いるので、対象者は違和感なく携帯形健康器具を利用す
ることができる。
【0098】請求項14に記載の構成とすることによ
り、対象者はリラックスした状態でバイオフードバック
を実施することができる。
【0099】請求項15に記載の構成とすることによ
り、表示器に生体信号を鮮明なグラフで表示することが
でき、生体信号の特徴を視覚により瞬時に確認すること
を可能とし、また、動画を表示することができるので、
表示器の表現力を豊富にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態である携帯形健康器具
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯形健康器具の制御装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の一
例を示す説明図である。
【図4】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図5】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図6】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図7】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図8】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図9】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の他
の例を示す説明図である。
【図10】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の
他の例を示す説明図である。
【図11】図1の携帯形健康器具の表示器の表示画面の
他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 表示器 2A〜2H 表示画面 3 操作スイッチ 4 電源コード 4a 充電器 5 制御装置 5a CPU 5c RAM 5e A/D変換器 5f FFT 5i 音声信号制御回路 6a、6b センサ 7 レシーバ 8 外部コンピュータ 9 外部音声出力装置 10 生体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 趙 仕忠 兵庫県神戸市東灘区住吉宮町5丁目10番18 号 株式会社アポロメック内 Fターム(参考) 4C027 AA03 BB03 CC00 DD02 FF01 GG11 HH01 HH06 HH11 KK03 KK05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右脳と左脳の生体信号を検出するセンサ
    を設けたヘッドと、生体刺激信号をバイオフィードバッ
    クする手段と、葉書サイズないしB6判サイズの大きさ
    に選定した本体ケースとを備え、前記本体ケースには、
    センサで検出された生体信号を周波数解析する制御装置
    と、動作モードの切り替えと選択を行なう複数の操作ス
    イッチと、周波数解析された右脳と左脳の生体信号を同
    時に表示すると共に、選択された動作モードを動画で表
    示する表示器とを設けたことを特徴とする携帯形健康器
    具。
  2. 【請求項2】 前記選択された動作モードを表示器に反
    転表示してなる請求項1に記載の携帯形健康器具。
  3. 【請求項3】 前記表示器の表示画面をタッチパネルで
    構成してなる請求項1または請求項2に記載の携帯形健
    康器具。
  4. 【請求項4】 前記制御装置には、センサで検出されて
    デジタル信号に変換された生体信号を直接周波数解析す
    る第1の演算処理部と、センサで検出されてデジタル信
    号に変換された生体信号を高速フーリエ変換して周波数
    解析する第2の演算処理部と、第1の演算処理部の演算
    結果を記憶する第1の記憶部と、第2の演算処理部の演
    算結果を記憶する第2の記憶部と、生体刺激信号を記憶
    する第3の記憶部とを設けてなる、請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の携帯形健康器具。
  5. 【請求項5】 前記操作スイッチにより再生モードを設
    定して、第1の記憶部または第2の記憶部に記憶されて
    いる演算結果を読み出して、所定の処理を実行してなる
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の携帯形健康
    器具。
  6. 【請求項6】 前記第1の演算処理部で周波数解析され
    た右脳と左脳の生体信号を、連続波で表示してなる請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載の携帯形健康器
    具。
  7. 【請求項7】 前記第2の演算処理部で周波数解析され
    た右脳と左脳の生体信号を、連続波で表示してなる請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載の携帯形健康器
    具。
  8. 【請求項8】 前記第2の演算処理部で周波数解析され
    た右脳と左脳のα波またはβ波の生体信号を、グラフで
    表示してなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の携帯形健康器具。
  9. 【請求項9】 前記第1の演算処理部または第2の演算
    処理部で周波数解析された結果に基づいてバイオフィー
    ドバック制御を実行し、第3の記憶部に記憶されている
    生体刺激信号を適正信号に書き替えてなる請求項1ない
    し請求項8のいずれかに記載の携帯形健康器具。
  10. 【請求項10】 前記制御装置を外部のコンピュータと
    接続してなる請求項1ないし請求項9のいずれかに記載
    の携帯形健康器具。
  11. 【請求項11】 前記本体ケースに駆動用の電池を収納
    してなる請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の
    携帯形健康器具。
  12. 【請求項12】 前記センサと生体との接触不良を判定
    してその旨を表示器に表示してなる請求項1ないし請求
    項11のいずれかに記載の携帯形健康器具。
  13. 【請求項13】 前記生体刺激信号として音声信号を用
    いてレシーバにより生体にバイオフィードバックしてな
    る請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の携帯形
    健康器具。
  14. 【請求項14】 前記音声信号にリズム変調した外部音
    声出力装置の音声出力を混合して生体にバイオフィード
    バックしてなる請求項1ないし請求項13のいずれかに
    記載の携帯形健康器具。
  15. 【請求項15】 前記表示器の表示画面をグラフィック
    型液晶表示モジュールで構成してなる請求項1ないし請
    求項14のいずれかに記載の携帯形健康器具。
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