JP2002329428A - 回路体の製造方法及び回路体の製造装置 - Google Patents

回路体の製造方法及び回路体の製造装置

Info

Publication number
JP2002329428A
JP2002329428A JP2002003995A JP2002003995A JP2002329428A JP 2002329428 A JP2002329428 A JP 2002329428A JP 2002003995 A JP2002003995 A JP 2002003995A JP 2002003995 A JP2002003995 A JP 2002003995A JP 2002329428 A JP2002329428 A JP 2002329428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit body
structural member
machine
insulator
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002003995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3958972B2 (ja
Inventor
Hitoshi Ohashi
仁 大橋
Kinya Horibe
欽也 堀部
Hitoshi Ushijima
均 牛島
Tatsuya Kato
達也 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2002003995A priority Critical patent/JP3958972B2/ja
Priority to US10/047,992 priority patent/US7833567B2/en
Priority to EP02001362A priority patent/EP1225795A3/en
Publication of JP2002329428A publication Critical patent/JP2002329428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3958972B2 publication Critical patent/JP3958972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1241Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by ink-jet printing or drawing by dispensing
    • H05K3/125Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by ink-jet printing or drawing by dispensing by ink-jet printing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0284Details of three-dimensional rigid printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/12Using specific substances
    • H05K2203/128Molten metals, e.g. casting thereof, or melting by heating and excluding molten solder

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車などの機械の設計から量産に移行する
ための所要工数及び時間を短縮できる回路体の製造方法
及び回路体の製造装置を提供する。 【解決手段】 回路体の製造装置20は自動車の構造部
材としてのドアトリム2に回路体を形成する。製造装置
20はノズル25とノズル駆動装置26と被付着物駆動
装置27と制御装置24を備えている。ノズル25は溶
融金属をドアトリム2に向かって噴出する。被付着物駆
動装置27はドアトリム2を載置する。制御装置24は
自動車全体の座標系での回路体の経路などを示すデータ
を記憶している。制御装置24はデータをドアトリム2
の座標系Cbでの第2データに変換する。第2データは
座標系Cbでの回路体の経路などを示す。制御装置24
は第2データに基いて駆動装置26,27でノズル25
とドアトリム2とを相対的に移動させながらノズル25
から溶融金属を噴出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの各種
の機械の構造部材に配索される回路体の製造方法及び回
路体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械としての自動車121(図
19に示す)は、一般に、ヘッドランプ及びテールラン
プなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディシ
ョナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機
器を備えている。
【0003】例えば、前記自動車121のドア113
は、図20に示すように、前述した電子機器として、ス
ピーカ115とパワーウィンドスイッチユニット116
とドアロックユニット117と図示しないパワーウィン
ドモータとを備えている。さらに、前記ドア113は、
板金などからなるドアパネル114と、前記ドアパネル
114の内側に取り付けられるドアトリム112と、を
備えている。なお、ドアパネル114とドアトリム11
2とは、自動車121の構造部材である。
【0004】スピーカ115とパワーウィンドスイッチ
ユニット116とドアロックユニット117と図示しな
いパワーウィンドモータとは、ドアパネル114とドア
トリム112とのうちの一方に取り付けられる。スピー
カ115は、カーコンポーネントステレオ(以下カーコ
ンポと呼ぶ)などからの音声信号を音声として、前記自
動車121の乗員に聞かせる。
【0005】パワーウィンドスイッチユニット116
は、乗員に操作されることによって、パワーウィンドモ
ータにドア113のドアガラスを昇降させる。また、パ
ワーウィンドスイッチユニット116は、ドア113の
ロック・アンロックを操作するために用いられる。ドア
ロックユニット117は、ドア113をロック状態又は
アンロック状態とする。パワーウィンドモータは、パワ
ーウィンドスイッチユニット116の操作に基いて、ド
ア3のドアガラスを昇降する。
【0006】前述した機械としての自動車121のドア
113は、スピーカ115とパワーウィンドスイッチユ
ニット116とドアロックユニット117と図示しない
パワーウィンドモータとに、電力や制御信号などを供給
するために、ワイヤハーネス100(図20に示す)を
配索している。前記ワイヤハーネス100は、回路体と
しての複数の電線と、これらの電線の所望箇所に取り付
けられたコネクタ101,102,103,104,1
05と、プロテクタ106と、クリップ107と、を備
えている。前記電線は、それぞれ、導電性の芯線と、該
芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電
線である。
【0007】前記複数の電線は、所望の形状に束ねられ
かつ所要部にプロテクタ106や、クリップ107など
の部品が組み付けられるとともに、テープを巻回してワ
イヤハーネス100を構成する。前記クリップ107
は、ドアパネル114またはドアトリム112に係止し
て、前記ワイヤハーネス100をドアパネル114とド
アトリム112との間に固定する。
【0008】前述したコネクタ101,102,10
3,104,105は、それぞれ、自動車121の車体
118に取り付けられるメインハーネス及び各電子機器
115,116,117のコネクタにコネクタ結合す
る。
【0009】前述した構成のワイヤハーネス100は、
コネクタ101,102,103,104,105が前
記メインハーネス及び各電子機器115,116,11
7のコネクタにコネクタ結合することによって、各電子
機器115,116,117に電力や制御信号などを伝
達する。そして、ドア113は、前述した構成のワイヤ
ハーネス100が配索されることによって、ドアガラス
が昇降されたり、ロック状態またはアンロック状態に操
作される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した機械としての
自動車121などを設計する際には、図19に示すX軸
XとY軸YとZ軸Zとからなる3次元の座標系Cでの、
各構造部材及び部品などの位置及び大きさなどを定め
る。即ち、自動車121即ち機械全体の座標系Cで、各
構造部材及び部品などの位置及び大きさなどを定める。
なお、前記X軸XとY軸YとZ軸Zとが交わる原点は、
前記自動車121の任意の位置で良い。
【0011】前述したように各構造部材及び部品などの
位置及び大きさなどが定められた自動車121の設計デ
ータD1は、前記座標系Cでの3次元のデータD1とな
っている。このため、前記設計データD1は、ワイヤハ
ーネス100を構成する各電線が通る位置と、各電線の
長さと、各電線の径方向に沿った芯線の断面積と、を前
記座標系C上に示している。
【0012】前述した3次元の設計データD1からワイ
ヤハーネス100を製造する際には、ワイヤハーネス1
00を構成する各電線が同一平面上に位置した状態の図
面を、一旦、作成する。こうして、前記ワイヤハーネス
100の2次元図面を作成する。その後、電線を所望の
長さに切断し、図21に示す布線ボード110に前記ワ
イヤハーネス100を構成する各電線を結く。これらの
電線を所望形状に束ね、所要部にプロテクタ106や、
クリップ107などの部品を組み付け、テープを巻回し
てワイヤハーネス100を組み立てる。
【0013】なお、前記布線ボード110は、表面が平
坦な平板状に形成されている。前記布線ボード110
は、表面に各コネクタ101,102,103,10
4,105やプロテクタ106やクリップ107などの
外装部品や、前記電線の配索パターンなどが描かれてい
る。また、前記布線ボード110は、各電線を結くこと
のできる結き具111を複数備えている。結き具111
は、前記電線の配索パターンに応じた位置に配されてい
る。
【0014】前述したような従来のワイヤハーネス10
0の製造方法では、自動車121の設計後(前述した3
次元の設計データD1の作成後)に、各ワイヤハーネス
の2次元の図面を一旦作成する。その後、所望の電線を
所望の長さに切断して、前記布線ボード110に結いて
組み立てる。
【0015】このように、ワイヤハーネス100の2次
元の図面を一旦作成したり、所望の電線を所望の長さに
切断する必要があるため、設計終了後から量産に移行す
るための所要工数及び時間が増加する。さらに、機械と
しての自動車121の開発時などに前記ワイヤハーネス
100を試作するための時間及びコストも高騰する。
【0016】したがって、本発明の目的は、機械の設計
から量産に移行するための所要工数及び時間を抑制でき
る回路体の製造方法及び回路体の製造装置に関する。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の回路体の製
造方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造方法において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データに基いて、
溶融金属を前記構造部材に向かって噴出して前記構造部
材の表面に付着させて、前記構造部材の表面に前記回路
体を形成することを特徴としている。
【0018】請求項2に記載の本発明の回路体の製造方
法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状と、
前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機器間
を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を示す
3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記回路
体を配索する回路体の製造方法において、前記データ
は、前記機械を基準にした座標系で示されており、かつ
前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣
り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回路
体の断面積と、を含んでおり、前記データに基いて、溶
融した導電性プラスチックを前記構造部材に向かって噴
出して前記構造部材の表面に付着させて、前記構造部材
の表面に前記回路体を形成することを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の本発明の回路体の製造方
法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状と、
前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機器間
を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を示す
3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記回路
体を配索する回路体の製造方法において、前記データ
は、前記機械を基準にした座標系で示されており、かつ
前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣
り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回路
体の断面積と、を含んでおり、前記データに基いて、金
属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペースト
を前記構造部材に向かって噴出して前記構造部材の表面
に付着させて、前記構造部材の表面に前記回路体を形成
することを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の本発明の回路体の製造方
法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状と、
前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機器間
を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を示す
3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記回路
体を配索する回路体の製造方法において、前記データ
は、前記機械を基準にした座標系で示されており、かつ
前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣
り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回路
体の断面積と、を含んでおり、前記データを、前記構造
部材を基準にした座標系で示される第2データD2に変
換した後、前記第2データに基いて、溶融金属を前記構
造部材に向かって噴出して前記構造部材の表面に付着さ
せて、前記構造部材の表面に前記回路体を形成すること
を特徴としている。
【0021】請求項5に記載の本発明の回路体の製造方
法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状と、
前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機器間
を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を示す
3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記回路
体を配索する回路体の製造方法において、前記データ
は、前記機械を基準にした座標系で示されており、かつ
前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣
り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回路
体の断面積と、を含んでおり、前記データを、前記構造
部材を基準にした座標系で示される第2データに変換し
た後、前記第2データに基いて、溶融した導電性プラス
チックを前記構造部材に向かって噴出して前記構造部材
の表面に付着させて、前記構造部材の表面に前記回路体
を形成することを特徴としている。
【0022】請求項6に記載の本発明の回路体の製造方
法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状と、
前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機器間
を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を示す
3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記回路
体を配索する回路体の製造方法において、前記データ
は、前記機械を基準にした座標系で示されており、かつ
前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣
り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回路
体の断面積と、を含んでおり、前記データを、前記構造
部材を基準にした座標系で示される第2データに変換し
た後、前記第2データに基いて、金属と樹脂と該樹脂を
溶かす溶液とを含む導電性ペーストを前記構造部材に向
かって噴出して前記構造部材の表面に付着させて、前記
構造部材の表面に前記回路体を形成することを特徴とし
ている。
【0023】請求項7に記載の本発明の回路体の製造方
法は、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記
載の回路体の製造方法において、前記構造部材の表面に
形成された回路体に絶縁体を重ねることを特徴としてい
る。
【0024】請求項8に記載の本発明の回路体の製造方
法は、請求項7に記載の回路体の製造方法において、前
記構造部材に向かって、溶融金属を噴出して、前記絶縁
体に、前記溶融金属を付着させることを特徴としてい
る。
【0025】請求項9に記載の本発明の回路体の製造方
法は、請求項7に記載の回路体の製造方法において、前
記構造部材に向かって、溶融した導電性プラスチックを
噴出して、前記絶縁体に、前記溶融した導電性プラスチ
ックを付着させることを特徴としている。
【0026】請求項10に記載の本発明の回路体の製造
方法は、請求項7に記載の回路体の製造方法において、
前記構造部材に向かって、金属と樹脂と該樹脂を溶かす
溶液とを含む導電性ペーストを噴出して、前記絶縁体
に、前記導電性ペーストを付着させることを特徴として
いる。
【0027】請求項11に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データに基いて、溶融金属を前記中間
部材に向かって噴出して前記中間部材の表面に付着させ
て、前記中間部材の表面に前記回路体を形成することを
特徴としている。
【0028】請求項12に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データに基いて、溶融した導電性プラ
スチックを前記中間部材に向かって噴出して前記中間部
材の表面に付着させて、前記中間部材の表面に前記回路
体を形成することを特徴としている。
【0029】請求項13に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データに基いて、金属と樹脂と該樹脂
を溶かす溶液とを含む導電性ペーストを前記中間部材に
向かって噴出して前記中間部材の表面に付着させて、前
記中間部材の表面に前記回路体を形成することを特徴と
している。
【0030】請求項14に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを、前記中間部材と前記構造部
材とのうち一方を基準にした座標系で示される第2デー
タに変換した後、前記第2データに基いて、溶融金属を
前記中間部材に向かって噴出して前記中間部材の表面に
付着させて、前記中間部材の表面に前記回路体を形成す
ることを特徴としている。
【0031】請求項15に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを、前記中間部材と前記構造部
材とのうち一方を基準にした座標系で示される第2デー
タに変換した後、前記第2データに基いて、溶融した導
電性プラスチックを前記中間部材に向かって噴出して前
記中間部材の表面に付着させて、前記中間部材の表面に
前記回路体を形成することを特徴としている。
【0032】請求項16に記載の本発明の回路体の製造
方法は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造方法において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを、前記中間部材と前記構造部
材とのうち一方を基準にした座標系で示される第2デー
タに変換した後、前記第2データに基いて、金属と樹脂
と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペーストを前記中
間部材に向かって噴出して前記中間部材の表面に付着さ
せて、前記中間部材の表面に前記回路体を形成すること
を特徴としている。
【0033】請求項17に記載の本発明の回路体の製造
方法は、請求項11ないし請求項16のうちいずれか一
項に記載の回路体の製造方法において、前記中間部材の
表面に形成された回路体に絶縁体を重ねることを特徴と
している。
【0034】請求項18に記載の本発明の回路体の製造
方法は、請求項17に記載の回路体の製造方法におい
て、前記中間部材に向かって、溶融金属を噴出して、前
記絶縁体に、前記溶融金属を付着させることを特徴とし
ている。
【0035】請求項19に記載の本発明の回路体の製造
方法は、請求項17に記載の回路体の製造方法におい
て、前記中間部材に向かって、溶融した導電性プラスチ
ックを噴出して、前記絶縁体に、前記溶融した導電性プ
ラスチックを付着させることを特徴としている。
【0036】請求項20に記載の本発明の回路体の製造
方法は、請求項17に記載の回路体の製造方法におい
て、前記中間部材に向かって、金属と樹脂と該樹脂を溶
かす溶液とを含む導電性ペーストを噴出して、前記絶縁
体に、前記導電性ペーストを付着させることを特徴とし
ている。
【0037】請求項21に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、溶融金属を噴出する噴出手段と、前記噴出
手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移動手段
と、前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
前記構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
出手段に前記溶融金属を前記構造部材に向かって噴出さ
せる制御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された
溶融金属が前記構造部材の表面に付着して、前記構造部
材の表面に前記回路体を形成することを特徴としてい
る。
【0038】請求項22に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、溶融した導電性プラスチックを噴出する噴
出手段と、前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移
動させる移動手段と、前記データに基いて前記移動手段
に前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる
とともに、前記噴出手段に前記溶融した導電性プラスチ
ックを前記構造部材に向かって噴出させる制御手段と、
を備え、前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プ
ラスチックが前記構造部材の表面に付着して、前記構造
部材の表面に前記回路体を形成することを特徴としてい
る。
【0039】請求項23に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む
導電性ペーストを噴出する噴出手段と、前記噴出手段と
前記構造部材とを相対的に移動させる移動手段と、前記
データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記構造
部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手段に
前記導電性ペーストを前記構造部材に向かって噴出させ
る制御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された導
電性ペーストが前記構造部材の表面に付着して、前記構
造部材の表面に前記回路体を形成することを特徴として
いる。
【0040】請求項24に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、前記データを、前記構造部材を基準にした
座標系で示される第2データに変換するデータ変換手段
と、溶融金属を噴出する噴出手段と、前記噴出手段と前
記構造部材とを相対的に移動させる移動手段と、前記第
2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記構
造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手段
に前記溶融金属を前記構造部材に向かって噴出させる制
御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された溶融金
属が前記構造部材の表面に付着して、前記構造部材の表
面に前記回路体を形成することを特徴としている。
【0041】請求項25に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、前記データを、前記構造部材を基準にした
座標系で示される第2データに変換するデータ変換手段
と、溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手段
と、前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させ
る移動手段と、前記第2データに基いて前記移動手段に
前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させると
ともに、前記噴出手段に前記溶融した導電性プラスチッ
クを前記構造部材に向かって噴出させる制御手段と、を
備え、前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プラ
スチックが前記構造部材の表面に付着して、前記構造部
材の表面に前記回路体を形成することを特徴としてい
る。
【0042】請求項26に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に前記
回路体を配索する回路体の製造装置において、前記デー
タは、前記機械を基準にした座標系で示されており、か
つ前記回路体が通る座標と、これらの座標のうち互いに
隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間での各回
路体の断面積と、を含んでおり、前記データを記憶する
記憶手段と、前記データを、前記構造部材を基準にした
座標系で示される第2データに変換するデータ変換手段
と、金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペ
ーストを噴出する噴出手段と、前記噴出手段と前記構造
部材とを相対的に移動させる移動手段と、前記第2デー
タに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記構造部材
とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手段に前記
導電性ペーストを前記構造部材に向かって噴出させる制
御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された導電性
ペーストが前記構造部材の表面に付着して、前記構造部
材の表面に前記回路体を形成することを特徴としてい
る。
【0043】請求項27に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項21または請求項24に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記構造部材の表面に形成された回
路体に絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0044】請求項28に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項21または請求項24に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記構造部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0045】請求項29に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項22または請求項25に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記構造部材の表面に形成された回
路体に絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0046】請求項30に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項22または請求項25に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記構造部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0047】請求項31に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項23または請求項26に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記構造部材の表面に形成された回
路体に絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0048】請求項32に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項23または請求項26に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記構造部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0049】請求項33に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項27または請求項28に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記溶融金属を噴出させて、前
記溶融金属を前記絶縁体に更に付着させることを特徴と
している。
【0050】請求項34に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項29または請求項30に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記溶融した導電性プラスチッ
クを噴出させて、前記溶融した導電性プラスチックを前
記絶縁体に更に付着させることを特徴としている。
【0051】請求項35に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項31または請求項32に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記金属と樹脂と該樹脂を溶か
す溶液とを含む導電性ペーストを噴出させて、前記導電
性ペーストを前記絶縁体に更に付着させることを特徴と
している。
【0052】請求項36に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、溶融金
属を噴出する噴出手段と、前記噴出手段と前記中間部材
とを相対的に移動させる移動手段と、前記データに基い
て前記移動手段に前記噴出手段と前記中間部材とを相対
的に移動させるとともに、前記噴出手段に前記溶融金属
を前記中間部材に向かって噴出させる制御手段と、を備
え、前記噴出手段から噴出された溶融金属が前記中間部
材の表面に付着して、前記中間部材の表面に前記回路体
を形成することを特徴としている。
【0053】請求項37に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、溶融し
た導電性プラスチックを噴出する噴出手段と、前記噴出
手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移動手段
と、前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
前記中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
出手段に前記溶融した導電性プラスチックを前記中間部
材に向かって噴出させる制御手段と、を備え、前記噴出
手段から噴出された溶融した導電性プラスチックが前記
中間部材の表面に付着して、前記中間部材の表面に前記
回路体を形成することを特徴としている。
【0054】請求項38に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、金属と
樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペーストを噴
出する噴出手段と、前記噴出手段と前記中間部材とを相
対的に移動させる移動手段と、前記データに基いて前記
移動手段に前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移
動させるとともに、前記噴出手段に前記導電性ペースト
を前記中間部材に向かって噴出させる制御手段と、を備
え、前記噴出手段から噴出された導電性ペーストが前記
中間部材の表面に付着して、前記中間部材の表面に前記
回路体を形成することを特徴としている。
【0055】請求項39に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、前記デ
ータを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を基準に
した座標系で示される第2データに変換するデータ変換
手段と、溶融金属を噴出する噴出手段と、前記噴出手段
と前記中間部材とを相対的に移動させる移動手段と、前
記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前
記中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出
手段に前記溶融金属を前記中間部材に向かって噴出させ
る制御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された溶
融金属が前記中間部材の表面に付着して、前記中間部材
の表面に前記回路体を形成することを特徴としている。
【0056】請求項40に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、前記デ
ータを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を基準に
した座標系で示される第2データに変換するデータ変換
手段と、溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手
段と、前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動さ
せる移動手段と、前記第2データに基いて前記移動手段
に前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる
とともに、前記噴出手段に前記溶融した導電性プラスチ
ックを前記中間部材に向かって噴出させる制御手段と、
を備え、前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プ
ラスチックが前記中間部材の表面に付着して、前記中間
部材の表面に前記回路体を形成することを特徴としてい
る。
【0057】請求項41に記載の本発明の回路体の製造
装置は、機械の構造部材の位置と、該構造部材の形状
と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電子機
器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状と、を
示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材に取り
付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索する回
路体の製造装置において、前記データは、前記機械を基
準にした座標系で示されており、かつ前記回路体が通る
座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標間の距
離と、前記隣り合う座標間での各回路体の断面積と、を
含んでおり、前記データを記憶する記憶手段と、前記デ
ータを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を基準に
した座標系で示される第2データに変換するデータ変換
手段と、金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電
性ペーストを噴出する噴出手段と、前記噴出手段と前記
中間部材とを相対的に移動させる移動手段と、前記第2
データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記中間
部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手段に
前記導電性ペーストを前記中間部材に向かって噴出させ
る制御手段と、を備え、前記噴出手段から噴出された導
電性ペーストが前記中間部材の表面に付着して、前記中
間部材の表面に前記回路体を形成することを特徴として
いる。
【0058】請求項42に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項36または請求項39に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記中間部材の表面に形成された回
路体に前記絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0059】請求項43に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項36または請求項39に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記中間部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0060】請求項44に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項37または請求項40に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記中間部材の表面に形成された回
路体に前記絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0061】請求項45に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項37または請求項40に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記中間部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0062】請求項46に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項38または請求項41に記載の回路体の
製造装置において、溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴
出手段と、前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し
相対的に移動させる第2移動手段と、を備え、前記制御
手段は、前記移動手段と前記第2移動手段とのうち少な
くとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相
対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手段に溶融
した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された回路体に
向かって噴出させ、前記中間部材の表面に形成された回
路体に前記絶縁体を重ねることを特徴としている。
【0063】請求項47に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項38または請求項41に記載の回路体の
製造装置において、絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液
とを含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、
前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
動させる第2移動手段と、を備え、前記制御手段は、前
記移動手段と前記第2移動手段とのうち少なくとも一方
に前記絶縁体噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動
させるとともに、前記絶縁体噴出手段に絶縁性ペースト
を前記中間部材の表面に形成された回路体に向かって噴
出させ、前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁
体を重ねることを特徴としている。
【0064】請求項48に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項42または請求項43に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記溶融金属を噴出させて、前
記溶融金属を前記絶縁体に更に付着させることを特徴と
している。
【0065】請求項49に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項44または請求項45に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記溶融した導電性プラスチッ
クを噴出させて、前記溶融した導電性プラスチックを前
記絶縁体に更に付着させることを特徴としている。
【0066】請求項50に記載の本発明の回路体の製造
装置は、請求項46または請求項47に記載の回路体の
製造装置において、前記制御手段は、前記移動手段に前
記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段に更に前記金属と樹脂と該樹脂を溶か
す溶液とを含む導電性ペーストを噴出させて、前記導電
性ペーストを前記絶縁体に更に付着させることを特徴と
している。
【0067】請求項1に記載された本発明によれば、機
械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3
次元のデータに基いて、溶融金属を構造部材の表面に順
次付着させて回路体を形成する。このため、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとして用い
ることが可能となる。
【0068】このように、溶融金属を構造部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械の構
造部材に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作
成する必要が生じない。また、溶融金属を構造部材の表
面に直接付着させるので、溶融金属を重ねること等によ
って、前記回路体の断面積を所望の断面積に容易にでき
る。さらに、所望の電線などを所望の長さに切断する必
要も生じない。
【0069】請求項2に記載された本発明によれば、機
械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3
次元のデータに基いて、溶融した導電性プラスチックを
構造部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。こ
のため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤ
ハーネスとして用いることが可能となる。
【0070】このように、溶融した導電性プラスチック
を構造部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設
計後に、該機械の構造部材に配索されるワイヤハーネス
の2次元の図面を作成する必要が生じない。また、溶融
した導電性プラスチックを構造部材の表面に直接付着さ
せるので、溶融した導電性プラスチックを重ねること等
によって、前記回路体の断面積を所望の断面積に容易に
できる。さらに、所望の電線などを所望の長さに切断す
る必要も生じない。
【0071】請求項3に記載された本発明によれば、機
械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3
次元のデータに基いて、導電性ペーストを構造部材の表
面に順次付着させて回路体を形成する。このため、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
て用いることが可能となる。
【0072】このように、導電性ペーストを構造部材の
表面に直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機
械の構造部材に配索されるワイヤハーネスの2次元の図
面を作成する必要が生じない。また、導電性ペーストを
構造部材の表面に直接付着させるので、導電性ペースト
を重ねること等によって、前記回路体の断面積を所望の
断面積に容易にできる。さらに、所望の電線などを所望
の長さに切断する必要も生じない。
【0073】請求項4に記載された本発明によれば、機
械の構造部材を基準とした座標系で示される第2データ
に基いて、溶融金属を構造部材の表面に順次付着させて
回路体を形成する。このため、前記構造部材の所望の位
置に前記回路体を確実に形成できる。したがって、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
てより確実に用いることが可能となる。
【0074】また、溶融金属を構造部材の表面に直接付
着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配索され
るワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要が生じ
ないとともに、所望の電線などを所望の長さに切断する
必要も生じない。さらに、溶融金属を構造部材の表面に
直接付着させるので、前記回路体の断面積を容易に所望
の断面積にできる。
【0075】請求項5に記載された本発明によれば、機
械の構造部材を基準とした座標系で示される第2データ
に基いて、溶融した導電性プラスチックを構造部材の表
面に順次付着させて回路体を形成する。このため、前記
構造部材の所望の位置に前記回路体を確実に形成でき
る。したがって、前記回路体を前記構造部材に配索され
るワイヤハーネスとしてより確実に用いることが可能と
なる。
【0076】また、溶融した導電性プラスチックを構造
部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設計後
に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面
を作成する必要が生じないとともに、所望の電線などを
所望の長さに切断する必要も生じない。さらに、溶融し
た導電性プラスチックを構造部材の表面に直接付着させ
るので、前記回路体の断面積を容易に所望の断面積にで
きる。
【0077】請求項6に記載された本発明によれば、機
械の構造部材を基準とした座標系で示される第2データ
に基いて、導電性ペーストを構造部材の表面に順次付着
させて回路体を形成する。このため、前記構造部材の所
望の位置に前記回路体を確実に形成できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0078】また、導電性ペーストを構造部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配
索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要
が生じないとともに、所望の電線などを所望の長さに切
断する必要も生じない。さらに、導電性ペーストを構造
部材の表面に直接付着させるので、前記回路体の断面積
を容易に所望の断面積にできる。
【0079】請求項7に記載された本発明によれば、構
造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ねるの
で、前記回路体が前記構造部材などと短絡することを防
止できる。
【0080】請求項8に記載された本発明によれば、回
路体に重ねられた絶縁体にさらに溶融金属を付着させ
る。このため、前記回路体などの導線が互いに交差する
ように形成しても、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状
態に保つ。
【0081】請求項9に記載された本発明によれば、回
路体に重ねられた絶縁体にさらに溶融した導電性プラス
チックを付着させる。このため、前記回路体などの導線
が互いに交差するように形成しても、前記絶縁体が前記
導線同士を絶縁状態に保つ。
【0082】請求項10に記載された本発明によれば、
回路体に重ねられた絶縁体にさらに導電性ペーストを付
着させる。このため、前記回路体などの導線が互いに交
差するように形成しても、前記絶縁体が前記導線同士を
絶縁状態に保つ。
【0083】請求項11に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、溶
融金属を構造部材に取り付けられる中間部材の表面に順
次付着させて回路体を形成する。このため、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとして用い
ることが可能となる。
【0084】このように、溶融金属を中間部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配
索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要
が生じない。また、溶融金属を中間部材の表面に直接付
着させるので、該溶融金属を重ねること等によって、前
記回路体の断面積を所望の断面積に容易にできる。さら
に、所望の電線などを所望の長さに切断する必要も生じ
ない。
【0085】また、溶融金属を絶縁性の中間部材に付着
させるので、前記回路体を構成する金属同士が互いに短
絡することを防止できる。したがって、前記回路体を前
記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実
に用いることが可能となる。
【0086】請求項12に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、溶
融した導電性プラスチックを構造部材に取り付けられる
中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。こ
のため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤ
ハーネスとして用いることが可能となる。
【0087】このように、溶融した導電性プラスチック
を中間部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設
計後に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の
図面を作成する必要が生じない。また、溶融した導電性
プラスチックを中間部材の表面に直接付着させるので、
該溶融した導電性プラスチックを重ねること等によっ
て、前記回路体の断面積を所望の断面積に容易にでき
る。さらに、所望の電線などを所望の長さに切断する必
要も生じない。
【0088】また、溶融した導電性プラスチックを絶縁
性の中間部材に付着させるので、前記回路体を構成する
金属同士が互いに短絡することを防止できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0089】請求項13に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、導
電性ペーストを構造部材に取り付けられる中間部材の表
面に順次付着させて回路体を形成する。このため、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
て用いることが可能となる。
【0090】このように、導電性ペーストを中間部材の
表面に直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機
械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成す
る必要が生じない。また、導電性ペーストを中間部材の
表面に直接付着させるので、該導電性ペーストを重ねる
こと等によって、前記回路体の断面積を所望の断面積に
容易にできる。さらに、所望の電線などを所望の長さに
切断する必要も生じない。
【0091】また、導電性ペーストを絶縁性の中間部材
に付着させるので、前記回路体を構成する金属同士が互
いに短絡することを防止できる。したがって、前記回路
体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてよ
り確実に用いることが可能となる。
【0092】請求項14に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材又は前記構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、溶融金属を中間部材の表面に順次付着させて回路体
を形成する。このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0093】また、溶融金属を中間部材の表面に直接付
着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配索され
るワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要が生じ
ないとともに、所望の電線などを所望の長さに切断する
必要も生じない。さらに、溶融金属を中間部材の表面に
直接付着させるので、前記回路体の断面積を容易に所望
の断面積にでき、前記回路体を構成する金属同士が互い
に短絡することを防止できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0094】請求項15に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材又は前記構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、溶融した導電性プラスチックを中間部材の表面に順
次付着させて回路体を形成する。このため、前記中間部
材の所望の位置に前記回路体を確実に形成できる。した
がって、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤ
ハーネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0095】また、溶融した導電性プラスチックを中間
部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設計後
に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面
を作成する必要が生じないとともに、所望の電線などを
所望の長さに切断する必要も生じない。さらに、溶融し
た導電性プラスチックを中間部材の表面に直接付着させ
るので、前記回路体の断面積を容易に所望の断面積にで
き、前記回路体を構成する金属同士が互いに短絡するこ
とを防止できる。したがって、前記回路体を前記構造部
材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実に用いる
ことが可能となる。
【0096】請求項16に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材又は前記構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、導電性ペーストを中間部材の表面に順次付着させて
回路体を形成する。このため、前記中間部材の所望の位
置に前記回路体を確実に形成できる。したがって、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
てより確実に用いることが可能となる。
【0097】また、導電性ペーストを中間部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配
索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要
が生じないとともに、所望の電線などを所望の長さに切
断する必要も生じない。さらに、導電性ペーストを中間
部材の表面に直接付着させるので、前記回路体の断面積
を容易に所望の断面積にでき、前記回路体を構成する金
属同士が互いに短絡することを防止できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0098】請求項17に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ねるの
で、前記回路体が機械の構造部材などと短絡することを
防止できる。
【0099】請求項18に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融金属を付着させる。このため、回路体の金
属などからなる導線が互いに交差するように形成して
も、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状態に保つ。
【0100】請求項19に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融した導電性プラスチックを付着させる。こ
のため、回路体の導電性プラスチックなどからなる導線
が互いに交差するように形成しても、前記絶縁体が前記
導線同士を絶縁状態に保つ。
【0101】請求項20に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに導電性ペーストを付着させる。このため、回路
体の導電性ペーストなどからなる導線が互いに交差する
ように形成しても、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状
態に保つ。
【0102】請求項21に記載された本発明によれば、
機械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す
3次元のデータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを
相対的に移動させながら、前記噴出手段が溶融金属を前
記構造部材に向かって噴出する。そして、溶融金属を構
造部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。この
ため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハ
ーネスとして用いることが可能となる。
【0103】このように、溶融金属を構造部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械の構
造部材に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作
成する必要が生じない。また、溶融金属を構造部材の表
面に直接付着させるので、溶融金属を重ねること等によ
って、前記回路体の断面積を所望の断面積に容易にでき
る。さらに、所望の電線などを所望の長さに切断する必
要も生じない。
【0104】請求項22に記載された本発明によれば、
機械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す
3次元のデータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを
相対的に移動させながら、前記噴出手段が溶融した導電
性プラスチックを前記構造部材に向かって噴出する。そ
して、溶融した導電性プラスチックを構造部材の表面に
順次付着させて回路体を形成する。このため、前記回路
体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとして用
いることが可能となる。
【0105】このように、溶融した導電性プラスチック
を構造部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設
計後に、該機械の構造部材に配索されるワイヤハーネス
の2次元の図面を作成する必要が生じない。また、溶融
した導電性プラスチックを構造部材の表面に直接付着さ
せるので、溶融した導電性プラスチックを重ねること等
によって、前記回路体の断面積を所望の断面積に容易に
できる。さらに、所望の電線などを所望の長さに切断す
る必要も生じない。
【0106】請求項23に記載された本発明によれば、
機械の構造部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す
3次元のデータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを
相対的に移動させながら、前記噴出手段が導電性ペース
トを前記構造部材に向かって噴出する。そして、導電性
ペーストを構造部材の表面に順次付着させて回路体を形
成する。このため、前記回路体を前記構造部材に配索さ
れるワイヤハーネスとして用いることが可能となる。
【0107】このように、導電性ペーストを構造部材の
表面に直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機
械の構造部材に配索されるワイヤハーネスの2次元の図
面を作成する必要が生じない。また、導電性ペーストを
構造部材の表面に直接付着させるので、導電性ペースト
を重ねること等によって、前記回路体の断面積を所望の
断面積に容易にできる。さらに、所望の電線などを所望
の長さに切断する必要も生じない。
【0108】請求項24に記載された本発明によれば、
構造部材を基準とした座標系で示される第2データに基
いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させな
がら、前記噴出手段が溶融金属を前記構造部材に向かっ
て噴出する。そして、溶融金属を構造部材の表面に順次
付着させて回路体を形成する。
【0109】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0110】また、溶融金属を構造部材の表面に直接付
着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配索され
るワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要が生じ
ないとともに、所望の電線などを所望の長さに切断する
必要も生じない。さらに、溶融金属を構造部材の表面に
直接付着させるので、前記回路体の断面積を容易に所望
の断面積にできる。
【0111】請求項25に記載された本発明によれば、
構造部材を基準とした座標系で示される第2データに基
いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させな
がら、前記噴出手段が溶融した導電性プラスチックを前
記構造部材に向かって噴出する。そして、溶融した導電
性プラスチックを構造部材の表面に順次付着させて回路
体を形成する。
【0112】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0113】また、溶融した導電性プラスチックを構造
部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設計後
に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面
を作成する必要が生じないとともに、所望の電線などを
所望の長さに切断する必要も生じない。さらに、溶融し
た導電性プラスチックを構造部材の表面に直接付着させ
るので、前記回路体の断面積を容易に所望の断面積にで
きる。
【0114】請求項26に記載された本発明によれば、
構造部材を基準とした座標系で示される第2データに基
いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させな
がら、前記噴出手段が導電性ペーストを前記構造部材に
向かって噴出する。そして、導電性ペーストを構造部材
の表面に順次付着させて回路体を形成する。
【0115】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0116】また、導電性ペーストを構造部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配
索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要
が生じないとともに、所望の電線などを所望の長さに切
断する必要も生じない。さらに、導電性ペーストを構造
部材の表面に直接付着させるので、前記回路体の断面積
を容易に所望の断面積にできる。
【0117】請求項27、請求項29、請求項31に記
載された本発明によれば、構造部材の表面に形成された
回路体に絶縁体を重ねるので、前記回路体が前記構造部
材などと短絡することを防止できる。
【0118】請求項28、請求項30、請求項32に記
載された本発明によれば、構造部材の表面に形成された
回路体に絶縁性ペーストを付着させて、前記回路体に絶
縁体を重ねる。このため、前記回路体が前記構造部材な
どと短絡することを防止できる。
【0119】請求項33に記載された本発明によれば、
構造部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融金属を付着させる。このため、回路体の金
属などからなる導線が互いに交差するように形成して
も、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状態に保つ。
【0120】請求項34に記載された本発明によれば、
構造部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融した導電性プラスチックを付着させる。こ
のため、回路体の導電性プラスチックなどからなる導線
が互いに交差するように形成しても、前記絶縁体が前記
導線同士を絶縁状態に保つ。
【0121】請求項35に記載された本発明によれば、
構造部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに導電性ペーストを付着させる。このため、回路
体の導電性ペーストなどからなる導線が互いに交差する
ように形成しても、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状
態に保つ。
【0122】請求項36に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴
出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前
記噴出手段が溶融金属を前記中間部材に向かって噴出す
る。そして、溶融金属を中間部材の表面に順次付着させ
て回路体を形成する。このため、前記回路体を前記構造
部材に配索されるワイヤハーネスとして用いることが可
能となる。
【0123】このように、溶融金属を中間部材の表面に
直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機械に配
索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成する必要
が生じない。また、溶融金属を中間部材の表面に直接付
着させるので、溶融金属を重ねること等によって、前記
回路体の断面積を所望の断面積に容易にできる。さら
に、所望の電線などを所望の長さに切断する必要も生じ
ない。
【0124】また、溶融金属を絶縁性の中間部材に付着
させるので、前記回路体を構成する金属同士が互いに短
絡することを防止できる。したがって、前記回路体を前
記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実
に用いることが可能となる。
【0125】請求項37に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴
出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前
記噴出手段が溶融した導電性プラスチックを前記中間部
材に向かって噴出する。そして、溶融した導電性プラス
チックを中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成
する。このため、前記回路体を前記構造部材に配索され
るワイヤハーネスとして用いることが可能となる。
【0126】このように、溶融した導電性プラスチック
を中間部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設
計後に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の
図面を作成する必要が生じない。また、溶融した導電性
プラスチックを中間部材の表面に直接付着させるので、
溶融した導電性プラスチックを重ねること等によって、
前記回路体の断面積を所望の断面積に容易にできる。さ
らに、所望の電線などを所望の長さに切断する必要も生
じない。
【0127】また、溶融した導電性プラスチックを絶縁
性の中間部材に付着させるので、前記回路体を構成する
金属同士が互いに短絡することを防止できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0128】請求項38に記載された本発明によれば、
機械の構造部材に取り付けられる中間部材の位置等と、
回路体の位置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴
出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前
記噴出手段が溶融した導電性プラスチックを前記中間部
材に向かって噴出する。そして、導電性ペーストを中間
部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。このた
め、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとして用いることが可能となる。
【0129】このように、導電性ペーストを中間部材の
表面に直接付着させるので、前記機械の設計後に、該機
械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面を作成す
る必要が生じない。また、導電性ペーストを中間部材の
表面に直接付着させるので、導電性ペーストを重ねるこ
と等によって、前記回路体の断面積を所望の断面積に容
易にできる。さらに、所望の電線などを所望の長さに切
断する必要も生じない。
【0130】また、導電性ペーストを絶縁性の中間部材
に付着させるので、前記回路体を構成する金属同士が互
いに短絡することを防止できる。したがって、前記回路
体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてよ
り確実に用いることが可能となる。
【0131】請求項39に記載された本発明によれば、
中間部材又は構造部材を基準とした座標系で示される第
2データに基いて、噴出手段と前記中間部材とを相対的
に移動させながら、前記噴出手段が溶融金属を前記中間
部材に向かって噴出する。そして、溶融金属を中間部材
の表面に順次付着させて回路体を形成する。
【0132】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。また、溶融金属を中間
部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設計後
に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の図面
を作成する必要が生じないとともに、所望の電線などを
所望の長さに切断する必要も生じない。
【0133】さらに、溶融金属を中間部材の表面に直接
付着させるので、前記回路体の断面積を容易に所望の断
面積にでき、前記回路体を構成する金属同士が互いに短
絡することを防止できる。したがって、前記回路体を前
記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実
に用いることが可能となる。
【0134】請求項40に記載された本発明によれば、
中間部材又は構造部材を基準とした座標系で示される第
2データに基いて、噴出手段と前記中間部材とを相対的
に移動させながら、前記噴出手段が溶融した導電性プラ
スチックを前記中間部材に向かって噴出する。そして、
溶融した導電性プラスチックを中間部材の表面に順次付
着させて回路体を形成する。
【0135】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。また、溶融した導電性
プラスチックを中間部材の表面に直接付着させるので、
前記機械の設計後に、該機械に配索されるワイヤハーネ
スの2次元の図面を作成する必要が生じないとともに、
所望の電線などを所望の長さに切断する必要も生じな
い。
【0136】さらに、溶融した導電性プラスチックを中
間部材の表面に直接付着させるので、前記回路体の断面
積を容易に所望の断面積にでき、前記回路体を構成する
導電性プラスチック同士が互いに短絡することを防止で
きる。したがって、前記回路体を前記構造部材に配索さ
れるワイヤハーネスとしてより確実に用いることが可能
となる。
【0137】請求項41に記載された本発明によれば、
中間部材又は構造部材を基準とした座標系で示される第
2データに基いて、噴出手段と前記中間部材とを相対的
に移動させながら、前記噴出手段が導電性ペーストを前
記中間部材に向かって噴出する。そして、導電性ペース
トを中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成す
る。
【0138】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。また、導電性ペースト
を中間部材の表面に直接付着させるので、前記機械の設
計後に、該機械に配索されるワイヤハーネスの2次元の
図面を作成する必要が生じないとともに、所望の電線な
どを所望の長さに切断する必要も生じない。
【0139】さらに、導電性ペーストを中間部材の表面
に直接付着させるので、前記回路体の断面積を容易に所
望の断面積にでき、前記回路体を構成する導電性ペース
ト同士が互いに短絡することを防止できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0140】請求項42、請求項44、請求項46に記
載された本発明によれば、中間部材の表面に形成された
回路体に絶縁体を重ねるので、前記回路体が機械の構造
部材などと短絡することを防止できる。
【0141】請求項43、請求項45、請求項47に記
載された本発明によれば、中間部材の表面に形成された
回路体に絶縁性ペーストを付着させて絶縁体を重ねる。
このため、前記回路体が機械の構造部材などと短絡する
ことを防止できる。
【0142】請求項48に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融金属を付着させる。このため、回路体の金
属などからなる導線が互いに交差するように形成して
も、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状態に保つ。
【0143】請求項49に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに溶融した導電性プラスチックを付着させる。こ
のため、回路体の導電性プラスチックなどからなる導線
が互いに交差するように形成しても、前記絶縁体が前記
導線同士を絶縁状態に保つ。
【0144】請求項50に記載された本発明によれば、
中間部材の表面に形成された回路体に重ねられた絶縁体
にさらに導電性ペーストを付着させる。このため、回路
体の導電性ペーストなどからなる導線が互いに交差する
ように形成しても、前記絶縁体が前記導線同士を絶縁状
態に保つ。
【0145】本発明では、溶融金属、溶融した導電性プ
ラスチックや導電性ペーストを構造部材や中間部材に付
着させる際には、これらの溶融金属、溶融した導電性プ
ラスチックや導電性ペーストを、加圧された気体ととも
に構造部材や中間部材に向かって一定量ずつ間欠的に噴
出するのが望ましい。この場合、所定のパターンに回路
体を容易に形成できる。また、溶融した金属を構造部材
や中間部材に吹き付けて溶射する際に、溶融金属が飛散
しやすい場合などに、構造部材や中間部材に所定のパタ
ーンのマスクを取り付けるのが望ましい。
【0146】また、本発明でいう導電性プラスチックと
は、絶縁性のプラスチック中に金属粉末や金属のウイス
カー(ひげ結晶)を分散して導電性を付与したものと、
高分子電荷移動錯体や高分子電解質などの有機導電性高
分子化合物と、の双方を示している。即ち、本発明で
は、金属粉末や金属のウイスカーを混入したプラスチッ
クまたは樹脂自体が導電性を有するプラスチックを、加
熱溶融して構造部材や中間部材に吹き付けて、回路体を
構成する。有機導電性高分子化合物として、例えば、ポ
リアセチレン(Polyacetylene)を用いることができ
る。
【0147】さらに、本明細書でいう回路体とは、構造
部材などに取り付けられる電子機器を相互に電気的に接
続するものである。また、本明細書でいう樹脂とは、天
然樹脂と合成樹脂との双方を示している。
【0148】また、導電性ペーストとは、金属粉末や金
属のウイスカー(ひげ結晶)と、絶縁性の樹脂と、該樹
脂を溶かす溶液とを含んだものである。導電性ペースト
とは、前記溶液で樹脂を溶かし、該樹脂中に金属粉末や
金属のウイスカー(ひげ結晶)を分散して、ペースト状
にしたものである。導電性ペーストを構造部材や中間部
材に付着させた後、常温中で放置又は加熱する。そし
て、前記溶液を蒸発させて硬化させて、前記構造部材や
中間部材に回路体を形成するのが望ましい。
【0149】さらに、絶縁性ペーストとは、絶縁性の樹
脂と、該樹脂を溶かす溶液とを含んだものである。絶縁
性ペーストとは、前記溶液で樹脂を溶かし、ペースト状
にしたものである。絶縁性ペーストを構造部材や中間部
材に付着させた後、常温中で放置又は加熱する。そし
て、前記溶液を蒸発させて硬化させて、前記構造部材や
中間部材に絶縁体を形成するのが望ましい。
【0150】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる回路
体の製造方法及び回路体の製造装置を、図1ないし図7
及び図18を参照して説明する。本発明の一実施形態に
かかる回路体の製造方法は、例えば、機械としての自動
車1(図18に示す)の構造部材としてのドアトリム2
(図1等に示す)に回路体10を形成する方法である。
【0151】本実施形態の製造方法で得られる回路体1
0を備えた自動車1のドア3は、例えば、図1に示すよ
うに、ドアパネル4と、ドアトリム2と、スピーカ5
と、パワーウィンドスイッチユニット6と、ドアロック
ユニット7と、図示しないパワーウィンドモータと、導
電モジュール11と、を備えている。即ち、自動車1
は、スピーカ5と、パワーウィンドスイッチユニット6
と、ドアロックユニット7と、図示しないパワーウィン
ドモータと、を装備している。ドア3は、周知のヒンジ
ユニットによって、自動車1の車体8(図18に示す)
に、回動自在に取り付けられる。
【0152】ドアパネル4は、前記自動車1の外殻を構
成する。ドアパネル4は、板金などからなる。ドアパネ
ル4は、平板状に形成されている。なお、このドアパネ
ル4は、自動車1の構造部材をなしている。ドアトリム
2は、前記ドアパネル4の内側に取り付けられる。ドア
トリム2は、絶縁性の合成樹脂からなる。ドアトリム2
は、平板状に形成されている。なお、前記ドアトリム2
とドアパネル4とは、互いに略平行な状態で取り付けら
れる。
【0153】スピーカ5は、ドアパネル4に取り付けら
れている。スピーカ5は、カーコンポなどからの音声信
号を音声として、前記自動車1の乗員に聞かせる。パワ
ーウィンドスイッチユニット6は、ドアトリム2に取り
付けられている。パワーウィンドスイッチユニット6
は、前記乗員に操作されることによって、パワーウィン
ドモータにドア3のドアガラスを昇降させる。パワーウ
ィンドスイッチユニット6は、前記ドア3のロック・ア
ンロックを操作する為に用いられる。
【0154】ドアロックユニット7は、ドアパネル4に
取り付けられている。ドアロックユニット7は、パワー
ウィンドスイッチユニット6の操作に基いて、ドア3を
ロック状態またはアンロック状態とする。パワーウィン
ドモータは、前記パワーウィンドスイッチユニット6の
操作に基いて、ドア3のドアガラスを昇降する。なお、
これらのスピーカ5と、パワーウィンドスイッチユニッ
ト6と、ドアロックユニット7と、図示しないパワーウ
ィンドモータとは、本明細書に記した電子機器をなして
いる。
【0155】導電モジュール11は、前述したスピーカ
5とパワーウィンドスイッチユニット6とドアロックユ
ニット7とパワーウィンドモータと自動車1の車体8の
各種の電子機器とを、予め定められるパターンにしたが
って電気的に接続する。導電モジュール11は、車体8
に取り付けられるバッテリなどからの電力と、車体8に
取り付けられる各種の電子機器からの制御信号等と、を
前述したスピーカ5とパワーウィンドスイッチユニット
6とドアロックユニット7とパワーウィンドモータとに
伝達する。
【0156】導電モジュール11は、図1及び図2に示
すように、回路体10と、接続用コネクタ12と、スピ
ーカ用コネクタ13と、スイッチ用コネクタ14と、ロ
ック用コネクタ15と、モータ用コネクタ16と、を備
えている。回路体10は、複数の導線17からなる。導
線17は、それぞれ、図7に示すように、ドアトリム2
のドアパネル4に相対する表面2aに取り付けられてい
る。即ち、回路体10は、ドアトリム2の表面2aに取
り付けられている。
【0157】導線17は、例えば、はんだなどの導電性
の金属などからなる。導線17は、それぞれ、線状に形
成されている。導線17は、それぞれ、前記ヒンジユニ
ットの近傍からスピーカ5とパワーウィンドスイッチユ
ニット6とドアロックユニット7とパワーウィンドモー
タとのうちの一つに向かって延在している。
【0158】なお、図1及び図2では、前記導線17を
四本のみ示している。そして、図1及び図2では、スピ
ーカ用コネクタ13とスイッチ用コネクタ14とロック
用コネクタ15とモータ用コネクタ16とには、それぞ
れ一本の導線17が接続している。しかしながら、本発
明では、前記ドア3の取り付けられる電子機器に必要な
数の導線17で、前記回路体10を構成しても良いこと
は勿論である。また、本明細書に示された回路体10と
は、前記ドア3に取り付けられる電子機器を相互に電気
的に接続するものである。
【0159】接続用コネクタ12は、前述したヒンジユ
ニットの近傍に配される。接続用コネクタ12は、導線
17の一端と接続した端子金具と、該端子金具を収容す
るコネクタハウジング12aと、を備えている。接続用
コネクタ12は、自動車1の車体8に取り付けられたメ
インハーネスのコネクタとコネクタ結合する。接続用コ
ネクタ12は、前記メインハーネスのコネクタとコネク
タ結合することによって、バッテリなどからの電力など
を回路体10に伝達する。
【0160】スピーカ用コネクタ13は、少なくとも一
本の導線17の他端に接続した端子金具と、該端子金具
を収容するコネクタハウジング13aと、を備えてい
る。スピーカ用コネクタ13は、スピーカ5のコネクタ
5aとコネクタ結合する。スピーカ用コネクタ13は、
スピーカ5のコネクタ5aとコネクタ結合することによ
って、音声信号などをスピーカ5に伝達する。
【0161】スイッチ用コネクタ14は、少なくとも一
本の導線17の他端に接続した端子金具と、該端子金具
を収容するコネクタハウジング14aと、を備えてい
る。スイッチ用コネクタ14は、パワーウィンドスイッ
チユニット6の図示しないコネクタとコネクタ結合す
る。スイッチ用コネクタ14は、パワーウィンドスイッ
チユニット6のコネクタとコネクタ結合することによっ
て、パワーウィンドスイッチユニット6が操作されるこ
とによって生じる制御信号などを回路体10に伝達す
る。
【0162】ロック用コネクタ15は、少なくとも一本
の導線17の他端に接続した端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング15aと、を備えている。
ロック用コネクタ15は、ドアロックユニット7のコネ
クタ7aとコネクタ結合する。ロック用コネクタ15
は、ドアロックユニット7のコネクタ7aとコネクタ結
合することによって、パワーウィンドスイッチユニット
6が操作されることによって生じる制御信号などを、ド
アロックユニット7に伝達する。
【0163】モータ用コネクタ16は、少なくとも一本
の導線17の他端に接続した端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング16aと、を備えている。
モータ用コネクタ16は、パワーウィンドモータのコネ
クタ16bとコネクタ結合する。モータ用コネクタ16
は、パワーウィンドモータのコネクタ16bとコネクタ
結合することによって、パワーウィンドスイッチユニッ
ト6が操作されることによって生じる制御信号などを、
パワーウィンドモータに伝達する。
【0164】前述した構成の導電モジュール11は、ド
アパネル4とドアトリム2との間に配される。このよう
に、前記ドア3は、前述した構成の導電モジュール11
がドアトリム2とドアパネル4との間に設けられること
によって、ドアガラスを昇降させたり、ロック状態また
はアンロック状態に操作される。
【0165】前述した構成の導電モジュール11の回路
体10は、図3に示す回路体の製造装置20によって、
ドアトリム2の表面2aに形成される。回路体の製造装
置20は、噴出手段としてのノズル25と、ノズル駆動
装置26と、被付着物駆動装置27と、制御装置24
と、を備えている。
【0166】ノズル25は、図5及び図6に示すよう
に、その内部に溶融した導電性の金属(以下溶融金属K
と呼び、図5及び図6に示す)などを、一定量ずつ通す
ことのできる孔30を備えている。ノズル25には、孔
30内に一定量ずつ溶融金属Kを供給する溶融金属供給
源28が接続している。孔30は、鉛直方向に沿って延
在しており、その開口端が下方に位置している。前記溶
融金属供給源28は、はんだなどの導電性の金属を、粉
末状または線状にして収容しており、粉末状または線状
の金属を溶融させて前記ノズル25の孔30内に供給す
る。
【0167】ノズル25は、加圧された気体または圧電
素子などを利用して、溶融金属Kを一定量ずつ孔30内
を通して、被付着物駆動装置27に載置された被付着物
としてのドアトリム2に向かって、金属粒として間欠的
に噴出する。孔30が鉛直方向に沿って延在しているた
め、ノズル25は、鉛直方向に沿って下方に向かって、
溶融金属Kを一定量ずつ金属粒として噴出する。前記噴
出する金属として、はんだなどを用いることができる。
【0168】なお、ノズル25が一度に噴出する溶融金
属Kの量は、後述するように、ドアトリム2の表面2a
などの被付着面に付着した際に、ドアトリム2を破損さ
せない量であるのが望ましい。一度に噴出する溶融金属
Kの量が少ないと、金属粒一つあたりの熱量の総量が小
さくなる。一方、一度に噴出する溶融金属Kの量が多い
と、金属粒一つあたりの熱量の総量が大きくなってドア
トリム2を溶かして破損させるからである。
【0169】さらに、ノズル25から間欠的に噴出する
間隔は、ドアトリム2の表面2aに付着した金属粒同士
が、互いに混じり合う間隔であるのが望ましい。即ち、
直前に噴出した金属粒が硬化する前に、次の金属粒を付
着させるのが望ましい。直前に噴出した金属粒が硬化す
ると、ドアトリム2に付着した金属粒同士の接続が不十
分となり、導線17が断線する恐れが生じるからであ
る。
【0170】ノズル駆動装置26は、ノズル25を支持
している。ノズル駆動装置26は、ノズル25を、図3
中の矢印X1と矢印Y1と矢印Z1と矢印L1と矢印M
1のそれぞれに沿って移動自在とする。矢印X1と矢印
Y1と矢印Z1とは、互いに交差している。図示例で
は、矢印X1と矢印Y1と矢印Z1とは、互いに、直交
している。
【0171】図示例では、矢印Z1は、鉛直方向に沿っ
て延在している。矢印X1と矢印Y1とは、それぞれ、
水平方向に沿って延在している。矢印L1は、前記矢印
X1を中心とする周方向に沿っている。即ち、矢印L1
は、矢印X1回りの方向となっている。矢印M1は、前
記矢印Y1を中心とする周方向に沿っている。即ち、矢
印M1は、矢印Y1回りの方向となっている。
【0172】被付着物駆動装置27は、ノズル25とノ
ズル駆動装置26との下方に設けられている。被付着物
駆動装置27は、その上に、前記溶融金属Kを付着する
被付着物を載置可能である。図示例では、被付着物駆動
装置27は、被付着物としてドアトリム2を載置する。
被付着物駆動装置27は、載置する被付着物を、図中の
矢印X2と矢印Y2と矢印Z2と矢印L2と矢印M2と
矢印N2とのそれぞれに沿って、移動自在とする。
【0173】矢印X2と矢印Y2と矢印Z2とは、互い
に交差している。図示例では、矢印X2と矢印Y2と矢
印Z2とは、互いに、直交している。図示例では、矢印
Z2は、鉛直方向に沿って延在している。即ち、矢印Z
1,Z2は、互いに平行である。矢印X2と矢印Y2と
は、それぞれ、水平方向に沿って延在している。矢印X
1,X2は互いに平行であり、かつ矢印Y1,Y2は互
いに平行である。
【0174】矢印L2は、前記矢印X2を中心とする周
方向に沿っている。即ち、矢印L2は、矢印X2回りの
方向となっている。矢印M2は、前記矢印Y2を中心と
する周方向に沿っている。即ち、矢印M2は、矢印Y2
回りの方向となっている。矢印N2は、前記矢印Z2を
中心とする周方向に沿っている。即ち、矢印N2は、矢
印Z2回りの方向となっている。
【0175】前述したノズル駆動装置26と被付着物駆
動装置27とは、協同して、ノズル25とドアトリム2
とを相対的に移動する。また、ノズル駆動装置26と被
付着物駆動装置27とは、ノズル25の孔30と被付着
物としてのドアトリム2の所望の箇所2b(図5及び図
6に示す)とを、互いに相体させる。このとき、ノズル
駆動装置26と被付着物駆動装置27とは、図5及び図
6に示すように、孔30が、ドアトリム2の相対した箇
所2bに直交するように、ノズル25及びドアトリム2
とを相対的に移動する。なお、図6は、図5に示す状態
から、被付着物駆動装置27が、主に矢印Y2回りに矢
印M2に沿って移動した状態である。
【0176】前述したノズル駆動装置26と被付着物駆
動装置27とは、本明細書に記した移動手段をなしてい
る。ノズル駆動装置26と被付着物駆動装置27とし
て、例えば、伸縮自在なシリンダを6本備えた所謂6軸
モーション装置を用いることができる。
【0177】制御装置24は、周知のCPUとROMと
RAMとを備えたコンピュータである。制御装置24
は、ノズル駆動装置26と被付着物駆動装置27と溶融
金属供給源28などと接続している。制御装置24は、
ノズル駆動装置26と被付着物駆動装置27と溶融金属
供給源28とを制御して、回路体の製造装置20全体の
制御をつかさどる。
【0178】制御装置24は、記憶手段としての記憶部
21と、データ変換手段としての変換部29と、制御手
段としての制御部22と、を備えている。記憶部21
は、図18に示す機械としての自動車1全体の座標系C
aでの、例えば、構造部材としてのドアトリム2の位置
と、該ドアトリム2の形状と、ドア3に取り付けられる
各電子機器5,6,7間を接続する回路体10の位置
と、該回路体10の形状と、を示す3次元のデータD1
を記憶している。
【0179】前記自動車1全体の座標系Caでのデータ
D1は、該自動車1の設計時に定められる。自動車1の
設計時には、自動車1の全ての構造部材それぞれの位置
及び形状と、該自動車に装備される全ての電子機器及び
部品の位置及び形状と、これらの電子機器間を接続する
回路体それぞれの位置と形状と、を示した全体データD
1が定められる。したがって、前記データD1は、この
全体データD1の一部である。
【0180】前記回路体10の位置及び形状とは、具体
的には、前記回路体10が通る座標と、これらの座標の
うち互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う座標間で
の回路体10の導線17の断面積と、を含んでいる。な
お、この導線17の断面積とは、導線17が延在する方
向に対し直交する方向に沿った断面の面積である。
【0181】前記座標系Caは、自動車1を基準として
いる。座標系Caは、例えば、図18中の矢印Xaに沿
うX軸と、矢印Yaに沿うY軸と、矢印Zaに沿うZ軸
と、で定められる。X軸Xaは自動車1の前後方向に沿
い、Y軸Yaは自動車1の幅方向に沿い、Z軸Zaは自
動車1の鉛直方向に沿っている。これらのX軸XaとY
軸YaとZ軸Zaとが交わる原点は、自動車1の任意の
位置で良い。
【0182】このため、記憶部21は、前記自動車1全
体の座標系Caでの、構造部材としてのドア3のドアト
リム2の位置及び形状と、前記回路体10の位置及び形
状と、を示す3次元のデータD1を記憶している。した
がって、記憶部21は、自動車1全体の座標系Caで
の、前記回路体10が通る座標と、これらの座標のうち
互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う座標間での回
路体10の導線17の断面積と、を含んだデータD1を
記憶している。
【0183】変換部29は、前記座標系Caでのデータ
D1を、各構造部材の座標系Cb(図2に示す)での第
2データD2に変換する。なお、第2データD2は、後
述する絶縁フィルム31などの中間部材を基準とした座
標系で示されても良い。図示例では、座標系Cbは、ド
アトリム2を基準としている。即ち、図示例では、第2
データD2は、ドアトリム2を基準とした座標系Cbで
の、前記回路体10が通る座標と、これらの座標のうち
互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う座標間での回
路体10の導線17の断面積と、を含んでいる。
【0184】前記第2データD2は、自動車1を構成す
る構造部材毎に定められる。前記第2データD2は、各
構造部材に対する回路体10の経路、長さ及び太さであ
る。ドアトリム2の場合、座標系Cbは、例えば、図2
中の矢印Xbに沿うX軸と、矢印Ybに沿うY軸と、矢
印Zbに沿うZ軸と、で定められる。これらのX軸Xb
とY軸YbとZ軸Zbとは、互いに直交している。X軸
Xbはドアトリム2の長手方向に沿い、Y軸Ybはドア
トリム2の幅方向に沿い、Z軸Zbはドアトリム2の表
面2aに対し直交する方向に沿っている。
【0185】このように、変換部29は、自動車1全体
の座標系Caでの前記回路体10が通る座標と、これら
の座標のうち互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う
座標間での回路体10の導線17の断面積とを、各構成
部材(ドアトリム2)の座標系Cbでの前記回路体10
が通る座標と、これらの座標のうち互いに隣り合う座標
間の距離と、隣り合う座標間での回路体10の導線17
の断面積とに変換する。
【0186】制御部22は、ドアトリム2の座標系Cb
での前記回路体10が通る座標と、これらの座標のうち
互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う座標間での回
路体10の導線17の断面積とに基いて、前記ノズル駆
動装置26と被付着物駆動装置27と溶融金属供給源2
8とを制御して、ドアトリム2とノズル25とを相対的
に移動させながら、ノズル25から溶融金属Kをドアト
リム2に向かって一定量ずつ間欠的に噴出する。即ち、
制御部22は、自動車1のドアトリム2の位置及び形状
と、回路体10の位置及び形状と、に基いて、溶融金属
Kをドアトリム2又は後述の絶縁フィルム31に付着さ
せる。
【0187】制御部22は、ノズル25から溶融金属K
をドアトリム2に向かって一定量ずつ間欠的に噴出し
て、該溶融金属Kをドアトリム2の表面2aに順次付着
させる。こうして、制御部22が、ドアトリム2の表面
2aに該溶融金属Kを順次付着させて、前述した構成の
回路体10を形成する。
【0188】制御装置24の記憶部21には、データD
1入力手段としての入力装置23が接続している。入力
装置23は、前記自動車1全体の座標系Caでの、構造
部材(ドアトリム2)と該構造部材(ドアトリム2)に
取り付けられる回路体10との3次元での相対位置のデ
ータD1を、記憶部21に入力するために用いられる。
入力装置23として、例えば、CD−ROM駆動装置な
どの各種の記憶媒体のデータD1を読み取り可能な記録
媒体駆動装置などを用いることができる。
【0189】本実施形態の回路体の製造装置20を用い
て、自動車1のドアトリム2に回路体10を形成する際
には、まず、入力装置23から、自動車1全体の座標系
Caでのドアトリム2の位置及び形状と回路体10の位
置及び形状とを示す前述したデータD1を、記憶部21
に入力しておく。その後、図4中のステップS1におい
て、変換部29が前記座標系Caで示されるデータD1
を、ドアトリム2の座標系Cbで示される前述した第2
データD2に変換して、ステップS2に進む。
【0190】ステップS2では、制御部22が前記第2
データD2に基いて、ノズル駆動装置26と被付着物駆
動装置27とを駆動しながらノズル25から、溶融金属
Kをドアトリム2に向かって一定量ずつ噴出して、ステ
ップS3に進む。ステップS3では、噴出した粒状の溶
融金属K(金属粒)が、ドアトリム2の表面2aに順次
付着して、回路体10がドアトリム2の表面2aに形成
される。
【0191】このように、回路体の製造装置20は、前
記データD1及び第2データD2に基いて、自動車1に
対する前述した回路体10が通る座標と、これらの座標
のうち互いに隣り合う座標間の距離と、隣り合う座標間
での回路体10の導線17の断面積と、に基いて、ドア
トリム2とノズル25とを相対的に移動させながら、ノ
ズル25から一定量ずつ溶融金属Kを噴出する。そし
て、回路体の製造装置20は、溶融金属Kを、ドアトリ
ム2の表面2aに順次付着させて、ドアトリム2の表面
2aに回路体10を形成する。
【0192】本実施形態によれば、機械としての自動車
1の構造部材としてのドアトリム2に向かって、溶融金
属Kを噴出して該溶融金属Kを付着させることによっ
て、回路体10を構成する。このため、回路体10を、
前記ドアトリム2及びドアパネル4に取り付けられる各
電子機器5,6,7間を接続するワイヤハーネスとして
用いることができる。このように、回路体の製造装置2
0は、溶融金属供給源28がはんだなどの金属の粉末又
は線を加熱・溶融して、加圧された気体とともにノズル
25から吹き出して、ドアトリム2や後述する絶縁フィ
ルム31に付着させる。こうして、回路体の製造装置2
0は、金属溶射を行っている。
【0193】また、自動車1のドアトリム2の位置及び
形状と、回路体10の位置及び形状と、に基いて、溶融
金属Kをドアトリム2又は後述の絶縁フィルム31に付
着させる。このため、前記回路体10を構成する際に、
該回路体10の2次元の図面を作成する必要がないとと
もに、電線を所望の長さに切断する必要もない。
【0194】このため、前記自動車1の設計終了後に、
該自動車1の量産に移行する際にかかる所要工数と所要
時間とを抑制できる。また、設計終了後から生産に移行
する時間を短縮できるため、前記自動車1の開発段階に
おいて、試作品を容易に短時間で製造でき、かつ該試作
品のコストを抑制できるとともに、該試作品の成果を量
産品により反映しやすくなる。
【0195】また、本実施形態では自動車1を基準とし
た座標系Caで示される前記回路体10などのデータD
1を、該回路体10を付着するドアトリム2を基準とし
た座標系Cbで示される第2データD2に変換する。そ
して、該第2データD2に基いて、溶融金属Kをドアト
リム2の表面2aに順次付着させて回路体10を構成す
る。このため、前記ドアトリム2の所望の位置に回路体
10を確実に形成できる。したがって、前記回路体10
をワイヤハーネスとしてより確実に用いることができ
る。
【0196】さらに、座標系Caで示される前記回路体
10などのデータD1を、該回路体10を付着するドア
トリム2の座標系Cbで示される第2データD2に変換
するので、前記回路体などの2次元の図面を作成する必
要がない。このため、前記自動車1の設計終了後に、該
自動車1の量産に移行する際にかかる所要工数と所要時
間とをより確実に抑制できる。
【0197】また、ノズル駆動装置26と被付着物駆動
装置27とは、前記座標系Cbでの第2データD2に基
いて、図5及び図6に示すように、孔30がドアトリム
2の相対した箇所2bに直交するように、ノズル25及
びドアトリム2とを移動する。さらに、孔30が鉛直方
向に沿っている。このため、表面2aに付着した金属粒
が位置ずれしにくい。したがって、溶融金属Kをドアト
リム2の所望の位置により確実に付着できる。
【0198】さらに、溶融金属Kをドアトリム2に向か
って噴出して回路体10を形成するので、図8(a)に
示すように、溶融金属K(金属粒)を重ねてドアトリム
2に付着させることができる。したがって、回路体10
の導線17の断面積を容易に所望の断面積とでき、前記
自動車1に配索される回路体10を構成するために、多
数の種類の電線を蓄えておく必要も生じない。
【0199】また、図8(b)に示すように、ドアトリ
ム2に形成した回路体10に絶縁体37を重ねて、該絶
縁体37によって回路体10の導線17を被覆しても良
い。この場合、回路体10の導線17と、ドアパネル4
などとが短絡することを防止できる。
【0200】また、溶融金属Kを噴出して回路体10を
形成するので、溶融金属K(金属粒)を一度に噴出する
量及び噴出間隔を調整することによって、図9(a)に
示すように、複数の導線17を互いに絶縁状態のまま交
差させることもできる。したがって、回路体10の回路
設計の自由度が増す。
【0201】この場合、図9(b)に示すように、交差
する導線17間に絶縁体37を配置するのが望ましい。
この場合、ドアトリム2に形成した回路体10に重ねら
れた絶縁体37に、さらに金属粒を付着させて導線17
を構成するのが望ましい。図9(b)に示す場合には、
絶縁体37が、交差する導線17が互いに短絡すること
を防止できる。したがって、導線17同士を確実に交差
させることができ、回路体10の回路設計の自由度がよ
り一層増す。
【0202】図8(b)及び図9(b)に示すように、
絶縁体37を付着させる際には、図12に示す回路体の
製造装置20を用いる。なお、図3に示した回路体の製
造装置20と同一構成部分には、同一符号を付して説明
を省略する。図12に示す回路体の製造装置20は、絶
縁体噴出手段としての絶縁体ノズル35と、第2移動手
段としての絶縁体ノズル駆動装置36と、を備えてい
る。
【0203】絶縁体ノズル35は、前述したノズル25
と略構成が等しい。絶縁体ノズル35は、その内部に溶
融した絶縁体Gを、一定量ずつ通すことのできる孔を備
えている。絶縁体ノズル35には、前記孔内に一定量ず
つ溶融した絶縁体Gを供給できる溶融絶縁体供給源38
が接続している。前記溶融絶縁体供給源38は、合成樹
脂などの絶縁性の樹脂を、粉末状または線状にして収容
しており、粉末状または線状の樹脂を溶融させて前記ノ
ズル35の孔内に供給する。
【0204】絶縁体ノズル35は、加圧された気体また
は圧電素子などを利用して、溶融した絶縁体Gを一定量
ずつ前記孔内を通して、被付着物駆動装置27に載置さ
れた被付着物としてのドアトリム2に向かって、粒状体
として間欠的に噴出する。絶縁体ノズル35は、鉛直方
向に沿って下方に向かって、溶融した絶縁体Gを一定量
ずつ粒状体として噴出する。絶縁体37(図8(b)及
び図9(b)に示す)として、周知の合成樹脂などを用
いることができる。
【0205】なお、絶縁体ノズル35が一度に噴出する
溶融した絶縁体Gの量は、前記ノズル25から噴出され
る溶融金属Kと同様に、ドアトリム2の表面2aなどの
被付着面に付着した際に、ドアトリム2を破損させない
量であるのが望ましい。
【0206】絶縁体ノズル駆動装置36は、絶縁体ノズ
ル35を支持している。絶縁体ノズル駆動装置36は、
絶縁体ノズル35を、図12中の矢印X3と矢印Y3と
矢印Z3と矢印L3と矢印M3のそれぞれに沿って移動
自在とする。矢印X3と矢印Y3と矢印Z3とは、互い
に交差している。図示例では、矢印X3と矢印Y3と矢
印Z3とは、互いに、直交している。
【0207】図示例では、矢印Z3は、鉛直方向に沿っ
て延在している。矢印X3と矢印Y3とは、それぞれ、
水平方向に沿って延在している。矢印L3は、前記矢印
X3を中心とする周方向に沿っている。即ち、矢印L3
は、矢印X3回りの方向となっている。矢印M3は、前
記矢印Y3を中心とする周方向に沿っている。即ち、矢
印M3は、矢印Y3回りの方向となっている。
【0208】前記絶縁体ノズル駆動装置36は、前記被
付着物駆動装置27に載置されたドアトリム2に対し、
絶縁体ノズル35を相対的に移動させる。この絶縁体ノ
ズル駆動装置36として、前述した駆動装置26,27
と同様に、伸縮自在なシリンダを6本備えた所謂6軸モ
ーション装置を用いることができる。
【0209】制御装置24の制御部22は、前述したデ
ータD1及び第2データD2に基いて、図13に示すよ
うに、前記駆動装置27,36を相対的に移動させなが
ら、絶縁体ノズル35から溶融した絶縁体Gをドアトリ
ム2即ち金属粒からなる導線17に向かって噴出させ
る。そして、前記溶融した絶縁体Gを前記導線17など
に付着させて、絶縁体37を導線17に重ねる。このよ
うに、回路体の製造装置20は、溶融絶縁体供給源38
が、合成樹脂などの絶縁性の粉末又は線状の樹脂を加熱
・溶融して、加圧された気体とともにノズル35から吹
き出して、回路体10の導線17に重ねる。こうして、
回路体の製造装置20は、絶縁体37の溶射を行ってい
る。
【0210】また、絶縁体ノズル36から溶融した絶縁
体Gを回路体10の導線17に重ねることなく、図11
に示すように、回路体10に絶縁体としてのシート40
を重ねても良い。シート40は、例えば、絶縁性を有す
る合成樹脂からなる。そして、シート40の上に更に、
溶融した金属Kを重ねて、回路体10を形成しても良
い。
【0211】さらに、前述した実施形態では、自動車1
のドアトリム2に溶融金属Kを付着させて、回路体10
を形成している。しかしながら、本発明では、図10に
示すように、導電性の構造部材としてのドアパネル4に
中間部材としての絶縁フィルム31などを介して、溶融
金属K(金属粒)を付着させて回路体10を構成しても
良い。
【0212】図10に示す例では、絶縁フィルム31
は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ薄いフィルム状に形
成されている。絶縁フィルム31は、ドアパネル4に取
り付けられる。この場合でも、自動車1の設計終了後に
得られる座標系Caでの前記回路体10などのデータD
1を、第2データD2に変換する。なお、この場合、第
2データD2を示す座標系Cbは、ドアトリム2又は絶
縁フィルム31を基準にする。
【0213】そして、被付着物駆動装置27に絶縁フィ
ルム31等を載置し、前記第2データD2に基いて、駆
動装置26,27でノズル25と絶縁フィルム31とを
相対的に移動させながら、溶融金属Kを絶縁フィルム3
1の表面31aに順次付着させて回路体10を形成す
る。
【0214】このため、前記ドアパネル4の所望の位置
に回路体10を確実に形成できる。したがって、前記回
路体10をワイヤハーネスとしてより確実に用いること
ができる。さらに、溶融金属Kを絶縁フィルム31の表
面31aに順次付着させて回路体10を構成するので、
自動車1の設計から量産に移行する所要工数及び時間を
短縮できる。また、表面31aに付着した導線(金属)
17間を確実に絶縁できる。
【0215】さらに、本発明では、前記絶縁フィルム3
1の他に、導電性の構造部材に直接絶縁性の合成樹脂を
塗布した後前記回路体を形成しても良く、板状の絶縁材
に前記回路体を形成しても良い。また、溶融した絶縁体
Gを、加圧した気体とともにエアロゾルとして、ドアト
リム2の表面2aなどの構造部材に向かって噴出しても
良い。
【0216】回路体を形成した後、絶縁フィルム31ま
たは板状の絶縁材を導電性の構造部材に取り付けても良
く、絶縁フィルム31または板状の絶縁材を導電性の構
造部材に取り付けた後に、絶縁フィルム31または板状
の絶縁材に回路体を形成しても良いことは勿論である。
【0217】なお、絶縁フィルム31などの中間部材に
回路体10を形成する際にも、図12に示す回路体の製
造装置20を用いて、前記中間部材に絶縁体37を付着
させても良い。勿論、導線17を絶縁体37で被覆して
も良く、互いに交差する導線17同士を絶縁体37で絶
縁状態に保っても良い。
【0218】また、図3及び図12に示した回路体の製
造装置20は、溶融金属Kを一定量ずつドアトリム2ま
たは絶縁フィルム31に吹き付けて、回路体10を形成
している。しかしながら、本発明では、図14(a)及
び図14(b)中に点線で示すように、溶融金属Kを加
圧された気体とともにエアロゾルとして、ドアトリム2
または絶縁フィルム31に吹き付けて、回路体10を形
成してもよい。このとき、溶融金属Kが飛散する恐れの
ある場合には、前記ドアトリム2または絶縁フィルム3
1にマスクを取り付けるのが望ましい。なお、マスクと
は、前記回路体10の導線17の形状に沿った孔を備え
たものである。マスクは、該孔を通してドアトリム2ま
たは絶縁フィルム31に溶融金属Kを付着させる。
【0219】また、図3及び図12に示した回路体の製
造装置20は、導線17及び絶縁体37をドアトリム2
や絶縁フィルム31などに形成する際に、所謂コールド
スプレ(Cold Spray)を用いても良い。導線17を形成
する際には、導線17を構成する金属の融点または軟化
温度よりも低い温度の気体(ガス)をノズル25の孔3
0内で超音速流にする。ノズル25の孔30内の超音速
の流れの中に導線17を構成する金属の粒子を投入す
る。導線17を構成する金属の粒子を固相状態のまま、
ドアトリム2や絶縁フィルム31などに高速で衝突させ
て、導線17即ち回路体10を形成する。
【0220】また、絶縁体37を形成する際には、絶縁
体37を構成する合成樹脂の融点または軟化温度よりも
低い温度の気体(ガス)を絶縁体ノズル35の孔内で超
音速流にする。絶縁体ノズル35の孔内の超音速の流れ
の中に絶縁体37を構成する合成樹脂の粒子を投入す
る。絶縁体37を構成する合成樹脂の粒子を固相状態の
まま、導線17などに高速で衝突させて、絶縁体37を
形成する。
【0221】前述したコールドスプレを用いると、金属
の粒子及び合成樹脂の粒子一つあたりの熱量を低くでき
る。したがって、ドアトリム2や絶縁フィルム31が破
損することを防止できる。
【0222】また、図3及び図12に示した回路体の製
造装置20は、溶融金属Kを一定量ずつドアトリム2ま
たは絶縁フィルム31に吹き付けて、回路体10を形成
している。しかしながら、本発明では、図15及び図1
6に示すように、溶融した導電性プラスチックPや導電
性ペーストSを加圧された気体などとともに、一定量ず
つドアトリム2または絶縁フィルム31に吹き付けて、
回路体10を形成しても良い。
【0223】図15に示す場合では、ノズル25に導電
性プラスチック供給源41が接続している。導電性プラ
スチック供給源41は、導電性プラスチックを、粉末状
または線状にして収容しており、粉末状または線状の導
電性のプラスチックを溶融させて前記ノズル25の孔3
0内に供給する。
【0224】導電性プラスチックとは、絶縁性のプラス
チック中に金属粉末や金属のウイスカー(ひげ結晶)を
分散して導電性を付与したものと、高分子電荷移動錯体
や高分子電解質などの有機導電性高分子化合物と、の双
方を示している。即ち、本発明では、金属粉末や金属の
ウイスカーを混入したプラスチックまたは樹脂自体が導
電性を有するプラスチックを、加熱溶融して構造部材や
中間部材に吹き付けて、回路体10を構成する。有機導
電性高分子化合物として、例えば、ポリアセチレン(Po
lyacetylene)を用いることができる。
【0225】図15(a)及び図15(b)に示す例で
は、導電性プラスチック供給源41で溶融した導電性プ
ラスチックPをノズル25の孔30から粒状体として間
欠的に、ドアトリム2又は絶縁フィルム31に向かって
噴出する。ドアトリム2の表面2aや絶縁フィルム31
に導電性プラスチック粒を付着させて、前記回路体10
の導線17を形成する。
【0226】図16に示す場合では、ノズル25に導電
性ペースト供給源42が接続している。導電性ペースト
供給源42は、導電性ペーストSを収容しており、該導
電性ペーストSを前記ノズル25の孔30内に供給す
る。
【0227】導電性ペーストSとは、金属粉末や金属の
ウイスカー(ひげ結晶)と、絶縁性の樹脂と、該樹脂を
溶かす溶液とを含んだものである。導電性ペーストSと
は、前記溶液で樹脂を溶かし、該樹脂中に金属粉末や金
属のウイスカー(ひげ結晶)を分散して、ペースト状に
したものである。
【0228】図16(a)及び図16(b)に示す例で
は、導電性ペースト供給源42に収容された導電性ペー
ストSをノズル25の孔30から粒状体として間欠的
に、ドアトリム2又は絶縁フィルム31に向かって噴出
する。ドアトリム2の表面2aや絶縁フィルム31に導
電性ペースト粒を付着させる。その後、常温中で放置又
は加熱する。そして、前記溶液を蒸発させて導電性ペー
ストSを硬化させて、回路体10の導線17を形成す
る。
【0229】また、図12に示した回路体の製造装置2
0は、溶融した絶縁体Gを一定量ずつドアトリム2また
は絶縁フィルム31に吹き付けて、回路体10に絶縁体
37を重ねている。しかしながら、本発明では、図17
に示すように、絶縁性ペーストOを加圧された気体など
とともに、一定量ずつドアトリム2の表面2aまたは絶
縁フィルム31の表面に形成された回路体10に吹き付
けて、回路体10の導線17に絶縁体37を重ねても良
い。
【0230】この場合、絶縁体ノズル35に絶縁性ペー
スト供給源43が接続している。絶縁性ペースト供給源
43は、絶縁性ペーストOを収容しており、該絶縁性ペ
ーストOを前記絶縁体ノズル35の孔内に供給する。
【0231】絶縁性ペーストOとは、絶縁性の樹脂と、
該樹脂を溶かす溶液とを含んだものである。絶縁性ペー
ストOとは、前記溶液で樹脂を溶かし、ペースト状にし
たものである。
【0232】図17(a)及び図17(b)に示す例で
は、絶縁性ペースト供給源43に収容された絶縁性ペー
ストOを絶縁体ノズル35の孔から粒状体として間欠的
に、ドアトリム2又は絶縁フィルム31に形成された回
路体10に向かって噴出する。回路体10上に絶縁性ペ
ースト粒を付着させる。その後、常温中で放置又は加熱
する。そして、前記溶液を蒸発させて絶縁性ペーストO
を硬化させて、回路体10の導線17上に絶縁体37を
重ねる。
【0233】また、本発明では、回路体10に絶縁体3
7を重ねた後に、さらに絶縁体37に向かって、溶融金
属K、溶融した導電性プラスチックPや導電性ペースト
Sを一定量ずつ間欠的に噴出しても良い。そして、絶縁
体37上に回路体10の導線17を更に重ねても良い。
【0234】前述した実施形態では、自動車1のドアト
リム2またはドアパネル4及びこれらに取り付けられる
中間部材としての絶縁フィルム31などに、回路体10
を形成している。しかしながら、本発明は、自動車1の
ルーフパネル、ルーフトリム、インストルメントパネル
などの各種の構造部材又は、これらの構造部材に取り付
けられる中間部材に、溶融金属K、溶融した導電性プラ
スチックPや導電性ペーストSを噴出して、前記回路体
10を形成しても良いことは勿論である。
【0235】また、前述した実施形態では、記憶部21
に座標系CaでのデータD1を入力している。しかしな
がら、本発明では、記憶部21に直接座標系Cbでの第
2データD2を入力しても良い。この場合、変換部29
は、勿論、不要となる。
【0236】さらに、本発明は、自動車に限定されるこ
となく、機械としてのポータブルコンピュータや冷蔵庫
などや各種の産業機械などにも用いることができる。こ
の場合、各種の機械の筐体などの構造部材または該構造
部材に取り付けられる中間部材に向かって、溶融金属
K、溶融した導電性プラスチックPや導電性ペーストS
を噴出して、回路体を形成することは勿論である。
【0237】その他の利点および変形例は当業者にとっ
て容易に考え付くことになるであろう。この発明のより
広い概念は、特定の詳細な代表的装置や、ここに記載さ
れた図示例に限定される性質のものではない。すなわち
この発明の種々の変形例は、添付の特許請求の範囲およ
びそれと同様のものにより規定された大きな発明の概念
から逸脱しない範囲でなすことが可能である。
【0238】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、機械の構造部材の位置等と、回路体の位置等
と、を示す3次元のデータに基いて、溶融金属を構造部
材の表面に順次付着させて回路体を形成する。このた
め、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとして用いることが可能となる。
【0239】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0240】さらに、回路体の断面積を容易に所望の断
面積にできるので、前記機械に配索されるワイヤハーネ
スを構成するために、多数の種類の電線を蓄えておく必
要も生じない。
【0241】請求項2に記載の本発明は、機械の構造部
材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3次元のデー
タに基いて、溶融した導電性プラスチックを構造部材の
表面に順次付着させて回路体を形成する。このため、前
記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスと
して用いることが可能となる。
【0242】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0243】さらに、回路体の断面積を容易に所望の断
面積にできるので、前記機械に配索されるワイヤハーネ
スを構成するために、多数の種類の電線を蓄えておく必
要も生じない。
【0244】請求項3に記載の本発明は、機械の構造部
材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3次元のデー
タに基いて、導電性ペーストを構造部材の表面に順次付
着させて回路体を形成する。このため、前記回路体を前
記構造部材に配索されるワイヤハーネスとして用いるこ
とが可能となる。
【0245】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0246】さらに、回路体の断面積を容易に所望の断
面積にできるので、前記機械に配索されるワイヤハーネ
スを構成するために、多数の種類の電線を蓄えておく必
要も生じない。
【0247】請求項4に記載の本発明は、機械の構造部
材を基準とした座標系で示される第2データに基いて、
溶融金属を構造部材の表面に順次付着させて回路体を形
成する。このため、前記構造部材の所望の位置に前記回
路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体を前
記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実
に用いることが可能となる。
【0248】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0249】請求項5に記載の本発明は、機械の構造部
材を基準とした座標系で示される第2データに基いて、
溶融した導電性プラスチックを構造部材の表面に順次付
着させて回路体を形成する。このため、前記構造部材の
所望の位置に前記回路体を確実に形成できる。したがっ
て、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハー
ネスとしてより確実に用いることが可能となる。
【0250】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0251】請求項6に記載の本発明は、機械の構造部
材を基準とした座標系で示される第2データに基いて、
導電性ペーストを構造部材の表面に順次付着させて回路
体を形成する。このため、前記構造部材の所望の位置に
前記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路
体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてよ
り確実に用いることが可能となる。
【0252】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0253】請求項7に記載の本発明は、構造部材の表
面に形成された回路体が該構造部材などと短絡すること
を防止できる。このため、機械の設計終了後に、該機械
の量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑
制できることにくわえ、回路体などが前記機械の構造部
材などと短絡することを防止できる。
【0254】請求項8に記載の本発明は、回路体を、金
属からなる導線同士が互いに交差するように形成して
も、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に保つ。この
ため、機械の設計終了後に、該機械の量産に移行する際
にかかる所要工数と所要時間とを抑制できることにくわ
え、確実に前記導線同士を交差させることができるの
で、回路体の回路設計の自由度が増すこととなる。
【0255】請求項9に記載の本発明は、回路体を、導
電性プラスチックからなる導線同士が互いに交差するよ
うに形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態
に保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量産
に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制でき
ることにくわえ、確実に前記導線同士を交差させること
ができるので、回路体の回路設計の自由度が増すことと
なる。
【0256】請求項10に記載の本発明は、回路体を、
導電性ペーストからなる導線同士が互いに交差するよう
に形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に
保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量産に
移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制できる
ことにくわえ、確実に前記導線同士を交差させることが
できるので、回路体の回路設計の自由度が増すこととな
る。
【0257】請求項11に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、溶融金属を中
間部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。この
ため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハ
ーネスとして用いることが可能となる。さらに、溶融金
属を絶縁性の中間部材に付着させるので、前記回路体を
構成する導体同士が互いに短絡することを防止できる。
【0258】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0259】請求項12に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、溶融した導電
性プラスチックを中間部材の表面に順次付着させて回路
体を形成する。このため、前記回路体を前記構造部材に
配索されるワイヤハーネスとして用いることが可能とな
る。さらに、溶融した導電性プラスチックを絶縁性の中
間部材に付着させるので、前記回路体を構成する導体同
士が互いに短絡することを防止できる。
【0260】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0261】請求項13に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、導電性ペース
トを中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成す
る。このため、前記回路体を前記構造部材に配索される
ワイヤハーネスとして用いることが可能となる。さら
に、導電性ペーストを絶縁性の中間部材に付着させるの
で、前記回路体を構成する導体同士が互いに短絡するこ
とを防止できる。
【0262】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0263】請求項14に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
にした座標系で示される第2データに基いて、溶融金属
を中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。
このため、前記中間部材の所望の位置に前記回路体を確
実に形成できる。したがって、前記回路体を前記構造部
材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実に用いる
ことが可能となる。
【0264】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0265】請求項15に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
にした座標系で示される第2データに基いて、溶融した
導電性プラスチックを中間部材の表面に順次付着させて
回路体を形成する。このため、前記中間部材の所望の位
置に前記回路体を確実に形成できる。したがって、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
てより確実に用いることが可能となる。
【0266】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0267】請求項16に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
にした座標系で示される第2データに基いて、導電性ペ
ーストを中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成
する。このため、前記中間部材の所望の位置に前記回路
体を確実に形成できる。したがって、前記回路体を前記
構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより確実に
用いることが可能となる。
【0268】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0269】請求項17に記載の本発明は、中間部材の
表面に形成された回路体が機械の構造部材などと短絡す
ることを防止できる。このため、機械の設計終了後に、
該機械の量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間
とを抑制できることにくわえ、回路体の導線などが前記
機械の構造部材などと短絡することを防止できる。
【0270】請求項18に記載の本発明は、回路体を、
金属からなる導線同士が互いに交差するように形成して
も、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に保つ。この
ため、機械の設計終了後に、該機械の量産に移行する際
にかかる所要工数と所要時間とを抑制できることにくわ
え、確実に前記導線同士を交差させることができるの
で、回路体の回路設計の自由度が増すこととなる。
【0271】請求項19に記載の本発明は、回路体を、
導電性プラスチックからなる導線同士が互いに交差する
ように形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状
態に保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量
産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制で
きることにくわえ、確実に前記導線同士を交差させるこ
とができるので、回路体の回路設計の自由度が増すこと
となる。
【0272】請求項20に記載の本発明は、回路体を、
導電性ペーストからなる導線同士が互いに交差するよう
に形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に
保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量産に
移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制できる
ことにくわえ、確実に前記導線同士を交差させることが
できるので、回路体の回路設計の自由度が増すこととな
る。
【0273】請求項21に記載の本発明は、機械の構造
部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3次元のデ
ータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移
動させながら、前記噴出手段が溶融金属を前記構造部材
に向かって噴出する。そして、溶融金属を構造部材の表
面に順次付着させて回路体を形成する。このため、前記
回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとし
て用いることが可能となる。
【0274】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0275】請求項22に記載の本発明は、機械の構造
部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3次元のデ
ータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移
動させながら、前記噴出手段が溶融した導電性プラスチ
ックを前記構造部材に向かって噴出する。そして、溶融
した導電性プラスチックを構造部材の表面に順次付着さ
せて回路体を形成する。このため、前記回路体を前記構
造部材に配索されるワイヤハーネスとして用いることが
可能となる。
【0276】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0277】請求項23に記載の本発明は、機械の構造
部材の位置等と、回路体の位置等と、を示す3次元のデ
ータに基いて、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移
動させながら、前記噴出手段が導電性ペーストを前記構
造部材に向かって噴出する。そして、導電性ペーストを
構造部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。こ
のため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤ
ハーネスとして用いることが可能となる。
【0278】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0279】請求項24に記載の本発明は、機械の構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段が溶融金属を前記構造部材に向かって
噴出する。そして、溶融金属を構造部材の表面に順次付
着させて回路体を形成する。
【0280】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0281】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0282】請求項25に記載の本発明は、機械の構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段が溶融した導電性プラスチックを前記
構造部材に向かって噴出する。そして、溶融した導電性
プラスチックを構造部材の表面に順次付着させて回路体
を形成する。
【0283】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0284】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0285】請求項26に記載の本発明は、機械の構造
部材を基準とした座標系で示される第2データに基い
て、噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させなが
ら、前記噴出手段が導電性ペーストを前記構造部材に向
かって噴出する。そして、導電性ペーストを構造部材の
表面に順次付着させて回路体を形成する。
【0286】このため、前記構造部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0287】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0288】請求項27ないし請求項32に記載の本発
明は、構造部材の表面に形成された回路体が該構造部材
などと短絡することを防止できる。このため、機械の設
計終了後に、該機械の量産に移行する際にかかる所要工
数と所要時間とを抑制できることにくわえ、回路体を構
成する導線などが前記機械の構造部材などと短絡するこ
とを防止できる。
【0289】請求項33に記載の本発明は、回路体を、
金属からなる導線同士が互いに交差するように形成して
も、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に保つ。この
ため、機械の設計終了後に、該機械の量産に移行する際
にかかる所要工数と所要時間とを抑制できることにくわ
え、確実に前記導線同士を交差させることができるの
で、回路体の回路設計の自由度が増すこととなる。
【0290】請求項34に記載の本発明は、回路体を、
導電性プラスチックからなる導線同士が互いに交差する
ように形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状
態に保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量
産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制で
きることにくわえ、確実に前記導線同士を交差させるこ
とができるので、回路体の回路設計の自由度が増すこと
となる。
【0291】請求項35に記載の本発明は、回路体を、
導電性ペーストからなる導線同士が互いに交差するよう
に形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に
保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量産に
移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制できる
ことにくわえ、確実に前記導線同士を交差させることが
できるので、回路体の回路設計の自由度が増すこととな
る。
【0292】請求項36に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴出手段と前
記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出手段
が溶融金属を前記中間部材に向かって噴出する。そし
て、溶融金属を中間部材の表面に順次付着させて回路体
を形成する。このため、前記回路体を前記構造部材に配
索されるワイヤハーネスとして用いることが可能とな
る。
【0293】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0294】請求項37に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴出手段と前
記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出手段
が溶融した導電性プラスチックを前記中間部材に向かっ
て噴出する。そして、溶融した導電性プラスチックを中
間部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。この
ため、前記回路体を前記構造部材に配索されるワイヤハ
ーネスとして用いることが可能となる。
【0295】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0296】請求項38に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材の位置等と、回路体の位
置等と、を示す3次元のデータに基いて、噴出手段と前
記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出手段
が導電性ペーストを前記中間部材に向かって噴出する。
そして、導電性ペーストを中間部材の表面に順次付着さ
せて回路体を形成する。このため、前記回路体を前記構
造部材に配索されるワイヤハーネスとして用いることが
可能となる。
【0297】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0298】請求項39に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
とした座標系で示される第2データに基いて、噴出手段
と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出
手段が溶融金属を前記中間部材に向かって噴出する。そ
して、溶融金属を中間部材の表面に順次付着させて回路
体を形成する。
【0299】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0300】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0301】請求項40に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
とした座標系で示される第2データに基いて、噴出手段
と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出
手段が溶融した導電性プラスチックを前記中間部材に向
かって噴出する。そして、溶融した導電性プラスチック
を中間部材の表面に順次付着させて回路体を形成する。
【0302】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0303】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0304】請求項41に記載の本発明は、機械の構造
部材に取り付けられる中間部材又は前記構造部材を基準
とした座標系で示される第2データに基いて、噴出手段
と前記中間部材とを相対的に移動させながら、前記噴出
手段が導電性ペーストを前記中間部材に向かって噴出す
る。そして、導電性ペーストを中間部材の表面に順次付
着させて回路体を形成する。
【0305】このため、前記中間部材の所望の位置に前
記回路体を確実に形成できる。したがって、前記回路体
を前記構造部材に配索されるワイヤハーネスとしてより
確実に用いることが可能となる。
【0306】前記回路体を形成する際に、前記機械に配
索されるワイヤハーネスなどの2次元の図面を作成する
必要がないとともに、電線を所望の長さに切断する必要
もない。このため、前記機械の設計終了後に、該機械の
量産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制
できる。また、設計終了後から生産に移行する時間を短
縮できるため、前記機械の開発段階において、試作品を
容易に短時間で生産でき、かつ該試作品のコストを抑制
できるとともに、該試作品の成果を量産品により反映し
やすくなる。
【0307】請求項42ないし請求項47に記載の本発
明は、中間部材の表面に形成された回路体が機械の構造
部材などと短絡することを防止できる。このため、機械
の設計終了後に、該機械の量産に移行する際にかかる所
要工数と所要時間とを抑制できることにくわえ、回路体
の導線などが前記機械の構造部材などと短絡することを
防止できる。
【0308】請求項48に記載の本発明は、回路体を、
金属からなる導線同士が互いに交差するように形成して
も、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に保つ。この
ため、機械の設計終了後に、該機械の量産に移行する際
にかかる所要工数と所要時間とを抑制できることにくわ
え、確実に前記導線同士を交差させることができるの
で、回路体の回路設計の自由度が増すこととなる。
【0309】請求項49に記載の本発明は、回路体を、
導電性プラスチックからなる導線同士が互いに交差する
ように形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状
態に保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量
産に移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制で
きることにくわえ、確実に前記導線同士を交差させるこ
とができるので、回路体の回路設計の自由度が増すこと
となる。
【0310】請求項50に記載の本発明は、回路体を、
導電性ペーストからなる導線同士が互いに交差するよう
に形成しても、絶縁体がこれらの導線同士を絶縁状態に
保つ。このため、機械の設計終了後に、該機械の量産に
移行する際にかかる所要工数と所要時間とを抑制できる
ことにくわえ、確実に前記導線同士を交差させることが
できるので、回路体の回路設計の自由度が増すこととな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる回路体の製造方法
で得られた回路体を備えたドアを分解して示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示されたドアのドアトリムの斜視図であ
る。
【図3】図1に示されたドアのドアトリムに回路体を形
成する回路体の製造装置の構成を示す説明図である。
【図4】図3に示された回路体の製造装置を用いて回路
体を形成する過程を示すフローチャートである。
【図5】図3に示された回路体の製造装置がドアトリム
に向かって溶融金属を噴出している状態を模式的に示す
断面図である。
【図6】図3に示された回路体の製造装置がドアトリム
に向かって溶融金属を噴出している他の状態を模式的に
示す断面図である。
【図7】図2中のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【図8】本発明の製造方法で得られる回路体の導線の変
形例を示す断面図である。
【図9】本発明の製造方法で得られる回路体の導線の他
の変形例を示す断面図である。
【図10】図1に示されたドアのドアパネルに形成され
た回路体の変形例を示す断面図である。
【図11】図1に示されたドアのドアパネルに形成され
た回路体の他の変形例を示す断面図である。
【図12】図3に示された回路体の製造装置の変形例の
構成を示す説明図である。
【図13】図12に示された回路体の製造装置が回路体
に向かって溶融した絶縁体を噴出している状態を模式的
に示す断面図である。
【図14】図3に示された回路体の製造装置の他の変形
例の要部を示す説明図である。
【図15】図3に示された回路体の製造装置の別の他の
変形例の要部を示す説明図である。
【図16】図3に示された回路体の製造装置の更に他の
変形例の要部を示す説明図である。
【図17】図12に示された回路体の製造装置の変形例
の要部を示す説明図である。
【図18】図1に示されたドアを備えた自動車を基準と
した座標系等を示す斜視図である。
【図19】従来のドアを備えた自動車を基準とした座標
系等を示す斜視図である。
【図20】従来の自動車のドアを分解して示す斜視図で
ある。
【図21】図20に示されたドアのワイヤハーネスを製
造する際に用いられる布線ボードの平面図である。
【符号の説明】
1 自動車(機械) 2 ドアトリム(構造部材) 2a 表面 4 ドアパネル(構造部材) 5 スピーカ(電子機器) 6 パワーウィンドスイッチユニット(電子機器) 7 ドアロックユニット(電子機器) 10 回路体 20 回路体の製造装置 21 記憶部(記憶手段) 22 制御部(制御手段) 25 ノズル(噴出手段) 26 ノズル駆動装置(移動手段) 27 被付着物駆動装置(移動手段) 29 変換部(データ変換手段) 31 絶縁フィルム(中間部材) 31a 表面 35 絶縁体ノズル(絶縁体噴出手段) 36 絶縁体ノズル駆動装置(第2移動手段) 37 絶縁体 40 シート(絶縁体) Ca 自動車(機械)を基準にした座標系 Cb ドアトリム(構造部材)を基準にした座標系 K 溶融金属 P 溶融した導電性プラスチック S 導電性ペースト O 絶縁性ペースト G 溶融した絶縁体 D1 データ(3次元データ) D2 第2データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛島 均 静岡県裾野市御宿1500 矢崎部品株式会社 内 (72)発明者 加藤 達也 静岡県裾野市御宿1500 矢崎部品株式会社 内 Fターム(参考) 5G323 CA05

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、溶融金属を前記構造部材に向かっ
    て噴出して前記構造部材の表面に付着させて、前記構造
    部材の表面に前記回路体を形成することを特徴とする回
    路体の製造方法。
  2. 【請求項2】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、溶融した導電性プラスチックを前
    記構造部材に向かって噴出して前記構造部材の表面に付
    着させて、前記構造部材の表面に前記回路体を形成する
    ことを特徴とする回路体の製造方法。
  3. 【請求項3】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液
    とを含む導電性ペーストを前記構造部材に向かって噴出
    して前記構造部材の表面に付着させて、前記構造部材の
    表面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換した後、 前記第2データに基いて、溶融金属を前記構造部材に向
    かって噴出して前記構造部材の表面に付着させて、前記
    構造部材の表面に前記回路体を形成することを特徴とす
    る回路体の製造方法。
  5. 【請求項5】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換した後、 前記第2データに基いて、溶融した導電性プラスチック
    を前記構造部材に向かって噴出して前記構造部材の表面
    に付着させて、前記構造部材の表面に前記回路体を形成
    することを特徴とする回路体の製造方法。
  6. 【請求項6】 機械の構造部材の位置と、該構造部材の
    形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される電
    子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換した後、 前記第2データに基いて、金属と樹脂と該樹脂を溶かす
    溶液とを含む導電性ペーストを前記構造部材に向かって
    噴出して前記構造部材の表面に付着させて、前記構造部
    材の表面に前記回路体を形成することを特徴とする回路
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記構造部材の表面に形成された回路体
    に絶縁体を重ねることを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のうちいずれか一項に記載の回路体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記構造部材に向かって、溶融金属を噴
    出して、前記絶縁体に、前記溶融金属を付着させること
    を特徴とする請求項7に記載の回路体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記構造部材に向かって、溶融した導電
    性プラスチックを噴出して、前記絶縁体に、前記溶融し
    た導電性プラスチックを付着させることを特徴とする請
    求項7に記載の回路体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記構造部材に向かって、金属と樹脂
    と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペーストを噴出し
    て、前記絶縁体に、前記導電性ペーストを付着させるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の回路体の製造方法。
  11. 【請求項11】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、溶融金属を前記中間部材に向かっ
    て噴出して前記中間部材の表面に付着させて、前記中間
    部材の表面に前記回路体を形成することを特徴とする回
    路体の製造方法。
  12. 【請求項12】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、溶融した導電性プラスチックを前
    記中間部材に向かって噴出して前記中間部材の表面に付
    着させて、前記中間部材の表面に前記回路体を形成する
    ことを特徴とする回路体の製造方法。
  13. 【請求項13】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データに基いて、金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液
    とを含む導電性ペーストを前記中間部材に向かって噴出
    して前記中間部材の表面に付着させて、前記中間部材の
    表面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記中間部材と前記構造部材とのうち一
    方を基準にした座標系で示される第2データに変換した
    後、 前記第2データに基いて、溶融金属を前記中間部材に向
    かって噴出して前記中間部材の表面に付着させて、前記
    中間部材の表面に前記回路体を形成することを特徴とす
    る回路体の製造方法。
  15. 【請求項15】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記中間部材と前記構造部材とのうち一
    方を基準にした座標系で示される第2データに変換した
    後、 前記第2データに基いて、溶融した導電性プラスチック
    を前記中間部材に向かって噴出して前記中間部材の表面
    に付着させて、前記中間部材の表面に前記回路体を形成
    することを特徴とする回路体の製造方法。
  16. 【請求項16】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造方法において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを、前記中間部材と前記構造部材とのうち一
    方を基準にした座標系で示される第2データに変換した
    後、 前記第2データに基いて、金属と樹脂と該樹脂を溶かす
    溶液とを含む導電性ペーストを前記中間部材に向かって
    噴出して前記中間部材の表面に付着させて、前記中間部
    材の表面に前記回路体を形成することを特徴とする回路
    体の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記中間部材の表面に形成された回路
    体に絶縁体を重ねることを特徴とする請求項11ないし
    請求項16のうちいずれか一項に記載の回路体の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記中間部材に向かって、溶融金属を
    噴出して、前記絶縁体に、前記溶融金属を付着させるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の回路体の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記中間部材に向かって、溶融した導
    電性プラスチックを噴出して、前記絶縁体に、前記溶融
    した導電性プラスチックを付着させることを特徴とする
    請求項17に記載の回路体の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記中間部材に向かって、金属と樹脂
    と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペーストを噴出し
    て、前記絶縁体に、前記導電性ペーストを付着させるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の回路体の製造方法。
  21. 【請求項21】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 溶融金属を噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記溶融金属を前記構造部材に向かって噴出させる
    制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融金属が前記構造部材の
    表面に付着して、前記構造部材の表面に前記回路体を形
    成することを特徴とする回路体の製造装置。
  22. 【請求項22】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記溶融した導電性プラスチックを前記構造部材に
    向かって噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プラスチッ
    クが前記構造部材の表面に付着して、前記構造部材の表
    面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の製
    造装置。
  23. 【請求項23】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペース
    トを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記導電性ペーストを前記構造部材に向かって噴出
    させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された導電性ペーストが前記構造
    部材の表面に付着して、前記構造部材の表面に前記回路
    体を形成することを特徴とする回路体の製造装置。
  24. 【請求項24】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換するデータ変換手段と、 溶融金属を噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記溶融金属を前記構造部材に向かって噴出さ
    せる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融金属が前記構造部材の
    表面に付着して、前記構造部材の表面に前記回路体を形
    成することを特徴とする回路体の製造装置。
  25. 【請求項25】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換するデータ変換手段と、 溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記溶融した導電性プラスチックを前記構造部
    材に向かって噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プラスチッ
    クが前記構造部材の表面に付着して、前記構造部材の表
    面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の製
    造装置。
  26. 【請求項26】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に前記回路体を配索する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記構造部材を基準にした座標系で示さ
    れる第2データに変換するデータ変換手段と、 金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペース
    トを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記構造部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記導電性ペーストを前記構造部材に向かって
    噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された導電性ペーストが前記構造
    部材の表面に付着して、前記構造部材の表面に前記回路
    体を形成することを特徴とする回路体の製造装置。
  27. 【請求項27】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項21または請求項24に記載
    の回路体の製造装置。
  28. 【請求項28】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項21または請求項24に記載
    の回路体の製造装置。
  29. 【請求項29】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項22または請求項25に記載
    の回路体の製造装置。
  30. 【請求項30】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項22または請求項25に記載
    の回路体の製造装置。
  31. 【請求項31】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項23または請求項26に記載
    の回路体の製造装置。
  32. 【請求項32】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記構造部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記構造部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記構造部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記構造部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項23または請求項26に記載
    の回路体の製造装置。
  33. 【請求項33】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記溶融金属を噴出させて、前記溶
    融金属を前記絶縁体に更に付着させることを特徴とする
    請求項27または請求項28に記載の回路体の製造装
    置。
  34. 【請求項34】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記溶融した導電性プラスチックを
    噴出させて、前記溶融した導電性プラスチックを前記絶
    縁体に更に付着させることを特徴とする請求項29また
    は請求項30に記載の回路体の製造装置。
  35. 【請求項35】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記構造部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶
    液とを含む導電性ペーストを噴出させて、前記導電性ペ
    ーストを前記絶縁体に更に付着させることを特徴とする
    請求項31または請求項32に記載の回路体の製造装
    置。
  36. 【請求項36】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 溶融金属を噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記溶融金属を前記中間部材に向かって噴出させる
    制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融金属が前記中間部材の
    表面に付着して、前記中間部材の表面に前記回路体を形
    成することを特徴とする回路体の製造装置。
  37. 【請求項37】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記溶融した導電性プラスチックを前記中間部材に
    向かって噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プラスチッ
    クが前記中間部材の表面に付着して、前記中間部材の表
    面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の製
    造装置。
  38. 【請求項38】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペース
    トを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と前記
    中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴出手
    段に前記導電性ペーストを前記中間部材に向かって噴出
    させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された導電性ペーストが前記中間
    部材の表面に付着して、前記中間部材の表面に前記回路
    体を形成することを特徴とする回路体の製造装置。
  39. 【請求項39】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を
    基準にした座標系で示される第2データに変換するデー
    タ変換手段と、 溶融金属を噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記溶融金属を前記中間部材に向かって噴出さ
    せる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融金属が前記中間部材の
    表面に付着して、前記中間部材の表面に前記回路体を形
    成することを特徴とする回路体の製造装置。
  40. 【請求項40】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を
    基準にした座標系で示される第2データに変換するデー
    タ変換手段と、 溶融した導電性プラスチックを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記溶融した導電性プラスチックを前記中間部
    材に向かって噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された溶融した導電性プラスチッ
    クが前記中間部材の表面に付着して、前記中間部材の表
    面に前記回路体を形成することを特徴とする回路体の製
    造装置。
  41. 【請求項41】 機械の構造部材の位置と、該構造部材
    の形状と、前記機械に配索されかつ該機械に装備される
    電子機器間を接続する回路体の位置と、該回路体の形状
    と、を示す3次元データに基いて、前記機械の構造部材
    に取り付けられる絶縁性の中間部材に前記回路体を配索
    する回路体の製造装置において、 前記データは、前記機械を基準にした座標系で示されて
    おり、かつ前記回路体が通る座標と、これらの座標のう
    ち互いに隣り合う座標間の距離と、前記隣り合う座標間
    での各回路体の断面積と、を含んでおり、 前記データを記憶する記憶手段と、 前記データを、前記中間部材と構造部材とのうち一方を
    基準にした座標系で示される第2データに変換するデー
    タ変換手段と、 金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶液とを含む導電性ペース
    トを噴出する噴出手段と、 前記噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させる移
    動手段と、 前記第2データに基いて前記移動手段に前記噴出手段と
    前記中間部材とを相対的に移動させるとともに、前記噴
    出手段に前記導電性ペーストを前記中間部材に向かって
    噴出させる制御手段と、を備え、 前記噴出手段から噴出された導電性ペーストが前記中間
    部材の表面に付着して、前記中間部材の表面に前記回路
    体を形成することを特徴とする回路体の製造装置。
  42. 【請求項42】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に前記絶縁体を
    重ねることを特徴とする請求項36または請求項39に
    記載の回路体の製造装置。
  43. 【請求項43】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項36または請求項39に記載
    の回路体の製造装置。
  44. 【請求項44】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に前記絶縁体を
    重ねることを特徴とする請求項37または請求項40に
    記載の回路体の製造装置。
  45. 【請求項45】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項37または請求項40に記載
    の回路体の製造装置。
  46. 【請求項46】 溶融した絶縁体を噴出する絶縁体噴出
    手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に溶融した絶縁体を前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に前記絶縁体を
    重ねることを特徴とする請求項38または請求項41に
    記載の回路体の製造装置。
  47. 【請求項47】 絶縁性の樹脂と該樹脂を溶かす溶液と
    を含む絶縁性ペーストを噴出する絶縁体噴出手段と、 前記絶縁体噴出手段を、前記中間部材に対し相対的に移
    動させる第2移動手段と、を備え、 前記制御手段は、前記移動手段と前記第2移動手段との
    うち少なくとも一方に前記絶縁体噴出手段と前記中間部
    材とを相対的に移動させるとともに、前記絶縁体噴出手
    段に絶縁性ペーストを前記中間部材の表面に形成された
    回路体に向かって噴出させ、 前記中間部材の表面に形成された回路体に絶縁体を重ね
    ることを特徴とする請求項38または請求項41に記載
    の回路体の製造装置。
  48. 【請求項48】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記溶融金属を噴出させて、前記溶
    融金属を前記絶縁体に更に付着させることを特徴とする
    請求項42または請求項43に記載の回路体の製造装
    置。
  49. 【請求項49】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記溶融した導電性プラスチックを
    噴出させて、前記溶融した導電性プラスチックを前記絶
    縁体に更に付着させることを特徴とする請求項44また
    は請求項45に記載の回路体の製造装置。
  50. 【請求項50】 前記制御手段は、前記移動手段に前記
    噴出手段と前記中間部材とを相対的に移動させながら、
    前記噴出手段に更に前記金属と樹脂と該樹脂を溶かす溶
    液とを含む導電性ペーストを噴出させて、前記導電性ペ
    ーストを前記絶縁体に更に付着させることを特徴とする
    請求項46または請求項47に記載の回路体の製造装
    置。
JP2002003995A 2001-01-19 2002-01-11 回路体の製造方法及び回路体の製造装置 Expired - Fee Related JP3958972B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002003995A JP3958972B2 (ja) 2001-01-19 2002-01-11 回路体の製造方法及び回路体の製造装置
US10/047,992 US7833567B2 (en) 2001-01-19 2002-01-17 Method for forming electrical circuit by jetting molten metal
EP02001362A EP1225795A3 (en) 2001-01-19 2002-01-18 Method and apparatus for forming electric circuit

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-11896 2001-01-19
JP2001011896 2001-01-19
JP2002003995A JP3958972B2 (ja) 2001-01-19 2002-01-11 回路体の製造方法及び回路体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002329428A true JP2002329428A (ja) 2002-11-15
JP3958972B2 JP3958972B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=26607990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002003995A Expired - Fee Related JP3958972B2 (ja) 2001-01-19 2002-01-11 回路体の製造方法及び回路体の製造装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7833567B2 (ja)
EP (1) EP1225795A3 (ja)
JP (1) JP3958972B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101553595B1 (ko) 2013-11-29 2015-09-18 자동차부품연구원 차량의 배선장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143235A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ドア用ワイヤハーネスの配索構造
US7862220B2 (en) * 2009-03-10 2011-01-04 International Automotive Components Group North America, Inc Integration of light emitting devices and printed electronics into vehicle trim components
US9398697B2 (en) * 2013-03-13 2016-07-19 Mycronic AB Methods and devices for jetting viscous medium on workpiece
KR101674439B1 (ko) * 2015-02-03 2016-11-09 주식회사 서연이화 도어모듈의 와이어링 하네스 어셈블리
DE102015104299A1 (de) 2015-03-23 2016-09-29 International Automotive Components Group Gmbh Innenverkleidungsteil für ein Kraftfahrzeug
EP3914051A1 (en) * 2020-05-21 2021-11-24 Fundación Tecnalia Research & Innovation Method for manufacturing an electronic assembly on a 3d part

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE400841B (sv) * 1976-02-05 1978-04-10 Hertz Carl H Sett att alstra en vetskestrale samt anordning for genomforande av settet
EP0113979B1 (en) * 1982-12-16 1987-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of forming thick film circuit patterns with a sufficiently wide and uniformly thick strip
JPS62108595A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 株式会社日立製作所 配線基板
DK648187D0 (da) 1987-12-09 1987-12-09 Linkease Test Systems A S Fremgangsmaade og apparat til fremstilling af kredsloebsdel
DE3913028A1 (de) 1989-04-20 1990-10-25 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und vorrichtung zur herstellung einer leitenden verbindung
US5226948A (en) * 1990-08-30 1993-07-13 University Of Southern California Method and apparatus for droplet stream manufacturing
JPH07231154A (ja) * 1994-02-21 1995-08-29 Matsushita Electric Works Ltd 立体回路の形成方法
DE19502044A1 (de) 1995-01-12 1996-07-18 Lars Ickert Fertigungsverfahren zur Herstellung mehrlagiger 2D und 3D Leiterplatten
JPH0918116A (ja) 1995-06-28 1997-01-17 Graphtec Corp 回路基板作成装置
US5746844A (en) * 1995-09-08 1998-05-05 Aeroquip Corporation Method and apparatus for creating a free-form three-dimensional article using a layer-by-layer deposition of molten metal and using a stress-reducing annealing process on the deposited metal
JPH10226803A (ja) * 1997-01-10 1998-08-25 Jiibetsuku Internatl Corp:Kk 三次元構造体
US6216765B1 (en) * 1997-07-14 2001-04-17 Arizona State University Apparatus and method for manufacturing a three-dimensional object
JP3731842B2 (ja) * 1997-07-23 2006-01-05 松下電器産業株式会社 半田供給方法および半田供給装置
CA2306384A1 (en) * 1997-10-14 1999-04-22 Patterning Technologies Limited Method of forming an electronic device
GB2330331B (en) 1997-10-14 2002-04-10 Patterning Technologies Ltd Method of forming a circuit element on a surface
JP4003273B2 (ja) * 1998-01-19 2007-11-07 セイコーエプソン株式会社 パターン形成方法および基板製造装置
JPH11261193A (ja) 1998-03-13 1999-09-24 Sintokogio Ltd 立体配線の製造方法、立体配線及び配線用構造体
US6501663B1 (en) * 2000-02-28 2002-12-31 Hewlett Packard Company Three-dimensional interconnect system
US6520402B2 (en) * 2000-05-22 2003-02-18 The Regents Of The University Of California High-speed direct writing with metallic microspheres

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101553595B1 (ko) 2013-11-29 2015-09-18 자동차부품연구원 차량의 배선장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP1225795A2 (en) 2002-07-24
JP3958972B2 (ja) 2007-08-15
EP1225795A3 (en) 2005-07-13
US20020105358A1 (en) 2002-08-08
US7833567B2 (en) 2010-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5712764A (en) Apparatus and method of assembling vehicle instrument panel structural and electronic components
CN104411122B (zh) 一种多层柔性电路板的3d打印方法
US7062849B2 (en) Method for producing circuitry using molten metal droplets
JP2002329428A (ja) 回路体の製造方法及び回路体の製造装置
US20100021638A1 (en) Method for fabricating three dimensional models
US5700406A (en) Process of and apparatus for making a three-dimensional article
JPH10502519A (ja) 電力分配システム
JP2004525757A (ja) 集積化された導体条を備える部品の製造方法および部品
Persad et al. A survey of 3D printing technologies as applied to printed electronics
CN105264338A (zh) 超声波传感器微阵列和其制造方法
Pfeffer et al. 3D-assembly of molded interconnect devices with standard SMD pick & place machines using an active multi axis workpiece carrier
US11317518B1 (en) Method for producing electrical connections
JP3852899B2 (ja) 3次元回路体
JP2004503416A (ja) オンボード技術、例えば強化システム内蔵パネル又はパイプ等の多機能製品
CN115224479A (zh) 数字钥匙定位天线模块
US20180354189A1 (en) Connecting metal foils/wires at different layers in 3d printed substrates with wire spanning
JP2003113407A (ja) 金属中空粒子の製造方法と装置、およびその金属中空粒子を用いた回路体
CN113784532A (zh) 在3d件上制造电子组件的方法和包括电子组件的3d件
WO1999050099A1 (en) Trim panel with integrally formed electrical circuits
CN211917719U (zh) 一种电性集成一体化的3d打印装置
JP3224014B2 (ja) 車両配索用電線及びその製造方法
KR100780856B1 (ko) 층 형성 방법
JPH11261193A (ja) 立体配線の製造方法、立体配線及び配線用構造体
CN110625925A (zh) 一种电性集成一体化的3d打印装置
JPH08249931A (ja) 立体型ワイヤハーネス及びその製造方法と製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3958972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees