JP2002329144A - サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム - Google Patents

サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム

Info

Publication number
JP2002329144A
JP2002329144A JP2001133926A JP2001133926A JP2002329144A JP 2002329144 A JP2002329144 A JP 2002329144A JP 2001133926 A JP2001133926 A JP 2001133926A JP 2001133926 A JP2001133926 A JP 2001133926A JP 2002329144 A JP2002329144 A JP 2002329144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
quality
usage fee
evaluation
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001133926A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Fukushima
義広 福島
Hiroshi Nobuto
博 延藤
Tomokazu Uno
智和 宇埜
Fujio Shiratori
藤夫 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001133926A priority Critical patent/JP2002329144A/ja
Publication of JP2002329144A publication Critical patent/JP2002329144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/16Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by singly-bound oxygen atoms
    • C07C233/17Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by singly-bound oxygen atoms with the substituted hydrocarbon radical bound to the nitrogen atom of the carboxamide group by an acyclic carbon atom
    • C07C233/18Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by singly-bound oxygen atoms with the substituted hydrocarbon radical bound to the nitrogen atom of the carboxamide group by an acyclic carbon atom having the carbon atom of the carboxamide group bound to a hydrogen atom or to a carbon atom of an acyclic saturated carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスを受けたユーザから徴収するサービ
ス利用料を、実際に提供されたサービスの質に応じた適
正な額とする。 【解決手段】 インターネット接続業者サーバは、対象
となるユーザAに関して作成されているユーザ利用情報
にもとづいて、ユーザAのサービス利用期間と、利用し
たアクセスポイントとを把握する。次いで、稼働実績情
報にもとづいて各利用期間内に利用していた各アクセス
ポイントの評価を把握し、それぞれの評価毎の総利用時
間を導出する。そして、評価毎の総利用時間と価格情報
が示された価格体系情報とにもとづいて利用料を決定す
る。このように、サービスの質に応じた評価に応じてサ
ービス使用料が決定されるため、サービス使用料を、実
際に提供されたサービスの質に応じた適正な額とするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実際に提供された
サービスの質を評価して、その評価に応じたサービス利
用料を決定することができるサービス利用料決定方法、
およびサービス利用料を決定するための処理をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばインターネット接続サービ
スなどの各種のサービスの利用者が、サービス提供者に
対して支払うサービス利用料は、工業製品などの物品の
価格付けと同様に、サービス提供業者側によって固定的
に設定されていた。このため、サービス利用者は、サー
ビスを受ける前に、サービス提供業者側が提示したサー
ビス利用料を受け入れなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、サー
ビスの質は、サービスを実際に提供する時の環境条件な
どによって変動するので、工業製品などの物品の品質に
比べてばらつきが生じやすい。従って、サービスの利用
者が期待していたサービスの質と、実際に受けたサービ
スの質とは、一致しないことが多い。このため、サービ
ス提供業者側によって固定的に設定されているサービス
利用料が、サービス利用者が満足できる適正な金額の範
囲を出てしまうことがある。
【0004】本発明は上述した問題を解消し、サービス
を受けたユーザから徴収するサービス利用料を、実際に
提供されたサービスの質に応じた適正な額とすることが
できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明のサービス利用料決定方法は、提供したサ
ービスの質に応じたサービス利用料を決定するサービス
利用料決定方法であって、サービスの評価ランク(例え
ば、図4に示した評価)と料金とを対応付けた料金情報
(例えば、図8に示す価格情報)を記憶媒体に記憶する
ステップと、サービスの提供状態を数値(例えば、図3
に示す稼働実績、図12に示す渋滞期間の割合など)に
よって表すステップと、数値にもとづいてサービスの質
を評価するステップと、記憶されている料金情報を用い
て、評価に応じたサービス利用料を決定するステップと
を含むものである。上記の各処理は、例えばサービス評
価/価格体系管理部42、制御部64によって実行され
る。
【0006】上記の構成としたことで、実際に提供され
たサービスの質に連動してサービス利用料を決定するこ
とができ、サービスの利用者が納得する適正な価格体系
を構築することができる。
【0007】サービスの質の評価が、サービスの提供状
態を表す数値が、複数段階に区分けされた評価ランク
(例えば、図4に示した評価)のうちのどのランクに該
当するかを決定することによって行われるように構成さ
れていてもよい。
【0008】上記の構成としたことで、厳密な評価を行
うことなく、簡単な構成でサービスの質を評価すること
ができ、サービスの質を評価する上での技術的な困難さ
を回避することができる。
【0009】サービスの提供状態が、ネットワークとユ
ーザとの接続点として機能するアクセスポイントの稼働
実績を示す数値(例えば、図3に示す稼働実績)によっ
て表され、アクセスポイントを通じてネットワーク接続
サービスを受けた期間におけるサービスの質の評価に応
じて、ネットワーク接続サービスを受けたユーザに対す
るサービス利用料を決定するように構成されていてもよ
い。
【0010】上記の構成としたことで、実際に提供され
たネットワーク接続サービスの質に連動してネットワー
ク接続サービスを受けたユーザに対するサービス利用料
を決定することができ、ネットワーク接続サービスの利
用者が納得する適正な価格体系を構築することができ
る。
【0011】アクセスポイントの稼働実績が、単位時間
毎に導出される各単位稼働実績(例えば、図3に示す単
位期間毎の稼働実績)によって構成され、各単位稼働実
績が、それぞれアクセスポイントを利用したネットワー
ク接続件数の単位期間中における平均値として導出され
た数値(例えば、図3に示す単位期間毎の稼働実績の
値)によって表され、各単位期間中のサービスの提供状
態が、各単位稼働実績を示す数値によって表されるよう
に構成されていてもよい。
【0012】上記の構成としたことで、ネットワーク接
続サービスの提供状態を、サービスの質に影響を及ぼす
アクセスポイントの混雑状態を示す数値によって表すこ
とができる。
【0013】アクセスポイントの稼働実績が、単位時間
毎に導出される各単位稼働実績によって構成され、各単
位稼働実績が、それぞれ、アクセスポイントを同時に利
用することができる最大件数に対する、アクセスポイン
トを実際に利用したネットワーク接続件数の割合の単位
期間中における平均値として導出された数値によって表
され、各単位期間中のサービスの提供状態が、各単位稼
働実績を示す数値によって表されるように構成されてい
てもよい。
【0014】上記の構成としたことで、ネットワーク接
続サービスの提供状態を、サービスの質に影響を及ぼす
アクセスポイントの混雑状態を示す数値によって表すこ
とができる。
【0015】サービスの質の評価が、単位時間毎に行わ
れ、ネットワーク接続サービスを受けた期間に対応する
各単位期間の各評価に応じて、当該ネットワーク接続サ
ービスに対するサービス利用料が決定されるように構成
されていてもよい。
【0016】上記の構成としたことで、単位期間毎のサ
ービスの質の評価に応じて単位期間毎の利用料を導出す
ることができるので、適正なネットワーク接続サービス
のサービス利用料を決定することができるようになる。
【0017】各単位期間におけるサービスの質の評価
が、該当する単位稼働実績を示す数値が大きくなるほど
低い評価を受け、サービスの質の評価が低いほど、該当
する単位期間におけるサービス利用料が低額とされるよ
うに構成(例えば、図8参照)されていてもよい。
【0018】上記の構成としたことで、サービスの質が
低ければサービス利用料が低額となるので、ユーザが納
得する価格体系を提供することができるようになる。
【0019】サービスの提供状態が、人員を運搬する運
送サービスに用いられる車両の走行状態を示す数値(例
えば、図12に示す渋滞期間の割合)によって表され、
車両による運送サービスのサービス利用料を決定するよ
うに構成されていてもよい。
【0020】上記の構成としたことで、実際に提供され
た車両によって人員を運搬する運送サービスの質に連動
してサービス利用料を決定することができ、車両によっ
て人員を運搬する運送サービスの利用者が納得する適正
な価格体系を構築することができる。
【0021】車両の走行状態は、全体の走行期間に対す
る渋滞期間(総渋滞期間)の割合を示す数値(例えば、
図12参照)によって表され、渋滞期間が、各部分渋滞
期間が加算されることによって導出され、部分渋滞期間
が、サービスの提供時に単位時間毎に導出される平均走
行速度が所定期間以上継続して渋滞基準速度以下である
場合における、当該渋滞基準速度以下であった連続期間
とされるように構成されていてもよい。
【0022】上記の構成としたことで、車両によって人
員を運搬する運送サービスの提供状態を、サービスの質
に影響を及ぼす渋滞中の道路を走行した割合を示す数値
によって表すことができる。
【0023】サービスの質の評価が、全体の走行期間に
対する渋滞期間(総渋滞期間)の割合を示す数値(例え
ば、図12参照)が大きくなるほど低い評価とされ、サ
ービスの質の評価が低いほど、より高率の割引によって
サービス利用料が低額とされるように構成(例えば、図
12参照)されていてもよい。
【0024】上記の構成としたことで、サービスの質が
低ければサービス利用料が低額となるので、ユーザが納
得する価格体系を提供することができるようになる。
【0025】また、本発明のサービス利用料決定プログ
ラムは、提供したサービスの質に応じたサービス利用料
を決定するためのサービス利用料決定プログラムであっ
て、コンピュータ(例えば、インターネット接続業者サ
ーバ40、サービス利用料決定装置60)に、サービス
の提供状態を数値によって表すステップと、数値にもと
づいてサービスの質を評価するステップと、評価ランク
と料金とが予め対応付けられて記憶されている料金情報
を用いて、評価に応じたサービス利用料を決定するステ
ップとを実行させるものである。
【0026】上記の構成としたことで、コンピュータ
に、実際に提供されたサービスの質に連動したサービス
利用料を決定させることができるので、サービスの利用
者が納得する適正な価格体系を構築することができる。
【0027】また、本発明のサービス利用料決定プログ
ラムは、提供したサービスの質に応じたサービス利用料
を決定するためのサービス利用料決定プログラムであっ
て、コンピュータ(例えば、インターネット接続業者サ
ーバ40)に、ネットワークとユーザとの接続点として
機能するアクセスポイントの稼働実績を数値によって表
すステップと、数値にもとづいてサービスの質を評価す
るステップと、評価ランクと料金とが予め対応付けられ
て記憶されている料金情報(例えば、図8に示す価格情
報)を用いて、評価に応じたアクセスポイントによって
提供されたネットワーク接続サービスのサービス利用料
を決定するステップとを実行させるものである。
【0028】上記の構成としたことで、コンピュータ
に、実際に提供されたネットワーク接続サービスの質に
連動したサービス利用料を決定させることができるの
で、ネットワーク接続サービスの利用者が納得する適正
な価格体系を構築することができる。
【0029】さらに、本発明のサービス利用料決定プロ
グラムは、提供したサービスの質に応じたサービス利用
料を決定するためのサービス利用料決定プログラムであ
って、コンピュータ(例えば、サービス利用料決定装置
60)に、人員を運搬する運送サービスに用いられる車
両の走行状態を数値によって表すステップと、数値にも
とづいてサービスの質を評価するステップと、評価ラン
クと料金とが予め対応付けられて記憶されている料金情
報(例えば、図12に示す価格情報)を用いて、評価に
応じた車両による運送サービスのサービス利用料を決定
するステップとを実行させるものである。
【0030】上記の構成としたことで、コンピュータ
に、実際に提供された車両によって人員を運搬する運送
サービスの質に連動したサービス利用料を決定させるこ
とができるので、車両によって人員を運搬する運送サー
ビスの利用者が納得する適正な価格体系を構築すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。上述したように、サービスの質は、サービスを実
際に提供する時の環境条件などによって変動するので、
工業製品などの物品の品質に比べてばらつきが生じやす
い。従って、サービスを提供する前に、サービスの質を
適正に評価したり、サービスを利用するユーザの満足度
/不満足度を正確に予測することはできない。このた
め、サービスの質に応じた適正なサービス利用料を、サ
ービスを提供する前の段階で事前に設定しておくことは
不可能である。
【0032】このように将来提供されるサービスの質を
正確に予測することは不可能であるが、サービスの質へ
の関心が高まっていることもあり、サービス提供者側で
は、サービスの質を維持するための追加投資や価格体系
の見直しなどを行うことによって、サービス利用者に対
してサービスの質についての保証を与えることで対応し
始めている。しかし、サービスの質の保証では満足しな
いユーザも多数存在すると考えられ、必ずしもユーザの
ニーズに応えきれているとは言えない。
【0033】また、予めサービスの質を公表して保証す
ることも行われているが、これを実現するためには高度
に管理されたサービスシステムが必要となり、高コスト
となるため適用分野が限られてしまう。例えば、通信ネ
ットワークの分野でサービスの質(QoS:Quali
ty of Service)の保証は、ネットワーク
の帯域割当を最適化することによって利用者の要求に応
えることであり、それを実現するために必要なQoS管
理技術も発達してきている。しかし、QoS管理技術の
導入および運用には多くのコストを要してしまう。
【0034】以下に示す各実施の形態では、サービスを
利用したユーザから徴収するサービス利用料を、実際に
提供されたサービスの質に応じた適正な額とすることが
実現される。また、サービスの質に応じた適正なサービ
ス利用料を決定することが、低コストで実現されてい
る。
【0035】以下、本発明の第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。第1の実施の形態では、本発
明をインターネット接続サービス(以下、この例におい
て単に「サービス」ということがある。)に適用した場
合の例について説明する。図1は、本例のサービス利用
料決定システム10の構成の例を示すブロック図であ
る。サービス利用料決定システム10は、ユーザ端末2
0と、アクセスポイント30a〜30cと、インターネ
ット接続業者サーバ40とを含む。ユーザ端末20と、
各アクセスポイント30a〜30cとは、例えば公衆電
話回線やISDNなどのネットワーク50によって接続
されている。本例では、各アクセスポイント30a〜3
0cと、インターネット接続業者サーバ40とは、専用
回線によって接続されている。なお、各アクセスポイン
ト30a〜30cとインターネット接続業者サーバ40
とが、インターネットなどの他の通信ネットワークによ
って接続されていてもよい。
【0036】ユーザ端末20は、例えばパーソナルコン
ピュータなどの情報処理装置により構成され、インター
ネットを利用するユーザによって管理される。また、各
アクセスポイント30a〜30c、およびインターネッ
ト接続業者サーバ40は、インターネット接続業者(N
SP:Network Service Provid
er,ISP:Internet Service P
rovider)によって管理される。
【0037】ユーザ端末20は、インターネットへの接
続や、インターネットを利用した情報の送受などを行う
ことができる環境(ハードウェアおよびソフトウェアに
おける環境)を有している。なお、ユーザ端末20を管
理するユーザは、予めインターネット接続業者サーバ4
0を管理するインターネット接続業者と契約を締結し、
そのインターネット接続業者によるインターネット接続
サービスを受けるためのIDやパスワードを取得してい
るものとする。
【0038】アクセスポイント30a〜30cは、それ
ぞれ、例えば時分割多重装置(TDM)や回線終端装置
(DSU)などによって構成される。各アクセスポイン
ト30a〜30cは、それぞれ、ユーザ端末20からの
インターネット接続要求を受け付け、ユーザ端末20を
インターネットに接続する処理を行う。なお、インター
ネット接続業者が管理するアクセスポイントは、いくつ
設けられていてもよい。
【0039】インターネット接続業者サーバ40は、例
えばワークステーションサーバなどの情報処理装置によ
り構成される。インターネット接続業者サーバ40は、
例えばWWWサーバとしての機能を有する他、インター
ネット接続サービスを提供したユーザに関する情報を管
理する機能、提供したサービスの質を評価する機能、サ
ービス利用料を決定する機能などの各種の機能を有す
る。インターネット接続業者サーバ40は、各アクセス
ポイント30a〜30c毎のサービスの質や価格体系な
どを公開するためのホームページを運営しており、ユー
ザによって各アクセスポイント30a〜30cの最近
(例えば、過去2週間、過去1ヶ月など)のサービスの
質や、現在の価格体系の閲覧などが行われる各種のサイ
トを有している。また、インターネット接続業者サーバ
40は、図示はしないが、ユーザ情報や後述する稼働実
績情報などを格納するデータベースを有している。
【0040】インターネット接続業者サーバ40は、認
証/ユーザ管理部41と、サービス評価/価格体系管理
部42と、利用明細通知部43と、課金・決済管理部4
4とを含む。認証/ユーザ管理部41は、各アクセスポ
イント30a〜30cに対して接続要求をしてきたもの
の認証処理を行ったり、その認証のための情報を管理し
たり、各ユーザのサービスの利用状況の管理などを行
う。サービス評価/価格体系管理部42は、サービスの
質の評価や、サービス利用料金の算出などを行う。利用
明細通知部43は、各ユーザに対してサービス利用料金
を請求するための処理を行う。課金・決済管理部44
は、例えば決済代行業者(図示せず)に対してサービス
利用料金の徴収依頼を行うなどして、各ユーザからサー
ビス利用料金を回収するための処理を行う。
【0041】次に、本例のサービス利用料決定システム
10の動作について図面を参照して説明する。先ず、本
例のインターネット接続業者サーバ40による稼働実績
情報更新処理について図2〜図4を参照して説明する。
図2は、本例のインターネット接続業者サーバ40が実
行する稼働実績情報更新処理の一例を示すフローチャー
トである。なお、具体的には、稼働実績情報更新処理
は、サービス評価/価格体系管理部42によって行われ
る。図3は、インターネット接続業者サーバ40が備え
る図示しないデータベースに格納されている稼働実績情
報の格納状態の例を示す説明図である。
【0042】図3に示すように、稼働実績情報は、所定
期間毎に区切られたサービス期間(サービスを提供した
期間)と、各サービス期間における稼働実績と、各サー
ビス期間におけるサービスの質の評価に関する情報とを
含む。図3にはアクセスポイント30aの稼働実績情報
を例示しているが、稼働実績情報は、各アクセスポイン
ト30a〜30c毎にそれぞれ作成される。なお、本例
では、図3に示すように所定の単位時間(本例では15
分。なお、例えば30分や1時間などの他の時間であっ
てもよい。)毎にサービスの質を評価する構成としてい
る。すなわち、単位時間の開始時から終了時までを指す
各単位期間中におけるサービスの質を評価する。この各
単位期間が、それぞれ、各サービス期間と一致してい
る。
【0043】稼働実績情報更新処理において、インター
ネット接続業者サーバ40は、各アクセスポイント30
a〜30cの稼働状態を確認する(ステップS20
1)。本例では、稼働状態の確認として、各アクセスポ
イント30a〜30cそれぞれの現在のサービス提供件
数(現在、インターネット接続サービスを実際に提供し
ている件数)についての確認を行う。この確認は、例え
ば、インターネット接続業者サーバ40が、各アクセス
ポイント30a〜30cから、例えば定期的(例えば1
分ごと)に現在のサービス提供件数に関する情報の通知
を受けることによって行うようにすればよい。各アクセ
スポイント30a〜30cの稼働状態の確認は、それぞ
れ、単位時間が経過するまで繰り返し数回(1分ごとに
通知を受ける場合には、本例では15回)行われる(ス
テップS202のN、ステップS201)。なお、稼働
状態は、サービス提供件数に限らず、例えばサービス提
供可能な最大件数に対する割合などの他の状態であって
もよい。
【0044】単位時間(ここでは15分)が経過すると
(ステップS202のY)、インターネット接続業者サ
ーバ40は、現在までの単位期間(ここでは現在までの
15分間)における各アクセスポイント30a〜30c
の稼働実績を導出する(ステップS203)。稼働実績
は、本例では、対象となる単位期間内にステップS20
1にて確認された複数の稼働状態にもとづいて導出され
る。具体的には、稼働実績は、対象となる単位期間に含
まれる各稼働状態を示す各サービス提供件数の平均値に
よって表される。例えば、各アクセスポイントから1分
ごとに稼働状態の通知を受けている場合には、インター
ネット接続業者サーバ40は、単位期間内に含まれる現
在までの15回分のサービス提供件数の平均値を求め、
その値によって稼働実績を表すようにする。なお、稼働
状態がサービス提供可能な最大件数に対する割合で表さ
れる場合には、その平均の割合によって単位時間毎の稼
動実績が表されるようにすればよい。また、稼働実績
が、対象となる単位期間に含まれる各稼働状態を示す各
サービス提供件数の最大値によって表されるようにして
もよい。
【0045】稼働実績を導出すると、インターネット接
続業者サーバ40は、導出した稼働実績にもとづいて、
該当するサービス期間(単位期間)中のサービスについ
ての質の評価を行う(ステップS204)。本例では、
図4に示すように、予め稼働実績と評価との関係が設定
されており、ここでは稼働実績の範囲を4段階に区分け
して、4段階の評価を行うようにしている。従って、本
例では、ステップS203にて導出した稼働実績が含ま
れている範囲に関係付けされている評価(図4参照)
が、ステップS203にて導出した稼働実績の評価とさ
れる。
【0046】各アクセスポイントでのサービス提供件数
が、各アクセスポイントが提供可能な最大件数に近づく
程、そのアクセスポイントを通過するデータが多くな
り、接続サービスを受けている個々のユーザが取り扱う
データの伝送速度が低下するなどの弊害が生じる。従っ
て、本例では、図4に示すように、アクセスポイントで
のサービス提供件数が多いときには、そのアクセスポイ
ントの利用者に提供するサービスの質が低下するものと
して、サービスの質の評価を設定している。図4では、
アクセスポイントのサービス提供可能件数(同時に接続
サービスを提供することができる最大件数)が、1万件
であるものとしている。図4では、「評価A」がサービ
スの質が最高ランクであることを示し、「評価B」が
「評価A」の次にサービスの質が高いことを示し、「評
価D」がサービスの質が最低ランクであることを示して
いる。なお、稼働実績と評価との関係は、アクセスポイ
ント毎に異なる関係としてもよい。また、図4に示す稼
働実績と評価との関係を示す情報は、例えばインターネ
ット接続業者サーバ40が開設するホームページに掲載
することでユーザに公開するようにする。
【0047】サービス期間中の評価を決定すると、イン
ターネット接続業者サーバ40は、ステップS203に
て導出した稼働実績と、ステップS204にて決定した
評価とを既存の稼働実績情報に反映させて、稼働実績情
報を更新する(ステップS205)。
【0048】上述したステップS201〜ステップS2
05の処理を繰り返し行うことで、インターネット接続
業者サーバ40は、単位時間毎に、各アクセスポイント
について作成されているそれぞれの稼働実績情報に新た
な情報を加えていき、各アクセスポイントについての稼
働実績情報を更新していく。
【0049】次に、本例のサービス利用料決定システム
10によるユーザ利用情報更新処理について説明する。
図5は、本例のサービス利用料決定システム10による
ユーザ利用情報更新処理および処理タイミングの例を示
すタイミングである。ここでは、ユーザAがユーザ端末
20を用いて、インターネット接続業者が管理するアク
セスポイント(ここではアクセスポイント30a〜30
cの何れか)を利用してインターネットに接続した場合
に、ユーザAに関するユーザ利用情報を更新する処理に
ついて説明する。なお、ユーザ利用情報は、各ユーザ毎
にそれぞれ作成される。
【0050】ユーザ利用情報更新処理において、ユーザ
Aは、各アクセスポイント30a〜30cについての最
近のサービスの質を示す稼働実績情報(図3参照)と、
価格体系が示された後述する価格体系情報(図8参照)
とを参考にして、利用するアクセスポイントを決定する
(ステップS501)。
【0051】参考資料として用いられる稼働実績情報お
よび価格体系の確認は、例えばインターネット接続業者
サーバ40が提供するホームページを閲覧することによ
って行う。従って、この場合、ユーザAは、少なくとも
始めてインターネット接続業者の接続サービスを利用す
るときには、暫定的に利用するアクセスポイント(ユー
ザAが任意に決定する。)を介してインターネット接続
業者サーバ40が提供するホームページにアクセスし、
稼働実績情報および価格体系を確認したあと、このあと
利用するアクセスポイントを決定する必要がある。この
場合、利用するアクセスポイントとして決定したアクセ
スポイントが暫定的に利用しているアクセスポイントと
異なる場合には、利用するアクセスポイントを変更する
ようにすればよい。
【0052】なお、2回目以降にインターネット接続業
者の接続サービスを利用するときには、ユーザAは、事
前に取得しておいた稼働実績情報および価格体系を参考
にしてもよいし、過去の経験にもとづいて暫定的に利用
するアクセスポイント(安価であることや情報の送受が
スムーズであることなどの自己の意図に合致していると
思われるアクセスポイント。例えば、利用時間帯などか
ら予測できる。)を決定して稼働実績情報および価格体
系情報を確認することもできる。
【0053】そして、ユーザAは、ユーザ端末20を操
作して、選択したアクセスポイント(ここではアクセス
ポイント30a)を通じてインターネット接続サービス
の利用を開始する(ステップS502)。
【0054】インターネット接続業者サーバ40は、ア
クセスポイント30aからの通知によって、ユーザAが
アクセスポイント30aを通じてインターネット接続サ
ービスの利用を開始した時刻を把握し、その情報(ユー
ザに関する情報、利用しているアクセスポイントに関す
る情報、および、インターネット接続サービスの利用を
開始した時刻に関する情報を含む。)を、図示しないデ
ータベースに格納する(ステップS503)。
【0055】そして、ユーザAがユーザ端末20を操作
するなどして、アクセスポイント30aを介したインタ
ーネット接続サービスの利用を終了すると(ステップS
504)、インターネット接続業者サーバ40は、アク
セスポイント30aからの通知によって、ユーザAがア
クセスポイント30aを通じてのインターネット接続サ
ービスの利用を終了した時刻を把握する。すると、イン
ターネット接続業者サーバ40は、ユーザAについての
ユーザ利用情報を更新する(ステップS505)。
【0056】ユーザ利用情報は、例えば図6に示すよう
に、利用期間と、その各期間に利用したアクセスポイン
トに関する情報とを含む。図6には、ユーザAについて
のユーザ利用情報が示されている。
【0057】次に、本例のインターネット接続業者サー
バ40によるサービス利用料金決定処理について説明す
る。図7は、インターネット接続業者サーバ40による
サービス利用料金決定処理の一例を示すフローチャート
である。なお、具体的には、サービス利用料金決定処理
のうちのステップS701〜ステップS703の処理
は、サービス評価/価格体系管理部42によって行われ
る。ここでは、ユーザAに対するサービス利用料を決定
する処理について説明する。なお、サービス利用料決定
処理は、所定期間(例えば1ヶ月間)毎に実行され、過
去の所定期間(例えば先月末までの1ヶ月間)の利用料
を決定する。
【0058】サービス利用料金決定処理において、イン
ターネット接続業者サーバ40は、対象となるユーザA
に関して作成されているユーザ利用情報(図6参照)に
もとづいて、ユーザAがサービスを利用した期間と、そ
の期間中に利用したアクセスポイントとを把握する(ス
テップS701)。なお、ここで対象となるユーザAが
サービスを利用した期間は、今回の利用料金の決定の対
象となるサービス利用期間(例えば先月末までの1ヶ月
間)に含まれる期間である。
【0059】次いで、インターネット接続業者サーバ4
0は、各アクセスポイント毎のサービスの質の評価が示
された情報(本例では図3に示した稼働実績情報)にも
とづいて、ステップS701にて把握した各利用期間内
に利用していた各アクセスポイントの評価を把握し、そ
れぞれの評価毎の総利用時間を導出する(ステップS7
02)。具体的には、サービスの質が評価Aであるとき
の総利用時間と、サービスの質が評価Bであるときの総
利用時間と、サービスの質が評価Cであるときの総利用
時間と、サービスの質が評価Dであるときの総利用時間
とを導出する。
【0060】そして、インターネット接続業者サーバ4
0は、ステップS702にて導出した評価毎の総利用時
間と、価格情報(各評価と各料金との関係を示す情報)
が示された価格体系情報とにもとづいて、ユーザAのサ
ービス利用料を決定する(ステップS703)。具体的
には、サービスの質が評価A〜評価Dであるときの総利
用時間(ここでは単位を「分」とする)と、図8に示す
価格体系に示されている各価格情報によって特定される
評価A〜評価Dのときの利用料金(ここでは単位を「円
/分」とする)とをぞれぞれ乗算し、そのそれぞれの乗
算結果を加算した値を、ユーザAのサービス利用料とす
る。
【0061】サービス利用料を決定すると、サービス評
価/価格体系管理部42は、決定したサービス利用料に
関する情報(利用料金、ユーザ名などを含む情報)を、
認証/ユーザ管理部41を介して利用明細通知部43お
よび課金・決済管理部44に送信する。すると、課金・
決済管理部44は、例えば図示しない決済代行業者に委
託することで、ユーザAに対してサービス利用料を請求
する(ステップS704)。この場合、図示しない決済
代行業者は、ユーザAに対して利用料金の請求を行うと
ともに、利用料金を回収してインターネット接続業者に
支払う。なお、利用明細通知部43は、ユーザAからの
依頼に応じて、ユーザAについての利用明細書をユーザ
Aに通知するための処理を行う。例えば、利用明細通知
部43は、ユーザAからの依頼があった場合などに、イ
ンターネット接続業者サーバ40が開設するホームペー
ジ上にユーザAに関する利用明細書を表示する処理を行
うようにすればよい。
【0062】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、インターネット接続業者サーバ40がインターネッ
ト接続サービスの質を評価し、評価のランクに応じてサ
ービス利用料を決定する構成としたので、実際に提供さ
れたサービスの質に連動してサービス利用料を決定する
ことができ、サービスの利用者が納得する適正な価格体
系を構築することができる。すなわち、インターネット
接続サービスを受けたユーザから徴収するサービス利用
料を、実際に提供されたサービスの質に応じた適正な額
とすることができる。
【0063】また、上述した第1の実施の形態では、イ
ンターネット接続業者サーバ40がインターネット接続
サービスの質に応じてサービス利用料を決定する構成と
しているので、サービスの質を保証する必要がなく、サ
ービスの利用者が納得する適正な価格体系を低コストで
構築することができる。
【0064】また、上述した第1の実施の形態では、サ
ービスの評価基準(図4参照)、稼働実績情報(図3参
照)および価格体系情報(図8参照)をホームページに
掲載して明示する構成としているので、サービスの利用
者が最適なアクセスポイントを選択するための参考とす
ることができ、顧客満足度を向上させることができる。
【0065】また、上述した第1の実施の形態では、サ
ービスの評価基準、稼働実績情報および価格情報をホー
ムページ上で公開する構成としているので、利用目的
(大量のデータを取り扱う場合など)や利用スタイル
(インターネットを利用する時間が多く確保できない場
合や、データの取得を急いで行わなければならない場合
などの事情によって利用形態が異なる)に応じて、サー
ビスの質やサービス利用料の期待値を主体的に選ぶこと
ができる。例えば、大量のデータを取り扱う場合には、
価格は高目に設定されているがデータのやり取りがスム
ーズになされると期待できるアクセスポイントを選択す
ることができる。また、例えば、時間に余裕があり、安
価に済ませたい場合には、処理速度は多少遅いが利用料
が安く済むと期待できるアクセスポイントを選択するこ
とができる。
【0066】さらに、上述した第1の実施の形態では、
サービスの質について、稼働実績に応じた段階的な評価
を行う構成としていることで、厳密な評価を行うことな
く、簡単な構成で効率的にサービスの質を評価すること
ができる。従って、サービスの質を評価する上での技術
的な困難さを回避することができる。すなわち、技術的
な知識や経験を駆使することなく、また高コストのシス
テムを導入することなく、サービスの質を簡単かつ適正
に評価することができる。
【0067】なお、上述した第1の実施の形態で示した
価格体系は一例であり、例えばアクセスポイント毎に異
なる価格体系を構築するようにするなど、どのような価
格体系としてもよい。価格体系によっては、様々な副次
的効果が期待できる。例えば、頻繁に混雑しているアク
セスポイントの利用料を高額とし、比較的利用者の少な
いアクセスポイントの使用料を低額に設定するなどのよ
うにすれば、アクセスポイントの負荷が分散するなどの
効果が期待できる。
【0068】なお、上述した第1の実施の形態において
は特に説明していないが、インターネット接続サーバ4
0に含まれる各部41〜44は、上述した各処理を実行
させるための制御プログラムに従って動作している。こ
の制御プログラムは、提供したサービスの質に応じたサ
ービス利用料を決定するためのサービス利用料決定プロ
グラムであって、インターネット接続サーバ40を構成
する各部(本例ではサービス評価/価格体系管理部4
2)に、アクセスポイントの稼働実績を数値(例えば図
3に示した稼働実績)によって表すステップと、その数
値にもとづいてサービスの質を評価するステップと、評
価に応じてアクセスポイントによって提供されたネット
ワーク接続サービスのサービス利用料を決定するステッ
プとを実行させるための制御プログラムである。
【0069】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。第2の実施の形態では、本発
明を例えばタクシーなどによって行われる車両による人
員の運送サービス(以下、この例において単に「サービ
ス」ということがある。)に適用した場合の例について
説明する。図9は、本例のサービス利用料決定装置60
の構成の例を示すブロック図である。サービス利用料決
定装置60は、例えばタクシーなどの車両に搭載される
運送料金を算出する装置によって構成され、本例では、
速度センサ61と、距離センサ62と、表示器63と、
制御部64と、タイマ65と、操作部66と、記憶部6
7を含む。
【0070】速度センサ61は、サービス利用料決定装
置60が搭載されている車両の速度を計測する。距離セ
ンサ62は、例えばサービス利用者(客)を乗せたとき
からの距離など、サービス利用料決定装置60が搭載さ
れている車両が走行した距離を計測する。表示器63
は、例えばセグメント表示器などによって構成され、乗
客に対して現在の料金(走行中に順次加算されていく現
在までの料金)などを示すために、金額などの各種の情
報を表示する。
【0071】制御器64は、サービス利用料決定装置6
0を構成する各部の制御を行う他、例えば平均時速など
の各種の情報を導出する処理を行う。タイマ65は、例
えば客が乗車して走行を開始してからの経過時間などの
各種の時間を計測する。
【0072】操作部66は、サービス利用料決定装置6
0が搭載されている車両の運転手によって操作され、例
えば客を乗せている状態(いわゆる賃走状態)と客を乗
せていない状態(いわゆる空車状態)との切替や、高速
道路を走行中であるときと一般道路を走行中であるとき
との切替などの各種の操作を行うために設けられてい
る。記憶部67は、例えばRAMなどの記憶媒体によっ
て構成され、例えば価格体系に関する情報などのサービ
ス利用料を決定するために必要な情報などが格納され
る。
【0073】次に、本例のサービス利用料決定装置60
の動作について図面を参照して説明する。図10は、本
例のサービス利用料決定装置60が実行するサービス利
用料決定処理の一例を示すフローチャートである。ここ
では、サービスの利用者であるユーザとしての客Xに対
するサービス利用料を決定する処理について説明する。
【0074】サービス利用料決定装置が搭載されている
車両に客Xが乗車したことに応じて、運転手が操作部6
6を操作して賃走状態となったことを指示すると、ここ
でのサービス利用料決定処理が開始される。サービス利
用料決定処理において、制御部64は、賃走状態となっ
たことに応じて、タイマ65に対して時間の計測の開始
を指示するとともに、速度センサ61からの速度情報、
距離センサからの距離情報、タイマ65からの時間情報
の監視を開始する(ステップS101)。
【0075】次いで、制御部64は、走行中のループ処
理を行う。ループ処理において、制御部64は、操作部
66からの操作信号の有無を監視して走行が終了したか
否か確認する(ステップS102)。
【0076】走行中である場合には、制御部64は、単
位時間(例えば、1分)が経過する毎に、その単位期間
(例えば、1分間)の車両の平均速度を算出する(ステ
ップS103のY、ステップS104)。平均速度は、
どのようにして算出するようにしてもよく、例えば、速
度センサ61からの速度情報にもとづいて算出(例え
ば、1秒ごとの速度の和を60で割ることによって1分
間の平均速度を求める。)されるようにしたり、距離セ
ンサからの距離情報にもとづいて算出(例えば、1分間
に進んだ距離を60倍して平均時速を求める)されるよ
うにする。
【0077】また、制御部64は、単位期間の平均速度
を算出する毎に、走行実績情報を更新する(ステップS
105)。走行実績情報は、例えば図11に示すよう
に、走行開始からの各単位期間における平均速度に関す
る情報を含む。すなわち、ステップS104にて算出さ
れた平均速度に関する情報が、ステップS105にて走
行実績情報に新たに加えられる。
【0078】車両が目的地に到着するなどして、操作部
66からの操作信号によって走行を終了することが指示
された場合には(ステップS102のY)、制御部64
は、走行実績情報を確認して、渋滞となっていたと想定
される期間(部分渋滞期間)の合計期間(総渋滞期間)
を算出する(ステップS106)。本例では、部分渋滞
期間は、単位期間の平均速度が渋滞基準速度(例えば2
0[km/h])以下となっている期間が連続して所定
期間(例えば3分間。この期間は、信号停止などによっ
て停止している期間が部分渋滞期間とならないように設
定される)以上継続している場合には、その渋滞基準速
度以下となっている全体の期間(例えば、図11に示す
例では、走行開始から1分経過時から4分までの3分間
に連続して渋滞基準速度以下となる部分があるので、そ
の3分間が部分渋滞期間とされる。)であるとしてい
る。例えば、単位期間の平均速度が所定速度以下であっ
た期間が5分間(所定期間以上の期間の例)継続してい
たサービス期間があった場合には、その5分間は部分渋
滞期間とされる。従って、サービス期間中に2箇所で渋
滞となり、1箇所の部分渋滞期間が5分であり、もう1
箇所の部分渋滞期間が10分であれば、総渋滞期間は1
5分となる。
【0079】総渋滞期間を算出すると、制御部64は、
全体の走行期間のうちの総渋滞期間の割合を算出して、
その割合に応じてサービスの質を評価する(ステップS
102のY)。評価は、例えば図12に示すような、全
体の走行時間に占める総渋滞期間の割合と、評価との関
係が示されている評価情報にもとづいてなされる。本例
では、全体の走行時間に占める総渋滞期間の割合が低け
れば、サービスに質について高い評価を下し、全体の走
行時間に占める総渋滞期間の割合が高ければ、サービス
の質について低い評価を下す。
【0080】そして、制御部64は、ステップS107
で決定した評価にもとづいて、ユーザXに対するサービ
ス利用料を決定する(ステップS108)。本例では、
通常の利用料から評価に応じた割引がされた料金を、サ
ービス利用料として決定する。例えば、サービスの質が
評価Dであるとされている場合には、通常の利用料が1
万円であれば、2割引の8千円がサービス利用料として
決定される。
【0081】なお、サービス利用料を決定すると、制御
部64は、決定したサービス利用料の金額が表示器63
に表示されるように制御を行う。すると、表示器63に
は、通常の利用料に変えて、ステップS108にて決定
されたサービス利用料が表示される。このとき、表示器
63に2割の渋滞割引があったことを表示するようにし
てもよい。
【0082】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、制御部64が車両による運送サービスの質を評価
し、評価のランクに応じてサービス利用料を決定する構
成としたので、実際に提供されたサービスの質に連動し
てサービス利用料を決定することができ、サービスの利
用者が納得する適正な価格体系を構築することができ
る。すなわち、車両による運送サービスを受けたユーザ
から徴収するサービス利用料を、実際に提供されたサー
ビスの質に応じた適正な額とすることができる。例え
ば、目的地に到達するまでに通常以上の時間がかかり、
サービスの質が低下してしまった場合には、そのサービ
スの質に応じた通常の利用料よりも低額のサービス利用
料をユーザが支払うことになるため、ユーザの不満足度
を解消することができるようになる。
【0083】また、上述した第2の実施の形態では、制
御部64が車両による運送サービスの質に応じてサービ
ス利用料を決定する構成としているので、サービスの質
を保証する必要がなく、サービスの利用者が納得する適
正な価格体系を低コストで構築することができる。
【0084】さらに、上述した第2の実施の形態では、
サービスの質について、走行実績に応じた段階的な評価
を行う構成としていることで、厳密な評価を行うことな
く、簡単な構成でサービスの質を評価することができ、
サービスの質を評価する上での技術的な困難さを回避す
ることができる。すなわち、技術的な知識や経験を駆使
することなく、また高コストのシステムを導入すること
なく、サービスの質を簡単かつ適正に評価することがで
きる。
【0085】なお、上述した第2の実施の形態で示した
価格体系は一例であり、例えば高速道路を利用した場合
には、高速道路利用部分に適用する異なる価格体系(例
えば、高速道路の場合には、渋滞基準速度を通常道路走
行時よりも高速度に設定したり、割引率を高くしたりす
ることが考えられる。)を含むようにするなど、どのよ
うな価格体系としてもよい。なお、高速道路と一般道路
とで異なる価格体系を適用する場合には、例えば、高速
道路の使用の開始時と終了時に、それぞれ、その旨を示
すための操作信号を運転手が操作部66を操作すること
によって制御部64に送信するようにして、制御部64
が、その信号の受信に応じて適用する価格体系を変更す
るようにすればよい。
【0086】さらに、上述した第2の実施の形態では、
単位期間あたりの平均速度が渋滞基準速度以下である期
間が所定期間継続した場合に渋滞であると判断するよう
にしたが、車両の走行速度が渋滞基準速度以下である時
間が所定時間継続した場合に渋滞であると判断するよう
にしてもよい。この場合、渋滞期間は、車両の走行速度
が渋滞基準速度以下である時間が所定時間継続した場合
における、その渋滞基準速度以下で走行した期間とする
ようにすればよい。
【0087】なお、上述した第2の実施の形態において
は特に説明していないが、制御部64は、上述した各処
理を実行させるための制御プログラムに従って動作して
いる。この制御プログラムは、提供したサービスの質に
応じたサービス利用料を決定するためのサービス利用料
決定プログラムであって、制御部64に、車両の走行状
態を数値(例えば図12に示した割合)によって表すス
テップと、その数値にもとづいてサービスの質を評価す
るステップと、評価に応じて車両によって人員を運搬す
る運送サービスのサービス利用料を決定するステップと
を実行させるための制御プログラムである。
【0088】さらに、上述した各実施の形態ではサービ
スとして、インターネット接続サービスや、車両による
人員の運送サービスを例にしたが、明示的に質を保証し
ていないサービスであれば、他のサービスに本発明を適
用することができる。なお、明示的に質を保証していな
いサービスとは、例えば、予測不可能な要因によって質
が変動するサービス、質の変動を抑えるためのコストが
高くなってしまうサービス、インターネットのようなベ
ストエフォート型の仕組みを利用しているサービスなど
の、質の保証ができないまたは困難であるサービスをい
う。また、動的な価格体系を使って差別化するため、あ
るいは想定リスクを回避するために、明示的に質を保証
していないサービスも含まれる。さらに、サービス提供
者が意図的に質を保証していないサービスについても含
まれる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明のサービス利用料
決定方法によれば、提供したサービスの質に応じたサー
ビス利用料を決定するサービス利用料決定方法であっ
て、サービスの提供状態を数値によって表すステップ
と、数値にもとづいてサービスの質を評価するステップ
と、評価ランクと料金とが予め対応付けられて記憶され
ている料金情報を用いて、評価に応じたサービス利用料
を決定するステップとを含むものであるので、実際に提
供されたサービスの質に連動してサービス利用料を決定
することができ、サービスの利用者が納得する適正な価
格体系を構築することができる。
【0090】また、サービスの質の評価が、サービスの
提供状態を表す数値が、複数段階に区分けされた評価ラ
ンクのうちのどのランクに該当するかを決定することに
よって行われるように構成されている場合には、厳密な
評価を行うことなく、簡単な構成でサービスの質を評価
することができ、サービスの質を評価する上での技術的
な困難さを回避することができる。
【0091】また、サービスの提供状態が、ネットワー
クとユーザとの接続点として機能するアクセスポイント
の稼働実績を示す数値によって表され、アクセスポイン
トを通じてネットワーク接続サービスを受けた期間にお
けるサービスの質の評価に応じて、ネットワーク接続サ
ービスを受けたユーザに対するサービス利用料を決定す
るように構成されている場合には、実際に提供されたネ
ットワーク接続サービスの質に連動してネットワーク接
続サービスを受けたユーザに対するサービス利用料を決
定することができ、ネットワーク接続サービスの利用者
が納得する適正な価格体系を構築することができる。
【0092】また、アクセスポイントの稼働実績が、単
位時間毎に導出される各単位稼働実績によって構成さ
れ、各単位稼働実績が、それぞれアクセスポイントを利
用したネットワーク接続件数の単位期間中における平均
値として導出された数値によって表され、各単位期間中
のサービスの提供状態が、各単位稼働実績を示す数値に
よって表されるように構成されている場合には、ネット
ワーク接続サービスの提供状態を、サービスの質に影響
を及ぼすアクセスポイントの混雑状態を示す数値によっ
て表すことができる。
【0093】また、アクセスポイントの稼働実績が、単
位時間毎に導出される各単位稼働実績によって構成さ
れ、各単位稼働実績が、それぞれ、アクセスポイントを
同時に利用することができる最大件数に対する、アクセ
スポイントを実際に利用したネットワーク接続件数の割
合の単位期間中における平均値として導出された数値に
よって表され、各単位期間中のサービスの提供状態が、
各単位稼働実績を示す数値によって表されるように構成
されている場合には、ネットワーク接続サービスの提供
状態を、サービスの質に影響を及ぼすアクセスポイント
の混雑状態を示す数値によって表すことができる。
【0094】また、サービスの質の評価が、単位時間毎
に行われ、ネットワーク接続サービスを受けた期間に対
応する各単位期間の各評価に応じて、当該ネットワーク
接続サービスに対するサービス利用料が決定されるよう
に構成されている場合には、単位期間毎のサービスの質
の評価に応じて単位期間毎の利用料を導出することがで
きるので、適正なネットワーク接続サービスのサービス
利用料を決定することができるようになる。
【0095】また、各単位期間におけるサービスの質の
評価が、該当する単位稼働実績を示す数値が大きくなる
ほど低い評価を受け、サービスの質の評価が低いほど、
該当する単位期間におけるサービス利用料が低額とされ
るように構成されている場合には、サービスの質が低け
ればサービス利用料が低額となるので、ユーザが納得す
る価格体系を提供することができるようになる。
【0096】また、サービスの提供状態が、人員を運搬
する運送サービスに用いられる車両の走行状態を示す数
値によって表され、車両による運送サービスのサービス
利用料を決定するように構成されている場合には、実際
に提供された車両によって人員を運搬する運送サービス
の質に連動してサービス利用料を決定することができ、
車両によって人員を運搬する運送サービスの利用者が納
得する適正な価格体系を構築することができる。
【0097】また、車両の走行状態が、全体の走行期間
に対する渋滞期間の割合を示す数値によって表され、渋
滞期間が、各部分渋滞期間が加算されることによって導
出され、部分渋滞期間が、サービスの提供時に単位時間
毎に導出される平均走行速度が所定期間以上継続して渋
滞基準速度以下である場合における、当該渋滞基準速度
以下であった連続期間とされるように構成されている場
合には、車両によって人員を運搬する運送サービスの提
供状態を、サービスの質に影響を及ぼす渋滞中の道路を
走行した割合を示す数値によって表すことができる。
【0098】サービスの質の評価が、全体の走行期間に
対する渋滞期間の割合を示す数値が大きくなるほど低い
評価とされ、サービスの質の評価が低いほど、より高率
の割引によってサービス利用料が低額とされるように構
成されている場合には、サービスの質が低ければサービ
ス利用料が低額となるので、ユーザが納得する価格体系
を提供することができるようになる。
【0099】また、本発明のサービス利用料決定プログ
ラムによれば、提供したサービスの質に応じたサービス
利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラム
であって、コンピュータに、サービスの提供状態を数値
によって表すステップと、数値にもとづいてサービスの
質を評価するステップと、評価ランクと料金とが予め対
応付けられて記憶されている料金情報を用いて、評価に
応じたサービス利用料を決定するステップとを実行させ
るものであるので、実際に提供されたサービスの質に連
動したサービス利用料をコンピュータに決定させること
ができ、サービスの利用者が納得する適正な価格体系を
構築することができる。
【0100】また、本発明のサービス利用料決定プログ
ラムによれば、提供したサービスの質に応じたサービス
利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラム
であって、コンピュータに、ネットワークとユーザとの
接続点として機能するアクセスポイントの稼働実績を数
値によって表すステップと、数値にもとづいてサービス
の質を評価するステップと、評価ランクと料金とが予め
対応付けられて記憶されている料金情報を用いて、評価
に応じたアクセスポイントによって提供されたネットワ
ーク接続サービスのサービス利用料を決定するステップ
とを実行させるものであるので、実際に提供されたネッ
トワーク接続サービスの質に連動したサービス利用料を
コンピュータに決定させることができ、ネットワーク接
続サービスの利用者が納得する適正な価格体系を構築す
ることができる。
【0101】さらに、本発明のサービス利用料決定プロ
グラムによれば、提供したサービスの質に応じたサービ
ス利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラ
ムであって、コンピュータに、人員を運搬する運送サー
ビスに用いられる車両の走行状態を数値によって表すス
テップと、数値にもとづいてサービスの質を評価するス
テップと、評価ランクと料金とが予め対応付けられて記
憶されている料金情報を用いて、評価に応じて車両によ
る運送サービスのサービス利用料を決定するステップと
を実行させるものであるので、実際に提供された車両に
よって人員を運搬する運送サービスの質に連動したサー
ビス利用料をコンピュータに決定させることができ、車
両によって人員を運搬する運送サービスの利用者が納得
する適正な価格体系を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるサービス
利用料決定システムのの構成の例を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における稼働実績
情報更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における稼働実績
情報の構成例を示す説明図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における稼働実績
と評価との関係の例を示す説明図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ利
用情報更新処理の一例を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ利
用情報の構成例を示す説明図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態におけるサービス
利用料決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第1の実施の形態における価格体系
情報の構成例を示す説明図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態におけるサービス
利用料決定装置の構成の例を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態におけるサービ
ス利用料決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第2の実施の形態における走行実
績情報の構成例を示す説明図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態における走行実
績にもとづく渋滞期間の割合と評価と価格情報との関係
の例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 サービス利用料決定システム 20 ユーザ端末 30a〜30c アクセスポイント 40 インターネット接続業者サーバ 41 認証/ユーザ管理部 42 サービス評価/価格体系管理部 43 利用明細通知部 44 課金・決済管理部 50 ネットワーク(公衆回線) 60 サービス利用料決定装置 61 速度センサ 62 距離センサ 63 表示器 64 制御部 65 タイマ 66 操作部 67 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇埜 智和 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 白鳥 藤夫 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 提供したサービスの質に応じたサービス
    利用料を決定するサービス利用料決定方法であって、 サービスの評価ランクと料金とを対応付けた料金情報を
    記憶媒体に記憶するステップと、 サービスの提供状態を数値によって表すステップと、 前記数値にもとづいてサービスの質を評価するステップ
    と、 前記記憶媒体に記憶されている料金情報を用いて、前記
    評価に応じたサービス利用料を決定するステップとを含
    むサービス利用料決定方法。
  2. 【請求項2】 サービスの質の評価は、サービスの提供
    状態を表す数値が、複数段階に区分けされた評価ランク
    のうちのどのランクに該当するかを決定することによっ
    て行われる請求項1記載のサービス利用料決定方法。
  3. 【請求項3】 サービスの提供状態が、ネットワークと
    ユーザとの接続点として機能するアクセスポイントの稼
    働実績を示す数値によって表され、前記アクセスポイン
    トを通じてネットワーク接続サービスを受けた期間にお
    けるサービスの質の評価に応じて、前記ネットワーク接
    続サービスを受けたユーザに対するサービス利用料を決
    定する請求項1記載または請求項2記載のサービス利用
    料決定方法。
  4. 【請求項4】 アクセスポイントの稼働実績は、単位時
    間毎に導出される各単位稼働実績によって構成され、 各単位稼働実績は、それぞれ前記アクセスポイントを利
    用したネットワーク接続件数の単位期間中における平均
    値として導出された数値によって表され、 各単位期間中のサービスの提供状態が、各単位稼働実績
    を示す前記数値によって表される請求項3記載のサービ
    ス利用料決定方法。
  5. 【請求項5】 アクセスポイントの稼働実績は、単位時
    間毎に導出される各単位稼働実績によって構成され、 各単位稼働実績は、それぞれ、前記アクセスポイントを
    同時に利用することができる最大件数に対する、前記ア
    クセスポイントを実際に利用したネットワーク接続件数
    の割合の単位期間中における平均値として導出された数
    値によって表され、 各単位期間中のサービスの提供状態が、各単位稼働実績
    を示す前記数値によって表される請求項3記載のサービ
    ス利用料決定方法。
  6. 【請求項6】 サービスの質の評価は、単位時間毎に行
    われ、 ネットワーク接続サービスを受けた期間に対応する各単
    位期間の各評価に応じて、当該ネットワーク接続サービ
    スに対するサービス利用料が決定される請求項4または
    請求項5記載のサービス利用料決定方法。
  7. 【請求項7】 各単位期間におけるサービスの質の評価
    は、該当する単位稼働実績を示す数値が大きくなるほど
    低い評価を受け、 前記サービスの質の評価が低いほど、該当する単位期間
    におけるサービス利用料が低額とされる請求項6記載の
    サービス利用料決定方法。
  8. 【請求項8】 サービスの提供状態が、人員を運搬する
    運送サービスに用いられる車両の走行状態を示す数値に
    よって表され、 前記車両による前記運送サービスのサービス利用料を決
    定する請求項1または請求項2記載のサービス利用料決
    定方法。
  9. 【請求項9】 車両の走行状態は、全体の走行期間に対
    する渋滞期間の割合を示す数値によって表され、 前記渋滞期間は、各部分渋滞期間が加算されることによ
    って導出され、 前記部分渋滞期間は、サービスの提供時に単位時間毎に
    導出される平均走行速度が所定期間以上継続して渋滞基
    準速度以下である場合における、当該渋滞基準速度以下
    であった連続期間とされる請求項8記載のサービス利用
    料決定方法。
  10. 【請求項10】 サービスの質の評価は、全体の走行期
    間に対する渋滞期間の割合を示す数値が大きくなるほど
    低い評価とされ、 前記サービスの質の評価が低いほど、より高率の割引に
    よってサービス利用料が低額とされる請求項9記載のサ
    ービス利用料決定方法。
  11. 【請求項11】 提供したサービスの質に応じたサービ
    ス利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラ
    ムであって、 コンピュータに、サービスの提供状態を数値によって表
    すステップと、前記数値にもとづいてサービスの質を評
    価するステップと、評価ランクと料金とが予め対応付け
    られて記憶されている料金情報を用いて、前記評価に応
    じたサービス利用料を決定するステップとを実行させる
    ためのサービス利用料決定プログラム。
  12. 【請求項12】 提供したサービスの質に応じたサービ
    ス利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラ
    ムであって、 コンピュータに、ネットワークとユーザとの接続点とし
    て機能するアクセスポイントの稼働実績を数値によって
    表すステップと、前記数値にもとづいてサービスの質を
    評価するステップと、評価ランクと料金とが予め対応付
    けられて記憶されている料金情報を用いて、前記評価に
    応じた前記アクセスポイントによって提供されたネット
    ワーク接続サービスのサービス利用料を決定するステッ
    プとを実行させるためのサービス利用料決定プログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 提供したサービスの質に応じたサービ
    ス利用料を決定するためのサービス利用料決定プログラ
    ムであって、 コンピュータに、人員を運搬する運送サービスに用いら
    れる車両の走行状態を数値によって表すステップと、前
    記数値にもとづいてサービスの質を評価するステップ
    と、評価ランクと料金とが予め対応付けられて記憶され
    ている料金情報を用いて、前記評価に応じた前記車両に
    よる運送サービスのサービス利用料を決定するステップ
    とを実行させるためのサービス利用料決定プログラム。
JP2001133926A 2001-05-01 2001-05-01 サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム Pending JP2002329144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133926A JP2002329144A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133926A JP2002329144A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002329144A true JP2002329144A (ja) 2002-11-15

Family

ID=18981703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001133926A Pending JP2002329144A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002329144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190244231A1 (en) * 2018-02-08 2019-08-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Benefit selection apparatus, method for selecting benefit, and information terminal

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190244231A1 (en) * 2018-02-08 2019-08-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Benefit selection apparatus, method for selecting benefit, and information terminal
CN110135881A (zh) * 2018-02-08 2019-08-16 丰田自动车株式会社 优惠选定装置、优惠选定方法以及信息终端
JP2019139451A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 特典選定装置、特典選定方法及び情報端末
JP7128434B2 (ja) 2018-02-08 2022-08-31 トヨタ自動車株式会社 特典選定装置、特典選定方法及び情報端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11631140B1 (en) Systems and methods for processing vehicle or driver performance data
Ke et al. Pricing and equilibrium in on-demand ride-pooling markets
Ulmer et al. The restaurant meal delivery problem: Dynamic pickup and delivery with deadlines and random ready times
Yang et al. Managing rail transit peak-hour congestion with a fare-reward scheme
US7801783B2 (en) System and method for automatic analysis of rate information
US8744734B2 (en) Active traffic and demand management system
CN112703517A (zh) 电子叫车服务
CN112419601B (zh) 一种基于排队论的单向车辆共享系统规模优化方法
CN112488893B (zh) 服务数据处理方法、装置、存储介质及电子设备
Azadeh et al. Choice-driven dial-a-ride problem for demand responsive mobility service
CN114971135A (zh) 基于5g物联网的智能充电站电力设备管理系统及调度方法
CN114255040A (zh) 账户充值提示方法、装置、电子设备以及存储介质
Ordóñez et al. Dynamic ridesharing
Wu et al. Time-dependent customized bus routing problem of large transport terminals considering the impact of late passengers
Jiao et al. Incentivizing shared rides in e-hailing markets: Dynamic discounting
Vital et al. Scheduling and shortest path for trucks with working hours and parking availability constraints
JP4098526B2 (ja) 交通情報提供システム及びその方法、交通情報提供プログラム
JP7204811B2 (ja) 自動車の利用施設推奨装置及び利用施設推奨方法
Li et al. Frequency-based zonal flexible bus design considering order cancellation
US20190244231A1 (en) Benefit selection apparatus, method for selecting benefit, and information terminal
JP2002329144A (ja) サービス利用料決定方法、およびサービス利用料決定プログラム
CN114881692A (zh) 网约车调度方法、装置、电子设备及存储介质
Li et al. A peak-period taxi scheme design problem: Formulation and policy implications
CN114216472A (zh) 行驶路线合理性的确认方法、装置、设备及存储介质
JP2001256380A (ja) 昇降機保全料金算出システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315