JP2002329036A - アンケート集計方法、アンケート集計管理システム、アンケート管理サーバ及びアンケート集計プログラム - Google Patents

アンケート集計方法、アンケート集計管理システム、アンケート管理サーバ及びアンケート集計プログラム

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JP2002329036A
JP2002329036A JP2001354584A JP2001354584A JP2002329036A JP 2002329036 A JP2002329036 A JP 2002329036A JP 2001354584 A JP2001354584 A JP 2001354584A JP 2001354584 A JP2001354584 A JP 2001354584A JP 2002329036 A JP2002329036 A JP 2002329036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットアンケートの表示画像中、回
答者により注目された箇所、範囲、注目順序などについ
ても定量的に集計可能とする。 【解決手段】 アンケート作成端末20において、マウ
スカーソルイベントログの採取可能な処理が施された画
像を有するアンケート票が作成され、アンケート管理サ
ーバ30へ送られて記憶される。その後、アンケート管
理サーバ30から、アンケートの送信要求を送信してき
た回答者端末10aへ、アンケート票の掲載されたウエ
ブページが、通信回線50を介して送られ画面表示され
る。回答者端末10aにおいて、マウスの操作によりア
ンケートの回答が入力され、そのマウスの操作にもとづ
きマウスカーソルイベントログが作成される。アンケー
トの回答及びマウスカーソルイベントログが、アンケー
ト管理サーバ30へ送信され、マウスカーソルイベント
ログの示すマウスイベントが回答とともに集計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットア
ンケートの回答を、複数の端末から収集して集計するア
ンケート集計方法、アンケート集計管理システム、アン
ケート管理サーバ及びアンケート集計プログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発達にともない、企
業、団体、個人等の有するサーバ等において作成された
ウエブページが、数多くインターネット上に配信され、
家庭や企業等に設けられた端末において閲覧されてい
る。特に、各家庭や職場等における端末の普及が著しい
ことから、各企業や団体等は、ウエブページに企業製品
の宣伝広告や団体主催のイベント情報などを掲載して配
信することにより、多大な宣伝効果を生じさせ、顧客や
参加者等の獲得をはかっている。
【0003】さらに、このようなウエブページを用いて
宣伝活動等を行う企業等の中には、需要者の意識動向を
リサーチするために、インターネットアンケートを行う
ところが多い。インターネットアンケートは、アクセス
してきた閲覧者用の端末に、アンケート画面を送信して
表示させる。このアンケート画面には、簡単な質問文、
販売製品の画像(動画及び静止画を含む)、回答の選択
肢及び回答例等を含むことができる。
【0004】アンケート画面の閲覧者(回答者)は、そ
の表示内容にしたがって、文章の入力あるいは選択肢か
らの選択を行うことで、アンケートに回答する。この回
答は、企業等に設けられたアンケート集計用のサーバで
収集され、所定期間の経過後あるいは所定量の蓄積後、
集計される。そして、集計結果は、消費者等の意識、嗜
好、興味等の動向の分析、あるいは、経営方針を決定す
る際の参考データなどに利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネットアンケートを、従来における文章の入力や選択
肢からの選択といった回答方法を用いて行った場合であ
って、特に、そのアンケートに画像を用いたときには、
利用価値の低い集計結果しか得られないことが多かっ
た。
【0006】たとえば、アンケート画面に販売製品の画
像を表示しておき、この画像に関する質問を設けて、こ
の質問に対し回答者に文章で回答させる場合に、異なっ
た者による回答のそれぞれが、表示画像内の同一部分あ
るいは同一範囲を示すものでありながら、異なる表現と
なっていることがあった。
【0007】また、逆に、その画像内の異なる部分等を
示す回答であっても、同一の表現となることもあった。
これらの場合の多くは、その回答の表現が曖昧であった
り不十分であったりする。このため、その表現からは、
回答者が興味を示した画像の部分等を特定することがで
きない。したがって、正確かつ有用なアンケート集計結
果が得られないという問題があった。
【0008】さらに、アンケート画面に販売製品の画像
を表示しておき、この画像に関する質問と、この質問の
回答となる選択肢とを提示して、この選択肢の中から任
意に回答を選ばせる方式を採用した場合に、企業側にと
っては、その画像を適切な文章で表現して選択肢を作成
したり、画像のすべての構成要素を網羅するように選択
肢を構成することが困難な場合があった。
【0009】たとえば、アンケート画面に動画像を表示
しておき、この動画像のうち興味をもったワンシーンを
回答者に指定させる場合に、複数のシーンのそれぞれを
示す選択肢を各々的確な文章で表現することは困難であ
った。また、回答者により指定されるシーンを予想する
ことが難しい場合に、漏れがないようにあらゆるシーン
を選択肢として列挙することは、現実的に無理であっ
た。
【0010】さらに、選択肢による回答方式を用いた場
合に、企業側は、それぞれの選択肢の選ばれた数を集計
結果としていた。つまり、集計結果は回答者に与えた選
択肢に関するものに限られていた。また、詳細な事項に
まで踏み込んで選択肢を作成することには限界があっ
た。このため、選択肢による回答方式では、予め与えた
選択肢以外の回答事項や、選択肢の示す概念の範囲より
もさらに詳細な概念の範囲について、定量化したデータ
を得ることが困難であった。
【0011】また、アンケート画面の指示にしたがって
回答する場合に、回答者は、無意識のうちにポインティ
ングデバイスを操作する。この操作は、回答者がアンケ
ートに回答する際の意識の動向をストレートに表現した
ものといえる。企業側としては、これらのような選択肢
という型におさまらない回答事項や詳細な概念の範囲、
及び、回答者の意識の動向等についても調査でき、か
つ、正確で定量的な回答を得られる技術の提案を期待し
ていた。
【0012】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、選択肢や文章などでは表現しずらい表示画
像の部分や範囲、動画像のうち回答者の興味をもったワ
ンシーン、選択肢としては挙げられていない画面上の表
示事項、及び、回答する際の回答者の意識動向について
も、定量化されたデータとして収集でき、集計を可能と
するアンケート集計方法、アンケート集計管理システ
ム、アンケート管理サーバ及びアンケート集計プログラ
ムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のアンケート集計方法は、通
信回線によって、複数の回答者端末から送信されてきた
アンケートの回答を、アンケート管理サーバで収集して
集計するアンケート集計方法であって、回答者端末が、
一又は二以上の画像を有するアンケート画面を表示し、
この表示中に行われたポインティングデバイスの操作に
ともないイベントデータを生成し、この生成したイベン
トデータをイベントログとして記憶し、アンケート管理
サーバが、回答者端末からイベントログを収集するとと
もに、この収集したイベントログの示す複数のイベント
データの中から、一又は二以上の画像に関するイベント
データを取り出し、かつ、この取り出したイベントデー
タにもとづき、一又は二以上の画像におけるポインティ
ングデバイスの操作回数及び/又は操作量を集計して回
答の集計結果とする方法としてある。
【0014】アンケート集計方法をこのような方法とす
ると、画像内で指定された任意の部分や範囲等について
も、回答者にマウスカーソルによる部分指定、範囲指
定、画像上の移動等をさせることで、この部分指定等に
ともなうイベントデータを生成し、イベントログとして
記憶し、定量的に集計して回答の集計結果とすることが
できる。
【0015】このため、インターネットアンケートを実
施する企業側にとっては、従来における選択肢による回
答方式を採用した場合にその選択肢では表現の困難な画
像一部や範囲、表示画像の詳細部分や動画像のワンシー
ンなどについても、ポインティングデバイスの操作にと
もない生成したイベントデータをイベントログとして記
憶し、収集・集計することで、定量化を可能とし、アン
ケートの回答として扱うことができる。
【0016】また、請求項2記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート画面を表示するとともに、この
アンケートの回答を入力する回答者端末と、この回答者
端末から回答を収集するアンケート管理サーバと、回答
者端末及びアンケート管理サーバを接続する通信回線と
を有するアンケート集計管理システムであって、アンケ
ート画面は、一又は二以上の画像を有し、回答者端末
は、マウスカーソルを操作するポインティングデバイス
を有するとともに、アンケート画面の表示中に行われた
ポインティングデバイスによる操作にともないイベント
データを生成し、かつ、この生成したイベントデータを
イベントログとして記憶し、アンケート管理サーバは、
通信回線によって、回答者端末からイベントログを収集
するとともに、この収集したイベントログの示す複数の
イベントデータの中から、一又は二以上の画像に関する
イベントデータを取り出し、かつ、この取り出したイベ
ントデータにもとづき、一又は二以上の画像におけるポ
インティングデバイスの操作回数及び/又は操作量を集
計して回答の集計結果とする構成としてある。
【0017】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすれば、アンケートの対象として画面表示された
画像の全体又は一部についても、ポインティングデバイ
スの操作により生成されたイベントデータをイベントロ
グとして記憶し、このイベントログの有する複数のイベ
ントデータを定量データとして収集・集計することで、
この集計結果をアンケートの回答結果とすることが可能
となる。
【0018】したがって、選択肢や文章によっては表現
しずらい画像の全体や一部についても、この画像の全体
や一部がマウスカーソルで選択されることにより、この
選択操作にともない生成されたイベントデータをイベン
トログとして記憶し、このイベントログの有するイベン
トデータを集計し、アンケートの回答として利用でき
る。
【0019】さらに、回答者の意識の動向の現れ、たと
えば、表示された画像について回答者が興味を示すこと
にもとづくポインティングデバイスの操作等について
も、この操作により生成されたイベントデータをイベン
トログとして記憶し、このイベントログの有するイベン
トデータを集計定量データとして用いることで、詳細か
つ定量的な回答結果を得ることができる。
【0020】また、請求項3記載のアンケート集計管理
システムは、操作回数が、画像上でポインティングデバ
イスのクリック又はドラッグのされた回数からなる構成
としてある。アンケート集計管理システムをこのような
構成とすると、ポインティングデバイスの操作の回数が
定量化され、アンケートの回答としての利用が可能とな
る。
【0021】また、請求項4記載のアンケート集計管理
システムは、操作量が、画像上でポインティングデバイ
スのドラッグにより指定された範囲、及び/又は、画像
上でポインティングデバイスのクリックがされてから次
にクリックがされるまでの時間からなる構成としてあ
る。アンケート集計管理システムをこのような構成とす
れば、ポインティングデバイスの操作の時間や画面上任
意に指定された範囲についても、定量化されアンケート
の回答としての利用が可能となる。
【0022】また、請求項5記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート画面が、複数の画像を有し、ア
ンケート管理サーバが、収集したイベントログの示す複
数のイベントデータの中から、一又は二以上の画像に関
するイベントデータを取り出し、かつ、この取り出した
イベントデータにもとづき、一又は二以上の画像におけ
るポインティングデバイスの操作回数及び/又は操作量
を集計して回答の集計結果とすることに代えて、収集し
たイベントログの示す複数のイベントデータにもとづ
き、ポインティングデバイスの操作によるマウスカーソ
ルの軌跡を算出し、この算出した軌跡上に表示されてい
た画像を複数の画像の中から抽出し、この抽出した画像
を、アンケートの回答として特定する構成としてある。
【0023】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすると、マウスカーソルの軌跡を算出することに
より、複数の画像の中から、回答者が興味を示した画像
を抽出することができる。これによって、複数の回答者
端末から抽出した画像を集計することにより、この結果
を回答の集計結果とすることができる。
【0024】また、請求項6記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート管理サーバから回答の集計結果
を入力して表示するアンケート作成端末を有した構成と
してある。アンケート集計管理システムをこのような構
成とすれば、アンケート実施者は、アンケート管理サー
バで回答者端末から収集された回答の集計結果を、アン
ケート作成端末の表示画面上で視認できる。
【0025】そして、アンケート管理サーバで収集され
た回答が、イベントログの示すイベントデータにもとづ
いて集計されるため、アンケート実施者は、静止画や動
画などに代表される画像をアンケートの対象として通信
回線上に配信できるとともに、アンケートの回答を定量
的に集計・掌握できる。
【0026】また、請求項7記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート作成端末が、アンケート管理サ
ーバから画像を入力して、集計結果とともに表示する構
成としてある。アンケート集計管理システムをこのよう
な構成とすると、アンケート作成端末が、画像と集計結
果との双方を、表示画面上に表示可能とするため、アン
ケート実施者は、それら画像と集計結果とを見比べなが
ら、画像に対するアンケート回答者の関心度の高低など
を容易に判断できる。
【0027】また、請求項8記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート管理サーバが、画像を複数のエ
リアに分割し、かつ、この分割したエリアごとに回答の
集計結果を算出し、アンケート作成端末が、分割された
画像と、エリアごとに算出された回答の集計結果とを表
示する構成としてある。
【0028】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすれば、エリアごとの回答の集計結果がアンケー
ト管理サーバで算出され、さらにアンケート作成端末の
画面上に表示されるため、アンケート実施者は、そのエ
リアごとに表示される回答の集計結果にもとづいて、画
像上のどの部分にアンケート回答者の関心が集まってい
るかなどを認知できる。
【0029】また、請求項9記載のアンケート集計管理
システムは、アンケート作成端末が、エリアごとに算出
された回答の集計結果にもとづいて、各エリアごとに表
示デザインを決定し、この決定した表示デザインを用い
て各エリアを表示する構成としてある。アンケート集計
管理システムをこのような構成とすると、画像の各エリ
アが回答の集計結果にもとづいてデザイン分けされるた
め、アンケート実施者は、画像上どの部分にアンケート
回答者の興味が示されているか等を視覚的かつ容易に認
識できる。
【0030】また、請求項10記載のアンケート集計管
理システムは、画像が、動画からなり、回答者端末が、
動画の有する複数の場面についての回答を入力し、アン
ケート管理サーバが、回答者端末から回答を収集して、
この回答の集計結果を単位時間ごと及び/又は各場面ご
とに算出し、アンケート作成端末が、動画の一場面と、
この一場面に対応する回答の集計結果とを表示する構成
としてある。
【0031】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすれば、動画の有する複数の場面についてのアン
ケートの回答を、それぞれイベントログに含まれるイベ
ントデータにもとづき、定量的に集計できるため、動画
である画像をアンケートの対象として用いることが可能
となる。
【0032】また、請求項11記載のアンケート集計管
理システムは、アンケート作成端末が、動画を再生しな
がら表示し、かつ、この再生により表示された動画の各
場面に対応する回答の集計結果を、各場面の表示にとも
なって順次表示する構成としてある。
【0033】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすると、アンケート作成端末において、動画と集
計結果との双方が表示されている場合に、動画の再生に
ともなって、表示されている各場面に対応した回答の集
計結果を順次表示させることができる。このため、アン
ケート実施者は、順次表示される回答の集計結果を見な
がら、この回答の集計結果の推移を把握できる。
【0034】また、請求項12記載のアンケート集計管
理システムは、アンケート作成端末が、回答の集計結果
を画像上に重ねて表示する構成としてある。アンケート
集計管理システムをこのような構成とすれば、アンケー
ト作成端末の表示画面において、回答の集計結果が画像
上に重ねて表示されるため、アンケート実施者は、その
表示画面を見ることで、画像のどの部分にアンケート回
答者の関心が集まっているか等を容易に確認できる。
【0035】また、請求項13記載のアンケート集計管
理システムは、アンケート管理サーバが、単位時間ごと
に算出した回答の集計結果を、集計結果推移グラフに加
工し、アンケート作成端末が、アンケート管理サーバか
ら集計結果推移グラフを入力して表示する構成としてあ
る。アンケート集計管理システムをこのような構成とす
ると、回答の集計結果がグラフ化され、さらにアンケー
ト作成端末に表示されるため、アンケート実施者は、動
画に関する回答の集計結果の推移を容易に知得できる。
【0036】また、請求項14記載のアンケート集計管
理システムは、集計結果推移グラフが、動画の一場面に
対応する再生時刻を時間軸上に示す再生時刻標示を有
し、アンケート作成端末が、再生中の動画と集計結果推
移グラフとを表示し、再生時刻標示が、再生により表示
されている動画の一場面に対応した再生時刻を、再生に
もとづき時間軸上を移動しながら示す構成としてある。
【0037】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすれば、アンケート作成端末が再生中の動画と集
計結果推移グラフとの双方を画面表示するため、アンケ
ート実施者は、その再生中の動画と集計結果推移グラフ
とを見比べながら、表示されている場面に関する回答の
集計結果を確認できる。特に、集計結果推移グラフにお
いては、動画の一場面に対応する再生時刻を時間軸上に
示す再生時刻標示を有し、かつ、この再生時刻標示が動
画の再生にともなって時間軸上を移動しながら再生時刻
を示すため、アンケート実施者は、アンケート作成端末
で現在表示されている画像の一場面についての回答の集
計結果を、容易かつ即座に把握できる。
【0038】また、請求項15記載のアンケート集計管
理システムは、集計結果推移グラフ上でマウスカーソル
を用いて一の時刻が指定されると、アンケート作成端末
が、指定時刻に対応する動画の一場面を表示する構成と
してある。アンケート集計管理システムをこのような構
成とすると、アンケート実施者は、マウスカーソルを用
いて集計結果推移グラフ上で任意の時刻(たとえば、曲
線グラフ上の任意の点や時間軸上の任意の点など)を指
定すると、アンケート作成端末の表示画面上に、その指
定した時刻に対応する動画の一場面を表示させることが
できる。
【0039】このため、アンケート実施者は、集計結果
推移グラフ上でイベントデータ量の多くなっている点、
すなわち、アンケート回答者により注目の集まった時刻
に対応する動画の一場面を、即座に画面表示して確認す
ることができる。なお、集計結果推移グラフと、時刻の
指定により表示される動画の一場面とは、同一の表示画
面に表示させることもでき、また、時刻の指定後、集計
結果推移グラフを画面消去してから、その動画の一場面
を表示させることもできる。
【0040】また、請求項16記載のアンケート管理サ
ーバは、通信回線によって、アンケート画面の指示によ
り入力されたアンケートの回答を回答者端末から収集す
るとともに、この収集した回答を集計するアンケート管
理サーバであって、アンケート画面の表示中にポインテ
ィングデバイスの操作にともない生成されたイベントデ
ータをイベントログとして回答者端末から収集し、この
収集したイベントログの示す複数のイベントデータの中
から、アンケート画面の有した一又は二以上の画像に関
するイベントデータを取り出し、かつ、この取り出した
イベントデータにもとづき、一又は二以上の画像におけ
るポインティングデバイスの操作回数及び/又は操作量
を集計して回答の集計結果とする構成としてある。
【0041】アンケート管理サーバをこのような構成と
すれば、回答者端末からのイベントデータにもとづき、
回答者端末に表示されていた画像におけるポインティン
グデバイスの操作回数等を集計する処理をアンケート管
理サーバに行わせることができるため、この集計結果を
アンケートの回答として利用できる。
【0042】したがって、従来における選択肢や文章に
よる回答では得ることができなかった画像の全体又は一
部を指定する操作や画像上を移動する操作などについて
も、マウスイベントを用いて定量的に収集し、アンケー
トの回答として集計することができる。
【0043】また、請求項17記載のアンケート集計プ
ログラムは、通信回線によって、アンケート画面の指示
により入力されたアンケートの回答を回答者端末から収
集するとともに、この収集した回答を集計する処理をア
ンケート管理サーバに実行させるプログラムであって、
アンケート画面の表示中にポインティングデバイスの操
作にともない生成されたイベントデータをイベントログ
として回答者端末から収集し、この収集したイベントロ
グの示す複数のイベントデータの中から、アンケート画
面の有する一又は二以上の画像に関するイベントデータ
を取り出し、かつ、この取り出したイベントデータにも
とづき、一又は二以上の画像におけるポインティングデ
バイスの操作回数及び/又は操作量を集計して回答の集
計結果とする処理をアンケート管理サーバに実行させる
構成としてある。
【0044】アンケート集計プログラムをこのような構
成とすると、ポインティングデバイスの操作にともない
生成されたイベントデータを収集して、このイベントデ
ータにもとづきポインティングデバイスの操作回数等を
算出してアンケートの回答の集計結果とする処理をアン
ケート管理サーバに実行させることができる。したがっ
て、アンケート管理サーバは、回答者端末の画面上で動
作したマウスカーソルのイベントを定量データとして、
アンケートの回答の集計に利用することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明のアンケート集計方法を
実現するアンケート集計管理システム、アンケート管理
サーバ及びアンケート集計プログラムの第一の実施形態
について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形
態のアンケート集計管理システムの構成を示すブロック
図である。
【0046】同図に示すように、アンケート集計管理シ
ステム1は、回答者端末10a〜10nと、ポインティ
ングデバイス11a〜11nと、アンケート作成端末2
0と、アンケート管理サーバ30と、データベース専用
サーバ40と、通信回線50とを有している。
【0047】ここで、回答者端末10a〜10nは、通
信回線50との接続が可能な情報処理通信端末であっ
て、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、モバイ
ルツール、携帯電話、PHS、PDA等からなる。ま
た、回答者端末10a〜10nは、アンケート管理サー
バ30とアクセスして、アンケートの掲載されたウエブ
ページであるアンケート画面を受信し、図2に示す表示
部12に画面表示する。
【0048】ポインティングデバイス11a〜11n
は、この回答者端末10a〜10nの表示部12上(画
面上)に表示されたマウスカーソル(マウスポインタ)
を操作するために、回答者端末10a〜10nに接続さ
れ又は装着された装置をいい、たとえば、マウスやトラ
ックパッド等からなる。
【0049】また、ポインティングデバイス11a〜1
1nは、クリックやドラッグの可能な構造、たとえば、
マウスボタン等を有している。このポインティングデバ
イス11a〜11nやマウスボタン等を用いて、上下左
右へのスライド、クリックやドラッグといった操作がさ
れることにより、画面上におけるマウスカーソルの移
動、特定ポイントの指定、範囲の指定、表示された複数
の画像のうち一の画像の指定などを行うことができる。
【0050】また、ポインティングデバイス11a〜1
1nの操作にともない、回答者端末10a〜10nにお
いては、その操作のマウスイベント(イベントデータ)
が生成される。この生成されたイベントデータは、マウ
スカーソルイベントログ(イベントログ)として記憶さ
れる。
【0051】マウスイベントとは、プログラムの実行中
に起こるマウスのアクティビティをいう。マウスイベン
トは、その端末等に搭載されたOS(Operatin
gsystem)により受け取られ、実行中のアプリケ
ーションへ渡される。
【0052】このマウスイベントには、端末のユーザが
マウスボタンをクリックしたときに生成される「Cli
ck」、マウスボタンをダブルクリックしたときに生成
される「DblClick」、マウスボタンを押下して
離さなかったときに生成される「MouseDow
n」、マウスボタンを移動したときに生成される「Mo
useMove」、マウスボタンを離したときに生成さ
れる「MouseUp」などがある。
【0053】マウスカーソルイベントログとは、マウス
イベントの生成順序やマウスのアクティビティを示すリ
ストをいう。このマウスカーソルイベントログを解読す
ることにより、マウスのアクティビティ、マウスボタン
のクリックされたときのマウスカーソルの位置、このク
リックのされた時刻、マウスカーソルの移動方向の他、
マウスカーソルの軌跡を辿ることもできる。
【0054】表示部12は、一又は二以上の画像を有す
るアンケート画面を表示する。画像には、テレビコマー
シャル、映画の予告編、アニメーション等に代表される
動画と、ポスター、カタログ、パンフレット類、写真、
イラスト類等に代表される静止画とがある。この画像
は、アンケート画面に掲載される際、アンケート作成端
末20において、マウスカーソルイベントログを採取で
きる処理が施される。
【0055】このマウスカーソルイベントログを採取す
る処理は、たとえば、Java(商品名)を用いて作成
されたプログラムにより行なうことができる。このプロ
グラムは、アンケート管理サーバ30又は回答者端末1
0a〜10nに、マウスカーソルイベントログの採取処
理を実行させる。
【0056】アンケート作成端末20は、アンケート票
を作成し、アンケートファイルに収めてアンケート管理
サーバ30へ送る。このアンケート票は、マウスカーソ
ルイベントログの採取可能な処理が施された画像を有す
る。なお、本発明において、画像には、動画や静止画を
含むものとする。また、アンケート作成端末20は、ア
ンケート管理サーバ30で集計されたアンケートの回答
結果を画面表示することができる。
【0057】アンケート管理サーバ30は、アンケート
作成端末20からアンケートファイルを受け取り、デー
タベース専用サーバ40へ送って記憶させる。なお、ア
ンケート管理サーバ30自身が、アンケートファイル及
びアンケート票を記憶することもできる。また、アンケ
ート管理サーバ30は、回答者端末10a〜10nから
のアンケート送信要求にともない、データベース専用サ
ーバ40からアンケート票を取り出してウエブページに
掲載して送信する。
【0058】さらに、アンケート管理サーバ30は、回
答者端末10a〜10nからのアンケートの回答及びマ
ウスカーソルイベントログを受信し、データベース専用
サーバ40へ送って記憶させる。また、所定の時期に、
データベース専用サーバ40からアンケートの回答及び
マウスカーソルイベントログを取り出して、回答等の集
計を行う。
【0059】データベース専用サーバ40は、アンケー
ト管理サーバ30から送られてきたアンケート票(又は
アンケートファイル)、複数のアンケートの回答及びマ
ウスカーソルイベントログを蓄積する。また、データベ
ース専用サーバ40は、アンケート管理サーバ30から
の出力要求により、それまでに蓄積した複数のアンケー
トの回答及びマウスカーソルイベントログのうち所定の
ものをアンケート管理サーバ30へ送る。
【0060】なお、図1においては、アンケート管理サ
ーバ30とデータベース専用サーバ40とは、異なるサ
ーバで構成されているが、一つのサーバで構成すること
もできる。また、アンケート管理サーバ30におけるウ
エブページの管理機能とアンケート回答等の集計機能と
は、異なるサーバにおいて実行させることができる。た
とえば、新たにウエブサーバを設けて、アンケート票の
掲載されたウエブページを管理させることもできる。
【0061】通信回線50は、従来公知の任意好適な公
衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができる。
また、通信回線50は、回答者端末10a〜10nとア
ンケート管理サーバ30等との間を、無線あるいは有線
で接続可能な回線であり、例えば、携帯端末網,公衆回
線網,専用回線網,インターネット回線網及びイントラ
ネット網により構成することができる。
【0062】次に、表示画像の例及びこの表示にともな
い行われるアンケートの回答の集計について、図2〜図
8を参照して説明する。回答者端末10a〜10nの表
示部12における画像の表示例として、たとえば、図2
に示すように、画像A及び画像Bを表示させる場合があ
る。この場合、回答者に画像A又は画像Bのいずれかを
ポインティングデバイスの操作により選択させ、この選
択結果をアンケートの回答とする。
【0063】これら画像A及び画像Bを表示する回答者
端末10a〜10nにおいては、いずれかの画像上へマ
ウスカーソルが移動しているときや、画像上でマウスボ
タンがクリックされたときに、その移動経緯、クリック
の操作及びクリックされたときのマウスカーソルの位置
等が、マウスイベントとして生成され、マウスカーソル
イベントログとして記憶される。
【0064】そして、このマウスカーソルイベントログ
を収集したアンケート管理サーバ30においては、その
マウスカーソルイベントログの示すマウスイベントにも
とづき、表示部12に表示された画像A及び画像Bのう
ち、画像Aの選択されたことが認識され、この選択がア
ンケートの回答として集計される。この選択結果を回答
とするアンケートの具体例としては、画像A及び画像B
のそれぞれが外観の異なる携帯電話機の商品写真であ
り、回答者にデザインのよいと思われる方を選択させる
場合等がある。
【0065】表示部12における他の画像の表示例とし
ては、図3に示すように、画像Cが表示部12に表示さ
れている場合がある。この画像C上において、マウスカ
ーソルが同図中の矢印の方向に移動しながら任意の範囲
を示したとすると、この範囲が指定範囲となる。この指
定範囲の指定の操作にともない、回答者端末10a〜1
0nにおいては、移動開始時のマウスボタンの押下
(「MouseDown」)、ポインティングデバイス
の移動(「MouseMove」)、この移動の方向及
び移動終了時のマウスボタンの押下終了(「Mouse
Up」)などが、マウスイベントとして発生し、マウス
カーソルイベントログとして記憶される。
【0066】そして、このマウスカーソルイベントログ
を収集したアンケート管理サーバ30においては、マウ
スカーソルの移動により画像C上の特定の範囲が指定さ
れたことが認識され、この指定範囲がアンケートの回答
として集計される。この指定範囲を回答とするアンケー
トの具体例としては、画像Cがたとえばガーデニング庭
園の写真であり、気に入った植物や参考にしたい配置な
どを回答者に任意に範囲指定させる場合等がある。
【0067】さらに、他の画像の表示例としては、図4
に示すように、画像D1〜Dnが予め用意されており、
まず、画像D1を表示させ、画面上の所定の位置(たと
えば、表示部12の有する次画面ボタン)がクリックさ
れるごとに画像D2、画像D3、画像D4、・・・、画
像Dnが順次表示されるように構成されている場合があ
る。
【0068】この場合、画像D1の表示が開始されてか
ら「次画面」がクリックされるまでの時間、画像D2の
表示が開始されてから次に「次画面」がクリックされる
までの時間、そして、画像D3及び画像D4についても
同様に、表示が開始されてから次に「次画面」がクリッ
クされるまでの時間がそれぞれの画像についての表示時
間(指定時間)として算出され、イベントログとして記
憶され、アンケートの回答とされる。
【0069】この指定時間を集計するアンケートの具体
例としては、同一人物についてポーズ・背景等の異なる
複数枚のポスターや、同一の風景について異なる者によ
り描かれた複数のイラスト等がある場合に、どのポスタ
ー又はイラストに人気が集まるかを指定時間の長短にも
とづき集計して判断すること等がある。
【0070】さらに他の画像の表示例としては、図5に
示すように、画像Eの一部が表示されていて、表示部1
2の有するスクロールボタンにより、画像Eの任意の一
部を表示可能な場合がある。この場合、画像Eの一部が
表示されてからスクロールボタンが押下されるまでの時
間、画像Eの他の一部が表示されてから次にスクロール
ボタンが押下されるまでの時間が指定時間として算出さ
れ、イベントログとして記憶され、アンケートの回答と
される。
【0071】この指定時間を回答とするアンケートの具
体例としては、複数のアトラクションを有するテーマパ
ークの航空写真又はイラスト地図がある場合に、このテ
ーマパークの一部を表示部12に表示し、画面をスクロ
ールさせることで各アトラクションの外観とこの説明を
順次表示できるようにして、各アトラクションにおける
指定時間を集計すること等がある。
【0072】また、他の画像の表示例としては、図6に
示すように、画像Fの全体が表示されていて、表示部1
2の有する拡大ボタンの押下により、画像Fの一部を表
示する場合がある。この場合、画像Fの全体が表示され
てから拡大ボタンが押下されるまでの時間が指定時間と
して算出され、イベントログとして記憶され、アンケー
トの回答とされる。また、拡大ボタンが押下された後、
縮小ボタンが押下されるまでの時間を指定時間として算
出することもできる。
【0073】この指定時間を回答とするアンケートの具
体例としては、複数の中古車の掲載されたカタログがあ
る場合に、拡大ボタンの押下により、掲載された中古車
の中から特定の中古車が拡大表示されたときに、この拡
大表示の時間を指定時間として集計すること等がある。
【0074】さらに、他の画像の表示例としては、図7
に示すように、複数の画像G1a,G1b,G2a,G
2b,G3a,G3bが表示されていて、画像G1aと
画像G1b、画像G2aと画像G2b、画像G3aと画
像G3bの組み合わせのそれぞれにおいて、いずれかを
選択させる場合がある。
【0075】この場合、画像G1aと画像G1b、画像
G2aと画像G2b、画像G3aと画像G3bの組み合
わせにおいて、それぞれ画像G1a、画像G2b、画像
G3aが選択されたときに、選択されるまでの間に行わ
れたポインティングデバイスの動作及び選択された位置
がマウスイベントとして生成される。そして、アンケー
ト管理サーバ30においては、画像G1a、画像G2
b、画像G3aの選択により生成したマウスイベントに
もとづき、マウスカーソルの軌跡が算出され、この軌跡
上に表示されていた画像(画像G1a、画像G2b、画
像G3a)がアンケートの回答とされる。
【0076】この軌跡上の画像を回答とするアンケート
の具体例としては、衣料品のコーディネートを回答者に
選ばせる場合に、帽子の画像G1a〜G1n、上着の画
像G2a〜G2n、ズボンの画像G3a〜G3n、靴の
画像G4a〜G4n等があり、それぞれの種類における
複数の画像の中から任意の画像を選択させることとし、
アンケート管理サーバ30において、画像の選択により
生成されたマウスイベントにもとづきマウスカーソルの
軌跡を算出し、この軌跡上に表示されていた画像をアン
ケートの回答とする処理を行うこと等がある。
【0077】また、他の画像の表示例としては、図8に
示すように、動画の画像Hが表示され、任意のタイミン
グでマウスボタンの押下を可能とする場合がある。この
場合、マウスボタンが押下されたときに、この押下のマ
ウスイベントと、押下された時刻のマウスイベントが生
成され、イベントログとして記憶される。
【0078】そして、アンケート管理サーバ30におい
ては、マウスイベントの示す押下の時刻に表示部12に
表示されていた画像Hの映像が抽出される。この抽出さ
れた映像が、回答者の興味のひいた映像であるとして、
アンケートの回答とされる。
【0079】この指定時間を回答とするアンケートの具
体例としては、プロゴルファーのスイングの映像がある
場合であって、この映像が動画として表示部12で映し
出されているときに、回答者に対し、興味をもった場
面、たとえば、アドレスの場面、トップの場面、インパ
クトの場面及びフィニッシュの場面などにおいてマウス
ボタンを押下させ、この押下のタイミングにおいて表示
されていた場面をアンケートの回答とすること等があ
る。
【0080】次に、本実施形態のアンケート集計管理シ
ステムの動作について、図9を参照して説明する。同図
は、本実施形態のアンケート集計管理システムの動作を
示すフローチャート(動作手順図)である。
【0081】アンケート作成端末20において、アンケ
ートの内容が示されたアンケート票が作成される(ステ
ップ10)。この作成されたアンケート票には画像が掲
載される。この掲載される画像には、マウスカーソルイ
ベントログの採取可能な処理が施される。このアンケー
ト作成端末20において、アンケートの内容が示された
アンケート票がアンケートファイルに収められてアンケ
ート管理サーバ30へ送られ記憶される(ステップ1
1,ステップ12)。
【0082】その後、通信回線50を介して、一又は二
以上の回答者端末(たとえば、回答者端末10a)から
アンケート管理サーバ30へ、アンケートの送信要求が
送られると(ステップ13)、この送信要求にもとづい
て、アンケート票がウエブページに掲載され、送信要求
を送信してきた回答者端末10aへ送られる(ステップ
14)。
【0083】回答者端末10aにおいて、受信されたウ
エブページが画面表示される(ステップ15)。この回
答者端末10aにおいて、画面表示されたウエブページ
のアンケートの指示にしたがい、回答が入力される(ス
テップ16)。この回答の入力は、マウスの操作により
行われる。そして、マウスの操作によりマウスカーソル
イベントログが作成される。
【0084】アンケートの回答及びマウスカーソルイベ
ントログが、アンケート管理サーバ30へ送信される
(ステップ17)。アンケート管理サーバ30において
受信(採取)された回答及びマウスカーソルイベントロ
グがデータベース専用サーバ40へ送られ記憶される
(ステップ18,ステップ19)。そして、複数の回答
者端末10a〜10nからの回答及びマウスカーソルイ
ベントログが、データベース専用サーバ40に蓄積され
る。
【0085】その後、所定の時期に、アンケート管理サ
ーバ30からデータベース専用サーバ40へ回答等の出
力要求が送られると(ステップ20)、データベース専
用サーバ40からアンケート管理サーバ30へ、所定の
回答及びマウスカーソルイベントログが送られる(ステ
ップ21)。
【0086】アンケート管理サーバ30において、受け
られた回答及びマウスカーソルイベントログにもとづ
き、アンケートの回答が集計される(ステップ22)。
なお、集計されたアンケート結果がアンケート作成端末
20で画面表示させることができる。
【0087】アンケート集計管理システムをこのような
構成とすれば、従来は、言葉や文章などの表現でしか収
集できなかったデータが、マウスの操作によって定量化
されるため、よりダイレクトな回答を得ることができ
る。また、ウエブページ上に提示される動画、静止画の
上で行われるマウスカーソルの移動やマウスカーソルに
よるクリックやドラッグなどのイベントがデータとして
採取可能となる。
【0088】上記の実施形態における回答者端末,アン
ケート管理サーバ及びアンケート作成端末等での処理
は、アンケート集計プログラムにより実行される。この
アンケート集計プログラムは、コンピュータの各構成要
素に指令を送り、所定の処理、たとえば、回答者端末に
おけるマウスイベントの生成・記憶処理、アンケート管
理サーバにおける回答の集計処理、アンケート作成端末
におけるアンケート票の作成処理、データベース専用サ
ーバにおけるマウスカーソルイベントログ等の記憶処理
などを行わせることができる。これによって、これらマ
ウスイベントの生成処理等は、アンケート集計プログラ
ムとコンピュータとが協働した回答者端末,アンケート
管理サーバ及びアンケート作成端末等により実現され
る。
【0089】なお、マウスイベントの生成処理等を実現
するためのアンケート集計プログラムは、コンピュータ
のROMに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体に
格納することができる。外部記憶装置とは、磁気ディス
ク等の記録媒体を内蔵し、回答者端末等に外部接続され
る記憶増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録
媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち
運び可能な記録媒体であって、たとえば、CD−RO
M、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディ
スク等をいう。
【0090】そして、記録媒体に記録されたプログラム
は、コンピュータのRAMにロードされて、CPUによ
り実行される。この実行により、上述した本実施形態の
回答者端末,アンケート管理サーバ,アンケート作成端
末及びデータベース専用サーバの機能が実現される。
【0091】さらに、コンピュータでアンケート集計プ
ログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有さ
れたアンケート集計プログラムを、通信回線を利用して
自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードする
こともできる。このダウンロードされたアンケート集計
プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の回
答者端末,アンケート管理サーバ及びアンケート作成端
末における各処理などを実現する。
【0092】[第二実施形態]次に、本発明のアンケー
ト集計方法、アンケート集計管理システム、アンケート
管理サーバ及びアンケート集計プログラムの第二の実施
形態について、図10を参照して説明する。同図は、本
実施形態のアンケート集計管理システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0093】本実施形態は、第一実施形態と比較して、
アンケート管理サーバにおける集計結果の加工処理及び
アンケート作成端末における集計結果の表示処理を追加
した点で相違する。すなわち、第一実施形態では、アン
ケート管理サーバにおいて、アンケートの配信処理や回
答者端末からの回答の集計処理等を実行し、アンケート
作成端末において、その集計結果の表示を可能としてい
たのに対し、本実施形態では、アンケート管理サーバに
おいて、さらに回答の集計結果を加工し、この加工した
集計結果をアンケート作成端末で表示させている。他の
構成要素は第一実施形態と同様である。したがって、図
10において、図1と同様の構成部分については同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0094】図10に示すように、アンケート集計管理
システム1のアンケート作成端末20aは、表示部21
と、制御部22とを有している。表示部21は、LCD
(Liquid Crystal Display:液
晶ディスプレイ)、CRT(Cathode−Ray
Tube:ブラウン管)、プラズマディスプレイ(Pl
asma Display)等で構成でき、アンケート
管理サーバ30からの回答の集計結果を表示する。
【0095】また、表示部21は、制御部22で作成さ
れたアンケートの内容を表示する。なお、この表示部2
1は、第一実施形態のアンケート作成端末20におい
て、集計結果(回答結果)を画面表示する表示手段(図
示せず)と同一の構成とすることができる。
【0096】制御部22は、アンケート管理サーバ30
からの集計結果を表示部21へ送り、表示させる。ま
た、制御部22は、回答者端末10a〜10nへ配信す
るためのアンケートを作成する。なお、この制御部22
においては、後述する回答の集計結果の加工処理を、ア
ンケート管理サーバ30に代わって実行させることもで
きる。
【0097】アンケート管理サーバ30は、アンケート
作成端末20aからのアンケートを記憶しておき、回答
者端末10a〜10nからのアンケート送信要求にもと
づいて、記憶しておいたアンケートを取り出し、通信回
線50を介し回答者端末10(アンケート送信要求を送
信してきた回答者端末)へ配信する。
【0098】また、アンケート管理サーバ30は、回答
者端末10a〜10nからの回答及びマウスカーソルイ
ベントログをデータベース専用サーバ40へ送って記憶
させる。さらに、アンケート管理サーバ30は、所定の
時期に、データベース専用サーバ40へ回答等出力要求
を送って、回答及びマウスカーソルイベントログを受け
取る。そして、この受け取ったマウスカーソルイベント
ログにもとづいて回答を集計し、この集計した結果(回
答の集計結果)を加工して、アンケート作成端末20a
へ送る。
【0099】次に、本実施形態のアンケート集計管理シ
ステムにおける動作手順について、図11を参照して説
明する。アンケート作成端末20aにおいて、アンケー
トの内容が示されたアンケート票が作成される(ステッ
プ30)。このアンケート票には、アンケートの対象と
なる画像が掲載されており、この画像には、マウスカー
ソルイベントログの採取可能な処理が施されている。こ
の作成されたアンケート票がアンケートファイルに収め
られて、アンケート管理サーバ30へ送られ記憶される
(ステップ31,ステップ32)。
【0100】その後、通信回線50を介して、一又は二
以上の回答者端末(たとえば、回答者端末10a)から
アンケート管理サーバ30へ、アンケート送信要求が送
られると(ステップ33)、この送信要求にもとづい
て、アンケート票がウエブページに掲載され、通信回線
50を介して、回答者端末10aへ送信される(ステッ
プ34)。
【0101】回答者端末10aにおいて、アンケート管
理サーバ30から送信されてきた(アンケート管理サー
バ30からダウンロードした)アンケート票が、図12
に示すように、表示部12で画像Iとして表示される
(ステップ35)。この画像Iが表示されている回答者
端末10において、画面表示されたウエブページのアン
ケート票の指示にしたがい、ポインティングデバイス1
1等が操作され、回答が入力される。
【0102】具体的には、画像Iを表示した回答者端末
10において、アンケート回答者がポインティングデバ
イス11a〜11nを操作することにより、表示された
画像I上の回答となる位置が決定され、あるいは範囲が
指定される。これらのうち、位置の決定は、マウスカー
ソルが、回答となる画像I上のポイントへ移動された
後、ポインティングデバイス11a〜11nのボタンが
クリックされることにより実行される。一方、範囲の指
定は、ポインティングデバイス11a〜11nのドラッ
グ操作にもとづき、画像I上の回答となる範囲が、マウ
スカーソルの移動範囲に対応して指定されることによ
り、実行される。
【0103】そして、これらクリックにより決定された
位置、ドラッグにより指定された範囲、さらには、クリ
ックした位置におけるマウスカーソルの滞在時間、ドラ
ッグ操作にもとづくマウスカーソルの軌跡等が、マウス
イベント(イベントデータ)として採取される。すなわ
ち、ポインティングデバイス11等の操作にもとづい
て、マウスイベントが生成され、このマウスイベントに
より回答が入力される。
【0104】こうして採取されたイベントデータによ
り、マウスカーソルイベントログが作成される(ステッ
プ36)。この作成されたマウスカーソルイベントログ
が、アンケート回答者の操作にもとづき、アンケートの
回答や画像I(アンケート票)に関する他のデータ等と
ともに、アンケート管理サーバ30へ送信される(ステ
ップ37)。
【0105】アンケート管理サーバ30において、受信
された回答及びマウスカーソルイベントログがデータベ
ース専用サーバ40へ送られ蓄積される(ステップ3
8,ステップ39)。その後、所定の時期に、アンケー
ト管理サーバ30において、データベース専用サーバ4
0へ回答等出力要求が送られ、所定の回答及びマウスカ
ーソルイベントログが受け取られる(ステップ40,ス
テップ41)。
【0106】アンケート管理サーバ30において、受け
取られた回答及びマウスカーソルイベントログにもとづ
き、回答が集計される(ステップ42)。この回答の集
計結果が加工され、アンケート作成端末20aへ送られ
て表示される(ステップ43〜ステップ45)。
【0107】次に、アンケート管理サーバ30における
集計結果の加工処理及びアンケート作成端末における集
計結果の表示処理について、図13を参照して説明す
る。同図に示すように、アンケート作成端末20aの表
示部21は、画像Iを分割画像Jとして表示する。分割
画像Jは、画像Iと分割枠Kとを有しており、この分割
枠Kにより画像Iを所定数に分割する。なお、表示部2
1においては、画像Iを表示せず、分割枠Kのみ表示さ
せることもできる。
【0108】分割枠Kによる画像Iの分割パターンは、
その分割数あるいは画像の種類等に応じて選ばれたさま
ざまな形状の組み合わせによって形成することができ
る。この分割パターンは、アンケート管理サーバ30に
記憶されている。分割パターンの例としては、たとえ
ば、図13に示すような九つの長方形を組み合わせたも
のの他、大きさの異なる複数の長方形の組み合わせ、正
方形,平行四辺形,菱形,台形,円形,扇形その他さま
ざまな形状を含んだ組み合わせなどがある。
【0109】そして、この分割パターンが複数ある場合
には、アンケート実施者がアンケート作成端末20aの
表示部21で分割画像Jを表示させるたびに一の分割パ
ターンを選択することも、あるいは特定の分割パターン
を予め指定(固定)しておくこともできる。
【0110】なお、図13においては、分割画像Jの分
割数を九つ(九分割)としているが、九分割に限るもの
ではなく、たとえば、二分割,三分割,四分割,・・
・,八分割,十分割,・・・,十六分割,十七分割,・
・・など、任意の分割数に設定できる。分割画像Jのう
ち、分割された各領域を、それぞれエリアという。そし
て、各エリアには、エリア番号(たとえば、A−1,A
−2,・・・,C−2,C−3)が付されている。各エ
リアの面積は、それぞれ同一でなくてもよい。
【0111】また、アンケート作成端末20aにおいて
分割画像Jを表示する場合は、アンケート管理サーバ3
0において、各エリアごとに回答(たとえば、クリック
等により発生したポインティングデバイスによるイベン
トの数値等)が集計され、エリア集計値Lとして、アン
ケート作成端末20aへ送られる。このアンケート作成
端末20aの表示部21において、入力されたエリア集
計値Lが、図14に示すように、分割画像Jの対応エリ
アに割り当てられ、表示される。
【0112】また、エリア集計値Lが表示された分割画
像Jにおいては、図15に示すように、そのエリア集計
値Lの属する数値範囲にもとづき、各エリアをデザイン
分けすることができる。このデザイン分け(表示デザイ
ン)の種類としては、色分け,濃淡付け,ハッチの種類
分け,エリア集計値Lのフォント分け等があり、さらに
色分けには、背景,分割枠K,エリア集計値L等につい
ての色分けがある。なお、図15においては、エリア集
計値Lの属する数値範囲にもとづいて、各エリアごと
に、ハッチの種類分けをした例を示す。
【0113】これら、分割画像Jにおけるエリア集計値
Lの表示やデザイン分け表示を実行して、アンケート調
査の対象となった画像I(アンケート票)の各エリア上
に表示させることで、アンケート管理者は、アンケート
の回答者により、どのエリアが多く選択されたか、すな
わち、どの部分に関心が集まったか、好感度が高かった
か、反応が示されたか等を定量的かつ容易に掌握でき
る。
【0114】次に、動画である画像を調査対象としてア
ンケートを実行した場合の、回答者端末における回答の
入力処理及びアンケート管理サーバにおける回答の集計
処理について、図16を参照して説明する。同図に示す
ように、回答者端末10a〜10nにおいて、アンケー
ト回答者の操作により、アンケート管理サーバ30から
画像M(動画:アンケート票)がダウンロードされ、表
示部12で表示(再生)される。
【0115】画像M(動画)の再生中、任意の時点でポ
インティングデバイス11が操作されると、この操作に
もとづいて、操作及びこの操作の時刻についてのマウス
イベント(イベントデータ)が生成される。ポインティ
ングデバイス11の操作にもとづくマウスイベントの生
成例としては、たとえば、ポインティングデバイス11
が右利き用のマウスである場合に、マウスの左ボタンが
クリックされると「好き」というイベントデータが生成
され、また、右ボタンがクリックされると「嫌い」とい
うイベントデータが生成されるように設定することがで
きる。
【0116】また、アンケート回答者が、回答者端末1
0a〜10nの表示部12で表示されている再生中の画
像M(動画)を見ながら、右利き用のマウスを用いて操
作する場合に、「好き」と感じる場面ではポインティン
グデバイスの左ボタンが押し続けられ、「嫌い」と感じ
る場面ではポインティングデバイスの右ボタンが押し続
けられることで、回答者端末10a〜10nにイベント
データを生成させることもできる。なお、左利き用のマ
ウスを用いる場合には、右利き用のマウスの左ボタン及
び右ボタンに設定される各機能が、それぞれ右ボタン及
び左ボタンに設定される。
【0117】さらに、ポインティングデバイス11がキ
ーボードである場合は、アンケート実施者(調査主体)
が、キーボード上の任意のキーに、「好き」及び「嫌
い」を割り当てることができる。たとえば、「F」キー
に「好き」を、また、「J」キーに「嫌い」を、それぞ
れ割り当てることができる。これにより、アンケート回
答者は、「好き」及び「嫌い」がそれぞれ割り当てられ
たキーを用いて回答する。
【0118】その後、動画の再生が終了するまで、アン
ケート回答者により、「好き」又は「嫌い」の選択操作
が繰り返される。この選択操作の実行中、回答者端末1
0a〜10nにおいては、動画の再生時間の経過とアン
ケート回答者によるポインティングデバイスの操作が連
動してマウスイベントが生成され、場面ごとの「好き」
及び「嫌い」がそのマウスイベントとして採取される。
この採取されたマウスデータは、マウスカーソルイベン
トログとして作成され、回答者の操作により、アンケー
ト票の他のデータとともに、アンケート管理サーバ30
へ送信される。
【0119】ところで、「好き」や「嫌い」の選択操作
は、ポインティングデバイス11の操作により直接選択
する方法に限るものではなく、たとえば、図17に示す
ように、表示部12に表示されたメータN1を用いて行
うことができる。メータNは、マウスカーソルの移動に
より、興味,好感,関心等の度合いを入力する入力バー
である。
【0120】このメータN1は、回答者端末10a〜1
0nの表示部12において、画像M(動画)の表示エリ
ア外に表示される。その画像M(動画)が再生されてい
る間に、アンケート回答者がポインティングデバイス1
1を操作して、メータN1内でマウスカーソルを移動す
ることにより、このマウスカーソルの指示位置がイベン
トデータとして採取される。
【0121】また、メータN1においては、「好き」,
「嫌い」,「どちらでもない」などのイベントデータを
採取する範囲を設定することができる。「どちらでもな
い」というイベントデータを採取する範囲は、メータN
1の中央に設けられる。このため、マウスカーソルが中
央にあると、「どちらでもない」というイベントデータ
を採取できる。
【0122】また、メータNは、図18に示すように、
表示部12に向かって縦長に形成することもできる(メ
ータN2)。このメータN2においては、マウスカーソ
ルが上方にドラッグされるほど「好き」の度合いが強い
データが採取され、一方、マウスカーソルが下方にドラ
ッグされるほど「嫌い」の度合いが強いデータが採取さ
れるように設定されている。
【0123】ただし、メータNは、図17及び図18に
おいては、バー状に形成されているが、バー状に限るも
のではなく、たとえば、図19に示すように、ボタン状
に形成することもできる。メータNをボタン状に形成し
た場合において、このメータNを三つ設けたときは、そ
れぞれ「好き」ボタン、「普通」ボタン、「嫌い」ボタ
ンなどとすることができ、これらのうち、一つのボタン
を、マウスカーソルによりアンケート回答者に選択させ
る。
【0124】バー状に形成されたメータNにおける「好
き」や「嫌い」等の回答は、画像M(動画)の再生中
に、アンケート回答者がマウスカーソルをドラッグで移
動することにより、実行される。このマウスカーソルの
移動による回答の操作例を図20に示す。同図(a)
は、回答者端末10a〜10nの表示部12にメータN
1が表示された場合、同図(b)は、メータN2が表示
された場合の回答の操作例を示す。
【0125】同図(a)において、たとえば、まずマウ
スカーソルをメータN1の中央に配置しておき、その
後、アンケート回答者は、再生されている動画を見なが
ら、「好き」と思う場面では右方へ、また、「嫌い」と
思う場面では左方へ、さらに、「どちらでもない」と思
う場面では中央へ、それぞれマウスカーソルを、メータ
N1内で、ドラッグしながら移動させる。
【0126】同様に、同図(b)において、たとえば、
まずマウスカーソルをメータN2の中央に配置してお
き、その後、アンケート回答者は、再生されている動画
を見ながら、「好き」と思う場面では上方へ、また、
「嫌い」と思う場面では下方へ、さらに、「どちらでも
ない」と思う場面では中央へ、それぞれマウスカーソル
を、メータN2内で、ドラッグしながら移動させる。
【0127】この操作は、画像M(動画)の再生が終了
するまで、アンケート回答者により繰り返される。この
操作にもとづき、マウスカーソルが右方にドラッグされ
るほど「好き」の度合いが強いイベントデータが採取さ
れ、マウスカーソルが左方にドラッグされるほど「嫌
い」の度合いが強いイベントデータが採取され、さら
に、中央に近い程「どちらでもない」の度合いが強いイ
ベントデータが採取される。
【0128】そして、各回答者端末10a〜10nにお
いて、採取されたイベントデータが、マウスカーソルイ
ベントログとして作成され、アンケート管理サーバ30
へ送信される。なお、図17等において、アンケート回
答者の関心度を示す度合いとして「好き」や「嫌い」等
を用いているが、「好き」や「嫌い」等に限るものでは
なく、たとえば、「良い」−「悪い」,「欲しい」−
「要らない」,「おもしろい」−「おもしろくない」,
「(好感を)持てる」−「持てない」,「(関心が)高
い」−「低い」などを用いることもできる。
【0129】次に、アンケート管理サーバにおける回答
の集計結果についてのグラフ加工処理及びアンケート作
成端末におけるグラフの表示処理について、図21を参
照して説明する。アンケート管理サーバ30において
は、画像M(動画)に関する回答を収集した場合、この
収集した回答を、同図に示すようなグラフ(集計結果推
移グラフ)に加工することができる。
【0130】この集計結果推移グラフにおいて、縦軸
は、興味や関心等の度合い(たとえば、「好き」や「嫌
い」等)についてのイベントデータ量を、また、横軸
は、画像M(動画)の再生時間をそれぞれ示している。
この集計結果推移グラフをアンケート管理サーバ30で
作成(加工)し、アンケート作成端末20aの表示部2
1に表示させることにより、アンケート実施者は、画像
M(動画)の有する複数の場面のうち、どの場面が、ア
ンケート回答者により関心の高かった場面かを定量的に
掌握できる。
【0131】さらに、アンケート作成端末20aの表示
部21は、図22に示すように、集計結果推移グラフと
画像M(動画)との双方を並べて表示することができ
る。この場合、集計結果推移グラフには、縦軸と並行す
る線(再生時刻標示)が示される。この再生時刻標示
は、画像M(動画)の再生と連動して、横軸上の時間経
過方向へ移動する。すなわち、再生時刻標示は、画像M
(動画)の一場面に対応する再生時刻を時間軸上に示す
とともに、その再生にともなって時間軸上を時間経過方
向へ移動してその再生時刻を示す。
【0132】この集計結果推移グラフを画像M(動画)
とともに表示することにより、画像M(動画)の各場面
に関する好感、非好感の度合いが定量的に測定・把握で
きる。特に、集計結果推移グラフに再生時刻標示を設け
ることにより、アンケート実施者は、アンケート作成端
末で現在表示されている画像の一場面についての回答の
集計結果を、容易かつ即座に把握できる。
【0133】集計結果推移グラフと画像M(動画)との
双方を表示した表示部21においては、再生により現在
表示されている画像Mの一場面についての再生時刻をア
ナログ表示(たとえば、「時:分:秒」のような表示
等)する再生時刻表示や、好感度や非好感度等の度合い
を示すイベントデータ量(%)を数値表示するデータ量
表示などを表示させることができる。
【0134】さらに、集計結果推移グラフ上でマウスカ
ーソルを用いて任意の時刻を指定すると、その指定時刻
に対応する動画の一場面が静止画として表示される。す
なわち、アンケート実施者が、アンケート作成端末20
において、このアンケート作成端末20に接続されたポ
インティングデバイス等(図示せず)の操作によりマウ
スカーソルを移動して、集計結果推移グラフ上で任意の
時刻を指定すると、制御部22が、その指定された位置
にもとづいて指定時刻を算出し、この算出した指定時刻
に対応する動画の一場面を記憶部(図示せず)から取り
出して(あるいは、アンケート管理サーバ30から入力
して)、表示部21へ送り表示させる。
【0135】アンケート作成端末20において、このよ
うな構成とすると、アンケート実施者は、集計結果推移
グラフ上でイベントデータ量の多くなっている点、すな
わち、アンケート回答者により注目の集まった時刻に対
応する動画の一場面を、即座に画面表示して確認するこ
とができる。
【0136】次に、アンケート作成端末の表示部におけ
る分割画像等の表示例について、図23を参照して説明
する。同図に示すように、アンケート作成端末20aの
表示部21においては、画像L(動画)の中から任意の
場面を静止画として指定し、この指定した静止画を分割
画像J1として表示し、さらにこの分割画像J1に関す
る回答の集計結果を集計結果表示Pとして、その分割画
像J1とともに並べて表示することができる。
【0137】このような表示を可能とすることで、アン
ケート実施者は、画像M(動画)のうち任意の場面の各
エリアと、この各エリアに関する回答の集計結果を、そ
れぞれエリアごとに見比べながら定量的かつ容易に把握
できる。なお、図23においては、分割画像と集計結果
表示Pとを左右に並べて表示しているが、左右に限るも
のではなく、たとえば、上下に並べてもよい。
【0138】さらに、アンケート作成端末20aの表示
部21は、図24に示すように、画像M(動画)の各場
面を一定の時間間隔ごとに静止画像の分割画像J1a〜
J1nとして表示し、さらに、これら表示された静止画
像に関する回答の集計結果を、集計結果表示P1a〜P
1nとして、それぞれ分割画像J1a〜J1nに対応さ
せながら表示することができる。
【0139】なお、分割画像J1a〜J1nは、それぞ
れ一定時間間隔で表示させるものに限らず、たとえば、
任意に指定した複数の場面を分割画像J2a〜J2n
(図示せず)としてアンケート作成端末20aの表示部
21に表示させることもできる。この場合も、それら表
示された分割画像J2a〜J2nに関する集計結果表示
P2a〜P2n(図示せず)を、それぞれ分割画像J1
a〜J1nに対応させながら表示させることができる。
【0140】また、アンケート管理サーバ30において
は、イベントデータ量を、図21に示すような曲線グラ
フに加工(作成)することを可能としているが、曲線グ
ラフに限るものではなく、たとえば、図25に示すよう
な積み上げグラフに加工(作成)することもできる。
【0141】同図に示す積み上げグラフは、各エリアで
「好き」として採取されたイベントデータのデータ量
と、「嫌い」として採取されたイベントデータのデータ
量とを、それぞれアンケート回答者の性別、年代別など
に代表される属性別ごとに積み上げることで作成された
ものである。イベントデータを積み上げグラフに加工し
てアンケート作成端末20aの表示部21で表示させる
ことにより、アンケート実施者は、画像M(動画)の有
する複数の場面についての好感度・非好感度等分布を明
確かつ容易に認識・判断できる。
【0142】積み上げグラフの場合は、横軸に再生時間
のほかに、図26に示すように、動画のフレームを設定
することができる。横軸がフレームの場合には、あらか
じめ指定されている単位のフレームごとにグラフが示さ
れるが(図26では、1〜30,31〜60,・・・
等)、任意にフレーム設定することができる(たとえ
ば、1〜10,11〜20,21〜30,・・・、ある
いは、1〜60,61〜90,91〜120,・・・な
ど)。
【0143】なお、イベントデータをグラフ化する場合
は、曲線グラフや積み上げグラフの他、折れ線グラフ,
棒グラフ,円グラフ,ドーナツグラフ,円柱グラフ,円
錐グラフ,面グラフ,散布図,レーダーチャート図,等
高グラフ等に加工することもできる。
【0144】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アンケ
ート画面の有する画像上でマウスカーソルが動作や移動
等をしたときに、この動作等を行わせるためのポインテ
ィングデバイスの操作にともなってイベントデータを生
成し、この生成したイベントデータをイベントログとし
て記憶し、この記憶したイベントログを収集し、この収
集したイベントログの有するイベントデータを定量デー
タとして集計し、この集計結果をアンケートの回答結果
とすることができる。
【0145】このため、従来における選択肢や文章によ
る回答では表現の難しかった画像の一部や動画のワンシ
ーンなどについても、イベントデータを有するイベント
ログを用いて定量的に集計し、この集計結果をアンケー
トの回答として扱うことができる。また、回答する際の
意識の動向、たとえば、表示された画像について回答者
が興味を示すことにもとづく表示時間の長短、特定画像
の拡大・縮小、複数画像からの複数選択などの操作につ
いても、これらの操作により生成されたイベントデータ
をイベントログとして記憶し、このイベントログの有す
るイベントデータを定量データとして集計することで、
詳細かつ定量的な回答結果を得ることができる。
【0146】さらに、アンケート管理サーバが、回答の
集計結果についての加工処理を実行し、アンケート作成
端末が、その加工処理された回答の集計結果を表示する
ことにより、アンケート実施者は、画像に対するアンケ
ート回答者の注目の傾向、たとえば、静止画においてよ
り多く注目された部分や動画の各場面に関する回答(イ
ベントデータ)の推移などを、アンケート作成端末の表
示画面上で容易かつ定量的に掌握できる。
【0147】また、アンケート集計プログラムによれ
ば、コンピュータの各構成要素に所定の指令を送ること
で、このコンピュータにマウスイベントの生成やマウス
カーソルイベントログの収集、回答の集計などの処理を
アンケート集計管理システムに実現させることができ
る。これによって、本発明における各処理は、アンケー
ト集計プログラムとコンピュータとが協働した回答者端
末,アンケート管理サーバ及びアンケート作成端末によ
り実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるアンケート集計
管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】回答者端末の表示部において表示された画像
A、画像B及びマウスカーソルを示す図である。
【図3】回答者端末の表示部において表示された画像C
及びマウスカーソルを示す図である。
【図4】回答者端末の表示部において表示された画像D
1〜D4を示す図である。
【図5】回答者端末の表示部において表示された画像E
を示す図である。
【図6】回答者端末の表示部において表示された画像F
を示す図である。
【図7】回答者端末の表示部において表示された画像G
1a〜G3b及びマウスカーソルを示す図である。
【図8】回答者端末の表示部において表示された画像H
を示す図である。
【図9】本発明の第一実施形態におけるアンケート集計
管理システムの動作を示す動作手順図である。
【図10】本発明の第二実施形態におけるアンケート集
計管理システムの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第二実施形態におけるアンケート集
計管理システムの動作を示す動作手順図である。
【図12】回答者端末の表示部において表示された画像
Iを示す図である。
【図13】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた分割画像Jを示す図である。
【図14】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた分割画像J及びエリア集計値Lを示す図である。
【図15】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた分割画像J及び数値範囲を示す図である。
【図16】回答者端末の表示部において表示された画像
M(動画)を示す図である。
【図17】回答者端末の表示部において表示された画像
M(動画)及びメータN1を示す図である。
【図18】回答者端末の表示部において表示された画像
M(動画)及びメータN2を示す図である。
【図19】回答者端末の表示部において表示された画像
M(動画)及び回答ボタンを示す図である。
【図20】メータNの操作方法を説明するための図であ
る。
【図21】集計結果推移グラフ(曲線グラフ)を示す図
である。
【図22】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた画像M(画像)及び集計結果推移グラフを示す図で
ある。
【図23】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた分割画像J1及び集計結果表示Pを示す図である。
【図24】アンケート作成端末の表示部において表示さ
れた複数の分割画像J1及び集計結果表示Pを示す図で
ある。
【図25】集計結果推移グラフ(積み上げグラフ)を示
す図である。
【図26】集計結果推移グラフ(積み上げグラフ)の他
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンケート集計管理システム 10a〜10n 回答者端末 11a〜11n ポインティングデバイス 12a〜12n 表示部 20 アンケート作成端末 21 表示部 22 制御部 30 アンケート管理サーバ 40 データベース専用サーバ 50 通信回線

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線によって、複数の回答者端末か
    ら送信されてきたアンケートの回答を、アンケート管理
    サーバで収集して集計するアンケート集計方法であっ
    て、 前記回答者端末が、 一又は二以上の画像を有するアンケート画面を表示し、
    この表示中に行われたポインティングデバイスの操作に
    ともないイベントデータを生成し、この生成したイベン
    トデータをイベントログとして記憶し、 前記アンケート管理サーバが、 前記回答者端末から前記イベントログを収集するととも
    に、この収集したイベントログの示す複数の前記イベン
    トデータの中から、前記一又は二以上の画像に関するイ
    ベントデータを取り出し、かつ、この取り出したイベン
    トデータにもとづき、前記一又は二以上の画像における
    前記ポインティングデバイスの操作回数及び/又は操作
    量を集計して前記回答の集計結果とすることを特徴とす
    るアンケート集計方法。
  2. 【請求項2】 アンケート画面を表示するとともに、こ
    のアンケートの回答を入力する回答者端末と、 この回答者端末から前記回答を収集するアンケート管理
    サーバと、 前記回答者端末及び前記アンケート管理サーバを接続す
    る通信回線とを有するアンケート集計管理システムであ
    って、 前記アンケート画面は、一又は二以上の画像を有し、 前記回答者端末は、 マウスカーソルを操作するポインティングデバイスを有
    するとともに、前記アンケート画面の表示中に行われた
    前記ポインティングデバイスによる操作にともないイベ
    ントデータを生成し、かつ、この生成したイベントデー
    タをイベントログとして記憶し、 前記アンケート管理サーバは、 前記通信回線によって、前記回答者端末から前記イベン
    トログを収集するとともに、この収集したイベントログ
    の示す複数の前記イベントデータの中から、前記一又は
    二以上の画像に関するイベントデータを取り出し、か
    つ、この取り出したイベントデータにもとづき、前記一
    又は二以上の画像における前記ポインティングデバイス
    の操作回数及び/又は操作量を集計して前記回答の集計
    結果とすることを特徴とするアンケート集計管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記操作回数が、前記画像上で前記ポイ
    ンティングデバイスのクリック又はドラッグのされた回
    数からなることを特徴とする請求項2記載のアンケート
    集計管理システム。
  4. 【請求項4】 前記操作量が、前記画像上で前記ポイン
    ティングデバイスのドラッグにより指定された範囲、及
    び/又は、前記画像上で前記ポインティングデバイスの
    クリックがされてから次にクリックがされるまでの時間
    からなることを特徴とする請求項2又は3記載のアンケ
    ート集計管理システム。
  5. 【請求項5】 前記アンケート画面が、複数の画像を有
    し、 前記アンケート管理サーバが、 収集した前記イベントログの示す複数の前記イベントデ
    ータの中から、前記一又は二以上の画像に関するイベン
    トデータを取り出し、かつ、この取り出したイベントデ
    ータにもとづき、前記一又は二以上の画像における前記
    ポインティングデバイスの操作回数及び/又は操作量を
    集計して前記回答の集計結果とすることに代えて、 収集した前記イベントログの示す前記複数のイベントデ
    ータにもとづき、前記ポインティングデバイスの操作に
    よる前記マウスカーソルの軌跡を算出し、この算出した
    軌跡上に表示されていた画像を前記複数の画像の中から
    抽出し、この抽出した画像を、前記アンケートの回答と
    して特定することを特徴とする請求項2記載のアンケー
    ト集計管理システム。
  6. 【請求項6】 前記アンケート管理サーバから前記回答
    の集計結果を入力して表示するアンケート作成端末を有
    したことを特徴とする請求項2、3、4又は5記載のア
    ンケート集計管理システム。
  7. 【請求項7】 前記アンケート作成端末が、前記アンケ
    ート管理サーバから前記画像を入力して、前記集計結果
    とともに表示することを特徴とする請求項6記載のアン
    ケート集計管理システム。
  8. 【請求項8】 前記アンケート管理サーバが、 前記画像を複数のエリアに分割し、かつ、この分割した
    エリアごとに前記回答の集計結果を算出し、 前記アンケート作成端末が、 分割された前記画像と、前記エリアごとに算出された前
    記回答の集計結果とを表示することを特徴とする請求項
    6又は7記載のアンケート集計管理システム。
  9. 【請求項9】 前記アンケート作成端末が、 前記エリアごとに算出された前記回答の集計結果にもと
    づいて、各エリアごとに表示デザインを決定し、この決
    定した表示デザインを用いて前記各エリアを表示するこ
    とを特徴とする請求項6、7又は8記載のアンケート集
    計管理システム。
  10. 【請求項10】 前記画像が、動画からなり、 前記回答者端末が、前記動画の有する複数の場面につい
    ての前記回答を入力し、 前記アンケート管理サーバが、前記回答者端末から前記
    回答を収集して、この回答の集計結果を単位時間ごと及
    び/又は各場面ごとに算出し、 前記アンケート作成端末が、前記動画の一場面と、この
    一場面に対応する前記回答の集計結果とを表示すること
    を特徴とする請求項6、7、8又は9記載のアンケート
    集計管理システム。
  11. 【請求項11】 前記アンケート作成端末が、前記動画
    を再生しながら表示し、かつ、この再生により表示され
    た前記動画の各場面に対応する前記回答の集計結果を、
    前記各場面の表示にともなって順次表示することを特徴
    とする請求項10記載のアンケート集計管理システム。
  12. 【請求項12】 前記アンケート作成端末が、前記回答
    の集計結果を前記画像上に重ねて表示することを特徴と
    する請求項7〜11のいずれかに記載のアンケート集計
    管理システム。
  13. 【請求項13】 前記アンケート管理サーバが、単位時
    間ごとに算出した前記回答の集計結果を、集計結果推移
    グラフに加工し、 前記アンケート作成端末が、前記アンケート管理サーバ
    から前記集計結果推移グラフを入力して表示することを
    特徴とする請求項10、11又は12記載のアンケート
    集計管理システム。
  14. 【請求項14】 前記集計結果推移グラフが、前記動画
    の一場面に対応する再生時刻を時間軸上に示す再生時刻
    標示を有し、 前記アンケート作成端末が、再生中の前記動画と前記集
    計結果推移グラフとを表示し、 前記再生時刻標示が、前記再生により表示されている前
    記動画の一場面に対応した前記再生時刻を、前記再生に
    もとづき前記時間軸上を移動しながら示すことを特徴と
    する請求項13記載のアンケート集計管理システム。
  15. 【請求項15】 前記集計結果推移グラフ上で前記マウ
    スカーソルを用いて一の時刻が指定されると、前記アン
    ケート作成端末が、前記指定時刻に対応する前記動画の
    一場面を表示することを特徴とする請求項13又は14
    記載のアンケート集計管理システム。
  16. 【請求項16】 通信回線によって、アンケート画面の
    指示により入力された前記アンケートの回答を回答者端
    末から収集するとともに、この収集した回答を集計する
    アンケート管理サーバであって、 前記アンケート画面の表示中にポインティングデバイス
    の操作にともない生成されたイベントデータをイベント
    ログとして前記回答者端末から収集し、この収集したイ
    ベントログの示す複数の前記イベントデータの中から、
    前記アンケート画面の有した一又は二以上の画像に関す
    るイベントデータを取り出し、かつ、この取り出したイ
    ベントデータにもとづき、前記一又は二以上の画像にお
    ける前記ポインティングデバイスの操作回数及び/又は
    操作量を集計して前記回答の集計結果とすることを特徴
    とするアンケート管理サーバ。
  17. 【請求項17】 通信回線によって、アンケート画面の
    指示により入力された前記アンケートの回答を回答者端
    末から収集するとともに、この収集した回答を集計する
    処理をアンケート管理サーバに実行させるプログラムで
    あって、 前記アンケート画面の表示中にポインティングデバイス
    の操作にともない生成されたイベントデータをイベント
    ログとして前記回答者端末から収集し、この収集したイ
    ベントログの示す複数の前記イベントデータの中から、
    前記アンケート画面の有する一又は二以上の画像に関す
    るイベントデータを取り出し、かつ、この取り出したイ
    ベントデータにもとづき、前記一又は二以上の画像にお
    ける前記ポインティングデバイスの操作回数及び/又は
    操作量を集計して前記回答の集計結果とする処理を前記
    アンケート管理サーバに実行させることを特徴とするア
    ンケート集計プログラム。
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