JP2002328850A - ディスクアレイ装置のパトロールによるデータパス異常検出方法及びディスクアレイ装置を備えたコンピュータシステム - Google Patents

ディスクアレイ装置のパトロールによるデータパス異常検出方法及びディスクアレイ装置を備えたコンピュータシステム

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JP2002328850A
JP2002328850A JP2001132947A JP2001132947A JP2002328850A JP 2002328850 A JP2002328850 A JP 2002328850A JP 2001132947 A JP2001132947 A JP 2001132947A JP 2001132947 A JP2001132947 A JP 2001132947A JP 2002328850 A JP2002328850 A JP 2002328850A
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホストコンピュータとディスクアレイ装置内の
ディスク記憶装置との間におけるターゲットとなるデー
タパスの異常検出率の向上を図る。 【解決手段】アプリケーションプログラム21に従って
ホストコンピュータ20から発行されたライト要求が所
定タイミングに合致する場合、当該要求に応じてディス
クアレイ装置10のキャッシュメモリに書き込まれたラ
イトデータの第1の冗長コードをデータブロック単位に
生成する(B1,B2)。ここで、サポートプログラム
22に従ってホストコンピュータ20から監視・問い合
わせが送られると、ディスクアレイ装置10は第1の冗
長コード及び対応するデータのアドレス、サイズを返す
(B3,B4)。ホストコンピュータ20は、このアド
レス、サイズによりキャッシュメモリから対応するデー
タを読み出して第2のCRCコードを生成し、先に通知
された第1の冗長コードと比較する(B5〜B8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タとディスクアレイ装置との間のデータパスなどの異常
を検出するのに好適なディスクアレイ装置のパトロール
によるデータパス異常検出方法及びディスクアレイ装置
を備えたコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスク記憶装置を有し、ホスト
コンピュータとの間でデータを授受するディスクアレイ
装置では、ホストコンピュータとのインターフェース
(ホストインターフェース)に、SCSI(Small Comp
uter System Interface)等の標準化されたインターフ
ェースが使用されるのが一般的である。このようなホス
トコンピュータとディスクアレイ装置とが接続されたコ
ンピュータシステムでは、データ保護の機構として、ホ
ストインターフェースがSCSIインターフェースの例
では、パリティチェック回路を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、ホストコンピュータとの間でデータを授受するディ
スクアレイ装置を備えたコンピュータシステムでは、デ
ータ保護の機構として、ホストインターフェースがSC
SIインターフェースの例では、パリティチェック回路
を使用するのが一般的であった。
【0004】しかしながら、パリティによる保護は、1
データ単位(例えば1バイト単位)の確認であることか
ら、データブロック(例えばセクタサイズのデータブロ
ック)として考えた場合のデータずれ、データ抜けなど
に対する検出には効果がないという問題があった。
【0005】そこで、データブロック単位で、CRC
(Cyclic Redundancy Check)等の冗長コード(データ
チェックコード)を付加する方法も考えられる。しか
し、この方式では、標準化されたインターフェースの中
で、特別な動作を要求することになり、動作に制限が加
えられることになる。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ホストコンピュータから転送されるライ
トデータ自身に、データ保護のための冗長コードがつい
ていない場合でも、ホストコンピュータとディスクアレ
イ装置内のディスク記憶装置との間におけるターゲット
となるデータパスの異常によりデータ誤りを起こした場
合の検出率を向上させることができるディスクアレイ装
置のパトロールによるデータパス異常検出方法及びディ
スクアレイ装置を備えたコンピュータシステムを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、監視プログラ
ムが動作するホストコンピュータと、複数のディスク記
憶装置を含むディスクアレイ、及びキャッシュメモリを
内蔵するディスクアレイコントローラから構成されたデ
ィスクアレイ装置とを備えたコンピュータシステムにお
いて、上記ホストコンピュータからディスクアレイ装置
に発行されたライト要求が予め設定されたタイミングに
合致する場合に、当該ライト要求に応じてホストコンピ
ュータからディスクアレイ装置に転送されてキャッシュ
メモリに書き込まれたライトデータの第1の冗長コード
を予め設定されたサイズのデータブロックを単位に生成
しておき、次にホストコンピュータからディスクアレイ
装置に対し、ホストコンピュータとディスクアレイ装置
との間のデータパス監視のための問い合わせが上記監視
プログラムに従って上記タイミングに対応してなされた
場合に、その際に生成されている第1の冗長コード及び
対応するデータを指定するためのデータ指定情報をディ
スクアレイ装置からホストコンピュータに通知し、この
通知を受けたホストコンピュータでは、通知されたデー
タ指定情報の指定するデータを上記キャッシュメモリか
らホストコンピュータに読み出して、そのデータの第2
の冗長コードを上記監視プログラムに従って上記データ
ブロックを単位に生成し、生成した第2の冗長コードを
上記通知された第1の冗長コードと比較することで、少
なくとも当該比較結果に基づいてホストコンピュータと
ディスクアレイ装置との間のデータパスの異常の有無を
判定することを特徴とする。
【0008】このような構成において、ホストコンピュ
ータから例えばアプリケーションプログラムに従って発
行されるライト要求が予め設定されたタイミングに合致
する場合にだけ、そのライト要求に応じてホストコンピ
ュータからディスクアレイ装置に転送されてディスクア
レイコントローラ内のキャッシュメモリに一時記憶され
たデータの第1の冗長コードが生成される。また、ホス
トコンピュータからディスクアレイ装置には上記のタイ
ミングに対応してデータパス監視のための問い合わせが
送られ、この問い合わせに対して上記第1の冗長コード
とデータ指定情報とがホストコンピュータに通知され
る。これによりホストコンピュータは、通知されたデー
タ指定情報の指定するデータ、即ち上記第1の冗長コー
ドの生成に用いられた上記キャッシュメモリ上のデータ
を読み出して、そのデータの第2の冗長コードを生成
し、上記第1の冗長コードと比較することで、ホストコ
ンピュータとディスクアレイ装置との間のデータパス
(更に詳細に述べるならば、ホストコンピュータとディ
スクアレイコントローラ内のキャッシュメモリとの間の
データパスの異常、つまり当該パス上のいずれかの回路
の異常)を判定する。
【0009】このように本発明においては、ディスクア
レイ装置側でのライトデータに対する第1の冗長コード
生成は、監視プログラムからの設定に従ってアプリケー
ションプログラムから独立に行われ、またホストコンピ
ュータ側でのディスクアレイ装置に対する問い合わせと
当該問い合わせに対する応答から取得したデータ指定情
報の指定するデータの読み出しと第2の冗長コードの生
成、及び第1及び第2の冗長コードの比較は、監視プロ
グラムに従って、アプリケーションプログラムとの間で
通信を行うことなく当該アプリケーションプログラムか
ら独立に行われる。
【0010】なお、一般には、ホストコンピュータ上で
動作する監視プログラムにより当該ホストコンピュータ
とディスクアレイ装置との間のデータパスをチェックす
るには、ホストコンピュータからディスクアレイ装置に
対してライト・リードコンペアテストを行うことが最も
確実で簡便である。しかし、データを確実に保護するた
めには、アプリケーションプログラムとデータの情報を
授受する処理が必要となる。これに対して本発明では、
アプリケーションプログラムの動作と関係せずに、デー
タパスの確認を行うことができる。
【0011】ここで、アプリケーションプログラムの動
作と関係せずに、データパスの確認を行うには、上記タ
イミングとして、監視プログラムに従って予め設定され
る時間間隔またはライト要求回数の間隔を適用するとよ
い。
【0012】また、アプリケーションプログラムの動作
と関係せずにデータパスが確認できるようにしているこ
とから、第1の冗長コードの生成に用いられたデータが
第2の冗長コードの生成に用いられる前に更新される可
能性がある。この場合、第2の冗長コードは更新後のデ
ータをもとに生成されることになるから、上記データパ
スの異常の有無に無関係に、第1及び第2の冗長コード
は一致しなくなる。そこで、第1及び第2の冗長コード
が不一致の場合、ホストコンピュータからディスクアレ
イ装置に対してキャッシュメモリ上の元のデータが更新
されているか否かを問い合わせ、更新されていない旨の
応答が返された場合に限り、上記データパスの異常を判
定するとよい。
【0013】また本発明は、第1の冗長コードの生成に
用いられたキャッシュメモリ上のデータの写しを、ホス
トコンピュータからの監視プログラムに従う専用のリー
ド要求によってのみ読み出しが可能な当該キャッシュメ
モリ上の別の特定領域に保持しておき、第1の冗長コー
ドの生成に用いられたキャッシュメモリ上の元のデータ
ではなくて、そのデータの写し、即ち上記特定領域のデ
ータを上記専用のリード要求を用いて読み出して、その
読み出したデータから第2の冗長コードを生成するよう
にしたことをも特徴とする。
【0014】このような構成においては、第2の冗長コ
ードの生成に用いられるデータ、即ち上記特定領域のデ
ータがアプリケーションプログラム等に従うライト要求
により更新されるのを防止できる。
【0015】また本発明は、ホストコンピュータから転
送されてキャッシュメモリに書き込まれたライトデータ
をディスク記憶装置に書き込む際に、当該データの写し
を当該ディスク記憶装置の別の特定領域に書き込むと共
にキャッシュメモリ上の上記データをアプリケーション
プログラムから見えない無効データで且つチェック用デ
ータとし、上記ディスク記憶装置の特定領域に書き込ま
れたデータをディスクアレイコントローラに読み出し
て、キャッシュメモリ上の元のデータと比較すること
で、ディスクアレイコントローラと前記ディスク記憶装
置との間のデータパスの異常の有無を判定することをも
特徴とする。ここでも、全ライトデータでなく、キャッ
シュメモリからディスク記憶装置へのライトデータの書
き込みが予め設定された間隔(時間間隔または書き込み
回数の間隔)に合致した際のライトデータについて、処
理するとよい。
【0016】このような構成においては、ディスク記憶
装置に書き込まれたキャッシュメモリ上のデータをアプ
リケーションプログラムから見えない無効データで且つ
チェック用データとして、更新から保護すると共に、デ
ィスク記憶装置に書き込まれたデータの写しを当該ディ
スク記憶装置の別の特定領域に保存して、当該データの
写しを更新から保護するようにしたので、つまりデータ
を破壊する要因をなくすようにしたので、この特定領域
のデータを読み出してキャッシュメモリ上の元のデータ
(チェック用データ)と比較することで、ディスクアレ
イコントローラとディスク記憶装置との間のデータパス
の異常の有無を正しく判定することが可能となる。
【0017】この他に、ホストコンピュータから転送さ
れてキャッシュメモリに書き込まれたライトデータをデ
ィスク記憶装置に書き込む際に、当該データの第3の冗
長コードを生成してディスクアレイコントローラ内に保
持しておく一方、この第3の冗長コードの生成に用いら
れたディスク記憶装置内のデータをディスクアレイコン
トローラに読み出して当該データの第4の冗長コードを
生成し、この第4の冗長コードを先に生成されている第
3の冗長コードと比較することでも、ディスクアレイコ
ントローラとディスク記憶装置との間のデータパスの異
常の有無を判定することが可能である。
【0018】以上のディスクアレイ装置のパトロールに
よるデータパス異常検出方法に係る本発明は、ホストコ
ンピュータとディスクアレイ装置とから構成されるコン
ピュータシステムに係る発明、或いはディスクアレイコ
ントローラに係る発明としても成立する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態に係るコンピュ
ータシステムの構成を示すブロック図である。図1のコ
ンピュータシステムは、ディスクアレイ装置10と当該
ディスクアレイ装置10を利用するホストコンピュータ
20とから構成される。
【0021】ディスクアレイ装置10は、複数のディス
ク記憶装置、例えばハードディスク装置(以下、HDD
と称する)110を備えたディスクアレイ11と当該デ
ィスクアレイ11を制御するコントローラ(ディスクア
レイコントローラ)12とから構成される。
【0022】ディスクアレイコントローラ12は、主制
御部120と、ホストインターフェース121と、各H
DD110毎に設けられたディスクインターフェース1
22と、キャッシュメモリ装置123とを備えている。
この主制御部120、ホストインターフェース121、
ディスクインターフェース122及びキャッシュメモリ
装置123は、データ転送用バス124により相互接続
されている。データ転送用バス124は、例えば標準バ
スとして知られているPCIバス(PeripheralComponen
t Interconnect Bus)である。
【0023】主制御部120は、マイクロプロセッサ1
25と、当該マイクロプロセッサ125が実行する制御
プログラム(ファームウェア)を記憶したROM(Read
Only Memory)126と、当該プログラムの実行時に使
用されるRAM(Random Access Memory)127とを有
するマイクロプロセッサ部である。マイクロプロセッサ
125は、各インターフェース121,122とキャッ
シュメモリ装置123との間のデータ転送の制御を行
う。
【0024】ホストインターフェース121は、ホスト
コンピュータ20と接続されており、当該ホストコンピ
ュータ20とのインターフェースをなす。ホストインタ
ーフェース121は、ホストコンピュータ20との間の
データ転送の制御と、ホストコンピュータ20からのデ
ータをデータ転送用バス124を介してキャッシュメモ
リ装置123または(マイクロプロセッサ125が使用
する)RAM127に転送する制御と、キャッシュメモ
リ装置123またはRAM127のデータをホストコン
ピュータ20に転送する制御とを行う。
【0025】ディスクインターフェース122は、HD
D110と接続されており、データ転送用バス124と
HDD110との間のデータ転送を行うための手順等の
制御を司る。具体的には、ディスクインターフェース1
22は、HDD110からのデータをキャッシュメモリ
装置123またはRAM127に転送する制御と、キャ
ッシュメモリ装置123またはRAM127のデータを
HDD110に転送する制御とを行う。
【0026】キャッシュメモリ装置123は、HDD1
10とホストコンピュータ20との間の転送データを一
時記憶するためのキャッシュメモリ128と、当該キャ
ッシュメモリ128を制御するキャッシュ制御LSI1
29とを有する。キャッシュメモリ128には特定領域
128aが確保されている。この領域128aは、HD
D110とホストコンピュータ20との間の転送データ
を記憶するためのキャッシュ領域とは別に管理される。
領域128aは、後述するデータアドレス、サイズ及び
CRCコード列を一時保持するのに用いられる。
【0027】ホストコンピュータ20上では、ユーザが
目的とする処理を行うために使用される各種アプリケー
ションプログラム21と、サポートプログラム22とが
並行して動作する。このサポートプログラム22は、ホ
ストコンピュータ20をディスクアレイ装置10の監視
及び当該ディスクアレイ装置10に対する各種の設定を
行う監視手段として機能させるための監視ソフトウェア
である。
【0028】次に、図1の構成の動作について、ホスト
コンピュータ20からのディスクアレイ装置10を対象
とするパトロールにより、当該ホストコンピュータ20
とディスクアレイ装置10との間のデータパスの異常を
検出する処理(第1のデータパス異常検出処理)と、デ
ィスクアレイ装置10内のディスクアレイコントローラ
12とHDD110との間のデータパスの異常を検出す
る処理(第2のデータパス異常検出処理)を例に説明す
る。
【0029】まず、データパス異常検出処理の理解を容
易にするために、ホストコンピュータ20からディスク
アレイ装置10にデータのライト/リードを要求した際
の従来から知られているデータの流れについて、図2を
参照して説明する。
【0030】<ライトデータの流れ>ホストコンピュー
タ20からのライト要求(ライトコマンド)、例えばア
プリケーションプログラム21に従うライト要求は、図
2中のパスA1を介して、即ちディスクアレイ装置10
内のディスクアレイコントローラ12のホストインター
フェース121、及びデータ転送用バス124を介して
主制御部120内のRAM127に転送される。
【0031】また、ホストコンピュータ20からのデー
タ(ライトデータ)は、図2中のパスA2を介して、即
ちディスクアレイコントローラ12のホストインターフ
ェース121、及びデータ転送用バス124を介してキ
ャッシュメモリ装置123に転送され、当該キャッシュ
メモリ装置123内のキャッシュ制御LSI129の制
御によりキャッシュメモリ128に一時記憶される。
【0032】さて、図1中のディスクアレイ装置10で
は、ホストコンピュータ20からのライト要求に対し、
ライデータをキャッシュメモリ128に書き込んだ段階
で、ライト要求の実行完了をホストコンピュータ20に
返す、いわゆるライトバックキャッシュ方式を適用して
いる。
【0033】そこでディスクアレイコントローラ12内
のマイクロプロセッサ125は、ライト要求の実行完了
がホストコンピュータ20に返された後、当該ライト要
求を解釈して、ライトデータの分割先HDD110を決
定する。そしてマイクロプロセッサ125は、ディスク
アレイコントローラ12内の対応するディスクインター
フェース122にライト指示を送ることで、キャッシュ
メモリ128上の該当するライトデータを、図2のパス
中のパスA3を介して、即ちデータ転送用バス124、
ディスクインターフェース122を介してHDD110
に転送させる。
【0034】<リードデータの流れ>ホストコンピュー
タ20からのリード要求(リードコマンド)は、図2中
のパスA1を介してディスクアレイコントローラ12内
のRAM127に転送される。
【0035】ディスクアレイコントローラ12内のマイ
クロプロセッサ125は、ホストコンピュータ20から
のリード要求を解釈し、当該要求で指定されたデータが
キャッシュメモリ128上に存在するか否かをキャッシ
ュ制御LSI129により判定させる。
【0036】もし、リード要求で指定されたデータがキ
ャッシュメモリ128上に存在しないならば、例えば複
数のHDD110に分割して格納されているデータを当
該HDD110から読み出すように対応するディスクイ
ンターフェース122に指示する。
【0037】これによりディスクインターフェース12
2は、マイクロプロセッサ125から指示されたデー
タ、即ちホストコンピュータ20から要求されたデータ
を、図2中のパスA3を介してHDD110からキャッ
シュメモリ128に転送する。このとき、後続する連続
データの読み出しが続けて要求されると予測される場合
には、当該後続する連続データもキャッシュメモリ12
8に転送されるのが一般的である。但し、この予測の方
法は本発明に直接関係しないため説明を省略する。HD
D110からキャッシュメモリ128に転送されたデー
タは、図2中のパスA2を介してホストコンピュータ2
0に転送される。
【0038】<第1のデータパス異常検出処理>次に、
本発明に関係する第1のデータパス異常検出処理につい
て、図3を参照して説明する。
【0039】まずディスクアレイ装置10では、ホスト
コンピュータ20からアプリケーションプログラム21
に従うライト要求が与えられると、要求されたライトデ
ータをキャッシュメモリ128に書き込むデータライト
が行われる(ステップB1)。
【0040】マイクロプロセッサ125は、キャッシュ
メモリ128に書き込まれたライトデータを読み込ん
で、ホストコンピュータ20上で動作しているサポート
プログラム22からの指定により予め定められたデータ
ブロック(例えばHDD110の記録単位であるセクタ
のサイズに一致するデータブロック)を単位に冗長コー
ド、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)コード
を生成し、その冗長コードの列を対応するデータのアド
レス(ここでは先頭のディスクアドレス)及びサイズと
共にキャッシュメモリ128上の領域128aに保持す
る(ステップB2)。
【0041】本実施形態において、上記のCRCコード
生成は、ホストコンピュータ20からライト要求が送ら
れる都度行われる訳ではなく、例えば図4(a)に示す
ように、一定時間間隔Tで、その際のライト要求に応じ
てライトされたデータに対してのみ行われる。但し、一
定時間間隔Tのタイミングでライト要求が実行されなか
った場合には、その後の最初のライト要求に応じてライ
トされたデータに対してCRCコードが生成される。時
間間隔Tは、サポートプログラム22からの指定により
予め設定される。なお、図4(b)に示すように、一定
回数(個数)のライト要求毎に(ここでは、2個のライ
ト要求毎に)、つまり一定回数(個数)のライト要求の
間隔で、その際のライト要求に応じてライトされたデー
タに対してCRCコード生成を行うようにしても構わな
い。
【0042】ホストコンピュータ20は、サポートプロ
グラム22に従い、上記一定時間間隔(または、一定回
数のライト要求の間隔)で、ディスクアレイ装置10に
対してデータパス監視のための問い合わせを行う(ステ
ップB3)これを受けてディスクアレイ装置10内のマ
イクロプロセッサ125は、その際にキャッシュメモリ
128上の領域128aに保持されているデータアドレ
ス、サイズ及び冗長コード列とをホストコンピュータ2
0に通知する(ステップB4)。
【0043】ホストコンピュータ20はディスクアレイ
装置10からデータアドレス、サイズ及び冗長コード列
がサポートプログラム22に通知されると、当該サポー
トプログラム22に従い、通知されたデータアドレス及
びサイズで指定されるデータを読み出すためのリード要
求をディスクアレイ装置10に送出する(ステップB
5)。
【0044】これを受けてディスクアレイ装置10内の
マイクロプロセッサ125は、キャッシュ制御LSI1
29により該当するデータをキャッシュメモリ128か
ら読み出させて、データ転送用バス124及びホストイ
ンターフェース121を介してホストコンピュータ20
に転送させる(ステップB6)。
【0045】ホストコンピュータ20は、サポートプロ
グラム22に従うリード要求に対してディスクアレイ装
置10から該当するデータが返された場合、サポートプ
ログラム22に従って、当該データを対象にデータブロ
ック単位でCRCコードを生成し、先にディスクアレイ
装置10から通知されたCRCコードと比較する(ステ
ップB7,B8)。
【0046】ホストコンピュータ20は、上記CRCコ
ード比較の結果、上記両コードが一致しているならば
(ステップB9)、ホストコンピュータ20とディスク
アレイ装置10との間のデータパス(図2中のパスA1
に相当)上の回路は正常であると判定し、そのまま次の
異常検出のタイミングを待つ。
【0047】これに対し、上記CRCコード比較の結
果、上記両コードが一致していないならば(ステップB
9)、その不一致が、該当するデータが上書き(更新)
されたことに起因するのか、或いはディスクアレイ装置
10との間のデータパス上の回路が異常であることに起
因するのかを判別するために、ホストコンピュータ20
はサポートプログラム22に従って、ディスクアレイ装
置10に対して当該データが更新されたか否かを問い合
わせる(ステップB10)。
【0048】この問い合わせに対し、ディスクアレイ装
置10内のマイクロプロセッサ125は、キャッシュメ
モリ128上の該当するデータが、アプリケーションプ
ログラム21に従うホストコンピュータ20からの新た
なライト要求により更新(上書き)されているか否かを
通知する応答をサポートプログラム22に返す(ステッ
プB11)。
【0049】ホストコンピュータ20は、この応答によ
り、サポートプログラム22に従うリード要求に対し、
該当するデータが更新(上書き)されていないことが通
知された場合(ステップB12)、上記CRCコードの
不一致の要因が、ホストコンピュータ20とディスクア
レイ装置10との間のデータパスの異常、更に詳細に述
べるならば当該データパス上のいずれかの回路の異常に
あると判別する。この場合、ホストコンピュータ20は
ディスクアレイ装置10との間のデータパスの異常を、
サポートプログラム22に従ってディスクアレイ装置1
0及びアプリケーションプログラム21に通知し、しか
る後にディスクアレイ装置10を切り離すよう動作する
(ステップB13,B14)。
【0050】一方、ディスクアレイ装置10から該当す
るデータが更新(上書き)されていることが通知された
場合には(ステップB12)、ホストコンピュータ20
は上記CRCコードの不一致の要因がディスクアレイ装
置10との間のデータパスの異常にあるか否か判別不可
能であるとして、そのまま、次の異常検出(パトロー
ル)のタイミングを待つ。
【0051】なお、以上の説明では、ホストコンピュー
タ20からのデータ更新の有無(データ更新確認)の問
い合わせに対して、ディスクアレイ装置10から応答を
返すものとしたが、これに限るものではない。例えば、
ステップB2でのCRCコードの生成に用いられたデー
タが、ホストコンピュータ20からサポートプログラム
22に従う当該データを対象とするリード要求を受け取
るまでの間に更新された場合に、その旨を、その更新さ
れた時点で返すか、或いは当該リード要求が与えられた
時点で、要求されたデータに代えて返すようにしてもよ
い。
【0052】また、CRCコードの生成に用いられたデ
ータがアプリケーションプログラム21により上書きさ
れるのを防ぐために、当該データの写しをチェック(監
視)用データとしてキャッシュメモリ128上の例えば
上記領域128aに、データアドレス、サイズ及びCR
Cコード列と共に保持し、元のデータとは別管理とする
ようにしてもよい。但し、このようにすると、ホストコ
ンピュータ20からは、通常のリード要求では該当する
データ(チェック用データ)を読み出すことができな
い。そこで上記ステップB5では、専用のリード要求
(リードコマンド)によって通常のリード要求と区別す
ることにより、チェック用データを読み出すことを可能
とするとよい。
【0053】<第2のデータパス異常検出処理>次に、
本発明に関係する第2のデータパス異常検出処理につい
て、図5を参照して説明する。
【0054】本実施形態における第2のデータパス異常
検出処理の特徴は、キャッシュメモリ128からHDD
110へのデータ書き込みのうち、予め設定された間隔
(ここでは時間間隔)に合致した書き込みの際に、ディ
スクアレイ装置10内のマイクロプロセッサ125から
HDD110に確保されたマイクロプロセッサ125の
管理領域を対象として該当するデータの写しのライト・
リードを実施することで、ディスクアレイ11とHDD
110との間のデータパスにおいて、データ化けのエラ
ーが発生していないことを確認する点にある。この第2
のデータパス異常検出処理の詳細は次の通りである。
【0055】まず、マイクロプロセッサ125は、キャ
ッシュメモリ128上のデータをHDD110に書き込
む(ライトバックする)(ステップC1)。この書き込
みが上記間隔に合致している場合、マイクロプロセッサ
125は、HDD110に書き込んだデータの写しを当
該HDD110の別の特定領域に書き込む(ステップC
2)。この特定領域は、ユーザに開放されない(使用さ
せない)マイクロプロセッサ125の管理領域である。
したがって、この管理領域上のデータが、ユーザのデー
タで上書きされることはない。また、マイクロプロセッ
サ125は、キャッシュメモリ128上の元のデータを
アプリケーションプログラム21(ユーザ)からは見え
ない無効データとすると共に、当該データをHDDチェ
ック用データとして保持する。
【0056】次にマイクロプロセッサ125は、HDD
110の特定領域から、当該特定領域に格納されている
データをRAM127上に確保されている作業領域(図
示せず)に読み込み、キャッシュメモリ128上の該当
する元のデータであるHDDチェック用データと比較す
ることで、その一致の有無により、キャッシュメモリ1
28とHDD110との間のデータパス(図2中のパス
A3に相当)、つまりディスクアレイコントローラ12
とHDD110との間のデータパスが正常であるか異常
であるかを判定する(ステップC3)。
【0057】ステップC3で異常が判定された場合、マ
イクロプロセッサ125はその旨を通知するためのステ
ータスを、ホストコンピュータ20からサポートプログ
ラム22に従って読み込み可能なように、ディスクイン
ターフェース122に設定する。また、ホストコンピュ
ータ20からの要求に対してディスクアレイコントロー
ラ12が応答しない構成とすることも可能である。
【0058】なお、HDD110の特定領域から読み出
したデータをRAM127上の作業領域ではなくて、キ
ャッシュメモリ128上の元のデータとは別領域に読み
込み、この別領域上のデータとキャッシュメモリ128
上の元のデータ(HDDチェック用データ)とをマイク
ロプロセッサ125が比較するようにしてもよい。
【0059】また、上記別領域上のデータとキャッシュ
メモリ128上のHDDチェック用データとを、キャッ
シュ制御LSI129により比較するようにしてもよ
い。このためには、マイクロプロセッサ125からキャ
ッシュ制御LSI129に対して、上記別領域上のデー
タが記憶されているキャッシュメモリ128上の先頭ア
ドレスとサイズを指定すると共に、上記HDDチェック
用データが記憶されているキャッシュメモリ128上の
先頭アドレスとサイズを指定して、当該キャッシュ制御
LSI129を起動する構成とすればよい。このように
すると、キャッシュ制御LSI129自身が、先頭アド
レスとサイズで指定されたキャッシュメモリ128上の
領域のデータを比較することが可能となる。このよう
に、マイクロプロセッサ125(のプログラム処理)に
よる比較処理に代えて、キャッシュ制御LSI129
(ハードウェア)による比較処理を行うことにより、処
理の高速化を図ることが可能となる。
【0060】また、キャッシュメモリ128上のデータ
をHDD110に書き込んだ際に当該データのCRCコ
ードを生成すると共に、当該データをHDD110から
読み込んだ際にもCRCコードを生成して、両CRCコ
ードを比較するようにしても、キャッシュメモリ128
とHDD110との間のデータパスの異常検出が可能と
なる。このCRCコード比較によるデータパス異常検出
処理(第2のデータパス異常検出処理)の手順の詳細を
図6のフローチャートを参照して説明する。
【0061】まずマイクロプロセッサ125は、キャッ
シュメモリ128上のデータをHDD110に書き込む
(ライトバックする)際、この書き込みが上記間隔に合
致している場合には、当該データのCRCコードCRC
1をサポートプログラム22に従って設定されたサイズ
のデータブロック(ここではセクタサイズに一致するデ
ータブロック)を単位に生成して、これをRAM127
上の作業領域(またはキャッシュメモリ128上の特定
領域128a)に保持する(ステップD1)。
【0062】次にマイクロプロセッサ125は、ステッ
プD1でHDD110に書き込んだデータを読み込ん
で、当該データのCRCコードCRC2を上記データブ
ロック単位に生成する(ステップD2)。そしてマイク
ロプロセッサ125は、生成したCRCコードCRC2
を、先のHDD110への書き込み時に生成したCRC
コードCRC1と比較することで、キャッシュメモリ1
28とHDD110との間のデータパスが正常であるか
異常であるかを判定する(ステップD3)。
【0063】なお、以上に述べた実施形態においては、
ディスクアレイコントローラ12におけるCRCコード
の生成がマイクロプロセッサ125により行われるもの
として説明したが、これに限るものではない。例えばキ
ャッシュ制御LSI129に以下に述べるCRCコード
生成機能(1)または(2)を持たせ、当該キャッシュ
制御LSI129によりCRCコードが生成されるよう
にしてもよい。
【0064】<CRCコード生成機能(1)>CRCコ
ード生成機能(1)は、ホストコンピュータ20のサポ
ートプログラム22から指定された例えば時間間隔でデ
ータをキャッシュメモリ128から読み出す際、即ちキ
ャッシュメモリ128からホストコンピュータ20への
リードデータの転送時、或いはキャッシュメモリ128
からHDD110へのライトデータの転送時で、且つ上
記時間間隔に合致するタイミングの転送時に、ホストコ
ンピュータ20のサポートプログラム22から予め設定
されたデータサイズ分のCRCコードを演算し、予め指
定したメモリまたはキャッシュ制御LSI129のレジ
スタ内に、演算結果を格納しておく機能である。
【0065】このCRCコード生成機能(1)は、例え
ば図6中のステップD1でのCRCコード生成、即ちキ
ャッシュメモリ128上のデータを読み出してHDD1
10に書き込む際の当該データのCRCコードの生成に
利用できる。
【0066】<CRCコード生成機能(2)>CRCコ
ード生成機能(2)は、ホストコンピュータ20のサポ
ートプログラム22から指定された例えば時間間隔でデ
ータをキャッシュメモリ128に書き込む際、即ちホス
トコンピュータ20からキャッシュメモリ128へのラ
イトデータの転送時、或いはHDD110からHDD1
10へのリードデータの転送時で、且つ上記時間間隔に
合致するタイミングの転送時に、ホストコンピュータ2
0のサポートプログラム22から予め設定されたデータ
サイズ分のCRCコードを演算し、予め指定したメモリ
またはキャッシュ制御LSI129のレジスタ内に、演
算結果を格納しておく機能である。
【0067】このCRCコード生成機能(2)を利用し
て、ホストコンピュータ20からディスクアレイ装置1
0に転送されたデータをキャッシュメモリ128に書き
込む際に、当該データのCRCコードを生成するなら
ば、当該CRCコードを前記第1のデータパス異常検出
処理におけるステップB4でホストコンピュータ20
(上のサポートプログラム22)に通知することができ
る。
【0068】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)
が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィスクアレイ装置側でのライトデータに対する第1の冗
長コード生成が、監視プログラムからの設定に従ってア
プリケーションプログラムから独立に行われ、またホス
トコンピュータ側でのディスクアレイ装置に対する問い
合わせと当該問い合わせに対する応答から取得したデー
タ指定情報の指定するデータの読み出しと第2の冗長コ
ードの生成、及び第1及び第2の冗長コードの比較が、
監視プログラムに従って、アプリケーションプログラム
との間で通信を行うことなくアプリケーションプログラ
ムから独立に行われる。したがって本発明によれば、ホ
ストコンピュータから転送されるライトデータ自身に、
データ保護のための冗長コードがついていない場合で
も、ホストコンピュータとディスクアレイコントローラ
との間のデータパスの異常によりデータ誤りを起こした
場合の検出率を向上させることができ、しかもアプリケ
ーションプログラムとデータの情報を授受する必要がな
い。
【0070】また本発明によれば、ディスクアレイコン
トローラにおいて、ホストコンピュータから転送されて
キャッシュメモリに書き込まれたライトデータをディス
ク記憶装置に書き込む際に、そのライトデータを利用す
ることで、ディスクアレイコントローラとディスク記憶
装置との間のデータパスの異常を監視し、当該データパ
スの異常によりデータ誤りを起こした場合の検出率を向
上させることができる。
【0071】このように本発明によれば、ホストコンピ
ュータとディスクアレイ装置内のディスク記憶装置との
間におけるターゲットとなるデータパスの異常によりデ
ータ誤りを起こした場合の検出率を向上させることがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】ホストコンピュータ20からディスクアレイ装
置10にデータのライト/リードを要求した際のデータ
の流れを説明するための図。
【図3】同実施形態における第1のデータパス異常検出
処理を説明するためのフローチャート。
【図4】上記第1のデータパス異常検出処理におけるC
RCコード生成条件例を説明するための図。
【図5】同実施形態における第2のデータパス異常検出
処理を説明するためのフローチャート。
【図6】上記第2のデータパス異常検出処理の変形例を
説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…ディスクアレイ装置 12…ディスクアレイコントローラ 20…ホストコンピュータ 21…アプリケーションプログラム 22…サポートプログラム(監視プログラム) 110…HDD(ディスク記憶装置) 120…主制御部 121…ホストインターフェース 122…ディスクインターフェース 123…キャッシュメモリ装置 124…データ転送用バス 125…マイクロプロセッサ 126…ROM 127…RAM 128…キャッシュメモリ 128a…特定領域 129…キャッシュ制御LSI
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/08 557 G06F 12/08 557

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと、複数のディスク
    記憶装置を含むディスクアレイ、及び前記ディスクアレ
    イを制御し、前記ホストコンピュータと前記ディスク記
    憶装置との間の転送データを一時記憶するためのキャッ
    シュメモリを内蔵するディスクアレイコントローラから
    構成されたディスクアレイ装置とを備え、前記ホストコ
    ンピュータ上でアプリケーションプログラムと並行して
    動作する監視プログラムにより前記ディスクアレイ装置
    の監視及び当該ディスクアレイ装置に対する各種設定が
    行われるコンピュータシステムで適用されるディスクア
    レイ装置のパトロールによるデータパス異常検出方法で
    あって、 前記ホストコンピュータから前記ディスクアレイ装置に
    発行されたライト要求が予め設定されたタイミングに合
    致する場合、当該ライト要求に応じて前記ホストコンピ
    ュータから前記ディスクアレイ装置に転送されて前記キ
    ャッシュメモリに書き込まれたライトデータの第1の冗
    長コードを予め設定されたサイズのデータブロックを単
    位に生成するステップと、 前記ホストコンピュータから前記ディスクアレイ装置に
    対し、前記ホストコンピュータと前記ディスクアレイ装
    置との間のデータパス監視のための問い合わせを前記監
    視プログラムに従って前記タイミングに対応した間隔で
    行うステップと、 前記問い合わせに応じて、その際に生成されている前記
    第1の冗長コード及び対応するデータを指定するための
    データ指定情報を前記ディスクアレイ装置から前記ホス
    トコンピュータに通知するステップと、 前記ディスクアレイ装置から通知された前記データ指定
    情報の指定するデータを前記キャッシュメモリから前記
    ホストコンピュータに読み出すステップと、 前記ホストコンピュータに読み出されたデータの第2の
    冗長コードを前記監視プログラムに従って前記データブ
    ロックを単位に生成するステップと、 前記第2の冗長コードを前記ディスクアレイ装置から通
    知された前記第1の冗長コードを比較し、少なくとも当
    該比較結果に基づいて前記ホストコンピュータと前記デ
    ィスクアレイ装置との間のデータパスの異常の有無を判
    定するステップとを具備することを特徴とするディスク
    アレイ装置のパトロールによるデータパス異常検出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記タイミングが、前記監視プログラム
    に従って予め設定された時間間隔またはライト要求回数
    の間隔であることを特徴とする請求項1記載のディスク
    アレイ装置のパトロールによるデータパス異常検出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の冗長コードと前記第2の冗長
    コードとが一致しない場合、前記ホストコンピュータか
    ら前記ディスクアレイ装置に対して前記キャッシュメモ
    リ上の元のデータが更新されているか否かを問い合わせ
    るステップとを更に具備し、 前記元のデータが更新されていない旨の応答が返された
    場合に前記ホストコンピュータと前記ディスクアレイ装
    置との間のデータパスの異常を判定することを特徴とす
    る請求項1記載のディスクアレイ装置のパトロールによ
    るデータパス異常検出方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の冗長コードの生成に用いられ
    た前記キャッシュメモリ上のデータの写しを、前記ホス
    トコンピュータからの前記監視プログラムに従う専用の
    リード要求によってのみ読み出しが可能な当該キャッシ
    ュメモリ上の別の特定領域に保持しておき、 前記ディスクアレイ装置から通知された前記データ指定
    情報の指定するデータを前記キャッシュメモリから前記
    ホストコンピュータに読み出すステップでは、前記専用
    のリード要求を用いて前記特定領域のデータを読み出す
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置の
    パトロールによるデータパス異常検出方法。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータから転送されて
    前記キャッシュメモリに書き込まれたライトデータを前
    記ディスク記憶装置に書き込む際に、当該データの写し
    を当該ディスク記憶装置の別の特定領域に書き込むと共
    に前記キャッシュメモリ上の前記データを前記アプリケ
    ーションプログラムから見えない無効データとするステ
    ップと、 前記ディスク記憶装置の前記特定領域に書き込まれたデ
    ータを前記ディスクアレイコントローラに読み出して、
    前記キャッシュメモリ上の元のデータと比較すること
    で、前記ディスクアレイコントローラと前記ディスク記
    憶装置との間のデータパスの異常の有無を判定するステ
    ップとを更に具備することを特徴とする請求項1記載の
    ディスクアレイ装置のパトロールによるデータパス異常
    検出方法。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータから転送されて
    前記キャッシュメモリに書き込まれたライトデータを前
    記ディスク記憶装置に書き込む際に、当該データの第3
    の冗長コードを前記データブロックを単位に生成して前
    記ディスクアレイコントローラ内に保持するステップ
    と、 前記第3の冗長コードの生成に用いられた前記ディスク
    記憶装置内のデータを前記ディスクアレイコントローラ
    に読み出して当該データの第4の冗長コードを前記デー
    タブロックを単位に生成するステップと、 前記第4の冗長コードを前記ディスクコントローラ内に
    保持されている前記第3の冗長コードと比較すること
    で、前記ディスクアレイコントローラと前記ディスク記
    憶装置との間のデータパスの異常の有無を判定するステ
    ップとを更に具備することを特徴とする請求項1記載の
    ディスクアレイ装置のパトロールによるデータパス異常
    検出方法。
  7. 【請求項7】 各種アプリケーションプログラムが動作
    するホストコンピュータと、複数のディスク記憶装置を
    含むディスクアレイ、及び前記ディスクアレイを制御
    し、前記ホストコンピュータと前記ディスク記憶装置と
    の間の転送データを一時記憶するためのキャッシュメモ
    リを内蔵するディスクアレイコントローラから構成され
    たディスクアレイ装置とを備えたコンピュータシステム
    において、 前記ディスクアレイコントローラは、 前記ホストコンピュータから前記ディスクアレイ装置に
    発行されたライト要求が予め設定されたタイミングに合
    致する場合、当該ライト要求に応じて前記ホストコンピ
    ュータから前記ディスクアレイ装置に転送されて前記キ
    ャッシュメモリに書き込まれたライトデータの第1の冗
    長コードを予め設定されたサイズのデータブロックを単
    位に生成する第1の冗長コード生成手段と、 前記ホストコンピュータからの当該ホストコンピュータ
    と前記ディスクアレイ装置との間のデータパス監視のた
    めの問い合わせに応じて、その際に前記第1の冗長コー
    ド生成手段により生成されている前記第1の冗長コード
    と当該第1の冗長コードの生成に用いられたライトデー
    タを指定するためのデータ指定情報とを前記ホストコン
    ピュータに通知する手段とを備え、 前記ホストコンピュータは、 前記ディスクアレイ装置に対して前記問い合わせを前記
    タイミングに対応した間隔で行う手段と、 前記問い合わせに応じて前記ディスクアレイ装置から通
    知される、前記第1の冗長コードと当該第1の冗長コー
    ドの生成に用いられたライトデータを指定するためのデ
    ータ指定情報とを受けて、当該データ指定情報の指定す
    る前記キャッシュメモリ上のデータを要求するリード要
    求により当該データを前記ディスクアレイ装置から読み
    出す手段と、 前記リード要求に応じて前記ディスクアレイ装置から読
    み出されたデータの第2の冗長コードを前記データブロ
    ックを単位に生成する第2の冗長コード生成手段と、 前記第2の冗長コード生成手段により生成された前記第
    2の冗長コードと前記問い合わせに応じて前記ディスク
    アレイ装置から通知された前記第1の冗長コードとを比
    較し、少なくとも当該比較結果に基づいて前記ホストコ
    ンピュータと前記ディスクアレイ装置との間のデータパ
    スの異常の有無を判定する手段とを備えたことを特徴と
    するコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記ディスクアレイコントローラは、 前記ホストコンピュータから転送されて前記キャッシュ
    メモリに書き込まれたライトデータを前記ディスク記憶
    装置に書き込む際に、当該データの写しを当該ディスク
    記憶装置の別の特定領域に書き込むと共に前記キャッシ
    ュメモリ上の前記データを前記アプリケーションプログ
    ラムから見えない無効データで且つチェック用データと
    するライトデータ保存手段と、 前記ライトデータ保存手段により前記ディスク記憶装置
    の前記特定領域に書き込まれたデータを前記ディスクア
    レイコントローラに読み出して、前記キャッシュメモリ
    上の元のデータと比較することで、前記ディスクアレイ
    コントローラと前記ディスク記憶装置との間のデータパ
    スの異常の有無を判定する手段とを更に備えていること
    を特徴とする請求項7記載のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 前記ディスクアレイコントローラは、 前記ホストコンピュータから転送されて前記キャッシュ
    メモリに書き込まれたライトデータを前記ディスク記憶
    装置に書き込む際に、当該データの第3の冗長コードを
    前記データブロックを単位に生成する第3の冗長コード
    生成手段と、 前記第3の冗長コードの生成に用いられた前記ディスク
    記憶装置内のデータを読み出して当該データの第4の冗
    長コードを前記データブロックを単位に生成する第4の
    冗長コード生成手段と、 前記第4の冗長コード生成手段により生成された前記第
    4の冗長コードを前記第3の冗長コード生成手段により
    生成された前記第3の冗長コードと比較することで、前
    記ディスクアレイコントローラと前記ディスク記憶装置
    との間のデータパスの異常の有無を判定する手段とを更
    に備えていることを特徴とする請求項7記載のコンピュ
    ータシステム。
  10. 【請求項10】 複数のディスク記憶装置を含むディス
    クアレイを制御し、各種アプリケーションプログラムが
    動作するホストコンピュータと前記ディスク記憶装置と
    の間の転送データを一時記憶するためのキャッシュメモ
    リを内蔵するディスクアレイコントローラにおいて、 前記ホストコンピュータから転送されて前記キャッシュ
    メモリに書き込まれたライトデータを前記ディスク記憶
    装置に書き込む際に、当該データの写しを当該ディスク
    記憶装置の別の特定領域に書き込むと共に前記キャッシ
    ュメモリ上の前記データを前記アプリケーションプログ
    ラムから見えない無効データで且つチェック用データと
    するライトデータ保存手段と、 前記ライトデータ保存手段により前記ディスク記憶装置
    の前記特定領域に書き込まれたデータを前記ディスクア
    レイコントローラに読み出して、前記キャッシュメモリ
    上の元のデータと比較することで、前記ディスクアレイ
    コントローラと前記ディスク記憶装置との間のデータパ
    スの異常の有無を判定する手段とを具備することを特徴
    とするディスクアレイコントローラ。
  11. 【請求項11】 複数のディスク記憶装置を含むディス
    クアレイを制御し、各種アプリケーションプログラムが
    動作するホストコンピュータと前記ディスク記憶装置と
    の間の転送データを一時記憶するためのキャッシュメモ
    リを内蔵するディスクアレイコントローラにおいて、 前記ホストコンピュータから転送されて前記キャッシュ
    メモリに書き込まれたライトデータを前記ディスク記憶
    装置に書き込む際に、当該データの第1の冗長コードを
    予め定められたサイズのデータブロックを単位に生成す
    る第1の冗長コード生成手段と、 前記第1の冗長コードの生成に用いられた前記ディスク
    記憶装置内のデータを読み出して当該データの第2の冗
    長コードを前記データブロックを単位に生成する第2の
    冗長コード生成手段と、 前記第2の冗長コード生成手段により生成された前記第
    2の冗長コードを前記第1の冗長コード生成手段により
    生成された前記第1の冗長コードと比較することで、前
    記ディスクアレイコントローラと前記ディスク記憶装置
    との間のデータパスの異常の有無を判定する手段とを具
    備することを特徴とするディスクアレイコントローラ。
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KR100713769B1 (ko) 2005-02-17 2007-05-04 후지쯔 가부시끼가이샤 디스크 관리 장치 및 디스크 관리 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독가능한 기록 매체

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