JP2002328284A - 光ファイバテープ心線および分散補償光ファイバモジュール - Google Patents

光ファイバテープ心線および分散補償光ファイバモジュール

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JP2002328284A
JP2002328284A JP2001135464A JP2001135464A JP2002328284A JP 2002328284 A JP2002328284 A JP 2002328284A JP 2001135464 A JP2001135464 A JP 2001135464A JP 2001135464 A JP2001135464 A JP 2001135464A JP 2002328284 A JP2002328284 A JP 2002328284A
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dispersion compensating
compensating optical
optical fibers
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Kenji Tamano
研治 玉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース化および低コスト化を図ることが
できる光ファイバテープ心線および分散補償光ファイバ
モジュールを提供する。 【解決手段】 光ファイバテープ心線1は、波長分散が
異なる4本の分散補償光ファイバ2(2a〜2d)を並
列に配置した状態で、一括被覆を施して各分散補償光フ
ァイバ2の周りに被覆部3を形成することによってテー
プ心線化したものである。各分散補償光ファイバ2a〜
2dの波長分散値は、−10ps/nm/km、−20ps/nm/k
m、−30ps/nm/km、−40ps/nm/kmである。また、こ
れらの分散補償光ファイバ2a〜2dは、波長分散値が
大きくなるに従って外側に配置されるように構成されて
いる。このような光ファイバテープ心線1を含む分散補
償光ファイバモジュールは、光ファイバテープ心線1を
ボビン11に巻き付けることによって形成された分散補
償光ファイバコイルを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバテープ
心線および分散補償光ファイバモジュールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的な分散補償光ファイバモジュール
は、分散補償光ファイバの長さを調節することにより、
伝送システムが必要とする分散補償量を確保している。
ところで、10Gbit/sを超える大容量システムを考え
た場合には、より細かい分散補償量の調整を行う必要が
あり、システム設置先(現地)において分散調整を行う
要求が高まっている。例えば、現在幹線と言われる大都
市間を結ぶ大容量光ケーブルシステムでは、伝送速度が
10Gbit/sである。また、次世代のシステムでは、伝
送速度が40Gbit/sである。このような高速伝送にお
いて問題となるのが分散であり、40Gbit/s伝送の場
合における分散補償の調整精度としては、10Gbit/s
伝送の場合の1/16の値が要求されている。そこで、
複数の分散補償光ファイバモジュールを事前に準備して
おき、必要に応じて分散補償光ファイバモジュールを切
り替える方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個々の
分散補償光ファイバモジュールは、分散補償光ファイバ
1心を1個のボビンに巻き付けて構成するものである。
このため、分散補償光ファイバモジュールを分散調整分
だけ準備するとなると、その分だけボビンの数が増大す
るため、ボビンを収納する筐体等に大きなスペースが必
要となると共に、コストも高くなる。
【0004】本発明の目的は、省スペース化および低コ
スト化を図ることができる光ファイバテープ心線および
分散補償光ファイバモジュールを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバテー
プ心線は、波長分散が異なる複数本の分散補償光ファイ
バを並列に配置した状態で、複数本の分散補償光ファイ
バに対して一括被覆を施して形成したことを特徴とする
ものである。
【0006】このように構成した本発明は、分散補償器
に分散調整機能を持たせるべく、波長分散が異なる複数
本の分散補償光ファイバをテープ心線化したものであ
る。例えば、複数本の分散補償光ファイバを含む1本の
光ファイバテープ心線を、1個のボビンにコイル巻きし
て分散補償器を構成した場合には、1個のボビンを用い
るだけで複数種類の分散補償が可能となる。これによ
り、省スペース化および低コスト化が図られる。また、
このような光ファイバテープ心線を用いることにより、
光ファイバテープ心線の長さを変えるだけで、複数の分
散調整が同時に行える。
【0007】好ましくは、複数本の分散補償光ファイバ
の少なくとも1本は、正の波長分散を有している。これ
により、伝送路用光ファイバと分散補償光ファイバとの
接続において、波長分散のプラス公差への対応が可能と
なる。
【0008】また、好ましくは、複数本の分散補償光フ
ァイバの波長分散値は、所定値ごとに異なっている。こ
れにより、光ファイバテープ心線における分散補償光フ
ァイバの位置を予め識別しておけば、例えば伝送路用光
ファイバと分散補償光ファイバとの接続時において分散
補償光ファイバの管理が容易に行える。
【0009】さらに、好ましくは、複数本の分散補償光
ファイバは、波長分散値が大きくなるに従って外側に配
置されている。これにより、光ファイバテープ心線の外
側には曲げに強い分散補償光ファイバが配置されること
になるため、側圧の影響による分散補償光ファイバの曲
げ損失が低減され、分散補償光ファイバの特性が安定化
する。
【0010】また、本発明の分散補償光ファイバモジュ
ールは、波長分散が異なる複数本の分散補償光ファイバ
を並列に配置した状態で、複数本の分散補償光ファイバ
に対して一括被覆を施して形成した光ファイバテープ心
線を、コイル巻きして形成したことを特徴とするもので
ある。このとき、例えば、複数本の分散補償光ファイバ
を含む1本の光ファイバテープ心線を、1個のボビンに
コイル巻きして分散補償光ファイバモジュールを構成し
た場合には、1個のボビンを用いるだけで複数種類の分
散補償が可能となる。これにより、分散補償光ファイバ
モジュールが小型になるため、省スペース化が図られ
る。また、分散補償光ファイバモジュールを構成する部
品の点数が少なくなるため、低コスト化が図られる。な
お、コイル巻きして形成した分散補償光ファイバモジュ
ールは、リール巻きして形成した分散補償光ファイバモ
ジュールと、束にして形成した分散補償光ファイバモジ
ュールとを含む。
【0011】好ましくは、コイル巻きされた光ファイバ
テープ心線はケース内に収納されていると共に、ケース
内には充填材が入っている。これにより、側圧の影響に
よる光ファイバテープ心線の曲げ損失が緩和されるた
め、分散補償光ファイバの損失が低減される。
【0012】また、好ましくは、光ファイバテープ心線
における複数本の分散補償光ファイバの両端には、入力
用光ファイバ及び出力用光ファイバがそれぞれ接続され
ており、入力用光ファイバ及び出力用光ファイバのいず
れか一方には光スイッチが接続されていると共に、入力
用光ファイバ及び出力用光ファイバの他方には合波器が
接続されている。これにより、各入力用光ファイバ及び
各出力用光ファイバにコネクタを接続した場合に、コネ
クタ接続を変更することなく、光スイッチで伝送路用光
ファイバと分散補償光ファイバとの接続を切り換えるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる光ファイバ
テープ心線および分散補償光ファイバモジュールの好適
な実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
4により説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
よる光ファイバテープ心線を示す正面図である。
【0015】同図において、本実施形態の光ファイバテ
ープ心線1は、波長分散が異なる複数本(ここでは4
本)の分散補償光ファイバ2(2a〜2d)を含む4心
テープ心線である。この光ファイバテープ心線1は、4
本の分散補償光ファイバ2を並列に配置した状態で、紫
外線硬化性樹脂等により一括被覆を施して各分散補償光
ファイバ2の周りに被覆部3を形成することによって、
テープ心線化したものである。なお、光ファイバテープ
心線1において、幅寸法Wは例えば1mmであり、厚さ
寸法Sは例えば0.3mmである。
【0016】分散補償光ファイバ2は、例えば1.55
μm帯において正の波長分散を持つ伝送路用のシングル
モード光ファイバに接続され、分散総和を零にするよう
に負の波長分散をもった光ファイバである。また、シン
グルモード光ファイバは正の波長分散傾斜を持つため、
分散補償光ファイバ2は、負の波長分散かつ負の分散傾
斜を持つファイバを使用するのが良い。4本の分散補償
光ファイバ2a〜2dの波長分散値は、それぞれ、−1
0ps/nm/km、−20ps/nm/km、−30ps/nm/km、−40
ps/nm/kmである。このような分散補償光ファイバ2を含
む光ファイバテープ心線1を0.5km用いれば、−5
ps/nm、−10ps/nm、−15ps/nm、−20ps/nmといっ
た4種類の分散補償が可能となる。つまり、光ファイバ
テープ心線1の長さを変えるだけで、複数の分散調整が
同時に行える。
【0017】このように4本の分散補償光ファイバ2a
〜2dの波長分散値を、−10ps/nm/kmずつ一様に異な
らせることにより、分散補償に係る管理がしやすくな
る。例えば、光ファイバテープ心線1における分散補償
光ファイバ2a〜2dの位置を識別しておけば、どの分
散補償光ファイバ2がどのような波長分散値をもってい
るかを容易に分かるため、分散補償光ファイバ2a〜2
dとシングルモード光ファイバとの接続時に、接続すべ
き分散補償光ファイバ2を間違えることを回避できる。
【0018】また、これらの分散補償光ファイバ2a〜
2dは、好ましくは、波長分散値が大きくなるに従って
外側に配置されるように構成されている。具体的には、
光ファイバテープ心線1における一端側から他端側に向
かって、分散補償光ファイバ2a,2c,2d,2bの
順に配置されている。
【0019】一般に光ファイバテープ心線は、テープ端
ほど側圧を受けやすく、微小曲げに弱い光ファイバは損
失増加を起こす。また、分散補償光ファイバ2のように
負の波長分散のみをもった分散補償光ファイバは、波長
分散値が小さい(波長分散の絶対値が大きい)ほど、側
圧の影響やマイクロベンド(曲げ)の影響を受けやすく
なる。そこで、上記のように曲げに強い、つまり波長分
散値が大きい分散補償光ファイバ2a,2bを外側に配
置することにより、側圧の影響が緩和されるようにな
る。これにより、分散補償光ファイバ2の曲げ損失が低
減され、分散補償光ファイバ2の特性が安定化する。
【0020】図2は、上述した光ファイバテープ心線1
を用いて形成した分散補償光ファイバモジュールを示す
構成図である。同図において、分散補償光ファイバモジ
ュール10は、上記の光ファイバテープ心線1をボビン
11に巻き付けることによって形成された分散補償光フ
ァイバコイル12を有している。この分散補償光ファイ
バコイル12は、ケース13内に収納されている。
【0021】ケース13内において、ボビン11に巻か
れた光ファイバテープ心線1の両端部の被覆部3が除去
され、分散補償光ファイバ2a〜2dの先端部が露出し
ている。その分散補償光ファイバ2a〜2dの一端に
は、入力用シングルモード光ファイバからなるピッグテ
ール14iが融着接続され、分散補償光ファイバ2a〜
2dの他端には、出力用シングルモード光ファイバから
なるピッグテール14oが融着接続されている。よっ
て、分散補償光ファイバ2a〜2dとピッグテール14
i,14oとの接続部には、それぞれ融着部15が形成
されている。各ピッグテール14i,14oの先端に
は、コネクタ16i,16oが接続されている。
【0022】また、図3に示すように、各コネクタ16
iには、光スイッチ17と接続されたコネクタ18iが
連結されている。光スイッチ17は、4本のピッグテー
ル14iのいずれかを選択することで、伝送路用光ファ
イバ(シングルモード光ファイバ)19を通った光信号
の光路を切り換える。また、各コネクタ16oには、合
波器20と接続されたコネクタ21oが連結されてい
る。合波器20は、波長の異なる4つの光信号を合波し
て、1本の伝送路用光ファイバ(シングルモード光ファ
イバ)22に挿入させる。
【0023】このように光スイッチ17及び合波器20
を設けることにより、分散補償光ファイバ2a〜2dの
選択・切換を例えばコネクタ接続といった手動で行う必
要がなく、最適な分散値をもった分散補償光ファイバ2
a〜2dを自動的に選択することができる。従って、分
散調整が容易に行えるようになる。
【0024】ここで、従来一般の分散補償光ファイバコ
イルを図4(a)に示す。この分散補償光ファイバコイ
ル100は、4種類の分散補償光ファイバ2a〜2dに
対応して4つのボビン101を用意し、各ボビン101
に分散補償光ファイバ2a〜2dを巻き付けることで形
成される。この場合には、ボビン101の数量分だけ分
散補償光ファイバコイル100全体が大型化するため、
大きなスペースが必要となるばかりでなく、部品点数の
増加によりコスト的にも高価になる。
【0025】これに対し本実施形態では、図4(b)に
示すように、4本の分散補償光ファイバ2a〜2dを有
する1本の光ファイバテープ心線1を1個のボビン11
に巻き付けて、1つの分散補償光ファイバコイル12を
構成したので、小型の分散補償光ファイバモジュール1
0が実現できる。つまり、同じ長さの光ファイバ心線を
ボビンに巻回する場合、光ファイバテープ心線1が巻か
れるボビン11の1個分の厚みは、ボビン101の1個
分の厚みよりも大きくならざるを得ないが、ボビン11
の数量は1個で済むため、全体的には容量が小さくな
る。従って、スペース効率が向上するため、分散補償光
ファイバモジュール10を収納するケース13の小型化
が可能となると共に、コスト削減を図ることができる。
【0026】本発明の第2の実施形態を図5により説明
する。本実施形態は、光ファイバテープ心線の構成が第
1の実施形態と異なる。図中、第1の実施形態と同一ま
たは同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略す
る。
【0027】図5において、本実施形態の光ファイバテ
ープ心線31は、波長分散が異なる8本の分散補償光フ
ァイバ32(32a〜32h)を含む8心テープ心線で
ある。この光ファイバテープ心線31は、8本の分散補
償光ファイバ32を並列に配置した状態で、一括被覆を
施して各分散補償光ファイバ32の周りに被覆部33を
形成したものである。
【0028】分散補償光ファイバ32は、負の波長分散
および正の波長分散をもった光ファイバである。前述し
た通り、負の波長分散をもった光ファイバについては、
分散傾斜は負であることが望ましい。分散補償光ファイ
バ32a〜32hの波長分散値は、それぞれ−5ps/nm/
km、−10ps/nm/km、−15ps/nm/km、−20ps/nm/k
m、+5ps/nm/km、+10ps/nm/km、+15ps/nm/km、
+20ps/nm/kmである。なお、この波長分散値は、シン
グルモード光ファイバ60km(約1000ps/nm)補
償において、システム公差の要求から調整範囲を±2%
(−20〜+20ps/nm)、可変幅を0.5%とした場
合を考慮したものである。
【0029】このように分散補償光ファイバ32に負の
波長分散だけでなく正の波長分散を持たせることによ
り、分散補償光ファイバ32と接続されるシングルモー
ド光ファイバ分散総和をほぼゼロにするだけでなく、当
該分散総和をプラスにするような調整にも対処可能とな
る。
【0030】また、これらの分散補償光ファイバ32a
〜32hは、波長分散値が大きくなるに従って外側に配
置されるように構成されている。具体的には、光ファイ
バテープ心線1における一端側から他端側に向かって、
分散補償光ファイバ32h,32f,32a,32c,
32d,32b,32e,32gの順に配置されてい
る。これにより、側圧の影響が緩和されるため、分散補
償光ファイバ32の曲げ損失が低減される。
【0031】本発明の第3の実施形態を図6及び図7に
より説明する。本実施形態は、分散補償光ファイバモジ
ュールの構成が第1の実施形態と異なる。図中、第1の
実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、
その説明を省略する。
【0032】図6及び図7において、分散補償光ファイ
バモジュール40は、上述した光ファイバテープ心線1
をコイル巻きして形成されたコイル束状の分散補償光フ
ァイバコイル41を有している。この分散補償光ファイ
バコイル41は、例えば光ファイバテープ心線1をボビ
ンに巻回した後に、ボビンから外されてコイル束状にさ
れたものである。
【0033】このような分散補償光ファイバコイル41
はケース42内に収納されている。このケース42内に
おいては、第1の実施形態と同様に、光ファイバテープ
心線1の両端部の被覆部3が除去され、分散補償光ファ
イバ2a〜2dの両端にピッグテール14i,14oが
融着接続されている。なお、このピッグテール14i,
14oには、図3に示すような光スイッチ及び合波器を
接続することも可能である。
【0034】また、ケース42内には、充填材43が全
体的に充填されている。充填材43は、コイル束状態の
光ファイバテープ心線1の間の隙間にも入り込んでい
る。そして、ケース42内は、蓋体44によって密封さ
れている。ここで、充填材43としては、熱硬化性また
は赤外線硬化性のシリコーン樹脂、あるいはブタジエ
ン、シリコーン等のゴムをシリコーン、ナフテン等の溶
剤で膨潤させ、必要に応じて他の樹脂を添加した高粘性
ジェリー状混和物などを使用するのが好ましい。このよ
うな充填材43をケース42内に入れることにより、光
ファイバテープ心線1から受ける側圧が緩和されるた
め、低損失の分散補償光ファイバ2を得ることができ
る。
【0035】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、光ファイバテープ心線におけ
る各分散補償光ファイバの分散補償値および配列位置
は、必要に応じて適宜設定すればよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、波長分散が異なる複数
本の分散補償光ファイバを並列に配置した状態で、複数
本の分散補償光ファイバに対して一括被覆を施して光フ
ァイバテープ心線を形成したので、1本の光ファイバテ
ープ心線をコイル巻きするだけで、分散調整機能を持っ
た分散補償光ファイバモジュールを得ることができる。
これにより、分散補償光ファイバモジュールの省スペー
ス化および低コスト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光ファイバテー
プ心線を示す正面図である。
【図2】図1に示す光ファイバテープ心線を含む分散補
償光ファイバモジュールを示す構成図である。
【図3】図2に示す分散補償光ファイバモジュールの応
用例を示す構成図である。
【図4】従来一般の分散補償光ファイバコイルと図2に
示す分散補償光ファイバコイルとの比較を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態による光ファイバテー
プ心線を示す正面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による分散補償光ファ
イバモジュールを示す断面図である。
【図7】図6に示す分散補償光ファイバモジュールを示
す平面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバテープ心線、2(2a〜2d)…分散補
償光ファイバ、3…被覆部、10…分散補償光ファイバ
モジュール、11…ボビン、12…分散補償光ファイバ
コイル、14i…ピッグテール(入力用光ファイバ)、
14o…ピッグテール(出力用光ファイバ)、17…光
スイッチ、20…分波器、31…光ファイバテープ心
線、32(32a〜32h)…分散補償光ファイバ、3
3…被覆部、40…分散補償光ファイバモジュール、4
1…分散補償光ファイバコイル、42…ケース、43…
充填材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長分散が異なる複数本の分散補償光フ
    ァイバを並列に配置した状態で、前記複数本の分散補償
    光ファイバに対して一括被覆を施して形成したことを特
    徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 【請求項2】 前記複数本の分散補償光ファイバの少な
    くとも1本は、正の波長分散を有していることを特徴と
    する請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  3. 【請求項3】 前記複数本の分散補償光ファイバの波長
    分散値は、所定値ごとに異なっていることを特徴とする
    請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  4. 【請求項4】 前記複数本の分散補償光ファイバは、波
    長分散値が大きくなるに従って外側に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  5. 【請求項5】 波長分散が異なる複数本の分散補償光フ
    ァイバを並列に配置した状態で、前記複数本の分散補償
    光ファイバに対して一括被覆を施して形成した光ファイ
    バテープ心線を、コイル巻きして形成したことを特徴と
    する分散補償光ファイバモジュール。
  6. 【請求項6】 前記コイル巻きされた光ファイバテープ
    心線はケース内に収納されていると共に、前記ケース内
    には充填材が入っていることを特徴とする請求項5記載
    の分散補償光ファイバモジュール。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバテープ心線における前記
    複数本の分散補償光ファイバの両端には、入力用光ファ
    イバ及び出力用光ファイバがそれぞれ接続されており、 前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバのいず
    れか一方には光スイッチが接続されていると共に、前記
    入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバの他方には
    合波器が接続されていることを特徴とする請求項5記載
    の分散補償光ファイバモジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004354809A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの接続構造及び接続方法並びに分散補償光ファイバ
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