JP2002328174A - 放射線検出装置及びシステム - Google Patents

放射線検出装置及びシステム

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JP2002328174A
JP2002328174A JP2001134432A JP2001134432A JP2002328174A JP 2002328174 A JP2002328174 A JP 2002328174A JP 2001134432 A JP2001134432 A JP 2001134432A JP 2001134432 A JP2001134432 A JP 2001134432A JP 2002328174 A JP2002328174 A JP 2002328174A
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JP2001134432A
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Keiichi Nomura
慶一 野村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換体4及び処理基板6を外気から遮断す
る。 【解決手段】 ハウジング等に固定される絶縁性を有す
る基台1と、X線を電荷に変換する変換体4と、変換体
4にバイアスを印加するための導電層2と、変換体4で
変換された電荷を蓄積するコンデンサとコンデンサに蓄
積された電荷の読み出しを制御するTFTとを有する画
素が2次元上に配列された処理基板6と、変換体4及び
処理基板6とを外気から保護する保護層7と、保護層7
と導電層2とを接続する接着層9と、導電層2と変換体
4とを接続する導電性接着剤3と、変換体4と処理基板
6とを接続するバンプメタル5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線検出装置及
びシステムに関し、特に、医療用のX線撮像装置や産業
用非破壊検査などに用いられる放射線検出装置及びシス
テム関するものである。
【0002】なお、本明細書では、放射線の範ちゅう
に、X線、α線、β線、γ線などの電磁波も含まれるも
のとする。
【0003】
【従来の技術】従来、医療器のX線レントゲン分野にお
いて、レントゲン写真がアナログからデジタルへと急速
に変わりつつある。デジタル画像では、画像処理が可能
となるため診断精度を向上させることができる。また、
フィルム現像処理の必要性がないため、撮影間隔を短く
でき、集団検診等で効率よく胸部撮影等をすることがで
きる。
【0004】このような分野で求められることは、検出
感度の向上と信号の低ノイズ化である。特に検出感度を
向上させると、撮影時のX線爆射量を低減でき、人体へ
の影響を少なくできることから、高感度のX線検出装置
の開発に期待がかかっている。
【0005】そこで、化合物半導体などの単結晶半導体
を用いた直接変換型のX線検出装置が注目されている。
単結晶の化合物半導体は、直接X線を吸収した際、光変
換することなくキャリアを生成できることから検出した
X線の利用効率が高い。しかし、単結晶半導体の大面積
化は非常に難しく、1枚で大面積のセンサとして使用す
ることができない。
【0006】図4は、たとえば米国特許第504358
2等に記載されているX線検出装置の模式的な構成図で
ある。図4のX線検出装置は、蛍光体としてGOS等を
使用した間接型X線検出装置であり、基板306の上に
複数の処理基板304を、金属を蒸着して貼りあわせて
いる。
【0007】処理基板304には、スイッチ、コンデン
サ307などが設けられており、隣の処理基板304と
の間隔がたとえば200μm以下になるように配置され
る。また、タブ接続314は、蛍光体を含むガラス基板
320とプロセッサ基板302との間に配置され、ガラ
ス基板320とプロセッサ基板302とをはんだバンプ
310とコネクター312とで直接接続される。
【0008】基台301は、複数のプロセッサ基板30
2を支持する基板である。蛍光体を含むガラス基板32
0は、X線を光に変換する蛍光体としての役割と、処理
基板304とプロセッサ基板302とを支持する役割と
がある。基板306は、機械的に安定化するため機械的
ハウジング303に固定されている。リボンコネクタ3
16は、機械的ハウジング303に取り付けられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、機械的ハウジング等に固定されているものの、ガラ
ス基板の蛍光体や処理基板が、外気と完全に遮断されて
いないので、蛍光体やセンサが吸湿により劣化しやす
く、これらの耐久性、信頼性の面で改善の余地があっ
た。
【0010】そこで、本発明は、センサ等を外気と遮断
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、放射線を電荷に変換する変換体と、前記
変換体で変換された電荷を処理する処理手段とを備えた
放射線検出装置において、前記変換体及び前記処理手段
を外気から保護する保護層で覆うことを特徴とする。
【0012】また、本発明の放射線検出システムは、上
記放射線検出装置を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0014】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1のX線検出装置の模式的な構成を示す断面図である。
図1には、ハウジング等に固定される絶縁性を有する基
台1と、X線を電荷に変換する変換体4と、変換体4に
バイアスを印加するための導電層2と、変換体4で変換
された電荷を蓄積するコンデンサとコンデンサに蓄積さ
れた電荷の読み出しを制御するTFTとを有する画素が
2次元上に配列された処理基板6と、変換体4及び処理
基板6とを外気から保護する保護層7と、保護層7と導
電層2とを接続する接着層9と、導電層2と変換体4と
を接続する導電性接着剤3と、変換体4と処理基板6と
を接続するバンプメタル5とを示している。
【0015】基台1は、ガラスホウケイ酸ガラス、無ア
ルカリガラス等、石英等を材料としている。
【0016】導電層2は、アルミニウム、モリブデン、
タンタル、チタン、ポリシリコン、クロム、タングステ
ンなどを材料としており、真空蒸着法、スパッタ法、C
VD法等により基台1上に形成されている。
【0017】導電性接着剤3は、5〜40μmの銀、銅
又はカーボン粒子を拡散させた熱硬化型のエポキシ系接
着剤やアクリル系の接着剤などを用いている。
【0018】変換体4は、III−V族、II−VI族の化合
物半導体で、たとえばガリウム砒素、カドミウムテル
ル、シリコン又はカドミウムテルル亜鉛などを材料とし
ている。
【0019】バンプメタル5は、半田等を用いている。
【0020】処理基板6は、アモルファスシリコンなど
を用いている。
【0021】保護層7は、たとえばアルミニウム層の両
面をポリエチレン・テレフタレート(PET)層で挟み
込んだものを用いている。下層のPETは、処理基板6
との電気的な絶縁、Alは水分等の透過防止、上層のP
ETはAlの腐食防止のための保護層として機能する。
接着層9は、銀、銅又はカーボン粒子を拡散させた熱硬
化型のエポキシ系の導電性接着剤、又はアクリル系の導
電性接着剤からなる。
【0022】次に、保護層7の形成方法について述べ
る。処理基板6に変換体4をバンプメタル5により張り
合わせた後、導電性接着剤3により基台1上に貼り合わ
せる。次に、接着層9を形成したのち保護層7を張り合
わせる。このとき、間に挟み込んだAlが導電性接着剤
9に直接接触するように張り合わせる。こうすることに
より、処理基板6の耐ノイズ性が向上する。
【0023】なお、保護層7は、液体状の樹脂をスプレ
ー法で処理基板6等に吹きかけて形成してもよい。すな
わち、上記した接着層9の形成位置にあらかじめテープ
等によりマスキング処理を施し、樹脂をスプレーする。
その後、テープを剥がし、Alを真空蒸着法で形成し、
さらに樹脂をスプレーする。この方法だと、接着層9が
不要となる。
【0024】また、樹脂とAlの両方を真空蒸着法によ
り形成することも可能である。すなわち、このようにす
ることにより、保護層7を張り合わせる場合より被覆性
を向上させることができ、より信頼性が向上する。樹脂
材料としては、ポリイミド(PI)、パリレン(ポリパラ
キシリレン)、又はPETなどがある。
【0025】また、図2に示すように、基台1及び導電
層2に代えて、導電性基板8を用いてもよい。導電性基
板8は、導電層2と同様の材料を用いることができる。
すなわち、アルミニウム、モリブデン、タンタル、チタ
ン、シリコン、カーボン、アモルファスカーボン、クロ
ム、タングステンなどを材料とすることができる。要す
るに、導電性基板8は、X線を透過する材料であればよ
い。
【0026】(実施形態2)図3は、本発明の実施形態
2のX線診断システムの模式的な構成図である。図3に
示すように、X線チューブ6050で発生したX線60
60は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透
過し、蛍光体を上部に実装した光電変換装置6040に
入射する。この入射したX線には患者6061の体内部
の情報が含まれている。X線の入射に対応して蛍光体は
発光し、これを光電変換して電気的情報を得る。この情
報は、ディジタルに変換されイメージプロセッサ607
0により画像処理され制御室のディスプレイ6080で
観察できる。
【0027】また、この情報は電話回線6090等の伝
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどディスプレイ6081に表示もしくは光ディス
ク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師が
診断することも可能である。またフィルムプロセッサ6
100によりフィルム6110に記録することもでき
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変換体及び処理手段を外気から遮断することができるの
で、これらの耐久性、信頼性、耐ノイズ性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のX線検出装置の模式的な
構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態1のX線検出装置の模式的な
構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態2のX線診断システムの模式
的な構成図である。
【図4】従来のX線検出装置の持木的な構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 基台 2 導電層 3 導電性接着剤 4 変換体 5 バンプメタル 6 処理基板 7 保護層 8 導電性基板 9 接着層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/14 D Fターム(参考) 2G088 EE01 EE27 EE29 EE30 FF02 GG19 GG21 JJ05 JJ10 JJ31 JJ33 JJ37 LL11 4M118 AB01 AB10 BA05 CA32 CB05 CB11 HA01 HA25 HA31 5F088 AA11 AB03 AB07 AB09 BB03 BB07 DA20 EA04 EA06 HA20 JA05 LA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を電荷に変換する変換体と、前記
    変換体で変換された電荷を処理する処理手段とを備えた
    放射線検出装置において、 前記変換体及び前記処理手段を外気から保護する保護層
    で覆うことを特徴とする放射線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記保護層は、樹脂を有することを特徴
    とする請求項1記載の放射線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記保護層は、アルミニウムをポリイミ
    ド、ポリパラキシリレン、又はポリエチレン・テレフタ
    レートで挟み込んだ構成であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の放射線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記保護層の端部は、前記変換体を支持
    する基台に導電性接着層によって接着され、導電層と同
    電位であることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    1項記載の放射線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記保護層は、スプレー法又は真空蒸着
    法で形成することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項記載の放射線検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載の放
    射線検出装置を備えることを特徴とする放射線検出シス
    テム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007123351A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Fujifilm Corp 固体撮像装置
JP2008227117A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Hitachi Ltd 半導体放射線検出器及びそれを用いた産業用x線ct装置

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