JP2002327626A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JP2002327626A
JP2002327626A JP2001131849A JP2001131849A JP2002327626A JP 2002327626 A JP2002327626 A JP 2002327626A JP 2001131849 A JP2001131849 A JP 2001131849A JP 2001131849 A JP2001131849 A JP 2001131849A JP 2002327626 A JP2002327626 A JP 2002327626A
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JP
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exhaust duct
duct
gas turbine
turbine engine
exhaust
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JP2001131849A
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English (en)
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Shigeki Komeichi
繁樹 古明地
Masahiko Nishikawa
匡彦 西川
Suekichi Sugiyama
末吉 杉山
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Toyota Motor Corp
Toyota Turbine and Systems Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Turbine and Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱効率の向上を図ることができるガスタービン
エンジンを提供する。 【解決手段】コンプレッサ12によって圧縮された熱交
換前の空気を第1吸気ダクト30を介して熱交換器13
に導くとともに、エンジン本体11から排出される排気
ガスを排気ダクト33を介して熱交換器13に導く。熱
交換器13で排気ガスの熱によって加熱された熱交換後
の空気を第2吸気ダクト32を介して燃焼用空気として
エンジン本体11に供給する。排気ガスを導く排気ダク
ト33は内側に配設され、排気ダクト33の外側に第2
吸気ダクト32を配設して連結ダクト31が構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器を備えた
ガスタービンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンエンジンを図3に示
す。ガスタービンエンジン50は、燃焼器54を有する
エンジン本体51と、コンプレッサ52と、熱交換器5
3とを備えている。エンジン本体51、コンプレッサ5
2、及び熱交換器53はそれぞれ図示しないフレーム等
に固定されている。コンプレッサ52と熱交換器53と
は第1吸気ダクト60によって繋がれている。熱交換器
53とエンジン本体51とは第2吸気ダクト61によっ
て繋がれて燃焼器54に至り、さらに、排気ダクト62
によって熱交換器53に繋がれている。
【0003】エンジン本体51は、燃焼器54及びター
ビン55を備えている。燃焼器54は、コンプレッサ5
2によって圧縮された燃焼用空気と、インジェクタ(図
示略)から噴射される燃料との混合気を燃焼させる。タ
ービン55は、燃焼器54での燃焼に伴って発生した燃
焼ガスによって回転される。このタービン55の回転に
よってエンジン本体51の駆動力(出力トルク)が得ら
れる。タービン55を通過した燃焼ガスはエンジンハウ
ジング56内に設けられた排気ダクト部57及び排気ダ
クト62を介して熱交換器53に向けて導出される。
【0004】コンプレッサ52は、前記タービン55と
同軸上に設けられたインペラ58を備える。コンプレッ
サ52のインペラ58は前記タービン55で発生する出
力トルクの一部によって駆動される。コンプレッサ52
は外気を吸入し、インペラ58の駆動によって空気を圧
縮し、その圧縮した空気を前記第1吸気ダクト60を介
して熱交換器53に導出する。
【0005】熱交換器53は前記第1吸気ダクト60と
第2吸気ダクト61とを繋ぐ通路を備えている。熱交換
器53は排気ダクト62を介して導かれた排気ガスと第
1吸気ダクト60を介して導かれた圧縮空気との間で熱
交換を行い、加熱された熱交換後の圧縮空気を第2吸気
ダクト61を介してエンジン本体51に燃焼用空気とし
て供給する。このように、熱交換器53がない場合に捨
てられていた排気ガスの熱を回収することによりガスタ
ービンエンジン50の熱効率が向上する。
【0006】なお、上記ガスタービンエンジンでは高温
となる第2吸気ダクト61及び排気ダクト62の熱膨張
による応力により熱交換器53の変形損傷のおそれがあ
る。そのため、第1吸気ダクト60、第2吸気ダクト6
1、及び排気ダクト62の中間部にはベローズ部60
a,61a,62aが設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスタービ
ンエンジンの熱効率を左右する要因の一つとして、エン
ジン本体の高温部位及び熱交換器の高温部位から外部空
間への放熱量がある。この放熱量は、高温部位の表面積
と、高温部位の温度及び外部空間温度の温度差とに比例
することが知られている。従って、ガスタービンエンジ
ンの熱効率を向上するためには、高温部位の表面積を減
少させたり、高温部位と外部空間との温度差を小さくし
たりすることによって、放熱量を抑制することが必要と
なる。
【0008】ところが、上記ガスタービンエンジン50
では、エンジン本体51と熱交換器53とを連結するダ
クトとして、それぞれ別々の第1吸気ダクト60、第2
吸気ダクト61、及び排気ダクト62を設けており、そ
のいずれもが常温空気に触れている。従って、高温とな
る排気ダクト62及び第2吸気ダクト61において、外
部空間との温度差が大きくなって排気ダクト62及び第
2吸気ダクト61からの放熱量が多くなるため、ガスタ
ービンエンジン50の熱効率が低下するという問題があ
る。
【0009】また、ガスタービンエンジン50には3つ
のダクトが別個に設けられているため、これらのダクト
の取回し上スペースが必要となり、ガスタービンエンジ
ン50をコンパクト化する上で支障となる。
【0010】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、熱効率の向上を図ることが
できるとともに、よりコンパクトなガスタービンエンジ
ンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、コンプレッサによって圧縮された
空気を第1吸気ダクトを介して熱交換器に導くととも
に、エンジン本体から排出される排気ガスを排気ダクト
を介して熱交換器に導き、該熱交換器で前記排気ガスの
熱によって加熱された空気を第2吸気ダクトを介して燃
焼用空気として前記エンジン本体に供給するようにした
ガスタービンエンジンにおいて、前記第1吸気ダクト、
前記第2吸気ダクト及び前記排気ダクトのうち、少なく
とも2つのダクトを内外に配設して多重管構造としたこ
とを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、熱交換前の空気を導
く第1吸気ダクト、熱交換後の空気を導く第2吸気ダク
ト及び排気ガスを導く排気ダクトのうち、少なくとも2
つのダクトを内外に配設して多重管構造が構成されてい
る。従って、内側ダクトと外側ダクトとの間で熱の授受
が行われることとなり、ガスタービンエンジン全体での
外部空間への放熱量を減少することができ、ガスタービ
ンエンジンの熱効率を向上することができる。また、3
つのダクトのうち、少なくとも2つのダクトが多重管構
造をなすため、ダクトの取回し上スペースを小さくする
ことができ、ガスタービンエンジンのコンパクト化を図
ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のガスタービンエンジンにおいて、前記排気ダクトと前
記第2吸気ダクトとを内外に配設して多重管構造とした
ことを特徴とする。
【0014】上記の構成によれば、熱交換後の空気を導
く第2吸気ダクトと排気ガスを導く排気ダクトを内外に
配設して多重管構造が構成されている。従って、第2吸
気ダクト及び排気ダクトの配置にかかわらず、第2吸気
ダクトと排気ダクトとの間で熱の授受が行われることと
なり、ガスタービンエンジン全体での外部空間への放熱
量を減少することができ、ガスタービンエンジンの熱効
率を向上することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のガスタービンエンジンにおいて、前記排気ダクトを内
側に配設し、前記排気ダクトの外側に前記第2吸気ダク
トを配設して多重管構造としたことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、排気ダクトの外部空
間は第2吸気ダクトを通る高温の空気となり、排気ガス
温度とその加熱された空気の温度との温度差が小さくな
るため、排気ダクトからの放熱量が減少する。また、排
気ダクトからの放熱先は第2吸気ダクトを通過する加熱
された空気であり、結果的に排気ダクトの表面からの放
熱による熱効率の低下はなくなり、ガスタービンエンジ
ンの熱効率を向上することができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2及び3
のいずれかに記載のガスタービンエンジンにおいて、前
記エンジン本体は前記排気ダクトに連結される排気ダク
ト部と、前記第2吸気ダクトに連結される吸気ダクト部
とを備え、少なくとも前記排気ダクトの端部と前記排気
ダクト部の端部とは前記排気ガスの漏れを防止し、かつ
前記排気ダクトの軸線方向への相対移動を許容する遮蔽
機構を介して嵌合されていることを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、熱交換前の空気を導
く第1吸気ダクト、熱交換後の空気を導く第2吸気ダク
ト及び排気ガスを導く排気ダクトのうち、高温の排気ガ
スを導く排気ダクトの熱膨張量が最も大きくなる。この
点について、遮蔽機構によって排気ダクトと排気ダクト
部との排気ダクトの軸線方向への移動が許容されるの
で、排気ガスの漏れを防止しつつ、排気ダクトの熱膨張
を吸収することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のガスタービンエンジンにおいて、前記遮蔽機構は、内
嵌される部材の端部外周面に環状に設けられた収容溝
と、同収容溝内に移動可能に収容され、かつ、外嵌され
る部材の端部内周面に弾性的に接触する摺接リングと、
を備えることを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
のガスタービンエンジンにおいて、前記遮蔽機構は、外
嵌される部材の端部内周面に環状に設けられた収容溝
と、同収容溝内に移動可能に収容され、かつ、内嵌され
る部材の端部外周面に弾性的に接触する摺接リングと、
を備えることを特徴とする。
【0021】請求項5及び6のいずれかの構成によれ
ば、嵌合された一対の部材の内部空間と外部空間とに圧
力差が存在すると、収容溝を有する部材側では、摺接リ
ングが収容溝内を圧力の低い空間側に移動して収容溝の
側壁に当接し、その部材と摺接リングとの間がシールさ
れる。一方、収容溝のない部材側ではその端部内周面又
は端部外周面に対して摺接リングが弾性的に接触するた
め、その部材と摺接リングとの間がシールされる。従っ
て、嵌合された両部材の内部空間と外部空間とは摺接リ
ングによって確実に遮蔽され、内部空間と外部空間との
間での漏れが防止される。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項5及び6
のいずれかに記載のガスタービンエンジンにおいて、前
記収容溝は前記嵌合される部材の軸線方向において複数
設けられ、各収容溝内にそれぞれ前記摺接リングが収容
されていることを特徴とする。
【0023】上記の構成によれば、複数の摺接リング
と、各摺接リングを収容する複数の収容溝とを設けるこ
とによって、嵌合された両部材の内部空間と外部空間と
をより確実に遮蔽することができ、内部空間と外部空間
との間での漏れを確実に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図1及び図2に従って説明する。図1に示すよう
に、ガスタービンエンジン10は、燃焼器14を有する
エンジン本体11と、コンプレッサ12と、熱交換器1
3とを備えている。エンジン本体11、コンプレッサ1
2、及び熱交換器13はそれぞれ図示しないフレーム等
に固定されている。
【0025】コンプレッサ12と熱交換器13とは熱交
換前の空気の通路となる第1吸気ダクト30によって繋
がれている。熱交換器13とエンジン本体11とは多重
管構造をなす連結ダクト31によって繋がれている。連
結ダクト31は外側に配設されかつ熱交換後の空気通路
を構成する第2吸気ダクト32と、この第2吸気ダクト
32の内側に配設されかつ排気ガス通路を構成する排気
ダクト33とからなる。
【0026】エンジン本体11は、燃焼器14及びター
ビン15を備えており、吸気ダクト部として機能するエ
ンジンハウジング16によって覆われている。エンジン
ハウジング16のフランジ部16aは前記第2吸気ダク
ト32のフランジ部32aに対して図示しないボルト等
により連結されている。
【0027】エンジン本体11内にはタービン15を覆
うように排気ダクト部17が設けられており、この排気
ダクト部17によってエンジンハウジング16内の空間
は燃焼器14を収容する空間とタービン15を収容する
空間とに区画されている。燃焼器14は排気ダクト部1
7内に臨むように配設されている。排気ダクト部17は
その外周フランジ18を第2吸気ダクト32のフランジ
部32aとエンジンハウジング16のフランジ部16a
との間に挟み込んで固定されている。
【0028】排気ダクト部17の端部17aは前記排気
ダクト33の端部33aに対して図2に示す遮蔽機構3
4を介して摺動可能に連結されることにより、排気ダク
ト部17と前記排気ダクト33とが連通されている。ま
た、排気ダクト部17の外周フランジ18には所定位置
に複数の切り欠き18aが設けられており、この切り欠
き18aを介して第2吸気ダクト32とエンジン本体1
1の燃焼器14を収容する空間とが連通されている。
【0029】排気ダクト部17と排気ダクト33とを連
結する遮蔽機構34の詳細を図2に従って説明する。排
気ダクト部17の端部17aは前記排気ダクト33の端
部33aに対して内嵌されている。端部17a外周面に
は環状をなす複数の収容溝35が設けられている。各収
容溝35内には摺接リング36が収容溝35の幅方向に
おいて移動可能に収容されている。各摺接リング36は
排気ダクト33の端部33a内周面に弾性的に接触する
ようになっている。本実施形態では複数の収容溝35と
複数の摺接リング36とによって遮蔽機構34が構成さ
れている。
【0030】嵌合された排気ダクト33と排気ダクト部
17の内部空間は低圧の排気ガス通路となり、外部空間
は圧縮された燃焼用空気の通路となる。従って、排気ダ
クト33及び排気ダクト部17の内部空間と外部空間と
の間に圧力差が生じ、排気ダクト部17では、摺接リン
グ36が収容溝35内を圧力の低い内部空間側に移動し
て収容溝35の側壁に当接し、排気ダクト部17と摺接
リング36との間がシールされる。また、排気ダクト3
3側ではその端部33a内周面に対して摺接リング36
が弾性的に接触するため、排気ダクト33と摺接リング
36との間がシールされる。従って、嵌合された排気ダ
クト33と排気ダクト部17の内部空間と外部空間とは
摺接リング36によって確実に遮蔽され、内部空間と外
部空間との間での漏れが防止される。なお、高温の排気
ガスが通過する排気ダクト部17及び排気ダクト33の
熱膨張量が大きくなるが、摺接リング36によって排気
ダクト33の軸線方向への移動が許容されるので、排気
ダクト33と排気ダクト部17の熱膨張を吸収すること
ができる。
【0031】エンジン本体11において、上記燃焼器1
4は、コンプレッサ12によって圧縮された燃焼用空気
と、インジェクタ(図示略)から噴射される燃料との混
合気を燃焼させる。タービン15は、燃焼器14での燃
焼に伴って発生した燃焼ガスによって回転される。この
タービン15の回転によってエンジン本体11の駆動力
(出力トルク)が得られる。タービン15を通過した燃
焼ガスは排気ダクト部17及び排気ダクト33を介して
熱交換器13に向けて導出される。
【0032】コンプレッサ12は、前記タービン15と
同軸上に設けられたインペラ38を備える。コンプレッ
サ12のインペラ38は前記タービン15で発生する出
力トルクの一部によって駆動される。コンプレッサ12
は外気を吸入し、インペラ38の駆動によって空気を圧
縮し、その圧縮した空気を前記第1吸気ダクト30を介
して熱交換器13に導出する。
【0033】熱交換器13はその内部において前記第1
吸気ダクト30と第2吸気ダクト32とを繋ぐ通路を備
えている。熱交換器13はエンジン本体11から導かれ
た排気ガスとコンプレッサ12から導かれた圧縮空気と
の間で熱交換を行い、熱交換後の圧縮空気を第2吸気ダ
クト32を介してエンジン本体11に燃焼用空気として
供給する。
【0034】このように構成された本実施の形態によれ
ば、以下の効果を得ることができる。 ・ 本実施形態では、排気ガスを導く排気ダクト33を
内側に配設し、排気ダクト33の外側に熱交換後の空気
を導く第2吸気ダクト32を配設して多重管構造とし
た。従って、排気ダクト33の外部空間は第2吸気ダク
ト32を通る高温の空気となり、排気ガス温度とその加
熱された空気の温度との温度差が小さくなるため、排気
ダクト33からの放熱量が減少する。また、排気ダクト
33からの放熱先は第2吸気ダクト32を通過する加熱
された空気であり、結果的に排気ダクト33の表面から
の放熱による熱効率の低下はなくなり、ガスタービンエ
ンジン10の熱効率を向上することができる。
【0035】・ また、3つのダクトのうち、排気ダク
ト33と第2吸気ダクト32とを内外に配設して多重管
構造としたため、ダクトの取回し上スペースを小さくす
ることができ、ガスタービンエンジン10のコンパクト
化を図ることができる。
【0036】・ また、排気ダクト33の端部33aと
エンジン本体11の排気ダクト部17の端部17aとは
排気ダクトの軸線方向への相対移動を許容する遮蔽機構
34を介して嵌合されている。この遮蔽機構34によっ
て高温の排気ガスを導く排気ダクト33及び排気ダクト
部17の熱膨張を吸収することができる。よって排気ダ
クト33及び排気ダクト部17の熱膨張による応力が熱
交換器13に作用せず、熱交換器13の損傷破損を防止
することができる。
【0037】・ また、排気ダクト33と排気ダクト部
17とを遮蔽機構34を介して嵌合したことにより、排
気ダクト33にベローズ部を設ける必要がなくなり、ガ
スタービンエンジン10の小型化を図ることができる。
【0038】・ また、遮蔽機構34は、排気ダクト部
17の端部17a外周面に形成した複数の収容溝35と
各収容溝35に移動可能に収容した複数の摺接リング3
6という簡易な構成で実現することができる。
【0039】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、次のように変更してもよく、その場合でも上
記実施形態と同様の作用および効果を得ることができ
る。 ・ 上記実施形態では、内嵌される排気ダクト部17の
端部17a外周面に複数の収容溝35を形成し、各収容
溝35内に摺接リング36を収容したが、これを逆の構
成としてもよい。すなわち、外嵌される排気ダクト33
の端部33a内周面に複数の収容溝を形成し、各収容溝
内に排気ダクト部17の端部17a外周面に弾性的に接
触する摺接リングを収容する構成としてもよい。
【0040】・ 上記実施形態では、排気ダクト部17
の端部17aに対して排気ダクト33を外嵌するように
構成したが、排気ダクト33の端部33aに対して排気
ダクト部17を外嵌するように構成してもよい。この場
合には、収容溝を形成する部材は、排気ダクト部17及
び排気ダクト33のいずれでもよい。
【0041】・ 上記実施形態では、排気ダクト33を
内側に配設し、第2吸気ダクト32を外側に配設して多
重管(二重管)構造としたが、第2吸気ダクト32を内
側に配設し、排気ダクト33を外側に配設した多重管
(二重管)構造としてもよい。
【0042】・ 上記実施形態では、排気ダクト33と
第2吸気ダクト32とを多重管構造としたが、第1吸気
ダクト30と第2吸気ダクト32とを、又は、第1吸気
ダクト30と排気ダクト33とを多重管構造となるよう
に配設してもよい。
【0043】・ 上記実施形態では、排気ダクト33と
第2吸気ダクト32とを多重管構造としたが、第1吸気
ダクト30、第2吸気ダクト32及び排気ダクト33の
すべてを多重管(三重管)構造となるように配設しても
よい。
【0044】・ 第2吸気ダクト32とエンジンハウジ
ング16との連結を排気ダクト33と同様の遮蔽機構に
よって行うように構成してもよい。 ・ 上記実施形態ではエンジン本体11の出力によって
コンプレッサ12を駆動するガスタービンエンジンに実
施したが、コンプレッサをエンジン本体以外の他の動力
によって駆動するように構成してもよい。
【0045】次に、上記実施形態から把握できる他の技
術的思想を、以下に記載する。 ・ 請求項1〜7のいずれかに記載のガスタービンエン
ジンにおいて、前記コンプレッサは前記エンジン本体の
出力によって駆動されるものであることを特徴とするガ
スタービンエンジン。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のガスタービンエンジンを示す概略
断面図。
【図2】排気ダクト及びエンジン本体の排気ダクト部と
の接続状態を示す部分拡大断面図。
【図3】従来のガスタービンエンジンを示す概略断面
図。
【符号の説明】 11…エンジン本体、12…コンプレッサ、13…熱交
換器、16…エンジンハウジング、17…排気ダクト
部、30…第1吸気ダクト、32…第2吸気ダクト、3
3…排気ダクト、34…遮蔽機構、35…収容溝、36
…摺接リング。
フロントページの続き (72)発明者 西川 匡彦 愛知県豊田市山之手4丁目46番地三井海上 豊田ビル 株式会社トヨタタービンアンド システム内 (72)発明者 杉山 末吉 愛知県豊田市山之手4丁目46番地三井海上 豊田ビル 株式会社トヨタタービンアンド システム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンプレッサによって圧縮された熱交換前
    の空気を第1吸気ダクトを介して熱交換器に導くととも
    に、エンジン本体から排出される排気ガスを排気ダクト
    を介して熱交換器に導き、該熱交換器で前記排気ガスの
    熱によって加熱された熱交換後の空気を第2吸気ダクト
    を介して燃焼用空気として前記エンジン本体に供給する
    ようにしたガスタービンエンジンにおいて、 前記第1吸気ダクト、前記第2吸気ダクト及び前記排気
    ダクトのうち、少なくとも2つのダクトを内外に配設し
    て多重管構造としたことを特徴とするガスタービンエン
    ジン。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガスタービンエンジンに
    おいて、 前記排気ダクトと前記第2吸気ダクトとを内外に配設し
    て多重管構造としたことを特徴とするガスタービンエン
    ジン。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のガスタービンエンジンに
    おいて、 前記排気ダクトを内側に配設し、前記排気ダクトの外側
    に前記第2吸気ダクトを配設して多重管構造としたこと
    を特徴とするガスタービンエンジン。
  4. 【請求項4】請求項2及び3のいずれかに記載のガスタ
    ービンエンジンにおいて、 前記エンジン本体は前記排気ダクトに連結される排気ダ
    クト部と、前記第2吸気ダクトに連結される吸気ダクト
    部とを備え、 少なくとも前記排気ダクトの端部と前記排気ダクト部の
    端部とは前記排気ガスの漏れを防止し、かつ前記排気ダ
    クトの軸線方向への相対移動を許容する遮蔽機構を介し
    て嵌合されていることを特徴とするガスタービンエンジ
    ン。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のガスタービンエンジンに
    おいて、 前記遮蔽機構は、内嵌される部材の端部外周面に環状に
    設けられた収容溝と、同収容溝内に移動可能に収容さ
    れ、かつ、外嵌される部材の端部内周面に弾性的に接触
    する摺接リングと、を備えることを特徴とするガスター
    ビンエンジン。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のガスタービンエンジンに
    おいて、 前記遮蔽機構は、外嵌される部材の端部内周面に環状に
    設けられた収容溝と、同収容溝内に移動可能に収容さ
    れ、かつ、内嵌される部材の端部外周面に弾性的に接触
    する摺接リングと、を備えることを特徴とするガスター
    ビンエンジン。
  7. 【請求項7】請求項5及び6のいずれかに記載のガスタ
    ービンエンジンにおいて、 前記収容溝は前記嵌合される部材の軸線方向において複
    数設けられ、各収容溝内にそれぞれ前記摺接リングが収
    容されていることを特徴とするガスタービンエンジン。
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