JP4584080B2 - 再生式単缶ガスタービン - Google Patents

再生式単缶ガスタービン Download PDF

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Description

本発明は、再生式単缶ガスタービンに関する。
小型ガスタービンは、部品点数を少なくして製造コストを小さくするとともに、メンテナンス性を向上させるため、単一の燃焼器を搭載する単缶型が多く用いられる。この単缶型ガスタービンでは、燃焼ガスをタービン部へ導く燃焼器尾筒にいわゆるスクロール型尾筒が用いられる。
従来の単純サイクル単缶ガスタービンで用いられているスクロール型燃焼器尾筒では、尾筒出口外周がタービン外ケーシングに、出口内周が圧縮機内ケーシングにそれぞれ固定されている。尾筒使用時には、尾筒内に1000℃以上の燃焼ガスが流れるため尾筒材料の温度が上昇するが、尾筒を固定するケーシング材料は圧縮機吐出空気に晒されているので、尾筒ほど温度は上昇しない。そのため尾筒出口内外周ともケーシングに完全に固定されていると、熱伸び差により尾筒に熱応力が発生し、尾筒の寿命を短くする場合がある。そこで熱応力低減のため、燃焼器尾筒を分割したものがある(特許文献1等参照)。
特開平7−253004号公報
ここで、小型ガスタービンの熱効率を向上させる方策として、圧縮機吐出空気とタービン排ガスを熱交換して排熱を回収する再生サイクルがある。通常、再生サイクルガスタービンでは、比較的低温の圧縮機吐出空気を本体ケーシング内で燃焼器尾筒の対流冷却に用いた後、本体ケーシング外へ抽気し、再生(排ガスとの熱交換)後に燃焼器外筒へ注入して燃焼器ライナの冷却及び燃焼に用いる。このような構造とすることにより、タービン翼冷却構造や本体ケーシング材料をシンプルサイクル(単純型)ガスタービンと変更する必要がないため、再生式と単純型で部品の共通化を図ることができ、製造・メンテナンスのコストを小さくすることができる。
しかしながら、こうした再生式ガスタービンに燃焼器尾筒の分割構造を採用すると、尾筒分割部に設けた冷却孔から尾筒内部に流入する冷却空気の量、あるいは尾筒分割部に設けた接合部やシール部から尾筒内部に流入する漏れ空気の量が、分割部を設けない場合に対して増加するため、再生に用いる空気が減少し再生ガスタービンの熱効率が低下してしまう。
本発明の目的は、再生式単缶ガスタービンにおいて、燃焼器尾筒とケーシングの熱伸び差によって生じる熱応力を抑制することであり、その際に再生に用いる空気を十分に確保し熱効率の低下を防止することである。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、空気を圧縮する圧縮機、この圧縮機からの圧縮空気を燃焼する単一の燃焼器、この燃焼器からの燃焼ガスで軸動力を得るタービン、及び前記圧縮機からの圧縮空気と前記タービンからの排気ガスとで熱交換させる再生熱交換器を備えた再生式単缶ガスタービンにおいて、前記燃焼器と前記タービンとを接続して燃焼ガスをタービンへと導く燃焼器尾筒が一体的に成形されていること、前記タービンに接続する前記燃焼器尾筒の出口の外周側又は内周側の少なくとも一方が前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒と前記ケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒出口の前記タービンの初段静翼との同心度を保つ調心機構を備えていること、前記調心機構は、径方向に伸びる調心用スリットとこの調心用スリットに係合する調心用ピンとの係合部を前記燃焼器尾筒及び前記ケーシングの連結部に周方向複数箇所に設けてなること、及び前記燃焼器尾筒を前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに対して周方向にスライド可能に接続する周方向位相公差吸収機構を備えていることを特徴とする。
(2)上記目的を達成するために、本発明は、空気を圧縮する圧縮機、この圧縮機からの圧縮空気を燃焼する単一の燃焼器、この燃焼器からの燃焼ガスで軸動力を得るタービン、及び前記圧縮機からの圧縮空気と前記タービンからの排気ガスとで熱交換させる再生熱交換器を備えた再生式単缶ガスタービンにおいて、
前記燃焼器と前記タービンとを接続して燃焼ガスをタービンへと導く燃焼器尾筒が一体的に成形されていること、前記タービンに接続する前記燃焼器尾筒の出口の外周側が前記タービンのケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒の出口外周側と前記タービンのケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒の出口外周側と前記タービンの初段静翼との同心度を保つ外周側調心機構を備えていること、前記燃焼器尾筒の出口の内周側が前記圧縮機のケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒の出口内周側と前記圧縮機のケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒の出口内周側と前記タービンの初段静翼との同心度を保つ内周側調心機構を備えていること、前記外周側調心機構及び前記内周側調心機構は、径方向に伸びる調心用スリットとこの調心用スリットに係合する調心用ピンとの係合部を前記燃焼器尾筒及び前記ケーシングの連結部に周方向複数箇所に設けてなること、及び前記燃焼器尾筒を前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに対して周方向にスライド可能に接続する周方向位相公差吸収機構を備えていることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記連結部は、前記燃焼器尾筒の内外周側の少なくとも一方に設けられた径方向に伸びるフランジと、このフランジが挿入された前記タービン又は前記圧縮機のケーシングの少なくとも一方に設けられた連結用スリットとを備え、前記連結用スリットは、前記フランジとの間に確保された径方向間隙が、想定される運転中の前記フランジの熱伸び量以上に設定されていることを特徴とする。
)上記(1)−(3)のいずれかにおいて、好ましくは、前記周方向位相公差吸収機構は、周方向に伸びる公差吸収用スリットとこの公差吸収用スリットに係合する公差吸収用ピンとの係合部からなることを特徴とする。
本発明によれば、再生式単缶ガスタービンにおいて、燃焼器尾筒とケーシングの熱伸び差によって生じる熱応力を抑制することができ、なおかつ、その際に再生に用いる空気を十分に確保し熱効率の低下を防止することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る再生式単缶ガスタービンの全体構成を表す概念図、図2は図1中のII−II断面による断面図である。
図1及び図2に示した再生式単缶ガスタービンは、空気を圧縮する圧縮機1と、この圧縮機1からの圧縮空気を燃焼する単一の燃焼器2と、この燃焼器2からの燃焼ガスで軸動力を得るタービン3と、圧縮機1からの圧縮空気とタービン3からの排気ガスとで熱交換させる再生熱交換器4と、タービン3の出力を電気エネルギーに変換する発電機5とを備えている。
燃焼器2は、その中心線がガスタービンの回転軸に対してほぼ直交するように配置されており、本体ケーシング6、燃焼器ケーシング7、及びこの燃焼器ケーシング7の頭部側(燃料供給側、燃焼ガスの流れ方向上流側)の端面を覆う燃焼器カバー8内に格納されている。燃焼器カバー8には、燃焼器2の上流端中央に位置するように燃料ノズル9が固定されており、その下流には未燃の空気と既燃の燃焼ガスを隔てる概略円筒状の燃焼器ライナ10がある。燃焼器ライナ10は、その外周面との間に空気流路を形成し流れを制御するための外周壁(以下、フロースリーブとする)11に外周側を覆われている。フロースリーブ11は、その内径が燃焼器ライナ10の外径よりも大きく、燃焼器ライナ10とほぼ同心円筒状に配置され燃焼器ケーシング7に固定されている。
燃焼器ライナ10の下流には、燃料ガスをタービンへ導くための燃焼器尾筒12があり、その外周は間隙を介して尾筒外筒13に覆われている。燃焼器尾筒12と尾筒外筒13はともに一体成形された概略環状のスクロール型の部材であり、タービン3に接続する燃焼器尾筒12の燃焼ガスの出口、及び燃焼器尾筒12と尾筒外筒13の間に形成される空気流路は、ともに環状に形成されている。
圧縮機1で大気100を圧縮して生成された高圧空気101は、本体ケーシング6内に充満した後、燃焼器尾筒12と尾筒外筒13の間の環状流路に流入し、燃焼器尾筒12を外壁面から対流冷却する。燃焼器尾筒12を冷却した後の空気102は、尾筒外筒13における燃焼器2と反対側(図1及び図2中の下側)に伸びる抽気流路14を通って本体ケーシング外へと抽気される。抽気流路14を流れる空気103は再生熱交換器4に導かれ、そこでタービン3からの排気ガス106との熱交換により加熱されて高温空気104として燃焼器ケーシング7に注入される。
燃焼器ケーシング7内での空気は、フロースリーブ11と燃焼器ライナ10の間の概略環状の空気流路を通って燃焼器頭部へ向かって流れる。燃焼器頭部側に向かって流れる空気は、その途中で燃焼器ライナ10の対流冷却に作用し、またその一部は燃焼器ライナ10に設けられた冷却孔から燃焼器ライナ10内へ流入してフィルム冷却に使用される。燃焼器頭部側に到達した空気は、燃焼器ライナ10に設けられた燃焼孔や燃料ノズル9に設けられた空気孔から燃焼器ライナ10内の燃焼室に流入し、燃料ノズル9から噴出される燃料200とともに燃焼され、燃焼ガス105となって燃焼器尾筒12の内部に形成される環状流路を通ってタービン3へと送られる。本実施の形態において燃焼器2は1缶のみが設置され、燃焼器ライナ10を出た燃焼ガスは最初図中下向きの速度を持っているが、スクロール型の燃焼器尾筒12によってガスタービンの軸周りに広げられた後、タービン軸方向に転向されてタービン3に導かれる。
タービン3に供給された燃焼ガス105は、ガスパス(図示せず)で膨張仕事をしてタービン3に軸動力を与える。タービン3で得られた軸動力は発電機5に伝えられ電気エネルギーに変換される。そして、膨張仕事をしたタービン3からの低圧の燃焼ガス(排気ガス)106は再生熱交換器4に導かれる。再生熱交換器4で熱回収された排気ガス107は排気塔(図示せず)から排気される。
次に上記した燃焼器尾筒12の固定方法について説明する。
図3は燃焼器尾筒の上半側における固定構造を表す断面図、図4は燃焼器尾筒の下半側における固定構造を表す断面図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本体ケーシング6のタービン3の側には、タービンエンドカバー16が、このエンドカバー16にはタービン外ケーシング17が連結されている。タービン外ケーシング17は、静翼支持リング17a及び尾筒固定リング17bを燃焼器側の端部に備えている。静翼固定リング17aは、内周側にタービン初段静翼20を支持している。一方、尾筒固定リング17bは、静翼支持リング17aのタービン上流端にボルト締結されている。この尾筒固定リング17bは、断面がL字型に形成されており、静翼支持リング17aと尾筒固定リング17bの間に径方向内側に開口したスリット18が形成される。このスリット18には燃焼器尾筒12の出口外周側に設けられ径方向外側に伸びるフランジ部21が挿入されている。
また、尾筒固定リング17bは、スリット18の径方向外側部分においてフランジ部21との間に確保される径方向間隙(ギャップ22)の寸法が、運転中に想定されるフランジ部21の径方向への熱伸び量以上となるように形成されている。そのため、フランジ部21は静翼支持リング17aに対し、タービン軸方向には動きが拘束され、タービン径方向にはギャップ22の範囲で自由に移動できるようになっている。燃焼器尾筒12の出口外周部とタービン外ケーシング17との連結部は、こうした静翼支持リング17a及び尾筒固定リング17bで形成されるスリット18とフランジ部21とで構成されている。
一方、本体ケーシング6の圧縮機1の側には、圧縮機前側ケーシング25が、この圧縮機前側ケーシング25には圧縮機後側ケーシング26がボルト締結されている。圧縮機後側ケーシング26は、内周押えリング26aをタービン側の端部に備えている。この内周押えリング26aと静翼支持リング17aとの間には径方向外側に開口したスリット27が形成される。このスリット27には燃焼器尾筒12の出口内周側に設けられ径方向内側に伸びるフランジ部28が挿入されている。また、内周押えリング26aは、径方向外側に突出部を備えており、この突出部によってタービン初段静翼20の内周側を軸方向から支持している。
また、内周押えリング26aは、スリット27の径方向内側部分においてフランジ部28との間に確保される径方向間隙(ギャップ29)の寸法が、運転中に想定されるフランジ部28の径方向への熱伸び量以上となるように形成されている。そのため、フランジ部28は圧縮機後側ケーシング26に対し、タービン軸方向には動きが拘束され、タービン径方向にはギャップ28の範囲で自由に移動できるようになっている。燃焼器尾筒12の出口内周部と圧縮機ケーシングとの連結部は、こうした圧縮機後側ケーシング26及び内周押えリング26aで形成されるスリット27とフランジ部28とで構成されている。
図5は図4中のV−V矢視で見た燃焼器尾筒出口外周側のフランジ部21の端面の概略図である。
図3に示すように、燃焼器尾筒外周側のフランジ部21には、径方向に伸びるスリット24が設けられている。スリット24は径方向外側が開放端となっているが、例えば径方向に伸びる長穴状に形成しても良い。また、静翼支持リング17aには、このスリット24に係合するピン23が固定されている。燃焼器尾筒12の出口外周部及びタービン外ケーシングの連結部には、こうしたピン23及びスリット24による係合部が周方向にほぼ等間隔で4箇所設けてある。
このような構成では、各スリット24の中心線は、ガスタービンの回転中心を通って径方向に沿って伸びる線にほぼ一致する。これにより、静翼支持リング17aに固定された各ピン23が移動可能な方向は、ガスタービンの回転中心から径方向に向かう方向にほぼ一致する。つまり、このような係合部を複数箇所設けることにより、燃焼器尾筒12の熱伸びを拘束することなく、燃焼器尾筒出口外周側のフランジ部21と静翼支持リング17aの同心度が常に保たれるように構成されている。なお、本実施の形態では、ピン23及びスリット24の係合部を4箇所設けた場合を図示説明したが、フランジ部21と静翼支持リング17aの同心度を維持する上では、係合部は、2箇所以上(好ましくは3箇所以上)あれば良い。
図6は図4中のVI−VI矢視で見た燃焼器尾筒出口内周側のフランジ部28の端面の概略図である。
図6に示すように、燃焼器尾筒内周側のフランジ部28にも、径方向に伸びるスリット31が設けられている。スリット31は径方向内周が開放端となっているが、径方向に伸びる長穴状に形成しても良い。また、内周押えリング26aには、スリット31に係合するピン30が固定されている。燃焼器尾筒12の出口内周側及び圧縮機内ケーシングの連結部にも、こうしたピン30及びスリット31による係合部が周方向にほぼ等間隔で4箇所設けてある。
このような構成では、各スリット31の中心線は、ガスタービンの回転中心を通って径方向に沿って伸びる線にほぼ一致する。これにより、内周押えリング26aに固定された各ピン30が移動可能な方向は、ガスタービンの回転中心から径方向に向かう方向にほぼ一致する。つまり、このような係合部を複数箇所設けることにより、燃焼器尾筒12の熱伸びを拘束することなく、燃焼器尾筒出口内周側のフランジ部28と内周押えリング26aの同心度が常に保たれるように構成されている。なお、本実施の形態では、ピン30及びスリット31の係合部を4箇所設けた場合を図示説明したが、フランジ部28と内周押えリング26aの同心度を維持する上では、係合部は、2箇所以上(好ましくは3箇所以上)あれば良い。
上記のように構成された本実施の形態においては、前述したように、燃焼器尾筒12を一体成形しているので、燃焼器尾筒12を対流冷却する圧縮空気が燃焼器尾筒12内に流れ込むことがなく、燃焼器尾筒12を冷却した後の圧縮空気を効率的に再生熱交換器4に導くことができる。このように再生熱交換器4に効率的に空気を送り込み、排気ガスの熱の回収効率を向上させることができるので、ガスタービンの熱効率を向上させることができる。
このとき、燃焼器尾筒12の出口部はタービン初段静翼20に対して軸方向に固定されているため、燃焼器尾筒12やタービン静翼、或いはこれらを支持し固定している各ケーシング等の部品が使用時に熱伸びを生じても、タービン静翼に流入する燃焼ガスの流れ方向は常に一定となり、翼の持つ本来の性能を十分に発揮させることができる。また、燃焼器尾筒12とタービン初段静翼20との間の軸方向間隙32をほぼ一定に保つことができるため、間隙32を通って翼流路内へ流れ込む漏れ空気を最小限に抑えることができ、これによっても高い熱効率を確保することができる。
そして、本実施の形態によれば、燃焼器尾筒12の径方向の熱伸びは上記ギャップ22,29によって許容されているので、燃焼器尾筒12に生じる熱応力を最小限に抑制することができ、燃焼器尾筒12の長寿命化を図ることができる。また、燃焼器尾筒12とケーシングの連結部が、単に径方向にギャップを有するスリットにフランジを係合させるだけの簡素な構成であることも大きなメリットである。
さらには、調心機構を備えたことにより、燃焼器尾筒12の径方向への熱伸びを拘束することなく、燃焼器尾筒12の出口部とタービン初段静翼20とを常時同心状に調心することができる。これにより、タービン初段静翼20に流入する燃焼ガスの周方向流速偏差を極小化することができ、当初設計通りのタービン性能を発揮することができる。しかも調心機構は、単に、径方向に伸びるスリットにピンを係合させた係合部を周方向に複数箇所設けるだけで簡単に構成できることもメリットが大きい。
ここで、本実施の形態のように燃焼器尾筒12を圧縮機ケーシング及びタービンケーシングに固定する場合、部品の製作公差が累積すると部品間に生じる周方向位相差が大きくなる場合がある。例えば、図2に示すように、燃焼器尾筒出口外周側のフランジ部21が固定される部位は、本体ケーシング6を基準として考えると、本体ケーシング6・タービンエンドカバー16・タービン外ケーシング17・静翼支持リング17aの4つの部品の製作公差及び組立公差の累積分だけボルト穴の周方向の位置がずれる可能性がある。また、燃焼器尾筒出口内周側のフランジ部28が固定される部位は、本体ケーシング6を基準として考えると、本体ケーシング6・圧縮機前側ケーシング25・圧縮機後側ケーシング26・内周押えリング26aの4つの部品の製作公差及び組立公差の累積分だけボルト穴の周方向の位置がずれる可能性がある。したがって、一体型尾筒の出口内外周の固定部には、これらの公差が累積して大きな周方向位置ずれが生じる可能性があり、その場合、周方向位置ずれを解消しないまま燃焼器尾筒12を固定すると、燃焼器尾筒12に発生する応力が大きくなり燃焼器尾筒12やその周辺部材の寿命を短くする恐れがある。
そこで、本実施の形態では、燃焼器尾筒12をタービン又は圧縮機のケーシングに対して周方向にスライド可能に接続する周方向位相公差吸収機構を備えている。
図7は図4中のVII−VII矢視で見た周方向位相公差吸収機構の概略図である。
図7に示した周方向位相公差吸収機構は、周方向に伸びるスリットであるボルト穴35とこのボルト穴35に係合するピンとして機能するボルト34とで構成された係合部からなる。本実施の形態において、ボルト穴35は内周押えリング26aに設けられており、このボルト穴35に内周押えリング26aと圧縮機後側ケーシング26とを締結するボルト34が挿入されている。このとき、内周押えリング16aと圧縮機後側ケーシング26の軸心については、内周押えリング26aと圧縮機後側ケーシング26の連結部にインロー構造33を採用することで合致させてある。
このように構成することで、ボルト34とボルト穴35の周方向ギャップ36を燃焼器尾筒12の出口内外周に連結する各ケーシングの位相公差の想定累積値よりも大きくすれば、前述した周方向位相公差が吸収される。さらに本実施の形態においては、前述したように、燃焼器尾筒12の出口内周側のフランジ部28のピン30が内周押えリング26aに固定されているので、周方向位相公差は内周押えリング26aの組み付け時に全て吸収されるため組み立て性が大きく向上する。
なお、本実施の形態においては、上記の周方向位相公差吸収機構を静翼支持リング17aとタービン外ケーシング17との連結部に設けてあるが、例えばタービン外ケーシング17とタービンエンドカバー16との連結部、本体ケーシング6とタービンエンドカバー16との連結部、本体ケーシング6と圧縮機前側ケーシング25との連結部、圧縮機ケーシング25,26の連結部、圧縮機後側ケーシング26と内周押えリング26aとの連結部等、その他のケーシングの連結部に設けても良い。
以下、本実施の形態の再生式単缶ガスタービンの組み立て方法を説明する。
本ガスタービンを組み立てる場合、まず圧縮機側において、圧縮機前側ケーシング25、圧縮機後側ケーシング26を順次本体ケーシング6に取り付ける。本体ケーシング6・圧縮機前側ケーシング25・圧縮機後側ケーシング26の同心度は、各部品の連結部に設けたインロー構造33aによって保たれる。本体ケーシング6・圧縮機前側ケーシング25・圧縮機後側ケーシング26の製作公差や、互いを連結する締結ボルトとボルト穴のギャップから生じる組立公差によって周方向に位相差が生じるが、後に内周押えリング26aを組み付ける際に周方向位相差が吸収されるため、この段階では位相調整のための特別な組み立て工数は必要ない。
一方、タービン側では、静翼支持リング17aに静翼20を装着した後、静翼支持リング17aと尾筒固定リング17bで燃焼器尾筒12を挟み込みボルト締結する。その後、タービン外ケーシング17とタービンエンドカバー16を取り付ける。この際も各部品に設けたインロー構造33bにより、所定の同心度が保たれる。また製作公差や締結ボルトとボルト穴のギャップから生じる組立公差によって周方向の位相差が発生するが、最終的になされる内周押えリング26aの組み付け時に吸収されるため、この段階では位相調整は必要ない。
次に、燃焼器尾筒12からタービンエンドカバー16まで一体となった部品を本体ケーシング6に取り付ける。この時点では、尾筒出口内周部21は圧縮機後側ケーシング26下流端に対し軸方向に接した状態でありまだ固定はされていない。また、燃焼器尾筒12の出口内周側のフランジ部28と圧縮機後側ケーシング26の下流端の間には、図4に示した通り係合関係がないので、この時点で両者に周方向位相差があっても問題ない。
そして最後に、内周押えリング26aをタービン側から挿入し、静翼内周部を軸方向に支持するとともに、燃焼器尾筒12の出口内周側のフランジ部28に設けたスリット31にピン30が挿入され、フランイブ28と内周押えリング26aとの同心度が確保される。そして内周押えリング26aに設けたボルト穴35の周方向ギャップ36を利用して内外ケーシングの周方向位相公差を解消しつつ圧縮機後側ケーシング26と内周押えリング26aをボルト締結することで、燃焼器尾筒12の出口内周側のフランジ部28も軸方向に固定され、燃焼器尾筒12の組み立てが完了する。
以上のように、ケーシングの各部品の周方向位相公差を内周押えリング26aの組み立て時に一度に解消することができるので、例えばケーシング部品ごとに周方向位置決めピンを設ける必要もなく、組み立て性を大きく向上させることができる。
なお、以上において、調心のためのピン23,30にはボルトを用いることも可能である。ただし、ボルトは雄ネジと雌ネジの加工精度によって位置にずれが生じるので、高い位置精度を確保する上では通常のピンの方が良い。また、ピン23,30には曲げ方向に荷重がかかるため、ボルトの場合はねじ部の応力集中により寿命が低下する恐れがあるので、強度面においてもボルトよりも通常のピンの方が望ましい。
また、燃焼器尾筒12の出口内外の両フランジ部21,28に調心機構を設けた場合を例に挙げて説明したが、燃焼器尾筒12の出口部とケーシング等との同心度を保つ上では、いずれか一方に調心機構を設ける構成としも効果が得られる。
また、以上においては、負荷機器として発電機5を用い発電設備として構成した場合を例に挙げて説明したが、本発明の再生式単缶ガスタービンは発電の他、圧縮機駆動・ポンプ駆動等に利用することができる他、排熱回収ボイラと組み合わせることで、発電と蒸気発生のコジェネレーションに利用することもできる。
本発明の一実施の形態に係る再生式単缶ガスタービンの全体構成を表す概念図である。 図1中のII−II断面による断面図である。 燃焼器尾筒の上半側における固定構造を表す断面図である。 燃焼器尾筒の下半側における固定構造を表す断面図である。 図4中のV−V矢視で見た燃焼器尾筒出口外周側のフランジ部の端面の概略図である。 図4中のVI−VI矢視で見た燃焼器尾筒出口内周側のフランジ部の端面の概略図である。 図4中のVII−VII矢視で見た周方向位相公差吸収機構の概略図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
4 再生熱交換器
12 燃焼器尾筒
17 タービン外ケーシング
17a 静翼支持リング
18 スリット
20 タービン初段静翼
21 フランジ部
23 ピン
24 スリット
25 圧縮機前側ケーシング
26 圧縮機後側ケーシング
26a 内周押えリング
27 スリット
28 フランジ部
30 ピン
31 スリット
34 ピン
35 スリット

Claims (4)

  1. 空気を圧縮する圧縮機、この圧縮機からの圧縮空気を燃焼する単一の燃焼器、この燃焼器からの燃焼ガスで軸動力を得るタービン、及び前記圧縮機からの圧縮空気と前記タービンからの排気ガスとで熱交換させる再生熱交換器を備えた再生式単缶ガスタービンにおいて、
    前記燃焼器と前記タービンとを接続して燃焼ガスをタービンへと導く燃焼器尾筒が一体的に成形されていること、
    前記タービンに接続する前記燃焼器尾筒の出口の外周側又は内周側の少なくとも一方が前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒と前記ケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒出口の前記タービンの初段静翼との同心度を保つ調心機構を備えていること
    前記調心機構は、径方向に伸びる調心用スリットとこの調心用スリットに係合する調心用ピンとの係合部を前記燃焼器尾筒及び前記ケーシングの連結部に周方向複数箇所に設けてなること、及び
    前記燃焼器尾筒を前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに対して周方向にスライド可能に接続する周方向位相公差吸収機構を備えていること
    を特徴とする再生式単缶ガスタービン。
  2. 空気を圧縮する圧縮機、この圧縮機からの圧縮空気を燃焼する単一の燃焼器、この燃焼器からの燃焼ガスで軸動力を得るタービン、及び前記圧縮機からの圧縮空気と前記タービンからの排気ガスとで熱交換させる再生熱交換器を備えた再生式単缶ガスタービンにおいて、
    前記燃焼器と前記タービンとを接続して燃焼ガスをタービンへと導く燃焼器尾筒が一体的に成形されていること、
    前記タービンに接続する前記燃焼器尾筒の出口の外周側が前記タービンのケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒の出口外周側と前記タービンのケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒の出口外周側と前記タービンの初段静翼との同心度を保つ外周側調心機構を備えていること、
    前記燃焼器尾筒の出口の内周側が前記圧縮機のケーシングに連結され、前記燃焼器尾筒の出口内周側と前記圧縮機のケーシングの連結部が、前記燃焼器尾筒の出口内周側と前記タービンの初段静翼との同心度を保つ内周側調心機構を備えていること、
    前記外周側調心機構及び前記内周側調心機構は、径方向に伸びる調心用スリットとこの調心用スリットに係合する調心用ピンとの係合部を前記燃焼器尾筒及び前記ケーシングの連結部に周方向複数箇所に設けてなること、及び
    前記燃焼器尾筒を前記タービン又は前記圧縮機のケーシングに対して周方向にスライド可能に接続する周方向位相公差吸収機構を備えていること
    を特徴とする再生式単缶ガスタービン。
  3. 請求項1又は2の再生式単缶ガスタービンにおいて、
    前記連結部は、前記燃焼器尾筒の内外周側の少なくとも一方に設けられた径方向に伸びるフランジと、このフランジが挿入された前記タービン又は前記圧縮機のケーシングの少なくとも一方に設けられた連結用スリットとを備え、
    前記連結用スリットは、前記フランジとの間に確保された径方向間隙が、想定される運転中の前記フランジの熱伸び量以上に設定されている
    ことを特徴とする再生式単缶ガスタービン。
  4. 請求項1−3のいずれかの再生式単缶ガスタービンにおいて、前記周方向位相公差吸収機構は、周方向に伸びる公差吸収用スリットとこの公差吸収用スリットに係合する公差吸収用ピンとの係合部からなることを特徴とする再生式単缶ガスタービン。
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