JP2002327466A - 建設機械の盗難防止方法およびシステム - Google Patents

建設機械の盗難防止方法およびシステム

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JP2002327466A
JP2002327466A JP2001134289A JP2001134289A JP2002327466A JP 2002327466 A JP2002327466 A JP 2002327466A JP 2001134289 A JP2001134289 A JP 2001134289A JP 2001134289 A JP2001134289 A JP 2001134289A JP 2002327466 A JP2002327466 A JP 2002327466A
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JP2001134289A
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Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Toichi Hirata
東一 平田
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
Kazuhiro Shibamori
一浩 柴森
Hideki Komatsu
英樹 小松
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め設定した稼動可能な領域内かどうかの判
断を建設機械側で行なうことにより、外部との通信回数
を減らすことができる建設機械の盗難防止方法およびシ
ステムの提供。 【解決手段】 ユーザ10が所有するパソコン10aで
設定された可動領域に関する情報が、インターネット網
9およびサーバ7を介し、油圧ショベル1に送信され、
この可動領域情報が制御装置2内に格納されるととも
に、GPS衛星からの信号に基づき検出された油圧ショ
ベル1の位置情報が制御装置2に読込まれ、可動領域情
報と位置情報とを比較することにより、油圧ショベル1
側のみで可動領域内にあるかどうかを判断することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の盗難防止方法およびシステムに係り、特に、
予め設定した稼動領域以外の領域では建設機械の稼動を
禁止することができる建設機械の盗難防止方法およびシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術は、例えば特開200
0−73411号公報に開示されている。この従来技術
は、建設機械が作業している位置情報を遠隔地に所在す
る建設機械の管理者に連絡し、この位置情報に基づいて
建設機械の運転を許可もしくは禁止するものである。す
なわち、建設機械の位置をGPSを用い測定し、この測
定した位置情報を通信衛星およびインターネット等を介
し遠隔地に所在する建設機械の管理者が有するパソコン
に送信するようになっている。建設機械の管理者側で
は、この位置情報に基づき建設機械の稼動を許可するか
禁止するかを判断し、禁止すると判断した場合には、イ
ンターネットおよび通信衛星を介し建設機械に対して運
転停止信号を送信する。建設機械は、この運転停止信号
を受信すると、例えばエンジンスタータモータへの通電
を遮断し、燃料カットを行なうことによりエンジンを停
止させるようになっている。なお、この従来技術では、
建設機械の稼動可能な作業領域を設定するに際し、建設
機械の管理者が有するパソコン上に建設機械の現場の地
図を表示させ、この地図上に作業領域を例えば図12に
示すように建設機械1の所在位置を中心に、半径Rの円
で表示させるようになっている。そして、建設機械側か
ら送信された位置情報を上記地図上に重ねて表示させる
ことにより、作業領域から逸脱したかどうか容易に確認
できるようになっている。
【0003】したがって、この従来技術によれば、予め
設定した可動領域から建設機械が逸脱したと判断された
場合、迅速に遠隔地にある建設機械の始動を不可能にし
たり、あるいは、作動を停止させることができ、建設機
械の盗難を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、建設機械の遠隔地に所在する管理者側に通信衛星
を介し建設機械の位置情報を送信し、管理者側で送られ
た位置情報に基づき稼動の可否を判断していることか
ら、次のような問題が生じる。
【0005】(1)建設機械がノイズの多い地域で稼動
している場合には、建設機械および管理者側からの送信
が正常に行われないことがある。
【0006】(2)通信手段として衛星通信を用いてい
ることから通信費用が高くなる。この場合、仮に通信費
用が比較的安い例えば携帯通信回線等の地上波を用いて
も、山岳地のように地上波が届かない地域で通信が不能
になるという別の問題が生じる。
【0007】また、稼動可能な領域を設定するに際し、
建設機械の現場周辺の地図を表示させ、この地図上に作
業領域を円で表示する、あるいは、キーボードから座標
入力する等、いくつかの具体的な手段が開示されている
ものの、例えばある期間内に距離的に遠く離れた複数の
地域で作業を行なう予定があるような場合には、領域を
非常に広げざるを得ないという問題がある。また、座標
や半径を管理者側で設定し入力しなければならない等、
管理者に対する操作性の面で改善すべき余地がある。
【0008】本発明は、上記した従来技術における問題
点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、予め設
定した稼動可能な領域内かどうかの判断を建設機械側で
行なうことにより、管理者側との通信回数を極力減らす
ことができる建設機械の盗難防止方法およびシステムを
提供することにある。
【0009】また、その第2の目的は、建設機械の稼動
可能な領域を容易に設定できるとともに、この設定した
可動領域を容易に建設機械側に転送できる建設機械の盗
難防止方法およびシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る建設機械の盗難防止方法
は、建設機械の外部に設けられる領域設定手段により前
記建設機械の稼動可能な領域を設定し、この設定した可
動領域を前記建設機械に設けた制御装置の記憶部に格納
し、前記制御装置が、前記建設機械に対し所定の操作が
行われたときに、前記記憶部に格納された可動領域を読
込むとともに、前記建設機械の位置を検出する位置検出
手段から建設機械の現在の位置情報を入力し、前記可動
領域と前記建設機械の位置情報とを比較することを特徴
とする。
【0011】このように構成した請求項1に係る発明で
は、例えば原動機の始動操作等の所定の操作が行われる
と、予め設定された可動領域と現在位置との比較を、建
設機械に設けた制御装置内で行なうために、その都度位
置情報を外部に送信する必要がない。したがって、外部
との通信回数を極力減らすことができ、これにより建設
機械が所在する現場周囲のノイズ等の環境の影響を最小
限に抑えることができる。また、通信回数を減らせるこ
とにより通信費用を極力少なく抑えることができる。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項7に係る建設機械の盗難防止システムは、建設
機械の稼動可能な領域についての情報を前記建設機械に
対し送信する基地局を備え、前記建設機械は、前記建設
機械の位置を検出する位置検出手段と、前記基地局から
送信された稼動可能な領域についての情報を受信する受
信手段と、この受信した可動領域情報を格納する記憶部
を備えた制御装置とを有し、前記制御装置が、前記建設
機械に対し所定の操作が行われたときに、前記記憶部に
格納された可動領域を読込むとともに、前記位置検出手
段から建設機械の現在の位置情報を入力し、前記可動領
域と前記建設機械の位置情報とを比較することを特徴と
する。
【0013】このように構成した本発明の請求項7に係
る建設機械の盗難防止システムでは、上記請求項1と同
様に、予め設定された可動領域と現在位置との比較を、
建設機械に設けた制御装置内で行なうために、その都度
位置情報を外部に送信する必要がない。したがって、建
設機械が所在する現場周囲のノイズ等の環境の影響をほ
とんど受けることがなく、また、通信回数が少なくなる
ことから通信費用を極力少なく抑えることができる。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項15に係る建設機械の盗難防止システムは、上
述した請求項7において、基地局と通信網を介し接続さ
れ、建設機械の稼動可能な領域を設定する領域設定手段
を更に備え、この設定手段からの送信情報を前記基地局
が受信して、その受信情報を前記建設機械に送信するよ
うにし、前記基地局には地図情報が格納され、前記領域
設定手段は前記地図情報を読込み、この読込んだ地図情
報に基づき前記稼動可能な領域を設定するようにし、さ
らに前記地図情報は複数の区域毎に分割され、前記領域
設定手段が前記分割された区域の中から選択し設定する
ことを特徴とする。
【0015】このように構成した請求項15に係る発明
では、基地局に格納されている分割された複数の区域の
中から稼動可能な領域を、予定される作業現場に応じて
選択することができる。さらに、この選択・設定された
可動領域は、基地局を経由して建設機械へと送信され、
制御装置の記憶部に格納される。これにより、稼動可能
な領域を容易に設定できるとともに、この設定した可動
領域を容易に建設機械側に転送できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による建設機械の盗
難防止方法およびシステムの実施の形態を図に基づき説
明する。本実施の形態は、建設機械として油圧ショベル
を対象に適用したものであり、図1は盗難防止システム
の全体構成図、図2は油圧ショベル1に設けられる制御
装置2の構成を示す図、図3は油圧ショベル1の所有者
であるユーザ10による可動領域設定の説明図、図4は
可動領域設定に際しユーザ10が所有する端末装置とし
てのパソコン10aにおける処理のフローチャート、図
5は可動領域設定に際し基地局6で行われる処理のフロ
ーチャート、図6は可動領域設定に際し油圧ショベル1
の制御装置2で行われる処理のフローチャート、図7は
油圧ショベル1のエンジンを始動させるためのキースイ
ッチを操作した際に、制御装置において実行される処理
のフローチャート、図8は油圧ショベル1に設けられる
制御装置2とエンジン始動回路との関係を示す図であ
る。
【0017】図1および図2に示すように、本実施の形
態が適用される建設機械としての油圧ショベル1は、3
台のGPS衛星4a,4b,4cからの信号を受信する
アンテナ3と、このアンテナ3によって受信した信号に
基づき現在の位置を算出するGPSコントロールユニッ
ト14と、基地局として例えば油圧ショベル1のメーカ
6が所有するサーバ7、あるいは、油圧ショベル1の所
有者であるユーザ10のパソコン10aと通信を行なう
ための通信用コントロールユニット16と、GPSコン
トロールユニット14から算出された位置情報を入力す
るとともに通信用コントロールユニット16と信号の授
受に基づき所定の処理を実行する車載コントローラ15
とを備えている。
【0018】さらに、図8に示すように、車載コントロ
ーラ15から出力される信号はエンジン19のスタータ
リレー17を切換える。スタータリレー17は、エンジ
ン19のスタータモータ20とエンジン19の始動用キ
ースイッチ18との間に介装され、リレー17がONの
場合にキースイッチ18の操作に伴ってスタータモータ
20が駆動される。なお、21はキースイッチ18に接
続されるバッテリである。なお、図1に示すように、油
圧ショベル1以外の油圧ショベル1a,1b,1cに関
しても、同様の構成となっている。
【0019】また、本実施の形態では、外部との通信手
段として地上波である携帯電話用の通信回線を用いてい
る。また、説明の便宜上、車載コントローラ15と通信
用コントロールユニット16とを合せ制御装置2と称す
る。油圧ショベル1と遠隔地に所在するメーカ6あるい
はユーザ10とは、携帯電話用の通信回線を管理するた
めの管理局5および公衆回線、例えばインターネット網
9を介し、互いに情報の送受が行われる。さらに、イン
ターネット9を介し、サーバ7とユーザ10のパソコン
10aとの交信も行われる。なお、8はサーバ7に接続
され、油圧ショベル1から送られる情報やユーザ10か
らの情報を蓄積したり、ユーザ10に対し提供すべき情
報を蓄積するためのデータベースである。また、16a
は携帯電話用の地上波信号を送受するためのアンテナで
ある。
【0020】以上のように構成された本実施の形態によ
る建設機械の盗難防止方法およびシステムでは、ユーザ
10がパソコン10aによって油圧ショベル1の稼動可
能な領域が設定されると、この設定された可動領域がサ
ーバ7,インターネット網9,管理局5を介し、油圧シ
ョベル1に送信され、アンテナ16aより受信され、通
信用コントロールユニット16を介し車載コントローラ
15内に設けられたメモリ15bに格納される。この一
連の処理について図3〜図6を用い説明する。
【0021】最初に、ユーザ10は、パソコン10aに
よりサーバ7にアクセスする。この場合、図4の手順S
1に示すようにユーザ10のID番号とパスワードを入
力することによりサーバ7に対しアクセス可能となる。
次の手順S2では、稼動可能な領域を設定する対象とな
る油圧ショベル1を特定するために、対象機のID番号
(N)を入力する。手順S3では、サーバ7に対し、対
象機の可動領域の書換えを要求する。サーバ7が、対象
機(ID=N)に対する可動領域の書換え要求を受ける
と、図5の手順S7に示すように、(ユーザ10の)パ
ソコン10aに対し地図情報を送信する。パソコン10
aがサーバ7から地図情報を受信すると、図4の手順S
4に示すようにこの地図情報を読込み、図3に示すよう
にパソコン10aのCRT画面上に読込んだ地図情報を
表示する。この図3に示した地図情報は、関東地方の一
部を拡大表示したもので、例えば、都道府県毎の区域に
分割されている。そして、手順S5において、分割され
た都道府県のいずれかを選択することにより、可動領域
が自動的に設定される。本実施の形態では、図3に示す
ように、例えば東京都を選択・設定すると実際の東京都
の範囲よりも広い四角のカーソル11で囲まれた領域が
設定される。すなわち、図3に示すように、緯度(a0
〜a1)および経度(b0〜b1)で囲まれる領域とな
る。そして、手順S6で可動領域を決定すると、サーバ
7では図5の手順S8に示すように、この設定された可
動領域を対象機のID番号と対応付けて、データベース
8内に格納する。次に、手順S9に示すように、サーバ
7は、この決定した可動領域に関する情報(a0,b
0),(a1,b1)を、対象機(ID=N:この場合
油圧ショベル1)に送信する。
【0022】対象機が、可動領域書換え要求を受信する
と、図6の手順S10に示すように、サーバ7から受信
した可動領域に関する情報(a0,b0),(a1,b
1)を読込み、次の手順S11により車載コントローラ
15のメモリ15bに格納する。
【0023】次に、可動領域(a0,b0),(a1,
b1)が設定された後の、盗難防止のための処理につい
て、図7,図8により説明する。
【0024】油圧ショベル1のエンジン19を始動する
に際し、油圧ショベル1に割当てられている識別番号、
例えば暗証番号が入力される。そして、エンジン19の
キースイッチ18が操作された時に、図7の手順S12
に示すように、この暗証番号が予め割当てられた暗証番
号と一致するかどうか判断され、一致すると判断された
場合には次の手順S13に移行する。手順S13では、
GPSコントロールユニット14から油圧ショベル1の
現在の位置情報を読込む。次の手順S14では、GPS
コントロールユニット14から読込んだ位置情報とメモ
リ15bに格納されている可動領域情報を読込み、位置
情報(a,b)が可動領域(a0,b0),(a1,b
1)の範囲内にあるかどうかを比較する。比較した結
果、油圧ショベル1が可動領域内に存在すると判断した
場合には、次の手順S15に移行し、エンジン始動許可
信号が車載コントローラ15よりスタータリレー17に
出力される。一方、手順12で暗証番号が一致しないと
判断された場合、あるいは、手順S15において油圧シ
ョベル1の現在位置が可動領域外と判断された場合に
は、手順S16に移行し、エンジン19の停止信号が車
載コントローラ15よりスタータリレー17に出力され
る。
【0025】車載コントローラ15から出力されたエン
ジン始動許可信号もしくはエンジン停止信号は、図8に
示すようにスタータリレー17を切換える。これによ
り、エンジン19の始動が制御される。
【0026】なお、上述したように、本実施の形態では
分割した区域、例えば都道府県に対しそれぞれ広めの領
域が設定されている。これは、例えば東京都と埼玉県の
県境近傍で作業が行われるような場合、あまりぎりぎり
の設定をしてしまうと、油圧ショベル1が走行によって
可動領域から出てしまうことが想定されるためである。
また、図9に示すように、例えば東京都と福島県の2箇
所を可動領域として設定することもできる。これは、あ
る期間内に東京都と福島県の2箇所で作業が予定されて
いる場合、移動の都度可動領域を設定し直すのに手間が
かかるために設けたものである。1箇所のみしか設定で
きない場合には、次の作業現場での設定をし忘れると、
油圧ショベル1が動作できない等の支障が生じる。これ
に対し、複数箇所を設定することによりこのような不都
合が解消される。
【0027】なお、上述した油圧ショベル1の通信用コ
ントロールユニット16を、携帯電話そのものを用いて
も良い。この場合、図11に示すように車載コントロー
ラ15とは入出力用インターフェース22を介して接続
しても良いし、赤外線信号により車載コントローラ15
と交信するようにしても良い。
【0028】また、図10に示すように、予め可動領域
を設定した携帯用のパソコン23等を油圧ショベル1の
稼動現場に持ち込み、インターフェース22を介し、直
接可動領域に関する情報をメモリ15bに書込んでも良
い。
【0029】さらに、上記実施の形態では、油圧ショベ
ル1の現在位置が可動領域から外れていた場合に、車載
コントローラ15が自動的にエンジン19の停止信号を
スタータリレー17に出力するようにしたが、可動領域
外にあることを一端ユーザ10側に送信し、ユーザ10
側でエンジン19の始動を禁止するかどうか判断し、そ
の結果を車載コントローラ15に送信するようにしても
良い。なお、この場合であっても、油圧ショベル1が可
動領域内かどうかの判断は、油圧ショベル1側で行なう
ことに相違はない。
【0030】以上説明したように、本発明に基づく第1
の実施の形態によれば、ユーザ10によって予め設定さ
れた可動領域(a0,b0),(a1,b1)と現在位
置(a,b)との比較、および、この比較結果に基づく
稼動の可否の判断等を、全て油圧ショベル1に設けた車
載コントロールユニット15で行なうために、一度メモ
リ15bに可動領域が設定されると、位置情報に関しエ
ンジン19の始動操作の都度サーバ7あるいはユーザ1
0へ送信する必要がない。したがって、油圧ショベル1
が所在する現場周囲のノイズ等の環境の影響をほとんど
受けることがなく、また、通信回数が少なくなることか
ら通信費用を極力少なく抑えることができる。また、可
動領域の設定だけ行なえば、盗難防止のための処理を油
圧ショベル1側で行なうことができるため、山岳地のよ
うな場所で作業するにあたっても、携帯電話用の地上波
を利用することができる。この点も含め、通信衛星を介
した通信よりも格段に通信費用を低減することができ
る。
【0031】また、ユーザ10は、サーバ7に格納され
ている複数の区域の中から可動領域を選択することによ
り、容易に設定することができる。さらに、この設定さ
れた可動領域が、サーバ7を経由して油圧ショベル1へ
と送信され、車載コントローラ15のメモリ15bに格
納されるため、可動領域を容易に設定できるとともに、
この設定した可動領域を容易に油圧ショベル1に転送す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動領域に関する情報が予め建設機械の制御装置内の記
憶部に格納されるようになっており、この可動領域と建
設機械の現在の位置情報との比較を、全て建設機械側で
行なうために、一度記憶部に可動領域が設定されると、
位置情報に関し基地局等の外部の施設との交信が不要に
なる。もしくは、外部への送信が例えば可動領域から外
れたときのみで済む。したがって、建設機械が所在する
現場周囲のノイズ等の環境の影響をほとんど受けること
がなくなる。また、山岳地のような場所で作業するにあ
たっても、携帯電話用の地上波を利用することができ
る。この点も含め、通信衛星を介した通信よりも格段に
通信費用を低減することができる。
【0033】さらに、基地局に格納されている複数の区
域の中から可動領域を選択することができるとともに、
この設定された可動領域が、基地局を経由して建設機械
へと送信されるため、可動領域を容易に設定できるとと
もに、この設定した可動領域を容易に建設機械に転送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による盗難防止システムの実施の形態の
全体構成図である。
【図2】本実施の形態における制御装置2の構成を示す
図である。
【図3】可動領域設定の説明図である。
【図4】可動領域設定に際し、ユーザが所有するパソコ
ンにおける処理を示すフローチャートである。
【図5】可動領域設定に際し基地局としてのサーバで行
われる処理のフローチャートである。
【図6】可動領域設定に際し制御装置で行われる処理の
フローチャートである。
【図7】エンジンを始動させるためのキースイッチを操
作した際に、制御装置において実行される処理のフロー
チャートである。
【図8】制御装置とエンジン始動回路との関係を示す図
である。
【図9】可動領域設定の説明図である。
【図10】携帯型のパソコンから可動領域を設定する際
の要部構成図である。
【図11】携帯型端末機を用い可動領域を設定する際の
要部構成図である。
【図12】従来技術による可動領域設定の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(建設機械) 2 制御装置 4 GPS衛星 7 サーバ(基地局) 9 インターネット網 10a パソコン(設定手段) 14 GPSコントロールユニット(位置検出手段) 15 車載コントロールユニット(制御装置) 16 通信用コントロールユニット(制御装置,通信手
段) 23 パソコン(設定手段) 24 携帯端末機(通信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311J 321 321E // B60R 25/10 625 B60R 25/10 625 (72)発明者 杉山 玄六 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 柴森 一浩 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 小松 英樹 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB06 AC06 BA07 BB09 CA02 DA04 DB08 2D015 GA03 GB02 5C087 AA03 AA24 AA25 BB21 BB32 BB74 DD03 DD14 DD41 EE08 FF01 FF02 FF17 FF19 GG11 GG19 GG46 GG60 5K048 AA15 BA21 DB01 DC01 DC07 EB10 FB03 HA01 HA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の外部に設けられる領域設定手
    段により前記建設機械の稼動可能な領域を設定し、 この設定した可動領域を前記建設機械に設けた制御装置
    の記憶部に格納し、前記制御装置が、 前記建設機械に対し所定の操作が行われたときに、前記
    記憶部に格納された可動領域を読込むとともに、前記建
    設機械の位置を検出する位置検出手段から建設機械の現
    在の位置情報を入力し、 前記可動領域と前記建設機械の位置情報とを比較するこ
    とを特徴とする建設機械の盗難防止方法。
  2. 【請求項2】 建設機械の稼動可能な領域に関する情報
    を基地局から送信し、 前記建設機械は前記基地局からの送信情報を受信して、
    この受信情報に基づいて当該建設機械の可動領域を制御
    装置の記憶部に格納し、 前記制御装置が、 前記建設機械に対し所定の操作が行われたときに、前記
    記憶部に格納された可動領域を読込むとともに、前記建
    設機械の位置を検出する位置検出手段から建設機械の現
    在の位置情報を入力し、 前記可動領域と前記建設機械の位置情報とを比較するこ
    とを特徴とする建設機械の盗難防止方法。
  3. 【請求項3】 前記建設機械が前記可動領域外にあると
    判断した場合に、前記制御装置は当該建設機械の稼動を
    禁止する信号を出力することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の建設機械の盗難防止方法。
  4. 【請求項4】 前記建設機械が前記可動領域外にあると
    判断した場合に、前記制御装置は前記判断結果を前記基
    地局側に送信することを特徴とする請求項2に記載の建
    設機械の盗難防止方法。
  5. 【請求項5】 前記基地局と通信網を介し接続され、前
    記建設機械の稼動可能な領域を設定する設定手段から建
    設機械の可動領域に関する情報を送信し、この送信情報
    を前記基地局が受信してその受信情報を前記建設機械に
    送信することを特徴とする請求項2に記載の建設機械の
    盗難防止方法。
  6. 【請求項6】 建設機械の外部に設けられ前記建設機械
    の稼動可能な領域を設定する領域設定手段を備え、 前記建設機械は、当該建設機械の位置を検出する位置検
    出手段と、前記領域設定手段によって設定された前記稼
    動可能な領域を格納する記憶部を備えた制御装置とを有
    し、 前記制御装置が、前記建設機械に対し所定の操作が行わ
    れたときに、前記記憶部に格納された可動領域を読込む
    とともに、前記位置検出手段から建設機械の現在の位置
    情報を入力し、前記可動領域と前記建設機械の位置情報
    とを比較することを特徴とする建設機械の盗難防止シス
    テム。
  7. 【請求項7】 建設機械の稼動可能な領域についての情
    報を前記建設機械に対し送信する基地局を備え、 前記建設機械は、前記建設機械の位置を検出する位置検
    出手段と、前記基地局から送信された稼動可能な領域に
    ついての情報を受信する受信手段と、この受信した可動
    領域情報を格納する記憶部を備えた制御装置とを有し、 前記制御装置が、前記建設機械に対し所定の操作が行わ
    れたときに、前記記憶部に格納された可動領域を読込む
    とともに、前記位置検出手段から建設機械の現在の位置
    情報を入力し、前記可動領域と前記建設機械の位置情報
    とを比較することを特徴とする建設機械の盗難防止シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記建設機械が前記可動領域外にあると
    判断した場合に、前記制御装置は当該建設機械の稼動を
    禁止する信号を出力することを特徴とする請求項6また
    は7に記載の建設機械の盗難防止システム。
  9. 【請求項9】 前記建設機械が前記可動領域外にあると
    判断した場合に、前記制御装置は前記判断結果を前記基
    地局側に送信することを特徴とする請求項7に記載の建
    設機械の盗難防止システム。
  10. 【請求項10】 前記基地局と通信網を介し接続され、
    前記建設機械の稼動可能な領域を設定する領域設定手段
    を更に備え、この設定手段からの送信情報を前記基地局
    が受信して、その受信情報を前記建設機械に送信するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の建設機械の盗難防止シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記制御装置には遠隔地との通信が可
    能な通信手段が接続され、この通信手段を介し前記稼動
    可能な領域についての情報を入力することを特徴とする
    請求項7に記載の建設機械の盗難防止システム。
  12. 【請求項12】 前記通信手段が携帯型通信端末である
    ことを特徴とする請求項11に記載の建設機械の盗難防
    止システム。
  13. 【請求項13】 前記携帯型通信端末が携帯電話である
    ことを特徴とする請求項12に記載の建設機械の盗難防
    止システム。
  14. 【請求項14】 前記基地局には地図情報が格納され、
    前記領域設定手段は前記地図情報を読込み、この読込ん
    だ地図情報に基づき前記稼動可能な領域を設定すること
    を特徴とする請求項10に記載の建設機械の盗難防止シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 前記地図情報は複数の区域毎に分割さ
    れ、前記領域設定手段が前記分割された区域の中から選
    択し設定することを特徴とする請求項14に記載の建設
    機械の盗難防止システム。
  16. 【請求項16】 前記稼動可能な領域として複数の領域
    を設定することができることを特徴とする請求項6また
    は7に記載の建設機械の盗難防止システム。
  17. 【請求項17】 前記所定の操作が、前記建設機械に設
    けられる原動機の始動操作であることを特徴とする請求
    項6または7に記載の建設機械の盗難防止システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012232682A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Komatsu Ltd 建設機械および建設機械管理システム
CN103186972A (zh) * 2011-12-27 2013-07-03 住友建机株式会社 盗窃检测装置及盗窃检测系统

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