JP2002326915A - 縮毛矯正剤 - Google Patents

縮毛矯正剤

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JP2002326915A
JP2002326915A JP2001136933A JP2001136933A JP2002326915A JP 2002326915 A JP2002326915 A JP 2002326915A JP 2001136933 A JP2001136933 A JP 2001136933A JP 2001136933 A JP2001136933 A JP 2001136933A JP 2002326915 A JP2002326915 A JP 2002326915A
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Kenichi Sugimoto
憲一 杉本
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストレートパーマの効果を損なわずに、処理後
の毛髪に滑らかさ、しなやかさ、ツヤを付与できるとい
う優れた感触を有し、かつ高いパーマ効果の持続と毛髪
ダメージを低減する縮毛矯正剤を提供する。 【解決手段】 第4級アンモニウム塩と、高級アルコー
ルと、下記一般式(I)で表される高分子シリコーンの
水性エマルジョンとを含有することを特徴とする縮毛矯
正剤。 【化1】 (上式中、R1はメチル基を表すか又はその一部がフェ
ニル基を表してもよく、R2はメチル基又は水酸基を表
し、nは、500〜3,000の整数を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縮毛矯正剤に関し、
更に詳しくは、毛髪に使用されるコールド二浴式、加温
二浴式のストレートパーマ、整髪用アイロンを用いたコ
ールド二浴式、加温二浴式のストレートパーマ等の縮毛
矯正に適した縮毛矯正剤に関する。
【0002】
【従来の技術】パーマネントウェーブ剤は、還元剤及び
アルカリ剤を主剤とする第1剤及び酸化剤を主剤とする
第2剤とからなり、パーマネントウェーブによる毛髪損
傷を防いだり、髪の滑らかさ、くし通り、しなやかさ、
しっとりさ等の感触、光沢等の外観を良くする目的で多
くの試みがなされている。特に、パーマ若しくはストレ
ートパーマ処理後に、毛髪がパサつく、毛髪の滑らかさ
がなくなるという観点から、滑らかさやしっとりさを付
与するようなヘアコンディショニング効果を持ったパー
マネントウエーブ用剤や縮毛矯正剤が望まれている。
【0003】従来、このような効果を持たせる目的で、
多くのパーマネントウエーブ用剤中に第4級アンモニウ
ム塩が配合されており、第4級アンモニウム塩が毛髪に
吸着することにより、パーマ及びストレートパーマ処理
後の毛髪に、滑らかさを付与していた。例えば、第4級
アンモニウム塩、高級アルコール及び油分を特定の比率
で配合した技術(特許公報第2782346号)等が多
数提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パーマネントウエーブ用剤若しくは縮毛矯正剤は、滑ら
かさを付与できても、べたつく、仕上がりが重い、ツヤ
がないといった感触面、ストレートパーマ効果の持続性
など改良すべき問題点があった。また、特に縮毛矯正剤
の第1剤で処理した後に、櫛を用いて毛髪をまっすぐに
伸ばす操作の際に、毛髪が膨潤し強度的に弱くなってい
ることから、切れ毛等が発生して毛髪が傷むことも多か
った。
【0005】斯かる状況下、本発明は、ストレートパー
マの効果を損なわずに、処理後の毛髪に滑らかさ、しな
やかさ、ツヤを付与できるという優れた感触を有し、か
つ高いパーマ効果の持続と毛髪ダメージを低減する縮毛
矯正剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述の事情
に鑑み鋭意研究した結果、第4級アンモニウム塩と、高
級アルコールと、特定の高分子シリコーンの水性エマル
ジョンからなる縮毛矯正剤が、ストレートパーマにおい
て、毛髪に滑らかさ、しなやかさ、ツヤを付与すること
ができ、さらにストレートパーマ効果への阻害もなく、
ストレートパーマ効果の持続性を高め、さらにパーマ処
理による切れ毛等の毛髪ダメージを防止できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、第4級アンモニウム
塩と、高級アルコールと、下記一般式(I)で表される
高分子シリコーンの水性エマルジョンとを含有すること
を特徴とする縮毛矯正剤を提供するものである。
【0008】
【化2】
【0009】(上式中、R1はメチル基を表すか又はそ
の一部がフェニル基を表してもよく、R2はメチル基又
は水酸基を表し、nは、500〜3,000の整数を表
す)
【0010】また、本発明は、粘度が20℃において、
1,000〜50,000mPa・sの範囲に調整さ
れ、乳液状又はクリーム状であることを特徴とする前記
縮毛矯正剤を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明に用いる第4級アンモニウム塩は、
下記一般式(II)
【0013】
【化3】
【0014】(上式中、R3〜R6のうちいずれか1個又
は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、
ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表
し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロ
キシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原
子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す)で示さ
れ、上記式(II)のR3〜R6のうちいずれか1個又は
2個 の炭素数8〜24のアルキル基は、例えばセチル
基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステ
アリル基等であり、炭素数16〜22のアルキル基が好
ましく、特に好ましいものとしてはステアリル基及びベ
ヘニル基が挙げられる。残りの炭素数1〜3のアルキル
基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好
ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げ
られる。Xは、ハロゲン原子又はアルキル硫酸塩で、好
ましくは塩素原子、臭素原子、メチル硫酸及びエチル硫
酸である。
【0015】前記一般式(II)で示される第4級アン
モニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルア
ンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジ
メチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメ
チルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウ
ム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化アルキル
トリメチルアンモニウム及びセチルトリエチルアンモニ
ウムメチルサルフェート等を挙げることができる。その
中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリル
ジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジ
ルアンモニウム並びにこれらの混合物が好ましい。
【0016】これらの第4級アンモニウム塩は、それぞ
れ単独で用いることができるし、また2種以上混合して
用いることができる。また、これらの第4級アンモニウ
ム塩の縮毛矯正剤中の含有量としては、好ましくは0.
2〜5.0質量%(以下、単に%と記する)、更に好ま
しくは、1.0〜3.0%の範囲である。第4級アンモ
ニウム塩の縮毛矯正剤中での含有量が0.2%未満の場
合は、滑らかさや毛髪ダメージの防止効果を充分に発揮
することができない場合があり、また、第4級アンモニ
ウム塩の含有量が5%を超えると、毛髪の滑らかさ、し
なやかさ、しっとりさはほぼ上限に達し、経済的ではな
く、また、感触上不都合が生じたり、組成物の安定性を
保つことが難しくなる場合があり、好ましくない。
【0017】本発明に用いる高級アルコールは、炭素数
14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
である。好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖
高級アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリル
アルコール、ベヘニルアルコール、及び他の脂肪族アル
コールである。
【0018】上記高級アルコールは、一種又は二種以上
が適宜選択され配合され、その配合量は、縮毛矯正剤全
量に対して、1.0〜20.0%が好ましく、さらに好
ましくは、2.0〜10.0%である。1.0%未満の
場合は、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさが低
減したりする場合があり、また、20.0%を越える
と、毛髪の滑らかさ、しなやかさ、しっとりさがほぼ上
限に達し、経済的ではなく、さらに組成物の粘度が高く
なりすぎて毛髪への浸透が阻害される場合があり、好ま
しくない。
【0019】本発明に用いる高分子シリコーンの水性エ
マルジョンとは、下記一般式(I)で表されるシリコー
ン重合体を水中に乳化させた水中油型エマルジョンであ
る。
【0020】
【化4】
【0021】(上式中、R1はメチル基を表すか又はそ
の一部がフェニル基を表してもよく、R2はメチル基又
は水酸基を表し、nは、500〜3,000の整数を表
す)
【0022】上記高分子シリコーンはnが大きくなるに
従って、流動性が低下して粘性が高くなり、水性エマル
ジョンとする際には、低粘度の液状ジメチルポリシロキ
サン(粘度として200mPa・s以下のジメチルポリ
シロキサン)、デカメチルペンタシロキサン、軽質イソ
パラフィンや軽質流動イソパラフィン等との混合物とし
て提供されてエマルジョンに供される。
【0023】上記高分子シリコーンを水中に乳化させる
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、陽イオン性
界面活性剤や非イオン界面活性剤があげられるが、乳化
安定性上、陽イオン性界面活性剤及び非イオン界面活性
剤が好ましく、非イオン界面活性剤が特に好ましい。ま
た、水性エマルジョンにおいて、界面活性剤の配合量
は、高分子シリコーンが縮毛矯正剤中において他成分と
混合された後、乳化状態に保たれる限り、特に重要では
ない。一般に、高分子シリコーンを含むシリコーン油の
約2〜50%、好ましくは、約5〜30%である。
【0024】また、高分子シリコーンの水性エマルジョ
ンの粒子サイズは、0.1〜100μmであることが好
ましく、更に好ましくは、1.0〜50μmである。
0.1μm未満の場合は、毛髪の滑らかさ、しなやかさ
が低減して本発明の効果を発揮しない場合があり、ま
た、100μmを越えると、本組成物へ配合した場合、
安定性が悪く、エマルジョンの崩壊が発生して、高分子
シリコーンにより縮毛矯正効果を阻害して好ましくない
場合がある。
【0025】本発明に用いる高分子シリコーンの水性エ
マルジョンを具体的に例示すると、BY22−019、
BY22−020、BY22−034、BY22−05
5及びBY22−060等のBY22シリーズ(東レ・
ダウコーニング・シリコーン社製)、FZ−4144、
FZ−4150、FZ−4158、FZ−4170、F
Z−4185及びFZ−4188等のシリコンFZ−4
00シリーズ(日本ユニカー社製)、XS65−B58
91、XS65−B7116等のXS65シリーズ(G
E東芝シリコーン社製)等が挙げられる。
【0026】高分子シリコーンの水性エマルジョンの配
合量は、高分子シリコーンの含有量が縮毛矯正剤全量
中、好ましくは0.1〜5.0%、さらに好ましくは
0.2〜3.0%となるように配合される。高分子シリ
コーンの含有量が、0.1%未満の場合は毛髪の滑らか
さが低減する場合があり、また、5.0%を越えると、
感触上不都合が生じたり、組成物の安定性を保つことが
難しい場合があり、好ましくない。
【0027】本発明の縮毛矯正剤は、縮毛矯正効果及び
使用性で毛髪に対する塗布のしやすさの観点から、粘度
を20℃において、1,000〜50,000mPa・
sの範囲に調整した乳液状又はクリーム状にすることが
好ましい。また、より好ましくは、3,000〜30,
000mPa・sの範囲に調整した乳液状又はクリーム
状である。粘度が1,000mPa・s未満の場合に
は、毛髪への浸透が高く還元性が高いものの毛髪同士の
接着力が弱まることから、毛髪が傷む割には縮毛矯正効
果が劣る場合があり、また、50,000mPa・sを
超えると、毛髪へ塗布した際に縮毛矯正剤のノビが悪く
なり、充分に毛髪に薬剤を浸透させることができずに縮
毛矯正効果が非常に劣る場合があり好ましくない。
【0028】また、本発明の縮毛矯正剤は特にストレー
トパーマに使用されることが好ましく、通常、還元剤を
配合した縮毛矯正第1剤として使用される。還元剤の例
としては、チオグリコール酸、チオ乳酸、チオプロピオ
ン酸及びこれらの塩類、システイン、システイン塩酸
塩、N−アセチルシステイン、亜硫酸塩及び亜硫酸水素
塩等が還元剤として配合され、これら還元剤の中でも、
チオグリコール酸、システイン、システイン塩酸塩が好
ましい。還元剤の配合量は、通常、縮毛矯正剤全量に対
して、0.1〜20.0%が好ましく、さらに好ましく
は、2.0〜12.0%である。
【0029】また、本発明の縮毛矯正剤は、上記成分の
他に、通常、毛髪化粧料に使用される任意の配合成分
を、本発明の目的とする効果に影響を与えない範囲で適
宜配合することが可能である。任意配合成分を例示する
と、例えば、保湿剤(例えば、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン等)、水溶性高分
子化合物(例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース等)、カチオン性高分子化合物(例えば、
カチオン性セルロース、メタクリロキシエチルトリメチ
ルアンモニウム塩とポリビニルピロリドンの共重合体
等)、水溶性シリコーン、非イオン性界面活性剤(例え
ば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル等)、両性界面活性剤(例えば、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、トリアルキルアミノ
酢酸ベタイン等)、浸透剤(例えば、尿素、アルキル尿
素、ベンジルアルコール、モノエチレンキサイドベンジ
ルエーテル等)、動植物の天然エキス、アミノ酸、有機
酸(例えば、クエン酸、乳酸等)、無機塩(例えば、塩
化ナトリウム、塩化カリウム等)、香料、防腐剤(例え
ば、パラベン等)、金属イオン封鎖剤(例えば、エチレ
ンヂアミン四酢酸二ナトリウム)、紫外線吸収剤(例え
ば、オキシベンゾン等)、色素等である。
【0030】本発明の縮毛矯正剤は、コールド二浴式、
加温二浴式、用時調製発熱二浴式、コールド又は加温二
浴式縮毛矯正剤、整髪用アイロンを使用したコールド又
は加温二浴式縮毛矯正剤の使用等、いずれの施術法にお
いても有用である。
【0031】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。実施例に先立って各実施例で採用した試験法及
び評価法を説明する。尚、以下において用いた香料は下
記の通りのものである。
【0032】
【表1】
【0033】(試験法、評価法)化学的処理を行ったこ
とのない日本人女性の健全な毛髪からなる毛束(長さ2
0cm、重さ10g)を40〜50℃の0.5%ラウリ
ル硫酸ナトリウム溶液を用いてシャンプー処理を行っ
た。次いで、常法に従って、本発明品の縮毛矯正剤を用
いて、縮毛矯正処理を行った。即ち、毛束と同質量の第
1剤を塗布してなじませ、くし通ししながら伸ばした
後、10分間室温にて放置する。次いで流水ですすぎ、
タオルドライを行った。次いで、毛束と同質量の下記に
示す処方の第2剤を塗布し、くし通ししながらなじませ
た後、20分間室温で放置し、流水で濯ぎ、乾燥した。
専門の美容技術者5名により、仕上がり後の毛束の感触
について、滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、ストレート効
果、毛髪の傷みのなさの項目について下記評価点にて点
数化し、各人の評価結果の平均値を求めた。次に、処理
した毛髪について、毛束と同質量のシャンプーを塗布し
て揉み洗いしながら5分間洗浄を行い、タオルドライし
た後、1昼夜室温にて乾燥させる。このシャンプーと乾
燥の繰り返し処理を10回行った後に、専門の美容技術
者5名により、ストレートパーマの持続性ついて、同様
に下記評価点にて点数化し、各人の評価結果の平均値を
求めた。
【0034】<評価点> 5点:非常に良い 4点:良い 3点:普通 2点:悪い 1点:非常に悪い
【0035】<評価基準> ◎:評価結果の平均値が4以上 ○:評価結果の平均値が3以上4未満 △:評価結果の平均値が2以上3未満 ×:評価結果の平均値が2未満
【0036】(縮毛矯正剤第2剤)常法により、以下の
組成の縮毛矯正剤第2剤を調整した。 臭素酸ナトリウム 9.0 プロピレングリコール 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 ポリオキシエチレン(5.5)セチルエーテル 3.0 セタノール 5.0 精製水 バランス 合計 100%
【0037】実施例1〜5、比較例1〜3 常法により表2に示す組成の縮毛矯正剤第1剤を調製
し、仕上がり後の毛束の感触について、滑らかさ、しな
やかさ、ツヤ、ストレート効果、毛髪の傷みのなさ、及
びストレートパーマ保持力を評価した。結果を併せて表
2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】その結果、実施例1〜5の縮毛矯正剤は、
滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、ストレート効果、毛髪の
傷みのなさ、及びストレートパーマ保持力のいずれの項
目においても優れており良好であった。
【0040】実施例6〜9、比較例4〜9 常法により表3に示す組成の縮毛矯正剤第1剤を調製
し、仕上がり後の毛束の感触について、滑らかさ、しな
やかさ、ツヤ、ストレート効果、毛髪の傷みのなさ、及
びストレートパーマ保持力を評価した。結果を併せて表
3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】その結果、実施例6〜9の縮毛矯正剤は、
滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、ストレート効果、毛髪の
傷みのなさ、及びストレートパーマ保持力のいずれの項
目においても優れており良好であった。
【0043】実施例10 下記に示す組成の縮毛矯正剤を調製し、仕上がり後の毛
束の感触について、滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、スト
レート効果、毛髪の傷みのなさ、及びストレートパーマ
保持力を評価した。 (%) 1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.5 2)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5 3)ベヘニルアルコール 8.0 4)高分子シリコーン水性エマルジョン(*1) (シリコンBY22−029、東レ・ダウコーニング・ シリコーン社製) 2.0 5)POE(7E.O.)セチルエーテル 2.0 6)POE(25E.O.)ステアリルエーテル 2.0 7)白色ワセリン 2.0 8)パラフィン 1.0 9)チオグリコール酸モノエタノールアミン 6.0 10)モノエタノールアミン 1.5 11)エデト酸二ナトリウム 0.1 12)加水分解コムギタンパク 1.0 13)アロエエキス 0.1 14)香料 0.3 15)精製水 残 余 (*1)高分子シリコーン(R1=メチル基、R;2=メチル基、n=2100)を 50%含み、非イオン界面活性剤で乳化した高分子シリコーン乳化物。
【0044】(製法)成分1〜3、14及び5〜8を8
0℃にて加温し、成分15を80℃に加温したものと混
合して、乳化し、30℃まで冷却した後に、成分4、9
〜13を加えてホモミキサーにて均一に混合し、粘度1
5000mPa・sのクリーム状の縮毛矯正剤を得た。
【0045】実施例11 下記に示す組成の縮毛矯正剤を調製し、仕上がり後の毛
束の感触について、滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、スト
レート効果、毛髪の傷みのなさ、及びストレートパーマ
保持力を評価した。 (%) 1)臭化セチルトリメチルアンモニウム 2.0 2)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 0.5 3)セタノール 3.0 4)オレイルアルコール 0.5 5)オクチルドデカノール 0.5 6)高分子シリコーン水性エマルジョン(*2) (シリコンXS65−7116、GE東芝シリコーン社製)2.0 7)POE(20E.O.)セチルエーテル 0.5 8)POE(40E.O.)ステアリルエーテル 0.5 9)流動パラフィン 0.5 10)パラフィン 3.0 11)ミリスチン酸イソプロピル 1.0 12)硬化油 2.0 13)ジプロピレングリコール 2.0 14)チオグリコール酸モノエタノールアミン 5.0 15)モノエタノールアミン 2.5 16)炭酸水素アンモニウム 2.0 17)ジチオグリコール酸アンモニウム 1.0 18)エデト酸二ナトリウム 0.1 19)加水分解シルク液 1.0 20)加水分解コラーゲン液 1.0 21)法定色素 微 量 22)香料 0.5 23)精製水 残 余 (*2)高分子シリコーン(R1=メチル基、R2=メチル基、n=2400)を3 0%含み、非イオン界面活性剤で乳化した高分子シリコーン乳化物。
【0046】(製法)成分1〜5、7〜13及び22を
80℃にて加温し、成分22〜23を80℃に加温した
ものと混合して、乳化し、30℃まで冷却した後に、成
分6、14〜20を加えてホモミキサーにて均一に混合
し、粘度8000mPa・sの乳液状の縮毛矯正剤を得
た。
【0047】実施例10〜11で得られた縮毛矯正剤
は、いずれも滑らかさ、しなやかさ、ツヤ、ストレート
効果、毛髪の傷みのなさ及びストレートパーマ保持力が
高く、優れた効果を有していた。
【0048】
【発明の効果】本発明の縮毛矯正剤は、ストレートパー
マにおいて、毛髪に滑らかさ、しなやかさ、ツヤを付与
することができ、さらにストレートパーマ効果への阻害
もなく、ストレートパーマ効果の持続性を高め、さらに
パーマ処理による切れ毛等の毛髪ダメージを防止できる
顕著な効果を発揮するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第4級アンモニウム塩と、高級アルコー
    ルと、下記一般式(I)で表される高分子シリコーンの
    水性エマルジョンとを含有することを特徴とする縮毛矯
    正剤。 【化1】 (上式中、R1はメチル基を表すか又はその一部がフェ
    ニル基を表してもよく、R2はメチル基又は水酸基を表
    し、nは、500〜3,000の整数を表す)
  2. 【請求項2】 前記縮毛矯正剤の粘度が20℃におい
    て、1,000〜50,000mPa・sの範囲に調整
    され、乳液状又はクリーム状であることを特徴とする請
    求項1記載の縮毛矯正剤。
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