JP2002326092A - 植物育成用水の水質改良装置 - Google Patents

植物育成用水の水質改良装置

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JP2002326092A
JP2002326092A JP2001168838A JP2001168838A JP2002326092A JP 2002326092 A JP2002326092 A JP 2002326092A JP 2001168838 A JP2001168838 A JP 2001168838A JP 2001168838 A JP2001168838 A JP 2001168838A JP 2002326092 A JP2002326092 A JP 2002326092A
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JP
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water
water quality
flange
cylindrical container
watering
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JP2001168838A
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Shiro Akiyama
司郎 秋山
Eiichi Suzuki
榮一 鈴木
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RADO KIKAKU KK
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RADO KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はフラワーガーデン、フラワーポット
等で植栽される花卉、ビニールハウス等で栽培される花
卉、イチゴ、メロン等の農作物等の散水や給水等に使用
される水として使用される上水道水に含まれる遊離した
塩素分を除去し、花卉や農作物等の生育が阻害されるお
それがなく、とくに食用に供される農作物に遊離塩素分
が残留しない水質改良装置を提供する。 【解決手段】 散水ホースの中間または散水ホースと散
水ノズルとの間に装着される水質改良装置であって、透
明合成樹脂製筒状容器の両端が通水孔を有するフランジ
にて封をされ、該筒状容器内に水質改良材が充填され、
フランジには散水ホースまたは散水ノズルが装着される
継ぎ手が固定されてなる水質改良装置を散水ホースの中
間または散水ホースと散水ノズルとの間に装着すること
により解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラワーガーデン、
フラワーポット等で植栽される花卉、ビニールハウス等
で栽培される花卉、イチゴ、メロン等の農作物等の散水
や給水に使用される植物育成用水の水質改良装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記花卉や農作物等の散水、給水
等に使用される水は通常上水道水がそのまま使用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記上水
道水には、殺菌のため塩素分が含まれており、このよう
な水を絶えず散水や給水に使用すると、遊離した塩素分
により花卉や農作物等の生育が阻害されるおそれがあ
る。とくに食用に供される農作物の場合、わずかでも遊
離塩素分が作物に残留するのは好ましくない。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
散水ホースの中間または散水ホースと散水ノズルとの間
に水質改良装置を装着することにより、上記問題点を解
消せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明植物育成用水の水質改良装置は、散水ホースの中
間または散水ホースと散水ノズルとの間に装着される水
質改良装置であって、透明合成樹脂製筒状容器の両端が
通水孔を有するフランジにて封をされ、該筒状容器内に
水質改良材が充填され、フランジには散水ホースまたは
散水ノズルが装着される継ぎ手が固定されてなるもので
ある。
【0006】本発明によれば、筒状容器の両端が通水孔
を有するフランジにて封をされ、該筒状容器内に水質改
良材が充填され、フランジには散水ホースまたは散水ノ
ズルが装着される継ぎ手が固定された水質改良装置を散
水ホースの中間または散水ホースと散水ノズルとの間に
装着することにより遊離塩素のない安全な水を植物に供
給することができる。
【0007】また本発明によれば、筒状容器1が透明合
成樹脂で作製されて内部が透けて見え、後述の水質改良
材3の交換時期の判断が目視できるとともに、該水質改
良材3に光触媒を適用することができ、水の活性化を促
進することができる。
【0008】また本発明植物育成用水の水質改良装置
は、フランジの内側と水質改良材との間に通水機能を有
する仕切が介在されてなるものである。本発明によれ
ば、通水時に水質改良材がフランジの通水孔に詰まるこ
とがなく、円滑に連続して水中の遊離塩素分を除去する
ことができる。
【0009】さらに本発明植物育成用水の水質改良装置
は、筒状容器と少なくとも一方のフランジが着脱自在と
なされてなるものである。本発明によれば、古くなって
機能の低下した水質改良材の交換を容易におこなうこと
ができる。
【0010】さらにまた本発明植物育成用水の水質改良
装置は、水質改良材がトルマリンからなる。この発明に
よれば、植物の生育に悪影響を及ぼすおそれのある水中
の遊離塩素等の除去が容易に行われ、かつ水の活性化が
図られ、植物の生育に好影響を及ぼす。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明植物育成用水の水質改
良装置の一実施形態を図1から図3を参照して説明す
る。図1においてAは本発明水質改良装置、Bは散水ホ
ース、Cは散水ノズルである。
【0012】水質改良装置Aは、筒状容器1と、該筒状
容器1の両端の封をする通水孔24を有するフランジ2
と、該筒状容器1内に充填される水質改良材3と、フラ
ンジ2に固定される継ぎ手4とからなる。
【0013】筒状容器1は、ポリ塩化ビニル、ポリカー
ボネート等の透明合成樹脂からなり、直径20〜40m
m、長さ150〜250mm程度の寸法となされてい
る。また該筒状容器1が両端部を除いて中央部がわずか
に細くなされていると散水時に該筒状容器1を把持する
のに好適であり、かつ表面に細かい凹凸やシボ模様を施
すと滑り止めとなり一層把持しやすくなる。
【0014】フランジ2は、ポリ塩化ビニル、ABS樹
脂等の合成樹脂、アルミ合金、真鍮等からなり、筒状容
器1の内径に等しい外径の筒部21と筒状容器1の外径
に等しい鍔部22とからなり、筒部21の内壁には後述
の継ぎ手4が螺合される雌ねじ23が刻設された通水孔
24となされている。そして該筒部21が筒状容器1の
端部に嵌挿される。また該フランジ2は筒状容器1に接
着等により一体化されていてもよいが、筒状容器1の端
部内壁に雌ねじを、フランジ2の筒部21外壁に雄ねじ
を設け、螺合により着脱可能に一体化されてもよい。
【0015】また上記筒部21の端部に通水機能を有す
る仕切5があてがわれていてもよい。該仕切5としては
金属、合成樹脂等の薄板に多数の透孔が穿設されたもの
や、金属、合成樹脂等の線材でできた網で作製されてい
てもよい。
【0016】水質改良材3はトルマリン、酸化チタン系
光触媒等、上水道の殺菌に使用される塩素のうち、とく
に遊離している塩素分を吸着する性質を有するものであ
ればよいが、とくにトルマリン鉱石を粉砕し、直径5〜
10mm程度の球形に焼結したトルマリン焼結体が遊離
塩素分の吸着効果が優れるとともに水の活性化作用もあ
り、好ましい。
【0017】また該水質改良材3は直接筒状容器内に充
填されてもよいが、該水質改良材を網状の袋に詰めてお
けば、水質改良材の組立時や交換の際、筒状容器への充
填や取り出しを網状の袋ごとおこなうことにより、手軽
で円滑におこなえる。
【0018】継ぎ手4はフランジ2の筒部21に挿入さ
れる筒部41と六角ナット状の鍔部42と該鍔部42の
外側に設けられた装着部43とからなり、筒部41の外
壁にはフランジ2の筒部21の雌ねじ23に螺合される
雄ねじ44が刻設され、該雄ねじ44を介して継ぎ手4
がフランジ2に固定される。また装着部43には散水ホ
ースBがしっかりと差し込まれる抜け止め45が設けら
れてもよい。
【0019】散水ホースBは一端が上水道の蛇口や散水
栓に接続され、他端が水質改良装置Aの一方の継ぎ手4
に接続されるものであって、該散水ホースBの中間にホ
ース巻き取り器が設けられていてもよい。
【0020】散水ノズルCは水質改良装置Aの他方の継
ぎ手4に直接または散水ホースを介して接続される。該
散水ノズルCとしては、シャワーヘッドタイプ、放水タ
イプ、両タイプの切り替え式等どのようなものであって
もよい。
【0021】
【実施例】筒状容器1として透明硬質ポリ塩化ビニル製
で長さ200mm、外径32mm、厚さ3mmのものを
使用した。そして該筒状容器1の両端20mmの長さ部
分が外径34mm、内径28mmに拡張されていた。
【0022】フランジ2はABS樹脂製で、筒部21の
長さ19mm、外径28mm、内径19mm、鍔部22
の外径34mm、厚さ4mmのものを使用した。また該
フランジ2の内壁にピッチ2mmの雌ねじ23が刻設さ
れるとともに、中心部に通水孔24が設けられていた。
【0023】またフランジ2の筒部21を筒状容器1の
端部に嵌挿する際に該筒部21の先端に直径25mm、
厚さ0.3mmのアルミ板に直径2.5mmの透孔が多
数穿設された仕切5があてがわれた。
【0024】水質改良材3としては直径7〜8mmのト
ルマリン焼結体が、フランジ2で栓をされた筒状容器1
内にきっちりと充填された。
【0025】継ぎ手4はABS樹脂製で、筒部41の長
さ19mm、外径20mmで、外壁にピッチ2mmの雄
ねじ44が刻設されていた。また筒部41の外方に直径
26mmの六角ナット状の鍔部42を介して長さ38m
m、外径15mmの装着部43が設けられ、該装着部4
3の先端外壁に外径17mmの円錐状抜け止め45が4
段形成されていた。この継ぎ手4の筒部41の雄ねじ4
4をフランジ2内壁の雌ねじ23に螺合して継ぎ手4を
フランジ2に固定した。
【0026】このようにして作製された水質改良装置A
の一端に散水ホースBを接続し、他端に散水ホースBを
介して散水ノズルCに接続した。そして該水質改良装置
Aに上水道水を通し、作物に給水したところ、遊離塩素
が除去された水を供給することができた。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明植物育成用
水の水質改良装置は、散水ホースの中間または散水ホー
スと散水ノズルとの間に装着される水質改良装置であっ
て、筒状容器の両端が通水孔を有するフランジにて封を
され、該筒状容器内に水質改良材が充填され、フランジ
には散水ホースまたは散水ノズルが装着される継ぎ手が
固定されてなるので、筒状容器の両端が通水孔を有する
フランジにて封をされ、該筒状容器内に水質改良材が充
填され、フランジには散水ホースまたは散水ノズルが装
着される継ぎ手が固定された水質改良装置を散水ホース
の中間または散水ホースと散水ノズルとの間に装着する
ことにより遊離塩素のない安全な水を植物に供給するこ
とができる。
【0028】また筒状容器が透明合成樹脂で作製されて
いるので、内部の水質改良材や使用時の水流が透けて見
え、水質改良材が機能していることが肉眼で容易に確認
することができ、かつ水質改良材3の交換時期の判断が
目視できるとともに、該水質改良材3に光触媒を適用す
ることができ、水の活性化を一層促進することができ
る。
【0029】また本発明植物育成用水の水質改良装置に
おいて、フランジの内側と水質改良材との間に通水機能
を有する仕切が介在されてなる場合は、通水時に水質改
良材がフランジの通水孔に詰まることがなく、円滑に連
続して水中の遊離塩素分を除去することができる。
【0030】さらに本発明植物育成用水の水質改良装置
において、筒状容器と少なくとも一方のフランジが着脱
自在となされてなる場合は、古くなって機能の低下した
水質改良材の交換を容易におこなうことができる。
【0031】さらにまた本発明植物育成用水の水質改良
装置において、水質改良材がトルマリンからなる場合
は、植物の生育に悪影響を及ぼすおそれのある水中の遊
離塩素等の除去が容易に行われ、かつ水の活性化が図ら
れ、植物の生育に好影響を及ぼすとともに、トルマリン
による界面活性効果により水の表面張力が小さくなり、
ビニールハウスの洗浄、ガーデン周りの清掃、農機具、
自動車等の洗浄等に用いると、汚れが落ちやすいととも
に、洗浄や清掃後は防汚効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明植物育成用水の水質改良装置の仕様態
様を示す説明図である。
【図2】 本発明植物育成用水の水質改良装置の一例を
示す正面図である。
【図3】 本発明植物育成用水の水質改良装置の他の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
A 水質改良装置 B 散水ホース C 散水ノズル 1 筒状容器 2 フランジ 21 筒部 22 鍔部 23 雌ねじ 24 通水孔 3 水質改良材 4 継ぎ手 41 筒部 42 鍔部 43 装着部 44 雄ねじ 45 抜け止め 5 仕切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 7/00 604 A01G 7/00 604Z 25/00 601 25/00 601Z 25/02 602 25/02 602B C02F 1/28 C02F 1/28 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散水ホースの中間または散水ホースと散
    水ノズルとの間に装着される水質改良装置であって、透
    明合成樹脂製筒状容器の両端が通水孔を有するフランジ
    にて封をされ、該筒状容器内に水質改良材が充填され、
    フランジには散水ホースまたは散水ノズルが装着される
    継ぎ手が固定されてなる植物育成用水の水質改良装置。
  2. 【請求項2】 フランジの内側と水質改良材との間に通
    水機能を有する仕切が介在されてなる請求項1記載の植
    物育成用水の水質改良装置。
  3. 【請求項3】 筒状容器と少なくとも一方のフランジが
    着脱自在となされてなる請求項1または2記載の植物育
    成用水の水質改良装置。
  4. 【請求項4】 水質改良材がトルマリンからなる請求項
    1、2、または3記載の植物育成用水の水質改良装置。
JP2001168838A 2001-04-27 2001-04-27 植物育成用水の水質改良装置 Pending JP2002326092A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025602A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Hisao Miyamoto 潅水活性器
JP2007295884A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Yasuhiro Ishii 植物用散水器

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